JP2004183352A - 水栓取付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管カバーを兼ねた水栓取付パネルを用いて水栓の取付位置を別の位置に変更するに際し、水栓取付パネル内部において、既設の給水取出口,給湯取出口と水栓の給水口,給湯口とを接続する接続配管を保温材で被覆施工しなくても、それら接続配管で生じる結露水が問題とならないようにする。
【解決手段】天板部30と、前板部32と、下板部34とを有し、取付壁Wとの間において内部に収納空間36を形成するとともに前面に水栓18の取り付けられる配管カバーを兼ねた水栓取付パネル16と、収納空間36内で給水取出口40及び給湯取出口41と水栓18の給水口及び給湯口とを接続する接続配管38とを含んで水栓取付装置を構成する。そしてその水栓取付パネル16の下板部34には、接続配管38から落下する結露水をシンク12に向けて排出する水抜孔62を設けておく。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は水栓取付装置に関し、詳しくはリフォーム用に用いて好適な水栓取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
通常、キッチンには流し台の上方において水栓が後側の取付壁から前方に突き出す状態で設けられている。
ところでキッチンをリフォームしてシステムキッチン化したりする場合等において、当初の既設の小さな流し台が大きな流し台に取り変わったり或いは流し台の位置が変更したりする。
このとき水栓の取付位置も併せて変更する必要の生ずることが多い。
【0003】
しかしながら、従来にあっては水栓の取付位置を変更することは容易ではないといった問題があった。
壁裏の配管の位置が固定であるために、水栓の取付位置を変更しようすると取付壁を削って配管工事からやり直さなければならず、水栓の取付施工が著しく大変なものとなってしまい、またコストも高いものとなってしまう。
【0004】
このような中にあって、水栓の取付壁を削ったり配管工事をやり直したりしなくても、水栓の取付位置を変更可能とするものが提案されている。
図10はこれを具体的に示したものである。
同図に示すようにここでは取付壁Wに設けられた既設の給水取出口200,給湯取出口201に対して水,湯の長い接続配管204の一端部を、図10(ロ)に示すようにエルボ202を介して接続し、そして接続配管204をキャビネット206内部に引き込んで各他端部を、カウンター208上に立設した水栓209の給水口,給湯口に対しキャビネット206内部で接続するようにしている。
【0005】
この場合、長い接続配管204がキャビネット206上で外部に露出しないようにするため、それら接続配管204に沿って配管カバー210をL字状に設け、その配管カバー210内部の収納空間220(図11(イ)参照)内に、それら接続配管204を収納するようにしている。
ここで配管カバー210は、図11に示しているように下板部212が一体に構成された後板214と、天板216と、前板(前カバー)218の3つのパネルから成っている。
【0006】
ところでこのようにした場合、配管カバー210内及びキャビネット206内で接続配管204に結露水が生じたとき、その結露水がキャビネット206内部に落下しないように、接続配管204に保温材を巻き付けて接続配管204を全長に亘り保温材で覆った状態としておかなければならない。
しかしながらその作業には多大の手間と時間を要し、ひいては水栓取付位置の変更施工のためのコストも高いものとなってしまう。
【0007】
以上キッチンの水栓を例に述べたが、他の水栓例えば洗面化粧台上に設置される水栓等についても同様な問題が生じ得る。
【0008】
尚、本願の先行技術として下記特許文献1に開示されたものがあるが、このものでは結露水の問題を解決することができない。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−129612号公報
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の水栓取付装置はこのような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1のものは、(イ)既設の水栓の取り付けられた取付壁の側から前方に延び出す天板部と、該天板部の前端部より立ち下がる前板部と、該前板部の下端部から該取付壁に向って後向きに延びる下板部とを有し、該取付壁との間において内部に配管の収納空間を形成するとともに外面に水栓の取り付けられる配管カバーを兼ねた水栓取付パネルと、(ロ)前記取付壁の既設の給水取出口及び給湯取出口と、前記水栓取付パネルに取り付けられる水栓の、該給水取出口及び給湯取出口とは異なった位置の給水口及び給湯口とを接続する状態で前記収納空間内に収納される水及び湯の接続配管とを有しており、且つ前記水栓取付パネルの前記下板部には前記接続配管から落下する結露水を該水栓取付パネルの下側のシンク,洗面ボウル等の水槽に向けて排出する水抜孔が設けてあることを特徴とする。
【0011】
請求項2のものは、請求項1において、前記天板部と前板部と下板部とが一体に構成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記水栓取付パネルの前記下板部には、前記取付壁に近接した位置において上向きの立上り壁が形成してあり、該立上り壁が、前記結露水が前記取付壁に向うのを阻止する水止壁を成していることを特徴とする。
【0013】
請求項4のものは、請求項3において、前記下板部には前記水抜孔より前側において、前記取付壁に接近するにつれて下方に移行する斜めの案内壁が設けてあり、落下した前記結露水を該案内壁にて前記水抜孔に向けて案内するようになしてあることを特徴とする。
【0014】
【作用及び発明の効果】
以上のように本発明は、配管カバーを兼ねた水栓取付パネルの内部即ち収納空間に、既設の給水取出口,給湯取出口と、新たに設置される水栓の給水口,給湯口とを接続する接続配管を収納し、また水栓取付パネルの下板部には、その接続配管から落下する結露水を水栓取付パネルの下側のシンク等の水槽に向けて排出する水抜孔を設けたもので、かかる本発明によれば、配管カバーを兼ねた水栓取付パネル内の接続配管で結露水が生じた場合にも、その結露水を水抜孔を通じてシンク等水槽側に良好に排出することができる。
【0015】
従って本発明によれば、結露水が生じるのを防止するために水栓取付パネル内部において接続配管に保温材を巻き付けてこれを被覆するといったことを行わなくても良く、従って多大な手間と時間とを要する接続配管への保温材の巻付作業を省略し得て施工を容易なものとすることができ、またこれに伴って施工コストも安価となすことができる。
【0016】
本発明では、水栓の取付けに際して水栓の給水口,給湯口と、既設の給水取出口,給湯取出口とを接続配管で接続した後においてその接続配管を保温材で被覆する作業を省略することができることから、配管カバーを兼ねた水栓取付パネルを一体構造となすことができる(請求項2)。
即ち水栓取付パネルを一体構造となした場合においても、支障なく水栓の取付位置の変更作業を行うことができる。
【0017】
保温材の巻付けが必要である場合には、図11に示す装置のように水栓取付パネルを複数分割構成として保温材の巻付作業用の開口を形成しておき、保温材の巻付作業後においてその開口を、水栓取付パネルを分割して構成した化粧部材で閉鎖するといったことが必要となるが、保温材の巻付けが不要であればその必要が無いのである。
【0018】
而して水栓取付パネルの天板部と、前板部と、下板部とを一体構成となすことによって、それらを分割構成とした場合のような各分割体の組付作業を不要化でき、また必要な部材数も少なくなるとともに、各部材に要するコストも低減化し得て、全体としての施工コストを更に低減することが可能となる。
また併せて分割体同士の組付作業を必要としないことから水栓の取付作業、即ち水栓位置の変更作業を更に容易化することができる。
【0019】
請求項3は、取付壁に近接した位置において水栓取付パネルの下板部に上向きの立上り壁を形成し、かかる立上り壁にて、結露水が取付壁の側に向うのを阻止する水止壁となしたもので、このようになしておくことで、水栓取付パネルの収納空間内において、接続配管から落下した結露水が取付壁に達してその取付壁を伝い流下するのを防止することができる。
【0020】
請求項4のものは、水抜孔より前側において下板部に、取付壁に接近するにつれて下方に移行する斜めの案内壁を設けたもので、この請求項4によれば、落下した結露水をその案内壁にて水抜孔に案内することで、結露水を良好に水抜孔を通じて排出することができる。
【0021】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はシステムキッチンにおける流し台で、12はシンク、14はキャビネットである。
流し台10には、取付壁W側の後端部に上向きに立ち上がるバックガード部15が設けられている。このバックガード部15は水返しとしてのものである。
このバックガード部15の直上において、配管カバー兼用の水栓取付パネル16が取付壁Wに接する状態で設けられている。
ここで水栓取付パネル16は、アルミの押出材にて構成されている。
【0022】
この水栓取付パネル16の前面には水栓(ここではシングルレバー式水栓)18が取り付けられている。
ここで水栓18は、シンク12の左右方向の中央部において水栓取付パネル16に取り付けられている。
この水栓18は水,湯の通路部材を兼ねた一対のクランク脚20を有しており、それらにおいて水栓18が水栓取付パネル16の前面に取り付けられている。
【0023】
22は水栓18における水栓本体で、その上部にレバーハンドル24が設けられ、また水栓本体22の下面からは先端に吐水口26を有する吐水管28がシンク12に向けて前方に延び出している。
【0024】
水栓取付パネル16は、図3及び図7に示しているように取付壁W側から前方に水平に延び出す天板部30と、天板部30の前端部から下向きに立ち下がる前板部32と、前板部32の下端部から取付壁Wに向って後方に延びる下板部34とを有している。
本例ではこれら天板部30,前板部32及び下板部34が連続した一体構造物として構成されている。
【0025】
この水栓取付パネル16は、その内部において取付壁Wとの間に収納空間36を形成しており、図2に示しているようにそこに曲げ変形の容易な水,湯の接続配管(ここでは銅管)38が収容されている。
【0026】
図2において40,41はそれぞれ取付壁Wに設けられた既設の給水取出口及び給湯取出口であり、それぞれに水,湯の接続配管38の一端部が接続されている。
これら接続配管38は水栓取付パネル16内の収納空間36を横向きに延び、各他端部がそれら給水取出口40及び給湯取出口41とは離れた位置にある水栓18の給水口,給湯口にそれぞれ接続されている。
本例において、これら接続配管38はそれぞれ収納空間36内に露出状態で、即ちその外面が保温材にて被覆されない状態で配管されている。
【0027】
図4にそれら一対の接続配管38と給水取出口40,給湯取出口41及び水栓18の給水口及び給湯口との接続構造が詳しく示してある。
同図に示しているように水栓18における給水口及び給湯口としてのクランク脚20の先端部は雄ねじ管21とされていて、この雄ねじ管21が、水栓取付パネル16における前板部32の貫通孔42を貫通し、水栓取付パネル16の内部においてそこにソケット金具43がねじ結合されている。
【0028】
そしてそのソケット金具43に対し、接続配管38における一方(図中左端)の端部金具44が、ソケット金具43への挿入状態で略リング状をなすばねクリップ46によりワンタッチ接続されている。
一方給水取出口40,給湯取出口41にはニップル48が取り付けられて、そのニップル48にソケット金具43がねじ結合され、そしてそのソケット金具43の内部に接続配管38における他方(図中右端)の端部金具44が嵌入した状態で、それらがばねクリップ46によりワンタッチ接続されている。
【0029】
即ち接続配管38の一端部がソケット金具43を介してクランク脚20の雄ねじ管21に接続され、また他端部がソケット金具43,ニップル48を介して、取付壁Wに設けられた既設の給水取出口40及び給湯取出口41にそれぞれ接続されている。
尚図4において50はパッキン、52は座付ナット、54は平パッキン、56は菊座金、58は固定ナットである。
【0030】
図3及び図7に示しているように、水栓取付パネル16における下板部34には、流し台10のバックガード部15より前側且つバックガード部15に近接した位置において、貫通の水抜孔62が設けられている。
この水抜孔62は、水栓取付パネル16内部の収納空間36内に収納された接続配管38の結露水が下方に滴り落ちたときに、これをシンク12に向けて排出するためのものである。
【0031】
下板部34は、この水抜孔62より前側のほぼ全体が傾斜形状の案内壁34aとされている。
この案内壁34aは、前板部32の下端部から取付壁Wに接近するにつれて下方に移行する斜め下向きの傾斜形状とされており、その傾斜形状に基づいて、図3に示しているように下方に落下した結露水を、この案内壁34aで受けて水抜孔62に向けて案内する。
【0032】
下板部34にはまた、図7に示すようにこの水抜孔62の後側の位置且つ取付壁Wの近接位置において、垂直上方に立ち上がる立上り壁64が設けられている。
この立上り壁64は水止壁として作用し、落下した結露水が取付壁Wに達するのを阻止して水抜孔62から排出させる働きをなす。
【0033】
この立上り壁64の上部は、下向きの曲返し部68とともに引掛部66を成している。
そしてこの引掛部66において、後述のバックハンガ金具74の下端部(掛止部78)に掛止されるようになっている(図9参照)。
【0034】
一方、天板部30の後端部にもまた下向きの曲返し部70が設けられていて、その曲返し部70の下端部に今一方の引掛部72が設けられている。
水栓取付パネル16は、この引掛部72においても後述のバックハンガ金具74の上端部(掛止部80)に掛止される(図9参照)。
【0035】
図5において、74は取付壁Wに取り付けられたバックハンガ金具である。
これらバックハンガ金具74は、取付壁Wに沿って所定間隔で複数配置されており、固定ビス76によって取付壁Wに固定されている。
ここで各バックハンガ金具74は、取付壁Wの後側の間柱に対応する位置においてそれぞれ取付壁Wに固定されている。
【0036】
図6に示しているようにこれらバックハンガ金具74は、下端よりやや上側の位置と上端位置とに掛止部78,80が設けられており、その掛止部78に水栓取付パネル16における引掛部66が、また上端の掛止部80に水栓取付パネル16における引掛部72がそれぞれ引掛状態で掛止されるようになっている。
【0037】
バックハンガ金具74には、その下端に前方への曲返し部から成る当接部82が設けられており、この当接部82を、流し台10におけるバックガード部15の上端面に当接させるようになっている。即ち各バックハンガ金具74は、これら当接部82をバックガード部15の上面に当接させる状態で取付壁Wに固定されている。
【0038】
本例の水栓取付装置においては、図8において先ず水栓取付パネル16に水栓18を取り付けておき、そしてその水栓18の給水口と給湯口に対し、一対の接続配管38の一端部を接続しておく。
そして各接続配管38の他端部を、取付壁Wに予め設けてある既設の給水取出口40及び給湯取出口41に接続する。
【0039】
その状態で水栓取付パネル16を、水栓18の取付状態で取付壁Wに予め固定してある複数のバックハンガ金具74のそれぞれに掛止する。詳しくは、図9(A),(B)に示しているように一対の引掛部66,72を複数のバックハンガ金具74における各一対の掛止部78,80に掛止する。
【0040】
このとき水栓取付パネル16は正しく水平向きの姿勢でバックハンガ金具74を介して取付壁Wに取り付けられる。
水栓取付パネル16を支持すべき複数のバックハンガ金具74の何れもが、その下端の当接部82をバックガード部15の上端面に当接させた状態(図3中拡大図参照)で取付壁Wに取り付けられているからである。
即ち各バックハンガ金具74が何れも同一の高さ位置に位置合せされた状態で、取付壁Wに固定されているからである。
【0041】
尚水栓取付パネル16は、その取付状態において下端がバックガード部15の上端位置とほぼ同じ位置となる。
立上り壁64の高さ及び引掛部66の位置が予めそのように定められている。
【0042】
尚、水栓取付パネル16はバックハンガ金具74にこれを掛止した後において、図1に示しているようにその側面の開放部を側面キャップ84にて閉鎖する。
【0043】
かかる本例の水栓取付装置によれば、配管カバーを兼ねた水栓取付パネル16内の接続配管38で結露水が生じた場合にも、その結露水を水栓取付パネル16の下板部34に設けた水抜孔62を通じてシンク12側に良好に排出することができるので、結露水が生じるのを防止するために水栓取付パネル16内部において接続配管38に保温材を巻いてこれを被覆するといったことを行わなくても良く、従って多大な手間と時間とを要する接続配管38への保温材の巻付作業を省略し得て施工を容易なものとすることができ、またこれに伴って施工コストも安価となすことができる。
【0044】
また本例では水栓取付パネル16の天板部30と、前板部32と、下板部34とを一体構成となしてあるので、それらを分割構成とした場合と異なって各分割体の組付作業を不要化でき、また必要な部材数も少なくなるとともに、各部材に要するコストも低減化し得て、全体としての施工コストを更に低減することができる。
また併せて分割体同士の組付作業を必要としないことから、水栓18の取付作業即ち水栓18の取付位置の変更作業を容易に行うことができる。
【0045】
また本例によれば、取付壁Wに近接した位置において水栓取付パネル16の下板部34に上向きの立上り壁64を形成し、かかる立上り壁64にて、結露水が取付壁Wの側に向うのを阻止する水止壁となしてあるので、水栓取付パネル16の収納空間36内において接続配管38から落下した結露水が取付壁Wに達して、その取付壁Wを伝い流下するといった不都合を防止できる。
【0046】
更に本例のものは、水抜孔62より前側において取付壁Wに接近するにつれて下方に移行する斜めの案内壁34aを下板部34に設けてあるので、落下した結露水をその案内壁34aにて水抜孔62に案内し、水抜孔62を通じて良好に排出することができる。
【0047】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である水栓取付装置をシステムキッチンにおける流し台に取り付けた状態で示す斜視図である。
【図2】同実施例における水栓取付装置の要部の平面図である。
【図3】同実施例の水栓取付装置の側断面図である。
【図4】図3に示す水栓取付装置の分解図である。
【図5】同実施例のバックハンガ金具を固定状態で示す図である。
【図6】図5のバックハンガ金具を単品で示す図である。
【図7】同実施例における水栓取付パネルを単品で示す図である。
【図8】図2に示す水栓取付装置の取付手順の一工程を示す説明図である。
【図9】図8に続く工程の説明図である。
【図10】従来の水栓取付装置を示す図である。
【図11】図10の配管カバーを示す図である。
【符号の説明】
12 シンク
16 水栓取付パネル
18 水栓
30 天板部
32 前板部
34 下板部
34a 案内壁
36 収納空間
38 接続配管
40 給水取出口
41 給湯取出口
62 水抜孔
64 立上り壁
W 取付壁

Claims (4)

  1. (イ)既設の水栓の取り付けられた取付壁の側から前方に延び出す天板部と、該天板部の前端部より立ち下がる前板部と、該前板部の下端部から該取付壁に向って後向きに延びる下板部とを有し、該取付壁との間において内部に配管の収納空間を形成するとともに外面に水栓の取り付けられる配管カバーを兼ねた水栓取付パネルと
    (ロ)前記取付壁の既設の給水取出口及び給湯取出口と、前記水栓取付パネルに取り付けられる水栓の、該給水取出口及び給湯取出口とは異なった位置の給水口及び給湯口とを接続する状態で前記収納空間内に収納される水及び湯の接続配管と
    を有しており、且つ前記水栓取付パネルの前記下板部には前記接続配管から落下する結露水を該水栓取付パネルの下側のシンク,洗面ボウル等の水槽に向けて排出する水抜孔が設けてあることを特徴とする水栓取付装置。
  2. 請求項1において、前記天板部と前板部と下板部とが一体に構成されていることを特徴とする水栓取付装置。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記水栓取付パネルの前記下板部には、前記取付壁に近接した位置において上向きの立上り壁が形成してあり、該立上り壁が、前記結露水が前記取付壁に向うのを阻止する水止壁を成していることを特徴とする水栓取付装置。
  4. 請求項3において、前記下板部には前記水抜孔より前側において、前記取付壁に接近するにつれて下方に移行する斜めの案内壁が設けてあり、落下した前記結露水を該案内壁にて前記水抜孔に向けて案内するようになしてあることを特徴とする水栓取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007291A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Panasonic Electric Works Bath & Life Co Ltd 水栓装置における排水構造

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