JP2004174201A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲面部に電気部品を省スペースで容易に取り付けることができ、興趣性に優れた遊技機を提供する。
【解決手段】このパチンコ機は、電気部品としての発光ダイオード35が実装されたフレキシブル基板30を、上受け皿2のカバー枠40の曲面部41bに沿わせて設けているので、上受け皿2の曲面部41bとフレキシブル基板30との間に不要なスペースが存在することを防止でき、発光ダイオード35を効率良く取り付けることができ、省スペース化を図ることができる。また、フレキシブル基板30の柔軟性によりフレキシブル基板30の曲面部41bへの取り付け作業を容易なものとすることができる。また、曲面部を発光させることでさらに遊技の興趣を向上させることができる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の代表例としてはパチンコ機がある。このパチンコ機には、遊技盤の周囲を覆うようにしてこの遊技盤の前面側に取り付けられる前面枠や、球を貯留する上受け皿および下受け皿などを備えている。例えば、上受け皿の所定箇所を発光表示可能にするために、電気部品(例えば照明ランプ)が実装されたハード基板(回路基板)を当該上受け皿内に配設し、回路基板の照明ランプを点灯表示制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−108421号公報 (第3−4頁、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来のパチンコ機では、例えば上受け皿は、球の貯留部と球を供給する経路などを確保する必要があることや、外観が曲面形状となっていることから、電気部品(例えば照明ランプ)を備えた上述の回路基板を内部に配設するためのスペースが基本的に乏しく、該内部への回路基板の配設が困難であり、仮に設けられたとしても上受け皿の特定箇所しか光らせることができないという問題がある。また、上受け皿などの所定の曲面部内に、上述の回路基板を設ける場合には、回路基板が板状で変形不可(ハード)のものであることから、曲面部の形状に沿わせて回路基板を配設することができず、上受け皿の曲面部と回路基板との間にデッドスペースが存在するという問題がある。また、このデッドスペースを低減するために、回路基板を複数個に分割した分割基板を製作しこれらの分割基板を曲面部の形状に沿わせて取り付けていくことも考えられるが、これらの分割基板を曲面部に個々に取り付けていかなければならず、回路基板の取り付け作業が煩雑になるという別異の問題も生じるし、上受け皿の曲面部と分割基板との間にデッドスペースが完全になくなるわけではない。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、曲面部に電気部品を省スペースで容易に取り付けることができ、電気部品の配置の自由度を向上させた、興趣性に優れた遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成を採る。
すなわち、請求項1に記載の発明は、遊技用媒体を用いて遊技を行う遊技機において、電気部品が所定位置に実装された柔軟性基板を、機体の所定の曲面部に沿わせて設けていることを特徴とするものである。
【0007】
(作用・効果)請求項1に記載の発明によれば、遊技用媒体を用いて遊技を行う遊技機において、電気部品が所定位置に実装された柔軟性基板を、機体の所定の曲面部に沿わせて設けているので、機体の曲面部と柔軟性基板との間や機体の曲面部と電気部品との間に不要なスペースが存在することを防止でき、機体の曲面部にデッドスペースがなく電気部品を効率良く取り付けることができ、省スペース化を図ることができる。また、柔軟性基板の柔軟性により、柔軟性基板を機体の曲面部に沿わせて取り付けていくことができるので、柔軟性基板の曲面部への取り付け作業を容易なものとすることができ、機体の曲面部に沿わせるために分割された複数枚の基板の製作を不要にでき、これらの基板を個々別々にこの曲面部に取り付けていくというような煩雑な作業も解消することができる。また、一般的に取り付けに不向きとされる曲面部に好適に電気部品を設けることができ、当該曲面部の電気部品を動作させることでさらに遊技の興趣を向上させることができる。その結果、あらゆる曲面部に電気部品を省スペースで容易に取り付けることができ、電気部品の配置の自由度を向上させた、興趣性に優れた遊技機を提供することができる。
【0008】
なお、本明細書は、次のような遊技機に係る発明も開示している。
【0009】
(1) 請求項1に記載の遊技機において、
前記電気部品は発光部を備えたものであることを特徴とする遊技機。
【0010】
前記(1)に記載の発明によれば、電気部品は発光部を備えたものとしているので、機体の曲面部と柔軟性基板との間や機体の曲面部と発光部との間に不要なスペースが存在することを防止でき、機体の曲面部にデッドスペースがなく発光部を効率良く取り付けることができ、省スペース化を図ることができる。また、柔軟性基板の柔軟性により、柔軟性基板を機体の曲面部に沿わせて取り付けていくことができるので、柔軟性基板の曲面部への取り付け作業を容易なものとすることができ、機体の曲面部に沿わせるために分割された複数枚の基板の製作を不要にでき、これらの基板を個々別々にこの曲面部に取り付けていくというような煩雑な作業も解消することができる。また、一般的に取り付けに不向きとされる曲面部に好適に発光部を設けることができ、当該曲面部を発光させることでさらに遊技の興趣を向上させることができる。その結果、あらゆる曲面部に発光部を省スペースで容易に取り付けることができ、発光部の配置の自由度を向上させた、興趣性に優れた遊技機を提供することができる。
【0011】
(2) 前記(1)に記載の遊技機において、
前記発光部は半導体発光素子であることを特徴とする遊技機。
【0012】
前記(2)に記載の発明によれば、発光部は半導体発光素子であるとしているので、機体の曲面部と柔軟性基板との間や機体の曲面部と半導体発光素子との間に不要なスペースが存在することを防止でき、機体の曲面部にデッドスペースがなく半導体発光素子を効率良く取り付けることができ、省スペース化を図ることができる。また、柔軟性基板の柔軟性により、柔軟性基板を機体の曲面部に沿わせて取り付けていくことができるので、柔軟性基板の曲面部への取り付け作業を容易なものとすることができ、機体の曲面部に沿わせるために分割された複数枚の基板の製作を不要にでき、これらの基板を個々別々にこの曲面部に取り付けていくというような煩雑な作業も解消することができる。また、一般的に取り付けに不向きとされる曲面部に好適に半導体発光素子を設けることができ、当該半導体発光素子を発光させることでさらに遊技の興趣を向上させることができる。その結果、あらゆる曲面部に半導体発光素子を省スペースで容易に取り付けることができ、半導体発光素子の配置の自由度を向上させた、興趣性に優れた遊技機を提供することができる。
【0013】
(3) 前記(1)または(2)に記載の遊技機において、
前記発光部は、前記柔軟性基板に複数個実装されていることを特徴とする遊技機。
【0014】
前記(3)に記載の発明によれば、発光部は柔軟性基板に複数個実装されているので、これら複数個の発光部により機体の曲面部を発光させることができる。
【0015】
(4) 請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(3)のいずれかに記載の遊技機において、
前記柔軟性基板は、遊技用媒体を貯留する上皿または下皿の少なくとも一方でその所定の曲面部に設けられていることを特徴とする遊技機。
【0016】
前記(4)に記載の発明によれば、柔軟性基板は、遊技用媒体を貯留する上皿または下皿の少なくとも一方でその所定の曲面部に設けられているので、上皿または下皿の曲面部のような曲がった箇所においても、半導体発光素子をデッドスペースがなく効率良く取り付けることができ、省スペース化を図ることができる。また、柔軟性基板の柔軟性により、柔軟性基板を上皿または下皿の曲面部(例えば球の貯留部の外観曲面形状)に沿わせて取り付けていくことができるので、球の貯留部や球の経路部に影響を与えることなく取り付けることができるし、柔軟性基板の曲面部への取り付け作業を容易なものとすることができ、上皿または下皿の曲面部に沿わせるために分割された複数枚の基板の製作を不要にでき、これらの基板を個々別々にこの曲面部に取り付けていくというような煩雑な作業も解消することができる。また、一般的に取り付けに不向きとされる上皿または下皿の曲面部に好適に発光部を設けることができ、当該発光部を発光させることでさらに遊技の興趣を向上させることができる。その結果、上皿または下皿の曲面部に半導体発光素子を省スペースで容易に取り付けることができ、興趣性に優れた遊技機を提供することができる。
【0017】
(5) 前記(4)に記載の遊技機において、
前記柔軟性基板は、前記上皿または下皿の前記曲面部でその外側面あるいは内側面に設けられていることを特徴とする遊技機。
【0018】
前記(5)に記載の発明によれば、柔軟性基板は、上皿または下皿の曲面部でその外側面あるいは内側面に設けられているので、上皿または下皿の曲面部でその外側面あるいは内側面のような曲がった箇所においても、半導体発光素子をデッドスペースがなく効率良く取り付けることができ、省スペース化を図ることができる。また、柔軟性基板の柔軟性により、柔軟性基板を上皿または下皿の曲面でその外側面あるいは内側面に沿わせて取り付けていくことができるので、柔軟性基板の曲面部への取り付け作業を容易なものとすることができ、上皿または下皿の曲面部に沿わせるために分割された複数枚の基板(柔軟性のないハード基板)の製作を不要にでき、これらの基板を個々別々にこの曲面部に取り付けていくというような煩雑な作業も解消することができる。また、一般的に取り付けに不向きとされる上皿または下皿の曲面部でその外側面あるいは内側面に好適に発光部を設けることができ、当該発光部を発光させることでさらに遊技の興趣を向上させることができる。その結果、上皿または下皿の曲面部でその外側面あるいは内側面に半導体発光素子を省スペースで容易に取り付けることができ、興趣性に優れた遊技機を提供することができる。
【0019】
(6) 請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(5)のいずれかに記載の遊技機において、
前記柔軟性基板は、その片面側である実装面に、自己の回路パターンの所定箇所間をブリッジ接続して導通させるための導通部が実装されていることを特徴とする遊技機。
【0020】
前記(6)に記載の発明によれば、柔軟性基板は、その片面側である実装面に、自己の回路パターンの所定箇所間をブリッジ接続して導通させるための導通部が実装されているので、片面実装とする単層基板を実現することができ、多層基板に比べてコストを低減することができる。
【0021】
(7) 前記(6)に記載の遊技機において、
前記導通部は、抵抗値が0Ωまたは略0Ωであるチップ部品であることを特徴とする遊技機。
【0022】
前記(7)に記載の発明によれば、導通部は、抵抗値が0Ωまたは略0Ωであるチップ部品であるとしているので、柔軟性基板の実装面において、この柔軟性基板の回路パターンの所定箇所間をブリッジ接続して導通させることができ、片面実装とする単層基板を実現することができ、多層基板に比べてコストを低減することができる。
【0023】
(8) 前記(7)に記載の遊技機において、
前記チップ部品は、その両端側にそれぞれ電極部を有し、前記柔軟性基板を前記曲面部に取り付けた状態における前記柔軟性基板の曲げ方向の接線に対して前記柔軟性基板面内で直交あるいは略直交する方向に前記電極部の配置方向を向けるように前記柔軟性基板に実装されていることを特徴とする遊技機。
【0024】
前記(8)に記載の発明によれば、チップ部品は、その両端側にそれぞれ電極部を有し、柔軟性基板を曲面部に取り付けた状態における柔軟性基板の曲げ方向の接線に対して柔軟性基板面内で直交あるいは略直交する方向に電極部の配置方向を向けるように柔軟性基板に実装されているので、柔軟性基板の曲げに起因するチップ部品の電極部の接合割れを防止できる。すなわち、柔軟性基板の曲げ方向の接線の方向にチップ部品の電極部の配置方向を向けてこのチップ部品が実装されていると、柔軟性基板の曲げの力がチップ部品の電極部に作用し、チップ部品の電極部の接合割れ、つまり、チップ部品の電極部が柔軟性基板から剥がれて断線することが生じ易くなる。これに対して、柔軟性基板の曲げ方向の接線に対して直交あるいは略直交する方向にチップ部品の電極部の配置方向を向けているので、柔軟性基板の曲げの力がチップ部品の電極部に作用し難くでき、チップ部品の電極部の接合割れ、つまり、チップ部品の電極部が柔軟性基板から剥がれて断線することを防止できる。
【0025】
(9) 前記(1)から(8)のいずれかに記載の遊技機において、
前記柔軟性基板の前記発光部用の抵抗は、前記柔軟性基板とは別体の外部基板に実装されていることを特徴とする遊技機。
【0026】
前記(9)に記載の発明によれば、柔軟性基板の発光部用の抵抗は、柔軟性基板とは別体の外部基板に実装されているので、発光部用の抵抗の発熱が柔軟性基板に熱伝達されて作用することを防止でき、発光部用の抵抗の発熱に起因する柔軟性基板の不具合を防止できる。
【0027】
(10) 前記(9)に記載の遊技機において、
前記外部基板は、遊技機のランプを点灯制御するためのランプ表示制御基板または遊技機全体を制御する主制御基板であることを特徴とする遊技機。
【0028】
前記(10)に記載の発明によれば、外部基板は、遊技機のランプを点灯制御するためのランプ表示制御基板または遊技機全体を制御する主制御基板であるとしている、つまり、柔軟性基板とは別体のランプ表示制御基板または主制御基板に柔軟性基板の発光部用の抵抗が実装されているので、発光部用の抵抗の発熱が柔軟性基板に熱伝達されて作用することを防止でき、発光部用の抵抗の発熱に起因する柔軟性基板の不具合を防止できる。
【0029】
(11) 前記(1)から(10)のいずれかに記載の遊技機において、
前記柔軟性基板の前記発光部を遊技演出に応じて点灯させる点灯制御手段を備えていることを特徴とする遊技機。
【0030】
前記(11)に記載の発明によれば、点灯制御手段は、柔軟性基板の発光部を遊技演出に応じて点灯させるので、遊技者はこの発光部の点灯演出によってさらに面白味を感じることができ、期待感などがさらに高められる。したがって、興趣性を向上させた遊技機を提供できる。
【0031】
(12)請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(11)のいずれかに記載の遊技機において、
前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機。
【0032】
前記(12)に記載の遊技機によれば、機体のあらゆる曲面部に発光部を省スペースで容易に取り付けることができ、発光部の配置の自由度を向上させた、興趣性に優れたパチンコ機を提供できる。なお、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて遊技用媒体としての球を所定の遊技領域に発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(または作動ゲートを通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報(図柄等)が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞手段(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
【0033】
(13)請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(11)のいずれかに記載の遊技機において、
前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機。
【0034】
前記(13)に記載の遊技機によれば、機体のあらゆる曲面部に発光部を省スペースで容易に取り付けることができ、発光部の配置の自由度を向上させた、興趣性に優れたスロットマシンを提供できる。なお、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技用媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0035】
(14)請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(11)のいずれかに記載の遊技機において、
前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機。
【0036】
前記(14)に記載の遊技機によれば、機体のあらゆる曲面部に発光部を省スペースで容易に取り付けることができ、発光部の配置の自由度を向上させた、興趣性に優れた、パチンコ機とスロットマシンとを融合させたものを提供できる。なお、この融合させたものの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する識別情報変動表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技用媒体として球を使用するとともに、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
本実施例では、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチンコ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。なお、本発明を第3種パチンコ遊技機(権利物とも呼ばれる)や、コイン遊技機、スロットマシン等の遊技機に用いることは、当然に可能である。
【0038】
図1は、実施例のパチンコ機の概略正面図であり、図2はパチンコ機の遊技盤の概略正面図である。本実施例のパチンコ機Pは、図1に示すように、遊技盤1と、球を貯留する上受け皿2および下受け皿3と、球を遊技盤1へ発射するための発射ハンドル4とを備えている。遊技盤1は、前面枠1aに嵌め込まれた例えばガラス製の透明板1bに覆われている。
【0039】
図2に示すように、パチンコ機Pの遊技盤1には、作動口5及び大入賞口6が設けられており、遊技盤1は遊技領域を構成している。作動口5は、遊技球Bの通路を備えており、その通路入口には羽根7が開閉可能に支持されている。
【0040】
また、大入賞口6の前には、シャッタ8が設けられている。このシャッタ8は、大入賞口6の側部に設けられた図示しない大入賞口用ソレノイドにより作動させられ、大入賞口6を開閉する。詳しくは、当該ソレノイドが励磁状態となることにより、シャッタ8が略水平に傾き、これにより大入賞口6が開かれる。また、ソレノイドが非励磁状態となることにより、シャッタ8が略垂直状態となり、これにより大入賞口6は閉鎖される。
【0041】
遊技盤1の中央部分(大入賞口6の上方)には、可変表示装置としての特別図柄表示装置(以下、単に「表示装置」という)9が組込まれている。表示装置9は、液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示部9aを備えており、ここに複数の(例えば3つの)図柄列が表示される。図柄列は、基本的には、複数種類の図柄によって構成されている。これらの図柄は、特別遊技図柄としての大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかになりうる。
【0042】
表示装置9の表示部9aでは、各図柄列の図柄変動(回転変動)が、遊技球Bの作動口5への入賞に基づいて開始させられる。また、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択され、これが停止図柄として設定される。停止図柄とは、各図柄列が図柄変動を停止したときに表示される図柄である。
【0043】
大当たり図柄は、いわゆるリーチ状態を経た後、遊技者に有利な大当たり状態を発生させるための図柄である。詳しくは、全ての図柄列の変動が停止させられたとき、表示されている図柄の組合せが、予め定められた大当たりの組合せ、すなわち、同一種類の図柄が大当たりラインに沿って並んでいるときの同図柄の組合せ(例えば、「7」、「7」、「7」の図柄)となる場合がある。この組合せを構成する図柄が「大当たり図柄」である。大当たりの組合せが成立すると、特別電動役物が作動し(大入賞口6が開かれ)、遊技者にとって有利な大当たり状態の到来、すなわち、より多くの賞球を獲得することが可能となる。
【0044】
表示装置9において、表示部9aの上方には、発光ダイオード(LED)からなる保留ランプ10a,10b,10c,10dが組み込まれている。保留ランプ10a〜10dは、基本的には作動口5への入賞に基づく変動表示の保留毎に点灯させられ、その保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯させられる。さらに、パチンコ機Pには、遊技の進行に応じて効果音を発生する図示しないスピーカが設けられている。
【0045】
このほかにも、パチンコ機Pの複数箇所には、遊技効果を高めるための各種ランプが取り付けられている。これらのランプは、例えばランプ風車11、上部ランプ飾り12(図1参照)、下部ランプ飾り13等からなり、遊技の進行に応じて点灯状態(消灯、点灯、点滅等)が適宜変えられるようになっている。なお、上部ランプ飾り12には、遊技者に球切れ状態や入賞状態を報知すべく、球切れランプ及び入賞ランプなどが内蔵されている。
【0046】
本実施例のパチンコ機Pでは、遊技者の操作に応じて変化するパチンコ機Pの遊技状態を検出するべく、遊技盤1には、種々の検出スイッチが取り付けられている。これら検出スイッチにより、遊技球Bの作動口5への入賞や、大入賞口6への入賞が検出されるようになっている。また、本実施の形態では、各検出スイッチの検出結果に基づきソレノイドや、表示装置9、各保留ランプ10a〜10d、各種ランプ11〜13、スピーカ等をそれぞれ駆動制御するために制御装置が設けられている。制御装置は、読み出し専用メモリ(ROM)、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えている。ROMは所定の制御プログラムや初期データを予め記憶しており、CPUはROMの制御プログラム等に従って各種演算処理を実行する。
【0047】
ここで、本発明の特徴部分の1つである構成について、図3を用いて以下に説明する。図3は、実施例のパチンコ機の前面枠の概略斜視図である。
【0048】
図3に示すように、前面枠1aは、縦長の額縁形に形成され、その下部に上受け皿2が設けられている。前面枠1aは、その前面側に曲面状に突出する上部ランプ飾り12からもわかるように、各所定箇所を曲面形状としたデザインのものとなっている。また、前面枠1aの下部に設けられた上受け皿2は、上部ランプ飾り12よりもさらに前面枠1aの前面側に突出しており、その外形の各所定箇所は曲面形状となっている。
【0049】
次に、上受け皿2について、図4〜図6を用いて説明する。図4は、実施例の上受け皿の分解斜視図である。図5は、実施例の上受け皿の外観正面図である。図6は、フレキシブル基板上のチップ部品の実装状態を説明するための説明図である。図4に示すように、上受け皿2は、大別すると、皿枠20とフレキシブル基板30とカバー枠40とからなる。
【0050】
皿枠20は、賞球を受ける皿部21の両端に取付板部22を有し、この取付板部22を前面枠1aの下部の前面側の所定箇所に合せてネジ止めすることによって結合できるようになっている。
【0051】
フレキシブル基板30は、所定の回路パターンが形成された柔軟性のある基板としての、カバー枠40の左側部から正面にかけて配設される第1フレキシブル基板31およびカバー枠40の右側部に配設される第2フレキシブル基板32を備えている。また、これらの第1フレキシブル基板31と2フレキシブル基板32とは、接続ケーブル33によって電気的に接続されている。なお、第1フレキシブル基板31の右端および第2フレキシブル基板32の左端の所定箇所にはコネクタ受け部34がそれぞれに形成されており、これらのコネクタ受け部34に上述した接続ケーブル33の両端の対応するコネクタがそれぞれ嵌合されて接続されるようになっている。
【0052】
第1フレキシブル基板31は、その左端側に複数個(この実施例では例えば3個)の半導体発光素子としての発光ダイオード35が横方向に並べて実装されており、この3個の発光ダイオード35のさらに左側に抵抗値が0オーム(Ω)または略0オーム(Ω)であるチップ部品36(いわゆるブリッジ用チップ部品、ジャンパー用チップ部品)が横方向に複数個(この実施例では例えば3個)並べて実装されている。このチップ部品36は、第1フレキシブル基板31の回路パターンの所定箇所間を導通(ブリッジ)させるためのものであり、その両端にそれぞれ電極部36a(図6参照)が形成されたものである。
【0053】
具体的には、チップ部品36の一方の電極部36aが第1フレキシブル基板31の一方の回路パターンの所定箇所に導通接続(半田接続)され、チップ部品36の他方の電極部36aが第1フレキシブル基板31の他方の回路パターンの所定箇所に導通接続(半田接続)されるとともに、チップ部品36の底部の絶縁部分が他の回路パターン上に当接し当該他の回路パターン上を跨ぐようにしてチップ部品36が実装されている。こうすることで、第1フレキシブル基板31の回路パターンの所定箇所間のみを導通させることができ、チップ部品36の底部下でその両電極部36a間に位置する上述の他の回路パターンに対しては非導通(絶縁)とすることができる。上述のチップ部品36を設けることで、第1フレキシブル基板31を片面実装とする単層基板を実現することができる。
【0054】
また、第2フレキシブル基板32は、その右端側に横方向に3個並べて半導体発光素子としての発光ダイオード35が実装されている。この発光ダイオード35としては種々のタイプのものを採用することが可能であるが、ここでは発光ダイオード35は、例えば単色光を放つタイプのものとする。
【0055】
また、第1フレキシブル基板31の左端側には、上述の制御装置(例えば、遊技機全体を制御する主制御基板)からの接続ケーブルが接続されるコネクタ受け部37(図5参照)が設けられており、第1フレキシブル基板31および第2フレキシブル基板32の発光ダイオード35が主制御基板により発光制御されるようになっている。また、第1フレキシブル基板31および第2フレキシブル基板32の発光ダイオード35用として用いられる抵抗部品(例えば、抵抗器やチップ抵抗など)は、上述の主制御基板に設けられており、第1フレキシブル基板31および第2フレキシブル基板32には設けられていない。つまり、第1フレキシブル基板31および第2フレキシブル基板32には、所定の回路パターン(例えば銅箔ライン)が形成された柔軟性プリント配線基板と、発光ダイオード35と、ブリッジ用のチップ部品36とが主たる構成部品となっており、発熱が予想されるような抵抗部品は一切備えられていない。
【0056】
第1フレキシブル基板31の両端それぞれには、上下方向に並んで2個の取付孔38(貫通孔)が形成されている。これと同様に、第2フレキシブル基板32の両端それぞれにも、上下方向に並んで2個の取付孔38(貫通孔)が形成されている。
【0057】
なおここでは、フレキシブル基板30は、第1,第2フレキシブル基板31,32、つまり2枚のフレキシブル基板からなっているが、1枚のフレキシブル基板あるいは3枚以上のフレキシブル基板からなるようにしてもよい。
【0058】
カバー枠40は、皿枠20を被い包むものであり、皿枠20の皿部21の前縁部21aから下面の全体を包み込むように本体部分41を凹曲面形に形成し、その左右両端に皿枠20の取付板部22の全面を被うカバー部42が延設されている。上述した本体部分41の前縁部41aは、皿部21の前縁部21aを縁取りし飾るものであり、例えば着色半透明部材を採用している。この本体部分41の前縁部41aの裏面側に沿うようにしてフレキシブル基板30(第1、第2フレキシブル基板31,32)が取り付けられるようになっている。また、本体部分41の前縁部41aは、図4に示すように、曲面形状となった曲面部41bを備えている。
【0059】
具体的には、本体部分41の前縁部41aの裏面側の各所定箇所には、フレキシブル基板30の取付孔38に挿入するための突出した挿入ピン43が上下方向に並んで2個形成されており、各挿入ピン43がフレキシブル基板30の対応する取付孔38にそれぞれ挿入された状態となるようにしてこのフレキシブル基板30を仮止めする。そして、フレキシブル基板30の取付孔38に挿入ピン43が挿入された状態のままでこれらの挿入ピン43に嵌合キャップ(図示省略)を取り付ける、つまり嵌合キャップの嵌合穴に挿入ピン43を挿入して嵌合させることで、フレキシブル基板30を本体部分41の前縁部41aの裏面側に挟持させることができる。このとき、フレキシブル基板30の発光ダイオード35は、図5に示すように、本体部分41の曲面部41bの裏面側に位置している。例えば、この嵌合キャップとしては、本体部分41の前縁部41aの裏面側の挿入ピン43に嵌合可能な嵌合穴が上記同様に上下方向に2個並んで形成されたものが挙げられる。なお、嵌合キャップとしては、挿入ピン43に嵌合可能な嵌合穴を有し、フレキシブル基板30を本体部分41の前縁部41aの裏面側に保持させた状態にできるものであればどのような構造のものであってもよい。
【0060】
上述したように、カバー枠40の前縁部41aは着色半透明部材としており、図5に示すように、第1フレキシブル基板31の発光ダイオード35が上述の主制御基板(図示省略)に点灯制御されて発光すると、カバー枠40の前縁部41a、つまり上受け皿2の外周部分が発光していることを遊技者などから視認できるようになっている。例えば、カバー枠40の前縁部41aが赤色に着色された半透明部材であった場合に、赤色に点灯表示されることになる。発光ダイオード35が位置する上受け皿2の該当部分では、発光強度は強く、その部分から離れると発光強度がやや弱くなるような点灯が行われることになる。なお、上受け皿2のカバー枠40の前縁部41aの部材を改良したり、あるいは発光ダイオード35を分散させて配置したりなどすることで、上受け皿2全体がほぼ同じ発光強度で点灯させることもできる。
【0061】
また、主制御基板は、フレキシブル基板30の発光ダイオード36を遊技演出に応じて点灯させる点灯制御手段としての機能を備えている。つまり、主制御基板はパチンコ機Pの遊技全体を制御するように構成されていることから、主制御基板はパチンコ機Pの遊技演出の状態(図柄変動状態、リーチ演出状態、大当り演出状態、大当り状態など)を逐次に検知しており、それらの状態に応じて点灯制御を行うようにしている。
【0062】
図6に示すように、チップ部品36は、その両端側にそれぞれ電極部36aを有し、第1フレキシブル基板31を上受け皿2の曲面部41bに取り付けた状態における第1フレキシブル基板31の曲げ方向Mの接線Sに対して、第1フレキシブル基板31面内で直交あるいは略直交する方向に電極部36aの配置方向Hを向けるように第1フレキシブル基板31に例えば半田付けされて実装されている。したがって、第1フレキシブル基板31の曲げに起因するチップ部品36の電極部36aの接合割れを防止できる。すなわち、第1フレキシブル基板31の曲げ方向Mの接線Sの方向にチップ部品36の電極部36aの配置方向Hを向けてこのチップ部品36が実装されていると、第1フレキシブル基板31の曲げの力がチップ部品36の電極部36aに作用し、チップ部品36の電極部36aの接合割れ、つまり、チップ部品36の電極部36aが第1フレキシブル基板31から剥がれて断線することが生じ易くなる。これに対して、第1フレキシブル基板31の曲げ方向Mの接線Sに対して直交あるいは略直交する方向にチップ部品36の電極部36aの配置方向Hを向けているので、第1フレキシブル基板31の曲げの力がチップ部品36の電極部36aに作用し難くでき、チップ部品36の電極部36aの接合割れ、つまり、チップ部品36の電極部36aが第1フレキシブル基板31から剥がれて断線することを防止できる。
【0063】
なお、上述した発光ダイオード35が本発明における発光部に相当し、上述したフレキシブル基板30が本発明における柔軟性基板に相当し、上述した上受け皿2が本発明における機体および上皿に相当し、上述したチップ部品36が本発明における導通部に相当し、上述した主制御基板が本発明における外部基板に相当する。
【0064】
上述したように本実施例のパチンコ機Pによれば、発光ダイオード35が所定位置に実装されたフレキシブル基板30を、上受け皿2の所定の曲面部41bに沿わせて設けているので、上受け皿2の曲面部41bとフレキシブル基板30との間や上受け皿2の曲面部41bと発光ダイオード35との間に不要なスペースが存在することを防止でき、上受け皿2の曲面部41bにデッドスペースがなく発光ダイオード35を効率良く取り付けることができ、省スペース化を図ることができる。また、フレキシブル基板30の柔軟性により、フレキシブル基板30を上受け皿2の曲面部41bに沿わせて取り付けていくことができるので、フレキシブル基板30の曲面部41bへの取り付け作業を容易なものとすることができ、上受け皿2の曲面部41bに沿わせるために分割された複数枚の基板(柔軟性のないハード基板)の製作を不要にでき、これらの基板を個々別々にこの曲面部に取り付けていくというような煩雑な作業も解消することができる。また、一般的に取り付けに不向きとされる曲面部41bに好適に発光ダイオード35を設けることができ、発光ダイオード35を発光させることでさらに遊技の興趣を向上させることができる。その結果、あらゆる曲面部分(例えば曲面部41b)に発光ダイオード35を省スペースで容易に取り付けることができ、発光ダイオード35の配置の自由度を向上させた、興趣性に優れた遊技機を提供することができる。
【0065】
また、発光ダイオード35はフレキシブル基板30に複数個(例えば3個)実装されているので、これら複数個(例えば3個)の発光ダイオード35により上受け皿2の曲面部41bを発光させることができる。
【0066】
また、フレキシブル基板30は、上受け皿2の曲面部41bでその内側面に設けられているので、上受け皿2の曲面部41bでその内側面のような曲がった箇所においても、半導体発光素子をデッドスペースがなく効率良く取り付けることができ、省スペース化を図ることができる。また、フレキシブル基板30の柔軟性により、フレキシブル基板30を上受け皿2の曲面部41bでその内側面に沿わせて取り付けていくことができるので、柔軟性基板の曲面部への取り付け作業を容易なものとすることができ、上受け皿2の曲面部41bに沿わせるために分割された複数枚の基板(柔軟性のないハード基板)の製作を不要にでき、これらの基板を個々別々にこの曲面部41bに取り付けていくというような煩雑な作業も解消することができる。また、一般的に取り付けに不向きとされる上受け皿2の曲面部41bでその内側面に好適に発光ダイオード35を設けることができ、発光ダイオード35を発光させることでさらに遊技の興趣を向上させることができる。その結果、上受け皿2の曲面部41bでその内側面に発光ダイオード35を省スペースで容易に取り付けることができ、興趣性に優れた遊技機を提供することができる。
【0067】
また、フレキシブル基板30は、その片面側である実装面に、自己の回路パターンの所定箇所間をブリッジ接続して導通させるためのチップ部品36が実装されているので、片面実装とする単層基板を実現することができ、多層基板に比べてコストを低減することができる。チップ部品36は、抵抗値が0Ωであるブリッジ用のチップ部品としているので、フレキシブル基板30の実装面において、このフレキシブル基板30の回路パターンの所定箇所間をブリッジ接続して導通させることができ、片面実装とする単層基板を実現することができ、多層基板に比べてコストを低減することができる。
【0068】
また、フレキシブル基板30の発光ダイオード35用の抵抗は、フレキシブル基板30とは別体の外部基板(例えば、前述した主制御基板)に実装されているので、発光ダイオード35用の抵抗の発熱がフレキシブル基板30に熱伝達されて作用することを防止でき、発光ダイオード35用の抵抗の発熱に起因するフレキシブル基板30の不具合を防止できる。
【0069】
また、主制御基板は、フレキシブル基板30の発光ダイオード35を遊技演出に応じて点灯させるので、遊技者はこの発光ダイオード35の点灯演出によってさらに面白味を感じることができ、期待感などがさらに高められる。したがって、興趣性を向上させた遊技機を提供できる。
【0070】
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
【0071】
(1)上述の実施例では、機体の一例として上受け皿2を採用し、フレキシブル基板30を上受け皿2の曲面部41b(例えば外側面)に沿わせた例を挙げて説明しているが、曲面部41b(例えば内側面)に沿わせもよい。また、下受け皿3や前面枠1aなどの曲面部にフレキシブル基板30を設けるようにしてもよい。また、
【0072】
(2)上述の実施例では、電気部品の一例として発光部を備えたもの、つまり、発光部の一例として半導体発光素子(例えば発光ダイオード35)を採用しているが、照明用ランプなど各種の発光手段を採用するようにしてもよいし、電気部品としてスピーカなどをフレキシブル基板30に設けるようにしてもよい。
【0073】
(3)上述の実施例では、上受け皿2の曲面部41bでその内側面にフレキシブル基板30を沿わせるようにして取り付けているが、上受け皿2の曲面部41bでその外側面にフレキシブル基板30を沿わせるようにして取り付けてもよい。
【0074】
(4)上述の実施例では、フレキシブル基板30の発光ダイオード36用の抵抗を備える外部基板として主制御基板を採用しているが、パチンコ機Pのランプなどを点灯制御するためのランプ表示制御基板を採用してもよい。
【0075】
(5)本発明を上記実施例とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される。)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞されることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施してもよい。また、球が所定の入賞口に入ることで特別遊技状態となるパチンコ機として実施してもよい。さらに、パチンコ機以外にも、スロットマシン、アレンジボール型パチンコ、雀球、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機等の各種遊技機として実施するようにしてもよい。
【0076】
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定されるものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0077】
なお、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の遊技球の投入後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受け皿に多量の球が払い出されるものである。
【0078】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電気部品が所定位置に実装された柔軟性基板を、機体の所定の曲面部に沿わせて設けているので、機体の曲面部と柔軟性基板との間や機体の曲面部と電気部品との間に不要なスペースが存在することを防止でき、機体の曲面部にデッドスペースがなく電気部品を効率良く取り付けることができ、省スペース化を図ることができる。また、柔軟性基板の柔軟性により、柔軟性基板を機体の曲面部に沿わせて取り付けていくことができるので、柔軟性基板の曲面部への取り付け作業を容易なものとすることができ、機体の曲面部に沿わせるために分割された複数枚の基板の製作を不要にでき、これらの基板を個々別々にこの曲面部に取り付けていくというような煩雑な作業も解消することができる。また、一般的に取り付けに不向きとされる曲面部に好適に電気部品を設けることができ、当該電気部品を動作させることでさらに遊技の興趣を向上させることができる。その結果、あらゆる曲面部に電気部品を省スペースで容易に取り付けることができ、電気部品の配置の自由度を向上させた、興趣性に優れた遊技機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のパチンコ機の概略正面図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の概略正面図である。
【図3】実施例のパチンコ機の前面枠の概略斜視図である。
【図4】実施例の上受け皿の分解斜視図である。
【図5】実施例の上受け皿の外観正面図である。
【図6】フレキシブル基板上のチップ部品の実装状態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
2 … 上受け皿(機体、上皿)
30 … フレキシブル基板(柔軟性基板)
35 … 発光ダイオード(発光部)
36 … チップ部品(導通部)
36a… 電極部
41b… 曲面部

Claims (4)

  1. 遊技用媒体を用いて遊技を行う遊技機において、
    電気部品が所定位置に実装された柔軟性基板を、機体の所定の曲面部に沿わせて設けていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記柔軟性基板は、遊技用媒体を貯留する上皿または下皿の少なくとも一方でその所定の曲面部に設けられていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記柔軟性基板は、その片面側である実装面に、自己の回路パターンの所定箇所間をブリッジ接続して導通させるための導通部が実装されていることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記電気部品は発光部を備えたものであり、
    前記柔軟性基板の前記発光部用の抵抗は、前記柔軟性基板とは別体の外部基板に実装されていることを特徴とする遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007236714A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2017056337A (ja) * 2016-12-28 2017-03-23 株式会社大一商会 遊技機
JP2017086932A (ja) * 2016-12-28 2017-05-25 株式会社大一商会 遊技機

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