JP2004178148A - 予約システム及び予約受付サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】キャンセル率自体を低めるような予約システムを提供する。
【解決手段】予約システム10は、端末装置41Aと、店舗において提供される商品及び役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバ21と、が通信可能な状態に接続されたものである。この予約受付サーバ21は、端末装置41Aから店舗において提供される商品及び役務の予約に関する情報が供給され、店舗において提供される商品及び役務の予約の順序に関する予約順序情報が店舗における商品及び役務が提供可能な状態となった場合には抽選を行う抽選部29を有し、抽選部29により行われた抽選の結果に基づいて益が提供される。
【選択図】 図2
【解決手段】予約システム10は、端末装置41Aと、店舗において提供される商品及び役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバ21と、が通信可能な状態に接続されたものである。この予約受付サーバ21は、端末装置41Aから店舗において提供される商品及び役務の予約に関する情報が供給され、店舗において提供される商品及び役務の予約の順序に関する予約順序情報が店舗における商品及び役務が提供可能な状態となった場合には抽選を行う抽選部29を有し、抽選部29により行われた抽選の結果に基づいて益が提供される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品又は役務に関する予約の制御を行う予約システム及び予約受付サーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、予約システムにおいて、システム利用者が所持する端末装置と、その端末装置から供給される信号に基づいて、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバと、が通信可能な状態に接続されるように構成され、システム利用者に対して、時間、場所を選ぶことなく予約をすることができ簡便なサービスを提供するとともに、管理者に対して受注を促すサービスを提供するようなものが存在する。
【0003】
しかし、このようなシステムでは、システム利用者に対して、時間、場所を選ぶことなく予約をすることができ簡便である反面、その予約のキャンセル率が高まるおそれがあった。
【0004】
例えば、遠隔地から予約を行った場合には、遠隔地から移動する時間、手間等を考えると予約のキャンセル率が高まる場合があり、更には、時間を選ぶことなく気軽に予約をすることができるため、予約したことを意識できない場合もある。
【0005】
このように、簡便なはずのシステムが導入された管理者にとっては、いくらよりよいサービスが提供されるとはいえ、予約のキャンセル率が高まり、システムを導入した意味がなくなってしまう可能性も高い。
【0006】
そこで、特許文献1に示すように、公共施設の予約サービスにおいて、抽選が必要な施設の当選者について当選者を選定すると同時に補欠当選者を選定し、その有効期限日と使用料金支払期限日に到達したら利用意志と料金納付の確認情報を判定し、利用意志がない若しくは使用料の支払がないと判定された場合には当選者を棄権とみなし、棄権とみなされた場合には、補欠当選者を当選させ、当選通知を発行するシステムが提案されており(例えば、特許文献1。)、施設利用における予約キャンセルによる利用率の低下を防止している。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−15902号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなシステムでは、予約がキャンセルされた場合において、如何に対処するかという観点からの提案であり、キャンセル率自体を低めるように促すようなものではなく、利用率の低下を防止しているとは云い切れず、不充分である。
【0009】
例えば、常時予約で満ちている店舗であるならば、キャンセル待ちしているシステム利用者を当選させることにより、キャンセル率自体を減少させることなく利用率の低下のみを防止すればよいが、常時予約で満ちている店舗はないに等しく、予約したシステム利用者に対して、如何に、店舗に足を向けるように促すかが課題となっている。
【0010】
本発明は、上述した如き課題に鑑みてなされたものであり、キャンセル率自体を低めるような予約システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明の予約システムは、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合に所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0013】
(1) 端末装置と、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバと、が通信可能な状態に接続され、前記端末装置は、前記予約受付サーバに対して商品又は役務の予約に関する情報を送信する機能を有する予約システムであって、前記予約受付サーバは、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合に所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする予約システム。
【0014】
(2) 端末装置と通信可能な状態に接続され、前記端末装置から商品又は役務の予約に関する情報が送信され、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバであって、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合に所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする予約受付サーバ。
【0015】
(1)又は(2)の発明によれば、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0016】
「商品又は役務が提供可能な状態」とは、単に提供者における商品又は役務が提供可能な状態に至るだけでなく、利用者側が商品又は役務が提供可能な状態に至ることを含む概念である。
【0017】
(3) 端末装置と通信可能な状態に接続され、前記端末装置から商品又は役務の予約に関する情報が送信され、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバであって、前記端末装置から送信された商品又は役務の予約に関する情報に基づいて、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報と商品又は役務が予約されたことを認証するための予約認証情報とを記憶する予約情報記憶手段と、当該予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報を前記端末装置に送信する認証情報送信手段と、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から送信される予約認証情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する認証情報照合手段と、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする予約受付サーバ。
【0018】
(4) (3)の予約受付サーバは、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置において、前記予約受付サーバから送信された予約認証情報に基づいて表示される予約認証画像を画像情報として読み取る画像情報読取手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記画像情報読取手段により読み取られた予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有することを特徴とする予約受付サーバ。
【0019】
(5) (3)記載の予約受付サーバは、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から発生された光線に基づいて予約認証情報を受信する光線受信手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記光線受信手段により受信された予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有することを特徴とする予約受付サーバ。
【0020】
(3)から(5)の発明によれば、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0021】
また、「前記画像読取手段は、前記端末装置に表示される予約認証画像を二次元バーコードとして読み取る機能を有する」ものであってもよい。
【0022】
これによれば、「前記画像読取手段は、前記端末装置に表示される予約認証画像を二次元バーコードとして読み取る機能を有する」ので、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0023】
また、「予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を更新記憶する待ち情報記憶手段を備え、前記認証情報送信手段は、通信先情報に基づく端末装置に予約認証情報を送信するとともに、予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を送信する機能を有する」ものであってもよい。
【0024】
これによれば、「予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を更新記憶する待ち情報記憶手段を備え、前記認証情報送信手段は、通信先情報に基づく端末装置に予約認証情報を送信するとともに、予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を送信する機能を有する」ので、予測待ち時間情報及び/又は待ち人数情報が端末装置に提供されることにより、状況が把握でき、利用者にとって簡便である。
【0025】
[用語等の定義]
「益提供手段」とは、利用者に対して益を提供するためのものであり、その「益」とは、利用者に対して有利となるようなものであればよく、例えば、商品又は役務自体、所謂「景品」や、商品又は役務に化体する割引の権利、ポイント等、様々なものが含まれる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に好適な一実施形態について図面に基づいて説明する。
【0027】
[システム構成]
図1は本実施形態における予約システムを示す概略図である。
【0028】
この図1に示す予約システム10において、インターネット、専用回線、プロバイダ、音声通信局、及び、携帯電話機用基地局、衛星通信局等からなるネットワーク51には、店舗において提供される商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバ21が接続可能となっており、予約受付サーバ21がネットワーク51を介して通信可能である。
【0029】
尚、図1では、ネットワーク51に接続されているサーバを予約受付サーバ21のみとして示したが、本発明においてはこれに限らず、後述する予約受付サーバ21の機能を分割させて複数のサーバにより構成してもよい。また、このような予約受付サーバ21を複数の店舗に設置し、それらの店舗における予約受付サーバ21を一括管理する外部サーバを備えた構成としてもよく、簡便である。
【0030】
また、ネットワーク51には、複数の端末装置41A、41B、......、が接続可能となっており、この複数の端末装置41A、41B、......、から予約受付サーバ21にアクセス可能となっている。
【0031】
尚、本実施形態における各端末装置41A、41B、......、は、携帯電話41A、PDA(Personal Digital Assistant)41Bを用いているが、本発明はこれに限らず、利用者がネットワーク51にアクセス可能な端末装置であればよく、携帯性を有する端末装置であれば好ましい。この携帯性を有する端末装置とは、例えば、携帯電話41A、PDA41Bの他にも、ノート型パーソナルコンピュータ、モバイルパーソナルコンピュータ等の通信可能な携帯用端末装置を含む。
【0032】
また、アクセスの方法としては、各端末装置41A、41B、......、とインターネット等のネットワーク51(プロバイダのホストコンピュータ)との間は、TDMA(Time Division Multiple Access)方式や、CDMA(Code Division Multiple Access)方式等、デジタル方式の電波を用いて音声データを供給するものが主流となっており、これらの電波は、各地に点在する基地局を介して、予約受付サーバ21に接続される。
【0033】
尚、本実施形態においては、携帯性を有する無線方式の端末装置を用いてネットワーク51を介して予約受付サーバ21に対して通信可能となるように構成するが、本発明はこれに限らず、通信可能であればよく、有線方式、無線方式を問わない。
【0034】
例えば、携帯性を有しない端末装置であってもよく、更には、携帯性を有する端末装置を有線方式の装置に接続することによりネットワーク51を介して予約受付サーバ21に対して通信可能となるように構成してもよい。この場合においては、TCP/IPプロトコル群で作成したパケットのやり取りをダイヤルアップPPP(Point−to−Point Protocol)接続を利用して行い、ネットワーク51(プロバイダのホストコンピュータと予約受付サーバ21との間)では、TCP/IPプロトコルによる通信が行われる。これにより、端末装置41A、41B、......、は予約受付サーバ21から種々の提供情報を入手することができ、更には、予約受付サーバ21に対して種々の情報を提供することができる。
【0035】
また、本実施形態においては、端末装置41A、41B、......、を、予約受付サーバ21に接続することにより、ネットワーク51に間接的に接続するように構成としたが、本発明はこれに限らず、間接的にネットワーク51に接続してもよい。
【0036】
更にまた、予約受付サーバ21には、益提供装置91が接続されている。この益提供装置91は、各店舗に設けられた益を提供するための装置であり、予約受付サーバ21から供給される信号に基づいて、商品又は役務とは異なる他の商品又は役務、サービス券、ポイントカード等、様々な益を提供することが可能である。例えば、この益提供装置91は、商品又は役務、サービス券、ポイントカード等、様々な益を内蔵しており、予約受付サーバ21から供給される命令に基づいて、その益を排出ことができるようなものが該当する。また、このような商品又は役務、サービス券、ポイントカード等、様々な益を化体する情報が記憶されておれば充分であり、記憶された様々な益を化体する情報が提供者に対して認識可能とするように、画像表示、音声発生、プリントアウトするように益提供装置91を構成し、その情報が提供者により認識されることにより、益が提供されるようにしてもよい。
【0037】
尚、本実施形態おいては、予約受付サーバ21と益提供装置91とから構成し、益の提供を行ったが、本発明はこれに限らず、予約受付サーバ21に益提供装置91の機能を含めるように構成し、益提供装置91を省略するように構成してもよく、更には、予約受付サーバ21及び益提供装置91における機能を更に分割し、分割した機能を加えた他の装置を備えるように構成した場合であってもよい。
【0038】
また、本実施形態においては、予約受付サーバ21と益提供装置91とを直接接続したが、本発明はこれに限らず、ネットワーク51を介して予約受付サーバ21と益提供装置91とを接続してもよい。
【0039】
更には、本実施形態においては、予約受付サーバ21と益提供装置91とネットワーク51と端末装置41A、41B、......、とで構成したが、本発明はこれに限らず、他の装置を備えるように構成してもよく、例えば、店舗において提供される商品又は役務、当該店舗において提供される商品又は役務を除く益等の課金を行う課金サーバや、ポイント算出装置等を備えるようにしてもよい。
【0040】
[サーバ構成]
本発明の実施形態であるサーバの制御回路を示すブロック図を図2に示す。
【0041】
図2に示すように、予約受付サーバ21においては、データBUSにCPU22、メモリ23、表示部24、情報取得部25、通信I/F26、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)等で構成された記憶部28及び抽選部29が接続されている。
【0042】
予約受付サーバ21の記憶部28には、図1に示す予約システム10を管理するためのプログラム、具体的には、端末装置41A、41B、......、との通信を行うためのプログラム等、各種のサービスを提供するプログラムが格納されている。
【0043】
CPU22は、記憶部28に格納されているこれらのプログラムに従って種々の動作を実行するようになされており、このプログラム自体、動作プログラムにより生成された変数、データ等をメモリ23に一時的に記録し、当該動作に応じて各回路部を制御する。詳しくは後述するが、制御プログラムや記憶部28に格納されている種々のコンテンツやそのプログラムに従って種々の処理を実行するようになされている。すなわち、CPU22は、通信I/F26に接続された回線を介して、ネットワーク51から送信される、各端末装置41A、41B、......、からの情報を受け取り、これをメモリ23、記憶部28に格納する。
【0044】
[予約受付サーバにおける記憶部の構成]
また、上述した予約受付サーバ21における記憶部28には、図3から図9に示す如く、データベースが記憶されている。
【0045】
尚、本発明における「データベース」とは、データの入力、更新、検索などの手順を提供し、情報の集中管理を実現するものであり、あるテーブルのあるレコードと、他のテーブルのあるレコードと、を関連づけつつ処理を行うリレーショナルデータベースを含むものである。
【0046】
この記憶部28には、図3に示す如く、利用者データベースが記憶されている。
【0047】
この利用者データベースは、この予約システム10の利用者の情報が関連付けて記憶されるものであり、これらの項目には、「ID」、「氏名」、「パスワード」、「住所」、「電話番号」、「電子メール」のアドレス等、各種の情報が関連付けられている。
【0048】
尚、本実施形態においては、予約情報が送信された端末装置41A、41B、......、におけるメールアドレス等の識別情報を用いて、通信先情報を決定するように構成するが、本発明はこれに限らず、利用者のID等識別可能な識別情報を用いて通信先情報等、各種の情報を決定するように制御してもよい。例えば、利用者の「ID」と「パスワード」を送信することにより、利用者データベースを参照し、そのメールアドレス等の通信先情報を決定することが可能となる。
【0049】
また、この記憶部28には、図4に示す如く、予約情報データベースが記憶されている。この予約情報データベースは、この予約システム10の利用者の情報が関連付けて記憶されるものであり、これらの項目は、「ID」、「氏名」、「予約情報ID」、「予約認証情報」等、各種の情報が関連付けられている。また、図4に示した「ID」には、図3に示す「ID」が関連付けられている。
【0050】
「予約認証情報」とは、予約したケースにおいて、店内受付、予約本人確認等、利用者の予約を認証するためのものであり、後述する各種の方式を用いて行われる。
【0051】
この「予約認証情報」は、予約受付サーバ21におけるCPU22が端末装置41A、41B、......、から送信された予約情報を受け取った場合に生成するものであり、その生成された予約認証情報は、詳しくは後述するが、予約情報データベースに記録され、その記録された予約認証情報は、端末装置41A、41B、......、に送信されることとなる。
【0052】
更には、「予約情報ID」は、図5に示す如く、「予約受付時間情報」、「店内受付時間情報」、「商品提供時間情報」、に関連付けられており、各種の処理が行われた場合には、これらの情報が記憶されることとなる。
【0053】
更にまた、記憶部28には、図6に示す如く、確率抽選テーブル決定データベースが記憶されている。このデータベースの項目には、「予測待ち時間」、「実待ち時間」、「確率抽選テーブルID」とが関連付けられて記憶されており、予約時に予測された「予測待ち時間」と、実際に待った時間である「実待ち時間」と、の組み合わせに基づいて使用する確率抽選テーブルが決定される。
【0054】
また、本実施形態においては、これらのような「予測待ち時間」、「実待ち時間」の両者に基づいて確率抽選テーブルIDを決定するように構成したが、本発明はこれに限らず、「予測待ち時間」、「実待ち時間」のいずれか一方に基づいて確率抽選テーブルIDを決定するように構成してもよい。
【0055】
このような確率抽選テーブルは、図7に示す如く、記憶部28に複数記憶されており、「予測待ち時間」、「実待ち時間」を、図6に示した確率抽選テーブル決定テーブルに対応させることにより、複数の確率抽選テーブルの中から一つの確率抽選テーブルを決定することとなる。
【0056】
これらの確率抽選テーブルは、図8及び図9に示す如く、「乱数範囲」、「提供コード」から構成されており、上述した如く、上述した抽選部29により生成された乱数を、決定された確率抽選テーブルに対応付けて「提供コード」を決定する。
【0057】
この「提供コード」とは、本予約システム10を利用して来店したシステム利用者に対して、自動的に、抽選を行い、その抽選の結果により益を提供するか否か、どの益を提供するかを示すものである。「提供コード」には、例えば、提供される商品又は役務に対して支払われる金額を、今回又は次回以降に減ずるもの、当該支払われる金額を受け取る代わりにシステム利用者に払い戻される、所謂キャッシュバックされるもの、サービスポイントとしてシステム利用者に益となるもの、提供される商品又は役務とは異なる商品又は役務等、各種の態様又は当該各種の態様の組み合わせが含まれる。
【0058】
また、上述した確率抽選テーブルにおいては、予測待ち時間、実待ち時間が大きくなるほど、当選確率が高まるように乱数範囲、即ち抽選確率が決定されている。
【0059】
これによって、「前記抽選確率決定手段は、前記実待ち時間情報が高いほど当選確率が高まるように抽選確率を決定する機能を有し、前記抽選手段は、前記抽選確率決定手段により決定された抽選確率に基づいて抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、実際の待ち時間の結果を算出し、その時間に基づいて抽選確率を決定することにより、待ち時間の長い利用者に対しても、その待ち時間に対するサービスを提供することが可能であり、予約した者が来店する可能性をより一層高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0060】
更には、このような待ち時間、待ち人数が多ければ多いほど当選する確率が高まるため、待ち時間、待ち人数が多くとも、利用者に対してその当選することを期待させることができ、従来よりも利用者を楽しませることができる。
【0061】
また、「前記抽選確率決定手段は、前記予測待ち時間情報が高いほど当選確率が高まるように抽選確率を決定する機能を有し、前記抽選手段は、前記抽選確率決定手段により決定された抽選確率に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、予測された待ち時間、待ち人数を算出し、その時間に基づいて抽選確率を決定することにより、待ち時間の長い利用者に対しても、その待ち時間に対するサービスを提供することが可能であり、予約した者が来店する可能性をより一層高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0062】
更には、このような待ち時間、待ち人数が多ければ多いほど当選する確率が高まるため、待ち時間、待ち人数が多くとも、利用者に対してその当選することを期待させることができ、従来よりも利用者を楽しませることができる。
【0063】
更には、上述した確率抽選テーブルにおいては、予測待ち時間、実待ち時間が大きくなるほど、提供される益が大きくなるように決定されている。
【0064】
これによって、「前記提供情報決定手段は、前記実待ち時間情報が高いほど提供する益を大きくするように提供情報を決定する機能を有し、前記抽選手段は、前記提供情報決定手段により提供情報が決定された場合には所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記提供情報決定手段により決定された提供情報と前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果とに基づいて益を提供する機能を有する」ので、実際の待ち時間が多ければ多いほど益が大きくなるように決定されるため、実際の待ち時間が多くとも、利用者に対してその当選することを期待させることができ、従来よりも利用者を楽しませることができる。
【0065】
また、「前記提供情報決定手段は、前記予測待ち時間情報が高いほど提供する益を大きくするように提供情報を決定する機能を有し、前記抽選手段は、前記提供情報決定手段により提供情報が決定された場合には所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記提供情報決定手段により決定された提供情報と前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果とに基づいて益を提供する機能を有する」ので、予測された待ち時間、待ち人数に基づいて益が決定されるため、待ち時間、待ち人数により、キャンセル率が増加することを防止することができる。
【0066】
更には、このような待ち時間、待ち人数が多ければ多いほど益が大きくなるように決定されるため、待ち時間、待ち人数が多くとも、利用者に対してその当選することを期待させることができ、従来よりも利用者を楽しませることができる。
【0067】
また、上述したデータバスBUSには、表示部24が接続されており、商品又は役務が提供可能な状態となった旨の報知、商品又は役務が提供可能な状態となった利用者の報知、現在における予約の順序情報の報知、上述した予測待ち時間に関する報知、上述した実待ち時間に関する報知、後述する如き照合結果の報知等、各種の報知を行うための画像、抽選の演出画像等が表示される。
【0068】
更には、上述したデータバスBUSには、通信I/F26が接続されており、ネットワーク51、益提供装置91に対して通信可能としてなるものであり、各種情報を送受信する機能を有する。
【0069】
更にまた、上述したデータバスBUSには、抽選部29が接続されており、上述した如く、本予約システムを利用したシステム利用者に対して提供される益を決定するための乱数を生成するものである。
【0070】
尚、本実施形態における予約システム10は、抽選部29を含んだ構成としたが、本発明はこれに限らず、記憶部28に記憶されたプログラムに従って乱数発生処理、抽選処理を行うCPU22を含む構成としてもよく、この場合には、抽選部29を含むことなく、省略するような構成としてもよい。また、本実施形態においては、一回の来店に基づいて一回の抽選を行うように構成したが、本発明はこれに限らず、一回の来店に基づいて複数回の抽選を行うように構成してもよく、更には、複数回の来店に基づいて一回の抽選を行うように構成してもよい。更には、本実施形態においては、来店の際に抽選を行うように構成したが、本発明はこれに限らず、来店の際でなくとも、後からまとめて抽選するように構成してもよい。更にまた、本実施形態においては、予測待ち時間情報、待ち人数情報、実待ち時間情報、に基づいて、抽選確率、益を変更するようにしたが、本発明はこれに限らず、予測待ち時間情報、待ち人数情報、実待ち時間情報、に基づいて、抽選回数を決定するようにしてもよく、もちろん、これらの組み合わせであってもよい。
【0071】
更にまた、予約受付サーバ21は、端末装置41A、41B、......、から送信される予約情報を、予約が重複しないように一回に限り記憶するように構成することにより、複数回の予約で複数回抽選を行うというような不正な行為を防止することができる。
【0072】
更にまた、上述したデータバスBUSには、情報取得部25が接続されており、各種情報を取得し、その各種情報を、データバスBUSを介して、CPU22に供給する機能を有する。
【0073】
[情報取得部の説明]
また、このような情報取得部25の一例を、図10を用いて説明する。
【0074】
本実施形態における情報取得部25は、図10に示す如く、予約認証情報を、2次元画像として読み取るものである。
【0075】
この情報取得部25は、画像読取面31、その読み取った画像情報をCPU22に供給する制御回路(図示せず)から構成されている。この画像読取面31に対して、画像を近づけることにより、その画像を2次元画像として読み取るものである。
【0076】
例えば、図10に示す如く、2次元バーコードを施した画像表示面33に対して、画像読取面31を近づけることにより、画像表示面に表示又は描かれた画像を画像データとして読み取る。この画像データを読み取ることにより、記憶部28に記憶された予約認証情報と照合を行い、本予約システム10を利用したシステム利用者であるか否かを判断可能とするのである。
【0077】
また、2次元バーコードを採用した画像は、端末装置41A、41B、......、における表示部44に表示されたものであり、情報取得部25がその2次元バーコードを読み取ることにより、記憶部28における予約認証情報との照合を行うこととなる。
【0078】
この情報取得部25は、システム利用者が来店した場合には、その来店を検知すべく画像を読み取り、更には、提供される商品又は役務が提供可能な状態となり、その場合においてシステム利用者が来店しているか否かを検知すべく画像を読み取ることとなる。
【0079】
このように、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置において、前記予約受付サーバから送信された予約認証情報に基づいて表示される予約認証画像を画像情報として読み取る画像情報読取手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記画像情報読取手段により読み取られた予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0080】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0081】
また、「前記画像読取手段は、前記端末装置に表示される予約認証画像を二次元バーコードとして読み取る機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0082】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0083】
尚、本実施形態においては、2次元バーコードを採用した画像を読み取る情報取得部25を含む構成としたが、本発明はこれに限らず、システム利用者の来店を検知するような機能を有するものであればよく、例えば、2次元バーコードを採用していない、従来の1次元バーコード等、画像を取得する機能、音声を用いてシステム利用者の来店を検知する機能、店舗においてのみ通信可能な方式を用いて情報の取得をする機能等、各種の機能又は当該各種の機能の組み合わせであってもよい。
【0084】
また、2次元バーコードを用いた情報取得部でなくとも、1次元バーコードを時間的に変更しながら表示することが可能な「アクティブコード」を用いた情報取得部であってもよく、この「アクティブコード」を用いることにより、バーコードリーダ等のような装置を入れ替えることなく、従来のハードウェアを利用することにより、本処理を実行することが可能となるのである。
【0085】
更には、詳しくは後述する如く、赤外線を含む光線を用いて予約認証情報の送受信を行うように構成してもよい。このように、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品及び/又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から発生された光線に基づいて予約認証情報を受信する光線受信手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記光線受信手段により受信された予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0086】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0087】
[端末装置の構成]
本発明の実施形態である端末装置の制御回路を示すブロック図を図11に示す。ここでは端末装置41Aについて説明するが、他の端末装置41B、......、も同様の構成を有するものとする。
【0088】
図11に示すように、端末装置41Aにおいては、データバスBUSにCPU42、メモリ43、信号の送受信を行う通信インターフェイス(以下、通信I/Fと称する。)46、液晶表示パネルやCRT等で構成された表示部44、キーボードやジョグダイヤル等でなる入力部45、フラッシュメモリ等で構成された記憶部48及び情報の出力を行う情報入出力部47が接続されている。
【0089】
CPU42は記憶部48に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行するようになされており、この動作プログラム自体、動作プログラムにより生成された変数等をメモリ43に一時的に記録し、当該動作に応じて各回路部を制御する。CPU42の各種処理内容は必要に応じて表示部44に表示される。
【0090】
この表示部44は、予約をした際に、予約受付サーバ21から供給される予約認証情報に基づいて2次元バーコードを採用した画像を表示する機能を有する。この表示部44に画像を表示させることにより、その画像が上述した情報取得部25により読み取られ、予約を行ったか否かを認識することとなるのである。
【0091】
このように、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置において、前記予約受付サーバから送信された予約認証情報に基づいて表示される予約認証画像を画像情報として読み取る画像情報読取手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記画像情報読取手段により読み取られた予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0092】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0093】
また、「前記画像読取手段は、前記端末装置に表示される予約認証画像を二次元バーコードとして読み取る機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0094】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0095】
入力部45は、ユーザが所望の情報、例えば、ID、氏名、予約情報、パスワード等の情報を入力すると、当該所望の情報を表すデータをCPU42に供給する。CPU42はユーザが入力した情報を、ネットワーク51を介して、予約受付サーバ21に対して供給することとなる。これにより、この予約受付サーバ21は、端末装置41Aから供給された情報を受け取り、各種の処理を行うこととなる。もちろん、ID、氏名、予約情報等は、予め記憶されており、入力部45により入力された情報に基づいて、各種の情報処理を行うものであってもよい。
【0096】
尚、本実施形態においては、上述した如く、情報取得部25が表示部44に表示された2次元バーコードを採用した画像を表示させることにより照合を行い、その照合の結果に基づいて、認証を行ったが、本発明はこれに限らず、端末装置41Aにおける情報入出力部47から供給される情報に基づいて照合を行い、その照合の結果に基づいて認証を行うように構成してもよい。
【0097】
ここでは、上述した情報入出力部47について好適な実施形態の一例を図12を用いて説明する。
【0098】
端末装置41Aにおける側面には、情報出力面36が設けられている。
【0099】
この情報出力面36は、情報入出力部47の一部を構成するものであり、その情報出力面36からは赤外線が発せられる。
【0100】
情報入出力部47は、CPU42から供給される通信情報に基づいて、赤外線を発するものであり、その赤外線を予約受付サーバ21における情報取得部に対して発することにより、端末装置41Aから予約受付サーバ21に対して予約認証情報が供給されることとなる。もちろん、この通信方式は、赤外線でなくともよく、システム利用者の来店を検知し、そのシステム利用者が予約を行った者であることを認証可能とするものであればよい。
【0101】
このように、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品及び/又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から発生された光線に基づいて予約認証情報を受信する光線受信手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記光線受信手段により受信された予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0102】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0103】
[システムの動作説明]
上述した予約システム10におけるシステム動作処理を図13から図15のフローチャートを用いて説明する。
【0104】
以下においては、予約システム10は起動しており、上述した予約受付サーバ21におけるCPU22、端末装置41A、41B、......、におけるCPU42において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。また、図13に示すサブルーチンは所定のタイミングで呼び出されるものとする。更には、本サブルーチンにおいては、端末装置41Aを用いて予約に関する情報の予約処理を実行することとする。
【0105】
最初に、図13に示す如く、端末装置41Aでは、予約情報入力処理を実行する(ステップS101)。この処理において、CPU42は、入力部45から供給された入力情報に基づいて予約情報を生成する。
【0106】
この予約情報とは、具体的には、システム利用者のID、氏名、予約認証情報の送信先のメールアドレス、パスワード、予約する旨のデータ等、各種のデータが含まれている。そして、CPU42は、生成された予約情報をメモリ43に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS102に処理を移す。
【0107】
次いで、端末装置41Aでは、予約情報送信処理を実行する(ステップS102)。この処理において、CPU42は、ステップS101の処理によりメモリ43に記録された予約情報を読み出し、その予約情報を、通信I/F46、ネットワーク51を介して、予約受付サーバ21に供給する。この処理が終了した場合には、ステップS103に処理を移す。
【0108】
次いで、予約受付サーバ21では、予約情報受信処理を実行する(ステップS201)。この処理において、CPU22は、通信I/F26を介して端末装置41Aから供給された予約情報を受け取り、その予約情報をメモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS202に処理を移す。
【0109】
次いで、予約受付サーバ21では、予約順序情報生成処理を実行する(ステップS202)。この処理において、CPU22は、ステップS201の処理によりメモリ23に記録された予約情報と、記憶部28に位置付けられた予約情報データベースと、に基づいて、予約順序情報を生成する。
【0110】
例えば、CPU22は、ステップS201の処理により予約情報を受信したことを契機に、予約情報データベースを参照し、その予約情報データベースに予約順序情報が「02」まである予約情報が記録されている場合には、受信した予約情報に関する予約順序情報を「03」と、「02」をインクリメントした数値として予約順序情報を算出し、その算出された予約順序情報をメモリ23に記録することとなる。この処理が終了した場合には、ステップS203に処理を移す。
【0111】
次いで、予約受付サーバ21では、予約認証情報生成処理を実行する(ステップS203)。この処理において、CPU22は、ステップS201の処理によりメモリ23に記録された予約情報に関する予約認証情報を生成する。
【0112】
本実施形態においては、2次元バーコードを採用した画像を端末装置41Aにおける表示部44に表示させる予約認証情報を生成することとなるが、本発明はこれに限らず、端末装置41Aに対して予約認証情報を供給し、端末装置41Aにおける予約認証情報と、予約情報データベースに記録される予約認証情報と、を照合可能なものであればよい。この処理が終了した場合には、ステップS204に処理を移す。
【0113】
次いで、予約受付サーバ21では、通信先情報生成処理を実行する(ステップS204)。この処理において、CPU22は、ステップS201の処理によりメモリ23に記録された予約情報に基づいて通信先情報を生成する。この処理が終了した場合には、ステップS205に処理を移す。
【0114】
次いで、予約受付サーバ21では、待ち人数情報生成処理を実行する(ステップS205)。この処理において、CPU22は、予約情報データベースの予約順序情報に基づいて、待ち人数情報を生成し、メモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS206に処理を移す。
【0115】
次いで、予約受付サーバ21では、予測待ち時間生成処理を実行する(ステップS206)。この処理において、CPU22は、予約情報データベースの予約順序情報に基づいて、予測待ち時間を算出し、メモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS207に処理を移す。
【0116】
尚、本実施形態においては、待ち人数情報生成処理と、予測待ち時間生成処理と、の両者を実行させるように構成したが、本発明はこれに限らず、待ち人数生成処理、予測待ち時間生成処理、のいずれかを実行させるように構成してもよい。
【0117】
次いで、予約受付サーバ21では、予約情報データベース記憶処理を実行する(ステップS207)。この処理において、CPU22は、ステップS201の処理によりメモリ23に記録された予約情報を図3に示す如き利用者情報データベースに対応させた、ID、氏名等の利用者情報と、ステップS202の処理によりメモリ23に記録された予約順序情報と、ステップS203の処理によりメモリ23に記録された予約認証情報と、ステップS204の処理によりメモリ23に記録された通信先情報と、ステップS206の処理によりメモリ23に記録された予測待ち時間情報と、を、図4及び図5に示す如き予約情報データベースに記録する。この処理が終了した場合には、ステップS208に処理を移す。
【0118】
次いで、予約受付サーバ21では、予約認証情報送信処理を実行する(ステップS208)。この処理において、CPU22は、ステップS204の処理によりメモリ23に記録された通信先情報に基づいて通信先を決定し、通信I/F26、ネットワーク51を介して、通信先に対して、ステップS201の処理によりメモリ23に記録された予約情報を図3に示す如き利用者情報データベースに対応させた、ID、氏名等の利用者情報と、ステップS202の処理によりメモリ23に記録された予約順序情報と、ステップS203の処理によりメモリ23に記録された予約認証情報と、ステップS205の処理によりメモリ23に記録された待ち人数情報と、ステップS206の処理によりメモリ23に記録された予測待ち時間情報と、を送信する。この処理が終了した場合には、ステップS211に処理を移す。
【0119】
次いで、端末装置41Aでは、予約認証情報受信処理を実行する(ステップS103)。この処理において、CPU42は、通信I/F26を介して予約認証情報等を受け取る。
【0120】
この際に、予約認証情報のほかに、予測待ち時間情報、待ち人数情報等を受信する、即ち、「予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を更新記憶する待ち情報記憶手段を備え、前記認証情報送信手段は、通信先情報に基づく端末装置に予約認証情報を送信するとともに、予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を送信する機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0121】
また、このような予測待ち時間情報及び/又は待ち人数情報が端末装置に提供されることにより、店舗の状況が把握でき、利用者にとって簡便である。
【0122】
更には、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。この処理が終了した場合には、ステップS104に処理を移す。
【0123】
次いで、端末装置41Aでは、予約認証情報記録処理を実行する(ステップS104)。この処理において、CPU42は、ステップS103の処理により受け取った予約認証情報等を記憶部48に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS111に処理を移す。
【0124】
次いで、図14に示す如く、予約受付サーバ21では、予約情報データベースの更新処理を実行する(ステップS211)。この処理において、CPU22は、その店舗における商品又は役務の提供状況に応じて予約情報データベースを更新する。
【0125】
例えば、予約受付サーバ21において入力部(図示せず)を備え、その入力部から供給される入力信号を受け取り、予約順序情報の更新を行う、又は、商品又は役務を提供可能な状態に至らしめることが可能である。この処理が終了した場合には、ステップS212に処理を移す。
【0126】
次いで、予約受付サーバ21では、提供順番であるか否かを判断する(ステップS212)。この処理において、CPU22は、店舗における状況を示すデータと、予約情報データベースの予約順序情報と、に基づいて、提供順番であるか否かを判断することとなる。CPU22は、提供順番であると判別した場合には、ステップS216に処理を移し、提供順番であるとは判別しなかった場合には、ステップS213に処理を移す。
【0127】
ステップS212の判断において提供順番とは判別しなかった場合には、予約受付サーバ21では、店内受付があったか否かを判断する(ステップS213)。この処理において、CPU22は、情報取得部25から供給される認証情報に基づいて、店内受付があったか否かを判断することとなる。即ち、システム利用者が実際に店舗に来店したか否かを判断することとなるのである。CPU22は、店内受付があったと判別した場合には、ステップS214に処理を移し、店内受付があったとは判別しなかった場合には、ステップS215に処理を移す。
【0128】
ステップS213の判断において店内受付があったと判別した場合には、予約受付サーバ21では、店内受付時間記憶処理を実行する(ステップS214)。この処理において、CPU22は、予約情報データベースに店内受付時間情報を記録する。この処理が終了した場合には、ステップS215に処理を移す。
【0129】
次いで、端末装置41Aでは、予約認証情報出力処理を実行する(ステップS111)。この処理において、CPU42は、入力部45から供給される予約認証情報である予約認証画像を表示させるための入力信号に基づいて、2次元バーコードを採用した画像を表示部44に表示させる。この処理が終了した場合には、ステップS112に処理を移す。
【0130】
次いで、予約受付サーバ21では、予約認証情報取得処理を実行する(ステップS215)。この処理において、CPU22は、入力部の入力信号に基づいて、又は、自動的に、情報取得部25に対して、予約認証情報を取得する命令を供給し、その命令を受け取った情報取得部25は、予約認証情報である2次元バーコードを採用した画像を読み取る。CPU22は、この情報取得部25から読み取られた予約認証情報を受け取り、メモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS211に処理を移す。
【0131】
ステップS212の判断において提供順番であると判別した場合には、予約受付サーバ21では、予約順序報知処理を実行する(ステップS216)。この処理において、CPU22は、表示部24に対して、商品又は役務を提供可能な状態に至った旨、商品又は役務を提供可能な状態に至った者、を示す画像を表示させることにより、それらの報知を行うのである。この処理が終了した場合には、ステップS217に処理を移す。
【0132】
次いで、端末装置41Aでは、予約認証情報出力処理を実行する(ステップS112)。この処理において、CPU42は、入力部45から供給される予約認証情報である予約認証画像を表示させるための入力信号に基づいて、2次元バーコードを採用した画像を表示部44に表示させる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0133】
次いで、予約受付サーバ21では、予約認証情報取得処理を実行する(ステップS217)。この処理において、CPU22は、入力部の入力信号に基づいて、又は、自動的に、情報取得部25に対して、予約認証情報を取得する命令を供給し、その命令を受け取った情報取得部25は、予約認証情報である2次元バーコードを採用した画像を読み取る。CPU22は、この情報取得部25から読み取られた予約認証情報を受け取り、メモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS218に処理を移す。
【0134】
次いで、図15に示す如く、予約受付サーバ21では、予約情報データベース参照処理を実行する(ステップS218)。この処理において、CPU22は、上述した如き処理により記録、更新された予約情報データベースにおける商品又は役務が提供可能となった予約情報を参照する。この処理が終了した場合には、ステップS219に処理を移す。
【0135】
次いで、予約受付サーバ21では、照合が正常であるか否かを判断する(ステップS219)。この処理において、CPU22は、ステップS217の処理により端末装置41Aから供給された予約認証情報と、予約情報データベースにおける商品又は役務を提供可能となった者の予約認証情報と、を照合することにより、照合が正常であるか否かを判断することとなる。CPU22は、照合が正常であると判別した場合には、ステップS220に処理を移し、照合が正常であるとは判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。
【0136】
ステップS219の判断において照合が正常であると判別した場合には、予約受付サーバ21では、実待ち時間記録処理を実行する(ステップS220)。この処理において、CPU22は、ステップS214の処理により店内受付された時間と、今現在の時間と、に基づいて、実待ち時間情報を生成する。この処理が終了した場合には、ステップS221に処理を移す。
【0137】
次いで、予約受付サーバ21では、実待ち時間記録処理を実行する(ステップS221)。この処理において、CPU22は、ステップS220の処理により生成された実待ち時間情報を予約情報データベースに記録する。この処理が終了した場合には、ステップS222に処理を移す。
【0138】
次いで、予約受付サーバ21では、確率抽選テーブル決定処理を実行する(ステップS222)。この処理において、CPU22は、予約情報データベースを参照して、予測待ち時間データと、実待ち時間データと、を読み出し、それらの予測待ち時間データと、実待ち時間データと、を図6に示す如き抽選確率テーブル決定データベースに対応付け、抽選確率テーブルを決定し、その抽選確率テーブルを示す抽選確率テーブルIDをメモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS223に処理を移す。
【0139】
次いで、予約受付サーバ21では、抽選処理を実行する(ステップS223)。この処理において、CPU22は、抽選部29に対して、乱数を発生させる命令を供給し、その命令を受け取った抽選部29は、乱数を発生させ、CPU22に供給する。そして、CPU22は、この受け取った乱数をメモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS224に処理を移す。
【0140】
次いで、予約受付サーバ21では、確率抽選テーブル参照処理を実行する(ステップS224)。この処理において、CPU22は、ステップS223の処理によりメモリ23に記録された乱数を、ステップS222の処理によりメモリ23に記録された抽選確率テーブルIDに基づいて決定される抽選確率テーブルに対応付けて、提供コードを決定し、その提供コードをメモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS225に処理を移す。
【0141】
次いで、予約受付サーバ21では、演出処理を実行する(ステップS225)。この処理において、CPU22は、ステップS223の処理によりメモリ23に記録された乱数を、ステップS222の処理によりメモリ23に記録された抽選確率テーブルIDに基づいて決定される抽選確率テーブルに対応付けて、表示部24に表示する抽選演出を決定し、その決定された抽選演出に基づいて、記憶部28に記憶されている演出画像を表示部24に表示する。この処理が終了した場合には、ステップS226に処理を移す。
【0142】
次いで、予約受付サーバ21では、益情報記録処理を実行する(ステップS226)。この処理において、CPU22は、ステップS224の処理によりメモリ23に記録された提供コードを読み出し、その提供コードに基づいて、益提供装置91に所定の益を提供させる命令を、91提供装置に対して供給する。この処理が終了した場合には、ステップS227に処理を移す。
【0143】
次いで、予約受付サーバ21と接続されている益提供装置91では、益提供処理を実行する(ステップS227)。この処理において、益提供装置91は、供給された命令に基づいて、益を提供する。例えば、益提供装置91が自動販売機のような装置である場合には、内蔵された商品等をサービス商品排出口(図示せず)から排出することとなる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0144】
このように処理を実行することによって、「前記予約受付サーバは、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合に所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0145】
「商品又は役務が提供可能な状態」とは、単に提供者における商品又は役務が提供可能な状態に至るだけでなく、利用者側が商品又は役務が提供可能な状態に至ることを含む概念である。
【0146】
また、「前記端末装置から送信された商品又は役務の予約に関する情報に基づいて、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報と商品又は役務が予約されたことを認証するための予約認証情報とを記憶する予約情報記憶手段と、当該予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報を前記端末装置に送信する認証情報送信手段と、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から送信される予約認証情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する認証情報照合手段と、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができるとともに、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0147】
更にまた、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置において、前記予約受付サーバから送信された予約認証情報に基づいて表示される予約認証画像を画像情報として読み取る画像情報読取手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記画像情報読取手段により読み取られた予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0148】
更にまた、「前記画像読取手段は、前記端末装置に表示される予約認証画像を二次元バーコードとして読み取る機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0149】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0150】
更にまた、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から発生された光線に基づいて予約認証情報を受信する光線受信手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記光線受信手段により受信された予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0151】
更にまた、「予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を更新記憶する待ち情報記憶手段を備え、前記認証情報送信手段は、通信先情報に基づく端末装置に予約認証情報を送信するとともに、予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を送信する機能を有する」ので、予測待ち時間情報及び/又は待ち人数情報が端末装置に提供されることにより、状況が把握でき、利用者にとって簡便である。
【0152】
また、本実施形態においては、予測待ち人数、実待ち人数に基づいて、抽選確率、提供する益を決定するように構成したが、本発明はこれに限らず、予測待ち人数、実待ち人数に基づくことなく、抽選確率、提供する益を決定するように構成しても問題ない。
【0153】
更には、本実施形態においては、店舗における予約システムについて記載したが、本発明はこれに限らず、店舗以外の商品又は役務が提供可能なものに採用された予約システムであればよい。
【0154】
【発明の効果】
本発明によれば、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における予約システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図7】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図8】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図9】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図10】本発明の一実施形態における情報取得部を示す概観図である。
【図11】本発明の一実施形態における端末装置の電気的な構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の一実施形態における端末装置の情報出力部を示す概観図である。
【図13】本発明の一実施形態における予約システムのフローチャートを示す図である。
【図14】本発明の一実施形態における予約システムのフローチャートを示す図である。
【図15】本発明の一実施形態における予約システムのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 予約システム
21 予約受付サーバ
22、42 CPU
23、43 メモリ
24、44 表示部
25 情報取得部
26、46 通信I/F
28、48 記憶部
29 抽選部
31 画像読取面
33 画像表示面
36 情報出力面
41A、41B 端末装置
45 入力部
47 情報出力部
51 ネットワーク
91 益提供装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品又は役務に関する予約の制御を行う予約システム及び予約受付サーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、予約システムにおいて、システム利用者が所持する端末装置と、その端末装置から供給される信号に基づいて、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバと、が通信可能な状態に接続されるように構成され、システム利用者に対して、時間、場所を選ぶことなく予約をすることができ簡便なサービスを提供するとともに、管理者に対して受注を促すサービスを提供するようなものが存在する。
【0003】
しかし、このようなシステムでは、システム利用者に対して、時間、場所を選ぶことなく予約をすることができ簡便である反面、その予約のキャンセル率が高まるおそれがあった。
【0004】
例えば、遠隔地から予約を行った場合には、遠隔地から移動する時間、手間等を考えると予約のキャンセル率が高まる場合があり、更には、時間を選ぶことなく気軽に予約をすることができるため、予約したことを意識できない場合もある。
【0005】
このように、簡便なはずのシステムが導入された管理者にとっては、いくらよりよいサービスが提供されるとはいえ、予約のキャンセル率が高まり、システムを導入した意味がなくなってしまう可能性も高い。
【0006】
そこで、特許文献1に示すように、公共施設の予約サービスにおいて、抽選が必要な施設の当選者について当選者を選定すると同時に補欠当選者を選定し、その有効期限日と使用料金支払期限日に到達したら利用意志と料金納付の確認情報を判定し、利用意志がない若しくは使用料の支払がないと判定された場合には当選者を棄権とみなし、棄権とみなされた場合には、補欠当選者を当選させ、当選通知を発行するシステムが提案されており(例えば、特許文献1。)、施設利用における予約キャンセルによる利用率の低下を防止している。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−15902号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなシステムでは、予約がキャンセルされた場合において、如何に対処するかという観点からの提案であり、キャンセル率自体を低めるように促すようなものではなく、利用率の低下を防止しているとは云い切れず、不充分である。
【0009】
例えば、常時予約で満ちている店舗であるならば、キャンセル待ちしているシステム利用者を当選させることにより、キャンセル率自体を減少させることなく利用率の低下のみを防止すればよいが、常時予約で満ちている店舗はないに等しく、予約したシステム利用者に対して、如何に、店舗に足を向けるように促すかが課題となっている。
【0010】
本発明は、上述した如き課題に鑑みてなされたものであり、キャンセル率自体を低めるような予約システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明の予約システムは、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合に所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0013】
(1) 端末装置と、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバと、が通信可能な状態に接続され、前記端末装置は、前記予約受付サーバに対して商品又は役務の予約に関する情報を送信する機能を有する予約システムであって、前記予約受付サーバは、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合に所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする予約システム。
【0014】
(2) 端末装置と通信可能な状態に接続され、前記端末装置から商品又は役務の予約に関する情報が送信され、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバであって、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合に所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする予約受付サーバ。
【0015】
(1)又は(2)の発明によれば、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0016】
「商品又は役務が提供可能な状態」とは、単に提供者における商品又は役務が提供可能な状態に至るだけでなく、利用者側が商品又は役務が提供可能な状態に至ることを含む概念である。
【0017】
(3) 端末装置と通信可能な状態に接続され、前記端末装置から商品又は役務の予約に関する情報が送信され、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバであって、前記端末装置から送信された商品又は役務の予約に関する情報に基づいて、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報と商品又は役務が予約されたことを認証するための予約認証情報とを記憶する予約情報記憶手段と、当該予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報を前記端末装置に送信する認証情報送信手段と、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から送信される予約認証情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する認証情報照合手段と、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする予約受付サーバ。
【0018】
(4) (3)の予約受付サーバは、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置において、前記予約受付サーバから送信された予約認証情報に基づいて表示される予約認証画像を画像情報として読み取る画像情報読取手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記画像情報読取手段により読み取られた予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有することを特徴とする予約受付サーバ。
【0019】
(5) (3)記載の予約受付サーバは、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から発生された光線に基づいて予約認証情報を受信する光線受信手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記光線受信手段により受信された予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有することを特徴とする予約受付サーバ。
【0020】
(3)から(5)の発明によれば、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0021】
また、「前記画像読取手段は、前記端末装置に表示される予約認証画像を二次元バーコードとして読み取る機能を有する」ものであってもよい。
【0022】
これによれば、「前記画像読取手段は、前記端末装置に表示される予約認証画像を二次元バーコードとして読み取る機能を有する」ので、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0023】
また、「予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を更新記憶する待ち情報記憶手段を備え、前記認証情報送信手段は、通信先情報に基づく端末装置に予約認証情報を送信するとともに、予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を送信する機能を有する」ものであってもよい。
【0024】
これによれば、「予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を更新記憶する待ち情報記憶手段を備え、前記認証情報送信手段は、通信先情報に基づく端末装置に予約認証情報を送信するとともに、予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を送信する機能を有する」ので、予測待ち時間情報及び/又は待ち人数情報が端末装置に提供されることにより、状況が把握でき、利用者にとって簡便である。
【0025】
[用語等の定義]
「益提供手段」とは、利用者に対して益を提供するためのものであり、その「益」とは、利用者に対して有利となるようなものであればよく、例えば、商品又は役務自体、所謂「景品」や、商品又は役務に化体する割引の権利、ポイント等、様々なものが含まれる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に好適な一実施形態について図面に基づいて説明する。
【0027】
[システム構成]
図1は本実施形態における予約システムを示す概略図である。
【0028】
この図1に示す予約システム10において、インターネット、専用回線、プロバイダ、音声通信局、及び、携帯電話機用基地局、衛星通信局等からなるネットワーク51には、店舗において提供される商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバ21が接続可能となっており、予約受付サーバ21がネットワーク51を介して通信可能である。
【0029】
尚、図1では、ネットワーク51に接続されているサーバを予約受付サーバ21のみとして示したが、本発明においてはこれに限らず、後述する予約受付サーバ21の機能を分割させて複数のサーバにより構成してもよい。また、このような予約受付サーバ21を複数の店舗に設置し、それらの店舗における予約受付サーバ21を一括管理する外部サーバを備えた構成としてもよく、簡便である。
【0030】
また、ネットワーク51には、複数の端末装置41A、41B、......、が接続可能となっており、この複数の端末装置41A、41B、......、から予約受付サーバ21にアクセス可能となっている。
【0031】
尚、本実施形態における各端末装置41A、41B、......、は、携帯電話41A、PDA(Personal Digital Assistant)41Bを用いているが、本発明はこれに限らず、利用者がネットワーク51にアクセス可能な端末装置であればよく、携帯性を有する端末装置であれば好ましい。この携帯性を有する端末装置とは、例えば、携帯電話41A、PDA41Bの他にも、ノート型パーソナルコンピュータ、モバイルパーソナルコンピュータ等の通信可能な携帯用端末装置を含む。
【0032】
また、アクセスの方法としては、各端末装置41A、41B、......、とインターネット等のネットワーク51(プロバイダのホストコンピュータ)との間は、TDMA(Time Division Multiple Access)方式や、CDMA(Code Division Multiple Access)方式等、デジタル方式の電波を用いて音声データを供給するものが主流となっており、これらの電波は、各地に点在する基地局を介して、予約受付サーバ21に接続される。
【0033】
尚、本実施形態においては、携帯性を有する無線方式の端末装置を用いてネットワーク51を介して予約受付サーバ21に対して通信可能となるように構成するが、本発明はこれに限らず、通信可能であればよく、有線方式、無線方式を問わない。
【0034】
例えば、携帯性を有しない端末装置であってもよく、更には、携帯性を有する端末装置を有線方式の装置に接続することによりネットワーク51を介して予約受付サーバ21に対して通信可能となるように構成してもよい。この場合においては、TCP/IPプロトコル群で作成したパケットのやり取りをダイヤルアップPPP(Point−to−Point Protocol)接続を利用して行い、ネットワーク51(プロバイダのホストコンピュータと予約受付サーバ21との間)では、TCP/IPプロトコルによる通信が行われる。これにより、端末装置41A、41B、......、は予約受付サーバ21から種々の提供情報を入手することができ、更には、予約受付サーバ21に対して種々の情報を提供することができる。
【0035】
また、本実施形態においては、端末装置41A、41B、......、を、予約受付サーバ21に接続することにより、ネットワーク51に間接的に接続するように構成としたが、本発明はこれに限らず、間接的にネットワーク51に接続してもよい。
【0036】
更にまた、予約受付サーバ21には、益提供装置91が接続されている。この益提供装置91は、各店舗に設けられた益を提供するための装置であり、予約受付サーバ21から供給される信号に基づいて、商品又は役務とは異なる他の商品又は役務、サービス券、ポイントカード等、様々な益を提供することが可能である。例えば、この益提供装置91は、商品又は役務、サービス券、ポイントカード等、様々な益を内蔵しており、予約受付サーバ21から供給される命令に基づいて、その益を排出ことができるようなものが該当する。また、このような商品又は役務、サービス券、ポイントカード等、様々な益を化体する情報が記憶されておれば充分であり、記憶された様々な益を化体する情報が提供者に対して認識可能とするように、画像表示、音声発生、プリントアウトするように益提供装置91を構成し、その情報が提供者により認識されることにより、益が提供されるようにしてもよい。
【0037】
尚、本実施形態おいては、予約受付サーバ21と益提供装置91とから構成し、益の提供を行ったが、本発明はこれに限らず、予約受付サーバ21に益提供装置91の機能を含めるように構成し、益提供装置91を省略するように構成してもよく、更には、予約受付サーバ21及び益提供装置91における機能を更に分割し、分割した機能を加えた他の装置を備えるように構成した場合であってもよい。
【0038】
また、本実施形態においては、予約受付サーバ21と益提供装置91とを直接接続したが、本発明はこれに限らず、ネットワーク51を介して予約受付サーバ21と益提供装置91とを接続してもよい。
【0039】
更には、本実施形態においては、予約受付サーバ21と益提供装置91とネットワーク51と端末装置41A、41B、......、とで構成したが、本発明はこれに限らず、他の装置を備えるように構成してもよく、例えば、店舗において提供される商品又は役務、当該店舗において提供される商品又は役務を除く益等の課金を行う課金サーバや、ポイント算出装置等を備えるようにしてもよい。
【0040】
[サーバ構成]
本発明の実施形態であるサーバの制御回路を示すブロック図を図2に示す。
【0041】
図2に示すように、予約受付サーバ21においては、データBUSにCPU22、メモリ23、表示部24、情報取得部25、通信I/F26、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)等で構成された記憶部28及び抽選部29が接続されている。
【0042】
予約受付サーバ21の記憶部28には、図1に示す予約システム10を管理するためのプログラム、具体的には、端末装置41A、41B、......、との通信を行うためのプログラム等、各種のサービスを提供するプログラムが格納されている。
【0043】
CPU22は、記憶部28に格納されているこれらのプログラムに従って種々の動作を実行するようになされており、このプログラム自体、動作プログラムにより生成された変数、データ等をメモリ23に一時的に記録し、当該動作に応じて各回路部を制御する。詳しくは後述するが、制御プログラムや記憶部28に格納されている種々のコンテンツやそのプログラムに従って種々の処理を実行するようになされている。すなわち、CPU22は、通信I/F26に接続された回線を介して、ネットワーク51から送信される、各端末装置41A、41B、......、からの情報を受け取り、これをメモリ23、記憶部28に格納する。
【0044】
[予約受付サーバにおける記憶部の構成]
また、上述した予約受付サーバ21における記憶部28には、図3から図9に示す如く、データベースが記憶されている。
【0045】
尚、本発明における「データベース」とは、データの入力、更新、検索などの手順を提供し、情報の集中管理を実現するものであり、あるテーブルのあるレコードと、他のテーブルのあるレコードと、を関連づけつつ処理を行うリレーショナルデータベースを含むものである。
【0046】
この記憶部28には、図3に示す如く、利用者データベースが記憶されている。
【0047】
この利用者データベースは、この予約システム10の利用者の情報が関連付けて記憶されるものであり、これらの項目には、「ID」、「氏名」、「パスワード」、「住所」、「電話番号」、「電子メール」のアドレス等、各種の情報が関連付けられている。
【0048】
尚、本実施形態においては、予約情報が送信された端末装置41A、41B、......、におけるメールアドレス等の識別情報を用いて、通信先情報を決定するように構成するが、本発明はこれに限らず、利用者のID等識別可能な識別情報を用いて通信先情報等、各種の情報を決定するように制御してもよい。例えば、利用者の「ID」と「パスワード」を送信することにより、利用者データベースを参照し、そのメールアドレス等の通信先情報を決定することが可能となる。
【0049】
また、この記憶部28には、図4に示す如く、予約情報データベースが記憶されている。この予約情報データベースは、この予約システム10の利用者の情報が関連付けて記憶されるものであり、これらの項目は、「ID」、「氏名」、「予約情報ID」、「予約認証情報」等、各種の情報が関連付けられている。また、図4に示した「ID」には、図3に示す「ID」が関連付けられている。
【0050】
「予約認証情報」とは、予約したケースにおいて、店内受付、予約本人確認等、利用者の予約を認証するためのものであり、後述する各種の方式を用いて行われる。
【0051】
この「予約認証情報」は、予約受付サーバ21におけるCPU22が端末装置41A、41B、......、から送信された予約情報を受け取った場合に生成するものであり、その生成された予約認証情報は、詳しくは後述するが、予約情報データベースに記録され、その記録された予約認証情報は、端末装置41A、41B、......、に送信されることとなる。
【0052】
更には、「予約情報ID」は、図5に示す如く、「予約受付時間情報」、「店内受付時間情報」、「商品提供時間情報」、に関連付けられており、各種の処理が行われた場合には、これらの情報が記憶されることとなる。
【0053】
更にまた、記憶部28には、図6に示す如く、確率抽選テーブル決定データベースが記憶されている。このデータベースの項目には、「予測待ち時間」、「実待ち時間」、「確率抽選テーブルID」とが関連付けられて記憶されており、予約時に予測された「予測待ち時間」と、実際に待った時間である「実待ち時間」と、の組み合わせに基づいて使用する確率抽選テーブルが決定される。
【0054】
また、本実施形態においては、これらのような「予測待ち時間」、「実待ち時間」の両者に基づいて確率抽選テーブルIDを決定するように構成したが、本発明はこれに限らず、「予測待ち時間」、「実待ち時間」のいずれか一方に基づいて確率抽選テーブルIDを決定するように構成してもよい。
【0055】
このような確率抽選テーブルは、図7に示す如く、記憶部28に複数記憶されており、「予測待ち時間」、「実待ち時間」を、図6に示した確率抽選テーブル決定テーブルに対応させることにより、複数の確率抽選テーブルの中から一つの確率抽選テーブルを決定することとなる。
【0056】
これらの確率抽選テーブルは、図8及び図9に示す如く、「乱数範囲」、「提供コード」から構成されており、上述した如く、上述した抽選部29により生成された乱数を、決定された確率抽選テーブルに対応付けて「提供コード」を決定する。
【0057】
この「提供コード」とは、本予約システム10を利用して来店したシステム利用者に対して、自動的に、抽選を行い、その抽選の結果により益を提供するか否か、どの益を提供するかを示すものである。「提供コード」には、例えば、提供される商品又は役務に対して支払われる金額を、今回又は次回以降に減ずるもの、当該支払われる金額を受け取る代わりにシステム利用者に払い戻される、所謂キャッシュバックされるもの、サービスポイントとしてシステム利用者に益となるもの、提供される商品又は役務とは異なる商品又は役務等、各種の態様又は当該各種の態様の組み合わせが含まれる。
【0058】
また、上述した確率抽選テーブルにおいては、予測待ち時間、実待ち時間が大きくなるほど、当選確率が高まるように乱数範囲、即ち抽選確率が決定されている。
【0059】
これによって、「前記抽選確率決定手段は、前記実待ち時間情報が高いほど当選確率が高まるように抽選確率を決定する機能を有し、前記抽選手段は、前記抽選確率決定手段により決定された抽選確率に基づいて抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、実際の待ち時間の結果を算出し、その時間に基づいて抽選確率を決定することにより、待ち時間の長い利用者に対しても、その待ち時間に対するサービスを提供することが可能であり、予約した者が来店する可能性をより一層高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0060】
更には、このような待ち時間、待ち人数が多ければ多いほど当選する確率が高まるため、待ち時間、待ち人数が多くとも、利用者に対してその当選することを期待させることができ、従来よりも利用者を楽しませることができる。
【0061】
また、「前記抽選確率決定手段は、前記予測待ち時間情報が高いほど当選確率が高まるように抽選確率を決定する機能を有し、前記抽選手段は、前記抽選確率決定手段により決定された抽選確率に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、予測された待ち時間、待ち人数を算出し、その時間に基づいて抽選確率を決定することにより、待ち時間の長い利用者に対しても、その待ち時間に対するサービスを提供することが可能であり、予約した者が来店する可能性をより一層高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0062】
更には、このような待ち時間、待ち人数が多ければ多いほど当選する確率が高まるため、待ち時間、待ち人数が多くとも、利用者に対してその当選することを期待させることができ、従来よりも利用者を楽しませることができる。
【0063】
更には、上述した確率抽選テーブルにおいては、予測待ち時間、実待ち時間が大きくなるほど、提供される益が大きくなるように決定されている。
【0064】
これによって、「前記提供情報決定手段は、前記実待ち時間情報が高いほど提供する益を大きくするように提供情報を決定する機能を有し、前記抽選手段は、前記提供情報決定手段により提供情報が決定された場合には所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記提供情報決定手段により決定された提供情報と前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果とに基づいて益を提供する機能を有する」ので、実際の待ち時間が多ければ多いほど益が大きくなるように決定されるため、実際の待ち時間が多くとも、利用者に対してその当選することを期待させることができ、従来よりも利用者を楽しませることができる。
【0065】
また、「前記提供情報決定手段は、前記予測待ち時間情報が高いほど提供する益を大きくするように提供情報を決定する機能を有し、前記抽選手段は、前記提供情報決定手段により提供情報が決定された場合には所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記提供情報決定手段により決定された提供情報と前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果とに基づいて益を提供する機能を有する」ので、予測された待ち時間、待ち人数に基づいて益が決定されるため、待ち時間、待ち人数により、キャンセル率が増加することを防止することができる。
【0066】
更には、このような待ち時間、待ち人数が多ければ多いほど益が大きくなるように決定されるため、待ち時間、待ち人数が多くとも、利用者に対してその当選することを期待させることができ、従来よりも利用者を楽しませることができる。
【0067】
また、上述したデータバスBUSには、表示部24が接続されており、商品又は役務が提供可能な状態となった旨の報知、商品又は役務が提供可能な状態となった利用者の報知、現在における予約の順序情報の報知、上述した予測待ち時間に関する報知、上述した実待ち時間に関する報知、後述する如き照合結果の報知等、各種の報知を行うための画像、抽選の演出画像等が表示される。
【0068】
更には、上述したデータバスBUSには、通信I/F26が接続されており、ネットワーク51、益提供装置91に対して通信可能としてなるものであり、各種情報を送受信する機能を有する。
【0069】
更にまた、上述したデータバスBUSには、抽選部29が接続されており、上述した如く、本予約システムを利用したシステム利用者に対して提供される益を決定するための乱数を生成するものである。
【0070】
尚、本実施形態における予約システム10は、抽選部29を含んだ構成としたが、本発明はこれに限らず、記憶部28に記憶されたプログラムに従って乱数発生処理、抽選処理を行うCPU22を含む構成としてもよく、この場合には、抽選部29を含むことなく、省略するような構成としてもよい。また、本実施形態においては、一回の来店に基づいて一回の抽選を行うように構成したが、本発明はこれに限らず、一回の来店に基づいて複数回の抽選を行うように構成してもよく、更には、複数回の来店に基づいて一回の抽選を行うように構成してもよい。更には、本実施形態においては、来店の際に抽選を行うように構成したが、本発明はこれに限らず、来店の際でなくとも、後からまとめて抽選するように構成してもよい。更にまた、本実施形態においては、予測待ち時間情報、待ち人数情報、実待ち時間情報、に基づいて、抽選確率、益を変更するようにしたが、本発明はこれに限らず、予測待ち時間情報、待ち人数情報、実待ち時間情報、に基づいて、抽選回数を決定するようにしてもよく、もちろん、これらの組み合わせであってもよい。
【0071】
更にまた、予約受付サーバ21は、端末装置41A、41B、......、から送信される予約情報を、予約が重複しないように一回に限り記憶するように構成することにより、複数回の予約で複数回抽選を行うというような不正な行為を防止することができる。
【0072】
更にまた、上述したデータバスBUSには、情報取得部25が接続されており、各種情報を取得し、その各種情報を、データバスBUSを介して、CPU22に供給する機能を有する。
【0073】
[情報取得部の説明]
また、このような情報取得部25の一例を、図10を用いて説明する。
【0074】
本実施形態における情報取得部25は、図10に示す如く、予約認証情報を、2次元画像として読み取るものである。
【0075】
この情報取得部25は、画像読取面31、その読み取った画像情報をCPU22に供給する制御回路(図示せず)から構成されている。この画像読取面31に対して、画像を近づけることにより、その画像を2次元画像として読み取るものである。
【0076】
例えば、図10に示す如く、2次元バーコードを施した画像表示面33に対して、画像読取面31を近づけることにより、画像表示面に表示又は描かれた画像を画像データとして読み取る。この画像データを読み取ることにより、記憶部28に記憶された予約認証情報と照合を行い、本予約システム10を利用したシステム利用者であるか否かを判断可能とするのである。
【0077】
また、2次元バーコードを採用した画像は、端末装置41A、41B、......、における表示部44に表示されたものであり、情報取得部25がその2次元バーコードを読み取ることにより、記憶部28における予約認証情報との照合を行うこととなる。
【0078】
この情報取得部25は、システム利用者が来店した場合には、その来店を検知すべく画像を読み取り、更には、提供される商品又は役務が提供可能な状態となり、その場合においてシステム利用者が来店しているか否かを検知すべく画像を読み取ることとなる。
【0079】
このように、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置において、前記予約受付サーバから送信された予約認証情報に基づいて表示される予約認証画像を画像情報として読み取る画像情報読取手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記画像情報読取手段により読み取られた予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0080】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0081】
また、「前記画像読取手段は、前記端末装置に表示される予約認証画像を二次元バーコードとして読み取る機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0082】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0083】
尚、本実施形態においては、2次元バーコードを採用した画像を読み取る情報取得部25を含む構成としたが、本発明はこれに限らず、システム利用者の来店を検知するような機能を有するものであればよく、例えば、2次元バーコードを採用していない、従来の1次元バーコード等、画像を取得する機能、音声を用いてシステム利用者の来店を検知する機能、店舗においてのみ通信可能な方式を用いて情報の取得をする機能等、各種の機能又は当該各種の機能の組み合わせであってもよい。
【0084】
また、2次元バーコードを用いた情報取得部でなくとも、1次元バーコードを時間的に変更しながら表示することが可能な「アクティブコード」を用いた情報取得部であってもよく、この「アクティブコード」を用いることにより、バーコードリーダ等のような装置を入れ替えることなく、従来のハードウェアを利用することにより、本処理を実行することが可能となるのである。
【0085】
更には、詳しくは後述する如く、赤外線を含む光線を用いて予約認証情報の送受信を行うように構成してもよい。このように、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品及び/又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から発生された光線に基づいて予約認証情報を受信する光線受信手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記光線受信手段により受信された予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0086】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0087】
[端末装置の構成]
本発明の実施形態である端末装置の制御回路を示すブロック図を図11に示す。ここでは端末装置41Aについて説明するが、他の端末装置41B、......、も同様の構成を有するものとする。
【0088】
図11に示すように、端末装置41Aにおいては、データバスBUSにCPU42、メモリ43、信号の送受信を行う通信インターフェイス(以下、通信I/Fと称する。)46、液晶表示パネルやCRT等で構成された表示部44、キーボードやジョグダイヤル等でなる入力部45、フラッシュメモリ等で構成された記憶部48及び情報の出力を行う情報入出力部47が接続されている。
【0089】
CPU42は記憶部48に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行するようになされており、この動作プログラム自体、動作プログラムにより生成された変数等をメモリ43に一時的に記録し、当該動作に応じて各回路部を制御する。CPU42の各種処理内容は必要に応じて表示部44に表示される。
【0090】
この表示部44は、予約をした際に、予約受付サーバ21から供給される予約認証情報に基づいて2次元バーコードを採用した画像を表示する機能を有する。この表示部44に画像を表示させることにより、その画像が上述した情報取得部25により読み取られ、予約を行ったか否かを認識することとなるのである。
【0091】
このように、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置において、前記予約受付サーバから送信された予約認証情報に基づいて表示される予約認証画像を画像情報として読み取る画像情報読取手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記画像情報読取手段により読み取られた予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0092】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0093】
また、「前記画像読取手段は、前記端末装置に表示される予約認証画像を二次元バーコードとして読み取る機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0094】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0095】
入力部45は、ユーザが所望の情報、例えば、ID、氏名、予約情報、パスワード等の情報を入力すると、当該所望の情報を表すデータをCPU42に供給する。CPU42はユーザが入力した情報を、ネットワーク51を介して、予約受付サーバ21に対して供給することとなる。これにより、この予約受付サーバ21は、端末装置41Aから供給された情報を受け取り、各種の処理を行うこととなる。もちろん、ID、氏名、予約情報等は、予め記憶されており、入力部45により入力された情報に基づいて、各種の情報処理を行うものであってもよい。
【0096】
尚、本実施形態においては、上述した如く、情報取得部25が表示部44に表示された2次元バーコードを採用した画像を表示させることにより照合を行い、その照合の結果に基づいて、認証を行ったが、本発明はこれに限らず、端末装置41Aにおける情報入出力部47から供給される情報に基づいて照合を行い、その照合の結果に基づいて認証を行うように構成してもよい。
【0097】
ここでは、上述した情報入出力部47について好適な実施形態の一例を図12を用いて説明する。
【0098】
端末装置41Aにおける側面には、情報出力面36が設けられている。
【0099】
この情報出力面36は、情報入出力部47の一部を構成するものであり、その情報出力面36からは赤外線が発せられる。
【0100】
情報入出力部47は、CPU42から供給される通信情報に基づいて、赤外線を発するものであり、その赤外線を予約受付サーバ21における情報取得部に対して発することにより、端末装置41Aから予約受付サーバ21に対して予約認証情報が供給されることとなる。もちろん、この通信方式は、赤外線でなくともよく、システム利用者の来店を検知し、そのシステム利用者が予約を行った者であることを認証可能とするものであればよい。
【0101】
このように、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品及び/又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から発生された光線に基づいて予約認証情報を受信する光線受信手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記光線受信手段により受信された予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0102】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0103】
[システムの動作説明]
上述した予約システム10におけるシステム動作処理を図13から図15のフローチャートを用いて説明する。
【0104】
以下においては、予約システム10は起動しており、上述した予約受付サーバ21におけるCPU22、端末装置41A、41B、......、におけるCPU42において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。また、図13に示すサブルーチンは所定のタイミングで呼び出されるものとする。更には、本サブルーチンにおいては、端末装置41Aを用いて予約に関する情報の予約処理を実行することとする。
【0105】
最初に、図13に示す如く、端末装置41Aでは、予約情報入力処理を実行する(ステップS101)。この処理において、CPU42は、入力部45から供給された入力情報に基づいて予約情報を生成する。
【0106】
この予約情報とは、具体的には、システム利用者のID、氏名、予約認証情報の送信先のメールアドレス、パスワード、予約する旨のデータ等、各種のデータが含まれている。そして、CPU42は、生成された予約情報をメモリ43に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS102に処理を移す。
【0107】
次いで、端末装置41Aでは、予約情報送信処理を実行する(ステップS102)。この処理において、CPU42は、ステップS101の処理によりメモリ43に記録された予約情報を読み出し、その予約情報を、通信I/F46、ネットワーク51を介して、予約受付サーバ21に供給する。この処理が終了した場合には、ステップS103に処理を移す。
【0108】
次いで、予約受付サーバ21では、予約情報受信処理を実行する(ステップS201)。この処理において、CPU22は、通信I/F26を介して端末装置41Aから供給された予約情報を受け取り、その予約情報をメモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS202に処理を移す。
【0109】
次いで、予約受付サーバ21では、予約順序情報生成処理を実行する(ステップS202)。この処理において、CPU22は、ステップS201の処理によりメモリ23に記録された予約情報と、記憶部28に位置付けられた予約情報データベースと、に基づいて、予約順序情報を生成する。
【0110】
例えば、CPU22は、ステップS201の処理により予約情報を受信したことを契機に、予約情報データベースを参照し、その予約情報データベースに予約順序情報が「02」まである予約情報が記録されている場合には、受信した予約情報に関する予約順序情報を「03」と、「02」をインクリメントした数値として予約順序情報を算出し、その算出された予約順序情報をメモリ23に記録することとなる。この処理が終了した場合には、ステップS203に処理を移す。
【0111】
次いで、予約受付サーバ21では、予約認証情報生成処理を実行する(ステップS203)。この処理において、CPU22は、ステップS201の処理によりメモリ23に記録された予約情報に関する予約認証情報を生成する。
【0112】
本実施形態においては、2次元バーコードを採用した画像を端末装置41Aにおける表示部44に表示させる予約認証情報を生成することとなるが、本発明はこれに限らず、端末装置41Aに対して予約認証情報を供給し、端末装置41Aにおける予約認証情報と、予約情報データベースに記録される予約認証情報と、を照合可能なものであればよい。この処理が終了した場合には、ステップS204に処理を移す。
【0113】
次いで、予約受付サーバ21では、通信先情報生成処理を実行する(ステップS204)。この処理において、CPU22は、ステップS201の処理によりメモリ23に記録された予約情報に基づいて通信先情報を生成する。この処理が終了した場合には、ステップS205に処理を移す。
【0114】
次いで、予約受付サーバ21では、待ち人数情報生成処理を実行する(ステップS205)。この処理において、CPU22は、予約情報データベースの予約順序情報に基づいて、待ち人数情報を生成し、メモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS206に処理を移す。
【0115】
次いで、予約受付サーバ21では、予測待ち時間生成処理を実行する(ステップS206)。この処理において、CPU22は、予約情報データベースの予約順序情報に基づいて、予測待ち時間を算出し、メモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS207に処理を移す。
【0116】
尚、本実施形態においては、待ち人数情報生成処理と、予測待ち時間生成処理と、の両者を実行させるように構成したが、本発明はこれに限らず、待ち人数生成処理、予測待ち時間生成処理、のいずれかを実行させるように構成してもよい。
【0117】
次いで、予約受付サーバ21では、予約情報データベース記憶処理を実行する(ステップS207)。この処理において、CPU22は、ステップS201の処理によりメモリ23に記録された予約情報を図3に示す如き利用者情報データベースに対応させた、ID、氏名等の利用者情報と、ステップS202の処理によりメモリ23に記録された予約順序情報と、ステップS203の処理によりメモリ23に記録された予約認証情報と、ステップS204の処理によりメモリ23に記録された通信先情報と、ステップS206の処理によりメモリ23に記録された予測待ち時間情報と、を、図4及び図5に示す如き予約情報データベースに記録する。この処理が終了した場合には、ステップS208に処理を移す。
【0118】
次いで、予約受付サーバ21では、予約認証情報送信処理を実行する(ステップS208)。この処理において、CPU22は、ステップS204の処理によりメモリ23に記録された通信先情報に基づいて通信先を決定し、通信I/F26、ネットワーク51を介して、通信先に対して、ステップS201の処理によりメモリ23に記録された予約情報を図3に示す如き利用者情報データベースに対応させた、ID、氏名等の利用者情報と、ステップS202の処理によりメモリ23に記録された予約順序情報と、ステップS203の処理によりメモリ23に記録された予約認証情報と、ステップS205の処理によりメモリ23に記録された待ち人数情報と、ステップS206の処理によりメモリ23に記録された予測待ち時間情報と、を送信する。この処理が終了した場合には、ステップS211に処理を移す。
【0119】
次いで、端末装置41Aでは、予約認証情報受信処理を実行する(ステップS103)。この処理において、CPU42は、通信I/F26を介して予約認証情報等を受け取る。
【0120】
この際に、予約認証情報のほかに、予測待ち時間情報、待ち人数情報等を受信する、即ち、「予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を更新記憶する待ち情報記憶手段を備え、前記認証情報送信手段は、通信先情報に基づく端末装置に予約認証情報を送信するとともに、予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を送信する機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0121】
また、このような予測待ち時間情報及び/又は待ち人数情報が端末装置に提供されることにより、店舗の状況が把握でき、利用者にとって簡便である。
【0122】
更には、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。この処理が終了した場合には、ステップS104に処理を移す。
【0123】
次いで、端末装置41Aでは、予約認証情報記録処理を実行する(ステップS104)。この処理において、CPU42は、ステップS103の処理により受け取った予約認証情報等を記憶部48に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS111に処理を移す。
【0124】
次いで、図14に示す如く、予約受付サーバ21では、予約情報データベースの更新処理を実行する(ステップS211)。この処理において、CPU22は、その店舗における商品又は役務の提供状況に応じて予約情報データベースを更新する。
【0125】
例えば、予約受付サーバ21において入力部(図示せず)を備え、その入力部から供給される入力信号を受け取り、予約順序情報の更新を行う、又は、商品又は役務を提供可能な状態に至らしめることが可能である。この処理が終了した場合には、ステップS212に処理を移す。
【0126】
次いで、予約受付サーバ21では、提供順番であるか否かを判断する(ステップS212)。この処理において、CPU22は、店舗における状況を示すデータと、予約情報データベースの予約順序情報と、に基づいて、提供順番であるか否かを判断することとなる。CPU22は、提供順番であると判別した場合には、ステップS216に処理を移し、提供順番であるとは判別しなかった場合には、ステップS213に処理を移す。
【0127】
ステップS212の判断において提供順番とは判別しなかった場合には、予約受付サーバ21では、店内受付があったか否かを判断する(ステップS213)。この処理において、CPU22は、情報取得部25から供給される認証情報に基づいて、店内受付があったか否かを判断することとなる。即ち、システム利用者が実際に店舗に来店したか否かを判断することとなるのである。CPU22は、店内受付があったと判別した場合には、ステップS214に処理を移し、店内受付があったとは判別しなかった場合には、ステップS215に処理を移す。
【0128】
ステップS213の判断において店内受付があったと判別した場合には、予約受付サーバ21では、店内受付時間記憶処理を実行する(ステップS214)。この処理において、CPU22は、予約情報データベースに店内受付時間情報を記録する。この処理が終了した場合には、ステップS215に処理を移す。
【0129】
次いで、端末装置41Aでは、予約認証情報出力処理を実行する(ステップS111)。この処理において、CPU42は、入力部45から供給される予約認証情報である予約認証画像を表示させるための入力信号に基づいて、2次元バーコードを採用した画像を表示部44に表示させる。この処理が終了した場合には、ステップS112に処理を移す。
【0130】
次いで、予約受付サーバ21では、予約認証情報取得処理を実行する(ステップS215)。この処理において、CPU22は、入力部の入力信号に基づいて、又は、自動的に、情報取得部25に対して、予約認証情報を取得する命令を供給し、その命令を受け取った情報取得部25は、予約認証情報である2次元バーコードを採用した画像を読み取る。CPU22は、この情報取得部25から読み取られた予約認証情報を受け取り、メモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS211に処理を移す。
【0131】
ステップS212の判断において提供順番であると判別した場合には、予約受付サーバ21では、予約順序報知処理を実行する(ステップS216)。この処理において、CPU22は、表示部24に対して、商品又は役務を提供可能な状態に至った旨、商品又は役務を提供可能な状態に至った者、を示す画像を表示させることにより、それらの報知を行うのである。この処理が終了した場合には、ステップS217に処理を移す。
【0132】
次いで、端末装置41Aでは、予約認証情報出力処理を実行する(ステップS112)。この処理において、CPU42は、入力部45から供給される予約認証情報である予約認証画像を表示させるための入力信号に基づいて、2次元バーコードを採用した画像を表示部44に表示させる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0133】
次いで、予約受付サーバ21では、予約認証情報取得処理を実行する(ステップS217)。この処理において、CPU22は、入力部の入力信号に基づいて、又は、自動的に、情報取得部25に対して、予約認証情報を取得する命令を供給し、その命令を受け取った情報取得部25は、予約認証情報である2次元バーコードを採用した画像を読み取る。CPU22は、この情報取得部25から読み取られた予約認証情報を受け取り、メモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS218に処理を移す。
【0134】
次いで、図15に示す如く、予約受付サーバ21では、予約情報データベース参照処理を実行する(ステップS218)。この処理において、CPU22は、上述した如き処理により記録、更新された予約情報データベースにおける商品又は役務が提供可能となった予約情報を参照する。この処理が終了した場合には、ステップS219に処理を移す。
【0135】
次いで、予約受付サーバ21では、照合が正常であるか否かを判断する(ステップS219)。この処理において、CPU22は、ステップS217の処理により端末装置41Aから供給された予約認証情報と、予約情報データベースにおける商品又は役務を提供可能となった者の予約認証情報と、を照合することにより、照合が正常であるか否かを判断することとなる。CPU22は、照合が正常であると判別した場合には、ステップS220に処理を移し、照合が正常であるとは判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。
【0136】
ステップS219の判断において照合が正常であると判別した場合には、予約受付サーバ21では、実待ち時間記録処理を実行する(ステップS220)。この処理において、CPU22は、ステップS214の処理により店内受付された時間と、今現在の時間と、に基づいて、実待ち時間情報を生成する。この処理が終了した場合には、ステップS221に処理を移す。
【0137】
次いで、予約受付サーバ21では、実待ち時間記録処理を実行する(ステップS221)。この処理において、CPU22は、ステップS220の処理により生成された実待ち時間情報を予約情報データベースに記録する。この処理が終了した場合には、ステップS222に処理を移す。
【0138】
次いで、予約受付サーバ21では、確率抽選テーブル決定処理を実行する(ステップS222)。この処理において、CPU22は、予約情報データベースを参照して、予測待ち時間データと、実待ち時間データと、を読み出し、それらの予測待ち時間データと、実待ち時間データと、を図6に示す如き抽選確率テーブル決定データベースに対応付け、抽選確率テーブルを決定し、その抽選確率テーブルを示す抽選確率テーブルIDをメモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS223に処理を移す。
【0139】
次いで、予約受付サーバ21では、抽選処理を実行する(ステップS223)。この処理において、CPU22は、抽選部29に対して、乱数を発生させる命令を供給し、その命令を受け取った抽選部29は、乱数を発生させ、CPU22に供給する。そして、CPU22は、この受け取った乱数をメモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS224に処理を移す。
【0140】
次いで、予約受付サーバ21では、確率抽選テーブル参照処理を実行する(ステップS224)。この処理において、CPU22は、ステップS223の処理によりメモリ23に記録された乱数を、ステップS222の処理によりメモリ23に記録された抽選確率テーブルIDに基づいて決定される抽選確率テーブルに対応付けて、提供コードを決定し、その提供コードをメモリ23に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS225に処理を移す。
【0141】
次いで、予約受付サーバ21では、演出処理を実行する(ステップS225)。この処理において、CPU22は、ステップS223の処理によりメモリ23に記録された乱数を、ステップS222の処理によりメモリ23に記録された抽選確率テーブルIDに基づいて決定される抽選確率テーブルに対応付けて、表示部24に表示する抽選演出を決定し、その決定された抽選演出に基づいて、記憶部28に記憶されている演出画像を表示部24に表示する。この処理が終了した場合には、ステップS226に処理を移す。
【0142】
次いで、予約受付サーバ21では、益情報記録処理を実行する(ステップS226)。この処理において、CPU22は、ステップS224の処理によりメモリ23に記録された提供コードを読み出し、その提供コードに基づいて、益提供装置91に所定の益を提供させる命令を、91提供装置に対して供給する。この処理が終了した場合には、ステップS227に処理を移す。
【0143】
次いで、予約受付サーバ21と接続されている益提供装置91では、益提供処理を実行する(ステップS227)。この処理において、益提供装置91は、供給された命令に基づいて、益を提供する。例えば、益提供装置91が自動販売機のような装置である場合には、内蔵された商品等をサービス商品排出口(図示せず)から排出することとなる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0144】
このように処理を実行することによって、「前記予約受付サーバは、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合に所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0145】
「商品又は役務が提供可能な状態」とは、単に提供者における商品又は役務が提供可能な状態に至るだけでなく、利用者側が商品又は役務が提供可能な状態に至ることを含む概念である。
【0146】
また、「前記端末装置から送信された商品又は役務の予約に関する情報に基づいて、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報と商品又は役務が予約されたことを認証するための予約認証情報とを記憶する予約情報記憶手段と、当該予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報を前記端末装置に送信する認証情報送信手段と、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から送信される予約認証情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する認証情報照合手段と、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができるとともに、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0147】
更にまた、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置において、前記予約受付サーバから送信された予約認証情報に基づいて表示される予約認証画像を画像情報として読み取る画像情報読取手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記画像情報読取手段により読み取られた予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0148】
更にまた、「前記画像読取手段は、前記端末装置に表示される予約認証画像を二次元バーコードとして読み取る機能を有する」ので、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【0149】
また、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0150】
更にまた、「前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から発生された光線に基づいて予約認証情報を受信する光線受信手段を備え、前記認証情報照合手段は、前記光線受信手段により受信された予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有する」ので、第三者が偽って当人の順序で商品又は役務が提供されること、即ち「なりすまし」を識別可能となり、秩序ある順序で商品又は役務を提供することができる。
【0151】
更にまた、「予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を更新記憶する待ち情報記憶手段を備え、前記認証情報送信手段は、通信先情報に基づく端末装置に予約認証情報を送信するとともに、予測待ち時間情報又は/及び待ち人数情報を送信する機能を有する」ので、予測待ち時間情報及び/又は待ち人数情報が端末装置に提供されることにより、状況が把握でき、利用者にとって簡便である。
【0152】
また、本実施形態においては、予測待ち人数、実待ち人数に基づいて、抽選確率、提供する益を決定するように構成したが、本発明はこれに限らず、予測待ち人数、実待ち人数に基づくことなく、抽選確率、提供する益を決定するように構成しても問題ない。
【0153】
更には、本実施形態においては、店舗における予約システムについて記載したが、本発明はこれに限らず、店舗以外の商品又は役務が提供可能なものに採用された予約システムであればよい。
【0154】
【発明の効果】
本発明によれば、予約した者に対して実際に来店するように促すこととなり、予約した者が来店する可能性を高め、気軽に予約を行う代償として発生するキャンセル率を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における予約システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図7】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図8】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図9】本発明の一実施形態におけるサーバのデータベースを示す説明図である。
【図10】本発明の一実施形態における情報取得部を示す概観図である。
【図11】本発明の一実施形態における端末装置の電気的な構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の一実施形態における端末装置の情報出力部を示す概観図である。
【図13】本発明の一実施形態における予約システムのフローチャートを示す図である。
【図14】本発明の一実施形態における予約システムのフローチャートを示す図である。
【図15】本発明の一実施形態における予約システムのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 予約システム
21 予約受付サーバ
22、42 CPU
23、43 メモリ
24、44 表示部
25 情報取得部
26、46 通信I/F
28、48 記憶部
29 抽選部
31 画像読取面
33 画像表示面
36 情報出力面
41A、41B 端末装置
45 入力部
47 情報出力部
51 ネットワーク
91 益提供装置
Claims (5)
- 端末装置と、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバと、が通信可能な状態に接続され、前記端末装置は、前記予約受付サーバに対して商品又は役務の予約に関する情報を送信する機能を有する予約システムであって、
前記予約受付サーバは、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合に所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする予約システム。 - 端末装置と通信可能な状態に接続され、前記端末装置から商品又は役務の予約に関する情報が送信され、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバであって、
商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合に所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする予約受付サーバ。 - 端末装置と通信可能な状態に接続され、前記端末装置から商品又は役務の予約に関する情報が送信され、商品又は役務の予約に関する情報の制御を行う予約受付サーバであって、
前記端末装置から送信された商品又は役務の予約に関する情報に基づいて、商品又は役務の予約の順序に関する予約順序情報と商品又は役務が予約されたことを認証するための予約認証情報とを記憶する予約情報記憶手段と、当該予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報を前記端末装置に送信する認証情報送信手段と、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から送信される予約認証情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する認証情報照合手段と、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する益提供手段と、を有することを特徴とする予約受付サーバ。 - 請求項3記載の予約受付サーバは、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記認証情報送信手段により前記端末装置に送信された予約認証情報に基づいて表示される予約認証画像を画像情報として読み取る画像情報読取手段を備え、
前記認証情報照合手段は、前記画像情報読取手段により読み取られた予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、
前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、
前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有することを特徴とする予約受付サーバ。 - 請求項3記載の予約受付サーバは、前記予約情報記憶手段により記憶された予約順序情報に基づいて商品又は役務が提供可能な状態と判定された場合には、前記端末装置から発生された光線に基づいて予約認証情報を受信する光線受信手段を備え、
前記認証情報照合手段は、前記光線受信手段により受信された予約認証画像情報と予約情報記憶手段により記憶された予約認証情報とを照合する機能を有し、
前記抽選手段は、当該認証情報照合手段により照合された結果に基づいて所定の抽選を行う機能を有し、
前記益提供手段は、前記抽選手段により行われた所定の抽選の結果に基づいて益を提供する機能を有することを特徴とする予約受付サーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002341945A JP2004178148A (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | 予約システム及び予約受付サーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002341945A JP2004178148A (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | 予約システム及び予約受付サーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004178148A true JP2004178148A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32704139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002341945A Withdrawn JP2004178148A (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | 予約システム及び予約受付サーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004178148A (ja) |
-
2002
- 2002-11-26 JP JP2002341945A patent/JP2004178148A/ja not_active Withdrawn
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A621 | Written request for application examination |
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