JP2004169124A - マグネシウム合金部品とその製造方法及び製造装置 - Google Patents

マグネシウム合金部品とその製造方法及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】必要最小限の塗装膜を剥離して再塗装することで、コスト力に優れ外観や耐食性を確保できるマグネシウム合金部品とその製造方法及び製造装置を得ること。
【解決手段】塗装されたマグネシウム合金部品の外観を検査装置で調査し、検出された塗装不良部に位置合せ装置を備えたレーザ加工装置かショットブラスト装置により直径0.02mmから20mmの領域を剥離し、洗浄した後、再塗装するものである。このとき、前記領域の自由表面側の直径がマグネシウム合金側の直径の2〜1000倍であると好適となる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マグネシウム合金部品に関するものであり、更に詳しくは、塗装不良を修正したマグネシウム合金部品とその製造方法及び製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、リサイクルの容易性、軽量性、放熱特性が優れている点などから、マグネシウム合金が機器の外装部品材料として注目されている。このマグネシウム合金が使用されている商品群としては、ポータブル家電機器の外装部品(ノート型パーソナルコンピューター,ポータブルカセットテーププレーヤ,ポータブルMDプレーヤなど)、及び車両関係の車輪のホイールなどに実用化されている。マグネシウム合金としては、主に、鋳造用にAZ91や、板金用のAZ31が用いられている。
【0003】
前述するような実用化されているマグネシウム合金部品においては、次のような問題がある。図7は、再塗装されたマグネシウム合金部品の断面構成図である。
【0004】
図7において、31はマグネシウム合金成形品、32は防錆皮膜、33は下塗り塗装膜、34は上塗り塗装膜、35はパテ修正層、36は再塗装された下塗り塗装膜、37は再塗装された上塗り塗装膜である。外装部品に用いられるマグネシウム合金部品は、高度な外観品位が求められるため、数10μmの塗装欠陥でも不良と見なされる。
【0005】
また、図8は従来のマグネシウム合金部品の工程図である。外観検査後に発見された塗装不良部は、不良位置をマーキングなどして明確にし、次に、サンドペーパなどの研磨を手作業で行い、上塗り塗装膜34、下塗り塗装膜33及び防錆皮膜32を剥離する。発生した粉塵を洗浄により除去する。パテ塗りと平滑研磨によるパテ砥ぎでパテ修正層35を形成し、再度発生した粉塵を洗浄により除去する。その後、再塗装して下塗り塗装膜36と上塗り塗装膜37を積層する。
【0006】
【特許文献1】
米国特許5662762号公報
【特許文献2】
米国特許5562840号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように実用化されているマグネシウム合金部品においては、次のような問題点がある。パテ修正は人手によって行うため、最小面積の直径を20mm以下にすることは事実上困難であるため、不必要な塗装膜剥離に伴う外観や耐食性の確保の難しさ、更には、コストが高くなるという問題があった。人手以外の塗装膜剥離の方法として、例えば特許文献1或いは、特許文献2に開示されるようなレーザを用いる方法もあるが、これらは全面剥離に用いられているものであった。
【0008】
本発明は、従来における問題を解決して、必要最小限の塗装膜を剥離して再塗装することで、コスト力に優れ、しかも外観や耐食性を確保できるマグネシウム合金部品とその製造方法及び製造装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るマグネシウム合金部品は、化成処理、下塗り、上塗りが施された後、更に、下塗り、上塗りが塗布されたマグネシウム合金部品であって、前記マグネシウム合金部品の塗装面の少なくとも一つ以上の位置で直径0.02mmから20mmの領域にマグネシウム合金生地の表面に下塗り、上塗りが塗布されていることを特徴とする。この構造は、必要最小限の面積での剥離再塗装を行った結果、得られるものである。
【0010】
このとき、前記剥離再塗装領域は、直径0.02mmから20mmの領域の自由表面側の直径はマグネシウム合金側の直径の2〜1000倍であることで良好な外観品位を確保することができる。
【0011】
また、直径0.02mmから20mmの領域のマグネシウム合金生地の表面は、溶融の熱影響を受けることで、必要最小限の面積で人手に頼らない再塗装が可能となる。
【0012】
また、直径0.02mmから20mmの領域のマグネシウム合金生地の表面は、最小表面粗さ0.02μmの球面状凹凸の加工跡を有することで、加工面積をより一層小さくでき、人手に頼らない再塗装が可能となる。
【0013】
また、本発明に係るマグネシウム合金部品の製造方法は、化成処理を行った後に、下塗り及び上塗り塗装が施されたマグネシウム合金部品の外観検査を行い、前記マグネシウム合金部品において検出された塗装不良部に収束された加工媒体を照射し、前記塗装不良部を含む近傍領域の少なくとも上塗り部或いは上塗り部と下塗り部を除去し、前記塗装の一部を除去されたマグネシウム合金部品を洗浄した後、下塗り及び上塗りを再塗装することを特徴とする。この工程により、高いコスト力、外観や耐食性を確保することが可能となる。
【0014】
このとき、収束照射された加工媒体をレーザ光とすることで、必要最小限の塗装膜の剥離を容易に機械化することができる。
【0015】
また、収束照射された加工媒体はを微粉末とすることで、塗装膜の剥離面積をより一層小さくすることができる。
【0016】
また、本発明に係るマグネシウム合金部品の製造装置は、マグネシウム合金部品の移動装置と、外観検査装置と、信号処理装置と、塗装膜除去装置とから構成され、前記移動装置上を移動するマグネシウム合金部品の塗装不良部を前記外観検査装置にて認識し、認識した塗装不良部の位置を信号処理装置でデータ処理して前記塗装膜除去装置に伝え、塗装不良部を含む近傍領域に収束された加工媒体を照射して塗装膜を剥離することを特徴とする。このような構成により、外観の検査から剥離までを容易に機械化することが可能となる。
【0017】
また、塗装膜除去装置は集光光学装置と位置合せ装置を備えたレーザ加工装置とすることで、剥離工程における機械動作を電気信号にて容易に制御することができる。
【0018】
また、前記塗装膜除去装置はレーザ光の出力調整が可能とすることで、所望の剥離部の形状を容易に得ることができる。
【0019】
また、塗装膜除去装置はレーザ光のスポット径を可変とすることで、所望の剥離部の形状を容易に得ることができる。
【0020】
また、塗装膜除去装置の位置合せ装置はガルバノミラー装置とすることで、剥離部の位置合わせを極めて短時間に行うことができる。
【0021】
更に、塗装膜除去装置はショットブラスト装置と位置合せ装置とすることで、剥離をより一層精密に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るマグネシウム合金部品とその製造方法及び製造装置の好ましい実施例について添付の図面を参照して説明する。
【0023】
(第1の実施形態)
図1は、レーザを用いた塗装膜剥離装置の構成図である。
【0024】
同図において、1は搬送装置、2は駆動装置、3はマグネシウム合金成形品、4は塗装膜、5は検査カメラ、6は制御装置、7はレーザ発振器、8はレーザ光、9はガルバノミラー、10はfθレンズ、11は圧搾装置、12は噴射ノズルである。
【0025】
搬送装置1と駆動装置2とから成る移動装置において、搬送装置1に設置された塗装膜4付きのマグネシウム合金成形品3は、駆動装置2によって所定の位置に移動され、検査カメラ5により外観測定が行われ、画像データが取り込まれる。取り込まれた画像データは、制御装置6において、制御装置6が有する不良品の画像データと比較が行われ、良否の判定が行われる。良品と判断されたマグネシウム合金部品はそのまま次工程へ搬送される。不良と判断されたマグネシウム合金部品は、搬送装置1によりレーザ加工が行われる所定の位置に移動される。
【0026】
塗装膜4にはレーザ発振器7から出射したレーザ光8がガルバノミラー9により角度を変更されfθレンズ10を通過することで塗装膜4上に集光されて、塗装膜4の剥離が行われる。塗装材料の種類にもよるが、紫外から可視と遠赤外の光に対して不透過でレーザ光8を吸収する。したがって、レーザ発振器7には、炭酸ガスレーザ、YAGレーザ、半波長のYAGレーザ、エキシマレーザなどの適用が可能である。塗装材料や膜厚にもよるが、照射するレーザ強度は例えばパルスYAGレーザの場合で1〜10万kw/cm程度が適切である。
【0027】
また、剥離と同時に塗装膜の粉塵が発生するので、これは圧搾装置11で空気を噴射ノズル12を通じて噴射することで除去できる。制御装置6からはレーザ発振器7に適切なレーザ発振条件、またガルバノミラー9に照射位置制御の情報が与えられる。レーザ光8の集光直径はfθレンズ10の焦点距離に依存するが、最小50μmが可能である。照射状態を焦点位置から外すことで、レーザ光の照射面積が大きくなり、同じレーザ発振条件でもエネルギー密度や加工面積を変化させることが可能である。レーザ光8の集光面積以上の領域を加工するには、ガルバノミラー9を走査することで可能である。
【0028】
図2はレーザ加工部の拡大構成図である。同図において、13は防錆皮膜、14は下塗り塗装膜、15は上塗り塗装膜、16は保持治具、17は稼動機構、18はレーザ光強度分布である。
【0029】
fθレンズ10によって集光されたレーザ光8は中心部が高いレーザ強度分布18を示す。そのため、レーザ光8により剥離が行われた後は、最も深い所にある防錆皮膜13の剥離面積が最も小さく、下塗り塗装膜14、上塗り塗装膜15の順に面積は大きくなる。防錆皮膜13まで剥離されたマグネシウム合金成形品3の表面にはレーザ光による溶融等の熱影響を受けることがある。また、保持治具16に取り付けられたfθレンズ10を稼動機構17により垂直方向に移動させることで焦点位置を変更でき、その結果、レーザ光の走査を行わなくとも加工面積の調整が可能となる。
【0030】
図3は、第1の実施形態における工程図である。以下、図3を参照しながら、第1の実施形態の具体的な動作手順について説明する。
【0031】
外観検査後に発見された塗装不良部は、不良位置を制御信号でガルバノミラー9に、レーザ光照射条件をレーザ発振器7に伝える。次に、ガルバノミラー9の角度を変え、照射位置合せを行う。レーザ光は集光と走査されることで、上塗り塗装膜34、下塗り塗装膜33及び防錆皮膜32は剥離される。最後に発生した粉塵をエアーブローで除去する。その後、再塗装して下塗り塗装膜36と上塗り塗装膜37を積層する。上記したように従来の手作業の工程と比較して、レーザ光による剥離面積は小さいためパテ修正の省略が可能である。
【0032】
図4は、再塗装したマグネシウム合金部品の断面構成図である。同図において、19は下塗り再塗装膜、20は上塗り再塗装膜である。マグネシウム合金成形品3の上に、剥離された領域を有する防錆皮膜13、下塗り塗装膜14と上塗り塗装膜15が全体で20〜30μmの厚さで積層されている。この上に、下塗り再塗装膜19と上塗り再塗装膜20がさらに積層される。
【0033】
このとき、自由表面側の除去領域の直径aがマグネシウム合金側の除去領域の直径bに対して2〜1000倍であれば、従来の手作業による剥離方法では出来ない小さな面積で、また下の剥離領域の影響が現れない良好な塗装外観品を得ることができる。
【0034】
(第2の実施形態)
図5は、ショットブラストを用いた塗装膜剥離装置の構成図である。
【0035】
同図において、21はノズル、22は噴射機構、23はブラスト粒子群、24はXYテーブル、25はXYテーブル制御装置である。
【0036】
本実施形態が第1の実施形態と相違する点は、剥離をショットブラストにて行うとした点である。検査カメラ5で不良と判断されたマグネシウム合金部品は、XYテーブル24に人手あるいはロボットで移設される。制御装置6からの信号により、塗装膜4の不良部がノズル21の直下に移動される。ノズル21からは噴射機構22により圧力を受けたブラスト粒子23が飛び出し、塗装膜4の不良部を剥離する。
【0037】
ブラスト粒子の材料としては、例えばアルミナ、ジルコニアなどのセラミックス系が加工性も良く小さな径のものも入手しやすい。ショットブラストでは直径20μmの小さな面積の除去が可能であり、レーザに比べて加工跡を小さくすることができる。また、ブラスト粒子23の噴射状態を調整することでレーザと同じように中央部を深く剥離することが可能である。防錆皮膜13まで剥離されたマグネシウム合金成形品3の表面にはショットブラストによる加工で最小表面荒さ0.02μmの球面状凹凸の加工跡が存在することがある。
【0038】
図6は本実施形態における工程図である。同図を参照しながら本実施形態の具体的な動作手順について説明する。
【0039】
本工程と前述した第1の実施形態との動作手順における違いは、ショットブラストでは加工中に粉塵除去の空気噴射ができないことに起因し、剥離後に塗装膜の加工粉やブラスト粒子が剥離部に残存するため、洗浄工程を設けた点である。外観検査後に発見された塗装不良部は、不良位置を制御信号で移動装置に、ブラスト照射条件を噴射機構22に伝える。ブラスト粒子23が照射されることで、上塗り塗装膜34、下塗り塗装膜33及び防錆皮膜32は剥離される。最後に残留した粉塵を洗浄で除去する。その後、再塗装して下塗り塗装膜36と上塗り塗装膜37を積層する。
【0040】
【発明の効果】
以上、実施例について詳細に説明したところから明らかなように、本発明は次の効果を有する。
【0041】
本発明に係わるマグネシウム合金部品によれば、一旦、化成処理、下塗り、上塗りが塗布された上に更に下塗り、上塗りが施されたマグネシウム合金部品において、塗装面の少なくとも一つ以上の位置で直径0.02mmから20mmの領域にマグネシウム合金生地の上に下塗り、上塗りが塗布されている。この構造により、必要最小限の面積での剥離再塗装が可能である。
【0042】
上記剥離再塗装領域は、直径0.02mmから20mmの領域の自由表面側の直径はマグネシウム合金側の直径の2〜1000倍とすることで良好な外観品位を確保することができる。
【0043】
上記直径0.02mmから20mmの領域のマグネシウム合金生地の表面は、溶融等の熱影響を受けることで必要最小限の面積で人手に頼らない再塗装が可能となる。
【0044】
上記直径0.02mmから20mmの領域のマグネシウム合金生地の表面は、最小表面粗さ0.02μmの球面状凹凸の加工跡を有することで加工面積をより一層小さくでき、人手に頼らない再塗装が可能となる。
【0045】
本発明に係るマグネシウム合金部品の製造方法によれば、化成処理を行った上に下塗り及び上塗り塗装を施されたマグネシウム合金部品の外観検査を行い、前記マグネシウム合金部品において検出された塗装不良部に収束された加工媒体を照射し、前記塗装不良部を含む近傍領域の少なくとも上塗り部あるいは上塗り部と下塗り部を除去し、前記塗装の一部を除去されたマグネシウム合金部品を洗浄して粉塵や加工媒体を除去した後、下塗り及び上塗りを再塗装するものである。この工程により、高いコスト力、外観や耐食性を確保できる。
【0046】
上記収束照射された加工媒体は、レーザ光とすることで、必要最小限の塗装膜の剥離を容易に機械化することができる。
【0047】
上記収束照射された加工媒体は、微粉末とすることで、塗装膜の剥離面積をより一層小さくすることができる。
【0048】
本発明に係るマグネシウム合金部品の製造装置によれば、マグネシウム合金部品の移動装置と、外観検査装置と、信号処理装置と、塗装膜除去装置とから構成され、前記移動装置上を移動するマグネシウム合金部品の塗装不良部を前記外観検査装置にて認識し、認識した塗装不良部の位置を信号処理装置でデータ処理して前記塗装膜除去装置に伝え、塗装不良部を含む近傍領域に収束された加工媒体を照射して塗装膜を剥離するものである。この構成により、外観の検査から剥離までを容易に機械化することができる。
【0049】
上記塗装膜除去装置は集光光学装置と位置合せ装置を備えたレーザ加工装置とすることで、剥離工程におけるレーザ発振条件や照射位置を電気信号にて容易に制御して自動化できる。
【0050】
上記塗装膜除去装置はレーザ光の出力調整が可能とすることで、上塗り、下塗りと化成皮膜を除去でき、特に剥離部の深さ方向の形状を容易に制御することができる。
【0051】
上塗装膜除去装置はレーザ光のスポット径を可変とすることで、レーザ光のエネルギー強度や照射面積を適切にすることができ、剥離部の深さ方向と加工面積などの形状を容易に制御することができる。
【0052】
上記塗装膜除去装置の位置合せ装置はガルバノミラー装置とすることで、剥離部の位置合わせを0.1秒以内の短時間に行うことができる。
【0053】
上記塗装膜除去装置はショットブラスト装置と位置合せ装置とすることで、レーザ光よりも収束径を小さくでき剥離をより一層精密に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態に係るレーザを用いた塗装膜剥離装置の構成図
【図2】本願発明の第1の実施形態に係るレーザ加工部の拡大構成図
【図3】本願発明の第1の実施形態に係る工程図
【図4】本願発明の第1の実施形態に係る再塗装したマグネシウム合金部品の断面構成図
【図5】本願発明の第2の実施形態に係るショットブラストを用いた塗装膜剥離装置の構成図
【図6】本願発明の第2の実施形態に係る工程図
【図7】従来の再塗装したマグネシウム合金部品の断面構成図
【図8】従来のマグネシウム合金部品の工程図
【符号の説明】
1 搬送装置
2 駆動装置
3 マグネシウム合金成形品
4 塗装膜
5 検査カメラ
6 制御装置
7 レーザ発振器
8 レーザ光
9 ガルバノミラー
10 fθレンズ
11 圧搾装置
12 噴射ノズル
13 防錆皮膜
14 下塗り塗装膜
15 上塗り塗装膜
19 下塗り再塗装膜
20 上塗り再塗装膜

Claims (13)

  1. 化成処理、下塗り、上塗りが施された後、更に、下塗り、上塗りが塗布されたマグネシウム合金部品であって、前記マグネシウム合金部品の塗装面の少なくとも一つ以上の位置で直径0.02mmから20mmの領域にマグネシウム合金生地の表面に下塗り、上塗りが塗布されていることを特徴とするマグネシウム合金部品。
  2. 直径0.02mmから20mmの領域の自由表面側の直径はマグネシウム合金側の直径の2〜1000倍であることを特徴とする請求項1記載のマグネシウム合金部品。
  3. 直径0.02mmから20mmの領域のマグネシウム合金生地の表面は、溶融の熱影響を受けていることを特徴とする請求項2記載のマグネシウム合金部品。
  4. 直径0.02mmから20mmの領域のマグネシウム合金生地の表面は、最小表面粗さ0.02μmの球面状凹凸の加工跡を有することを特徴とする請求項2記載のマグネシウム合金部品。
  5. 化成処理を行った後に、下塗り及び上塗り塗装が施されたマグネシウム合金部品の外観検査を行い、前記マグネシウム合金部品において検出された塗装不良部に収束された加工媒体を照射し、前記塗装不良部を含む近傍領域の少なくとも上塗り部或いは上塗り部と下塗り部を除去し、前記塗装の一部を除去されたマグネシウム合金部品を洗浄した後、下塗り及び上塗りを再塗装することを特徴とするマグネシウム合金部品の製造方法。
  6. 収束照射された加工媒体は、レーザ光であることを特徴とする請求項5記載のマグネシウム合金部品の製造方法。
  7. 収束照射された加工媒体は、微粉末であることを特徴とする請求項5記載のマグネシウム合金部品の製造方法。
  8. マグネシウム合金部品の移動装置と、外観検査装置と、信号処理装置と、塗装膜除去装置とから構成され、前記移動装置上を移動するマグネシウム合金部品の塗装不良部を前記外観検査装置にて認識し、認識した塗装不良部の位置を信号処理装置でデータ処理して前記塗装膜除去装置に伝え、塗装不良部を含む近傍領域に収束された加工媒体を照射して塗装膜を剥離することを特徴とするマグネシウム合金部品の製造装置。
  9. 塗装膜除去装置は、集光光学装置と位置合せ装置を備えたレーザ加工装置であることを特徴とする請求項8記載のマグネシウム合金部品の製造装置。
  10. 塗装膜除去装置は、レーザ光の出力調整が可能であることを特徴とする請求項9記載のマグネシウム合金部品の製造装置。
  11. 塗装膜除去装置は、レーザ光のスポット径を可変できることを特徴とする請求項9記載のマグネシウム合金部品の製造装置。
  12. 塗装膜除去装置の位置合せ装置は、ガルバノミラー装置であることを特徴とする請求項9記載のマグネシウム合金部品の製造装置。
  13. 塗装膜除去装置は、ショットブラスト装置と位置合せ装置を備えたことを特徴とする請求項8記載のマグネシウム合金部品の製造装置。
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