JP2004166743A - 遊技媒体数表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機から遠く離れていても遊技者以外の人が遊技媒体数の表示を見やすくし、遊技ホール内の出球状況を把握しやすくするようにした遊技媒体数表示装置を提供する。
【解決手段】遊技媒体数表示装置(1)は、遊技機(2)で遊技可能な遊技媒体の数量データに基づいて遊技機(2)の遊技媒体数を表示部(10)に表示する。遊技媒体数の表示部10は、遊技機(2)に対座可能な遊技用椅子(3)に設けられている。遊技媒体数表示装置(1)は、遊技用椅子(3)の表示部(10)が封入式パチンコ機の持球数を表示するものであるとよい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体数表示装置に関するもので、パチンコ機、スロットマシン等の封入式遊技機に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
封入式パチンコ機は、一定数の遊技球を内部に循環させることで実球による払い出しを省略する構造になっている。この種のパチンコ機では遊技者が遊技球に直接触れることができないため、現時点で持っている球数、すなわち持球数(遊技媒体数)を遊技者に表示することが必要になる。
従来の持球数表示装置としては、遊技機の前面に持球数の表示部を設けるものが一般的である。例えば、棒グラフ表示によって持球数を知らせるもの(特許文献1)、持球数の増減に応じて並設ランプ群を点灯させるもの(特許文献2)等が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−292763号公報
【特許文献2】
特開2002−233635号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の封入式遊技機では、持球数の表示部が比較的小さいために、遊技機から遠く離れた位置で遊技者以外の人が持球数を認識するのは困難である。この対策としては、遊技機の前面に大型の表示部を設けることが考えられるが、遊技機の盤面スペースが制限されるため採用し難い。また、遊技機上部の幕板に持球数の表示部を設けることも考えられるが、通常、このような幕板には遊技に関する種々の表示や各種の表示物が取り付けられることが多いため、持球数の表示が見づらくなる。
このため、遊技ホールに封入式遊技機を導入する場合、導入前には遊技者の球箱等の積み上げ状態を見ることで、島台全体の出球状況を簡単に知ることができたものが、導入後には出球状況を把握しにくくなるという不都合が生じていた。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、遊技機から遠く離れていても遊技者以外の人が持球数(遊技媒体数)の表示を見やすくし、遊技ホール内の出球状況を把握しやすくするようにした遊技媒体数表示装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明(第1発明)による遊技媒体数表示装置は、遊技機で遊技可能な遊技媒体の数量データに基づいて前記遊技機の遊技媒体数を表示する装置であって、
前記遊技媒体数の表示部が、前記遊技機に対座可能な遊技用椅子に設けられることを特徴としている。
【0007】
本発明によれば、遊技機から遊技媒体数の数量データに基づく信号が表示部に送られると、この表示部が各遊技機の遊技用椅子に遊技媒体数を照明等によってリアルタイムで表示する。これにより、遊技機から遠く離れた位置からでも、遊技者以外の人に遊技媒体数を簡単に知らせることができる。
なお、本発明において「遊技媒体」には、パチンコ球に限らず、メダル、コイン、トークン等が含まれる。また、「出球」という場合には、パチンコ球以外の遊技媒体の払い戻しも含むものとする。
【0008】
遊技機の前面スペースに遊技媒体数を表示する構成では、遊技媒体数の表示部を報知する対象が主に遊技者になる。遊技者にとっては、遊技機の前面スペースが最も近く視認しやすい場所である。これに対し、本発明では、遊技者の視線から離れた遊技用椅子に遊技媒体数の表示部を設ける。すなわち、遊技機の前面スペースに遊技媒体数を表示するという従来の発想を改め、遊技者以外の人に遊技媒体数を知らせるために遊技用椅子を使用することに着目したものである。
このような椅子であれば、遊技機の前面に設けるよりも大型の表示部を装着することが可能である。また、遊技用椅子は個々の遊技機に対応して配置されており、通常、見通しのよい直線上の通路に横一列に配列されるため、これに装着した表示部は遠くからでも容易に見ることができる。
【0009】
遊技用椅子には、大当たり状況などの遊技情報の表示部を設けることも考えられる。このような表示部によれば、遊技者以外の人が大当たり中の遊技機の数等を見ることで島台の出球状況をある程度把握することができる。しかしながら、大当たり等の遊技情報が生じていない遊技機では、表示部に遊技情報が全く表示されないこともあり、遊技者以外の人が出球状況を知ることができない場合もある。
本発明によれば、遊技用椅子の表示部に遊技媒体数を表示することで、島台全体の情報を同時に知らせることが可能になる。この結果、遊技者以外の人が希望する遊技機の情報を確実に知ることができ、遊技台の選定も行いやすくなる。
【0010】
本発明による遊技媒体数の表示方法としては、例えば、遊技用椅子の表示部に数字によって遊技媒体数をデジタル的に表示するとよい。遊技用椅子の背面等には大型の表示部を設けることができるため、遊技機から遠く離れていても、遊技媒体数の表示を直接読みとることが可能になる。
また、遊技媒体数が一定の数量分増える毎に各表示ランプを順次点灯させるようにしてもよい。この場合、複数の表示ランプの点灯数で遊技媒体数を表示するか、または、複数の表示ランプのうちの単独ランプの点灯位置で遊技媒体数を表示することができる。その他、遊技媒体数の増減に応じて表示ランプの点灯色や点滅間隔が変化するようにして遊技媒体数を表示するようにしてもよい。
【0011】
本発明による遊技媒体数表示装置は、前記遊技用椅子の表示部が封入式パチンコ機の持球数を表示するものであるとよい。
このような遊技媒体数表示装置によれば、封入式パチンコ機の前面の表示部で遊技者に現在の持球数を知らせるとともに、遊技用椅子の表示部によって遊技者以外の人にも持球数を知らせることができる。遊技者以外の人は、遠くからでも、各パチンコ機の持球数を視認しやすく、島台全体の出球状況を簡単に把握することができる。これにより、払い出された実球を持ち運ぶ手間が不要となる一方、持球の箱積みによる出球状況の把握ができない封入式遊技機を遊技ホールに導入しやすくなる。
【0012】
本発明の遊技媒体数表示装置は、封入式遊技機に適用することが望ましいが、遊技ホールの臨場感を向上させるために非封入式遊技機に採用することも可能である。遊技機の種類は特に限定されず、パチンコ機、スロットマシン、アレンジボール機、雀球機、テレビゲーム機等の各種遊技機に本発明を適用することができる。
【0013】
本発明(第2発明)による遊技媒体数表示装置は、前記表示部が、前記遊技用椅子の高さ方向に並設される表示ランプによって遊技媒体数を表示することを特徴としている。
【0014】
遊技用椅子に遊技媒体数を表示する場合、デジタル的な数字表示や、横方向の並設ランプを採用すると、遊技機毎に遊技媒体数を比較しにくく、島台全体の出球傾向を把握するのに時間がかかりやすくなる。
本発明によれば、遊技媒体数の量に応じて表示ランプの点灯状態が椅子の高さ方向にアナログ的に変化するため、従来の箱積みと同様な感覚で各遊技機の遊技媒体数の多少が直感的に分かり、島台全体の出球状況を一目で認識することが可能になる。
【0015】
本発明(第3発明)による遊技媒体数表示装置は、前記表示部が遊技媒体数のデジタル信号を入力する入力端子を備えることを特徴としている。
【0016】
本発明によれば、遊技媒体数がデジタル信号として表示部に送られるため、このデジタル信号を表示部で自在に処理することが可能になる。例えば、あるホールでは数値によるデジタル的な遊技媒体数の表示を採用し、また別のホールでは表示ランプによるアナログ的な遊技媒体数の表示を採用するというように、各種の表示部を自在に選択することができる。すなわち、遊技機の一つの出力端子に種類の異なる表示部を接続することが可能になり、遊技ホールのデザインや設計の自由度が増す。
【0017】
本発明(第4発明)による遊技媒体数表示装置は、前記表示部が床下配線によって前記遊技機に接続されることを特徴としている。
封入式遊技機には、通常、遊技媒体の数量データを管理する制御盤が遊技機の内部に設けられる。このため、このような遊技機に本発明を適用する場合には、遊技機から遊技用椅子までの配線が邪魔になることも想定される。本発明によれば、遊技媒体数の表示部が床下配線によって遊技機に接続されるため、遊技機と遊技用椅子との間に配線が露出することがなく、遊技の妨げになることはない。
【0018】
本発明(第5発明)による遊技媒体数表示装置は、前記表示部が遊技用椅子に脱着可能に取り付けられることを特徴としている。
遊技用椅子に遊技媒体数の表示部を一体的に設けると、遊技ホール毎に専用の椅子が必要になり、遊技媒体数表示装置の導入コストが大きくなる。本発明によれば、遊技ホールに備えられる既存の遊技用椅子に表示部を後付けすることができ、遊技ホールに遊技媒体数表示装置を導入しやすくなる。また、表示部の修理や交換等のメンテナンス作業も簡単に行うことができる。
【0019】
本発明(第6発明)による遊技媒体数表示装置は、
遊技用椅子の支柱を囲むように設けられる筒部と、
前記筒部の下端に設けられる台部と、
前記台部から前記筒部の上端側に向かって立ち上がる山状の遊技媒体数の表示部とからなる表示器を備えたことを特徴としている。
【0020】
一般に、遊技用椅子は、一本の支柱でホール床面に固定されるものが多く、支柱の先端に椅子本体が支持されることが多い。本発明の表示器によると、このような遊技用椅子の支柱にその根元を囲むようにして筒部を嵌合し、ホール床面に台部を置く。そして、椅子の背後に向けて表示部を配置する。
これにより、遊技用椅子の下方空間を有効利用することができるとともに、ホール床面に表示部をきわめて安定した状態で保持することが可能になる。また、山状に傾斜する表示部によって広範囲な角度から遊技媒体数表示を瞬時に視認することが可能になる。
【0021】
本発明(第7発明)による遊技媒体数表示装置は、前記表示器が、前記支柱の根元部の台盤に馬蹄形の前記台部を弾性係合させることにより、前記遊技用椅子に取り付けられることを特徴としている。
【0022】
遊技用椅子に表示器を取り付ける場合、例えば、遊技機用椅子の支柱に表示器の筒部を固定することが考えられる。しかしながら、遊技用椅子の支柱は、遊技ホールによって異なる径のものが採用されていることが多く、これらの支柱にそれぞれ対応するように表示器の設計を変更するのは効率が悪い。
これに対し、遊技用椅子には、通常、支柱の根元部に円形の台盤が設けられる。この台盤は、比較的均一なサイズで、また、台盤の径が異なっても、支柱から台盤のみを取り外して必要な径の台盤に交換することも可能である。
【0023】
本発明によれば、遊技用椅子の台盤に表示器の台部を弾性係合させるため、遊技用椅子の種類によって表示器の設計を変更する必要が少ない。表示器の筒部のサイズを比較的大きな支柱の径に合わせておくことで、異なる径の支柱をもつ遊技用椅子にも単一の表示器を固定することが可能になり、量産によるコスト低減を図りやすくなる。
なお、本発明において、前記台部の「馬蹄形」とは、台部の形状が台盤を挟持可能な形状を有していることを意味し、例えば、台部の横断面形状がU字形やコ字形であるものも含む。
【0024】
このように本発明の遊技媒体数表示装置によれば、遊技者以外の人が島台全体の出球状況を一目で簡単に視認することができる。また、遊技者にとっても自己の遊技媒体数を他の遊技者等に簡単に知らせることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に第1実施形態の遊技媒体数表示装置の概略構成を示した。第1実施形態は、封入式パチンコ機に本発明を適用したものである
表示装置1は、封入式パチンコ機2の持球数を表示するものである。パチンコ機2の正面に向き合う位置に遊技用椅子3が設けられる。遊技用椅子3の支柱3aを囲むように持球数の表示器10が取り付けられる。パチンコ機2と表示器10が床下配線9によって電気的に接続されている。
【0026】
図2に示すように、パチンコ機2は、本体4とカードユニット5からなる。
本体4は、球案内レール、各種入賞装置、役物装置、図柄表示装置、アタッカー装置、ゲート口、風車器、誘導釘等を有する遊技盤4aを備える。遊技盤4aの裏側には遊技球の保留タンク、供給通路等が設けられており、一定数個の遊技球が遊技盤4aの遊技領域に循環するようになっている。遊技盤4aの下方には、遊技球を発射させるハンドル4b、持球数等を遊技者に知らせる液晶表示装置4c、各種の音響を発するスピーカ4d等が設けられる。
カードユニット5は、遊技ホールの係員が持つリモコンから発信された信号(例えば赤外線)を受信可能なリモコンセンサ5a、遊技者が離席を指示する離席ボタン5b、遊技球、賞球数(景品球数)、分割精算する球数等の情報を表示する表示器5c、遊技者が種々の指示を行うボタン群5d、遊技者のカードにデータ(例えば遊技球数、残高などの情報)の入出力を行うカード処理機5e等を備える。
【0027】
パチンコ機2の内部には、遊技球の発射や払い出し等の制御を行う球情報系制御装置8が設けられている(図1参照)。球情報系制御装置8は、遊技系制御装置から伝達される賞球コマンド等を含む信号、カード系制御装置から伝達される発射許可情報、カード残高情報等を含む信号、遊技球が通過可能な通路や通路近傍に備えた各検出器(例えば発射された遊技球を検出する発射球検出器、ファールになった遊技球を検出するファール球検出器、回収された遊技球を検出する回収球検出器、補充された遊技球を検出する補充球検出器など)から伝達される各種検出信号等に基づいて持球数情報を処理し、パチンコ機2の持球数データをデジタル信号として表示器10に出力する。
【0028】
次に、表示器10の構成について説明する。
図3および図4は、表示器10を前方および後方から見た斜視図である。表示器10は、筒部11、台部12および表示部13を備える。半筒状の筒部11の下端に馬蹄形の台部12が連なる。台部12から筒部11の上端に向けて山状の表示部13が立ち上げられている。
【0029】
表示器10の壁面は、樹脂、金属等の弾性材料からなっている。表示器10を加圧すると、筒部11、台部12および表示部13に連なる壁面が加圧力の作用する方向に撓んで弾性変形する。加圧力を解除すると、変形状態にあった壁面が弾性力によって元の状態に戻るようになっている。
【0030】
図5に示すように、筒部11の軸方向には内径の異なる筒孔S1およびS2が連なっている。筒孔S1の径は遊技用椅子3の支柱3aの径よりも大きい。筒孔S2の径はその台盤3bの径よりも僅かに小さくなるように設定されている。
【0031】
遊技用椅子3に表示器10を設置する場合、図6に示すように、遊技用椅子3の背後から支柱3aに表示器10を取り付ける。このとき、筒孔S1、S2の開放部分を支柱3aおよび台盤3b側へ向けて表示器10の移動させる。すると、円形の台盤3bの側面に筒孔S2の孔面が当たって台部12が弾性変形し、この弾性力によって台盤3bを挟持する。次いで、図7に示すように、表示部13の中心が遊技用椅子3の背面に向くように表示器10を位置決めする。
このような手順により、島台全体の遊技用椅子3に表示器10を設置していく。
【0032】
表示器10によれば、台部12に山状の表示部13を設ける構成であるため、ホール床面に表示部13をきわめて安定した状態に保つことができる。また、台盤3bに馬蹄形の台部12を弾性係合させるため、異なる径の支柱3aをもつ遊技用椅子3にも表示器10を簡単に取り付けることが可能になる。
【0033】
図3および図4に示すように、表示部13には、上方に行くに従ってしだいに径が小さくなる半円錘面が形成される。この半円錘面に沿って階層ランプ15A〜15Eが設けられる。階層ランプ15A〜15Eは、高さ方向にほぼ均等な幅になっており、パチンコ機2の持球数に応じて最下位のランプ15Aから最上位のランプ15Eまで順に点灯するようになっている。
【0034】
表示器10の正面には補助ランプ16、16が設けられている。スリット状の補助ランプ16、16は、表示部13の円錘面の傾斜に沿って左右対称に「ハ」の字状に配置されている。大当たり時などの所定のタイミングで補助ランプ16、16が遊技者の足下を照らし、ホール内の臨場感を高める。
【0035】
階層ランプ15A〜15Eおよび補助ランプ16、16の光源としては、例えば、LED、蛍光管等が用いられる。これらの光源がランプ形状に合わせて所定箇所に並設される。
【0036】
表示器10の内部には、ランプ制御装置17が設けられる(図5参照)。床下配線9を介してランプ制御装置17と球情報系制御装置8とが接続されている。ランプ制御装置17は、球情報系制御装置8から出力される持球数データのデジタル信号を処理し、階層ランプ15A〜15Eの点灯タイミングを制御する。
【0037】
図8に示すように、ランプ制御装置17には、入力部21、処理部22、変換部23、および出力部24が内蔵されている。入力部21には球情報系制御装置8から持球数データのデジタル信号を入力する入力端子が設けられる。持球数データのデジタル信号は、処理部22により演算処理され、変換部23によってアナログ信号に変換される。そして、このアナログ信号が出力部24から表示器10の階層ランプ15A〜15Eに出力される。
【0038】
遊技者が遊技を開始すると、遊技機2の持球数データが球情報系制御装置8によって床下配線9を介してランプ制御装置17に伝達される。表示器10は、ランプ制御装置17の処理信号に基づいて階層ランプ15A〜15Eに持球数をリアルタイムで表示する。
【0039】
次に、階層ランプ15A〜15Eによる持球数の表示方法を説明する。
階層ランプ15A〜15Eの点灯タイミングは、あらかじめ設定される持球数の区分情報に従って行われる。持球数が各区分の境界値に達しているか否かによって階層ランプ15A〜15Eの点灯が制御される。例えば、持球数の区分境界値を2500個毎に設定した場合には、持球数が2500〜4999個のときランプ15A、5000〜7499個のときランプ15Aおよび15B、7500〜9999個のときランプ15A〜15C、10000〜12499個のときランプ15A〜15D、12500個以上のときはすべてのランプ15A〜15Eが点灯する。
【0040】
ランプ制御装置17による階層ランプ15A〜15Eの点灯制御の一例を図9に示した。ランプ制御装置17は、球情報系制御装置8から持球数データの情報を取得すると(ステップ10)、現在の持球数が所定の区分境界値に達しているかどうかを判断する(ステップ11)。持球数が区分境界値よりも大きい場合には、条件を満たす階層ランプを点灯させる(ステップ12)。持球数が区分境界値に達していない場合には、階層ランプを消灯状態に保つ(ステップ11のNO)。
前述したように、持球数の区分が2500個毎に設定されている場合、現在の持球数が3000個であると、区分境界値2500個を満たす階層ランプ15Aのみが点灯し、他の階層ランプ15B〜15Eは消灯状態に保たれる。現在の持球数が10000個まで増加すると、それぞれ区分境界値を満たす階層ランプ15A〜15Dが点灯し、区分境界値に満たない階層ランプEのみが消灯状態に保たれる。
【0041】
階層ランプ15B〜15Eには、持球数に応じてランプが点灯状態から点滅状態に切り替わる点滅設定値を設けてもよい。この場合、図9に示すように、持球数が区分境界値を超えていても、点滅設定値以下になった場合のみ(ステップ14のYES)、階層ランプが点滅を開始し(ステップ15)、持球数が減少傾向にあることを報知させる。なお、点滅設定値は、各区分の球数に対して1/2、1/3等の数値に予め設定しておく。
【0042】
各階層ランプ15A〜15Eについてこのような処理を繰り返すことで、持球数が増大するにつれて階層ランプ15A〜15Eが最下位から最上位まで順次点灯し、持球数の減少にともない最上位から最下位まで順次消灯するような持球数の段階的な表示を行うことが可能になる。
【0043】
持球数表示装置1によれば、図10に示すように、島台全体の表示器10が遊技用椅子3の列方向に沿って見渡せる。これら階層ランプ15A〜15Eを見ることで各遊技機2の出球状況を瞬時に把握することが可能になる。複数の島台に渡って表示器10を設置しておけば、島台の間の各通路から表示器10を見ることで、ホール全体の出球状況を簡単に把握することが可能になる。
また、遊技用椅子3の背側に表示器10があるため、遊技者の足下で表示器10が邪魔になることなく、遊技への集中を妨げることもない。
さらに、階層ランプ15A〜15Eは、遊技用椅子3の高さ方向に照明範囲をを変化させるものであるため、球箱の積み上げ状態を見るのと同様な感覚で出球状況を視認することが可能になる。
【0044】
次に、本発明の第2実施形態を図11に示す。
第2実施形態は、遊技用椅子の支柱に円筒形の表示器を設けたものである。
図11に示すように、遊技用椅子3の支柱3aに円筒形の表示器30が挿入される。表示器30の外周面には、階層ランプ32A〜32Eが設けられる。持球数が一定の個数だけ増える毎に最下位のランプ32Aから最上位のランプ32Eまで順に点灯するようになっている。
第2実施形態によれば、遊技用椅子3の下方により広い空間を確保することができるため、表示器30が遊技者の邪魔になりにくくなる。また、表示器30が床面に置かれないため、ホールの清掃作業等も行いやすくなる。
【0045】
本発明の第3実施形態を図12に示す。
第3実施形態は、遊技用椅子の背もたれに表示器を設けたものである。
図12に示すように、持球数表示装置40は、背もたれ3cの背面側に表示器41が取り付けられる。表示器41には、持球数の数値をデジタル表示可能な桁数パネル42A〜42Eが設けられている。表示器41に持球数データがデジタル信号として出力されると、この出力信号に基づいて持球数を桁数パネル42A〜42Eがリアルタイムで表示する。
【0046】
第3実施形態によれば、持球数が数字によってデジタル表示されるため、遊技者以外の人が持球数を正確に知ることが可能になる。また、遊技用椅子の背もたれに持球数の数値を拡大表示することができるため、遠くからでも各遊技機の出球状況を簡単に視認することができる。
【0047】
前記第1実施形態〜第3実施形態を説明したが、本発明の実施形態はこれらに限定されることなく、種々の変更が可能である。例えば、遊技用椅子に肘掛け部を取り付け、この肘掛け部に表示器を設けるようにしてもよい。また、データ検出器から表示器への持球数データの出力を無線接続によって行ってもよい。表示器の階層表示は、階層数を必要に応じて増大または減少してもよく、また、各層毎に点灯色を変化させるようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の遊技媒体数表示装置によれば、次のような優れた効果を奏する。
(a) 遊技者以外の人が遠くからでも、遊技媒体数を簡単に視認することができる。
(b) 島台毎に遊技機の遊技媒体数を見ることができるため、ホール全体の出球状況を把握しやすくなる。
(c) 遊技用椅子の装飾性が照明等によって高められるため、遊技ホールの臨場感が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による遊技媒体数表示装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態による封入式パチンコ機を示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態による表示器を示す前方斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態による表示器を示す後方斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態による表示器の使用状態を示す正面図である。
【図6】本発明の第1実施形態による表示器を遊技用椅子に取り付ける前の状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第1実施形態による表示器を遊技用椅子に取り付けた後の状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の第1実施形態によるランプ制御装置を説明するためのブロック図である。
【図9】本発明の第1実施形態によるランプ制御装置の点灯処理の手続きを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1実施形態による遊技媒体数表示装置を適用した遊技ホール内の斜視図である。
【図11】本発明の第2実施形態による表示器の使用状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の第3実施形態による表示器の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 表示装置(遊技媒体数表示装置)
2 封入式パチンコ機(遊技機)
3 遊技用椅子
3a 支柱
3b 台盤
8 球情報系制御装置
9 床下配線
10 表示器
11 筒部
12 台部
13 表示部
15A〜15E 階層ランプ(表示ランプ)
16 補助ランプ
S1、S2 筒孔

Claims (1)

  1. 遊技機で遊技可能な遊技媒体の数量データに基づいて前記遊技機の遊技媒体数を表示する装置であって、
    前記遊技媒体数の表示部が、前記遊技機に対座可能な遊技用椅子に設けられることを特徴とする遊技媒体数表示装置。
JP2002332882A 2002-11-15 2002-11-15 遊技媒体数表示装置 Withdrawn JP2004166743A (ja)

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