JP2004178522A - メタ情報とアプリケーションの連携装置、その方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報提供者が提供するオブジェクトの発信形態に依存せず、利用者の望む形態でオブジェクトを享受することが可能なシステムを提供すること。
【解決手段】生成または更新イベントを監視すべきメタ情報の種類と、イベントを検出した時に起動もしくは制御すべきアプリケーション及びその際のパラメータとを関連付けて登録したアプリケーション連携情報1と、イベントを監視し、生成または更新されたメタ情報を取得し、次に更新されるまで保持するメタ情報監視手段2と、保持されたメタ情報がアプリケーション連携情報1に登録されているメタ情報のうち、どの種類のものかを解析するメタ情報解析手段3と、解析されたメタ情報の種類からアプリケーション連携情報1に従って当該メタ情報に関連づけられているアプリケーションを起動もしくは制御するアプリケーション制御手段4とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】生成または更新イベントを監視すべきメタ情報の種類と、イベントを検出した時に起動もしくは制御すべきアプリケーション及びその際のパラメータとを関連付けて登録したアプリケーション連携情報1と、イベントを監視し、生成または更新されたメタ情報を取得し、次に更新されるまで保持するメタ情報監視手段2と、保持されたメタ情報がアプリケーション連携情報1に登録されているメタ情報のうち、どの種類のものかを解析するメタ情報解析手段3と、解析されたメタ情報の種類からアプリケーション連携情報1に従って当該メタ情報に関連づけられているアプリケーションを起動もしくは制御するアプリケーション制御手段4とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ、アプリケーション、システムソフトウェア、ハードウェア等のオブジェクトの状態や特徴を記述した「メタ情報」(”Data about data”とも呼ばれる。)が生成または更新されたことをトリガとし、利用者(ユーザ)が予め設定しておいたアプリケーション連携情報をもとに、当該メタ情報に関連付けられたアプリケーションの起動もしくは制御を行うことで、利用者が情報を自分の利用目的に応じた形で享受することを可能とする、メタ情報とアプリケーションの連携技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報提供者のサーバより提供されるオブジェクト及び該オブジェクトの状態や特徴を記述したメタ情報は、情報提供者が意図する特定のアプリケーションに特化した形で提供されていた(例えば、ニュース速報は、HTMLブラウザ、その速報を見るための専用ソフトウェアや端末といった、情報提供者側が指定するアプリケーションでのみ閲覧可能であった。)(非特許文献1、2、3参照)。
【0003】
【非特許文献1】
プッシュ型情報配信システム”Broadia”,http://www.broadia.com/japanese/index.htm
【非特許文献2】
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/971216/realpush.htm
【非特許文献3】
http://mamedori.opendoor.co.jp/function.html
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、利用者は、情報提供者が意図するアプリケーションを動作させることが可能な環境にあるとは限らない。パソコンやPDA(Personal Digital Assistant)といった端末性能の違い、「Windows(登録商標)」や「Linux」といったソフトウェア(OS)環境の違い、ISDNやADSL、光ファイバといった通信環境の違いなどにより、利用者が情報を閲覧することができない場合があった。
【0005】
また、利用者は情報提供者が意図した以上の付加価値を伴った情報を欲している場合がある。例えば「東京の天気が晴れ」で「羽田空港の飛行機にキャンセルが出た時」に通知する、といったように2つの情報提供者が提供する情報を組み合わせた情報を享受するには、従来、自分でそのようなアプリケーションを構築するか、第三者がそのようなサービスやアプリケーションを提供するのを待たなければならなかった。
【0006】
本発明は、利用者が、情報提供者が提供するオブジェクトの発信形態に依存せず、自分の望んだ形態で当該オブジェクトを享受することが可能なシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、メタ情報の生成または更新イベントを常に監視し、同イベントが発生した場合、メタ情報の種類あるいはこれとともにメタ情報の記述内容毎に予め定義してあるアプリケーション連携情報に従って、当該メタ情報に関連付けられたアプリケーションを起動もしくは制御可能とすることを最も主要な特徴とする。
【0008】
これは従来の、情報提供者が意図した利用環境でのみ情報を享受できた情報配信に比べ、
・利用者の環境に依存せず、利用者が意図した形で情報を享受できる、
・複数の情報提供者が提供する情報の組み合わせで、付加価値的な情報を生成することができる、
点が異なる。
【0009】
図1は、本発明にかかるメタ情報とアプリケーションの連携装置の基本構成を示すもので、図中、1はアプリケーション連携情報、2はメタ情報監視手段、3はメタ情報解析手段、4はアプリケーション制御手段である。
【0010】
アプリケーション連携情報1は、生成または更新イベントを監視すべき少なくとも1つのメタ情報の種類あるいはこれに加えてその特定の記述内容と、当該種類あるいはこれに加えてその特定の記述内容のメタ情報の生成または更新イベントを検出した時に起動もしくは制御すべき少なくとも1つのアプリケーション及びその際のパラメータとを関連付けて登録したものであり、周知の記憶装置に予め記憶される。
【0011】
メタ情報監視手段2は、常に情報提供者のサーバを監視し、メタ情報の新規生成または更新があった場合、当該メタ情報を取得して記憶装置に格納する。なお、メタ情報監視手段2は、情報提供者のサーバだけでなく、ネットワーク上のローカル端末もしくは通信手段を介してユーザ端末と接続されるリモート端末におけるメタ情報の生成または更新イベントを監視するようになしても良い。
【0012】
一方、メタ情報解析手段3は、メタ情報監視手段2が記憶装置に格納したメタ情報を解析し、このメタ情報がどの種類のメタ情報か、あるいはこれに加えてメタ情報の記述内容がどのような値を持っているかを判断する。
【0013】
また、アプリケーション制御手段4は、メタ情報解析手段3が解析したメタ情報の種類あるいはこれに加えてメタ情報の記述内容と、アプリケーション連携情報1とに従い、該当するアプリケーションを起動もしくは制御する。また、アプリケーション制御手段4は、ユーザ端末上のアプリケーションだけでなく、通信手段を介してユーザ端末と接続されるリモート端末におけるアプリケーションを起動または制御するようになしても良い。
【0014】
従って、各情報提供者のサーバ群において、単一もしくは複数のメタ情報が生成または更新された時に、その種類や記述内容の項目値に応じて、ユーザ端末のアプリケーション群を起動もしくは制御することが可能となり、本発明の目的である、「利用者の環境に依存しない情報の享受」、「提供情報の組み合わせによる付加価値的情報の生成」が可能となる。
【0015】
図2は、本発明及び従来技術の機能を比較して示すもので、情報提供者(のサーバ)及びメタ情報がM個あり(♯1〜♯M)、クライアントアプリケーションN個あった(♯1〜♯N)場合(M,Nは自然数)、従来はメタ情報とアプリケーションが1対1で対応、即ち1つのメタ情報が1つのクライアントアプリケーションのみを起動もしくは制御可能であったが、本発明ではアプリケーション連携情報の登録内容に応じて、メタ情報とアプリケーションがm対n(m,nは自然数)で対応、即ち1つのメタ情報が複数のクライアントアプリケーションを起動もしくは制御可能であり、また、複数のメタ情報が1つのクライアントアプリケーションを起動もしくは制御可能であり、さらにまた、複数のメタ情報が複数のクライアントアプリケーションを起動もしくは制御可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図3は、本発明の実施の形態1を示すものである。
【0017】
構成は情報提供者のサーバ(ニュース提供サイト)10とクライアント(ユーザ端末)20の2つに分かれ、これらはインターネット接続手段を持ち、TCP/IP/HTTP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol/Hypertext Transfer Protocol)プロトコルスタックにより相互に通信が可能である。
【0018】
ニュース提供サイト10は、ニュース速報のニュース映像を配信するとともにニュース速報映像に対応するメタ情報を配信するものであり、映像ニュース配信サーバ11とメタ情報配信サーバ12とに分かれる。映像ニュース配信サーバ11及びメタ情報配信サーバ12は、HTTPプロトコルによりユーザ端末20と通信が可能である。
【0019】
ある映像ファイルが最新映像ニュースとして映像ニュース配信サーバ11に登録されると、メタ情報配信サーバ12は当該映像ファイルのタイトル、登録日時及び当該ファイルのURL(Universal Resource Locator)をもとに図4に示すようなXML(eXtensible Markup Language)文書のメタ情報を生成する。
【0020】
図4のXML文書の2行目において、
<!−−METAID:0001−−>
と表記されているのは、このニュース速報サービス用に記述されたメタ情報を、他のサービス用に記述されたメタ情報と区別するための識別情報であり、以下、メタ情報種別ID(またはMID)と呼ぶ(本実施の形態においては、当該ニュース速報用メタ情報には、MIDとして「0001」を割り当てるものとする。)。メタ情報を処理する系においては、この識別情報MIDを抽出することで、処理中のメタ情報の種類を判別できる。
【0021】
ユーザ端末20は、メタ情報の種類MIDに対応するアプリケーションを予め登録したアプリケーション連携情報レポジトリ21と、HTTPプロトコルによりサイト10からメタ情報が入力されるのを常時監視するHTTPデーモン(メタ情報監視・取得手段)22と、メタ情報の入力時にHTTPデーモン22から起動され、入力されたメタ情報に一意の識別名(以下、XIDとする)を付与し、メタ情報レポジトリ(記憶装置)25に格納するとともに、当該メタ情報からMIDを抽出するCGI(Common Gateway Interface)プログラム(メタ情報解析手段)23と、アプリケーション連携情報21に従って、アプリケーションを起動もしくはプロセス間通信を用いてアプリケーションの動作を制御するアプリケーションランチャ(アプリケーション制御手段)24とから構成される。
【0022】
なお、ユーザ端末20に入力されるメタ情報は全てXML文法に従っているものとする。
【0023】
今、ニュース提供サイト10において、W杯で日本代表が先制ゴールを挙げた瞬間の映像が最新ニュースとして映像ニュース配信サーバ11に登録されたとする。メタ情報配信サーバ12は、登録された映像ファイルのタイトル「W杯 日本先制 1−0」と、登録された時刻「2006/06/20 20:10」及び当該映像ファイルのURL「http://www.anews.com/news001.mpg」から、図4に示すようなニュース速報用メタ情報(XML文書)を生成する。メタ情報配信サーバ12は、予め最新ニュース通知サービスに登録しているユーザ端末20にHTTPプロトコルのPOSTメソッドを用いてメタ情報を送信する。
【0024】
ユーザ端末20では、予めアプリケーション連携情報として図5に示すような定義ファイルが記述されている。図5では、メタ情報の識別情報であるMIDが「0001」であるメタ情報が入力された場合、アプリケーション「NewsHeadline.exe」を(i)起動するか、もしくは同アプリケーションが起動中であれば(ii)メタ情報の到着をプロセス間通信を用いて通知する(以下、(i)もしくは(ii)の処理を行うことを「アクティベートする」と呼ぶ。)ことが記述されている。
【0025】
ニュース提供サイト10からW杯のニュース速報メタ情報が送られてきた時、ユーザ端末20のHTTPデーモン22はメタ情報解析・判別CGI23を起動する。CGI23はサイト10よりHTTPプロトコルによって送られてきたテキスト情報からHTTPヘッダなどの不要な情報を削除し、メタ情報のXML文書を抽出する。抽出したメタ情報に対し、図6及び図7に示す処理に従って一意識別子XIDを生成し、それをファイル名としてユーザ端末20の記憶装置25に保存する。その後、CGI23は当該メタ情報のコメント文<!−−METAID:xxxx−−>のxxxxの部分(本実施の形態では0001となっている)、即ちMIDを抽出する。
【0026】
アプリケーションランチャ24はユーザ端末20に常駐プログラムとして起動されており、CGI23からメタ情報到着の通知をプロセス間通信で受けるまで待機している。CGI23からの通知の際には、送られてきたメタ情報の種類、即ちMIDと、メタ情報の記憶装置25上での識別名(ファイル名)、即ちXIDとをパラメータとして受け取る。
【0027】
アプリケーションランチャ24は、図5に示したアプリケーション関連情報21を参照し、CGI23より受け取ったMIDに関連付けられているアプリケーションが何であるかを判断する。その結果、MIDが「0001」であるメタ情報に関連付けられているアプリケーションは、「NewsHeadline.exe」であるので、このアプリケーションをアクティベートする。アクティベートされたアプリケーション「NewsHeadline.exe」は、アプリケーションランチャ24より、当該メタ情報のファイル名XIDを受け取る。
【0028】
以後の動作は従来の場合と同様である。
【0029】
即ち、アプリケーションはそのファイル名のメタ情報ファイルをオープンし、これに含まれるXML文書を解析する。この解析により、このニュース速報のタイトル、ニュース速報が登録された日時及びこのニュースに対応する映像ファイルのロケーション(URL)が得られる。アプリケーションは、図3に示すように、得られたニュースタイトル、日時を表示し、ユーザに新しいニュース速報が届けられたことを通知する。ユーザがGUIを介してこのニュース項目を選択すると、アプリケーションはストリーム映像配信用のプレーヤアプリケーションを起動する。その際、プレーヤアプリケーションに対し、映像ファイルのURLをパラメータとして渡す。プレーヤアプリケーションはインターネットを介して映像ニュース配信サーバ11と接続し、指定された映像ニュース(本実施の形態ではW杯のゴールシーン)をストリーミング再生する。
【0030】
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の形態2を示すもので、図中、実施の形態1と同一構成部分は同一符号をもって表している。
【0031】
本実施の形態においては、サーバ側は実施の形態1と同じニュース提供サイト10に加え、W杯最新情報をHTMLで記述されたハイパーテキストにて提供しているW杯情報提供サイト30が存在し、それぞれTCP/IP/HTTPプロトコルスタックにてクライアント側と通信が可能である。ユーザ端末に入力されるメタ情報は、実施の形態1と同様に全てXML文書であるとする。
【0032】
ニュース提供サイト10は、図9に示すようなメタ情報を配信する。このメタ情報は、実施の形態1におけるニュース速報に加え、それがサッカーのメタ情報であれば、そのコンテンツの内容として、チーム名、選手名、どのようなイベントが起きたのか(例えば、ゴール、前半終了など)を提供する。また、W杯情報提供サイト30は、現在行われている試合の状況をほぼリアルタイムでHTMLにより配信している。
【0033】
ユーザ端末20aは、実施の形態1の場合と同様にHTTPデーモン22がサーバ側からのHTTPによるメタ情報の入力を常に監視しており、サイト10からのPOSTリクエストの際にメタ情報格納用CGI26を起動する。このCGI26は実施の形態1におけるメタ情報解析・判別CGI23のうち、メタ情報XMLに対して一意識別子XIDを生成し、それをファイル名にしてユーザ端末の記憶装置25に格納する機能のみを抽出したものである。
【0034】
メタ情報処理デーモン27は、メタ情報格納用CGI26からメタ情報のファイル名であるXIDを受け取り、ユーザ端末の記憶装置25内に格納されているファイル名XIDを持つメタ情報ファイルを開き、XMLパーサによりパースを行う。
【0035】
その際、実施の形態1の場合と同様に、
<!−−METAID:0001−−>
の記述から、処理中のメタ情報の種類を獲得する。同時にメタ情報処理デーモン27は、予め登録されているアプリケーション連携情報レポジトリ21を参照する。本実施の形態におけるアプリケーション連携情報としては、図10に示すような定義ファイルであるとする。これはメタ情報の種類、即ちMIDが「0001」である時は、ウェブブラウザを起動し、W杯情報提供サイト30を表示すること及びメタ情報の内容で<Player>要素の値が「田中」である時(つまり、ニュース速報が「田中選手」に関するものである場合)、ストリーム映像のプレーヤを起動することを意味する。
【0036】
今、ニュース提供サイト10から図9に示すようなメタ情報が送信されたとする。但し、新たに加わった<Content>〜</Content>の部分は、ニュース提供サイト10のオペレータが試合の進行に合わせて手動入力するものとする。図8の例は、実施の形態1のニュース速報に加え、ニュースの内容が「JPN(日本)」の「田中」選手が「GOAL」を決めたというものであることを表している。
【0037】
ユーザ端末20aでは、もともとはアプリケーション連携情報として実施の形態1の場合と同じ図5に示すようなファイルが定義されていたが、ユーザが「田中」選手の活躍のみを映像で見て、他の情報はウェブブラウザで見るように、図10に示したように連携情報を書き換えたとする。
【0038】
HTTPデーモン22は、ニュース提供サイト10からのPOSTリクエストを受け、メタ情報格納CGI26を起動する。メタ情報格納CGI26は、ニュース提供サイト10から送信されたHTTPリクエスト(POST)からHTTPに関する部分を削除し、メタ情報を抽出する。その後、CGI26は、抽出されたメタ情報に実施の形態1の場合と同様の手法(図7)で一意のファイル名XIDを付与し、ユーザ端末の記憶装置25に保存する。同時に一意ファイル名XIDをメタ情報処理デーモン27に通知する。
【0039】
メタ情報処理デーモン27は、図11に示す処理に従って、受け取ったファイル名XIDをもとにメタ情報ファイルを開き、XMLパーサによってメタ情報をパースする。その結果、XML文書の内容にアクセスするためのインタフェースであるDOM(Document Object Model)と、メタ情報の種類MIDが得られる。
【0040】
次に、得られたMIDとアプリケーション連携情報レポジトリ21内の連携情報とをもとに、どのアプリケーションをアクティベートするかを判断する。当該メタ情報は、MIDが「0001」であり、<Player>要素の値が「田中」である。従って、メタ情報処理デーモン27は子プロセスとしてストリーム再生プログラム”Strean Player.exe”を起動し、コマンドラインパラメータとして、映像ニュースのURL”http://anews.com/news0011.mpg”を渡す。
【0041】
一方、<Player>要素の値が「田中」以外である場合は、ウェブブラウザを起動し、コマンドラインパラメータとしてW杯情報提供サイト30のURL”http://w−cupnew.com/”を渡す。いずれの場合もニュース速報のヘッドラインを表示するアプリケーション”NewsHeadline.exe”も同時に起動され、メタ情報のファイル名XIDがプロセス間通信で渡される。<Content>要素が存在しない時、即ちW杯に関するメタ情報でない時は”NewsHeadline.exe”のみが起動される。
【0042】
これにより、利用者は「田中」選手に関するニュース速報があった時のみ映像ニュースを鑑賞し、それ以外のW杯の情報はウェブブラウザによって入手し、一般のニュース速報はヘッドラインのみを閲覧することになる。
【0043】
[実施の形態3]
図12は、本発明の実施の形態3を示すものである。
【0044】
本実施の形態は、インターネットへの接続手段を持ったサーバや端末から構成されている。即ち、メタ情報監視手段を実装したサーバ(以後、メタ情報監視サーバと呼ぶ)40と、アプリケーション連携情報、メタ情報解析手段及びアプリケーション制御手段を実装したユーザ端末、ここでは携帯電話50とがインターネット上に存在するものとする。また、情報提供サーバとして、気象情報提供サーバ60、ニュース速報提供サーバ70を想定しており、前者はHTML、後者はXMLによって情報提供を行っているものとする。ユーザ端末がパーソナルコンピュータ(以下、PC)端末、PDA端末や街頭端末、ホームサーバ等である場合も同様の構成になる。
【0045】
メタ情報監視サーバ40は、図13に示すように、巡回対象サーバ及び通信モジュールテーブル41、情報提供サーバ通信モジュール群42、メタ情報変換モジュール43、共通メタ情報レポジトリ44及びメタ情報監視手段45から構成されている。
【0046】
巡回対象サーバ及び通信モジュールテーブル41は、図14に示すようにメタ情報監視サーバ40が監視対象とするサーバ群とともに、各サーバに対しメタ情報を要求するための情報提供サーバ通信モジュール群42のロケーションが列挙されている。
【0047】
情報提供サーバ通信モジュール群42は、図21、図22のフローチャートに示すように、各情報提供サーバ固有のメタ情報獲得方法がインプリメントされ、共通のメタ情報に変換される前の中間コードを生成するモジュールである。
【0048】
一例として、本実施の形態の気象情報提供サーバ60に対応する通信モジュールでは、気象情報提供サーバ60のインターネット上のロケーションである“http://www.weather−info/tokyo/weather.html”にアクセスし、東京の現在の気象情報が記述された、図15に示すようなメタ情報(HTMLファイル)を獲得し、そこから5行目の天候と、6行目の警報に関する情報を抜き出し、図16に示すような中間コードとして記憶装置46に保存する。
【0049】
また、本実施の形態のニュース速報提供サーバ70に対応する通信モジュールでは、ニュース速報提供サーバ70のインターネット上のロケーションである“http://www.news−headline/news.xml”にアクセスし、現在のニュース速報が記述された、図17に示すようなメタ情報(XMLファイル)を獲得し、そこから3行目のニュース速報と、4行目の日時に関する情報を抜き出し、図18に示すような中間コードとして記憶装置46に保存する。
【0050】
メタ情報変換モジュール43は、前述の情報提供サーバ通信モジュール42が出力した共通メタ情報の中間コードを、図19に示すようなXML形式の共通メタ情報に変換し、共通メタ情報レポジトリ44に保存する。
【0051】
メタ情報監視手段45は、各モジュールの制御を行い、図21、22のフローチャートに示すように、システムクロックやユーザからのリクエストなどをトリガにして、巡回対象サーバ及び通信モジュールテーブル41から巡回対象となる情報提供サーバ群と、それぞれのサーバに対応する通信モジュール名とを獲得し、情報提供サーバ通信モジュール群42、メタ情報変換モジュール43を呼び出すことで、情報提供サーバから獲得したメタ情報を共通メタ情報に変換し、共通メタ情報レポジトリ44に変換済みの共通メタ情報を格納する。
【0052】
各ユーザ端末50には、図13に示したように、アプリケーション連携情報51、共通メタ情報獲得手段52、メタ情報解析手段53及びアプリケーション制御手段54が実装されている。
【0053】
共通メタ情報獲得手段52は、定期的に前述のメタ情報監視サーバ40の共通メタ情報レポジトリ44にアクセスし、未取得のメタ情報が無いかを確認する。未取得のメタ情報が存在した場合、当該メタ情報をユーザ端末50にダウンロードするとともに、メタ情報解析手段53に当該メタ情報の処理を移行する。
【0054】
メタ情報解析手段53は、獲得した共通メタ情報を解析し、当該メタ情報がどの情報提供サイトのものであるか、生成・更新された項目の内容がどのようなものであるかを解析し、アプリケーション制御手段54に処理を移行する。
【0055】
アプリケーション制御手段54は、図20に示すようなアプリケーション連携情報51をもとに、当該メタ情報が、アプリケーション起動もしくは制御の条件に合致するかを判断し、合致する場合は同連携情報に従ってアプリケーションを起動もしくは制御する。
【0056】
(利用例:天気が晴れと雨の時で携帯電話の待ち受け画像、呼び出し音を変える)
あるユーザがこのシステムを利用し、「気象情報が雨で且つニュース速報で台風の話題が出ている場合はアプリケーション”machiuke”に”typhoon.gif”という画像を表示させ、アプリケーション”chakumero”に”typhoon.mid”という呼び出し音を表示・再生する」という、図20に示したようなアプリケーション連携情報を記述したとする。
【0057】
メタ情報監視サーバ40は、例えば5分おきに各情報提供サーバを巡回し、メタ情報の新規生成または更新を監視する。メタ情報提供サーバ通信モジュール群42は気象情報提供サーバ60にアクセスし、現在の気象情報のHTMLファイルを獲得し、これを現在の天気と警報というメタ情報の中間コードとして出力する。同様にニュース速報提供サーバ70にアクセスし、ニュース速報のXMLファイルを取得し、メタ情報の中間コードを出力する。メタ情報変換モジュール43は、これらの中間コードを共通メタ情報のXML文書に変換し、共通メタ情報レポジトリ44に格納する。
【0058】
ユーザ端末である携帯電話50では、携帯電話のメモリに常駐し常に起動状態にあるアプリケーション(以後、これを待ち受けアプリと呼ぶ。)がメタ情報監視サーバ40に定期的にアクセスし、共通メタ情報レポジトリ44に格納されている共通メタ情報のうち、未取得のものを記憶装置にダウンロードする(未取得か否かは共通メタ情報の生成日時と、メタ情報監視サーバへの最終アクセス時刻をもとに判断する。)。
【0059】
次に、ダウンロードされたメタ情報を、待ち受けアプリのメタ情報解析手段53にて解析する。解析の結果、取得したメタ情報が気象情報のメタ情報で「東京の天候が雨」、「台風10号接近のニュース速報」だという内容を持つことがわかる。次に、アプリケーション制御手段54は、利用者が予め設定しておいたアプリケーション連携情報51をもとに、携帯電話内にあるアプリケーション”machiuke”を”typhoon.gif”という引数で、アプリケーション”chakumero”を”typhoon.mid”という引数で起動する。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利用者の環境に依存せず、利用者が意図した形で情報を享受でき、複数の情報提供者が提供する情報の組み合わせで、付加価値的な情報を生成することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるメタ情報とアプリケーションの連携装置の基本構成を示す機能ブロック図
【図2】本発明及び従来技術の機能を比較して示す説明図
【図3】本発明の実施の形態1を示す構成図
【図4】実施の形態1におけるメタ情報の一例を示す説明図
【図5】実施の形態1におけるアプリケーション連携情報の一例を示す説明図
【図6】実施の形態1におけるメタ情報解析処理のフローチャート
【図7】図6中の一意識別子XID生成処理のフローチャート
【図8】本発明の実施の形態2を示す構成図
【図9】実施の形態2におけるメタ情報の一例を示す説明図
【図10】実施の形態2におけるアプリケーション連携情報の一例を示す説明図
【図11】実施の形態2におけるメタ情報解析処理のフローチャート
【図12】本発明の実施の形態3を示す構成図
【図13】実施の形態3におけるメタ情報監視サーバ及びユーザ端末の詳細構成図
【図14】実施の形態3における巡回対象サーバ及び通信モジュールテーブルのレポジトリ内容の一例を示す説明図
【図15】気象情報提供サイトが生成するメタ情報の一例を示す説明図
【図16】実施の形態3における情報提供サーバ通信モジュールが出力する中間コードの一例を示す説明図
【図17】ニュース速報提供サイトが生成するメタ情報の一例を示す説明図
【図18】実施の形態3における情報提供サーバ通信モジュールが出力する中間コードの他の例を示す説明図
【図19】図16、図18の中間コードを共通メタ情報に変換した結果を示す説明図
【図20】実施の形態3におけるアプリケーション連携情報の一例を示す説明図
【図21】実施の形態3におけるメタ情報監視サーバの処理のフローチャート
【図22】図21中の情報提供サーバ通信モジュール群における処理のフローチャート
【符号の説明】
1:アプリケーション連携情報、2,45:メタ情報監視手段、3,53:メタ情報解析手段、4,54:アプリケーション制御手段、10:ニュース提供サイト(サーバ)、11:映像ニュース配信サーバ、12:メタ情報配信サーバ、20,50:ユーザ端末(クライアント)、21,51:アプリケーション連携情報レポジトリ、22:HTTPデーモン(メタ情報監視手段)、23:メタ情報解析・判別CGI(メタ情報解析手段)、24:アプリケーションランチャ(アプリケーション制御手段)、25:メタ情報レポジトリ、26:メタ情報格納用CGI、27:メタ情報処理デーモン(メタ情報解析手段、アプリケーション通信手段)、30:W杯情報提供サーバ、40:メタ情報監視サーバ、41:巡回対象サーバ及び通信モジュールテーブル、42:情報提供サーバ通信モジュール群、43:メタ情報変換モジュール、44:共通メタ情報レポジトリ、46:記憶装置、52:共通メタ情報獲得手段、60:気象情報提供サーバ、70:ニュース速報提供サーバ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ、アプリケーション、システムソフトウェア、ハードウェア等のオブジェクトの状態や特徴を記述した「メタ情報」(”Data about data”とも呼ばれる。)が生成または更新されたことをトリガとし、利用者(ユーザ)が予め設定しておいたアプリケーション連携情報をもとに、当該メタ情報に関連付けられたアプリケーションの起動もしくは制御を行うことで、利用者が情報を自分の利用目的に応じた形で享受することを可能とする、メタ情報とアプリケーションの連携技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報提供者のサーバより提供されるオブジェクト及び該オブジェクトの状態や特徴を記述したメタ情報は、情報提供者が意図する特定のアプリケーションに特化した形で提供されていた(例えば、ニュース速報は、HTMLブラウザ、その速報を見るための専用ソフトウェアや端末といった、情報提供者側が指定するアプリケーションでのみ閲覧可能であった。)(非特許文献1、2、3参照)。
【0003】
【非特許文献1】
プッシュ型情報配信システム”Broadia”,http://www.broadia.com/japanese/index.htm
【非特許文献2】
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/971216/realpush.htm
【非特許文献3】
http://mamedori.opendoor.co.jp/function.html
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、利用者は、情報提供者が意図するアプリケーションを動作させることが可能な環境にあるとは限らない。パソコンやPDA(Personal Digital Assistant)といった端末性能の違い、「Windows(登録商標)」や「Linux」といったソフトウェア(OS)環境の違い、ISDNやADSL、光ファイバといった通信環境の違いなどにより、利用者が情報を閲覧することができない場合があった。
【0005】
また、利用者は情報提供者が意図した以上の付加価値を伴った情報を欲している場合がある。例えば「東京の天気が晴れ」で「羽田空港の飛行機にキャンセルが出た時」に通知する、といったように2つの情報提供者が提供する情報を組み合わせた情報を享受するには、従来、自分でそのようなアプリケーションを構築するか、第三者がそのようなサービスやアプリケーションを提供するのを待たなければならなかった。
【0006】
本発明は、利用者が、情報提供者が提供するオブジェクトの発信形態に依存せず、自分の望んだ形態で当該オブジェクトを享受することが可能なシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、メタ情報の生成または更新イベントを常に監視し、同イベントが発生した場合、メタ情報の種類あるいはこれとともにメタ情報の記述内容毎に予め定義してあるアプリケーション連携情報に従って、当該メタ情報に関連付けられたアプリケーションを起動もしくは制御可能とすることを最も主要な特徴とする。
【0008】
これは従来の、情報提供者が意図した利用環境でのみ情報を享受できた情報配信に比べ、
・利用者の環境に依存せず、利用者が意図した形で情報を享受できる、
・複数の情報提供者が提供する情報の組み合わせで、付加価値的な情報を生成することができる、
点が異なる。
【0009】
図1は、本発明にかかるメタ情報とアプリケーションの連携装置の基本構成を示すもので、図中、1はアプリケーション連携情報、2はメタ情報監視手段、3はメタ情報解析手段、4はアプリケーション制御手段である。
【0010】
アプリケーション連携情報1は、生成または更新イベントを監視すべき少なくとも1つのメタ情報の種類あるいはこれに加えてその特定の記述内容と、当該種類あるいはこれに加えてその特定の記述内容のメタ情報の生成または更新イベントを検出した時に起動もしくは制御すべき少なくとも1つのアプリケーション及びその際のパラメータとを関連付けて登録したものであり、周知の記憶装置に予め記憶される。
【0011】
メタ情報監視手段2は、常に情報提供者のサーバを監視し、メタ情報の新規生成または更新があった場合、当該メタ情報を取得して記憶装置に格納する。なお、メタ情報監視手段2は、情報提供者のサーバだけでなく、ネットワーク上のローカル端末もしくは通信手段を介してユーザ端末と接続されるリモート端末におけるメタ情報の生成または更新イベントを監視するようになしても良い。
【0012】
一方、メタ情報解析手段3は、メタ情報監視手段2が記憶装置に格納したメタ情報を解析し、このメタ情報がどの種類のメタ情報か、あるいはこれに加えてメタ情報の記述内容がどのような値を持っているかを判断する。
【0013】
また、アプリケーション制御手段4は、メタ情報解析手段3が解析したメタ情報の種類あるいはこれに加えてメタ情報の記述内容と、アプリケーション連携情報1とに従い、該当するアプリケーションを起動もしくは制御する。また、アプリケーション制御手段4は、ユーザ端末上のアプリケーションだけでなく、通信手段を介してユーザ端末と接続されるリモート端末におけるアプリケーションを起動または制御するようになしても良い。
【0014】
従って、各情報提供者のサーバ群において、単一もしくは複数のメタ情報が生成または更新された時に、その種類や記述内容の項目値に応じて、ユーザ端末のアプリケーション群を起動もしくは制御することが可能となり、本発明の目的である、「利用者の環境に依存しない情報の享受」、「提供情報の組み合わせによる付加価値的情報の生成」が可能となる。
【0015】
図2は、本発明及び従来技術の機能を比較して示すもので、情報提供者(のサーバ)及びメタ情報がM個あり(♯1〜♯M)、クライアントアプリケーションN個あった(♯1〜♯N)場合(M,Nは自然数)、従来はメタ情報とアプリケーションが1対1で対応、即ち1つのメタ情報が1つのクライアントアプリケーションのみを起動もしくは制御可能であったが、本発明ではアプリケーション連携情報の登録内容に応じて、メタ情報とアプリケーションがm対n(m,nは自然数)で対応、即ち1つのメタ情報が複数のクライアントアプリケーションを起動もしくは制御可能であり、また、複数のメタ情報が1つのクライアントアプリケーションを起動もしくは制御可能であり、さらにまた、複数のメタ情報が複数のクライアントアプリケーションを起動もしくは制御可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図3は、本発明の実施の形態1を示すものである。
【0017】
構成は情報提供者のサーバ(ニュース提供サイト)10とクライアント(ユーザ端末)20の2つに分かれ、これらはインターネット接続手段を持ち、TCP/IP/HTTP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol/Hypertext Transfer Protocol)プロトコルスタックにより相互に通信が可能である。
【0018】
ニュース提供サイト10は、ニュース速報のニュース映像を配信するとともにニュース速報映像に対応するメタ情報を配信するものであり、映像ニュース配信サーバ11とメタ情報配信サーバ12とに分かれる。映像ニュース配信サーバ11及びメタ情報配信サーバ12は、HTTPプロトコルによりユーザ端末20と通信が可能である。
【0019】
ある映像ファイルが最新映像ニュースとして映像ニュース配信サーバ11に登録されると、メタ情報配信サーバ12は当該映像ファイルのタイトル、登録日時及び当該ファイルのURL(Universal Resource Locator)をもとに図4に示すようなXML(eXtensible Markup Language)文書のメタ情報を生成する。
【0020】
図4のXML文書の2行目において、
<!−−METAID:0001−−>
と表記されているのは、このニュース速報サービス用に記述されたメタ情報を、他のサービス用に記述されたメタ情報と区別するための識別情報であり、以下、メタ情報種別ID(またはMID)と呼ぶ(本実施の形態においては、当該ニュース速報用メタ情報には、MIDとして「0001」を割り当てるものとする。)。メタ情報を処理する系においては、この識別情報MIDを抽出することで、処理中のメタ情報の種類を判別できる。
【0021】
ユーザ端末20は、メタ情報の種類MIDに対応するアプリケーションを予め登録したアプリケーション連携情報レポジトリ21と、HTTPプロトコルによりサイト10からメタ情報が入力されるのを常時監視するHTTPデーモン(メタ情報監視・取得手段)22と、メタ情報の入力時にHTTPデーモン22から起動され、入力されたメタ情報に一意の識別名(以下、XIDとする)を付与し、メタ情報レポジトリ(記憶装置)25に格納するとともに、当該メタ情報からMIDを抽出するCGI(Common Gateway Interface)プログラム(メタ情報解析手段)23と、アプリケーション連携情報21に従って、アプリケーションを起動もしくはプロセス間通信を用いてアプリケーションの動作を制御するアプリケーションランチャ(アプリケーション制御手段)24とから構成される。
【0022】
なお、ユーザ端末20に入力されるメタ情報は全てXML文法に従っているものとする。
【0023】
今、ニュース提供サイト10において、W杯で日本代表が先制ゴールを挙げた瞬間の映像が最新ニュースとして映像ニュース配信サーバ11に登録されたとする。メタ情報配信サーバ12は、登録された映像ファイルのタイトル「W杯 日本先制 1−0」と、登録された時刻「2006/06/20 20:10」及び当該映像ファイルのURL「http://www.anews.com/news001.mpg」から、図4に示すようなニュース速報用メタ情報(XML文書)を生成する。メタ情報配信サーバ12は、予め最新ニュース通知サービスに登録しているユーザ端末20にHTTPプロトコルのPOSTメソッドを用いてメタ情報を送信する。
【0024】
ユーザ端末20では、予めアプリケーション連携情報として図5に示すような定義ファイルが記述されている。図5では、メタ情報の識別情報であるMIDが「0001」であるメタ情報が入力された場合、アプリケーション「NewsHeadline.exe」を(i)起動するか、もしくは同アプリケーションが起動中であれば(ii)メタ情報の到着をプロセス間通信を用いて通知する(以下、(i)もしくは(ii)の処理を行うことを「アクティベートする」と呼ぶ。)ことが記述されている。
【0025】
ニュース提供サイト10からW杯のニュース速報メタ情報が送られてきた時、ユーザ端末20のHTTPデーモン22はメタ情報解析・判別CGI23を起動する。CGI23はサイト10よりHTTPプロトコルによって送られてきたテキスト情報からHTTPヘッダなどの不要な情報を削除し、メタ情報のXML文書を抽出する。抽出したメタ情報に対し、図6及び図7に示す処理に従って一意識別子XIDを生成し、それをファイル名としてユーザ端末20の記憶装置25に保存する。その後、CGI23は当該メタ情報のコメント文<!−−METAID:xxxx−−>のxxxxの部分(本実施の形態では0001となっている)、即ちMIDを抽出する。
【0026】
アプリケーションランチャ24はユーザ端末20に常駐プログラムとして起動されており、CGI23からメタ情報到着の通知をプロセス間通信で受けるまで待機している。CGI23からの通知の際には、送られてきたメタ情報の種類、即ちMIDと、メタ情報の記憶装置25上での識別名(ファイル名)、即ちXIDとをパラメータとして受け取る。
【0027】
アプリケーションランチャ24は、図5に示したアプリケーション関連情報21を参照し、CGI23より受け取ったMIDに関連付けられているアプリケーションが何であるかを判断する。その結果、MIDが「0001」であるメタ情報に関連付けられているアプリケーションは、「NewsHeadline.exe」であるので、このアプリケーションをアクティベートする。アクティベートされたアプリケーション「NewsHeadline.exe」は、アプリケーションランチャ24より、当該メタ情報のファイル名XIDを受け取る。
【0028】
以後の動作は従来の場合と同様である。
【0029】
即ち、アプリケーションはそのファイル名のメタ情報ファイルをオープンし、これに含まれるXML文書を解析する。この解析により、このニュース速報のタイトル、ニュース速報が登録された日時及びこのニュースに対応する映像ファイルのロケーション(URL)が得られる。アプリケーションは、図3に示すように、得られたニュースタイトル、日時を表示し、ユーザに新しいニュース速報が届けられたことを通知する。ユーザがGUIを介してこのニュース項目を選択すると、アプリケーションはストリーム映像配信用のプレーヤアプリケーションを起動する。その際、プレーヤアプリケーションに対し、映像ファイルのURLをパラメータとして渡す。プレーヤアプリケーションはインターネットを介して映像ニュース配信サーバ11と接続し、指定された映像ニュース(本実施の形態ではW杯のゴールシーン)をストリーミング再生する。
【0030】
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の形態2を示すもので、図中、実施の形態1と同一構成部分は同一符号をもって表している。
【0031】
本実施の形態においては、サーバ側は実施の形態1と同じニュース提供サイト10に加え、W杯最新情報をHTMLで記述されたハイパーテキストにて提供しているW杯情報提供サイト30が存在し、それぞれTCP/IP/HTTPプロトコルスタックにてクライアント側と通信が可能である。ユーザ端末に入力されるメタ情報は、実施の形態1と同様に全てXML文書であるとする。
【0032】
ニュース提供サイト10は、図9に示すようなメタ情報を配信する。このメタ情報は、実施の形態1におけるニュース速報に加え、それがサッカーのメタ情報であれば、そのコンテンツの内容として、チーム名、選手名、どのようなイベントが起きたのか(例えば、ゴール、前半終了など)を提供する。また、W杯情報提供サイト30は、現在行われている試合の状況をほぼリアルタイムでHTMLにより配信している。
【0033】
ユーザ端末20aは、実施の形態1の場合と同様にHTTPデーモン22がサーバ側からのHTTPによるメタ情報の入力を常に監視しており、サイト10からのPOSTリクエストの際にメタ情報格納用CGI26を起動する。このCGI26は実施の形態1におけるメタ情報解析・判別CGI23のうち、メタ情報XMLに対して一意識別子XIDを生成し、それをファイル名にしてユーザ端末の記憶装置25に格納する機能のみを抽出したものである。
【0034】
メタ情報処理デーモン27は、メタ情報格納用CGI26からメタ情報のファイル名であるXIDを受け取り、ユーザ端末の記憶装置25内に格納されているファイル名XIDを持つメタ情報ファイルを開き、XMLパーサによりパースを行う。
【0035】
その際、実施の形態1の場合と同様に、
<!−−METAID:0001−−>
の記述から、処理中のメタ情報の種類を獲得する。同時にメタ情報処理デーモン27は、予め登録されているアプリケーション連携情報レポジトリ21を参照する。本実施の形態におけるアプリケーション連携情報としては、図10に示すような定義ファイルであるとする。これはメタ情報の種類、即ちMIDが「0001」である時は、ウェブブラウザを起動し、W杯情報提供サイト30を表示すること及びメタ情報の内容で<Player>要素の値が「田中」である時(つまり、ニュース速報が「田中選手」に関するものである場合)、ストリーム映像のプレーヤを起動することを意味する。
【0036】
今、ニュース提供サイト10から図9に示すようなメタ情報が送信されたとする。但し、新たに加わった<Content>〜</Content>の部分は、ニュース提供サイト10のオペレータが試合の進行に合わせて手動入力するものとする。図8の例は、実施の形態1のニュース速報に加え、ニュースの内容が「JPN(日本)」の「田中」選手が「GOAL」を決めたというものであることを表している。
【0037】
ユーザ端末20aでは、もともとはアプリケーション連携情報として実施の形態1の場合と同じ図5に示すようなファイルが定義されていたが、ユーザが「田中」選手の活躍のみを映像で見て、他の情報はウェブブラウザで見るように、図10に示したように連携情報を書き換えたとする。
【0038】
HTTPデーモン22は、ニュース提供サイト10からのPOSTリクエストを受け、メタ情報格納CGI26を起動する。メタ情報格納CGI26は、ニュース提供サイト10から送信されたHTTPリクエスト(POST)からHTTPに関する部分を削除し、メタ情報を抽出する。その後、CGI26は、抽出されたメタ情報に実施の形態1の場合と同様の手法(図7)で一意のファイル名XIDを付与し、ユーザ端末の記憶装置25に保存する。同時に一意ファイル名XIDをメタ情報処理デーモン27に通知する。
【0039】
メタ情報処理デーモン27は、図11に示す処理に従って、受け取ったファイル名XIDをもとにメタ情報ファイルを開き、XMLパーサによってメタ情報をパースする。その結果、XML文書の内容にアクセスするためのインタフェースであるDOM(Document Object Model)と、メタ情報の種類MIDが得られる。
【0040】
次に、得られたMIDとアプリケーション連携情報レポジトリ21内の連携情報とをもとに、どのアプリケーションをアクティベートするかを判断する。当該メタ情報は、MIDが「0001」であり、<Player>要素の値が「田中」である。従って、メタ情報処理デーモン27は子プロセスとしてストリーム再生プログラム”Strean Player.exe”を起動し、コマンドラインパラメータとして、映像ニュースのURL”http://anews.com/news0011.mpg”を渡す。
【0041】
一方、<Player>要素の値が「田中」以外である場合は、ウェブブラウザを起動し、コマンドラインパラメータとしてW杯情報提供サイト30のURL”http://w−cupnew.com/”を渡す。いずれの場合もニュース速報のヘッドラインを表示するアプリケーション”NewsHeadline.exe”も同時に起動され、メタ情報のファイル名XIDがプロセス間通信で渡される。<Content>要素が存在しない時、即ちW杯に関するメタ情報でない時は”NewsHeadline.exe”のみが起動される。
【0042】
これにより、利用者は「田中」選手に関するニュース速報があった時のみ映像ニュースを鑑賞し、それ以外のW杯の情報はウェブブラウザによって入手し、一般のニュース速報はヘッドラインのみを閲覧することになる。
【0043】
[実施の形態3]
図12は、本発明の実施の形態3を示すものである。
【0044】
本実施の形態は、インターネットへの接続手段を持ったサーバや端末から構成されている。即ち、メタ情報監視手段を実装したサーバ(以後、メタ情報監視サーバと呼ぶ)40と、アプリケーション連携情報、メタ情報解析手段及びアプリケーション制御手段を実装したユーザ端末、ここでは携帯電話50とがインターネット上に存在するものとする。また、情報提供サーバとして、気象情報提供サーバ60、ニュース速報提供サーバ70を想定しており、前者はHTML、後者はXMLによって情報提供を行っているものとする。ユーザ端末がパーソナルコンピュータ(以下、PC)端末、PDA端末や街頭端末、ホームサーバ等である場合も同様の構成になる。
【0045】
メタ情報監視サーバ40は、図13に示すように、巡回対象サーバ及び通信モジュールテーブル41、情報提供サーバ通信モジュール群42、メタ情報変換モジュール43、共通メタ情報レポジトリ44及びメタ情報監視手段45から構成されている。
【0046】
巡回対象サーバ及び通信モジュールテーブル41は、図14に示すようにメタ情報監視サーバ40が監視対象とするサーバ群とともに、各サーバに対しメタ情報を要求するための情報提供サーバ通信モジュール群42のロケーションが列挙されている。
【0047】
情報提供サーバ通信モジュール群42は、図21、図22のフローチャートに示すように、各情報提供サーバ固有のメタ情報獲得方法がインプリメントされ、共通のメタ情報に変換される前の中間コードを生成するモジュールである。
【0048】
一例として、本実施の形態の気象情報提供サーバ60に対応する通信モジュールでは、気象情報提供サーバ60のインターネット上のロケーションである“http://www.weather−info/tokyo/weather.html”にアクセスし、東京の現在の気象情報が記述された、図15に示すようなメタ情報(HTMLファイル)を獲得し、そこから5行目の天候と、6行目の警報に関する情報を抜き出し、図16に示すような中間コードとして記憶装置46に保存する。
【0049】
また、本実施の形態のニュース速報提供サーバ70に対応する通信モジュールでは、ニュース速報提供サーバ70のインターネット上のロケーションである“http://www.news−headline/news.xml”にアクセスし、現在のニュース速報が記述された、図17に示すようなメタ情報(XMLファイル)を獲得し、そこから3行目のニュース速報と、4行目の日時に関する情報を抜き出し、図18に示すような中間コードとして記憶装置46に保存する。
【0050】
メタ情報変換モジュール43は、前述の情報提供サーバ通信モジュール42が出力した共通メタ情報の中間コードを、図19に示すようなXML形式の共通メタ情報に変換し、共通メタ情報レポジトリ44に保存する。
【0051】
メタ情報監視手段45は、各モジュールの制御を行い、図21、22のフローチャートに示すように、システムクロックやユーザからのリクエストなどをトリガにして、巡回対象サーバ及び通信モジュールテーブル41から巡回対象となる情報提供サーバ群と、それぞれのサーバに対応する通信モジュール名とを獲得し、情報提供サーバ通信モジュール群42、メタ情報変換モジュール43を呼び出すことで、情報提供サーバから獲得したメタ情報を共通メタ情報に変換し、共通メタ情報レポジトリ44に変換済みの共通メタ情報を格納する。
【0052】
各ユーザ端末50には、図13に示したように、アプリケーション連携情報51、共通メタ情報獲得手段52、メタ情報解析手段53及びアプリケーション制御手段54が実装されている。
【0053】
共通メタ情報獲得手段52は、定期的に前述のメタ情報監視サーバ40の共通メタ情報レポジトリ44にアクセスし、未取得のメタ情報が無いかを確認する。未取得のメタ情報が存在した場合、当該メタ情報をユーザ端末50にダウンロードするとともに、メタ情報解析手段53に当該メタ情報の処理を移行する。
【0054】
メタ情報解析手段53は、獲得した共通メタ情報を解析し、当該メタ情報がどの情報提供サイトのものであるか、生成・更新された項目の内容がどのようなものであるかを解析し、アプリケーション制御手段54に処理を移行する。
【0055】
アプリケーション制御手段54は、図20に示すようなアプリケーション連携情報51をもとに、当該メタ情報が、アプリケーション起動もしくは制御の条件に合致するかを判断し、合致する場合は同連携情報に従ってアプリケーションを起動もしくは制御する。
【0056】
(利用例:天気が晴れと雨の時で携帯電話の待ち受け画像、呼び出し音を変える)
あるユーザがこのシステムを利用し、「気象情報が雨で且つニュース速報で台風の話題が出ている場合はアプリケーション”machiuke”に”typhoon.gif”という画像を表示させ、アプリケーション”chakumero”に”typhoon.mid”という呼び出し音を表示・再生する」という、図20に示したようなアプリケーション連携情報を記述したとする。
【0057】
メタ情報監視サーバ40は、例えば5分おきに各情報提供サーバを巡回し、メタ情報の新規生成または更新を監視する。メタ情報提供サーバ通信モジュール群42は気象情報提供サーバ60にアクセスし、現在の気象情報のHTMLファイルを獲得し、これを現在の天気と警報というメタ情報の中間コードとして出力する。同様にニュース速報提供サーバ70にアクセスし、ニュース速報のXMLファイルを取得し、メタ情報の中間コードを出力する。メタ情報変換モジュール43は、これらの中間コードを共通メタ情報のXML文書に変換し、共通メタ情報レポジトリ44に格納する。
【0058】
ユーザ端末である携帯電話50では、携帯電話のメモリに常駐し常に起動状態にあるアプリケーション(以後、これを待ち受けアプリと呼ぶ。)がメタ情報監視サーバ40に定期的にアクセスし、共通メタ情報レポジトリ44に格納されている共通メタ情報のうち、未取得のものを記憶装置にダウンロードする(未取得か否かは共通メタ情報の生成日時と、メタ情報監視サーバへの最終アクセス時刻をもとに判断する。)。
【0059】
次に、ダウンロードされたメタ情報を、待ち受けアプリのメタ情報解析手段53にて解析する。解析の結果、取得したメタ情報が気象情報のメタ情報で「東京の天候が雨」、「台風10号接近のニュース速報」だという内容を持つことがわかる。次に、アプリケーション制御手段54は、利用者が予め設定しておいたアプリケーション連携情報51をもとに、携帯電話内にあるアプリケーション”machiuke”を”typhoon.gif”という引数で、アプリケーション”chakumero”を”typhoon.mid”という引数で起動する。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利用者の環境に依存せず、利用者が意図した形で情報を享受でき、複数の情報提供者が提供する情報の組み合わせで、付加価値的な情報を生成することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるメタ情報とアプリケーションの連携装置の基本構成を示す機能ブロック図
【図2】本発明及び従来技術の機能を比較して示す説明図
【図3】本発明の実施の形態1を示す構成図
【図4】実施の形態1におけるメタ情報の一例を示す説明図
【図5】実施の形態1におけるアプリケーション連携情報の一例を示す説明図
【図6】実施の形態1におけるメタ情報解析処理のフローチャート
【図7】図6中の一意識別子XID生成処理のフローチャート
【図8】本発明の実施の形態2を示す構成図
【図9】実施の形態2におけるメタ情報の一例を示す説明図
【図10】実施の形態2におけるアプリケーション連携情報の一例を示す説明図
【図11】実施の形態2におけるメタ情報解析処理のフローチャート
【図12】本発明の実施の形態3を示す構成図
【図13】実施の形態3におけるメタ情報監視サーバ及びユーザ端末の詳細構成図
【図14】実施の形態3における巡回対象サーバ及び通信モジュールテーブルのレポジトリ内容の一例を示す説明図
【図15】気象情報提供サイトが生成するメタ情報の一例を示す説明図
【図16】実施の形態3における情報提供サーバ通信モジュールが出力する中間コードの一例を示す説明図
【図17】ニュース速報提供サイトが生成するメタ情報の一例を示す説明図
【図18】実施の形態3における情報提供サーバ通信モジュールが出力する中間コードの他の例を示す説明図
【図19】図16、図18の中間コードを共通メタ情報に変換した結果を示す説明図
【図20】実施の形態3におけるアプリケーション連携情報の一例を示す説明図
【図21】実施の形態3におけるメタ情報監視サーバの処理のフローチャート
【図22】図21中の情報提供サーバ通信モジュール群における処理のフローチャート
【符号の説明】
1:アプリケーション連携情報、2,45:メタ情報監視手段、3,53:メタ情報解析手段、4,54:アプリケーション制御手段、10:ニュース提供サイト(サーバ)、11:映像ニュース配信サーバ、12:メタ情報配信サーバ、20,50:ユーザ端末(クライアント)、21,51:アプリケーション連携情報レポジトリ、22:HTTPデーモン(メタ情報監視手段)、23:メタ情報解析・判別CGI(メタ情報解析手段)、24:アプリケーションランチャ(アプリケーション制御手段)、25:メタ情報レポジトリ、26:メタ情報格納用CGI、27:メタ情報処理デーモン(メタ情報解析手段、アプリケーション通信手段)、30:W杯情報提供サーバ、40:メタ情報監視サーバ、41:巡回対象サーバ及び通信モジュールテーブル、42:情報提供サーバ通信モジュール群、43:メタ情報変換モジュール、44:共通メタ情報レポジトリ、46:記憶装置、52:共通メタ情報獲得手段、60:気象情報提供サーバ、70:ニュース速報提供サーバ。
Claims (19)
- オブジェクト及び該オブジェクトの状態や特徴を記述したメタ情報を提供する情報提供者のサーバでメタ情報が生成または更新された時、該情報提供者のサーバとネットワークを介して接続されたユーザ端末上のアプリケーションを起動もしくは制御するメタ情報とアプリケーションの連携装置であって、
生成または更新イベントを監視すべき少なくとも1つのメタ情報の種類と、当該種類のメタ情報の生成または更新イベントを検出した時に起動もしくは制御すべき少なくとも1つのアプリケーション及びその際のパラメータとを関連付けて登録したアプリケーション連携情報と、
メタ情報の生成または更新イベントを監視するとともに生成または更新されたメタ情報を取得し、これを次に更新されるまで保持するメタ情報監視手段と、
メタ情報が保持されたことをトリガとして当該メタ情報がアプリケーション連携情報に登録されているメタ情報のうち、どの種類のものであるかを解析するメタ情報解析手段と、
解析されたメタ情報の種類からアプリケーション連携情報に従って当該メタ情報に関連づけられているアプリケーションを起動もしくは制御するアプリケーション制御手段とを備えた
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携装置。 - オブジェクト及び該オブジェクトの状態や特徴を記述したメタ情報を提供する情報提供者のサーバでメタ情報が生成または更新された時、該情報提供者のサーバとネットワークを介して接続されたユーザ端末上のアプリケーションを起動もしくは制御するメタ情報とアプリケーションの連携装置であって、
生成または更新イベントを監視すべき少なくとも1つのメタ情報の種類及びその特定の記述内容と、当該種類及びその特定の記述内容のメタ情報の生成または更新イベントを検出した時に起動もしくは制御すべき少なくとも1つのアプリケーション及びその際のパラメータとを関連付けて登録したアプリケーション連携情報と、
メタ情報の生成または更新イベントを監視するとともに生成または更新されたメタ情報を取得し、これを次に更新されるまで保持するメタ情報監視手段と、
メタ情報が保持されたことをトリガとして当該メタ情報がアプリケーション連携情報に登録されているメタ情報のうち、どの種類のものであるか及び当該メタ情報の記述内容がアプリケーション連携情報に登録されている特定の記述内容であるかを解析するメタ情報解析手段と、
解析されたメタ情報の種類及び記述内容からアプリケーション連携情報に従って当該メタ情報に関連づけられているアプリケーションを起動もしくは制御するアプリケーション制御手段とを備えた
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携装置。 - 請求項1又は2記載のメタ情報とアプリケーションの連携装置において、
メタ情報監視手段は、ネットワーク上のローカル端末もしくは通信手段を介してユーザ端末と接続されるリモート端末におけるメタ情報の生成または更新イベントを監視する
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携装置。 - 請求項1乃至3いずれか記載のメタ情報とアプリケーションの連携装置において、
アプリケーション制御手段は、通信手段を介してユーザ端末と接続されるリモート端末におけるアプリケーションを起動または制御する
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携装置。 - 請求項1乃至4いずれか記載のメタ情報とアプリケーションの連携装置において、
メタ情報監視手段は、ネットワーク上のリモートサーバでメタ情報の生成または更新イベントを監視するとともに生成または更新されたメタ情報を次に更新されるまで保持し、これを2以上のユーザ端末へ送信する
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携装置。 - 請求項1乃至5いずれか記載のメタ情報とアプリケーションの連携装置において、
前記に加え、
保持されたメタ情報の各情報提供者のサーバが採用するそれぞれの書式を統一書式に変換する手段を備えた
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携装置。 - オブジェクト及び該オブジェクトの状態や特徴を記述したメタ情報を提供する情報提供者のサーバでメタ情報が生成または更新された時、該情報提供者のサーバとネットワークを介して接続されたユーザ端末上のアプリケーションを起動もしくは制御するメタ情報とアプリケーションの連携方法であって、
予めユーザ端末の記憶装置に、生成または更新イベントを監視すべき少なくとも1つのメタ情報の種類と、当該種類のメタ情報の生成または更新イベントを検出した時に起動もしくは制御すべき少なくとも1つのアプリケーション及びその際のパラメータとを関連付けてアプリケーション連携情報として登録しておき、
ユーザ端末において、
メタ情報の生成または更新イベントを監視するとともに生成または更新されたメタ情報を取得し、これを次に更新されるまで記憶装置に保持し、
メタ情報が記憶装置に保持されたことをトリガとして当該メタ情報がアプリケーション連携情報に登録されているメタ情報のうち、どの種類のものであるかを解析し、
解析されたメタ情報の種類からアプリケーション連携情報に従って当該メタ情報に関連づけられているアプリケーションを起動もしくは制御する
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携方法。 - オブジェクト及び該オブジェクトの状態や特徴を記述したメタ情報を提供する情報提供者のサーバでメタ情報が生成または更新された時、該情報提供者のサーバとネットワークを介して接続されたユーザ端末上のアプリケーションを起動もしくは制御するメタ情報とアプリケーションの連携方法であって、
予めユーザ端末の記憶装置に、生成または更新イベントを監視すべき少なくとも1つのメタ情報の種類及びその特定の記述内容と、当該種類及びその特定の記述内容のメタ情報の生成または更新イベントを検出した時に起動もしくは制御すべき少なくとも1つのアプリケーション及びその際のパラメータとを関連付けてアプリケーション連携情報として登録しておき、
ユーザ端末において、
メタ情報の生成または更新イベントを監視するとともに生成または更新されたメタ情報を取得し、これを次に更新されるまで記憶装置に保持し、
メタ情報が記憶装置に保持されたことをトリガとして当該メタ情報がアプリケーション連携情報に登録されているメタ情報のうち、どの種類のものであるか及び当該メタ情報の記述内容がアプリケーション連携情報に登録されている特定の記述内容であるかを解析し、
解析されたメタ情報の種類及び記述内容からアプリケーション連携情報に従って当該メタ情報に関連づけられているアプリケーションを起動もしくは制御する
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携方法。 - 請求項7又は8記載のメタ情報とアプリケーションの連携方法において、
ネットワーク上のローカル端末もしくは通信手段を介してユーザ端末と接続されるリモート端末におけるメタ情報の生成または更新イベントを監視する
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携方法。 - 請求項7乃至9いずれか記載のメタ情報とアプリケーションの連携方法において、
通信手段を介してユーザ端末と接続されるリモート端末におけるアプリケーションを起動または制御する
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携方法。 - 請求項7乃至10いずれか記載のメタ情報とアプリケーションの連携方法において、
ネットワーク上のリモートサーバでメタ情報の生成または更新イベントを監視するとともに生成または更新されたメタ情報を次に更新されるまで記憶装置に保持し、これを2以上のユーザ端末へ送信する
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携方法。 - 請求項7乃至11いずれか記載のメタ情報とアプリケーションの連携方法において、
記憶装置に保持されたメタ情報の各情報提供者のサーバが採用するそれぞれの書式を統一書式に変換する
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携方法。 - オブジェクト及び該オブジェクトの状態や特徴を記述したメタ情報を提供する情報提供者のサーバでメタ情報が生成または更新された時、該情報提供者のサーバとネットワークを介して接続されたユーザ端末上のアプリケーションを起動もしくは制御するメタ情報とアプリケーションの連携プログラムであって、
該プログラムは、
予めユーザ端末の記憶装置に登録された、生成または更新イベントを監視すべき少なくとも1つのメタ情報の種類と、当該種類のメタ情報の生成または更新イベントを検出した時に起動もしくは制御すべき少なくとも1つのアプリケーション及びその際のパラメータとを関連付けたアプリケーション連携情報を用い、
ユーザ端末に、
メタ情報の生成または更新イベントを監視させるとともに生成または更新されたメタ情報を取得させ、これを次に更新されるまで記憶装置に保持させ、
メタ情報が記憶装置に保持されたことをトリガとして当該メタ情報がアプリケーション連携情報に登録されているメタ情報のうち、どの種類のものであるかを解析させ、
解析されたメタ情報の種類からアプリケーション連携情報に従って当該メタ情報に関連づけられているアプリケーションを起動もしくは制御させる
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携プログラム。 - オブジェクト及び該オブジェクトの状態や特徴を記述したメタ情報を提供する情報提供者のサーバでメタ情報が生成または更新された時、該情報提供者のサーバとネットワークを介して接続されたユーザ端末上のアプリケーションを起動もしくは制御するメタ情報とアプリケーションの連携プログラムであって、
該プログラムは、
予めユーザ端末の記憶装置に登録された、生成または更新イベントを監視すべき少なくとも1つのメタ情報の種類及びその特定の記述内容と、当該種類及びその特定の記述内容のメタ情報の生成または更新イベントを検出した時に起動もしくは制御すべき少なくとも1つのアプリケーション及びその際のパラメータとを関連付けたアプリケーション連携情報を用い、
ユーザ端末に、
メタ情報の生成または更新イベントを監視させるとともに生成または更新されたメタ情報を取得させ、これを次に更新されるまで記憶装置に保持させ、
メタ情報が記憶装置に保持されたことをトリガとして当該メタ情報がアプリケーション連携情報に登録されているメタ情報のうち、どの種類のものであるか及び当該メタ情報の記述内容がアプリケーション連携情報に登録されている特定の記述内容であるかを解析させ、
解析されたメタ情報の種類及び記述内容からアプリケーション連携情報に従って当該メタ情報に関連づけられているアプリケーションを起動もしくは制御させる
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携プログラム。 - 請求項13又は14記載のメタ情報とアプリケーションの連携プログラムにおいて、
ネットワーク上のローカル端末もしくは通信手段を介してユーザ端末と接続されるリモート端末におけるメタ情報の生成または更新イベントを監視させる
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携プログラム。 - 請求項13乃至15いずれか記載のメタ情報とアプリケーションの連携プログラムにおいて、
通信手段を介してユーザ端末と接続されるリモート端末におけるアプリケーションを起動または制御させる
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携プログラム。 - 請求項13乃至16いずれか記載のメタ情報とアプリケーションの連携プログラムにおいて、
ネットワーク上のリモートサーバに、
メタ情報の生成または更新イベントを監視させるとともに生成または更新されたメタ情報を次に更新されるまで記憶装置に保持させ、これを2以上のユーザ端末へ送信させる
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携プログラム。 - 請求項13乃至17いずれか記載のメタ情報とアプリケーションの連携プログラムにおいて、
記憶装置に保持されたメタ情報の各情報提供者のサーバが採用するそれぞれの書式を統一書式に変換させる
ことを特徴とするメタ情報とアプリケーションの連携プログラム。 - 請求項13乃至18いずれかに記載のメタ情報とアプリケーションの連携プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な媒体。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002347452A JP2004178522A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | メタ情報とアプリケーションの連携装置、その方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した媒体 |
Publications (1)
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ID=32708045
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011154691A (ja) * | 2011-02-01 | 2011-08-11 | Felica Networks Inc | 通信端末、サーバ装置、通信方法およびプログラム |
US8862110B2 (en) | 2005-08-31 | 2014-10-14 | Felica Networks, Inc. | Application providing system, portable terminal device, server device, application providing method and computer programs |
JP2014534484A (ja) * | 2011-08-29 | 2014-12-18 | マイクロソフト コーポレーション | 更新情報のプロビジョニング |
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2002
- 2002-11-29 JP JP2002347452A patent/JP2004178522A/ja active Pending
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