JP2004173221A - 移動通信端末の使用制限方式 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】センタ13と外部通信端子8付きの携帯電話機1と外部通信端子8に接続する外部機器9とを含むシステムにおいて、携帯電話機1は、センタ13からソフトウェア(Javaアプレット5)をダウンロードするネットワーク通信手段6と、制御部2と、外部機器9と通信するデータ通信部7と、を具備する。外部機器9は、端末装着機器側識別コード4bを記憶するとともにコード4bをデータ通信部7へ送信する構成であある。前記ソフトウェアは、携帯電話機1内に常駐し、コード4bと照合するためのセンタ側識別コード4aを含むものであり、コード4bとコード4aとを参照して、定められた認証ステップを実行するとともに、該認証ステップの結果に基づき、携帯電話機1を制御する構成とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信端末の使用制限方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆる携帯電話機(移動電話機)、PDAなどの移動通信端末において、その特定機能または全機能を、使用制限状態ないし使用不能状態(以後、使用制限という)としておき、端末認証または使用者認証を行なうことで、その使用制限を解除する方式が提案されている。
その一つの方式として、移動通信端末の外部通信端子(市販の携帯電話機ならシルアルのデータ通信端子)に認証用の電子装置ないし外部機器(以後、認証ユニットともいう)を接続して、その認証ユニット内で、移動通信端末及び認証ユニットの正当性ないし身元を確認する方式が知られている。
例えば、次のように移動通信端末(ここでは携帯電話機とする)を認証ユニットで認証する。
携帯電話機のデータ通信端子と接続し得るコネクタを具備する認証ユニットに、使用制限対象となる携帯電話機(単数、もしくは複数)の電話番号情報(加入者番号情報)などの端末IDを予め記憶させる。また、認証ユニットは、前記コネクタを介して接続する携帯電話機から、その端末IDを読み込み得る通信制御部を有している。携帯電話機のデータ通信端子と前記コネクタを接続すると、認証ユニットの通信制御部は、携帯電話機に対して、端末IDを送信するよう要求する。携帯電話機は、自身が記憶している端末ID(例えば自分の電話番号情報)を認証ユニットへ送信する。認証ユニットでは、受信した端末IDと自分が記憶している端末IDとを照合し、認証不可なら、所定の状態を取る。例えば、自分自身の動作を停止する。認証成立なら、認証不可とは別の所定の動作を実行する。例えば、認証ユニット装着中の携帯電話機に、自分が記憶している所定の電話番号情報を送信して、その電話番号へ該携帯電話機がダイヤル発信できるようにする。携帯電話機のユーザは、認証ユニットを該携帯電話機に装着(接続)するだけで、所定の場所(データセンタ、金融機関など)へ自動発信ができる。しかも、携帯電話機と認証ユニットとの間で、認証が成立するときだけ、そのことが可能であり、セキリュティ上安心である。
なお、このような認証方式の代表的従来公知例としては、特開2002−271859号公報を挙げることができる。
【0003】
この従来の移動通信端末の使用制限方式には、次の問題点がある。携帯電話機などの移動通信端末に認証ユニットを装着した状態でないと、携帯電話機の所定の機能を使えないことである。例えば、その所定の機能がセンタないしサーバへの情報伝送だとする。携帯電話機から認証ユニットを取り外した状態では、センタへの認証ユニットが持っている情報、もしくは認証ユニットが集め、携帯電話機に伝送した情報を、センタへ送信することができない。センタへ情報を送信するときは、携帯電話機に一々認証ユニットを接続し、そのままの状態にしておかなければならない。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−271859号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明に係る移動通信端末の使用制限方式は、上記問題点に鑑み、成されたものであり、次の課題を解決することを目的とする。
移動通信端末に装着する外部機器(認証ユニット)によって、移動通信端末及び外部機器の使用者の本人性を、従来通り、簡単かつ確実に確認することができるとともに、一旦認証が成立し外部機器から移動通信端末に情報が受け渡されたた後は、外部機器を移動通信端末に装着していない状態においても、移動通信端末を使用することを可能にする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの移動通信端末の使用制限方式であり、次のようなものである。
移動通信端末の使用者の正当性を確認する方式であって、ネットワークにアクセス可能なセンタと、外部通信端子を有する移動通信端末と、前記外部通信端子に接続する外部機器と、を含む構成である。
そして、前記移動通信端末は、前記センタからソフトウェアをダウンロードするネットワークアクセス手段(ネットワーク通信手段とも称するものとする)と、そのソフトウェアを格納するとともに、実行させる制御部と、前記外部機器と通信するデータ通信部と、を具備する。
また、前記外部機器は、一方の識別情報である端末装着機器側識別コードを記憶するとともに、前記端末装着機器側識別コードを前記データ通信部へ送信する構成である。
また、前記ソフトウェアは、前記端末装着機器識別コードと照合するための他方の識別情報であるセンタ側識別コードを含む構成である。
さらにまた、前記ソフトウェアは、前記移動通信端末内に存在し、前記端末装着機器側識別コードと前記センタ側識別コードとを参照して、認証ステップを実行するとともに、該認証ステップの結果に基づき、前記移動通信端末を制御、すなわち前記移動通信端末の所定のもしくは全部の機能を発揮させたりさせなかったりする制御を行なう構成である。
【0007】
上記課題を解決するための本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの移動通信端末の使用制限方式であり、次のようなものである。
請求項1記載の移動通信端末の使用制限方式において、前記移動通信端末は、自分の識別情報である端末コードを記憶しており、前記ソフトウェアが実行する認証ステップは、前記端末装着機器側識別コード、前記センタ側識別コード及び前記端末コードを参照してなされるものである。
【0008】
上記課題を解決するための本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの移動通信端末の使用制限方式であり、次のようなものである。
請求項1記載または請求項2記載の移動通信端末の使用制限方式において、前記移動通信端末は、携帯電話機であるものである。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの移動通信端末の使用制限方式であり、次のようなものである。
請求項1記載、請求項2記載または請求項3記載の移動通信端末の使用制限方式において、前記ソフトウェアは、Javaアプレットであるものである。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの移動通信端末の使用制限方式であり、次のようなものである。
請求項1記載、請求項2記載、請求項3記載または請求項4記載の移動通信端末の使用制限方式において、前記ソフトウェアが行なう前記移動通信端末への制御は、前記ソフトウェアが行なう認証ステップにおいて、本人性の確認が正当なものと認めたとき、前記移動通信端末が所定箇所へアクセスすることを許可するステップでを含むのである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係わる移動通信端末の使用制限方式の実施の一形態を示すブロック図である。
携帯電話機1は、移動通信端末の一例である。本発明の必須の構成要件である移動通信端末は、外部通信端子8を具備するものであれば、PDAやいわゆるノートパソコンなど、どんな通信端末でもよい。
携帯電話機1は、ネットワーク通信手段を具備しており、ネットワークを介して、センタ13と通信可能である。センタ13は、サーバ(図示せず)を具備しており、携帯電話機1へ送信するJavaアプレット5を有している。Javaアプレットは、携帯電話機1にダウンロードされ、認証ステップと携帯電話機1の制御とを行なうソフトウェア(プログラム)の一例であり、代表例である。
また、携帯電話機1は、データ通信部7を具備しており、外部通信端子8を介して、外部機器9からの情報を受信もしくは外部機器9と情報の送受信、ができる。
【0012】
携帯電話機の制御部2は、携帯電話機1の制御中枢であり、携帯電話機1の各構成ブロックを統括する。当然、制御部2は、メモリ3を有しており、自身の実行プログラム(図示せず)が格納されている。
なお、データ通信端子7は、制御部2内に設けてもよい。同様に、ネットワーク通信手段6も制御部2内に設けてもよい。
【0013】
外部機器9は、外部機器9と携帯電話機1の所持者を認証するための認証ユニットである。外部機器9は、情報収集機能を具備していてもよく、例えば、そのための無線通信手段(図示せず)を具備していてもよい。
外部機器9は、CPU11を具備しており、端末装着機器側識別コードを記憶する記憶手段を具備している。
外部機器9は、外部通信端子8を介して携帯電話機1に接続されると、手動もしくは自動で、必要なら所定の手順を踏んだ上で、端末装着機器側識別コード4bを携帯電話機のデータ通信部7の方へ転送する。
なお、前記所定の手順というのは、例えば、携帯電話機1の電話番号情報を外部機器が受信し、外部機器9が予め記憶している(いくつかの)電話番号情報と照合して一致するものがあるかどうか調べる、などのステップである。
このようにして、前記所定な手順の有無に関わらず、CPU11は、記憶手段12から読み出した端末装着機器側識別コード4b(外部機器9に予め書き込んでおく所定の認証用情報)を、外部通信端子8、データ通信部7を介して、制御部2のメモリ3に送信する。携帯電話機1の制御部2は、その端末装着機器側識別コード4bをメモリ3に記憶する。
【0014】
一方、端末装着機器側識別コード4bの転送ステップの前でも後でも同時でもよいけれども、携帯電話機1は、センタ13にアクセスして、認証用のソフトウェアである例えばJavaアプレット5をダウンロードする。
Javaアプレット5は、必要ならセンタ14が携帯電話機1の認証を行なった後、ネットワーク10、ネットワーク通信手段6を介して、制御部2のメモリ3にダウンロードされる。このJavaアプレット5には、所定のセンタ側識別コード4aが含まれている。
携帯電話機1にダウンロードされたJavaアプリ5は、メモリ3に、いわゆる常駐し、外部機器9、すなわち転送された、メモリ3に記憶されている、端末装着機器側識別コード4bの認証を行なう。例えば、Javaアプレット5は、センタ側識別コード4aと端末装着機器識別コード4bとが一致するかどうかを調べ、認証ステップを実行する。あるいは、センタ側識別コード4aと端末装着機器側識別コード4bとから所定のコード(図示せず)を生成し、その所定のコードがJavaアプレット5が有するコード(図示せず)と一致するどうかで認証を行なう。
仮に、認証の結果が不正なものであるとJavaアプレット5が判定した場合、すなわち、正当な携帯電話機と外部機器の組み合わせでないと判定した場合は、例えば、Javaアプレット5は、発信規制を掛ける。すなわち、携帯電話機1は、電話を掛けられないまたは電子メールを発信できない状態となる。また、Javaアプレット5は、携帯電話機1そのものが使えなくなるのでなく、その特定の機能を制限するものでもよい。例えば、特定の電話番号やアドレスに携帯電話機1が発信しようとする(ダイヤル操作が成される)と、それを検知して許容しないように、Javaアプレット5をプログラムしたものでもよい。
なお、携帯電話機1がセンタ13からダウンロードするソフトウェアは、認証機能と携帯電話機1の使用制限機能を有するものであれば、Javaアプレットでなくてもよい。
また、逆に該認証の結果が正当なものであると、ダウンロードしたソフトウェア(Javaアプレット5)が判断したときは、携帯電話機1が所定の電話番号やアドレスに、自動的に、電話発信や電子メール発信するよう、Javaアプレット5をプログラムしておくこともよい。
【0015】
図2は、本発明に係わる移動通信端末の使用制限方式の別の実施の一形態を示すブロック図である。
携帯電話機1の制御部2は、その情報記憶部、例えばメモリ3に、端末コード5cを記憶する構成でもよい。端末コード5cは、例えば携帯電話機1の電話番号情報でもよく、そうでなくてもよく、あるいは、該電話番号情報を含む所定のコードでもよい。つまり、端末コード5cは、携帯電話機1固有のコードであればよい。
センタ13からダウンロードしたJavaアプレット5を常駐させ、外部機器9から端末装着機器側識別コード4bを受信した携帯電話機1の制御部2は、センタ側識別コード4a、端末装着機器側識別コード4b及び端末コード4cを参照して、外部機器9と携帯電話機1の組み合わせが正当なものであるかどうかの認証を行なう。例えば、Javaアプレット5は、センタ側識別コード4aと端末装着機器側識別コード4bを使って、所定のコード(単数/複数)を生成し、端末コード4c(単数/複数)と照合する。照合の結果、認証が可であれば、携帯電話機1は、認証動作実行中の使用制限状態が解除され、通常通り、使用できる。その認証が否であるなら、携帯電話機1の特定の機能もしくは全機能は、使用制限状態となる。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係る移動通信端末の使用制限方式は、以上説明してきたような構成であるので、以下に記載する効果を奏する。
移動通信端末は、予めサーバから、認証用のコードを有するソフトウェア(例、Javaアプレット)をダウンロードしておくとともに、外部機器(認証ユニット)を装着することによって、移動通信端末及び外部機器の使用者の本人性を、従来通り、簡単かつ確実に確認することができる。また、一旦、移動通信端末内のJavaアプレットのようなソフトウェアによって、外部機器の正当性の認証が行われると、該外部機器を該移動通信端末から外しても、該ソフトウェアの働きにより、移動通信端末を使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる移動通信端末の使用制限方式の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】本発明に係わる移動通信端末の使用制限方式の別の実施の一形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 制御部
3 メモリ
4a センタ側識別コード
4b 端末装着機器側識別コード
4c 端末コード
5 Javaアプレット
6 ネットワーク通信手段
7 データ通信部
8 外部通信端子
9 外部機器
10 ネットワーク
11 CPU
12 記憶手段
13 センタ
Claims (5)
- 移動通信端末の使用者の正当性を確認する方式であって、
ネットワークにアクセス可能なセンタと、
外部通信端子を有する移動通信端末と、
前記外部通信端子に接続する外部機器と、を含み、
前記移動通信端末は、前記センタからソフトウェアをダウンロードするネットワークアクセス手段と、
そのソフトウェアを格納するとともに、実行させる制御部と、
前記外部機器と通信するデータ通信部と、を具備するものであり、
前記外部機器は、一方の識別情報である端末装着機器側識別コードを記憶するとともに、前記端末装着機器側識別コードを前記データ通信部へ送信する構成であり、
前記ソフトウェアは、前記端末装着機器側識別コードと照合するためのもう一方の識別情報であるセンタ側識別コードを含む構成であり、
また、前記ソフトウェアは、前記移動通信端末内に在って、前記端末装着機器側識別コードと前記センタ側識別コードとを参照して、認証ステップを実行するとともに、該認証ステップの結果に基づき、前記移動通信端末を制御する構成である、移動通信端末の使用制限方式。 - 前記移動通信端末は、自分の識別情報である端末コードを記憶しており、前記ソフトウェアが実行する認証ステップは、前記端末装着機器側識別コード、前記センタ側識別コード及び前記端末コードを参照してなされる、請求項1記載の移動通信端末の使用制限方式。
- 前記移動通信端末は、携帯電話機である、請求項1記載または請求項2記載の移動通信端末の使用制限方式。
- 前記ソフトウェアは、Javaアプレットである、請求項1記載、請求項2記載または請求項3記載の移動通信端末の使用制限方式。
- 前記ソフトウェアが行なう前記移動通信端末への制御は、前記ソフトウェアが行なう認証ステップにおいて、本人性の確認が正当なものと認めたとき、前記移動通信端末が所定箇所へアクセスすることを許可するステップを含む、請求項1記載、請求項2記載、請求項3記載または請求項4記載の移動通信端末の使用制限方式。
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JP2002382066A JP2004173221A (ja) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | 移動通信端末の使用制限方式 |
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CN100348064C (zh) * | 2004-07-06 | 2007-11-07 | 乐金电子(中国)研究开发中心有限公司 | 移动通信终端的游戏下载限制及游戏参与内容通知方法 |
CN110268798A (zh) * | 2018-01-05 | 2019-09-20 | 深圳市大疆创新科技有限公司 | 通信控制方法、控制系统、配件和计算机可读存储介质 |
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