JP2004171894A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】電池パックの外筐に電池及び回路基板を効率よく収納する。
【解決手段】外装材7に電池素子6が封入されると共に、この電池素子6を構成する正極8及び負極9と導通された一対の電極リード14,17が外装材7の貼合せ面7aの間から外部へと引き出されてなる電池3と、一対の電極リード14,17が電気的に接続される接続部19と電池3の制御回路が構成される回路部20とが設けられた回路基板4と、電池3及び回路基板4を収納する外筐3とを備え、回路基板4は、可撓性を有しており、接続部19と回路部20との間で折り曲げられた状態で電池3と共に外筐2に収納されている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外筐に電池と回路基板とが収納されてなる電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノート型パーソナルコンピュータや、携帯端末装置(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯電話、カメラ一体型VTR(Video Tape Recorder)等の携帯可能な小型電子機器が多く登場しており、その電源として、軽量且つ高エネルギー密度を有する非水電解質二次電池、特にリチウムイオン二次電池の開発が活発に進められている。
【0003】
このリチウムイオン二次電池では、更なる小型軽量化を図るために、ゲル状電解質や高分子固体電解質等の固体電解質を用いると共に、外装材として熱融着が可能なラミネートフィルムを用いて発電要素である電池素子を封入することが行われている。このようなリチウムイオン二次電池は、一般的にポリマー電池と呼ばれており、電解質が固体又はゲル状であることから液漏れの心配がなく、金属製容器の代わりにラミネートフィルムからなる外装材を用いることで、更なる薄型化が可能となっている。
【0004】
また、ポリマー電池は、充放電を制御する制御回路が構成された回路基板と電気的に接続されており、過充放電等からの保護が図られている。そして、これらポリマー電池及び回路基板は、プラスチックケース等からなる外筐に収納されることによって、いわゆる電池パックとして構成されている。
【0005】
ところで、上述した電池パックにおいて、体積エネルギー密度の向上を図るためには、回路基板を外筐に収納しながらも、この外筐内でのポリマー電池の体積効率を向上させるような構造が求められる。すなわち、この電池パックでは、外筐内により大きな(より多くの)ポリマー電池を収納すると共に、このポリマー電池が収納された外筐の限られたスペース内に回路基板を効率よく収納することが求められている。
【0006】
しかしながら、従来の電池パックでは、例えばラミネートフィルムからなる外装材に電池素子が封入され、この電池素子を構成する正極及び負極と導通された一対の電極リードが、熱融着により貼り合わされたラミネートフィルムの貼合せ面の間から外部へと引き出されると共に、これら一対の電極リードが回路基板側の接続端子と中継タブを介して接続された構造となっている。また、中継タブは、例えば略L字状や略コ字状に折り曲げられたニッケル板等からなっており、一端がポリマー電池側の電極リードと溶接により接続され、他端が回路基板側の接続端子と半田付けにより接続されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0007】
この場合、ポリマー電池側の電極リードと回路基板側の接続端子との間の距離が中継タブの分だけ長くなることから、これらをプラスチックケースからなる外筐に収納した際に中継タブの占める部分が大きくなり、パック全体の小型化に対して非常に不利となってしまう。また、この場合には、ポリマー電池側の電極リードと回路基板側の接続端子との接続に中継タブを介することで、部品点数の増加と共に製造コストが嵩むといった問題も発生してしまう。
【0008】
また、一対の電極リード間の寸法精度が悪く、ポリマー電池の製造時におけるバラツキが大きい場合には、回路基板側の接続端子も予め大きく形成しておく必要があり、この接続端子の回路基板上に占める面積も大きくなってしまう。このため、回路基板では、一対の接続端子が接続される部分に、両主面に亘って上述した制御回路を構成する電子部品を配置することができなくなることや、この基板自体が大きくなるといった不都合が生じてしまう。
【0009】
また、ポリマー電池における外装材の貼合せ部分は、外筐内において電池として用を為さない無駄な空間となる。そこで、このような外装材の貼合わせ部分に電池の制御回路を搭載することが提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
【0010】
しかしながら、このような外装材の貼合せ部分に、上述した電池の制御回路を構成する回路基板を搭載した場合には、この外装材の貼合わせ部分の面積よりも大きな回路基板を搭載することはできないことから、回路基板上に実装される電子部品の実装可能な面積も自ずと制限されたものとなる。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−124232号公報(第2頁、第24図)
【特許文献2】
特開2000−156208号公報(第3−4頁、第1図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、電池パックにおいて体積エネルギー密度の向上を図るためには、回路基板を外筐に収納しながらも、この外筐内でのポリマー電池の体積効率を向上させるような構造が求められる。したがって、外筐内でのポリマー電池の体積効率を向上させるためには、このポリマー電池が収納された外筐の限られたスペース内に回路基板を如何に効率よく収納できるかが重要となる。また、上述した携帯可能な小型電子機器では、電池パックの設置場所が空間的に制限されたものが多く、高容量且つ小型軽量薄型化された電池パックが求められている。
【0013】
そこで、本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、外筐に電池及び回路基板を効率よく収納することを可能とし、体積エネルギー密度の向上を図ると共に、パック全体の更なる小型軽量薄型化を可能とした電池パックを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る電池パックは、外装材に電池素子が封入されると共に、この電池素子を構成する正極及び負極と導通された一対の電極リードが外装材の貼合せ面の間から外部へと引き出されてなる電池と、一対の電極リードが電気的に接続される接続部と電池の制御回路が構成される回路部とが設けられた回路基板と、電池及び回路基板を収納する外筐とを備え、回路基板は、可撓性を有しており、接続部と回路部との間で折り曲げられた状態で電池と共に外筐に収納されていることを特徴としている。
【0015】
以上のように、本発明に係る電池パックでは、可撓性を有する回路基板が接続部と回路部との間で折り曲げられた状態で電池と共に外筐に収納されることから、この電池が収納された外筐の限られたスペース内に回路基板を折り曲げた状態で効率よく収納することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した電池パックについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1及び図2に示すように、本発明を適用した電池パック1は、外筐2に電池ユニットを構成するポリマー電池3及び回路基板4が収納された構造を有している。
【0018】
外筐2は、いわゆるプラスチックケースからなり、略扁平箱状の上ハーフ2aと下ハーフ2bとを互いに突き合わすことで、内部にポリマー電池3及び回路基板4が収納される収納空間を形成すると共に、その外形形状は略矩形平板状である。また、この外筐2の長手方向の一側端部には、後述するコネクタ23の端子を外部に臨ませる開口部5が形成されており、上ハーフ2a及び下ハーフ2bには、この開口部5を構成する切欠き部5a,5bがそれぞれ形成されている。
【0019】
ポリマー電池3は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池であり、発電要素である電池素子6が外装材7に封入されると共に、後述する電池素子6を構成する正極8及び負極9と導通された一対の電極リード14,17が外装材7の貼合せ面7aの間から外部へと引き出されてなる。
【0020】
具体的に、電池素子6は、図3に示すように、帯状の正極8と負極9とがセパレータ10を介して積層され、これら正極8とセパレータ10との間及び負極9とセパレータ10との間に、それぞれ固体電解質11を介在させた状態で巻回された構造を有している。
【0021】
正極8は、正極集電体12の両主面上に正極活物質層13が形成されてなる。このうち、正極集電体12には、箔状又は網状に形成されたアルミニウム等が用いられており、正極活物質層13は、この正極集電体12の両主面上に、それぞれ正極活物質と結着材とを含有する正極合剤を塗布して乾燥させた後、加圧することによって形成されている。
【0022】
正極活物質としては、電池容量を比較的大きくすることのできる、例えばLiMO(式中、Mは、Co、Ni、Mn、Fe、Al、V、Ti等のうち、何れか1種以上の遷移金属を表し、0.5≦x≦1.10である。)を主体とするリチウム複合酸化物等が用いることができる。また、このリチウム複合酸化物を構成する遷移金属Mとしては、Co、Ni、Mn等を用いることが好ましく、このようなリチウム複合酸化物の具体例としては、LiCoO、LiNiO、LiNiCo1−y(式中、0<y<1である。)、LiMn等を挙げることができる。また、正極活物質としては、安価で結晶構造が安定している、例えばLiPO(式中、Mは、Fe、Mn、Cr、Co、Cu、Ni、V、Mo、Ti、Zn、Al、Ga、Mg、B、Nb、SnCa、Srのうち1種以上を表し、0.5≦x≦1.1であり、0.5≦y≦1である。)を主体とする化合物等を用いることができ、その具体例としては、LiFePO等を挙げることができる。さらに、正極活物質としては、例えばTiS、MoS、NbSe、V等の金属硫化物も用いることができる。
【0023】
また、結着剤としては、非水電解質電池の正極合剤に用いられる、例えばポリフッ化ビニリデン、ポリビニルピリジンやポリテトラフルオロエチレン等を用いることができる。また、正極合剤には、例えば炭素質材料等を導電材として添加したり、他にも公知の添加剤等を添加することができる。
【0024】
また、正極8には、例えばアルミニウム等が短冊状に形成されてなる正極リード14が電気的に接続されている。この正極リード14は、正極8の長手方向の一端(例えば内周側の端部)に設けられた正極集電体露呈部分、すなわち当該リードの幅に合わせて正極活物質層13が形成されずに正極集電体12が露呈してなる部分に抵抗溶接や超音波溶接等により接合されている。また、正極リード14は、一端が正極8の幅方向から延長して設けられている。
【0025】
負極9は、負極集電体15の両主面上に負極活物質層16が形成されてなる。このうち、負極集電体15には、箔状又は網状に形成されたニッケル等が用いられており、負極活物質層16は、この負極集電体15の両主面上に、それぞれ負極活物質と結着材とを含有する負極合剤を塗布して乾燥させた後、加圧することによって形成されている。
【0026】
負極活物質としては、例えばリチウムに対して2V以下の電位を有し、リチウムをドープ・脱ドープすることが可能な炭素質材料、2000℃以下の比較的低い温度で焼成して得られる低結晶性炭素材料、結晶化しやすい原材料を3000℃付近の高温で焼成した人造黒鉛等の高結晶性炭素材料等を用いることができる。このような炭素質材料の具体例としては、例えば熱分解炭素類、コークス類、黒鉛類、ガラス状炭素繊維、有機高分子化合物焼成体、炭素繊維、活性炭素等を挙げることができ、コークス類としては、例えばピッチコークス、ニードルコークス、石油コークス等を挙げることができる。なお、有機高分子化合物焼成体とは、フェノール樹脂、フラン樹脂等を適当な温度で焼成し、炭素化したものである。
【0027】
また、負極活物質としては、上述した炭素質材料の他にも、リチウムと化合可能な元素又はこの元素の化合物、例えば化学式DLi(式中、Dは、リチウムと化合可能な金属元素及び/又は半導体元素のうち1種以上を表し、Eは、リチウム及びD以外の金属元素及び/又は半導体元素のうち1種以上を表し、0<s、0≦t、0≦uである。)等を用いることができ、その具体例としては、SiB、SiB、MgSi、MgSn、NiSi、TiSi、MoSi、CoSi、NiSi、CaSi、CrSi、CuSi、FeSi、MnSi、NbSi、TaSi、VSi、WSi、ZnSi等を挙げることができる。また、これらのうち何れか1種以上を用いた場合には、上述した炭素質材料を導電材として添加することもできる。
【0028】
また、負極活物質としては、上述したものの他にも、例えばポリアセチレン、ポリピロール等の高分子や酸化鉄、酸化ルテニウム、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化チタン、酸化スズ等といった比較的電位が卑であり、リチウムのドープ・脱ドープが可能な酸化物や、これら酸化物の炭素を窒素で置換した窒化物等を用いることもできる。
【0029】
また、結着剤としては、非水電解質電池の負極合剤に用いられる、例えばポリフッ化ビニリデン、ポリビニルピリジンやポリテトラフルオロエチレン等を挙げることができる。
【0030】
また、負極9には、例えばニッケル等が短冊状に形成されてなる負極リード17が電気的に接続されている。この負極リード17は、負極9の長手方向の一端(例えば外周側の端部)に設けられた負極集電体露呈部分、すなわち当該リードの幅に合わせて負極活物質層16が形成されずに正極集電体15が露呈している部分に抵抗溶接や超音波溶接等により接合されている。また、負極リード17は、一端が負極9の幅方向から正極リード14と同一方向に延長して設けられている。
【0031】
セパレータ10は、上述した正極8と負極9とを離間させるものであり、この種の非水電解質電池の絶縁性多孔質膜として通常用いられている公知の材料、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の高分子フィルムからなる。また、セパレータ10は、リチウムイオン伝導度とエネルギー密度との関係から、厚みをできるだけ薄くすることが好ましく、例えば30μm以下の厚みにしている。これにより、ポリマー電池3では、正極8と負極9との間のリチウムイオン伝導度を良好なものとし、高いエネルギー密度を得ることができる。
【0032】
固体電解質11は、マトリックス高分子に非水電解液を可塑剤として加えてなるゲル状電解質や、高分子に電解質塩を溶かし込んだ高分子固体電解質からなり、これらは、上述した正極8及び負極9の両主面上に、高分子化合物と電解質塩と溶媒、(ゲル状電解質の場合は、さらに可塑剤)からなる溶液を塗布した後に、固化することで形成される。なお、架橋系の場合には、光又は熱で架橋して固化される。
【0033】
このうち、ゲル状電解質は、リチウム塩を含む可塑剤と2重量%以上〜30重量%以下のマトリクス高分子からなる。このとき、エステル類、エーテル類、炭酸エステル類などを単独または可塑剤の一成分として用いることができる。
ゲル状電解質を調整するにあたり、このような炭酸エステル類をゲル化するマトリクス高分子としては、ゲル状電解質を構成するのに使用されている種々の高分子が利用できるが、酸化還元安定性から、たとえばポリ(ビニリデンフルオロライド)やポリ(ビニリデンフルオロライド−co−ヘキサフルオロプロピレン)などのフッ素系高分子を用いることが望ましい。
【0034】
一方、高分子固体電解質は、リチウム塩とそれを溶解する高分子化合物からなり、高分子化合物としては、ポリ(エチレンオキサイド)や同架橋体などのエーテル系高分子、ポリ(メタクリレート)エステル系、アクリレート系、ポリ(ビニリデンフルオロライド)やポリ(ビニリデンフルオロライド−co−ヘキサフルオロプロピレン)などのフッ素系高分子などを単独、または混合して用いることができるが、酸化還元安定性から、たとえばポリ(ビニリデンフルオロライド)やポリ(ビニリデンフルオロライド−co−ヘキサフルオロプロピレン)などのフッ素系高分子を用いることが望ましい。
【0035】
このようなゲル状電解質または高分子固体電解質に含有させるリチウム塩としては、通常の電池電解液に用いられるリチウム塩を使用することができ、リチウム化合物(塩)としては、例えば、塩化リチウム臭化リチウム、ヨウ化リチウム、塩素酸リチウム、過塩素酸リチウム、臭素酸リチウム、ヨウ素酸リチウム、硝酸リチウム、テトラフルオロほう酸リチウム、ヘキサフルオロリン酸リチウム、酢酸リチウム、ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミドリチウム、LiAsF、LiCFSO、LiC(SOCF、LiAlCl、LiSiF等を挙げることができる。また、これらリチウム化合物は単独で用いても複数を混合して用いても良いが、これらの中でLiPF、LiBFが酸化安定性の点から望ましい。また、リチウム塩を溶解する濃度として、ゲル状電解質なら、可塑剤中に0.1〜3.0モルで実施できるが、好ましくは0.5から2.0モル/リットルで用いることができる。
【0036】
なお、上述した電池素子6は、正極8及び負極9を固体電解質11を挟んで重ね合わせ、これを巻回した巻回構造の他にも、正極8と負極9とを固体電解質11を挟んで交互に積層した積層構造や、正極8及び負極9を固体電解質11を挟んで重ね合わせ、これを交互に折り畳んだ折畳構造とすることも可能である。
【0037】
上述した電池素子6を封入する外装材7は、樹脂フィルムと金属箔とが積層されて貼り合わされたラミネートフィルムからなる。このうち、樹脂フィルムとしては、正極リード14及び負極リード17に対する接着性を示し且つ気密性に優れた材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリエチレン、変性ポリプロピレン及びこれらの共重合体、ポリオレフィン樹脂等の有機樹脂材料が用いられている。一方、金属箔には、例えばアルミニウム、ステンレス、ニッケル、鉄等が用いられている。
【0038】
そして、この外装材7は、電池素子6を封入する際に、電池素子6を挟み込んだ状態で半分に折り曲げられると共に、封入される電池素子6の外形に沿って外縁部分が熱融着により貼り合わされながら減圧封止される。このとき、外装材7は、樹脂フィルムを内面とすると共に、熱融着により貼り合わされる貼合せ面7a,7b,7cのうち、折り曲げ位置と対向する貼合せ面7aの間から、正極リード14及び負極リード17が外部へと引き出された状態とする。以上のようにして、ポリマー電池3が構成される。
【0039】
また、外装部材7と正極リード14及び負極リード17との密着性をより向上させるために、これら一対の電極リード14,17と外装材7との接触部分には、熱融着により溶融される樹脂片18が設けられている。この樹脂片18としては、正極リード14及び負極リード17に対する接着性を有する材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリエチレン、変性ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂及びこれらの共重合体等を用いることができる。また、外装材7は、ナイロン等からなる樹脂フィルムを最外層とすることで、破れや突き刺し等に対する強度を向上させることができる。
【0040】
回路基板4は、図2及び図4に示すように、上述したポリマー電池3の過充放電等からの保護を図るためのものであり、外装材7の貼合せ面7aに対応した幅で長尺状に形成されると共に、その長手方向の両側には、一対の電極リード14,17が電気的に接続される接続部19と、ポリマー電池3の充放電を制御する制御回路が構成される回路部20とが設けられている。
【0041】
また、この回路基板4は、可撓性を有すると共に、パターン配線層と誘電絶縁層とが交互に積層されてなる、いわゆる多層フレキシブルプリント配線基板である。
【0042】
この回路基板4では、パターン配線層に、例えばフィルタやキャパシタ、インダクタ、レジスタといった機能素子や受動素子等を、これらを繋ぐ信号配線パターンやグランドパターンと共にパターン形成することができる。また、誘電絶縁層を介して積層される各パターン配線層は、誘電絶縁層を貫通して形成されるビアホールめっきやスルーホールめっきを介して電気的に接続することができる。なお、この回路基板4を構成するパターン配線層は、電気伝導性が高く廉価な銅箔等により形成されており、誘電絶縁層は、電気絶縁性が高く、可撓性を有するポリイミド等の有機絶縁材料により形成されている。また、この回路基板4には、誘電絶縁層の両面にパターン配線層が形成された両面配線基板をプリプレグを介して貼り合わせたものや、両面配線基板の両主面上に樹脂付銅箔を積み重ねていくものがある。
【0043】
したがって、この回路基板4では、基板の表層又は層内に、後述する回路部20の制御回路を構成する機能素子や受動素子等をパターン形成することができ、この制御回路を構成する上で基板自体を小型化することが可能である。また、この回路基板4は、可撓性を有することから、後述する接続部19と回路部20との間で折り曲げ可能となっている。
【0044】
接続部19には、上述したポリマー電池3の正極リード14及び負極リード17が電気的に接続される一対の接続端子21a,21bが設けられている。これら一対の接続端子21a,21bは、回路基板4の一主面上に長手方向に所定の間隔で並んでパターン形成されている。そして、一対の電極リード14,17は、この回路基板4の長手方向に対して直交して配置されると共に、その先端部が抵抗溶接や超音波溶接等により一対の接続端子21a,21bと接合されている。
【0045】
回路部20には、例えばポリマー電池3を過充電や過放電から保護する保護回路や、ポリマー電池3の電力残量等を演算する演算回路、電池パック1が装填される電子機器との間で通信を行う通信回路等が制御回路として構成されている。そして、この回路部20には、上述した一対の接続端子21a,21bが形成された主面と同一主面上に位置して、これら制御回路を構成するICや受動素子等の電子部品22と、電池パック1が装填される電子機器と電気的に接続される外部接続用のコネクタ23とが実装されている。
【0046】
また、この回路基板4の表層又は層内には、図示を省略するが、これら制御回路を構成する機能素子や受動素子等がパターン形成されている。また、この回路基板4には、接続部19と回路部20との間に亘って、一対の接続端子21a,21bと制御回路とを電気的に接続するための信号配線パターンやグランドパターン等が形成されている。
【0047】
そして、以上のように構成されるポリマー電池3及び回路基板4を外筐2に収納する際は、先ず、図5に示すように、回路基板4の長手方向に対して直交して配置された一対の電極リード14,17の先端部が接続部19側の一対の接続端子21a,21bと接続された状態から、図6に示すように、この一対の電極リード14,17の先端部を回路基板4と共に外装材7の貼合せ面7a上に折り返す。次に、図7に示すように、回路基板4の回路部20を、電子部品22及びコネクタ23が実装された主面が接続部19と対向する主面とは反対側の主面、すなわち外側の主面となるように、接続部19上に折り返す。これにより、回路基板4は、図2に示すように、外装材7の貼合せ面7a上に収まるように接続部19と回路部20との間で折り曲げられた状態で、且つポリマー電池3の1つの側面に沿って配置される。そして、これらポリマー電池3及び回路基板4を、外筐2の上ハーフ2aと下ハーフ2bとの間に収納した後、これら上ハーフ2aと下ハーフ2bとを接合する。以上のようにして、図1に示すような電池パック1が構成される。
【0048】
また、コネクタ23は、図8に示すように、ポリマー電池3及び回路基板4が外筐2に収納される際に、上述した開口部5を構成する上ハーフ2a側の切欠部5aと下ハーフ2b側の切欠部5bとの間で挟み込まれることによって外筐2に保持される。これにより、電池パック1では、回路基板4を外筐2に接着やネジ止め等により固定することなく、この回路基板4を外筐2に容易に位置決め固定することができる。
【0049】
また、上述した制御回路を構成する電子部品22及びコネクタ23は、図2に示すように、接続部19上に折り返される回路部20の当該接続部19と対向する主面とは反対側の主面上に実装されていることから、接続部19側との接触を防ぐことができる。
【0050】
なお、回路基板4が配置された外装材7の貼合せ面7a以外の貼合せ面7b,7cの処理であるが、この外装材7に封入された電池素子6の厚み以下となるように、外装材7の貼合せ面7b,7cを電池素子6の側面に沿って折り曲げた状態で外筐2に収納するようにすれば、この外筐2内でのポリマー電池3の体積効率を向上させると共に、外部からの衝撃に対して回路基板4を保護することが可能となる。
【0051】
以上のように、この電池パック1では、体積エネルギー密度の向上を図るため、ポリマー電池3が収納された外筐2の限られたスペース内に回路基板4を接続部19と回路部20との間で折り曲げた状態で効率よく収納することが可能であり、この外筐2内でのポリマー電池3の体積効率を向上させると共に、パック全体の更なる小型軽量薄型化が可能である。
【0052】
また、本発明は、上述した図2に示す電池パック1に限定されず、例えば図9及び図10に示す電池パック100であってもよい。なお、以下の説明では、上述した電池パック1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
【0053】
この電池パック100は、上述した回路基板4の代わりに、図10及び図11に示す回路基板50が配設された構造を有している。
【0054】
この回路基板50は、上述した回路基板4と同様に、ポリマー電池3の過充放電等からの保護を図るためのものであり、ポリマー電池3の厚みに対応した幅で長尺状に形成されると共に、その長手方向の両側には、一対の電極リード14,17が電気的に接続される接続部51と、ポリマー電池3の充放電を制御する制御回路が構成される回路部52とが設けられている。
【0055】
また、この回路基板50は、可撓性を有すると共に、パターン配線層と誘電絶縁層とが交互に積層されてなる、いわゆる多層フレキシブルプリント配線基板である。したがって、この回路基板50では、基板の表層又は層内に、後述する回路部52の制御回路を構成する機能素子や受動素子等をパターン形成することができ、この制御回路を構成する上で基板自体を小型化することが可能である。また、この回路基板50は、可撓性を有することから、後述する接続部51と回路部52との間で折り曲げ可能となっている。
【0056】
接続部51には、上述したポリマー電池3の正極リード14及び負極リード17が電気的に接続される一対の接続端子53a,53bが設けられている。これら一対の接続端子53a,53bは、回路基板50の一主面上に長手方向に所定の間隔で並んでパターン形成されている。そして、一対の電極リード14,17は、この回路基板4の長手方向に対して直交して配置されると共に、その先端部が抵抗溶接や超音波溶接等により一対の接続端子53a,53bと接合されている。
【0057】
回路部52には、例えばポリマー電池3を過充電や過放電から保護する保護回路や、ポリマー電池3の電力残量等を演算する演算回路、電池パック100が装填される電子機器との間で通信を行う通信回路等が制御回路として構成されている。そして、この回路部20には、上述した一対の接続端子53a,53bが形成された主面と同一主面上に位置して、これら制御回路を構成するICや受動素子等の電子部品54と、電池パック100が装填される電子機器と電気的に接続される外部接続用のコネクタ55とが実装されている。
【0058】
また、この回路基板50の表層又は層内には、図示を省略するが、これら制御回路を構成する機能素子や受動素子等がパターン形成されている。また、この回路基板50には、接続部51と回路部52との間に亘って、一対の接続端子53a,53bと制御回路とを電気的に接続するための信号配線パターンやグランドパターン等が形成されている。
【0059】
また、この回路基板50には、接続部51と接続された一対の電極リード14,17の間からポリマー電池3が位置する側とは反対側に向かって突出された突出片56が設けられている。
【0060】
この突出片56は、外側の主面がポリマー電池3の側面と対向するように折り曲げられ、この折り曲げられた外側の主面にポリマー電池3の発熱を検知する温度ヒューズ等の保護素子57が実装されると共に、この折り曲げられた内側の主面に保護素子57をポリマー電池3の側面に押し当てるための弾性部材58が設けられている。
【0061】
この弾性部材58は、図12に示すように、例えばゴムや鋼、エラストマー等の弾力性を有する材料からなり、矩形平板状の基体58aと、この基体58aの長手方向の両端部からそれぞれ下方に向かって立設された直方体状の一対の脚部58b,58cとを有し、基体58が一対の脚部58b,58cの間で凹む、すなわち弾性変形可能となっている。そして、この弾性部材58は、接続部51の一対の接続端子53a,53bの間に配置され、一対の脚部58b,58cが両面テープにより回路基板4に固定されている。これにより、弾性部材58は、折り曲げられた突出片56の内側の主面に基体58aを当接しながら、この基体58aの弾性力によって突出片56の外側の主面に設けられた保護素子57をポリマー電池3の側面に押し当てることが可能となっている。
【0062】
また、このような弾性部材としては、図12に示す弾性部材58に限定されず、例えば図13に示す弾性部材59であってもよい。この弾性部材59は、直方体状の基体59aと、この基体58aの一主面側に上方に向かって突出形成された基体59aよりも小さい直方体状の突部59bと、この基体59aの他主面側に突部59bよりも大きく基体59aよりも小さい凹部59cとを有し、突部59bが押圧されることで基体59aが凹部59c側へと凹む、すなわち弾性変形可能となっている。そして、この弾性部材59は、接続部51の一対の接続端子53a,53bの間に配置され、基体59aの凹部58c側の主面が両面テープにより回路基板4に固定される。これにより、弾性部材59は、折り曲げられた突出片56の内側の主面に突部59bを当接しながら、基体58aの弾性力によって突出片56の外側の主面に設けられた保護素子57をポリマー電池3の側面に押し当てることが可能となっている。
【0063】
そして、以上のように構成されるポリマー電池3及び回路基板50を外筐2に収納する際は、先ず、図14に示すように、回路基板50の長手方向に対して直交して配置された一対の電極リード14,17の先端部が接続部51側の一対の接続端子53a,53bと接続された状態から、図15に示すように、この一対の電極リード14,17の先端部を回路基板4と共に外装材7の貼合せ面7aに対して垂直に折り曲げる。次に、図16に示すように、回路基板50の回路部52を、電子部品54及びコネクタ55が実装された主面が接続部51と対向する主面とは反対側の主面、すなわち外側の主面となるように、ポリマー電池3の外形に沿って折り曲げる。これにより、回路基板50は、図10に示すように、接続部51と回路部52との間で折り曲げられた状態で、且つポリマー電池3の2つの側面に沿って配置される。
【0064】
また、回路基板50の突出片56を、保護素子57が設けられた外側の主面がポリマー電池3の側面と対向するように折り曲げる。これにより、保護素子57は、図10及び図16に示すように、この折り曲げられた突出片56の内側の主面に設けられた弾性部材58によってポリマー電池3の側面に押し当てられた状態となる。
【0065】
したがって、この電池パック1では、保護素子57をポリマー電池3に直接接触した状態とすることができ、このポリマー電池3の発熱を検知するのに適した状態となる。また、このような保護素子57を配置するためのスペースを外筐2に設ける必要がないことから、更なる小型化が可能である。なお、保護素子57は、このような外装材7の貼合せ面7a上に位置するポリマー電池3の側面に接着剤や接着テープにより直接貼り付けることも可能である。
【0066】
そして、図17に示すように、これらポリマー電池3及び回路基板50を、外筐2の上ハーフ2aと下ハーフ2bとの間に収納した後、これら上ハーフ2aと下ハーフ2bとを接合する。以上のようにして、図9に示すような電池パック100が構成される。
【0067】
また、外筐2は、ポリマー電池3の側面に沿って折り曲げられた回路部52に対応して幅方向に突出された側端部2c,2dを有しており、この側端部2c,2dには、コネクタ55の端子を外部に臨ませる開口部5が形成されており、上ハーフ2a及び下ハーフ2bには、この開口部5を構成する切欠き部5a,5bがそれぞれ形成されている。そして、コネクタ55は、図17に示すように、ポリマー電池3及び回路基板50が外筐2に収納される際に、この開口部5を構成する上ハーフ2a側の切欠部5aと下ハーフ2b側の切欠部5bとの間で挟み込まれることによって外筐2に保持される。これにより、電池パック100では、回路基板50を外筐2に接着やネジ止め等により固定することなく、この回路基板50を外筐2に容易に位置決め固定することができる。
【0068】
また、上述した制御回路を構成する電子部品54及びコネクタ55は、図10に示すように、ポリマー電池3の側面に沿って折り曲げられた回路部52の当該電池3と対向する主面とは反対側の主面上に実装されていることから、発熱するポリマー電池3との接触による影響を防ぐことができる。
【0069】
なお、回路基板50が配置された外装材7の貼合せ面7a,7b以外の貼合せ面7cの処理であるが、この外装材7に封入された電池素子6の厚み以下となるように、外装材7の貼合せ面7cを電池素子6の側面に沿って折り曲げた状態で外筐2に収納するようにすれば、この外筐2内でのポリマー電池3の体積効率を向上させると共に、外部からの衝撃に対して回路基板50を保護することが可能となる。
【0070】
以上のように、この電池パック100では、体積エネルギー密度の向上を図るため、ポリマー電池3が収納された外筐2の限られたスペース内に回路基板50を接続部51と回路部52との間で折り曲げた状態で効率よく収納することが可能であり、この外筐2内でのポリマー電池3の体積効率を向上させると共に、パック全体の更なる小型軽量薄型化が可能である。
【0071】
ところで、上述した電池パックを電源として用いる、例えばノート型パーソナルコンピュータや、携帯端末装置(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯電話、カメラ一体型VTR(Video Tape Recorder)等の携帯可能な小型電子機器では、電池パックの設置場所が空間的に制限されたものが多く、また、機器によっては、装填される電池パックのコネクタの位置に合わせて、このコネクタと電気的に接続される(コンタクト側の)接続端子を配置する必要があった。このため、従来の電子機器では、装填される電池パックのコネクタの位置に合わせて、場合によってセットサイズやデザイン等を変更しなければならないといった不都合が生じていた。
【0072】
これに対して、本発明を適用した電池パック1,100では、回路基板4,50の折曲げ方向によって、この回路基板4,50上に実装されたコネクタ23,55の位置を容易に変更することが可能である。
【0073】
具体的に、上述した電池パック1では、回路基板4の接続部19と接続された一対の電極リード14,17の先端部が、この回路基板4と共に外装材7の貼合せ面7a上に折り返され、更に回路基板4の回路部20が接続部19上に折り返されていることから、この回路基板4の回路部20上に実装されたコネクタ23が、外筐2の長手方向の一側端部に設けられた開口部5から外部に臨むことになる。
【0074】
一方、上述した電池パック100では、回路基板50の接続部51と接続された一対の電極リード17の先端部が、この回路基板4と共に外装材7の貼合せ面7aに対して垂直に折り曲げられ、更に回路基板50の接続部51と回路部52との間が電池3の外形に沿って折り曲げられていることから、この回路基板50の回路部52上に実装されたコネクタ55が、外筐2の長手方向と直交する方向の一側端部に設けられた開口部5から外部に臨むことになる。
【0075】
このように、本発明を適用した電池パック1,100では、回路基板4,50の折曲げ方向によって、外筐2の開口部5から外部に臨むコネクタ23,55の位置を変更することが可能である。
【0076】
したがって、上述した電子機器において、電池パックのコネクタと接続される接続端子の配置について、デザイン上の制約等により設計自由度が高くない場合であっても、本発明を適用した電池パック1,100を用いれば、回路基板4,50の折曲げ方向によって、コネクタ23,55の位置を調整することが可能なことから、この電子機器のセットサイズやデザイン等に影響を与えることなく、効率的な電力供給を行うことが可能となり、電子機器の更なる小型化や低コスト化の要求に応えることが可能となる。
【0077】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る電池パックによれば、可撓性を有する回路基板が接続部と回路部との間で折り曲げられた状態で電池と共に外筐に収納されることから、この電池が収納された外筐の限られたスペース内に回路基板を効率よく収納することが可能であり、体積エネルギー密度の向上を図ると共に、パック全体の更なる小型軽量薄型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電池パックの外観を示す斜視図である。
【図2】上記電池パックの構成を示す分解斜視図である。
【図3】ポリマー電池の構成を示す断面図である。
【図4】ポリマー電池及び回路基板の構成を示す斜視図である。
【図5】ポリマー電池に回路基板が接続された状態を示し、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図である。
【図6】電極リードが回路基板と共に外装材の貼合せ面上に折り返された状態を示し、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図である。
【図7】回路部が接続部上に折り返された状態を示し、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図である。
【図8】コネクタが外筐に保持された状態を示す透視平面図である。
【図9】本発明を適用した別の電池パックの外観を示す斜視図である。
【図10】上記別の電池パックの構成を示す分解斜視図である。
【図11】ポリマー電池及び回路基板の構成を示す斜視図である。
【図12】弾性部材の構成を示し、(A)は、上方から見た斜視図であり、(B)は、下方から見た斜視図である。
【図13】別の弾性部材の構成を示し、(A)は、上方から見た斜視図であり、(B)は、下方から見た斜視図である。
【図14】上記別のポリマー電池に回路基板が接続された状態を示し、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図である。
【図15】電極リードを回路基板と共に外装材の貼合せ面に対して垂直に折り曲げた状態を示し、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図である。
【図16】回路部をポリマー電池の外形に沿って折り曲げると共に、突出片を外側の主面がポリマー電池の側面と対向するように折り曲げた状態を示し、(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図である。
【図17】ポリマー電池及び回路基板を外筐に収納した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 電池パック、2 外筐、3 ポリマー電池、4 回路基板、5 開口部、6 電池素子、7 外装材、8 正極、9 負極、10 セパレータ、11 固体電解質、14 正極リード、17 負極リード、19 接続部、20 回路部、21a,21b 接続端子、22 電子部品、23 コネクタ、50 回路基板、51 接続部、52 回路部、53a,53b 接続端子、54 電子部品、55 コネクタ、56 突出片、57 保護素子、58,59 弾性部材、100 電池パック

Claims (8)

  1. 外装材に電池素子が封入されると共に、この電池素子を構成する正極及び負極と導通された一対の電極リードが外装材の貼合せ面の間から外部へと引き出されてなる電池と、
    上記一対の電極リードが電気的に接続される接続部と、上記電池の制御回路が構成される回路部とが設けられた回路基板と、
    上記電池及び上記回路基板を収納する外筐とを備え、
    上記回路基板は、可撓性を有しており、上記接続部と上記回路部との間で折り曲げられた状態で上記電池と共に上記外筐に収納されていることを特徴とする電池パック。
  2. 上記接続部と上記回路部とが上記回路基板の長手方向の両側にそれぞれ配置されており、上記回路基板の長手方向に対して上記一対の電極リードが略直交して配置されると共に、上記接続部と接続された一対の電極リードの先端部が上記回路基板と共に上記外装材の貼合せ面上に折り返され、更に上記回路部が上記接続部上に折り返されていることを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  3. 上記制御回路を構成する電子部品が上記接続部上に折り返された回路部の当該接続部と対向する主面とは反対側の主面に実装されていることを特徴とする請求項2記載の電池パック。
  4. 上記接続部上に折り返された回路部には、外部接続用のコネクタが取り付けられており、このコネクタが上記外筐に保持されることによって、上記回路基板が上記外筐に位置決め固定されていることを特徴とする請求項2記載の電池パック。
  5. 上記接続部と上記回路部とが上記回路基板の長手方向の両側にそれぞれ配置されており、上記回路基板の長手方向に対して上記一対の電極リードが略直交して配置されると共に、上記接続部と接続された一対の電極リードの先端部が上記回路基板と共に上記外装材の貼合せ面に対して略垂直に折り曲げられ、更に上記接続部と上記回路部との間が上記電池の外形に沿って折り曲げられていることを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  6. 上記制御回路を構成する電子部品が上記電池の外形に沿って折り曲げられた回路部の当該電池と対向する主面とは反対側の主面に実装されていることを特徴とする請求項5記載の電池パック。
  7. 上記電池の外形に沿って折り曲げられた回路部には、外部接続用のコネクタが取り付けられており、このコネクタが上記外筐に保持されることによって、上記回路基板が上記外筐に位置決め固定されていることを特徴とする請求項5記載の電池パック。
  8. 上記回路基板は、上記接続部と接続された一対の電極リードの間から上記電池が位置する側とは反対側に向かって突出された突出片を有しており、この突出片は、外側の主面が上記電池の側面と対向するように折り曲げられ、この折り曲げられた外側の主面に上記電池の発熱を検知する保護素子が実装されると共に、この折り曲げられた内側の主面に上記保護素子を上記電池の側面に押し当てる弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項5記載の電池パック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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