JP2004176782A - Seal and clutch release bearing device - Google Patents

Seal and clutch release bearing device Download PDF

Info

Publication number
JP2004176782A
JP2004176782A JP2002342171A JP2002342171A JP2004176782A JP 2004176782 A JP2004176782 A JP 2004176782A JP 2002342171 A JP2002342171 A JP 2002342171A JP 2002342171 A JP2002342171 A JP 2002342171A JP 2004176782 A JP2004176782 A JP 2004176782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
clutch release
release bearing
lip
inner ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002342171A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Nobukazu Hioki
信和 日置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2002342171A priority Critical patent/JP2004176782A/en
Publication of JP2004176782A publication Critical patent/JP2004176782A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/16Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
    • F16C19/163Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/784Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
    • F16C33/7843Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general
    • F16C2361/43Clutches, e.g. disengaging bearing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a seal for a clutch release bearing having increased sealing effect and a clutch release bearing device using the seal. <P>SOLUTION: Even when a vehicle having the clutch release bearing device passes across a muddy stream, most slurry is prevented from invading therein by a second lip part 17d in contact with a sliding member 17e. Even if foreign matter invades therein, large solid foreign matter is caught by a labyrinth seal part 17c to prevent the slurry from entering therein through the second lip part. Semi-fluid foreign matter, even if passed through the labyrinth seal part 17d, is caught by a first lip part 17b to prevent the slurry from entering therein through the first lip part. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、密封性に優れたシール技術に関し、特にクラッチレリーズ軸受に適したシール技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車・トラクター・フォークリフトなどの車両等に搭載されている、摩擦板を用いた動力断続装置であるクラッチを動作させる場合において、入力部材であるレリーズフォークでクラッチカバーのダイヤフラムばねを軸線方向に押圧することにより、ダイヤフラムばねの付勢力を摩擦板から解除して動力伝達の切り離しが行なわれている。
【0003】
ところで、レリーズフォークは車体等の固定側に通常配置されているが、クラッチカバーはエンジンのフライホイール等に取り付けられてそれと一体的に回転するようになっている。従って、クラッチカバーのダイヤフラムばねをレリーズフォークが直に押圧するとなると、当接部の摩耗を招来することとなる。そこで、ダイヤフラムばねに当接して一体的に回転する回転輪を含むクラッチレリーズ軸受と、この軸受を所定の状態に保持すると共にレリーズフォークからの入力を受けるようになっている回転しない軸受保持部材とからなるクラッチレリーズ軸受装置を、例えば以下の特許文献1に示されているように、ダイヤフラムばねとレリーズフォークとの間に設けている。
【特許文献1】
特開2001−280367
【0004】
このように、クラッチは、相対回転する金属面の間に摩擦板を介在させ、互いに作用する摩擦力を用いて動力伝達を行うようになっているので、クラッチの動作に伴い、クラッチ(エンジン)側から摩擦板などの摩耗粉が飛散する。しかるに、かかる異物がクラッチレリーズ軸受の軌道輪と転動体との間に侵入すると、軌道輪や転動体の早期摩耗を招来する恐れがある。そこで、上記特許文献1によるクラッチレリーズ軸受装置においては、内輪と外輪との間をラビリンスシール(又は当接力の小さいいわゆる微接触シール)を用いて密封し、更に内輪と外輪との間を密封するリップ部を設けて、それにより異物の侵入を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年におけるエンジン性能向上に伴いその発熱量が増大するようになってきており、かかる発熱量の増大によるエンジン周囲の温度上昇を防止すべく、クラッチを囲うハウジングに冷却用の空気穴を設けることが考えられている。ところが、かかる空気穴を介して、外部より埃や水等の異物が侵入する恐れがある。上記特許文献1に開示されたシールによれば、ラビリンスシール等とリップ部とを組み合わせることで、通常の使用では十分な密封効果を得ることができる。
【0006】
ところが、特に使用環境が厳しい状況下では、更に異物侵入機能を高めることが要求されている。例えば不整地走行や場合によっては渡河などもあり得る4輪駆動車などは、走行中に大量の泥水等がクラッチレリーズ軸受装置まで侵入する恐れがあるので、そのような過酷な使用状況を考慮した設計が必要である。
【0007】
そこで本発明は、かかる問題点に鑑み、密封効果をより高めたクラッチレリーズ軸受用のシール及びかかるシールを用いたクラッチレリーズ軸受装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明のシールは、
クラッチレリーズ軸受の内輪と外輪の間を密封するシールにおいて、
前記内輪と前記外輪の一方から延在し、他方の輪に対して非当接状態に維持されるラビリンスシール部と、
前記ラビリンスシール部より内方に配置され、前記他方の輪に対して当接状態に維持される第1のリップ部と、
前記ラビリンスシール部より外方に配置され、前記他方の輪に対して当接状態に維持される第2のリップ部とからなることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本発明のシールによれば、クラッチレリーズ軸受の内輪と外輪の間を密封するシールにおいて、前記内輪と前記外輪の一方から延在し、他方の輪に対して非当接状態に維持されるラビリンスシール部と、前記ラビリンスシール部より内方に配置され、前記他方の輪に対して当接状態に維持される第1のリップ部と、前記ラビリンスシール部より外方に配置され、前記他方の輪(例えば摺動部材が取り付けられているような場合、かかる摺動部材も他方の輪に含めるものとする)に対して当接状態に維持される第2のリップ部とからなるので、不整地走行など過酷な使用条件下でも、まず第2のリップ部で、殆どの異物の侵入を阻止でき、万が一前記第2のリップ部を通過した異物があっても、前記ラビリンスシール部又は前記第1のリップ部で、それより内方への侵入を阻止できるので、より効果的にシール作用を発揮できる。尚、ラビリンスシール部とは、前記他方の輪に対し、狭い隙間を介して対向し、断面積変化を利用して、その間を通過する気体のエネルギの減衰を図ることで、異物侵入を阻止する機能を発揮するものをいう。
【0010】
更に、前記第2のリップ部が当接する部位は、前記第1のリップ部が当接する部位より、前記クラッチレリーズ軸受の半径方向外方に位置すると好ましい。前記第2のリップの周速度が、前記第1のリップよりも速くなることから、水切り効果が生まれ、外部からの異物の侵入を防ぐことができるためである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるシールを含むクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。図2は、図1のII−II線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。
【0012】
図2において、クラッチレリーズ軸受装置は、クラッチレリーズ軸受10と、軸受保持部材であるガイドスリーブ20と、連結部材であるばね部材30とからなる。クラッチレリーズ軸受10は、左方端に当接部11aを有する略円管状の内輪11と、内輪11を同心的に内包する短い円管状の外輪12と、内輪11と外輪12との間に転動自在に配置された複数のボール15と、ボール15を所定間隔で保持する保持器16と、ボール15の軸線方向両側で内輪11と外輪12とにより画成される空間を密封するシール17、18とからなる。内輪11は外輪12に対して回転自在に支持されている。また内輪11の当接部11aは、半径方向外方にめくれたような形状をしており、図示しないクラッチカバーのダイヤフラムばねに当接するようになっている。また、内輪11の当接部11aと反対側の端部は、プレスによるブランク加工のままとし、切削加工を行わず製作コストを安くするようにしている。
【0013】
一方、ガイドスリーブ20はモールド成形された樹脂製であって、円管状の本体21と、本体21の中央近傍の外周から半径方向に延在するフランジ部22と、フランジ部22の半径方向外方端において軸線方向左方に突出する外壁部23と、フランジ部22の半径方向外方端において軸線方向に突出するガイド部25(図1)とからなる。本体21の内方には図示しないガイド軸が延在しており、本体21はガイド軸上を摺動自在となっている。なお、本体21の内方には拡径部24が設けられている。この拡径部24は、本体21がガイド軸上を摺動する際に異物を噛みこまないように機能するものである。外壁部23は、クラッチレリーズ軸受10の外方に設けられ、その半径方向の移動制限部となっている。また、クラッチレリーズ軸受10を半径方向に移動可能とするため、外輪12の外周と外壁23の内周との間には隙間27が形成されている。フランジ部22の中程には、水平溝26が設けられており、この水平溝26にはレリーズフォークを固定するクリップ(不図示)が挿入されるようになっている。
【0014】
図1より明らかなように、同一形状のものが2つ設けられたばね部材30は、クラッチレリーズ軸受10をガイドスリーブ20に対して取り付ける機能を有する。ガイドスリーブ20のストッパ22gは、ばね部材30をガイドスリーブ20に取り付ける際に、ばね部材30の切欠き38に係合して、それ以上ばね部材30が内方に押し込まれることを防止するよう機能する。
【0015】
図1,2に示すように、ガイドスリーブ20のレリーズフォーク側には、補強部材40が設けられている。補強部材40は、円筒部41と、円筒部41の略中央から上方および下方へ突出した板状のアンビル部42と、円筒部41の端部から半径方向に延在するフランジ部43とからなり、比較的肉厚の薄い板をプレスし、その後焼入処理することによって形成される。これによりレリーズフォークとの接触部にて著しい摩耗が発生しないようにしている。
【0016】
円筒部41は、ガイドスリーブ20に取り付けられた際に、本体21に対して隙間をもって嵌め合わされ、ガイドスリーブ20が荷重を受けたときに補強的に支持することができるようになっている。円筒部41の上方および下方は、アンビル部42と対応するように延長されて矩形部41a(図1)を形成している。この矩形部41aは、レリーズフォークをガイドする機能と、アンビル部の剛性を確保する機能とを有する。
【0017】
図1に示すように、補強部材40のフランジ部43には、円周部に矩形状切欠43aが形成されており、この切欠43aは取付時に、ガイドスリーブ20のフランジ部22の対応する位置に形成された突起22fと係合して、補強部材40の回り止め及び位置決めを達成している。
【0018】
次に、本発明の実施の形態であるクラッチレリーズ軸受装置の動作につき以下に説明する。図1において、図示しないレリーズフォークが枢動して、その先端が補強部材40のアンビル部42に当接して一定の荷重を印加する。補強部材40の板厚は比較的厚くその剛性も十分であるため、レリーズフォークより受ける大荷重を受けることができる。クラッチレリーズ軸受装置は、レリーズフォークからの入力により図示しないガイド軸上を軸線方向に摺動して、図示しないクラッチカバーのダイヤフラムばねに内輪11の当接部11aを当接させる。かかる場合、ダイヤフラムばねは回転していても、内輪11は回転自在であるので、当接後にダイヤフラムばねと一体で回転することとなり、更にクラッチレリーズ軸受装置が軸線方向に移動することによりダイヤフラムばねが押圧されてクラッチが動作されるようになっている。
【0019】
ばね部材30は適切な板厚となっていて、ガイドスリーブ20に対してクラッチレリーズ軸受10を、押圧部32と外輪12との間に作用する摩擦力のみで支持しているため、軸受10はガイドスリーブ20に対して半径方向に移動可能となっている。従って、内輪11の当接部11aがダイヤフラムばねに当接したとき、両者の間に偏心があれば、軸受10を同心に位置させようとする公知の力が生じ、それにより軸受10は半径方向に移動して、自動調心が達成されることとなる。なお、ガイドスリーブ20の外壁部23は、軸受10が所定量以上半径方向外方に移動しないよう制限する機能を有する。また、一般の玉軸受の外輪にはフランジがないタイプが多いので、本実施の形態のように外輪をばね部材30で挟みこむように構成すれば、外輪自体を改造する必要がなく既存のものを使用でき、コスト低減に寄与しうる。
【0020】
ところで、クラッチレリーズ軸受10は、ボール15が内輪11と外輪12の転動路に沿って転動するものであるので、クラッチレリーズ軸受装置を構成する要素の中でも特に異物の侵入を嫌うものである。従って、従来技術のクラッチレリーズ軸受においては、ラビリンスシール部とリップ部とを組み合わせて、クラッチの摩耗粉などが軸受内部に侵入することを阻止していた。
【0021】
これに対し、特に使用環境が厳しい状況下では、更に異物侵入機能を高めることが要求されている。本実施の形態によれば、かかる要求に応えることができる。
【0022】
図3は、図2に示すクラッチレリーズ軸受10の軸線方向拡大断面図であり、図3の左方がエンジン側であり、同右方がトランスミッション側となっている。図3において、外輪12の両端内周には、周溝12a、12bが形成されている。トランスミッション側の周溝12bには、略円盤状の芯金18aと、内輪11の端面に当接したリップ部18bとを備えたシール18の外縁が取り付けられており、トランスミッション側から内輪11の内径面を通って異物が侵入することを阻止し、かつグリースの流出を防止している。尚、シール18の右方(トランスミッション側)には、ガイド部材20のフランジ部22(図1)が配置されるので、泥水などの異物が飛散してくる恐れは低いので、単一のリップ部18bを内輪11に当接させるだけでも、異物の侵入を効果的に阻止できる。
【0023】
一方、エンジン側の周溝12aには、接触型のシール17の外縁が取り付けられている。シール17は、略円盤状の芯金17aと、芯金17aの内縁から延在し内輪11の外周部に当接する断面三角形状の第1のリップ部17bと、リップ部17bよりエンジン側で芯金17aの内縁から延在し、内輪11の外周部からわずかに離隔して位置するラビリンスシール部17cと、ラビリンスシール部17cよりエンジン側で芯金17aの内縁からテーパ状に延在し、内輪11の外周面に取り付けられた断面L字状の摺動部材17eのフランジ部に当接する第2のリップ部17dとを有している。尚、リップ部17b、17dと、ラビリンスシール部17cとは、ゴムにより一体的に形成されているが、別体とすることもできる。又、摺動部材17eは、金属製であり、内輪11に対して圧入嵌合、接着、又は溶接などの手段で固定できる。
【0024】
このように、本実施の形態のクラッチレリーズ軸受装置を搭載した車両が、濁流などを渡河するような状況でも、殆どの泥水は、摺動部材17eに当接する第2のリップ部17dにより、それより内方への侵入が阻止され、万が一異物が侵入した場合でも、大きな固形異物は、ラビリンスシール部17cにより捕捉して、それより内方への侵入を阻止するようになっている。又、(半)流体異物は、例えラビリンスシール部17cを通過できても、第1のリップ部17bにより捕捉され、それより内方への侵入が阻止されるようになっている。従って、ボール15や内輪11,外輪12の転動路の摩耗を極力防止でき、もってクラッチレリーズ軸受10の寿命を延長することができる。
【0025】
図4は、第2の実施の形態にかかるシールを含むクラッチレリーズ軸受110の軸線方向断面図である。尚、本実施の形態においては、図3に示す実施の形態に対し、共通する部分については同じ符号を付すことで、重複する説明を省略するものとする。
【0026】
本実施の形態が、図3に示す実施の形態と異なる点は、摺動部材とシールの構成である。より具体的には、摺動部材117eは、略断面コ字形状を有し、すなわち2重円筒の片側(エンジン側)の端部同士をフランジ部で連結した構成を有する。これに合わせて、シール117の第2のリップ部117dが、摺動部材117eの外側円筒面に当接すべく、軸線方向に筒状に延在している。
【0027】
図5は、第3の実施の形態にかかるシールを含むクラッチレリーズ軸受210の軸線方向断面図である。尚、本実施の形態においては、図3に示す実施の形態に対し、共通する部分については同じ符号を付すことで、重複する説明を省略するものとする。
【0028】
本実施の形態が、図3に示す実施の形態と異なる点は、内輪の切削加工を工夫することにより、摺動部材を省略した点である。より具体的には、エンジン側が厚肉の内輪211は、その外周面に段部211aを形成している。シール17の第2のリップ部17dは、段部211aの半径方向延在面に当接している。
【0029】
図3〜5の実施の形態に共通している特徴は、第2のリップ部が当接する摺動部材又は内輪の部位が、第1のリップ部が当接する内輪の外周面より、クラッチレリーズ軸受の半径方向外方に位置することである。
【0030】
以上、本発明を実施例を参照して説明してきたが、本発明は上記実施例に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、ラビリンスシール部の代わりに、微接触シール部を設けても良い。
【0031】
【発明の効果】
本発明のシールによれば、クラッチレリーズ軸受の内輪と外輪の間を密封するシールにおいて、前記内輪と前記外輪の一方から延在し、他方の輪に対して非当接状態に維持されるラビリンスシール部と、前記ラビリンスシール部より内方に配置され、前記他方の輪に対して当接状態に維持される第1のリップ部と、前記ラビリンスシール部より外方に配置され、前記他方の輪に対して当接状態に維持される第2のリップ部とからなるので、不整地走行など過酷な使用条件下でも、まず第2のリップ部で、殆どの異物の侵入を阻止でき、万が一前記第2のリップ部を通過した異物があっても、前記ラビリンスシール部又は前記第1のリップ部で、それより内方への侵入を阻止できるので、より効果的にシール作用を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例であるクラッチレリーズ軸受装置をレリーズフォーク側から見た図である。
【図2】図1のII−II線に沿って切断して矢印方向に見た軸線方向断面図である。
【図3】第1の実施の形態にかかるシールを含むクラッチレリーズ軸受10の軸線方向断面図である。
【図4】第2の実施の形態にかかるシールを含むクラッチレリーズ軸受110の軸線方向断面図である。
【図5】第3の実施の形態にかかるシールを含むクラッチレリーズ軸受210の軸線方向断面図である。
【符号の説明】
10 クラッチレリーズ軸受
17 シール
17a 芯金
17b 第1のリップ部
17c ラビリンスシール部
17d 第2のリップ部
17e、117e 摺動部材
20 ガイドスリーブ
30 ばね部材
40 補強部材
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a sealing technique having excellent sealing properties, and more particularly to a sealing technique suitable for a clutch release bearing.
[0002]
[Prior art]
When operating a clutch, which is a power interrupting device using a friction plate, mounted on a vehicle such as an automobile, a tractor, a forklift, etc., the diaphragm spring of the clutch cover is axially pressed by a release fork as an input member. As a result, the urging force of the diaphragm spring is released from the friction plate to disconnect the power transmission.
[0003]
By the way, the release fork is usually arranged on the fixed side of the vehicle body or the like, but the clutch cover is attached to the flywheel or the like of the engine and rotates integrally therewith. Therefore, when the release fork directly presses the diaphragm spring of the clutch cover, wear of the contact portion is caused. Therefore, a clutch release bearing including a rotating wheel that abuts against a diaphragm spring and integrally rotates, a non-rotating bearing holding member that holds the bearing in a predetermined state and receives an input from a release fork. Is provided between a diaphragm spring and a release fork, for example, as shown in Patent Document 1 below.
[Patent Document 1]
JP 2001-280367 A
[0004]
As described above, the clutch is configured such that the friction plate is interposed between the relatively rotating metal surfaces and the power is transmitted by using the frictional force acting on each other, so that the clutch (engine) Wear powder such as friction plates scatter from the side. However, if such foreign matter enters between the raceway of the clutch release bearing and the rolling element, there is a possibility that the raceway and the rolling element will be worn early. Therefore, in the clutch release bearing device disclosed in Patent Document 1, the inner ring and the outer ring are sealed with a labyrinth seal (or a so-called fine contact seal having a small contact force), and the inner ring and the outer ring are further sealed. A lip is provided to prevent foreign matter from entering.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in recent years, the heat generation amount has been increased with the improvement of engine performance, and a cooling air hole is provided in a housing surrounding the clutch in order to prevent a temperature rise around the engine due to the increase in the heat generation amount. It is thought that. However, there is a possibility that foreign matter such as dust and water may enter from outside through the air holes. According to the seal disclosed in Patent Document 1, by combining a labyrinth seal or the like with the lip portion, a sufficient sealing effect can be obtained in normal use.
[0006]
However, it is required to further enhance the foreign-matter intrusion function especially in a severe use environment. For example, in a case of a four-wheel drive vehicle that can travel on uneven terrain or in some cases cross a river, a large amount of muddy water may enter the clutch release bearing device during traveling. Design is required.
[0007]
In view of the foregoing, an object of the present invention is to provide a clutch release bearing seal having a higher sealing effect and a clutch release bearing device using such a seal.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the seal of the present invention
In the seal that seals between the inner ring and outer ring of the clutch release bearing,
A labyrinth seal portion extending from one of the inner ring and the outer ring and maintained in a non-contact state with the other ring;
A first lip portion disposed inward of the labyrinth seal portion and maintained in contact with the other wheel;
A second lip portion disposed outside the labyrinth seal portion and kept in contact with the other wheel.
[0009]
[Action]
According to the seal of the present invention, in a seal for sealing between an inner ring and an outer ring of a clutch release bearing, a labyrinth extending from one of the inner ring and the outer ring and maintained in a non-contact state with the other ring A seal portion, a first lip portion disposed inward of the labyrinth seal portion, and maintained in contact with the other wheel, and a first lip portion disposed outside of the labyrinth seal portion, Since the second lip portion is kept in contact with a ring (for example, when a sliding member is attached, such a sliding member is also included in the other ring), the second lip portion is not provided. Even under severe use conditions such as terrain running, first, the second lip portion can prevent most foreign matter from entering, and even if there is foreign material that has passed through the second lip portion, the labyrinth seal portion or the second 1 lip Since it prevents from entering inward it can exhibit more effectively sealing action. The labyrinth seal portion is opposed to the other ring via a narrow gap, and a change in cross-sectional area is used to attenuate the energy of gas passing therethrough to prevent foreign matter from entering. A material that performs its function.
[0010]
Further, it is preferable that a portion where the second lip portion abuts is located radially outward of the clutch release bearing from a portion where the first lip portion abuts. This is because the peripheral speed of the second lip is higher than that of the first lip, so that a draining effect is generated, and foreign substances can be prevented from entering from the outside.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a view of a clutch release bearing device including a seal according to an embodiment of the present invention as viewed from a release fork side. FIG. 2 is an axial sectional view taken along the line II-II of FIG. 1 and viewed in the direction of the arrow.
[0012]
2, the clutch release bearing device includes a clutch release bearing 10, a guide sleeve 20 as a bearing holding member, and a spring member 30 as a connecting member. The clutch release bearing 10 includes a substantially tubular inner ring 11 having a contact portion 11a at the left end, a short tubular outer ring 12 concentrically enclosing the inner ring 11, and rolling between the inner ring 11 and the outer ring 12. A plurality of balls 15 movably arranged, a retainer 16 for holding the balls 15 at predetermined intervals, a seal 17 for sealing a space defined by the inner ring 11 and the outer ring 12 on both axial sides of the balls 15, 18 The inner race 11 is rotatably supported by the outer race 12. The contact portion 11a of the inner ring 11 has a shape that is turned outward in the radial direction, and comes into contact with a diaphragm spring of a clutch cover (not shown). The end of the inner ring 11 on the side opposite to the contact portion 11a is left as blank by pressing, so that cutting is not performed and manufacturing cost is reduced.
[0013]
On the other hand, the guide sleeve 20 is made of molded resin, and has a cylindrical main body 21, a flange portion 22 extending in the radial direction from the outer periphery near the center of the main body 21, and a radially outward portion of the flange portion 22. An outer wall portion 23 protrudes leftward in the axial direction at the end, and a guide portion 25 (FIG. 1) protrudes axially at a radially outer end of the flange portion 22. A guide shaft (not shown) extends inside the main body 21, and the main body 21 is slidable on the guide shaft. Note that an enlarged diameter portion 24 is provided inside the main body 21. The enlarged diameter portion 24 functions to prevent foreign matter from being caught when the main body 21 slides on the guide shaft. The outer wall portion 23 is provided outside the clutch release bearing 10 and serves as a radial movement restricting portion. A gap 27 is formed between the outer periphery of the outer race 12 and the inner periphery of the outer wall 23 so that the clutch release bearing 10 can be moved in the radial direction. A horizontal groove 26 is provided in the middle of the flange portion 22, and a clip (not shown) for fixing a release fork is inserted into the horizontal groove 26.
[0014]
As apparent from FIG. 1, the spring member 30 provided with two members having the same shape has a function of attaching the clutch release bearing 10 to the guide sleeve 20. The stopper 22g of the guide sleeve 20 functions to engage with the notch 38 of the spring member 30 when the spring member 30 is attached to the guide sleeve 20, and to prevent the spring member 30 from being pushed further inward. I do.
[0015]
As shown in FIGS. 1 and 2, a reinforcing member 40 is provided on the release fork side of the guide sleeve 20. The reinforcing member 40 includes a cylindrical portion 41, a plate-shaped anvil portion 42 protruding upward and downward from substantially the center of the cylindrical portion 41, and a flange portion 43 extending radially from an end of the cylindrical portion 41. Is formed by pressing a relatively thin plate, followed by quenching. This prevents remarkable wear from occurring at the contact portion with the release fork.
[0016]
The cylindrical portion 41 is fitted to the main body 21 with a gap when attached to the guide sleeve 20, and can support the guide sleeve 20 in a reinforcing manner when receiving a load. The upper and lower parts of the cylindrical part 41 are extended so as to correspond to the anvil part 42 to form a rectangular part 41a (FIG. 1). The rectangular portion 41a has a function of guiding the release fork and a function of ensuring rigidity of the anvil portion.
[0017]
As shown in FIG. 1, the flange portion 43 of the reinforcing member 40 is formed with a rectangular notch 43 a in a circumferential portion, and the notch 43 a is located at a position corresponding to the flange portion 22 of the guide sleeve 20 at the time of mounting. By engaging with the formed projection 22f, the rotation preventing and positioning of the reinforcing member 40 are achieved.
[0018]
Next, the operation of the clutch release bearing device according to the embodiment of the present invention will be described below. In FIG. 1, a release fork (not shown) pivots, and its tip contacts an anvil portion 42 of a reinforcing member 40 to apply a constant load. Since the reinforcing member 40 is relatively thick and has sufficient rigidity, it can receive a large load received from the release fork. The clutch release bearing device slides in the axial direction on a guide shaft (not shown) in response to an input from a release fork to bring the contact portion 11a of the inner ring 11 into contact with a diaphragm spring of a clutch cover (not shown). In such a case, even though the diaphragm spring is rotating, the inner ring 11 is rotatable, so that the inner ring 11 rotates integrally with the diaphragm spring after abutment, and the diaphragm spring is moved by the clutch release bearing device moving in the axial direction. The clutch is operated by being pressed.
[0019]
Since the spring member 30 has an appropriate plate thickness and supports the clutch release bearing 10 with respect to the guide sleeve 20 only by the frictional force acting between the pressing portion 32 and the outer ring 12, the bearing 10 is The guide sleeve 20 is movable in the radial direction. Therefore, when the contact portion 11a of the inner ring 11 contacts the diaphragm spring, if there is an eccentricity between the two, a known force for positioning the bearing 10 concentrically occurs, whereby the bearing 10 is moved in the radial direction. And self-centering will be achieved. The outer wall 23 of the guide sleeve 20 has a function of restricting the bearing 10 from moving outward in the radial direction by a predetermined amount or more. Further, since the outer ring of a general ball bearing does not have a flange in many cases, if the outer ring is sandwiched by the spring member 30 as in the present embodiment, it is not necessary to modify the outer ring itself and an existing one can be used. It can be used and can contribute to cost reduction.
[0020]
By the way, the clutch release bearing 10 is such that the ball 15 rolls along the rolling path of the inner ring 11 and the outer ring 12, so that it is particularly difficult to infiltrate foreign matters among the elements constituting the clutch release bearing device. . Therefore, in the clutch release bearing of the related art, the labyrinth seal portion and the lip portion are combined to prevent wear powder of the clutch from entering the inside of the bearing.
[0021]
On the other hand, it is required to further enhance the foreign matter intrusion function particularly under a severe use environment. According to the present embodiment, such a request can be met.
[0022]
3 is an enlarged sectional view in the axial direction of the clutch release bearing 10 shown in FIG. 2, in which the left side of FIG. 3 is the engine side and the right side is the transmission side. In FIG. 3, circumferential grooves 12a and 12b are formed on the inner circumference of both ends of the outer race 12. An outer edge of a seal 18 having a substantially disk-shaped cored bar 18a and a lip 18b abutting on an end surface of the inner ring 11 is attached to the transmission-side circumferential groove 12b. It prevents foreign matter from entering through the surface and prevents grease from flowing out. Since the flange portion 22 (FIG. 1) of the guide member 20 is disposed on the right side of the seal 18 (on the transmission side), there is a low possibility that foreign matter such as muddy water is scattered. The intrusion of foreign matter can be effectively prevented only by bringing the 18b into contact with the inner ring 11.
[0023]
On the other hand, an outer edge of a contact-type seal 17 is attached to the circumferential groove 12a on the engine side. The seal 17 includes a substantially disk-shaped core 17 a, a first lip 17 b extending from the inner edge of the core 17 a and abutting against the outer peripheral portion of the inner ring 11, and a core having a triangular cross-section and a core closer to the engine than the lip 17 b. A labyrinth seal portion 17c extending from the inner edge of the metal 17a and being slightly separated from the outer peripheral portion of the inner ring 11; and a tapered shape extending from the inner edge of the core bar 17a on the engine side of the labyrinth seal portion 17c. 11 has a second lip portion 17d abutting on a flange portion of a sliding member 17e having an L-shaped cross section attached to the outer peripheral surface of the sliding member 17e. The lip portions 17b and 17d and the labyrinth seal portion 17c are integrally formed of rubber, but may be formed separately. The sliding member 17e is made of metal, and can be fixed to the inner ring 11 by press fitting, bonding, welding, or the like.
[0024]
As described above, even in a situation where the vehicle equipped with the clutch release bearing device of the present embodiment crosses a turbid current or the like, most muddy water is removed by the second lip portion 17d abutting on the sliding member 17e. Further intrusion into the inside is prevented, and even if a foreign matter enters, a large solid foreign matter is caught by the labyrinth seal portion 17c and is prevented from entering further. Further, even if the (semi-) fluid foreign matter can pass through the labyrinth seal portion 17c, it is trapped by the first lip portion 17b and is prevented from entering inward. Therefore, the wear of the balls 15, the rolling races of the inner race 11 and the outer race 12 can be minimized, and the life of the clutch release bearing 10 can be extended.
[0025]
FIG. 4 is an axial sectional view of a clutch release bearing 110 including a seal according to the second embodiment. Note that, in the present embodiment, the same reference numerals are given to the common portions with respect to the embodiment shown in FIG.
[0026]
This embodiment differs from the embodiment shown in FIG. 3 in the configuration of the sliding member and the seal. More specifically, the sliding member 117e has a substantially U-shaped cross section, that is, has a configuration in which ends of one side (engine side) of a double cylinder are connected to each other by a flange portion. In accordance with this, the second lip portion 117d of the seal 117 extends cylindrically in the axial direction so as to abut on the outer cylindrical surface of the sliding member 117e.
[0027]
FIG. 5 is an axial sectional view of a clutch release bearing 210 including a seal according to the third embodiment. Note that, in the present embodiment, the same reference numerals are given to the common portions with respect to the embodiment shown in FIG.
[0028]
This embodiment is different from the embodiment shown in FIG. 3 in that the sliding member is omitted by devising the cutting of the inner ring. More specifically, the inner ring 211 having a thick wall on the engine side has a step portion 211a formed on the outer peripheral surface thereof. The second lip portion 17d of the seal 17 is in contact with the radially extending surface of the step portion 211a.
[0029]
The feature common to the embodiments of FIGS. 3 to 5 is that the portion of the sliding member or inner ring contacted by the second lip portion is shifted from the outer peripheral surface of the inner ring contacted by the first lip portion to the clutch release bearing. Is located radially outward of the
[0030]
As described above, the present invention has been described with reference to the embodiments. However, the present invention should not be construed as being limited to the above-described embodiments, and it is needless to say that modifications and improvements can be made as appropriate. For example, a fine contact seal may be provided instead of the labyrinth seal.
[0031]
【The invention's effect】
According to the seal of the present invention, in a seal for sealing between an inner ring and an outer ring of a clutch release bearing, a labyrinth extending from one of the inner ring and the outer ring and maintained in a non-contact state with the other ring A seal portion, a first lip portion disposed inward of the labyrinth seal portion, and maintained in contact with the other wheel, and a first lip portion disposed outside of the labyrinth seal portion, Since the second lip portion is maintained in contact with the wheel, even under severe use conditions such as running on uneven terrain, the second lip portion can prevent most foreign matter from entering, and Even if there is foreign matter passing through the second lip portion, the labyrinth seal portion or the first lip portion can prevent the foreign material from intruding inward, so that the sealing effect can be more effectively exerted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view of a clutch release bearing device according to an embodiment of the present invention as viewed from a release fork side.
FIG. 2 is an axial sectional view taken along the line II-II of FIG. 1 and viewed in a direction indicated by an arrow.
FIG. 3 is an axial sectional view of the clutch release bearing 10 including the seal according to the first embodiment.
FIG. 4 is an axial sectional view of a clutch release bearing 110 including a seal according to a second embodiment.
FIG. 5 is an axial sectional view of a clutch release bearing 210 including a seal according to a third embodiment.
[Explanation of symbols]
10 Clutch Release Bearing 17 Seal 17a Core 17b First Lip 17c Labyrinth Seal 17d Second Lip 17e, 117e Sliding Member 20 Guide Sleeve 30 Spring Member 40 Reinforcing Member

Claims (3)

クラッチレリーズ軸受の内輪と外輪の間を密封するシールにおいて、
前記内輪と前記外輪の一方から延在し、他方の輪に対して非当接状態に維持されるラビリンスシール部と、
前記ラビリンスシール部より内方に配置され、前記他方の輪に対して当接状態に維持される第1のリップ部と、
前記ラビリンスシール部より外方に配置され、前記他方の輪に対して当接状態に維持される第2のリップ部とからなることを特徴とするシール。
In the seal that seals between the inner ring and outer ring of the clutch release bearing,
A labyrinth seal portion extending from one of the inner ring and the outer ring and maintained in a non-contact state with the other ring;
A first lip portion disposed inward of the labyrinth seal portion and maintained in contact with the other wheel;
A second lip disposed outside the labyrinth seal portion and maintained in contact with the other wheel.
前記第2のリップ部が当接する部位は、前記第1のリップ部が当接する部位より、前記クラッチレリーズ軸受の半径方向外方に位置することを特徴とする請求項1に記載のシール。The seal according to claim 1, wherein a portion where the second lip portion abuts is located radially outward of the clutch release bearing from a portion where the first lip portion abuts. 請求項1又は2に記載のシールを有することを特徴とするクラッチレリーズ軸受装置。A clutch release bearing device comprising the seal according to claim 1.
JP2002342171A 2002-11-26 2002-11-26 Seal and clutch release bearing device Withdrawn JP2004176782A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002342171A JP2004176782A (en) 2002-11-26 2002-11-26 Seal and clutch release bearing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002342171A JP2004176782A (en) 2002-11-26 2002-11-26 Seal and clutch release bearing device

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004176782A true JP2004176782A (en) 2004-06-24

Family

ID=32704299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002342171A Withdrawn JP2004176782A (en) 2002-11-26 2002-11-26 Seal and clutch release bearing device

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004176782A (en)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060737A1 (en) * 2007-11-09 2009-05-14 Ntn Corporation Ball bearing for clutch release bearing device
WO2009084355A1 (en) * 2007-12-28 2009-07-09 Ntn Corporation Clutch release bearing and clutch release bearing device with the same
WO2009093400A1 (en) * 2008-01-21 2009-07-30 Ntn Corporation Ball bearing for clutch release bearing device
WO2009145216A1 (en) * 2008-05-27 2009-12-03 株式会社ジェイテクト Clutch release bearing
WO2015093376A1 (en) * 2013-12-16 2015-06-25 日本精工株式会社 Release bearing and clutch release bearing device
CN105003568A (en) * 2014-04-25 2015-10-28 Skf公司 Rolling bearing, in particular for a declutch thrust device
CN105041878A (en) * 2014-04-24 2015-11-11 Skf公司 Rolling bearing, notably for clutch release bearing device

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060737A1 (en) * 2007-11-09 2009-05-14 Ntn Corporation Ball bearing for clutch release bearing device
WO2009084355A1 (en) * 2007-12-28 2009-07-09 Ntn Corporation Clutch release bearing and clutch release bearing device with the same
WO2009093400A1 (en) * 2008-01-21 2009-07-30 Ntn Corporation Ball bearing for clutch release bearing device
WO2009145216A1 (en) * 2008-05-27 2009-12-03 株式会社ジェイテクト Clutch release bearing
US8534926B2 (en) 2008-05-27 2013-09-17 Jtekt Corporation Clutch release bearing
EP3085980A4 (en) * 2013-12-16 2016-12-21 Nsk Ltd Release bearing and clutch release bearing device
CN105829753A (en) * 2013-12-16 2016-08-03 日本精工株式会社 Release bearing and clutch release bearing device
WO2015093376A1 (en) * 2013-12-16 2015-06-25 日本精工株式会社 Release bearing and clutch release bearing device
JPWO2015093376A1 (en) * 2013-12-16 2017-03-16 日本精工株式会社 Release bearing and clutch release bearing device
KR101852698B1 (en) * 2013-12-16 2018-04-26 닛본 세이고 가부시끼가이샤 Release bearing and clutch release bearing device
US10006503B2 (en) 2013-12-16 2018-06-26 Nsk Ltd. Release bearing and clutch release bearing device
EP3674575A1 (en) * 2013-12-16 2020-07-01 NSK Ltd. Clutch release bearing device
CN105041878A (en) * 2014-04-24 2015-11-11 Skf公司 Rolling bearing, notably for clutch release bearing device
CN105003568A (en) * 2014-04-25 2015-10-28 Skf公司 Rolling bearing, in particular for a declutch thrust device
CN105003568B (en) * 2014-04-25 2019-02-05 Skf公司 Bearing arrangement of the rolling bearing particularly for clutch separation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009145216A1 (en) Clutch release bearing
EP1286074B1 (en) Clutch release bearing
WO2015093376A1 (en) Release bearing and clutch release bearing device
US11788585B2 (en) Rotation transmission device and steering device for a vehicle
JP2011080575A (en) Bearing device for wheel
JP4370659B2 (en) Seal and clutch release bearing device
JP2004176782A (en) Seal and clutch release bearing device
JP2007270873A (en) Sealing device
JP2010112533A (en) Ball bearing for clutch release bearing device
JP2006207619A (en) Clutch release bearing
JP2002147494A (en) Clutch release bearing device
JP5564180B2 (en) Sealing device, rolling bearing and wheel rolling bearing
JP5104516B2 (en) Bearing sealing device mounting structure
JP2006009826A (en) Clutch-release bearing device
JP4055199B2 (en) Clutch release bearing device
JP2009180284A (en) Clutch release bearing and clutch release bearing device having the same
JP2002227858A (en) Seal device of bearing for axle
JP2004138181A (en) Clutch release bearing device
JP2006009827A (en) Clutch-release bearing device
JP3915466B2 (en) Clutch release bearing device
JP2006009931A (en) Clutch-release bearing
JP2009287598A (en) Clutch release bearing
JP2012184815A (en) Sealing device for rolling bearing, and wheel rolling bearing device
JP2009156451A (en) Clutch-release bearing and clutch-release bearing device provided with it
JP2011144868A (en) Clutch release bearing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051122

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070604