JP2004187272A - メディアプレーヤーの適応型メニューシステム - Google Patents

Abstract

【課題】 メディアファイルの適応型メニュー構造を作成し、表示すること。
【解決手段】 本発明は、ユーザがメディアプレーヤーを使ってメディアファイルを操作できるようにメニュー構造を作成するオーサリングソフトウェアを含む。本発明はまた、メディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じて、メディアプレーヤーに関連したディスプレイ上にメニュー情報を表示するように作成したメニュー構造を適合させるフィルタリングソフトウェアも含む。一実施形態において、本発明は、機能の豊富なパーソナルコンピュータのメディアプレーヤーならびに低コストのメディアプレーヤー上での再生のために設計されたコンパイル済みのバイナリ形式でメタデータ、メニュー、および再生リストが入っている一組の小さなファイルを有する圧縮メディア形式の一部として動作可能である。
【選択図】 図１

Description

本発明は、デジタルメディアコンテンツの分野に関する。詳細には、本発明はメディアプレーヤーと共に使用するために適応型のメニューシステムを作成し、読み出すことに関する。

技術分野における近年の進展により、コンピュータのユーザは、現在、パーソナルコンピュータまたはラップトップコンピュータ上に様々なメディアおよびマルチメディアコンテンツを再生するなど、より一層のユーザ体験を提供する多くの機能を楽しむことができる。例えば、今日の大部分のコンピュータは、コンパクトディスク（ＣＤ）を再生することができるので、ユーザはコンピュータで作業をしながら、好みの音楽アーティストを聴くことができる。多くのコンピュータはまた、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）ドライブを装備し、ユーザが映画を観ることができるようにしている。

ポータブルＣＤプレーヤーや、ＤＶＤプレーヤーおよびカーレシーバ（Ｃａｒ Ｒｅｃｅｉｖｅｒ）などの民生用電子機器は、メディア再生に関して非常に様々な機能およびユーザインターフェイス機能を有している。これらの装置には、画像（イメージ）およびビデオデータを表示できるものもあれば、オーディオデータしか再生できないものもある。ＤＶＤプレーヤーなど一部の装置は、グラフィカルなディスプレイ装置を有し、背景画像およびサムネイルと共に複雑なメニューを表示することができるが、ポータブルＣＤプレーヤーなどの他の装置は、グラフィック機能のない単一行の液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）と共に「再生」、「次」、「前」、「停止」のような簡単なボタンしか有していない。そのような次第で、ユーザがコンピュータ可読媒体上にＭＰ３（Ｍｏｖｉｎｇ Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｅｘｐｅｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ ａｕｄｉｏ ｌａｙｅｒ−３）ファイルや、ＷＭＡ（ＷＩＮＤＯＷＳ ＭＥＤＩＡ（登録商標） ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ ａｕｄｉｏ）ファイルや、またはＪＰＥＧ（Ｊｏｉｎｔ Ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｉｃ Ｅｘｐｅｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ）ファイルなどの圧縮されたメディアファイルを格納する場合、ユーザはこれら格納した圧縮メディアファイルをレンダリングするために使用されることになる再生装置のタイプすべてについて知らないことが多い。例えば、ユーザは、現在のメディアプレーヤーと異なる機能を備える新しい再生装置をその後に購入し、以前作成したコンピュータ可読媒体を再生したい場合がある。

こうした理由で、１つまたは複数のこれらおよびその他の不都合に対処するために、適応型のメニュー構造のためのシステムが望まれる。

本発明は、１つまたは複数のメディアファイルと関連付けられた適応型メニュー構造を作成するためのソフトウェアおよびデータ構造を含む。詳細には、本発明は、メニュー項目がメディアプレーヤーの機能に応じて選択的に隠されることによる適応型のメニューシステムを含む。本発明のメニューシステムは、テレビの画面上でサムネイル画像を備える鮮やかなグラフィック表示にすることもできるし、単一行のＬＣＤディスプレイ上で一度に１つのオプションのような簡単なメニューとして表すこともできる。一実施形態において、本発明は、機能豊富なパーソナルコンピュータのメディアプレーヤーならびに低コストのメディアプレーヤー上での再生のために設計されたコンパイル済みのバイナリ形式のメタデータ、メニュー、および再生リストが入っている一組の小さなファイルを有する圧縮メディア形式の一部として動作可能である。この形式は、様々な形式でのオーディオ、静止画像、およびビデオを包含する。

本発明のひとつの態様によれば、この方法は、１つまたは複数のファイルを編成し、ユーザがメディアプレーヤーを使ってメディアファイルを操作できるようにする。メディアファイルはそれぞれ、そのメディアファイルと関連したメディアタイプを有し、メディアタイプに応じてメディアプレーヤーによるレンダリングのために適合させられる。メディアプレーヤーもまた、そのメディアプレーヤーと関連したメディアタイプを有している。この方法には、メニューヘッダを作成することが含まれる。この方法にはまた、作成したメニューヘッダに１つまたは複数の選択されたメディアファイルに対する参照を設定することも含まれる。この方法にはまた、選択されたファイルのそれぞれに関連したメディアタイプを識別することと、識別したメディアタイプをメニューヘッダに設定することも含まれる。メディアプレーヤーは、設定したメニューヘッダを使い、メディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じて選択されたメディアファイルをフィルタする。

本発明の他の態様によれば、メディアオーサリングツールにおける１つまたは複数のコンピュータ可読媒体は、１つまたは複数のメディアファイルを編成するためのコンピュータ実行可能コンポーネントを有し、ユーザがメディアプレーヤーを使ってメディアファイルを操作できるようにする。メディアファイルはそれぞれ、そのメディアファイルと関連したメディアタイプを有し、このメディアタイプに応じてメディアプレーヤーによるレンダリングのために適合させられる。メディアプレーヤーもまた、そのメディアプレーヤーと関連したメディアタイプを有している。これらのコンポーネントには、メニューヘッダを作成するための初期化モジュールが含まれる。これらコンポーネントにはまた、初期化モジュールからの作成したメニューヘッダに選択されたメディアファイルに対する参照を設定するための再生リストモジュールも含まれる。これらコンポーネントにはまた、再生リストモジュールからの選択されたメディアファイルのそれぞれに関連したメディアタイプを識別するための要約モジュールも含まれる。これらコンポーネントにはまた、要約モジュールからの識別したメディアタイプをメニューヘッダに設定するための伝搬モジュールも含まれる。メディアプレーヤーは、設定したメニューヘッダを使い、このメディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じて選択されたメディアファイルをフィルタする。

本発明のさらに他の態様によれば、この方法は、メディアプレーヤーに関連したディスプレイ上でメニュー情報を表示する。メニュー情報は、ユーザがメディアプレーヤーを使って１つまたは複数のメディアファイルを操作できるようにする。メディアファイルはそれぞれ、そのメディアファイルに関連したメディアタイプを有し、このメディアタイプに応じてメディアプレーヤーによるレンダリングのために適合させられる。メディアプレーヤーもまた、そのメディアプレーヤーに関連したメディアタイプを有している。この方法は、選択されたメディアファイルに対する参照と、選択されたメディアファイルのそれぞれ各１つに関連したメディアタイプとを有するメニューヘッダを読み取る。この方法はまた、メディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じて、選択されたメディアファイルに対する参照をフィルタすることにより読み取ったメニューヘッダを適合させる。この方法はまた、適合させたメニューヘッダからのメニュー情報をメディアプレーヤーに関連したディスプレイ上でユーザに表示する。

本発明のさらに他の態様によれば、メディアプレーヤーは、そのメディアプレーヤーに関連したディスプレイ上にメニュー情報を表示する。メニュー情報は、ユーザがメディアプレーヤーを使って１つまたは複数のメディアファイルを操作できるようにする。メディアファイルはそれぞれ、そのメディアファイルに関連したメディアタイプを有し、そのメディアタイプに応じてメディアプレーヤーによるレンダリングのために適合させられる。このメディアプレーヤーもまた、そのメディアプレーヤーと関連したメディアタイプを有する。このメディアプレーヤーには、１つまたは複数の選択されたメディアファイルに対する参照と、選択されたメディアファイルのそれぞれ各１つに関連したメディアタイプを有するメニューヘッダを読み取るための入力モジュールが含まれる。メディアプレーヤーと関連したメディアタイプに応じて、選択されたメディアファイルに対する参照をフィルタすることにより、入力モジュールからの読み取ったメニューヘッダを適合させるためのメニューモジュールも、このメディアプレーヤーに含まれる。メニューモジュールからの適合させたメニューヘッダからのメニュー情報をメディアプレーヤーに関連したディスプレイ上でユーザに表示するためのユーザインターフェイスモジュールも、このメディアプレーヤーに含まれる。

本発明のさらに他の態様によれば、コンピュータ可読媒体が、１つまたは複数のメディアファイルの編成を表すデータ構造をその上に格納している。メディアファイルはそれぞれ、そのメディアファイルに関連したメディアタイプを有し、メディアタイプに応じてメディアプレーヤーによるレンダリングのために適合させられる。メディアプレーヤーは、そのメディアプレーヤーに関連したメディアタイプを有する。このデータ構造は、ユーザがメディアプレーヤーを使ってメディアファイルを操作できるようにする。このデータ構造には、１つまたは複数の選択されたメディアファイルに対する参照を格納する再生リストフィールドが含まれる。選択されたメディアファイルはそれぞれ、その選択されたメディアファイルに関連したメディアタイプを有する。このデータ構造にはまた、再生リストフィールドにおいて参照した、選択されたメディアファイルの１つに対するメディアタイプを格納する要約フィールドも含まれる。メディアプレーヤーは、データ構造を使い、このメディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じて、選択されたメディアファイルをフィルタする。

代替として、本発明は、他の様々な方法および装置を備えることもある。
その他の特徴は、一部には明らかであり、一部には下文において指摘することになるであろう。

本発明は、メニュー構造を作成し、ユーザがメディアプレーヤーを使って１つまたは複数のメディアファイルを操作できるようにするためのオーサリングソフトウェアを含む。本発明はまた、作成したメニュー構造を適合させ、メディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じてメディアプレーヤーに関連したディスプレイ上にメニュー情報を表示するためのフィルタリングソフトウェアを含む。一実施形態において、本発明のソフトウェアは、機能の豊富なパーソナルコンピュータならびに低コストのメディアプレーヤー上での再生のために設計されたコンパイル済みのバイナリ形式のメタデータ、メニュー、および再生リストが入っている一組の小さなファイルを有する圧縮メディア形式（図１０参照）の一部として動作可能である。例えば、典型的な低価格帯のポータブルＣＤプレーヤーでは、ほんの百キロバイトの作業メモリと、わずか１メガヘルツで稼動している８ビットの中央処理装置と、最大シーク時間がほとんど５秒かかる非常に低速のＣＤ駆動機構しか有していないことがある。

（メディア環境）
ここで図面を参照すると、図１は、本発明を使用することのできる例示的なマルチメディア環境を示している。システム１００は、１つまたは複数のコンピュータ１０２を、メディアコンテンツを提供する１つまたは複数の装置に連結させている。例えば、これらの装置には、ＣＤ１０４、カムコーダ１０６、またはカメラ１０８を含むことができる。

一実施形態において、コンピュータ１０２は、民生用電子機器１１２と関連したメディアプレーヤープログラムによる使用のためにコンピュータ可読媒体１１０上にメディアコンテンツを格納する。民生用電子機器１１２は、ユーザが媒体１１０上に具現されているコンテンツを体験できるようにデジタルメディアをレンダリングするために構成される任意の適切なレンダリングフィルタ、またはメディアプレーヤーもしくは装置を含む。例えば、適切なメディアプレーヤーの用途には、ＣＤメディアプレーヤーやＤＶＤメディアプレーヤーが含まれる。

本発明において、メディアプレーヤー、民生用電子機器１１２、またはその種の他のものは、メディアプレーヤーの機能により３つの例示的なレベルに体系付けることができる。各メディアプレーヤーは、そのメディアプレーヤーがレンダリングすることのできるメディアのタイプを識別するメディアタイプを有する。例えば、メディアタイプ（再生リスト要約タイプ、メニュー要約タイプ、などとも称される）は、オーディオ、ビデオ、静止画像の内、１つまたは複数のものを含む。レベル１のメディアプレーヤーには、ポータブルＣＤプレーヤーや、カーレシーバ、ＤＶＤプレーヤーのようなオーディオのみのプレーヤーが含まれる。レベル１のメディアプレーヤーに加えて、レベル２のメディアプレーヤーには、オプションで画像をオーディオと同時にレンダリングすることのできるポータブルおよびセットトップ型のＤＶＤプレーヤーを含めて、オーディオと静止画像の機能の付いたプレーヤーが含まれる。レベル３のメディアプレーヤーには、レベル２のメディアプレーヤーと、オーディオ、静止画像、およびビデオの機能の付いたプレーヤーとが含まれる。例示的な民生用電子機器１１２には、これらに限られないが、ポータブルＣＤプレーヤー、ＭＰ３プレーヤー、自動車のオーディオシステム、携帯情報端末、携帯電話、またはその種の他のものが含まれる。

本発明のソフトウェアおよびデータ構造は、これらに限られないが、メディアプレーヤーおよびメディアオーサリングシステムを含むシステムにおいて動作可能である。本発明によるメディアプレーヤーは、そのメディアプレーヤーに関連したディスプレイ上でメニュー情報を表示するソフトウェアを含む。例示的な民生用電子機器１１２またはメディアプレーヤーには、入力モジュール１１４、メニューモジュール１１６、ユーザインターフェイスモジュール１１８、および操作モジュール１２０が含まれる。入力モジュール１１４は、選択されたメディアファイルに対する参照と、その選択されたメディアファイルのそれぞれ各１つに関連したメディアタイプとを有するメニューヘッダを読み取る。例えば、メディアファイルおよびメニューヘッダは、コンピュータ可読媒体上に格納される。メディアファイルは、メディアタイプに応じてメディアプレーヤーによるレンダリングのために適合させられる。メニューモジュール１１６は、メディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じて、選択されたメディアファイルに対する参照をフィルタすることによって、読み取ったメニューヘッダを適合させる。ユーザインターフェイスモジュール１１８は、適合させたメニューヘッダからのメニュー情報をメディアプレーヤーに関連したディスプレイ上でユーザに表示する。一実施形態において、メニューヘッダは、少なくとも１つの他のメニューヘッダに対する参照と、そうした他のメニューヘッダに関連したメディアタイプとを含み、これらメニューヘッダ間での操作を可能にする。操作モジュール１２０は、メディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じて、他のメニューヘッダに対する参照をフィルタすることによって、読み取ったメニューヘッダを適合させる。

（再生リスト）
再生リストは、コンピュータ可読媒体上のオーディオ、ビデオ、および画像ファイルのグループを編成するのに便利な方法である。再生リストには、これらに限られないが、メディアファイル、オーディオファイルのグループ、ビデオファイルのグループ、時間動作の画像シーケンスのグループ、および画像のオーディオまたはビデオとの様々な複合並行的な組み合わせのグループの内の１つまたは複数のものが含まれる。例えば、ユーザは、異なる演者、または異なる種類の音楽もしくはビデオの再生リストを作成することができる。ユーザはまた、再生リストをシャッフルしたり、繰り返したりすることによって作成した再生リストを操作することもできる。再生リストは、ユーザがメディアファイルのリストを容易に閲覧し、ソートし、サーチし、そして素早く操作することができるようにする。

（オーサリングソフトウェア）
本発明のソフトウェアは、各種のプレーヤーおよびメディアタイプにわたって動作可能である。例として、オーディオと写真の入っているコンピュータ可読媒体は、オーディオのみのポータブルＣＤプレーヤーにおいてオーディオの再生機能を提供する。この機能をサポートするためにアクセラレータファイル内の各メニュー項目が、そのメニュー項目に含まれるコンテンツのタイプ（例えば、オーディオ、静止画像、ビデオ）でタグ付けされている。媒体の作成中に、これらのタグがメニューツリーを通して上へ伝搬され、そのためにどのレベルにおいても、あらゆる項目がタグ付けされて、その媒体に入っているすべての種類のメディアを示す。このタグを用いて、プレーヤーは、その機能に応じてメニューをフィルタすることができ、そのプレーヤーがレンダリングできるメニュー項目および再生リストのみを表示することができる。

次に図２を参照すると、フローチャートにより、本発明によるオーサリングソフトウェアの例示的な動作が示されている。図２の例示的な実施形態において、オーサリングソフトウェアは、ユーザがメディアプレーヤーを使ってファイルを操作できるように１つまたは複数のメディアファイルを編成するためのコンピュータ実行可能コンポーネントを含んでいる。コンポーネントには、初期化モジュール、再生リストモジュール、要約モジュール、伝搬モジュール、メニューモジュール、および書き込みモジュールが含まれる。初期化モジュールは、２０４においてメニューヘッダを作成する。再生リストモジュールは、２０６において、この作成したメニューヘッダに再生リストとしてカプセル化された選択されたメディアファイルに対する参照を設定する。要約モジュールは、２０８において、それぞれの再生リスト内でそれぞれの選択されたメディアファイルに関連したメディアタイプを識別する。伝搬モジュールは、２１０において、メニューヘッダにこの識別したメディアタイプを設定する。メディアプレーヤーは、この設定したメニューヘッダを使い、このメディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じて、選択されたメディアファイルをフィルタする。メニューモジュールは、メニューヘッダ間での操作を可能にするために、２１２においてメニューヘッダに他のメニューヘッダ（例えば、少なくとも１つ）に対する参照を設定する。書き込みモジュールは、選択されたメディアファイルおよび設定したメニューヘッダを、２１４において、このメディアプレーヤーに関連したコンピュータ可読媒体上に格納する。メニューヘッダに設定する参照には、これらに限られないが、選択されたメディアファイルに対するメモリ位置のオフセット、選択されたファイルを参照している再生リストに対するポインタ（例えば、数値識別子）、または選択されたメディアファイル自体に対するポインタが含まれてもよい。一実施形態においては、１つまたは複数のコンピュータ可読媒体が、図２に示した動作を実行するためのコンピュータ実行可能命令を格納する。別の実施形態において、メニュー構造には、単一のメディアファイルを有する単一の再生リストが含まれる。

オーサリングソフトウェアの実行後、メニュー構造は、図３に示したようになる。本発明によるメニュー構造中の各要素は、タグまたはその要素に関連したメディアタイプを示すその他のデータを格納する。図３の例において、最上位のメニューは、ビデオデータを格納しているサブメニューとオーディオデータを格納しているサブメニューとを有している。オーディオデータを格納しているサブメニューは、オーディオデータを体系付けている更なるサブメニューを有している。ユーザは、メニュー構造の経路３０２を通ってビデオコンテンツへ、あるいはメニュー構造の経路３０４を通ってオーディオコンテンツへ行くことができる。
メニューおよび再生リストの作成に関して次にさらに詳述する。

（再生リストおよびメニューの作成）
このセクションでは、選択されたメディアファイルから再生リストを作成し、再生リストを階層構造において編成するオーサリングソフトウェアによって実行される例示的な方法を説明する。この方法の動作は、選択されたファイルのタイプと現行の編成に基づいている。選定されたメディアファイルが単一層のディレクトリにある場合、オーサリングソフトウェアは、メディアファイルをファイル名でアルファベット順にディレクトリ名別にグループ化する「ディレクトリ別のすべてのメディアファイル」のような再生リストを作成する。二層のディレクトリがあり、平均的な最上位のディレクトリには１つ半未満のサブディレクトリが入っていて、７５％を超える第２レベルのディレクトリには、５〜２５のオーディオファイルが入っている場合（例えば、各アーティストにつき２〜３のアルバムのみの典型的なアーティストアルバムの構成）、このオーサリングソフトウェアは、再生リスト「ディレクトリ別のすべてのメディアファイル」を作成し、この再生リストの中でメディアファイルをアルファベット順に＜ディレクトリ名１＞そして＜ディレクトリ名２＞として＜ディレクトリ名１＋「‐」ディレクトリ名２＞別にグループ化する。

三層以上のディレクトリがあるか、または階層を安易に平坦化するには二層では「枝葉」が多すぎる（例えば、ディレクトリごとに過度に多くのサブディレクトリが入っている）場合、このオーサリングソフトウェアは、最初にこのファイルシステムの全幅を横断する際に（アルファベット順ではなく）ディレクトリがこのファイルシステム中で見つかる順番にメディアファイルを＜最下層のディレクトリ名＞別にグループ化する再生リスト「ディレクトリ別のすべてのメディアファイル」を作成する。ヌルでない再生リストファイルが１つでもあれば、オーサリングソフトウェアは、存在する各再生リストにつき再生リストを作成する。このような再生リストが６つ以上ある場合、このような再生リストは「再生リスト」メニューの下に格納される。２〜６つの再生リストが存在する場合、オーサリングソフトウェアは、「その他」と題するメニュー項目の下に残りのすべてのメニューを作成する。

（オーディオメディアファイルの再生リスト）
オーサリングソフトウェアは、作成した再生リストを編成するための階層メニュー構造を作成する。オーディオメディアファイルでの例示的な実施形態において、オーサリングソフトウェアは、アーティスト、作曲家、アルバム、アーティストとアルバム、ジャンル、年、およびディレクトリに従ってグループおよび対応するメニューを作成する（例えば、選択されたメディアファイルの既存の構造に対応して）。

階層メニュー構造のルートにおいて、「アーティスト」と題するメニューは、メディアファイルをアルファベット順でアーティスト別にグループ化する「アーティスト別のすべての曲」と題するサブメニューを有する。オーサリングソフトウェアは、アーティストに関連するメディアファイルをアルファベット順にアルバム別に、またはアルバムのリリース日に従ってグループ化するアーティストごとのサブメニューを作成する。作曲家の情報が一部の選択されたメディアファイルについて利用可能であれば（例えば、２５％超）、オーサリングソフトウェアは、メディアファイルをアルファベット順に作曲家別にグループ化する「作曲家別のすべての曲」と題するサブメニューを有するメニュー「作曲家」をルートに作成する。オーサリングソフトウェアは、作曲家に関連するメディアファイルをアルファベット順にアルバム別にグループ化する、またはアルバムのリリース日に従ってグループ化する作曲家ごとのサブメニューを作成する。作曲家の情報を持たないメディアファイルは、省略される。

オーサリングソフトウェアはまた、メディアファイルをアルファベット順にアルバム別に、またはアルバムのリリース日に従ってグループ化する「アルバム別のすべての曲」と題するサブメニューを有するメニュー「アルバム」をルートに作成する。オーサリングソフトウェアはさらに、メディアファイルをアーティストとアルバムのペア（即ち、アーティストとアルバムの組み合わせごとに単一のグループを作成する）に従ってグループ化するメニュー「アーティスト‐アルバム」をルートに作成する。オーサリングソフトウェアはまた、メディアファイルをアルファベット順にジャンル別に（即ち、ジャンルごとに単一のグループを作成する）グループ化するサブメニュー「ジャンル別のすべての曲」を有するメニュー「ジャンル」を作成する。メニュー「年」には、これらに限られないが、サブメニュー「年代別のすべての曲」、「年別のすべての曲」、および「ディレクトリ」が含まれる。サブメニュー「年代別のすべての曲」は、「年なし」の曲をグループの最後にグループ化するか、または省略して、昇順で年代別にグループ化した（例えば、年代ごとに１つのグループ）メディアファイルを含む。サブメニュー「年別のすべての曲」は、「年なし」の曲をグループの最後にグループ化するか、または省略して、昇順で年別にグループ化した（例えば、年ごとに１つのグループ）メディアファイルを含む。サブメニュー「ディレクトリ」は、選択されたメディアファイルの既存のディレクトリ構造と平行するグループを有する。すなわち、サブメニュー「ディレクトリ」は、ディレクトリごとに１つのグループを有する（例えば、「パーティのお気に入り」、「運転中の音楽」）。

当業者は、ここに記載した再生リストおよび階層構造が単に例示にすぎないことを理解するであろう。本発明には、オーディオデータ、ビデオデータ、または静止画データを含めて、他の再生リスト、階層構造、その他同種類のものが含まれると発明者に考えられている。

（画像メディアファイルの再生リスト）
選択されたメディアファイルが静止画像を含む場合、オーサリングソフトウェアは、（例えば、デフォルトの５秒間で）表示するためのあらゆる選択された画像を含めて、メニュー「すべてのピクチャ」をルートに作成する。一実施形態において、この時間は、オーサリングソフトウェアに関連したユーザインターフェイスの上級オプションダイアログを介して変更することができる。さらに、このオーサリングソフトウェアは、現行のディレクトリにおいて選択された画像および選択された音楽ファイルの相互一致を検査する。画像（例えば、２００×２００ピクセルより大きい）を有するディレクトリのすべてが音楽も有する場合、オーソリングソフトウェアは、ディレクトリ別に配列された「すべての曲を伴うすべてのピクチャ（エンドレス）」と題する再生リストを作成し、各ディレクトリはその付随する音楽を伴って再生を行う。一実施形態において、各画像の表示時間は、ディレクトリ中の曲の長さの合計を画像の数で割ったものに等しい。例えば、各画像は、最短で５秒間そして最長で３０秒間、表示することができる。この最長および最短の設定は、上級オプションダイアログにおいてユーザ調整可能である。ディレクトリ中の音楽がディレクトリにあるすべての画像には短すぎる場合、この技法を用いると一部の画像は表示されないことがある。

代替として、再生リスト「すべての曲を伴うすべてのピクチャ（エンドレス）」は、すべての画像と並行して再生するすべての曲を含む。一実施形態において、各画像の表示時間は、選択されたメディアファイルにあるすべての曲の長さの合計を画像の数で割ったものに等しい。例えば、各画像は、最短で５秒間そして最長で３０秒間、表示される。この最長および最短の設定は、上級オプションダイアログでユーザ調整可能である。画像のシーケンスは、音楽の長さに合うように必要に応じて繰り返されるか、あるいは音楽が再生リストの中で繰り返されて、合計の画像の長さに合うように十分な音楽があるようにする。画像は、例えば、最下位のディレクトリ名別にグループ化される。

（ビデオメディアファイルの再生リスト）
選択されたメディアファイルがビデオを含む場合、オーサリングソフトウェアは、階層構造のルートにメニュー「ビデオ」を作成する。このメニューは、各ビデオファイルの再生リスト、ならびに英数字のシーケンスで連結したビデオファイルを有する「すべてのビデオの再生」と題する全ビデオファイルの再生リストを含む。オーサリングソフトウェアはまた、以下のセクションで説明するように、ユーザ入力に従ってビデオメディアファイルをグループ化する。

（自動再生リストに対するマニュアル調整）
ユーザは、階層構造および／またはデフォルトの再生リストを調整することを選んでもよい。オーサリングソフトウェアに関連したユーザインターフェイスは、コンピュータ可読媒体上で含めるための全オプションが事前にチェックマークを付けられた状態で、階層構造および再生リストのダイアグラムを表示する。例えば、メニュー／再生リストの構造は、各メニューまたは再生リスト項目の隣のチェックボックスと共にスクロールするツリー表示として表示される。チェックボックスをクリアすることにより、ツリーのその枝全体を消去する（とはいえ、その下の項目の状態は、ユーザがそれを元に戻す場合に備えて保持されているが）。

オーサリングソフトウェアに関連したユーザインターフェイスは、様々な特徴を実装したり、あるいは無効にしたりすることができる。例えば、昇格および降格ボタンは、現在の選択されている項目を昇格したり、降格したりできなければ、選択できないようにしてもよい（例えば、グレー化して）。項目をどこに降格するかについてユーザには選択の機会が与えられておらず、必要に応じて見出しを付け加えて、自動的に正しい見出しの下に移動する。例えば、最上位のメニューに３つのビデオファイルがあり、「ビデオ」メニューのエントリがなければ、初回の降格では見出し「その他のビデオ」を作成し、２回目の降格ではそれに追加し、３回目の降格では見出しを「ビデオ」に名称変更する。メニューもしくは再生リストの順番を変更したり、またはそれらの名称を変えたりすることについて選択肢は与えられていない。すべての名称は、ファイル中のメタデータから導き出されるか、または「その他のビデオ」のように名称を自動的に生成する。個別の再生リストが、その収容しているカテゴリーと同じレベルに昇格されると、この収容カテゴリーは、名称を「その他の．．．」（例えば、「その他のビデオ」）に変更する。

オーサリングソフトウェアに関連したユーザインターフェイスの他のオプションには、これらに限られないが、「最短の画像持続時間」、「デフォルトの画像持続時間」、「最長の画像持続時間」、および「永久に繰り返し（キオスクモード）」を調整することが含まれる。「最短の持続時間」オプションは、ユーザが画像の最短持続時間を変更できるようにする。最短の持続時間は、画像とオーディオの再生リストを並行して作成する際に、最長値と共に使われる。「デフォルトの画像持続時間」オプションは、ユーザが画像のデフォルトの持続時間を変更できるようにする。デフォルトの持続時間は、画像シーケンスの一部として再生する画像に使われる。「最長の画像持続時間」オプションは、ユーザが画像の最長持続時間を変更できるようにする。このオプションは、画像とオーディオが一緒に提示されるときに使われる。「永久に繰り返し（キオスクモード）」オプションは、各再生リストの繰り返しカウントフィールドをゼロに設定させる。このオプションがチェック付けされていなければ、繰り返しカウントは、各再生リストにつき「１」に設定される。一実施形態において、再生リストを１つにまとめたり、自動的に作成されたメニュー名およびメニュー構造のさらに高度な編集を行ったりするオプションをユーザに与えることもできる。ユーザはまた、オーサリングソフトウェアを実行する前に再生リストファイルを作成することもできる。当業者は、オーサリングソフトウェアが多かれ少なかれここに記載された機能を含むことができて、それでもなお本発明の適用範囲内であることを察するであろう。

階層構造および／またはデフォルトの再生リストに何らかのマニュアル調整が為された後、図４の例示的なメニュー構造に示したようなメニュー構造になる。図４において、メニューヘッダ４０２は、「オーディオ」４０４、「ビデオ」４０６、および「画像」４０８と題するメニュー項目を含む。「オーディオ」メニュー項目４０４は、「ジャンル別のすべて」の再生リスト４１２、「再生リストＡ」の再生リスト４１４、および「アーティストメニュー」のメニュー項目４１６を含むメニューヘッダ４１０を参照している。「アーティストメニュー」のメニュー項目４１６は、更なるメニュー項目または再生リスト項目を格納する別のメニューヘッダ４１８を参照している。各メニューヘッダは、親のメニューヘッダへの参照を含む。例えば、メニューヘッダ４１８は、メニューヘッダ４１０に対する参照を有している。同様に、メニューヘッダ４１０は、メニューヘッダ４０２に対する参照を有している。この例示的なメニュー構造のルートにあるメニューヘッダ４０２は、親のメニューヘッダを有していない。

一実施形態において、オーサリングソフトウェアは、１つの子のみを有するメニューをサーチして、作成されたメニュー構造を横断するメニュー簡易化機能（menu simplifier）を含む。メニュー簡易化機能は、この種のメニューすべてを取り除き、この取り除いたメニューに代えて階層中のこの唯一の子を昇格させる。このようにして、メニュー簡易化機能は、メニュー構造の複雑さを低減し、ユーザによる操作を簡易化する。

オーサリングソフトウェアは、デフォルト設定、およびユーザのどのようなマニュアル設定を共に記録して、コンピュータ可読媒体にセットアップファイルを（例えば、拡張マークアップ言語で）書き込む。ユーザが後で同じ媒体（例えば、再書き込み可能な媒体）にさらにメディアファイルを追加する場合、オーサリングソフトウェアは、セットアップファイルを調べて、こうした同一の設定を識別し、適用する。例えば、ユーザがデフォルトの再生リストのすべてを削除し、「最下位のディレクトリ名別のすべての曲」のオプションのみを選択する場合、ユーザがそのコンピュータ可読媒体にメディアファイルを追加しようとするたびに、この種のオプションがこの媒体のデフォルトになるであろう。オーサリングソフトウェアは、ユーザにとって特定の媒体のこのようなカスタム化されたオプションを識別する。

（フィルタリングソフトウェア）
次に図５を参照すると、フローチャートにより、本発明によるフィルタリングソフトウェアの例示的な動作が示されている。フィルタリングソフトウェアは、メディアプレーヤーに関連したディスプレイ上にメニュー情報（例えば、メタデータ）を表示する。メニュー情報は、ユーザがメディアプレーヤーを使って１つまたは複数のメディアファイルを操作できるようにする。それぞれのメディアファイルは、メディアタイプを有し、このメディアタイプに応じてメディアプレーヤーによるレンダリングのために適合可能である。メディアプレーヤーもまた、メディアタイプを有している。フィルタリングソフトウェアは、５０２において、選択されたメディアファイルに対する参照と、選択されたメディアファイルのそれぞれ各１つに関連したメディアタイプを有するメニューヘッダを読み取る。フィルタリングソフトウェアは、５０４において、メディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じて、選択されたメディアファイルに対する参照をフィルタすることによって、読み取ったメニューヘッダを適合させる。一実施形態において、フィルタリングソフトウェアは、ユーザインターフェイスで選択することのできないメニュー項目に陰影をつけて（例えば、グレーに変えて）、これらのメニュー項目を選択可能なメニュー項目から区別する。フィルタリングソフトウェアは、５０６において、適合させたメニューヘッダからのメニュー情報をメディアプレーヤーに関連したディスプレイ上でユーザに表示する。一実施形態において、メニューヘッダは、別のメニューヘッダ対する参照と、この別のメニューヘッダに関連したメディアタイプを含んで、メニューヘッダ間の操作を可能にする。フィルタリングソフトウェアはまた、５０８において、メディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じてこの別のメニューヘッダに対する参照をフィルタすることによって読み取ったメニューヘッダを適合させる。選択されたメディアファイルのそれぞれ各１つに関連したメディアタイプと、メディアプレーヤーに関連したメディアタイプは、オーディオ、ビデオ、および／または画像とを備えている。選択されたメディアファイルに対する参照と、別のメニューヘッダに対する参照には、これらに限られないが、選択されたメディアファイルに対するメモリ位置のオフセット、選択されたメディアファイルを参照する再生リストに対するポインタ、または選択されたメディアファイルに対するポインタが含まれる。一実施形態において、１つまたは複数のコンピュータ可読媒体は、図５に示した方法を行うためのコンピュータ実行可能命令を有する。

（メニュー表示）
本発明のソフトウェアによって作成された媒体上のメニューは、サブメニューおよび再生リストの単一階層構造を含む。メニューツリーは、例えば、総ノード数９，９９９の全体としての上限の範囲内で、任意に深く、任意に広くすることができる。他の実施形態では、メニューツリーに関して他のまたは異なる規制を設けることもできる。各メニューが９，９９９エントリまで収容することができるので、メディアプレーヤーは、スクロールするまたはページ化したメニューの一覧を表示する。テレビ接続されたプレーヤーでは、サムネイルメニューまたは簡単なリストメニューを表示してもよい（例えば、現在のメニュー内の再生リストまたはメニューのようなエントリがサムネイルを有しているか否かに基づいて）。一実施形態において、テレビ接続されたプレーヤーは、現在のメニューのあらゆるエントリにサムネイルがあるとき（即ち、ゼロでないエントリ）に限り、サムネイルメニューを表示する。

画面上のサムネイルのレイアウトおよびページごとに表示されるサムネイルの数は、プレーヤーに依存する。一部のプレーヤーでは、途切れなくスクロールするリストを表示するようにすることもできるし、他のプレーヤーでは、メニューをページ割りし、次／前の選択を用意するようにすることもできる。プレーヤーは、４：３のテレビ受像機上では、通例、グリッド３×２のサムネイルを表示するであろうが、１６：９のテレビ受像機上では、代わりに４×２のグリッドを表示するようにすることもできる。

プレーヤーはまた、再生リストまたはメニュー名をその関連したサムネイルと共に表示する。プレーヤーがすべてのサムネイルを瞬時に表示することができない場合には、テキストのラベルを先ず表示し、サムネイルがデコードされるに従ってサムネイルを１つずつ付加する。プレーヤーは、ユーザがある所与の項目に素早く操作できるようにするために、サムネイルが付加されている間でさえも、次または前のページへスクロールできるようにしてもよい。

（メニュー操作）
メニュー表示は、プレーヤーに依存する。つまり、各製造業者がメニューをどのように表示するかを決めることができるということである。ポータブルＣＤプレーヤー上では、例えば、選択を通して操作するのに使われる「次」、「前」、「再生／選択」、「停止」ボタンと共に、メニューを一度に一行でメニュー表示することもある。ほとんどのプレーヤーは、媒体が挿入されたときに最上位のメニューを表示するであろう。しかし、カーレシーバは、起動時にメニューをバイパスし、ディスク上の最初の再生リストで直ちに再生を始めることもできるし、あるいは、前回使われた時に再生されていた曲および再生リストで再生を再開することもできる。ユーザは次に、メニューをもたらすために「メニュー」キーを押す必要があり、そして「次」、「前」、および「再生／選択」を使い操作するであろう。

ＤＶＤプレーヤー上では、背景画像およびオプションのサムネイルを備えたフルグラフィック表示を示すことができるであろう。一部のＤＶＤプレーヤーでは、メニュー項目を番号付けし、リモコン上の１〜９のキーを使うようにすることもできるし、一部では、単にリストまたはグリッド形式でメニュー項目を提示し、操作と選択にカーソルキーを使うこともできる。

図６は、操作に利用可能なメディアタイプを示す本発明のフィルタリングソフトウェアの例示的なユーザインターフェイス６０２のスクリーンショットを示している。図６のこのユーザインターフェイス例６０２では、ユーザによる選択のために利用可能なアイコンには、ビデオファイルのアイコン６０４、オーディオファイルのアイコン６０６、画像ファイルのアイコン６０８、およびプレゼンテーションのアイコン６１０が含まれる。

（メニューのデータ構造）
次に図７を参照すると、例示的なブロック図として、ファイルヘッダ７０２と、メニュー＃１およびメニュー＃２のような１つまたは複数のメニュー７０４を有するメニュー構造７００が示されている。各メニュー７０４は、メニューヘッダ＃１およびメニューヘッダ＃２のようなメニューヘッダ７０６を含む。コンピュータ可読媒体が、１つまたは複数のメディアファイルの編成を表すメニューヘッダ７０６を格納している。メディアファイルはそれぞれ、メディアタイプを有し、このメディアタイプに応じてメディアプレーヤーによるレンダリングのために適合可能である。メディアプレーヤーもまた、このメディアプレーヤーがレンダリングすることのできる少なくとも１つのメディアタイプを有している。図７に示したメニューヘッダ７０６は、ユーザがメディアプレーヤーを使ってメディアファイルを操作することができるようにしている。メニューヘッダ７０６は、再生リストフィールド（例えば、再生リスト項目７０８）および要約フィールド（例えば、再生リスト要約タイプ）を備えている。再生リストフィールドは、１つまたは複数の選択されたメディアファイルに対する参照を格納する。参照には、これらに限られないが、選択されたメディアファイルに対するメモリ位置のオフセット、選択されたメディアファイルを参照している再生リストに対するポインタ、または選択されたファイルに対するポインタが含まれる。それぞれの選択されたメディアファイルは、関連したメディアタイプを有している。要約フィールドは、再生リストの中で参照されている選択されたメディアファイルのメディアタイプを格納する。メディアプレーヤーは、メニューヘッダ７０６を使って、このメディアプレーヤーに関連したメディアタイプに応じて選択されたメディアファイルをフィルタする。

一実施形態において、図７に示したメニューヘッダ７０６は、別のデータ構造（例えば、メニュー＃２のような別のメニューヘッダ７０６）に対する参照を格納しているメニューフィールド（例えば、メニュー項目７１０）を含み、データ構造間で（例えば、メニューヘッダ＃１とメニューヘッダ＃２との間で）操作を可能にする。さらに、メニューヘッダ７０６は、オーサリングソフトウェアに応じて、選択されたメディアファイルのタイトル、作曲家、演者、ジャンル、およびコンテンツの説明の内の１つまたは複数から選択されたメタデータに対応する値を格納しているメタデータフィールド（例えば、メニュー名、メニューの中の再生リスト名）を含むこともできる。

図７に示した１つまたは複数のデータ構造を収容しているファイル（例えば、MENU.HMT）は、選択されたメディアファイルを格納しているコンピュータ可読媒体に書き込まれる。このファイルは、ファイル中のデータ構造間に隙間がないように書き込まれる。オーサリングソフトウェアおよびフィルタリングソフトウェアによる使用のための例示的なデータ構造の説明に移る。例示的なメニューファイルヘッダ７０２のフィールドを表１に示す。

「識別子」フィールドは、ＡＳＣＩＩで「MENU_HMT」を収容する８バイトのエントリである。「バージョン」フィールドは、このファイルを作成するのに使われた仕様のバージョンを表す２バイトのエントリである。例えば、バージョン１．２は、０ｘ７８（１０進法で１２０）として格納されるであろう。「MENU.HMTのサイズ」フィールドは、バイトでMENU.HMTのサイズを収容する４バイトのエントリである。「ＬＣＩＤ」フィールドは、このMENU.HMTファイルの言語ＩＤのための４バイトのエントリである。「最初のメニューのオフセット」フィールドは、MENU.HMTの先頭から最初の「メニューヘッダ」７０６までのバイトオフセットを表す２バイトのエントリである。「メニュータイトルの長さ」フィールドは、末尾のヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）を除いて、メニュータイトルのバイト長を収容する２バイトのエントリである。「メニュータイトル」フィールドは、ヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）で終了したメニュータイトルを格納する。このエントリの最大長は、ヌルのＵＣＳ−２の１文字を含めて、ＵＣＳ−２の６５文字である。プレーヤーは、これを使用して、メニュー全体のタイトルを表示する。空の文字列（「NULL」の１文字）は、表示するタイトルがないか、オーサリングソフトウェアが背景画像の上にタイトル、例えば、「私のハワイの休日」、「２００２スクールパーティ」、をレンダリングしたことを表している。

メニュー７０４は、背景画像、無地の背景色、またはプレーヤーのデフォルトの様式のいずれかをサポートする。背景画像または背景色が定義されると、テキスト色も定義される。背景画像、背景色、およびテキスト色のエントリがゼロだと、プレーヤーはそのデフォルトの様式を使う。各サブメニューは、単一の親メニューによって参照され、厳密な階層メニュー構造を形成している。例示的なメニューヘッダ７０６のフィールドを表２に示す。

「メニューヘッダのサイズ」フィールドは、バイトで「メニュー項目」７１０および「再生リスト項目」７０８を含む「メニューヘッダ」７０６のサイズを表す４バイトのエントリである。「親メニューに対するオフセット」フィールドは、MENU.HMTの先頭から「親メニュー」までのバイトオフセットを表す４バイトのエントリである。この値は、それが最上位レベルのメニュー７０４であれば、ゼロである。「背景画像ＩＤ（４：３）」フィールドは、４：３のディスプレイ上でこのメニュー７０４の背景として表示すべき画像を定義する４バイトのエントリである。画像は、HMT拡張子を有する６４０×４８０のＪＰＧファイルとする。ゼロの値は、背景画像がないことを表す。この値は、CONTENTS.HMT中の「メニュー画像」ファイルのインデックスである（図９参照）。プレーヤーは、アスペクト比を保持してディスプレイ上の中心に背景画像を表示する。プレーヤーは、背景色があればこれを使い、何ら覆われていない領域を埋める。「背景画像ＩＤ（１６：９）」フィールドは、１６：９のディスプレイ上でこのメニューの背景色として表示すべき画像を定義する４バイトのエントリである。画像は、HMT拡張子を有する８５２×４８０のＪＰＧファイルとする。ゼロの値は、背景色がないことを表す。この値がゼロでなければ、有効な「背景画像ＩＤ（４：３）」も同じようにあるべきである。この値は、CONTENTS.HMT中の「メニュー画像」ファイルのインデックスである。プレーヤーは、アスペクト比を保持してディスプレイ上の中心に背景画像を表示する。

「背景色」フィールドは、このメニューをディスプレイ上にレンダリングするときに使われるべき背景色を定義する４バイトのエントリである。それはＲＧＢ値として、０ｘＦＦＲＲＧＧＢＢのバイト順で設定される。「背景画像ＩＤ」が定義されると、背景色は、この背景画像によって覆われていないディスプレイの領域があれば、その領域に見えるのみである。ゼロの値は、背景色がないことを表す。プレーヤーが色のレンダリングができなければ、このフィールドは無視してもよい。「テキスト色」フィールドは、このメニュー７０４上のテキストをディスプレイ上でレンダリングすべき色を定義する４バイトのエントリである。それはＲＧＢ値として、０ｘＦＦＲＲＧＧＢＢのバイト順で設定される。「背景画像ＩＤ」または「背景色」が定義されると、このエントリにはゼロでない値が入るはずである。ゼロの値は、プレーヤーがそのデフォルトの様式を使うべきであるということを意味するように定義されている。プレーヤーが色のレンダリングができなければ、このフィールドは無視してもよい。「項目の数」フィールドは、このメニュー７０４におけるメニュー項目７１０または「再生リスト項目」７０８の数を定義する２バイトのエントリである。「メニューサブタイトルの長さ」フィールドは、末尾のヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）を除いて、メニューサブタイトルのバイト長を収容する２バイトのエントリである。「メニューサブタイトル」フィールドは、ヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）で終了したメニューサブタイトルである。このエントリの最大長は、ヌルのＵＣＳ−２の１文字を含めて、ＵＣＳ−２の６５文字である。プレーヤーは、これを使用して、このメニュー７０４のサブタイトルを表示する。空の文字列（「NULL」の１文字）は、表示するサブタイトルがないか、オーサリングソフトウェアが背景画像上にタイトルをレンダリングしたことを表している。「メニューまたは再生リスト項目」フィールドは、「メニュー項目」７１０または「再生リスト項目」７０８のいずれかを表す可変サイズのエントリである。
例示的なメニュー項目７１０のフィールドを表３に示す。

「エントリのタイプ」フィールドは、これがメニュー項目７１０のデータ構造か、あるいは再生リスト項目７０８のデータ構造かを定義する１バイトのエントリである。メニュー項目７１０については、この値は、表４において定義した「MENU」の値となる。

「メニュー要約タイプ」フィールドは、このメニュー項目を介してアクセス可能な再生リストのタイプを定義するために使われる。「サムネイルＩＤ」フィールドは、CONTENTS.HMTの中のこのメニュー項目７１０のための「サムネイルＩＤ」を表す４バイトのエントリであり、このメニュー項目７１０にサムネイルがなければ、この値はゼロである。「選択された状態のサムネイルＩＤ」フィールドは、CONTENTS.HMTの中のこのメニュー項目７１０のための選択された状態を表す「サムネイルＩＤ」を定義する４バイトのエントリである。ゼロの値は、色を使って選択を指示するためにプレーヤーが境界線のある長方形（ｂｏｕｎｄｉｎｇ ｒｅｃｔａｎｇｌｅ）または他の強調表示を生成することを表している。「メニューに対するオフセット」フィールドは、MENU.HMTの先頭から「メニュー」７０４までのバイトオフセットを定義する４バイトのエントリである。「メニュー名の長さ」フィールドは、末尾のヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）を除いて、メニュー名のバイト長を収容する２バイトのエントリである。「メニュー名」フィールドは、ヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）で終了した「メニュー」７０４の名称である。このエントリの最大長は、ヌルのＵＣＳ−２の１文字を含めて、ＵＳＣ−２の６５文字である。
例示的な再生リスト項目７０８のフィールドを表５に示す。

「エントリのタイプ」フィールドは、これがメニュー項目７１０であるか、あるいは再生リスト７０８であるかを定義する１バイトのエントリである。再生リスト項目７０８については、この値は、「PLAYLIST」の値となる。「再生リスト要約タイプ」フィールドは、このメニュー項目７１０が参照する再生リストのタイプを定義するのに使われる。「サムネイルＩＤ」フィールドは、CONTENTS.HMTの中のこのメニュー項目７１０のための「サムネイルＩＤ」を定義する４バイトのエントリである。このメニュー項目にサムネイルがなければ、この値はゼロである。サムネイルＩＤは、再生リストヘッダ中のサムネイルＩＤと同じであってもよい。「選択された状態のサムネイルＩＤ」フィールドは、CONTENTS.HMTの中のこのメニュー項目７１０のための選択された状態を表す「サムネイルＩＤ」を定義する４バイトのエントリである。ゼロの値は、色を使って選択を指示するためにプレーヤーが境界線のある長方形または他の強調表示を生成することを表している。「再生リストＩＤ」フィールドは、CONTENTS.HMTの中のこのメニュー項目７１０のための再生リストのＩＤを定義する４バイトのエントリである。「グループインデックス開始」フィールドは、再生を開始するために再生リストファイルの中の「グループ」のインデックスを定義する４バイトのエントリである。１の値は、再生リストの中の最初のグループを表す。「ファイルインデックス開始」フィールドは、再生を開始するためにグループの中の「ファイル」のインデックスを定義する４バイトのエントリである。１の値は、グループの中の最初のファイルを表す。さらに、この値は、「グループ」が「並行」再生リストグループ（Ｐａｒａｌｌｅｌ ｐｌａｙｌｉｓｔ ｇｒｏｕｐ）（ＰＩＡ）の場合、１である。

「グループインデックス開始」および「ファイルインデックス開始」は共に、１つの再生リストをメニュー７０４の中で複数回参照できるようにする。例えば、メニュー７０４は、ディスク上のあらゆる画像についてサムネイルを示すことができ、各サムネイルは選択した画像で始まる全画像の再生リストのルーピングをもたらすであろう。「メニュー中の再生リスト名の長さ」フィールドは、末尾のヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）を除いて、メニュー７０４の再生リストのバイト長を収容する２バイトのエントリである。「メニュー中の再生リスト名」フィールドは、「メニュー」７０４に現れるとおりの「再生リスト」の名称である。名称は、ヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）で終了する。このエントリの最大長は、ヌルのＵＣＳ−２の１文字を含めて、ＵＣＳ−２の６５文字である。

「メニュー画像ファイルテーブル」は、MENU.HMTファイルの中で使われるサムネイルおよび背景画像のすべてをリストするために使われる（補足説明Ａ参照）。「メニュー画像ファイルテーブル」は、ファイル名テーブル（表７参照）が次に続く「メニュー画像ファイルエントリ」のリストを含む。各「メニュー画像ファイル」につき１つの「メニュー画像ファイルエントリ」が存在する。各「メニュー画像」ファイルエントリは、表６に示すように設定される。

「ディレクトリ番号に対するオフセット」フィールドは、CONTENTS.HMTの先頭からこのエントリのディレクトリ番号までのバイトオフセットを表す４バイトのエントリである。「ファイルタイプ」フィールドは、「ファイル」タイプ（例えば、データのエンコーディング形式）を表す２バイトのエントリである。有効な値には、サムネイル、メニューの背景（４×３）、およびメニューの背景（１６×９）が含まれる。「特別フラグ」フィールドは、特別なフラグを保持する２バイトのエントリである。「ディレクトリ番号」フィールドは、このファイルが入っているディレクトリのディレクトリテーブルの中のインデックスを表す４バイトのエントリである。「ファイル名の長さ」フィールドは、末尾のヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）を除いて、ファイル名のバイト長を収容する２バイトのエントリである。「ファイル名」フィールドは、ヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）で終了したファイル名である。このエントリの最大長は、ヌルのＵＣＳ−２の１文字を含めて、ＵＣＳ−２の１１１文字である。このエントリは、「ビッグエンディアン」のワードレイアウトを使用する。

（多言語のサポート）
図７に示したデータ構造（例えば、メニューヘッダ）７０６は、選択されたメディアファイルに関連したメタデータを識別する値を格納している地域フィールドを含む。メタデータは、特定の言語に対応している。地域フィールドは、単一の記憶媒体上でメニューおよびテキストデータの多言語のサポートを提供する。例示的な地域識別子（ＬＣＩＤ）８０２の構造を図８に示す。補足説明Ａに説明する例示的な圧縮メディア形式において、TEXT.HMTおよびMENU.HMTのファイルヘッダは、それらの言語を表すＬＣＩＤ８０２を収容し、これらは一致するものでなければならない。CONTENTS.HMTは、この記憶媒体上の言語についてのＬＣＩＤのリストを収容している。

メディアプレーヤーは、デフォルトの言語として、ＬＣＩＤ８０２のリストの中の最初の項目を使用する。２つ以上の言語が定義されている場合、プレーヤーは、（例えば、このメディアプレーヤーの地域、または言語に基づいて）リストから再生するためにＬＣＩＤ８０２を選ぶはずである。プレーヤーは、TEXT.HMTおよびMENU.HMTの「ディレクトリ番号」を使用することによって、対応するこれらのファイルをロードする。最初の（デフォルトの）ＬＣＩＤ８０２のエントリは、CONTENTS.HMTの位置である「ディレクトリ番号」を有している。即ち、MENU.HMTおよびTEXT.HMTのデフォルト言語は、CONTENTS.HMTと同じディレクトリにある。

ＬＣＩＤ８０２それ自体は、いくつかの部分を有している。最初の１０ビットは主言語ＩＤ８０４であり、その言語それ自体が入っている。次の６ビットには、副言語ＩＤ８０６が入っており、同じ主言語ＩＤ８０４を共有している地域を区別するために使われることがよくある。その次の４ビットは、ソートＩＤ８０８を表し、同じ言語および地域に使われる可能性のある代替のソーティング順を区別することができる。残りの１２ビットは、将来の使用のために予約されており、常にゼロにする。

例えば、ＬＣＩＤ８０２は、下記に説明するCONTENTS.HMTのようなファイルに格納してもよい。

（CONTENTS.HMTファイルの構造）
図９は、例示的なCONTENTS.HMTファイルの構造を示している。例示的なCONTENTS.HMTファイルには、ファイルヘッダ９０２、ディレクトリテーブル９０４、再生リストファイルエントリ９０６、オーディオファイルエントリおよびオーディオファイル名テーブル９０８、メニュー画像ファイルエントリおよびメニュー画像ファイル名テーブル９１０、画像ファイルエントリおよび画像ファイル名テーブル９１２、そしてビデオファイルエントリおよびビデオファイル名テーブル９１４が含まれる。アクセラレータファイル中のオフセットは、ファイルの先頭からのバイトオフセットである。「オーディオ」９０８、「メニュー画像」９１０、「画像」９１２および「ビデオ」９１４のファイルのテーブルは、２Ｋの境界上で開始する。ディレクトリテーブル９０４は、余分なパディングなしで、ＬＣＩＤテーブルを含めて、ファイルヘッダ９０２の後に書き込まれる。ある所与のタイプの利用可能なファイルがなければ、対応するテーブルは空である。このことにより、ファイルの数およびこのテーブルに対するオフセットが共にゼロであるものとして作成される。表８は、例示的なファイルヘッダ９０２を示している。

「識別子」フィールドは、ＡＳＣＩＩで「INFO_HMT」を収容する８バイトのエントリである。「バージョン」フィールドは、このファイルを作成するために使用した仕様書のバージョンを表す２バイトのエントリである。例えば、バージョン１．２０は、０ｘ７８（十進法で１２０）として格納されるであろう。「HMT生成」フィールドは、このCONTENTS.HMTに合致するLSN.HMTの生成を表す８バイトのエントリである。このCONTENTS.HMTは、同じ「HMT生成」番号が入っているLSN.HMTと共にのみ使用される。「HMT生成」の値が合致しなければ、プレーヤーは、このLSN.HMTファイルを無視する。ゼロの値は、LSN.HMTファイルがないことを表す。「CONTENTS.HMTのサイズ」フィールドは、バイトでCONTENTS.HMTのサイズを収容する４バイトのエントリである。「ディレクトリの数」フィールドは、ディレクトリテーブル９０４の中のディレクトリの数を収容する４バイトのエントリである。「ディレクトリテーブルに対するオフセット」フィールドは、CONTENTS.HMTの先頭からディレクトリテーブル９０４までのバイトオフセットを表す４バイトのエントリである。「再生リストファイルの数」フィールドは、再生リストファイルテーブルの中の再生リストファイルの数を収容する４バイトのエントリである。少なくとも１つの再生リストファイルがある。「再生リストエントリのサイズ」フィールドは、バイトで「再生リストエントリ」のサイズを表す２バイトのエントリである。「再生リストファイルテーブルに対するオフセット」フィールドは、CONTENTS.HMTの先頭から再生リストファイルテーブルまでのバイトオフセットを表す４バイトのエントリである。「オーディオファイルの数」フィールドは、オーディオファイルテーブル９０８の中のオーディオファイルの数を収容する４バイトのエントリである。「オーディオエントリのサイズ」フィールドは、バイトで「オーディオファイルエントリ」のサイズを表す２バイトのエントリである。「オーディオファイルテーブルに対するオフセット」フィールドは、CONTENTS.HMTの先頭からオーディオファイルテーブル９０８までのバイトオフセットを表す４バイトのエントリである。このオフセットは、２Ｋの倍数であり、「再生リストファイルテーブル」の終わりと「オーディオファイルテーブル」９０８の始まりの間のどのような隙間も無視される。ゼロの値は、CONTENTS.HMTの中に「オーディオエントリ」がないことを表している。

「メニュー画像ファイルの数」フィールドは、「メニュー画像」ファイルテーブル９１０の中の「メニュー画像」ファイルの数を収容する４バイトのエントリである。「メニュー画像エントリのサイズ」フィールドは、バイトで「メニュー画像ファイルエントリ」のサイズを表す２バイトのエントリである。「メニュー画像ファイルテーブルに対するオフセット」フィールドは、CONTENTS.HMTの先頭から「メニュー画像」ファイルテーブル９１０までのバイトオフセットを表す４バイトのエントリである。このオフセットは、２Ｋの倍数であり、「オーディオファイルテーブル」９０８の終わりと「メニュー画像ファイルテーブル」９１０の始まりの間のどのような隙間も無視される。ゼロの値は、CONTENTS.HMTの中に「メニュー画像エントリ」がないことを表す。「画像ファイルの数」フィールドは、「画像」ファイルテーブル９１２の中の「画像」ファイルの数を収容する４バイトのエントリである。「画像エントリのサイズ」フィールドは、バイトで「画像ファイルエントリ」のサイズを表す２バイトのエントリである。「画像ファイルテーブルに対するオフセット」フィールドは、CONTENTS.HMTの先頭から「画像」ファイルテーブル９１２までのバイトオフセットを表す４バイトのエントリである。このオフセットは、２Ｋの倍数であり、「メニュー画像ファイルテーブル」９１０の終わりと「画像ファイルテーブル」９１２の始まりの間のどのような隙間も無視される。ゼロの値は、CONTENTS.HMTの中に「画像エントリ」がないことを表す。「ビデオファイルの数」フィールドは、ビデオファイルテーブル９１４の中のビデオファイルの数を収容する４バイトのエントリである。「ビデオエントリのサイズ」フィールドは、バイトで「ビデオファイルエントリ」のサイズを表す２バイトのエントリである。「ビデオファイルテーブルに対するオフセット」フィールドは、CONTENTS.HMTの先頭からビデオファイルテーブル９１４までのバイトオフセットを表す４バイトのエントリである。このオフセットは、２Ｋの倍数であり、「画像ファイルテーブル」９１２の終わりと「ビデオファイルテーブル」９１４の始まりの間のどのような隙間も無視される。ゼロの値は、CONTENTS.HMTの中に「ビデオエントリ」がないことを表す。「ＬＣＩＤエントリの数」フィールドは、媒体上の言語の数を表す２バイトのエントリである。この値は、少なくとも１である。「ディレクトリ番号」フィールドは、この地域識別子のためのTEXT.HMTおよびMENU.HMTが入っているディレクトリのディレクトリテーブル９０４の中のインデックスを表す４バイトのエントリである。これは、ディレクトリ名としてＬＣＩＤをもつ\HIGHMATのサブディレクトリである。しかし、\HIMATそれ自体に対する参照は、デフォルトの言語について有効である。「ＬＣＩＤｎ」フィールドは、地域識別子を表す４バイトのエントリである。

本発明のデータ構造は、現在のメニューだけがメディアプレーヤーに関連したメモリ中に必要とされるように編成されている。本発明の柔軟性のあるメニューシステムは、最小構成の装置（例えば、ポータブルＣＤプレーヤー）から大型の１６：９テレビディスプレイ（例えば、ＤＶＤプレーヤーのメニュー）まで拡張性を有している。媒体は、メニューの階層を指定するが、レイアウト、サムネイル（一般消費者向け画像、ビデオのサムネイル、またはこのような所定のアート）、および背景画像は、メディアプレーヤーごとに様々である。一実施形態において、メニュー名または再生リスト名は、ユーザ入力あるいは自動生成される。メニューは、フィルタされて、プレーヤーが表示または再生することのできるそうしたメニュー項目だけを表示する（例えば、オーディオのみのプレーヤーは、すべての画像およびビデオメニューのエントリを取り除いて、純粋にオーディオの選択のみを表示する）。

（例示的な動作環境）
図１０に示すように、本発明は、機能の豊富なＰＣメディアプレーヤーならびに低コストのメディアプレーヤー上での再生のために設計されたコンパイル済みのバイナリ形式でメタデータ、メニュー、および再生リストが入っている一組の小さなファイルを有する例示的な圧縮メディア形式１００２の一部として動作可能である。例示的な圧縮メディア形式の一部として使用するためのアクセラレータファイルの一例については、補足説明Ａを参照されたい。本発明の例示的な圧縮メディア形式は、様々な形式でのオーディオ、静止画像、およびビデオメディアファイル１００４を包含する。本発明と共に使用するための圧縮メディア形式は、光ディスク（例えば、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＲ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、ＤＶＤ−ＲＡＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ、ＤＶＤ＋ＲＷ、ＤＶＤ＋Ｒ、ＤＶＤ−ＲＯＭ）、フラッシュメモリ（例えば、ＣＯＭＰＡＣＴＦＬＡＳＨ（登録商標）ブランド、セキュアデジタル（ｓｅｃｕｒｅ ｄｉｇｉｔａｌ）、ＭＥＭＯＲＹ ＳＴＩＣＫブランド）、磁気媒体（例えば、ハードディスク）、その他同種類のものなどのコンピュータ可読媒体１００８上のファイルシステム１００６にある圧縮されたメディアファイル１００４を編成するための論理形式を定義している。

図１１は、コンピュータ１３０の形態の汎用コンピューティング装置の一例を示している。本発明の一実施形態において、コンピュータ１３０のようなコンピュータは、本明細書で説明され、図示されたその他の図における使用に適している。コンピュータ１３０は、１つまたは複数のプロセッサまたは処理ユニット１３２およびシステムメモリ１３４を有している。図示した実施形態において、システムバス１３６は、システムメモリ１３４からプロセッサ１３２までを含む様々なシステム構成要素を連結している。バス１３６は、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、ＡＧＰ（Ａｃｃｅｌｅｒａｔｅｄ Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｏｒｔ）、および任意の種々のバスアーキテクチャを使用したプロセッサまたはローカルバスを含めて、数種のバス構造の任意の１つまたは複数を表している。限定ではなく、例として、この種のアーキテクチャには、ＩＳＡ（Ｉｎｄｕｓｔｒｙ Ｓｔａｎｄａｒｄ Ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅ）バス、ＭＣＡ（Ｍｉｃｒｏ Ｃｈａｎｎｅｌ Ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅ）バス、ＥＩＳＡ（Ｅｎｈａｎｃｅｄ ＩＳＡ）バス、ＶＥＳＡ（Ｖｉｄｅｏ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ Ｓｔａｎｄａｒｄｓ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）ローカルバス、およびメザニン（Ｍｅｚｚａｎｉｎｅ）バスとしても知られるＰＣＩ（Ｐｅｒｉｐｈｅｒａｌ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｉｎｔｅｒｃｏｎｎｅｃｔ）バスが含まれる。

コンピュータ１３０は、通例、少なくとも何らかの形態のコンピュータ可読媒体を有している。コンピュータ可読媒体は、揮発性および不揮発性の媒体、取り外し可能および取り外し不可の媒体の両方を含み、コンピュータ１３０によってアクセスすることのできる任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく、例として、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を備える。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたはその他のデータのような情報の保存のための任意の方法または技術で実現される揮発性および不揮発性、取り外し可能および取り外し不可の媒体を含む。例えば、コンピュータ記憶媒体には、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、ＣＤ−ＲＯＭ、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）もしくは他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、またはコンピュータ１３０によってアクセスすることができ所望の情報を格納するために使うことのできる他の任意の媒体が含まれる。通信媒体は、通例、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータを搬送波や他のトランスポート機構のような変調されたデータ信号中に具現しており、任意の情報配信媒体を含む。当業者は、変調されたデータ信号に通じており、この信号は、情報をその信号中にエンコードするような様態でその特徴の１つまたは複数が設定され、または変更されている。有線ネットワークまたは直接結線接続（ｄｉｒｅｃｔ−ｗｉｒｅｄ ｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）のような有線メディア、ならびに音響、ＲＦ、赤外線、および他の無線媒体のような無線メディアは、通信媒体の例である。上記の任意の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の適用範囲内に含まれる。

システムメモリ１３４は、取り外し可能および／または取り外し不可、揮発性および／または不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含む。図示した実施形態において、システムメモリ１３４は、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）１３８およびランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）１４０を含む。起動期間などでコンピュータ１３０内の要素間で情報を転送する助けとなる基本ルーチンが入っている、基本入力／出力システム１４２（ＢＩＯＳ）は、通例、ＲＯＭ１３８に格納されている。ＲＡＭ１４０には、通例、処理ユニット１３２によって直ぐにアクセス可能であり、かつ／または現在作動中であるデータおよび／またはプログラムモジュールを収容している。限定ではなく、例示として、図１１は、オペレーティングシステム１４４、アプリケーションプログラム１４６、その他のプログラムモジュール１４８、およびプログラムデータ１５０を図示している。

コンピュータ１３０はまた、他の取り外し可能／取り外し不可、揮発性／不揮発性のコンピュータ記憶媒体を含んでもよい。例えば、図１１は、取り外し不可の、不揮発性の磁気媒体から読み出したり、または書き込んだりするハードディスクドライブ１５４を図示している。図１１はまた、取り外し可能の不揮発性磁気ディスク１５８から読み出したり、または書き込んだりする磁気ディスクドライブ１５６、ＣＤ−ＲＯＭまたは他の光媒体のような取り外し可能の不揮発性光ディスク１６２から読み出したり、または書き込んだりする光ディスクドライブ１６０も示している。例示的な動作環境で使うことができる他の取り外し可能／取り外し不可の揮発性／不揮発性のコンピュータ記憶媒体には、これらに限られないが、磁気テープカセット、フラッシュメモリカード、デジタル多用途ディスク、デジタルビデオテープ、固体素子ＲＡＭ、固体素子ＲＯＭ、その他同種類のものが含まれる。ハードディスクドライブ１５４、そして磁気ディスクドライブ１５６および光ディスクドライブ１６０は、インターフェイス１６６のような、不揮発性メモリインターフェイスによってシステムバス１３６に接続されるのが通例である。

上記で論じ、図１１に図示した装置または他の大容量記憶装置およびこれらに付属のコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ１３０のコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールおよび他のデータの記憶機能を提供する。例えば、図１１において、ハードディスクドライブ１５４は、オペレーティングシステム１７０、アプリケーションプログラム１７２、他のプログラムモジュール１７４、およびプログラムデータ１７６を格納しているように図示されている。これらのコンポーネントは、オペレーティングシステム１４４、アプリケーションプログラム１４６、他のプログラムモジュール１４８、およびプログラムデータ１５０と同じでも、または異なっていてもよいことに留意されたい。オペレーティングシステム１７０、アプリケーションプログラム１７２、他のプログラムモジュール１７４、およびプログラムデータ１７６は、ここでは異なる番号が付与され、少なくとも、これらが異なるコピーであることを示している。

ユーザは、コマンドおよび情報をコンピュータ１３０の中に、キーボード１８０およびポインティング装置１８２（例えば、マウス、トラックボール、ペン、またはタッチパッド）のような入力装置またはユーザインターフェイス選択装置を通して入力する。他の入力装置（図示せず）には、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星受信アンテナ、スキャナ、またはその種の他のものが含まれてもよい。これらおよびその他の入力装置は、システムバス１３６に連結されているユーザ入力インターフェイス１８４を通じて処理ユニット１３２に連結されているが、パラレルポート、ゲームポート、またはＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）のような、他のインターフェイスおよびバス構造によって接続されてもよい。モニタ１８８または他種のディスプレイ装置もまた、ビデオインターフェイス１９０のような、インターフェイスを介してシステムバス１３６に接続される。モニタ１８８に加えて、コンピュータは、プリンタおよびスピーカのような他の周辺出力装置（図示せず）を含む場合が多く、これらは出力周辺インターフェイス（図示せず）を通して接続することができる。

コンピュータ１３０は、リモートコンピュータ１９４のような、１つまたは複数のリモートコンピュータへの論理接続を用いて、ネットワーク化された環境で動作することもできる。リモートコンピュータ１９４は、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークＰＣ、ピア装置または他の共通ネットワークノードであってよく、コンピュータ１３０に関連して上述した要素の多くまたはすべてを含むのが通例である。図１１に描かれた論理接続には、ＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）１９６およびＷＡＮ（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）１９８が含まれるが、他のネットワークを含んでもよい。このようなネットワーク環境は、オフィス、企業全体のコンピュータネットワーク、イントラネット、および地球規模のコンピュータネットワーク（例えば、インターネット）において一般的である。

ローカルエリアネットワーキング環境で使われる場合、コンピュータ１３０は、ネットワークインターフェイスまたはアダプタ１８６を通してＬＡＮ１９６に接続される。ワイドエリアネットワーキング環境で使われる場合、コンピュータ１３０は、インターネットのようなＷＡＮ１９８を介して通信を確立するためのモデム１７８または他の手段を含むのが通例である。モデム１７８は、内蔵でも外付けでもよく、ユーザ入力インターフェイス１８４、またはその他の適切な機構を介してシステムバス１３６に接続される。ネットワーク化された環境において、コンピュータ１３０に関連して描かれたプログラムモジュール、またはその一部は、リモートメモリ記憶装置（図示せず）に格納してもよい。限定ではなく、例として、図１１は、リモートアプリケーションプログラム１９２をこのメモリ装置上に常駐しているように図示している。示されたネットワーク接続は、例示であり、これらのコンピュータ間の通信リンクを確立するその他の手段を使うことができるということが理解されるであろう。

一般的に、コンピュータ１３０のデータプロセッサは、コンピュータの様々なコンピュータ可読記憶媒体にいろいろな時間に格納された命令によってプログラムされている。プログラムおよびオペレーティングシステムは、通例、例えば、フロッピー（登録商標）ディスクまたはＣＤ−ＲＯＭ上に分散されている。そこから、それらはコンピュータの二次メモリにインストール、またはロードされる。実行時に、これらはコンピュータの一次電子メモリに少なくとも部分的にロードされる。これらおよび他の様々な種類のコンピュータ可読記憶媒体がマイクロプロセッサまたはその他のデータプロセッサに関連して下述されるステップを実施するための命令またはプログラムを収容する場合、本明細書に説明した本発明には、このような媒体が含まれる。本発明にはまた、本明細書で説明した方法および技術に従ってプログラムされた場合、コンピュータそれ自体も含まれる。

説明のために、オペレーティングシステムのような、プログラムおよび他の実行可能プログラムコンポーネントを個別ブロックとして本明細書に図示している。しかし、このようなプログラムおよびコンポーネントは、コンピュータのいろいろな記憶装置コンポーネントに様々な時間に常駐し、コンピュータのデータプロセッサによって実行されるということが認められる。

コンピュータ１３０を含めて、例示的なコンピューティングシステム環境に関連して説明したが、本発明は、数多くの他の汎用または特定用途のコンピューティングシステム環境または構成で動作できる。このコンピューティングシステム環境は、本発明の使用の範囲または機能の適用範囲についてどのような限定も示唆することを目的としていない。さらに、このコンピューティングシステム環境は、例示的な動作環境において図示した構成要素のどのような１つまたは組み合わせに関連するいかなる依存性または要求条件を有するものとして解釈されるべきではない。本発明と共に使用するのに適する可能性のあるよく知られたコンピューティングシステム、環境、および／または構成の例には、これらに限られないが、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドまたはラップトップ装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、セットトップボックス、プログラム可能な民生用電子機器、ネットワークＰＣ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、任意の上記システムまたは装置を含む分散コンピューティング環境、その他同種類のものが含まれる。

本発明は、１つまたは複数のコンピュータまたは他の装置によって実行される、プログラムモジュールのような、コンピュータ実行可能命令の一般的なコンテキストで説明することができる。一般的に、プログラムモジュールには、これらに限定されないが、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データタイプを実装したりするルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、およびデータ構造が含まれる。本発明はまた、通信ネットワークを通してリンクされるリモート処理装置によってタスクが実行される分散コンピューティング環境において実施されてもよい。分散コンピューティング環境においては、プログラムモジュールを、メモリ記憶装置を含むローカルおよびリモートのコンピュータ記憶媒体の両方に配置してもよい。

動作において、コンピュータ１３０は、図２に示したもののようなコンピュータ実行可能命令を実行して、適応型のメニュー構造においてメディアファイルを編成する。さらに、メディアプレーヤーのコンピュータ１３０は、図５に示したもののようなコンピュータ実行可能命令を実行して、メディアプレーヤーの機能に従ってメニュー構造をフィルタする。

本発明の要素またはその実施形態を紹介する際に、冠詞「ある」、「この」、「その」および「前記」は、１つまたは複数の要素があることを意味することが意図されている。用語「備える」、「収容する」、「含む」および「有する」は、包含的であることが意図され、これら記載されたものの他に付加的な要素がある可能性があることを意味している。

上記に鑑みて、本発明のいくつかの目的が達成され、その他の有利な結果も得られることが理解されるであろう。

本発明の適用範囲から逸脱することなく上記の構成、製品、および方法において、様々な変更を為すことができるので、上記の説明に含まれ、添付の図面において示されたすべての事項は、説明として解釈されるべきであって、限定の意味で解釈されるべきではない。

（補足説明Ａ）
図１２は、本発明のソフトウェアと共に使用するための例示的な圧縮メディア形式におけるファイルシステムを示している。アクセラレータファイルは、媒体上の「HIGHMAT」と呼ばれる最上位ディレクトリの下にあり、次のファイル、CONTENTS.HMT、nnnnnnnn.HMT、MENU.HMT、およびTEXT.HMTを含む。CONTENTS.HMTファイルは、この媒体上にあるすべてのメディアファイルについての情報を収容している。それには、ディレクトリテーブルが入っており、次にそれぞれのサポートされたファイルタイプ（「オーディオ」、「ビデオ」、「画像」、および「再生リスト」）のファイルエントリテーブルが続く。媒体上の各再生リストにつき１つの「nnnnnnnn.HMT」と呼ばれるファイルがあり、ここでnnnnnnnnは、１６進数の再生リストファイルの識別子である。これらの再生リストファイルは、「PLAYLIST」サブディレクトリに作成される。MENU.HMTファイルは、メニュー構造を収容している。TEXT.HMTファイルは、再生期間中に必要とされるすべてのテキスト形式の情報を収容している。

他の実施形態において、次のファイル、<Thumbnail>.HMTおよび<Background>.HMTが含まれている。媒体上の各サムネイルにつき１つのファイルがある（例えば、.HMT拡張子を有する１６０×１２０ＪＰＧ形式）。オーサリングソフトウェアは、これらのファイルにしかるべき名称を付してもよい。「サムネイル」ファイルは、「IMAGES」サブディレクトリに作成される。媒体上の各メニューの背景につき１つのファイルがある。４：３のアスペクト比の背景は、.HMT拡張子を有する６４０×４８０のＪＰＧ形式のである。１６：９のアスペクト比の背景は、.HMT拡張子を有する８５２×４８０のＪＰＧ形式である。オーサリングソフトウェアは、これらのファイルにしかるべき名称を付してもよい。「背景」ファイルは、「IMAGES」サブディレクトリに作成される。

HIGHMATディレクトリおよびその中のすべてのファイルは、ユーザの混乱を少なくするために媒体を作成するソフトウェアによって、隠されたものとしてマークしてもよい。プレーヤーは、媒体をこれらのファイルおよびディレクトリが隠されていてもいなくても取り扱えるべきである。バイナリ構造のすべては、「リトルエンディアン」のバイト順を用いてエンコードされる。「ファイル」および「ディレクトリ」名は、「ビッグエンディアン」のバイト順を使う。プレーヤーが未知の値に出くわしたときは、デフォルトの様式では、この問題となるファイルを無視することである。例えば、「再生リストの要約タイプ」が２５５に等しければ、再生リスト全体をスキップする。

TEXT.HMT中のフィールドへのメタデータマッピングは、次の表で概要を説明する。

TEXT.HMTの構造を表Ａ２に示す。

このファイルを書き込むには、ファイル中のデータ構造間に隙間がないようにする。

（識別子）
このフィールドは、８バイトのＡＳＣＩＩで「TEXT_HMT」であるべきである。

（バージョン）
この２バイトのエントリは、このファイルの作成に使われたＨＭＴ仕様のバージョンを表す。例えば、バージョン１．２０は、０ｘ７８（十進法で１２０）として格納されるであろう。

（ファイルサイズ）
このフィールドは、このTEXT.HMTファイルのサイズを４バイトで収容する。

（コンテンツエントリの数）
この４バイトのエントリは、「コンテンツテキストエントリ」の数を定義する。

（グループエントリの数）
この４バイトのエントリは、「グループテキストエントリ」の数を定義する。

（追加テキストエントリの数）
この４バイトのエントリは、「追加テキストエントリ」の数を定義する。

（コンテンツテキストエントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から「コンテンツ」テキストエントリテーブルまでのオフセットである。

（グループテキストエントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から「グループ」テキストエントリテーブルまでのオフセットである。

（追加テキストエントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から「追加」テキストエントリテーブルまでのオフセットである。

（ＬＣＩＤ）
この４バイトのエントリは、MENU.HMTファイルの「言語」ＩＤである。

（ディスク名の長さ）
この２バイトのエントリは、末尾のヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）を除いて、ディスク名のバイト長を収容する。

（ディスク名）
この可変長のエントリは、ディスクの名称を表す。「ディスク名」は、ＵＣＳ−２であり、ヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）で終了する。このエントリの最大長は、ヌルのＵＣＳ−２の１文字を含めて、ＵＣＳ−２の６５文字である。

（テキストエントリ）
テキスト項目のすべては、次の形式を用いて格納される。

（長さ）
この２バイトのエントリは、末尾のヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）を除いて、テキストのバイト長を収容する。

（テキスト）
これは、ＵＳＣ−２「テキストエントリ」である。このテキストは、ヌルのＵＣＳ−２の１文字（ヌルの２バイト）で終了する。テキストエントリの最大長を、次の表に示す。

この長さは、ＵＣＳ−２文字で定義されており、末尾の「ヌル」のＵＣＳ−２の１文字を含む。

「コンテンツ」テキストエントリ「テーブル」は、「コンテンツテキストエントリ」（表Ａ６参照）のリストを含む。CONTENTS.HMT中の各ファイル（「再生リスト」、「オーディオ」、「メニュー画像」、「画像」および「ビデオ」）につき１つの「コンテンツテキストエントリ」があり、これらのファイルがCONTENTS.HMTにおいてリストされているのと同じ順番になっている。

（コンテンツＩＤ）
この４バイトのエントリは、この「コンテンツ」テキストエントリの「コンテンツ」ＩＤを表す。

（テキスト１エントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から「テキスト１」エントリの最初のバイトに対するオフセットを表す。CONTENTS.HMT中の各コンテンツ項目は、「テキスト１」エントリを有していることが要求される。

（テキスト２エントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から「テキスト２」エントリの最初のバイトに対するオフセットを表す。コンテンツ項目が「テキスト２」データを有していなければ、このエントリは、０である。

（テキスト３エントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から「テキスト３」エントリの最初のバイトに対するオフセットを表す。コンテンツ項目が「テキスト３」データを有していなければ、このエントリは、０である。

（テキスト４エントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から「テキスト４」エントリの最初のバイトに対するオフセットを表す。コンテンツ項目が「テキスト４」データを有していなければ、このエントリは、０である。

（テキスト５エントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から「テキスト５」エントリの最初のバイトに対するオフセットを表す。コンテンツ項目が「テキスト５」データを有していなければ、このエントリは、０である。

（追加テキストエントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から「追加」テキストエントリの最初のバイトに対するオフセットを表す。コンテンツ項目が「追加」テキストデータを有していなければ、このエントリは、０である。

「グループ」テキストエントリ「テーブル」は、「グループテキストエントリ」（表Ａ７）のリストを含む。CONTENTS.HMTにリストされた再生リストファイル中の各グループにつき１つの「グループテキストエントリ」がある。これらのエントリは、昇順のグループ番号順である。

（グループ番号）
この４バイトのエントリは、この「グループ」テキストエントリの「グループ」番号を表す。

（グループ名テキストエントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から「グループ」名テキストエントリの最初のバイトに対するオフセットを表す。各グループは、名称を有していることが要求される。

追加テキストエントリテーブルは、表Ａ８に定義するようにゼロまたはそれ以上の「追加テキストエントリ」として定義される。これらのエントリは、昇順の「コンテンツ」ＩＤ順に格納される。「追加テキストエントリ」がゼロの場合、「追加テキストエントリの数」フィールド、「追加テキストエントリ」の「ベース」オフセット、「追加テキストデータ」の「ベース」オフセットはすべて、０である。

（コンテンツＩＤ）
この４バイトのエントリは、CONTENTS.HMT中のこの「追加」テキストエントリに関連したファイルの「コンテンツ」ＩＤを表す。

（追加テキストデータの数）
この１バイトのエントリは、この「追加」テキストエントリによって関連付けられる「追加」テキストデータの数を表す。

（予約）
この１バイトのエントリは、将来の使用のために予約されている。

（ｎ番目のテキストデータのタイプ）
この２バイトのエントリは、下記の表で定義される値の１つを収容する。

（ｎ番目のテキストエントリのオフセット）
この４バイトのエントリは、TEXT.HMTの先頭から各「追加」テキストエントリの最初のバイトに対するオフセットを表す。

対応する参照文字は、図面全体を通して対応する部位を示す。

本発明を実施するのに適したメディア環境の一例を示すブロック図である。 本発明によるオーサリングソフトウェアの例示的な動作を示すフローチャートである。 階層メニュー構造にメディアタイプの情報を含めることを示す階層メニュー構造の例示的なブロック図である。 階層メニュー構造の一具体例を示す例示的なブロック図である。 本発明によるフィルタリングソフトウェアの例示的な動作を示すフローチャートである。 レンダリングに利用可能なメディアタイプを示す本発明のフィルタリングソフトウェアの例示的なユーザインターフェイスのスクリーンショットである。 １つまたは複数のメニューヘッダを有するメニュー構造を示す例示的なブロック図である。 地域情報を格納する構造を示す例示的なブロック図である。 コンピュータ可読媒体上のすべてのメディアファイルに付随したデータを格納するデータ構造の例示的なブロック図である。 本発明のソフトウェアと共に使用するための例示的な圧縮メディア形式を示すブロック図である。 本発明を実施するのに適したコンピューティングシステム環境の一例を示すブロック図である。 本発明のソフトウェアと共に使用するための例示的な圧縮メディア形式におけるファイルシステムを示すブロック図である。

符号の説明

１００ システム
１０２ コンピュータ
１０４ コンパクトディスク
１０６ カムコーダ
１０８ カメラ
１１０ コンピュータ可読媒体上の（圧縮メディア形式の）メディアコンテンツ
１１２ 民生用電子機器
１１４ 入力モジュール
１１６ メニューモジュール
１１８ ユーザインターフェイスモジュール
１２０ 操作モジュール
３０２、３０４ 経路
６０２ ユーザインターフェイス
６０４ ビデオファイル
６０６ オーディオファイル
６０８ 画像ファイル
６１０ プレゼンテーション
７００ メニュー構造
７０２ MENU.HMTファイルヘッダ
７０４ メニュー＃１、メニュー＃２
７０６ メニューヘッダ＃１、メニューヘッダ＃２
７０８ 再生リスト項目
７１０ メニュー項目
１３０ コンピュータ
１３２ 処理ユニット
１３４ システムメモリ
１３６ システムバス
１３８ ＲＯＭ
１４０ ＲＡＭ
１４２ ＢＩＯＳ
１４４ オペレーティングシステム
１４６ アプリケーションプログラム
１４８ 他のプログラムモジュール
１５０ プログラムデータ
１５４ ハードディスクドライブ
１５６ 磁気ディスクドライブ
１５８ 取り外し可能の不揮発性磁気ディスク
１６０ 光ディスクドライブ
１６２ 取り外し可能の不揮発性光ディスク
１６６ 不揮発性メモリインターフェイス
１７０ オペレーティングシステム
１７２ アプリケーションプログラム
１７４ 他のプログラムモジュール
１７６ プログラムデータ
１７８ モデム
１８０ キーボード
１８２ ポインティング装置
１８４ ユーザ入力インターフェイス
１８６ ネットワークインターフェイス
１８８ モニタ
１９０ ビデオインターフェイス
１９２ リモートアプリケーションプログラム
１９４ リモートコンピュータ
１９６ ローカルエリアネットワーク
１９８ ワイドエリアネットワーク

Claims (20)

1. ユーザがメディアプレーヤーを使ってメディアファイルを操作できるようにするために１つまたは複数の前記メディアファイルを編成する方法であって、前記メディアファイルそれぞれは関連するメディアタイプを有しており、かつ前記メディアタイプに応じて前記メディアプレーヤーによるレンダリングのために適合されており、前記メディアプレーヤーもまた関連するメディアタイプを有しており、前記方法は、
   メニューヘッダを作成し、
   前記作成したメニューヘッダに１つまたは複数の選択されたメディアファイルに対する参照を設定し、
   前記選択されたメディアファイルのそれぞれに関連するメディアタイプを識別し、
   前記メニューヘッダに前記識別したメディアタイプを設定し、前記設定したメニューヘッダはメディアプレーヤーに関連するメディアタイプに応じて前記選択されたメディアファイルをフィルタするために前記メディアプレーヤーにより使用されること
   を備えることを特徴とする方法。
2. 前記メニューヘッダと他のメニューヘッダとの間の操作を可能にするために前記メニューヘッダに前記他のメニューヘッダに対する参照を設定することをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記メディアプレーヤーに関連する前記メディアタイプに応じて前記他のメディアヘッダに対する前記参照をフィルタすることによって前記メニューヘッダを適合させることをさらに備えることを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記メディアプレーヤーと互換性があるコンピュータ可読媒体上に前記選択されたメディアファイルと前記設定したメニューヘッダとを格納することをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記選択されたメディアファイルに関連する前記メディアタイプおよび前記メディアプレーヤーに関連する前記メディアタイプは、オーディオ、ビデオ、および画像の１つまたは複数を備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 前記メニューヘッダに設定する前記参照は、前記選択されたメディアファイルに対するメモリ位置のオフセット、前記選択されたメディアファイルを参照する再生リストに対するポインタ、または前記選択されたメディアファイルに対するポインタの１つを備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 前記設定したメニューヘッダを読み取り、
   前記メディアプレーヤーに関連する前記メディアタイプに応じて前記選択されたメディアファイルに対する前記参照をフィルタすることによって前記読み取ったメニューヘッダを適合させ、
   前記メディアプレーヤーに関連するディスプレイ上でユーザに対して前記適合させたメニューヘッダからのメニュー情報を表示すること
   をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. １つまたは複数のコンピュータ可読媒体は、請求項１に記載の前記方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を有することを特徴とする請求項１に記載の方法。
9. メディアオーサリングツールにおいて、ユーザがメディアプレーヤーを用いてメディアファイルを操作できるようにするために、１つまたは複数のコンピュータ可読媒体が１つまたは複数の前記メディアファイルを編成するためのコンピュータ実行可能コンポーネントを有しており、前記メディアファイルそれぞれは関連するメディアタイプを有しており、前記メディアタイプに応じて前記メディアプレーヤーによるレンダリングのために適合されており、前記メディアプレーヤーもまた関連するメディアタイプを有しており、前記コンポーネントは、
   メニューヘッダを作成するための初期化モジュールと、
   前記初期化モジュールからの前記作成したメニューヘッダに１つまたは複数のメディアファイルに対する参照を設定するための再生リストモジュールと、
   前記再生リストモジュールからの前記選択されたメディアファイルのそれぞれに関連するメディアタイプを識別するための要約モジュールと、
   前記メニューヘッダに前記要約モジュールからの前記識別したメディアタイプを設定するための伝搬モジュールであって、前記設定したメニューヘッダはメディアプレーヤーに関連するメディアタイプに応じて前記選択されたメディアファイルをフィルタするために前記メディアプレーヤーによって使用される前記伝搬モジュールと
   を備えることを特徴とするコンピュータ可読媒体。
10. 前記メニューヘッダと他のメニューヘッダとの間の操作を可能にするために前記メニューヘッダに前記他のメニューヘッダに対する参照を設定するためのメニューモジュールをさらに備えることを特徴とする請求項９に記載のコンピュータ可読媒体。
11. 前記メディアプレーヤーと互換性があるコンピュータ可読媒体上に前記選択されたメディアファイルと前記設定したメニューヘッダとを格納するための書き込みモジュールをさらに備えることを特徴とする請求項９に記載のコンピュータ可読媒体。
12. 前記選択されたメディアファイルに関連する前記メディアタイプと前記メディアプレーヤーに関連する前記メディアタイプは、オーディオ、ビデオ、および画像の１つまたは複数を備えることを特徴とする請求項９に記載のコンピュータ可読媒体。
13. 前記メニューヘッダに設定する前記参照は、前記選択されたメディアファイルに対するメモリ位置オフセット、選択されたメディアファイルを参照する再生リストの対するポインタ、または前記選択されたメディアファイルに対するポインタの１つを備えることを特徴とする請求項９に記載のコンピュータ可読媒体。
14. 前記設定したメニューヘッダを読み取るための入力モジュールと、
    前記メディアプレーヤーに関連する前記メディアタイプに応じて前記選択されたメディアファイルに対する前記参照をフィルタすることによって前記入力モジュールからの前記読み取ったメニューヘッダを適合させるためのメニューモジュールと、
    前記メニューモジュールからの前記適合させたメニューヘッダからメニュー情報を前記メディアプレーヤーに関連するディスプレイ上でユーザに表示するためのユーザインターフェイスモジュールと
    をさらに備えることを特徴とする請求項９に記載のコンピュータ可読媒体。
15. １つまたは複数のメディアファイルを編成する１つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、前記メディアファイルそれぞれは関連するメディアタイプを有しており、かつ前記メディアタイプに応じてメディアプレーヤーによるレンダリングのために適合されており、前記メディアプレーヤーは前記メディアプレーヤーに関連するディスプレイ上でメニュー情報を表示し、前記メニュー情報は、ユーザが前記メディアプレーヤーを用いて前記１つまたは複数のメディアファイルを操作することができるようにし、前記メディアプレーヤーもまた関連するメディアタイプを有しており、前記コンピュータ可読媒体は、
    １つまたは複数の選択されたメディアファイルに対する参照と前記選択されたメディアファイルのそれぞれ各１つに関連するメディアタイプを有するメニューヘッダを読み取るための入力モジュールと、
    メディアプレーヤーに関連するメディアタイプに応じて前記選択されたメディアファイルに対する前記参照をフィルタすることによって前記入力モジュールからの前記読み取ったメニューヘッダを適合させるためのメニューモジュールと、
    前記メニューモジュールからの適合させたメニューヘッダからメニュー情報を前記メディアプレーヤーに関連するディスプレイ上でユーザに表示するためのユーザインターフェイスモジュールと
    を備えることを特徴とするコンピュータ可読媒体。
16. 前記メニューヘッダは、該メニューヘッダと他のメニューヘッダとの間の操作を可能にするために前記他のメニューヘッダに対する参照と該他のメニューヘッダに関連するメディアタイプとを含み、前記メディアプレーヤーに関連する前記メディアタイプに応じて前記他のメニューヘッダに対する前記参照をフィルタすることによって前記読み取ったメニューヘッダを適合させるための操作モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ可読媒体。
17. 前記選択されたメディアファイルに対する前記参照は、前記選択されたメディアファイルに対するメモリ位置のオフセット、前記選択されたメディアファイルを参照する再生リストに対するポインタ、または前記選択されたメディアファイルに対するポインタの１つを備えることを特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ可読媒体。
18. 前記選択されたメディアファイルに対する前記参照を格納する再生リストフィールドと、
    前記再生リストフィールドにおいて参照した前記選択されたメディアファイルの前記メディアタイプを格納する要約フィールドと
    をさらに備えることを特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ可読媒体。
19. コンテンツに関連したデータに対応する値を格納するメタデータフィールドをさらに備えており、前記コンテンツに関連したデータは、前記メディアプレーヤーに応じて、前記１つまたは複数の選択されたメディアファイルのコンテンツのタイトル、作曲家、演者、ジャンル、スタジオ、ディレクタ、格付け、アーティスト、および説明の内の１つまたは複数から選択されていることを特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ可読媒体。
20. 前記選択されたメディアファイルに関連するメタデータを識別する値を格納する地域フィールドであって、前記メタデータは特定の言語に対応する地域フィールドをさらに備えることを特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ可読媒体。
    

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