JP2004173904A - Method and device for ozone sterilizing/deodorizing - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院やホテル、レストラン、宴会場などの業務用室内空間や住宅などの居住空間及びこれら空間内に置かれた物をオゾンを用いて殺菌・脱臭を行う方法ならびに装置に関するものである。また、ビニールハウスや野菜倉庫などで野菜や果物の病害駆除、腐敗防止のためにオゾンを用いて殺菌・脱臭を行う方法ならびに装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のオゾンを用いた殺菌・脱臭装置では、オゾンガスを空間に放出することで殺菌脱臭を行う方法が行われてきた。その場合、殺菌や脱臭には高湿度環境、特に相対湿度80%以上で行うことが有効であるため、別途、加湿器を併用して空間の湿度を高める必要があった。この場合、空間全体のオゾン濃度と湿度は平衡的に増加と減衰を行うため、空間全体のオゾン濃度と湿度を規定の値に維持するために処理時間が長かったり、多くのオゾンと水を散布する必要があった。
【0003】
殺菌脱臭効果の大きいオゾン水を用いた洗浄やオゾン水の散布は、魚市場など水濡れがあっても良い場所では有効な手段であるが、多くの空間では水濡れを発生させることができない。
【0004】
これらの問題を解決するために、オゾン水を噴霧する方法(特許文献1参照)や二流体ノズルを用いて水を加圧オゾンガスで噴霧する方法(特許文献2参照)など、オゾン霧を用いることで殺菌脱臭効果を高める方法もあるが、オゾン水を超音波振動子で霧化する場合、オゾン水からオゾンガスが離脱してしまいオゾンの効果が低減してしまったり、二流体ノズルを駆動するための加圧オゾンガスの圧力がオゾナイザの吐出圧では不十分で、霧の粒径を小さくできない、規定の噴霧量が得られないなど二流体ノズルとしての霧化性能が劣化してしまう。
【0005】
【特許文献1】特開平06−327749号公報
【特許文献2】特開2000−316956号公報
【0006】
二流体ノズルを用いる方法は、加圧オゾンガスと圧縮空気を混合することで二流体ノズルを駆動する圧力を高める改良も提案(特許文献3参照)されているが、折角オゾナイザで生成したオゾンを空気で希釈することになりオゾン霧のオゾン濃度が高くできないばかりか、混合器が必要となり装置が複雑高価となってしまう。
【0007】
【特許文献3】特開平10−226503号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
二流体ノズルの性能を十分発揮させて、粒径の小さい霧を生成するとともに、粒径の小さい霧と高濃度オゾンガスを接触させて、高濃度オゾン霧を簡便に生成することである。
【0009】
他の目的は、空間全体を平衡的にオゾン濃度・湿度を上げることなく、生成したオゾン霧を有効に殺菌・脱臭対象物に接触させることで、使用オゾン量ならびに使用水量を大幅に低減すると共に、オゾンの持つ殺菌・脱臭特性をより効果的に引き出し、その結果として、装置の小型化ならびに低コストを実現するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は二流体ノズルで生成した霧に、該二流体ノズルの霧出口にオゾンガスを供給することでオゾンを溶解させたうえで、霧に溶解しない残存オゾンを含む空気で上記霧(オゾン霧)を噴出させて、殺菌・脱臭対象面や空間に噴霧することを特徴とする。
【0011】
さらに、該二流体ノズルから噴出するオゾン霧ならびにオゾン含有空気を、ファンで流動する空気流の中に供給したり、生成された霧を荷電することで、殺菌・脱臭対象面や空間に効果的にオゾン霧を供給することを特徴とする。
【0012】
また、薬剤、例えばホルマリンやアルコールとオゾン霧を併用することで、より高い殺菌効果を得ると共に、ホルマリンを用いた場合の残留ホルマリンの脱臭も行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明によるオゾン殺菌脱臭方法を模式的に表したものである。二流体ノズル12にエア源3から圧縮空気をエア通路13に供給すると、流体通路14から水タンク17から液体供給管10を介して水が吸引され二流体ノズルから水の微細粒子が霧状に噴出するわけであるが、この時、二流体ノズル出口部8にオゾナイザ16からオゾン供給管15を介して高濃度オゾンを供給すると、上記水の微細粒子はオゾンを吸収してオゾンが溶け込んだ霧(オゾン霧)になる。
【0014】
オゾンガスは二流体ノズル出口部8では噴霧粒子が細かく表面積が大きい、噴霧粒子が高速でオゾンガスに衝突する、などの理由から非常に良く吸収される。すなわち、オゾン分子入射量は水の微細粒子の表面積(半径の2乗)に比例するが、溶解度は体積(半径の3乗)に反比例するので、粒子径が小さいほどオゾン溶解度は大きくなるからである。また、本発明ではオゾンガスは二流体ノズル出口部8に供給するため、オゾンガスが二流体ノズルに駆動する空気と十分混合する前に水の微細粒子が衝突することになる。そのため、オゾナイザ12での生成濃度に近い高濃度オゾンガス(高いオゾン分子密度)に噴霧粒子が高速で衝突すると考えられる。。
【0015】
以上のことよりオゾン霧を生成する場合、噴霧粒子径を小さく保つことが重要となる。そこで、二流体ノズルは最適の駆動条件で駆動する、すなわち、二流体ノズルへ供給する圧縮空気はそのノズルに適した空気圧と空気量を供給して、二流体ノズル規定の噴霧粒径、噴霧量を確保することが重要となる。圧縮空気の代わりに、オゾナイザによってガス圧が制限されるオゾンガスを二流体ノズル駆動エアとして用いた場合に比べて噴霧粒子径が細かくできるため、オゾン溶解度が大きくなる。
【0016】
これらの結果から、二流体ノズルをオゾンガスで駆動しなくても、二流体ノズル出口部8にオゾンガスを供給することで、十分高濃度のオゾン水の微細粒子からなるオゾン霧が簡単な方法で得られることになる。
【0017】
なお、図1では水は二流体ノズルの吸引力による自給を示したが、図示されていない小型ポンプにより水を供給することで、噴霧量を増やしても良い。
【0018】
本発明では、二流体ノズルから噴出されるオゾン霧を残余のオゾンガスと混合した二流体ノズル駆動空気で殺菌・脱臭対象面や空間に噴霧する場合もあるが、より広範囲に、また、より効果的にオゾン霧を散布するために、本二流体ノズルから噴出するオゾン霧ならびにオゾン含有空気を、ファンで流動する空気流の中に供給したり、生成された霧を荷電することで、殺菌・脱臭対象面や空間に効果的にオゾン霧を供給すると良い。
【0019】
図1に示すように、本二流体ノズル12を流動する空気流1に置くと、この空気流1に乗ってオゾン霧の粒子9が搬送される。特に、殺菌・脱臭対象面や空間が広い場合有効な手段となる。
【0020】
さらに、図示はしていないが、長いダクト中に生成したファンで流動する空気流中の空気取り入口近傍に本二流体ノズルを置くと、ダクトの出口からオゾン霧を放出することができる。その結果、オゾン霧を拡散することなく遠方まで搬送することができる。また、ダクトの途中に放出口を複数設けることでより効果的に広い空間に散布できる。例えば、いちご栽培のビニールハウスなどに散布する場合、非常に有効となる。
【0021】
さらに、霧を荷電してオゾン霧を静電散布すれば、静電塗装、農薬の静電散布などの場合と同様に、オゾン霧が殺菌・脱臭対称面全体に満遍なく行き渡り、より少量で効果を発揮することができる。
【0022】
ホルマリンなどの薬剤の散布に二流体ノズルを用いているが、ホルマリンはその臭いが残留するため、散布直後に入室して使用することができない場合があった。薬剤と本発明によるオゾン霧を併用、すなわち、薬剤散布の後にオゾン霧で薬剤の分解脱臭を行うと同時に、オゾンの殺菌効果も利用するという相乗効果が得られる。また、通常はオゾン霧による殺菌を行い、ホルマリンなどの薬剤による殺菌は適宜行うことで、病院、動物病院、食品工場、厨房、バスや列車などの殺菌・衛生管理を効果的に行うことできる。
【0023】
図1では、水タンク17に追加して薬剤タンク18を設け、切替バルブ11で二流体ノズルに供給する液体を水と薬剤を切り替え自在とする。この時、薬剤を選択して噴霧する場合には、オゾナイザ16を停止してオゾンガスの供給を行わないようにしておく。水を選択した場合に、オゾナイザ16が運転し、オゾン霧を生成散布するが、薬剤を選択した場合にはオゾナイザ16は停止すれば良い。
【0024】
本発明によるオゾン殺菌装置の実施例として図2に示すように、二流体ノズル29の霧出口部をコーン状とした出口コーン33を設けると共に、この出口コーン33にオゾンガス供給口34を設け、出口コーン33にオゾナイザ42で生成したオゾンガスをオゾンガス供給管41を介して供給する。
【0025】
二流体ノズル29には空気圧縮機22で生成した圧縮空気を供給するための圧縮空気供給口28と水タンク38に接続された液体供給口35を設け、空気圧縮機22を運転すると自動的に水タンク38より水が二流体ノズル29に吸引され、液体ノズル先端部31より霧化されて出口コーン33に霧が吐出される。
【0026】
出口コーン33にはオゾンガスが供給されており、霧はオゾン分子と衝突してオゾンを溶解してオゾン霧に変換される。この時、出口コーン33に供給されたオゾンが全て霧に溶解する訳ではなく、残余のオゾンは二流体ノズル29の駆動圧縮空気とともに出口コーン33より放出され、殺菌・脱臭対象面に吹き付けると、オゾン霧とオゾンガスの相乗効果で殺菌・脱臭が行われる。
【0027】
表1は実験データを示すが、二流体ノズルへ水を供給して噴霧した場合、オゾンガス濃度は8.2ppm低下した。この時、噴霧量は20cc/minであるため、このオゾン減少量が全て霧に溶け込んだと考えると霧のオゾン濃度は40.6mg/lと非常に高いオゾン溶解濃度の霧が得られることになる。この値は、ヘンリー法則(ガスの溶媒への平衡状態の溶解度)から計算できる値(0.04mg/l)に比較して四桁も大きな高い値となる。霧を捕集して水に戻した後に直接オゾン水濃度を測定することは、捕集時間がかかりオゾン水濃度が低下する、捕集時にオゾンが分解されるなどのため、通常の方法では不可能である。しかしながら、非常に小さい水の微細粒子が高速にオゾンガスに衝突する場合、単にオゾンガスと水の気液界面の平衡状態における溶解度に比較して非常に大きな溶解度が得られることは明白である。
【0028】
【表1】
【0029】
さらに、本二流体ノズル29をファン27を設置したダクト21の出口近傍に置くとオゾン霧とオゾンガスはファンによって生ずる空気流に乗ってより遠方へ運ばれるため、殺菌・脱臭対象面や空間が広い場合、特に、有効となる。
【0030】
また、図示はしていないが、このダクトにフレキシブルな延長ダクトを設け、本装置から離れた場所にオゾン霧とオゾン含有空気を搬送し放出することができる。また、延長ダクトを分岐したり、途中に放出口を取り付けたりすると、広範囲に渡りオゾン霧とオゾン含有空気を放出できるため、広い空間を殺菌・脱臭する場合に有効となる。例えば、いちご栽培のビニールハウスなどに散布する場合などに有効である。
【0031】
水タンク38に追加して、例えば、ホルマリンやアルコールの薬剤タンク40を設置し液体配管39を三方弁37でこれらの水タンク38と薬剤タンク40に接続し、三方弁37を切り替えることで二流体ノズル29より水の噴霧と薬剤の噴霧を切り替えることで、オゾン霧に付加して薬剤の散布も行うことができる。
【0032】
従来からホルマリンを用いた殺菌消毒は病院、食品工場など広く用いられているが、ホルマリン消毒後、長時間に渡りホルマリン臭が残留することがホルマリン消毒の大きな問題であった。ホルマリン消毒後、例えば3方弁37を自動的に切替、本装置によるオゾン霧とオゾン含有空気によるホルマリン脱臭を行うことで、ホルマリン臭の残留を大幅に短くすることができると同時に、一層の殺菌消毒効果が得られる。
【0033】
また、ホルマリン散布の量や回数を減らしても本装置によるオゾン霧とオゾン含有空気による殺菌を行うことで対象空間の清浄レベルを維持若しくは向上させながら、薬剤費を大幅に低減することが可能である。オゾンを発生させるための電気代は薬剤費に比較してはるかに安価なため、ランニングコストは結局大幅に低減できる。
【0034】
液体配管39に液ポンプ36を付加すると、二流体ノズル29から噴霧するオゾン霧や薬剤の量を調整することができる。すなわち、液ポンプを用いない場合は、二流体ノズル29の構造と作動エアの圧力で噴霧量は決まるが、液ポンプ36を用いて液流量を調整することで、噴霧量を増減することが可能である。特に、殺菌・脱臭対象面や空間が広い場合、噴霧量を増やすことが求められる場合に有効である。
【0035】
直流高圧電源26からの高電圧をノズルスロート部に設けた環状電極32に供給し液ノズル先端部31の間に高電圧を印加すると、液ノズル先端部から液体が引きちぎられて微粒子になる時に、誘導帯電し電荷を帯びたオゾン霧や薬剤霧を生成することができ、いわゆる、静電噴霧を行うことができる。静電噴霧では、殺菌・対象面へのオゾン霧や薬剤霧の付着効率を大きくできる。
【0036】
さらに、負極性高電圧を環状電極32に印加すると帯電霧はマイナスに帯電し霧が蒸発して最後にはマイナスイオンが殺菌・脱臭対象空間に大量に供給でき、マイナスイオン効果も付加することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上述の通りであり、二流体ノズルで生成した霧に、該二流体ノズルの霧出口部にオゾンガスを供給することでオゾンを溶解させるという簡便な方法でオゾン霧を生成することができる。このように生成したオゾン霧を霧に溶解しない残存オゾンを含む空気とともに噴出させて、殺菌・脱臭対象面や空間に噴霧することで少量のオゾンと水で殺菌脱臭を行うことができる。
【0038】
さらに、本発明による二流体ノズルをファンで生成された空気流中に置くことで、オゾン霧とオゾン含有空気を広い空間に供給することができる。
【0039】
また、本発明による二流体ノズルに供給する液体を水と薬剤の2種類以上の液体に切り替え可能にすることで、薬剤の殺菌消毒効果とオゾン(オゾン霧とオゾン含有空気)の効果の相乗作用を得ると共に、薬剤の残留臭の除去、薬剤散布量の低減が達成できる。
【0040】
二流体ノズルで生成される霧を荷電することで、オゾン霧と薬剤霧を静電散布することで、散布効率(殺菌・脱臭面への付着効率)を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のオゾン殺菌脱臭方法の実施の形態の原理を示す模式図である。
【図2】この発明のオゾン殺菌脱臭装置の実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 空気流
2 エア接続管
3 エア源
4 接地
5 直流高電圧電源
6 高圧電極
7 帯電粒子
8 二流体ノズル出口
9 オゾン霧粒子
10 液体接続管
11 切替バルブ
12 二流体ノズル
13 エア通路
14 液体通路
15 オゾン供給管
16 オゾナイザ
17 水タンク
18 薬剤タンク
21 ダクト
22 空気圧縮機
23 圧縮空気配管
24 アース配線
25 高電圧配線
26 直流高電圧電源
27 ファン
28 圧縮空気供給口
29 二流体ノズル
30 アース電極
31 液体ノズル先端部
32 環状電極
33 出口コーン
34 オゾンガス供給口
35 液体供給口
36 液ポンプ
37 三方弁
38 水タンク
39 液体配管
40 薬剤タンク
41 オゾン配管
42 オゾナイザ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a method and an apparatus for sterilizing and deodorizing an indoor space for business use such as a hospital, a hotel, a restaurant, a banquet hall, a living space such as a house, and objects placed in these spaces using ozone. . The present invention also relates to a method and an apparatus for sterilizing and deodorizing vegetables and fruits using ozone in a greenhouse or a vegetable warehouse to control disease and prevent decay.
[0002]
[Prior art]
In a conventional sterilization and deodorization apparatus using ozone, a method of performing sterilization and deodorization by discharging ozone gas into a space has been performed. In that case, it is effective to sterilize and deodorize in a high humidity environment, particularly at a relative humidity of 80% or more. Therefore, it was necessary to separately increase the humidity of the space by using a humidifier. In this case, since the ozone concentration and humidity in the entire space increase and decrease in an equilibrium manner, a long processing time is required to maintain the ozone concentration and the humidity in the entire space at a specified value, or a large amount of ozone and water is sprayed. I needed to.
[0003]
Washing using ozone water and spraying ozone water, which have a large sterilizing and deodorizing effect, are effective means in places where water can get wet, such as in a fish market, but cannot get wet in many spaces.
[0004]
In order to solve these problems, ozone mist is used, such as a method of spraying ozone water (see Patent Document 1) and a method of spraying water with pressurized ozone gas using a two-fluid nozzle (see Patent Document 2). There is also a method to increase the sterilization and deodorization effect with ozone water, but when atomizing ozone water with an ultrasonic vibrator, ozone gas is released from ozone water and the effect of ozone is reduced, or two-fluid nozzle is driven The pressure of the pressurized ozone gas is insufficient at the discharge pressure of the ozonizer, and the atomization performance as a two-fluid nozzle deteriorates, for example, the particle size of the mist cannot be reduced, and the specified spray amount cannot be obtained.
[0005]
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. H06-327749 [Patent Document 2] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-316956
A method using a two-fluid nozzle has been proposed to improve the pressure for driving the two-fluid nozzle by mixing pressurized ozone gas and compressed air (see Patent Literature 3). Therefore, not only the ozone concentration of the ozone mist cannot be increased, but also a mixer is required and the apparatus becomes complicated and expensive.
[0007]
[Patent Document 3] JP-A-10-226503
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to generate mist having a small particle diameter by sufficiently exhibiting the performance of a two-fluid nozzle, and to easily generate a high-concentration ozone mist by contacting a mist having a small particle diameter with a high-concentration ozone gas.
[0009]
The other purpose is to significantly reduce the amount of ozone used and the amount of water used by effectively contacting the generated ozone mist with the object to be sterilized and deodorized without raising the ozone concentration and humidity equilibrium in the entire space. Therefore, the sterilization and deodorization characteristics of ozone can be more effectively extracted, and as a result, the size and cost of the apparatus can be reduced.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention dissolves ozone into mist generated by a two-fluid nozzle by supplying ozone gas to a mist outlet of the two-fluid nozzle, and then uses the mist (ozone mist) with air containing residual ozone that does not dissolve in the mist. Is sprayed onto the surface or space to be sterilized or deodorized.
[0011]
Furthermore, the ozone mist and ozone-containing air ejected from the two-fluid nozzle are supplied into an air stream flowing by a fan, and the generated mist is charged, so that the surface and space to be sterilized and deodorized are effectively applied. It is characterized by supplying ozone mist to the water.
[0012]
Further, by using a chemical such as formalin or alcohol in combination with an ozone mist, it is possible to obtain a higher sterilizing effect and also to deodorize residual formalin when using formalin.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 schematically shows the ozone sterilization and deodorization method according to the present invention. When compressed air is supplied to the two-
[0014]
The ozone gas is very well absorbed at the two-
[0015]
From the above, when generating ozone mist, it is important to keep the spray particle size small. Therefore, the two-fluid nozzle is driven under the optimum driving condition, that is, the compressed air supplied to the two-fluid nozzle supplies the air pressure and the air amount suitable for the nozzle, and the spray particle diameter and the spray amount specified for the two-fluid nozzle are determined. It is important to secure Instead of compressed air, the atomized particle diameter can be made smaller than when ozone gas whose gas pressure is restricted by an ozonizer is used as the two-fluid nozzle driving air, so that ozone solubility increases.
[0016]
From these results, even if the two-fluid nozzle is not driven by the ozone gas, by supplying the ozone gas to the two-
[0017]
Although water is self-supplied by the suction force of the two-fluid nozzle in FIG. 1, the amount of spray may be increased by supplying water by a small pump (not shown).
[0018]
In the present invention, the ozone mist ejected from the two-fluid nozzle may be sprayed on the surface or space to be sterilized and deodorized with the two-fluid nozzle driving air mixed with the remaining ozone gas, but more widely, and more effectively. In order to spray ozone mist on the surface, ozone mist and ozone-containing air ejected from the two-fluid nozzle are supplied into an airflow flowing through a fan, and the generated mist is charged to sterilize and deodorize. It is good to supply ozone mist effectively to the target surface or space.
[0019]
As shown in FIG. 1, when the two-
[0020]
Further, although not shown, if the two-fluid nozzle is placed near an air intake in an air flow flowing through a fan generated in a long duct, ozone mist can be discharged from the outlet of the duct. As a result, the ozone mist can be transported to a distant place without being diffused. Further, by providing a plurality of discharge ports in the middle of the duct, it is possible to more effectively disperse in a wide space. For example, it is very effective when spraying on a strawberry-grown plastic greenhouse.
[0021]
Furthermore, if the fog is charged and the ozone fog is electrostatically sprayed, the ozone fog spreads evenly on the entire symmetry surface of sterilization and deodorization, as in the case of electrostatic painting and electrostatic spraying of pesticides, etc. Can be demonstrated.
[0022]
Although a two-fluid nozzle is used for spraying a chemical such as formalin, the smell of formalin remains so that it may not be possible to enter and use the room immediately after spraying. A synergistic effect is obtained in which the medicine and the ozone mist according to the present invention are used in combination, that is, the medicine is sprayed to decompose and deodorize the medicine, and at the same time, the sterilization effect of ozone is also used. Normally, sterilization with ozone fog and sterilization with a chemical such as formalin are performed as appropriate, so that sterilization and sanitary management of hospitals, animal hospitals, food factories, kitchens, buses, trains, and the like can be effectively performed.
[0023]
In FIG. 1, a
[0024]
As shown in FIG. 2 as an embodiment of the ozone sterilizer according to the present invention, an
[0025]
The two-fluid nozzle 29 is provided with a compressed
[0026]
Ozone gas is supplied to the
[0027]
Table 1 shows the experimental data. When water was supplied to the two-fluid nozzle and sprayed, the ozone gas concentration was reduced by 8.2 ppm. At this time, since the spray amount is 20 cc / min, it is considered that the ozone concentration of the fog is as high as 40.6 mg / l. Become. This value is four orders of magnitude higher than a value (0.04 mg / l) that can be calculated from Henry's law (the solubility of a gas in an equilibrium state in a solvent). It is not possible to measure ozone water concentration directly after collecting the fog and returning it to water, because it takes a long time to collect and the ozone water concentration decreases and ozone is decomposed during collection. It is possible. However, it is clear that when very small particles of water collide with ozone gas at high speed, a very large solubility can be obtained as compared with the solubility at the equilibrium state of the gas-liquid interface of ozone gas and water.
[0028]
[Table 1]
[0029]
Further, when the two-fluid nozzle 29 is placed near the outlet of the
[0030]
Although not shown, a flexible extension duct is provided in this duct so that the ozone mist and the ozone-containing air can be conveyed and discharged to a place away from the apparatus. If the extension duct is branched or a discharge port is provided in the middle, the ozone mist and the ozone-containing air can be discharged over a wide range, which is effective in sterilizing and deodorizing a large space. For example, it is effective when spraying on a strawberry-grown plastic greenhouse.
[0031]
In addition to the
[0032]
Conventionally, disinfection using formalin has been widely used in hospitals, food factories, and the like. However, after formalin disinfection, formalin odor remains for a long time, which is a major problem of formalin disinfection. After formalin disinfection, for example, by automatically switching the three-
[0033]
In addition, even if the amount and frequency of formalin spraying are reduced, the sterilization with ozone mist and ozone-containing air by this device can significantly reduce the cost of medicine while maintaining or improving the clean level of the target space. is there. Since the electricity bill for generating ozone is much cheaper than the cost of chemicals, the running costs can eventually be greatly reduced.
[0034]
When the
[0035]
When a high voltage from the DC high-
[0036]
Further, when a high voltage of negative polarity is applied to the
[0037]
【The invention's effect】
The present invention is as described above, and it is possible to generate an ozone mist by a simple method of dissolving ozone by supplying ozone gas to a mist outlet of the two-fluid nozzle in the mist generated by the two-fluid nozzle. . The thus generated ozone mist is jetted out together with air containing residual ozone that is not dissolved in the mist, and sprayed on the surface or space to be sterilized and deodorized, thereby enabling sterilization and deodorization with a small amount of ozone and water.
[0038]
Further, by placing the two-fluid nozzle according to the present invention in the air flow generated by the fan, the ozone mist and the ozone-containing air can be supplied to a large space.
[0039]
Also, by synthesizing the liquid to be supplied to the two-fluid nozzle according to the present invention to two or more liquids of water and a medicine, a synergistic effect between the sterilization effect of the medicine and the effect of ozone (ozone mist and ozone-containing air). , The residual odor of the medicine can be removed, and the amount of the sprayed medicine can be reduced.
[0040]
By charging the fog generated by the two-fluid nozzle, the ozone fog and the chemical fog are electrostatically sprayed, whereby the spraying efficiency (the efficiency of adhesion to the sterilizing / deodorizing surface) can be increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing the principle of an embodiment of an ozone sterilization and deodorization method of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing an embodiment of an ozone sterilization and deodorization apparatus of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Air flow 2 Air connection pipe 3 Air source 4 Ground 5 DC high voltage power supply 6
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