JP2004183551A - インジェクタ接続装置 - Google Patents

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JP2004183551A JP2002351188A JP2002351188A JP2004183551A JP 2004183551 A JP2004183551 A JP 2004183551A JP 2002351188 A JP2002351188 A JP 2002351188A JP 2002351188 A JP2002351188 A JP 2002351188A JP 2004183551 A JP2004183551 A JP 2004183551A
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Toyoji Nishiwaki
豊治 西脇
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Abstract

【課題】燃料レールに新たな部材を設置することなく、簡単な構造でインジェクタの回動を規制し、部品点数の増加ならびに工数の増大を招くことがないインジェクタ接続装置を提供する。
【解決手段】インジェクタポケット30には、フランジ31の周方向の一部から径方向外側に突出する突出部32が形成されている。突出部32は、インジェクタ60が回動すると、インジェクタ60の回動にともなって回動するインジェクタ側コネクタ612と当接する。これにより、燃料レール12に新たな部材を設置することなく簡単な構造でインジェクタ60の回動を規制することができる。突出部32はインジェクタポケット30のフランジ31と一体に形成されているため、部品点数の増加ならびに工数の増大を招くことがない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料を噴射するインジェクタとインジェクタに燃料を供給する燃料レールとを接続するインジェクタ接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば吸気通路あるいはエンジンの燃焼室へ燃料を噴射するインジェクタには燃料レールから燃料が供給される。そのため、インジェクタは燃料レールに接続される。このようなインジェクタと燃料レールとを接続する構造として、特許文献1に開示されている技術が公知である。
特許文献1に開示されている技術では、燃料レールに規制部材を設置している。規制部材を設置することにより、インジェクタに接続される電気コネクタを案内するとともに、インジェクタの回動を規制している。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−62774号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術の場合、燃料レールに別部材である規制部材を設置する必要がある。規制部材を燃料レールと別体に形成することにより、部品点数の増加、ならびに加工および組み付け時における工数の増大を招くという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、燃料レールに新たな部材を設置することなく、簡単な構造でインジェクタの回動を規制し、部品点数の増加ならびに工数の増大を招くことがないインジェクタ接続装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のインジェクタ接続装置によると、インジェクタポケットのフランジには突出部が形成されている。突出部は、フランジの周方向の一部において径方向外側へ突出している。これにより、突出部はインジェクタのコネクタと当接するため、インジェクタの回動は規制される。したがって、燃料レールには新たな部材を設置する必要がなく、簡単な構造でインジェクタの回動を規制することができる。また、突出部はフランジに形成されるため、例えば深絞りおよび打ち抜きによってインジェクタポケットおよびフランジの成形と同時に突出部を形成することができる。したがって、部品点数の増加ならびに工数の増大を招くことがない。
【0007】
本発明の請求項2記載のインジェクタの接続装置によると、突出部はインジェクタの回動時にコネクタと当接する。すなわち、インジェクタが回動していないとき、突出部はコネクタに当接していない。そのため、突出部とコネクタとの間には所定のクリアランスが形成される。したがって、例えば突出部あるいはコネクタの寸法公差による突出部とコネクタとの干渉を招くことなくインジェクタの回動を規制することができる。
【0008】
本発明の請求項3記載のインジェクタの接続装置によると、インジェクタが回動すると、突出部の角部とコネクタの平坦部とが当接する。そのため、突出部とコネクタとが当接可能な範囲は拡大する。したがって、インジェクタの回動を確実に規制することができる。
本発明の請求項4記載のインジェクタの接続装置によると、突出部は一部がインジェクタポケットの径方向内側へ窪んでいてもよい。この場合でも、突出部はコネクタと当接可能であり、インジェクタの回動を規制することができる。
【0009】
本発明の請求項5記載のインジェクタの接続装置によると、突出部はコネクタ側の端部が反燃料レール側へ屈曲している。突出部が屈曲することにより、突出部とコネクタとの距離が小さい位置において突出部とコネクタとは当接可能となる。そのため、インジェクタが回動可能な範囲は縮小する。したがって、インジェクタの回動を規制することができる。
【0010】
本発明の請求項6記載のインジェクタの接続装置によると、凹凸形状の突出部とコネクタの凸凹形状とは噛み合い可能である。突出部とコネクタとが噛み合うことにより、インジェクタの回動は規制される。したがって、燃料レールには新たな部材を設置する必要がなく、簡単な構造でインジェクタの回動を規制することができる。また、突出部の凹凸形状およびコネクタの凸凹形状は、突出部またはフランジにそれぞれ形成されるため、例えばインジェクタポケットまたはフランジの成形と同時に突出部を形成することができる。したがって、部品点数の増加ならびに工数の増大を招くことがない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例によるインジェクタ接続装置を適用した燃料供給システムを図2に示す。燃料供給システム1は、燃料供給部11、燃料レール12、インジェクタ接続装置20、インジェクタ60および支持アーム13を備えている。燃料供給部11は、図示しない燃料ポンプに接続されている。図示しない燃料タンクに蓄えられている燃料は、燃料ポンプにより加圧され、燃料供給部11を経由して燃料レール12へ給送される。燃料レール12は、筒状の管であり、燃料タンクから燃料供給部11を経由して給送された燃料が所定の圧力で蓄えられる。なお、燃料レール12の形状は、扁平な筒状または角柱形状などいずれでもよい。
【0012】
インジェクタ60は、図1に示すようにインジェクタ接続装置20により燃料レール12から分岐するインジェクタポケット30に接続されている。インジェクタ60は、コネクタ61および噴孔62を有している。コネクタ61は、図示しないECUと電気的に接続されているECU側コネクタ611と、ECU側コネクタ611と嵌合するインジェクタ側コネクタ612とを有している。本実施例の場合、ECU側コネクタ611はメス形状のコネクタであり、インジェクタ側コネクタ612はオス形状のコネクタである。インジェクタ側コネクタ612をECU側コネクタ611に嵌合することにより、ECUを介して電源から供給された駆動電力はインジェクタ60の図示しないコイルへ供給され、噴孔62を開閉する図示しないバルブニードルが駆動される。図1に示すように、コネクタ61の中心軸はインジェクタ60の中心軸に対し所定の角度θ1をなしている。
【0013】
燃料レール12からインジェクタ60へ供給された燃料は、バルブニードルが噴孔62を開放することにより図示しない吸気通路またはエンジンの燃焼室へ噴射される。支持アーム13は、一方の端部が燃料レール12に固定されている。支持アーム13の他方の端部は、図示しないエンジンに固定される。燃料供給システム1は、支持アーム13により例えばエンジンのシリンダヘッドに搭載される。
【0014】
インジェクタ接続装置20は、インジェクタポケット30を備えている。インジェクタポケット30は、一方の端部が燃料レール12に接続されている。インジェクタポケット30の内周側には、インジェクタ60の導入部63が挿入される。導入部63は、燃料レール12と反対側の端部からインジェクタポケット30へ挿入される。インジェクタポケット30は、図2に示すように燃料レール12から分岐して燃料レール12の径方向外側へ伸びて形成されている。燃料レール12の中心軸とインジェクタポケット30の中心軸とは、概ね垂直に形成されている。図1に示すように、インジェクタ60の導入部63にはシール部材64が装着されている。シール部材64は、インジェクタポケット30とインジェクタ60との間から燃料が漏れるのを防止している。燃料レール12に蓄えられている燃料は、インジェクタポケット30の内側を経由して導入部63からインジェクタ60へ供給される。
【0015】
インジェクタポケット30の反燃料レール側の端部には、図3に示すようにインジェクタポケット30の径方向外側へ突出するフランジ31が形成されている。フランジ31は、インジェクタポケット30の周方向へ連続して形成されている。インジェクタポケット30とインジェクタ60とは、図1に示すようにクリップ部材40により保持されている。なお、図3では、インジェクタポケット30とインジェクタ60とが接続された状態を示し、クリップ部材40は省略している。クリップ部材40は、図4に示すように一対の平行な側部41と、各側部41を接続する接続部42とを有している。側部41には、概ね垂直に内側へ突出する底部43が形成されている。クリップ部材40は、接続部42の弾性力によってインジェクタポケット30およびインジェクタ60を挟み込む。クリップ部材40の側部41に形成されている窓部44には、図1に示すようにインジェクタポケット30のフランジ31が係合する。また、図4に示すクリップ部材40の底部43は、図3に示すインジェクタ60に形成されている溝部65に嵌合する。これにより、インジェクタポケット30とインジェクタ60とはクリップ部材40によって保持される。
【0016】
次に、インジェクタポケット30について詳細に説明する。
インジェクタポケット30のフランジ31は、図1および図3に示すように突出部32を有している。突出部32は、フランジ31の周方向の一部においてフランジ31から径方向外側へ突出して形成されている。突出部32は、インジェクタ60がインジェクタポケット30に装着されたとき、コネクタ61と対向する。コネクタ61を構成するインジェクタ側コネクタ612は、インジェクタポケット30と対向する側に概ね平坦な平坦部66を有している。
【0017】
インジェクタ60がインジェクタポケット30に適切な位置関係で接続されたとき、図3に示すように突出部32の径方向外側すなわちコネクタ61側の端部33とコネクタ61の平坦部66とは概ね平行となる。すなわち、突出部32のコネクタ61側の端部33とコネクタ61の平坦部66とが平行なとき、インジェクタ60とインジェクタポケット30とは適切な位置関係となる。
【0018】
突出部32は、図1に示すようにインジェクタポケット30の径方向外側の端部すなわちコネクタ61側の端部33が反燃料レール方向すなわちインジェクタ60の噴孔62側へ屈曲している。図5に示すように、フランジ31の燃料レール12側の端面と屈曲した突出部32の燃料レール12側の端面とがなす角度θ2は鋭角である。また、θ1>θ2である。突出部32がインジェクタ60の噴孔62側へ屈曲することにより、突出部32のコネクタ61側の端部はコネクタ61のより付け根付近に位置する。これにより、突出部32の端部33とコネクタ61の平坦部66との間の距離が小さくなり、突出部32を大型化しなくてもインジェクタ60が周方向へ回動可能な範囲は縮小する。
【0019】
インジェクタポケット30に接続されたインジェクタ60のインジェクタ側コネクタ612は、インジェクタ60の回転にともなって図6の実線で示す正規な位置から図6の破線に示す位置に周方向へ回動する。このとき、インジェクタ60は、インジェクタポケット30と軸線が概ね一致しているので、インジェクタポケット30の軸Pを中心に周方向へ回動する。これにともない、インジェクタ側コネクタ612もインジェクタポケット30の軸Pを中心に回動する。インジェクタ60の回動にともないインジェクタ側コネクタ612が周方向へ回動すると、コネクタ61はインジェクタポケット30の突出部32の端部33と当接する。このとき、突出部32の端部33は、インジェクタポケット30の径方向の両端部にある角部33aまたは角部33bがコネクタ61の平坦部66と当接する。突出部32の端部33とインジェクタ側コネクタ612とが当接することにより、インジェクタ60のさらなる回動は規制される。これにより、インジェクタ60が回動するとインジェクタ側コネクタ612と突出部32の端部33とが当接し、インジェクタ60は所定の範囲内でのみ回転が許容される。突出部32の端部33とインジェクタ側コネクタ612の平坦部66との間の距離を調整することにより、インジェクタ60の回動可能な範囲は任意に調整される。例えば、突出部32の端部33とコネクタ61の平坦部66との間の距離が小さくなるほど、インジェクタ60の回動可能な範囲は小さくなる。また、例えば突出部32の端部33とコネクタ61の平坦部66との間に形成される隙間をなくすことにより、インジェクタ60が回動しないときでも突出部32をコネクタ61に当接させることが可能である。すなわち、インジェクタ60の回動にかかわらず、初期状態のときから突出部32とコネクタ61とが当接する構成としてもよい。これにより、インジェクタ60の回動そのものを制限することが可能となる。
【0020】
次に、インジェクタポケット30の製造方法について説明する。
インジェクタポケット30は、図7に示すように例えば板材80から深絞り成形などにより形成される。図7(A)に示すように板材80からインジェクタポケット30に対応する成形体81を深絞り成形した後、図7(A)の二点差線(a)で示すフランジ82および突出部83に対応する外縁が打ち抜かれる。これにより、図7(B)に示すようにフランジ31および突出部32を有するインジェクタポケット30が形成される。
【0021】
従来、インジェクタポケットを成形する場合、板材80を深絞り成形した後、図7(A)の二点鎖線(b)で示すフランジ82の外縁に沿って成形体を打ち抜いている。本実施例の場合、成形体81を打ち抜く際、突出部32に対応する突出部83まで同時に打ち抜くことにより、工数の増加を招くことなく突出部32を有するインジェクタポケット30を成形することができる。打ち抜かれたインジェクタポケット30は、突出部32の端部33が折り曲げられる。なお、インジェクタポケット30の打ち抜きと同時に突出部32の端部33を折り曲げてもよい。
【0022】
以上、本発明の第1実施例では、インジェクタポケット30のフランジ31の一部に径方向外側へ突出する突出部32を形成している。突出部32は、インジェクタ60のコネクタ61の平坦部66と当接可能である。インジェクタ60が回動すると、コネクタ61は突出部32の端部33と当接する。コネクタ61が突出部32の端部33と当接することにより、インジェクタ60の回動は規制される。また、燃料レール12にインジェクタ60の回動を規制する手段を別部材として設置する必要がない。そのため、インジェクタ接続装置20の構造が簡略化される。したがって、簡単な構造でインジェクタ60の回動を防止することができる。
【0023】
また、第1実施例では、インジェクタポケット30のフランジ31と一体に突出部32が形成されている。そのため、インジェクタポケット30の成形時に、フランジ31とともに突出部32を成形することができる。したがって、燃料レール12にインジェクタ60の回動を規制する手段と別部材として設置する場合と比較して、部品点数ならびに加工工数および組み付け工数を低減することができる。
【0024】
第1実施例では、インジェクタ60が回動すると、インジェクタ側コネクタ612は突出部32の端部33と当接する。突出部32の端部33はインジェクタポケット30の直径方向へ伸びて形成されているため、突出部32の端部33とインジェクタ側コネクタ612とが当接可能な範囲は拡大する。また、突出部32はインジェクタ側コネクタ612の平坦部66と当接する。そのため、突出部32とインジェクタ側コネクタ612とが当接可能な位置は線状となり、突出部32とインジェクタ側コネクタ612とが当接可能な範囲は拡大する。したがって、インジェクタ60の回動を確実に規制することができる。
【0025】
第1実施例では、突出部32の端部33がインジェクタ60の噴孔62側へ屈曲している。これにより、突出部32はインジェクタ側コネクタ612のより付け根側すなわちインジェクタ60の本体側においてインジェクタ側コネクタ612と当接する。そのため、突出部32とインジェクタ側コネクタ612との間の距離は小さくなる。その結果、インジェクタポケット30から径方向外側への突出部32の突出量を拡大することなく、突出部32とインジェクタ側コネクタ612の平坦部66との間の距離は縮小される。したがって、突出部32を大型化することなく、インジェクタ60の回動可能な範囲を低減することができる。
【0026】
(第2実施例)
本発明の第2実施例によるインジェクタ接続装置を図8に示す。なお、第1実施例と実質的に同一の構成部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施例では、図8に示すようにインジェクタポケット30のフランジ31から突出する突出部32は屈曲していない。すなわち、突出部32はフランジ31からインジェクタポケット30の径方向外側へ突出しているのみである。
【0027】
第2実施例では、第1実施例と同様に突出部32とコネクタ61との当接により、インジェクタ60の回動を規制することができる。また、第2実施例では、インジェクタポケット30の成形後における突出部32を折り曲げるための工程が不要である。
【0028】
(第3、第4、第5実施例)
本発明の第3、第4、第5実施例によるインジェクタ接続装置のインジェクタポケットをそれぞれ図9、図10、図11に示す。なお、第1実施例と実質的に同一の構成部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施例では、図9に示すように突出部70は小片部71と大片部72とを有している。大片部72は、小片部71によりフランジ31に接続されている。大片部72の幅を大きくすることにより、突出部70の端部73とインジェクタ60のコネクタ61とが当接可能な範囲が拡大する。したがって、インジェクタ60の回動を確実に規制することができる。
【0029】
第4実施例では、図10に示すように突出部70は大片部72と腕部74とを有している。大片部72は、腕部74によりフランジ31に接続されている。第4実施例でも、第3実施例と同様に大片部72の幅を大きくすることができ、突出部70の端部73とコネクタ61とが当接可能な範囲が拡大する。
【0030】
第5実施例では、図11に示すように突出部32の端部33は凹凸形状を有している。突出部32は、コネクタ61と対向する端部33の両端付近でコネクタ61と当接する。すなわち、突出部32の端部33の中央付近はコネクタ61との当接に関与しない。そのため、突出部32の端部33の中央付近に凹部34を形成しても第1実施例と同様の効果を得ることができる。なお、凹部34の数および形状は任意に設定することができる。
【0031】
また、第5実施例の変形として、図12に示すように突出部32の凹部34を拡大してもよい。この場合、フランジ31の周方向に二か所の突出部32が形成された状態となる。この場合でも、インジェクタ60が回動することにより、コネクタ61は二つの突出部32のうちいずれか一方と当接する。そのため、インジェクタ60の回動は規制される。
【0032】
上記の第2実施例から第5実施例の場合も、第1実施例と同様にインジェクタポケット30の成形と同時に突出部32、70を成形することができる。したがって、インジェクタ接続装置20の部品点数ならびに加工工数および組み付け工数を低減することができる。
【0033】
(第6実施例)
本発明の第6実施例によるインジェクタ接続装置を図13に示す。第1実施例と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第6実施例では、図13に示すように突出部32は凹凸形状の端部を有している。一方、コネクタ61には突出部32の凹凸形状に対応する凸凹形状を構成する突起部67が形成されている。これにより、突出部32とコネクタ61とは、図13に示すように噛み合った状態となる。すなわち、コネクタ61に形成されている突起部67は、特許請求の範囲に記載の噛み合い部を構成している。そのため、インジェクタ60の回動は突出部32とコネクタ61との噛み合いによって規制される。このとき、突出部32とコネクタ61との間に形成されるわずかな隙間によってインジェクタ60が回動しても、コネクタ61の突起部67が突出部32の凹部34と当接し、インジェクタ60の回動は規制される。
【0034】
第6実施例では、突出部32とコネクタ61との当接だけでなく、突出部32とコネクタ61との噛み合いによってインジェクタ60の回動を規制している。そのため、インジェクタ60の回動がより確実に規制される。
【0035】
(第7実施例)
本発明の第7実施例によるインジェクタ接続装置を図14に示す。第1実施例と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第7実施例では、図14に示すようにコネクタ61の形状が第1実施例と相違する。第7実施例では、ECU側コネクタ611がインジェクタ60の中心軸側まで位置している。そのため、ECU側コネクタ611に突出部33と当接する平坦部68が形成されている。
【0036】
第7実施例の場合、第1実施例と同様にインジェクタ60が回動すると、突出部33はECU側コネクタ611に形成されている平坦部68と当接する。突出部33にECU側コネクタ611の平坦部68が当接することにより、インジェクタ60のさらなる回動は防止される。
【0037】
以上説明した複数の実施例では、実施例ごとに突出部の形状を個別に適用する例について説明した。しかし、複数の実施例による突出部の形状を組み合わせて適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるインジェクタ接続装置の要部を示す部分断面図である。
【図2】本発明の第1実施例によるインジェクタ接続装置を適用した燃料供給システムを示す概略図である。
【図3】本発明の第1実施例によるインジェクタ接続装置の要部を示す概略斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例によるインジェクタ接続装置のクリップ部材を示す概略斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例によるインジェクタ接続装置のインジェクタポケットを示す概略図であって、(A)は側面図であり、(B)は(A)の矢印B方向から見た矢視図である。
【図6】本発明の第1実施例によるインジェクタ接続装置のインジェクタポケットとインジェクタのコネクタとの位置関係を示す説明図である。
【図7】本発明の第1実施例によるインジェクタ接続装置のインジェクタポケットの製造工程を示す概略図である。
【図8】本発明の第2実施例によるインジェクタ接続装置の要部を示す概略斜視図である。
【図9】本発明の第3実施例によるインジェクタ接続装置のインジェクタポケットを示す概略図であって、図5(B)に対応する図である。
【図10】本発明の第4実施例によるインジェクタ接続装置のインジェクタポケットを示す概略図であって、図5(B)に対応する図である。
【図11】本発明の第5実施例によるインジェクタ接続装置のインジェクタポケットを示す概略図であって、図5(B)に対応する図である。
【図12】本発明の第5実施例によるインジェクタ接続装置のインジェクタポケットの変形例を示す概略図であって、図5(B)に対応する図である。
【図13】本発明の第6実施例によるインジェクタ接続装置の要部を示す概略斜視図である。
【図14】本発明の第7実施例によるインジェクタ接続装置の要部を示す部分断面図である。
【符号の説明】
12 燃料レール
20 インジェクタ接続装置
30 インジェクタポケット
31 フランジ
32、70 突出部
33 端部
33a、33b 角部
34 凹部
60 インジェクタ
61 コネクタ
66、68 平坦部
67 突起部(噛み合い部)

Claims (6)

  1. 電源に接続されるコネクタを有するインジェクタと、前記インジェクタに燃料を供給する燃料レールとを接続するインジェクタ接続装置であって、
    前記燃料レールから分岐し、反燃料レール側の端部に径方向外側に突出するフランジを有するインジェクタポケットと、
    前記フランジの周方向の一部において、前記フランジから径方向外側へ突出して形成され、前記コネクタと当接して前記インジェクタの回動を規制する突出部と、
    を備えることを特徴とするインジェクタ接続装置。
  2. 前記突出部は、前記インジェクタが周方向へ回動すると前記コネクタと当接して前記インジェクタの回動を規制することを特徴とする請求項1記載のインジェクタ接続装置。
  3. 前記インジェクタの回動時、前記突出部の径方向の両端部に形成される角部と、前記コネクタの前記インジェクタポケットと対向する側に形成される平坦部とが当接することを特徴とする請求項2記載のインジェクタ接続装置。
  4. 前記突出部は、前記インジェクタポケットの径方向内側へ窪んでいる凹部を有することを特徴とする請求項1、2または3記載のインジェクタ接続装置。
  5. 前記突出部は、前記コネクタ側の端部が反燃料レール側へ屈曲していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のインジェクタ接続装置。
  6. 電源に接続されるコネクタを有し燃料を噴射可能なインジェクタと、前記インジェクタに燃料を供給する燃料レールとを接続するインジェクタ接続装置であって、
    前記燃料レールから分岐し、反燃料レール側の端部に径方向外側に突出するフランジを有するインジェクタポケットと、
    前記フランジの周方向の一部において、前記フランジから径方向外側へ突出して形成され、前記コネクタ側に凹凸形状の端部を有する突出部と、
    前記コネクタに形成され、前記突出部の凹凸形状と噛み合い可能な凸凹形状を有する噛み合い部と、
    を備えることを特徴とするインジェクタ接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110799745A (zh) * 2017-07-06 2020-02-14 臼井国际产业株式会社 喷射器保持架

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