JP2004170544A - シャッタ付き光コネクタ - Google Patents

シャッタ付き光コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2004170544A
JP2004170544A JP2002334176A JP2002334176A JP2004170544A JP 2004170544 A JP2004170544 A JP 2004170544A JP 2002334176 A JP2002334176 A JP 2002334176A JP 2002334176 A JP2002334176 A JP 2002334176A JP 2004170544 A JP2004170544 A JP 2004170544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical connector
plug
adapter
shutter
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002334176A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Oi
茂弘 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Tsushin Kogyo Co Ltd filed Critical Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2002334176A priority Critical patent/JP2004170544A/ja
Publication of JP2004170544A publication Critical patent/JP2004170544A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

【課題】安全性と防塵性に優れたシャッタ付き光コネクタを提供する。
【解決手段】光コネクタプラグ100と、スライドすることにより開口部124の位置が移動して当該光コネクタプラグに内装された光ファイバの光軸を開閉するプラグ側シャッタ120を備えて構成されると共に、光コネクタアダプタ200は、スライドすることにより開口部224の位置が移動して当該光コネクタアダプタ200に内装された図示しない光ファイバの光軸を開閉するアダプタ側シャッタ220を備えて構成され、光コネクタプラグ100を光コネクタアダプタ200に挿入することによりシャッタがそれぞれ開口し、光コネクタプラグ100を光コネクタアダプタ200から抜脱するといずれのシャッタも閉じられる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタに関し、さらに詳細には、光コネクタプラグと光コネクタアダプタを相互に嵌合させたときに自動的に開口し、単独では開口しないシャッタを備えたシャッタ付き光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信技術の発展は著しく、IT産業における企業間の競争が激化している。従来、一般の電話回線を用いて、家庭用電話と同周波数帯域でのデータ通信がおこなわれていたが、さらに高速の通信速度が要求されるようになると、より高い周波数帯域を利用したADSL等が出現し広く普及している。しかし、IT関連企業における現在及び将来の通信ネットワーク構想として、インターネットテレビやIP電話等があり、これらのより大きなデータ通信をおこなうには、従来の電話回線を用いた通信網では対応できず、一般の電話回線を用いた通信よりも大きなデータ通信が行える光ファイバを利用した通信網が開発及び実用化され、今後急速に普及するものと予想される。
【0003】
しかし、その反面、光ファイバで伝達される光エネルギーは大きく、その光を直視すると、眼の網膜に悪影響を及ぼし、時には失明する危険性もある。今後、このような光ファイバが一般家庭に普及した場合に、危険意識が低い子供がいじってプラグを覗き込んで光を直視する可能性もあり、どのようにして安全性を保障するかといった技術的な問題がある。
【0004】
そこで、従来、光ファイバと他の光ファイバとを接続したり、パソコン等の電子機器とを接続するために光ファイバの端末に取付けられるコネクタに何らかのシャッタ機構を設け、伝達される光が直接外部に出ない構造としたコネクタが考えられ特許出願されている。
特許文献1に記載の発明もその1つであり、受光プラグ挿抜によりシャッタの開閉が自動的に行われるシャッタ付光コネクタに関するものである。特許文献1には、放射側光ジャックと受光側プラグとがハウジングの挿入孔内で当接し光結合するコネクタにおいて、挿入孔の始端部に設けられた磁性体が固着されたガイドに、受光側光プラグに押されて始端部と終端部との間で水平方向に摺動可能にされた磁石と、始端部がガイド溝の終端部に連通し、ガイド溝と直行する垂直ガイド溝があり、当該ガイド溝にはシャッタ付磁石が上下方向に摺動可能に設けられているものである。受光側光プラグ挿入されていない場合には、磁石は始端側の磁性体側にあり、シャッタ付磁石は自重により、垂直に配設されたガイド始端側に位置し、シャッタにより、挿入孔は遮断されている。受光側光プラグを挿入すると、該受光側光プラグに押されて磁石が終端側に移動し、それに追従して磁力の反力によりシャッタ付磁石は垂直ガイド溝にそって、垂直ガイド溝の終端部に移動し、挿入孔は開通する。受光側光プラグを抜くと、該プラグに設けられた磁性体によって、磁石がガイド溝始端側まで引っ張られ、シャッタ付磁石が再び垂直ガイド溝の始端部に移動し、挿入穴を遮断し、これにより、使用者が受光側光プラグを挿抜すると、ハウジングに設けられたシャッタが自動的に開閉するシャッタ付光コネクタが開示されている。
また、特許文献2に記載の発明は、光レセプタクルを取付けるマウントと光センサを内蔵するホルダを簡易に着脱するロック機構と、光センサの受光を遮断するシャッタ機構を備える光コネクタ用アダプタである。特許文献2には、マウントとホルダが一対の爪と一対の螺旋状突起で結合され、シャッタは光レセプタクルとマウント間に移動可能に保持されており、シャッタを所定の方向に移動することにより、光ファイバの出射光を遮断または通過させ、プラグを外すことなくオフセットすることができる光コネクタ用アダプタが開示されている。
さらに、特許文献3に記載の発明は、光コネクタプラグを結合アダプタから引き抜いた状態において、光を外部に露出させない多心光コネクタに関するものである。特許文献3には、光コネクタプラグの先端部の外周部にプラグシャッタが取付けられ、プラグシャッタはコイルバネによって、非嵌合時はプラグシャッタが閉じられるように付勢されており、光軸を遮蔽している。光コネクタプラグを結合アダプタに挿入すると、プラグシャッタの上方に張り出した梁部が結合アダプタの挿入口外周部に押されることにより、プラグシャッタが開かれて光軸が開放される多心光コネクタが開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5―093821号公報 (第2〜4頁、第1、第6,7図)
【特許文献2】
特開平8―262278号公報 (第2、3頁、第1、2図)
【特許文献3】
特開平10―300985号公報 (第2〜4頁、第1、2図)
【0006】
しかし、特許文献1に記載の発明は、シャッタがハウジング側にしか設けられていないので、ジャックを交換する等の理由で、ジャックを取り外した場合に、作業者が光を直視してしまう恐れがあり、十分な安全性が保障されているとは言い難い。また、磁力の作用を利用した、磁石の摺動移動による開閉機構としているため、磁石を取付けるためのスペースや摺動移動のためのスペース等が必要となり、構造を小型化するのが難しい等の問題がある。
また、特許文献2に記載の発明も同様に、プラグ付き光ファイバにシャッタ機構が設けられていないので、光レセプタクルからプラグを取り外した場合に、作業者が光を直視してしまう危険性があり、十分な安全性が保障されていないという問題がある。
最後に、特許文献3に記載の発明では、機構が簡単で構造を小型にできるが、光を遮蔽するシャッタが光コネクタプラグ側にしか設けられておらず、光コネクタプラグを結合アダプタに挿入した場合に、プラグシャッタは開かれた状態となり、例えば、使用者が結合アダプタの他端側から覗いた場合に、光を直視してしまう危険性がある。また、プラグシャッタはコイルバネによって開閉可能に設けられているので、一般家庭で子供等が指でプラグシャッタを持ち上げて開くことができ、十分な安全性が保障されているとは言えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は以上のような問題点を解決するものであり、光コネクタ用アダプタ及びプラグにそれぞれシャッタを儲け、相互に嵌合させることにより自動的に開閉するシャッタを備え、それぞれ単独ではシャッタが開閉しない機構とし、安全性と防塵性に優れたシャッタ付き光コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、光コネクタプラグと、それが挿入される光コネクタアダプタとにより構成される光コネクタにおいて、光コネクタプラグは、スライドすることにより開口部の位置が移動して当該光コネクタプラグに内装された光ファイバの光軸を開閉するコイルバネで押圧されているプラグ側シャッタを備えて構成されると共に、光コネクタアダプタは、スライドすることにより開口部の位置が移動して当該光コネクタアダプタに内装された光ファイバの光軸を開閉するコイルバネで押圧されているアダプタ側シャッタを備えて構成され、光コネクタプラグを光コネクタアダプタに挿入することによりプラグ側シャッタ及びアダプタ側シャッタがそれぞれ開口し、光コネクタプラグを光コネクタアダプタから抜脱するとプラグ側シャッタ及びアダプタ側シャッタのいずれもが閉じられるようにされる機構をもったことを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、フェルールが内蔵されたプラグ本体に、先端側の内側面が先端に行くに従って幅が次第に狭くなるように斜めにカットされたテーパー部を有するスライドカバーが挿抜方向に可動可能に配設されると共に、スライドカバーにはその一端側に突起部を備えたプラグ側シャッタが配設され、該突起部を押圧することによりプラグ側シャッタがスライドして開口部の位置が移動し、光コネクタプラグに内装された光ファイバの光軸を開口するようにされた光コネクタプラグを、当該光コネクタプラグが挿入される挿入孔が形成されたアダプタ本体を有し、挿入孔の内部には、その一端に設けられたスイッチ部を押圧することによってスライドし、それにより開口部の位置が移動して開口するようにされたアダプタ側シャッタと、テーパー状に凸設されたガイド部が配設された光コネクタアダプタの挿入孔に挿入すると、アダプタ本体に設けられたガイド部がプラグ側シャッタに設けられた突起部を押圧することによって当該プラグ側シャッタがスライドして開口すると共に、スライドカバーのテーパー部がアダプタ側シャッタのスイッチ部を押圧することによってアダプタ側シャッタがスライドして開口し、そして、スライドカバーの先端部分がアダプタ本体の挿入孔の内壁部に当接してプラグ本体に内蔵されたフェルールの先端部分がプラグ本体より前に突き出すようにされたことを特徴とするシャッタ付き光コネクタを提供する。
【0010】
上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のシャッタ付き光コネクタにおいて、プラグ側シャッタは、弾性部材を備えて構成され、光コネクタプラグを光コネクタアダプタから抜脱した状態では弾性部材により遮蔽状態となるように付勢されていることを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のシャッタ付き光コネクタにおいて、アダプタ側シャッタは、弾性部材を備えて構成され、光コネクタプラグを光コネクタアダプタから抜脱した状態では弾性部材により遮蔽状態となるように付勢されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るシャッタ付き光コネクタを図面に基づいて詳細に説明する。図1は、光コネクタプラグと光コネクタアダプタを嵌合させた状態を示す嵌合図である。
まず、本発明に係るシャッタ付き光コネクタ1は、図1に示すように光コネクタプラグ100と、光コネクタアダプタ200と、フェルール300とを備えて構成されている。
【0013】
光コネクタプラグ100は、図2に示すように、プラグ本体110と、プラグ側シャッタ120と、スライドカバー130と、弾性部材140とを備えて構成されている。
【0014】
プラグ本体110は、樹脂製で中空の断面、略四角形状部材であり、嵌合したときに光コネクタアダプタ200と係合する係止凸部111と、プラグ本体110の内部にスライドカバー130を収納して、挿抜方向に移動可能とする中空部112と、プラグ本体110の一端に形成され、スライドカバー130が抜方向(図2に示すA方向)に移動したときに、プラグ本体110の一部と当接して、スライドカバー130が外側に抜けないようにされた当接部114と、フェルール300の一端側を包囲して固定する一対のフェルール取付孔と、フェルール取付孔に連通し、プラグ本体110の後部側から図示しない光ファイバが挿入される光ファイバ挿入部118と、プラグ本体110の内部の略中央近傍の位置から等間隔で横並びに2つ設けられたフェルール保持部119とが設けられている。
【0015】
プラグ側シャッタ120は、シャッタ本体122と、端部側に形成された突起部123と、シャッタ本体122上に等間隔に横に並んで形成された2つの開口部124と、シャッタ本体122のくびれ部121を取り巻くように配設された弾性部材126とが設けられている。
【0016】
シャッタ本体122は、スライドカバー130内で挿抜方向と垂直方向に移動するように配設され、シャッタ本体に設けられている突起部123を押圧すると、シャッタ本体122に設けられている開口部124の位置とスライドカバー130に形成されている孔134の位置とが一致して開口するように構成されている。それとは逆に突起部123の押圧を解除すると、くびれ部121に配設された弾性部材126の弾性力によって、シャッタ本体122は図6に示すA方向と逆方向に押し戻され、開口部124もA方向と逆方向に移動して孔134との位置がずれて、フェルール300に内装された図示しない光ファイバの光軸はプラグ側シャッタ120により遮蔽される。
【0017】
スライドカバー130は、樹脂製の断面略箱状部材であり、先端側の内側面が先端に行くに従ってその幅が次第に狭くなるように斜めにカットされたテーパー部132と、先端側の正面壁136に形成された略四角形状の孔134と、スライドカバー130を抜方向に移動させたときに外側に抜けないようにプラグ本体110の当接部114と当接するように設けられた当接部137と、光コネクタアダプタ200に設けられたガイド214を案内し、プラグ側シャッタ120の突起部123をスライドカバー130の内部側まで押し込むための案内溝138と、スライドカバー130が挿入方向に移動したときに、プラグ本体110に設けられた凸部119を収容する収納部139とを備えて構成されている。
【0018】
弾性部材140は、プラグ本体110の内部の凸部119を取り巻くように配設された金属製のバネ部材である。
【0019】
弾性部材140は、スライドカバー130に挿方向(図6に示すB方向)に力が加わっていないときには、弾性部材140の弾性力によりプラグ本体110に設けられた当接部114とスライドカバー130に設けられた当接部137とが係止するまで、スライドカバー130を抜方向(図6に示すB方向と逆方向)に押し上げるように構成されている。
【0020】
光コネクタアダプタ200は、図3に示すように、アダプタ本体210と、アダプタ側シャッタ220とを備えて構成されている。
【0021】
アダプタ本体210は、樹脂製で断面略四角形状の部材であり、光コネクタプラグ100と嵌合したときに光コネクタプラグ100に設けられている係止凸部111と係合して、光コネクタプラグ100を係止する係止溝211と、光コネクタプラグ100が挿入される挿入孔212と、挿入孔212の内側面に設けられ、内部側に行くに従ってその高さが次第に高くなるようにテーパー状に凸設されたガイド部214と、アダプタ側シャッタ220を可動可能に配設されるシャッタ収容部216と、光コネクタアダプタ100と嵌合したときに、光コネクタアダプタ100に配設されているフェルール300を収容する一対のスリーブ218とを備えて構成されている。
【0022】
シャッタ収容部216の表面216a上には、フェルール収容部218の終端側と連通するように孔216bが設けられており、アダプタ側シャッタ220が押圧され、図7に示すA方向に移動して、アダプタ側シャッタ220に設けられている開口部224と同位置となるように構成されている。
【0023】
アダプタ側シャッタ220は、図3及び図7に示すように、くびれ部221と、一部がくびれ部221を有するシャッタ本体222と、端部側に形成されたスイッチ部223と、シャッタ本体222上に等間隔に横に並んで形成された2つの開口部224と、シャッタ本体222のくびれ部221を取り巻くように配設された弾性部材226とが設けられている。
【0024】
シャッタ本体222は、スイッチ部223に図7に示すA方向に押力が加わらないときは、弾性部材226の弾性力によりA方向と逆方向に押し上げられた状態であり、開口部224は孔216bと異なる位置となるように構成されている。光コネクタプラグ100と光コネクタアダプタ200を嵌合させることによりスイッチ部223がアダプタ本体222に設けられたガイド部214と当接してA方向に押されると、シャッタ本体222は2つの開口部224がシャッタ収容部216に設けられている孔216bと同位置となるようにA方向に移動してスリーブ218と開口部224と孔216bが連通して開口する。
【0025】
次に、本発明に係る光コネクタプラグ100と光コネクタアダプタ200との挿入から抜去までの手順を図1、図4〜7に基づいて説明する。
図4は、光コネクタプラグ100を光コネクタアダプタ200へ挿入した嵌合初期段階の状態を表す図である。まず、光コネクタプラグ100を光コネクタアダプタ200に挿入すると、光コネクタアダプタ200に設けられたガイド部214に光コネクタプラグ100に設けられた案内溝138が案内され、図4に示すA方向に進入する。そして、進入するに従って、アダプタ本体210の内部側に行くに従って次第に高くなるようにテーパー状に凸設されたガイド部214によって、スライドカバー130に設けられたプラグ側シャッタ120の突起部123が図4に示すC方向へ徐々に押圧されると共に、プラグ側シャッタ120のシャッタ本体122に形成された開口部124が図6に示すA方向に移動する。スライドカバー120がガイド部214の最終部分であるガイド奥部214aまで進入したときに、プラグ側シャッタ120の突起部123は完全にスライドカバー120の内側まで押し込まれ、プラグ側シャッタ120のシャッタ本体122に形成された開口部124の位置とスライドカバー130の正面璧136に設けられた孔134の位置とが一致して開口する。図5は、光コネクタプラグ100がさらに進入した嵌合中期段階の状態を示す図である。図5に示すように、光コネクタプラグ100が、さらに進入するとスライドカバー130の先端側に形成されたテーパー部132により、アダプタ側シャッタ220に設けられたスイッチ部223が図5に示すD方向に徐々に押し付けられると供に、シャッタ本体222に形成された開口部224が図5に示すD方向に移動し、スイッチ部223がスイッチ収容部216cの内側まで押し込まれると、その開口部224とアダプタ本体210のシャッタ収容部216に設けられている孔216bの位置とが一致して開口する。その後、図5に示すA方向にプラグ本体110をさらに押し込むと、それと共にプラグ本体110に内設されたフェルール300が開口したそれぞれのシャッタを通して、アダプタ本体210に内設されたスリーブ218内に挿通されると共に、プラグ本体110に設けられた係止凸部111とアダプタ本体210に設けられた係止溝部211とが係合して完全な嵌合状態となる。
【0026】
次に、光コネクタプラグ100を光コネクタアダプタ200から引き抜く場合には、以上の手順と逆の手順となるが、まず、プラグ本体110に設けられた係止凸部111とアダプタ本体210に設けられた係止溝部211との係合状態を解除してプラグ本体110を図5に示すB方向に引き抜くと、プラグ本体110に設けられた弾性部材140の弾性力により、プラグ本体110が同図B方向に移動し、プラグ本体110に設けられた当接部114とスライドカバー130に設けられた当接部136とが当接して、プラグ本体110とスライドカバー130とが係止状態となる。そのまま、プラグ本体110を引き抜くと、アダプタ側シャッタ220に設けられた弾性部材226の弾性力によりシャッタ本体222が図5に示すD方向と逆方向に移動し、シャッタ本体222に形成された開口部224の位置とアダプタ本体210のシャッタ収容部216に設けられている孔216bの位置とがずれて閉口状態となる。さらに、アダプタ本体210を図4に示すB方向に引き抜くと、プラグ側シャッタ120に設けられている突起部を押していたガイド部214の押し込める量が次第に少なくなり、プラグ側シャッタ120の突起部123が図4に示すC方向と逆方向へ徐々に戻されると共に、プラグ側シャッタ120のシャッタ本体122が図6に示すA方向に移動し、シャッタ本体222に設けられた開口部124の位置とスライドカバー130の正面璧136に設けられた孔134の位置とがずれて閉口状態となる。上記、一連の作業により、図示しない光ファイバの光が漏洩することなく引き抜くことができ、使用者は間違って光を直視することなく安全に作業をすることができる。
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係るシャッタ付光コネクタによれば、光コネクタプラグと光コネクタアダプタの双方にシャッタを設けると共に、それぞれを嵌合させたときに初めて容易にそれぞれのシャッタの開口をすることができる構造としたため、無理にシャッタを明けようとしても開口しないため、安全性が高いという効果がある。
【0027】
また、シャッタの開閉機構を光コネクタプラグと光コネクタアダプタの嵌合構造を利用し、横方向にスライドする機構としたので、光コネクタが小型化できるという効果がある。
【0028】
また、プラグ本体とプラグ側シャッタ及びアダプタ本体とアダプタ側シャッタとの隙間が非常に少なく横方向に移動する機構とし、遮蔽時には、それぞれのシャッタの開口部は完全に閉じた状態となるので、防塵性が高いという効果がある。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本願発明に係る光コネクタプラグと光コネクタアダプタとの嵌合状態を表す一部断面の平面図である。(b)はその断面側面図である。
【図2】(a)は本願発明に係る光コネクタプラグの一部断面で表す平面図である。(b)はその断面側面図である。
【図3】(a)は本願発明に係る光コネクタアダプタの一部断面で表す平面図である。(b)はその断面側面図である。
【図4】(a)は本願発明に係る光コネクタプラグと光コネクタアダプタとの挿入時の挿入状態を表す一部断面の平面図である。(b)はその断面側面図である。
【図5】(a)は本願発明に係る光コネクタプラグと光コネクタアダプタとの挿入時の挿入状態を表す一部断面の平面図である。(b)はその断面側面図である。
【図6】本願発明に係る光コネクタプラグの一部断面で表す概略斜視図である。
【図7】本願発明に係る光コネクタアダプタの概略斜視図である。
【符号の説明】
1 光コネクタ
100 光コネクタプラグ
110 プラグ本体
111 係止凸部
112 中空部
114 当接溝
116 フェルール取付孔
118光ファイバ挿入部
119フェルール保持部
120 プラグ側シャッタ
122 シャッタ本体
123 突起部
124 開口部
126 弾性部材
130 スライドカバー
132 テーパー部
133 外壁表面
134 孔
136 正面壁
137 当接部
138 案内溝
139 収納部
140 弾性部材
200 光コネクタアダプタ
210 アダプタ本体
211 係止溝
212 挿入孔
214 ガイド部
214a ガイド奥部
216 シャッタ収容部
216a 表面
216b 孔
216c スイッチ収容部
218 スリーブ
220 アダプタ側シャッタ
221 くびれ部
222 シャッタ本体
223 スイッチ部
224 開口部
226 弾性部材
300 フェルール

Claims (4)

  1. 光コネクタプラグと、それが挿入される光コネクタアダプタとにより構成される光コネクタにおいて、
    前記光コネクタプラグは、スライドすることにより開口部の位置が移動して当該光コネクタプラグに内装された光ファイバの光軸を開閉するためのコイルバネで押圧されているプラグ側シャッタを備えて構成されると共に、前記光コネクタアダプタは、スライドすることにより開口部の位置が移動して当該光コネクタアダプタに内装された光ファイバの光軸を開閉するためのコイルバネで押圧されているアダプタ側シャッタを備えて構成され、
    前記光コネクタプラグを前記光コネクタアダプタに挿入することによりプラグ側シャッタ及びアダプタ側シャッタがそれぞれ開口し、前記光コネクタプラグを前記光コネクタアダプタから抜脱するとプラグ側シャッタ及びアダプタ側シャッタのいずれもが閉じられるようにされる機構をもったことを特徴とするシャッタ付き光コネクタ。
  2. フェルールが内蔵されたプラグ本体に、先端側の内側面が先端に行くに従って幅が次第に狭くなるように斜めにカットされたテーパー部を有するスライドカバーが挿抜方向に可動可能に配設されると共に、前記スライドカバーにはその一端側に突起部を備えたプラグ側シャッタが配設され、該突起部を押圧することにより前記プラグ側シャッタがスライドして開口部の位置が移動し、前記光コネクタプラグに内装された光ファイバの光軸を開口するようにされた光コネクタプラグを、
    当該光コネクタプラグが挿入される挿入孔が形成されたアダプタ本体を有し、前記挿入孔の内部には、その一端に設けられたスイッチ部を押圧することによってスライドし、それにより開口部の位置が移動して開口するようにされたアダプタ側シャッタと、テーパー状に凸設されたガイド部が配設された光コネクタアダプタの前記挿入孔に挿入すると、
    前記アダプタ本体に設けられた前記ガイド部が前記プラグ側シャッタに設けられた突起部を押圧することによって当該プラグ側シャッタがスライドして開口すると共に、前記スライドカバーのテーパー部が前記アダプタ側シャッタのスイッチ部を押圧することによってアダプタ側シャッタがスライドして開口し、そして、前記スライドカバーの先端部が前記アダプタ本体の挿入孔の内壁部に当接して前記プラグ本体に内蔵されたフェルールの先端部分がプラグ本体より前に突き出すようにされたことを特徴とするシャッタ付き光コネクタ。
  3. 請求項2に記載のシャッタ付き光コネクタにおいて、
    前記プラグ側シャッタは、弾性部材を備えて構成され、前記光コネクタプラグを前記光コネクタアダプタから抜脱した状態では前記弾性部材により遮蔽状態となるように付勢されていることを特徴とするシャッタ付き光コネクタ。
  4. 請求項2に記載のシャッタ付き光コネクタにおいて、
    前記アダプタ側シャッタは、弾性部材を備えて構成され、前記光コネクタプラグを前記光コネクタアダプタから抜脱した状態では前記弾性部材により遮蔽状態となるように付勢されていることを特徴とするシャッタ付き光コネクタ。
JP2002334176A 2002-11-18 2002-11-18 シャッタ付き光コネクタ Pending JP2004170544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002334176A JP2004170544A (ja) 2002-11-18 2002-11-18 シャッタ付き光コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002334176A JP2004170544A (ja) 2002-11-18 2002-11-18 シャッタ付き光コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004170544A true JP2004170544A (ja) 2004-06-17

Family

ID=32698698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002334176A Pending JP2004170544A (ja) 2002-11-18 2002-11-18 シャッタ付き光コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004170544A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115947A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Fuji Xerox Co Ltd 光コネクタ
JP2015036755A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 富士通株式会社 光コネクタ
WO2017081306A1 (en) * 2015-11-13 2017-05-18 CommScope Connectivity Belgium BVBA Fiber optic connection system

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115947A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Fuji Xerox Co Ltd 光コネクタ
JP2015036755A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 富士通株式会社 光コネクタ
WO2017081306A1 (en) * 2015-11-13 2017-05-18 CommScope Connectivity Belgium BVBA Fiber optic connection system
CN108351477A (zh) * 2015-11-13 2018-07-31 康普连通比利时私人有限公司 光纤连接系统
US10310190B2 (en) 2015-11-13 2019-06-04 CommScope Connectivity Belgium BVBA Fiber optic connection system
CN108351477B (zh) * 2015-11-13 2020-06-23 康普连通比利时私人有限公司 光纤连接系统
US11002920B2 (en) 2015-11-13 2021-05-11 CommScope Connectivity Belgium BVBA Fiber optic connection system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1936415B1 (en) Optical connector plug with automatic shutter-mechanism
US6819568B2 (en) Pluggable optical transceiver with pivoting release actuator
JP3105127U (ja) 保護シャッターを有する光ファイバリセプタクル
US7314384B2 (en) Electronic modules having an integrated connector detachment mechanism
JP5053928B2 (ja) 光コネクタプラグ
US8011834B2 (en) Optical connector plug
US20060153503A1 (en) Ultra-small, form factor single fiber optical interconnect system, with push-push type insertion/withdrawal mechanism and shuttered modular connector and shuttered adapter and method for using same
US20090188106A1 (en) Delatching of Transceiver Module from Transceiver Module Cage
US20070230874A1 (en) Fiber adapter and shutter member thereof
CN103018843B (zh) 光纤连接器插头
CA2593819A1 (en) Ultra-small, form factor single fiber optical interconnect system, with push-push type insertion/withdrawal mechanism and shuttered modular connector and shuttered adapter and method for using same
JP6363781B1 (ja) プラグ及びプラグ付きケーブル
KR19990067932A (ko) 광섬유 커넥터 리셉터클
WO2004059512A2 (en) Optical fiber ferrule assembly and methods of construction
JP2015185293A (ja) コネクタ、コネクタ内蔵プラグ
JP2004240162A (ja) シャッタ付き光コネクタ
JP2009222932A (ja) コネクタ
JP4809180B2 (ja) 光遮蔽機能を備えた光コネクタプラグ
TWI285755B (en) Fiber plug
JP2004170544A (ja) シャッタ付き光コネクタ
CN202305893U (zh) 光纤连接器插头
JP2004163691A (ja) シャッタ付き光コネクタ
JP2004318005A (ja) シャッタ付き光コネクタ
WO2005106552A1 (ja) 光コネクタの接続構造並びにそのような接続構造を備えた光コネクタプラグ及び光デバイス
JP2005266057A (ja) シャッタ付光コネクタプラグ及び光コネクタアダプタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050826

A621 Written request for application examination

Effective date: 20050927

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070530

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A02 Decision of refusal

Effective date: 20071204

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02