【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伐採された樹木や剪定された木の枝などをチップ状に粉砕する樹枝粉砕機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
伐採された樹木や剪定された木の枝などをチップ状に粉砕する樹枝粉砕機は、一般に樹木や木の枝などの被粉砕物を投入する投入口と、被粉砕物を粉砕する粉砕装置と、投入口から投入された被粉砕物を粉砕装置内に送り込む送り装置とを備えている。
【０００３】
従来の樹枝粉砕機では、エンジンの動力で粉砕用油圧ポンプと送り用油圧ポンプを駆動して圧油を粉砕用油圧モータと送り用油圧モータとに供給し、粉砕用油圧モータと送り用油圧モータとによって粉砕装置と送り装置を駆動する（特許文献１参照）。
このような樹枝粉砕機では、図３に示すようにエンジン１３の出力軸には、粉砕用油圧ポンプ１４と送り用油圧ポンプ１５とが連結されている。
【０００４】
粉砕用油圧ポンプ１４は、吸込側がタンク１６に接続されており、吐出側が粉砕用油圧モータ１２の駆動管路１７に接続されている。粉砕用油圧モータ１２の駆動管路１７には粉砕制御弁１８が設けられている。
粉砕制御弁１８は２位置の手動操作切換弁であり、そのレバーを操作することにより粉砕用油圧ポンプ１４からの圧油を粉砕用油圧モータ１２へ供給するか、戻り管路１９側へアンロードするかを切換えることができる。従って、粉砕制御弁１８の操作により破砕用油圧モータ１２の作動、停止が制御される。
【０００５】
粉砕用油圧モータ１２の駆動管路１７と戻り管路１９との間には、粉砕装置の過負荷状態で作動するリリーフ弁２０が設けられている。リリーフ弁２０は、粉砕装置３が過負荷状態になると、粉砕制御弁１８より粉砕用油圧ポンプ１４側で圧油を駆動管路１７から戻り管路１９へリリーフさせて、エンジンの停止や装置の損傷を防止する。
【０００６】
戻り管路１９のタンク１６側には、オイルクーラ２１、バイパスバルブ２２、リターンフィルタ２３が設けられている。
なお、粉砕用油圧モータ１２によって回転が与えられる粉砕装置のチッパーディスク３２は慣性が大であるので、高速回転するチッパーディスク３２を安全に停止させるため、慣性ブレーキが設けられる場合がある。
【０００７】
慣性ブレーキは、粉砕制御弁１８より粉砕用油圧モータ１２側で、戻り管路１９をブレーキ用リリーフ弁２５及び逆止弁２６を介して駆動管路１７に接続するブレーキ管路２７を設け、このブレーキ管路２７のブレーキ用リリーフ弁２５と逆止弁２６との間に、タンク１６側から給油管路２８を接続するように回路構成されている。
【０００８】
チッパーディスク３２が高速回転しているとき粉砕制御弁１８を停止側へ操作すると、駆動管路１７と戻り管路１９は共に遮断されるが、チッパーディスク３２は慣性によって回転を続けるので粉砕用油圧モータ１２も回転を継続し、粉砕用油圧モータ１２から排出される作動油の圧力が上昇してブレーキ用リリーフ弁２５が開く。作動油は逆止弁２６を通って粉砕用油圧モータ１２の駆動側に流入する。このとき、給油管路２８側からも必要に応じて作動油が補給される。
この慣性ブレーキの作用によって、チッパーディスク３２は過大な衝撃を生ずることなく減速し安全に停止する。
【０００９】
【特許文献１】
特開２０００−０８４９０６号公報
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
粉砕装置に慣性ブレーキを設けると、安全性が向上するが、別途ブレーキ用リリーフ弁を追加しなければならないのでコストが高くなる。
本発明は、樹枝粉砕機における上記問題を解決するものであって、別途ブレーキ用リリーフ弁を追加することなく、低コストで粉砕装置における慣性ブレーキ作用を可能とし、粉砕装置のチッパーディスクを安全に停止させることのできる樹枝粉砕機を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明では、被粉砕物を投入する投入口と、被粉砕物を粉砕する粉砕装置と、投入口から投入された被粉砕物を粉砕装置内に送り込む送り装置とを備えた樹枝粉砕機において、粉砕装置を駆動する粉砕用油圧モータと、粉砕用油圧モータに圧油を供給する粉砕用油圧ポンプと、粉砕用油圧モータの作動、停止を制御する粉砕制御弁を設け、且つ粉砕用油圧モータの駆動管路と戻り管路の間に、粉砕装置が過負荷状態になると、粉砕制御弁より粉砕用油圧ポンプ側で圧油を駆動管路から逆止弁を介して戻り管路へリリーフさせるリリーフ弁を設けると共に、粉砕制御弁より粉砕用油圧モータ側で、戻り管路を逆止弁を介してリリーフ弁の一次側に接続し、リリーフ弁の二次側を逆止弁を介して駆動管路に接続してブレーキ管路を構成することにより上記課題を解決している。
【００１２】
この樹枝粉砕機では、粉砕制御弁を操作して粉砕用油圧ポンプからの圧油を粉砕用油圧モータへ供給するか、戻り管路側へアンロードするかを切換えることにより粉砕装置の破砕用油圧モータの作動、停止が制御される。
粉砕装置が過負荷状態になると、リリーフ弁が粉砕制御弁より粉砕用油圧ポンプ側で圧油を駆動管路から逆止め弁を介して戻り管路へリリーフさせて、エンジンの停止や装置の損傷を防止する。
【００１３】
粉砕装置のチッパーディスクが高速回転しているとき粉砕制御弁を停止側へ操作すると、駆動管路と戻り管路は共に遮断されるが、チッパーディスクは慣性によって回転を続けるので粉砕用油圧モータも回転を継続し、粉砕用油圧モータから排出される作動油の圧力が上昇してリリーフ弁が開く。作動油は逆止弁を通って粉砕用油圧モータの駆動側に流入する。
【００１４】
このブレーキ管路の慣性ブレーキ作用によって、チッパーディスクは過大な衝撃を生ずることなく減速し安全に停止する。
本発明では、このようにリリーフ弁をブレーキ用リリーフ弁としても利用することで、別途ブレーキ用リリーフ弁を追加することなく、低コストで粉砕装置における慣性ブレーキ作用を可能とし、粉砕装置のチッパーディスクを安全に停止させることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の実施の一形態である樹枝粉砕機の構成を示す側面図、図２は樹枝粉砕機の粉砕装置の油圧回路図である。
この樹枝粉砕機１は、被粉砕物Ｚを投入する投入口２と、被粉砕物Ｚを粉砕する粉砕装置３と、投入口１から投入された被粉砕物Ｚを粉砕装置３内に送り込む送り装置４とを備えており、投入口２と送り装置４と粉砕装置３とはベースフレーム５上に配置されている。
【００１６】
送り装置４は、送り用油圧モータ（図示略）で駆動される送りドラム４１を備えており、投入口１から投入された伐採された樹木や剪定された木の枝などの被粉砕物Ｚは送りドラム４１の回転によって粉砕装置３内に送り込まれる。
粉砕装置３には、送り込まれた被粉砕物Ｚを剪断粉砕するためのチッパーディスク３２と、粉砕されたチップを風力で粉砕装置３外へ排出するためのファンブレード３４とが内蔵されている。チッパーディスク３２とファンブレード３４とは共通の回転軸３５に取付けられており、破砕用油圧モータ１２で高速の回転が与えられる。
【００１７】
粉砕装置３の上部には、チップの排出管３６が設けられている。また、粉砕装置３に隣接して、ベースフレーム５上には、エンジン１３、粉砕用油圧ポンプ１４、送り用油圧ポンプ１５等の付属装置を備えたパワーハッケージ７が配置されている。
エンジン１３の出力軸には、粉砕用油圧ポンプ１４と送り用油圧ポンプ１５とが連結されている。粉砕用油圧ポンプ１４は、吸込側がタンク１６に接続されており、吐出側が粉砕用油圧モータ１２の駆動管路１７に接続されている。粉砕用油圧モータ１２の駆動管路１７には粉砕制御弁１８が設けられている。
【００１８】
粉砕制御弁１８は２位置の手動操作切換弁であり、そのレバーを操作することにより粉砕用油圧ポンプ１４からの圧油を粉砕用油圧モータ１２へ供給するか、戻り管路１９側へアンロードするかを切換えることができる。従って、粉砕制御弁１８の操作により破砕用油圧モータ１２の作動、停止が制御される。
粉砕用油圧モータ１２の駆動管路１７と戻り管路１９との間には、粉砕装置３が過負荷状態になると、粉砕制御弁１８より粉砕用油圧ポンプ１４側で圧油を駆動管路１７から戻り管路１９へリリーフさせるリリーフ弁２０が設けられている。駆動管路１７とリリーフ弁２０との間には逆止弁２４が設けられている。
【００１９】
リリーフ弁２０は、粉砕装置３が過負荷状態になって駆動管路１７の圧力が設定圧を越えると、圧油を駆動管路１７から戻り管路１９へリリーフさせて、エンジンの停止や装置の損傷を防止する。
戻り管路１９のタンク１６側には、オイルクーラ２１、バイパスバルブ２２、リターンフィルタ２３が設けられている。
【００２０】
また、粉砕制御弁１８より粉砕用油圧モータ１２側では、戻り管路１９が逆止弁２９を介してリリーフ弁２０の一次側に接続され、リリーフ弁２０の二次側が逆止弁２６を介して駆動管路１７に接続されており、リリーフ弁２０をブレーキ用リリーフ弁として利用するブレーキ管路２７が構成されている。
粉砕装置３のチッパーディスク３２が高速回転しているとき粉砕制御弁１８を停止側へ操作すると、駆動管路１７と戻り管路１９は共に遮断されるが、チッパーディスク３２は慣性によって回転を続けるので粉砕用油圧モータ１２も回転を継続し、粉砕用油圧モータ１２から排出される作動油の圧力が上昇し、逆止弁２９を通ってリリーフ弁２０を開く。作動油は逆止弁２６を通って粉砕用油圧モータ１２の駆動側に流入する。このとき、タンク１６側からも必要に応じて作動油が補給される。
【００２１】
このブレーキ管路２７の慣性ブレーキ作用によって、チッパーディスク３２は過大な衝撃を生ずることなく減速し安全に停止する。
このようにリリーフ弁２０をブレーキ用リリーフ弁としても利用することで、別途ブレーキ用リリーフ弁を追加することなく、粉砕装置３における慣性ブレーキの作用が可能となっている。
【００２２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の樹枝粉砕機では、別途ブレーキ用リリーフ弁を追加することなく、低コストで粉砕装置における慣性ブレーキの作用が可能となり、粉砕装置のチッパーディスクを安全に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の一形態である樹枝粉砕機の構成を示す側面図である。
【図２】樹枝粉砕機の粉砕装置の油圧回路図である。
【図３】従来の樹枝粉砕機の粉砕装置の油圧回路図である。
【符号の説明】
１ 樹枝粉砕機
２ 投入口
３ 粉砕装置
４ 送り装置
５ ベースフレーム
７ パワーバッケージ
１２ 粉砕用油圧モータ
１３ エンジン
１４ 粉砕用油圧ポンプ
１５ 送り用油圧ポンプ
１６ タンク
１７ 駆動管路
１８ 粉砕制御弁
１９ 戻り管路
２０ リリーフ弁
２４ 逆止弁
２６ 逆止弁
２７ ブレーキ管路
２９ 逆止弁
３２ チッパーディスク
３４ ファンブレード
３５ 回転軸
３６ 排出管
Ｚ 被破砕物[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a tree crusher for crushing a cut tree or a pruned tree branch into chips.
[0002]
[Prior art]
A tree crusher that pulverizes cut trees and pruned tree branches into chips is generally equipped with an input port for inputting objects to be crushed such as trees and tree branches, and a crushing device for crushing the objects to be crushed. And a feeding device for feeding the material to be ground supplied from the charging port into the grinding device.
[0003]
In a conventional tree crusher, the crushing hydraulic pump and the feed hydraulic pump are driven by the power of the engine to supply the pressure oil to the crushing hydraulic motor and the feed hydraulic motor, and the crushing hydraulic motor and the feed hydraulic motor are supplied. Thus, the crushing device and the feeding device are driven (see Patent Document 1).
In such a tree crusher, as shown in FIG. 3, an output shaft of the engine 13 is connected to a crushing hydraulic pump 14 and a feed hydraulic pump 15.
[0004]
The suction side of the crushing hydraulic pump 14 is connected to the tank 16, and the discharge side is connected to the drive line 17 of the crushing hydraulic motor 12. A pulverization control valve 18 is provided in a drive line 17 of the pulverization hydraulic motor 12.
The pulverization control valve 18 is a two-position manually operated switching valve, and by operating its lever, the hydraulic oil from the pulverization hydraulic pump 14 is supplied to the pulverization hydraulic motor 12 or unloaded to the return line 19 side. Can be switched. Therefore, the operation and stop of the crushing hydraulic motor 12 are controlled by operating the crushing control valve 18.
[0005]
Between the drive line 17 and the return line 19 of the pulverizing hydraulic motor 12, a relief valve 20 that operates when the pulverizer is overloaded is provided. When the crushing device 3 is overloaded, the relief valve 20 releases the pressurized oil from the drive line 17 to the return line 19 on the side of the crushing hydraulic pump 14 from the crushing control valve 18 to stop the engine or stop the device. Prevent damage.
[0006]
An oil cooler 21, a bypass valve 22, and a return filter 23 are provided on the tank 16 side of the return pipe 19.
In addition, since the chipper disk 32 of the crusher to which rotation is given by the crushing hydraulic motor 12 has a large inertia, an inertial brake may be provided in order to safely stop the chipper disk 32 rotating at a high speed.
[0007]
The inertia brake is provided with a brake line 27 that connects the return line 19 to the drive line 17 through a brake relief valve 25 and a check valve 26 on the side of the pulverizing hydraulic motor 12 from the pulverizing control valve 18. A circuit is configured to connect an oil supply line 28 from the tank 16 side between the brake relief valve 25 and the check valve 26 in the brake line 27.
[0008]
If the crush control valve 18 is operated to the stop side while the chipper disc 32 is rotating at a high speed, both the drive line 17 and the return line 19 are shut off, but the chipper disc 32 continues to rotate by inertia, so The motor 12 also continues to rotate, the pressure of the hydraulic oil discharged from the crushing hydraulic motor 12 increases, and the brake relief valve 25 opens. The hydraulic oil flows into the drive side of the crushing hydraulic motor 12 through the check valve 26. At this time, hydraulic oil is also replenished from the oil supply pipe 28 side as needed.
By the action of the inertial brake, the chipper disc 32 decelerates without causing an excessive impact and stops safely.
[0009]
[Patent Document 1]
JP 2000-084906 A
[Problems to be solved by the invention]
Providing an inertial brake in the crusher improves safety, but increases the cost since a separate brake relief valve must be added.
The present invention solves the above-described problem in the tree crusher, and enables the inertial braking action in the crusher at low cost without adding a separate relief valve for the brake, thereby safely securing the chipper disk of the crusher. It is an object to provide a tree crusher that can be stopped.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, an input port for charging the object to be crushed, a crushing device for crushing the object to be crushed, and a tree crusher including a feeding device for feeding the object to be crushed input from the input port into the crushing device, A crushing hydraulic motor for driving the crushing device, a crushing hydraulic pump for supplying pressure oil to the crushing hydraulic motor, a crushing control valve for controlling the operation and stop of the crushing hydraulic motor, and a crushing hydraulic motor are provided. When the crushing device is overloaded between the drive line and the return line, a relief is provided to release hydraulic oil from the drive line to the return line via the check valve from the crush control valve to the crushing hydraulic pump side. A valve is provided, a return pipe is connected to a primary side of a relief valve via a check valve, and a secondary side of the relief valve is connected to a drive pipe via a check valve on the side of the pulverizing hydraulic motor from the pulverizing control valve. Connecting to the road to form a brake line Ri is to solve the above problems.
[0012]
In this tree crushing machine, the crushing hydraulic motor of the crushing device is operated by operating a crushing control valve to switch between supplying hydraulic oil from the crushing hydraulic pump to the crushing hydraulic motor and unloading it to the return pipe side. Operation and stop are controlled.
When the crusher is overloaded, the relief valve releases the hydraulic oil from the drive line to the return line from the drive line via the check valve to the return line from the crush control valve to stop the engine or damage the device. To prevent
[0013]
If the grinding control valve is operated to the stop side while the chipper disc of the crusher is rotating at high speed, both the drive pipe and the return pipe are shut off, but since the chipper disc continues to rotate by inertia, the hydraulic motor for crushing is also used. The rotation is continued, the pressure of the hydraulic oil discharged from the hydraulic motor for crushing increases, and the relief valve opens. The hydraulic oil flows into the drive side of the pulverizing hydraulic motor through the check valve.
[0014]
Due to the inertial braking action of this brake line, the chipper disc decelerates without any excessive impact and stops safely.
In the present invention, the use of the relief valve as a brake relief valve in this way enables the inertial braking action in the crusher at low cost without adding a separate brake relief valve, and the chipper disc of the crusher is used. Can be safely stopped.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a side view showing a configuration of a tree crusher according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a hydraulic circuit diagram of a crusher of the tree crusher.
The tree crusher 1 includes an input port 2 for inputting the object Z, a crusher 3 for crushing the object Z, and a feeder for feeding the object Z input from the input port 1 into the crusher 3. It has a device 4, and the input port 2, the feed device 4, and the crushing device 3 are arranged on a base frame 5.
[0016]
The feed device 4 includes a feed drum 41 driven by a feed hydraulic motor (not shown), and a crushed object Z such as a cut tree or a pruned tree branch input from the input port 1 is removed. It is fed into the crusher 3 by the rotation of the feed drum 41.
The crushing device 3 has a built-in chipper disk 32 for shearing and crushing the object to be crushed Z, and a fan blade 34 for discharging crushed chips to the outside of the crushing device 3 by wind power. The chipper disc 32 and the fan blade 34 are mounted on a common rotating shaft 35, and high-speed rotation is given by the crushing hydraulic motor 12.
[0017]
A chip discharge pipe 36 is provided above the crushing device 3. Further, adjacent to the crushing device 3, on the base frame 5, there is disposed a power hatch 7 provided with accessory devices such as an engine 13, a crushing hydraulic pump 14, and a feeding hydraulic pump 15.
A hydraulic pump 14 for grinding and a hydraulic pump 15 for feeding are connected to an output shaft of the engine 13. The suction side of the crushing hydraulic pump 14 is connected to the tank 16, and the discharge side is connected to the drive line 17 of the crushing hydraulic motor 12. A pulverization control valve 18 is provided in a drive line 17 of the pulverization hydraulic motor 12.
[0018]
The pulverization control valve 18 is a two-position manually operated switching valve, and by operating its lever, the hydraulic oil from the pulverization hydraulic pump 14 is supplied to the pulverization hydraulic motor 12 or unloaded to the return line 19 side. Can be switched. Therefore, the operation and stop of the crushing hydraulic motor 12 are controlled by operating the crushing control valve 18.
When the grinding device 3 is overloaded, pressure oil is supplied from the grinding control valve 18 to the grinding hydraulic pump 14 side between the driving pipeline 17 and the return pipeline 19 of the grinding hydraulic motor 12. A relief valve 20 is provided for relieving the oil from the return line 19 to the return line 19. A check valve 24 is provided between the drive line 17 and the relief valve 20.
[0019]
When the crushing device 3 is overloaded and the pressure in the drive line 17 exceeds a set pressure, the relief valve 20 releases the pressurized oil from the drive line 17 to the return line 19 to stop the engine or stop the engine. Prevent damage.
An oil cooler 21, a bypass valve 22, and a return filter 23 are provided on the tank 16 side of the return pipe 19.
[0020]
On the side of the pulverizing hydraulic motor 12 from the pulverizing control valve 18, the return line 19 is connected to the primary side of the relief valve 20 via a check valve 29, and the secondary side of the relief valve 20 is connected via a check valve 26. The brake pipe 27 is connected to the drive pipe 17 and uses the relief valve 20 as a brake relief valve.
When the crushing control valve 18 is operated to the stop side while the chipper disc 32 of the crusher 3 is rotating at a high speed, both the drive line 17 and the return line 19 are shut off, but the chipper disk 32 continues to rotate by inertia. Therefore, the hydraulic motor for crushing 12 also continues to rotate, the pressure of the hydraulic oil discharged from the hydraulic motor for crushing 12 increases, and the relief valve 20 is opened through the check valve 29. The hydraulic oil flows into the drive side of the crushing hydraulic motor 12 through the check valve 26. At this time, hydraulic oil is also supplied from the tank 16 side as needed.
[0021]
Due to the inertial braking action of the brake line 27, the chipper disc 32 decelerates without causing an excessive impact and stops safely.
By using the relief valve 20 as a brake relief valve in this way, the inertial brake in the crushing device 3 can be operated without adding a separate brake relief valve.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, in the tree crusher of the present invention, it is possible to operate the inertial brake in the crusher at low cost without adding a separate relief valve for the brake, and to safely stop the chipper disk of the crusher. Can be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing the configuration of a tree crusher according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a hydraulic circuit diagram of a crushing device of a tree crusher.
FIG. 3 is a hydraulic circuit diagram of a conventional crusher for a tree crusher.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 tree crusher 2 inlet 3 crusher 4 feeder 5 base frame 7 power package 12 crushing hydraulic motor 13 engine 14 crushing hydraulic pump 15 feed hydraulic pump 16 tank 17 drive line 18 crushing control valve 19 return line Reference Signs List 20 relief valve 24 check valve 26 check valve 27 brake line 29 check valve 32 chipper disk 34 fan blade 35 rotation shaft 36 discharge pipe Z crushed material
