JP2004176814A - トラフを使用した温泉配管装置 - Google Patents

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Tomonori Sato
友紀 佐藤
Takatoshi Ogawa
貴敏 小川
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Sato Tekko Co Ltd
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Sato Tekko Co Ltd
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Abstract

【課題】トラフを利用することにより温泉パイプを道路敷等に沿った地中に容易に敷設できると共に、その保守管理が極めて容易であって、配管損傷等を未然に防止出来るようにする。
【構成】温泉パイプ20を利用施設まで導くための配管装置であって、道路敷等に沿ってトラフ1を所要数連結して埋設すると共に、その蓋体3上面が地表面と略同一になるようにし、上記トラフの本体2内に温泉パイプを敷設してなる。トラフ本体2は断面U字形に形成されており、その両側壁9、9の上端部には蓋体3の両端部が嵌合する係止段部11、11を夫々設けると共に、両側壁の適所には円形の肉薄部10、10を設けて分岐管のパイプ孔26を形成できるようにしてある。また、温泉パイプ20は、トラフ本体2の底部に設けた管受け部材13、41上に載置して、固定バンド31により管受け部材に固定してある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、温泉源から揚湯された温泉を各温泉利用施設へ供給するための温泉配管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、温泉源から採取した温泉は、温泉パイプにより利用施設に供給しているが、温泉パイプを道路敷等に沿って敷設する場合には、施工方法として統一された条例等は存在しないが、地上からの圧力を避けるため、50〜60cmの土かぶりを持つことが一般的に慣習として行われている。従って、地表面から70〜80cmの深さの長溝を掘削し、長溝内に温泉パイプを直接埋設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の敷設方法は、その施工の比較的容易さから多くの温泉地で利用されているが、敷設後のメンテナンスの面で多くの問題点を抱えている。特に、大きな問題点は配管の損傷個所の発見が難しいことである。配管が損傷した場合、そこから温泉が地中へと流出する事態となり、利用施設への給湯量減少、さらには施設運営の支障へとつながっていくことになる。
このような事態が発生した場合には、損傷個所を直ちに発見し、修復する事が必要となるが、長大な配管路を端から掘り起こすことは費用、労力、時間の面から見ても現実的ではない。
【0004】
損傷個所を発見するために、赤外線感知法や地下レーダーの利用等、間接的な発見法も知られているが、これらの手法は下記に述べるような理由から絶対的なものではないうえ、損傷個所の発見が直接目視出来ないといった問題点がある。さらに、損傷個所と推定される部位を発見した場合には、その周囲をいったん掘り返し、損傷個所を確認した上での修復作業となるが、その個所が実際には損傷していなかった場合には、結果として多大な損失を被ることになってしまう。
【0005】
前記赤外線感知法は、赤外線による熱感知を利用することで、配管路上の路面温度の変化を把握し、配管損傷個所を推定する手法である。熱を感知するといった性質上、気象の影響を大きく受けるといった問題点があり、降雨、降雪時や路面温度が著しく上昇する夏季の調査は不可能である。また、温泉の給湯温度が低い場合には、温泉の熱の影響が路面まで及ばないため、この手法による調査自体が無意味になってしまう。
【0006】
また、前記地下レーダーによる手法は、自然界に存在する地中の磁力、電磁波を利用することで温泉漏出個所を推定するものであるが、温泉地のように人工建造物が密集している地域では人工的に発生する磁力、電磁波の影響が大きく、有効な調査が行えないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】
本発明は、従来の上記難点に鑑み、トラフを利用することにより温泉パイプを道路敷等に沿った地中に容易に敷設できると共に、その保守管理が極めて容易であって、配管損傷等を未然に防止出来るようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は温泉パイプを利用施設まで導くための配管装置であって、道路敷等に沿ってトラフを所要数連結して埋設すると共に、その蓋体上面が地表面と略同一になるようにし、上記トラフの本体内に温泉パイプを敷設して構成した。
また、上記トラフ本体は、断面U字形に形成されており、その両側壁の上端部には蓋体の両端部が嵌合する係止段部を夫々設けると共に、上記両側壁の適所に円形の肉薄部を設けて、分岐管のパイプ孔を形成できるようにしてある。
また、上記トラフは、直線トラフと分岐トラフを連結してあり、分岐トラフ内に温泉パイプの分岐部分を装着するようにした。
また、上記温泉パイプは、トラフ本体の底部に設けた管受け部材上に載置して、その所定個所を固定バンドにより固定するようにしてある。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1乃至図6に於いて、1はコンクリート製の配管用簡易型トラフを示し、2はそのトラフ本体であって断面U字状に形成してあり、3はトラフ本体2の上側開口部4を閉塞する蓋体である。上記トラフ1は、温泉パイプの直線部を収容する直線トラフ5と温泉パイプの分岐部を収容する分岐トラフ6を具えている。
【0010】
而して、前記直線トラフ5は、長さ約200cmの単位トラフを適宜数連結するようしてあり、前記分岐トラフ6は、2個の直線用連結部7、7と1個の分岐用連結部8をT字状に形成して、各連結部に直線トラフ5の一端部を夫々接続し得るようにしてある。
また、上記単位トラフのトラフ本体2には、両側壁9、9の適所に円形の肉薄部10、10を設けてあり、該肉薄部10は簡単に破壊できることによって分湯管のパイプ孔を形成し得るようにしてある。
また、上記両側壁9、9の上端部には係止段部11、11を夫々設けて、蓋体3の左右両端部が嵌合し得るようにしてある。12は上記係止段部11の上面に付設した密閉用パッキンを示す。
なお、13はトラフ本体2の底部に設けた管受け金具であり、14は分岐トラフ6の蓋体3の一部に設けた点検口用丸蓋、15はトラフ本体底部に設けた水抜き孔、16はトラフ本体2を長手方向に連結する為の連結ピンを示す。
【0011】
20は上記トラフ1内に配設した合成樹脂製の温泉パイプであって、配湯本管21、21と配湯分岐管22とを、T型分岐部23でT字状に連結にしてある。また、24は温泉パイプ20の分岐栓部25より導出した小径の分湯パイプであって、トラフ本体2の肉薄部10を壊して形成したパイプ孔26より、トラフ1外に取出し得るようにしてある。
なお、配湯本管21と配湯分岐管22とを十字状に連結する必要がある場合は、分岐トラフ6も十字状に形成しておき、配湯本管21の十字型分岐部を収容すれば良い。
【0012】
上記温泉配管装置の施工手順につき説明すると、道路敷きに沿った地表面Eに掘削したU状の長溝30内に、直線トラフ5と分岐トラフ6のトラフ本体2を埋設する。その際、各トラフは蓋体3を被せた際その上面が地表面と略同一になるように埋設する。
次に、図2に示すように、トラフ本体2の内側底部に管受け金具13を所定間隔毎に設け、その上に温泉パイプ20を載置した後、所定個所をステンレス製の固定バンド31で管受け金具13に固定する。而して、トラフ本体2に蓋体3を被せて上側開口部4を塞ぐ。
【0013】
なお、小径の温泉パイプを敷設する場合には、図6に示すように、トラフ本体2底部に管受け台41を取付ボルト42により固定し、その上面に温泉パイプ40を固定すればよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明に係る温泉配管装置に於いては、上記の如く構成したことによって下記の諸効果が生じるものである。
1.従来の埋め殺しによる敷設では、地上からの圧力を避けるために、50〜60cmの土かぶりと10〜15cmの底砂が必要であった。そのため、例えば直径150mmの配管を敷設する場合には最低でも75cm程度の掘削深度が必要であったが、トラフを使用することで地上圧からの問題が解決されるため、掘削深度は50cm程度で抑えることが可能となり、配管敷設路の掘削作業を著しく省力化できる。
2.トラフを使用することで、配管路の目視確認が常時可能となり、配管損傷、温泉漏出個所の確認が容易となる。また、配管路の定期点検を実施することで、配管損傷を未然に防ぐことも可能となる。一方、配管の敷設替えに際しても、掘り起し、埋め戻しの必要がなくなるため、従来の埋め殺しに比べ格安な予算での実施が可能となる。
3.従来のように温泉パイプを直接地中に埋設した場合には、パイプ周囲の土質や温泉そのものが持つ熱のためにパイプが腐食し易いと共に、底砂の流出等によってパイプの不等沈下を生じ易く、損傷や温泉漏出の原因になる難点があったが、本発明では、温泉パイプをトラフ内に収容して敷設してあるので、長期間使用しても腐食劣化したり不等沈下を生じる惧れがない。
4.また、温泉パイプはトラフ内に収容されており、密閉用パッキンによりトラフ内には降雨時でも水が入り難く、万一浸入しても底面に設けた水抜き孔から排出されるので、地中に直接埋設されている温泉パイプのように雨水で冷やされることがなく給湯温度を一定に保持し易い利点がある。
5.また、トラフの大きさを替えることにより、温泉パイプを複数本収容したり、上水道管、下水道管等のライフラインを同時に並設することが出来るので、温泉地等に於いて、ライフラインの敷設を容易に行うことができる利点もある。
6.また、道路敷きに沿って敷設した場合、舗装路の張替えによって色彩の違い等が生じても、簡易型トラフの上面は加工が容易であるから、景観を損なわないように加工することが可能である。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】温泉配管装置の全体構成を示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】図1におけるC−C線断面図である。
【図5】小径の温泉パイプを敷設した場合の断面図である。
【図6】直線トラフの別実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 簡易型トラフ
2 トラフ本体
3 蓋体
4 上側開口部
5 直線トラフ
6 分岐トラフ
7 連結部
8 連結部
9 側壁
10 肉薄部
11 係止段部
12 パッキン
13 管受け金具
14 点検用丸蓋
15 水抜き孔
16 連結ピン
20 温泉パイプ
21 配湯本管
22 配湯分岐管
23 T型分岐部
24 分湯パイプ
25 分岐栓
26 パイプ孔
30 長溝
31 固定バンド
40 温泉パイプ
41 管受け台
42 取付けボルト

Claims (4)

  1. 温泉パイプを利用施設まで導くための配管装置であって、道路敷等に沿ってトラフを所要数連結して埋設すると共に、その蓋体上面が地表面と略同一になるようにし、上記トラフの本体内に温泉パイプを敷設してなることを特徴とするトラフを使用した温泉配管装置。
  2. トラフ本体は断面U字形に形成されており、その両側壁の上端部には蓋体の両端部が嵌合する係止段部を夫々設けると共に、両側壁の適所には円形の肉薄部を設けて分岐管のパイプ孔を形成できるようにしてある請求項1記載のトラフを使用した温泉配管装置。
  3. トラフは直線トラフと分岐トラフを連結してあり、該分岐トラフ内に温泉パイプの分岐部分を装着してある請求項1又は2記載のトラフを使用した温泉配管装置。
  4. 温泉パイプは、トラフ本体の底部に設けた管受け部材上に載置して、固定バンドにより管受け部材に固定してなることを特徴とする請求項1乃至3記載のトラフを使用した温泉配管装置。
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