JP2004167397A - 塗装ガン - Google Patents
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Abstract
【課題】塗装ガンのヘッドを小型化するとともに、霧化塗料を広く拡散可能にする。
【解決手段】本発明に係る塗装ガンは、塗料を放出する塗料放出口22bと、塗料放出口22bの周囲に形成されており、その塗料放出口22bから放出された塗料を霧化するためのエアーを放出する霧化エアー吹き出し口32bと、霧化エアー吹き出し口32bの周囲にほぼ等間隔で複数個形成されており、霧化された塗料の飛散方向に対して交差するようにエアーを放出するためのパターンエアー吹き出し口34bとを有しており、各々のパターンエアー通路34は直線状に形成されており、エアーの放出方向に延びる各々のパターンエアー通路34の仮想軸線Jpは、塗料放出口22bを正面から見たときに、対応するパターンエアー吹き出し口の中心Cfと塗料放出口の中心C0とをむすぶ仮想直線Lに対して同じ側に傾いており、その傾斜角が 0°より大きく、90°より小さく設定されている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る塗装ガンは、塗料を放出する塗料放出口22bと、塗料放出口22bの周囲に形成されており、その塗料放出口22bから放出された塗料を霧化するためのエアーを放出する霧化エアー吹き出し口32bと、霧化エアー吹き出し口32bの周囲にほぼ等間隔で複数個形成されており、霧化された塗料の飛散方向に対して交差するようにエアーを放出するためのパターンエアー吹き出し口34bとを有しており、各々のパターンエアー通路34は直線状に形成されており、エアーの放出方向に延びる各々のパターンエアー通路34の仮想軸線Jpは、塗料放出口22bを正面から見たときに、対応するパターンエアー吹き出し口の中心Cfと塗料放出口の中心C0とをむすぶ仮想直線Lに対して同じ側に傾いており、その傾斜角が 0°より大きく、90°より小さく設定されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗料をエアーで霧化する構成の塗装ガンに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示す一般的な塗装ガン60は、塗料を回転体の遠心力を利用して飛散させ、その飛散した塗料をエアーで霧化して被塗装面Dtに吹付ける構造である。この塗装ガン60では、ヘッド62の部分に前記回転体等を収納するスペースが必要になるため、そのヘッド62が大型化する。このため、狭い場所における塗装ガン60の配置の自由度が大幅に制限され、被塗装面Dtに対して直角に塗料を吹付けられない場合が多く発生する。この結果、塗装むら(図6(B)参照)や被塗装面Dt以外の部分に塗料が掛かるオーバースプレー(図6(A)における符号X参照)が発生し易くなる。
【0003】
この問題を解決するために、エアーのみで塗料を霧化する方法を採用し、塗装ガンのヘッドを小型化した技術が特開2002−166200号公報に記載されている。
その塗装ガン70は、図7(A)に示すように、ヘッド72が横向きに形成されており、そのヘッド72の先端中央に塗料を放出する塗料放出口73が形成されている。そして、その塗料放出口73を囲んで霧化エアー吹き出し口74がリング状に形成されている。霧化エアー吹き出し口74は塗料放出口73の方向に若干傾斜した状態で形成されており、その霧化エアー吹き出し口74から放出されたエアーによって塗料が霧化されるとともに、その霧化された塗料(以下、霧化塗料という)が略円錐形状に拡散させられる。このように、塗装ガン70のヘッド72を小型化できるため、狭い場所におけるヘッド72の配置の自由度が向上し、被塗装面Dtに対してほぼ直角に塗料を吹付けることが可能になる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−166200号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した塗装ガン70は、霧化エアー吹き出し口から放出されたエアーで塗料を霧化するとともに、その霧化塗料を略円錐形状に拡散させる構成のため、霧化塗料の広がり角度を希望する値にまで大きくすることは難しい。
このため、図7(B)に示すように、塗装ガン70を一定方向に移動させて塗装を行う際の塗装可能幅Tが狭くなり、塗装効率が低下する。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、塗料をエアーでのみ霧化する塗装ガンにおいて、霧化された塗料(霧化塗料)を拡散させる際の広がり角度を希望する値にまで大きくできるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、塗料を放出する塗料放出口と、前記塗料放出口の周囲に形成されており、その塗料放出口から放出された塗料を霧化するためのエアーを放出する霧化エアー吹き出し口と、前記霧化エアー吹き出し口の周囲にほぼ等間隔で複数個形成されており、霧化された塗料の飛散方向に対して交差するようにエアーを放出するためのパターンエアー吹き出し口とを有しており、各々の前記パターンエアー吹き出し口につながる各々のパターンエアー通路は直線状に形成されており、エアーの放出方向に延びる各々の前記パターンエアー通路の仮想軸線は、前記塗料放出口を正面から見たときに、対応する前記パターンエアー吹き出し口の中心と前記塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対して同じ側に傾いており、その傾斜角が 0°より大きく、90°より小さく設定されていることを特徴とする。
【0008】
本発明によると、塗料を霧化エアー吹き出し口から放出したエアーで霧化する構成のため、例えば、回転体により塗料を飛散させて霧化する構造の塗装ガンよりもヘッドを小型化できる。このため、狭い場所にも塗装ガンのヘッドを進入させることが可能になる。
さらに、パターンエアー吹き出し口は、霧化エアー吹き出し口の周囲にほぼ等間隔で複数個形成されており、霧化された塗料の飛散方向に対して交差するようにエアーを放出する構成である。また、エアーの放出方向に延びる各々のパターンエアー通路の仮想軸線は、塗料放出口を正面から見たときに、対応するパターンエアー吹き出し口の中心と塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対して同じ側に傾いており、その傾斜角が 0°より大きく、90°より小さく設定されている。このように、前記仮想直線に対して各々のパターンエアー通路の仮想軸線が傾斜しているため、パターンエアー同士が正面からぶつかり合うことがなくなり、各々のパターンエアーが霧化塗料に対して交差し易くなる。このため、前記傾斜角の値を調整することで霧化塗料が拡散する際の広がり角度を希望する値まで大きくできる。したがって、塗装ガンのヘッドから被塗装面までの距離が小さくても、霧化塗料を広く拡散させることで、その被塗装面を効率的に塗装することができる。なお、傾斜角が 0°の場合には、パターンエアー同士が正面からぶつかり合うようになり、パターンエアーの効果が相殺される。また、傾斜角が90°の場合には、パターンエアーが霧化塗料の周辺部分と交差するようになるため、パターンエアーの効果が十分発揮されない。
【0009】
また、請求項2の発明によると、パターンエアー吹き出し口の中心と塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対するパターンエアー通路の仮想軸線の傾斜角が全てのパターンエアー通路について等しく設定されている。このため、霧化塗料が均等にほぼ円錐形状に拡散するようになる。したがって、被塗装面に対して塗装ガンをどの方向に並行移動させても、被塗装面を均等に塗装することができる。
また、請求項3に示すように、パターンエアー吹き出し口の中心と塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対するパターンエアー通路の仮想軸線の傾斜角を 25°より大きく、35°より小さく設定することで、霧化塗料が円錐形状に拡散する際の立体角を最も大きくできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5に基づいて、本発明の実施形態1に係る塗装ガンの説明を行う。ここで、図1は本実施形態に係る塗装ガンの横向きノズル部の先端面を表す正面図であり、図2は図1のII− II矢視縦断面図、図3は塗装ガンのヘッドを表す正面図(A図)及び縦断面図(B図)である。また、図4は塗装ガンの全体側面図、図5(A)、(B)は塗装の様子を表す側面図及び平面図である。
【0011】
塗装ガン1は、図4に示すように、ロボットのハンド(図示されていない)に取付けられる塗装ガン本体2と、その塗装ガン本体2の先端に装着されるヘッド10とを備えている。
ヘッド10は、塗料を霧化させて放出させる部分であり、塗装ガン本体2に連結される連結部12と、塗装ガン本体2と同軸に形成された管状部14と、その管状部14の先端に形成された横向きノズル部20とから構成されている。
【0012】
ヘッド10の管状部14は、塗装ガン本体2から供給された塗料とエアーとを横向きノズル部20まで導く部分であり、図3(B)に示すように、その管状部14の中心軸に沿って塗料通路14pが形成されている。また、その塗料通路14pを囲んで筒状のエアー通路14aが形成されている。
ヘッド10の横向きノズル部20は、霧化された塗料(以下、霧化塗料TMという)を放出させる部分であり、ヘッド10の管状部14に対して直角に形成されている。
【0013】
横向きノズル部20は、図3(B)に示すように、キャップ状のケーシング25を備えており、そのケーシング25の内側にエアー貯留空間24が形成されている。エアー貯留空間24は、連絡通路23を介して管状部14のエアー通路14aと連通している。
横向きノズル部20のケーシング25は、略円筒形をした筒部25tと、その筒部25tの先端を塞ぐ円板部25eとから構成されており、その円板部25eの中心軸方向に貫通孔状の霧化エアー吹き出し通路32が形成されている。
【0014】
また、横向きノズル部20には、管状部14の塗料通路14pと連通する塗料ノズル22がケーシング25と同軸に取付けられている。塗料ノズル22の外径寸法は霧化エアー吹き出し通路32の内径寸法よりも予め決められた寸法だけ小さく設定されており、その塗料ノズル22がエアー貯留空間24を貫通した状態で、ケーシング25の霧化エアー吹き出し通路32に挿通されている。
【0015】
即ち、塗料ノズル22の外周面と霧化エアー吹き出し通路32の内周面との間には筒状の隙間が形成され、この隙間がエアー貯留空間24と連通している。このため、エアー貯留空間24内のエアーは、塗料ノズル22と霧化エアー吹き出し通路32との隙間から吹き出され、その吹き出されたエアーによって塗料ノズル22から放出された塗料が霧化される。したがって、前記隙間のリング状開口が横向きノズル部20の霧化エアー吹き出し口32bとなり、塗料ノズル22の先端開口が横向きノズル部20の塗料放出口22bとなる。
【0016】
ケーシング25の円板部25eの内部には、図1、図2に示すように、霧化エアー吹き出し通路32を囲んで複数本(図1では12本)のパターンエアー通路34が等間隔で形成されている。パターンエアー通路34は、霧化塗料TMを円錐形状に拡散させるパターンエアーApを流すための通路であり、エアー貯留空間24と連通した状態で、円板部25eの表面25f(横向きノズル部20の先端面25f)で開口している。即ち、パターンエアー通路34の前記開口がパターンエアー吹き出し口34bとなる。
【0017】
パターンエアー通路34は、図1に示すように、直線状に形成されている。このため、パターンエアー通路34の仮想軸線Jpの延長方向にパターンエアーApが吹き出されるようになる。ここで、パターンエアー吹き出し口34bはパターンエアー通路34の入口34e(エアー貯留空間24側の開口34e)よりも予め決められた寸法だけ半径方向内側に位置している。さらに、図2に示すように、パターンエアー吹き出し口34bはパターンエアー通路34の入口34eよりも円板部25eの厚み寸法分だけ前方に位置している。
【0018】
したがって、パターンエアー吹き出し口34bから吹き出された各々のパターンエアーApは、図2に示すように、横向きノズル部20の斜め前方内側方向に進み、その横向きノズル部20の軸線Jと側面視において交差した後、斜め前方外側方向に進むようになる。なお、各々のパターンエアーApとノズル部20の軸線Jとは立体交差状態であり、各々のパターンエアーApとノズル部20の軸線Jとが実際に交わることはない。
ここで、図1、図2では、パターンエアー通路34の仮想軸線Jpと重なる位置にあるパターンエアーApのみを図示しており、仮想軸線Jpに対して拡開したパターンエアーApは省略している。
【0019】
また、各々のパターンエアーApが横向きノズル部20の軸線Jと交差する際に、それらのパターンエアーAp同士が正面からぶつかり合わないように、各々のパターンエアー通路34の位置が設定されている。
【0020】
即ち、図1に示すように、塗料放出口22bを正面から見た状態で、パターンエアーApの吹き出し方向に延びる各々のパターンエアー通路34の仮想軸線Jpは、対応するパターンエアー吹き出し口34bの中心Cfと塗料放出口22bの中心C0とをむすぶ仮想直線Lに対して同じ側に傾いており、その傾斜角θが25°〜35°に設定されている。
なお、本実施形態では、前記仮想直線Lに対するパターンエアー通路34の仮想軸線Jpの傾斜角θが全てのパターンエアー通路34について等しい値に設定されている。
【0021】
次に、上記した塗装ガン1の動作を説明する。
塗装ガン1の塗装ガン本体2からヘッド10に供給された塗料は、そのヘッド10の管状部14の塗料通路14pから横向きノズル部20の塗料ノズル22に供給され、その塗料ノズル22の塗料放出口22bから放出される。
また、塗装ガン1の塗装ガン本体2からヘッド10に供給されたエアーは、そのヘッド10の管状部14のエアー通路14a、連絡通路23から横向きノズル部20のエアー貯留空間24に供給される。そして、エアー貯留空間24から霧化エアー吹き出し通路32と塗料ノズル22との隙間を通って霧化エアー吹き出し口32bから吹き出される。この霧化エアー吹き出し口32bから吹き出されたエアー(霧化エアー)によって塗料放出口22bから放出された塗料が霧化される。
【0022】
また、エアー貯留空間24に供給されたエアーは、各々のパターンエアー通路34を通ってパターンエアー吹き出し口34bから吹き出される。パターンエアー吹き出し口34bから放出されたパターンエアーApは、図2に示すように、横向きノズル部20の斜め前方内側方向に進み、前述のように、横向きノズル部20の軸線Jと立体交差した後、斜め前方外側方向に進む。
【0023】
ここで、前述のように、各々のパターンエアー通路34の仮想軸線Jpは、対応するパターンエアー吹き出し口34bの中心Cfと塗料放出口22bの中心C0とをむすぶ仮想直線Lに対して同方向に傾斜している。このため、各々のパターンエアー通路34から吹き出されたパターンエアーApが、図2に示すように、横向きノズル部20の軸線Jと立体交差しても、それらのパターンエアーAp同士が正面からぶつかり合うことがない。
【0024】
各々のパターンエアー吹き出し口34bから吹き出されたパターンエアーApは、霧化エアー吹き出し口32b及び塗料放出口22bから吹き出された霧化塗料TMの流れを斜めに横切り、その霧化塗料TMの流れを横切る際に、霧化塗料TMを横方向に押圧して円錐形状に拡開させるように働く。ここで、前述のように、パターンエアーAp同士が正面からぶつかり合うことがないため、各々のパターンエアーApにおける霧化塗料拡散効果が相殺されることがない。
ここで、各々のパターンエアー通路34の仮想軸線Jpは、図1に示すように、前記仮想直線Lに対する傾斜角θが25°〜35°に設定されているため、霧化塗料TMを円錐形状に拡開させる際の立体角を大きくできる。
【0025】
また、塗料を霧化エアー吹き出し口32bから放出したエアーで霧化する構成のため、例えば、回転体により塗料を飛散させて霧化する構造の塗装ガンよりもヘッド10を小型化できる。このため、狭い場所にも塗装ガン1のヘッド10を進入させることが可能になる。
したがって、図5(A)、(B)に示すように、被塗装面Dtに対してほぼ直角に霧化塗料TMを吹付けることができる。また、霧化塗料TMを円錐形状に拡開させる際の立体角を大きくできるため、塗装ガン1のヘッド10を被塗装面Dtに接近させても、必要なパターン幅(塗装ガン70を一定方向に移動させて塗装を行う際の塗装可能幅)を確保できる。
【0026】
また、本実施形態では、前記仮想直線Lに対するパターンエアー通路34の仮想軸線Jpの傾斜角θが全てのパターンエアー通路34について等しい値に設定されているため、霧化塗料TMが均等にほぼ円錐形状に拡散するようになる。したがって、被塗装面Dtに対して塗装ガン1をどの方向に並行移動させても、被塗装面Dtを均等に塗装することができる。
なお、本実施形態では、仮想直線Lに対するパターンエアー通路34の仮想軸線Jpの傾斜角θを25°〜35°に設定する例を示したが、傾斜角θを0°より大きく、90°より小さい範囲内で設定すれば、ある程度、霧化塗料TMを拡散させる効果を得ることができる。
【0027】
なお、本実施形態では、霧化エアー吹き出し通路32を囲んで12本のパターンエアー通路34を形成する例を示したが、パターンエアー通路34の本数は適宜変更可能である。
また、ヘッド10のノズル部20を横向きに設ける例を示したが、ノズル部20は特に横向きでなくても良い。
また、図1等において、パターンエアー通路34の仮想軸線Jpを仮想直線Lに対して右側に傾ける例を示したが、左側に傾けることも可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明によると、塗装ガンのヘッドを小型化できるため、狭い場所にも塗装ガンのヘッドを進入させることが可能になる。また、霧化塗料が拡散する際の広がり角度を希望する値まで大きくできるため、塗装ガンのヘッドから被塗装面までの距離が小さくても、その被塗装面を効率的に塗装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施形態1に係る塗装ガンの横向きノズル部の先端面を表す正面図である。
【図2】図1のII− II矢視縦断面図である。
【図3】塗装ガンのヘッドを表す正面図(A図)及び縦断面図(B図)である。
【図4】塗装ガンの全体側面図である。
【図5】塗装の様子を表す側面図(A図)及び平面図(B図)である。
【図6】従来の塗装ガンを使用して塗装を行う様子を表す側面図(A図)及び平面図(B図)である。
【図7】従来の塗装ガンのヘッドを表す縦断面図(A図)及びその塗装ガンを使用して塗装を行う様子を表す側面図(B図)である。
【符号の説明】
L パターンエアー吹き出し口の中心と塗料放出口の中心とをむすぶ仮
想直線
Jp パターンエアー通路の仮想軸線
θ 傾斜角(Lに対するJpの傾斜角)
22b 塗料放出口
32b 霧化エアー吹き出し口
34 パターンエアー通路
34b パターンエアー吹き出し口
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗料をエアーで霧化する構成の塗装ガンに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示す一般的な塗装ガン60は、塗料を回転体の遠心力を利用して飛散させ、その飛散した塗料をエアーで霧化して被塗装面Dtに吹付ける構造である。この塗装ガン60では、ヘッド62の部分に前記回転体等を収納するスペースが必要になるため、そのヘッド62が大型化する。このため、狭い場所における塗装ガン60の配置の自由度が大幅に制限され、被塗装面Dtに対して直角に塗料を吹付けられない場合が多く発生する。この結果、塗装むら(図6(B)参照)や被塗装面Dt以外の部分に塗料が掛かるオーバースプレー(図6(A)における符号X参照)が発生し易くなる。
【0003】
この問題を解決するために、エアーのみで塗料を霧化する方法を採用し、塗装ガンのヘッドを小型化した技術が特開2002−166200号公報に記載されている。
その塗装ガン70は、図7(A)に示すように、ヘッド72が横向きに形成されており、そのヘッド72の先端中央に塗料を放出する塗料放出口73が形成されている。そして、その塗料放出口73を囲んで霧化エアー吹き出し口74がリング状に形成されている。霧化エアー吹き出し口74は塗料放出口73の方向に若干傾斜した状態で形成されており、その霧化エアー吹き出し口74から放出されたエアーによって塗料が霧化されるとともに、その霧化された塗料(以下、霧化塗料という)が略円錐形状に拡散させられる。このように、塗装ガン70のヘッド72を小型化できるため、狭い場所におけるヘッド72の配置の自由度が向上し、被塗装面Dtに対してほぼ直角に塗料を吹付けることが可能になる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−166200号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した塗装ガン70は、霧化エアー吹き出し口から放出されたエアーで塗料を霧化するとともに、その霧化塗料を略円錐形状に拡散させる構成のため、霧化塗料の広がり角度を希望する値にまで大きくすることは難しい。
このため、図7(B)に示すように、塗装ガン70を一定方向に移動させて塗装を行う際の塗装可能幅Tが狭くなり、塗装効率が低下する。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、塗料をエアーでのみ霧化する塗装ガンにおいて、霧化された塗料(霧化塗料)を拡散させる際の広がり角度を希望する値にまで大きくできるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、塗料を放出する塗料放出口と、前記塗料放出口の周囲に形成されており、その塗料放出口から放出された塗料を霧化するためのエアーを放出する霧化エアー吹き出し口と、前記霧化エアー吹き出し口の周囲にほぼ等間隔で複数個形成されており、霧化された塗料の飛散方向に対して交差するようにエアーを放出するためのパターンエアー吹き出し口とを有しており、各々の前記パターンエアー吹き出し口につながる各々のパターンエアー通路は直線状に形成されており、エアーの放出方向に延びる各々の前記パターンエアー通路の仮想軸線は、前記塗料放出口を正面から見たときに、対応する前記パターンエアー吹き出し口の中心と前記塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対して同じ側に傾いており、その傾斜角が 0°より大きく、90°より小さく設定されていることを特徴とする。
【0008】
本発明によると、塗料を霧化エアー吹き出し口から放出したエアーで霧化する構成のため、例えば、回転体により塗料を飛散させて霧化する構造の塗装ガンよりもヘッドを小型化できる。このため、狭い場所にも塗装ガンのヘッドを進入させることが可能になる。
さらに、パターンエアー吹き出し口は、霧化エアー吹き出し口の周囲にほぼ等間隔で複数個形成されており、霧化された塗料の飛散方向に対して交差するようにエアーを放出する構成である。また、エアーの放出方向に延びる各々のパターンエアー通路の仮想軸線は、塗料放出口を正面から見たときに、対応するパターンエアー吹き出し口の中心と塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対して同じ側に傾いており、その傾斜角が 0°より大きく、90°より小さく設定されている。このように、前記仮想直線に対して各々のパターンエアー通路の仮想軸線が傾斜しているため、パターンエアー同士が正面からぶつかり合うことがなくなり、各々のパターンエアーが霧化塗料に対して交差し易くなる。このため、前記傾斜角の値を調整することで霧化塗料が拡散する際の広がり角度を希望する値まで大きくできる。したがって、塗装ガンのヘッドから被塗装面までの距離が小さくても、霧化塗料を広く拡散させることで、その被塗装面を効率的に塗装することができる。なお、傾斜角が 0°の場合には、パターンエアー同士が正面からぶつかり合うようになり、パターンエアーの効果が相殺される。また、傾斜角が90°の場合には、パターンエアーが霧化塗料の周辺部分と交差するようになるため、パターンエアーの効果が十分発揮されない。
【0009】
また、請求項2の発明によると、パターンエアー吹き出し口の中心と塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対するパターンエアー通路の仮想軸線の傾斜角が全てのパターンエアー通路について等しく設定されている。このため、霧化塗料が均等にほぼ円錐形状に拡散するようになる。したがって、被塗装面に対して塗装ガンをどの方向に並行移動させても、被塗装面を均等に塗装することができる。
また、請求項3に示すように、パターンエアー吹き出し口の中心と塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対するパターンエアー通路の仮想軸線の傾斜角を 25°より大きく、35°より小さく設定することで、霧化塗料が円錐形状に拡散する際の立体角を最も大きくできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5に基づいて、本発明の実施形態1に係る塗装ガンの説明を行う。ここで、図1は本実施形態に係る塗装ガンの横向きノズル部の先端面を表す正面図であり、図2は図1のII− II矢視縦断面図、図3は塗装ガンのヘッドを表す正面図(A図)及び縦断面図(B図)である。また、図4は塗装ガンの全体側面図、図5(A)、(B)は塗装の様子を表す側面図及び平面図である。
【0011】
塗装ガン1は、図4に示すように、ロボットのハンド(図示されていない)に取付けられる塗装ガン本体2と、その塗装ガン本体2の先端に装着されるヘッド10とを備えている。
ヘッド10は、塗料を霧化させて放出させる部分であり、塗装ガン本体2に連結される連結部12と、塗装ガン本体2と同軸に形成された管状部14と、その管状部14の先端に形成された横向きノズル部20とから構成されている。
【0012】
ヘッド10の管状部14は、塗装ガン本体2から供給された塗料とエアーとを横向きノズル部20まで導く部分であり、図3(B)に示すように、その管状部14の中心軸に沿って塗料通路14pが形成されている。また、その塗料通路14pを囲んで筒状のエアー通路14aが形成されている。
ヘッド10の横向きノズル部20は、霧化された塗料(以下、霧化塗料TMという)を放出させる部分であり、ヘッド10の管状部14に対して直角に形成されている。
【0013】
横向きノズル部20は、図3(B)に示すように、キャップ状のケーシング25を備えており、そのケーシング25の内側にエアー貯留空間24が形成されている。エアー貯留空間24は、連絡通路23を介して管状部14のエアー通路14aと連通している。
横向きノズル部20のケーシング25は、略円筒形をした筒部25tと、その筒部25tの先端を塞ぐ円板部25eとから構成されており、その円板部25eの中心軸方向に貫通孔状の霧化エアー吹き出し通路32が形成されている。
【0014】
また、横向きノズル部20には、管状部14の塗料通路14pと連通する塗料ノズル22がケーシング25と同軸に取付けられている。塗料ノズル22の外径寸法は霧化エアー吹き出し通路32の内径寸法よりも予め決められた寸法だけ小さく設定されており、その塗料ノズル22がエアー貯留空間24を貫通した状態で、ケーシング25の霧化エアー吹き出し通路32に挿通されている。
【0015】
即ち、塗料ノズル22の外周面と霧化エアー吹き出し通路32の内周面との間には筒状の隙間が形成され、この隙間がエアー貯留空間24と連通している。このため、エアー貯留空間24内のエアーは、塗料ノズル22と霧化エアー吹き出し通路32との隙間から吹き出され、その吹き出されたエアーによって塗料ノズル22から放出された塗料が霧化される。したがって、前記隙間のリング状開口が横向きノズル部20の霧化エアー吹き出し口32bとなり、塗料ノズル22の先端開口が横向きノズル部20の塗料放出口22bとなる。
【0016】
ケーシング25の円板部25eの内部には、図1、図2に示すように、霧化エアー吹き出し通路32を囲んで複数本(図1では12本)のパターンエアー通路34が等間隔で形成されている。パターンエアー通路34は、霧化塗料TMを円錐形状に拡散させるパターンエアーApを流すための通路であり、エアー貯留空間24と連通した状態で、円板部25eの表面25f(横向きノズル部20の先端面25f)で開口している。即ち、パターンエアー通路34の前記開口がパターンエアー吹き出し口34bとなる。
【0017】
パターンエアー通路34は、図1に示すように、直線状に形成されている。このため、パターンエアー通路34の仮想軸線Jpの延長方向にパターンエアーApが吹き出されるようになる。ここで、パターンエアー吹き出し口34bはパターンエアー通路34の入口34e(エアー貯留空間24側の開口34e)よりも予め決められた寸法だけ半径方向内側に位置している。さらに、図2に示すように、パターンエアー吹き出し口34bはパターンエアー通路34の入口34eよりも円板部25eの厚み寸法分だけ前方に位置している。
【0018】
したがって、パターンエアー吹き出し口34bから吹き出された各々のパターンエアーApは、図2に示すように、横向きノズル部20の斜め前方内側方向に進み、その横向きノズル部20の軸線Jと側面視において交差した後、斜め前方外側方向に進むようになる。なお、各々のパターンエアーApとノズル部20の軸線Jとは立体交差状態であり、各々のパターンエアーApとノズル部20の軸線Jとが実際に交わることはない。
ここで、図1、図2では、パターンエアー通路34の仮想軸線Jpと重なる位置にあるパターンエアーApのみを図示しており、仮想軸線Jpに対して拡開したパターンエアーApは省略している。
【0019】
また、各々のパターンエアーApが横向きノズル部20の軸線Jと交差する際に、それらのパターンエアーAp同士が正面からぶつかり合わないように、各々のパターンエアー通路34の位置が設定されている。
【0020】
即ち、図1に示すように、塗料放出口22bを正面から見た状態で、パターンエアーApの吹き出し方向に延びる各々のパターンエアー通路34の仮想軸線Jpは、対応するパターンエアー吹き出し口34bの中心Cfと塗料放出口22bの中心C0とをむすぶ仮想直線Lに対して同じ側に傾いており、その傾斜角θが25°〜35°に設定されている。
なお、本実施形態では、前記仮想直線Lに対するパターンエアー通路34の仮想軸線Jpの傾斜角θが全てのパターンエアー通路34について等しい値に設定されている。
【0021】
次に、上記した塗装ガン1の動作を説明する。
塗装ガン1の塗装ガン本体2からヘッド10に供給された塗料は、そのヘッド10の管状部14の塗料通路14pから横向きノズル部20の塗料ノズル22に供給され、その塗料ノズル22の塗料放出口22bから放出される。
また、塗装ガン1の塗装ガン本体2からヘッド10に供給されたエアーは、そのヘッド10の管状部14のエアー通路14a、連絡通路23から横向きノズル部20のエアー貯留空間24に供給される。そして、エアー貯留空間24から霧化エアー吹き出し通路32と塗料ノズル22との隙間を通って霧化エアー吹き出し口32bから吹き出される。この霧化エアー吹き出し口32bから吹き出されたエアー(霧化エアー)によって塗料放出口22bから放出された塗料が霧化される。
【0022】
また、エアー貯留空間24に供給されたエアーは、各々のパターンエアー通路34を通ってパターンエアー吹き出し口34bから吹き出される。パターンエアー吹き出し口34bから放出されたパターンエアーApは、図2に示すように、横向きノズル部20の斜め前方内側方向に進み、前述のように、横向きノズル部20の軸線Jと立体交差した後、斜め前方外側方向に進む。
【0023】
ここで、前述のように、各々のパターンエアー通路34の仮想軸線Jpは、対応するパターンエアー吹き出し口34bの中心Cfと塗料放出口22bの中心C0とをむすぶ仮想直線Lに対して同方向に傾斜している。このため、各々のパターンエアー通路34から吹き出されたパターンエアーApが、図2に示すように、横向きノズル部20の軸線Jと立体交差しても、それらのパターンエアーAp同士が正面からぶつかり合うことがない。
【0024】
各々のパターンエアー吹き出し口34bから吹き出されたパターンエアーApは、霧化エアー吹き出し口32b及び塗料放出口22bから吹き出された霧化塗料TMの流れを斜めに横切り、その霧化塗料TMの流れを横切る際に、霧化塗料TMを横方向に押圧して円錐形状に拡開させるように働く。ここで、前述のように、パターンエアーAp同士が正面からぶつかり合うことがないため、各々のパターンエアーApにおける霧化塗料拡散効果が相殺されることがない。
ここで、各々のパターンエアー通路34の仮想軸線Jpは、図1に示すように、前記仮想直線Lに対する傾斜角θが25°〜35°に設定されているため、霧化塗料TMを円錐形状に拡開させる際の立体角を大きくできる。
【0025】
また、塗料を霧化エアー吹き出し口32bから放出したエアーで霧化する構成のため、例えば、回転体により塗料を飛散させて霧化する構造の塗装ガンよりもヘッド10を小型化できる。このため、狭い場所にも塗装ガン1のヘッド10を進入させることが可能になる。
したがって、図5(A)、(B)に示すように、被塗装面Dtに対してほぼ直角に霧化塗料TMを吹付けることができる。また、霧化塗料TMを円錐形状に拡開させる際の立体角を大きくできるため、塗装ガン1のヘッド10を被塗装面Dtに接近させても、必要なパターン幅(塗装ガン70を一定方向に移動させて塗装を行う際の塗装可能幅)を確保できる。
【0026】
また、本実施形態では、前記仮想直線Lに対するパターンエアー通路34の仮想軸線Jpの傾斜角θが全てのパターンエアー通路34について等しい値に設定されているため、霧化塗料TMが均等にほぼ円錐形状に拡散するようになる。したがって、被塗装面Dtに対して塗装ガン1をどの方向に並行移動させても、被塗装面Dtを均等に塗装することができる。
なお、本実施形態では、仮想直線Lに対するパターンエアー通路34の仮想軸線Jpの傾斜角θを25°〜35°に設定する例を示したが、傾斜角θを0°より大きく、90°より小さい範囲内で設定すれば、ある程度、霧化塗料TMを拡散させる効果を得ることができる。
【0027】
なお、本実施形態では、霧化エアー吹き出し通路32を囲んで12本のパターンエアー通路34を形成する例を示したが、パターンエアー通路34の本数は適宜変更可能である。
また、ヘッド10のノズル部20を横向きに設ける例を示したが、ノズル部20は特に横向きでなくても良い。
また、図1等において、パターンエアー通路34の仮想軸線Jpを仮想直線Lに対して右側に傾ける例を示したが、左側に傾けることも可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明によると、塗装ガンのヘッドを小型化できるため、狭い場所にも塗装ガンのヘッドを進入させることが可能になる。また、霧化塗料が拡散する際の広がり角度を希望する値まで大きくできるため、塗装ガンのヘッドから被塗装面までの距離が小さくても、その被塗装面を効率的に塗装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施形態1に係る塗装ガンの横向きノズル部の先端面を表す正面図である。
【図2】図1のII− II矢視縦断面図である。
【図3】塗装ガンのヘッドを表す正面図(A図)及び縦断面図(B図)である。
【図4】塗装ガンの全体側面図である。
【図5】塗装の様子を表す側面図(A図)及び平面図(B図)である。
【図6】従来の塗装ガンを使用して塗装を行う様子を表す側面図(A図)及び平面図(B図)である。
【図7】従来の塗装ガンのヘッドを表す縦断面図(A図)及びその塗装ガンを使用して塗装を行う様子を表す側面図(B図)である。
【符号の説明】
L パターンエアー吹き出し口の中心と塗料放出口の中心とをむすぶ仮
想直線
Jp パターンエアー通路の仮想軸線
θ 傾斜角(Lに対するJpの傾斜角)
22b 塗料放出口
32b 霧化エアー吹き出し口
34 パターンエアー通路
34b パターンエアー吹き出し口
Claims (3)
- 塗料を放出する塗料放出口と、
前記塗料放出口の周囲に形成されており、その塗料放出口から放出された塗料を霧化するためのエアーを放出する霧化エアー吹き出し口と、
前記霧化エアー吹き出し口の周囲にほぼ等間隔で複数個形成されており、霧化された塗料の飛散方向に対して交差するようにエアーを放出するパターンエアー吹き出し口とを有しており、
各々の前記パターンエアー吹き出し口につながる各々のパターンエアー通路は直線状に形成されており、
エアーの放出方向に延びる各々の前記パターンエアー通路の仮想軸線は、前記塗料放出口を正面から見たときに、対応する前記パターンエアー吹き出し口の中心と前記塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対して同じ側に傾いており、その傾斜角が 0°より大きく、90°より小さく設定されていることを特徴とする塗装ガン。 - 請求項1に記載の塗装ガンであって、
パターンエアー吹き出し口の中心と塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対するパターンエアー通路の仮想軸線の傾斜角が全てのパターンエアー通路について等しく設定されていることを特徴とする塗装ガン。 - 請求項1又は請求項2に記載の塗装ガンであって、
パターンエアー吹き出し口の中心と塗料放出口の中心とをむすぶ仮想直線に対するパターンエアー通路の仮想軸線の傾斜角が 25°より大きく、35°より小さく設定されていることを特徴とする塗装ガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002336796A JP2004167397A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | 塗装ガン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002336796A Pending JP2004167397A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | 塗装ガン |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009028701A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Nordson Kk | 少量液体の噴霧装置 |
-
2002
- 2002-11-20 JP JP2002336796A patent/JP2004167397A/ja active Pending
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