JP2004166113A - デジタル記録再生装置 - Google Patents

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JP2004166113A JP2002331819A JP2002331819A JP2004166113A JP 2004166113 A JP2004166113 A JP 2004166113A JP 2002331819 A JP2002331819 A JP 2002331819A JP 2002331819 A JP2002331819 A JP 2002331819A JP 2004166113 A JP2004166113 A JP 2004166113A
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Takako Takemura
貴子 竹村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】個々の視聴者個別に最適な音場空間を提供する。
【解決手段】DSP(Digital Signal Processor)データが記録されたランダムアクセス可能な記録媒体6と、上記DSPデータに従って音声信号を音場処理するDSP10と、スピーカ14から出力される音声を集音するマイクロフォン20と、ネットワークに接続し、そのネットワーク上に存在する仮想現実空間にマイクロフォン20で集音されたデータをアップロードし、アップロードされたデータをもとに上記仮想現実空間にある音場処理部において設計されたDSPデータをダウンロードし、記録媒体6に記録するネットワークI/F15およびコーディネータ18とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル音声またはデジタル映像音声を記録再生するデジタル記録再生装置であって、音声信号の音場処理が可能なデジタル記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル記録再生装置を含んで構成されるオーディオシステムでは、臨場感の得られる音場空間を作り出すことが要求される。このため、デジタル記録再生装置には、音声信号の音場処理をするDSP(Digital Signal Processor)などの音場処理手段を備えたものがある。
【0003】
このような音場処理が可能な従来のデジタル記録再生装置では、DSPのデジタルフィルタを構成するためのDSPパラメータがあらかじめ記録媒体に複数記録されており、視聴者は上記複数のDSPパラメータの内の1つを選択し、その選択されたDSPパラメータに従ってDSPのデジタルフィルタが構成される(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−209700号公報(段落[0012]から[0049まで]、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のデジタル記録再生装置には、スタンドアロン型であり、記録媒体に記録されているDSPパラメータそのものを書き換える機能はなく、あらかじめ記録されているいずれかのDSPパラメータを選択してDSPのデジタルフィルタを構成し、音場処理をするため、視聴者個別の細かな要求に応じて最適な音場空間を実現することが困難であった。スタンドアロン型の従来のデジタル記録再生装置内に、視聴者個別の要求に応じて上記デジタルフィルタを設計するプログラムを保持させることは、記録媒体の有効利用の観点から得策ではない。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、視聴者個別に最適な音場空間を作り出すことができるデジタル記録再生装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のデジタル記録再生装置は、視聴者個別の音場空間に最適な音場処理手段を構築する音場処理制御データ(音場処理を制御するためのパラメータおよびプログラム)、さらには新機能実現のためのプログラムをネットワーク上からダウンロードするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1のデジタル記録再生装置のブロック構成図である。このデジタル記録再生装置は、デジタル放送の映像音声を受信して記録再生可能である。
【0009】
図1のデジタル記録再生装置は、アンテナ1と、デジタルチューナ2と、データコントロール3と、映像音声データが記録されるランダムアクセス可能な記録媒体4と、MPEG2デコーダ5と、音場処理に関するデータが記録されるランダムアクセス可能な記録媒体6と、映像信号生成部7と、音声信号生成部8と、CPU9と、DSP(Digital Signal Processor)10と、映像出力回路11と、音声出力回路12と、CRT13と、スピーカ14と、ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)15と、入力検出回路16と、本体入力部17と、コーディネータ18と、リモートコントロール(リモコン)19と、マイクロフォン20と、CCDカメラ21と、A/Dコンバータ22と、映像処理部23と、人感センサー24と、ピンクノイズ発生部25とを備えて構成されている。
【0010】
デジタル記録再生装置本体100には、デジタルチューナ2と、データコントロール3と、記録媒体4と、MPEG2デコーダ5と、記録媒体6と、映像信号生成部7と、音声信号生成部8と、CPU9と、DSP10と、映像出力回路11と、音声出力回路12と、ネットワークI/F15と、入力検出回路16と、本体入力部17と、コーディネータ18と、A/Dコンバータ22と、映像処理部23と、ピンクノイズ発生部25とが、設けられている。
【0011】
また、デジタル記録再生装置本体100には、アンテナ1と、CRT13と、スピーカ14と、リモコン19と、マイクロフォン20と、CCDカメラ21と、人感センサー24と、公衆ネットワーク102とが、有線または無線にて接続されている。
【0012】
実施の形態1の動作について以下に説明する。まず、映像音声データの受信動作について説明する。放送電波をアンテナ1で受信し、デジタルチューナ2で復調した映像音声ストリーム(例えばMPEG2トランスポートストリーム)をデータコントロール3に入力する。この映像音声データの受信時には、データコントロール3は、デジタルチューナ2とMPEG2デコーダ5の接続経路をコントロールし、上記映像音声ストリームを下流のMPEG2デコーダ5に出力する。
【0013】
データコントロール3を介してMPEG2デコーダ5に入力された映像音声ストリームは、MPEG2デコーダ5において、映像ストリームと音声ストリームに分解され、それぞれデコードされ、それぞれ映像信号生成部7、音声信号生成部8に入力される。映像信号は、映像信号生成部7から出力され、映像出力回路11を介してCRT13に送られる。また、音声信号は、音声信号生成部8から出力され、DSP10で音場処理され、音声出力回路12を介してスピーカ14に送られる。
【0014】
DSP10は、入力音声データを複数の周波数成分に分別して音場処理するデジタルフィルタで構成されている。DSP1のデジタルフィルタは、記録媒体6に記録されているDSPデータ(DSPパラメータおよびDSPプログラム)に従って構成される。DSP10は、DSPデータを変更することによって周波数特性および音場処理手順の変更が可能である。
【0015】
映像音声データの記録時には、データコントロール3は、デジタルチューナ2と記録媒体4の接続経路をコントロールし、デジタルチューナ2で復調された映像音声ストリーム(例えばMPEG2トランスポートストリーム)のTSデータを記録媒体4に記録蓄積する。なお、映像音声データの記録時のコントロールは、上記映像音声データの受信時のコントロールと同時になされる。
【0016】
映像音声データの再生時には、データコントロール3は、記録媒体4とMPEG2デコーダ5の接続経路をコントロールし、CPU9の制御のもと、再生するTSデータを記録媒体4から読み出し、下流のMPEG2デコーダ5に出力する。
【0017】
この実施の形態1のデジタル記録再生装置は、ネットワーク上の仮想現実空間音場処理部において視聴者個別の音場空間に最適設計されたDSPデータをネットワークからダウンロードし、視聴者個別の音場空間を作り出すことを特徴とする。
【0018】
ネットワークアクセスによって視聴者個別の音場空間を構築する手順には、ピンクノイズを用いて視聴者個別の音場空間をオーディオ周波数帯域でフラット(一様)な周波数特性に補正する手順と、視聴者個別の音場空間をその視聴者の要求に応じて変更する手順の2つがある。これらの手順について以下に説明する。
【0019】
ネットワークI/F15は、装置本体100を公衆ネットワーク102と接続し、コーディネータ18からのデータをネットワークにアップロードし、ネットワークからダウンロードしたデータをコーディネータ18に送る。
【0020】
コーディネータ18は、CPU9の制御のもと、ネットワークにアップロードするデータ、ネットワークからダウンロードするデータを選択および管理し、ネットワークアクセスを制御および管理する。
【0021】
図2は本発明の実施の形態1においてのネットワーク構成図である。なお、図2において、図1と同じものには同じ符号を付してある。実施の形態1のデジタル記録再生装置は、公衆ネットワーク102を介して、ネットワーク上に仮想現実空間101の音場処理部101aにアクセスできるように構成されている。
【0022】
図3は視聴者のリスニングルームの配置図である。図3において、ソファ207に位置する視聴者208の前面には、CRT13が配置されており、視聴者208の周囲には、フロントLスピーカ200、フロントセンタースピーカ201、フロントRスピーカ202、フロントウーファスピーカ203、サラウンドLスピーカ204、サブウーファスピーカ205、およびサラウンドRスピーカ206が配置されている。これらのスピーカは、図1のスピーカ14に相当する。
【0023】
また、図3では省略してあるが、図3のリスニングルームには、図1のマイクロフォン20、CCDカメラ21、および人感センサー24が配置されている。例えば、視聴者208が視聴する位置のソファ207に、マイクロフォン20および人感センサー24を内蔵させ、視聴者208がソファ207に座ると、人感センサー24が認知し、マイクロフォン20をONし、その位置でのスピーカから出力された音声を集音する。また、例えば、リスニングルーム全体を見下せる位置に、CCDカメラ23および人感センサー24(ソファ207に内蔵のものとは別のもの)を配置し、試聴人数およびそれらの位置を監視する。
【0024】
[音場補正の手順]
上記ピンクノイズを用いた音場補正の手順では、ピンクノイズ発生器25から音声出力回路12を介してスピーカ14で出力したピンクノイズの音声をマイクロフォン20で集音した集音データを、実施の形態1のデジタル記録再生装置からネットワーク上の仮想現実空間101にアップロードし、このアップロードされた集音データの周波数特性をもとに仮想現実空間101の音場処理部101aにおいて視聴者個別の音場空間をオーディオ周波数帯域でフラットな周波数特性にするように設計されたDSP10のデジタルフィルタのDSPデータを上記実施の形態1のデジタル記録再生装置にダウンロードする。
【0025】
図4は本発明の実施の形態1においてのピンクノイズを用いた音場補正の手順を説明するフローチャートである。
【0026】
ステップSt1において、例えばスピーカから音声出力を開始するときに、この音場補正の手順がスタートすると、まず、ステップSt2において、視聴者に対して、DSP10のデジタルフィルタのチェックをするか否かを、CRT13に文字表示して尋ねる。視聴者は、本体入力部17またはリモコン19を操作して、上記のフィルタチェックをするか否かを指示する。本体入力部17またはリモコン19からの視聴者の入力データは、入力検出回路16によって検出され、CPU9に送られる。
【0027】
上記ステップSt2で、視聴者がフィルタチェックをしないと指示した場合には、ステップSt3において、記録媒体6にすでに記録されているDSPパラメータでDPS10のデジタルフィルタを構成する(初期フィルタにする)。
【0028】
また、上記ステップSt2で、視聴者がフィルタチェックをすることを指示した場合は、ステップSt4において、ピンクノイズ発生部25からピンクノイズを発生させ、音声出力回路12を介してスピーカ14から出力する。
【0029】
そして、ステップSt5において、視聴者の視聴ポジションに配置されたマイクロフォン20によってピンクノイズの音声を集音し、この集音信号をA/Dコンバータ22でA/D変換し、ピンクノイズの集音データをCPU9に送る。コーディネータ18およびCPU9は、このピンクノイズの集音データを、ネットワーク上での周波数特性の分析が可能なデータに変換し、さらにネットワークにアップロード可能なデータに変換して、ネットワークI/F15および公衆ネットワーク102を介してネットワーク上の仮想現実空間101にアップロードする。
【0030】
例えば、インターネット上の所定のURLに自動的にアクセスできるようになっており、インターネット上の仮想現実空間101に、HTMLファイルに変換された上記ピンクノイズの集音データをアップロードする。
【0031】
ステップSt6では、ネットワーク上の仮想現実空間101の音場処理部101aにおいて、アップロードされたピンクノイズの集音データの周波数特性を周波数分析手段で分析し、分析した周波数特性をもとに、視聴者個別の音場空間がオーディオ周波数帯域においてフラットな周波数特性になるように、窓関数を用いてDSPパラメータを算出し、周波数特性を調整して、DSP10のデジタルフィルタの設計がなされる。
【0032】
例えば、上記のようにインターネット上の所定のURLにアクセスする場合には、WWWサーバ内にあるDSPフィルタ設計プログラムを用いて、上記フラットな周波数特性のデジタルフィルタが設計される。
【0033】
次に、ステップSt7において、ネットワーク上の仮想現実空間101の音声処理部101aにおいて設計された上記フラットな周波数特性のデジタルフィルタのDSPデータを、公衆ネットワーク102およびネットワークI/F15を介してコーディネータ18にダウンロードする。このダウンロードは、ダウンロードの認証および許可を得てからなされる。
【0034】
次に、ステップSt8において、上記ダウンロードしたDSPデータ(DSPパラメータおよび必要に応じてDSPプログラム)をコーディネータ18に仮置きし、CPU9の制御のもと、この仮置きしたDSPパラメータに従ってDSP10のデジタルフィルタの構成を変更し、音声信号生成部8から出力された音声データを、上記フィルタ構成を変更したDSP10を介してスピーカ14から出力し、視聴者に試聴させる。
【0035】
そして、ステップSt9において、上記試聴の結果、DSP10のフィルタ構成を補正するか否かを、視聴者にCRT13での文字表示または音声で尋ねる。視聴者は、本体入力部17またはリモコン19を操作して、DSP10のフィルタ構成を補正するか否かを指示する。本体入力部17またはリモコン19からの視聴者の入力データは、入力検出回路16によって検出され、CPU9に送られる。
【0036】
上記ステップSt9で、視聴者がDSP10のフィルタ構成を試聴したものに補正すると指示した場合は、ステップSt10において、コーディネータ18に仮置きしていたDSPデータを記録媒体6に上書き記録または追記記録する。この場合、DSP10のフィルタ構成は、ダウンロードしたDSPパラメータに従ったものとなり、視聴者の音場空間はオーディオ周波数帯域においてフラットな周波数特性に補正される。
【0037】
また、上記ステップSt9で、視聴者がDSP10のフィルタ構成を補正しないことを指示した場合は、DSP10のフィルタ構成を、すでに記録媒体6に記録されていたDSPパラメータに従ったものに戻す(初期フィルタに戻す)。この場合、ダウンロードしたDSPデータは、記録媒体6には記録されない。
【0038】
[音場変更の手順]
上記視聴者の要求に応じた音場変更の手順においては、MPEG2デコーダ5から音声信号生成部8とDSP10と音声出力回路12とを介してスピーカ14で出力した音声をマイクロフォン20で集音した集音データ、CCDカメラ21および人感センサー24によって監視した視聴者数の情報、および視聴者が入力した音場関連の設定変更情報を、実施の形態1のデジタル記録再生装置からネットワーク上の仮想現実空間101にアップロードし、アップロードされたデータをもとに仮想現実空間101の音場処理部101aにおいて上記設定変更入力情報および上記視聴者数に適合するように設計されたDSP10のデジタルフィルタのDSPデータを上記実施の形態1のデジタル記録再生装置にダウンロードする。
【0039】
上記音場変更の手順は、図4の音場補正の手順と同様になされるが、異なる事項について以下に説明する。
【0040】
ステップSt1の手順のスタート時は、例えば視聴者が音場関連の設定変更(例えば音声バランスまたは音質の変更)を入力したときである。
【0041】
視聴者が本体入力部17またはリモコン19を操作して入力した音場関連の設定変更(例えば音声バランスまたは音質の設定変更)の指示は、入力検出回路16で検出され、CPU9に送られる。CPU9は、この音場関連の設定変更に応じた制御をするとともに、この音場関連の設定変更情報を、必要に応じて記録媒体6に記録蓄積する。
【0042】
ステップSt4およびSt5では、視聴者が入力した音場関連の設定変更情報、ならびに設定変更入力時の音声ストリームの集音データおよび視聴者数の情報のアップロードがなされる。
【0043】
CCDカメラ21で撮影された映像信号は、映像処理部23で処理され、CPU9に送られる。人感センサー24の検知信号は、入力検出回路16で検出され、CPU9に送られる。CPU9は、これらの映像信号および検知信号をもとに、視聴者数を監視しており、その視聴者数の情報を、必要に応じて記録媒体6に記録蓄積している。
【0044】
また、MPEG2デコーダ5から音声信号生成部8とDSP10と音声出力回路12とを介してスピーカ14から出力された音声ストリームの音声は、視聴者の視聴ポジションに配置されたマイクロフォン20によって集音され、A/Dコンバータ22でA/D変換され、CPU9に送られる。CPU9は、この音声ストリームの集音データを、必要に応じて記録媒体6に記録蓄積している。
【0045】
なお、上記ステップSt4およびSt5では、必要に応じて、設定変更入力時のDSP10のデジタルフィルタの構成に用いられているDSPデータを記録媒体6から読み出してアップロードするとともに、設定変更入力時のMPEG2デコーダ5の入力映像音声ストリームから分離した音声ストリームを周波数分析可能およびアップロード可能なデータに変換したものもアップロードする。
【0046】
ステップSt6では、ネットワーク上の仮想現実空間101の音場処理部101aにおいて、設定変更入力情報、音声ストリームの集音データ、視聴者数などのアップロードされたデータをもとに、設定変更入力情報および視聴者数に適合するように、DSP10のデジタルフィルタの設計がなされる。
【0047】
ステップSt7では、ネットワーク上の仮想現実空間101の音声処理部101aにおいて設計された上記設定変更入力情報および視聴者数に適合したデジタルフィルタのDSPデータを、公衆ネットワーク102およびネットワークI/F15を介してコーディネータ18にダウンロードする。ダウンロードしたDSPパラメータでDSP10のデジタルフィルタを構成すれば、視聴者の音場空間は、入力した設定変更および視聴者に適合した最適な音場空間に変更される。
【0048】
以上のように実施の形態1によれば、視聴者個別のデジタル記録再生装置からアップロードしたデータをもとにネットワーク上の仮想現実空間の処理部において設計されたDSPデータを視聴者個別のデジタル記録再生装置にダウンロードすることにより、DSP10で視聴者個別に適合した音場空間を実現するデジタルフィルタを構成でき、オーディオ周波数帯域においてフラットな周波数特性の音場空間や、視聴者の人数変動や視聴シーンに応じた臨場感のある音場空間を提供できる。
【0049】
また、設計プログラムを視聴者個別のデジタル記録再生装置に保持させる必要がないので、記録媒体6を有効利用できる。
【0050】
また、複数あるスピーカの位置を調整するなど、最適な音場空間を得るために視聴者が従来しなければならなかった困難な作業が不要となる。
【0051】
実施の形態2.
この実施の形態2のデジタル記録再生装置では、コーディネータ18は、ネットワーク上で設計されたDSPデータの全てをダウンロードする必要があるのか、一部をダウンロードすればよいのかを判断し、それに応じて上記DSPデータの全てまたは一部をダウンロードする。なお、実施の形態2のデジタル記録再生装置の構成は、図1の上記実施の形態1とのデジタル記録再生装置と同様である。
【0052】
例えば、7つのスピーカが配置された図3のリスニングルームのサブウーファ205のカットオフ周波数の設定において、他の5つのスピーカと鳴動させてカットオフ周波数を算出するデータをダウンロードしようとしたとき、CPU機能を持ったコーディネータ18は、スピーカ200,201,202,204,206が全帯域型のスピーカであることを認識しており、低域再生専用のスピーカであるフロントウーファ203のみとの鳴動で足りると判断し、必要な分だけダウンロードする。
【0053】
以上のように実施の形態2によれば、コーディネータ18が必要なデータを判断して必要分のみダウンロードするので、データの重複を防止して効率よくダウンロードできる。
【0054】
実施の形態3.
この実施の形態2のデジタル記録再生装置では、コーディネータ18がネットワークから新機能実現のためのプログラムをダウンロードして記録媒体に記録し、デジタル記録再生装置はこのプログラムに従って上記新機能で動作する。なお、実施の形態2のデジタル記録再生装置の構成は、図1の上記実施の形態1とのデジタル記録再生装置と同様である。
【0055】
デジタル記録再生装置本体100(図1参照)のマイクミキシング端子にマイクロフォン20のプラグが接続されると、その電圧変化を入力検出回路16が検出し、コーディネータ18は、マイクロフォン20のプラグが接続されたことをCPU9を介して認識する。また、コーディネータ18は、CCDカメラ21などの他の接続機種も同様に認識する。
【0056】
コーディネータ18は、デジタル記録再生装置本体100に現在接続されている周辺機器を認識しているとともに、デジタル記録再生装置(装置本体100およびその周辺機器)の機能を認識している。
【0057】
さらに、コーディネータ18は、ネットワークを監視していおり、ネットワーク上で新機能追加や新機種のためのプログラムが掲載されると、ダウンロード可能か否かを判断し、現装置で、実現可能なものの一覧を視聴者に提示する。
【0058】
上記一覧の中に、例えば、視聴者の要求に合致したホームセキュリティがあった場合には、コーディネータ18は、そのホームセキュリティのプログラムをネットワークからダウンロードし、記録媒体6に記録する。そして、CCDカメラ21の電源を常時ONにして常時撮像するように設定し、その撮影映像を記録媒体6に長時間蓄積記録する。
【0059】
上記撮像映像は、ランダムアクセス可能な記録媒体6に記録されるので、見たい映像を素早くサーチすることができる。
【0060】
また、携帯電話のプロトコル変換のためのプログラムをさらにダウンロードすれば、インターネットを介して携帯電話で、外出先から記録媒体6に記録された映像またはCCDカメラ21のリアルタイム映像を見ることができる。
【0061】
このようにして、自体はそのままで、常に家の中を監視するホームセキュリティ機能をデジタル記録再生装置に新たに追加でき、またはジタル記録再生装置をホームセキュリティ機に変更できる。
【0062】
以上のように実施の形態3によれば、コーディネータ18でネットワークを監視し、新機能追加や新機種のためのプログラムが掲載されるとダウンロード可能か否かを判断し、実現可能なものの一覧を視聴者に提示することにより、視聴者の要求に合致したプログラムをダウンロードでき、それによりデジタル記録再生装置に新機能を追加でき、またはデジタル記録再生装置を新機能の機器に変更できるので、エコロジーに貢献できる。
【0063】
例えば、視聴者数を監視するCCDカメラ21を用い、新たなホームセキュリティ機能をダウンロードすることにより、デジタル記録再生装置をホームセキュリティ機に変更できる。
【0064】
実施の形態4.
図5は本発明の実施の形態4においてのネットワーク構成図である。なお、図5において、図1または図2と同じものには同じ符号を付してある。この実施の形態5のデジタル記録再生装置の動作は、上記実施の形態1と同様である。
【0065】
図5の実施の形態4では、デジタル記録再生装置本体100およびその周辺機器であるCRT13,スピーカ14,マイクロフォン20,CCDカメラ21が全てに無線LANのI/Fを有し、無線LAN(IEEE802.3などの家庭内ネットワーク)103で相互に接続されている。そして、デジタル記録再生装置は、無線LAN103および公衆ネットワーク102を介して仮想現実空間101にアクセスできるようになっている。
【0066】
以上のように実施の形態4によれば、無線LANインターフェイスを介して公衆ネットワーク102に接続する構成とすることにより、公衆ネットワーク102との接続を意識せずにデジタル記録再生装置本体100やCRT13を所望の位置に配置することができる。また、配線工事が不要である。
【0067】
実施の形態5.
図6は本発明の実施の形態5のデジタル記録再生装置のブロック構成図である。なお、図6において、図1と同じものには同じ符号を付してある。この実施の形態5のデジタル記録再生装置の動作は、上記実施の形態1と同様である。
【0068】
図6の実施の形態5のデジタル記録再生装置は、図1の上記実施の形態1のデジタル記録再生装置において、ランダムアクセス可能な記録媒体6をハードディスク(HDD)600で構成したものであり、その他の構成は上記実施の形態1と同じである。
【0069】
以上のように実施の形態5によれば、ランダムアクセス可能な記録媒体をHDD600で構成することにより、安価なデジタル記録再生装置を提供できる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、視聴者個別に適合した音場空間を実現する音場処理手段を構成でき、オーディオ周波数帯域においてフラットな周波数特性の音場空間や、視聴者の人数変動や視聴シーンに応じた臨場感のある音場空間を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1においてのデジタル記録再生装置のブロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1においてのおよびネットワーク構成図である。
【図3】視聴者のリスニングルームの配置図である。
【図4】本発明の実施の形態1においての音場補正の手順を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態4においてのネットワーク構成図である。
【図6】本発明の実施の形態5のデジタル記録再生装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、 2 デジタルチューナ、 3 データコントロール、 4 記録媒体、 5 MPEG2デコーダ、 6 記録媒体、 7 映像信号生成部、 8 音声信号生成部、 9 CPU、 10 DSP、 11 映像出力回路、 12 音声出力回路、 13 CRT、 14 スピーカ、 15 ネットワークインターフェイス、 16 入力検出回路、 17 本体入力部、 18 コーディネータ、 19 リモートコントロール、 20 マイクロフォン、 21 CCDカメラ、 22 A/Dコンバータ、 23 映像処理部、 24 人感センサー、 25 ピンクノイズ発生部、 100 デジタル記録再生装置本体、 101 仮想現実空間、 101a 音場処理部、 102 公衆ネットワーク、 103 家庭内無線ネットワーク、 200 フロントLスピーカ、 201 フロントセンタースピーカ、 202 フロントRスピーカ、 203 フロントウーファスピーカ、 204 サラウンドLスピーカ、 205 サブウーファスピーカ、 206 サラウンドRスピーカ、 207 ソファ、 208 視聴者の試聴位置、 600 HDD。

Claims (7)

  1. デジタル音声またはデジタル映像音声を記録再生するデジタル記録再生装置において、
    音場処理制御データが記録されたランダムアクセス可能な記録媒体と、
    上記音場処理制御データに従って音声信号を音場処理する音場処理手段と、
    ネットワークに接続し、そのネットワーク上に存在する仮想現実空間に視聴者個別のデータをアップロードし、アップロードされたデータをもとに上記仮想現実空間にある音場処理部において設計された音場処理手段の音場処理制御データをダウンロードし、上記記録媒体に記録するネットワーク接続手段と
    を備えた
    ことを特徴とするデジタル記録再生装置。
  2. ピンクノイズを発生させてスピーカに出力するピンクノイズ発生手段と、
    上記スピーカから出力される上記ピンクノイズの音声を集音する集音手段と
    をさらに備え、
    上記音場処理手段は、入力音声データを複数の周波数成分に分別して処理するデジタルフィルタで構成されており、
    上記ネットワーク接続手段は、上記集音手段によって集音されたデータをアップロードし、アップロードされたデータをもとに上記ネットワーク上の音場処理部において視聴者個別の音場空間をフラットな周波数特性にするように設計された音場処理手段の音場処理制御データをダウンロードする
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル記録再生装置。
  3. スピーカから出力される音声を集音する集音手段と、
    視聴者数を監視する監視手段と、
    視聴者が音場関連の設定変更を入力する入力手段と
    をさらに備え、
    上記音場処理手段は、入力音声データを複数の周波数成分に分別して処理するデジタルフィルタで構成されており、
    上記ネットワーク接続手段は、上記集音手段によって集音されたデータ、上記監視手段によって監視された視聴者数の情報、および視聴者が入力した音場関連の設定変更情報をアップロードし、アップロードされたデータをもとに上記ネットワーク上の音場処理部において上記音場関連の設定変更情報および視聴者数に適合するように設計された音場処理手段の音場処理制御データをダウンロードする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデジタル記録再生装置。
  4. 上記ネットワーク接続手段は、上記設計された視聴者個別の音場処理制御データの全てをダウンロードする必要があるのか、一部をダウンロードすればよいのかを判断し、それに応じて上記設計された音場処理制御データの全てまたは一部をダウンロードする
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のデジタル記録再生装置。
  5. 上記ネットワーク接続手段が上記ネットワークから新機能実現のためのプログラムをダウンロードして上記記録媒体に記録し、このプログラムに従って上記新機能で動作する
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載のデジタル記録再生装置。
  6. 上記ネットワーク接続手段が、無線LANインターフェイスを介して上記ネットワークにアクセスする
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載のデジタル記録再生装置。
  7. 上記記録媒体が、HDDである
    ことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載のデジタル記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006057170A1 (ja) * 2004-11-24 2006-06-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 音像定位装置
WO2006103875A1 (ja) * 2005-03-28 2006-10-05 Pioneer Corporation Av機器操作システム

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