JP2004187094A - 通信確立装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】重要性の高いセッションを優先的に確立することができる通信確立装置を得ることを目的とする。
【解決手段】優先度判定部11がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する一方、優先度判定部11がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除して、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する。
【選択図】 図1
【解決手段】優先度判定部11がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する一方、優先度判定部11がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除して、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、セッションを確立する際に使用する資源を確保する通信確立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信確立装置は、送信側からコネクションの開設要求を受けると、そのコネクションを開設する際に使用する資源を確保するが、資源が不足しているために新たなコネクションを開設することができない場合、許容される範囲内で通信の品質を低減することにより、必要な資源を確保して新たなコネクションを開設する。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−093571号公報(段落番号[0024]から[0031]、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の通信確立装置は以上のように構成されているので、資源が不足している場合でも、新たなコネクションを開設することができる場合がある。しかし、コネクションの優先度を考慮していないため、新たなコネクションの重要性が極めて高いにも拘わらず、重要性が低いコネクションが資源を占有していると、新たなコネクションを開設することができない場合があるなどの課題があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、重要性の高いセッションを優先的に確立することができる通信確立装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る通信確立装置は、判定手段がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する一方、判定手段がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除して、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による通信確立装置を示す構成図であり、図2はこの発明の実施の形態1による通信確立装置のセッション管理部を示す構成図である。
図において、入出力部1は送信端末からセッションの確立要求を受信する一方、その送信端末に対して応答情報を送信する。メモリ2は複数のセキュリティポリシーデータを格納し、メモリ3は資源情報を格納している。なお、セキュリティポリシーデータは通信データの暗号方式や通信経路等を示すデータであり、セキュリティポリシーデータには優先度が付加されている。また、資源情報は装置内で利用可能な資源(例えば、CPU、メモリなど)に関する情報である。
【0008】
セッション管理部4は優先度判定部11、資源確保部12、割当解除部13及び資源確保部14から構成されている。
カウンタCNT5は高優先度のセッションの割当数をカウントし、カウンタCNT6は低優先度のセッションの割当数をカウントする。利用比率テーブル7は高優先度のセッションに対する低優先度のセッションの利用比率を格納する。
【0009】
優先度判定部11は入出力部1がセッションの確立要求を受信すると、そのセッションに対応するセキュリティポリシーデータを検索し、そのセキュリティポリシーデータに付加されている優先度を参照して、そのセッションの優先度の高低を判定する。なお、優先度判定部11は判定手段を構成している。
資源確保部12は優先度判定部11がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する。なお、資源確保部12は第1の資源確保手段を構成している。
【0010】
割当解除部13は優先度判定部11がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除する。なお、割当解除部13は割当解除手段を構成している。
資源確保部14は優先度判定部11がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する。資源確保部14は第2の資源確保手段を構成している。
図3はこの発明の実施の形態1による通信確立装置の処理内容を示すフローチャートである。
【0011】
次に動作について説明する。
入出力部1は、送信端末からセッションの確立要求を受信すると(ステップST1)、そのセッションの確立要求をセッション管理部4に出力する。
ここで、セッションの確立要求には、通信データが使用する暗号方式や通信経路の設定データが含まれている。
【0012】
セッション管理部4の優先度判定部11は、入出力部1がセッションの確立要求を受信すると、そのセッションに対応するセキュリティポリシーデータを検索する(ステップST2)。
即ち、セッションの確立要求から暗号方式や通信経路を確認し、メモリ2に格納されている複数のセキュリティポリシーデータの中で、同一の暗号方式や通信経路を有するセキュリティポリシーデータを検索する。
【0013】
優先度判定部11は、セッションに対応するセキュリティポリシーデータがメモリ2の中に存在しない場合、そのセッションの確立を拒否し(ステップST3,ST4)、入出力部1を介して、その旨を示す応答情報を送信端末に送信する。
一方、セッションに対応するセキュリティポリシーデータがメモリ2の中に存在する場合、そのセキュリティポリシーデータに付加されている優先度を参照して、そのセッションの優先度の高低を判定する(ステップST3,ST5)。
【0014】
資源確保部12は、優先度判定部11がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、利用比率テーブル7を参照して、低優先度のセッション利用量が許容値に到達しているか否かを確認する(ステップST6,ST7)。
例えば、利用比率テーブル7を参照して、高優先度のセッションに対する低優先度のセッションの利用比率が許容比率を上回っている場合、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していると判断する。あるいは、カウンタCNT6のカウント値である低優先度のセッションの割当数が許容数を上回っている場合、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していると判断する。
【0015】
資源確保部12は、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していると判断すると、そのセッションの確立を拒否し(ステップST4)、入出力部1を介して、その旨を示す応答情報を送信端末に送信する。
一方、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していないと判断すると、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保し(ステップST11)、入出力部1を介して、その旨を示す応答情報を送信端末に送信する。
これにより、送信端末は、セッションを確立して受信端末とデータ通信を開始することができる。
また、資源確保部12は、カウンタCNT6をカウントアップして(ステップST12)、利用比率テーブル7を更新するとともに、メモリ3の資源情報を更新する。
【0016】
割当解除部13は、優先度判定部11がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、メモリ3に格納されている資源情報を参照して、資源利用量を確認し、資源利用量が許容値に到達しているか否かを確認する(ステップST8,ST9)。
割当解除部13は、資源利用量が許容値に到達していると判断すると、高優先度のセッションの確立を優先する観点から、低優先度のセッションの割当を解除する(ステップST10)。ただし、カウンタCNT5のカウント値である高優先度のセッションの割当数が許容数を上回っている場合、高優先度のセッションであっても、これ以上セッションを確立すべきでないので、低優先度のセッションの割当を解除しない。
なお、割当解除部13は、低優先度のセッションの割当を解除すると、カウンタCNT6をカウントダウンして、利用比率テーブル7を更新するとともに、メモリ3の資源情報を更新する。
【0017】
資源確保部14は、カウンタCNT5のカウント値が許容数を上回っていなければ、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保し(ステップST11)、入出力部1を介して、その旨を示す応答情報を送信端末に送信する。
これにより、送信端末は、セッションを確立して受信端末とデータ通信を開始することができる。
また、資源確保部14は、カウンタCNT5をカウントアップして(ステップST12)、利用比率テーブル7を更新するとともに、メモリ3の資源情報を更新する。
【0018】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、優先度判定部11がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する一方、優先度判定部11がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除して、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保するように構成したので、重要性の高いセッションを優先的に確立することができる効果を奏する。
【0019】
また、この実施の形態1によれば、セッションに対応するセキュリティポリシーデータを検索し、そのセキュリティポリシーデータに付加されている優先度を参照して、そのセッションの優先度の高低を判定するように構成したので、構成の複雑化を招くことなく、セッションの優先度の高低を判定することができる効果を奏する。
また、この実施の形態1によれば、低優先度のセッション利用量が許容値に到達している場合、資源確保部12がセッションの確立を拒否するように構成したので、重要性の高いセッションの確立を優先することができる効果を奏する。
さらに、この実施の形態1によれば、セッションの割当数が設定数に到達していない場合に限り、資源確保部12,14がセッションを確立する際に使用する資源を確保するように構成したので、セッションの確立を効率的に行うことができる効果を奏する。
【0020】
なお、この実施の形態1では、高優先度のセッションと低優先度のセッションが混在しているものについて示したが、優先度が3以上異なるセッションが混在していてもよく、同様の効果を奏することができる。
【0021】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による通信確立装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
ユーザI/F部8は全セッションの割当数の許容値を設定変更する設定変更手段を構成している。メモリ9は全セッションの割当数の許容値を格納している。
【0022】
上記実施の形態1では、資源利用量が許容値に到達していると判断すると、割当解除部13が低優先度のセッションの割当を解除するものについて示したが、全セッションの割当数がメモリ9に格納されている許容値を上回ると、割当解除部13が低優先度のセッションの割当を解除するようにしてもよい。
これにより、上記実施の形態1と同様に、重要性の高いセッションの確立を優先することができるが、さらに、この実施の形態2では、メモリ9に格納されている全セッションの割当数の許容値を設定変更するユーザI/F部8を設けているので、ユーザが資源の利用度を制御することができる効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、判定手段がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する一方、判定手段がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除して、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保するように構成したので、重要性の高いセッションを優先的に確立することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による通信確立装置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による通信確立装置のセッション管理部を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1による通信確立装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態2による通信確立装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 入出力部、2 メモリ、3 メモリ、4 セッション管理部、5 カウンタCNT、6 カウンタCNT、7 利用比率テーブル、8 ユーザI/F部(設定変更手段)、9 メモリ、11 優先度判定部(判定手段)、12 資源確保部(第1の資源確保手段)、13 割当解除部(割当解除手段)、14 資源確保部(第2の資源確保手段)。
【発明の属する技術分野】
この発明は、セッションを確立する際に使用する資源を確保する通信確立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信確立装置は、送信側からコネクションの開設要求を受けると、そのコネクションを開設する際に使用する資源を確保するが、資源が不足しているために新たなコネクションを開設することができない場合、許容される範囲内で通信の品質を低減することにより、必要な資源を確保して新たなコネクションを開設する。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−093571号公報(段落番号[0024]から[0031]、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の通信確立装置は以上のように構成されているので、資源が不足している場合でも、新たなコネクションを開設することができる場合がある。しかし、コネクションの優先度を考慮していないため、新たなコネクションの重要性が極めて高いにも拘わらず、重要性が低いコネクションが資源を占有していると、新たなコネクションを開設することができない場合があるなどの課題があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、重要性の高いセッションを優先的に確立することができる通信確立装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る通信確立装置は、判定手段がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する一方、判定手段がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除して、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による通信確立装置を示す構成図であり、図2はこの発明の実施の形態1による通信確立装置のセッション管理部を示す構成図である。
図において、入出力部1は送信端末からセッションの確立要求を受信する一方、その送信端末に対して応答情報を送信する。メモリ2は複数のセキュリティポリシーデータを格納し、メモリ3は資源情報を格納している。なお、セキュリティポリシーデータは通信データの暗号方式や通信経路等を示すデータであり、セキュリティポリシーデータには優先度が付加されている。また、資源情報は装置内で利用可能な資源(例えば、CPU、メモリなど)に関する情報である。
【0008】
セッション管理部4は優先度判定部11、資源確保部12、割当解除部13及び資源確保部14から構成されている。
カウンタCNT5は高優先度のセッションの割当数をカウントし、カウンタCNT6は低優先度のセッションの割当数をカウントする。利用比率テーブル7は高優先度のセッションに対する低優先度のセッションの利用比率を格納する。
【0009】
優先度判定部11は入出力部1がセッションの確立要求を受信すると、そのセッションに対応するセキュリティポリシーデータを検索し、そのセキュリティポリシーデータに付加されている優先度を参照して、そのセッションの優先度の高低を判定する。なお、優先度判定部11は判定手段を構成している。
資源確保部12は優先度判定部11がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する。なお、資源確保部12は第1の資源確保手段を構成している。
【0010】
割当解除部13は優先度判定部11がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除する。なお、割当解除部13は割当解除手段を構成している。
資源確保部14は優先度判定部11がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する。資源確保部14は第2の資源確保手段を構成している。
図3はこの発明の実施の形態1による通信確立装置の処理内容を示すフローチャートである。
【0011】
次に動作について説明する。
入出力部1は、送信端末からセッションの確立要求を受信すると(ステップST1)、そのセッションの確立要求をセッション管理部4に出力する。
ここで、セッションの確立要求には、通信データが使用する暗号方式や通信経路の設定データが含まれている。
【0012】
セッション管理部4の優先度判定部11は、入出力部1がセッションの確立要求を受信すると、そのセッションに対応するセキュリティポリシーデータを検索する(ステップST2)。
即ち、セッションの確立要求から暗号方式や通信経路を確認し、メモリ2に格納されている複数のセキュリティポリシーデータの中で、同一の暗号方式や通信経路を有するセキュリティポリシーデータを検索する。
【0013】
優先度判定部11は、セッションに対応するセキュリティポリシーデータがメモリ2の中に存在しない場合、そのセッションの確立を拒否し(ステップST3,ST4)、入出力部1を介して、その旨を示す応答情報を送信端末に送信する。
一方、セッションに対応するセキュリティポリシーデータがメモリ2の中に存在する場合、そのセキュリティポリシーデータに付加されている優先度を参照して、そのセッションの優先度の高低を判定する(ステップST3,ST5)。
【0014】
資源確保部12は、優先度判定部11がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、利用比率テーブル7を参照して、低優先度のセッション利用量が許容値に到達しているか否かを確認する(ステップST6,ST7)。
例えば、利用比率テーブル7を参照して、高優先度のセッションに対する低優先度のセッションの利用比率が許容比率を上回っている場合、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していると判断する。あるいは、カウンタCNT6のカウント値である低優先度のセッションの割当数が許容数を上回っている場合、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していると判断する。
【0015】
資源確保部12は、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していると判断すると、そのセッションの確立を拒否し(ステップST4)、入出力部1を介して、その旨を示す応答情報を送信端末に送信する。
一方、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していないと判断すると、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保し(ステップST11)、入出力部1を介して、その旨を示す応答情報を送信端末に送信する。
これにより、送信端末は、セッションを確立して受信端末とデータ通信を開始することができる。
また、資源確保部12は、カウンタCNT6をカウントアップして(ステップST12)、利用比率テーブル7を更新するとともに、メモリ3の資源情報を更新する。
【0016】
割当解除部13は、優先度判定部11がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、メモリ3に格納されている資源情報を参照して、資源利用量を確認し、資源利用量が許容値に到達しているか否かを確認する(ステップST8,ST9)。
割当解除部13は、資源利用量が許容値に到達していると判断すると、高優先度のセッションの確立を優先する観点から、低優先度のセッションの割当を解除する(ステップST10)。ただし、カウンタCNT5のカウント値である高優先度のセッションの割当数が許容数を上回っている場合、高優先度のセッションであっても、これ以上セッションを確立すべきでないので、低優先度のセッションの割当を解除しない。
なお、割当解除部13は、低優先度のセッションの割当を解除すると、カウンタCNT6をカウントダウンして、利用比率テーブル7を更新するとともに、メモリ3の資源情報を更新する。
【0017】
資源確保部14は、カウンタCNT5のカウント値が許容数を上回っていなければ、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保し(ステップST11)、入出力部1を介して、その旨を示す応答情報を送信端末に送信する。
これにより、送信端末は、セッションを確立して受信端末とデータ通信を開始することができる。
また、資源確保部14は、カウンタCNT5をカウントアップして(ステップST12)、利用比率テーブル7を更新するとともに、メモリ3の資源情報を更新する。
【0018】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、優先度判定部11がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する一方、優先度判定部11がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除して、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保するように構成したので、重要性の高いセッションを優先的に確立することができる効果を奏する。
【0019】
また、この実施の形態1によれば、セッションに対応するセキュリティポリシーデータを検索し、そのセキュリティポリシーデータに付加されている優先度を参照して、そのセッションの優先度の高低を判定するように構成したので、構成の複雑化を招くことなく、セッションの優先度の高低を判定することができる効果を奏する。
また、この実施の形態1によれば、低優先度のセッション利用量が許容値に到達している場合、資源確保部12がセッションの確立を拒否するように構成したので、重要性の高いセッションの確立を優先することができる効果を奏する。
さらに、この実施の形態1によれば、セッションの割当数が設定数に到達していない場合に限り、資源確保部12,14がセッションを確立する際に使用する資源を確保するように構成したので、セッションの確立を効率的に行うことができる効果を奏する。
【0020】
なお、この実施の形態1では、高優先度のセッションと低優先度のセッションが混在しているものについて示したが、優先度が3以上異なるセッションが混在していてもよく、同様の効果を奏することができる。
【0021】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による通信確立装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
ユーザI/F部8は全セッションの割当数の許容値を設定変更する設定変更手段を構成している。メモリ9は全セッションの割当数の許容値を格納している。
【0022】
上記実施の形態1では、資源利用量が許容値に到達していると判断すると、割当解除部13が低優先度のセッションの割当を解除するものについて示したが、全セッションの割当数がメモリ9に格納されている許容値を上回ると、割当解除部13が低優先度のセッションの割当を解除するようにしてもよい。
これにより、上記実施の形態1と同様に、重要性の高いセッションの確立を優先することができるが、さらに、この実施の形態2では、メモリ9に格納されている全セッションの割当数の許容値を設定変更するユーザI/F部8を設けているので、ユーザが資源の利用度を制御することができる効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、判定手段がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する一方、判定手段がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除して、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保するように構成したので、重要性の高いセッションを優先的に確立することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による通信確立装置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による通信確立装置のセッション管理部を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1による通信確立装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態2による通信確立装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 入出力部、2 メモリ、3 メモリ、4 セッション管理部、5 カウンタCNT、6 カウンタCNT、7 利用比率テーブル、8 ユーザI/F部(設定変更手段)、9 メモリ、11 優先度判定部(判定手段)、12 資源確保部(第1の資源確保手段)、13 割当解除部(割当解除手段)、14 資源確保部(第2の資源確保手段)。
Claims (6)
- セッションの確立要求を受信すると、そのセッションの優先度の高低を判定する判定手段と、上記判定手段がセッションの優先度が低い旨の判定を行うと、低優先度のセッション利用量が許容値に到達していない場合に限り、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する第1の資源確保手段と、上記判定手段がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、資源利用量が許容値に到達している場合、低優先度のセッションの割当を解除する割当解除手段と、上記判定手段がセッションの優先度が高い旨の判定を行うと、そのセッションを確立する際に使用する資源を確保する第2の資源確保手段とを備えた通信確立装置。
- 判定手段は、セッションに対応するセキュリティポリシーデータを検索し、そのセキュリティポリシーデータに付加されている優先度を参照して、そのセッションの優先度の高低を判定することを特徴とする請求項1記載の通信確立装置。
- 第1の資源確保手段は、低優先度のセッション利用量が許容値に到達している場合、セッションの確立を拒否することを特徴とする請求項1記載の通信確立装置。
- 第1及び第2の資源確保手段は、セッションの割当数が設定数に到達していない場合に限り、セッションを確立する際に使用する資源を確保することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の通信確立装置。
- 割当解除手段は、全セッションの割当数が許容値を上回ると、低優先度のセッションの割当を解除することを特徴とする請求項1記載の通信確立装置。
- 全セッションの割当数の許容値を設定変更する設定変更手段を設けたことを特徴とする請求項5記載の通信確立装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002352777A JP2004187094A (ja) | 2002-12-04 | 2002-12-04 | 通信確立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002352777A JP2004187094A (ja) | 2002-12-04 | 2002-12-04 | 通信確立装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004187094A true JP2004187094A (ja) | 2004-07-02 |
JP2004187094A5 JP2004187094A5 (ja) | 2005-08-18 |
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ID=32754299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002352777A Pending JP2004187094A (ja) | 2002-12-04 | 2002-12-04 | 通信確立装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2004187094A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1898567A1 (en) * | 2006-08-24 | 2008-03-12 | Research In Motion Limited | System and method for determining that a maximum number of IP sessions has been established |
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