JP2004173665A - 農芸用スコップ - Google Patents
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Abstract
【目的】従来、畑農具として古くから万能、三ッ鍬、スコップ等が愛用されてきた。しかし、これは労力としては大変で過酷なものであった。
例えば、小農園者が使用しているスコップで、土を掘り起こすと、土が10cm〜15cmの大きな塊柱となり、再度鍬等で砕き細粒化しなければならない。
そこで、スコップで掘り起こすだけで、細粒化する特殊なスコツプを提供する。
【解決手段】本体が数本の長い刃先から成るスコップにおいて、刃先の前面を略平坦にし、背面には突起部を設けたことを特徴とした農芸用スコツプが最適である。
【選択図】 図1
例えば、小農園者が使用しているスコップで、土を掘り起こすと、土が10cm〜15cmの大きな塊柱となり、再度鍬等で砕き細粒化しなければならない。
そこで、スコップで掘り起こすだけで、細粒化する特殊なスコツプを提供する。
【解決手段】本体が数本の長い刃先から成るスコップにおいて、刃先の前面を略平坦にし、背面には突起部を設けたことを特徴とした農芸用スコツプが最適である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、畑を掘り起こすスコップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
畑を掘り起こす農具には、鍬やスコップ、又は大小の耕運機等があるが、本発明はスコップの形状について言及する。
従来のスコップには、本体が一枚の平板状のスコップや、三本の刃先(爪とも言われている。)を有するスコップ等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような、従来のスコップで畑を掘り起こすと、土は10〜15cm程度の塊柱状になって掘り起こされ、更に、細かく粒状にするには鍬等で打ち砕かなくてはならず、その後でなければ、種まきや苗植え等の作付けが出来ない。しかも、これらの作業は重労働であった。
そこで、本発明は、掘り起こした時点で土が細粒化されるスコップを提供し、従来の重労働を軽減させようとするものである。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】
本発明は、本体(1)が数本の長い刃先(2)(以下、図1に示すような板状または棒状の長い爪を言う。)から成るスコップにおいて、刃先の前面を略平坦にし、背面には断面形状が略半円形状または略三角形状等をした突起部(3)を設けたことを特徴とした農芸用スコツプでる。
また、本発明のスコップの刃先の長さが(2a)、(2b)のごとく異なる農芸用スコップや、刃の先が末広状(4a)の物や、その先端が細く尖って(4b)いる農芸用スコツプ等を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜3に基づき説明する。
第1実施例のスコップを図1に示す如く、長さの異なる3本の刃(2a)(2b)を有するスコップで、刃の先は末広にして且つ先端を細く尖(4b)らせ、中刃(2b)の背面には刃幅と同等の幅で略半円形状の突起部(3)を設け、外刃(2a)には刃幅よりもやや細幅の突起部(3)を内側に寄せて設けた。
本実施例では外刃(2a)の突起部の幅を細くしたのは、スコップを出来るだけ軽くするためであって、特に、本発明を限定するものではない。
第2実施例を図2に示すが、スコップを軽量化するに本体の上部を孔(5)を設け、刃は末広状にせずに単に細く尖らせた。
第3実施例を図3に示す。突起部を略三角形状にし、刃先を末広状(4a)にした。
【0006】
本発明のスコップの使用方法と各構成の作用を図4に基づき説明する。
先ず、図4のX図のように、スコップの本体の肩に足を掛け土中に刺し込むと、半円形状の突起部(3)によって放射状に後方(A方向)の圧が土に加わる。
次に、図4のY図のように、スコップの前面にある土をすくい取るためには、スコップをやや手前M方向に傾けるが、その時には、刃が後方に食い込むことにより、斜め下方(B方向)に圧が放射状に加わると同時に、刃と刃との間の土が挟まれC方向に圧縮される。
この様に、スコップの前面の土を堀り起こす動作によって、スコップの背面の土には後方に、斜め下に、横(圧縮)にと複雑な圧が加わることにより、土には複雑な歪を内在する。
この様に複雑な歪みのある土を、図4のY図のように、次々とスコップですくい取られ、反転させるように落とすだけで、土が細かく砕けるものと考えられる。
その結果、細粒化された土と空気とが充分接し、酸素を多く含む良質な土に醸成できる。刃の先端が末広にすると、土や、細い根等を容易に切ることが出来る。
【0007】
【発明の効果】
1. 本農芸用スコップは、背面の突起部によって、背面の土に複雑な圧を加えるころにより、掘り起こした土が容易に細かく砕ける。
2. 本農芸用スコップは、一枚平板とは違い、数本の刃先のみで本体を成しているので土に刺すときの抵抗が非常に少なく、スコップの自重も軽い等から、掘り起こし作業が非常に楽である。
3. 刃先の先端を末広状になっているので、土中の根等を容易に切断でき、掘り起こす際に、余分の抵抗がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の背面図と側面図を示す。
【図2】本発明の第2実施例の背面図を示す。
【図3】本発明の第3実施例の背面図を示す。
【図4】本発明の実施でスコップの動作と土に掛かる圧の加わり方を示す。
【符号の説明】
1 スコップ本体 2 刃先
2a 外刃 2b 中刃
3 突起部 4 刃先の末広部
4a 刃の先端が末広状 4b 刃が末広状で先端細く尖っている
【産業上の利用分野】
本発明は、畑を掘り起こすスコップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
畑を掘り起こす農具には、鍬やスコップ、又は大小の耕運機等があるが、本発明はスコップの形状について言及する。
従来のスコップには、本体が一枚の平板状のスコップや、三本の刃先(爪とも言われている。)を有するスコップ等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような、従来のスコップで畑を掘り起こすと、土は10〜15cm程度の塊柱状になって掘り起こされ、更に、細かく粒状にするには鍬等で打ち砕かなくてはならず、その後でなければ、種まきや苗植え等の作付けが出来ない。しかも、これらの作業は重労働であった。
そこで、本発明は、掘り起こした時点で土が細粒化されるスコップを提供し、従来の重労働を軽減させようとするものである。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】
本発明は、本体(1)が数本の長い刃先(2)(以下、図1に示すような板状または棒状の長い爪を言う。)から成るスコップにおいて、刃先の前面を略平坦にし、背面には断面形状が略半円形状または略三角形状等をした突起部(3)を設けたことを特徴とした農芸用スコツプでる。
また、本発明のスコップの刃先の長さが(2a)、(2b)のごとく異なる農芸用スコップや、刃の先が末広状(4a)の物や、その先端が細く尖って(4b)いる農芸用スコツプ等を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜3に基づき説明する。
第1実施例のスコップを図1に示す如く、長さの異なる3本の刃(2a)(2b)を有するスコップで、刃の先は末広にして且つ先端を細く尖(4b)らせ、中刃(2b)の背面には刃幅と同等の幅で略半円形状の突起部(3)を設け、外刃(2a)には刃幅よりもやや細幅の突起部(3)を内側に寄せて設けた。
本実施例では外刃(2a)の突起部の幅を細くしたのは、スコップを出来るだけ軽くするためであって、特に、本発明を限定するものではない。
第2実施例を図2に示すが、スコップを軽量化するに本体の上部を孔(5)を設け、刃は末広状にせずに単に細く尖らせた。
第3実施例を図3に示す。突起部を略三角形状にし、刃先を末広状(4a)にした。
【0006】
本発明のスコップの使用方法と各構成の作用を図4に基づき説明する。
先ず、図4のX図のように、スコップの本体の肩に足を掛け土中に刺し込むと、半円形状の突起部(3)によって放射状に後方(A方向)の圧が土に加わる。
次に、図4のY図のように、スコップの前面にある土をすくい取るためには、スコップをやや手前M方向に傾けるが、その時には、刃が後方に食い込むことにより、斜め下方(B方向)に圧が放射状に加わると同時に、刃と刃との間の土が挟まれC方向に圧縮される。
この様に、スコップの前面の土を堀り起こす動作によって、スコップの背面の土には後方に、斜め下に、横(圧縮)にと複雑な圧が加わることにより、土には複雑な歪を内在する。
この様に複雑な歪みのある土を、図4のY図のように、次々とスコップですくい取られ、反転させるように落とすだけで、土が細かく砕けるものと考えられる。
その結果、細粒化された土と空気とが充分接し、酸素を多く含む良質な土に醸成できる。刃の先端が末広にすると、土や、細い根等を容易に切ることが出来る。
【0007】
【発明の効果】
1. 本農芸用スコップは、背面の突起部によって、背面の土に複雑な圧を加えるころにより、掘り起こした土が容易に細かく砕ける。
2. 本農芸用スコップは、一枚平板とは違い、数本の刃先のみで本体を成しているので土に刺すときの抵抗が非常に少なく、スコップの自重も軽い等から、掘り起こし作業が非常に楽である。
3. 刃先の先端を末広状になっているので、土中の根等を容易に切断でき、掘り起こす際に、余分の抵抗がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の背面図と側面図を示す。
【図2】本発明の第2実施例の背面図を示す。
【図3】本発明の第3実施例の背面図を示す。
【図4】本発明の実施でスコップの動作と土に掛かる圧の加わり方を示す。
【符号の説明】
1 スコップ本体 2 刃先
2a 外刃 2b 中刃
3 突起部 4 刃先の末広部
4a 刃の先端が末広状 4b 刃が末広状で先端細く尖っている
Claims (3)
- 本体が数本の長い刃先から成るスコップにおいて、刃先の前面を略平坦にし、背面には突起部を設けたことを特徴とした農芸用スコツプ。
- 請求項1記載の農芸用スコップにおいて、数本の刃先の長さが少なくとも2以上異なることを特徴とした農芸用スコツプ。
- 請求項1又は2記載の農芸用スコップにおいて、刃先の先端が末広状であることを特徴とした農芸用スコツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002382694A JP2004173665A (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | 農芸用スコップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002382694A JP2004173665A (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | 農芸用スコップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004173665A true JP2004173665A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32708656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002382694A Pending JP2004173665A (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | 農芸用スコップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004173665A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4452759B1 (ja) * | 2009-07-06 | 2010-04-21 | 篁博 長谷川 | 農具および刃 |
-
2002
- 2002-11-26 JP JP2002382694A patent/JP2004173665A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4452759B1 (ja) * | 2009-07-06 | 2010-04-21 | 篁博 長谷川 | 農具および刃 |
JP2011010631A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Takahiro Hasegawa | 農具および刃 |
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