JP2004173526A - 人や動物の補助食品の製造方法及び人や動物の補助食品製造用圧力容器 - Google Patents
人や動物の補助食品の製造方法及び人や動物の補助食品製造用圧力容器 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】切断・選別工程Aで得られた小動物の選別骨1aを二重構造の圧力容器4の内側蒸気室に洗浄水5と共に投入して当該選別骨に付着している血を抜き取る選別骨投入・洗浄工程Bと、圧力容器4の内側蒸気室に連通している第1蒸気注入管14aを介して該内側蒸気室内の洗浄済み選別骨1aにダイレクトに蒸気をかけ、当該洗浄済み選別骨1aに付着している脂を落とすと共に、所定範囲の気圧、温度及び時間という3つの条件に基づいて殺菌処理する加圧・加熱工程Cと、脂肪分を含む液cを圧力容器外に排出した後に、前記内側蒸気室に残っている綺麗な選別骨1cに綺麗な水を給水し、かつ、圧力容器4の外側蒸気室11に蒸気を入れ、内側蒸気室内の綺麗な選別骨1cを煮沸して粗いエキス1dを得る給水・煮沸工程Dとを備える人や動物の補助食品の製造方法。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原料として小動物(牛、豚など)の骨材を用いた人や動物(例えば犬)の補助食品の製造方法及び人や動物の補助食品製造用圧力容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
人や動物の補助食品に関する従来例としては、特開平7−236453号、特開平8−322476号、特開平9−65854号、特開平11−32729号などの公報に色々な製造方法が記載されている。
【0003】
これらの各公報に共通していえるのは、どのような構造の容器を用いて製造するのか、その具体的な製造方法が明らかでない点である。例えば特開平7−236453号公報には、ペースト状のビーフエキスを、練り工程、メン帯工程、熟成工程、圧延工程、切出し工程、パック工程という順番で製造する旨が記載されているが、練り工程等の各工程と容器或いは道具との関連性が明らかでない。
【0004】
また特開平8−322476号には、愛玩動物用の飼料製造方法が提案されている。この飼料製造方法によって得られる愛玩動物用の飼料は、栄養価に優れ、かつ、低脂肪である旨の記載があるが、どのような構造の圧力釜を用いて解体後の原料豚骨から最終目的物を得るのか、必ずしも明らかでない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、出願人は、解体後の牛、豚などの原料骨を素材とした場合に於いて、各製造工程に最も関係がある新規な圧力容器を具体的に提案すると共に、一次的には製造処理能率の向上を図り、二次的には安全で、かつ、栄養価の高い人や動物の補助食品の製造方法及び人や動物の補助食品製造用圧力容器を提供することを目的とする。
【0006】
しかして、本発明の第1の目的は、製造処理能率の向上を図ることである。第2の目的は、安全性の高いペースト状の最終目的物を得ることができることである。これによって、一般消費者の購買心に対し、最終目的物の安全性を訴えることである。第3の目的は、骨素材を用い、たんぱく質が多い反面、脂肪分が極めて少ない最終目的物を大量生産することができることである。第4の目的は、製造処理能率の向上を図ることができる圧力容器を提供することである。第4の目的は、圧力容器を合理的に構成することである。第5の目的は圧力容器内に残った残留物を容易に排出することができることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の人や動物の補助食品の製造方法は、切断・選別工程Aで得られた小動物の選別骨1aを二重構造の圧力容器4の内側蒸気室に洗浄水5と共に投入して当該選別骨に付着している血を抜き取る選別骨投入・洗浄工程Bと、圧力容器4の内側蒸気室に連通している第1蒸気注入管14aを介して該内側蒸気室内の洗浄済み選別骨1aにダイレクトに蒸気をかけ、当該洗浄済み選別骨1aに付着している脂を落とすと共に、所定範囲の気圧、温度及び時間という3つの条件に基づいて殺菌処理する加圧・加熱工程Cと、脂肪分を含む液cを圧力容器外に排出した後に、前記内側蒸気室に残っている綺麗な選別骨1cに綺麗な水を給水し、かつ、圧力容器4の外側蒸気室11に蒸気を入れ、内側蒸気室内の綺麗な選別骨1cを煮沸して粗いエキス1dを得る給水・煮沸工程Dとを備えることを特徴とする。
【0008】
また第2の人や動物の補助食品の製造方法は、切断・選別工程A1で得られた小動物の選別骨1aを、まず洗浄容器25に中に入れ、かつ、洗浄水5に所要時間漬け込んで血抜きをする血抜き洗浄工程A2と、次に洗浄済み選別骨1bを二重構造の圧力容器4の内側蒸気室に投入する選別骨投入工程B1と、次に圧力容器4の内側蒸気室10に連通している第1蒸気注入管14aを介して該内側蒸気室内の洗浄済み選別骨1bにダイレクトに蒸気をかけ、当該選別骨1bに付着している脂を落とすと共に、所定範囲の気圧、温度及び時間という3つの条件に基づいて殺菌処理し、綺麗な選別骨1cを得る加圧・加熱工程C1と、次に、脂肪分を含む液cを圧力容器外に排出した後に、前記内側蒸気室10に残っている綺麗な選別骨1cに綺麗な水を給水し、かつ、圧力容器4の外側蒸気室11に蒸気を入れ、内側蒸気室内の綺麗な選別骨1cを煮沸して粗いエキス1dを得る給水・煮沸工程D1とを備えることを特徴とする。
【0009】
また第1の人や動物の補助食品製造用圧力容器は、左右に配設された軸受け部材15,15に水平回動軸18,18が支承された二重構造の圧力容器4であり、該圧力容器4は、挿入内端部が内側蒸気室10に連通するように内釜6aに取付けられた第1蒸気注入管14aと、内釜6aと外釜6bとの間に形成された外側蒸気室11に連通するように取付け端部が外釜6bに取付けられた蒸気注入用の接続管部21と、前記内側蒸気室10で煮沸した物を圧力容器外に排出するために内端部が該内側蒸気室10に連通するように内釜6aに取付けられた排出管12とを備えていることを特徴とする。
【0010】
また第2の人や動物の補助食品製造用圧力容器は、支持台に設けられた左右一対のブラケット38,38にそれぞれ軸支された複数個の支持ローラ37,37と、これらの支持ローラ37,37に回動可能に支持された二重構造の圧力容器4Aであり、該圧力容器4Aは、挿入内端部が内側蒸気室10Aに連通するように内釜6aに取付けられた第1蒸気注入管14aと、内釜6aと外釜6bとの間に形成された外側蒸気室11Aに連通するように取付け端部が外釜6bに取付けられた蒸気注入用の接続管部21Aと、前記内側蒸気室10Aで煮沸した物を圧力容器外に排出するために内端部が該内側蒸気室10Aに連通するように内釜6aに取付けられた排出管12Aとを備えていることを特徴とする。
【0011】
上記の高圧容器に於いて、圧力容器4,4Aは、横型に配設され、かつ、外側蒸気室11の蒸気が液体に変容した液を圧力容器4,4Aの外に排出するためのジュケットドレン20を有することを特徴とする人や動物の補助食品の製造用圧力容器。
【0012】
また圧力容器4,4Aは、手動又は駆動モータの駆動力によりゆっくりと回動させることができることを特徴とする。なお、ここで「回動」とは、ゆっくりと動く(回転又は揺動する)場合を意味する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6を参照にし、本発明の第1実施例に相当する補助食品の製造方法を、該製造方法に用いられる圧力容器4と共に説明する。
【0014】
まずAは小動物の骨材を棒状体〜砕片状に任意に切断し、かつ、選別する切断・選別工程である。この切断・選別工程Aにおける小動物は、牛、豚、馬、羊等である。小動物の骨材は、脊髄部分、頭骨等を除いた生骨としての硬い骨(牛骨)又は軟骨(豚骨)である。例えば古い骨材は、加工食品に適さないので除去する。本実施例では、神経が通っているブヨブヨした脊髄部分、眼も含む頭骨、回腸遠位部を除いた牛骨を原料骨1の一例として用いる。脊髄を除いた理由は、最近、いわゆる狂牛病問題が起きているから、一般消費者に対する安全性を最優先とした為である。牛骨は、周知のように、脊髄、アバラ骨、腰骨、足骨があるが、BSEと称される狂牛病対策として危険部位を除き、またペースト状に適しないヒズメを含む足は除いてある。
【0015】
さて、このこの切断・選別工程Aでは、図1で示すように、原料骨1を、二重構造の圧力容器に中に入れることができるように、カッター2aを有する生骨切断機2を用いて任意の長さに切断する。本実施例では、10cm程度の棒状体に切断する。原料骨1は食肉加工会社から、或いは各地の畜産市場から入手するので、生骨用の切断機2で切断した段階では汚れている(例えば血が付着)。そこで、次に洗浄工程が必要となる。
【0016】
Bは前記切断・選別工程Aで得られた棒状体〜砕片状の選別骨1aを二重構造の圧力容器4の内側蒸気室に洗浄水5と共に投入して当該選別骨1aに付着している血を抜き取る選別骨投入・洗浄工程である。
この選別骨投入・洗浄工程Bでは、汚れたままの選別骨1aを圧力容器4の中に入れ、かつ、投入した洗浄水5で選別骨1aに付着している血を抜き取ることから、いわば血抜き洗浄工程と称することもできる。
【0017】
このような血抜き洗浄工程では、図2で示すように、圧力容器4の中に選別骨1aを入れ、洗浄水5の中に10分〜15分程度浸して血抜きをする。しかる後に、当該汚れた洗浄水5aを内側蒸気室10から排出管12の排水流路を介して圧力容器4の外に排水する。
【0018】
ここで、図3を参照にして圧力容器4(例えば圧力釜)の構造について説明する。圧力容器4は、二重構造の容器本体6と、密閉可能な蓋体7とから成る。容器本体6は、複数個の配管用の貫通孔並びに投入口17を有する内釜6aと、この内釜6aに対して所定空間(外側蒸気室)11を設定して隔壁状に溶着され、かつ、内釜6aと同様に複数個の配管用の貫通孔を有する外釜6bとから成る。
【0019】
概略的な圧力容器4の各部に符号を付す。10は内側蒸気室、11は外側蒸気室、12は排出管、13は熱源、14は熱源から発生した蒸気を容器本体6に案内する蒸気注入管、15は左右一対の軸受け部材、16は外釜6bの外壁に設けられた操作ハンドル、17は投入口、18は回動軸、19は蒸気注入管に設けられた安全弁、20は外側蒸気室11内で蒸気から液体に変容した液を圧力容器4の外に排出するためのジュケットドレン、21は外釜6bの上部の適宜箇所に溶着され、かつ、前記蒸気注入管14と図示しない高圧ホース、継手を介して接続可能な螺子部を有する接続管部、22は外側蒸気室と連通する蒸気注入孔、23は接続管部21に設けられた開閉弁である。
【0020】
しかして、内釜6aで形成された前記内側蒸気室10は、本実施例では、上方の投入口17と連通する反面、外釜6bに対して断面フラスコ形状、断面樽形状、断面円形、断面矩形等の隔壁と成っている。もちろん、内釜6a及び外釜6bの形態を限定するものではないが、容器本体6は、煮沸工程終了後に圧力容器内に残留している軟らか骨を圧力容器の外へ排出するために、本実施例では後述する水平の回動軸18,18を介してゆっくりと動く(回転又は揺動する)。したがって、縦長よりも横長の形態であることが望ましい。
【0021】
内側蒸気室10は、本実施例では、(a)選別骨投入・洗浄工程Bに於いて、選別骨1aの血抜きをするために、(b)後の加圧・加熱工程Cでは洗浄済み選別骨1bに付着している脂を落とすと共に殺菌処理をするために、(c)給水・煮沸工程Dでは煮沸して粗いエキスを得るために、というように具合に処理上の効率性を重視し、多目的に利用されている。
【0022】
前記外側蒸気室11は、後の給水・煮沸工程Dに於いて、内側蒸気室10内の脂肪のない綺麗な骨を煮沸する際に用いられる。排出管12は、取付け内端部12aが内釜6aの底部に形成された一つの貫通孔に溶着されていると共に、外釜6bの底部の貫通孔を貫通する外端部側には、適宜箇所にコック12bが設けられている。
【0023】
1又は2以上の熱源13は、重油、ガス、電気などが用いられ、本実施例では熱源13としての重油(ボイラーを用いる)によって高温の蒸気が発生する。蒸気注入管14は、本実施例では、左右の軸受け部材15の一つを介して外釜6bの中央部の貫通孔を貫通し、かつ、内釜6aのもう一つの貫通孔を介して内側蒸気室10に連通状態に至る第1蒸気注入管(回動軸18も含む)14aと、外釜6bの外側蒸気室11に継手を有する高圧ホース、接続管部21を介して連通する第2蒸気注入管14bとを有している。
【0024】
蓋体7は、特に詳細に図示しないが、係合手段、クランクアーム、螺子具などの連結手段を介して容器本体6の投入部17付近に開閉又は取付け自在に設けられている。
【0025】
ところで、本実施例の圧力容器4は回動軸を介して動く(回転又は揺動)旨を説明したが、前述した第1蒸気注入管14aの一部18(外釜6bの左中央部に連結されている部分)は、回動軸を兼用している。したがって、圧力容器4の外釜6bの右中央部にも水平の回動軸18が設けられている。なお、左の軸受け部材15には、コック15aが設けられている。
【0026】
次にCは汚れた洗浄水5aを圧力容器4の外に排出した後に、蓋体7を閉め、内側蒸気室10に残っている洗浄済み選別骨1bに第1蒸気注入管14a、左側の回転軸18を介してダイレクトに蒸気bをかけ、当該洗浄済み選別骨1bに付着している脂を落とすと共に、所定範囲の気圧、温度及び時間という3つの条件に基づいて殺菌処理し、綺麗な選別骨1cを得る加圧・加熱工程である。
【0027】
この加圧・加熱工程Cでは、図4で示すように、一応、加圧容器4を静止状態のままにし、加圧容器4の内側蒸気室10へと高温の蒸気bを所望圧(例えば2気圧、3気圧、4気圧など)まで入れる。内側蒸気室10の蒸気は、所定圧(例えば6気圧とか7気圧など)以上になると安全弁19が作動する。もちろん、加圧容器4は操作ハンドル16の操作により回動可能であるから、工程如何によっては操作ハンドル16で加圧容器4を回動(回転又は揺動)させても良いが、この場合には高圧容器4の接続管部21の開閉弁23を閉じ(例えば洗浄や煮沸する場合)又は開き(例えば残留物を排出する場合)、回動の邪魔になる高圧ホース等を取り外す必要がある。
【0028】
さて、前記の選別骨投入・洗浄工程Bでは、加圧容器4内に残っている選別骨1aは、血は抜き取られ、綺麗になっているものの、未だ脂肪が付いている。本実施例の最終目的物は、健康補助食としての人や動物(例えば犬)用の補助食品である。
【0029】
したがって、低脂肪或いは脂肪を有しないことが望まれる。そこで、洗浄済み選別骨1bに付いている脂肪を効率的に除去するために、洗浄済み選別骨1bに蒸気をダイレクトにかけている。
【0030】
また現在、健康或いは補助食品は、狂牛病問題との絡みで、一般消費者にとって、人のみならず愛玩動物の場合であってもその安全性が問題である。したがって、本実施例では洗浄済み選別骨1bに単に蒸気をダイレクトにかけるだけではなく、所定範囲の気圧、温度及び時間という3つの条件に基づいて殺菌処理を施している。
【0031】
ここで、上記3つの条件に基づいて実験した2つの例を述べる。一つの例は、「温度…133度、気圧…3気圧、時間…20分」である。もう一つの例は、「温度…135度、気圧…4気圧、時間…19分」である。
【0032】
上記実験の結果、2つの例の選別骨は、それぞれ脂肪は完全に取れ、また異常プリオンも完全に死滅した綺麗な選別骨1cに変容している。もちろん、加圧容器4は、例えば6気圧や7気圧でも耐え得るが、実験結果では4気圧前後(3気圧、5気圧を含む)、また温度条件は110度〜150度、さらに、時間は15〜30分でそれぞれ十分であった。
【0033】
なお、この加圧・加熱工程Cの終了後、図4で示すように、脂肪分を含む液cは、排出管12を介して加圧容器4の外へと排出する。したがって、加圧容器4の内釜6a内には、脂肪が取れた綺麗な選別骨1cがそのまま残る。
【0034】
Dは脂肪分を含む液cを圧力容器外に排出した後に、前記内側蒸気室に残っている綺麗な選別骨1cに対して綺麗な水dを給水し、かつ、第2蒸気注入管14bに連結した図示しない高圧ホース、高圧容器4の接続管部21、外釜6bの蒸気注入孔22を介して外側蒸気室11に蒸気を所望或いは所定量送り込み、然る後に内側蒸気室内の綺麗な選別骨1cを煮沸して粗いエキス1dを得る給水・煮沸工程である。
【0035】
この給水・煮沸工程Dは、いわば釜の中にお米を入れ、蒸気でお米を炊くのと原理は同様である。しかしながら、蒸気でお米を炊く場合のお釜の中は、一般に大気圧であるのに対し、本実施例の圧力容器4の内部は、加圧(例えば3気圧、4気圧など)状態である、といったような違いがある。
【0036】
この給水・煮沸工程Dでは、外側蒸気室11内の充填蒸気により内釜6aの外壁面側から加熱される。したがって、内釜6a内の脂肪の取れた綺麗な選別骨1cは、いわゆる「ぐつぐつ」と加圧・加熱され、所要時間経過すると、次第に濃度性を有する粗いエキス1dの状態となる。
しかして、加圧・加熱中は、外側蒸気室11内で蒸気から液体に変容した液がジャケットドレン20を介して「ドンドン」垂れ落ちる。これにより内釜6aを効率的に加熱することができる。
【0037】
この給水・煮沸工程Dの後に最終目的物に近い粗いエキス1dが得られる。なお、粗いエキス1dに対しては、濃縮工程、殺菌工程、検査工程など所望する各工程を加味することができる。また、粗いエキス1dを圧力容器から取り出した後に、未だ圧力容器4内に残留している軟らかな骨は、圧力容器4を回動させることにより、投入口17から排出する。
【0038】
Eはこの煮沸工程で得られた粗いエキス1dをスクリーニングして不用の粕を取り除き、ペースト状の最終目的物を得る濾(ろ)過工程である。この濾過工程Eは、本発明の特定(限定)要件ではない。しかし、品質的に統一されたペースト状の最終目的物1eを所望する場合には、上記A〜Dの構成要件に限定用件として加味される。
【0039】
最後にFは、目的物に近い粗いエキス1d又は最終目的物1eを包装体に入れる包装工程である。この包装工程Fでは、例えば図6で示すような片手に載せることができる大きさの袋状アルミニューのパック(ここでは「アルミパック」と称する)に図示しない充填機を用いて入れる。
アルミパックPには、例えば10g程度の粗いエキス1d又は最終目的物が入っている。なお、包装工程Fの包装は、アルミパックPに限定するものではなく、瓶詰め、アルミ製の缶詰であっても良い。
【0040】
最終目的物1eの有効成分に関しては、社団法人日本食品センター(東京都渋谷区元代々木町52番1号)に分析を依頼した。その結果、同社団法人日本食品センターから、2002年、10月07日付の「分析試験成績書」が出た。この分析試験成績書によれば、水分(52.1%)、粗たんぱく質(50.9%)、粗脂肪(0.2%)、粗繊維(0.1%未満)、粗灰分(1.2%)であった。
【0041】
したがって、ペースト状の最終目的物は、粗たんぱく質が主成分である反面、粗脂肪が非常に少ないということになる。
【0042】
また、最終目的物1eに効果に関し、愛玩動物を取り扱っている青山ケンネル販売株式会社(東京都渋谷区恵比寿南3−2−19)にて非公開の実験結果をした。実験は、「毎食毎に、アルミパックPを一袋づつ、市販されているドッグフッドに振り掛け、又は混入状態にした。」
その結果、実験対象の犬は、本発明の製造方法で得られた最終目的物を振り掛けたドッグフッドの方をより好んで食べた。当該実験犬は、30日経過する頃には、体調が良好で、かつ、毛並みや皮膚も非常に良くなった。
【0043】
したがって、本発明の製造方法で得られた最終目的物1eは、人はもちろんのこと、ドッグフッドに振り掛けたり、又は混ぜたりすると、人や動物の栄養補給食品として非常に役立つことが判明した。
【0044】
【実施例】
次に、この実施例の欄では、図1乃至図6の記載の第1実施例と異なる製造方法(以下、これを「第2実施例」とする)と、第1実施例の製造方法に用いられた圧力容器4と異なる圧力容器4A(以下、これを「第3実施例」とする)について説明する。
【0045】
なお、第1実施例及び第2実施例を説明するに当って、第1実施例と同様な工程及び圧力容器4の構成と同一の部分については、同一又は同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0046】
図7に示す第2実施例が第1実施例と主に異なる点は、血抜き洗浄工程A2及び選別骨投入工程B1である。この血抜き洗浄工程A2と次工程の選別骨投入工程B1とは一応区別され、血抜き洗浄工程A2が先行する。
【0047】
したがって、第2実施例の製造方法は、小動物の骨材を任意の長さに切断し、かつ、選別する切断・選別工程A1と、この切断・選別工程A1で得られた選別骨1aを、まず洗浄容器25に中に入れ、かつ、洗浄水5に所要時間漬け込んで血抜きをする血抜き洗浄工程A2と、次に洗浄済み選別骨1bを二重構造の圧力容器4の内側蒸気室10に投入する選別骨投入工程B1と、次に圧力容器4の内側蒸気室10に連通している第1蒸気注入管14a(回動軸18)を介して該内側蒸気室内の洗浄済み選別骨1bにダイレクトに蒸気をかけ、当該選別骨1bに付着している脂を落とすと共に、所定範囲の気圧、温度及び時間という3つの条件に基づいて殺菌処理し、綺麗な選別骨1cを得る加圧・加熱工程C1と、次に脂肪分を含む液cを圧力容器外に排出した後に、前記内側蒸気室10に残っている綺麗な選別骨1cに綺麗な水を給水し、かつ、圧力容器4の外側蒸気室11に連通している接続管部21Aを介して該外側蒸気室11に蒸気を入れ、内側蒸気室内の綺麗な選別骨1cを煮沸して粗いエキス1dを得る給水・煮沸工程D1とを備えている。
【0048】
そして、第2実施例の製造方法も、給水・煮沸工程D1の際には洗浄容器25を回動することが可能であり、また、給水・煮沸工程D1で得られた粗いエキス1dをスクリーニングして不用の粕を取り除き、ペースト状の最終目的物1eを得る濾(ろ)過工程Eと、濾過工程Eを経た最終目的物をアルミニューのパック等の包装体に入れる包装工程Fとを含んでいる。
【0049】
次に図8及び図9に示す第3実施例について説明する。第3実施例の圧力容器4Aが第1実施例の方法で用いた圧力容器4と主に異なる点は、圧力容器4Aが駆動モータの駆動力により回動(回転又は揺動)することである。
【0050】
ここでは図8を基準にして圧力容器4Aの構造を説明する。この圧力容器4Aは、第1実施例及び/又は第2実施例の補助食品の製造方法に用いられる。圧力容器4Aは、図3で示した圧力容器4と同様に二重構造の容器本体6Aと、蓋体7Aとから成る。内部構造の重複的な説明を一部割愛するが、容器本体6Aは、複数個の配管用の貫通孔並びに投入口を有する内釜6aと、この内釜6aに対して所定空間(外側蒸気室)11Aを設定して隔壁状に溶着され、かつ、内釜6aと同様に複数個の配管用の貫通孔を有する外釜6bとから成る。
【0051】
したがって、圧力容器4Aの内部には、内側蒸気室10A、外側蒸気室11Aなどが設けられている。
【0052】
圧力容器4Aの各部等に符号を付す。30は第1支持台、31は第2支持台である。これらの支持台30,31は、床面32に所要間隔を有して配設されている。33は駆動源としての駆動モータ、34は駆動モータと連動する減速機構である。
【0053】
駆動モータ33並びに減速機構34は、前記第1支持台31の段差上面に取付けられている。駆動モータ33の駆動力は減速機構34を介して減速され、また減速機構34を構成する水平駆動軸に設けられた駆動歯車35は、横型(例えばビール樽型)圧力容器4Aの一端部の外周壁に周設した大きな従動歯車35aに噛合している。したがって、横型圧力容器4Aの場合には、給水・煮沸工程D1後、蓋体7Aを開け、かつ、駆動モータ33の駆動力によってゆっくりと圧力容器を回動させた後、投入口から残留物を簡単に取り除くことができる。
【0054】
36は支持台30,31の同一平面上の上壁にそれぞれ固定された左右一対のブラケットで、これらのブラケット36,36には、左右一対の支持ローラ37,37がそれぞれ軸支されている。38,38は圧力容器4Aの両端部寄り部位にそれぞれ周設された左右一対の環状レールである。支持ローラ37,37はこれらの環状レール38,38を受けている。
【0055】
したがって、横型圧力容器4Aは、合計4個の支持ローラ37,37(図8を参照)に支持されながら回動可能である。なお、横型圧力容器4Aの左右の側壁中央部には図示しない水平回動軸を設けても良い。
【0056】
その余の同一部分について簡単に説明する。12Aは排出管、13は熱源、14aは熱源から発生した蒸気を容器本体6Aの内側蒸気室10Aにダイレクトに案内する第1蒸気注入管、14bは熱源から発生した蒸気を容器本体6Aの外側蒸気室11Aに図示しない高圧ホース、接続管部21A等を介して案内する第2蒸気注入管である。
【0057】
第1蒸気注入管14aと第2蒸気注入管14bは同一熱源3でも良いし、また別系列の熱源でも良い。また19Aは第1蒸気注入管14aの上端部に設けられた安全弁、20Aは外側蒸気室内の蒸気から液体に変容した液を排出するためのジャケットドレンである。
【0058】
このように構成しても第1実施例と同一の作用・効果が得られる。なお、第1実施例で用いた高圧容器4は操作ハンドル16の操作で回動する旨を説明したが、該高圧容器4の一端部にも第3実施例と同様に従動歯車を設け、支持台上の駆動モータの駆動力により回動するように構成しても良い。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、次に列挙するような効果がある。
(1)圧力容器4(4A)を複数の工程で流れ作業的に利用するので、製造処理能率の向上を図ることができる。
(2)圧力容器4の内側蒸気室に連通している第1蒸気注入管14aを介して該内側蒸気室内の洗浄済み選別骨1aにダイレクトに蒸気をかけるので、洗浄済み選別骨1bに付いている脂肪を効率的に除去することができる。
(3)また加圧・加熱工程Cで、所定或いは所要の気圧、温度及び時間という3つの条件に基づいて殺菌処理するので、非常に安全な最終目的物を得ることができる。したがって、一般消費者の購買心に対し、最終目的物の安全性を訴えることができる。
(4)骨素材を用い、たんぱく質が多い反面、脂肪分が極めて少ない最終目的物を大量生産することができる。
(5)製造処理能率の向上を図ることができる圧力容器を提供することができる。
(6)圧力容器を合理的に構成し、所望する人や動物用の補助食品を製造することができる。
(7)最終目的物が、アルミニューのパックの包装体に入れる包装工程Fを含み、また該包装工程Fに含まれている内容物が、小動物の骨材を素材とし、水分と粗たんぱく質が主である反面、粗脂肪が著しく少ないペースト状の栄養食品である場合には、保存効果が良いことはもちろん、人や動物の補助食品として手軽に食することができる。
(8)その他圧力容器を回動できる実施例の場合には、給水・煮沸工程後、蓋体を開け、かつ、操作ハンドル又は駆動モータの駆動力によってゆっくりと圧力容器を回動させた後、投入口から残留物を簡単に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図6は、本発明の一実施例を示す各説明図。図7は本願発明の第2実施例の説明図。図8及び図9は本願発明の第3実施例の説明図である。
【図1】第1実施例の工程図。
【図2】選別骨投入・洗浄工程の概略説明図。
【図3】圧力容器の概略説明図。
【図4】加圧・加熱工程の概略説明図。
【図5】給水・煮沸工程の概略説明図。
【図6】第1実施例の製法で得られる物の説明図。
【図7】第2実施例の工程図。
【図8】第3実施例(他の圧力容器)の正面から見た概略説明図。
【図9】第3実施例(他の圧力容器)の側面から見た概略説明図。
【符号の説明】
A,A1…切断・選別工程、A2…血抜き洗浄工程、B…選別骨投入工程、B1…選別骨投入工程、C,C1…加圧・加熱工程、D,D1…給水・煮沸工程、E…ろ過工程、F…包装工程、1…原料骨、1a…選別骨、1b…洗浄済み選別骨、1c…綺麗な選別骨、1d…粗いエキス、1e…最終目的物、2…切断機、4,4A…圧力容器、5…洗浄水、6…容器本体、6a…内釜、6b…外釜、7,7A…蓋体、10,10A…内側蒸気室、11,11A…外側蒸気室、12,12A…排出管、13…熱源、14…蒸気注入管、14a…第1蒸気注入管、14b…第2蒸気注入管、15…軸受け部材、16…操作ハンドル、17…投入口、18…回動軸、19…安全弁、20,20A…ジャケットドレン、21,21A…接続管部、22…蒸気注入口、23…開閉弁、30…第1支持台、31…第2支持台、32…床面、33…駆動モータ、34…減速機構、35…駆動歯車、35a…従動歯車、36…ブラケット、37…支持ローラ、38…環状レール。
Claims (11)
- 切断・選別工程Aで得られた小動物の選別骨1aを二重構造の圧力容器4の内側蒸気室に洗浄水5と共に投入して当該選別骨に付着している血を抜き取る選別骨投入・洗浄工程Bと、圧力容器4の内側蒸気室に連通している第1蒸気注入管14aを介して該内側蒸気室内の洗浄済み選別骨1aにダイレクトに蒸気をかけ、当該洗浄済み選別骨1aに付着している脂を落とすと共に、所定範囲の気圧、温度及び時間という3つの条件に基づいて殺菌処理する加圧・加熱工程Cと、脂肪分を含む液cを圧力容器外に排出した後に、前記内側蒸気室に残っている綺麗な選別骨1cに綺麗な水を給水し、かつ、圧力容器4の外側蒸気室11に蒸気を入れ、内側蒸気室内の綺麗な選別骨1cを煮沸して粗いエキス1dを得る給水・煮沸工程Dとを備える人や動物の補助食品の製造方法。
- 請求項1に於いて、この煮沸工程で得られた粗いエキス1dをスクリーニングして不用の粕を取り除き、ペースト状の最終目的物1eを得る濾(ろ)過工程Eを含むことを特徴とする人や動物の補助食品の製造方法。
- 請求項1又は請求項2に於いて、最終目的物1eをアルミニューのパックの包装体に入れる包装工程Fを含み、該包装工程Fに含まれている内容物は、牛の骨材を素材とし、粗たんぱく質が主成分である反面、粗脂肪が著しく少ないペースト状の栄養食品であることを特徴とする人や動物の補助食品の製造方法。
- 請求項1に於いて、給水・煮沸工程Dの終了後、圧力容器4を回動し、圧力容器内の残留物を取り除くことを特徴とする人や動物の補助食品の製造方法。
- 請求項1に於いて、選別骨1aは、脊髄を除いた生骨としての硬い骨であることを特徴とする人や動物の補助食品の製造方法。
- 切断・選別工程A1で得られた小動物の選別骨1aを、まず洗浄容器25に中に入れ、かつ、洗浄水5に所要時間漬け込んで血抜きをする血抜き洗浄工程A2と、次に洗浄済み選別骨1bを二重構造の圧力容器4の内側蒸気室に投入する選別骨投入工程B1と、次に圧力容器4の内側蒸気室10に連通している第1蒸気注入管14aを介して該内側蒸気室内の洗浄済み選別骨1bにダイレクトに蒸気をかけ、当該選別骨1bに付着している脂を落とすと共に、所定範囲の気圧、温度及び時間という3つの条件に基づいて殺菌処理し、綺麗な選別骨1cを得る加圧・加熱工程C1と、次に、脂肪分を含む液cを圧力容器外に排出した後に、前記内側蒸気室10に残っている綺麗な選別骨1cに綺麗な水を給水し、かつ、圧力容器4の外側蒸気室11に蒸気を入れ、内側蒸気室内の綺麗な選別骨1cを煮沸して粗いエキス1dを得る給水・煮沸工程D1とを備える人や動物の補助食品の製造方法。
- 左右に配設された軸受け部材15,15に水平回動軸18,18が支承された二重構造の圧力容器4であり、該圧力容器4は、挿入内端部が内側蒸気室10に連通するように内釜6aに取付けられた第1蒸気注入管14aと、内釜6aと外釜6bとの間に形成された外側蒸気室11に連通するように取付け端部が外釜6bに取付けられた蒸気注入用の接続管部21と、前記内側蒸気室10で煮沸した物を圧力容器外に排出するために内端部が該内側蒸気室10に連通するように内釜6aに取付けられた排出管12とを備えている人や動物の補助食品製造用圧力容器。
- 請求項7に於いて、圧力容器4には、横型に配設され、かつ、外側蒸気室11内で蒸気から液体に変容した液を圧力容器4の外に排出するためのジュケットドレン20を有することを特徴とする人や動物の補助食品の製造用圧力容器。
- 請求項7に於いて、圧力容器4には、回動軸を軸芯として圧力容器4を回動させることができることを特徴とする人や動物の補助食品製造用圧力容器。
- 支持台に設けられた左右一対のブラケット38,38にそれぞれ軸支された複数個の支持ローラ37,37と、これらの支持ローラ37,37に回動可能に支持された二重構造の圧力容器4Aであり、該圧力容器4Aは、挿入内端部が内側蒸気室10Aに連通するように内釜6aに取付けられた第1蒸気注入管14aと、内釜6aと外釜6bとの間に形成された外側蒸気室11Aに連通するように取付け端部が外釜6bに取付けられた蒸気注入用の接続管部21Aと、前記内側蒸気室10Aで煮沸した物を圧力容器外に排出するために内端部が該内側蒸気室10Aに連通するように内釜6aに取付けられた排出管12Aとを備えている人や動物の補助食品製造用圧力容器。
- 請求項10に於いて、支持台には、駆動モータ33及び減速機構34が配設され、一方、圧力容器4Aの一端部には、駆動モータに連動する減速機構側の駆動歯車35と噛合する従動歯車35aが設けられており、前記圧力容器4Aは駆動モータの駆動力によりゆっくりと回動する人や動物の補助食品製造用圧力容器。
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JPWO2005051106A1 (ja) * | 2003-11-28 | 2007-06-14 | 協和発酵フーズ株式会社 | 豚骨エキスの製造方法 |
CN101121035A (zh) * | 2007-09-12 | 2008-02-13 | 张家港市神农药机有限公司 | 旋转式灭菌装置中的旋转驱动装置 |
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- 2002-11-25 JP JP2002341087A patent/JP4245337B2/ja not_active Expired - Lifetime
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