JP2004171597A - Storage device system of preparing copy of data - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、情報処理システムなどにおける記憶装置システムに係り、ボリュームに格納されているデータのコピーを作成する機能を有する計算機システムに関する。 The present invention relates to a storage system in an information processing system or the like, and more particularly to a computer system having a function of creating a copy of data stored in a volume.
記憶装置に障害が発生したときに大切なデータを完全に失ってしまうことを防ぐ手段として、バックアップをとることが一般的に知られている。通常、バックアップをとるデータの整合性を保証するために、バックアップをとっている間は、当該ボリュームに対するリード/ライト処理を停止する。このため、バックアップをとっている間は、バックアップ対象のボリュームを使用する処理は停止しなくてはならないという問題がある。この問題を解決する方法として、記憶装置内でボリュームのコピーを作成して、(1)通常は、オリジナルボリュームデ
ータとコピーボリュームのデータを一致させる、(2)バックアップをとる間は、オリジナルボリュームのデータとコピーボリュームのデータとを一致させない(したがって、コピーボリュームは整合性のとれているある時点のオリジナルボリュームをあらわすことになる)、(3)バックアップはコピーボリュームを使用する、という方法が知られている。これにより、バックアップをとっている間に処理を停止させることなく、整合性の取れたデータをバックアップデータとしてとることができる。
It is generally known to take a backup as a means for preventing important data from being completely lost when a failure occurs in a storage device. Normally, in order to guarantee the consistency of the data to be backed up, the read / write processing for the volume is stopped while the backup is being taken. For this reason, there is a problem that the process using the volume to be backed up must be stopped while the backup is being performed. To solve this problem, a copy of the volume is created in the storage device, and (1) usually matches the original volume data with the data of the copy volume. (2) During the backup, the original volume data is copied. It is known that the data does not match the data of the copy volume (therefore, the copy volume represents the original volume at a certain point in time), and (3) the backup uses the copy volume. ing. As a result, consistent data can be taken as backup data without stopping the processing while the backup is being taken.
上記の方法では、コピーを作成する単位がボリュームであるため、ボリューム内の特定の領域(例えば、データセットやファイルなど)単位のデータを必要とする場合でも、ボリューム全体のコピーを作成する必要がある。したがって、不要なコピーが発生し、(1)記憶装置に余計な負荷をかける、(2)余計に時間がかかる、という課題があった。 In the above method, since the unit for making a copy is a volume, it is necessary to make a copy of the entire volume even when data of a specific area (for example, a data set or a file) in the volume is required. is there. Therefore, unnecessary copying occurs, and there is a problem that (1) extra load is applied to the storage device, and (2) extra time is required.
一般に、記憶装置は、ホストが管理しているファイルシステムの構造が分からないため、データセットやファイルがどの領域のデータで構成されるのかが分からない。本発明では、ホストから記憶装置に領域を通知する手段を設ける。この手段を用いて、記憶装置は、本来必要とされるだけのデータセットやファイルなどの領域のコピーを作成し、余計な負荷や時間を削減する。 Generally, in a storage device, since the structure of a file system managed by a host is not known, it is not known which area a data set or file is composed of. In the present invention, means for notifying the storage device of the area from the host is provided. Using this means, the storage device makes copies of areas such as data sets and files as originally required to reduce unnecessary load and time.
データセットやファイルなどの領域単位のコピーが可能になったため、余計なコピーを削減することができる。これにより、記憶装置の負荷やコピー作成の時間を削減することができる。 Since copying of data sets, files, and the like in units of area is enabled, unnecessary copying can be reduced. As a result, the load on the storage device and the time for making a copy can be reduced.
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。尚、本発明は、本実施例に限られるものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Note that the present invention is not limited to the present embodiment.
図1は、本発明の第一の実施の形態を示すシステム構成図である。システムは、ホスト100、制御装置112、記憶装置113から構成される。ホスト100は、ユーザの指示、あるいは、ユーザプログラムによって、制御装置112に対して、さまざまな要求を発行する。記憶装置113は、データを格納する。制御装置112は、ホスト100からの要求にしたがって、記憶装置113からデータを読み取ったり、記憶装置113にデータを書き込んだりする。
FIG. 1 is a system configuration diagram showing a first embodiment of the present invention. The system includes a
制御装置112は、制御プロセッサ101、制御メモリ109、キャッシュメ
モリ111から構成される。
The
制御プロセッサ101は、制御装置112を制御する。制御プロセッサ101内では、ペア作成処理102、ペア分割処理103、エクステントアップデート処理104、ライト処理105、ペア作成コピー処理106、ペア分割コピー処理107、エクステントアップデートコピー処理108が動作する。制御メモリ109は、制御プロセッサ101が制御装置112を制御するために必要な制御情報、例えば、ペア情報110を格納する。キャッシュメモリ111は、ホスト100から受領したデータや記憶装置113から読み取ったデータを一時的に格
納する。
The
図2は、ペア情報110のデータ構造を示している。ペア情報110は、使用フラグ200、正ボリューム番号201、副ボリューム番号202、ペア状態203、差分情報204、エクステント情報205から構成される。使用フラグ200は、当該ペア情報110が使用されているかどうか、すなわち、当該ペア情報110内の情報が有効かどうかを示すフラグで、1が有効を示し、0が無効を示す。正ボリューム番号201は、ホスト100からの要求によって、ボリュームのコピーを作成するときの、オリジナルとなるボリュームの番号を示す。副ボリューム番号202は、ホスト100からの要求によって、ボリュームのコピーを作成するときの、オリジナルとなるボリュームのデータをコピーしたものを格納するボリュームの番号である。ペア状態203は、ボリュームのコピーを作成する過程がどこまで進んでいるかを示し、「形成中」、「形成完了」、「分割中」、「分割完了」の4つの値を持つ。差分情報204は、正ボリューム番号201によって示されるボリュームと、副ボリューム番号202によって示されるボリュームとでデータが食い違っているところを示す情報である。エクステント情報205は、データセットやファイルなどの領域がボリュームのどこに格納されるかを示す情報で、使用フラグ206、開始アドレス207、終了アドレス208から構成される。使用フラグ206は、当該エクステント情報205が有効かどうかを示すフラグで、1が有効であることを示し、0が無効であることを示す。開始アドレス207は、データセットやファイルなどの領域の始端を示すアドレスで、終了アドレス208は、データセットやファイルなどの領域の終端を示すアドレスである。
FIG. 2 shows the data structure of the
図3は、差分情報204の構造を示している。差分情報204は、作成中差分情報300、分割中差分情報301、アップデート中差分情報302という3種類のビットマップから構成される。1ビットは、1トラックに対応し、値が0のとき、対応するトラックのデータは、正ボリューム番号201で示されるボリュームと副ボリューム番号202で示されるボリュームとで一致していることを示し、値が1のとき、一致していないことを示す。もちろん、1ビットを他の単位に適用させても良い。
FIG. 3 shows the structure of the
図4は、ペア作成処理102の処理フローを示している。ホスト100は、制御装置112に、あるボリュームのコピーを作成させるとき、ペア作成要求を発行する。制御プロセッサ101は、ホスト100からペア作成要求を受領すると、ペア作成処理102を開始する。ペア作成要求は、2つのパラメータを持つ。
FIG. 4 shows a processing flow of the
コピーを作成するボリューム(このボリュームをオリジナルボリュームと呼ぶ)のボリューム番号と、コピーデータを格納するボリューム(このボリュームをコピーボリュームと呼ぶ)のボリューム番号である。 A volume number of a volume for creating a copy (this volume is called an original volume) and a volume number of a volume for storing copy data (this volume is called a copy volume).
ステップ400では、使用フラグ200が0になっている未使用のペア情報110を選択し、使用フラグ200を1を設定し、ホスト100から受領したオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号201に設定し、ホスト100から受領したコピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号202に設定し、ペア状態203に「形成中」を設定し、差分情報204の作成中差分情報300のすべてのビットに1を設定し、分割中差分情報301のすべてのビットに0を設定し、アップデート中差分情報302のすべてのビットに0を設
定し、エクステント情報205の使用フラグ206に0を設定する。ステップ401では、ペア作成コピー処理106を起動して、終了する。
In
図5は、ペア分割処理103の処理フローを示している。ホスト100は、制御装置112に、コピーボリュームに格納されるデータを確定させ、コピーボリュームに格納されているデータを使用できるようにするとき、ペア分割要求を発行する。制御プロセッサ101は、ホスト100からペア分割要求を受領すると、ペア分割処理を開始する。ペア分割要求は、2つのパラメータを持つ。オリジナルボリュームのボリューム番号とコピーボリュームのボリューム番号である。
FIG. 5 shows a processing flow of the
ステップ500では、まず、オリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号201にもち、コピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号202に持つペア情報110を選択し、当該ペア情報110のペア状態203に「分割中」を設定する。次に、ペア分割コピー処理107を起動して、終了する。
In
図6は、エクステントアップデート処理104の処理フローを示している。ペア分割要求を発行し、これが完了すると、その後にオリジナルボリュームに書き込んだデータは、コピーボリュームには反映されない。したがって、コピーボリュームに格納されているデータは、どんどん古いものになっていき、オリジナルボリュームに格納されている最新のデータとは異なってくる。データセットやファイルなどの特定の領域に関して、コピーボリュームのデータをオリジナルボリュームと一致させたいとき、ホスト100は、制御装置112に、エクステント
アップデート要求を発行する。エクステントアップデート要求は、4つのパラメータを持つ。オリジナルボリュームのボリューム番号と、コピーボリュームのボリューム番号と、オリジナルボリュームとコピーボリュームとで一致させたいデータセットやファイルなどの領域の開始アドレスと、前記デ終了アドレスである。開始アドレスと終了アドレスは複数組あっても良い。制御プロセッサ101は、エクステントアップデート要求を受領すると、エクステントアップデート処理104を開始する。ステップ600では、まず、パラメータとして受領したオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号201に持ち、コピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号202に持つペア情報110を選択する。次に、選択したペア情報110の使用フラグ206が0になっているエクステント情報205を選択する。次に、選択したエクステント情報205の使用フラグ206に1を設定し、開始アドレス207にパラメータとして受領したデータセットやファイルなどの領域の開始アドレスを設定し、終了アドレス208にパラメータとして受領した終了アドレスを設定する。ステップ601では、
エクステントアップデートコピー処理108を起動して、終了する。
FIG. 6 shows a processing flow of the
The extent update copy processing 108 is started and ended.
図7は、ライト処理105の処理フローを示している。ホスト100から書き込み要求を受領すると、制御プロセッサ101は、ライト処理105を開始する。書き込み要求は3つのパラメータを持っている。書き込みデータと、書き込みデータを格納するボリュームのボリューム番号と、書き込みデータを格納するボリューム内のアドレスである。
FIG. 7 shows a processing flow of the
ステップ700では、使用フラグ200が1のペア情報110の中から、パラメータとして受領したボリューム番号を正ボリューム番号201に持つペア情報110を選択する。前記条件にあうペア情報110がない場合は、ステップ707に進む。前記条件にあうペア情報110がある場合は、ステップ701に進む。
In
ステップ701では、ステップ700で選択したペア情報110に関して、使用フラグ205が1になっているエクステント情報205の中から、パラメータとして受領したアドレスが開始アドレス207と終了アドレス208の間にはいるエクステント情報205の有無を調べる。前記条件にあうエクステント情報205がない場合は、ステップ708に進む。前記条件にあうエクステント情報205がある場合は、ステップ702に進む。
In
ステップ702では、ステップ700で選択したペア情報110の差分情報204の分割中差分情報301を参照し、パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックに対応するビットが0か1かを調べる。1の場合はステップ703に進む。0の場合はステップ706に進む。
In step 702, it is checked whether the bit corresponding to the track corresponding to the address received as a parameter is 0 or 1 by referring to the in-
ステップ703では、パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックが格納するデータを、記憶装置113からキャッシュメモリ111に読み込む。
In step 703, data stored in the track corresponding to the address received as a parameter is read from the
ステップ704では、ステップ704で読み込んだデータのコピーをキャッシュメモリ111に作成する。作成したコピーは、ステップ700で選択したペア情報110の副ボリューム番号202が示すコピーボリュームのデータであるが、記憶装置113に書き込む時期はいつでも良い。
In
ステップ705では、ステップ702で調べたビットに0を設定する。
In
ステップ706では、ステップ700で選択したペア情報110の差分情報204の差分ビットを1にする。ペア状態203が「形成中」あるいは「形成完了」の場合は、作成中差分情報300の、パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックに対応するビットに1を設定する。ペア状態203が「分割中」の場合は、分割中差分情報301の、パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックに対応するビットに1を設定する。ペア状態203が「分割完了」で、ステップ701でエクステント情報205がありと判定した場合は、アップ
デート中差分情報302の、パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックに対応するビットに1を設定する。ペア状態203が「分割完了」で、ステップ701でエクステント情報205がなしと判定した場合は、分割中差分情報301の、パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックに対応するビットに1を設定する。
In
ステップ707では、パラメータとして受領した書き込みデータをキャッシュメモリ111に格納して、処理を終了する。
In
ステップ708では、ペア状態203を調べる。「分割中」の場合はステップ709に進む。「分割中」でない場合はステップ706に進む。
In step 708, the
ステップ709では、ステップ700で選択したペア情報110の差分情報204の作成中差分情報300を参照し、パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックに対応するビットが1か0かを調べる。1の場合は、ステップ7
10に進む。0の場合はステップ706に進む。
In
Go to 10. If it is 0, the process proceeds to step 706.
ステップ710では、パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックが格納するデータを、記憶装置113からキャッシュメモリ111に読み込む。
In step 710, data stored in the track corresponding to the address received as a parameter is read from the
ステップ711では、ステップ710で読み込んだデータのコピーをキャッシュメモリ111に作成する。作成したコピーは、ステップ700で選択したペア情報110の副ボリューム番号202が示すコピーボリュームのデータであるが
、記憶装置113に書き込む時期はいつでも良い。
In step 711, a copy of the data read in step 710 is created in the cache memory 111. The created copy is the data of the copy volume indicated by the
ステップ712では、ステップ709で調べたビットに0を設定し、ステップ706に進む。
In
図8は、ペア作成コピー処理106の処理フローを示している。ペア作成コピー処理106は、ペア作成処理102から起動される。パラメータとして、オリジナルボリュームのボリューム番号と、コピーボリュームのボリューム番号が与えられる。
FIG. 8 shows a processing flow of the pair
ステップ800では、変数iに、オリジナルボリュームの先頭のトラックのトラック番号を設定する。
In
ステップ801では、まず、パラメータとして与えられたオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号201に持ち、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号202に持つペア情報110を選択する。次に、選択したペア情報110の差分情報204の作成中差分情報300を参照して、トラック番号が変数iであるトラックに対応するビットが0か1かを調べる。0の場合は、ステップ805に進む。1の場合はステップ802に進む。
In step 801, first,
ステップ802では、トラック番号が変数iであるトラックのデータを、記憶装置113からキャッシュメモリ111に読み込む。
In
ステップ803では、ステップ802で取りこんだデータのコピーを、キャッシュメモリ111に作成する。作成したデータは、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号のボリュームのデータであるが、記憶装置113に書き込む時期はいつでも良い。
In
ステップ804では、ステップ801で参照したビットに0を設定する。
At
ステップ805では、コピーを作成したトラックがボリュームの終端にあたるトラックかどうかを調べる。終端にあたるトラックである場合、ステップ807
に進む。終端にあたるトラックでない場合、ステップ806に進む。
In
Proceed to. If the track is not the end track, the process proceeds to step 806.
ステップ806では、変数iに1を加算して、ステップ801に進み、次のトラックに処理を進める。
In
ステップ807では、ペア状態203に「形成完了」を設定して、処理を終了する。
In
図9は、ペア分割コピー処理107の処理フローを示している。ペア分割コピー処理107は、ペア分割処理103から起動される。パラメータとして、オリジナルボリュームのボリューム番号と、コピーボリュームのボリューム番号が与えられる。
FIG. 9 shows a processing flow of the pair split
ステップ900では、変数iに、オリジナルボリュームの先頭のトラックのトラック番号を設定する。
In
ステップ901では、まず、パラメータとして与えられたオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号201に持ち、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号202に持つペア情報110を選択する。次に、選択したペア情報110の差分情報204の作成中差分情報300を参照して、トラック番号が変数iであるトラックに対応するビットが0か1かを調べる。0の場合は、ステップ905に進む。1の場合はステップ902に進む。
In
ステップ902では、トラック番号が変数iであるトラックのデータを、記憶装置113からキャッシュメモリ111に読み込む。
In
ステップ903では、ステップ902で取りこんだデータのコピーを、キャッシュメモリ111に作成する。作成したデータは、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号のボリュームのデータであるが、記憶装置113に書き込む時期はいつでも良い。
In
ステップ904では、ステップ901で参照したビットに0を設定する。
In
ステップ905では、コピーを作成したトラックがボリュームの終端にあたるトラックかどうかを調べる。終端にあたるトラックである場合、ステップ907に進む。終端にあたるトラックでない場合、ステップ906に進む。
In
ステップ906では、変数iに1を加算して、ステップ901に進み、次のトラックに処理を進める。
In
ステップ907では、ペア状態203に「分割完了」を設定して、処理を終了する。
In
図10は、エクステントアップデートコピー処理108の処理フローを示している。エクステントアップデートコピー処理108は、エクステントアップデート処理103から起動される。パラメータとして、オリジナルボリュームのボリューム番号と、コピーボリュームのボリューム番号と、データセットやファイルなどの領域のの開始アドレスと、終了アドレスが与えられる。
FIG. 10 shows a processing flow of the extent
ステップ1000では、変数iに、パラメータとして与えられた開始アドレスに対応するトラックのトラック番号を設定する。 In step 1000, the track number of the track corresponding to the start address given as a parameter is set in a variable i.
ステップ1001では、まず、パラメータとして与えられたオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号201に持ち、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号202に持つペア情報110を選択する。次に、選択したペア情報110の差分情報204の分割中差分情報300を参照して、トラック番号が変数iであるトラックに対応するビットが0か1かを調べる。0の場合は、ステップ1005に進む。1の場合はステップ1002に進む。
In step 1001, first,
ステップ1002では、トラック番号が変数iであるトラックのデータを、記憶装置113からキャッシュメモリ111に読み込む。
In
ステップ1003では、ステップ1002で取りこんだデータのコピーを、キャッシュメモリ111に作成する。作成したデータは、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号のボリュームのデータであるが、記憶装置113に書き込む時期はいつでも良い。
In
ステップ1004では、ステップ1001で参照したビットに0を設定する。
In
ステップ1005では、コピーを作成したトラックがパラメータとして与えられた終了アドレスに対応するトラックかどうかを調べる。対応するトラックである場合、ステップ1007に進む。対応するトラックでない場合、ステップ1006に進む。 In step 1005, it is checked whether the track on which the copy was made is a track corresponding to the end address given as a parameter. If it is the corresponding track, the process proceeds to step 1007. If it is not the corresponding track, the process proceeds to step 1006.
ステップ1006では、変数iに1を加算して、ステップ1001に進み、次のトラックに処理を進める。
In
ステップ1007では、まず、アップデート中差分情報302の、パラメータとして与えられた開始アドレスと終了アドレスの範囲のビットを読み込み、読み込んだ値を分割中差分情報301に書き込む。次に、エクステント情報205の使用フラグ206に0を設定して、エクステント情報205を無効化して処理を終了する。
In
図11は、本発明の第二の実施の形態を示すシステム構成図である。システムは、ホスト1100、制御装置1112、記憶装置1113から構成される。
FIG. 11 is a system configuration diagram showing the second embodiment of the present invention. The system includes a
ホスト1100は、ユーザの指示、あるいは、ユーザプログラムによって、制御装置112に対して、さまざまな要求を発行する。記憶装置1113は、データを格納する。制御装置1112は、ホスト1100からの要求にしたがって、記憶装置1113からデータを読み取ったり、記憶装置1113にデータを書き込んだりする。
The
制御装置1112は、制御プロセッサ1101、制御メモリ1109、キャッシュメモリ1111から構成される。 The control device 1112 includes a control processor 1101, a control memory 1109, and a cache memory 1111.
制御プロセッサ1101は、制御装置1112を制御する。制御プロセッサ1101内では、ペア作成処理1102、ペア分割処理1103、ライト処理1105、ペア作成コピー処理1106、ペア分割コピー処理1107が動作する。
The control processor 1101 controls the control device 1112. In the control processor 1101, a pair creation process 1102, a pair split process 1103, a write process 1105, a pair
制御メモリ1109は、制御プロセッサ1101が制御装置1112を制御するために必要な制御情報、例えば、ペア情報1110を格納する。キャッシュメモリ1111は、ホスト1100から受領したデータや記憶装置1113から読み取ったデータを一時的に格納する。
The control memory 1109 stores control information necessary for the control processor 1101 to control the control device 1112, for example, pair information 1110. The cache memory 1111 temporarily stores data received from the
図12は、ペア情報1110のデータ構造を示している。ペア情報1110は、使用フラグ1200、正ボリューム番号1201、副ボリューム番号1202、ペア状態1203、差分情報1204、開始アドレス1205、終了アドレス1206から構成される。使用フラグ1200は、当該ペア情報1110が使用されているかどうか、すなわち、当該ペア情報1110内の情報が有効かどうかを示すフラグで、1が有効を示し、0が無効を示す。正ボリューム番号1201は、ホスト1100からの要求によって、ボリュームのコピーを作成するときの
、オリジナルとなるボリュームの番号を示す。副ボリューム番号1202は、ホスト1100からの要求によって、ボリュームのコピーを作成するときの、オリジナルとなるボリュームのデータをコピーしたものを格納するボリュームの番号である。ペア状態1203は、ボリュームのコピーを作成する過程がどこまで進んでいるかを示し、「形成中」、「形成完了」、「分割中」、「分割完了」の4つの値を持つ。差分情報1204は、正ボリューム番号1201によって示されるボリュームと、副ボリューム番号1202によって示されるボリュームとでデ
ータが食い違っているところを示す情報である。開始アドレス1205は、データセットやファイルなどの領域のの始端を示すアドレスで、終了アドレス1206は、データセットやファイルなどの終端を示すアドレスである。
FIG. 12 shows the data structure of the pair information 1110. The pair information 1110 includes a use flag 1200, a primary volume number 1201, a
図13は、差分情報1204の構造を示している。差分情報1204は、複数のビットで構成され、1ビットは、1トラックに対応し、値が0のとき、対応するトラックのデータは、正ボリューム番号1201で示されるボリュームと副ボリューム番号1202で示されるボリュームとで一致していることを示し、値が1のとき、一致していないことを示す。もちろん、1ビットを他の単位に適用させても良い。
FIG. 13 shows the structure of the
図14は、ペア作成処理1102の処理フローを示している。ホスト1100は、制御装置112に、あるデータセットやファイルなどの領域のコピーを作成させるとき、ペア作成要求を発行する。制御プロセッサ1101は、ホスト1100からペア作成要求を受領すると、ペア作成処理1102を開始する。ペア作成要求は、4つのパラメータを持つ。コピーを作成したいデータセットやファイルなどの領域が含まれるボリューム(これをコピー元ボリュームと呼ぶ)のボリューム番号と、コピーデータを格納するボリューム(これをコピー先ボリューム
と呼ぶ)のボリューム番号と、コピーを作成したいデータセットやファイルなどの領域の始端を示すアドレスと、コピーを作成したいデータセットやファイルなどの領域の終端を示すアドレスである。データセットやファイルなどがボリューム内で複数個の領域から構成されるとき、ホスト1100は複数組の始端アドレスと終端アドレスをパラメータとして制御装置112に渡す。
FIG. 14 shows a processing flow of the pair creation processing 1102. The
ステップ1400では、使用フラグ1200が0になっている未使用のペア情報1110を選択し、使用フラグ1200に1を設定し、ホスト1100から受領したコピー元ボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号1201に設定し、ホスト1100から受領したコピー先ボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号1202に設定し、ペア状態1203に「形成中」を設定し、差分情報1204のすべてのビットに1を設定し、開始アドレス1205にホスト1100から受領したデータセットやファイルなど領域の始端を示すアドレスを設定し、終了アドレス1206にホスト1100から受領したデータセットやファイルなどの領域の終端を示すアドレスを設定する。複数組の始端アドレスと終端アドレスがパラメータとして与えられたときは、本ステップを繰り返し、パラメータを制御メモリ1109に格納する。ステップ1401では、ペア作成コピー処理1106を起動して、処理を終了する。
In step 1400, the unused pair information 1110 whose use flag 1200 is 0 is selected, the use flag 1200 is set to 1, and the volume number of the copy source volume received from the
図15は、ペア分割処理1103の処理フローを示している。ホスト1100は、制御装置1112に、コピー先ボリュームに入っているデータセットやファイルなどの領域を確定するときに、ペア分割要求を発行する。制御プロセッサ1101は、ホスト1100からペア分割要求を受領すると、ペア分割処理1103を開始する。ペア分割要求は、4つのパラメータを持つ。コピー元ボリュームのボリューム番号と、コピー先ボリュームのボリューム番号と、確定させたいデータセットやファイルなどの領域の始端を示すアドレスと、確定させたいデータ
セットやファイルなどの領域の終端を示すアドレスである。
FIG. 15 shows a processing flow of the pair division processing 1103. The
ステップ1500では、まず、コピー元ボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号1201にもち、コピー先ボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号1202に持つペア情報1110を選択し、当該ペア情報1110のペア状態1203に「分割中」を設定する。次に、ペア分割コピー処理1107を起動して、処理を終了する。
In step 1500, first, pair information 1110 having the volume number of the copy source volume in the primary volume number 1201 and the volume number of the copy destination volume in the
図16は、ライト処理1105の処理フローを示している。ホスト1100から書き込み要求を受領すると、制御プロセッサ1101は、ライト処理1105を開始する。書き込み要求は3つのパラメータを持っている。書き込みデータと、書き込みデータを格納するボリュームのボリューム番号と、書き込みデータを格納するボリューム内のアドレスである。
FIG. 16 shows a processing flow of the write processing 1105. Upon receiving a write request from the
ステップ1600では、使用フラグ1200が1になっているのペア情報1110の中から、パラメータとして受領したボリューム番号を正ボリューム番号1201に持ち、かつ、パラメータとして受領したアドレスが開始アドレス1205と終了アドレス1206の間にあるようなペア情報1110を選択する。前記条件にあうペア情報1110がない場合は、ステップ1607に進む。前記条件にあうペア情報1110あある場合は、ステップ1601に進む。 In step 1600, of the pair information 1110 in which the use flag 1200 is 1, the volume number received as a parameter has the primary volume number 1201 and the address received as a parameter is the start address 1205 and the end address 1206. Is selected as pair information 1110 between the two. If there is no pair information 1110 that satisfies the condition, the process proceeds to step 1607. If there is pair information 1110 that meets the above conditions, the process proceeds to step 1601.
ステップ1601では、ステップ1600で選択したペア情報1110のペア状態1203を参照する。ペア状態1203が「分割中」の場合はステップ1602に進む。ペア状態1203が「分割中」でない場合は、ステップ1608に進む。 In step 1601, the pair status 1203 of the pair information 1110 selected in step 1600 is referred to. If the pair status 1203 is “being split”, the process proceeds to step 1602. If the pair status 1203 is not “split”, the process proceeds to step 1608.
ステップ1602では、ステップ1600で選択したペア情報1110の差分情報1204を参照する。パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックに対応するビットが1かどうかを調べる。1の場合はステップ1603に進む。0の場合はステップ1607に進む。
In
ステップ1603では、パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックのデータを記憶装置1113からキャッシュメモリ1111に読み込む。 In step 1603, the data of the track corresponding to the address received as a parameter is read from the storage device 1113 into the cache memory 1111.
ステップ1604では、ステップ1603で読み込んだデータのコピーを、キャッシュメモリ1111に作成する。作成したデータは、副ボリューム番号1202が示すボリュームのデータであるが、記憶装置1113に書き込む時期はいつでも良い。
In
ステップ1605では、ステップ1602で調べたビットに0を設定する。
In
ステップ1607では、パラメータとして受領した書き込みデータをキャッシュメモリ1111に格納して、処理を終了する。 In step 1607, the write data received as a parameter is stored in the cache memory 1111 and the process ends.
ステップ1608では、ステップ1600で選択したペア情報1110のペア状態1203を参照する。ペア状態1203が「形成中」または「形成完了」の場合は、ステップ1606に進む。ペア状態1203が「形成中」でも「形成完了」でもない場合は、ステップ1607に進む。
In
ステップ1606では、パラメータとして受領したアドレスに対応するトラックに対応する差分情報1204のビットに1を設定する。
In
図17は、ペア作成コピー処理1106の処理フローを示している。ペア作成コピー処理1106は、ペア作成処理1102から起動される。パラメータとして、コピー元ボリュームのボリューム番号と、コピー先ボリュームのボリューム番号と、データセットやファイルなどの領域の始端を示すアドレスと、データセットやファイルなどの領域の終端を示すアドレス与えられる。
FIG. 17 shows a processing flow of the pair
ステップ1700では、まず、使用フラグ1200が1である使用中のペア情報1110の中から、パラメータとして与えられたコピー元ボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号1201にもち、パラメータとして与えられたコピー先ボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号1202にもち、パラメータとして与えられた始端を示すアドレスを開始アドレス1205にもち、パラメータとして与えられた終端を示すアドレスを終了アドレス1206にもつペア情報1110を選択する。次に、変数iに、選択したペア情報1110の開始アド
レス1205に対応するトラックのトラック番号を設定する。
In step 1700, first, the volume number of the copy source volume given as a parameter from the in-use pair information 1110 whose use flag 1200 is 1 is set as the primary volume number 1201, and the copy destination volume given as a parameter is used. Is selected as the
ステップ1701では、ステップ1700で選択したペア情報1110の差分情報1204を参照し、トラック番号が変数iであるトラックに対応するビットが0か1かを調べる。0の場合はステップ1705に進む。1の場合はステップ
1702に進む。
In step 1701, it is checked whether the bit corresponding to the track whose track number is variable i is 0 or 1 by referring to the
ステップ1702では、トラック番号が変数iであるトラックのデータを、記憶装置1113からキャッシュメモリ1111に読み込む。 In step 1702, the data of the track whose track number is variable i is read from the storage device 1113 into the cache memory 1111.
ステップ1703では、ステップ1702で取りこんだデータのコピーを、キャッシュメモリ1111に作成する。作成したデータは、パラメータとして与えられたコピー先ボリュームのボリューム番号のボリュームのデータであるが、記憶装置1113に書き込む時期はいつでも良い。 In step 1703, a copy of the data taken in step 1702 is created in the cache memory 1111. The created data is the volume data of the volume number of the copy destination volume given as a parameter, but the data may be written to the storage device 1113 at any time.
ステップ1704では、ステップ1701で参照したビットに0を設定する。
In
ステップ1705では、コピーしたトラックが終了アドレス1206に対応するトラックまで到達したかどうかを調べる。到達している場合はステップ170
7に進む。到達していない場合は、ステップ1706に進む。
In
Proceed to 7. If not, the process proceeds to step 1706.
ステップ1706では、変数iに1を加算して、ステップ1701に進み、次のトラックに処理を進める。
In
ステップ1707では、ペア状態1203に「形成完了」を設定して、処理を終了する。
In
図18は、ペア分割コピー処理1107の処理フローを示している。ペア分割コピー処理1107は、ペア分割処理1103から起動される。パラメータとして、コピー元ボリュームのボリューム番号と、コピー先ボリュームのボリューム番号と、データセットやファイルなどの領域の始端を示すアドレスと、データセットやファイルなどの領域の終端を示すアドレスが与えられる。
FIG. 18 shows a processing flow of the pair split
ステップ1800では、まず、使用フラグ1200が1である使用中のペア情報1110の中から、パラメータとして与えられたコピー元ボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号1201にもち、パラメータとして与えられたコピー先ボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号1202にもち、パラメータとして与えられた始端を示すアドレスを開始アドレス1205にもち、パラメータとして与えられた終端を示すアドレスを終了アドレス1206にもつペア情報1110を選択する。次に、変数iに、選択したペア情報1110の開始アド
レス1205に対応するトラックのトラック番号を設定する。
In
ステップ1801では、ステップ1800で選択したペア情報1110の差分情報1204を参照し、トラック番号が変数iであるトラックに対応するビットが0か1かを調べる。0の場合はステップ1805に進む。1の場合はステップ1802に進む。
In
ステップ1802では、トラック番号が変数iであるトラックのデータを、記憶装置1113からキャッシュメモリ1111に読み込む。 In step 1802, the data of the track whose track number is variable i is read from the storage device 1113 into the cache memory 1111.
ステップ1803では、ステップ1702で取りこんだデータのコピーを、キャッシュメモリ1111に作成する。作成したデータは、パラメータとして与えられたコピー先ボリュームのボリューム番号のボリュームのデータであるが、記憶装置1113に書き込む時期はいつでも良い。 In step 1803, a copy of the data captured in step 1702 is created in the cache memory 1111. The created data is the volume data of the volume number of the copy destination volume given as a parameter, but the data may be written to the storage device 1113 at any time.
ステップ1804では、ステップ1801で参照したビットに0を設定する。
In
ステップ1805では、コピーしたトラックが終了アドレス1206に対応するトラックまで到達したかどうかを調べる。到達している場合はステップ1807に進む。到達していない場合は、ステップ1806に進む。
In
ステップ1806では、変数iに1を加算して、ステップ1801に進み、次のトラックに処理を進める。
In
ステップ1807では、ペア状態1203に「分割完了」を設定して、処理を終了する。 In step 1807, “division completion” is set in the pair status 1203, and the process ends.
図19は、本発明の第三の実施の形態を示すシステム構成図である。システムは、ホスト1900、制御装置1901、記憶装置1912から構成される。ホスト1900は、ユーザの指示、あるいは、ユーザプログラムによって、制御装置1901に対して、さまざまな要求を発行する。記憶装置1912は、データを格納する。制御装置1901は、ホスト1900からの要求にしたがって、記憶装置1912からデータを読み取ったり、記憶装置1912にデータを書き込んだりする。
FIG. 19 is a system configuration diagram showing the third embodiment of the present invention. The system includes a host 1900, a
制御装置1901は、制御プロセッサ1902、制御メモリ1910、キャッシュメモリ1911から構成される。
The
制御プロセッサ1902は、制御装置1901を制御する。制御プロセッサ1902内では、ペア作成処理1903、エクステント分割処理1904、エクステント結合処理1905、ライト処理1906、エクステント分割コピー処理1907、エクステント結合コピー処理1908、ペア形成コピー処理1913が動作する。制御メモリ1910は、制御プロセッサ1902が制御装置1901を制御するために必要な制御情報、例えば、ペア情報1909を格納する。キャッシュメモリ1911は、ホスト1900から受領したデータや記憶装置1912から読みとったデータを一時的に格納する。
The
図20は、ペア情報1909のデータ構造を示している。ペア情報1909は、使用フラグ2001、正ボリューム番号2002、副ボリューム番号2003、差分情報2004、ペア状態2005、エクステント情報2006から構成される。使用フラグ2001は、当該ペア情報1909が使用されているかどうか、すなわち、当該ペア情報1909内の情報が有効かどうかを示すフラグで、1が有効を示し、0が無効を示す。正ボリューム番号2002は、ホスト1900からの要求によって、ボリュームのコピーを作成するときの、オリジナルとなる
ボリュームの番号を示す。副ボリューム番号2003は、ホスト100からの要求によって、ボリュームのコピーを作成するときの、オリジナルとなるボリュームのデータをコピーしたものを格納するボリュームの番号を示す。差分情報2004は、正ボリューム番号2002によって示されるボリュームと、副ボリューム番号2003によって示されるボリュームとでデータが異なっているところを示す情報である。ペア状態2005は、ボリューム全体やボリュームの一部のコピーを作成する過程がどこまで進んでいるかを示し、「形成中」、「形成完了」
、「エクステント分割中」、「エクステント分割完了」、「エクステント結合中」の5個の値を持つ。エクステント情報2006は、データセットやファイルなどの領域がボリュームのどこに格納されているかを示す情報で、開始アドレス2007、終了アドレス2008から構成される。開始アドレス2007は、データセットやファイルなどの領域の始端を示すアドレスである。終了アドレス2008は、データセットやファイルなどの領域の終端を示すアドレスである。
FIG. 20 shows the data structure of the
, “Extent split”, “extent split completed”, and “extent merged”. The
図21は、差分情報2004の構造を示している。差分情報2004は、作成中差分情報2100と分割中差分情報2101という2種類のビットマップから構成される。1ビットは、1トラックに対応し、値が0のとき、対応するトラックのデータは、正ボリューム番号2002で示されるボリュームと副ボリューム番号2003で示されるボリュームとで一致していることを示し、値が1のとき、一致していないことを示す。もちろん、1ビットを他の単位に適用させても良い。
FIG. 21 shows the structure of the
図22は、ペア作成処理1903の処理フローを示している。ホスト1900は、制御装置1901に、あるボリュームのコピーを作成させるとき、ペア作成要求を発行する。制御プロセッサ1902は、ホスト1900が発行したペア作成要求を受領すると、ペア作成処理1903を開始する。ペア作成要求は、2個のパラメータを持つ。コピーを作成するボリューム(このボリュームをオリジナルボリュームと呼ぶ)のボリューム番号と、コピーデータを格納するボリューム(このボリュームをコピーボリュームと呼ぶ)のボリューム番号である。
FIG. 22 shows a processing flow of the
ステップ2200では、使用フラグ2001が0になっている未使用のペア情報1909を選択し、使用フラグ2001に1を設定し、ホスト1900から受領したオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号2002に設定し、ホスト1900から受領したコピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号2003に設定し、ペア状態2005に「形成中」を設定し、差分情報2004の作成中差分情報2100のすべてのビットに1を設定し、分割中差分情報2101のすべてのビットに0を設定する。
In step 2200,
ステップ2201では、ペア作成コピー処理1913を起動して、終了する。
In step 2201, the pair
図23は、エクステント分割処理1904の処理フローを示している。ホスト1900は、ボリューム内の特定の領域に関して、コピーボリュームに格納されるデータを確定させるとき、エクステント分割要求を発行する。制御プロセッサ1902は、ホスト1900が発行したエクステント分割要求を受領すると、エクステント分割処理を開始する。エクステント分割要求は、1個のオリジナルボリュームのボリューム番号と、1個のコピーボリュームのボリューム番号と、1個以上のデータを確定させたい領域の始端を示す開始アドレスと、1個以上終端
を示す終了アドレスから構成されるパラメータを持つ。
FIG. 23 shows a processing flow of the
ステップ2300では、まず、パラメータとして受領したオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号2002にもち、パラメータとして受領したコピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号2003にもつペア情報1909を選択する。次に、選択したペア情報1909のペア状態2005に「エクステント分割中」を設定する。次に、選択したペア情報1909のエクステント情報2006の開始アドレス2007にパラメータとして受領した開始アドレスを設定し、終了アドレス2008にパラメータとして受領した終了アドレスを設定する。
In step 2300, first,
ステップ2301では、エクステント分割コピー処理を起動して、終了する。
In
図24は、エクステント結合処理1905の処理フローを示している。制御プ
ロセッサ1900は、ホスト1900が発行したエクステント結合要求を受領す
ると、エクステント結合処理1905を開始する。エクステント結合要求は、オ
リジナルボリュームのボリューム番号とコピーボリュームのボリューム番号から
構成されるパラメータを持つ。
FIG. 24 shows a processing flow of the
ステップ2400では、まず、パラメータとして与えられたオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号2002にもち、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号2003にもつペア情報1909を選択し、選択したペア情報1909のペア状態2005に「エクステント結合中」を設定する。次に、エクステント結合コピー処理1908を起動して、終了する。
In
図25は、ペア作成コピー処理1913の処理フローを示している。ペア作成コピー処理1913は、ペア作成処理1903から起動される。パラメータとして、オリジナルボリュームのボリューム番号と、コピーボリュームのボリューム番号が与えられる。
FIG. 25 shows a processing flow of the pair
ステップ2500では、変数iに、パラメータとして与えられたオリジナルボリュームの先頭のトラックのトラック番号を設定する。
In
ステップ2501では、まず、パラメータとして与えられたオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号2002にもち、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号2003にもつペア情報1909を選択する。次に、選択したペア情報2000の差分情報2004の作成中差分情報2100を参照して、トラック番号が変数iであるトラックに対応するビットが0か1かを調べる。0の場合は、ステップ2505に進む。1の場合は、ステップ2502に進む。
In
ステップ2502では、トラック番号が変数iであるトラックのデータを、記憶装置1912からキャッシュメモリ1911に読み込む。
In
ステップ2503では、ステップ2502で読み込んだデータのコピーを、キャッシュメモリ1911に作成する。作成したデータは、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号のボリュームのデータであるが、記憶装置1912に書き込む時期はいつでも良い。
In step 2503, a copy of the data read in
ステップ2504では、ステップ2501で参照したビットに0を設定する。
In
ステップ2505では、トラック番号が変数iであるトラックが、パラメータとして与えられたオリジナルボリュームのボリューム番号に対応するボリュームの終端にあたるトラックかどうかを調べる。終端にあたるトラックの場合、ステップ2507に進む。終端にあたるトラックでない場合、ステップ2506に進む。
In
ステップ2506では、変数iを更新してステップ2501に進み、次のトラックに処理を進める。
In
ステップ2507では、ステップ2501で選択したペア情報1909のペア状態2005に「形成完了」を設定し、処理を終了する。
In
図26は、ライト処理1906の処理フローを示している。ホスト1900から書き込み要求を受領すると、制御プロセッサ1902は、ライト処理1906を開始する。書き込み要求は3個のパラメータを持っている。書き込みデータと、書き込みデータを格納するボリュームのボリューム番号と、書き込みデータを格納するボリューム内のアドレスである。
FIG. 26 shows a processing flow of the
ステップ2600では、使用フラグ2001が1のペア情報1909の中から、パラメータとして受領したボリューム番号を正ボリューム番号2002にもつペア情報1909を選択する。前記条件にあうペア情報1909がない場合は、ステップ2608に進む。前記条件にあうペア情報1909がある場合は、ステップ2601に進む。
In
ステップ2601では、ステップ2600で選択したペア情報1909のペア状態2005を調べる。ペア状態2005が「エクステント分割中」の場合はステップ2602に進む。それ以外の場合はステップ2607に進む。
In step 2601, the
ステップ2602では、ステップ2600で選択したペア情報1909のエクステント情報2006を参照し、パラメータとして受領したボリューム内のアドレスがエクステント情報2006の開始アドレス2007と終了アドレス2008の間に含まれるかどうかを調べる。含まれる場合はステップ2603に進む。含まれない場合はステップ2607に進む。
In step 2602, it is determined whether the address in the volume received as a parameter is included between the start address 2007 and the end address 2008 of the
ステップ2603では、ステップ2600で選択したペア情報1909の差分情報2004の作成中差分情報2100を参照し、パラメータとして与えられたボリューム内のアドレスに対応するトラックに対応するビットが0か1かを調べる。0の場合は、ステップ2607に進む。1の場合は、ステップ2604に進む。
In
ステップ2604では、パラメータとして受領したボリューム内のアドレスに対応するトラックのデータを、記憶装置1912からキャッシュメモリ1911に読み込む。
In
ステップ2605では、ステップ2604で読み込んだデータのコピーをキャッシュメモリ1911に作成する。作成したコピーは、ステップ2600で選択したペア情報1909の副ボリューム番号2003が示すボリュームのデータであるが、記憶装置1912に書き込む時期はいつでも良い。
In
ステップ2606では、ステップ2603で調べたビットに0を設定する。
In
ステップ2607では、まず、ステップ2600で選択したペア情報1909のペア状態2005を調べる。ペア状態2005が、「形成中」、「形成完了」、「エクステント結合中」の場合は、差分情報2004の作成中差分情報2100のパラメータとして与えられたボリューム内のアドレスに対応するトラックに対応するビットに1を設定する。ペア状態2005が、「エクステント分割中」、「エクステント分割完了」の場合は、差分情報2004の分割中差分情報2100のパラメータとして与えられたボリューム内のアドレスに対応するトラックに対応するビットに1を設定する。
In
ステップ2608では、パラメータとして受領した書き込みデータをキャッシュメモリ1911に格納して、処理を終了する。
In
図27は、エクステント分割コピー処理1907の処理フローを示している。エクステント分割コピー処理1907は、エクステント分割処理1904から起動され、パラメータとしてオリジナルボリュームのボリューム番号とコピーボリュームのボリューム番号が与えられる。
FIG. 27 shows a processing flow of the extent
ステップ2700では、まず、パラメータとして与えられたオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号2002にもち、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号2003に持つペア情報1909を選択する。次に、選択したペア情報1909のエクステント情報2006を1個選択し、変数iに開始アドレス2007を設定する。
In step 2700, first,
ステップ2701では、ステップ2700で選択したペア情報1909の差分情報2004の作成中差分情報2100を参照し、トラック番号が変数iであるトラックに対応するビットを調べる。0の場合はステップ2705に進む。1の場合はステップ2702に進む。
In step 2701, the bit corresponding to the track whose track number is variable i is checked with reference to the creating difference information 2100 of the
ステップ2702では、トラック番号が変数iであるトラックのデータを、記憶装置1912からキャッシュメモリ1911に読み込む。
In
ステップ2703では、ステップ2702で読み込んだデータのコピーをキャッシュメモリ1911に作成する。作成したデータは、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号に対応するボリュームのデータであるが、記憶装置1912に書き込む時期はいつでも良い。
In
ステップ2704では、ステップ2701で調べたビットに0を設定する。
In
ステップ2705では、トラック番号が変数iであるトラックが、終了アドレス2008に相当するトラックかどうかを調べる。相当するトラックの場合、ステップ2708に進む。それ以外の場合、ステップ2706に進む。
In
ステップ2706では、変数iを更新してステップ2701に進み、次のトラックに処理を進める。 In step 2706, the variable i is updated, and the flow advances to step 2701 to proceed to the next track.
ステップ2708では、ステップ2700で選択したペア情報1909のすべてのエクステント情報2006に対して、ステップ2700からステップ2706までの処理を行ったかどうかを調べる。処理済みの場合は、ステップ2707に進む。未処理のエクステント情報2006がある場合は、ステップ2700に進み、次のエクステント情報2006に記載されている範囲について処理を実行する。
In
ステップ2707では、ステップ2700で選択したペア情報1909のペア状態2005に「エクステント分割完了」を設定して、処理を終了する。これにより、エクステント分割要求のパラメータとして与えられたオリジナルボリュームの特定の範囲の、エクステント分割要求を発行した時刻のデータが、コピーボリュームに作成された。
In step 2707, “extent division completed” is set in the
図28は、エクステント結合コピー処理1908の処理フローを示している。エクステント結合コピー処理1908は、エクステント結合処理1905から起動され、パラメータとしてオリジナルボリュームのボリューム番号とコピーボリュームのボリューム番号が与えられる。
FIG. 28 shows a processing flow of the extent combination copy processing 1908. The extent combination copy processing 1908 is started from the
ステップ2800では、まず、パラメータとして与えられたオリジナルボリュームのボリューム番号を正ボリューム番号2002にもち、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号を副ボリューム番号2003に持つペア情報1909を選択する。次に、選択したペア情報1909のエクステント情報2006を1個選択し、変数iに開始アドレス2007を設定する。
In step 2800, first,
ステップ2801では、ステップ2800で選択したペア情報1909の差分情報2004の分割中差分情報2101を参照し、トラック番号が変数iであるトラックに対応するビットを調べる。0の場合はステップ2805に進む。1の場合はステップ2802に進む。
In step 2801, the bit corresponding to the track whose track number is variable i is checked by referring to the in-
ステップ2802では、トラック番号が変数iであるトラックのデータを、記憶装置1912からキャッシュメモリ1911に読み込む。
In
ステップ2803では、ステップ2802で読み込んだデータのコピーをキャッシュメモリ1911に作成する。作成したデータは、パラメータとして与えられたコピーボリュームのボリューム番号に対応するボリュームであるが、記憶装置1912に書き込む時期はいつでも良い。
In step 2803, a copy of the data read in
ステップ2804では、ステップ2801で調べたビットに0を設定する。
In
ステップ2805では、トラック番号が変数iであるトラックが、終了アドレ
ス2008に相当するトラックかどうかを調べる。相当するトラックの場合、ス
テップ2808に進む。それ以外の場合、ステップ2806に進む。
In step 2805, it is checked whether the track whose track number is variable i is a track corresponding to the end address 2008. In the case of the corresponding track, the process proceeds to step 2808. Otherwise, go to
ステップ2806では、変数iを更新してステップ2801に進み、次のトラックに処理を進める。
In
ステップ2808では、ステップ2800で選択したペア情報1909のすべてのエクステント情報2006に対して、ステップ2800からステップ2806までの処理を行ったかどうかを調べる。処理済みの場合は、ステップ2807に進む。未処理のエクステント情報2006がある場合は、ステップ2800に進み、次のエクステント情報2006に記載されている範囲について処理を実行する。
In
ステップ2807では、ステップ2800で選択したペア情報1909のペア状態2005に「形成完了」を設定して、処理を終了する。
In step 2807, “formation completed” is set in the
ディスク装置の性能を向上させるために、ライトデータを複数のディスクに並列に書き込むディスクアレイと技術がある。第一の実施の形態、第二の実施の形態、第三の実施の形態に記載されているボリュームは、ディスクアレイ技術を適用して構成されたものであっても良い。第一の実施の形態、第二の実施の形態、第三の実施の形態に記載されているボリュームは、ディスクアレイ技術を適用せず、単一のディスクに格納される領域であっても良い。第一の実施の形態、第二の実施の形態、第三の実施の形態に記載されているオリジナルボリュームは、デ
ィスクアレイ技術を適用して構成され、コピーボリュームは、ディスクアレイ技術を適用せず、単一のディスクに格納される領域であっても良い。第一の実施の形態、第二の実施の形態、第三の実施の形態に記載されているオリジナルボリュームは、ディスクアレイ技術を適用せず、単一のディスクに格納される領域であり、コピーボリュームは、ディスクアレイ技術を適用して構成されたものであっても良い。
In order to improve the performance of a disk device, there is a disk array and a technology for writing write data to a plurality of disks in parallel. The volumes described in the first embodiment, the second embodiment, and the third embodiment may be configured by applying the disk array technology. The volumes described in the first embodiment, the second embodiment, and the third embodiment may be areas stored in a single disk without applying the disk array technology. . The original volumes described in the first embodiment, the second embodiment, and the third embodiment are configured by applying the disk array technology, and the copy volumes are not applied by the disk array technology. , May be an area stored on a single disk. The original volume described in the first embodiment, the second embodiment, and the third embodiment is an area stored on a single disk without applying the disk array technology, and The volume may be configured by applying the disk array technology.
100…ホスト
101…制御プロセッサ
109…制御メモリ
111…キャッシュメモリ
112…制御装置
113…記憶装置。
100
Claims (3)
データを再び前記オリジナルボリュームのデータと一致させる手段とを有することを特徴とする記憶装置システム。 In a storage device system having a function of creating a copy (copy volume) of data stored in a volume (original volume) at a certain time in accordance with an instruction from a host, a range included in the original volume from the host is indicated. Means for receiving a start address and an end address, and reading the data in the range specified by the received start address and end address from the original volume and writing the data to the copy volume, thereby obtaining the start address of the copy volume. And a means for matching data in the range specified by the end address with data of the original volume again.
A host, a storage device system connected to the host, a unit for receiving a start address and an end address indicating a specific range belonging to a volume from the host, and a unit for creating a copy of data included in the specific range. A computer system comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004059982A JP2004171597A (en) | 1998-12-24 | 2004-03-04 | Storage device system of preparing copy of data |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36634798 | 1998-12-24 | ||
JP2004059982A JP2004171597A (en) | 1998-12-24 | 2004-03-04 | Storage device system of preparing copy of data |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11080970A Division JP2000242437A (en) | 1998-12-24 | 1999-03-25 | Storage device system for preparing copy of data |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004171597A true JP2004171597A (en) | 2004-06-17 |
Family
ID=32715376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004059982A Pending JP2004171597A (en) | 1998-12-24 | 2004-03-04 | Storage device system of preparing copy of data |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004171597A (en) |
-
2004
- 2004-03-04 JP JP2004059982A patent/JP2004171597A/en active Pending
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