JP2004167967A - 光る観賞用水中浮遊物 - Google Patents
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Abstract
【目的】演出効果が良好で、暗中でも観賞可能な光る観賞用水中浮遊物を提供する。
【解決手段】水中浮遊生物の形態を模造してなる浮遊物本体10に、同浮遊物本体に浮力を付与する浮き12と、発光ダイオード13と、電池14と、発光ダイオード13及び電池14に接続されて発光ダイオード13を点滅させる発振回路を有する回路基板15とを内蔵した。
水中浮遊生物としては、一般家庭、水族館等の水槽その他の水中でよく見かける金魚やユーモラスな形態をもつクラゲ、アンコウ、水草等がある。
これらを水槽の中に入れて使用される。発光ダイオード13から発光される点滅光が、観賞用として模造した水中浮遊物の目や腹部等から光って見えるようにした。暗い所でも観賞できる。
【選択図】 図1
【解決手段】水中浮遊生物の形態を模造してなる浮遊物本体10に、同浮遊物本体に浮力を付与する浮き12と、発光ダイオード13と、電池14と、発光ダイオード13及び電池14に接続されて発光ダイオード13を点滅させる発振回路を有する回路基板15とを内蔵した。
水中浮遊生物としては、一般家庭、水族館等の水槽その他の水中でよく見かける金魚やユーモラスな形態をもつクラゲ、アンコウ、水草等がある。
これらを水槽の中に入れて使用される。発光ダイオード13から発光される点滅光が、観賞用として模造した水中浮遊物の目や腹部等から光って見えるようにした。暗い所でも観賞できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水槽の中で浮遊する金魚等の水中浮遊生物が光って見える観賞用水中浮遊物に関する。
【0002】
【従来の技術】
生きている金魚等の水中浮遊生物を水槽で飼うことは、メンテナンスが大変であることから、これらの模造物を使ってメンテナンス容易な装飾としたり気分転換を図る等のことが行われている。
【0003】
水槽の中で金魚のような水中浮遊生物の模造物を浮遊させるものは、従来から知られている。
一方、身の回りの装飾品に発光ダイオード(LED)を装着させて点滅光を発光させたりするものも公知である(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−312109号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、水槽の中で金魚等の水中浮遊生物の模造物を単に浮遊させているだけでは動きもなく観賞効果が不十分であり、また夜間等の暗い所では観賞することができない。
また、身の回りの装飾品に発光ダイオードを装着させたものは知られているが、水中の浮遊物に発光ダイオードを装着したものはない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、演出効果が良好で、暗中でも観賞可能な光る観賞用水中浮遊物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
次項に説明する実施の形態によって実現される発明は、それぞれ次のような構成をしている。
〈構成1〉
水中浮遊生物の形態を模造してなる浮遊物本体と、上記浮遊物本体に内蔵されて上記浮遊物本体に浮力を付与する浮きと、上記浮遊物本体に装着された発光ダイオードと、上記浮遊物本体に内蔵された電池と、上記発光ダイオード及び上記電池に接続されて上記発光ダイオードを点滅させる発振回路を有する回路基板とを備えたことを特徴とする光る観賞用水中浮遊物。
【0007】
上記水中浮遊生物としては、一般家庭、水族館等の水槽その他の水中でよく見かける金魚やユーモラスな形態をもつクラゲ、アンコウ(鮟鱇)等がある。これらを観賞用として模造してなる水中浮遊物の目や腹部等が光って見えるようにしたことにより演出効果を増大する。
上記浮きは、上記浮遊物本体が水中で傾斜したり横向きにならないように、内部空洞の大きさや形状等が考慮して構成され、浮力が上記浮遊物本体を主体とする全構造物の重心に対してバランスを保つように適宜調整されている。
上記発光ダイオードは、常時点滅しており、その点滅光が上記浮遊物本体の外方に漏出され、暗い所でも観賞できるようにする。なお、点滅光は、赤色、黄色、青色、緑色、オレンジ色、白色等の色付きであることが好ましい。
上記発光ダイオードを点滅させる電池としては、比較的安価なアルカリマンガン乾電池、あるいは小型のアルカリボタン電池やリチウム電池等が使用される。リチウム電池を使用した場合は青色発光ダイオードでも発光可能である。
【0008】
〈構成2〉
上記浮遊物本体に防水型の透光窓を設けたことを特徴とする構成1に記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0009】
上記透光窓は、上記浮遊物本体に内蔵された発光ダイオードから放射される点滅光を、同本体の外部に放出するもので、例えば模造物の目や腹部に設けられる。上記透光窓を模造物の目に設ける場合は、瞳に相当する部分のみを開口し、この開口部分を透明な部材で水密に封止するようにする。また、上記透光窓を模造物の腹部に設ける場合は、部分的に薄肉にして透光可能に形成し、あるいは任意の各種模様の開口を設け、この開口部分を透明な部材で水密に封止するようにして形成される。
【0010】
〈構成3〉
上記浮遊物本体は、内部構造が透けて見えるように構成されていることを特徴とする構成1に記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0011】
上記浮遊物本体を、ガラスや透明樹脂等により内部構造が透けて見えるように構成することによって、上記発光ダイオードからの点滅光を、上記透光窓を設けなくてもそのまま透視することができる。
【0012】
〈構成4〉
上記浮遊物本体は、金魚の模造物であることを特徴とする構成1〜3のいずれかに記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0013】
上記金魚の模造物としては、水槽内で浮遊する金魚の実物大模造物が好ましいが、そのミニチュア版の模造物でもよい。
【0014】
〈構成5〉
上記浮遊物本体は、クラゲの模造物であることを特徴とする構成1〜3のいずれかに記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0015】
上記クラゲの模造物も、水中で浮遊するクラゲの実物大模造物が好ましいが、そのミニチュア版の模造物でもよい。クラゲは数多くの種類があり、その形態も多様にある。その中で面白い形態のクラゲの模造物を適宜採用することが好ましい。
【0016】
〈構成6〉
上記浮遊物本体としてアンコウの模造物が使用され、上記アンコウの模造物の背部前方にある背びれが変形した釣竿形部分の先端に上記発光ダイオードを配設したことを特徴とする構成1〜3のいずれかに記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0017】
上記アンコウの模造物も、水中で浮遊するアンコウの実物大模造物が好ましいが、そのミニチュア版の模造物でもよい。
【0018】
〈構成7〉
上記浮遊物本体は、水草の模造物であることを特徴とする請求項1に記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0019】
上記水草としては、海水あるいは淡水に生息する水草であって、昆布等の海藻、海草を含んでおり、水中において上方に向って柔らかく伸びた状態で浮遊するものである。
【0020】
〈構成8〉
上記水草の模造物は、基盤部と、上記基盤部の上面に立設された茎模造部とを有し、上記基盤部には、発光ダイオードと電池と上記発光ダイオード及び上記電池に接続されて上記発光ダイオードを点滅させる発振回路を有する回路基板とが内蔵され、上記茎模造部には、上記発光ダイオードから放射される点滅光を導く導光部が設けられてなるものであることを特徴とする請求項7に記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0021】
上記水草の模造物は全体として軟質透明樹脂により構成されている。上記基盤部は上記水草の根に相当するもので、上記電池、上記回路基板等により重りとして機能する。上記茎模造部は水中において上方に向って柔らかく伸びた状態で浮遊しうる程度の浮きを兼ねるものである。
上記導光部は、上記茎模造部の長さ方向の軸心に沿って厚肉に形成されている。上記電池としては、ボタン型、円筒型のいずれの形態のものでよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例を示す正面図、図2はその横断面図である。
【0023】
図1、図2において、浮遊物本体10は、水槽で飼うことのできる金魚の形態を模造したものであり、水中に長期間浮遊させておいても耐えられるように耐水性材料により形成されている。この浮遊物本体10には、浮遊物本体10を含む全構造物に浮力を付与する浮き12、常時点滅型の発光ダイオード13、この発光ダイオード13を点滅させるための電池14、発光ダイオード13及び電池14に接続された回路基板15がそれぞれ所定の位置に内蔵されている。
【0024】
浮き12は、浮遊物本体10が水中で傾斜し、あるいは横向きにならないように、浮遊物本体を主体とする全構造物の重心に対してバランスを保つようにされている。
発光ダイオードは、常時点滅しており、その点滅光が浮遊物本体10の目から外方に漏出するように構成されている。このため暗い所でも観賞することができる。
電池14としては、比較的安価なアルカリマンガン乾電池が1個が使用される。アルカリボタン電池でも、2ヶ月間程度、発光ダイオードの点滅を持続することができるように回路を構成してある。
【0025】
図3は本発明の他の実施例を示している。
この実施例では浮遊物本体20として、クラゲの形態を、実物大もしくはミニチュア版で模造したものである。
【0026】
この浮遊物本体20は、紙、布、樹脂等の適当な材料を使用してほぼ球状に形成されている。上面の数箇所に防水型の透光窓21が設けられている。各透光窓21の内側に発光ダイオードが内蔵され、各透光窓21から発光ダイオードによる点滅光が外部に放射するようにされている。
【0027】
さらに、図1に示したように浮遊物本体20に、浮力を付与する浮き、発光ダイオードを点滅させる電池、発光ダイオード及び電池に接続された回路基板がそれぞれ所定の位置に内蔵されている。
【0028】
図4は本発明のさらに他の実施例を示している。
この実施例では浮遊物本体30として、アンコウ(鮟鱇)の形態を、実物大もしくはミニチュア版で模造したものである。
【0029】
この浮遊物本体30には、アンコウ模造物の背部前方にある背びれが変形した釣竿形部分31がある。この部分31の先端32に発光ダイオードが内蔵されている。先端32から、発光ダイオードの点滅光が外部に放射するようにされている。発光ダイオードは先端32以外の、目や腹部に相当する部分に内蔵されてもよい。
【0030】
浮遊物本体30には、さらに、図1に示したように浮遊物本体30に浮力を付与する浮き、発光ダイオードを点滅させる電池、発光ダイオード及び電池に接続された回路基板がそれぞれ所定の位置に内蔵されている。
アンコウ模造物の釣竿形部分の先端32が点滅光で光るようにすることにより、ユーモラスさが増し演出効果が大である。
【0031】
図5は本発明のさらに他の実施例を示している。
この実施例では浮遊物本体40として、海水あるいは淡水に生息し、水中において上方に向って柔らかく伸びた状態で浮遊する水草の形態を、実物大もしくはミニチュア版で模造したものである。
【0032】
この浮遊物本体40は、全体が軟質透明樹脂により構成され、水草の根に相当する基盤部41と、この基盤部41の上面に立設された茎模造部42とを有している。
基盤部41には、発光ダイオード44、電池45及び回路基板46が内蔵されている。回路基板46は、発光ダイオード44及び電池45に接続されて発光ダイオード44を点滅させる発振回路を有するものである。
【0033】
基盤部41は、電池45、回路基板46等により重りとして機能する。
茎模造部42は、水中において上方に向って柔らかく伸びた状態で浮遊しうる程度の浮きを兼ねている。
茎模造部42には、発光ダイオード44から放射される点滅光を導く導光部48が設けられている。この導光部48は、茎模造部42の長さ方向の軸心に沿って厚肉に形成されたものである。
発光ダイオード44から放射された点滅光が、導光部48を経て、水草模造物の浮遊物本体40の全体に亘ってあるいは局部的に光るようにすることにより、演出効果を増大することができる。
【0034】
図6に、発光ダイオード13、44、回路基板15、46、電池14、45を含む回路構成を示す。
図6において、この回路は(+)端子と(−)端子との間に電池14を接続し、一定の周期で発光ダイオード13を点滅させる回路である。トランジスタQ1は、点滅周期を決めるための発振回路を構成する。トランジスタQ2は、発振回路に制御されてオンオフするスイッチの役割を果たす。このスイッチにより、発光ダイオード13が点滅する。
【0035】
ダイオードD1は、電流方向制御のために発光ダイオード13と直列に接続されている。抵抗R1、R2は、トランジスタQ1のベース電圧を決める。コンデンサC2と抵抗R3とは、トランジスタQ1による発振周波数を決める。コンデンサC1は帰還用である。
抵抗R4は、トランジスタQ2のベース電圧を決める。抵抗R5とコンデンサC3は、発光ダイオード13の端子電圧を制御し、発振周波数に応じて発光ダイオード13を点滅させる機能を持つ。
【0036】
上記のような回路では、(+)端子と(−)端子に電池をつなぐと、まずダイオードD1とD2の直列回路を通じて発光ダイオード13に一定の順方向電流が流れ、発光ダイオード13が点灯する。
同時にトランジスタQ1を含む発振回路による発振が開始される。この発振周期で、トランジスタQ2のベースに、トランジスタQ2をオンさせるレベルの電圧が加わる。トランジスタQ2がオンすると、抵抗R5の両端に電源電圧が加わる。この電圧によってコンデンサC3が、チャージされる。
【0037】
このコンデンサC3は、トランジスタQ2のコレクタ側を(+)にし、ダイオード側を(−)にするようチャージする。コンデンサC3の両端の端子電圧が電池の電源電圧に近づくと、発光ダイオード13には順方向電流が流れなくなり、発光ダイオード13は消灯する。
【0038】
次に、トランジスタQ2がオフすると、ダイオードD1、コンデンサC3、抵抗R5、抵抗R2、抵抗R1という回路を通じてコンデンサC3が放電する。コンデンサC3は逆方向にチャージされ、その両端電圧は、今度は、ダイオード側を(+)にし、トランジスタQ2のコレクタ側を(−)にして、電池の電源電圧に近い値に達する。これによって発光ダイオード13は、再び点灯する。
【0039】
こうした動作を繰り返して、発光ダイオード13は、トランジスタQ1による発振回路の発振周波数にあわせて点滅を繰り返す。なお、こうして発光ダイオード13を一定の周期で点滅させるための発振回路やスイッチ回路は、従来知られている各種の回路に置き換えることが可能である。また、電源に使用される電池は、収容されるケースなどの大きさに応じて自由に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】同実施例の横断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例を示す正面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の回路構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 浮遊物本体
12 浮き
13、44 発光ダイオード
14、45 電池
15、46 回路基板
【発明の属する技術分野】
本発明は、水槽の中で浮遊する金魚等の水中浮遊生物が光って見える観賞用水中浮遊物に関する。
【0002】
【従来の技術】
生きている金魚等の水中浮遊生物を水槽で飼うことは、メンテナンスが大変であることから、これらの模造物を使ってメンテナンス容易な装飾としたり気分転換を図る等のことが行われている。
【0003】
水槽の中で金魚のような水中浮遊生物の模造物を浮遊させるものは、従来から知られている。
一方、身の回りの装飾品に発光ダイオード(LED)を装着させて点滅光を発光させたりするものも公知である(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−312109号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、水槽の中で金魚等の水中浮遊生物の模造物を単に浮遊させているだけでは動きもなく観賞効果が不十分であり、また夜間等の暗い所では観賞することができない。
また、身の回りの装飾品に発光ダイオードを装着させたものは知られているが、水中の浮遊物に発光ダイオードを装着したものはない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、演出効果が良好で、暗中でも観賞可能な光る観賞用水中浮遊物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
次項に説明する実施の形態によって実現される発明は、それぞれ次のような構成をしている。
〈構成1〉
水中浮遊生物の形態を模造してなる浮遊物本体と、上記浮遊物本体に内蔵されて上記浮遊物本体に浮力を付与する浮きと、上記浮遊物本体に装着された発光ダイオードと、上記浮遊物本体に内蔵された電池と、上記発光ダイオード及び上記電池に接続されて上記発光ダイオードを点滅させる発振回路を有する回路基板とを備えたことを特徴とする光る観賞用水中浮遊物。
【0007】
上記水中浮遊生物としては、一般家庭、水族館等の水槽その他の水中でよく見かける金魚やユーモラスな形態をもつクラゲ、アンコウ(鮟鱇)等がある。これらを観賞用として模造してなる水中浮遊物の目や腹部等が光って見えるようにしたことにより演出効果を増大する。
上記浮きは、上記浮遊物本体が水中で傾斜したり横向きにならないように、内部空洞の大きさや形状等が考慮して構成され、浮力が上記浮遊物本体を主体とする全構造物の重心に対してバランスを保つように適宜調整されている。
上記発光ダイオードは、常時点滅しており、その点滅光が上記浮遊物本体の外方に漏出され、暗い所でも観賞できるようにする。なお、点滅光は、赤色、黄色、青色、緑色、オレンジ色、白色等の色付きであることが好ましい。
上記発光ダイオードを点滅させる電池としては、比較的安価なアルカリマンガン乾電池、あるいは小型のアルカリボタン電池やリチウム電池等が使用される。リチウム電池を使用した場合は青色発光ダイオードでも発光可能である。
【0008】
〈構成2〉
上記浮遊物本体に防水型の透光窓を設けたことを特徴とする構成1に記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0009】
上記透光窓は、上記浮遊物本体に内蔵された発光ダイオードから放射される点滅光を、同本体の外部に放出するもので、例えば模造物の目や腹部に設けられる。上記透光窓を模造物の目に設ける場合は、瞳に相当する部分のみを開口し、この開口部分を透明な部材で水密に封止するようにする。また、上記透光窓を模造物の腹部に設ける場合は、部分的に薄肉にして透光可能に形成し、あるいは任意の各種模様の開口を設け、この開口部分を透明な部材で水密に封止するようにして形成される。
【0010】
〈構成3〉
上記浮遊物本体は、内部構造が透けて見えるように構成されていることを特徴とする構成1に記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0011】
上記浮遊物本体を、ガラスや透明樹脂等により内部構造が透けて見えるように構成することによって、上記発光ダイオードからの点滅光を、上記透光窓を設けなくてもそのまま透視することができる。
【0012】
〈構成4〉
上記浮遊物本体は、金魚の模造物であることを特徴とする構成1〜3のいずれかに記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0013】
上記金魚の模造物としては、水槽内で浮遊する金魚の実物大模造物が好ましいが、そのミニチュア版の模造物でもよい。
【0014】
〈構成5〉
上記浮遊物本体は、クラゲの模造物であることを特徴とする構成1〜3のいずれかに記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0015】
上記クラゲの模造物も、水中で浮遊するクラゲの実物大模造物が好ましいが、そのミニチュア版の模造物でもよい。クラゲは数多くの種類があり、その形態も多様にある。その中で面白い形態のクラゲの模造物を適宜採用することが好ましい。
【0016】
〈構成6〉
上記浮遊物本体としてアンコウの模造物が使用され、上記アンコウの模造物の背部前方にある背びれが変形した釣竿形部分の先端に上記発光ダイオードを配設したことを特徴とする構成1〜3のいずれかに記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0017】
上記アンコウの模造物も、水中で浮遊するアンコウの実物大模造物が好ましいが、そのミニチュア版の模造物でもよい。
【0018】
〈構成7〉
上記浮遊物本体は、水草の模造物であることを特徴とする請求項1に記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0019】
上記水草としては、海水あるいは淡水に生息する水草であって、昆布等の海藻、海草を含んでおり、水中において上方に向って柔らかく伸びた状態で浮遊するものである。
【0020】
〈構成8〉
上記水草の模造物は、基盤部と、上記基盤部の上面に立設された茎模造部とを有し、上記基盤部には、発光ダイオードと電池と上記発光ダイオード及び上記電池に接続されて上記発光ダイオードを点滅させる発振回路を有する回路基板とが内蔵され、上記茎模造部には、上記発光ダイオードから放射される点滅光を導く導光部が設けられてなるものであることを特徴とする請求項7に記載の光る観賞用水中浮遊物。
【0021】
上記水草の模造物は全体として軟質透明樹脂により構成されている。上記基盤部は上記水草の根に相当するもので、上記電池、上記回路基板等により重りとして機能する。上記茎模造部は水中において上方に向って柔らかく伸びた状態で浮遊しうる程度の浮きを兼ねるものである。
上記導光部は、上記茎模造部の長さ方向の軸心に沿って厚肉に形成されている。上記電池としては、ボタン型、円筒型のいずれの形態のものでよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例を示す正面図、図2はその横断面図である。
【0023】
図1、図2において、浮遊物本体10は、水槽で飼うことのできる金魚の形態を模造したものであり、水中に長期間浮遊させておいても耐えられるように耐水性材料により形成されている。この浮遊物本体10には、浮遊物本体10を含む全構造物に浮力を付与する浮き12、常時点滅型の発光ダイオード13、この発光ダイオード13を点滅させるための電池14、発光ダイオード13及び電池14に接続された回路基板15がそれぞれ所定の位置に内蔵されている。
【0024】
浮き12は、浮遊物本体10が水中で傾斜し、あるいは横向きにならないように、浮遊物本体を主体とする全構造物の重心に対してバランスを保つようにされている。
発光ダイオードは、常時点滅しており、その点滅光が浮遊物本体10の目から外方に漏出するように構成されている。このため暗い所でも観賞することができる。
電池14としては、比較的安価なアルカリマンガン乾電池が1個が使用される。アルカリボタン電池でも、2ヶ月間程度、発光ダイオードの点滅を持続することができるように回路を構成してある。
【0025】
図3は本発明の他の実施例を示している。
この実施例では浮遊物本体20として、クラゲの形態を、実物大もしくはミニチュア版で模造したものである。
【0026】
この浮遊物本体20は、紙、布、樹脂等の適当な材料を使用してほぼ球状に形成されている。上面の数箇所に防水型の透光窓21が設けられている。各透光窓21の内側に発光ダイオードが内蔵され、各透光窓21から発光ダイオードによる点滅光が外部に放射するようにされている。
【0027】
さらに、図1に示したように浮遊物本体20に、浮力を付与する浮き、発光ダイオードを点滅させる電池、発光ダイオード及び電池に接続された回路基板がそれぞれ所定の位置に内蔵されている。
【0028】
図4は本発明のさらに他の実施例を示している。
この実施例では浮遊物本体30として、アンコウ(鮟鱇)の形態を、実物大もしくはミニチュア版で模造したものである。
【0029】
この浮遊物本体30には、アンコウ模造物の背部前方にある背びれが変形した釣竿形部分31がある。この部分31の先端32に発光ダイオードが内蔵されている。先端32から、発光ダイオードの点滅光が外部に放射するようにされている。発光ダイオードは先端32以外の、目や腹部に相当する部分に内蔵されてもよい。
【0030】
浮遊物本体30には、さらに、図1に示したように浮遊物本体30に浮力を付与する浮き、発光ダイオードを点滅させる電池、発光ダイオード及び電池に接続された回路基板がそれぞれ所定の位置に内蔵されている。
アンコウ模造物の釣竿形部分の先端32が点滅光で光るようにすることにより、ユーモラスさが増し演出効果が大である。
【0031】
図5は本発明のさらに他の実施例を示している。
この実施例では浮遊物本体40として、海水あるいは淡水に生息し、水中において上方に向って柔らかく伸びた状態で浮遊する水草の形態を、実物大もしくはミニチュア版で模造したものである。
【0032】
この浮遊物本体40は、全体が軟質透明樹脂により構成され、水草の根に相当する基盤部41と、この基盤部41の上面に立設された茎模造部42とを有している。
基盤部41には、発光ダイオード44、電池45及び回路基板46が内蔵されている。回路基板46は、発光ダイオード44及び電池45に接続されて発光ダイオード44を点滅させる発振回路を有するものである。
【0033】
基盤部41は、電池45、回路基板46等により重りとして機能する。
茎模造部42は、水中において上方に向って柔らかく伸びた状態で浮遊しうる程度の浮きを兼ねている。
茎模造部42には、発光ダイオード44から放射される点滅光を導く導光部48が設けられている。この導光部48は、茎模造部42の長さ方向の軸心に沿って厚肉に形成されたものである。
発光ダイオード44から放射された点滅光が、導光部48を経て、水草模造物の浮遊物本体40の全体に亘ってあるいは局部的に光るようにすることにより、演出効果を増大することができる。
【0034】
図6に、発光ダイオード13、44、回路基板15、46、電池14、45を含む回路構成を示す。
図6において、この回路は(+)端子と(−)端子との間に電池14を接続し、一定の周期で発光ダイオード13を点滅させる回路である。トランジスタQ1は、点滅周期を決めるための発振回路を構成する。トランジスタQ2は、発振回路に制御されてオンオフするスイッチの役割を果たす。このスイッチにより、発光ダイオード13が点滅する。
【0035】
ダイオードD1は、電流方向制御のために発光ダイオード13と直列に接続されている。抵抗R1、R2は、トランジスタQ1のベース電圧を決める。コンデンサC2と抵抗R3とは、トランジスタQ1による発振周波数を決める。コンデンサC1は帰還用である。
抵抗R4は、トランジスタQ2のベース電圧を決める。抵抗R5とコンデンサC3は、発光ダイオード13の端子電圧を制御し、発振周波数に応じて発光ダイオード13を点滅させる機能を持つ。
【0036】
上記のような回路では、(+)端子と(−)端子に電池をつなぐと、まずダイオードD1とD2の直列回路を通じて発光ダイオード13に一定の順方向電流が流れ、発光ダイオード13が点灯する。
同時にトランジスタQ1を含む発振回路による発振が開始される。この発振周期で、トランジスタQ2のベースに、トランジスタQ2をオンさせるレベルの電圧が加わる。トランジスタQ2がオンすると、抵抗R5の両端に電源電圧が加わる。この電圧によってコンデンサC3が、チャージされる。
【0037】
このコンデンサC3は、トランジスタQ2のコレクタ側を(+)にし、ダイオード側を(−)にするようチャージする。コンデンサC3の両端の端子電圧が電池の電源電圧に近づくと、発光ダイオード13には順方向電流が流れなくなり、発光ダイオード13は消灯する。
【0038】
次に、トランジスタQ2がオフすると、ダイオードD1、コンデンサC3、抵抗R5、抵抗R2、抵抗R1という回路を通じてコンデンサC3が放電する。コンデンサC3は逆方向にチャージされ、その両端電圧は、今度は、ダイオード側を(+)にし、トランジスタQ2のコレクタ側を(−)にして、電池の電源電圧に近い値に達する。これによって発光ダイオード13は、再び点灯する。
【0039】
こうした動作を繰り返して、発光ダイオード13は、トランジスタQ1による発振回路の発振周波数にあわせて点滅を繰り返す。なお、こうして発光ダイオード13を一定の周期で点滅させるための発振回路やスイッチ回路は、従来知られている各種の回路に置き換えることが可能である。また、電源に使用される電池は、収容されるケースなどの大きさに応じて自由に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】同実施例の横断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例を示す正面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の回路構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 浮遊物本体
12 浮き
13、44 発光ダイオード
14、45 電池
15、46 回路基板
Claims (8)
- 水中浮遊生物の形態を模造してなる浮遊物本体と、
前記浮遊物本体に内蔵されて上記浮遊物本体に浮力を付与する浮きと、
前記浮遊物本体に装着された発光ダイオードと、
前記浮遊物本体に内蔵された電池と、
前記発光ダイオード及び前記電池に接続されて前記発光ダイオードを点滅させる発振回路を有する回路基板とを備えたことを特徴とする光る観賞用水中浮遊物。 - 前記浮遊物本体に防水型の透光窓を設けたことを特徴とする請求項1に記載の光る観賞用水中浮遊物。
- 前記浮遊物本体は、内部構造が透けて見えるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光る観賞用水中浮遊物。
- 前記浮遊物本体は、金魚の模造物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光る観賞用水中浮遊物。
- 前記浮遊物本体は、クラゲの模造物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光る観賞用水中浮遊物。
- 前記浮遊物本体としてアンコウの模造物が使用され、前記アンコウの模造物の背部前方にある背びれが変形した釣竿形部分の先端に前記発光ダイオードを配設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光る観賞用水中浮遊物。
- 前記浮遊物本体は、水草の模造物であることを特徴とする請求項1に記載の光る観賞用水中浮遊物。
- 前記水草の模造物は、
基盤部と、前記基盤部の上に立設された茎模造部とを有し、
前記基盤部には、発光ダイオードと電池と前記発光ダイオード及び前記電池に接続されて前記発光ダイオードを点滅させる発振回路を有する回路基板とが内蔵され、
前記茎模造部には、前記発光ダイオードから放射される点滅光を導く導光部が設けられてなるものであることを特徴とする請求項7に記載の光る観賞用水中浮遊物。
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---|---|---|---|---|
WO2012032404A2 (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-15 | Nishimura Yukuo | ライトガイド部材及びこれを用いる造形物、並びに、ライトガイド発光要素を備える板状体 |
JP2012116181A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-06-21 | Masao Nishimura | ライトガイド部材及びこれを用いる装飾造形物 |
-
2002
- 2002-11-22 JP JP2002338900A patent/JP2004167967A/ja active Pending
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WO2012032404A3 (ja) * | 2010-09-09 | 2012-05-03 | Nishimura Yukuo | ライトガイド部材及びこれを用いる造形物、並びに、ライトガイド発光要素を備える板状体 |
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CN103269872A (zh) * | 2010-09-09 | 2013-08-28 | 西村征生 | 光导构件及使用其的造型物、以及具备光导发光元件的板状体 |
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