JP2004180031A - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004180031A
JP2004180031A JP2002344598A JP2002344598A JP2004180031A JP 2004180031 A JP2004180031 A JP 2004180031A JP 2002344598 A JP2002344598 A JP 2002344598A JP 2002344598 A JP2002344598 A JP 2002344598A JP 2004180031 A JP2004180031 A JP 2004180031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
recording
data
printer
host
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002344598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4047147B2 (ja
JP2004180031A5 (ja
Inventor
Kazuyuki Masumoto
和幸 桝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002344598A priority Critical patent/JP4047147B2/ja
Publication of JP2004180031A publication Critical patent/JP2004180031A/ja
Publication of JP2004180031A5 publication Critical patent/JP2004180031A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4047147B2 publication Critical patent/JP4047147B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

【課題】PDプリンタにおいて、複数の機器から個別のフォーマットの画像データを入力することを可能とすること。
【解決手段】記録装置に、外部の複数の画像データ源それぞれと通信することが可能な少なくとも1つ以上のインターフェースと、複数の画像データ源の内の第1の画像データ源から送られた制御コマンドを解釈するコマンド判定手段と、判定結果に基づいて、前記第1画像データ源以外の1つ以上の画像データ源あるいは前記第1画像データ源に対して、画像データの送信を要求する送信要求信号を送出する送信要求手段と、前記送信要求信号に応答して前記画像データ源が出力した画像データを入力して、入力した画像データをそのフォーマットに応じて処理して予め定めたフォーマットの記録データを生成する記録データ生成手段と、前記記録データ生成手段の出力を入力して記録媒体上に記録し、記録された記録媒体を排出する記録手段と、を備える。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル・カメラなどの撮像装置あるいはメモリ等から画像データを入力して記録媒体に記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、簡単な操作で画像を撮影してデジタル画像データに変換できるデジタル・カメラ(撮像装置)、所謂、デジカメが広く使用されるようになってきている。
【0003】
このようなカメラで撮影した画像を印刷して写真として使用する場合には、通常、一旦、その撮影されたデジタル画像データを、デジタル・カメラからPC(コンピュータ)に取り込み、そのPCで画像処理を行った後、そのPCからカラー・プリンタに出力して印刷するのが一般的である。また、この場合のPCの代わりに、同様な機能に特化したアダプタも使用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
これに対して、最近は、PCを介することなく、直接、デジタル・カメラからカラー・プリンタにデジタル画像データを伝送して印刷することができるカラー・プリント・システム(例えば、特許文献2参照)や、デジタル・カメラに搭載され、撮像した画像を記憶しているメモリ・カードをデジタル・カメラから取り外して、直接、カラー・プリンタに設けられたメモリ・カード・スロットに装着し、そのメモリ・カードに記憶されている撮影された画像を印刷できる所謂フォト・ダイレクト(PD)プリンタ等も開発されている(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
一般に画像データはデータ量が多く、また画像データをプリントするのに適した解像度の高いプリンタのホスト・コンピュータとのインターフェースとして、従来のセントロニクスよりも高速転送が可能なUSB、IEEE1394などが使用されてきている。
【0006】
また、従来におけるカメラとプリンタをダイレクトに接続して印刷する場合に、カメラ側でプリンタに適したフォーマットに処理して出力しているの通常であり、また、カメラ側から送る画像データを処理するプリントデータ変換ソフトをプリンタ側に送り、プリンタ側で送られたデータをプリント・データ変換ソフトにより印刷処理可能なプリント・データに変換し、このプリント・データに基づき該データに対応する画像の印刷出力を実行することも行われている(例えば、特許文献4参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−111928号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2001−203875号公報
【0009】
【特許文献3】
特開平10−254650号公報
【0010】
【特許文献4】
特開平10−191226号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いわゆるデジタル・カメラも、主として静止画を記録するカメラ、主として動画を記録するカメラがあり、また、近年多画素化しており、より高解像度のカメラに更新するなどのことから、結果として複数のカメラを保有することも当たり前になってきている。
【0012】
従来の一般的なプリンタは、ホスト・コンピュータから、そのプリンタ用のプリンタ・ドライバーで処理したデータが送られていた。しかしながら、いわゆるコンピュータを介さないルートで上述したようなフォト・ダイレクト(PD)プリンタに入力される画像データには、例えばBMP、JPG、TIFFなどのフォーマットのデータや、テレビジョン信号などのRGBデータ等の各種データ・フォーマットが存在しており、これらに対応することが求められている。同様に、またその様な画像データを、プリンタの外部から入力するためのインターフェースとしては、従来のホスト・コンピュータとのインターフェース形式に加えて、USB、IEEE1394、ブルートゥース(Bluetooth)など各種インターフェースが現在利用可能であり、これらの各種インターフェースに対応することも求められている。
【0013】
従って、これらインターフェースやデータ・フォーマットのいずれにも適用できるフォト・ダイレクト(PD)プリンタの出現が望まれていた。
【0014】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、いわゆるデジタル・カメラあるいはデジタル・ビデオ・カメラに代表されるデジタル画像を出力する複数の機器から、複数のフォーマット、あるいはファイル形式の画像データを、ダイレクトに入力して、印刷出力を得ることができる記録装置、およびその制御方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、記録装置であって、外部の複数の画像データ源それぞれと接続して通信することが可能な、少なくとも1つ以上のインターフェース手段と、前記インターフェースを介して、前記複数の画像データ源の内の第1の画像データ源から送られた制御コマンドを解釈するコマンド判定手段と、前記コマンド判定手段による判定結果に基づいて、前記第1画像データ源以外の1つ以上の画像データ源に対して、対応するインターフェースを介して画像データの送信を要求する送信要求信号を送出する送信要求手段と、前記送信要求信号に応答して前記画像データ源が前記インターフェース手段を介して出力した画像データを入力して、入力した画像データをそのフォーマットに応じて処理して予め定めたフォーマットの記録データを生成する記録データ生成手段と、前記記録データ生成手段の出力を入力して記録媒体上に記録し、記録された記録媒体を排出する記録手段とを備えることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000の概観斜視図である。このフォト・ダイレクト・プリンタは、ホスト・コンピュータ(PC)からデータを受信して印刷する、一般的なのPCプリンタとしての機能とメモリ・カードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを直接読取って印刷したり、あるいはデジタル・カメラからの画像データを受信して印刷する機能を備えている。
【0018】
図1において、本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000の外殻をなす本体は、下ケース1001、上ケース1002、アクセス・カバー1003及び排出トレイ1004の外装部材を有している。また、下ケース1001は、このプリンタ装置1000の略下半部を、上ケース1002は本体の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部が形成されている。さらに、排出トレイ1004は、その一端部が下ケース1001に回転自在に保持され、その回転によって下ケース1001の前面部に形成される開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイ1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから記録シートが排出可能となるとともに、排出された記録シートを順次積載し得るようになっている。また、排紙トレイ1004には、2枚の補助トレイ1004a、1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
【0019】
アクセス・カバー1003は、その一端部が上ケース1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっており、このアクセス・カバー1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッド・カートリッジ(不図示)あるいはインク・タンク(不図示)等の交換が可能となる。なお、ここでは特に図示しないが、アクセス・カバー1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロ・スイッチなどで検出することにより、アクセス・カバーの開閉状態を検出し得るようになっている。
【0020】
また、上ケース1002の上面には、電源キー1005が押下可能に設けられている。また、上ケース1002の右側には、液晶表示部1006や各種キー・スイッチ等を備える操作パネル1010が設けられている。この操作パネル1010の構造は、図3を参照して詳しく後述する。符号1007は自動給送部で、記録シートを装置本体内へと自動的に給送する。符号1013はPCカード・スロットで、ここにPCカードあるいは、メモリ・カードを装着可能なアダプタが挿入され、このアダプタを介してメモリ・カードに記憶されている画像データを直接取り込んで印刷することができる。このメモリ・カードとしては、例えばコンパクト・フラッシュ・メモリ、スマート・メディア、メモリ・スティック等がある。符号1011はビューワ(液晶表示部)で、この装置本体に着脱可能であり、PCカードに記憶されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合などに、1コマごとの画像やインデックス画像などを表示するのに使用される。符号1012は後述するデジタル・カメラを接続するための端子を示す。
【0021】
図2は、本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000の記録ヘッドの構成を示す概観斜視図である。
【0022】
この実施形態における記録ヘッド・カートリッジ1200は、図2に示すようにインクを貯留するインク・タンク1300と、このインク・タンク1300から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから吐出させる記録ヘッド1301とを有し、記録ヘッド1301は、キャリッジに対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式を採るものとなっている。そして記録に際しては、記録ヘッド・カートリッジ1200はキャリッジ軸に沿って往復走査され、それに伴って記録シート上にカラー画像が記録される。ここに示す記録ヘッド・カートリッジ1301では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするため、インク・タンクとして、例えば、ブラック、ライト・シアン(LC)、ライト・マゼンタ(LM)、シアン、マゼンタ及びイエローの各色独立のインク・タンクが用意されており、それぞれが記録ヘッド1301に対して着脱自在となっている。
【0023】
なお、本実施形態では、上述した6色のインクを使用する場合で説明するが、本発明は、これら6色のインクを用いる場合に限定されるものでなく、例えばブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの4色のインクを使用して記録を行うインクジェット・プリンタであってもよい。その場合には、4色それぞれ独立のインク・タンクが、それぞれ記録ヘッド1301に対して着脱自在となっていても構わない。
【0024】
図3は、本実施形態に係る操作パネル1010の概観図である。図において、液晶表示部1006には、その左右に印刷されている項目に関するデータを各種設定するためのメニュー項目が表示される。ここで表示される項目としては、印刷したい範囲の先頭写真番号、指定コマ番号(開始/−指定)、印刷を終了したい範囲の最後の写真番号(終了)、印刷部数(部数)、印刷に使用する用紙(記録シート)の種類(用紙種類)、1枚の用紙に印刷する写真の枚数設定(レイアウト)、印刷の品位の指定(品位)、撮影した日付を印刷するかどうかの指定(日付印刷)、写真を補正して印刷するかどうかの指定(画像補正)、印刷に必要な用紙枚数の表示(用紙枚数)等がある。これら各項目は、カーソル・キー2001を用いて選択、あるいは指定される。符号2002はモード・キーで、このキー2002を押下するごとに、印刷の種類(インデックス印刷、全コマ印刷、1コマ印刷等)を切り替えることができ、これに応じてLED2003の対応するLEDが点灯される。符号2004はメンテナンス・キーで、記録ヘッド1301のクリーニング等、プリンタのメンテナンスを行わせるためのキーである。符号2005は印刷開始キーで、印刷の開始を指示するとき、あるいはメンテナンスの設定を確立する際に押下される。符号2006は印刷中止キーで、印刷を中止させるときや、メンテナンスの中止を指示する際に、押下される。
【0025】
次に図4を参照して、本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000の制御に係る主要部の構成を説明する。なお、この図4において、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0026】
図4において、符号3000は制御部(制御基板)を示している。符号3001はASIC(専用カスタムLSI)を示し、その構成は図5のブロック図を参照して詳しく後述する。符号3002はDSP(デジタル信号処理プロセッサ)で、内部にCPUを有し、後述する装置全体の各種制御処理及び、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等を担当している。符号3003はメモリで、DSP3002のCPUの制御プログラムを記憶するプログラム・メモリ3003a、及び実行時のプログラムを記憶するRAMエリア、画像データなどを記憶するワーク・メモリとして機能するメモリ・エリア等を有している。符号3004はプリンタ・エンジンで、ここでは、複数色のカラー・インクを用いてカラー画像を印刷するインクジェット・プリンタのプリンタ・エンジンが搭載されている。符号3005はデジタル・カメラ3012をUSB接続するためのSUB PCBである。符号3006はビューワ1011を接続するためのコネクタである。符号3008はUSBバス・ハブ(USB HUB)で、このプリンタ装置1000がPC3010からの画像データに基づいて印刷を行う際には、PC3010からのデータをそのままスルーし、USBバス3021を介してプリンタ・エンジン3004に出力する。これにより、接続されているPC3010は、プリンタ・エンジン3004と直接、データや信号のやり取りを行って印刷を実行することができる(一般的なPCプリンタとして機能する)。符号3009は電源コネクタで、電源3013により、商用ACから変換された直流電圧を入力している。PC3010は一般的なパーソナル・コンピュータ、符号3011は前述したメモリ・カード(PCカード)、3012はデジタル・カメラである。
【0027】
なお、この制御部3000とプリンタ・エンジン3004との間の信号のやり取りは、前述したUSBバス3021又はIEEE1284バス3022を介して行われる。
【0028】
図5は、ASIC3001の構成を示すブロック図で、この図5においても、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0029】
符号4001はPCカード・インターフェース部で、装着されたPCカード3011に記憶されている画像データの読取り、あるいはPCカード3011へのデータの書き込み等を行う。符号4002はIEEE1284インターフェース部で、プリンタ・エンジン3004との間のデータのやり取りを行う。このIEEE1284インターフェース部4002は、デジタル・カメラ3012あるいはPCカード3011に記憶されている画像データを印刷する場合に使用されるバスである。符号4003はUSBインターフェース部で、PC3010との間でのデータのやり取りを行う。符号4004はUSBホスト・インターフェース部で、デジタル・カメラ3012との間でのデータのやり取りを行う。符号4005は操作パネル・インターフェース部で、操作パネル1010からの各種操作信号の入力や、表示部1006への表示データの出力などを行う。符号4006はビューワ・インターフェース部で、ビューワ1011への画像データの表示を制御している。符号4007は各種スイッチやLED4009等との間のインターフェースを制御するインターフェース部である。符号4008はCPUインターフェース部で、DSP3002との間でのデータのやり取りの制御を行っている。符号4010はこれら各部を接続する内部バス(ASICバス)である。
【0030】
図6は、本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000のインターフェース及び画像処理制御に係る機能構成を示す機能ブロック図である。なお、この図6においても、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0031】
符号6000は、このフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000からみた場合でのホスト(画像データ源)に該当しており、このホスト6000には、上述したホスト・コンピュータであるPC3010、デジタル・カメラ3012、PCカード3011、さらには不図示のゲーム機やテレビジョン機器なども含まれる。このようなホスト6000は、USBバス、IEEE1284、あるいはIEEE1394等のインターフェースを介して接続される。またこれ以外にもブルートゥース(Bluetooth)等のインターフェースを用いてもよい。
【0032】
また前述した制御基板3000の有する機能には、ASIC3001により実現されるデータ入力及び格納処理部6001と、プリンタ・エンジン3004にプリント・データを出力するプリンタ・インターフェース部6004、そしてDSP3002により実行されるマルチ・レンダラ処理6002、画像処理及びプロセス処理6003が含まれる。
【0033】
図7は、本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000の画像処理制御に係る機能構成をより詳しく示す機能ブロック図である。なお、この図7においても、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0034】
図7において、USBバス・インターフェース等のインターフェース部7005を介して入力されたPCカード3011、カメラ3012あるいはPC3010からの画像データあるいはJPEG圧縮された画像データは、一旦イメージ・バッファ7000に格納され、圧縮されたデータの場合はJPEG解凍部7006により解凍され、Y、Cb、Cr信号からRGB信号に変換された後、RGBバッファ7001に格納される。符号7010はX、Yスケーリング部であり、ここで、RGBバッファ7001に格納された画像データのX及び/又はY方向のサイズを変換する。3D3(7007)は、ルックアップ・テーブル7009を参照してRGBデータの色空間を変換する。また3D6(7008)は、ルックアップ・テーブル7009を参照して、RGB信号をC、M、Y、K、LC(明るいシアン)、LM(明るいマゼンタ)の6色の信号に変換する。符号7011は1D出力部であり、一次元テーブル7014を参照してγ変換等の色処理を実行する。符号7012は誤差拡散(ED)部であり、多値画像データに対して誤差拡散処理を実行して、各色の2値画像データ(あるいは多値データ)を生成する。こうして生成された2値(あるいは多値)画像データは、EDバッファ7003に格納される。符号7004はワーク・バッファであり、各色のインクを吐出する複数の記録ヘッドのそれぞれに対応する記録データを記憶している。こうして作成された各記録ヘッドに対応する記録データは、プリンタ・インターフェース7013を介してプリンタ・エンジン3004に送られて、印刷される。
【0035】
上述したように本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000では、DSP3002が画像処理に加えて、装置の各部の制御をも実行している。このDSP3002は並列処理機能も有しており、上述した3D3、3D6、1D出力、誤差拡散等の処理を並行して実行することができる。このDSP3002は、例えばテキサス・インストルメンツ(TI)社製のTMS320DSPで、図4のプログラム・メモリ3003aに記憶された制御プログラムに従って後述する制御を実行している。
【0036】
この制御プログラムは、機能モジュールごとにタスク化したマルチ・タスク形式で構成されており、そのタスク構成の主なものを示すと図8のようになる。
【0037】
図8において、符号8000はシステム・コントロール・タスクで、各タスク間でのイベント発行、イベントの終了に伴うシーケンス制御や排他処理等、システム全体の調停を行っている。符号8001はキー・イベント・タスクを示し、操作パネル1010のキー操作に基づいて、押下されたキーの解析等を行う。符号8002はLCD表示部1006への表示タスクを示し、表示部1006におけるUI制御あるいはメッセージ表示要求等が発生した時点で起動され、表示部1006への表示制御を実行している。符号8003はPCカード3011への読み書き、あるいはIEEE1394、あるいはブルートゥースなどによるデータの入出力により起動されるタスクを示す。符号8004はUSBバスを介して接続されるPC3010からのデータ転送を制御するUSBプリンタ・タスクで、PCプリンタとしての機能を実行する。符号8005は、USBストレージの制御タスクで、PCカード部をPC3010の外部ストレージとして動作させる。符号8006はUSBを介して接続されるデジタル・カメラ3012からのデータの読込みや各種通信制御等を実行する。
【0038】
符号8007はファイル・システム・タスクで、ファイルのオープン、クローズ、リード、ライト等の入出力制御を行う。符号8008はプリンタ・エンジン3004と接続されるセントロニクス・インターフェースから起動されるタスクであり、印刷データのDMA送信、ステータス応答等を実行する。符号8009は画像処理タスクであり、RGBデータを受取り、前述した3D処理、四面体補完、色変換やスケーリング及び誤差拡散処理などによりYMCKデータを作成し、最終的にプリンタ・エンジン3004に出力するラスタ・イメージ・データを作成する。符号8010はページ・クリエイト・タスクであり、JPEGデータを伸長して画像データに変換したり、あるいはBMP形式のデータからイメージ・データを作成したり、あるいはHTML文書からイメージ・データを作成するとともに、フォト・データの補正、階調補正等の画像処理やRGBデータの作成等を行っている。符号8011はビューワ・タスクであり、ビューワ1011が接続されている状態で、ビューワ1011への表示制御を実行している。
【0039】
(第1の実施形態)
次に図9乃至図15を参照して、本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000のDSP3002による処理の概要について説明する。なお、このDSP3002による処理はマルチ・タスク形式で実行されているが、ここでは全体的な処理の流れとして説明する。
【0040】
図9は、第1の実施形態に係るDSP3002によるコマンド及び画像データの受信・プリント処理の概要を示すフローチャートである。
【0041】
まずステップS1で、ホストとして機能しているPC3010、デジタル・カメラ3012、あるいは他のゲーム機やテレビジョン機器等からコマンド・ファイルを受信したかどうかを判断する。なお、このコマンド・ファイルは、印刷枚数や印刷用紙サイズ、印刷品位などの印刷条件をパラメータとして備えているものとする。ステップS1でコマンド・ファイルを受信するとステップS2に進み、その受信したコマンド・ファイルに含まれるコマンドを解釈する。そしてステップS3に進み、そのコマンドの解釈に基づいて、そのコマンドに基づく印刷が可能かどうかを判定し、印刷が可能であればそのコマンドを送信してきたホストに対して画像データの送信要求を返信する。この返信により印刷可能であることが通知されたホストは、次に印刷すべき画像データを、このフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000に対して送信する。
【0042】
これによりステップS4で、そのホストから送られてくるデータ・ファイルを受信する。そしてステップS5に進み、ホストから受信したデータを復号し、その復号したデータをプリンタ・エンジン3004に適した記録データに変換した後、プリンタ・エンジン3004に出力して記録動作を行う。そしてステップS6で、ホストからのデータ・ファイルの全ての印刷を終了したかどうかを判定し、終了すると、この受信・印刷処理を終了し、終了していなければ再びステップS4に戻り、データ・ファイルの受信・復号及び印刷処理を繰り返す。
【0043】
図10は、上述したホストとフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000との間の通信手順を示す図である。なお、上から下へ時間の経過を示す。
【0044】
まず符号1100に示すように、ホストからプリンタ装置1000へコマンドが送信される。このコマンドを解釈したプリンタ装置1000は、そのホストに対して、そのコマンドの受付けが可能かどうかを判断し、可能であればデータの送信要求を送信する(符号1101)。このデータの送信要求を受け、そのコマンドの受付けが許可されたと判断すると、ホストはデータ1をプリンタ装置1000へ送信する(符号1102)。ここでは、例えばJPEG形式で、A4サイズの1ページ分の画像データを送信する。この画像データを受信するとプリンタ装置1000は、そのデータを正常に受信できた旨をACKによりホストに通知する(符号1103)。このACKを受けるとホストは、次のデータ(同じデータ形式)をプリンタ装置1000に送信し(符号1104)、この画像データを受信するとプリンタ装置1000は、そのデータを正常に受信できた旨をACKによりホストに通知する(符号1105)。このような符号1102、1103、1104、のデータ伝送を、印刷したい全ての画像データをホストから送信するまで繰り返す。
【0045】
これにより、ホストから、この実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000に対して画像データが送られて印刷が実行される。
【0046】
図11は、図9のステップS2におけるコマンド解釈処理を示すフローチャートである。
【0047】
まずステップS11で、ホストから受信したコマンドのタイプをチェックし、その受信したコマンド・ファイルのコマンド形式が、そのフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000で処理可能かどうか、即ち、適正かどうかを判定する。適正でないときは、そのまま処理を終了して、ステップS3(図9)で、そのコマンドを受付けられない旨をホストに送信する。そうでないときはステップS12に進み、印刷が指定されている用紙サイズを、そのコマンド・ファイルから読み出す。これにより印刷する用紙のサイズが決定される。次にステップS13に進んで印刷ページ数をそのコマンド・ファイルから読み出し、次にステップS14で印刷方向の情報を読み出す。これは印刷方向が用紙の縦方向か横方向かを指定するものである。次にステップS15に進み、用紙における余白の設定情報を読み出す。この設定情報は、用紙における上下左右の余白の値を指定するものである。
【0048】
なお、1ページの用紙に複数の画像を印刷する場合には、オプションのパラメータとして、レイアウトについてのパラメータを読み出す。
【0049】
こうして正常にコマンド・ファイルが解釈されると、ステップS3(図9)で、そのコマンドを正常に受付けた旨をデータの送信要求としてホストに送信する。
【0050】
図12は、図9のステップS5におけるデータ処理を示すフローチャートである。
【0051】
まずステップS21で、データ・ファイルにおけるデータ・タイプをチェックする。本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000では、JPEGコード、PNGコード、BMPコードの3つのコード形式に対応可能であるものとする。このようなデータ・タイプをチェックする方法は、例えばファイルの拡張子をチェックすることにより容易に実現できるが、この他にも、例えばJPEGコードであれば、ファイル中のタグ情報を調べることにより確認できる。
【0052】
このステップS21で、データ・タイプがJPEGコードであると判断するとステップS22に進みJPEGコードをデコードする。また、PNGコードであればステップS23に進み、PNGコードをデコードし、またBMPコードであればステップS24に進み、BMPコードのデコードを行う。こうしてステップS22、S23、S24のいずれかでデコードされた画像データは、ステップS25において、プリンタ・エンジン3004における印刷に適した記録データに展開される。そしてステップS26で、その展開した記録データを、IEEE1284インターフェースを介してプリンタ・エンジン3004に出力して印刷を実行する。なお、本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000における処理可能なコード・データの形式はこれらに限定されるものではなく、これ以外にも例えばHTML形式、pdf形式、gif形式、pic等のコード形式にも適用可能にしてもよい。
【0053】
以上説明したように第1の実施形態によれば、データの送信元であるホストでは、その時点で現存するデータ・ファイル形式をプリンタに適応したデータ・ファイル形式に変換して送信することなく、言い替えればプリンタの形式に応じた複雑なコマンドを送信することなく、このフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000に、コマンド・ファイルや現存する画像データ・ファイルを送信して印刷を行うことができる。
【0054】
(第2の実施形態)
図13は、フォト・ダイレクト・プリンタ装置1000に対してコマンド・ファイルを送信するホストと、データ・ファイルを送信するホストとがそれぞれ別の装置である場合を示すブロック図である。
【0055】
この例では、ホスト1310からフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000にコマンドを出し、そのコマンドで指定されたホスト1311に対してプリンタ装置1000からデータ送信要求を送信し、そのデータ送信要求が受信されたら、今度はホスト1311からフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000に対して画像データの送信を行って、そのコマンドに従った印刷を指示しても構わない。
【0056】
また図14に示すように、このフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000に対して画像データを送信するホストは複数あっても構わない。この場合には、予めコマンドのパラメータとして、送信元に関する情報(例えば、ホストのID情報や送信機器の数)をフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000に送信する。これによってフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000は、このパラメータに指定されていないホストからの画像データを受信して処理することなく、指定されたホストに対してのみデータ送信要求を送信し、そのホストからの画像データだけを受信して印刷できる。また、これら複数のホストは、それぞれ異なった機種、即ち、パーソナル・コンピュータ、デジタル・カメラ、デジタル・ビデオ・カメラ、ゲーム機器等であってもよい。
【0057】
ここで例えば、ホスト1400からのコマンドにより、ホスト1401(ID=2)、ホスト1402(ID=3)、ホスト1403(ID=4)の3台のホストからのデータ受信が指示されているものとする。この場合、送信元であるホストの数は「3」であり、ホストのIDとして、「2」、「3」、「4」がパラメータとして、ホスト1400からフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000に送られる。これにより、まずフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000はホスト1401に対してデータ送信要求を出す。その後フォト・ダイレクト・プリンタ装置1000は、データ送信要求に対してホスト1401から送信される画像データと一緒に送られるホストのIDを参照して、その画像データを受信するか否かを判断する。次にフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000はホスト1402に対してデータ送信要求を出す。その後フォト・ダイレクト・プリンタ装置1000は、データ送信要求に対してホスト1402から送信される画像データと一緒に送られるホストのIDを参照して、その画像データを受信するか否かを判断する。最後にフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000はホスト1403に対してデータ送信要求を出す。その後フォト・ダイレクト・プリンタ装置1000は、データ送信要求に対してホスト1403から送信される画像データと一緒に送られるホストのIDを参照して、その画像データを受信するか否かを判断する。従って例えばこの間に、ホスト1404(ID=5)からの画像データを受信しても、そのホストのIDは、ホスト1400からのコマンドにより、予めフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000に指定されていないので、その画像データはフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000により受信されて印刷されることはない。
【0058】
なお、この場合は、フォト・ダイレクト・プリンタ装置1000は、ホスト1400からのコマンドにより指定された複数のホスト1401〜1403からの画像データ受信専用モードになっているため、他のホストからの画像データを受信して印刷することはできない。従って、これら指定されたホストからのデータを受信して印刷する印刷処理が完了すると、それら指定されている複数のホストからの専用データ受信モードを終了して、他のホストからの画像データを受信して印刷できる元のモードに戻る。
【0059】
なお、これら指定されたホストからの画像データを受信して印刷する処理が完了すると、フォト・ダイレクト・プリンタ装置1000から、そのコマンドの発信元であるホスト1400に対して、その指定された複数のホストによる専用受信モードの終了を通知してもよい。
【0060】
図15は、この第2の実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000によるホストよりの画像データ受信及び印刷処理を示すフローチャートである。
【0061】
まずステップS51で、ホスト1400からの制御コマンドにより、データを受信すべきホストのIDや台数がフォト・ダイレクト・プリンタ装置に指示される。次にステップS52でホストからのコマンド解析が行われ、データ送信要求を送信すべきホストが特定され、ステップS53で、特定されたホストに対してデータ送信要求が送信される。
【0062】
ステップS54で、画像データを受信するとそのデータを受信してACK信号を返送しステップS55に進む。ステップS55で、図9のステップS5と同様にして、その受信したデータの処理及び印刷処理を実行する。そしてステップS56に進み、そのホストからの画像データの受信に伴う印刷処理が終了したかを調べる。終了していないときはステップS54に戻り、前述の処理を実行する。
【0063】
これに対してステップS56で、現在のホストからの画像データの受信に伴う印刷処理が終了するとステップS57に進み、ホスト1400からのコマンドにより、予め指定されている他のホストからのデータ受信も全て終了しているかを調べる。終了していないときはステップS52に戻り、新たなホストからの画像データの受信処理を実行する。ホスト1400からのコマンドにより要求された全てのホストからのプリントが終了した場合は、ホスト1400に対して、指定されているホストからの画像データの受信及びその印刷処理が終了したことを通知する。
【0064】
なお、ステップS57からステップS58への移行は、全てのホストから受信した画像データに基づく印刷処理が終了した後、所定時間を経過してから移行するようにしても良く、あるいはホスト1400からのコマンドにより指定されて登録されたホストが、このフォト・ダイレクト・プリンタ装置1000に接続されている限りは、この登録情報を保持するようにしてもよい。
【0065】
以上説明したように本実施形態によれば、データの送信元とコマンドの送信元が異なっていても、コマンドの受信と印刷データの受信処理を行うことができる。また複数のデータ送信元(ホスト)からのデータを受信して印刷することができる。また、コマンドの送信元がいわゆるデジタル・カメラであり、データの送信元がデジタル・カメラである場合、従来であれば、大量のデータをデジタル・カメラからパーソナル・コンピュータに、そしてパーソナル・コンピュータからプリンタに送らなければならなかったが、本実施形態においては、デジタル・カメラからプリンタにダイレクトに送ることができるので、複雑な編集をパーソナル・コンピュータ上でしない限り、高速に印刷を実行することができる。
【0066】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホスト・コンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0067】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム・コードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラム・コードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム・コード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム・コードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラム・コードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラム・コードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティング・システム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0068】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラム・コードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラム・コードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0069】
以上説明したように本実施形態によれば、PC、メモリ・カード及びデジタル・カメラを接続し、それらよりの画像データを入力して印刷するプリンタ装置において、その画像データ源となるホストを簡単に選択でき、かつ種々のホストからの画像データを受信して印刷することができる。
【0070】
なお、本実施形態では、撮像装置としてデジタル・カメラを例に挙げて説明したが本発明はこれに限られるものではない。例えば、近年においては、撮像機能と撮像して得られた画像データを保存する機能を備えた携帯電話も知られており、本実施形態で挙げたデジタル・カメラの替わりに、そのような携帯電話を、接続ケーブルを介して接続可能な構成としてもよい。
【0071】
また、携帯可能な情報端末として、PDA(Personal Digital Assistance)として、画像を表示可能な液晶モニタや、撮像した画像を保存可能なメモリを備えたものも最近普及しつつあり、このようなPDAを接続ケーブルで接続可能とし、上述の実施形態のデジタル・カメラと同様に、保存されている画像データを記録可能に構成してもよい。
【0072】
また本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置によれば、一台のプリンタ装置で、PCプリンタ、カメラ用のプリンタ、及びメモリ・プリンタとしての機能を実現できる。
【0073】
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるのではなく、以下の本発明の実施態様の例に示すように、様々の修正と変更が可能であることが理解されるであろう。
【0074】
本発明の実施態様の例を、特許請求の範囲を含めて、以下に列挙する。
【0075】
〔実施態様1〕
外部の複数の画像データ源それぞれと接続して通信することが可能な、少なくとも1つ以上のインターフェース手段と、
前記インターフェースを介して、前記複数の画像データ源の内の第1の画像データ源から送られた制御コマンド解釈するコマンド判定手段と、
前記コマンド判定手段による判定結果に基づいて、前記第1画像データ源以外の1つ以上の画像データ源に対して、対応するインターフェースを介して画像データの送信を要求する送信要求信号を送出する送信要求手段と
前記画像データ源が前記送信要求信号に応答して前記インターフェース手段を介して出力した画像データを入力して、入力した画像データをそのフォーマットに応じて処理して予め定めたフォーマットの記録データを生成する記録データ生成手段と、
前記記録データ生成手段の出力を入力して記録媒体上に記録し、記録された記録媒体を排出する記録手段と
を備えることを特徴とする記録装置。
【0076】
〔実施態様2〕
前記制御コマンドは、前記複数の画像データ源の内、画像データの送信要求を受信する画像データ源であって画像データを送信可能な画像データ源、を指定するための指定情報を1つ以上含み、
前記コマンド判定手段は、前記指定情報に指定された画像データ源を特定し、
前記送信要求手段は、前記特定された画像データ源に対して、対応するインターフェースを介して画像データの送信を要求する送信要求信号を送出する
ことを特徴とする実施態様1に記載の記録装置。
【0077】
〔実施態様3〕
前記指定情報により指定された画像データ源以外からの画像データの受信を禁止する禁止手段を、さらに備える
ことを特徴とする実施態様2に記載の記録装置。
【0078】
〔実施態様4〕
前記インターフェースを介して、少なくとも、撮像した画像信号をデジタル信号で出力するデジタル撮像装置、画像データを記憶するメモリ・カード、及びコンピュータ機器に同時に接続可能であることを特徴とする実施態様1乃至3のいずれかに記載の記録装置。
【0079】
〔実施態様5〕
複数の画像データ源それぞれと通信することが可能な、少なくとも1つ以上のインターフェースを備え、当該インターフェースを介して入力した画像データをそのフォーマットに応じて処理して予め定めたフォーマットの記録データを生成し、生成した記録データに基づいて記録媒体上に記録し、記録された記録媒体を排出する記録装置における制御方法において、
前記インターフェースを介して、前記複数の画像データ源の内の第1の画像データ源から送られた制御コマンドを解釈するコマンド判定ステップと、
前記コマンド判定ステップによる判定結果に基づいて、前記第1画像データ源以外の複数の画像データ源に対して、対応するインターフェースを介して画像データの送信を要求する送信要求信号を送出する送信要求ステップと
前記送信要求ステップで送出先とされた画像データ源から送出される画像データを受信して、入力した画像データのフォーマットに応じて処理して予め定めたフォーマットの記録データを生成する記録データ生成ステップと、
前記記録データ生成ステップで生成された記録データに基づいて記録媒体上に記録し、記録された記録媒体を排出するステップ
を備えることを特徴とする記録装置の制御方法。
【0080】
〔実施態様6〕
前記制御コマンドは、前記複数の画像データ源の内、画像データの送信要求を受信する画像データ源であって画像データを送信可能な画像データ源、を指定するための指定情報を1つ以上含み、
前記コマンド判定ステップでは、前記指定情報に指定された画像データ源を特定し、前記送信要求ステップでは、前記特定された画像データ源に対して、対応するインターフェースを介して画像データの送信を要求する送信要求信号を送出することを特徴とする実施態様5に記載の記録装置の制御方法。
【0081】
〔実施態様7〕
前記記録データ生成ステップは、前記指定情報により指定された画像データ源以外からの画像データを受信しないことを特徴とする実施態様5または6に記載の記録装置の制御方法。
【0082】
〔実施態様8〕
前記複数の画像データ源は、少なくとも撮像した画像信号をデジタル信号で出力するデジタル撮像装置、画像データを記憶するメモリ・カード、及びコンピュータ機器を含むことを特徴とする実施態様5乃至7のいずれかに記載の記録装置の制御方法。
【0083】
〔実施態様9〕
実施態様5乃至8のいずれかに記載の制御方法を実行するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
【0084】
〔実施態様11〕
実施態様5乃至8のいずれかに記載の制御方法を実行することを特徴とするプログラム。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、種々の画像データ源と記録装置(PDプリンタ)とをダイレクトに接続し、各データ源からの個々のフォーマットの画像ファイルあるいは画像データを受信して印刷することができる。
【0086】
また本発明によれば、複数の画像データ源からの画像データを、データ源からの制御コマンドに応じて任意に選択して印刷できるため、例えば複数の機器やメモリが接続されている場合でも、簡単に所望の画像データ源からの画像データを印刷できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置の概観斜視図である。
【図2】本発明の実施の態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置の記録ヘッドの概観斜視図である。
【図3】本実施の態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置の操作パネルの概観図である。
【図4】本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置の制御に係る主要部の構成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置のASICの構成を示すブロック図である。
【図6】本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置のインターフェース及び画像処理制御に係る機能構成を示す機能ブロック図である。
【図7】本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置の画像処理制御に係る機能構成をより詳しく示す機能ブロック図である。
【図8】本実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置の制御プログラムにおいて機能モジュールごとにタスク化されたマルチ・タスク構成を説明する図である。
【図9】本実施形態1に係るDSPによるコマンド及び画像データの受信プリント処理の概要を示すフローチャートである。
【図10】実施形態1における、ホストとフォト・ダイレクト・プリンタ装置との間の通信手順を示す図である。
【図11】図9のステップS2における、本実施形態に係るコマンド解釈処理を示すフローチャートである。
【図12】図9のステップS5におけるデータ処理を示すフローチャートである。
【図13】フォト・ダイレクト・プリンタ装置に対してコマンド・ファイルを送信するホストと、データ・ファイルを送信するホストとがそれぞれ別の装置である、本発明の第2の実施形態を説明するブロック図である。
【図14】第2の実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置と複数のホストとの接続形態を説明する図である。
【図15】第2の実施形態に係るフォト・ダイレクト・プリンタ装置によるホストよりの画像データ受信及び印刷処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1000 フォト・ダイレクト・プリンタ装置
1006 液晶表示部
1010 操作パネル
1011 ビューワ
1012 デジタル・カメラ接続端子
1013 カード・スロット
1200 記録ヘッド・カートリッジ
1300 インク・タンク
1301 記録ヘッド
2001 カーソル・キー
2002 モード・キー
2003 LED
2004 メンテナンス・キー
2005 印刷開始キー
2006 印刷中止キー
3000 制御部(制御基板)
3001 ASIC(専用カスタムLSI)
3002 DSP(デジタル信号処理プロセッサ)
3003 メモリ
3004 プリンタ・エンジン
3005 SUB PCB
3006 ビューワ接続コネクタ
3008 USBバス・ハブ
3010 PC
3011 PCカード
3012 デジタル・カメラ

Claims (1)

  1. 外部の複数の画像データ源それぞれと接続して通信することが可能な、少なくとも1つ以上のインターフェース手段と、
    前記インターフェースを介して、前記複数の画像データ源の内の第1の画像データ源から送られた制御コマンドを解釈するコマンド判定手段と、
    前記コマンド判定手段による判定結果に基づいて、前記第1画像データ源以外の1つ以上の画像データ源に対して、対応するインターフェースを介して画像データの送信を要求する送信要求信号を送出する送信要求手段と、
    前記送信要求信号に応答して前記画像データ源が前記インターフェース手段を介して出力した画像データを入力して、入力した画像データをそのフォーマットに応じて処理して予め定めたフォーマットの記録データを生成する記録データ生成手段と、
    前記記録データ生成手段の出力を入力して記録媒体上に記録し、記録された記録媒体を排出する記録手段と
    を備えることを特徴とする記録装置。
JP2002344598A 2002-11-27 2002-11-27 記録装置およびその制御方法 Expired - Fee Related JP4047147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002344598A JP4047147B2 (ja) 2002-11-27 2002-11-27 記録装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002344598A JP4047147B2 (ja) 2002-11-27 2002-11-27 記録装置およびその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004180031A true JP2004180031A (ja) 2004-06-24
JP2004180031A5 JP2004180031A5 (ja) 2006-01-12
JP4047147B2 JP4047147B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=32706036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002344598A Expired - Fee Related JP4047147B2 (ja) 2002-11-27 2002-11-27 記録装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4047147B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8432564B2 (en) 2005-07-28 2013-04-30 Seiko Epson Corporation Printing request apparatus, printing system and printing request method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8432564B2 (en) 2005-07-28 2013-04-30 Seiko Epson Corporation Printing request apparatus, printing system and printing request method

Also Published As

Publication number Publication date
JP4047147B2 (ja) 2008-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100549483B1 (ko) 기록 장치 및 기록 방법
JP3496009B2 (ja) 記録装置及びその制御方法及びプログラム
US7800784B2 (en) Image printing apparatus, image printing system and control method
JP3728276B2 (ja) プリント装置及びその制御方法、並びに、プリントシステム
US7990555B2 (en) Image supply device and control method thereof and printing system
AU2002334427A1 (en) Printing apparatus, control method therefor, and storage medium
JP2003244630A (ja) 画像処置装置、画像処理方法及びデジタルカメラ
JP2004009440A (ja) 画像記録装置及びその記録制御方法
JP4468120B2 (ja) 画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法とそのプログラムと記憶媒体
JP4047147B2 (ja) 記録装置およびその制御方法
JP2006035611A (ja) 画像の印刷
JP4709246B2 (ja) 画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法及び印刷システム
JP2003200621A (ja) 記録装置及びその制御方法及び記録媒体
JP4111528B2 (ja) プリント装置及びデジタルカメラ装置及びそれらの制御方法、並びにプリントシステム
JP4111527B2 (ja) プリント装置及びデジタルカメラ及びそれらの制御方法、並びにプリントシステム
JP2006086588A (ja) 画像供給デバイス及び該デバイスの制御方法及び印刷システム
JP2006024200A (ja) 画像出力装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051122

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees