JP2004154320A - 遊技媒体数表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】封入式遊技機において、持球数を遊技者以外の多くの者に知らせる表示装置を提供すること。
【解決手段】持球表示装置15は、遊技者8が着座するシート13における脚部17の下部に取り付けられている。持球表示装置15には、上下方向に同心状に配置された略U字状の表示板19a〜19eが設けられている。持球表示装置15は、封入式パチンコ機12から持球数2の球数に関するデータを入力されると、その球数に応じて、下方の表示板19aから順に点灯する。例えば持球数が、2000個〜3999個の場合には最下方の表示板19aが、4000個〜5999個の場合には二つの表示板19aと19bが、……、10000個以上の場合には全ての表示板19a〜19eが点灯する。
【選択図】 図7
【解決手段】持球表示装置15は、遊技者8が着座するシート13における脚部17の下部に取り付けられている。持球表示装置15には、上下方向に同心状に配置された略U字状の表示板19a〜19eが設けられている。持球表示装置15は、封入式パチンコ機12から持球数2の球数に関するデータを入力されると、その球数に応じて、下方の表示板19aから順に点灯する。例えば持球数が、2000個〜3999個の場合には最下方の表示板19aが、4000個〜5999個の場合には二つの表示板19aと19bが、……、10000個以上の場合には全ての表示板19a〜19eが点灯する。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体数表示装置に関するものであり、特に封入式遊技機と組み合わせて用いる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、封入式パチンコ機やアレンジボール機等のような封入式遊技機(「循環式遊技機」と言うことがある。)では、パチンコ球が遊技機の内部に封入されて循環する構造となっているために、遊技者がパチンコ球に触れることができない。このため、遊技者に対して、現時点で持っているパチンコ球数(持球数)を知らせる必要がある。例えば、特開2002−233635号公報には、そのような技術の一例が開示されている。
【特許文献1】特開2002−233635号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術は、封入式遊技機と一体化されているので、その封入式遊技機で遊技している遊技者については、前記持球数を認識させることはできるものの、その他の者(例えば、他の遊技者、遊技機を選択しようとしている者)に対しては、持球数を認識させることができない。持球数を遊技者のみならず他の者に対して知らせることは、非常に有用な効果を備えている。すなわち、現在のパチンコ機では、多くの賞品球を出した遊技者は、賞品球保持用箱(いわゆる千両箱)を数多く積み上げて、優越感に浸ると共に、その他の者は、いずれの遊技機で多くの賞品球が出されているかを即座に知ることができる。また、遊技機を備えた遊技場にとっても、多くの千両箱が積み上げられていることは、ホール場内の雰囲気を向上させ、多くの遊技者にやる気を起こさせることができる等の有効な手段である。しかし、これまでの封入式遊技機に関する技術では、上記のような視点が欠けていた。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、特に封入式遊技機において、持球数を遊技者以外の多くの者に知らせる表示装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段、発明の作用、及び発明の効果】
上記の課題を解決するために第1の発明は、封入式遊技機から出力される遊技媒体数に関する信号を入力する入力端子と、この入力端子に入力された信号に基づいて前記遊技媒体数を遊技者とは異なるその他の者に認識させる表示部とを備えたことを特徴とする遊技媒体数表示装置である。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記表示部は、前記遊技媒体数に基づいて段階的に区分した数量を表示する。
また、第3の発明は、第1の発明において、前記封入式遊技機から出力される遊技音に関する電気信号を入力する音入力端子と、この音入力端子に入力された信号に基づいて前記遊技者に対して視聴可能な音を発生するスピーカとを備える。
また、第4の発明は、遊技媒体数に関するデジタル式電気信号とアナログ式電気信号とを出力する出力端子を備えたことを特徴とする封入式遊技機である。
【0005】
その他の者とは、封入式遊技機を遊技する以外の者を意味しており、例えば他の遊技者、ホール従業員、ホールの外からホール内を眺める者などが含まれる。また、本発明に係る遊技媒体数表示装置では、その他の者に対して遊技者の遊技媒体数を示すことができるが、その遊技者については、当該装置によって遊技媒体数が認識されてもされなくてもよい。
表示部とは、その他の者に対して、遊技者の遊技媒体数を視覚的に表示する部位のことを意味している。表示部の表示方式としては、デジタル式に遊技媒体数そのものを示す方式の他に、段階的に区分した数量に応じてアナログ式に示す方式が含まれる。
段階的に区分した数量とは、▲1▼例えば100個ごと、300個ごと、500個ごと、1000個ごと等のように一定数ごとに区分した数量、及び▲2▼例えば100個、300個、500個等のように異なった個数で区分した数量のいずれをも含む。
【0006】
本発明によれば、図1に模式的に示すように、封入式遊技機1から遊技媒体数Eが出力されると、遊技媒体数表示装置3がこれを入力し、デジタル式の表示部4またはアナログ式の表示部6(両表示部4,6は任意に選択することができる。また、両表示部4,6の両者を備えることもできる。)が、その他の者9に対して遊技媒体数Eを知らせる。例えば、図1に示す例では、所定の個数(例えば5個)からなる発光体5を備えた表示部6について、所定数量(例えば2000個)ごとに表示(点灯,消灯,点滅等)する発光体5の個数を変化させる。具体的には、遊技媒体数Eが1999個以下なら表示部6を消灯し、2000個以上3999個以下のときには一個の発光体5を点灯し、4000個以上5999個以下のときには二個(二群)の発光体5を点灯する等である。こうして段階的に遊技媒体数Eを報知するので、当該報知を認識したその他の者9は、遊技者8が持つ大体の遊技媒体数Eを認識できる。また、デジタル式の表示部4には、遊技媒体数Eが直接に表示される(図1に示す例では、「2000」)ので、その他の者9は、遊技者8が持つ遊技媒体数Eを即座に認識できる。
【0007】
第1の発明によれば、封入式遊技機から出力される遊技媒体数に関する電気信号を介して、その他の者が遊技者の持つ遊技媒体数を知ることができる。このため、多くの遊技媒体数を持つ遊技者は、優越感に浸ると共に、その他の者は、いずれの遊技機で多くの賞品球が出されているかを即座に知ることができる。また、遊技機を備えたホール場内の雰囲気を向上させ、多くの遊技者にやる気を起こさせることができる等の効果がある。
また、第1の発明によれば、封入式遊技機と遊技媒体数表示装置とを別々に構成しているので、適宜に表示装置を変更することにより、遊技者の遊技媒体数の表示態様を自由に選択・変更することができる。
また、第1の発明によれば、封入式遊技機の設置位置に限定することなく、遊技媒体数表示装置を設置することができる。このため、その他の者に認識され易い位置(例えば、封入式遊技機の真上の幕板上、天井面、遊技者の背方などの任意の位置)を選んで配置し、持球数を表示することができる。
第2の発明によれば、表示部には、段階的に区分された数量によって遊技媒体数が表示される。このため、例えば封入式遊技機がパチンコ機である場合には、現在の千両箱とほぼ同様のイメージによって、持球数が示される。
また、第3の発明によれば、遊技者に対して視聴可能なスピーカが設けられているので、現在の遊技状態に較べると、遊技者は他人の遊技機の音に惑わされることが少なく、熱中して遊技に興じることができる。加えて、封入式遊技機のスピーカをなくすこともできる。
第4の発明によれば、封入式遊技機には、遊技媒体数に関するデジタル式電気信号とアナログ式電気信号との両信号が出力されるので、必要に応じて任意の信号を選択して用いることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明するが、本発明の技術的範囲は、これらの実施形態によって限定されるものではなく、発明の要旨を変更することなく様々な形態で実施することができる。また、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。
<第1実施形態>
次に、本発明の第1実施形態について、図2〜図9を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、封入式遊技機として構成された封入式パチンコ機12(以下、パチンコ機12という。)に接続された第2持球表示器15(本発明における遊技媒体数表示装置に該当する。)に関する技術である。以下の説明では、パチンコ機12において、遊技者8が見る面を正面とし、パチンコ機12の裏側を背面とする。
まず、パチンコ機12の構成について説明する。図2は、カードユニット10とパチンコ機12との外観を示す正面図である。また、図3は、パチンコ機12のカバー体14を外した状態の外観を示す正面図である。パチンコ機12の正面は、透視体16,26を備えたカバー体14で覆われている。カバー体14及び透視体16,26は、それぞれ透明(或いは、半透明)の部材によって形成されている。
【0009】
遊技盤18(具体的には遊技領域)は、透視体16を通して見ることが可能であり、液晶表示装置24は、透視体26を通して見ることができる。パチンコ機12には、この他にパチンコ球を発射させるための操作ハンドル20、効果音を出すスピーカ32、球貸しを指示する球貸ボタン30、パチンコ遊技を終了して精算を指示する精算ボタン28、カード(ICカードや磁気カード等の記録媒体)の返却を指示する返却ボタン22等が設けられている。
また、遊技盤18には、図3に示すように、図柄を表示可能な液晶表示装置54や保留球の個数を表示する保留球ランプ等を複合的に有する複合装置52(センター役物)、パチンコ球が通過可能な通過口56,72、普通図柄を表示可能な発光体58、特別図柄を変動開始させる始動口60,66、普通図柄を変動開始させるゲート62、蓋が開閉してパチンコ球が入賞可能な大入賞口64、遊技領域を取り囲むように配置された発光体群70などが備えられている。
【0010】
このうち発光体58は、例えば緑色や赤色等を発する一個以上のLEDによって構成されており、発光体群70は、例えば数十個のLEDを用いて環状に構成されている。これらの発光体として用いる素子は、LED、ランプ、または蛍光管等の発光可能なものを用いることができる。なお、液晶表示装置54に表示する図柄は、単図柄のみや二以上の単図柄からなる図柄群を意味している。すなわち、文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる抽選表示用図柄(特別図柄,普通図柄等),装飾用図柄(前景図柄,背景図柄等)などが該当し、静止画であってもよく、アニメーション等の動画であってもよい。
【0011】
また、遊技盤18の上方には、主として遊技者8に対して、持球数2(本発明における遊技媒体数に該当する。)を報知する第1持球表示器50が備えられている。この第1持球表示器50には、左右一対の発光体群50a,50bが備えられている。遊技盤18の下方には、赤色・青色・緑色等を発する発光体68、スピーカ32、液晶表示装置24、操作ハンドル20等が備えられている。発光体68は、例えば円弧状に形成した数本の冷陰極管を左右各二群に分けて構成することができる。
次に、カードユニット10の構成例について概説する。図2及び図3に示すカードユニット10は、遊技場の係員が持つリモコンから発信された信号(例えば赤外線)を受信可能なリモコンセンサ42、遊技者8が離席を指示する離席ボタン40、持球数2、賞球数(景品球数)、分割精算する球数等の情報を表示する表示器38、遊技者8が種々の指示を行うボタン群36、差込口34aから差し込まれたカードに対してデータ(例えば持球数2,残高などの情報)の入出力を行うカード処理機34などを備えている。リモコンには、離席ボタン40で指示した離席状態を解除する離席解除ボタン、一定時間以上放置された台を遊技者待ちに設定するクリアボタン等が設けられている。また、表示器38には、例えば7セグメントLED等のように数字等が表示可能な装置を用いる。
【0012】
次に、カードユニット10、及びパチンコ機12によるパチンコ遊技を実現する各制御基板について、図4及び図5を参照しつつ説明する。
図4及び図5において、インタフェース基板114より上側に示す各基板102,112,114及び各基板に接続される装置または検出器等はパチンコ機12側に備えられている。一方、インタフェース基板116より下側に示す基板116,118及び各基板に接続される装置,ボタン等はカードユニット10側に備えられている。なお、「制御基板」という名称を付した基板については、いずれもCPU(高密度ICである中央演算処理装置)を中心にして構成されており、それぞれの基板にROM、RAM、入出力処理回路、及び通信制御回路等が備えられている。
【0013】
図4において、パチンコ機12におけるパチンコ遊技の制御を行う遊技系制御基板102は、始動口60,66や大入賞口64等にそれぞれ備えた各検出器100から伝達される信号に基づいた処理を行い、図柄制御基板104、装飾制御基板106、音制御基板108、及び遊技情報外部出力端子110等に対して、それぞれ信号を伝達する。各検出器100としては、例えば入賞検出器、ゲート検出器、Vゾーン(特別領域)検出器等が該当する。図柄制御基板104は液晶表示装置54に表示する図柄を制御し、装飾制御基板106は発光体58及び発光体群70等の表示を制御し、音制御基板108はスピーカ32から出す音(音声,音楽,効果音等)を制御する。また、音制御基板108からは、音に関する電気信号を外部に出力する外部出力端子27が接続されている。この外部出力端子27には、外部スピーカや本発明の遊技媒体数表示装置等の他の構成物を接続することができる。なお、図示はしないが、外部出力端子27の形状は、出力端子11(図5を参照)と同様にコネクタ接続部として構成されており、着脱可能なコネクタ及びワイヤWを介して他の構成物に接続することができる。また、遊技情報外部出力端子110は外部の処理装置(例えばホールコンピュータや島設備内のコンピュータ等)と接続されており、遊技情報J2(例えば大当たり,図柄確定,確変中,遊技中等の情報を含む)を出力して伝達する。
【0014】
図5に示すように、パチンコ球の発射や払い出し等の制御を行う球情報系制御基板112は、各種の入力信号に基づいて処理を行い、球情報外部出力端子140、発射制御基板142、表枠装飾制御基板144、表示制御基板146、補充用ソレノイド132、及びカード系制御基板118等のそれぞれに対して、所定の信号を伝達する。各種の入力信号としては、例えば遊技系制御基板102から伝達される賞球コマンド等を含む信号、カード系制御基板118から伝達される発射許可情報,持球数2に関する情報,カード残高情報等を含む信号、パチンコ球が通過可能な通路や通路近傍に備えた各検出器130から伝達される信号などがある。各検出器130には、例えば発射されたパチンコ球を検出する発射球検出器、ファールになったパチンコ球を検出するファール球検出器、回収されたパチンコ球を検出する回収球検出器、補充されたパチンコ球を検出する補充球検出器などがある。
【0015】
球情報外部出力端子140は、外部の処理装置と接続されており、球情報J4(例えば、セーフ,アウト,賞球,球切れ,扉開放等の情報を含む)を伝達する。発射制御基板142は、遊技者8が触れているか否かを検出するタッチセンサ154や発射モータ150の停止を指示するモータストップスイッチ156から伝達された信号も考慮し、パチンコ球を発射させるハンマーを反復動作させる発射モータ150やパチンコ機12の内部でパチンコ球を循環させる循環送りモータ152などを駆動制御する。表枠装飾制御基板144は、第1持球表示器50等の表示を制御すると共に、外部出力端子11に接続され、外部にアナログ信号を出力可能となっている。また、表示制御基板146は、液晶表示装置24の表示を制御すると共に、外部出力端子11を介して第2持球表示器15に持球数に関するデジタル信号を伝達する。なお、図示はしないが、外部出力端子11は、着脱可能なコネクタ接続部として構成されており、ワイヤWを介して、後述の第2持球表示器15の入力端子7と接続される。
補充用ソレノイド132は、循環して使用するパチンコ球の個数が所定数(例えば30個)よりも少なくなったときに作動して補充を行う。また、カードユニット10に設けられたカード系制御基板118に伝達する信号には、例えば賞球情報,発射情報,戻り情報等を含む。
【0016】
また、図4及び図5に示すように、球情報系制御基板112とカード系制御基板118との間には、各種の情報を相互に伝達するインタフェース基板114,116が介在している。両基板114,116のうちインタフェース基板114はパチンコ機12に備えられており、インタフェース基板116はカードユニット10の内部に備えられている。図2に示すように、パチンコ機12に備えた球貸ボタン30、精算ボタン28、及び返却ボタン22から入力される信号もまた同様に、インタフェース基板114とインタフェース基板116とを経てカード系制御基板118に伝達される。
カード系制御基板118は、カード処理機34を通じてカード120に記録されたデータの入出力を処理したり、持球数2の管理を行う。また、カード系制御基板118は、表示器38及び球情報系制御基板112に対して、それぞれ所定の信号を伝達する。各種入力信号としては、例えば離席ボタン40、リモコンセンサ42並びに、ボタン群36中に設けられた引落ボタン、分割精算ボタン及び数字ボタンからそれぞれ伝達される信号などがある。
【0017】
次に、図6〜図9を参照しつつ、第2持球表示器15の構成について説明する。第2持球表示器15は、パチンコ機12を遊技する遊技者8が着席するシート13の脚部17に設けられている。この第2持球表示器15の側面形状は、三角錐の先端上部を切り落とした台形状とされており、片面側には、脚部17が組み付けられる組付凹部21が設けられている。一方、(遊技者8ではなく)その他の者9に見られる側は、上段に向かうに連れて小さくなる複数段(例えば、5段)の表示板19a〜19eが同心状に積み重ねられるようにして設けられている。このとき表示板19a〜19eは、下方から上方に向かって積み重ねて配置されている。表示板19a〜19eは、それぞれ脚部17に向かって開放する略U字状とされている。各表示板19a〜19eの内部には、それぞれ発光体23a〜23eが設けられており、各表示板19a〜19e毎に発光させることができる。また、各表示板19a〜19eは、隣り合う円板が互いに異なった色で発光するように構成されている(例えば、各表示板19a〜19eは、赤・青・黄等に着色された半透明のプラスチックにより形成することができる。)。なお、各発光体23a〜23eは、後述する表示制御基板25によって、発光状態の制御が行われる。
【0018】
図9に示すように、第2持球表示器15は、パチンコ機12の外部出力端子11から出力された信号に基づいて、発光体23a〜23eの発光状態を制御することにより、主としてその他の者9に対して、遊技者8の持つ持球数2の概数を認識させるものである。第2持球表示器15には、外部出力端子11と接続する入力端子7、この入力端子7に入力された信号を受け取るインタフェース基板160、表示部162の発光状態を制御する表示制御基板161、及び発光体23a〜23eから構成される表示部162などが設けられている。インタフェース基板160は、入力端子7と表示制御基板161との間に設けられており、パチンコ機12の表示制御基板146からの信号を表示制御基板161に伝達する。表示制御基板161は、インタフェース基板160からの信号に基づいて、表示部162の発光状態を制御する。また、発光体23a〜23eは、それぞれ表示板19a〜19eの内部において対応する位置に配置されている。
【0019】
次に、上記のように構成されたカードユニット10、パチンコ機12及び持球表示装置15における作動フローについて、図10〜図13を参照しながら説明する。図10及び図11にはパチンコ機12における持球管理処理と持球情報処理の手続きを、図12には第1持球表示器に関する処理手続きを、また図13には第2持球表示器15に関する手続きをそれぞれフローチャートで示した。
このうち図10と図11との間では、図中の符号A,Bを介してそれぞれの処理が継続している。図10及び図11中において、カード120がカード処理機34に差し込まれた状態においてカード系制御基板118で実現する持球管理処理の手続きを左側に示し、球情報系制御基板112で実現する持球情報処理の手続きを右側に示した。
また、図12の持球数表示処理(その1)は球情報系制御基板112が、図13の持球数表示処理(その2)は表示制御基板161がそれぞれ実行する。各手続きは、対応する制御基板に備えられたCPUが、所定のプログラムを実行することで実現される。
【0020】
図10及び図11に示す持球管理処理と持球情報処理の手続きは、遊技状態等に従って現在の持球数2を増減する処理を行う。図10において、カード系制御基板118は、カード120からデータを入力してRAM122に記憶し(ステップ10)、持球数2が1個以上であれば(ステップ12のYES)、球情報系制御基板112に発射許可情報を送信する(ステップ14)。
球情報系制御基板112が、カード系制御基板118から送信された発射許可情報を受信すると(ステップ30のYES)、発射モータ150を駆動させて操作ハンドル20の操作に従ってパチンコ球を発射させる(ステップ32)。こうして発射したパチンコ球が、発射球検出器によって検出されると、遊技領域に入ったとして発射情報をカード系制御基板118に送信する一方、ファール球検出器によって検出されると、戻り情報をカード系制御基板118に送信する(ステップ34)。
一方、ステップ12において、持球数2が0個のときは、カード系制御基板118は発射許可情報を送信しないので発射モータ150が駆動せず、遊技者8が操作ハンドル20を操作したとしても、パチンコ球を発射させることができない。
上記手順において、カード系制御基板118は、発射情報を受信したときにのみ(ステップ16のYES)、所定の数だけ持球数2を減算する(ステップ18)。例えば、発射情報を1個ごとに伝達する構成では、持球数2が1個ずつ減算される。
【0021】
図11に示すように、球情報系制御基板112は、パチンコ球が始動口60,66や大入賞口64等に入賞したときに(ステップ36のYES)、入賞した入賞口に応じた賞球数を賞球情報としてカード系制御基板118に送信する(ステップ38)。その賞球情報(賞球数)を受信したカード系制御基板118は(ステップ20のYES)、持球数2に賞球数を加算する(ステップ22)。こうして、パチンコ球を発射させるとに持球数2を減少させ、パチンコ球が入賞すると所定の賞球数に応じて持球数2を増加させる。
このような処理によって、現在の持球数2が分かるので、カード系制御基板118は持球数2を持球情報として送信する(ステップS24)。その持球情報(持球数2)を受信した球情報系制御基板112は、RAM134にそのデータを記憶させ(ステップ40)、その記憶した持球数2を報知する報知処理を実行する(ステップ42)。
【0022】
次に、持球数表示処理の手続きについて、図12を参照しながら説明する。図12に示す持球数表示処理においては、球情報系制御基板112は、まずRAM134に記憶された持球数2を取得し(ステップ50)、その持球数2に関する持球数を表示制御基板146を介して液晶表示装置24に出力する(ステップ51)。液晶表示装置24は、遊技の演出表示と共に、持球数を表示する。また、持球数2が所定の数(例えば、1000個)以上のときにのみ(ステップ52のYES)、その持球数2に関する信号を表枠装飾制御基板144を介して第1持球表示器50に出力し、その持球数2に基づいて段階的に区分した数量で第1持球表示器50の各LED群を点灯/消灯する(ステップ54)。例えば1000個ごとに段階的に区分した場合には、持球数2が1000個〜1999個のとき、2000個〜2999個のとき、…9000個〜9999個のときには、各LED群の点灯状態を順次増加させて行き、10000個以上ならば全てのLED群を点灯する。一方、持球数2が、0個〜999個のときは(ステップS52のNO)、第1持球表示器50は以下に示す特定の場合を除いて全て消灯する。
【0023】
一方、持球数2が所定数以下(例えば99個以下)になったときには(ステップ56のYES)、第1持球表示器50を点滅させるとともに(ステップ58)、必要に応じて液晶表示装置24および/または液晶表示装置54にメッセージや持球数2を表示したり(ステップ60)、スピーカ32からアラーム(ブザー音など)を鳴らしたりする(ステップ62)。ステップS58において、図4(B)に示す発光体群50a,50bを例にすれば全てのLED群を点滅させる。LED群(発光体5)を単に点灯したり消灯するよりも、点滅させるほうが遊技者8等は気付きやすい。なお、このとき特定のメッセージ(例えば、「まもなく持球がなくなります!遊技を続ける場合は持球を補充して下さい」など)を表示することが好ましい。
【0024】
次に、その他の者9に対する第2持球表示器15の処理手続きについて、図13を参照しながら説明する。図13においては、まず外部出力端子11から出力された持球数2に関するデータを第2持球表示器15が入力端子7を介して取得し(ステップ90)、その持球数2が所定の数(例えば、2000個)以上のときに(ステップ92のYES)、その持球数2に基づいて、段階的に区分した数量に応じて表示部162の各発光体23a〜23eを点灯/消灯させる(ステップ94)。例えば、表示区分数を2000個毎とした場合には、持球数2が2000個〜3999個のときは、発光体23aを点灯して最下部の表示板19aを光らせ他の発光体23b〜23eを消灯し、4000個〜5999個のときは、発光体23a、23bを点灯して最下部及び二段目の表示板19a、19bを光らせ他の発光体23c〜23eを消灯し、…、8000個〜9999個ならば発光体23eを消灯して他の発光体23a〜23dを点灯して表示板19a〜19dを光らせ、10000個以上ならば全ての発光体23a〜23eを点灯して、全ての表示板19a〜19eを光らせる。更に、所定の個数(例えば、12000個以上)を上回ったときには、全ての発光体23a〜23eについて、所定の時間毎に点灯と消灯とを繰り返すこともできる。なお、持球数2が、0個〜1999個のときは(ステップ92のNO)、全ての発光体23a〜23eを消灯しておく。
【0025】
上述した第1実施形態1によれば、以下に示すような効果を得ることができる。
パチンコ機12の外部出力端子11から出力された持球数2に関するデータを入力端子7を介して入力し、このデータに基づいて、段階的に区分した数量を表示部162の点灯/消灯によって、その他の者9に認知させることができる。こうして、持球数2に応じて、段階的に発光するので、その他の者9は、封入式のパチンコ機12であっても、持球数2の概略を把握することが容易となる。また、遊技者8は、封入式のパチンコ機12であっても、自分の持球数2をその他の者9に知らせることができるので、多くの媒体数を持ちつつ遊技している者は、優越感に浸りつつ遊技を続けることができる。こうして、パチンコ機12を備えた遊技場においては、場内の雰囲気を向上させることができる。
【0026】
また、本実施形態では、パチンコ機12からの信号として入力されたアナログ信号及びデジタル信号のうち、デジタル信号を用いた処理を行っている。しかしながら、本発明によれば、アナログ信号を用いた遊技媒体数表示装置を構成することもできる。また、本発明によれば、遊技機から出力されるアナログ信号及びデジタル信号の両方を遊技媒体数表示装置に入力してもよい。
なお、パチンコ機12は、封入式遊技機であるが、本発明の遊技媒体数表示装置は、封入式でない遊技機に適用することもできる。また、本実施形態では、電線を介して持球数に関する電気信号の授受を行っているが、本発明によれば、必ずしも電線を介する必要はなく、無線方式(例えば、電波・赤外線・超音波などを用いた信号授受方式)を用いて、パチンコ機と遊技媒体数表示装置との間で遊技媒体数に関する信号をやり取りすることもできる。
【0027】
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について、図14を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同様の作用を奏する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図14に示す第2持球表示器170は、第1実施形態に示す第2持球表示器15に代えて(或いは、共に)用いることができる。第2持球表示器170は、パチンコ機12の上部に取り付けられており、両者は着脱可能なコネクタ(図示せず)を介してワイヤWで接続されている。第2持球表示器170は、パチンコ機12の外部出力端子11から出力され、ワイヤW及び入力端子7を介して入力される持球数2に関するデータに応じて、所定の発光表示を行うことができる。なお、図示の都合上、パチンコ機12と第2持球表示器170との大きさを適宜変更しているが、実際にはパチンコ機12と第2持球表示器170との横幅寸法はほぼ同等の設定となっている。
【0028】
第2持球表示器170は、横方向に長く形成されており、略長方形の枠体171と、その枠体171の内側に配置された複数(例えば、5個)の表示板172a〜172eとから構成されている。また、各表示板172a〜172eの裏面側(枠体171の内部空間)には、それぞれLEDが配置されており、各表示板毎に発光させることができる。さらに、各表示板172a〜172eは、隣り合う表示板同士が互いに異なる色となるようにして配置されている。
上記のように構成された第2持球表示器170について、図10に示すフローチャートと同様の手順を採用することにより、遊技者8が持っている持球数2に応じて、例えば最左側の表示板172aから順に最右側の表示板172eに向かって、表示板を発光させることができる。本実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0029】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について、図15を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同様の作用を奏する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図15に示す第2持球表示器175は、第1実施形態に示す第2持球表示器15に代えて(或いは、共に)用いることができる。第2持球表示器175は、パチンコ機12の上部に取り付けられており、外部出力端子11から出力される持球数2に関するデジタルデータをワイヤWを介して入力し、このデータに基づいて持球数2を表示することができる。持球表示装置175は、横方向に長く形成されており、略長方形の枠体175Aと、その枠体175Aの内側に配置されたデジタル表示板176とから構成されている。なお、図示の都合上、パチンコ機12と第2持球表示器175との大きさを適宜変更しているが、実際にはパチンコ機12と第2持球表示器175との横幅寸法はほぼ同等の設定となっているのは、第2実施形態と同様である。
上記のように構成された第2持球表示器175については、パチンコ機12の外部出力端子11から送信されたデジタル信号に基づいて、遊技者8が持っている持球数2をデジタル表示板176に表示させることができる(例えば、図15中には、「2795」個の持球数2を持っていることが表示されている。)本実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0030】
<第4実施形態>
次に本発明の第4実施形態について、図16〜図18を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同様の作用を奏する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図16には、遊技者8が、本実施形態の第2持球表示器180を設けたパチンコ機12で遊技している様子を示した。この第2持球表示器180は、パチンコ機12の上部から電気スタンドのように基部181を介して延設されており、その端部に設けられた表示部182は、遊技者8の頭部上方に位置するようになっている。表示部182は、遊技者8の方向に向かって開放する円錐状(より正確には、基部181に接続された先端側が丸みを帯びた円錐状)とされており、その内部には、遊技者8に対する指向性のスピーカ187が設けられている。また、表示部182の外面側には、第1実施形態の発光体23a〜23eと表示板19a〜19eとに相当する発光体184a〜184eと表示円板185a〜185eとが設けられている。なお、表示部182は、実施形態1の持球表示装置15の外形とは異なり、全周に沿ってほぼ同一曲率を備えた円錐状とされており、この外形に合わせて、表示円板185a〜185eは全周を備えた円板状とされている。
【0031】
図17には、第2持球表示器180の構成を示した。第2持球表示器180は、パチンコ機12の外部出力端子11,27から出力された信号を入力する入力端子7に対する信号に基づいて、発光体184a〜184eの発光状態及びスピーカ187からの発音状態を制御することにより、主としてその他の者9に対して、遊技者8の持つ持球数2の概数を認識させると共に、遊技者8に対して遊技音を聞かせるものである。第2持球表示器180には、第1実施形態と同様の発光用の構成(すなわち、外部出力端子11からの信号を受け取るインタフェース基板160、表示部162の発光状態を制御する表示制御基板161、及び発光体184a〜184e)に加えて、インタフェース基板160からの音信号を受け取る発音制御基板186、及びスピーカ187などが設けられている。このうちインタフェース基板160は、入力端子7と表示制御基板161及び発音制御基板186との間に設けられており、入力端子7に入力された信号を表示制御基板161及び発音制御基板186に伝達する。発音制御基板186は、スピーカ187から発せられる音を制御する。
【0032】
このような第2持球表示器180においては、図13に示したフローチャートに基づいて発光体184a〜184eの点灯/消灯の制御を行いつつ、発音制御基板186によってスピーカ187からの発音制御を行う。
このように本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用および効果を奏することができる。
加えて、第2持球表示器180には、基本的に遊技者8に対してのみ視聴可能な指向性スピーカ187が設けられているので、遊技者8は他人のパチンコ機12の音に惑わされることなく、熱中して遊技に興じることができる。
また、本実施形態では、パチンコ機12のスピーカをなくすこともできる。また、パチンコ機12のスピーカと指向性スピーカ187とによって、サラウンド機能を発揮させることもできる。
【0033】
<他の実施形態>
上記した各種持球表示装置については、その要旨を変更することなく様々に変形させて実施することが可能である。例えば、次のような形態を採用することもできる。
上記実施形態では、本発明の遊技媒体数表示装置を封入式のパチンコ機12に適用したが、この形態に代えて、封入式パチンコ機以外の他の封入式遊技機(例えばコインレスのスロットマシン,封入式アレンジボール機,封入式雀球遊技機等)にも同様に本発明を適用することができる。なお、そのような場合においては、遊技媒体はパチンコ球に限られず、メダル、コイン、トークン等も該当する。なお、コインレスのスロットマシンとは、遊技にコインの投入を要さず、また景品としてコインが払い出されず、代わりにスロットマシンの遊技可能なコイン数(遊技媒体数)のデータが増減する仕様のスロットマシンを意味している。そのような他の封入式遊技機であっても、遊技機からデジタル信号またはアナログ信号によって伝達された遊技媒体数に基づいて、遊技媒体数表示装置が、その他の者に遊技媒体数量を認識させるので、大体の遊技媒体数を認識することが可能になる。
なお、封入式ではない遊技(例えばパチンコ機、スロットマシン、アレンジボール機、雀球遊技機、テレビゲーム機等)であって、かつ遊技者8が遊技媒体を取り扱えないように構成したものについても、本発明に係る媒体数表示装置を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す概念図である。
【図2】第1実施形態における封入式パチンコ機と持球表示装置とを示す図である。
【図3】封入式パチンコ機のカバー体を外したときの外観を示す正面図である。
【図4】制御基板の構成例を示す図である。
【図5】制御基板の構成例を示す図である。
【図6】持球表示装置をシートの脚部に取り付けたときの様子を示す前面側斜視図である。
【図7】持球表示装置をシートの脚部から取り外したときの様子を示す斜視図である。
【図8】持球表示装置をシートの脚部に取り付けたときの様子を示す後面側斜視図である。
【図9】持球表示装置の構成例を示す図である。
【図10】持球管理処理と持球報知処理の手続きを示すフローチャートである。
【図11】持球管理処理と持球報知処理の手続きを示すフローチャートである。
【図12】報知処理の手続きを示すフローチャートである。
【図13】表示処理の手続きを示すフローチャートである。
【図14】第2実施形態における封入式パチンコ機と持球表示装置とを示す模式図である。
【図15】第3実施形態における封入式パチンコ機と持球表示装置とを示す模式図である。
【図16】第4実施形態における封入式パチンコ機と持球表示装置とで遊技者が遊技を行っている様子を示す斜視図である。
【図17】持球表示装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…封入式遊技機
2…持球数(遊技媒体数)
4,6,162,182…表示部
7…入力端子
8…遊技者
9…その他の者
11,27…出力端子
12…封入式パチンコ機(封入式遊技機)
15,170,175,180…第2持球表示器(遊技媒体数表示装置)
172a〜172e…表示板(表示部)
187…スピーカ
E…遊技媒体数
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体数表示装置に関するものであり、特に封入式遊技機と組み合わせて用いる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、封入式パチンコ機やアレンジボール機等のような封入式遊技機(「循環式遊技機」と言うことがある。)では、パチンコ球が遊技機の内部に封入されて循環する構造となっているために、遊技者がパチンコ球に触れることができない。このため、遊技者に対して、現時点で持っているパチンコ球数(持球数)を知らせる必要がある。例えば、特開2002−233635号公報には、そのような技術の一例が開示されている。
【特許文献1】特開2002−233635号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術は、封入式遊技機と一体化されているので、その封入式遊技機で遊技している遊技者については、前記持球数を認識させることはできるものの、その他の者(例えば、他の遊技者、遊技機を選択しようとしている者)に対しては、持球数を認識させることができない。持球数を遊技者のみならず他の者に対して知らせることは、非常に有用な効果を備えている。すなわち、現在のパチンコ機では、多くの賞品球を出した遊技者は、賞品球保持用箱(いわゆる千両箱)を数多く積み上げて、優越感に浸ると共に、その他の者は、いずれの遊技機で多くの賞品球が出されているかを即座に知ることができる。また、遊技機を備えた遊技場にとっても、多くの千両箱が積み上げられていることは、ホール場内の雰囲気を向上させ、多くの遊技者にやる気を起こさせることができる等の有効な手段である。しかし、これまでの封入式遊技機に関する技術では、上記のような視点が欠けていた。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、特に封入式遊技機において、持球数を遊技者以外の多くの者に知らせる表示装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段、発明の作用、及び発明の効果】
上記の課題を解決するために第1の発明は、封入式遊技機から出力される遊技媒体数に関する信号を入力する入力端子と、この入力端子に入力された信号に基づいて前記遊技媒体数を遊技者とは異なるその他の者に認識させる表示部とを備えたことを特徴とする遊技媒体数表示装置である。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記表示部は、前記遊技媒体数に基づいて段階的に区分した数量を表示する。
また、第3の発明は、第1の発明において、前記封入式遊技機から出力される遊技音に関する電気信号を入力する音入力端子と、この音入力端子に入力された信号に基づいて前記遊技者に対して視聴可能な音を発生するスピーカとを備える。
また、第4の発明は、遊技媒体数に関するデジタル式電気信号とアナログ式電気信号とを出力する出力端子を備えたことを特徴とする封入式遊技機である。
【0005】
その他の者とは、封入式遊技機を遊技する以外の者を意味しており、例えば他の遊技者、ホール従業員、ホールの外からホール内を眺める者などが含まれる。また、本発明に係る遊技媒体数表示装置では、その他の者に対して遊技者の遊技媒体数を示すことができるが、その遊技者については、当該装置によって遊技媒体数が認識されてもされなくてもよい。
表示部とは、その他の者に対して、遊技者の遊技媒体数を視覚的に表示する部位のことを意味している。表示部の表示方式としては、デジタル式に遊技媒体数そのものを示す方式の他に、段階的に区分した数量に応じてアナログ式に示す方式が含まれる。
段階的に区分した数量とは、▲1▼例えば100個ごと、300個ごと、500個ごと、1000個ごと等のように一定数ごとに区分した数量、及び▲2▼例えば100個、300個、500個等のように異なった個数で区分した数量のいずれをも含む。
【0006】
本発明によれば、図1に模式的に示すように、封入式遊技機1から遊技媒体数Eが出力されると、遊技媒体数表示装置3がこれを入力し、デジタル式の表示部4またはアナログ式の表示部6(両表示部4,6は任意に選択することができる。また、両表示部4,6の両者を備えることもできる。)が、その他の者9に対して遊技媒体数Eを知らせる。例えば、図1に示す例では、所定の個数(例えば5個)からなる発光体5を備えた表示部6について、所定数量(例えば2000個)ごとに表示(点灯,消灯,点滅等)する発光体5の個数を変化させる。具体的には、遊技媒体数Eが1999個以下なら表示部6を消灯し、2000個以上3999個以下のときには一個の発光体5を点灯し、4000個以上5999個以下のときには二個(二群)の発光体5を点灯する等である。こうして段階的に遊技媒体数Eを報知するので、当該報知を認識したその他の者9は、遊技者8が持つ大体の遊技媒体数Eを認識できる。また、デジタル式の表示部4には、遊技媒体数Eが直接に表示される(図1に示す例では、「2000」)ので、その他の者9は、遊技者8が持つ遊技媒体数Eを即座に認識できる。
【0007】
第1の発明によれば、封入式遊技機から出力される遊技媒体数に関する電気信号を介して、その他の者が遊技者の持つ遊技媒体数を知ることができる。このため、多くの遊技媒体数を持つ遊技者は、優越感に浸ると共に、その他の者は、いずれの遊技機で多くの賞品球が出されているかを即座に知ることができる。また、遊技機を備えたホール場内の雰囲気を向上させ、多くの遊技者にやる気を起こさせることができる等の効果がある。
また、第1の発明によれば、封入式遊技機と遊技媒体数表示装置とを別々に構成しているので、適宜に表示装置を変更することにより、遊技者の遊技媒体数の表示態様を自由に選択・変更することができる。
また、第1の発明によれば、封入式遊技機の設置位置に限定することなく、遊技媒体数表示装置を設置することができる。このため、その他の者に認識され易い位置(例えば、封入式遊技機の真上の幕板上、天井面、遊技者の背方などの任意の位置)を選んで配置し、持球数を表示することができる。
第2の発明によれば、表示部には、段階的に区分された数量によって遊技媒体数が表示される。このため、例えば封入式遊技機がパチンコ機である場合には、現在の千両箱とほぼ同様のイメージによって、持球数が示される。
また、第3の発明によれば、遊技者に対して視聴可能なスピーカが設けられているので、現在の遊技状態に較べると、遊技者は他人の遊技機の音に惑わされることが少なく、熱中して遊技に興じることができる。加えて、封入式遊技機のスピーカをなくすこともできる。
第4の発明によれば、封入式遊技機には、遊技媒体数に関するデジタル式電気信号とアナログ式電気信号との両信号が出力されるので、必要に応じて任意の信号を選択して用いることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明するが、本発明の技術的範囲は、これらの実施形態によって限定されるものではなく、発明の要旨を変更することなく様々な形態で実施することができる。また、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。
<第1実施形態>
次に、本発明の第1実施形態について、図2〜図9を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、封入式遊技機として構成された封入式パチンコ機12(以下、パチンコ機12という。)に接続された第2持球表示器15(本発明における遊技媒体数表示装置に該当する。)に関する技術である。以下の説明では、パチンコ機12において、遊技者8が見る面を正面とし、パチンコ機12の裏側を背面とする。
まず、パチンコ機12の構成について説明する。図2は、カードユニット10とパチンコ機12との外観を示す正面図である。また、図3は、パチンコ機12のカバー体14を外した状態の外観を示す正面図である。パチンコ機12の正面は、透視体16,26を備えたカバー体14で覆われている。カバー体14及び透視体16,26は、それぞれ透明(或いは、半透明)の部材によって形成されている。
【0009】
遊技盤18(具体的には遊技領域)は、透視体16を通して見ることが可能であり、液晶表示装置24は、透視体26を通して見ることができる。パチンコ機12には、この他にパチンコ球を発射させるための操作ハンドル20、効果音を出すスピーカ32、球貸しを指示する球貸ボタン30、パチンコ遊技を終了して精算を指示する精算ボタン28、カード(ICカードや磁気カード等の記録媒体)の返却を指示する返却ボタン22等が設けられている。
また、遊技盤18には、図3に示すように、図柄を表示可能な液晶表示装置54や保留球の個数を表示する保留球ランプ等を複合的に有する複合装置52(センター役物)、パチンコ球が通過可能な通過口56,72、普通図柄を表示可能な発光体58、特別図柄を変動開始させる始動口60,66、普通図柄を変動開始させるゲート62、蓋が開閉してパチンコ球が入賞可能な大入賞口64、遊技領域を取り囲むように配置された発光体群70などが備えられている。
【0010】
このうち発光体58は、例えば緑色や赤色等を発する一個以上のLEDによって構成されており、発光体群70は、例えば数十個のLEDを用いて環状に構成されている。これらの発光体として用いる素子は、LED、ランプ、または蛍光管等の発光可能なものを用いることができる。なお、液晶表示装置54に表示する図柄は、単図柄のみや二以上の単図柄からなる図柄群を意味している。すなわち、文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる抽選表示用図柄(特別図柄,普通図柄等),装飾用図柄(前景図柄,背景図柄等)などが該当し、静止画であってもよく、アニメーション等の動画であってもよい。
【0011】
また、遊技盤18の上方には、主として遊技者8に対して、持球数2(本発明における遊技媒体数に該当する。)を報知する第1持球表示器50が備えられている。この第1持球表示器50には、左右一対の発光体群50a,50bが備えられている。遊技盤18の下方には、赤色・青色・緑色等を発する発光体68、スピーカ32、液晶表示装置24、操作ハンドル20等が備えられている。発光体68は、例えば円弧状に形成した数本の冷陰極管を左右各二群に分けて構成することができる。
次に、カードユニット10の構成例について概説する。図2及び図3に示すカードユニット10は、遊技場の係員が持つリモコンから発信された信号(例えば赤外線)を受信可能なリモコンセンサ42、遊技者8が離席を指示する離席ボタン40、持球数2、賞球数(景品球数)、分割精算する球数等の情報を表示する表示器38、遊技者8が種々の指示を行うボタン群36、差込口34aから差し込まれたカードに対してデータ(例えば持球数2,残高などの情報)の入出力を行うカード処理機34などを備えている。リモコンには、離席ボタン40で指示した離席状態を解除する離席解除ボタン、一定時間以上放置された台を遊技者待ちに設定するクリアボタン等が設けられている。また、表示器38には、例えば7セグメントLED等のように数字等が表示可能な装置を用いる。
【0012】
次に、カードユニット10、及びパチンコ機12によるパチンコ遊技を実現する各制御基板について、図4及び図5を参照しつつ説明する。
図4及び図5において、インタフェース基板114より上側に示す各基板102,112,114及び各基板に接続される装置または検出器等はパチンコ機12側に備えられている。一方、インタフェース基板116より下側に示す基板116,118及び各基板に接続される装置,ボタン等はカードユニット10側に備えられている。なお、「制御基板」という名称を付した基板については、いずれもCPU(高密度ICである中央演算処理装置)を中心にして構成されており、それぞれの基板にROM、RAM、入出力処理回路、及び通信制御回路等が備えられている。
【0013】
図4において、パチンコ機12におけるパチンコ遊技の制御を行う遊技系制御基板102は、始動口60,66や大入賞口64等にそれぞれ備えた各検出器100から伝達される信号に基づいた処理を行い、図柄制御基板104、装飾制御基板106、音制御基板108、及び遊技情報外部出力端子110等に対して、それぞれ信号を伝達する。各検出器100としては、例えば入賞検出器、ゲート検出器、Vゾーン(特別領域)検出器等が該当する。図柄制御基板104は液晶表示装置54に表示する図柄を制御し、装飾制御基板106は発光体58及び発光体群70等の表示を制御し、音制御基板108はスピーカ32から出す音(音声,音楽,効果音等)を制御する。また、音制御基板108からは、音に関する電気信号を外部に出力する外部出力端子27が接続されている。この外部出力端子27には、外部スピーカや本発明の遊技媒体数表示装置等の他の構成物を接続することができる。なお、図示はしないが、外部出力端子27の形状は、出力端子11(図5を参照)と同様にコネクタ接続部として構成されており、着脱可能なコネクタ及びワイヤWを介して他の構成物に接続することができる。また、遊技情報外部出力端子110は外部の処理装置(例えばホールコンピュータや島設備内のコンピュータ等)と接続されており、遊技情報J2(例えば大当たり,図柄確定,確変中,遊技中等の情報を含む)を出力して伝達する。
【0014】
図5に示すように、パチンコ球の発射や払い出し等の制御を行う球情報系制御基板112は、各種の入力信号に基づいて処理を行い、球情報外部出力端子140、発射制御基板142、表枠装飾制御基板144、表示制御基板146、補充用ソレノイド132、及びカード系制御基板118等のそれぞれに対して、所定の信号を伝達する。各種の入力信号としては、例えば遊技系制御基板102から伝達される賞球コマンド等を含む信号、カード系制御基板118から伝達される発射許可情報,持球数2に関する情報,カード残高情報等を含む信号、パチンコ球が通過可能な通路や通路近傍に備えた各検出器130から伝達される信号などがある。各検出器130には、例えば発射されたパチンコ球を検出する発射球検出器、ファールになったパチンコ球を検出するファール球検出器、回収されたパチンコ球を検出する回収球検出器、補充されたパチンコ球を検出する補充球検出器などがある。
【0015】
球情報外部出力端子140は、外部の処理装置と接続されており、球情報J4(例えば、セーフ,アウト,賞球,球切れ,扉開放等の情報を含む)を伝達する。発射制御基板142は、遊技者8が触れているか否かを検出するタッチセンサ154や発射モータ150の停止を指示するモータストップスイッチ156から伝達された信号も考慮し、パチンコ球を発射させるハンマーを反復動作させる発射モータ150やパチンコ機12の内部でパチンコ球を循環させる循環送りモータ152などを駆動制御する。表枠装飾制御基板144は、第1持球表示器50等の表示を制御すると共に、外部出力端子11に接続され、外部にアナログ信号を出力可能となっている。また、表示制御基板146は、液晶表示装置24の表示を制御すると共に、外部出力端子11を介して第2持球表示器15に持球数に関するデジタル信号を伝達する。なお、図示はしないが、外部出力端子11は、着脱可能なコネクタ接続部として構成されており、ワイヤWを介して、後述の第2持球表示器15の入力端子7と接続される。
補充用ソレノイド132は、循環して使用するパチンコ球の個数が所定数(例えば30個)よりも少なくなったときに作動して補充を行う。また、カードユニット10に設けられたカード系制御基板118に伝達する信号には、例えば賞球情報,発射情報,戻り情報等を含む。
【0016】
また、図4及び図5に示すように、球情報系制御基板112とカード系制御基板118との間には、各種の情報を相互に伝達するインタフェース基板114,116が介在している。両基板114,116のうちインタフェース基板114はパチンコ機12に備えられており、インタフェース基板116はカードユニット10の内部に備えられている。図2に示すように、パチンコ機12に備えた球貸ボタン30、精算ボタン28、及び返却ボタン22から入力される信号もまた同様に、インタフェース基板114とインタフェース基板116とを経てカード系制御基板118に伝達される。
カード系制御基板118は、カード処理機34を通じてカード120に記録されたデータの入出力を処理したり、持球数2の管理を行う。また、カード系制御基板118は、表示器38及び球情報系制御基板112に対して、それぞれ所定の信号を伝達する。各種入力信号としては、例えば離席ボタン40、リモコンセンサ42並びに、ボタン群36中に設けられた引落ボタン、分割精算ボタン及び数字ボタンからそれぞれ伝達される信号などがある。
【0017】
次に、図6〜図9を参照しつつ、第2持球表示器15の構成について説明する。第2持球表示器15は、パチンコ機12を遊技する遊技者8が着席するシート13の脚部17に設けられている。この第2持球表示器15の側面形状は、三角錐の先端上部を切り落とした台形状とされており、片面側には、脚部17が組み付けられる組付凹部21が設けられている。一方、(遊技者8ではなく)その他の者9に見られる側は、上段に向かうに連れて小さくなる複数段(例えば、5段)の表示板19a〜19eが同心状に積み重ねられるようにして設けられている。このとき表示板19a〜19eは、下方から上方に向かって積み重ねて配置されている。表示板19a〜19eは、それぞれ脚部17に向かって開放する略U字状とされている。各表示板19a〜19eの内部には、それぞれ発光体23a〜23eが設けられており、各表示板19a〜19e毎に発光させることができる。また、各表示板19a〜19eは、隣り合う円板が互いに異なった色で発光するように構成されている(例えば、各表示板19a〜19eは、赤・青・黄等に着色された半透明のプラスチックにより形成することができる。)。なお、各発光体23a〜23eは、後述する表示制御基板25によって、発光状態の制御が行われる。
【0018】
図9に示すように、第2持球表示器15は、パチンコ機12の外部出力端子11から出力された信号に基づいて、発光体23a〜23eの発光状態を制御することにより、主としてその他の者9に対して、遊技者8の持つ持球数2の概数を認識させるものである。第2持球表示器15には、外部出力端子11と接続する入力端子7、この入力端子7に入力された信号を受け取るインタフェース基板160、表示部162の発光状態を制御する表示制御基板161、及び発光体23a〜23eから構成される表示部162などが設けられている。インタフェース基板160は、入力端子7と表示制御基板161との間に設けられており、パチンコ機12の表示制御基板146からの信号を表示制御基板161に伝達する。表示制御基板161は、インタフェース基板160からの信号に基づいて、表示部162の発光状態を制御する。また、発光体23a〜23eは、それぞれ表示板19a〜19eの内部において対応する位置に配置されている。
【0019】
次に、上記のように構成されたカードユニット10、パチンコ機12及び持球表示装置15における作動フローについて、図10〜図13を参照しながら説明する。図10及び図11にはパチンコ機12における持球管理処理と持球情報処理の手続きを、図12には第1持球表示器に関する処理手続きを、また図13には第2持球表示器15に関する手続きをそれぞれフローチャートで示した。
このうち図10と図11との間では、図中の符号A,Bを介してそれぞれの処理が継続している。図10及び図11中において、カード120がカード処理機34に差し込まれた状態においてカード系制御基板118で実現する持球管理処理の手続きを左側に示し、球情報系制御基板112で実現する持球情報処理の手続きを右側に示した。
また、図12の持球数表示処理(その1)は球情報系制御基板112が、図13の持球数表示処理(その2)は表示制御基板161がそれぞれ実行する。各手続きは、対応する制御基板に備えられたCPUが、所定のプログラムを実行することで実現される。
【0020】
図10及び図11に示す持球管理処理と持球情報処理の手続きは、遊技状態等に従って現在の持球数2を増減する処理を行う。図10において、カード系制御基板118は、カード120からデータを入力してRAM122に記憶し(ステップ10)、持球数2が1個以上であれば(ステップ12のYES)、球情報系制御基板112に発射許可情報を送信する(ステップ14)。
球情報系制御基板112が、カード系制御基板118から送信された発射許可情報を受信すると(ステップ30のYES)、発射モータ150を駆動させて操作ハンドル20の操作に従ってパチンコ球を発射させる(ステップ32)。こうして発射したパチンコ球が、発射球検出器によって検出されると、遊技領域に入ったとして発射情報をカード系制御基板118に送信する一方、ファール球検出器によって検出されると、戻り情報をカード系制御基板118に送信する(ステップ34)。
一方、ステップ12において、持球数2が0個のときは、カード系制御基板118は発射許可情報を送信しないので発射モータ150が駆動せず、遊技者8が操作ハンドル20を操作したとしても、パチンコ球を発射させることができない。
上記手順において、カード系制御基板118は、発射情報を受信したときにのみ(ステップ16のYES)、所定の数だけ持球数2を減算する(ステップ18)。例えば、発射情報を1個ごとに伝達する構成では、持球数2が1個ずつ減算される。
【0021】
図11に示すように、球情報系制御基板112は、パチンコ球が始動口60,66や大入賞口64等に入賞したときに(ステップ36のYES)、入賞した入賞口に応じた賞球数を賞球情報としてカード系制御基板118に送信する(ステップ38)。その賞球情報(賞球数)を受信したカード系制御基板118は(ステップ20のYES)、持球数2に賞球数を加算する(ステップ22)。こうして、パチンコ球を発射させるとに持球数2を減少させ、パチンコ球が入賞すると所定の賞球数に応じて持球数2を増加させる。
このような処理によって、現在の持球数2が分かるので、カード系制御基板118は持球数2を持球情報として送信する(ステップS24)。その持球情報(持球数2)を受信した球情報系制御基板112は、RAM134にそのデータを記憶させ(ステップ40)、その記憶した持球数2を報知する報知処理を実行する(ステップ42)。
【0022】
次に、持球数表示処理の手続きについて、図12を参照しながら説明する。図12に示す持球数表示処理においては、球情報系制御基板112は、まずRAM134に記憶された持球数2を取得し(ステップ50)、その持球数2に関する持球数を表示制御基板146を介して液晶表示装置24に出力する(ステップ51)。液晶表示装置24は、遊技の演出表示と共に、持球数を表示する。また、持球数2が所定の数(例えば、1000個)以上のときにのみ(ステップ52のYES)、その持球数2に関する信号を表枠装飾制御基板144を介して第1持球表示器50に出力し、その持球数2に基づいて段階的に区分した数量で第1持球表示器50の各LED群を点灯/消灯する(ステップ54)。例えば1000個ごとに段階的に区分した場合には、持球数2が1000個〜1999個のとき、2000個〜2999個のとき、…9000個〜9999個のときには、各LED群の点灯状態を順次増加させて行き、10000個以上ならば全てのLED群を点灯する。一方、持球数2が、0個〜999個のときは(ステップS52のNO)、第1持球表示器50は以下に示す特定の場合を除いて全て消灯する。
【0023】
一方、持球数2が所定数以下(例えば99個以下)になったときには(ステップ56のYES)、第1持球表示器50を点滅させるとともに(ステップ58)、必要に応じて液晶表示装置24および/または液晶表示装置54にメッセージや持球数2を表示したり(ステップ60)、スピーカ32からアラーム(ブザー音など)を鳴らしたりする(ステップ62)。ステップS58において、図4(B)に示す発光体群50a,50bを例にすれば全てのLED群を点滅させる。LED群(発光体5)を単に点灯したり消灯するよりも、点滅させるほうが遊技者8等は気付きやすい。なお、このとき特定のメッセージ(例えば、「まもなく持球がなくなります!遊技を続ける場合は持球を補充して下さい」など)を表示することが好ましい。
【0024】
次に、その他の者9に対する第2持球表示器15の処理手続きについて、図13を参照しながら説明する。図13においては、まず外部出力端子11から出力された持球数2に関するデータを第2持球表示器15が入力端子7を介して取得し(ステップ90)、その持球数2が所定の数(例えば、2000個)以上のときに(ステップ92のYES)、その持球数2に基づいて、段階的に区分した数量に応じて表示部162の各発光体23a〜23eを点灯/消灯させる(ステップ94)。例えば、表示区分数を2000個毎とした場合には、持球数2が2000個〜3999個のときは、発光体23aを点灯して最下部の表示板19aを光らせ他の発光体23b〜23eを消灯し、4000個〜5999個のときは、発光体23a、23bを点灯して最下部及び二段目の表示板19a、19bを光らせ他の発光体23c〜23eを消灯し、…、8000個〜9999個ならば発光体23eを消灯して他の発光体23a〜23dを点灯して表示板19a〜19dを光らせ、10000個以上ならば全ての発光体23a〜23eを点灯して、全ての表示板19a〜19eを光らせる。更に、所定の個数(例えば、12000個以上)を上回ったときには、全ての発光体23a〜23eについて、所定の時間毎に点灯と消灯とを繰り返すこともできる。なお、持球数2が、0個〜1999個のときは(ステップ92のNO)、全ての発光体23a〜23eを消灯しておく。
【0025】
上述した第1実施形態1によれば、以下に示すような効果を得ることができる。
パチンコ機12の外部出力端子11から出力された持球数2に関するデータを入力端子7を介して入力し、このデータに基づいて、段階的に区分した数量を表示部162の点灯/消灯によって、その他の者9に認知させることができる。こうして、持球数2に応じて、段階的に発光するので、その他の者9は、封入式のパチンコ機12であっても、持球数2の概略を把握することが容易となる。また、遊技者8は、封入式のパチンコ機12であっても、自分の持球数2をその他の者9に知らせることができるので、多くの媒体数を持ちつつ遊技している者は、優越感に浸りつつ遊技を続けることができる。こうして、パチンコ機12を備えた遊技場においては、場内の雰囲気を向上させることができる。
【0026】
また、本実施形態では、パチンコ機12からの信号として入力されたアナログ信号及びデジタル信号のうち、デジタル信号を用いた処理を行っている。しかしながら、本発明によれば、アナログ信号を用いた遊技媒体数表示装置を構成することもできる。また、本発明によれば、遊技機から出力されるアナログ信号及びデジタル信号の両方を遊技媒体数表示装置に入力してもよい。
なお、パチンコ機12は、封入式遊技機であるが、本発明の遊技媒体数表示装置は、封入式でない遊技機に適用することもできる。また、本実施形態では、電線を介して持球数に関する電気信号の授受を行っているが、本発明によれば、必ずしも電線を介する必要はなく、無線方式(例えば、電波・赤外線・超音波などを用いた信号授受方式)を用いて、パチンコ機と遊技媒体数表示装置との間で遊技媒体数に関する信号をやり取りすることもできる。
【0027】
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について、図14を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同様の作用を奏する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図14に示す第2持球表示器170は、第1実施形態に示す第2持球表示器15に代えて(或いは、共に)用いることができる。第2持球表示器170は、パチンコ機12の上部に取り付けられており、両者は着脱可能なコネクタ(図示せず)を介してワイヤWで接続されている。第2持球表示器170は、パチンコ機12の外部出力端子11から出力され、ワイヤW及び入力端子7を介して入力される持球数2に関するデータに応じて、所定の発光表示を行うことができる。なお、図示の都合上、パチンコ機12と第2持球表示器170との大きさを適宜変更しているが、実際にはパチンコ機12と第2持球表示器170との横幅寸法はほぼ同等の設定となっている。
【0028】
第2持球表示器170は、横方向に長く形成されており、略長方形の枠体171と、その枠体171の内側に配置された複数(例えば、5個)の表示板172a〜172eとから構成されている。また、各表示板172a〜172eの裏面側(枠体171の内部空間)には、それぞれLEDが配置されており、各表示板毎に発光させることができる。さらに、各表示板172a〜172eは、隣り合う表示板同士が互いに異なる色となるようにして配置されている。
上記のように構成された第2持球表示器170について、図10に示すフローチャートと同様の手順を採用することにより、遊技者8が持っている持球数2に応じて、例えば最左側の表示板172aから順に最右側の表示板172eに向かって、表示板を発光させることができる。本実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0029】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について、図15を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同様の作用を奏する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図15に示す第2持球表示器175は、第1実施形態に示す第2持球表示器15に代えて(或いは、共に)用いることができる。第2持球表示器175は、パチンコ機12の上部に取り付けられており、外部出力端子11から出力される持球数2に関するデジタルデータをワイヤWを介して入力し、このデータに基づいて持球数2を表示することができる。持球表示装置175は、横方向に長く形成されており、略長方形の枠体175Aと、その枠体175Aの内側に配置されたデジタル表示板176とから構成されている。なお、図示の都合上、パチンコ機12と第2持球表示器175との大きさを適宜変更しているが、実際にはパチンコ機12と第2持球表示器175との横幅寸法はほぼ同等の設定となっているのは、第2実施形態と同様である。
上記のように構成された第2持球表示器175については、パチンコ機12の外部出力端子11から送信されたデジタル信号に基づいて、遊技者8が持っている持球数2をデジタル表示板176に表示させることができる(例えば、図15中には、「2795」個の持球数2を持っていることが表示されている。)本実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0030】
<第4実施形態>
次に本発明の第4実施形態について、図16〜図18を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同様の作用を奏する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図16には、遊技者8が、本実施形態の第2持球表示器180を設けたパチンコ機12で遊技している様子を示した。この第2持球表示器180は、パチンコ機12の上部から電気スタンドのように基部181を介して延設されており、その端部に設けられた表示部182は、遊技者8の頭部上方に位置するようになっている。表示部182は、遊技者8の方向に向かって開放する円錐状(より正確には、基部181に接続された先端側が丸みを帯びた円錐状)とされており、その内部には、遊技者8に対する指向性のスピーカ187が設けられている。また、表示部182の外面側には、第1実施形態の発光体23a〜23eと表示板19a〜19eとに相当する発光体184a〜184eと表示円板185a〜185eとが設けられている。なお、表示部182は、実施形態1の持球表示装置15の外形とは異なり、全周に沿ってほぼ同一曲率を備えた円錐状とされており、この外形に合わせて、表示円板185a〜185eは全周を備えた円板状とされている。
【0031】
図17には、第2持球表示器180の構成を示した。第2持球表示器180は、パチンコ機12の外部出力端子11,27から出力された信号を入力する入力端子7に対する信号に基づいて、発光体184a〜184eの発光状態及びスピーカ187からの発音状態を制御することにより、主としてその他の者9に対して、遊技者8の持つ持球数2の概数を認識させると共に、遊技者8に対して遊技音を聞かせるものである。第2持球表示器180には、第1実施形態と同様の発光用の構成(すなわち、外部出力端子11からの信号を受け取るインタフェース基板160、表示部162の発光状態を制御する表示制御基板161、及び発光体184a〜184e)に加えて、インタフェース基板160からの音信号を受け取る発音制御基板186、及びスピーカ187などが設けられている。このうちインタフェース基板160は、入力端子7と表示制御基板161及び発音制御基板186との間に設けられており、入力端子7に入力された信号を表示制御基板161及び発音制御基板186に伝達する。発音制御基板186は、スピーカ187から発せられる音を制御する。
【0032】
このような第2持球表示器180においては、図13に示したフローチャートに基づいて発光体184a〜184eの点灯/消灯の制御を行いつつ、発音制御基板186によってスピーカ187からの発音制御を行う。
このように本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用および効果を奏することができる。
加えて、第2持球表示器180には、基本的に遊技者8に対してのみ視聴可能な指向性スピーカ187が設けられているので、遊技者8は他人のパチンコ機12の音に惑わされることなく、熱中して遊技に興じることができる。
また、本実施形態では、パチンコ機12のスピーカをなくすこともできる。また、パチンコ機12のスピーカと指向性スピーカ187とによって、サラウンド機能を発揮させることもできる。
【0033】
<他の実施形態>
上記した各種持球表示装置については、その要旨を変更することなく様々に変形させて実施することが可能である。例えば、次のような形態を採用することもできる。
上記実施形態では、本発明の遊技媒体数表示装置を封入式のパチンコ機12に適用したが、この形態に代えて、封入式パチンコ機以外の他の封入式遊技機(例えばコインレスのスロットマシン,封入式アレンジボール機,封入式雀球遊技機等)にも同様に本発明を適用することができる。なお、そのような場合においては、遊技媒体はパチンコ球に限られず、メダル、コイン、トークン等も該当する。なお、コインレスのスロットマシンとは、遊技にコインの投入を要さず、また景品としてコインが払い出されず、代わりにスロットマシンの遊技可能なコイン数(遊技媒体数)のデータが増減する仕様のスロットマシンを意味している。そのような他の封入式遊技機であっても、遊技機からデジタル信号またはアナログ信号によって伝達された遊技媒体数に基づいて、遊技媒体数表示装置が、その他の者に遊技媒体数量を認識させるので、大体の遊技媒体数を認識することが可能になる。
なお、封入式ではない遊技(例えばパチンコ機、スロットマシン、アレンジボール機、雀球遊技機、テレビゲーム機等)であって、かつ遊技者8が遊技媒体を取り扱えないように構成したものについても、本発明に係る媒体数表示装置を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す概念図である。
【図2】第1実施形態における封入式パチンコ機と持球表示装置とを示す図である。
【図3】封入式パチンコ機のカバー体を外したときの外観を示す正面図である。
【図4】制御基板の構成例を示す図である。
【図5】制御基板の構成例を示す図である。
【図6】持球表示装置をシートの脚部に取り付けたときの様子を示す前面側斜視図である。
【図7】持球表示装置をシートの脚部から取り外したときの様子を示す斜視図である。
【図8】持球表示装置をシートの脚部に取り付けたときの様子を示す後面側斜視図である。
【図9】持球表示装置の構成例を示す図である。
【図10】持球管理処理と持球報知処理の手続きを示すフローチャートである。
【図11】持球管理処理と持球報知処理の手続きを示すフローチャートである。
【図12】報知処理の手続きを示すフローチャートである。
【図13】表示処理の手続きを示すフローチャートである。
【図14】第2実施形態における封入式パチンコ機と持球表示装置とを示す模式図である。
【図15】第3実施形態における封入式パチンコ機と持球表示装置とを示す模式図である。
【図16】第4実施形態における封入式パチンコ機と持球表示装置とで遊技者が遊技を行っている様子を示す斜視図である。
【図17】持球表示装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…封入式遊技機
2…持球数(遊技媒体数)
4,6,162,182…表示部
7…入力端子
8…遊技者
9…その他の者
11,27…出力端子
12…封入式パチンコ機(封入式遊技機)
15,170,175,180…第2持球表示器(遊技媒体数表示装置)
172a〜172e…表示板(表示部)
187…スピーカ
E…遊技媒体数
Claims (4)
- 封入式遊技機から出力される遊技媒体数に関する信号を入力する入力端子と、この入力端子に入力された信号に基づいて前記遊技媒体数を遊技者とは異なるその他の者に認識させる表示部とを備えたことを特徴とする遊技媒体数表示装置。
- 前記表示部は、前記遊技媒体数に基づいて段階的に区分した数量を表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体数表示装置。
- 前記封入式遊技機から出力される遊技音に関する信号を入力する音入力端子と、この音入力端子に入力された信号に基づいて前記遊技者に対して視聴可能な音を発生するスピーカとを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技媒体数表示装置。
- 遊技媒体数に関するデジタル式電気信号とアナログ式電気信号とを出力する出力端子を備えたことを特徴とする封入式遊技機。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051104 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20090911 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |