【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消費者が食品類を購入する際に、その場で購入する食品類の栄養分析を行い、場合によっては、適切な補充食品等を勧めることができる栄養分析システム、栄養分析プログラム、栄養分析方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、一人暮らしの人も増え、コンビニエンスストアやスーパーで弁当、惣菜、おかず単品等色々な加工食品を買い求める場合が多い。
しかし、上記のように、加工食品を購入する場合には、各個人の嗜好により、購入食品が偏りがちであり、同じような食品を食べ続けていると、健康にも影響を及ぼす。
【０００３】
一方、食品の購入者自身が購入食品の栄養の分析を行って、栄養バランスをチェックしたり、購入する食品に関し、不足している栄養素を補う食品を選択することは、非常に困難である。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００２−２２１５１７号
【特許文献２】
特開平９−５０４２６号
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、消費者に購入する食品類の栄養分析情報をリアルタイムに提供するとともに、場合によっては、適切な栄養を充足させるための追加食品等を提示できるような栄養分析システム、栄養分析プログラム、栄養分析方法を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１記載の発明は、消費者が食品類を購入する際に、購入する食品類の栄養分析関連情報をリアルタイムに消費者に提供する栄養分析システムであって、消費者が購入する食品類の品目情報を入力する入力部と、食品類に関するデータを記憶する記憶部と、食品類の栄養分析情報を表示する表示部とを備えた小売店側システムと、購入される食品類についての栄養に関する情報が格納されたデータベースと、消費者が食品類を購入する際に前記入力部から入力された食品類の品目情報に対応する栄養情報を前記データベースから読み出し、購入食品類の栄養データを計算する演算部と、計算された栄養データが適切な数値か否かを判断する分析部とを備えたサーバーと、消費者の購入対象となる食品類に関する情報を送信する情報送受信部とがネットワークで接続されていることを特徴とする栄養分析システムである。
【０００７】
また、請求項２記載の発明は、前記記憶部が、消費者が食品類を購入する店の在庫情報を備えるとともに、前記データーベースは、食品類の栄養情報、栄養摂取基準データを備え、分析部は、演算部で計算された栄養データと前記栄養摂取基準データとを比較し、不足している栄養量を補うのに適切な食品類を前記在庫情報に基づいて抽出することを特徴とする請求項１記載の栄養分析システムである。
【０００８】
また、請求項３記載の発明は、前記記憶部が、購入食品類毎に主食か否かの情報を備え、この情報に基づき、消費者の購入食品類の中に少なくとも１つ主食がある場合に栄養分析を行うことを特徴とする請求項１記載の栄養分析システムである。
【０００９】
また、請求項４記載の発明は、前記小売店側システムと電気的に接続された食品棚を備え、演算部で計算された栄養データと前記栄養摂取基準データとを比較し、不足している栄養量を補うのに適切な食品類を消費者に勧める際、該当する食品類が陳列された棚の表示部を点滅又は点灯するようにしたことを特徴とする請求項２記載の栄養分析システムである。
【００１０】
また，請求項５記載の発明は、前記データベースには、各食品類の製造元データが格納されており、分析部で分析した結果、不足している栄養量を補うのに適切な食品類を消費者に勧める際には、購入食品類と同じ製造元の食品類をこのデーターベースから抽出することを特徴とする請求項２記載の栄養分析システムである。
【００１１】
また、請求項６記載の発明は、前記演算部は、前記入力部からの情報を取得し、購入食品類について同一の品目情報が複数あった場合には、当該食品類については単位個数のみの栄養価を計算対象とすることを特徴とする請求項１記載の栄養分析システムである。
【００１２】
また、請求項７記載の発明は、コンピュータに、消費者の購入対象となる食品類に関する情報が送信されてきた場合にその情報をデータベースに格納させる手順と、消費者が購入する食品類の品目情報が入力されると、この品目情報と一致する食品類についての栄養情報をデータベースから読み出してくる手順と、読み出された栄養情報に基づき購入食品類の栄養データを計算する手順と、計算された栄養データが適切な栄養量か否かを判断する手順と、適切な栄養量か否かの判断結果を表示させる手順とを実行させることを特徴とする栄養分析プログラムである。
【００１３】
また、請求項８記載の発明は、消費者が食品類を購入する際に、購入する食品類の栄養分析関連情報をリアルタイムに消費者に提供する栄養分析方法であって、消費者の購入対象となる食品類に関する情報をあらかじめ記憶部に登録する第１のステップと、消費者が購入する食品類の品目情報を入力する第２のステップと、消費者が食品類を購入する際に第２のステップで入力された食品類の品目情報と一致する食品類の栄養情報を食品類についての栄養情報が格納されたデータベースから抽出する第３のステップと、抽出された栄養情報を用いて購入食品類の栄養データを計算する第４のステップと、計算された栄養データが適切な栄養量か否かを判断する第５のステップと、第５のステップで分析された結果を表示する第６のステップとからなる、栄養分析方法である。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図１は本発明が適用されるシステム全体を示す概略構成図である。
図１において、小売店２と情報分析会社４と製造会社Ａ、製造会社Ｂ、製造会社Ｃとはネットワーク１１で通信可能に接続されている。小売店２にはＰＯＳシステム３が備え付けられており、製造会社Ａ、Ｂ、Ｃの各会社はそれぞれデータを入力するための端末８、９、１０を有している。製造会社は、図では３社となっているが、この数に限られるものではなく、多くの製造会社がネットワークに接続できる構成となっている。
【００１５】
あらかじめ、製造会社Ａ、Ｂ、Ｃから商品（特に食品類）に関するデータが端末８、９、１０から情報分析会社４に送信される。情報分析会社４はこれらのデータを蓄積しておく。
そして、消費者１が、商品を購入するために、小売店２に訪れ、レジに商品を持っていったときに、その商品の中の食品類についてのデータを情報分析会社に送信して、情報分析会社４で栄養分析等を行い、その結果データを小売店２に送信して、リアルタイムに消費者１に栄養分析結果等を提供する。
【００１６】
図２は、図１の構成をさらに詳しく示したものである。
小売店側システム２０は、ＰＯＳシステム３、在庫情報ＤＢ２４、送信部２５、受信部２６等を備えており、ＰＯＳシステム３は、バーコード読み取り部２１、キー入力部２２、情報表示・印刷部２３等を備えている。送信部２５と受信部２６はネットワーク１１を介して他の会社等とデータの送信、受信を行う。
【００１７】
情報分析会社側サーバー３０は、演算部３１、分析部３２、栄養情報ＤＢ３３、栄養摂取基準ＤＢ３４、送信部３５、受信部３６等を備えており、送信部３５と受信部３６はネットワーク１１を介して他の会社等とデータの送信、受信を行う。
各製造会社側システム４０は、図１で示した製造会社Ａ、Ｂ、Ｃの各端末８、９、１０を有するシステムであり、これらのシステムは同じ構成となるので、その一つを代表させたものである。
【００１８】
各製造会社側システム４０は、バーコード読み取り部４１、キー入力部４２、データ記憶部４３、送信部４４、受信部４５等を備えており、送信部４４と受信部４５はネットワーク１１を介して他の会社等とデータの送信、受信を行う。
なお、図示はしていないが、小売店側システム２０、情報分析会社側サーバー３０、各製造会社側システム４０の各々は制御部を備えており、制御部はＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ等の一般的に良く知られた機能で構成されている。
次に、小売店側システム２０、情報分析会社側サーバー３０、各製造会社側システム４０と消費者１との間の処理の流れを図４のシーケンスも参照しながら説明する。
【００１９】
まず、各製造会社は、システムのバーコード読み取り部４１、キー入力部４２等を用いて、製造食品類のバーコード、カロリー、栄養比率、野菜量、各種栄養素等のデータを入力して、データ記憶部４３に記憶させておく。
次に、データ記憶部４３に格納されているデータを読み出し、送信部４４からネットワーク１１を介して、これらのデータを情報分析会社側サーバー３０に送信する（Ｓ１）。送信されたデータは、受信部３６で受信され、栄養情報ＤＢ３３に記憶される。栄養情報ＤＢに食品類の栄養情報が記憶（登録）されると、情報分析会社側サーバー３０の送信部３５から食品類の情報の登録が完了したという登録情報通知をネットワーク１１を介して各製造会社側システム４０に送信する（Ｓ３）。
【００２０】
また、データ記憶部４３に格納されているデータの一部は、送信部４４からネットワーク１１を介して、小売店側システム２０にも送られる（Ｓ２）。送信されたデータは、受信部２６で受信され、在庫情報ＤＢ２４に記憶される。在庫情報ＤＢ２４に記憶（登録）されると、小売店側システム２０の送信部２５から食品類の情報の登録が完了したという登録情報通知をネットワーク１１を介して各製造会社側システム４０に送信する（Ｓ２１）。
【００２１】
この登録情報通知によって、どの食品類についての栄養情報が、いつ、登録されたのかのデータが残ることになり、栄養情報等の更新を行うときに役立つ。
次に、消費者１が小売店に来店し、商品を購入する際のことを考えると、以下のようになる。消費者１は購入商品をレジに持参する（Ｓ４）。持参された商品は、小売店側システム２０に備えられたＰＯＳシステム３のバーコード読み取り部２１で商品のバーコードを読み取られる（Ｓ５）。また、ＰＯＳシステムのキー入力部２２で、消費者に関する情報を入力する（Ｓ６）。この消費者に関する情報（消費者情報）は、例えば、男か女かという性別、年齢、当該商品購入の時刻等である。
【００２２】
上記購入商品の内、食品類に関するバーコードデータと消費者情報を送信部２５からネットワーク１１を介して情報分析会社側サーバー３０の受信部３６へ送信する（Ｓ７）。受信部３６で、データを受け取り、栄養情報ＤＢに格納されているデータとを比較し、バーコードの一致する食品類の栄養情報を抽出する（Ｓ８）。この栄養情報を用い、演算部３１により全栄養価が計算される。分析部３２では、計算された栄養価の各数値が栄養摂取基準ＤＢ３４に格納されている栄養摂取基準値と比較して、どの程度ずれているのか等の栄養分析を行う（Ｓ９）。このとき、栄養摂取基準値は、性別、年齢等の消費者情報に応じて変化し、栄養摂取基準ＤＢ３４から消費者情報に対応する基準値が読み出される。
【００２３】
この送信された栄養分析結果において、栄養摂取基準値から所定の割合以上足りない栄養が全くないときには、栄養分析結果は送信されず、通常のレジモードで処理するように要求する信号が、小売店側システム２０の受信部２６に送信される。この場合には、情報表示・印刷部２３から、購入商品名やその価格が印字されたレシート等が出力されて終了する。
【００２４】
一方、栄養摂取基準値から所定の割合以上足りない栄養があるときには、情報分析会社側サーバー３０から在庫食品類のデータ送付要求がネットワーク１１を介して小売店側システム２０に対して行われる（Ｓ１０）。この要求があると、小売店側システム２０の在庫情報ＤＢ２４が検索され（Ｓ１２）、在庫があり、食品類に該当するもののバーコードデータが在庫情報ＤＢ２４から読み出され、送信部２５からネットワーク１１を介して受信部３６へ送信される（Ｓ１３）。受信されたバーコードデータと一致するデータに関する栄養情報が栄養情報ＤＢ３３から読み出され（Ｓ１４）、分析部３２で分析され、最も栄養摂取基準に近くなるような補充食品類が、最適なお勧め食品類として抽出される（Ｓ１５）。この分析データを送信部３６からネットワーク１１を介して小売店側システム２０の受信部２６へ送信する（Ｓ１６）。
【００２５】
情報表示・印刷部２３では、お勧め食品類の品目とともに、最初の購入食品類だけの場合の栄養分析結果と、お勧め食品類も購入した場合の栄養分析結果も表示又は印刷する（Ｓ１７）。
【００２６】
次に、上記の流れをレジでの実際の手続きに沿って図３のフローチャートにより、詳しく説明する。
まず、消費者が商品を購入する際には、消費者が商品をレジに持参する（Ｋ１）。レジでは、店員が消費者に関する情報、例えば、性別（男か女か）、年齢、商品がレジに持参された時刻等をキー入力部２２で入力する（Ｋ２）。次に、購入商品がバーコード読み取り部２１によってバーコードスキャンされる（Ｋ３）。すべての商品のバーコードスキャンが完了していない場合には、Ｋ３のバーコードスキャンを続け、完了している場合には、次のＫ５に進む。Ｋ５では、在庫情報ＤＢ２４を用いて購入商品の中に主食の食品があるか否かを検索する。
【００２７】
ところで、在庫情報ＤＢ２４の構成は、図５のようになっている。各食品名には、識別番号としてのバーコード番号が付与されており、当該食品が主食になるのか否かの判定、その小売店における在庫数、単価（円）の項目が設けられている。また、レジで代金の決済が終了した時点で、在庫情報ＤＢ２４の在庫数から販売個数が減算された結果、在庫数が０となったデータについては、当該データ分が在庫情報ＤＢ２４から削除される。図５では、カツ丼、牛丼、特選幕の内弁当が主食と判定され、野菜サラダは主食と判定されないが、主食に該当する食品類としては、弁当類、おにぎり、パン等を想定している。
【００２８】
この在庫情報ＤＢ２４のデータを用い、主食の食品がある場合には次のＫ６に進むが、主食の商品がない場合には、通常のレジモード（Ｋ１４）に移り、購入金額等が印字されたレシート等を出力し、代金を決済して終了する。
なお、ここで、主食の食品の品目が同じものが２以上ある場合、例えば、カツ丼を２個購入しようとしている場合には、正確な栄養分析を行うために、カツ丼１個のみを栄養分析計算の対象とするようにしている。
【００２９】
Ｋ６では、Ｋ２で入力された消費者に関する情報に基づいて、栄養摂取基準ＤＢ３４から対応する栄養摂取基準データを読み出す。
栄養摂取基準ＤＢ３４は、図７のように構成されている。左端の項目の年齢に対応した一般的に必要となるカロリー、栄養比率、栄養素の各摂取基準値が設定されている。カロリーの摂取基準値は、１日当たりの合計値であり、生活運動強度が適度の場合を想定した数値である。また、性別によって異なるので男女別に基準値が設定されている。栄養比率は、食品類に含まれるたんぱく質、脂質、炭水化物の各量（重量）の割合を示すものであり、たんぱく質と脂質と炭水化物の各割合（％）を合算すれば１００％となるようになっている。栄養素には、カルシウム、ビタミンＣ，食物繊維等の項目を想定しているが、この他にも色々な栄養素の項目を設定することができる。また、カルシウムは特に男女で摂取基準量が異なるので、男女別に設定されている。
【００３０】
次に、バーコードスキャンされた商品の内、食品類に関する栄養情報だけが検索されて栄養情報ＤＢ３３から抽出される（Ｋ７）。抽出された栄養情報を用い、演算部３１で全栄養価が計算される（Ｋ８）。栄養情報ＤＢ３３は、図５のように構成されている。在庫情報ＤＢ２４と同様に、各食品名に対して、バーコード番号が付与されており、各食品が有するカロリー、栄養比率、野菜量、栄養素等の栄養情報が格納されている。これらのデータは、食品類の各製造会社から提供されたものである。栄養比率は、栄養摂取基準ＤＢ３４の構成で述べたように、食品類に含まれるたんぱく質、脂質、炭水化物の各量（重量）の割合を示すものであり、たんぱく質と脂質と炭水化物の各割合（％）を合算すれば１００％となるようになっている。また、栄養素には、カルシウム、ビタミンＣ、食物繊維等が例示してあるが、この他にも栄養分析に必要な栄養素の種類を追加することができる。
【００３１】
演算部３１では、単品の場合は栄養情報ＤＢ３３からその該当するデータを読み出して分析手段３２へ送るが、複数の品目が購入対象となった場合には、カロリー、栄養比率、野菜量、栄養素の各項目について合計した数値を算出し、分析部３２へ送る。
このように、複数品目がある場合には、各々の栄養（カロリー、栄養比率、野菜量、栄養素）について合計を計算し、計算されたこれらのデータ、すなわち全栄養価を分析手段３２で、上記栄養摂取基準ＤＢ３４から読み出された栄養摂取基準データと比較する。そこで、各栄養（カロリー、栄養比率、野菜量、栄養素）の内、栄養比率（たんぱく質、脂質、炭水化物の％）を栄養摂取基準値の栄養比率と比較した結果、所定の割合以上ずれている栄養（たんぱく質、脂質、炭水化物）が１つでもあるときには、Ｋ１０に進み、所定の割合以上ずれている栄養が全くないときには、通常のレジモードに移り（Ｋ１４）、購入金額等が印字されたレシート等を出力し、代金を決済して終了する。
【００３２】
Ｋ１０では、栄養摂取基準に対し、差（絶対値）の大きい順に、たんぱく質、脂質、炭水化物の各栄養素を順位付けする。
Ｋ１１では、在庫情報ＤＢ２４を検索して、在庫情報を取り出し、在庫食品類のバーコードデータと一致する栄養情報を栄養情報ＤＢ３３から読み出し、この栄養情報と、先に消費者がレジに持参してきた食品類の栄養情報とを合計し、分析部３２で、Ｋ１０において順位付けした第１順位の栄養素（たんぱく質、脂質、炭水化物のいずれかの内最も差の大きい栄養素）についての合計値が栄養摂取基準の数値に最も近くなるような、食品類の組み合わせを抽出する。
【００３３】
分析の結果、最も差の大きい栄養素について栄養摂取基準の数値に最も近くなる食品類の組み合わせが複数なかった場合には、消費者がレジに持参した食品類についての栄養分析結果と、栄養バランスを考えたおすすめ食品類を加えた場合の栄養分析結果を表示または印刷する（Ｋ１５）。
一方、最も差の大きい栄養素について栄養摂取基準の数値に最も近くなる食品類の組み合わせが複数あった場合（Ｋ１２）、Ｋ１３へ処理が移行するが、具体的には以下のように行う。
【００３４】
まず、第２順位の栄養素（２番目に差の大きい栄養素）について、消費者がレジに持参してきた食品類の栄養データと前記複数の該当食品類の栄養データとを合計し、その値が栄養摂取基準の数値に最も近くなるものを抽出する。この時点でも、複数の該当食品類があれば、第３順位の栄養素について同様の比較を行い、組み合わせを決定する。
第３順位の栄養素について、分析を行っても、補充食品として複数の食品類が残っている場合には、在庫数の最も多い食品類を抽出する。在庫数も同じである場合には、在庫情報ＤＢ２４に情報登録がされた時期が新しいものから抽出する（Ｋ１３）。これは、なるべく新商品を勧めることは製造会社にとっても売れ行きを推測するのに役立つ。
【００３５】
この選択された食品類は、栄養バランスを考えたおすすめ食品類となり、消費者がレジに持参した食品類についての栄養分析結果と、栄養バランスを考えたおすすめ食品類を加えた場合の栄養分析結果を表示または印刷する（Ｋ１５）。
なお、複数食品類のたんぱく質、脂質、炭水化物の各々の合計値は、それぞれの項目ごとに割合（％）を合計し、それを食品数で割った数値（平均値）を合計値とすることもできる。
【００３６】
栄養分析結果の表示の一例を示したのが、図９である。この内容は、ＰＯＳシステム３に備えられた情報表示・印刷部２３の画面で表示される。この例では、おすすめ商品（食品類）として、野菜サラダが、画面の上部中央にその画像とともに値段も表示されている。また、レジに商品を持参した消費者は１８〜２９歳までの男性であり、この消費者情報に該当する栄養摂取基準値は、図７を参照すると、２６５０カロリー、栄養比率の数値は、たんぱく質１８％、脂質２４％、炭水化物５８％といったようなことがわかるが、この摂取基準値が図９の「カロリー、栄養比率」と記された左側の表の上段に表示されている。
【００３７】
そして、消費者が購入しようとしたのはカツ丼であり、カツ丼のみを購入した場合の、カロリー値が数値で、栄養比率が帯グラフで表示されている。また、カツ丼におすすめ商品である野菜サラダを加えた場合のカロリー値と、栄養比率がその下段に比較できるように表示される。この例ではカツ丼のみを食べたときよりも、おすすめ商品である野菜サラダも食べた方が、たんぱく質、脂質、炭水化物の比率が摂取基準の比率に近くなり、栄養バランスの良い食事となることがわかる。
【００３８】
図９の右側には、各種栄養素についてレーダーチャートが表示されるようになっており、この例では、食物繊維、ビタミンＢ１、ビタミンＢ２、ビタミンＢ６、ビタミンＢ１２、ビタミンＣ、カルシウム、鉄、カリウム、亜鉛、食塩、野菜量について、栄養摂取基準値を１００％とした場合にどれだけの摂取量になるのか（充足率）を視覚的にわかるようにしている。カツ丼のみの食事の場合は中塗りの四角マークで、カツ丼と野菜サラダの食事の場合は中塗りの菱形マーク（◆）で充足率を表している。充足率は、カツ丼のみのとき（レーダーチャートの内側のグラフ）よりも、野菜サラダを加えて食事をした方（レーダーチャートの外側のグラフ）が、すべての栄養素について改善しており、この面でも、カツ丼に加えて野菜サラダを購入した方が栄養バランスが良いものとなることを、消費者に勧めることができる。なお、図９の例は、ＰＯＳシステムの画面上で表示されるだけではなく、これを印刷して消費者に提示することができるものである。
【００３９】
一方、栄養分析結果を印刷した例を示したのが図１０である。
上記図９に示される栄養分析結果すべてを印刷して、消費者に提示することもできるが、必要な部分だけをコンパクトにまとめて印刷するようにした例である。
この例では、カツ丼のみを食事した場合のカロリー値が数値で、栄養比率を帯グラフで、カツ丼に含まれる野菜の量を数値で表した後、栄養バランスを考えた場合に最もおすすめの商品を画像付きで印刷するようにしている。
【００４０】
ところで、おすすめの商品（食品類）を消費者に勧める場合には、レジカウンター前で、実際に消費者がその商品を見てわかるようにしておいた方が、購買意欲を喚起しやすく、また、店員もその場で商品を取り出しやすいという利点がある。そこで、図８に示すようにレジカウンター前を構成しておく。ＰＯＳシステム３と食品棚５０とが電気的に接続されている。食品棚５０には在庫食品類を置くことができる棚が設けられており、各棚の前面には表示部５１が設けられている。どの棚にどの食品類が配置されているのかのデータは、あらかじめＰＯＳシステム３から入力されており、記憶されている。前記栄養分析の結果、おすすめ商品が決定されると、そのおすすめ商品がどの棚に配置されているのかを検索して、ＰＯＳシステムは、該当する棚の表示部５１を点灯又は点滅させる。このようにすれば、おすすめの商品をすぐに特定でき、近くで確認することができる。また、この棚をさらに、仕切ってひとつの食品に対してひとつの保管空間を確保できるような、ボックスとして、ひとつひとつのボックスに表示部を設けるようにしても良い。実際の食品棚としては、保冷庫を想定している。
【００４１】
次に、おすすめ商品を消費者に提示する場合、上記の例では、消費者の購入食品類カツ丼に対しておすすめ商品が野菜サラダとなっているが、この野菜サラダはカツ丼と同じ製造会社のものを勧めた方が、製造会社としても積極的に商品や商品に関する情報を提供しやすい。
実際の商品についても、製造会社Ａ、Ｂ、Ｃが各々製造した、野菜サラダＡ、Ｂ、Ｃということがある。そこで、図６の栄養情報ＤＢの構成で、バーコードデータの部分を製造会社毎に識別できるようなコードを割り振っておく。例えば、製造会社Ａの場合はバーコードの先頭が１で始まるようにし、製造会社Ｂは、バーコードの先頭が２で始まるようにし、製造会社Ｃはバーコードの先頭が３で始まるようにしておくと、このバーコードの先頭データを検索すれば、同じ製造会社のものを抽出できる。分析手段３２で栄養分析を行って、おすすめ商品を抽出する際に、上記のように野菜サラダについてＡ、Ｂ、Ｃとあるようなときには、バーコードを参照してカツ丼と同じバーコードの先頭コードをもつものを抽出することになる。
【００４２】
以上の実施形態では、小売店側システム２０に在庫情報ＤＢ２４を、情報分析会社側サーバー３０に栄養情報ＤＢ３３と栄養摂取基準ＤＢ３４とを備えるようにしているが、図５に示す在庫情報ＤＢの構成と図６に示す栄養情報ＤＢの構成とを１つにまとめた在庫・栄養情報ＤＢを図１１のように構成し、これを小売店側システムに配置するようにしても良い。そして、栄養摂取基準ＤＢ３４も小売店側システム２０に配置し、各製造会社から商品の情報を受け取って在庫・栄養情報ＤＢ記憶するようにしておけば、小売店側システム内ですべての栄養分析作業が行える。また、図３のフローチャートで示されるような栄養分析工程をプログラムとして商品化しておくと、栄養情報、在庫情報、栄養摂取基準情報等を有している小売店であれば、どこでもそのプログラムを用いて、栄養分析が行える。
【００４３】
【発明の効果】
消費者に購入する食品類の栄養分析情報をリアルタイムに提供するとともに、場合によっては、適切な栄養を充足させるための追加食品等を提示することができる。購入する食品類に主食が含まれない場合には、栄養分析を行わないようにし、また、同一の購入品目がある場合には、単位個数のみの栄養情報を計算対象としているので、栄養分析の結果の精度が向上する。
食品棚を備え、これに表示部を設けているので、店員も陳列場所がすぐにわかり、お勧め食品類の商品を消費者に提示しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のシステム全体の概略構成図である。
【図２】本発明のシスム全体の各主要部分のブロック図である。
【図３】本発明の実施形態の栄養分析システムのフローチャート図である。
【図４】本発明の実施形態のシステム各部のやりとりを示すシーケンス図である。
【図５】在庫情報ＤＢ２４のファイル構成を示す図である。
【図６】栄養情報ＤＢ３３のファイル構成を示す図である。
【図７】栄養摂取基準ＤＢ３４のファイル構成を示す図である。
【図８】レジカウンター前の食品棚５０の構成を示す図である。
【図９】栄養分析結果の表示の一例を示す図である。
【図１０】栄養分析結果の印刷様式の一例を示す図である。
【図１１】在庫・栄養情報ＤＢのファイル構成を示す図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention, when a consumer purchases foods, performs a nutritional analysis of the foods to be purchased on the spot, and in some cases, a nutritional analysis system capable of recommending an appropriate supplementary food or the like, a nutritional analysis program, The present invention relates to a nutrition analysis method.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the number of people living alone has increased, and people often purchase various processed foods such as lunch boxes, prepared dishes, side dishes, etc. at convenience stores and supermarkets.
However, as described above, when purchasing processed foods, the purchased foods tend to be biased due to individual tastes, and continuing to eat similar foods also affects health.
[0003]
On the other hand, it is very difficult for the purchaser of the food to analyze the nutrition of the purchased food to check the nutritional balance and to select a food that supplements the missing nutrients with respect to the food to be purchased.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-221517
[Patent Document 2]
JP-A-9-50426
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in order to solve the above-mentioned problems, and provides a nutrition analysis information of foods to be purchased to a consumer in real time, and in some cases, an additional information for satisfying appropriate nutrition. An object of the present invention is to provide a nutrition analysis system, a nutrition analysis program, and a nutrition analysis method that can present foods and the like.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is a nutrition analysis system that provides, when a consumer purchases foods, nutrition analysis related information of the purchased foods to the consumer in real time. An input unit for inputting item information of foods purchased by a consumer, a storage unit for storing data on foods, and a retailer system including a display unit for displaying nutritional analysis information on foods, A database in which information on nutrition for the foods to be stored is stored, and the nutrition information corresponding to the item information of the foods input from the input unit when the consumer purchases the foods is read from the database, A server that includes an arithmetic unit that calculates nutrition data of purchased foods, an analysis unit that determines whether the calculated nutrition data is an appropriate numerical value, and a server related to foods to be purchased by consumers. It is nutrient analysis system, characterized in that the information transmission and reception unit for transmitting information are connected via a network.
[0007]
In the invention according to claim 2, the storage unit includes inventory information of a shop where a consumer purchases foods, and the database includes nutrition information of foods and nutrient intake reference data. The unit compares the nutrition data calculated by the calculation unit with the nutrition intake reference data, and extracts foods suitable for supplementing the lack of nutrition based on the stock information. A nutrition analysis system according to claim 1.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, the storage unit includes information as to whether or not each of the purchased foods is a staple food, and based on this information, there is at least one staple food among the purchased foods of the consumer. 2. The nutrition analysis system according to claim 1, wherein the nutrition analysis is performed.
[0009]
Further, the invention according to claim 4 includes a food shelf electrically connected to the retail store side system, compares the nutrition data calculated by the arithmetic unit with the nutrition intake reference data, and is insufficient. 3. The nutrition analysis system according to claim 2, wherein, when recommending foods suitable for supplementing nutrition to a consumer, a display portion of a shelf on which the foods are displayed is turned on or off. It is.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, the database stores manufacturer data of each food, and as a result of analysis by the analysis unit, consumes foods suitable for supplementing the lack of nutrition. The nutrition analysis system according to claim 2, wherein when recommending to a person, foods of the same manufacturer as the purchased foods are extracted from the database.
[0011]
In the invention according to claim 6, the arithmetic unit acquires information from the input unit, and when there is a plurality of the same item information for the purchased foods, only the unit number of the foods is obtained. 2. The nutrition analysis system according to claim 1, wherein the nutrition value is a calculation target.
[0012]
Further, according to the invention described in claim 7, when information on foods to be purchased by a consumer is transmitted to a computer, a procedure for storing the information in a database and an item of the foods purchased by the consumer are provided. When the information is input, a procedure for reading nutrition information about foods that match this item information from the database, a procedure for calculating nutrition data for purchased foods based on the read nutrition information, A nutrition analysis program for executing a procedure for determining whether or not the nutritional data obtained is an appropriate nutritional quantity and a procedure for displaying a determination result as to whether or not the nutritional data is an appropriate nutritional quantity.
[0013]
The invention according to claim 8 is a nutrition analysis method for providing, in real time, nutrition analysis information of a food to be purchased to the consumer when the consumer purchases the food. A first step of registering information on foods to be stored in the storage unit in advance, a second step of inputting item information of foods to be purchased by a consumer, and a second step of A third step of extracting, from the database storing the nutrition information of the food, nutrition information of the food that matches the item information of the food entered in the step of: purchasing the food using the extracted nutrition information A fourth step of calculating nutrient data of the class, a fifth step of determining whether the calculated nutrition data is of an appropriate nutritional amount, and a sixth step of displaying the results analyzed in the fifth step. Steps and Ranaru, is a nutritional analysis method.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing the entire system to which the present invention is applied.
In FIG. 1, a retail store 2, an information analysis company 4, a manufacturer A, a manufacturer B, and a manufacturer C are communicably connected via a network 11. The POS system 3 is provided in the retail store 2, and each of the manufacturing companies A, B, and C has terminals 8, 9, and 10 for inputting data. Although the number of manufacturing companies is three in the figure, the number is not limited to this, and many manufacturing companies can be connected to the network.
[0015]
In advance, data on products (especially foods) are transmitted from the manufacturing companies A, B, and C to the information analysis company 4 from the terminals 8, 9, and 10. The information analysis company 4 accumulates these data.
Then, when the consumer 1 visits the retail store 2 to purchase a product and brings the product to the cash register, the consumer 1 sends data on foods in the product to the information analysis company, The information analysis company 4 performs nutrition analysis and the like, and transmits the result data to the retail store 2 to provide the nutrition analysis result and the like to the consumer 1 in real time.
[0016]
FIG. 2 shows the configuration of FIG. 1 in more detail.
The retail store system 20 includes a POS system 3, a stock information DB 24, a transmission unit 25, a reception unit 26, and the like. The POS system 3 includes a barcode reading unit 21, a key input unit 22, an information display / printing unit 23. Etc. are provided. The transmission unit 25 and the reception unit 26 transmit and receive data to and from another company via the network 11.
[0017]
The information analysis company server 30 includes an operation unit 31, an analysis unit 32, a nutrition information DB 33, a nutrition intake reference DB 34, a transmission unit 35, a reception unit 36, and the like. The transmission unit 35 and the reception unit 36 are connected via the network 11. To send and receive data with other companies.
Each manufacturer system 40 is a system having the terminals 8, 9, and 10 of the manufacturers A, B, and C shown in FIG. 1, and these systems have the same configuration. It is a thing.
[0018]
Each manufacturer system 40 includes a bar code reading unit 41, a key input unit 42, a data storage unit 43, a transmission unit 44, a reception unit 45, and the like. The transmission unit 44 and the reception unit 45 are connected via the network 11. Sends and receives data with other companies.
Although not shown, each of the retailer system 20, the information analysis company server 30, and each manufacturer system 40 has a control unit, and the control unit is a general CPU, RAM, ROM, or the like. It is composed of well-known functions.
Next, the flow of processing between the retailer system 20, the information analysis company server 30, the respective manufacturing company systems 40, and the consumer 1 will be described with reference to the sequence of FIG.
[0019]
First, each manufacturer uses the barcode reading unit 41, the key input unit 42, and the like of the system to input data such as barcodes, calories, nutritional ratios, vegetable amounts, various nutrients, and the like of manufactured foods. It is stored in the storage unit 43.
Next, the data stored in the data storage unit 43 is read, and the data is transmitted from the transmission unit 44 to the information analysis company server 30 via the network 11 (S1). The transmitted data is received by the receiving unit 36 and stored in the nutrition information DB 33. When the nutrition information of the foods is stored (registered) in the nutrition information DB, a registration information notification that the registration of the information of the foods is completed is transmitted from the transmission unit 35 of the server 30 of the information analysis company via the network 11 to each manufacture. The data is transmitted to the company system 40 (S3).
[0020]
A part of the data stored in the data storage unit 43 is also transmitted from the transmission unit 44 to the retail store system 20 via the network 11 (S2). The transmitted data is received by the receiving unit 26 and stored in the stock information DB 24. When the information is stored (registered) in the inventory information DB 24, the transmission unit 25 of the retail store system 20 transmits a registration information notification indicating that the registration of the foods is completed to each manufacturer company system 40 via the network 11. (S21).
[0021]
By this registration information notification, data on when and for which foods the nutrition information has been registered remains, which is useful when updating nutrition information and the like.
Next, when the consumer 1 visits a retail store and purchases a product, the situation is as follows. The consumer 1 brings the purchased product to a cash register (S4). The bar code of the brought product is read by the bar code reading unit 21 of the POS system 3 provided in the retail store system 20 (S5). In addition, information about the consumer is input through the key input unit 22 of the POS system (S6). The information on the consumer (consumer information) is, for example, gender of male or female, age, and time of purchase of the product.
[0022]
Among the purchased items, the bar code data and the consumer information related to foods are transmitted from the transmission unit 25 to the reception unit 36 of the information analysis company server 30 via the network 11 (S7). The receiving unit 36 receives the data, compares the data with the data stored in the nutrition information DB, and extracts the nutrition information of the foods having the same bar code (S8). Using the nutrition information, the calculation unit 31 calculates the total nutrition value. The analysis unit 32 compares the calculated values of the nutritional value with the reference values stored in the reference value DB 34 and performs a nutritional analysis on the degree of deviation (S9). At this time, the nutrition intake reference value changes according to consumer information such as sex and age, and a reference value corresponding to the consumer information is read from the nutrition intake reference DB 34.
[0023]
In the transmitted nutrition analysis result, when there is no nutrition that is less than a predetermined ratio from the nutrition intake reference value, the nutrition analysis result is not transmitted, and a signal requesting processing in the normal cash register mode is sent to the retailer. It is transmitted to the receiving unit 26 of the side system 20. In this case, a receipt on which the name of the purchased product and its price are printed is output from the information display / printing unit 23, and the processing is terminated.
[0024]
On the other hand, when there is insufficient nutrition at a predetermined ratio or more from the nutrition intake reference value, a data transmission request for inventory foods is made from the information analysis company server 30 to the retail store system 20 via the network 11 (S10). ). When this request is made, the stock information DB 24 of the retail store system 20 is searched (S12), barcode data of items that are in stock and correspond to foods are read from the stock information DB 24, and transmitted from the transmission unit 25 to the network 11 Is transmitted to the receiving unit 36 through the communication (S13). Nutrition information relating to data that matches the received barcode data is read from the nutrition information DB 33 (S14), analyzed by the analysis unit 32, and supplemental foods that are closest to the nutritional intake standard are optimally recommended foods. It is extracted as a class (S15). The analysis data is transmitted from the transmission unit 36 to the reception unit 26 of the retail store system 20 via the network 11 (S16).
[0025]
The information display / printing unit 23 displays or prints, along with the recommended food items, the nutritional analysis results for the first purchased foods only and the nutritional analysis results for the recommended foods purchased (S17). .
[0026]
Next, the above-mentioned flow will be described in detail with reference to the flowchart of FIG.
First, when a consumer purchases a product, the consumer brings the product to a cash register (K1). At the cash register, the clerk inputs information about the consumer, for example, gender (male or female), age, time when the product was brought to the cash register, and the like using the key input unit 22 (K2). Next, the purchased product is scanned with a barcode by the barcode reading unit 21 (K3). If the barcode scanning has not been completed for all the products, the barcode scanning of K3 is continued, and if completed, the process proceeds to the next K5. At K5, the inventory information DB 24 is used to search whether or not there is a staple food in the purchased product.
[0027]
Incidentally, the configuration of the stock information DB 24 is as shown in FIG. Each food name is provided with a bar code number as an identification number, and includes items such as a determination as to whether or not the food is a staple food, the number of items in stock at the retail store, and a unit price (yen). Further, at the point of time when the payment is completed at the cash register, as for the data in which the number of stocks becomes 0 as a result of subtracting the number of sales from the number of stocks in the stock information DB 24, the corresponding data is deleted from the stock information DB 24. . In FIG. 5, a katsudon, a gyudon, and an inner lunch box of a special curtain are determined to be staple foods, and a vegetable salad is not determined to be a staple food. However, foods corresponding to the staple foods are assumed to be lunchboxes, rice balls, bread, and the like.
[0028]
Using the data of the stock information DB 24, if there is a staple food, the process proceeds to the next K6, but if there is no staple product, the process proceeds to the normal cashier mode (K14), and the purchase amount and the like are printed. A receipt is output, the price is settled, and the process ends.
Here, if there are two or more staple food items that are the same, for example, if you are going to purchase two katsu-don, only one katsu-don is required for nutrition analysis. It is intended to be the target of analytical calculation.
[0029]
At K6, the corresponding nutrition intake reference data is read from the nutrition intake standard DB 34 based on the information on the consumer input at K2.
The nutrition intake standard DB 34 is configured as shown in FIG. The standard values of calories, nutrient ratios, and nutrient intakes that are generally required corresponding to the age in the leftmost item are set. The calorie intake reference value is a total value per day, and is a numerical value assuming that the intensity of daily exercise is moderate. In addition, the reference value is set for each gender because it differs according to gender. The nutrient ratio indicates the ratio of each amount (weight) of protein, lipid, and carbohydrate contained in foods, and becomes 100% by adding the respective ratios (%) of protein, lipid, and carbohydrate. ing. The nutrients are assumed to include items such as calcium, vitamin C, and dietary fiber, but various other nutrient items can be set. Calcium is also set for men and women because the reference amount of calcium differs between men and women.
[0030]
Next, only the nutrition information related to foods is retrieved from the barcode-scanned products and extracted from the nutrition information DB 33 (K7). Using the extracted nutrition information, the arithmetic unit 31 calculates the total nutrition value (K8). The nutrition information DB 33 is configured as shown in FIG. Like the inventory information DB 24, a bar code number is assigned to each food name, and nutrition information such as calories, nutritional ratio, vegetable amount, and nutrients of each food is stored. These data are provided by food manufacturers. The nutrient ratio indicates the ratio of each amount (weight) of protein, lipid, and carbohydrate contained in foods, as described in the structure of the nutrition intake standard DB34, and indicates the ratio of each of protein, lipid, and carbohydrate (%). ) Add up to 100%. In addition, calcium, vitamin C, dietary fiber and the like are exemplified as nutrients, but other types of nutrients necessary for nutrient analysis can be added.
[0031]
The arithmetic unit 31 reads the corresponding data from the nutrition information DB 33 in the case of a single item and sends the data to the analysis means 32. However, when a plurality of items are to be purchased, the calorie, the nutrition ratio, the amount of vegetables, and the nutrients A total value for each item is calculated and sent to the analysis unit 32.
As described above, when there are a plurality of items, the total is calculated for each of the nutrients (calories, nutrient ratios, vegetable amounts, nutrients), and the calculated data, that is, the total nutrient value is analyzed by the analysis means 32 by the analysis means 32. A comparison is made with the nutritional intake reference data read from the nutritional intake standard DB 34. Therefore, the nutritional ratio (% of protein, fat, carbohydrate) of each nutrition (calorie, nutritional ratio, vegetable amount, nutrient) is compared with the nutritional ratio of the nutritional intake reference value. If there is at least one (protein, lipid, carbohydrate), proceed to K10, and if there is no nutrition shifted by a predetermined ratio or more, go to the normal cashier mode (K14), and the receipt etc. with the purchase amount etc. printed Is output, the price is settled, and the processing ends.
[0032]
At K10, the protein, lipid, and carbohydrate nutrients are ranked in descending order of the difference (absolute value) with respect to the nutrition intake standard.
At K11, the inventory information DB 24 is searched, the inventory information is taken out, nutrition information matching the barcode data of the stock foods is read from the nutrition information DB 33, and the nutrition information and the consumer have previously brought the cash register. The nutritional information of the foods is summed up, and the total value of the first-ranked nutrient (the nutrient having the largest difference among any of protein, lipid, and carbohydrate) ranked in K10 by the analysis unit 32 is defined as the nutrition intake standard. The combination of foods that is closest to the numerical value of is extracted.
[0033]
If the analysis shows that there are no more combinations of foods that are closest to the value of the nutrient intake standard for the nutrient with the largest difference, the nutritional analysis results for the food that the consumer brought to the cash register and the nutritional balance The nutritional analysis result when the recommended foods considered are added is displayed or printed (K15).
On the other hand, when there are a plurality of combinations of foods that are closest to the value of the nutritional intake standard for the nutrient having the largest difference (K12), the process shifts to K13, but is specifically performed as follows.
[0034]
First, for the second-ranked nutrient (the second-largest nutrient), the nutrition data of the foods brought by the consumer to the cash register and the nutrition data of the plurality of applicable foods are summed, and the value is calculated as the nutrient value. Extract the one closest to the value of the intake standard. Even at this point, if there are a plurality of applicable foods, a similar comparison is performed for the third-ranking nutrients to determine a combination.
If a plurality of foods remain as supplementary foods even after the analysis of the third-ranked nutrients, the food with the largest stock quantity is extracted. If the number of stocks is the same, the information is extracted from the newest information registration time in the stock information DB 24 (K13). This suggests that recommending new products as much as possible helps manufacturers to estimate sales.
[0035]
The selected foods are recommended foods that take nutritional balance into consideration.The results of nutritional analysis of foods brought to the cash register by the consumer and the results of nutritional analysis when nutritional balance-recommended foods are added Is displayed or printed (K15).
The total value of proteins, lipids, and carbohydrates of multiple foods can be calculated by summing the ratio (%) for each item and dividing it by the number of foods (average value). it can.
[0036]
FIG. 9 shows an example of the display of the nutrition analysis result. This content is displayed on the screen of the information display / printing unit 23 provided in the POS system 3. In this example, as a recommended product (foods), a vegetable salad is displayed at the top center of the screen along with its image and the price. In addition, the consumer who brought the product to the cash register is a man between the ages of 18 and 29. The reference value of nutrition intake corresponding to this consumer information is 2650 calories as shown in FIG. It can be seen that it is 18%, fat 24%, carbohydrate 58%, etc., and this intake reference value is displayed in the upper part of the left table in FIG.
[0037]
Then, the consumer tried to purchase katsudon, and when only katsudon was purchased, the calorie value is displayed as a numerical value and the nutritional ratio is displayed in a band graph. In addition, the calorie value when the vegetable salad, which is a recommended product, is added to the katsudon, and the nutritional ratio are displayed so that they can be compared at the bottom. In this example, eating a vegetable salad, which is a recommended product, would result in a protein-, fat-, and carbohydrate-based ratio closer to that of the intake standard, and a better nutritionally balanced meal than eating a cutlet bowl alone. Understand.
[0038]
On the right side of FIG. 9, radar charts for various nutrients are displayed. In this example, dietary fiber, vitamin B1, vitamin B2, vitamin B6, vitamin B12, vitamin C, calcium, iron, potassium, With regard to the amounts of zinc, salt, and vegetables, it is possible to visually recognize the amount of intake (sufficiency rate) when the nutritional intake reference value is 100%. The filling rate is indicated by a medium-filled square mark for a meal with only katsudon, and a medium-filled diamond mark (◆) for a meal with katsudon and vegetable salad. The sufficiency rate was improved for all nutrients in the case of eating with vegetable salad (graph outside of the radar chart), compared to the case of katsudon alone (graph inside the radar chart). However, consumers can be advised that purchasing vegetable salad in addition to katsudon will provide a better nutritional balance. Note that the example of FIG. 9 is not only displayed on the screen of the POS system, but also can be printed and presented to the consumer.
[0039]
On the other hand, FIG. 10 shows an example in which a nutrition analysis result is printed.
Although all the nutritional analysis results shown in FIG. 9 can be printed and presented to the consumer, this is an example in which only necessary parts are compactly printed.
In this example, the calorie value when eating only Katsudon is a numerical value, the nutritional ratio is shown in a band graph, the amount of vegetables contained in the Katsudon is numerically expressed, and then it is the most recommended when considering the nutritional balance. Products are printed with images.
[0040]
By the way, when recommending recommended products (foods) to consumers, it is easier for consumers to see and understand the products in front of the cash register counter, and it will be easier to stimulate purchase will. Another advantage is that the clerk can easily take out the product on the spot. Therefore, a portion in front of the cashier counter is configured as shown in FIG. The POS system 3 and the food rack 50 are electrically connected. The food shelves 50 are provided with shelves on which stock foods can be placed, and a display unit 51 is provided on the front of each shelf. Data indicating which foods are placed on which shelf is previously input from the POS system 3 and stored. When a recommended product is determined as a result of the nutrition analysis, the shelf where the recommended product is located is searched, and the POS system turns on or blinks the display unit 51 of the corresponding shelf. In this way, recommended products can be immediately identified and confirmed nearby. Further, a display unit may be provided in each box as a box so that the shelf can be further partitioned to secure one storage space for one food. The actual food shelf is assumed to be a cool box.
[0041]
Next, when presenting recommended products to the consumer, in the above example, the recommended product is a vegetable salad for the consumer's purchased food katsudon, but this vegetable salad is the same manufacturer as the katsudon. It is easier for a manufacturer to provide products and information about products if they recommend them.
Actual products may also be referred to as vegetable salads A, B, and C manufactured by the manufacturing companies A, B, and C, respectively. Therefore, in the configuration of the nutrition information DB in FIG. 6, a code is assigned so that the bar code data portion can be identified for each manufacturer. For example, in the case of the manufacturer A, the start of the barcode starts with 1, the manufacturer B sets the start of the barcode with 2, and the manufacturer C sets the start of the barcode with 3. In other words, if the first data of the barcode is searched, the data of the same manufacturer can be extracted. When analyzing the nutrition by the analysis means 32 and extracting recommended products, if there are A, B, and C for the vegetable salad as described above, refer to the bar code and start the same bar code as the katsudon. We will extract those that have code.
[0042]
In the embodiment described above, the inventory information DB 24 is provided in the retail store system 20 and the nutrition information DB 33 and the nutrition intake reference DB 34 are provided in the information analysis company server 30, but the configuration of the inventory information DB shown in FIG. An inventory / nutritional information DB that combines the configuration of the nutrition information DB shown in FIG. 6 with the configuration of the nutrition information DB shown in FIG. 6 may be configured as shown in FIG. 11 and arranged in the retail store system. If the nutrition intake DB 34 is also arranged in the retail store system 20 and the information on the products is received from each manufacturer and stored in the inventory / nutrition information DB, all the nutrition analysis work is performed in the retail store system. Can be performed. In addition, if the nutrition analysis process as shown in the flowchart of FIG. 3 is commercialized as a program, the program can be used at any retail store having nutrition information, inventory information, nutrition intake standard information, and the like. Nutrition analysis.
[0043]
【The invention's effect】
In addition to providing nutrition analysis information of foods to be purchased to consumers in real time, in some cases, it is possible to present additional foods and the like for satisfying appropriate nutrition. If the food to be purchased does not contain a staple food, nutrition analysis should not be performed, and if there is an identical purchase item, only the unit number of nutrition information is calculated. The accuracy of the result is improved.
A food shelf is provided and a display unit is provided on the food shelf, so that a store clerk can immediately recognize the display place and easily present a recommended food product to the consumer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of the entire system of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of each main part of the entire system of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart of the nutrition analysis system according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a sequence diagram showing exchanges of each unit of the system according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a file configuration of a stock information DB 24.
FIG. 6 is a diagram showing a file configuration of a nutrition information DB 33.
FIG. 7 is a diagram showing a file configuration of a nutrition intake standard DB.
FIG. 8 is a diagram illustrating a configuration of a food shelf 50 in front of a cashier counter.
FIG. 9 is a diagram showing an example of display of a nutrition analysis result.
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of a printing format of a nutrition analysis result.
FIG. 11 is a diagram showing a file configuration of a stock / nutritional information DB.
