JP2004167411A - 静電塗装用高電圧発生器 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部帯電式静電塗装の場合は、より高い電圧の使用とこれに対する危険性への配慮、スプレーガンとしての小形化、使用するにあたっての操作性の改善が必要で、そのためにガンに内蔵する高電圧発生器の小形軽量化を図る。
【解決手段】噴霧化装置を備え、該噴霧化装置に供給される塗料の経路とは離開し、噴霧化装置の外側に設けた荷電電極を備えた外部帯電式静電塗装ガンに使用される直流高電圧発生器において、昇圧トランスと多段倍電圧整流回路を重ねて配置、複数の抵抗体を長手方向に束ね、直列に接続して100〜400MΩの制限抵抗を構成し、これらの昇圧トランスと多段倍電圧整流回路と抵抗体を絶縁性樹脂で一体に成形するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】噴霧化装置を備え、該噴霧化装置に供給される塗料の経路とは離開し、噴霧化装置の外側に設けた荷電電極を備えた外部帯電式静電塗装ガンに使用される直流高電圧発生器において、昇圧トランスと多段倍電圧整流回路を重ねて配置、複数の抵抗体を長手方向に束ね、直列に接続して100〜400MΩの制限抵抗を構成し、これらの昇圧トランスと多段倍電圧整流回路と抵抗体を絶縁性樹脂で一体に成形するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電塗装用直流高電圧発生器に関するものであり,特に外部帯電式静電塗装用のガンに内蔵される多段倍電圧整流回路を備えた−90kV程度の静電塗装用直流高電圧発生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に商業塗装に使用して効果が得られる静電塗装用スプレーガンとしては、主に溶剤系塗料に使用される直接帯電式の場合、電極への荷電電圧は−30kVから−70kV程度で、電位差があるほど静電効果(塗料塗着効率向上など)が得られるが、高電圧による火花放電や電撃放電の危険性増加と、装置の耐電圧強度等からは、なるべく低いことが要求されている。したがって−50kV前後で使用されることが多くなっている。これに対し外部電極方式の場合は、実用的効果を得るためにこれより高い電位差(−70kV前後)で印加されるのが一般的となっている。
【0003】
また電流値は直接帯電式の場合は30μA程度であるが、外部電極方式の場合は100〜120μA程度に高められる。このため外部電極方式の高電圧発生器は直接帯電式の高電圧発生器に比べ大型化が避けられない。両者の回路構成としては高周波を多段倍電圧整流回路で整流し、高電圧構成部品については、合成樹脂絶縁材で包括モールドし一体化するなどして構成している。
【0004】
例えば特開平10−128168号には−60kV程度、即ち直接帯電式に用いられる程度の静電塗装用直流高電圧発生装置が記載されており、ガン本体に内蔵するため高電圧発生部(高電圧発生器)の小形軽量化が具体的に考案されている。一方、外部電極方式の場合の高電圧発生器については特開平7−213958号などに記載されるよう、その多くが自動塗装装置に付帯させて駆動される自動スプレーガン用として記載されている。しかし自動ガン用であるが故に、手持ち式に比べ小形軽量化の必要性が低く、追求が不十分で改善の余地があると言える。
【0005】
また特開昭53−30646号のよう、手持ち式外部電極式静電塗装スプレーガンとしての提案も見られるが、実用的レベルにおいて先端に突き出す電極が操作性を悪くしていたり、高電圧供給をガンの外部より行なうため高電圧ケーブルの重さより作業者を解放することができていないなど、ガンに内蔵されるべきを考慮した高電圧発生器の小形軽量化については記載されていない。前述したように外部電極方式の場合は直接帯電式の場合よりも高電圧を印可するため、必然的に高電圧発生器自体が大形化し、ガンの操作性を損なうことからその小形軽量化が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、外部帯電式静電塗装機の直流高電圧発生器において、簡素な構成で小形軽量な絶縁構造を得ることを課題とする。
【0007】
本発明は前述した従来技術の課題と要求に鑑みなされたもので、使用される静電塗装の実用的、商業的な範囲で、作業者が使用して安全であり、使い易く、かつ生産性、経済性に効果が得られ、結果として環境問題に大きな改善となる水系塗料の活用普及に貢献できる外部帯電式静電塗装用スプレーガンに役立てることができるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、噴霧化装置を備え、該噴霧化装置に供給される塗料の経路とは離開し、噴霧化装置の外側に設けた荷電電極を備えた外部帯電式静電塗装ガンに使用される直流高電圧発生器であって、昇圧トランスと多段倍電圧整流回路を重ねて配置、複数の抵抗体を長手方向に束ね、直列に接続して100〜400MΩの制限抵抗を構成し、これらの昇圧トランスと多段倍電圧整流回路と抵抗体を絶縁性樹脂で一体に成形するものである。
【0009】
上記の方法によれば昇圧トランスと多段倍電圧整流回路を重ねて配置する事により、長手方向を短くすることができる。また外部帯電式は高電圧を印可するために複数の高抵抗が必要になるのが一般的でこれらを長手方向に束ねることで、同じく長手方向を短くすることができる。
【0010】
また本発明は、昇圧トランスと多段倍電圧整流回路と抵抗体を所定の樹脂ケース内に収容させ、絶縁性樹脂を充填し、包括モールドし一体化される。一体化による組立の容易化と無駄肉のないコンパクトな形状とすることができる。
【0011】
また本発明は、前記抵抗体が円筒形であることを特徴とする。これにより抵抗体を割り箸や薪を束ねるように一方向に簡単に揃えることができ、最小限の大きさに集約できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基づき説明する。
1は本実施例を用いた外部帯電式静電スプレーガンを示し、該スプレーガン1は、手持ち式の例を示しハンドル2、引金3をもって操作される。銃身部4は先端に設けた噴霧化装置5より噴出する塗料を制御すると共に、銃身部4の上部に本発明に基づく高電圧発生器6が内蔵され、スプレーガン1の外側に設けた外部電極7の先端電極71に高電圧を供給している。
【0013】
この実施例の場合、噴霧化装置5は圧縮空気で塗料を霧化するエアースプレーガンが示されており、塗料ノズル52の周囲に空気キャップ51が配置され、所望の噴霧パターンが、この空気キャップ51により形成されて被塗装物の塗装を行う。これらの構成は広く知られたスプレーガンの構造が採用されているが、静電塗装においては銃身部4を含め電気的絶縁材料で形成されている。
【0014】
また、塗料経路はアース側電位と接続されるため、塗料ノズル52内のニードル弁53は金属性で、後部に位置する前記ハンドル2と電気的に接続されている。通常の静電スプレーガンと同様ハンドルは導電性であり、この実施例の場合は半導電性の樹脂を使用して、作業者が手で操作する場合にアース側電位になるようにしている。
【0015】
図2は本発明の一実施例の高電圧発生器6が示されており、昇圧トランス61、コッククロフトウォルトン多段倍電圧整流回路62、保護用高抵抗63が絶縁性樹脂64で鋳込まれ樹脂ケース65に収納されている。また高電圧発生器6は低電圧の供給側に入力端子66、高電圧出力側に出力端子67を露出している他は電気的に絶縁強度が維持されている。
【0016】
高電圧発生器6は、絶縁材で形成されたスプレーガン1の銃身部4に設けた装着部に挿入され、入力端子、出力端子それぞれが所定の部品と電気的に接続される。
本発明の第1の手段では昇圧トランス61と多段倍電圧整流回路62とが図2乃至図3のよう、二階建て家屋の如く重ねて配置されているので、長手方向を短くすることができる。
【0017】
スプレーガン1は手持ち式のため、前記の如く長手方向を短くすることはガン操作上とても重要なことで、図1の実施例によれば前記二階建ての部分をハンドル2の真上に位置させている。即ちハンドル2の真上方向に重心が有るので、二階建てにしたことによって多少高さ方向が伸びてもガンの操作性を損なうことの無いようにしている。
【0018】
また、保護用高抵抗63が図3乃至は図4に示すように長手方向に束ねられているのも同様の理由でガンの操作性を考慮してのことである。本実施例では図4のA部に示すよう、円筒形の3本の抵抗体を束ねているが、製造しやすく安価で市販性がある等を満足するには、円筒形の高抵抗を選択するのが望ましく、また複数本にする事で一本あたりの負荷を軽減・分散させている。
【0019】
また本発明の第2の手段によれば,昇圧トランス61と多段倍電圧整流回路62と抵抗体63とを樹脂ケース65の中に収納するが、本実施例の樹脂ケース65の形状は、高圧発生部の電気的に扱うエネルギーの流れの大きい根元部分から減少する先端部分にしたがい,順次断面積が減少する形状であるので,合理的かつ経済的である。また同時にこの形状は機械的にも安定して堅牢である。更に樹脂ケース65は根本側を開口し、重ねて配置する昇圧トランス61と多段倍電圧整流回路62との間に隔壁を設けて確実に配置したうえで絶縁樹脂で包括モールドしてコンパクトに一体化されるので、確実な絶縁と、ガンへ内蔵する際の組立や分解する際の取り外しが容易に行えるといった利点がある。
【0020】
実際に絶縁樹脂を流し込む時は、保護抵抗側を下にして立て、出力端子67が通過する穴を塞ぎ、多段倍電圧整流回路62、昇圧トランス61を収納してからモールドする。モールドの際、脱泡し易いように多段倍電圧整流回路62と昇圧トランス61に挟まれる樹脂ケース内の隔壁には窓を設け、樹脂の流れを良くするなどの工夫がなされている。
【発明の効果】以上述べた通り、本発明によれば従来に比較し、多大な効果をもたらす。高電圧発生器の絶縁構造については,合理的かつ経済的な構成である。したがって,外部帯電式静電塗装用直流高電圧発生器としては,低コストで確実に小型軽量にすることができ、ガンに内蔵してもガンの小型軽量と操作性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明を用いた静電スプレーガンの断面図
図2は、本発明の一実施例を示す構成図
図3は、本発明の一実施例を示す回路図
図4は、本発明の一実施例を示す外観図
【符号の説明】
1、スプレーガン本体
2、ハンドル
3、引金
4、銃身部
5、噴霧化装置
6、高電圧発生器
7、外部電極
【産業上の利用分野】本発明は静電塗装用直流高電圧発生器に関するものであり,特に外部帯電式静電塗装用のガンに内蔵される多段倍電圧整流回路を備えた−90kV程度の静電塗装用直流高電圧発生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に商業塗装に使用して効果が得られる静電塗装用スプレーガンとしては、主に溶剤系塗料に使用される直接帯電式の場合、電極への荷電電圧は−30kVから−70kV程度で、電位差があるほど静電効果(塗料塗着効率向上など)が得られるが、高電圧による火花放電や電撃放電の危険性増加と、装置の耐電圧強度等からは、なるべく低いことが要求されている。したがって−50kV前後で使用されることが多くなっている。これに対し外部電極方式の場合は、実用的効果を得るためにこれより高い電位差(−70kV前後)で印加されるのが一般的となっている。
【0003】
また電流値は直接帯電式の場合は30μA程度であるが、外部電極方式の場合は100〜120μA程度に高められる。このため外部電極方式の高電圧発生器は直接帯電式の高電圧発生器に比べ大型化が避けられない。両者の回路構成としては高周波を多段倍電圧整流回路で整流し、高電圧構成部品については、合成樹脂絶縁材で包括モールドし一体化するなどして構成している。
【0004】
例えば特開平10−128168号には−60kV程度、即ち直接帯電式に用いられる程度の静電塗装用直流高電圧発生装置が記載されており、ガン本体に内蔵するため高電圧発生部(高電圧発生器)の小形軽量化が具体的に考案されている。一方、外部電極方式の場合の高電圧発生器については特開平7−213958号などに記載されるよう、その多くが自動塗装装置に付帯させて駆動される自動スプレーガン用として記載されている。しかし自動ガン用であるが故に、手持ち式に比べ小形軽量化の必要性が低く、追求が不十分で改善の余地があると言える。
【0005】
また特開昭53−30646号のよう、手持ち式外部電極式静電塗装スプレーガンとしての提案も見られるが、実用的レベルにおいて先端に突き出す電極が操作性を悪くしていたり、高電圧供給をガンの外部より行なうため高電圧ケーブルの重さより作業者を解放することができていないなど、ガンに内蔵されるべきを考慮した高電圧発生器の小形軽量化については記載されていない。前述したように外部電極方式の場合は直接帯電式の場合よりも高電圧を印可するため、必然的に高電圧発生器自体が大形化し、ガンの操作性を損なうことからその小形軽量化が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、外部帯電式静電塗装機の直流高電圧発生器において、簡素な構成で小形軽量な絶縁構造を得ることを課題とする。
【0007】
本発明は前述した従来技術の課題と要求に鑑みなされたもので、使用される静電塗装の実用的、商業的な範囲で、作業者が使用して安全であり、使い易く、かつ生産性、経済性に効果が得られ、結果として環境問題に大きな改善となる水系塗料の活用普及に貢献できる外部帯電式静電塗装用スプレーガンに役立てることができるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、噴霧化装置を備え、該噴霧化装置に供給される塗料の経路とは離開し、噴霧化装置の外側に設けた荷電電極を備えた外部帯電式静電塗装ガンに使用される直流高電圧発生器であって、昇圧トランスと多段倍電圧整流回路を重ねて配置、複数の抵抗体を長手方向に束ね、直列に接続して100〜400MΩの制限抵抗を構成し、これらの昇圧トランスと多段倍電圧整流回路と抵抗体を絶縁性樹脂で一体に成形するものである。
【0009】
上記の方法によれば昇圧トランスと多段倍電圧整流回路を重ねて配置する事により、長手方向を短くすることができる。また外部帯電式は高電圧を印可するために複数の高抵抗が必要になるのが一般的でこれらを長手方向に束ねることで、同じく長手方向を短くすることができる。
【0010】
また本発明は、昇圧トランスと多段倍電圧整流回路と抵抗体を所定の樹脂ケース内に収容させ、絶縁性樹脂を充填し、包括モールドし一体化される。一体化による組立の容易化と無駄肉のないコンパクトな形状とすることができる。
【0011】
また本発明は、前記抵抗体が円筒形であることを特徴とする。これにより抵抗体を割り箸や薪を束ねるように一方向に簡単に揃えることができ、最小限の大きさに集約できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基づき説明する。
1は本実施例を用いた外部帯電式静電スプレーガンを示し、該スプレーガン1は、手持ち式の例を示しハンドル2、引金3をもって操作される。銃身部4は先端に設けた噴霧化装置5より噴出する塗料を制御すると共に、銃身部4の上部に本発明に基づく高電圧発生器6が内蔵され、スプレーガン1の外側に設けた外部電極7の先端電極71に高電圧を供給している。
【0013】
この実施例の場合、噴霧化装置5は圧縮空気で塗料を霧化するエアースプレーガンが示されており、塗料ノズル52の周囲に空気キャップ51が配置され、所望の噴霧パターンが、この空気キャップ51により形成されて被塗装物の塗装を行う。これらの構成は広く知られたスプレーガンの構造が採用されているが、静電塗装においては銃身部4を含め電気的絶縁材料で形成されている。
【0014】
また、塗料経路はアース側電位と接続されるため、塗料ノズル52内のニードル弁53は金属性で、後部に位置する前記ハンドル2と電気的に接続されている。通常の静電スプレーガンと同様ハンドルは導電性であり、この実施例の場合は半導電性の樹脂を使用して、作業者が手で操作する場合にアース側電位になるようにしている。
【0015】
図2は本発明の一実施例の高電圧発生器6が示されており、昇圧トランス61、コッククロフトウォルトン多段倍電圧整流回路62、保護用高抵抗63が絶縁性樹脂64で鋳込まれ樹脂ケース65に収納されている。また高電圧発生器6は低電圧の供給側に入力端子66、高電圧出力側に出力端子67を露出している他は電気的に絶縁強度が維持されている。
【0016】
高電圧発生器6は、絶縁材で形成されたスプレーガン1の銃身部4に設けた装着部に挿入され、入力端子、出力端子それぞれが所定の部品と電気的に接続される。
本発明の第1の手段では昇圧トランス61と多段倍電圧整流回路62とが図2乃至図3のよう、二階建て家屋の如く重ねて配置されているので、長手方向を短くすることができる。
【0017】
スプレーガン1は手持ち式のため、前記の如く長手方向を短くすることはガン操作上とても重要なことで、図1の実施例によれば前記二階建ての部分をハンドル2の真上に位置させている。即ちハンドル2の真上方向に重心が有るので、二階建てにしたことによって多少高さ方向が伸びてもガンの操作性を損なうことの無いようにしている。
【0018】
また、保護用高抵抗63が図3乃至は図4に示すように長手方向に束ねられているのも同様の理由でガンの操作性を考慮してのことである。本実施例では図4のA部に示すよう、円筒形の3本の抵抗体を束ねているが、製造しやすく安価で市販性がある等を満足するには、円筒形の高抵抗を選択するのが望ましく、また複数本にする事で一本あたりの負荷を軽減・分散させている。
【0019】
また本発明の第2の手段によれば,昇圧トランス61と多段倍電圧整流回路62と抵抗体63とを樹脂ケース65の中に収納するが、本実施例の樹脂ケース65の形状は、高圧発生部の電気的に扱うエネルギーの流れの大きい根元部分から減少する先端部分にしたがい,順次断面積が減少する形状であるので,合理的かつ経済的である。また同時にこの形状は機械的にも安定して堅牢である。更に樹脂ケース65は根本側を開口し、重ねて配置する昇圧トランス61と多段倍電圧整流回路62との間に隔壁を設けて確実に配置したうえで絶縁樹脂で包括モールドしてコンパクトに一体化されるので、確実な絶縁と、ガンへ内蔵する際の組立や分解する際の取り外しが容易に行えるといった利点がある。
【0020】
実際に絶縁樹脂を流し込む時は、保護抵抗側を下にして立て、出力端子67が通過する穴を塞ぎ、多段倍電圧整流回路62、昇圧トランス61を収納してからモールドする。モールドの際、脱泡し易いように多段倍電圧整流回路62と昇圧トランス61に挟まれる樹脂ケース内の隔壁には窓を設け、樹脂の流れを良くするなどの工夫がなされている。
【発明の効果】以上述べた通り、本発明によれば従来に比較し、多大な効果をもたらす。高電圧発生器の絶縁構造については,合理的かつ経済的な構成である。したがって,外部帯電式静電塗装用直流高電圧発生器としては,低コストで確実に小型軽量にすることができ、ガンに内蔵してもガンの小型軽量と操作性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明を用いた静電スプレーガンの断面図
図2は、本発明の一実施例を示す構成図
図3は、本発明の一実施例を示す回路図
図4は、本発明の一実施例を示す外観図
【符号の説明】
1、スプレーガン本体
2、ハンドル
3、引金
4、銃身部
5、噴霧化装置
6、高電圧発生器
7、外部電極
Claims (3)
- 噴霧化装置を備え、該噴霧化装置に供給される塗料の経路とは離開し、噴霧化装置の外側に設けた荷電電極を備えた外部帯電式静電塗装ガンに使用される直流高電圧発生器において、昇圧トランスと多段倍電圧整流回路を重ねて配置、複数の抵抗体を長手方向に束ね、直列に接続して100〜400MΩの制限抵抗を構成し、これらの昇圧トランスと多段倍電圧整流回路と抵抗体を絶縁性樹脂で一体に成形してなる外部帯電式静電塗装ガン用直流高電圧発生器。
- 樹脂ケース内に収容され、充填される絶縁性樹脂で包括モールドし一体化されてなる請求項1記載の外部帯電式静電塗装ガン用直流高電圧発生器。
- 前記抵抗体は円筒形であることを特徴とする請求項1記載の外部帯電式静電塗装ガン用直流高電圧発生器。
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WO2000054888A1 (de) * | 1999-03-16 | 2000-09-21 | Abb Patent Gmbh | Hochrotationszerstäuber mit lenkluftring |
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- 2002-11-21 JP JP2002337449A patent/JP2004167411A/ja active Pending
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2003
- 2003-11-20 AU AU2003302030A patent/AU2003302030A1/en not_active Abandoned
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- 2003-11-20 WO PCT/JP2003/014825 patent/WO2004045776A1/ja active Application Filing
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017013009A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | ランズバーグ・インダストリー株式会社 | 静電塗装装置及び静電塗装機 |
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CN108136419A (zh) * | 2015-08-05 | 2018-06-08 | 卡莱流体技术有限公司 | 级联系统 |
JP2018523575A (ja) * | 2015-08-05 | 2018-08-23 | カーライル フルイド テクノロジーズ,インコーポレイティド | カスケード構造システム |
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WO2004045776A1 (ja) | 2004-06-03 |
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