JP2004187059A - Ip通信端末とそのワンタッチダイヤル登録方法 - Google Patents

Ip通信端末とそのワンタッチダイヤル登録方法 Download PDF

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▲はじめ▼ 坂井
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Abstract

【課題】本発明は、通話時の接続をワンタッチで行なえ、登録文字数に制限のないIP通信端末と、IP通信端末の接続をワンタッチで行なわせることができるワンタッチダイヤル登録方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のIP通信端末は、ワンタッチダイヤルキーが押下されると、ワンタッチダイヤル管理手段14がワンタッチダイヤルテーブル16bに登録された接続先に対して発信でき、ワンタッチダイヤルテーブル16bには、少なくともワンタッチダイヤル番号と関係付けられたIPアドレス、エイリアスアドレス、電話番号のいずれかが登録される。また、本発明のワンタッチダイヤル登録方法は、通話終了後に、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下してゲートキーパーにエイリアスアドレスを問い合わせ、該エイリアスアドレスとワンタッチダイヤル番号を関係付けてワンタッチ登録を行なう。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通話時の接続をワンタッチで行なえ、アドレス情報の登録が容易で、登録文字数に制限のないIP通信端末、及びそのワンタッチダイヤル登録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットやイントラネット等を利用して、2つのIP通信端末を接続して音声通信を行うネットワーク通話システムが提案されている。この場合、2つの通信端末同士がIPアドレスを用いて直接ピア・ツー・ピアで接続するものである。しかし、このネットワークシステムでは接続するため相手のIPアドレスを入力する必要があった。この入力作業は面倒なものであった。
【0003】
そこで、こうした煩わしい操作をしないで確実な発信が行なえるVo(Voice over)IP電話(以下IP電話)を使っての電話発信方法が提案された(特許文献1)。図13は従来の電話発信するネットワーク通話システムの構成図である。この従来のネットワーク通話システムは、次のような操作で電話発信する。すなわち、図13に示すように、LAN100に接続されたIP電話160と端末装置170との間の通信に基づいて電話発信を行う。IP電話160を操作して電話帳アプリケーションポップアップメッセージを端末装置170に送出する。端末装置170がIP電話160からのポップアップメッセージによって電話帳アプリケーションプログラムを自動起動して実行する。電話帳アプリケーションプログラムはWWWサーバ120へ電話帳データの要求を行ない、WWWサーバ120はデータベースから電話帳データを検索して、検索結果をHTMLファイルとして電話帳アプリケーションプログラムに返送する。端末装置170ではこの電話帳データ(リスト)を画面表示し、一覧表示された電話帳データから電話相手先の電話番号を選択し、この選択した電話番号情報をIP電話160へ転送する。IP電話160が端末装置170から転送した電話番号を電話網に収容された電話端末に自動発信するものである。ゲートキーパー130によってアドレス交換されてゲートウェイ140を経て一般電話端末150に接続される。
【0004】
この従来のネットワーク通話システムは、IP電話160の煩わしい手動ダイヤル操作を行わずに電話相手先への電話発信を可能にする。加えて、最近の電話はディスプレーが狭い上に、多数の文字などが表示されることが多いが、さらにまた、アドレス帳アプリケーションソフトウェアを利用した相手先の検索時に電話番号を見間違えたり、手入力時のダイヤルボタンの押し間違えが起こりがちであるが、このような誤操作によって引き起こされる間違い電話の発信を皆無にすることができるものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−127902号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上説明した従来のネットワーク通話システムでは、2つのIP電話同士がIPアドレスを用いてピア・ツー・ピアで直接接続するためには、相手のIPアドレスを入力する必要があり、非常に煩わしい。
【0007】
また、別の従来のネットワーク通話システムは、IP電話160のポップアップメッセージで端末装置170のアプリケーションソフトウェアを自動起動し、WWWサーバ120から得た電話帳データから相手の電話番号を選択し、これをIP電話160へ転送し、ゲートキーパー130に向けて発信する。このため相手のIPアドレスを入力する必要はなくなるが、その操作はまだ煩わしく、依然として利用者に負担が残るものであった。
【0008】
同様に、所定のアプリケーションプロバイダのサービスを利用すれば、ディレクトリサーバをもつゲートウェイに対して電話番号やエイリアスアドレスを含んだIPパケットを送信して接続することができる。しかし所定のアプリケーションソフトウェアを利用しなければとくにエイリアスアドレスでは通話できず、通話できる相手が限られてしまう上に、この場合もワンタッチで発信などできないものであった。
【0009】
ところで、よく知られているように電話機にはワンタッチダイヤル登録機能が設けられている。これは相手の電話番号を手入力で入力し、ワンタッチダイヤルキーで登録を行うもので、以後簡単にワンタッチ発信が可能になる。しかし、IP電話ではこのワンタッチダイヤル登録を行なうことができなかった。すなわち、電話番号しか登録できず、上述の従来のネットワーク通話システムでは、WWWサーバ120のデータベースから電話帳データを入手しても、ワンタッチダイヤル登録が行なえる文字数は制限されており、アドレス情報を使っての各別の接続情報の登録には未対応でワンタッチダイヤル登録は難しかった。
【0010】
そこで、本発明は、通話時の接続をワンタッチで行なえ、アドレス情報の登録が容易で、登録文字数に制限のないIP通信端末を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、IP通信端末の接続をワンタッチで行なわせることができるワンタッチダイヤル登録方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明のIP通信端末は、ワンタッチダイヤルキーが押下されると、ワンタッチダイヤル管理手段がワンタッチダイヤルテーブルに登録された接続先に対して発信するIP通信端末であって、ワンタッチダイヤルテーブルには、少なくともワンタッチダイヤル番号と関係付けられたIPアドレス、エイリアスアドレス、電話番号のいずれかが登録されることを特徴とする。
【0013】
これにより、通話時の接続をワンタッチで行なえ、アドレス情報の登録が容易で、登録文字数に制限のないIP通信端末とそのワンタッチダイヤル登録方法を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、ワンタッチダイヤルキーが押下されると、ワンタッチダイヤル管理手段がワンタッチダイヤルテーブルに登録された接続先に対して発信するIP通信端末であって、ワンタッチダイヤルテーブルには、ワンタッチダイヤル番号と関係付けられたIPアドレス、エイリアスアドレス、電話番号のいずれかが登録されることを特徴とするIP通信端末であり、通話時の接続をワンタッチで行なえ、アドレス情報の登録を容易に行なうことができる。
【0015】
本発明の請求項2に記載の発明は、ワンタッチダイヤル番号にエイリアスアドレスが関係付けられ場合には、ゲートキーパーにエイリアスアドレスを送信するためのフラグがワンタッチダイヤルテーブルにセットされ、該ゲートキーパーでエイリアスアドレスがIPアドレスに変換されることを特徴とする請求項1記載のIP通信端末であり、エイリアスアドレスを登録しておいてもゲートキーパーでIPアドレスに変換でき、接続をワンタッチで行なえる。
【0016】
本発明の請求項3に記載の発明は、ワンタッチダイヤル番号に電話番号が関係付けられ場合には、ゲートウェイに電話番号を送信するためのフラグがワンタッチダイヤルテーブルにセットされ、該ゲートウェイで電話番号に変換されることを特徴とする請求項1記載のIP通信端末であり、電話番号を登録しておいてもゲートウェイで変換でき、接続をワンタッチで行なえる。
【0017】
本発明の請求項4に記載の発明は、ワンタッチダイヤル番号にIPアドレスが関係付けられた場合には、ピア・ツー・ピアで接続するためにフラグがワンタッチダイヤルテーブルにセットされないことを特徴とする請求項1記載のIP通信端末であり、IPアドレスが登録されているため直接IP通信端末で接続でき、IP通信端末間を安定した音質の通話を行なうことができる。
【0018】
本発明の請求項5に記載の発明は、ワンタッチダイヤル番号に接続先が未登録の場合には、ゲートウェイに通信可能な相手先一覧を要求するためのフラグがセットされることを特徴とする請求項1記載のIP通信端末であり、未登録のワンタッチダイヤルキーを操作することにより、ゲートウェイに記録されている通信可能な相手先一覧から簡単にワンタッチ登録を行なうことができる。
【0019】
本発明の請求項6に記載の発明は、ワンタッチダイヤル番号に接続先が未登録の場合に、内部の電話帳・アドレステーブルから通信可能な相手先一覧を読み出すためのフラグがセットされることを特徴とする請求項1記載のIP通信端末であり、未登録のワンタッチダイヤルキーを操作することにより、内部の電話帳・アドレステーブルに記録されている通信可能な相手先一覧から簡単にワンタッチ登録を行なうことができる。
【0020】
本発明の請求項7に記載の発明は、ワンタッチダイヤルテーブルのデータ域が可変長であって、該ワンタッチダイヤルテーブルにセットできる文字数が無制限であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のIP通信端末であり、IP通信端末では致命的となるワンタッチダイヤルテーブルの登録文字数の制限を取り外すことができる。
【0021】
本発明の請求項8に記載の発明は、ターミナルからウェブサーバにアクセスし、該ウェブサーバからワンタッチ登録用ウェブページを受信して該ワンタッチ登録用ウェブページによってワンタッチ登録要求を行い、ウェブサーバがIP通信端末のワンタッチ登録を行なうことを特徴とするワンタッチダイヤル登録方法であり、ターミナルからウェブサーバを利用することにより、IP通信端末の接続をワンタッチで行なわせることができる。
【0022】
本発明の請求項9に記載の発明は、他のIP通信端末から着信して通話終了後に、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下してゲートキーパーにエイリアスアドレスを問い合わせ、該エイリアスアドレスとワンタッチダイヤル番号を関係付けてIP通信端末のワンタッチ登録を行なうことを特徴とするワンタッチダイヤル登録方法であり、通話終了後に、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下するだけで、IP通信端末の接続をワンタッチで行なわせることができる。
【0023】
本発明の請求項10に記載の発明は、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下してゲートウェイに通信可能な相手先一覧を要求し、該相手先一覧の中から相手先を選択してワンタッチダイヤルキーを押下すると、選択した相手先のIP通信端末が該ワンタッチダイヤルキーに関係づけられてワンタッチ登録されることを特徴とするワンタッチダイヤル登録方法であり、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下するだけで、ゲートウェイから通信可能な相手先一覧を得て、IP通信端末の接続をワンタッチで行なわせることができる。
【0024】
本発明の請求項11に記載の発明は、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下して記憶手段の電話帳・アドレステーブルから通信可能な相手先一覧を読み出し、該相手先一覧の中から相手先を選択してワンタッチダイヤルキーを押下すると、選択した相手先のIP通信端末が該ワンタッチダイヤルキーに関係づけられてワンタッチ登録されることを特徴とするワンタッチダイヤル登録方法であり、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下するだけで、電話帳・アドレステーブルから通信可能な相手先一覧を入手して、IP通信端末の接続をワンタッチで行なわせることができる。
【0025】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるIP通信端末とワンタッチダイヤル登録方法について図面に基づいて説明を行う。図1は本発明の実施の形態1におけるネットワーク通信システムのネットワーク全体構成図、図2は本発明の実施の形態1におけるIP通信端末のブロック構成図、図3(a)は図2のIP通信端末の外観図、図3(b)は図2のIP通信端末のワンタッチダイヤルテーブルの説明図である。
【0026】
図1において、1はイントラネットやインターネット等のTCP/IP等のプロトコルで通信することができるネットワーク、1aは電話回線網(PSTN,ISDN)、2a,2bはネットワーク1を介して音声通信することができるIP電話等のIP通信端末、2zは一般電話である。なお、本発明のIP通信端末2a,2bは音声通信のほかに画像を通信することもできる。3は、IP通信端末2a,2bが接続先の端末のドメイン名を使ってグローバルIPアドレス(以下、IPアドレス)を問い合わせたときにIPアドレスに変換できるDNSサーバ、4はIP通信端末2a,2bからのアクセスで後述のワンタッチ登録用ウェブページを送信できるウェブサーバ、5aはIP通信端末2a,2bやウェブサーバ4からの要求でエリアスアドレスをIPアドレスに変換できるゲートキーパー、5bはネットワーク1に接続されたIP通信端末等のIPアドレスやエイリアスアドレス等のデータを保持し、IP通信端末等からの問い合わせを保持するデータに基づいて返答等するディレクトリサーバ、6a,6bはルータ、7a,7bはパソコン等で構成されるターミナルである。なお、本実施の形態では、ルータ6a,6b配下にIP通信端末2a,2bとターミナル7a,7bが接続されており、DNSサーバ3は端末2a,2bのアドレスとホスト名の対応関係の管理等している。8はネットワーク1と電話回線網1aを接続するゲートウェイである。
【0027】
ところで実施の形態1のIPアドレスは以上述べたようにグローバルIPアドレスであるが、LAN内で使用する場合等では、IPアドレスはローカルIPアドレスであってよい。一般電話2zから回線を介しゲートウェイ8でネットワーク1に接続するときは、電話番号からIPアドレスに変換される。
【0028】
図2はIP通信端末2a,2bのブロック構成を示しており、10は音声入力を行うマイク、11は復号化した音声信号を音声として出力するスピーカ、12はマイク10からの音声信号をA/D変換してデジタル化して圧縮し符号化した音声データを出力し、受信した音声データを伸長してD/A変換後に音声信号として出力する音声処理手段である。
【0029】
13は、テンキーや送信ボタンの押下等により入力するキー入力手段、14はワンタッチダイヤル登録を行なうワンタッチダイヤル管理手段、15は中央処理装置に制御プログラムがロードされてシステム制御を行う機能実現手段としての制御手段、16は制御プログラムを格納し一時記憶までを含んだ記憶手段、16aは記憶手段16に設けられ、IP通信端末2a,2bがアクセスするためのアドレス情報を格納した電話帳・アドレステーブル、16bはワンタッチ登録したアドレス情報を格納したワンタッチダイヤルテーブル、16cは着信履歴格納部である。17はネットワークに接続して通信管理とデータリンク層の通信制御を行うことができるインタフェース手段である。インタフェース手段17は、音声通信するときにはH.323やプロトコルSIPに従って通話管理を行う。なお、画像通信するときにはプロトコルHTTP等で通信管理を行う。
【0030】
続いて、図3(a),(b)に基づいてIP通信端末とワンタッチダイヤルテーブル16bの構成について説明する。図3(a)において、18は実施の形態1のIP通信端末2aであるIP電話、19はワンタッチダイヤルキー、1912はワンタッチダイヤル1〜12である。20はテンキー、21はハンドセットである。
【0031】
図3(b)はワンタッチダイヤルテーブル16bを示しており、22はワンタッチダイヤル1〜12と対応するワンタッチダイヤル番号、23はワンタッチダイヤルで接続を行ないたい接続先である。24は電話番号やエイリアスアドレス、IPアドレスを記録した電話番号/アドレス、25は電話番号/アドレス24を送信する送信先を指定するリンク先フラグである。図3(b)のワンタッチダイヤルテーブル16bでは、ワンタッチダイヤル1〜4は登録されているが、ワンタッチダイヤル5,6は未登録である。
【0032】
電話番号/アドレス24には、ワンタッチダイヤル1の「111.222.333.444」のようにIPアドレスが記録されたり、ワンタッチダイヤル2に記載された「hanako123・・9012・・90@xyz.com」のようなエイリアスアドレスであってもよい。なお、エイリアスアドレスは正規のアドレスに対して別に設定した別名アドレスであり、とくにこのワンタッチダイヤル2のエイリアスアドレスは34文字のものである。ワンタッチダイヤル3の「0123−456−7890」は電話番号、ワンタッチダイヤル4の「2345」は電話番号であるが、内線番号である。
【0033】
ところで、従来のワンタッチダイヤルで登録されるのは電話番号であった。従ってどのような電話番号であっても、接続先名と併せても32文字以上になることはなく、登録文字は32文字内で十分であり、32文字内で登録するという制限を受けていた。しかし、IP電話においてワンタッチダイヤルを実現しようとすると、実施の形態1のように「hanako123・・9012・・90@xyz.com」という34文字のエイリアスアドレスは少なくとも登録できず、ワンタッチダイヤルできないことになる。同様に、以下説明するリンク先フラグ25を登録したり、接続先の名前、IPアドレスもポート番号が付加されたりすると優に32文字を超えることが予想され、IP電話からワンタッチダイヤルで発信できないことになる。すなわち、従来の文字数制限と異なった新しい考えが必要になる。そこで、実施の形態1のIP電話においてはこの文字制限をなくし、可変長のデータ域としている。これにより、如何なる場合もIPアドレス、エイリアスアドレス等をワンタッチ登録ができることになる。なお、固定長のデータ域でも128文字分256バイトとするのでもよい。この場合、確率的に無視できる程度のもので、事実上文字数に制限がなくなる。
【0034】
次に、リンク先フラグ25について説明すると、図1(a),(b)において、ワンタッチダイヤル1のIPアドレスはピア・ツー・ピアで接続されるためフラグをセットする必要はない。しかし、ワンタッチダイヤル2に登録されたエイリアスアドレスについては送信先がゲートキーパー5aになる。そこでゲートキーパーフラグとして「F1」がセットされる。同様にワンタッチダイヤル3における「0123−456−7890」と、ワンタッチダイヤル4における「2345」は内線の電話番号であり、ゲートウェイ8に送信して変換されなければならず、ゲートフラグF2がセットされる。
【0035】
ところで、ワンタッチダイヤル5,6は未登録である。しかし、リンク先フラグ25にはデフォルト値としてワンタッチダイヤル5に「F2」、ワンタッチダイヤル6に「F3」がセットされている。これはこの未登録のワンタッチダイヤル5を押下したときは、所定のゲートウェイ8に相手先一覧の表示要求をするためである。このときゲートウェイ8は通信可能な相手先一覧を検索容易なフォーマットにしてIP通信端末2aに送信して表示させる。また、未登録のワンタッチダイヤル6を押下したときは、IP通信端末2aの電話帳・アドレステーブル16aや着信履歴格納部16cの着信履歴から通信可能な相手先一覧をIP通信端末2aに表示させる。
【0036】
なお、この「F2」、「F3」が混在して使用されることはなく、設定によって「F2」、「F3」のどちらか一方がデフォルトとしてセットされる。そして、デフォルトの「F2」、「F3」がセットされている場合、それぞれ将来正規の電話番号が入力されれば「F2」、正規のエイリアスアドレスが入力されれば「F1」に更新される。
【0037】
さて通信可能な相手先一覧が表示され、この中から相手先「中島三郎」と電話番号例えば「1234−567−8901」を選んだら、そのワンタッチダイヤル6を再押しする。図2(b)のワンタッチダイヤル5,6の丸括弧は一覧表示から入力されて更新されたことを示す。これによってワンタッチダイヤル管理手段14はワンタッチダイヤルテーブル16bにその相手先と電話番号を記憶するとともにリンク先フラグ25にゲートウェイフラグ「F2」をセットし、同時に発呼し、この相手先にアクセスする。
【0038】
ところで、ゲートウェイ8に後述するユーザワンタッチダイヤルテーブル37bが設けられているときには、相手先の名前「CD商会」、電話番号「2345−678−9012」、ワンタッチダイヤル番号を記憶する。またこれと一連の動作として、IP通信端末2aのワンタッチダイヤルテーブル16bには相手先の「CD商会」、電話番号「2345−678−9012」、ゲートウェイフラグ「F3」をセットする。しかし、電話番号は空欄にしておいても構わない。ゲートウェイフラグ「F3」がセットされていれば、ゲートウェイ8はワンタッチダイヤル番号から電話番号「2345−678−9012」を認識することができる。
【0039】
続いてターミナル7a,7bの機能構成について説明する。ターミナル7a,7bはパソコンに通信機能とワンタッチ登録要求機能が搭載されたものである。なお、ワンタッチ登録要求機能はウェブサーバ4から送信される情報にて構成されるようにしてもよい。図4(a)は本発明の実施の形態1におけるターミナルの機能構成図、図4(b)は本発明の実施の形態1におけるウェブサーバの機能構成図、図5(a)は本発明の実施の形態1におけるゲートウェイの機能構成図、図5(b)は本発明の実施の形態1におけるゲートキーパーの機能構成図である。
【0040】
図4(a)において、26は中央処理装置に制御プログラムがロードされてシステム制御を行う機能実現手段(以下説明する各機能手段はすべて同じ)としてのターミナル制御手段、27は制御プログラムを格納し一時記憶まで含んだ記憶手段、27aは記憶手段27に設けられ、ウェブサーバ4にアクセスするためのアドレステーブル、28はウェブサーバ4にワンタッチ登録要求ウェブページを要求し、ウェブサーバ4にワンタッチ登録要求を行うワンタッチダイヤル管理手段である。このワンタッチダイヤル管理手段は、汎用のブラウザ手段とウェブサーバ4から送信されるワンタッチ登録要求ウェブページとから構成するようにしてもよい。29はキーボード等の入力手段、30はネットワークに接続して各プロトコルに従って通信管理とデータリンク層の制御を行うことができるインタフェース手段である。
【0041】
続いて、図4(b)に基づいてワンタッチダイヤル処理を行うウェブサーバの機能構成について説明する。図4(b)はウェブサーバ4のブロック構成を示し、31はウェブサーバ4のシステム制御を行うサーバ制御手段、32は記憶手段、32aはワンタッチ登録用ウェブページのフォーマット等のデータを格納したワンタッチ登録用データ格納部である。33はターミナル7a,7bからワンタッチ登録要求が行なわれたときワンタッチ登録用ウェブページをワンタッチ登録用データ格納部32aから読み出して送信するHTML通知手段、34はネットワークに接続してTCP/IPによる通信管理と制御を行うことができるインタフェース手段である。
【0042】
ウェブサーバ4は、ターミナル7a,7bからワンタッチ登録要求のためアクセスされると、ゲートキーパー5aもしくはディレクトリサーバ5bに対してアドレスデータ(以下、IPアドレスと付加情報を含めてアドレスデータという)を要求し、後述の変換テーブル41bの参照により、エイリアスアドレスや電話番号,IPアドレス等とその送信先とのリンク情報を含めたアドレスデータを取得すると、ターミナル7a,7bに対してワンタッチ登録要求ウェブページを送信する。ターミナル7a,7bはこのウェブページを使ってウェブサーバ4に登録要求を送信する。ウェブサーバ4は取得したアドレス情報をIP通信端末2a,2bに送信し、IP通信端末2a,2bではその設定を行う。
【0043】
次に、ゲートウェイ8とゲートキーパー5aの機能構成について説明する。図5(a)に示すように、35は電話回線網1a(PTSN,ISDN)とのインタフェースを行なう回線インタフェース手段、36は音声通信とネットワーク通信との交換処理を行なうコールセンタ機能手段、37は一時記憶を含む記憶が行なえる記憶手段、37aは電話番号テーブル、37bはユーザワンタッチダイヤルテーブル、37cは通話履歴格納部、38はプロトコルH.323やプロトコルSIPでネットワークとの接続処理を行うネットワークインタフェース手段、39はゲートウェイ制御手段である。
【0044】
ゲートウェイ8では、電話回線網1aまたはネットワーク1から着信すると、プロトコル変換してそれぞれ他方へ着信させる。そしてこのほか、上述したようにIP通信端末2aから未登録のワンタッチダイヤルキーが押下されると、通信可能な相手先一覧を検索容易なフォーマットでIP通信端末2aに送信し、表示させることもできる。同時にIP通信端末2aのワンタッチダイヤル番号を記憶する。ゲートウェイ8は、IP通信端末2aからアクセスがあったときワンタッチダイヤル番号から電話番号を認識することができるものである。
【0045】
続いてゲートキーパー5aの機能構成は、図5(b)において40がシステム制御を行うゲートキーパー制御手段、41がネットワークインタフェース手段、42がネットワークインタフェース手段41から通信データを受けとって処理するコール制御手段、43はエイリアスアドレスとIPアドレスを変換するアドレス変換手段、44は記憶手段、44aはエイリアスアドレスとIPアドレスと対応付ける変換テーブルである。
【0046】
ゲートキーパー5aはゲートウェイ8やターミナル7a,7b、IP通信端末2a,2bからの通話要求を受けると、コール制御手段42がエイリアスアドレスをアドレス変換手段43に渡し、アドレス変換手段43は変換テーブル44aを参照し、エイリアスアドレスと対応するIPアドレスに変換し、このIPアドレスをコール制御手段42に渡す。例えばIP通信端末2aがエイリアスアドレスでIP通信端末2b、一般電話2zに通話する場合、ゲートキーパー5aによってIPアドレスに変換後にIP通信端末2bに送信され、未登録の場合と一般電話2zの場合はゲートウェイ8に送信され、処理される。なお、未登録の場合は、未登録である旨の情報をIP通信端末2aに送信するようにしてもよく、また登録がある場合に、IP通信端末2bのIPアドレスをIP通信端末2aに送信し、IP通信端末2aから直接ピア・トゥー・ピアで接続させるようにしてもよい。
【0047】
さらに、ゲートキーパー5aはウェブサーバ4からIP通信端末2a,2bのアドレスデータの問い合わせを受けると、エイリアスアドレスが既に登録されているときはこのアドレスデータをウェブサーバ4に通知し、未登録の場合はIP通信端末2a,2bにアドレスデータを問い合わせ、応答を得たらこれをウェブサーバ4に送信するものである。
【0048】
そこで、本発明の実施の形態1におけるワンタッチダイヤル登録について説明する。図6は本発明の実施の形態1におけるワンタッチダイヤル登録第1モードのフローチャート、図7は本発明の実施の形態1におけるワンタッチダイヤル登録第2モードのフローチャート、図8は本発明の実施の形態1におけるワンタッチダイヤル登録第3モードのフローチャート、図9は図6のワンタッチダイヤル登録第1モードの第1シーケンスチャート、図10は図6のワンタッチダイヤル登録第1モードの第2シーケンスチャート、図11は本発明の実施の形態1におけるワンタッチダイヤル登録第4モードのシーケンスチャートである。
【0049】
まず図6、図9、図10に基づいて、ターミナルからのワンタッチダイヤル登録第1モードについて説明する。図6において、ターミナル7aからIP通信端末2aにワンタッチダイヤル登録を行なうためにウェブサーバ4にアクセスする(step1)。図9,図10に示すようにウェブサーバ4のURLでアクセスすると、DNSサーバ3がIPアドレスを送信し、ターミナル7aはこのIPアドレスでウェブサーバ4にアクセスする。次いで、ウェブサーバ4はゲートキーパー5aにアドレスデータを要求し(step2)、このときゲートキーパー5aはアドレスデータにワンタッチダイヤルデータが登録済みであるか否かをチェックする(step3)。アドレスデータが変換テーブル44aに未登録(一部を含む)の場合、図10に示すように、IP通信端末2aにワンタッチダイヤルデータを問い合わせ、これを取得する(step4)。なお、登録済みであっても、IP通信端末のワンタッチダイヤルデータに変更がある場合もあるため、登録の有無に関わらず、常にIP通信端末2aにワンタッチダイヤルデータを問い合わせ、これを取得するようにしてもよい。step3においてワンタッチダイヤルデータが登録済みの場合、及びstep4でワンタッチダイヤルデータを取得した場合の双方で、ウェブサーバ4にアドレスデータを送信する(step5)。
【0050】
ウェブサーバ4は図9,図10に示すようにターミナル7aにワンタッチ登録用ウェブページを送信し(step6)、ターミナル7aではこのワンタッチ登録用ウェブページに記載されたワンタッチダイヤルデータを確認し、ワンタッチダイヤルデータの変更や追加をワンタッチ登録用ウェブページ上で行った場合、ワンタッチ登録要求をウェブサーバ4に送信し(step7)、ウェブサーバ4はIP通信端末2aにワンタッチダイヤルデータの変更や追加を伴う登録アドレスを送信する(step8)。
【0051】
IP通信端末2aのワンタッチダイヤル管理手段14は、登録要求された登録アドレスがエイリアスアドレスの登録か否かをチェックする(step9)。エイリアスアドレスの登録の場合、ワンタッチダイヤル管理手段14はワンタッチダイヤルテーブル16bにエイリアスアドレスと、これに加えてゲートキーパー5aとリンクしていることを示すゲートキーパーフラグF2を登録する(step10)。step9において、登録アドレスがエイリアスアドレスの登録ではない場合、ワンタッチダイヤル管理手段14は登録アドレスが電話番号か否かをチェックする(step11)。電話番号の登録の場合、ワンタッチダイヤル管理手段14はワンタッチダイヤルテーブル16bに電話番号と、これに加えてゲートウェイ8とリンクしていることを示すゲートウェイフラグF2を登録する(step12)。さらに、step11において、登録アドレスが電話番号の登録ではない場合、ワンタッチダイヤル管理手段14は登録アドレスがIPアドレスの登録か否かをチェックする(step13)。IPアドレスの登録の場合、ワンタッチダイヤルテーブル16bにIPアドレスを登録し(step14)、IPアドレスの登録でない場合はstep9に戻るものである。
【0052】
続いて、図7に基づいて自端末の着信履歴格納部16cまたはアドレスデーブル16aに記録された着信履歴または電話帳によって登録を行なうワンタッチダイヤル登録第2モードについて説明する。ワンタッチダイヤルキー19(図3(a)参照)を押下すると(step21)、キー入力手段13による第2登録モードの設定が行なわれる。ここでIPアドレスを直接入力するか否かがチェックされ(step22)、直接IPアドレスを入力する場合は、これをIPアドレスとして登録するか否かがチェックされ(step23)、登録する場合ワンタッチダイヤル管理手段14は入力されたIPアドレスをワンタッチダイヤルテーブル16bに登録する。
【0053】
step23において、直接IPアドレスを入力しない場合、自端末の着信履歴格納部16cまたは電話帳・アドレステーブル16aに記録された着信履歴または電話帳のアドレスデータに基づいて登録するか否かがチェックされる(step25)。このチェックは、電話機の所定のボタンが操作されたか否かに基づいて判断する。着信履歴か電話帳のアドレスデータから登録しない場合にはstep22に戻る。
【0054】
step25において着信履歴か電話帳のアドレスデータから登録する場合、IP通信端末2aのワンタッチダイヤル管理手段14は、登録アドレスがエイリアスアドレスの登録か否かをチェックする(step26)。エイリアスアドレスの登録の場合、ワンタッチダイヤル管理手段14はワンタッチダイヤルテーブル16bにエイリアスアドレスと、これに加えてゲートキーパーフラグF2を登録する(step27)。step26において、登録アドレスがエイリアスアドレスの登録ではない場合、ワンタッチダイヤル管理手段14は登録アドレスが電話番号の登録か否かをチェックする(step28)。電話番号の登録の場合、ワンタッチダイヤル管理手段14はワンタッチダイヤルテーブル16bに電話番号とゲートウェイフラグF1を登録する(step29)。さらに、step28において、登録アドレスが電話番号の登録ではない場合、ワンタッチダイヤル管理手段14は登録アドレスがIPアドレスの登録か否かをチェックする(step30)。IPアドレスの登録の場合、ワンタッチダイヤルテーブル16bにIPアドレスを登録し(step31)、IPアドレスの登録でない場合はstep26に戻るものである。
【0055】
次に、図8のフローチャートに基づいてゲートキーパー5aに記録された相手先一覧のアドレスデータを問い合わせて行なうワンタッチダイヤル登録第3モードについて説明する。図8において、ワンタッチダイヤル登録を行なう場合(step41)、IP通信端末2aのワンタッチダイヤル管理手段14はゲートキーパー5aにアクセスし(step42)、相手先一覧を受信する(step43)。ワンタッチダイヤル管理手段14はディスプレーに相手先一覧を表示し(step44)、ワンタッチダイヤル登録を行なう相手先を選択し(step45)、選択されたらこの相手先のIPアドレスを登録するワンタッチダイヤルキー19を選択する(step46)。ワンタッチダイヤルキー19を押下すると、ワンタッチダイヤル管理手段14はワンタッチダイヤルテーブル16bにこの相手先のIPアドレスを関係付けて登録する。
【0056】
このワンタッチダイヤル登録第3モードはゲートキーパー5aに記録された相手先一覧のアドレスデータを問い合わせて行なうものであるが、このフローチャートとまったく同様に、リンク先フラグ25がF2の未登録のワンタッチダイヤルキー19を押下し、ゲートウェイ8から相手先一覧を受信し、ディスプレーに相手先一覧を表示して、その中の1つを選択し、ワンタッチダイヤルテーブル16bにこの相手先のIPアドレスを登録することもできる。これについては上述した通りである。
【0057】
最後のワンタッチダイヤル登録第4モードは、IP通信端末2aからIP通信端末2bのエイリアスアドレスにアクセスしたときに行なう登録でモードである。図11に示すように、IP通信端末2aからIP通信端末2bのエイリアスアドレスにアクセスすると、ゲートキーパー5aは変換テーブル44aによってエイリアスアドレスをIPアドレスに変換し、IP通信端末2aにIPアドレスを送信する。IP通信端末2aはこのIPアドレスを使ってIP通信端末2bにアクセスする。IP通信端末2bはこれを受信すると、応答をIP通信端末2aに送信して、通話状態に入る。通話が終了すると、IP通信端末2bはゲートキーパー5aに履歴情報として記録された相手先のアドレスデータを問い合わせる。図8のワンタッチダイヤル登録と同様の手順で、ゲートキーパー5aに記録された相手先のアドレスデータを取得し、IP通信端末2bはワンタッチダイヤルテーブル16bにこの相手先のIPアドレスを登録するものである。
【0058】
以上説明したように、実施の形態1のIP通信端末2a,2bがワンタッチダイヤルによってIP通信端末2a,2bから発信するときの発信モードについて説明する。図12は本発明の実施の形態1におけるIP通信端末がワンタッチダイヤルによる発信モードのフローチャートである。図12において、ワンタッチダイヤルキーを押下すると(step51)、ワンタッチダイヤル管理手段14はワンタッチダイヤルテーブル16bを参照する(step52)。
【0059】
次に、ワンタッチダイヤルテーブル16bにIPアドレスの登録があるか否かがチェックされ(step53)、登録されていなければ「ワンタッチダイヤル登録なし」表示を行なう(step54)。step53において、IPアドレスの登録がある場合、リンク先フラグがゲートキーパーフラグF1か否かがチェックされ(step55)、ゲートキーパーフラグF1の場合はゲートキーパーへエイリアスアドレスに対応するIPアドレスを問い合わせて(step56)、そのIPアドレスにアクセスする。
【0060】
そしてstep55において、リンク先フラグがゲートキーパーフラグF1でなかった場合、リンク先フラグがゲートウェイフラグF2か否かがチェックされ(step57)、ゲートウェイフラグF2の場合はワンタッチダイヤルテーブル16bの電話番号/アドレス24の欄に電話番号がセットされているか否かがチェックされる(step58)。ここで電話番号が登録されていたときは、ゲートウェイ8にこの電話番号でアクセスする(step59)。step58において、電話番号が登録されていなかったときは、通話可能な相手先一覧をディスプレーに表示させ(step60)、相手先電話番号を選択後にワンタッチダイヤルキーを押してワンタッチ登録する(step61)。その後、step58に戻って再度アクセスする。step57において、リンク先フラグがゲートウェイフラグF2でなかった場合は登録されたIPアドレスに発信する(step62)。
【0061】
以上説明したように実施の形態1のIP通信端末とワンタッチダイヤル登録方法は、ワンタッチダイヤルを押下することで、通話時の接続をワンタッチで行なえ、アドレス情報の登録を容易に行なうことができる。ワンタッチダイヤルの登録も数多くの方法で行なえ、IPアドレス、エイリアスアドレス、電話番号のどれを使っても発着信できる。IP通信端末にとって不可欠な文字数に制限がなく、ワンタッチダイヤルを初めて実用性のあるものにすることができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明のIP通信端末によれば、ワンタッチダイヤル番号と関係付けられたIPアドレス、エイリアスアドレス、電話番号のいずれかが登録されるため、通話時の接続をワンタッチで行なえ、アドレス情報の登録を容易に行なうことができる。
【0063】
ゲートキーパーにエイリアスアドレスを送信するためのフラグがセットされるから、エイリアスアドレスを登録しておいてもゲートキーパーでIPアドレスに変換でき、接続をワンタッチで行なえる。
【0064】
ゲートウェイに電話番号を送信するためのフラグがセットされるから、電話番号を登録しておいてもゲートウェイで変換でき、接続をワンタッチで行なえる。
【0065】
また、IPアドレスが登録されるため、直接IP通信端末で接続でき、IP通信端末間を安定した音質の通話を行なうことができる。
【0066】
ゲートウェイに通信可能な相手先一覧を要求するためのフラグがセットされるため、未登録のワンタッチダイヤルキーを操作することにより、ゲートウェイに記録されている通信可能な相手先一覧から簡単にワンタッチ登録を行なうことができる。また、内部の電話帳・アドレステーブルから通信可能な相手先一覧を読み出すためのフラグがセットされるから、未登録のワンタッチダイヤルキーを操作することにより、内部の電話帳・アドレステーブルに記録されている通信可能な相手先一覧から簡単にワンタッチ登録を行なうことができる。
【0067】
ワンタッチダイヤルテーブルにセットできる文字数が無制限であるから、IP通信端末では致命的となるワンタッチダイヤルテーブルの登録文字数の制限を取り外すことができる。
【0068】
本発明のワンタッチダイヤル登録方法によれば、ターミナルからウェブサーバにアクセスし、ワンタッチ登録用ウェブページによってワンタッチ登録要求を行なうから、ターミナルからウェブサーバを利用することにより、IP通信端末の接続をワンタッチで行なわせることができる。
【0069】
通話終了後に、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下してゲートキーパーにエイリアスアドレスを問い合わせるため、通話終了後に、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下するだけで、IP通信端末の接続をワンタッチで行なわせることができる。
【0070】
ゲートウェイに通信可能な相手先一覧を要求して相手先を選択してワンタッチ登録するため、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下するだけで、ゲートウェイから通信可能な相手先一覧を得て、IP通信端末の接続をワンタッチで行なわせることができる。
【0071】
記憶手段の電話帳・アドレステーブルから通信可能な相手先一覧を読み出し、相手先を選択してワンタッチ登録するから、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下するだけで、電話帳・アドレステーブルから通信可能な相手先一覧を入手して、IP通信端末の接続をワンタッチで行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるネットワーク通信システムのネットワーク全体構成図
【図2】本発明の実施の形態1におけるIP通信端末のブロック構成図
【図3】(a)図2のIP通信端末の外観図
(b)図2のIP通信端末のワンタッチダイヤルテーブルの説明図
【図4】(a)本発明の実施の形態1におけるターミナルの機能構成図
(b)本発明の実施の形態1におけるウェブサーバの機能構成図
【図5】(a)本発明の実施の形態1におけるゲートウェイの機能構成図
(b)本発明の実施の形態1におけるゲートキーパーの機能構成図
【図6】本発明の実施の形態1におけるワンタッチダイヤル登録第1モードのフローチャート
【図7】本発明の実施の形態1におけるワンタッチダイヤル登録第2モードのフローチャート
【図8】本発明の実施の形態1におけるワンタッチダイヤル登録第3モードのフローチャート
【図9】図6のワンタッチダイヤル登録第1モードの第1シーケンスチャート
【図10】図6のワンタッチダイヤル登録第1モードの第2シーケンスチャート
【図11】本発明の実施の形態1におけるワンタッチダイヤル登録第4モードのシーケンスチャート
【図12】本発明の実施の形態1におけるIP通信端末がワンタッチダイヤルによる発信モードのフローチャート
【図13】従来の電話発信するネットワーク通話システムの構成図
【符号の説明】
1 ネットワーク
1a 電話回線網
2a,2b IP通信端末
2z 一般電話
3 DNSサーバ
4 ウェブサーバ
5a ゲートキーパー
5b ディレクトリサーバ
6a,6b ルータ
7a,7b ターミナル
8 ゲートウェイ
10 マイク
11 スピーカ
12 音声処理手段
13 キー入力手段
14 ワンタッチダイヤル管理手段
15 制御手段
16 記憶手段
16a 電話帳・アドレステーブル
16b ワンタッチダイヤルテーブル
16c 着信履歴格納部
17 インタフェース手段
18 IP電話
19 ワンタッチダイヤルキー
1912 ワンタッチダイヤル1〜12
20 テンキー
21 ハンドセット
22 ワンタッチダイヤル番号
23 接続先
24 電話番号/アドレス
25 リンク先フラグ
26 ターミナル制御手段
27 記憶手段
28 ワンタッチダイヤル管理手段
27a アドレステーブル
29 入力手段
30 インタフェース手段
31 サーバ制御手段
32 記憶手段
32a ワンタッチ登録用データ格納部
33 HTML通知手段
34 インタフェース手段
35 回線インタフェース手段
36 コールセンタ機能手段
37 記憶手段
37a ユーザワンタッチダイヤルテーブル
37c 通話履歴格納部
38 ネットワークインタフェース手段
39 ゲートウェイ制御手段
40 ゲートキーパー制御手段
41 ネットワークインタフェース手段
42 コール制御手段
43 アドレス変換手段
44 記憶手段
44a 変換テーブル

Claims (11)

  1. ワンタッチダイヤルキーが押下されると、ワンタッチダイヤル管理手段がワンタッチダイヤルテーブルに登録された接続先に対して発信するIP通信端末であって、
    前記ワンタッチダイヤルテーブルには、ワンタッチダイヤル番号と関係付けられたIPアドレス、エイリアスアドレス、電話番号のいずれかが登録されることを特徴とするIP通信端末。
  2. 前記ワンタッチダイヤル番号に前記エイリアスアドレスが関係付けられ場合には、ゲートキーパーに前記エイリアスアドレスを送信するためのフラグが前記ワンタッチダイヤルテーブルにセットされ、該ゲートキーパーで前記エイリアスアドレスがIPアドレスに変換されることを特徴とする請求項1記載のIP通信端末。
  3. 前記ワンタッチダイヤル番号に前記電話番号が関係付けられ場合には、ゲートウェイに前記電話番号を送信するためのフラグが前記ワンタッチダイヤルテーブルにセットされ、該ゲートウェイで前記電話番号に変換されることを特徴とする請求項1記載のIP通信端末。
  4. 前記ワンタッチダイヤル番号に前記IPアドレスが関係付けられた場合には、ピア・ツー・ピアで接続するためにフラグが前記ワンタッチダイヤルテーブルにセットされないことを特徴とする請求項1記載のIP通信端末。
  5. 前記ワンタッチダイヤル番号に接続先が未登録の場合には、前記ゲートウェイに通信可能な相手先一覧を要求するためのフラグがセットされることを特徴とする請求項1記載のIP通信端末。
  6. 前記ワンタッチダイヤル番号に接続先が未登録の場合に、内部の電話帳・アドレステーブルから通信可能な相手先一覧を読み出すためのフラグがセットされることを特徴とする請求項1記載のIP通信端末。
  7. 前記ワンタッチダイヤルテーブルのデータ域が可変長であって、該ワンタッチダイヤルテーブルにセットできる文字数が無制限であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のIP通信端末。
  8. ターミナルからウェブサーバにアクセスし、該ウェブサーバからワンタッチ登録用ウェブページを受信して該ワンタッチ登録用ウェブページによってワンタッチ登録要求を行い、前記ウェブサーバがIP通信端末のワンタッチ登録を行なうことを特徴とするワンタッチダイヤル登録方法。
  9. 他のIP通信端末から着信して通話終了後に、未登録のワンタッチダイヤルキーを押下してゲートキーパーにエイリアスアドレスを問い合わせ、該エイリアスアドレスとワンタッチダイヤル番号を関係付けて前記IP通信端末のワンタッチ登録を行なうことを特徴とするワンタッチダイヤル登録方法。
  10. 未登録のワンタッチダイヤルキーを押下してゲートウェイに通信可能な相手先一覧を要求し、該相手先一覧の中から相手先を選択して前記ワンタッチダイヤルキーを押下すると、選択した相手先のIP通信端末が該ワンタッチダイヤルキーに関係づけられてワンタッチ登録されることを特徴とするワンタッチダイヤル登録方法。
  11. 未登録のワンタッチダイヤルキーを押下して記憶手段の電話帳・アドレステーブルから通信可能な相手先一覧を読み出し、該相手先一覧の中から相手先を選択して前記ワンタッチダイヤルキーを押下すると、選択した相手先のIP通信端末が該ワンタッチダイヤルキーに関係づけられてワンタッチ登録されることを特徴とするワンタッチダイヤル登録方法。
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