JP2004181375A - 洗浄機及び乾燥機 - Google Patents

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充 長縄
Ryoji Murozumi
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Abstract

【解決手段】軽量な器具や食器が飛んだりするようなことを抑制できる洗浄機を提供する。
【効果】洗浄乾燥室20と、この洗浄乾燥室20を開閉するためのドア2と、前記洗浄乾燥室20内にて器具を保持するラックUR、DRと、前記器具に対して洗浄水を噴射するためのノズル28,31と、このノズル28、31から洗浄水を噴射させるべくノズルへ洗浄水を送るポンプ53と、前記ノズル28、31から噴射する洗浄水の水圧を手動設定するための水圧キー50とを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビーカー、フラスコ、メスシリンダーなどの器具を洗浄する器具洗浄機/乾燥機や、食器を洗浄する食器洗浄機/乾燥機等の洗浄機/乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
器具洗浄機や食器洗浄機は、一般に、予め決められた洗浄プログラムに基づいて洗浄運転を行う(例えば、特許文献1参照。)。この場合、洗浄水の噴射水圧も予め決められている。
【0003】
【特許文献1】
特許第3338284号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば器具洗浄機においては、被洗浄物である器具が軽量であって、洗浄水の噴射水圧が当該危惧に対して大き過ぎると、軽量器具が飛んだりひっくり返ったりする問題がある。
【0005】
また、洗浄室内にて器具を単に保持するラックが設けられているが、フラスコやメスシリンダーなどの口の小さい(細い)器具に対しては各器具内に個別に直接洗浄水を噴射できる専用ノズルを備えたジェットラックが別途用意される。しかし、このジェットラックを用いる場合、ノズル数が多く洗浄水噴射総開口面積が大きくなり、個々のノズルの噴射水圧が相対的に小さくなるため、満足な洗浄性能が得られない状況が生じていた。
【0006】
また、フラスコやメスシリンダーなどの口の小さい(細い)器具や、徳利などの口の小さい(細い)食器を乾燥する乾燥機において、これら器具や食器の内部に乾燥風を効率良く供給することができる乾燥機がない。
【0007】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、軽量な器具や食器が飛んだりするようなことを抑制でき、満足な洗浄性能が得られ、また、口の小さい器具や食器の内部を効率良く乾燥できる、洗浄機/乾燥機を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】
請求項1の発明は、洗浄室と、この洗浄室を開閉するためのドアと、前記洗浄室内にて被洗浄物を保持するラックと、前記被洗浄物に対して洗浄水を噴射するためのノズルと、このノズルから洗浄水を噴射させるべくノズルへ洗浄水を送るポンプと、前記ノズルから噴射する洗浄水の水圧を手動設定するための水圧手動設定部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、水圧手動設定部を有するから、軽量な器具や食器に対しては洗浄水の噴射水圧を小さくでき、軽量な器具や食器が飛んだりするようなことを抑制できる。また、噴射水圧が不所望に小さい場合は、満足な洗浄性能が得られるように噴射水圧を大きくすることができる。
【0010】
請求項2の発明は、洗浄室と、この洗浄室を開閉するためのドアと、前記洗浄室内にて被洗浄物を保持するラックと、前記被洗浄物に対して洗浄水を噴射するためのノズルと、このノズルから洗浄水を噴射させるべくノズルへ洗浄水を送るポンプと、洗浄運転中に、前記ノズルから噴射する洗浄水の水圧を手動設定するための水圧手動設定部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、洗浄運転中の器具や食器の状況を目視して噴射水圧による器具や食器の動きが激しく飛びそうな状況を確認した場合、水圧手動設定部により噴射水圧を小さくでき、例えば軽量な器具や食器が飛んだりするようなことを抑制できる。また、目視により噴射水圧が不所望に小さいことを確認した場合は、満足な洗浄性能が得られるように噴射水圧を大きくすることができる。
【0012】
請求項3の発明は、洗浄室と、この洗浄室を開閉するためのドアと、前記洗浄室内にて被洗浄物を保持するラックと、前記被洗浄物に対して洗浄水を噴射するためのノズルと、このノズルから洗浄水を噴射させるべくノズルへ洗浄水を送るポンプと、洗浄運転中に、前記ノズルから噴射する洗浄水の水圧を手動設定するための水圧手動設定部と、この水圧手動設定部にて手動設定された手動設定水圧を報知する報知部と、この報知部による手動設定水圧の報知から遅延して、洗浄水の水圧が手動設定水圧になるように前記ポンプを制御する制御部とを備え、この制御部は、洗浄水の水圧が手動設定水圧になる前に前記水圧手動設定部にて手動設定水圧が変更された場合、洗浄水の水圧を、変更前の手動設定水圧に代えて変更された手動設定水圧に遅延して至らしめるように前記ポンプを制御することを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、洗浄運転中の器具や食器の状況を目視して噴射水圧による器具や食器の動きが激しく飛びそうな状況を確認した場合、水圧手動設定部により噴射水圧を小さくでき、例えば軽量な器具や食器が飛んだりするようなことを抑制できる。また、目視により噴射水圧が不所望に小さいことを確認した場合は、満足な洗浄性能が得られるように噴射水圧を大きくすることができる。
【0014】
また、洗浄運転中の水圧が低すぎて当該水圧を水圧手動設定部で1ランク上の水圧に設定すべきところ、水圧手動設定部を操作しすぎて間違って例えば3ランク上の水圧に設定した場合、実際の噴射水圧が直ちに当該設定水圧になるようにポンプが駆動制御されると、水圧が高くなりすぎて器具や食器が飛んでしまう恐れがある。
【0015】
しかし、請求項3の構成では、手動設定水圧の報知から遅延して洗浄水の水圧が手動設定水圧になるように制御している。更に、洗浄水の水圧が前記遅延により手動設定水圧になる前に、間違いに気づき再度水圧手動設定部の操作により所期の水圧となるように手動設定水圧が変更されると、洗浄水の水圧を変更前の手動設定水圧に代えて変更された手動設定水圧に遅延して至らしめるように制御している。
【0016】
これにより、実際の水圧が間違った手動設定水圧になるのを回避でき、器具や食器が飛んでしまうのを抑制することができる。
【0017】
請求項4の発明は、乾燥室と、この乾燥室内に設けられ、口の小さい被乾燥物を口が下向きになるように当該被乾燥物の口部を保持する専用保持部を有するラックと、前記乾燥室内に乾燥風を供給する乾燥風ファンとを備えた乾燥機であって、前記専用保持部は、前記乾燥室内に供給された乾燥風を前記専用保持部で保持された被乾燥物内に滑らかに導入せしめる略曲面状導入部と、被乾燥物内に導入された乾燥風を滑らかに導出せしめる略曲面状導出部とを有することを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、フラスコやメスシリンダーなどの口の小さい(細い)器具や、徳利などの口の小さい(細い)食器の内部に乾燥風を効率良く供給することができ、口の小さい器具や食器の内部を効率良く乾燥できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例である器具洗浄乾燥機を図面に基づいて説明する。図1は器具洗浄乾燥機の外観を示す。器具洗浄乾燥機はビーカー、フラスコ、メスシリンダーなどの器具(被洗浄乾燥物)を洗浄乾燥するためのものであって、キャビネット1によってその外観形状が形成されている。キャビネット1の前面上部には、ドア2が取り付けられている。ドア2は後述する洗浄乾燥室を開閉するためのものである。
【0020】
ドア2の上部には、ドア2を開放する際に操作するためのラッチ3が備えられている。ラッチ3は、開放していたドア2を閉鎖する際には、止め具として機能する。また、ラッチ3は、ドア2の開閉を検知するドアスイッチとしても機能する。ドア2の中央部左側には、表示パネル4が備えられている。表示パネル4の右側には、操作パネル5が備えられている。ドア2の下部には、器具洗浄乾燥機の内部の様子を観察することができる透明なガラス窓6が備えられている。
【0021】
図2は、ドア2及び右側面の一部を切欠いた状態の器具洗浄乾燥機の概略を示す。この実施形態の器具洗浄乾燥機の内部には、洗浄乾燥室20が設けられている。キャビネット1の前面上部には収容口21が形成されている。収容口21は、洗浄乾燥室20内に洗浄乾燥すべき器具を収容するためのものである。ドア2は、収容口21の下縁部21aを支点として、開閉可能に取り付けられている。具体的には、ドア2は、キャビネット1とドア2との間を接続するドア支持部22によって、キャビネット1に取り付けられている。洗浄乾燥室20の下方には、貯水槽23が備えられている。貯水槽23は、器具を洗浄する際に使用される洗浄水を溜めるためのものである。
【0022】
上記洗浄乾燥室20内には、上段ラックURおよび下段ラックDRをセットできる。各ラックUR,DRは、洗浄乾燥すべき器具を載置保持するためのものである。各ラックUR,DRは、後述するように、載置された器具に向かって外から洗浄水等を噴射させるため、網状容器として構成されている。器具を上段ラックURまたは下段ラックDRに載置する場合、器具は洗浄したい部分が下方に向くように載置する。これは、後述するように、上段ラックURまたは下段ラックDRの下方から上方に向かって洗浄水が噴射されるからである。
【0023】
洗浄室20の上部左内壁には、上段ラックURを洗浄乾燥室20にセットするための上段ラック保持部26aが取付けられている。また、図示していないが、この上段ラック保持部26aに対向する右内壁にも同様の上段ラック保持部が取付けられている。
【0024】
洗浄乾燥室20の下部左内壁には、下段ラックDRを洗浄乾燥室20にセットするための下段ラック保持部27aが取付けられている。また、図示していないが、この下段ラック保持部27aに対向する右内壁にも同様の下段ラック保持部が取付けられている。
【0025】
ユーザは、器具を洗浄乾燥する際、器具を上段ラックURまたは下段ラックDRに載置保持し、当該上段ラックURまたは下段ラックDRをそれぞれ上段ラック保持部26a、または下段ラック保持部27aにセットする。
【0026】
上段ラックURの下部には、上ノズル28が所定の取付部材で回転自在に取付けられている。上ノズル28は、主に上段ラックURに載置されている器具に洗浄水を噴射するためのものである。上ノズル28の上面には、上段噴射口28aが複数配列されている。また、上ノズル28には、上方に向かう給水軸29が取付けられている。給水軸29は、上段ラックURを洗浄乾燥室20にセットする際、洗浄乾燥室20の上壁に取付けられている供給口30に当接するようにされている。供給口30は図示しない供給管に接続されている。供給管には、上記貯水槽23に溜められた洗浄水が所定の循環ポンプ(後述する)によって供給可能にされている。
【0027】
この構成によれば、洗浄時、貯水槽23には、予め定める規定水位まで洗浄水が溜められる。その後、貯水槽23に溜められている洗浄水が循環ポンプによって供給管に供給される。このとき、上段ラックURが上段ラック保持部26aにセットされていると、洗浄水は給水軸29を介して上ノズル28に導かれ、上段噴射口28aから上方に向かって噴射される。その結果、上段ラックURに載置されている器具に洗浄水が噴射される。これにより、上段ラックURに載置されている器具を洗浄できる。
【0028】
上ノズル28は、回転方向Aに沿って回転するように、上段ラックURに回転自在に取付けられている。この構成によれば、上ノズル28は、上段噴射口28aから洗浄水が噴射されている場合、上ノズル28に供給される洗浄水の水圧によって、回転方向Aに沿って回転する。より詳述すると、上ノズル28の左側先端部分の手前側の側面、および上ノズル28の右側先端部分の向こう側の側面には、それぞれ、回転用噴射口(図示せず)が形成されている。上ノズル28に洗浄水が供給されている場合、この洗浄水は回転用噴射口から噴射される。その結果、上ノズル28に回転方向Aに沿う回転力が加えられる。これにより、上段ラックURに載置されている器具に洗浄水を万遍なく噴射することができる。
【0029】
上ノズル28にはまた、その下面にも噴射口(図示せず)が複数配列されている。この噴射口は、下段ラックDRに載置されている器具の主に外側を洗浄するためのものである。
【0030】
洗浄乾燥室20の下部には、下ノズル31が備えられている。下ノズル31は、下段ラックDRに載置されている器具に洗浄水を噴射するためのものである。下ノズル31の上面には、下段噴射口31aが複数配列されている。下ノズル31から噴射すべき洗浄水は、供給管(図示せず)から供給される。供給管には、上記貯水槽23に溜められている洗浄水が所定の循環ポンプによって供給可能にされている。
【0031】
この構成によれば、洗浄時、上述と同様に、貯水槽23に規定水位まで洗浄水が溜められ、この洗浄水が循環ポンプによって供給管に供給される。その結果、洗浄水は下段噴射口31aから上方に向かって噴射される。このとき、下段ラック保持部27aに下段ラックDRがセットされていれば、当該下段ラックDRに載置されている器具に洗浄水を噴射することができる。
【0032】
下ノズル31は、回転方向Bに沿って回転するように、洗浄乾燥室20の下方に備えられた貯水槽27に回転自在に支持されている。この構成において、下ノズル31は、下段噴射口31aから洗浄水が噴射されている場合、下ノズル31に供給される洗浄水の水圧によって、回転方向Bに沿って回転する。より詳述すると、下ノズル31の左側先端部分の手前側の側面、および下ノズル31の右側先端部分の向こう側の側面には、それぞれ、回転用噴射口(図示せず)が形成されている。下ノズル31に洗浄水が供給されている場合、この洗浄水は回転用噴射口から噴射される。その結果、下ノズル31に回転方向Bに沿う回転力が加えられる。このとき、下段ラック保持部27aに下段ラックDRがセットされていれば、当該下段ラックDRに載置されている器具に洗浄水を万遍なく噴射することができる。
【0033】
前記操作パネル5には、図3に示すように、予め設定されている各種洗浄乾燥運転プログラムの番号を設定するための数字キーや、ノズルの噴射口から噴射される洗浄水の水圧を手動設定するための水圧キー(水圧手動設定部)50などが設けられている。前記表示パネル4には、図4に示すように、前記水圧キー50にて手動設定された手動設定水圧を表示する表示部(報知部)51などが設けられている。水圧キー50を操作する毎に最低水圧(レベル1)から最高水圧(レベル5)までが順次設定される。最高水圧の設定後に更に水圧キー50が操作されると、設定される水圧は最低水圧に戻る。この設定に基づいて、表示部51においては、「1」の表示灯から「5」の表示灯までが順次点灯する。「5」の点灯後に更に水圧キーが操作されると、「1」の表示灯が点灯する。
【0034】
図5は器具洗浄乾燥機のブロック回路を示す。器具洗浄乾燥機を制御する制御部52が設けられている。この制御部52は前記操作パネル5からの情報に基づいて、表示部51や循環ポンプ53や乾燥装置54を制御する。乾燥装置54は図2には敢えて図示していない。
【0035】
さて、前記制御部52による、水圧キー50に関係する器具洗浄乾燥機の制御を図6及び図7に基づいて説明する。まず、予め設定されている洗浄乾燥運転プログラム(例えば3番)において、ノズルから噴射される洗浄水の水圧を特定の値(例えばレベル5)に設定ないし変更する場合、図6の如く、電源投入後、操作パネル50にて数字キー3を操作してプログラム3を選択し、そして水圧キー50を操作してレベル5を選択する。このとき、表示部51では「5」の表示灯が点灯し、レベル5の水圧設定を確認できる。その後、操作パネル50にて書込みキーを操作すると、プログラム3の水圧がレベル5に設定ないし変更される。
【0036】
次に、或る洗浄乾燥運転プログラムによる洗浄運転中に、ガラス窓6から器具の状況を目視して、噴射水圧による器具や食器の動きが激しく飛びそうな状況を確認した場合、または噴射水圧が不所望に小さいことを確認した場合、噴射水圧を所望の水圧に設定変更することができる。これについて、図7に基づいて詳述する。
【0037】
噴射水圧が目視により大きすぎるまたは小さすぎることを確認した場合、水圧キー50を1回ないし複数回操作して所望の水圧に設定更新する。具体的には、水圧キー50の操作毎に(S1ステップ)、水圧値が更新されて(S2ステップ)、最終的に所望水圧が設定される。S2ステップでは、更新と同時に表示部51にて設定水圧に対する表示灯が直ちに点灯される。
【0038】
この場合、水圧キー50の操作が解除される毎に、ポンプ53が所望の設定噴射水圧を得るための回転数となっているか否かが判断される(S3ステップ)。水圧設定直後であると、ポンプ53が所望の水圧を得る回転数になっておらず、ポンプ回転数を所望水圧が得られるように回転数の加減制御を行う(S4ステップ)。
【0039】
ここで、例えば、洗浄運転中の水圧が低すぎて当該水圧を水圧キー50で1ランク上の水圧に設定すべきところ、水圧キーを操作しすぎて間違って例えば3ランク上の水圧に設定した場合、直ぐに水圧キーを操作して所望の水圧に修正設定しても、実際の噴射水圧が直ちに設定水圧になるようにポンプ53が駆動制御されると、一時的に水圧が高くなりすぎて器具が飛んでしまう恐れがある。
【0040】
また、洗浄運転中の水圧が高すぎて当該水圧を水圧キー50で1ランク下の水圧(例えばレベル4をレベル3)に設定するには、水圧キー50を4回操作して水圧をレベル5→1→2→3と設定しなければならない。この場合も、実際の噴射水圧が直ちに設定水圧になるようにポンプ53が駆動制御されると、水圧が一時的にレベル5まで高くなりすぎて器具が飛んでしまう恐れがある。
【0041】
而して、本実施例において、S4ステップでは、ポンプ53の回転数が現在の設定水圧を得るように変更されるのは、遅延して(1ランク変更は5秒後に行う)からとなるように指示する。具体的には、ポンプ回転数が2ランク離れた水圧を得るように変更するには、10秒を要する。
【0042】
このように遅延することにより、遅延(例えば最小5秒)の間に、表示部51を確認して水圧キー50の操作(S1ステップ)により正しい水圧を設定し直すと(S2ステップ)、設定し直された水圧になるようにポンプ回転数は遅延して至る(S4ステップ)。もはや設定し直し前の水圧には行かない。これにより、実際の水圧が間違った手動設定水圧になるのを回避でき、器具が飛んでしまうのを抑制することができる。
【0043】
図8は器具洗浄乾燥機の特に洗浄後の乾燥について説明するための断面図である。図8には下ノズル31等は敢えて図示していない。フラスコやメスシリンダーなどの口の小さい(細い)器具に対しては、各器具内に個別に直接洗浄水を噴射できる専用ノズル60を備えたジェットラック61が用いられる。洗浄時、循環ポンプ53の駆動により、洗浄水はジェットラック61内にも供給され、ノズル60から器具内に噴射される。乾燥時には、乾燥装置54の乾燥ファン63が駆動され、外気乾燥風が洗浄乾燥室20内に供給され、この乾燥風は、洗浄乾燥室内に供給されると室内下部の乾燥装置54のヒータ64にて加熱されて高温乾燥風となり器具を乾燥する。その後乾燥風は外部へ排出される。
【0044】
各器具は、ジェットラック61の各ノズル60の外面に装着されている専用保持部62に、口が下向きになるように保持される。そして、この専用保持部62は、図9及び図10に示すように、4つの略曲面状導入/導出部65、65…を有する。この導入/導出部65、65・・・において乾燥風が向かってくる側に位置するものは、乾燥風を曲面に沿って器具(被乾燥物)内に滑らかに導入させる。一方、乾燥風向かってくる側に位置するものは、器具内の乾燥風を曲面に沿って器具外へ滑らかに導出させる。
【0045】
これにより、フラスコやメスシリンダーなどの口の小さい(細い)器具の内部に乾燥風を効率良く供給することができ、口の小さい器具を効率良く乾燥できる。
【0046】
尚、上記実施例は器具洗浄乾燥機について説明したが、食器洗浄乾燥機であっても良い。
【0047】
また、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の器具洗浄乾燥機の外観構成を示す斜視図である。
【図2】ドア、および右側面の一部を切欠いた状態の本発明の器具洗浄乾燥機を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の器具洗浄乾燥機の操作パネルの正面図である。
【図4】本発明の器具洗浄乾燥機の表示パネルの正面図である。
【図5】本発明の器具洗浄乾燥機のブロック回路図である。
【図6】本発明の器具洗浄乾燥機の制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の器具洗浄乾燥機の制御を示すフローチャートである。
【図8】本発明の器具洗浄乾燥機の断面図である。
【図9】本発明の器具洗浄乾燥機に用いられるジェットラックの、一部を切欠いた要部側面図である。
【図10】同ジェットラックの要部平面図である。
【符号の説明】
2 ドア
4 表示パネル
5 操作パネル
6 ガラス窓
20 洗浄乾燥室
23 貯水槽
UR 上段ラック
DR 下段ラック
28 上ノズル
31 下ノズル
50 水圧キー(水圧手動設定部)
51 表示部(報知部)
52 制御部
53 循環ポンプ
54 乾燥装置
61 ジェットラック
62 専用保持部
63 乾燥ファン
64 ヒータ
65 略曲面状導入/導出部

Claims (4)

  1. 洗浄室と、この洗浄室を開閉するためのドアと、前記洗浄室内にて被洗浄物を保持するラックと、前記被洗浄物に対して洗浄水を噴射するためのノズルと、このノズルから洗浄水を噴射させるべくノズルへ洗浄水を送るポンプと、前記ノズルから噴射する洗浄水の水圧を手動設定するための水圧手動設定部とを備えたことを特徴とする洗浄機。
  2. 洗浄室と、この洗浄室を開閉するためのドアと、前記洗浄室内にて被洗浄物を保持するラックと、前記被洗浄物に対して洗浄水を噴射するためのノズルと、このノズルから洗浄水を噴射させるべくノズルへ洗浄水を送るポンプと、洗浄運転中に、前記ノズルから噴射する洗浄水の水圧を手動設定するための水圧手動設定部とを備えたことを特徴とする洗浄機。
  3. 洗浄室と、この洗浄室を開閉するためのドアと、前記洗浄室内にて被洗浄物を保持するラックと、前記被洗浄物に対して洗浄水を噴射するためのノズルと、このノズルから洗浄水を噴射させるべくノズルへ洗浄水を送るポンプと、洗浄運転中に、前記ノズルから噴射する洗浄水の水圧を手動設定するための水圧手動設定部と、この水圧手動設定部にて手動設定された手動設定水圧を報知する報知部と、この報知部による手動設定水圧の報知から遅延して、洗浄水の水圧が手動設定水圧になるように前記ポンプを制御する制御部とを備え、この制御部は、洗浄水の水圧が手動設定水圧になる前に前記水圧手動設定部にて手動設定水圧が変更された場合、洗浄水の水圧を、変更前の手動設定水圧に代えて変更された手動設定水圧に遅延して至らしめるように前記ポンプを制御することを特徴とする洗浄機。
  4. 乾燥室と、この乾燥室内に設けられ、口の小さい被乾燥物を口が下向きになるように当該被乾燥物の口部を保持する専用保持部を有するラックと、前記乾燥室内に乾燥風を供給する乾燥風ファンとを備えた乾燥機であって、前記専用保持部は、前記乾燥室内に供給された乾燥風を前記専用保持部で保持された被乾燥物内に滑らかに導入せしめる略曲面状導入部と、被乾燥物内に導入された乾燥風を滑らかに導出せしめる略曲面状導出部とを有することを特徴とする乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108816983A (zh) * 2018-06-29 2018-11-16 鲁文清 一种生物实验用烧杯清洗装置

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