JP2004164493A - 不揮発性メモリのデータ管理システム、不揮発性メモリのデータ管理方法、およびそのプログラム - Google Patents

不揮発性メモリのデータ管理システム、不揮発性メモリのデータ管理方法、およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不揮発性メモリのデータ管理システムにおいて、前記不揮発性メモリ上の実効容量を増大させ、前記不揮発性メモリ(即ち、各消去ブロック)に対する無用なデータ消去処理を抑制することで前記不揮発性メモリの長寿命化を実現する。
【解決手段】不揮発性メモリXの消去ブロック(物理ブロック)上に格納するデータのデータサイズと同一サイズのデータ格納領域aを作成するデータ格納領域作成手段と、前記消去ブロック上に前記データに関する所定の情報を表すデータ管理情報を格納するデータ管理情報格納領域bを作成するデータ管理情報格納領域作成手段と、前記データを、前記データ格納領域aに格納するデータ格納手段と、前記データ格納手段による前記データの格納処理に応じて、前記データ管理情報を、前記データ管理情報格納領域bに格納するデータ管理情報格納手段と、を具備してなる不揮発性メモリのデータ管理システムとして構成する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いた記憶装置のデータ管理システムに係り、詳しくは、前記不揮発性メモリの消去ブロック上に形成され、データの書き込み或いはデータの読み出しに利用されるセクタを、前記データのサイズに応じた可変長サイズとすることにより、前記消去ブロックにおける不使用領域の削減と、前記消去ブロックに対するデータ消去処理の頻度を軽減させることによる長寿命化と、を実現し得る不揮発性メモリを用いた記憶装置のデータ管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
フラッシュメモリ等の不揮発性メモリは、これまで記憶装置として一般的に用いられていたハードディスクドライブに較べ、1)低消費電力であること、2)低コストであること、3)構造が簡略で小型化できること、4)読み出し速度が高速であること、等の利点を有しており、特に、PDAや携帯電話等の携帯端末における記憶装置として広く利用されている。
ここで、図8を参照しつつ、フラッシュメモリを用いた記憶装置における従来公知のデータ管理システムについて説明する。
図8に示す如く、フラッシュメモリ(図8では容量が1Mバイトであるものを考える)X1は、所定サイズ(一般的には8k〜256k程度であり、図8では64kバイトの場合を示す)の複数の物理ブロック(図8では物理ブロック0〜14、及びスペアブロックの16ブロック)に分割される。ここで、該物理ブロックとは、フラッシュメモリのH/W(ハードウェア)によって定義された固定長の領域であり、該物理ブロック単位によってのみ書き込まれたデータを消去することができる。このような特性から、該物理ブロックは、消去ブロックと称される。
該物理ブロックは、更に、固定長(図8では512バイトの場合を示す)の複数の仮想セクタ(例えば仮想セクタ0〜126、及び管理領域の128セクタ)に分割される。ここで、該仮想セクタとは、フラッシュメモリのS/W(ソフトウェア)によって仮想的に分割された領域であり、該仮想セクタ夫々にデータが格納される。
尚、前記仮想セクタの一つである前記管理領域には、ブロック管理情報と、セクタ情報とが格納される。
ここで、前記ブロック管理情報とは、前記物理ブロックに関して管理する必要のある情報を記録しておく領域であり、例えば、消去回数、使用状況等が含まれる。
一方の前記セクタ情報とは、前記各仮想セクタに対応しており、各仮想セクタに関して管理する必要がある情報を夫々記録しておく領域であり、例えば、「仮想セクタの状態」、「仮想論理セクタ番号」等が含まれる。
「仮想セクタの状態」とは、未使用、データ格納中、有効、無効に区分され、該仮想セクタに格納されたデータの状況を判定するためものである。
「仮想論理セクタ番号」とは、上位機器から見たセクタ番号を示しており、格納されるデータに対して一意に定められる。この「仮想論理セクタ番号」を不変(一意)とすることで、データ更新等で他の仮想セクタにデータが移動した場合等にも、上位機器は、この番号に基づいて夫々のデータを特定(区別)することが可能である。
このような構成により、従来公知のフラッシュメモリのデータ管理システムでは、格納するデータを前記仮想セクタに格納する際には、その格納処理に応じて前記セクタ情報(つまりは、「仮想論理セクタ番号」)を記録(更新)し、フラッシュメモリから所定のデータを読み込む際には、前記セクタ情報(「仮想論理セクタ番号」)に基づいて、その所定のデータが格納されている前記仮想セクタを特定可能であり、フラッシュメモリの利点である迅速なる書き込み、読み込みを達成するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来技術では、前記仮想セクタが固定サイズ長(図8においては512バイト)に規定されているため、例えば格納するデータのデータサイズが小さい場合(例えば10バイト)にも、そのデータを格納するために前記仮想セクタを一つ(512バイト)を使用せざるを得ず、該仮想セクタ内に大きな不使用領域(512−10=412バイト)を発生させ、結果としてフラッシュメモリの実効容量を低下させるという不都合が生じ得る。
また、フラッシュメモリの実効容量が低いことは、不要なデータ(例えば論理的に削除されたデータ)が格納された前記仮想セクタ(前記仮想セクタの状態は無効であるもの)を再利用可能な状態にする処理、いわゆるガーベージコレクションを実施する頻度の増加を招き、ユーザの作業効率を低下させる原因になり得る。
また、上述したガーベージコレクションを頻繁に実施することは、結果として、前記物理ブロックのデータを消去する頻度の増大を招くこととなり、消去回数に制限のある(例えば、消去回数に関する保証値は10万回程度が一般的である)前記物理ブロックの寿命を無用に消費することにも繋がる。
そこで、本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、前記仮想セクタのサイズを可変サイズ長とすることでフラッシュメモリの実効容量を増大させ、ひいては、前記物理ブロックの無用なデータ消去処理を抑制することでフラッシュメモリの長寿命化を実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、不揮発性メモリの消去ブロック上に格納するデータのデータサイズと同一サイズのデータ格納領域を作成するデータ格納領域作成手段と、前記不揮発性メモリの前記消去ブロック上に前記データに関する所定の情報を表すデータ管理情報を格納するデータ管理情報格納領域を作成するデータ管理情報格納領域作成手段と、前記データを、前記データ格納領域作成手段により作成された前記データ格納領域に格納するデータ格納手段と、前記データ格納手段による前記データの格納処理に応じて、前記データ管理情報を、前記データ管理情報格納領域作成手段により作成された前記データ管理情報格納領域に格納するデータ管理情報格納手段と、を具備してなることを特徴とする不揮発性メモリのデータ管理システムとして構成される。
このような構成によって、前記不揮発性メモリに格納されるデータは、該データのデータサイズに応じて作成された前記データ格納領域に格納されることとなり、データサイズに拘わらず画一的に形成された前記仮想セクタにデータを格納する従来構成に比べ、飛躍的に前記不揮発性メモリの実効容量を増大させることができる。
また、実効容量が増大されたことで、前記不揮発性メモリに対しガーベージコレクションを行う頻度を低減させ、前記不揮発性メモリ(前記消去ブロック)に対する無用なデータ消去処理を回避することが可能となり、ひいては、前記不揮発性メモリの長寿命化を達成することができる。
【0005】
尚、前記データ格納領域作成手段により作成される前記データ格納領域は、前記消去ブロックにおける所定位置から順次隙間無く作成されることが望ましい。これにより、前記データ格納領域に格納されたデータを読み出す処理を行う際に、前記所定位置及び格納されているデータのデータサイズに基づいて、任意のデータのアドレスを特定することが可能となり、読み込み処理の迅速化を実現可能である。
【0006】
更には、前記データ格納領域の作成が開始される前記所定位置は、前記消去ブロックにおける先頭或いは最後尾であることが望ましい。
このように先頭(或いは最後尾)から隙間無く前記データ格納領域を作成した場合、前記フラッシュメモリの実効容量を増大させることが可能であると共に、前記データ格納領域に格納されているデータのアドレスを特定するに当たり、常に前記消去ブロックにおける先頭或いは最後尾のアドレスが基準となるため、容易且つ迅速なアドレスの特定が可能である。
【0007】
更には、前記データ管理情報格納領域作成手段により作成される前記データ管理情報格納領域は、前記消去ブロックにおける先頭或いは最後尾のいずれか一方のうち、前記データ格納領域が作成される反対側から順次隙間無く作成されてなることが望ましい。
このように先頭(或いは最後尾)から隙間無く前記データ管理情報格納領域を作成することで、前記フラッシュメモリの実効容量を最大限に増大させることが可能である。
【0008】
また、前記データを格納する格納手順に特徴点を有する不揮発性メモリのデータ管理方法と捉えることで、本発明は、不揮発性メモリの消去ブロック上に格納するデータのデータサイズと同一サイズのデータ格納領域を作成するデータ格納領域作成工程と、前記不揮発性メモリの前記消去ブロック上に前記データに関する所定の情報を表すデータ管理情報を格納するデータ管理情報格納領域を作成するデータ管理情報格納領域作成工程と、前記データを、前記データ格納領域作成工程により作成された前記データ格納領域に格納するデータ格納工程と、前記データ格納工程による前記データの格納処理に応じて、前記データ管理情報を、前記データ管理情報格納領域作成工程により作成された前記データ管理情報格納領域に格納するデータ管理情報格納工程と、を具備してなることを特徴とする不揮発性メモリのデータ管理方法と考えることも可能である。
尚、その作用効果については、前述した形態と同様であるため、ここでは省略する。
【0009】
また、前記不揮発性メモリのデータ管理システム上で実行されるプログラムと捉えることで、本発明は、不揮発性メモリのデータ管理システムにおいて実行されるプログラムであって、前記不揮発性メモリの消去ブロック上に格納するデータのデータサイズと同一サイズのデータ格納領域を作成するデータ格納領域作成機能と、前記不揮発性メモリの前記消去ブロック上に前記データに関する所定の情報を表すデータ管理情報を格納するデータ管理情報格納領域を作成するデータ管理情報格納領域作成機能と、前記データを、前記データ格納領域作成機能により作成された前記データ格納領域に格納するデータ格納機能と、前記データ格納機能による前記データの格納処理に応じて、前記データ管理情報を、前記データ管理情報格納領域作成機能により作成された前記データ管理情報格納領域に格納するデータ管理情報格納機能と、を実行させるためのデータ管理プログラムと考えることも可能である。
尚、その作用効果については、前述した形態と同様であるため、ここでは省略する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態及び実施例について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態及び実施例は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、図1は本発明の実施形態に係るフラッシュメモリのデータ管理システムの概略構成を模式的に示す図、図2は新規データの書き込みを行った際の処理の流れを示すフローチャート、図3は新規データの書き込みを行った際の消去ブロックを模式的に示す図、図4はデータ更新を行った際の処理の流れを示すフローチャート、図5データ更新を行った際の消去ブロックを模式的に示す図、図6はデータの読み込みを行った際の処理の流れを示すフローチャート、図7はデータの読み込みを行った際の消去ブロックを模式的に示す図、図8は従来公知のフラッシュメモリのデータ管理システムの概略構成を模式的に示す図である。
【0011】
本発明の実施形態係る不揮発性メモリのデータ管理システムは、図1に示す如く具現化される。
同図に示す如く、本発明の実施形態に係るフラッシュメモリX(不揮発性メモリの一例に該当)のデータ管理システムは、該フラッシュメモリX(図1では容量が1Mバイトであるものを考える)を所定サイズ長(一般的には8k〜256k程度であり、図1では64kバイトとする)の物理ブロック(物理ブロック0〜14、及びスペアブロック)に分割する点では、従来構成と同様である。ここで、該物理ブロックとは、フラッシュメモリのH/W(ハードウェア)によって定義された領域であり、該物理ブロック単位によってのみ書き込まれたデータを消去することができる。このような特性から、該物理ブロックは、消去ブロックとも称されるものである。
ここで、本実施形態は、前記物理ブロックを、予め固定サイズ長の仮想セクタに分割することなく、データを格納する都度、該データのデータサイズと同一サイズのデータ格納領域aを前記物理ブロックの先頭からデータ単位に詰めて順次作成(図1では矢印Aで示す方向)する点で従来構成と異なる。
更に、本実施形態では、前記データ格納領域aへのデータの格納処理に応じて、前記データ格納領域aに格納する前記データに関するデータ管理情報を格納するデータ管理情報格納領域bを前記物理ブロックの最後尾(具体的には、後述するブロック管理情報格納領域cの次のアドレス)から詰めて順次作成(図1では矢印Bで示す方向)する点でも従来構成と異なる。
尚、前記データ管理情報格納領域bに格納される前記データ管理情報は、前記物理ブロック内に格納されているデータに関して管理する必要がある情報を記録しておく領域であり、「データの種別」、「レコードID」、「データサイズ」、「データの状態」、「チェックサム」等が記録される。
「データの種別」とは、前記データ格納領域aに格納されたデータの種別を示し、例えば、「レコード」である、「マッピング情報」である等を区別するためのものである。
「レコードID」とは、データを識別するべく各データ毎に一意に付された番号である。
「データサイズ」とは、前記データ格納領域に格納されたデータのデータサイズである。
「データの状態」とは、データ格納中、有効、無効に区分され、前記データ格納領域aに格納されているデータの状況を判定するためのものである。
「チェックサム」は、チェックサムの計算に用いられる情報であり、データの更新、読み込み、或いは書き込み等が正常終了したかどうかを判定するために用いるものである。
また、本実施形態では、前記物理ブロックの最後尾にはブロック管理情報を格納するブロック管理情報格納領域cが作成される。これは、従来構成における前記管理領域(図8参照)に変わるもので、該ブロック管理情報格納領域cに格納される前記ブロック管理情報は、従来公知の構成同様、消去回数、使用状況等、前記物理ブロックに関して管理する必要のある情報が記録される。
本実施形態は、このような差異(つまりは、特徴点)により、前記フラッシュメモリXにおける前記物理ブロック上に無駄な不使用領域を生じさせることを防止し、実効容量を増大させることが可能であり、前記物理ブロック上の未使用領域が不足することでガーベージコレクションを実行せざるを得ない状況に陥ることを極力回避し、ひいては、前記フラッシュメモリXの長寿命化に寄与し得るものである。
以下に、前記フラッシュメモリXに対して、1)データの新規書き込みを行う場合、2)データの更新を行う場合、3)データの読み込みを行う場合に分けて、本実施形態の処理の詳細について説明する。
尚、上述説明に用いた図1、並びに以下に用いる図2〜図7では、フラッシュメモリXにおける複数の前記物理ブロック(0〜14)のうち、物理ブロック0のみを示しているが、その他の前記物理ブロック1〜14についても同様の構造を有し、同様の処理を行うことが可能であることは言うまでもない。
【0012】
1)(データの新規書き込み)
ここでは、前記フラッシュメモリX上の前記物理ブロック0に対し新規にデータを書き込む際の処理の流れについて図2、図3を参照しつつ説明する。
図2に示すフローチャートに示す如く、不図示のCPU等からの指令により特定のデータを書き込むことを要求された当該実施形態に係るフラッシュメモリのデータ管理システムでは、先ず、前記物理ブロック0における前記データ管理情報格納領域bに格納される既存の前記データ管理情報の内容に基づいて、当該物理ブロック0における未使用領域が算出される(S1)。具体的には、前記データ管理情報に含まれる「データサイズ」に基づいて算出される。つまり、元の物理ブロックの容量(図3では、物理ブロックのデータサイズ64kから前記ブロック管理情報のデータサイズ(例えば10バイト程度)を際し引いた容量)から、「データサイズ」の総和及び前記データ管理情報のデータサイズ(例えば10バイト程度)の総和を差し引いた容量が、前記物理ブロック0における未使用領域となる。
次に、前記ステップS1において算出された前記未使用領域と、今回書き込むデータ(以下、略して書き込みデータという)のデータサイズの比較が行われる(S2)。
前記ステップS2において、前記未使用領域の方が前記書き込みデータのデータサイズより小さいと判定された場合(図2では前記ステップS2のNo)には、データを格納できないため、エラー処理へと処理が移行される(S3)。かかるエラー処理の一例としては、前記未使用領域の算出(検索)対象とする物理ブロックを、当該物理ブロック0から物理ブロック1、2、…と順次変更し、全ての物理ブロックに対し、前記書き込みデータを格納し得る前記未使用領域を有する物理ブロックを検索する処理が行われる。尚、かかる処理によっても前記書き込みデータを格納し得る前記未使用領域が検出されない場合には、前記物理ブロックにおける前記未使用領域を増大させるべく、前記物理ブロックに対しガーベージコレクションを施すこととなる。更に、ガーベージコレクションを施しても前記未使用領域が確保できない場合には、当該フラッシュメモリにはデータ書き込みが不可能である旨を外部に報知すると共に処理が終了される。
一方、前記ステップS2において、前記未使用領域の方が前記書き込みデータのデータサイズより大きいと判定された場合(図2では前記ステップS2のYes)には、S4へと処理が移行される。
このステップS4では、既存の前記データ管理情報の内容に基づいて、当該物理ブロック0における書き込み開始アドレスが算出される。具体的には、既存の前記データ管理情報に含まれる「データサイズ」の総和に基づいて、当該物理ブロック0における未使用領域の先頭のアドレスが算出される。例えば、図3に示す場合であれば、既存のデータ管理情報はなく、「データサイズ」総和が「0バイト」であるため、ここでは、前記物理ブロック0の先頭のアドレスが前記書き込み開始アドレスとして算出される(S4)。
続くステップS5では、前記書き込みデータに対応するデータ管理情報(図3ではB1で示す)が作成されると共に、前記物理ブロック0上の未使用領域の最後尾から順次作成されるデータ管理情報格納領域(図3ではb1で示す)に格納される(図3参照)。尚、この時点では、前記データ管理情報格納領域に格納された前記データ管理情報における「データの状態」は、「データ格納中」とされる(S5)。
次に、ステップS6では、前記ステップS4で算出された前記書き込みアドレスから前記書き込みデータの「データサイズ」に応じた前記データ格納領域(図3ではa1で示し、100バイト)が作成(確保)されると共に、該データ格納領域に前記書き込みデータが格納される(S6)。
そして、前記ステップS6において前記データ格納領域に前記書き込みデータの格納が終了した時点で、前記データ管理情報格納領域に格納された前記データ管理情報における「データの状態」が、「データ格納中」から「有効」に変更される(S7)。
このような前記データ管理情報における「データの状態」の切り替え処理は、フラッシュメモリが携帯端末等に利用させることが多く、利用形態上発生し得る、接触不良、バッテリ切れ等の不測の事態に備えたものである。つまり、データの格納処理(前記ステップS6の処理)が完了(正常終了)する前に何らかの(前述したバッテリ切れ等)事情によってデータの格納処理が異常終了した場合には、その時点で格納していた(つまりは、異常終了した)データに対応する「データの状態」を「データ格納中」のまま維持することで、異常終了したデータを、この「データの状態」に基づいて即時に判断可能とするものである。
本実施形態では、このような一連の処理を実行することで、前記フラッシュメモリXにデータを新規書き込みするに当たり、前記書き込みデータは、該フラッシュメモリXの前記物理ブロック0における前記未使用領域の先頭から隙間なく順次格納され、そのデータに対応するデータ管理情報は、前記未使用領域の最後尾から隙間なく順次格納される。
このように、本実施形態では、書き込むデータのデータサイズに応じたデータ格納領域が作成されると共に、該データ格納領域にデータを格納する構成を実現することで、常に固定サイズ長の仮想セクタにデータを格納していた従来公知の構成に較べ、著しく前記フラッシュメモリXの前記未使用領域に関する使用効率を向上させることができる。
尚、図3は、前記フラッシュメモリXの物理ブロック0にレコードID0データ(レコードID:0、データサイズ:100バイト、データの種別:レコード)が格納される様子を模式的に示すものである。
同図から、前記レコードID0データが、前記物理ブロック0の未使用領域の先頭に作成された前記データ格納領域a1に格納され、該レコードID0データに対応する前記データ管理情報B1が、前記データ格納領域a1とは逆に前記物理ブロック0の未使用領域の最後尾に作成された前記データ管理情報格納領域b1に格納される様子が理解される。また、前記物理ブロック0には、無駄な不使用領域は存在していないことも同時に理解され得る。
【0013】
(データの更新)
次に、フラッシュメモリ上の物理ブロック0に対し既に格納されているデータを更新する際の処理の流れについて図4、図5を参照しつつ説明する。
図4に示すフローチャートに示す如く、不図示のCPU等からの指令により特定のデータを更新することを要求された当該実施形態に係るフラッシュメモリのデータ管理システムでは、先ず、前記物理ブロック0における前記データ管理情報格納領域(図5ではb1で示す)に格納される既存の前記データ管理情報(図5の例では、前記データ管理情報格納領域b1格納されているB1が該当)の内容に基づいて、当該物理ブロックにおける未使用領域が算出される(S10)。
次に、前記ステップS10において算出された前記未使用領域と、今回更新するデータ(以下、略して更新データという)のデータサイズの比較が行われる。(S11)
前記ステップS11において、前記未使用領域の方が前記更新データのデータサイズより小さいと判定された場合(図4では前記ステップS11のNo)には、データを更新できないものとしてエラー処理へと処理を移行させる(S12)。該エラー処理の一例としては、上述したデータ書き込み処理の場合と同様に、先ず、前記未使用領域の検索対象とする物理ブロックを、当該物理ブロック0から物理ブロック1、2、…と順次変更し、全ての物理ブロックに対する検索処理が行われる。そして、かかる処理によっても前記書き込みデータを格納し得る前記未使用領域が検出されない場合には、ガーベージコレクションが実施される。更に、ガーベージコレクションを施しても前記未使用領域が確保できない場合には、当該フラッシュメモリXはデータ更新が不可能である旨を外部に報知すると共に処理が終了される。
一方、前記ステップS11において、前記未使用領域の方が前記更新データのデータサイズより大きいと判定された場合(図4では前記ステップS11のYes)には、S13へと処理が移行される。
このステップS13では、既存の前記データ管理情報の内容に基づいて、当該物理ブロック0における書き込み開始アドレスが算出される。具体的には、既存の前記データ管理情報に含まれる「データサイズ」の総和に基づいて、当該物理ブロック0における未使用領域の先頭のアドレスが算出される。例えば、図5に示す場合であれば、データ管理情報格納領域b1に格納された前記データ格納情報がこれに該当し、「データサイズ」総和は「100バイト」であるため、ここでは、前記物理ブロック0の先頭のアドレスから100バイト目のアドレスが前記書き込み開始アドレスとして算出される(S13)。
続くステップS14では、前記更新データに対応するデータ管理情報(図5ではB2で示す)が作成されると共に、前記物理ブロック0上の未使用領域の最後尾に新たに作成されるデータ管理情報格納領域(図5ではb2で示す)に格納される。尚、この時点では、前記データ管理情報格納領域に格納された前記データ管理情報における「データの状態」は、「データ格納中」とされる(S14)。
次に、ステップS15では、前記ステップS13で算出された前記書き込みアドレスから前記更新データの「データサイズ」に応じた前記データ格納領域(図5ではa2で示し、120バイト)が作成されると共に、該データ格納領域に前記更新データが格納される(S15)。
ここまでの処理、つまりは、前記物理ブロック0の未使用領域における先頭及び最後尾から詰めて作成された前記データ格納領域(図5ではa2)及び前記データ管理情報格納領域(図5ではb2)に対し、夫々前記更新データ及び前記管理情報を格納するまで処理(S10からS15に至る処理)は、前述説明したデータの新規書き込み処理の前記ステップS1から前記ステップS6に至る処理と同一である。しかし、データの更新処理では、今回更新するデータの書き込みが終了した時点で更新前のデータ(図5中にはレコードID0データ(旧)で示す)を無効にすることで、同じレコードIDを有するデータが重複することを回避する処理が必要な点で、前述した新規書き込み処理と異なる。
具体的には、前記ステップS15による前記更新データの書き込みが終了した時点で、ステップS16に処理が移行され、前記データ管理情報に基づいて無効とすべき更新前のデータが検索される。つまり、前記物理ブロック0内に記録されている前記データ管理情報のうち、「レコードID」が今回更新する前記更新データの「レコードID」であり、且つ「データの情報」が「有効」である前記データ管理情報を検索する(S16)。
ここで、前記ステップS16による検索の結果、該当する前記データ管理情報が無い場合(図5ではステップS17のNoで示す)には、処理がエラー処理へと移行する(S19)。ここで、該エラー処理の一例としては、先ず、前記データ管理情報の検索対象とする物理ブロックを、当該物理ブロック0から物理ブロック1、2、…と順次変更し、全ての物理ブロックに対する検索処理が行われる。そして、かかる処理によっても前記データ管理情報が検出されない場合には、当該フラッシュメモリXはデータ更新が不可能である旨を外部に報知すると共に処理が終了される。
一方、前記ステップS16による検索の結果、該当する前記データ管理情報が有る場合(図4ではステップS17のYesで示す)には、ステップS18に処理が移行される。
このステップS18では、前記ステップS16で検索(特定)された前記データ管理情報における「データの情報」が「有効」から「無効」に変更される(S18)。
そして、処理をステップS20に移行させ、今回更新したデータの前記データ管理情報における「データの情報」が「データ格納中」から「有効」に変更されることで処理が終了する(S20)。
尚、このような前記データ管理情報における「データの状態」の切り替え処理は、前述説明したフラッシュメモリの使用形態に鑑みてなされるもので、データの格納(更新)処理(前記ステップS15の処理)が完了(正常終了)する前に異常終了したデータの抽出を可能とするものである。
本実施形態では、このような一連の処理を実行することで、前記フラッシュメモリXに格納されているデータを更新するに当たり、その更新データは、前記フラッシュメモリXの前記物理ブロック0における前記未使用領域の先頭から隙間なく順次格納され、その更新データに対応するデータ管理情報は、前記未使用領域の最後尾から隙間なく順次格納される。
このように、本実施形態では、データの更新処理においても、更新するデータのデータサイズに応じた前記データ格納領域が作成されると共に、該データ格納領域にデータを格納する構成であるため、データの大小に拘わらず、常に固定サイズ長の仮想セクタにデータを格納していた従来公知の構成に較べ、著しく前記フラッシュメモリXの未使用領域に関する使用効率を向上させることができる。
尚、図5は、フラッシュメモリの物理ブロック0に格納されていたレコードID0データ(旧)(レコードID:0、データサイズ:100バイト、データの種別:レコード)が、レコードID0データ(新)(レコードID:0、データサイズ:120バイト、データの種別:レコード)に更新される様子を模式的に示すものである。
同図から、前記レコードID0データ(新)が、前記物理ブロック0の未使用領域の先頭に作成された前記データ格納領域a2に格納され、該レコードID0データ(新)に対応する前記データ管理情報B2が、前記データ格納領域a2とは逆に前記物理ブロック0の未使用領域の最後尾に作成された前記データ管理情報格納領域b2に格納される様子が理解される。更に、同図から、前記レコードID0データ(新)の格納処理に伴って、前記レコードID0データ(旧)に対応する前記データ管理情報B1における「データの状態」は「無効」に、前記レコードID0データ(新)に対応する前記データ管理情報B2における「データの状態」は「有効」に変更される処理が行わわれ、今後「レコードID:0」により特定されるデータを前記レコードID0データ(新)とすることが可能であることも理解される。尚、「レコードID」を指定してデータを読み込む処理については後述する。
また、前記物理ブロック0には、無駄な不使用領域は存在していないことも同時に理解され得る。
【0014】
(データの読み込み)
次に、フラッシュメモリ上の物理ブロックに対し既に格納されているデータのデータ管理情報を指定することで読み込む際の処理の流れについて図6、図7を参照しつつ説明する。
図6に示すフローチャートに示す如く、不図示のCPU等からの指令により特定のデータ管理情報が指定され、該データ管理情報に対応するデータを読み込むことを要求された当該実施形態に係るフラッシュメモリのデータ管理システムでは、先ず、前記データ管理情報格納領域(図7ではb1及びb2で示す)に格納されている前記データ管理情報を、該物理ブロック0の最後尾から(つまり、図7ではB1、B2の順に)読み出し、読み出された前記データ管理情報に対し、ステップS31により以下の判定処理が行われる(S30)。
このステップS31では、最後尾の前記データ管理情報格納領域(図7ではb1で示す)から読み出された前記データ管理情報(図7ではB1で示す)が、今回読み込むデータ(以下、読み込みデータという)に対応する前記データ管理情報か否かの判定が行われる。具体的には、前記データ管理情報における「レコードID」が前記読み込みデータの「レコードID」(図7にはレコードIDが0の場合を示す)と一致するか否か、更には、該データ管理情報における前記「データの情報」が「有効」であるか否かによって判定される(S31)。
かかる判定がNoであった場合、つまりは、そのデータ管理情報が、前記読み込みデータに対応するデータ管理情報と一致しない場合には、処理がステップS34に移行される。
このステップS34では、前記ステップS31の判定処理に使用された前記データ管理情報が最後のデータ管理情報であるか否かを判定する(S34)。
かかる判定がYesであった場合、つまりは、当該物理ブロック0には、前記読み込みデータに該当するデータが格納されていない場合には、データ読み込みが不可である旨を外部に報知すると共に処理を終了させる等のエラー処理が実行される(S36)。尚、該エラー処理の一例としては、前述したデータ書き込み、及びデータ更新処理の場合と同様に、前記データ管理情報の検索対象とする物理ブロックを、当該物理ブロック0から物理ブロック1、2、…と順次変更し、全ての物理ブロックに対して処理が行われる。そして、かかる全ブロックに亘る検索処理によっても前記読み込みデータに対応する前記データ管理情報が検出されない場合に、当該フラッシュメモリからのデータ読み込みは不可能である旨を外部に報知すると共に処理が終了される。
一方、前記ステップS34における判定がNoであった場合には、前記ステップ31の判定処理に使用された前記データ管理情報における「データサイズ」を加算すると共に、処理を前記ステップS31に戻す(S35)。無論、このステップS35が始めて実行される場合(つまりは、そのデータ管理情報が、最後尾の前記データ管理情報格納領域(図7ではb1)から読み出されたものである場合)には、「データサイズ」の加算値は「0」であるため、単に、前記データ管理情報における「データサイズ」(図7では100バイト)が記憶される。
ここで、再び処理が戻された前記ステップS31では、最後尾の前記データ管理情報格納領域(図7ではb1で示す)の次の前記データ管理情報格納領域(図7ではb2で示す)に格納されている前記データ管理情報(図7ではB2で示す)に対し、上述した判定処理を行う。
つまり、前記ステップS30で読み出された前記データ管理情報は、最後尾のものから順に前記ステップS31、S34、S35の処理が行われることとなる。かかる処理は、前記ステップS31の判定結果がYesになる(即ち、前記データ管理情報が前記読み込みデータのデータ管理情報に合致した場合であって、その処理は後述する)、或いは前記ステップS34の判定がYesになる(即ち、当該フラッシュメモリXには、前記読み込みデータに合致する前記データ管理情報は存在しない場合)まで繰り返される。
ここで、前記ステップS31における判定結果がYesとなった場合、つまりは、その時点で該ステップS31の判定処理を施されていた前記データ管理情報が、前記読み込みデータのデータ管理情報と合致した場合には、処理がS32に移行される。
このステップS32では、前記ステップS35において加算/記憶された「データサイズ」の加算値に基づいて前記読み込みデータの読み込み開始アドレスを算出する。例えば、図7に示す場合であれば、データ管理情報格納領域b1に格納されていたデータ管理情報B1における前記「データサイズ:100バイト」が加算されているため、ここでは、前記物理ブロック0の先頭から100バイト目のアドレスが前記読み込み開始アドレスとして算出される(S32)。
そして、前記ステップS32に続くステップS33では、前記ステップS32で算出された前記読み込み開始アドレス(図7では100バイト目)から、前記データ管理情報のおける前記「データサイズ」に応じたサイズ分(図7では120バイト分)だけデータが読み込まれる(S33)。
本実施形態では、このような一連の処理を実行することで、前記フラッシュメモリXに格納されている複数のデータから特定のデータを読み込むに当たり、該データの前記データ管理情報に基づいて特定のデータの格納位置、及びデータサイズを容易且つ正確に検索可能である。
このように、本実施形態では、前記物理ブロックに記録されるデータが、該データのデータサイズと同一サイズであって、前記物理ブロックの所定位置(本実施形態では先頭)から隙間なく順次作成されるデータ格納領域に格納される構成を巧妙に利用することで、前記データ管理情報に基づいて特定のデータを正確且つ迅速に読み込むことが可能である。
尚、図7は、「レコードID:0」を指定してフラッシュメモリの物理ブロック0に格納されているレコードID0データ(新)(レコードID:0、データサイズ:120バイト、データの種別:レコード)を読み込む様子を模式的に示すものである。
同図から、前記データ管理情報格納領域b1及びb2に格納されている前記データ格納情報における「データサイズ」、「データの状態」に基づいて、今回読み込むべき前記レコードID0データ(新)が、前記物理ブロック0の先頭から100バイト目のアドレスから120バイト分の領域に格納されていることが特定され、しかる後、読み込まれる様子が理解される。
【0015】
【実施例】
上述した実施形態では、前記物理ブロックの未使用領域の先頭から前記データ格納領域aが作成され、最後尾から前記データ管理情報格納領域bが作成される形態について説明している。
しかしながら、上述の実施形態とは逆に、前記データ格納領域aが前記物理ブロックの未使用領域の最後尾から作成され、前記データ管理情報格納領域bが先頭から作成される形態も考え得る。この場合にも、上述した実施形態と同様に、前記物理ブロック0に無用な不使用領域を生成することなく、フラッシュメモリの実効容量を増大させることが可能であることは理解に易しい。
【0016】
また、上述した実施形態及び実施例では、前記物理ブロックの未使用領域の先頭或いは最後尾から前記データ格納領域a及び前記データ管理情報格納領域bが作成される形態について説明している。
しかしながら、前記データ格納領域a及び前記データ管理情報格納領域bの作成が開始される位置は、前記物理ブロックの未使用領域の先頭或いは最後尾に限定されるものではなく、その作成を開始した所定位置のアドレスが特定可能であればどこから開始されてもかまわない。
つまり、その所定位置(つまりは、アドレス)が特定できれば、前述説明したデータの読み込み処理に際し、そのアドレス分を加味した上で前記読み込み開始アドレスを算出することが可能である。
従って、例えば、前記消去ブロックに予め何らかの消去不可能なデータが格納されている(無論、未使用領域として確保されたたものでもよい)ようなフラッシュメモリであっても、そのデータサイズ(アドレス)を特定(取得)することで本発明を適用することが可能である。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フラッシュメモリに格納されるデータを、該データのデータサイズに応じて作成された前記データ格納領域に格納することが可能となる。
従って、データサイズに拘わらず画一的に形成された前記仮想セクタに格納していた従来構成に比べ、飛躍的にフラッシュメモリの実効容量を増大させることができる。
また、実効容量が増大したことに伴い、フラッシュメモリに対しガーベージコレクションを行う頻度が低減され、該フラッシュメモリ(前記消去ブロック)に対する無用なデータ消去処理を回避することが可能となり、ひいては、フラッシュメモリの長寿命化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフラッシュメモリのデータ管理システムの概略構成を模式的に示す図。
【図2】新規データの書き込みを行った際の処理の流れを示すフローチャート。
【図3】新規データの書き込みを行った際の消去ブロックを模式的に示す図。
【図4】データ更新を行った際の処理の流れを示すフローチャート。
【図5】データ更新を行った際の消去ブロックを模式的に示す図。
【図6】データの読み込みを行った際の処理の流れを示すフローチャート。
【図7】データの読み込みを行った際の消去ブロックを模式的に示す図。
【図8】従来公知のフラッシュメモリのデータ管理システムの概略構成を模式的に示す図。
【符号の説明】
X …フラッシュメモリ
a …データ格納領域
b …データ管理情報格納領域
c …ブロック管理情報格納領域
S1、S1、、…処理手順(ステップ)の番号

Claims (9)

  1. 不揮発性メモリの消去ブロック上に格納するデータのデータサイズと同一サイズのデータ格納領域を作成するデータ格納領域作成手段と、
    前記不揮発性メモリの前記消去ブロック上に前記データに関する所定の情報を表すデータ管理情報を格納するデータ管理情報格納領域を作成するデータ管理情報格納領域作成手段と、
    前記データを、前記データ格納領域作成手段により作成された前記データ格納領域に格納するデータ格納手段と、
    前記データ格納手段による前記データの格納処理に応じて、前記データ管理情報を、前記データ管理情報格納領域作成手段により作成された前記データ管理情報格納領域に格納するデータ管理情報格納手段と、
    を具備してなることを特徴とする不揮発性メモリのデータ管理システム。
  2. 前記データ格納領域作成手段により作成される前記データ格納領域は、前記消去ブロックにおける所定位置から順次隙間無く作成されてなる請求項1に記載の不揮発性メモリのデータ管理システム。
  3. 前記所定位置は、前記消去ブロックにおける先頭或いは最後尾である請求項2に記載の不揮発性メモリのデータ管理システム。
  4. 前記データ管理情報格納領域作成手段により作成される前記データ管理情報格納領域は、前記消去ブロックにおける先頭或いは最後尾のいずれか一方のうち、前記データ格納領域が作成される反対側から順次隙間無く作成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の不揮発性メモリのデータ管理システム。
  5. 不揮発性メモリの消去ブロック上に格納するデータのデータサイズと同一サイズのデータ格納領域を作成するデータ格納領域作成工程と、
    前記不揮発性メモリの前記消去ブロック上に前記データに関する所定の情報を表すデータ管理情報を格納するデータ管理情報格納領域を作成するデータ管理情報格納領域作成工程と、
    前記データを、前記データ格納領域作成工程により作成された前記データ格納領域に格納するデータ格納工程と、
    前記データ格納工程による前記データの格納処理に応じて、前記データ管理情報を、前記データ管理情報格納領域作成工程により作成された前記データ管理情報格納領域に格納するデータ管理情報格納工程と、
    を具備してなることを特徴とする不揮発性メモリのデータ管理方法。
  6. 前記データ格納領域作成工程により作成される前記データ格納領域は、前記消去ブロックにおける所定位置から順次隙間無く作成されてなる請求項5に記載の不揮発性メモリのデータ管理方法。
  7. 前記所定位置は、前記消去ブロックにおける先頭或いは最後尾である請求項6に記載の不揮発性メモリのデータ管理方法。
  8. 前記データ管理情報格納領域作成工程により作成される前記データ管理情報格納領域は、前記消去ブロックにおける先頭或いは最後尾のいずれか一方のうち、前記データ格納領域が作成される反対側から順次隙間無く作成されてなる請求項5〜7のいずれかに記載の不揮発性メモリのデータ管理方法。
  9. 不揮発性メモリのデータ管理システムにおいて実行されるプログラムであって、
    前記不揮発性メモリの消去ブロック上に格納するデータのデータサイズと同一サイズのデータ格納領域を作成するデータ格納領域作成機能と、
    前記不揮発性メモリの前記消去ブロック上に前記データに関する所定の情報を表すデータ管理情報を格納するデータ管理情報格納領域を作成するデータ管理情報格納領域作成機能と、
    前記データを、前記データ格納領域作成機能により作成された前記データ格納領域に格納するデータ格納機能と、
    前記データ格納機能による前記データの格納処理に応じて、前記データ管理情報を、前記データ管理情報格納領域作成機能により作成された前記データ管理情報格納領域に格納するデータ管理情報格納機能と、
    を実行させるためのデータ管理プログラム。
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