JP2004181346A - フィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置 - Google Patents

フィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004181346A
JP2004181346A JP2002351117A JP2002351117A JP2004181346A JP 2004181346 A JP2004181346 A JP 2004181346A JP 2002351117 A JP2002351117 A JP 2002351117A JP 2002351117 A JP2002351117 A JP 2002351117A JP 2004181346 A JP2004181346 A JP 2004181346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
solid particles
filter mesh
liquid
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002351117A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ota
田 淳 一 太
Kunio Takagi
木 邦 雄 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuura Machinery Corp
Matsuura Kikai Seisakusho KK
Original Assignee
Matsuura Machinery Corp
Matsuura Kikai Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsuura Machinery Corp, Matsuura Kikai Seisakusho KK filed Critical Matsuura Machinery Corp
Priority to JP2002351117A priority Critical patent/JP2004181346A/ja
Publication of JP2004181346A publication Critical patent/JP2004181346A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

【課題】設置コストが安価であり、しかもフィルター用メッシュの頻繁な交換を必要としない固体粒子除去装置の構成を提供すること。
【解決手段】流動する液体中の固体粒子6を捕獲し、かつ除去し、当該液体を通過させ得るフィルター用メッシュ1に対し、一方側から超音波を照射することができる超音波発生装置2を設置すると共に、当該フィルター用メッシュ1を挟んだ状態の他方側において超音波反射板3を設ける場合、及び設けない場合の何れの場合にも、フィルター用メッシュ1の交換の頻度を減少したことを特徴とするフィルター用メッシュ1を使用した固体粒子除去装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流動する液体中において、フィルター用メッシュを使用したことによる固体粒子除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流動する液体中の固体粒子を除去する方式として、
▲1▼遠心分離方式
▲2▼重力落下方式
▲3▼吸着方式
▲4▼静電方式
▲5▼フィルター用メッシュによる捕獲方式
などが存在しており、例えば、工作機械の作動によって発生した切屑を循環する切削油又は切削水中において除去する場合に採用されている。
【0003】
前記各方式において、▲1▼の遠心分離方式は、微細粒子を分離し得るという特徴を有しているが、当該方式を実現するための装置のコストが高い。
【0004】
前記▲2▼の重力落下方式は、当該方式を実現するために然してコストを要しないが、落下する粒子が微細である場合又は密度が小さい場合には、沈殿するのに多大な時間を要し、特に流動する液体の量が多い場合、又は流動速度が大きい場合には、実用に適合することが困難又は不可能である。
【0005】
前記▲3▼の吸着方式は、液体中に固体粒子を吸着する吸着剤を散布し、当該吸着剤を捕獲し除去することによって、固体粒子をも除去する方式であって、微細な固体粒子をも除去し得る点において優れているが、液体が水である場合には、吸着剤自身が水を吸収し、かつ液体の流路において凝縮することによって、水の流通を妨げるという基本的問題点が存在する。
【0006】
前記▲4▼の静電方式は、液体が油性である場合には適用可能であるが、水溶性である場合には適用することができない。
【0007】
前記▲5▼のフィルター用メッシュによる捕獲方式は、当該方式を実現するために然してコストを要しないが、捕獲された固体粒子がフィルター用メッシュに蓄積した場合には、フィルター用メッシュを交換することが必要となり、使用上のコストを要すると共に、当該フィルター用メッシュを廃棄処理しなければならないという煩雑な問題が存在する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、液体中の粒子を除去する従来技術の前記のような各問題点を考慮し、特にフィルター用メッシュによる捕獲方式に着目し、フィルター用メッシュを交換する頻度を極力少なくするような固体粒子の除去装置の構成を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の構成は、流動する液体中の固体粒子を捕獲し、かつ当該液体を通過させ得るフィルター用メッシュに対し、一方側から超音波を照射することができる超音波発生装置を設置したことによるフィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置からなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、固体粒子6を含んだ液体が循環する場合の典型的な実施態様を示す。
【0011】
固体粒子6を含んだ液体が循環するケースの典型例は、工作機械の作動に伴って発生した切屑を流動し、かつ循環する切削油又は切削水等の切削液によって搬送し、フィルター用メッシュ1によって除去する場合である。
但し、本発明の装置は、このような場合にのみ適用される訳ではなく、流動する液体中の固体粒子6の除去一般に広く適用することが可能である。
【0012】
図1に示すように、固体粒子6を含んだ液体の流動に対し、フィルター用メッシュ1は当該固体粒子6を捕獲し、液体を濾過(フィルター)させると共に、固体粒子6を捕獲する。
【0013】
前記▲5▼の従来のフィルター用メッシュ1を使用した捕獲方法では、捕獲によって蓄積した固体粒子6と共に、フィルター用メッシュ1を交換するか、又は一度当該メッシュ1を外部から取り出し、メッシュ1間に詰まった固体粒子6を除去する作業を必要とするが、実際には固体粒子6の除去作業は極めて煩雑であって、困難である。
【0014】
本発明においては、超音波発生装置2からフィルター用メッシュ1に対し、超音波を照射し、フィルター用メッシュ1、及び当該メッシュ1の隙間に捕獲されている固体粒子6(切屑)を、激しく振動させ、当該振動に伴って、メッシュ1による固体粒子6に対する拘束から解放させている。
【0015】
他方、本発明においては、図1に示すように、フィルター用メッシュ1を挟んだ状態にて、他方側(超音波発生装置2と反対側)において反射板3を設け、フィルター用メッシュ1を通過して来る超音波を反射させ、前記振動及びメッシュ1による固体粒子6に対する拘束からの解放を更に助長している。
【0016】
フィルター用メッシュ1の拘束から解放された固体粒子6は、下方の底部に落下するか(固体粒子6の方が液体よりも密度が大きい場合)、又は上方に浮上する(固体粒子6の方が液体よりも密度が小さい場合)が、何れの場合においても、固体粒子6が液体中に密集することになるので、別途当該密集した固体粒子6を収集して外部に取り出すことになる(尚、当該取出作業を容易とする構成は、実施例において後述する通りである。)。
【0017】
超音波が、前記反射板3、又は液体の流通路を形成している周囲の壁などと反射した場合には、超音波の進行波と反射波との相互の干渉によって、音圧の定在波が発生する場合がある。
【0018】
前記定在波が発生した場合には、液体中の通常の固体粒子6は、図2に示すような音圧の定在波の節(振動する定在波の内、振幅が零、又は最小限の状態となる位置)に集中する。
【0019】
定在波が発生した場合には、固体粒子6は、メッシュ1によって捕獲される前に、定在波の前記節の位置において、重力によって他方に落下するか(固体粒子6の方が液体よりも密度が大きい場合)、又は上方に浮上する(固体粒子6の方が液体よりも密度が小さい場合)ことによって密集し、適宜除去されることがある。
【0020】
たとえ、前記のように、定在波が出現しない場合においても、超音波の音圧の振幅が大きくなって、圧力が低下することによって空洞部分が発生するという所謂キャビテーションが生ずる場合がある。
【0021】
前記キャビテーションによって発生した空洞部分の存在、及びその大きさは不安定であるため、当該部分を中心として、液体は激しく振動することになる。
【0022】
このようなキャビテーションに伴って液体が激しく振動する場合には、たとえ前記のような定在波が出現せずとも、フィルター用メッシュ1によって捕獲されている固体粒子6を強く押圧又は吸引し、捕獲に伴う拘束状態から解放することができる。
【0023】
このように、本発明においては、フィルター用メッシュ1に対する超音波の照射、あるいは、超音波の照射と反射板3による反射とに基づき、メッシュ1間に固体粒子6が目詰まりすることを極力減少し、これによってフィルター用メッシュ1の交換の頻度を少なくすることができる。
【0024】
超音波による照射は、必ずしも定常的に行う必要はなく、断続的に行い、その際、フィルター用メッシュ1に捕獲されている固体粒子6を解放し、かつ液体内に密集させて、外部に除去することができる。
【0025】
本発明に使用するフィルター用メッシュ1のメッシュの平均径は、捕獲する固体粒子6の径によって左右されるが、工作機械の作動によって発生する切屑の場合には、通常50〜800μmである場合が多い。
【0026】
【実施例】
図3は、本発明の実施例を示す。
【0027】
工作機械の作動によって発生した切屑の場合のように、大抵の固体粒子6は、液体よりも密度が高く、超音波の振動によって、フィルター用メッシュ1の捕獲に伴う拘束から解放された場合には、固体粒子6は下方に落下している。
【0028】
実施例においては、フィルター用メッシュ1の近傍であり、かつ超音波発生装置2が存在するが、落下する固体粒子6を貯留し、外部に移動可能であるメッシュケース7を設置したことを特徴としている。
【0029】
当該メッシュケースは、所定の枠を設け、枠間の全て又は一部をメッシュ状としており、図4(a)、(b)に示すように、様々な形状を選択することができる。
【0030】
このようなメッシュケースは、メッシュから除去された固体粒子を収容し、また重力によって沈殿した固体粒子6を収容し、かつ所定の時期に、液体内から外部へ移動することによって、固体粒子6を取り出し、かつ除去することを実現可能としている。
【0031】
このように、実施例においては、前記のようなメッシュケースを使用することによって、容易に固体粒子6を除去することを可能としている。
【0032】
前記メッシュケースのメッシュの平均径は、フィルター用メッシュ1の平均径以下の程度とすることによって、固体粒子6の収容及び外部における除去を実現することができる。
【0033】
【発明の効果】
このように、本発明は、比較的コストの安いフィルター用メッシュを使用した除去装置において、従来技術の場合のように、フィルター用メッシュの交換の頻度を減少し、長期に亘って同一のフィルター用メッシュの使用を可能とし、これによって固体粒子の除去装置としての運転コストを下げることも可能となる。
【0034】
このように、フィルター用メッシュの交換の頻度を減少させることは、フィルター用メッシュの廃棄を少なくすることであり、廃棄処理のコストを下げると共に、当該廃棄に伴う周囲の環境汚染の程度を下げることができる。
【0035】
このように、本発明は多面的な効果を有しており、その価値は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理及び実施態様を示す側断面図。
【図2】超音波の進行波及び反射波によって形成される定在波の状況を示す原理図。
【図3】実施例の具体的構成を示す部分的側断面図。
【図4】メッシュケースの具体的設計を示す側面図であり、(a)は、略枡状による形状の場合を示し、(b)は、略椀状による形状の場合を示す。
【符号の説明】
1 フィルター用メッシュ
2 超音波発生装置
3 超音波反射板
4 ポンプ
5 作動する工作機械などの固体粒子発生部分
6 固体粒子
7 メッシュケース

Claims (7)

  1. 流動する液体中の固体粒子を捕獲し、かつ当該液体を通過させ得るフィルター用メッシュに対し、一方側から超音波を照射することができる超音波発生装置を設置したことによるフィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置。
  2. 流動する液体が切削液であり、捕獲しかつ除去する固体粒子が、工作機械の作動によって発生した切屑であることを特徴とする請求項1記載のフィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置。
  3. 超音波の発生及び反射に基づき、フィルター用メッシュを挟んだ状態の他方側において超音波反射板を設けたことによって、定在波を発生させ得ることを特徴とする請求項1記載のフィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置。
  4. 超音波の照射に伴い、キャビテーション現象によって、液体面に局所的な空洞部分を発生させ得ることを特徴とする請求項1記載のフィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置。
  5. フィルター用メッシュの近傍であり、かつ超音波発生装置が存在する側に、落下する固体粒子を貯留し、外部に移動可能であるメッシュケースを設置したことを特徴とするフィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置。
  6. 超音波発生装置を断続的に作動させることによって、フィルター用メッシュが捕獲した固体粒子を液体中において収集し、かつ収集した固体粒子を外部に取り出すことを特徴とする請求項1記載のフィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置に対する使用方法。
  7. 超音波発生装置を断続的に作動させることによって、フィルター用メッシュが捕獲した固体粒子を液体中において沈殿させたうえで、メッシュケースを外部に移動した後、当該メッシュケースに貯留した固体粒子を除去することを特徴とする請求項5記載のフィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置に対する使用方法。
JP2002351117A 2002-12-03 2002-12-03 フィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置 Pending JP2004181346A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002351117A JP2004181346A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 フィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002351117A JP2004181346A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 フィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004181346A true JP2004181346A (ja) 2004-07-02

Family

ID=32753120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002351117A Pending JP2004181346A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 フィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004181346A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013165724A (ja) * 2007-03-02 2013-08-29 Smith & Nephew Plc 生物学的サンプルろ過中の超音波、逆流洗浄、およびフィルタ運動によるフィルタ洗浄装置および方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013165724A (ja) * 2007-03-02 2013-08-29 Smith & Nephew Plc 生物学的サンプルろ過中の超音波、逆流洗浄、およびフィルタ運動によるフィルタ洗浄装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2567617C2 (ru) Устройство для очистки текучей среды
US10201652B2 (en) Acoustophoretic separation of lipid particles from red blood cells
US7569142B2 (en) Method and apparatus for liquid treatment with combined electronic and centrifugal processes to remove contaminants
SE0100820D0 (sv) Particle separation using an acoustic filter
US20140318225A1 (en) Acoustic Standing Wave Particle Size or Distribution Detection
JP5638300B2 (ja) 分離装置
JP2019122901A (ja) ミストコレクタ
JP4505624B2 (ja) 超音波を用いた非接触フィルタリング方法及び装置
JP2004181346A (ja) フィルター用メッシュを使用した固体粒子除去装置
RU142084U1 (ru) Устройство для обработки отработанного бурового раствора и шлама
Pirkonen et al. Ultrasound assisted cleaning of ceramic capillary filter
JP2004181347A (ja) 超音波を使用した固体粒子除去方法
JP2000039258A (ja) 材料の乾燥効率化方法
CN109127577A (zh) 一种带有磁吸功能的超声清洗过滤装置
JP2009106800A (ja) 振動篩装置
JP2006205057A (ja) 磁気フィルタの洗浄方法とそれに用いる洗浄装置
JP2004050137A (ja) インテリジェントフイルタ
JP2015139772A (ja) バッグフィルター付きサイクロン
KR101117264B1 (ko) 연속재생 메디아 필터장치를 이용한 여과공정
JP3605157B2 (ja) 集塵部材
CN216038754U (zh) 一种用于餐厨污水处理的隔油池
JP2000028265A (ja) 材料の乾燥効率化方法
JP2003225660A (ja) 浮上物体回収装置
CA3009743C (en) Collector module and a particle trap arranged with at least one collector module
KR20160047948A (ko) 습식세정장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080523