JP2004171053A - データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも複数のデータファイルが記録される記録媒体に対して記録または再生が可能とされるデータ処理装置であって、上記記録媒体にデータファイルを記録する際に予め定められたテイク生成条件を満たす1つ以上のデータファイルを自動的にグループ化するグループ設定手段を備えることを特徴とするデータ処理装置が提供される。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディア・データを再生もしくは記録するデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、デジタルカメラやデジタルディスクカムコーダのデータ記録媒体の容量は膨大なものになり、多数のデータファイルを記録できるようになってきた。
動画の記録時間を1テイク(1カット)5〜10秒程度と考えると、運動会などのイベントの撮影などに際しては、あるイベントが発生している短期間に短い時間のテイクを数多く撮影することが予想される。
【0003】
現在のデジタルカメラやディスクカムコーダでは、データ記録媒体に格納されているデータファイルの一覧を表示する際、代表画像(サムネイル画像)を並べて一覧表示することでユーザに示す方法が一般的である。しかし、あるまとまった時間内に短時間のテイクを多く撮影した場合、似た代表画像を持つテイクや静止画が膨大な数表示されることになり、本当に必要なデータを取り出すのが困難になってしまうという問題がある。
【0004】
このような状況に対応するためには、似た代表画像を持つと予想されるテイクや静止画を自動的に纏め、代表画像の表示方法のそれぞれに工夫を設けることが必要になる。
前者は例えば、撮影日時によって自動分類する方法がある。例えば、13時00分00秒から13時59分59秒の間に撮影したものを自動的にグループ化してユーザに提示することが考えられる。このようにすると、ユーザに対してある程度まとまった単位で代表画像を提示することが可能になる。
【0005】
この他にテイクを自動的にグループ化する方法としては、下記の特許文献1の「記録装置」がある。この発明は、記録時間が非常に長い動画データを自動的に分割し、分割したデータをグループ化し、グループ化したことが分かるようにユーザに提示するという内容である。
【0006】
後者は例えば、下記の特許文献2の「画像処理装置」に示されるように、グループ化した画像群を一つの代表画像で提示し、なおかつグループ化されていない画像の代表画像と区別するためのマークを添える方法が考えられる。この発明では、マークと共に表示された代表画像を選択すると、グループに属する画像の代表画像群が展開して表示される。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−215648号公報
【特許文献2】
特開2000−41209号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、撮影日時によって自動分類する方法では、あるイベントが区切り時間を跨いでしまった場合に勝手に別グループとして分割されてしまう可能性がある。例えば、徒競走が13:42〜14:02であった場合、14:00.00以降に撮影された画像は、14:00.00より前に撮影された画像と同じイベントにも拘わらず別グループになってしまう。また、上記の特許文献2で示される方法は、短いテイクを多く撮影した場合に適用する方法ではない。
【0009】
また、多くのユーザにとっては、グループ化による階層構造は理解しづらい。特に、ユーザが意図しない自動グループ化による階層の構築は、ユーザの混乱の元になってしまう。
【0010】
また、階層構造を作成した時点で、下の階層に「下りる」操作と上の階層へ「上る」操作、もしくは、下の階層に含まれるデータを階層毎に「展開」する操作と下の階層を「閉じる」操作が必要になり、ユーザが階層(グループ)を意識した操作を行わねばならず操作が煩雑になってしまうという問題があった。
【0011】
本発明の目的は、ユーザに意識させないでデータを自動的にグループ化することにより、記録媒体に格納されているコンテンツを容易に把握できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、少なくとも複数のデータファイルが記録される記録媒体に対して記録または再生が可能とされるデータ処理装置であって、上記記録媒体にデータファイルを記録する際に予め定められたテイク生成条件を満たす1つ以上のデータファイルを自動的にグループ化するグループ設定手段を備えることを特徴とするデータ処理装置が提供される。
【0013】
本発明によれば、短い記録時間長のデータを数多く記録した場合でも、予め指定した条件に従って自動的にグループ化し、記録媒体に格納するので、記録媒体内のコンテンツを容易に把握できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
まず、図1を用いて本発明の実施形態1による情報記録再生装置(データ処理装置)の一例を説明する。本実施形態の情報記録再生装置としてのビデオカムコーダ装置は、主として記録媒体であるディスク19と、ディスク19に対して動画像、静止画像、音声などのメディア・データの書き込み、読み出しを行うピックアップ1と、読み出された信号を増幅するRFアンプ2と、エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3と、データを一時的に格納するショックプルーフメモリ5と、ショックプルーフメモリをコントロールするメモリコントローラ4と、復号化・符号化回路6と、D/AコンバータとA/Dコンバータから成るコンバータ7と、送りモータ8と、スピンドルモータ9と、ドライバ回路10と、サーボ制御回路11と、種々の制御を行うシステムコントローラ12と、電源回路13と、ヘッド駆動装置14と、記録ヘッド15と、入力装置16と、映像音声入力(カメラ部)17と、映像音声出力18とを備えている。ここで、ディスク19とは例えば、光磁気ディスク(以下、MO)であるとする。ディスク19の種類はMOに限らないことは言うまでもない。
【0015】
上記構成によれば、再生時、ドライバ回路10に駆動されるスピンドルモータ9によりMO19が回転駆動されるとともに、ドライバ回路10に駆動される送りモータ8によりピックアップ1がMO19の半径方向に送られ、このピックアップ1により読み出されたデータは、RFアンプ2において増幅され、エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3に送られる。
【0016】
また、RFアンプ2は、上記データに基づいて、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号などのサーボ制御信号を生成し、これをサーボ制御回路11に出力する。サーボ制御回路11は、RFアンプ2からのサーボ制御信号と、システムコントローラ12からのコントロール信号に基づいて、ピックアップ1、送りモータ8、スピンドルモータ9を駆動する。
【0017】
上記エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3は、RFアンプ2で増幅された信号を復調し、さらに誤り訂正などの信号処理を行った後、メモリコントローラ4に送る。メモリコントローラ4は、エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3から送られてきた信号をショックプルーフメモリ5に書き込む。ショックプルーフメモリ5には、メディア・データの記録領域とは別にメディア・データ以外のTOC(Table of Contents)情報を格納するための領域が設けられており、MO19が装置に挿入されると直ちにメディア・データと同様の経路でMO19に格納されているTOC情報がショックプルーフメモリ5の所定領域に格納される。
【0018】
メモリコントローラ4は、システムコントローラ12の要求に応じて必要なTOC情報をショックプルーフメモリ5から読み出してシステムコントローラ12に送る。システムコントローラ12は、上記ショックプルーフメモリ5に記憶されたデータを読み出し、復号化・符号化回路6に送る。復号化・符号化回路6は、図示しないデータ復号化回路によって、送られたデータを所定のフォーマットにしたがって符号化処理を解き、コンバータ7内のD/Aコンバータへ送る。D/Aコンバータは、復号化されたメディア・データをアナログ信号に変換する。このアナログ信号は、出力端子18より外部へ出力される。
【0019】
また、システムコントローラ12は、電源回路13を制御し、ピックアップ1、RFアンプ2、エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3、サーボ制御回路11、およびドライバ回路10へ電源を供給したり中断したりする。
【0020】
入力装置16とは、例えばポーズボタンや再生ボタン、再生/録画モード切替スイッチ、画像選択用カーソルキーなどが考えられる。例えば録画モードになった状態では、まず録画状態が「停止」状態にセットされ、以後、ポーズボタンが押される度に「録画」状態と「停止」状態のトグルになるという方式が考えられる。本実施形態による記録再生装置では、「録画」状態から「停止」状態までに撮影された動画データや音声データを一つのデータファイルとして記録する。また、「撮影」ボタンを押下した場合には、静止画データをデータファイルとして記録する。
【0021】
記録時は、カメラ部17から入力されたアナログ映像音声信号をコンバータ7内のA/Dコンバータへ送る。A/Dコンバータは、アナログ映像音声信号をデジタル信号に変換する。このデジタル信号は、復号化・符号化回路6において、図示しないデータ符号化回路によって所定のフォーマットに符号化され、メモリコントローラ4によってショックプルーフメモリ5に格納される。このメモリコントローラ4は、システムコントローラ12の制御下でショックプルーフメモリ5に格納されているデータを読み出し、エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3に送る。エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3では、読み出したデータに対して、変調、誤り訂正用符号の付加などを行う。
【0022】
システムコントローラ12は、メモリコントローラ4を制御し、ショックプルーフメモリ5の所定領域に格納されているTOC情報を読み出し、このTOC情報に基づいてMO19上の記録可能領域の位置を認識し、サーボ制御回路11を制御して所望の記録可能領域をサーチする。サーチ後、システムコントローラ12の制御下で、エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3の出力信号に基づいてヘッド駆動装置14が記録ヘッド15を駆動すると共に、RFアンプ2の出力信号に基づいてピックアップ1の図示しないレーザ回路が駆動され、MO19上にデータを記録する。
【0023】
所望の記録可能領域への記録動作が終了すると、システムコントローラ12はメモリコントローラ4を制御し、ショックプルーフメモリ5に格納されているTOC情報と、MO19のTOC情報とを書き換え、以降これを最新のTOC情報として利用することによってMO上に記録されているデータの管理などを行う。
【0024】
このようなビデオカムコーダ装置において、本実施形態による情報記録再生装置を実現するための詳細について以下で述べる。
【0025】
<カムコーダで記録するデータ>
カムコーダで記録するデータは、動画、静止画と音声である。また、動画・静止画・音声を組み合わせて再生するための再生制御スクリプト(以下、プレイリスト)の作成機能を持つ。
動画データは、MPEG2で符号化して記録する。データ形式は、PS(Program Stream)もしくはTS(Transport Stream)で、機器のメニューでどちらの形式で保存するか決定できる。
静止画データは、DCFに準拠した方式で記録する。したがって、ファイルはDCF基本ファイルであり、データの格納ディレクトリは記録媒体のルートディレクトリ直下に作成されたDCIMディレクトリの下に作成される。静止画データは本実施形態のグループ設定手段による自動グループ化の対象にならない。グループ化の詳細については後述する。
プレイリストは、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)に従った形式で記述する。図2に、プレイリストの一例を示す。本実施形態によるプレイリストでは、<body>タグの下に設けられた<video>タグで再生するファイルを指定し、<video>タグのsrcアトリビュートでファイル名を指定する。<video>タグを複数指定した場合には、記述順に逐次再生する。このデータ記述言語は、例えばHTMLである。
【0026】
<データの格納方式>
図3に、動画データ・静止画データ・プレイリストを記録媒体上に格納した状態の一例を示す。
静止画データは、記録媒体のルートディレクトリの直下に作成されたDCIMという名前のディレクトリの直下に作成された、予め定められたネーミングルールに従うディレクトリ(DCFディレクトリ)に格納する。静止画データの格納方法は、DCF(Design rule for Camera File system)で規定されている方式に従う。DCFに従ったデータの格納方式の詳細については、本実施形態の主眼でないので省略する。
動画データは、記録媒体のルートディレクトリの直下に作成されたVIDEOディレクトリに格納する。VIDEOディレクトリには、本実施形態によるグループ設定手段によって作成されたテイク格納ディレクトリが格納される。本実施形態では、テイク格納ディレクトリのディレクトリ名は、予め定められた4文字+4桁の数字とする。ディレクトリ名の末尾4桁の数字は、記録順に連番になるように設定する。また、1つのテイク格納ディレクトリに格納された動画ファイルまたは音声ファイルの集合を1つのテイクとして扱う。
テイク格納ディレクトリに格納される動画データのファイル名は、予め定められた英字4文字+数字4桁の8文字とであり、拡張子はTS形式であれば「.TS」、PS形式であれば「.PS」とする。また、ファイル名の数字4桁は、記録順に連番になるように設定する。このようにすると、あるテイクに関してファイル名でソートした順に動画データを再生するだけで、動画の記録順に再生することが可能になる。
テイク格納ディレクトリには、グループ設定手段によってグループ化された1つ以上の動画データの他、再生制御用タイムテーブルやサムネイル、付加情報(メタデータ)を格納したメタデータ・ファイルが格納される。
以下、再生制御用タイムテーブル、サムネイルおよびメタデータの詳細について順に述べる。
【0027】
<再生制御用タイムテーブル>
再生制御用タイムテーブルとは例えば、予め定められた時間毎に設定された動画データ上の参照位置に対応する、データ先頭からのオフセット・テーブルである。再生制御用タイムテーブルの一例を図4に示す。
このような情報を設けることで、データ上におけるデータ先頭から任意時間の位置を取得することができる。本実施形態では、再生制御用タイムテーブルと動画データは拡張子を除くファイル名で関連付けられており、再生制御用タイムテーブルを記録したファイルの拡張子は、「.TBL」であるとする。
このような情報は動画データ自身に埋め込まれていても構わないが、IEEE1394でカメラと外部機器を接続した場合、プロトコルによっては外部機器からファイルの任意の部分だけをアクセスすることができず、記録位置によっては再生制御用タイムテーブルだけを先に取得することができない場合がある。したがって、再生制御用タイムテーブルを別ファイルで記録するのが望ましい。
【0028】
<サムネイル>
サムネイルは、記録媒体に格納されているデータファイルの一覧表示などに用いる代表画像であり、本実施形態ではDCFサムネイル画像のファイル形式に従うとする。したがって、サムネイルを格納したファイルの拡張子は、「.THM」である。
テイクが動画データで構成される場合、同じテイク格納ディレクトリに格納された動画データのあるフレームからサムネイルを一つ以上作成する。動画データから作成したサムネイル・データには、どのファイルのどのフレームから作成した代表画像かを示すための参照データが格納する。参照データの概念を図5に示す。図5に示したように、参照データはAPP1(APPlication marker segment 1)に格納する。
テイクが音声データで構成されている場合、テイク格納ディレクトリ内にサムネイルを作成しないが、予め定められたサムネイルを格納しても良いことは言うまでもない。また、図3中のMOV0200ディレクトリのように一つの動画データに対して複数のサムネイルが作成されてもよい。
このようにサムネイルを別ファイルで記録することにより、テイクに対するサムネイルの追加削除が容易になるという利点がある。
【0029】
<メタデータ>
メタデータは、画像データを特徴付ける情報であり、例えば撮影者名や記録開始時間、タイトル名などが考えられる。メタデータには、フレームに対するメタデータと、動画全体に対するメタデータが考えられるが、本実施形態におけるメタデータは後者である。
メタデータの記述形式はMPEG7準拠とし、メタデータ・ファイルの拡張子は「.MF」とする。本実施形態では、メタデータ・ファイルと動画データも、再生制御用タイムテーブルと同様に拡張子を除くファイル名で関連付けられている。
【0030】
次に、本実施形態の主眼であるデータ記録処理の詳細について述べる。
<データ記録処理>
データの記録は、テイク生成条件を満たすかどうかチェックし、同じテイクに属するデータファイルを同じテイク格納ディレクトリに格納するという手順で行う。まず、テイク生成条件について説明する。次に、テイク生成条件を満たすデータファイルをグループ化して記録するグループ設定手段の詳細について述べる。
テイク生成条件とは、1つ以上のデータファイルを纏めるための条件で、この条件を満たすデータファイル群が一つのテイクとして、同じテイク格納ディレクトリに格納される。図6に、本実施形態におけるテイク生成条件を図示する。図6に示したように、本実施形態では以下の2つの条件を同時に満たす動画データもしくは音声データを、直前に記録したデータファイルと同じテイクとみなす。
【0031】
(1)直前に記録したデータファイルと同じ種類のコンティニュアス・データである。すなわち動画データ同士もしくは音声データ同士である。静止画データはグループ化の対象にはならない。
(2)直前に記録した動画データの記録終了時刻から、対象となるデータの記録開始時刻までの時間t1が、T1以下である。
例えば本実施形態では、T1を60分であるとする。
【0032】
本実施形態では動画データに関してPS形式かTS形式かは区別しないが、再生互換性を高めるために、同じ形式のデータファイルのみをグループ化しても構わないことは言うまでもない。同じ形式のデータファイルのみをグループ化することによって、例えばTS形式のみサポートする再生機とPS形式のみをサポートする再生機で、同じテイクを再生した場合の再生結果が異ならないようにすることができる。
【0033】
次に、グループ設定手段を備えたデータ記録処理の流れを図7に示す。
(ステップS701) 記録するデータの種類を調べる。もし静止画であればステップS709へ進み、それ以外の場合はステップS702へ進む。
(ステップS702) 直前に記録されたデータファイル(以下、直前のデータ)の種類を取得する。
(ステップS703) 直前のデータの記録終了時刻t1’を取得する。
(ステップS704) 現在のデータの記録開始時刻t1”を取得する。
(ステップS705) [テイク生成条件判定] 直前のデータと現在記録を開始するデータ(以下、現在のデータ)の種類が同じで、t1”− t1’ ≦ T1 を満たすかを調べ、双方の条件を満たした場合ステップS706へ進む。そうでない場合は、ステップS707へ進む。
(ステップS706) 直前のデータと同じフォルダに現在のデータを記録してステップS708へ進む。
(ステップS707) 新しいテイク格納ディレクトリを作成し、作成したディレクトリに現在のデータを記録してステップS708へ進む。
(ステップS708) 予めメモリ上に作成したメタデータ・再生制御テーブルを、現在のデータを格納したディレクトリに記録する。動画データの場合は、サムネイルを作成し、同様に同じテイク格納ディレクトリへ格納し、処理を終了する。
(ステップS709) 静止画データをDCF準拠の方式でデータを記録し、処理を終了する。
本実施形態ではサムネイル・ファイルをデータファイル記録後に作成するが、1フレーム目を記録した直後にサムネイルデータを作成して記録しても良いことは言うまでもない。
【0034】
また、動画像を記録した後で静止画を記録し、速やかに動画像を記録するような場合に、動画像同士の撮影間隔は短いであろうから、これらの動画像を同じテイクとして記録する為に、上記のステップS705で、t1”−t1’≦T1であって、直前のデータの種類が異なる場合には、さらに時間を遡って、先に記録されているデータの種類と、そのデータの記録終了時間を取得し、ステップS705と同様の判定を行うようにすればよい。
【0035】
このようにすれば、動画像間に静止画像が記録されていても、動画像間の時間が所定の時間間隔よりも短い場合には、シーンをまとめることが出来る。
また、このような処理を繰り返すことによって、動画像データの間に複数の静止画像が記録されている場合であっても、動画像間の時間間隔を見て、シーンをまとめることも可能になる。
もちろん動画像間に記録されているデータが静止画像の場合だけに限る必要はなく、動画像と異なるデータであることが認識できれば良い。
このように処理することによって、動画像間の時間間隔が短いにもかかわらず、間に静止画像等の異なるデータが記録されている為に、テイクをまとめることが出来ないことを防止することが出来る。
【0036】
<サムネイル一覧表示およびデータ再生方法>
最後に、以上述べた方法で格納したデータファイルについて、サムネイルによる記録媒体上に格納されたコンテンツ一覧表示およびサムネイル選択時のデータ再生方法について述べる。
本実施形態によるカムコーダでは、各テイク格納ディレクトリに格納されたサムネイル・ファイルのうち、テイク格納ディレクトリに格納されたファイルを名前でソートして、最も先頭に来るファイルをテイク全体のサムネイルとする。また、テイク格納ディレクトリにサムネイル・ファイルが存在しない場合は、予め用意された画像ファイルをサムネイルとして利用する。
サムネイル一覧表示の対象となるのは、DCFディレクトリに格納された静止画データ、および、VIDEOディレクトリ以下に格納された動画または音声のテイクである。サムネイルの表示順序は、テイクを構成するデータの一番古いデータ、もしくは静止画の記録時間順で表示する。サムネイルの表示順序に関しては、本実施形態の主眼ではないので説明を省略する。
【0037】
サムネイルを選択後、再生指定した場合の再生処理の流れを示すフローチャートを図8に示す。
(ステップS801) 選択されたサムネイルが静止画のサムネイルである場合、ステップS805へ進む。そうでない場合、ステップS802へ進む。
(ステップS802) 選択されたサムネイルが格納されているテイク格納ディレクトリを選択してそこに移動する。
(ステップS803) ステップS802で選択したディレクトリに格納された動画または音声データを、ファイル名でソートする。
(ステップS804) ステップS803でソートした順に、データを逐次再生する。全てのデータの再生が終了した場合、処理を終了する。
(ステップS805) 選択された静止画の主画像を表示して、処理を終了する。
本実施形態では、早送りや再生中断、再生一時停止処理に関する説明は省略したが、例えばステップS708で記録した再生制御テーブルを利用して、任意の位置にジャンプして再生する装置を追加することも考えられる。また、コンテンツ一覧表示のためにサムネイルを利用する方法について説明したが、本実施形態の主眼は、コンテンツ一覧表示の際のコンテンツ数を低減することであるので、コンテンツ一覧表示にサムネイルを利用しなくても構わないことは言うまでもない。
【0038】
[実施形態2]
実施形態1では、撮影時間が短いテイクをグループ化する方法について述べた。本実施形態では、撮影時間が長いテイクを自動分割し、分割したサブテイクをグループ化する方法について述べる。複数のデータファイル記録時の処理については、実施形態1で述べた方法を用いても良いし、自動分割したデータファイルのみで一つのテイクを構成するようにしても良い。前者の場合には、自動分割されたデータファイルと他のデータファイルが一つのテイクを構成する可能性がある。本実施形態では、後者の方法でテイクを構成する。
図9に、自動分割の様子を示す。図9に示したように、予め定められた時間T2を超える撮影時間の場合は、自動分割される。本実施形態では、T2=60秒とする。
【0039】
図10に、本実施形態におけるデータファイル記録処理の流れを示すフローチャートを示す。図10に示した処理は、録画開始状態になった後に実行される。
(ステップS1001) 新規テイク格納ディレクトリDnewを作成し、Dnew下に新規データファイルをクリエイトする。
(ステップS1002) 録画時間がT2を超えたかどうかチェックする。超えていればステップS1003へ進み、超えていなければステップS1004へ進む。
(ステップS1003) データファイルをクローズし、新しいデータファイルをクリエイトする。
(ステップS1004) データファイルに、バッファの内容を書き出す。
(ステップS1005) ポーズボタンが押下されたかどうかをチェックする。押下された場合はステップS1006へ進み、そうでない場合はステップS1002へ戻る。
(ステップS1006) 「停止」状態にして、データファイルをクローズして処理を終了する。
ここで、ステップS1001で作成するテイク格納ディレクトリのディレクトリ名は予め定められた3文字+4桁の数字+“_” とする。末尾のアンダーバーは、実施形態1で述べたテイク生成条件に基づくテイクではなく、自動分割を適用したテイクであることを示す。
このような処理により、データサイズが大きくなりすぎないようにし、なおかつテイク生成条件に基づいて作成したテイクと自動分割を適用したテイクを区別することが出来る。
【0040】
[実施形態3]
実施形態1と実施形態2で述べた記録方式で記録したデータを一覧表示する方法について述べる。一覧表示には、2つの表示モードがある。一つは、テイク単位で一覧表示するモード1である。もう一つは、テイクを構成するデータファイル単位で一覧表示するモード2である。
モード1は、一覧表示に自動的にグループ化された結果が反映されるので、似たデータが膨大な数表示される状態を回避することができる。カムコーダをよく使用する人にとっては、録画開始から録画停止までを1つのテイクとして認識するのが自然である。そこで、実施形態1で述べたように録画開始から録画停止までを一つのデータファイルとし、データファイル単位で表示するモード2を備える。モード1とモード2の切替えは、モードフラグによって行う。モードフラグの切替えは、例えば本実施形態では、記録再生機に用意された表示切替ボタンによって行う。
【0041】
モードフラグによって分岐する一覧表示処理の流れを示すフローチャートを図11に示す。
(ステップS1101) DCFディレクトリに格納されているJPGファイルのサムネイル、および、拡張子が”.THM”のファイルを一覧表示リストに登録する。
(ステップS1102) モードフラグをチェックする。モードフラグがTRUEであればステップS1103へ、FALSEであればステップS1104へ進む。
(ステップS1103) テイク格納ディレクトリに格納されるサムネイル・ファイルのうち、名前順にソートして一番先頭になるファイルを、S1101で作成した一覧表示リストに加える。その後、ステップS1105へ進む。
(ステップS1104) 全てのデータファイルに対応するサムネイル・ファイルを、S1101で作成した一覧表示リストに加える。その後、ステップS1105へ進む。
(ステップS1105) 一覧表示リストのサムネイルを一覧表示する。
【0042】
一覧表示の例を図12に示す。本実施形態では、モード1の場合、複数のデータファイルで構成されるテイクについては、グループ化識別マーク1203を付与する。図12に示すように、グループ化識別マークと共にテイクを構成するデータファイル数を表示しても良い。また、モード2の場合には、テイク格納ディレクトリのディレクトリ名の末尾が”_”(アンダーバー)であるデータファイルにグループ化識別マークを付与する。
ここで、モード2の場合に、単独のデータファイルでテイクを構成するファイル以外の全てのデータファイルに対して、グループ識別化マークを付与しても良いことは言うまでもない。
一覧表示リストのサムネイル数が一画面に表示可能なサムネイル枚数を超える場合には、FWDボタン1202とPREVボタン1201が有効になり、ページを切り替えることができるようになる。FWDボタンを押下した場合、表示しているサムネイル群の次の20枚が表示し、PREVボタンを押下した場合、表示しているサムネイル群の直前の20枚を表示する。一覧表示処理自身については、本実施形態の主眼ではないので説明を省略するが、例えばファイル名や作成日時などで、一覧表示リストをソート可能にしても良いことは言うまでも無い。
【0043】
[実施形態4]
実施形態1の方法では、テイク作成条件を満たさないような状態が続いた場合、例えば長期間に渡って一つの記録媒体に撮影を続けたような場合に、テイク数が膨大になるという問題がある。また、静止画データは自動グループ化の対象では無かった。
【0044】
そこで、テイク格納ディレクトリを作成するのではなく、記録媒体のルートディレクトリに一つ以上、もしくは、コンテンツを格納するディレクトリ毎に一つ以上のコンテンツ一覧表示用データを別途作成し、コンテンツ一覧表示用データに登録されたファイルのみをコンテンツ一覧表示に用いる方法が考えられる。
【0045】
記録媒体のルートディレクトリにコンテンツ一覧表示用データを作成した場合、データの種類に関わらず、条件を満たすものを一つのグループにすることができる。コンテンツを格納するディレクトリ毎にコンテンツ一覧表示用データを作成する場合には、同じ種類のデータだけを一つのグループにすることができる。どちらの方法を用いて実現しても構わないことは言うまでも無いが、本実施形態では前者の方法を説明する。
【0046】
本実施形態では、このコンテンツ一覧表示データを利用したグループ化について説明する。コンテンツ一覧データの記述例を図13に示す。コンテンツ一覧表示データには、コンテンツ一覧表示に利用するファイルのファイル名と、そのファイルの種類が記述される。プレイリストの場合、ファイルの種類は映像が含まれていれば「動画(PLF_COMPO)」、音声のみであれば「音声(PLF)」になる。
【0047】
コンテンツ一覧表示データは、例えば次の条件で更新される。
(1)静止画像が記録された場合
そのデータをコンテンツ一覧表示データに登録する。
(2)テイク作成条件を満たさない動画もしくは音声データが記録された場合
そのデータをコンテンツ一覧表示データに登録する。
(3)テイク作成条件を満たさない動画もしくは音声データが記録され、なおかつ直前のデータがコンテンツ一覧表示データに登録されている場合
直前のデータをコンテンツ一覧表示データから削除し、直前のデータと現在のデータを登録したプレイリストをコンテンツ一覧表示データに登録する。
【0048】
ここで、(3)で作成したプレイリストは、予め定められた別のディレクトリに格納する。例えば本実施形態では、”/GROUP/PLF” ディレクトリに作成する。ここで ”/” は、ディレクトリ名のセパレータである。
【0049】
本実施形態におけるコンテンツ一覧表示データの更新に関する処理の流れを示すフローチャートを図14に示す。テイク作成条件の照合に関する処理については、実施形態1で述べた処理と同様であるので、説明を省略する。本実施形態で用いるテイク作成条件を表す図を図15に示す。直前のデータ記録時間tdが予め定められた時間TAより短く、かつ現在のデータ記録開始時間と直前のデータ記録開始時間の差tsが予め定められた時間TBより短い場合、直前のデータファイルと現在のデータファイルを纏める。
【0050】
(ステップS1401) テイク生成条件に一致していればステップS1402へ、そうでなければステップS1407へ進む。
(ステップS1402) 直前のデータがコンテンツ一覧表示データに登録されているかを調べ、直前のデータがコンテンツ一覧表示データに登録されていなければステップS1403へ、登録されていればステップS1406へ進む。
(ステップS1403) 直前のデータと現在のデータを逐次再生するプレイリストを作成し、ステップS1404へ進む。
(ステップS1404) ステップS1404で作成したプレイリストをコンテンツ一覧表示データに登録し、ステップS1405へ進む。
(ステップS1405) 直前のデータをコンテンツ一覧表示データから削除して、処理を終了する。
(ステップS1406) 直前のデータが登録されているプレイリストを検索し、現在のデータをそのプレイリストに追加し、処理を終了する。
(ステップS1407) 現在のデータをコンテンツ一覧表示データに登録して処理を終了する。
【0051】
このようにすると、グループ設定手段によって纏められたファイルを逐次再生するプレイリスト、および、プレイリストに登録されていないデータのみをコンテンツ一覧表示データに登録することができる。
コンテンツの一覧表示の際には、コンテンツ一覧表示データに登録されているデータ・ファイルのみを一覧表示する。本実施形態では、一つの記録媒体に一つのコンテンツ一覧表示データを設けるようにしたが、データの格納ディレクトリ毎にコンテンツ一覧表示データを設けても構わないことは言うまでもない。
【0052】
[実施形態5]
実施形態4では、撮影時間が短いテイクをグループ化する方法について述べた。本実施形態では、撮影時間が長いテイクを自動分割し、分割したサブテイクをグループ化する方法について述べる。自動分割の方法については、実施形態2と同様であるので詳細の説明は省略する。ただし、テイク格納ディレクトリによるテイク構成ではなく、テイクを構成するファイルを登録したプレイリスト生成を行うので、記録処理が実施形態2と異なる。実施形態2と同様に自動分割に用いる時間T2を60秒とする。図16に、本実施形態におけるデータファイル記録処理の流れを示すフローチャートを示す。
【0053】
(ステップS1601) テイク格納ディレクトリを新規作成し、新規データファイルをクリエイトする。
(ステップS1602) 録画時間がT2を超えたかどうかチェックする。超えていればS1603へ進み、超えていなければS1604へ進む。
(ステップS1603) カレントのデータファイルをクローズし、新しいデータファイルをクリエイトする。プレイリストをオープンし、クローズしたファイルをプレイリストに登録する。ここで、オープンしているプレイリストが無い場合には、新規プレイリストをクリエイトする。
(ステップS1604) データファイルに、バッファの内容を書き出す。
(ステップS1605) ポーズボタンが押下されたかどうかをチェックする。押下された場合はステップS1606へ進み、そうでない場合はステップS1602へ戻る。
(ステップS1606) ポーズボタンが押下された場合「停止」状態にして、データファイルをクローズする。オープンしているプレイリストがあれば、プレイリストをクローズする。
一連の処理によりプレイリストが作成されていれば、プレイリストをコンテンツ一覧情報に登録する。そうでなければ、データファイルをコンテンツ一覧情報に登録する。
【0054】
ここで、コンテンツ一覧表示データに登録するプレイリストの種類は、「動画(PLF_DIV)」として、実施形態4で述べたテイク生成条件を利用して自動生成したプレイリストと区別する。
このような処理により、データサイズが大きくなりすぎないようにし、なおかつテイク生成条件に基づいて作成したテイクと自動分割を適用したテイクを区別することが出来る。
【0055】
[実施形態6]
実施形態6は、グループ設定手段の識別マークと、再グループ化手段の識別マークが同一の場合を説明する。実施形態4と実施形態5で述べた記録方式で記録したデータを一覧表示する方法について述べる。実施形態3で述べた方法と同様に、一覧表示には2つの表示モードがある。ただし、一覧表示に用いるファイルのリストをコンテンツ一覧情報によって管理するので、一覧表示処理が実施形態3と異なる。
【0056】
一覧表示処理の流れを示すフローチャートを図17に示す。
(ステップS1701) モードフラグをチェックする。モードフラグがTRUEであればステップS1702へ、FALSEであればステップS1703へ進む。
(ステップS1702) コンテンツ一覧情報に登録されているファイルを一覧表示リストに登録する。その後、ステップS1704へ進む。
(ステップS1703) データファイルが存在する全てのディレクトリに格納されるデータファイルを検索して選択し、一覧表示リストに加える(登録する)。その後、ステップS1704へ進む。
(ステップS1704) 一覧表示リストのサムネイルを一覧表示する。
【0057】
一覧表示の例を図12に示す。本実施形態では、モード1の場合、コンテンツ一覧表示データに登録されている種類が「動画(PLF_COMPO)」もしくは「動画(PLF_IV)」である場合には、グループ化識別マーク1203を付与する。また、モード2の場合、「動画(PLF_DIV)」のプレイリストを構成するデータファイルに、グループ化識別マーク1203を付与する。
ここでモード2の場合に、「動画(PLF_COMPO)」のプレイリストを構成するデータファイルにグループ化識別マーク1203を付与しても構わないことは言うまでも無い。
【0058】
[実施形態7]
実施形態7は、グループ設定手段の識別マークと、再グループ化手段の識別マークが異なる場合を説明する。実施形態3及び実施形態6で述べたサムネイル一覧表示においては、複数のデータファイルを纏めて生成したデータファイル群によって構成される第1のテイクと、自動分割して生成したデータファイル群によって構成される第2のテイクを区別できない。システムによる自動分割はユーザにとって分かりにくい概念であり、ユーザの混乱の原因になる可能性がある。
【0059】
図18に、本実施形態におけるサムネイル一覧表示の一例を示す。本実施形態では、モード1の場合、第1のテイクにはグループ化識別マーク1703、第2のテイクには分割識別マーク1704を付ける。モード2の場合は、第2のテイクを構成するデータファイルには分割識別マーク1704を付ける。
【0060】
ここでモード2の場合に、モード1の場合と同様に、第1のテイクを構成するデータファイルにグループ化識別マーク1703を付けて、他のデータファイルと区別しても良いことは言うまでもない。
このようにすると、「録画開始」から「録画停止」までの1区間を1単位とする概念に沿って情報を提示できる。
【0061】
[実施形態8]
実施形態4〜7で述べたコンテンツ一覧情報を、XMLで記述しておくことも考えられる。このようにすることで、XPointer/XPathを利用して別のXML文書からコンテンツ一覧情報を参照することが可能になる。
【0062】
図19に、記述例を示す。例えば本実施形態におけるコンテンツ一覧情報は、つぎのように記述する。このデータ記述言語は、例えばHTMLである。ルートエレメントは、COLLECTIONとする。この下に、IMGエレメント、MOVエレメント、AUDエレメント、TXTエレメント、PLFエレメントを格納する。
【0063】
IMGエレメントは、静止画データのエントリを記述するために用いる。IMGエレメントは、srcアトリビュート、idアトリビュート、typeアトリビュートを持つ。srcアトリビュートはファイル名の記述に用い、idアトリビュートはファイルの識別名を記述するために用いる。idアトリビュートで指定する識別名は、管理ファイル内でユニークである。typeアトリビュートはファイルの種類を表し、静止画の場合は”image”値をとる。
【0064】
MOVエレメントは、動画データのエントリを記述するために用いる。MOVエレメントは、IMGエレメントと同様、srcアトリビュート、idアトリビュート、typeアトリビュートを持ち、さらにdurアトリビュートを持つ。typeアトリビュート値は、動画の場合は”movie”である。durアトリビュートは、動画データ全体の再生時間を記述し、clock値をとる。clock値(Clock−value)は、次の書式で表される。
【0065】
【0066】
例えば、14分3秒の場合、”00:14:03” もしくは ”14:03” と記述する。
AUDエレメントは、音声データのエントリを記述するために用いる。AUDエレメントは、MOVエレメントと同様、srcアトリビュート、idアトリビュート、typeアトリビュート、durアトリビュートを持つ。typeアトリビュート値は、音声の場合は”audio”である。
【0067】
PLFエレメントは、PLFのエントリを記述するために用いる。PLFエレメントは、MOVエレメントと同様、srcアトリビュート、idアトリビュート、typeアトリビュート、durアトリビュートを持つ。
typeアトリビュート値は、”playlist”、”playlist(combo)”、”playlist(div)”のいずれかである。
【0068】
[実施形態9]
実施形態1では、テイク格納ディレクトリを作成し、動画または音声データの記録開始から記録終了までを1ファイルとして記録したが、同じテイク格納ディレクトリに格納する動画または音声データの場合は、一つのファイルに結合して記録しても良い。
【0069】
このようにすることで、PC(パーソナルコンピュータ)上でデータを整理する場合に、どのデータファイルでテイクが構成されていたのか分からなくなるという状態を回避することができる。このような実施形態にする場合、実施形態1のテイク生成条件に加え、次の条件を満たす必要がある。
(3)直前のデータと現在のデータのデータ形式が一致している。
【0070】
例えば、同じ動画データであったとしても、直前のデータがTS形式であった場合、現在のデータがTS形式でなければ結合できない(結合しても意味をなさない)。また、MPEGの場合には再生同期用時間情報がデータ中に格納されているので、このデータが矛盾しないように直前のデータ記録終了時のカウンタ値などを保持する必要がある。
【0071】
図20に、本実施形態におけるデータ記録処理を示す。
(ステップS901)記録するデータの種類を調べる。もし静止画であればステップS909へ進み、それ以外の場合はステップS902へ進む。
(ステップS902)直前に記録されたデータ(以下、直前のデータ)の種類とデータ形式を取得する。
(ステップS903)直前のデータの記録終了時刻t1’を取得する。
(ステップS904)現在のデータの記録開始時刻t1”を取得する。
(ステップS905)テイク生成条件の判定を行う。すなわち、直前のデータと現在記録を開始するデータ(以下、現在のデータ)の種類とデータ形式が同じで、かつt1”−t1’≦T1を満たすかを調べ、双方の条件を満たした場合ステップS906へ進む。そうでない場合は、ステップS907へ進む。
(ステップS906)直前のデータと同じファイルに対し、現在のデータを追記してステップS908へ進む。
(ステップS907)新しいテイク格納ディレクトリを作成し、作成したディレクトリに現在のデータを記録してステップS908へ進む。
(ステップS908)予めメモリ上に作成したメタデータ・再生制御テーブルを、現在のデータを格納したディレクトリに記録する。動画データの場合は、サムネイルを作成し、同様に同じテイク格納ディレクトリヘ格納して処理を終了する。
(ステップS909)静止画データをDCF準拠の方式でデータを記録し、処理を終了する。
サムネイル指定による再生処理は、実施形態1の処理とほぼ同様であり、再生対象となるデータ・ファイルが単一である点のみが異なるので説明を省略する。
【0072】
[実施形態10]
実施形態4では、コンテンツ一覧表示に用いるデータのリストであるコンテンツ一覧表示データを用いる方式について説明した。しかし、この方法ではコンテンツ一覧表示データを解釈できない機器では、動画、静止画、音声などのデータを格納したデータ・ファイルと、グループ設定手段によって纏められたデータを逐次再生するプレイリストの双方が表示対象になる可能性があり、本実施形態の主目的が達成できない場合がある。
【0073】
そこで、本実施形態では、実施形態2と同様の方法でグループ化対象ファイルを一ファイルに結合する装置について述べる。まず、本実施形態におけるテイク作成条件を図15に示す。テイク作成条件は、例えば次のような4つの条件を同時に満たすこととする。
【0074】
(1)直前に記録したデータと同じ種類のコンティニュアス・データである。すなわち動画データ同士もしくは音声データ同士である。静止画データはグループ化の対象にはならない。
(2)直前のデータの記録時間tdが、TA以下である。
(3)直前のデータの記録開始時刻から、対象となるデータの記録開始時刻までの時間tsが、TB以下である。
(4)直前のデータと現在のデータのデータ形式が一致している。
例えば本実施形態では、TA=20秒、TB=60分であるとする。
【0075】
図21に、本実施形態によるデータ記録処理の流れを示す。
(ステップS1301)記録するデータの種類を調べる。もし静止画であればステップS1309へ進み、それ以外の場合はステップS1302へ進む。
(ステップS1302)直前のデータの種類とデータ形式を取得する。
(ステップS1303)直前のデータの記録開始時刻t2’及び記録時間t1’を取得する。
(ステップS1304)現在のデータの記録開始時刻t2”を取得する。
(ステップS1305)テイク生成条件の判定を行う。すなわち、直前のデータと現在のデータの種類とデータ形式が同じで、かつt1’≦TA∩t2”−t2’≦TBを満たすかを調べ、全ての条件を満たした場合ステップS1306へ進む。そうでない場合は、ステップS1307へ進む。
(ステップS1306)直前のデータと同じファイルに対し、現在のデータを追記してステップS1308へ進む。
(ステップS1307)現在のデータを新規ファイルとして記録してステップS1308へ進む。
(ステップS1308)データ・ファイルに格納されているメタデータや再生制御テーブルを更新して処理を終了する。
(ステップS1309)静止画データをDCF準拠の方式でデータを記録し、処理を終了する。
【0076】
本実施形態では、再生制御用タイムテーブルやメタデータ、サムネイルは、データを記録したデータ・ファイル自身に格納する。このようにすることで、データ・ファイルをどのようなディレクトリヘ移動したとしても、それらの情報を喪失しないという利点がある。
【0077】
以上説明したように、上記の実施形態の情報記録再生装置を用いれば、短い記録時間長のデータを数多く記録した場合でも、予め指定した条件に従って自動的にグループ化し、記録媒体に格納されているコンテンツを容易に把握できるという利点がある。
さらに、記録開始から記録停止までの一区間が一つのクリップであるという認識に合わせた一覧表示と、自動グループ化によって自動的に纏められたテイク単位での一覧表示の双方を自由に切り替えて利用することが可能になる。
これは、ユーザの立場からすると、「自動的に纏め記録された状態」と「記録開始から記録停止までの区間ごと」の2状態で提示されることと等しい。したがってユーザは、システムによる自動グループ化で生成された階層構造を意識せずにコンテンツを扱うことができる。
さらに、複数のデータファイルによって構成されるテイクを他のテイクと区別できるように表示することで、自動的に纏められたことをユーザに提示することが可能になる。また、自動的に纏めたデータファイル群によるテイクと、自動的に分割して作成したデータファイル群によるテイクを区別してユーザに提示することが可能になる。
【0078】
本実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びコンピュータプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0079】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0080】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0081】
[実施態様1]少なくとも複数のデータファイルが記録される記録媒体に対して記録または再生が可能とされるデータ処理装置であって、
上記記録媒体にデータファイルを記録する際に予め定められたテイク生成条件を満たす1つ以上のデータファイルを自動的にグループ化するグループ設定手段と、
上記グループ設定手段により設定されたグループ毎に、上記記録媒体上にテイク格納ディレクトリを作成し、上記グループに応じた該テイク格納ディレクトリに対象となるデータファイルを格納するデータ格納手段と
を備えることを特徴とするデータ処理装置。
【0082】
[実施形態2]さらに、上記グループ設定手段により生成されたグループの一覧を表示するか、又はデータファイル単位で表示するかを切り替えるデータ提示方法指定手段と、
データファイル毎に対応して形成された代表画像を1画面上の表示領域に対して複数配列した代表画像画面を形成して出力することのできる画像処理手段とを備えることを特徴とする実施態様1記載のデータ処理装置。
【0083】
[実施態様3]さらに、上記グループ設定手段によるグループ化の結果に基づいて、複数のデータファイルによって構成されるデータファイル群に対応する代表画像については複数のデータファイルで構成されることを表す所定の表示形態により表示可能とする第1の代表画像表示制御手段と
を備えることを特徴とする実施態様2記載のデータ処理装置。
【0084】
[実施態様4]さらに、予め定められた時間より長い記録時間のデータファイルを予め定められた時間長より短い時間に自動分割するデータファイル自動分割手段と、
上記データファイル自動分割手段によって分割されたデータファイルを自動的にグループ化する再グループ化手段と
を備えることを特徴とする実施態様2記載のデータ処理装置。
【0085】
[実施態様5]さらに、予め定められた時間より長い記録時間のデータファイルを予め定められた時間長より短い時間に自動分割するデータファイル自動分割手段と、
上記データファイル自動分割手段によって分割されたデータファイルを自動的にグループ化する再グループ化手段と、
上記再グループ化手段によるグループ化の結果に基づいて、複数のデータファイルによって構成されるデータファイル群に対応する代表画像については複数のデータファイルで構成されることを表す所定の表示形態により表示可能とする第2の代表画像表示制御手段と
を備えることを特徴とする実施態様3記載のデータ処理装置。
【0086】
[実施態様6]上記テイク生成条件は、予め定められた判定条件が真になる場合であることを特徴とする実施態様1記載のデータ処理装置。
【0087】
[実施態様7]上記判定条件は、予め定められた時間間隔より短い間隔でデータの記録開始指定が行われた場合に真になることを特徴とする実施態様6記載のデータ処理装置。
【0088】
[実施態様8]上記判定条件は、直前のデータ記録終了時刻から現在のデータ記録開始時刻までの間隔が予め定められた時間より短い場合に真になることを特徴とする実施態様6記載のデータ処理装置。
【0089】
[実施態様9]上記判定条件は、データが同じ種類同士の時間間隔が、所定時間よりも短い場合に、真となることを特徴とする実施態様6記載のデータ処理装置。
【0090】
[実施態様10]上記判定条件は、直前のデータ記録終了時刻から現在のデータ記録開始時刻までの間隔が予め定められた時間より短い場合であって両データの種類が異なる場合には、前記直前のデータの前のデータ記録終了時刻から現在のデータ記録開始時刻までの間隔が予め定められた時間より短い場合であって両データの種類が同じ場合に真になることを特徴とする実施態様6記載のデータ処理装置。
【0091】
[実施態様11]上記判定条件は、予め定められた記録時間より短い場合に真になることを特徴とする実施態様6記載のデータ処理装置。
【0092】
[実施態様12]上記判定条件は、予め定められた種類のデータである場合に真になることを特徴とする実施態様6記載のデータ処理装置。
【0093】
[実施態様13]上記データ格納手段は、上記テイク生成条件を満たすデータについて、テイク格納ディレクトリに同じ種類のデータが格納されている場合はグループ化されたデータを一つのファイルに連結してディレクトリに格納することを特徴とする実施態様1記載のデータ処理装置。
【0094】
[実施態様14]上記予め定められた種類のデータは、動画および音声であることを特徴とする実施態様13記載のデータ処理装置。
【0095】
[実施態様15]さらに、データファイルが音声または動画データである場合は上記テイク格納ディレクトリに再生制御用タイムテーブルを格納する再生制御用タイムテーブル格納手段を備えることを特徴とする実施態様1記載のデータ処理装置。
【0096】
[実施態様16]上記再生制御用タイムテーブルは、データファイルを参照するためのファイル上における位置情報であり、予め定められた時間毎に設けられていることを特徴とする実施態様15記載のデータ処理装置。
【0097】
[実施態様17]さらに、上記テイク格納ディレクトリに付帯情報を格納するメタデータ格納手段を備えることを特徴とする実施態様1記載のデータ処理装置。
【0098】
[実施態様18]上記メタデータ格納手段によって格納されるメタデータは、データファイルとは別のファイルに記録されることを特徴とする実施態様17記載のデータ処理装置。
【0099】
[実施態様19]さらに、上記テイク格納ディレクトリ毎に1つ以上の代表画像を形成する代表画像形成手段を備えることを特徴とする実施態様1記載のデータ処理装置。
【0100】
[実施態様20]さらに、上記代表画像を形成するために用いたデータファイルの参照情報を保持する手段を備えることを特徴とする実施態様19記載のデータ処理装置。
【0101】
[実施態様21]上記参照情報は、代表画像内に設けられたデータエリアに保持されることを特徴とする実施態様20記載のデータ処理装置。
【0102】
[実施態様22]上記参照情報は、同じテイク格納ディレクトリに格納されている、代表画像を格納したデータファイルとは別のファイルに保持されることを特徴とする実施態様20記載のデータ処理装置。
【0103】
[実施態様23]少なくとも複数のデータファイルが記録される記録媒体に対して記録または再生が可能とされるデータ処理装置であって、
データ一覧表示の対象となるデータファイルのリストである一覧情報を作成する一覧情報作成手段と、
上記記録媒体にデータファイルを記録する際に予め定められたテイク生成条件を満たす1つ以上のデータファイルを自動的にグループ化するグループ設定手段と、
上記グループ設定手段により設定されたグループに含まれるデータファイルを一つの再生制御ファイルに格納する再生制御ファイル構成手段と、
上記グループに設定されなかったファイル、もしくは再生制御ファイルのみを上記一覧情報に登録するデータファイル登録手段と
を備えることを特徴とするデータ処理装置。
【0104】
[実施態様24]さらに、上記一覧情報に基づいたデータ一覧を表示するか、データファイル単位のデータ一覧を表示するかを切り替えるデータ提示方法指定手段と、
データファイル毎に対応して形成された代表画像を1画面上の表示領域に対して複数配列した代表画像画面を形成して出力することのできる画像処理手段とを備えることを特徴とする実施態様23記載のデータ処理装置。
【0105】
[実施態様25]さらに、上記グループ設定手段によるグループ化の結果に基づいて、複数のデータファイルによって構成されるデータファイル群に対応する代表画像については複数のデータファイルで構成されることを表す所定の表示形態により表示可能とする第1の代表画像表示制御手段と
を備えることを特徴とする実施態様24記載のデータ処理装置。
【0106】
[実施態様26]さらに、予め定められた時間より長い記録時間のデータファイルを予め定められた時間長より短い時間に自動分割するデータファイル自動分割手段と、
上記データファイル自動分割手段によって分割されたデータファイルを自動的にグループ化する再グループ化手段と
を備えることを特徴とする実施態様24記載のデータ処理装置。
【0107】
[実施態様27]さらに、予め定められた時間より長い記録時間のデータファイルを予め定められた時間長より短い時間に自動分割するデータファイル自動分割手段と、
上記データファイル自動分割手段によって分割されたデータファイルを自動的にグループ化する再グループ化手段と、
上記再グループ化手段によるグループ化の結果に基づいて、複数のデータファイルによって構成されるデータファイル群に対応する代表画像については複数のデータファイルで構成されることを表す所定の表示形態により表示可能とする第2の代表画像表示制御手段と
を備えることを特徴とする実施態様25記載のデータ処理装置。
【0108】
[実施態様28]上記テイク生成条件は、予め定められた1つ以上の判定条件が全て真になることを特徴とする実施態様23記載のデータ処理装置。
【0109】
[実施態様29]上記判定条件は、予め定められた時間間隔より短い間隔でデータの記録開始指定が行われた場合に真になることを特徴とする実施態様28記載のデータ処理装置。
【0110】
[実施態様30]上記判定条件は、直前のデータ記録終了時刻から現在のデータ記録開始時刻までの間隔が予め定められた時間より短い場合に真になることを特徴とする実施態様28記載のデータ処理装置。
【0111】
[実施態様31]上記判定条件は、予め定められた記録時間より短い場合に真になることを特徴とする実施態様28記載のデータ処理装置。
【0112】
[実施態様32]上記判定条件は、予め定められた種類のデータである場合に真になることを特徴とする実施態様28記載のデータ処理装置。
【0113】
[実施態様33]上記予め定められた種類のデータは、動画および音声であることを特徴とする実施態様32記載のデータ処理装置。
【0114】
[実施態様34]上記再生制御ファイルとは、データ記述言語で記述されていることを特徴とする実施態様23記載のデータ処理装置。
【0115】
[実施態様35]上記データ記述言語は、HTMLであることを特徴とする実施態様34記載のデータ処理装置。
【0116】
[実施態様36]上記データ記述言語は、XMLであることを特徴とする実施態様34記載のデータ処理装置。
【0117】
[実施態様37]少なくとも複数のデータファイルが記録される記録媒体に対して記録または再生が可能とされるデータ処理装置であって、
上記記録媒体にデータファイルを記録する際、予め定められたテイク生成条件に従い自動的に1つ以上のデータファイルをグループ化するグループ設定手段と、
上記グループ設定手段により設定されたグループに含まれるデータファイルを一つのファイルに連結するファイル連結手段と
を備えることを特徴とするデータ処理装置。
【0118】
[実施態様38]上記テイク生成条件は、予め定められた1つ以上の判定条件が全て真になることを特徴とする実施態様37記載のデータ処理装置。
【0119】
[実施態様39]上記判定条件は、予め定められた時間間隔より短い間隔でデータの記録開始指定が行われた場合に真になることを特徴とする実施態様38記載のデータ処理装置。
【0120】
[実施態様40]上記判定条件は、直前のデータ記録終了時刻から現在のデータ記録開始時刻までの間隔が予め定められた時間より短い場合に真になることを特徴とする実施態様38記載のデータ処理装置。
【0121】
[実施態様41]上記判定条件は、予め定められた記録時間より短い場合に真になることを特徴とする実施態様38記載のデータ処理装置。
【0122】
[実施態様42]上記判定条件は、予め定められた種類のデータである場合に真になることを特徴とする実施態様38記載のデータ処理装置。
【0123】
[実施態様43]上記予め定められた種類のデータは、動画および音声で、なおかつ同じデータ形式であることを特徴とする実施態様42記載のデータ処理装置。
【0124】
[実施態様44]少なくとも複数のデータファイルが記録される記録媒体に対して記録または再生が可能とされるデータ処理方法であって、
上記記録媒体にデータファイルを記録する際に予め定められたテイク生成条件を満たす1つ以上のデータファイルを自動的にグループ化するグループ設定ステップを備えることを特徴とするデータ処理方法。
【0125】
[実施態様45]少なくとも複数のデータファイルが記録される記録媒体に対して記録または再生が可能とされるデータ処理プログラムであって、
上記記録媒体にデータファイルを記録する際に予め定められたテイク生成条件を満たす1つ以上のデータファイルを自動的にグループ化するグループ設定ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、短い記録時間長のデータを数多く記録した場合でも、予め指定した条件に従って自動的にグループ化し、記録媒体に格納するので、記録媒体内のコンテンツを容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1におけるシステム構成を表す図である。
【図2】実施形態1におけるプレイリストの一例を示す図である。
【図3】実施形態1および実施形態2における記録媒体上のデータの格納方式を示す図である。
【図4】実施形態1における再生制御テーブルの一例を示す図である。
【図5】実施形態1におけるサムネイルと動画データの関係を示す図である。
【図6】実施形態1におけるテイク生成条件を示す図である。
【図7】実施形態1におけるデータ記録処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】実施形態1におけるサムネイル選択による再生処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】実施形態2における動画データの自動分割記録の様子を示す図である。
【図10】実施形態2におけるデータファイル記録処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】実施形態3におけるサムネイル一覧表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】実施形態3におけるサムネイル一覧表示例を示す図である。
【図13】実施形態4におけるコンテンツ一覧情報の一例を示す図である。
【図14】実施形態4におけるコンテンツ一覧表示データの更新に関する処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】実施形態4におけるテイク生成条件を示す図である。
【図16】実施形態5におけるデータファイル記録処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】実施形態6におけるサムネイル一覧表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】実施形態7におけるサムネイル一覧表示例を示す図である。
【図19】実施形態8におけるコンテンツ一覧情報の一例を示す図である。
【図20】実施形態9におけるデータ記録処理の流れを示すフローチャートである。
【図21】実施形態10におけるデータ記録処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ピックアップ
2 RFアンプ
3 エンコーダ・デコーダ/信号処理回路
4 メモリコントローラ
5 ショックプルーフメモリ
6 復号化・符号化回路
7 コンバータ
8 送りモータ
9 スピンドルモータ
10 ドライバ回路
11 サーボ制御回路
12 システムコントローラ
13 電源回路
14 ヘッド駆動装置
15 記録ヘッド
16 入力装置
17 映像音声入力(カメラ部)
18 映像音声出力
19 ディスク
Claims (1)
- 少なくとも複数のデータファイルが記録される記録媒体に対して記録または再生が可能とされるデータ処理装置であって、
上記記録媒体にデータファイルを記録する際に予め定められたテイク生成条件を満たす1つ以上のデータファイルを自動的にグループ化するグループ設定手段を備えることを特徴とするデータ処理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002332607A JP2004171053A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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-
2002
- 2002-11-15 JP JP2002332607A patent/JP2004171053A/ja active Pending
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