JP2004161583A - Method for manufacturing thin sheet, and solar battery - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は薄板の製造方法とこの製造方法により得られた薄板を用いて作製した太陽電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、太陽電池の作製等に用いる薄板の製造方法としては、たとえばチョクラルスキー法またはキャスティング法により作製したインゴットをワイヤソー等でスライスする方法がある。しかし、この方法においては、スライス工程にコストがかかり、また、スライスによる切りしろが原料の損失になってしまうため薄板の製造歩留まりが悪くなるという問題があった。
【0003】
また、融液から直接薄板を引き出すことにより、スライス工程を不要としたリボン法がある。リボン法としては、たとえばスリット状の開口部を有するダイを用いて毛細管現象で融液を上昇させ、ダイの上端部にある種結晶と融液とを接触させた後固化してリボンを引き出すEFG(Edge−defined Film−fed Growth)法、または融液の表面に板状の種結晶を接触させ、固体と液体の境界部に冷却ガスを吹き付けて凝固を進行させながら横方向にリボンを引き出す横引き法等がある。
【0004】
しかし、EFG法においては、八角形のチューブ状のシリコンの引き上げ速度が遅く、また製品の生産ラインに流すためには得られたシリコンをウエハ状に切断する工程が必要となる。このため、生産性およびコスト面での課題があった。また、横引き法においては、ダイを用いないため、板厚にバラツキが少ない薄板を製造することが困難であった。
【0005】
また、特許文献1には、高品質の結晶シートを得ることを目的とした結晶シートの製造方法が開示されている。図12に、この結晶シートの製造方法に用いられる製造装置の模式的な断面図を示す。図12において、この結晶シートの製造装置は、本体チャンバ101と、本体チャンバ101内の断熱材107と、断熱材107内の可動部材102と、板状体としての基板103と、ヒータ104と、坩堝台105と、原料投入ポート106と、融液108と、融液108を保持する容器としての坩堝109とを有する。
【0006】
ここで、複数の基板103は、たとえば図13の模式的斜視図に示すように、ボルト110によって可動部材102に固定されており、可動部材102は軸100に固定されている。軸100は矢印Rで示す方向に回転する。また、軸100は回転駆動機構(図示せず)により所定の回転数となるように回転制御されている。
【0007】
このような構成の結晶シートの製造装置において、基板103は、軸100が回転することにより融液108と接触した後、基板103上に結晶シートを成長させ、その後装置外へ搬出される。そして、軸100に固定された可動部材102を連続的に回転させること等によって、基板103上の結晶シートが連続的に取り出される。
【0008】
しかしながら、この特許文献1に開示された方法においても、板厚にバラツキが少ない高品質の結晶シートが得られないことがあった。
【0009】
また、板厚にバラツキの多い結晶シートを用いて太陽電池を作製した場合には、太陽電池の光電変換効率等の特性が悪化することがあった。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−247396号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記事情に鑑みて本発明は、板厚にバラツキの少ない高品質の薄板を歩留まり良く作製することができる薄板の製造方法とこの製造方法により得られた薄板を用いて作製した太陽電池を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基板を融液に浸漬させることにより基板面上に薄板を形成する薄板の製造方法であって、基板の融液への浸漬時における薄板を形成する基板面内の温度を均一に制御する薄板の製造方法である。
【0013】
ここで、本発明に係る薄板の製造方法においては、基板に板厚差を設けることができる。
【0014】
この場合には、薄板を形成する基板面に対向する面の少なくとも一面が、薄板を形成する基板面に対して傾きを有していてもよい。
【0015】
また、本発明に係る薄板の製造方法の別の実施態様によれば、基板の少なくとも一部を加熱した後に、融液に浸漬させることができる。
【0016】
なお、本発明に係る薄板の製造方法においては、融液がシリコンを含むことができる。
【0017】
さらに、本発明は、上記薄板の製造方法により得られた薄板を用いて製造した太陽電池に関する。
【0018】
なお、本明細書における「薄板」は、単結晶構造および/または多結晶構造を含んでいてもよく、アモルファス構造を含んでいてもよいものとする。
【0019】
【発明の実施の形態】
(板厚差を設けた基板)
図1に本発明に好適に用いられる基板の一例の模式的な斜視図を示す。図1において、基板11は、薄板が形成される基板底面12と、基板底面12に対向する面である基板上面13とを有している。そして、このような形状を有している基板11は加熱された後、矢印S1の方向に移動しながら融液に浸漬される。したがって、基板11が融液に浸漬されていく方向は矢印S1の向きと逆方向になる。ここで、基板11においては、基板11の融液への浸漬方向側(以下、「前方側」という。)の最端部F1における板厚Fh1と、基板11の浸漬方向の中央部C1における板厚Ch1と、浸漬側と反対方向側(以下、「後方側」という。)の最端部R1における板厚Rh1との関係は、Fh1<Ch1<Rh1となる。
【0020】
本発明者らは鋭意検討の結果、基板の融液への浸漬時における薄板が形成される基板面(以下、「基板底面」という。)の温度の不均一性が、薄板の板厚に悪影響を与えていることを見い出した。すなわち、一般的に、基板としては板厚が一定である平坦な基板が用いられており、この基板はその前方側から後方側に向かって融液に浸漬されることとなる。そして、この平坦な基板を融液に浸漬させたときに、基板の前方側から後方側へ、熱伝導により基板全体の温度が上昇していき、その結果として、基板の前方側に対し、後方側はより加熱された状態で融液に浸漬されることとなる。よって、基板の融液への浸漬時において、基板の前方側と後方側とで、基板底面内に温度差が生じてしまうことから、基板の前方側と後方側とで形成される薄板の板厚にバラツキが生じていた。
【0021】
したがって、図1に示すように、基板11においては、前方側の最端部F1から後方側の最端部R1に進むにつれて、徐々に基板11の板厚が大きくなっており、基板底面12に対向する基板上面13は薄板を形成する基板底面12に対して傾きを有している。この基板11の板厚差によって、基板11の前方側から後方側へ進むにつれて基板11の熱容量が大きくなることから、基板11の前方側の最端部F1から後方側の最端部R1に進むにつれて基板11内部の熱伝導が小さくなる。
【0022】
よって、基板11の融液への浸漬時に、基板11の前方側から後方側へ熱伝導した場合であっても、基板11の前方側から後方側へ熱伝導が小さくなることから、基板11の融液への浸漬時における前方側と後方側の基板底面12内の温度を均一に制御することができる。それゆえ、基板11を用いた場合には、基板底面12上に板厚にバラツキの少ない高品質の薄板を歩留まり良く作製することができるようになるのである。
【0023】
ここで、本明細書において「薄板を形成する基板面内の温度を均一に制御する」とは、基板の融液への浸漬時における薄板を形成する基板面内の表面温度の最高温度と最低温度との温度差が10℃以内となるように温度制御されることを意味するものとする。
【0024】
図2に本発明に好適に用いられる基板の他の例の模式的な斜視図を示す。図2において、基板21は、薄板が形成される基板底面22と、基板底面22に対向する面である基板上面23a、23bとを有している。そして、このような形状を有している基板21は加熱された後、矢印S2の方向に移動しながら融液に浸漬される。したがって、基板21が融液に浸漬されていく方向は矢印S2の向きと逆方向になる。ここで、基板21においては、基板21の前方側の最端部F2における板厚Fh2と、基板21の浸漬方向の中央部C2における板厚Ch2と、後方側の最端部R2における板厚Rh2との関係は、Fh2<<Ch2=Rh2となる。
【0025】
したがって、図2に示すように、基板21においては、前方側の最端部F2から中央部C2の手前部分までは板厚が一定であって、基板21の中央部C2において板厚が大幅に大きくなり、その後また後方側の最端部R2までは板厚が一定となっている。この基板21の板厚差によって、基板21の前方側にある基板上面23aの下部よりも後方側にある基板上面23bの下部の方が熱容量が大きくなることから、基板21の前方側にある基板上面23aの下部よりも後方側にある基板上面23bの下部の方が熱伝導が小さくなる。
【0026】
よって、基板21の融液への浸漬時に、基板21の前方側から後方側へ熱伝導した場合であっても、基板21の前方側から後方側へ熱伝導が小さくなることから、基板21の融液への浸漬時における前方側と後方側の基板底面22内の温度を均一に制御することができる。それゆえ、基板21を用いた場合にも、基板底面22上に板厚にバラツキの少ない高品質の薄板を歩留まり良く作製することができるようになるのである。
【0027】
図3に本発明に好適に用いられる基板のさらに他の例の模式的な斜視図を示す。図3において、基板31は、薄板が形成される基板底面32と、基板底面32に対向する面である基板上面33a、33bとを有している。そして、このような形状を有している基板31は加熱された後、矢印S3の方向に移動しながら融液に浸漬される。したがって、基板31が融液に浸漬されていく方向は矢印S3の向きと逆方向になる。ここで、基板31においては、基板31の前方側の最端部F3における板厚Fh3と、基板31の浸漬方向の中央部C3の手前部分における板厚Ch3’と、中央部C3における板厚Ch3と、後方側の最端部R3における板厚Rh3との関係は、Fh3<Ch3’<Ch3<Rh3である。
【0028】
したがって、図3に示すように、基板31においては、基板31の前方側の最端部F3から中央部C3に進むにつれて徐々に板厚が大きくなり、中央部C3において板厚がさらに大きくなって、中央部C3から後方側の最端部R3に進むにつれて徐々に板厚が大きくなっている。
【0029】
この基板31の板厚差によって、基板31の前方側よりも後方側の方が熱容量が大きくなるため、基板31の前方側よりも後方側の方が熱伝導が小さくなる。よって、基板31の融液への浸漬時における前方側と後方側の基板底面32内の温度を均一に制御することができる。それゆえ、基板31を用いた場合にも、基板底面32上に板厚にバラツキの少ない高品質の薄板を歩留まり良く作製することができるようになるのである。
【0030】
なお、図3に示す基板31においては、基板上面33a、33bはいずれも基板底面32に対して傾きを有しているが、基板上面33a、33bのいずれか一方の面のみが基板底面32に対して傾きを有していてもよい。
【0031】
図4に本発明に好適に用いられる基板のさらに他の例の模式的な斜視図を示す。図4において、基板41は、薄板が形成される基板底面42と、基板底面42に対向する面である基板上面43とを有している。そして、このような形状を有している基板41は加熱された後、矢印S4の方向に移動しながら融液に浸漬される。したがって、基板41が融液に浸漬されていく方向は矢印S4の向きと逆方向になる。ここで、基板41においては、基板41の前方側の最端部F4における板厚Fh4と、基板41の浸漬方向の中央部C4における板厚Ch4と、後方側の最端部R4における板厚Rh4との関係は、Fh4=Ch4=Rh4である。しかし、矢印S4と直交する方向となる矢印S4’方向側の最端部W4における板厚Wh4と、基板41の矢印S4’方向側の中央部M4における板厚Mh4と、上記Fh4との関係は、Fh4>Mh4かつMh4<Wh4である。
【0032】
したがって、図4に示すように、基板41においては、基板41の浸漬方向である矢印S4方向にはその板厚は一定であるが、浸漬方向と直交する方向である矢印S4’方向においては、基板41の前方側の最端部F4から矢印S4’方向の中央部M4までは板厚が徐々に小さくなっていき、この中央部M4から矢印S4’方向側の最端部W4までは板厚が徐々に大きくなっている。
【0033】
基板を浸漬させる融液は、通常、融液を保持する坩堝の外周に設置された加熱用ヒータによって加熱されるが、融液の中心部は融液の外周部よりも融液温度が低くなりやすい。このような融液に、従来の一定の板厚を有する平坦な基板を浸漬させた場合には、基板の中心部と外周部とで基板底面内の温度差が大きくなるため、板厚にバラツキの少ない薄板を得ることができないことが多かった。
【0034】
そこで、基板の中心部よりも外周部の板厚を大きくした基板41を用いることによって、基板41の外周部よりも中心部の熱容量を小さくし、基板41の外周部から中心部へかけて熱伝導を大きくすることで、基板41の融液への浸漬時における基板41の中心部と外周部との基板底面内の温度を均一に制御することができる。それゆえ、基板41を用いた場合にも、基板底面42上に板厚にバラツキの少ない高品質の薄板を歩留まり良く作製することができるようになるのである。
【0035】
なお、図4に示す基板41においては、基板の外周部の2辺のみの板厚をその中心部の板厚よりも大きくしているが、基板の外周部の4辺すべての板厚をその中心部の板厚よりも大きくしてもよい。
【0036】
(基板の加熱)
図5に、基板を加熱する場合の好ましい一例の模式的な断面図を示す。図5において、基板51はほぼ一定の板厚を有し、基板上面53と基板底面52とを有している。そして、基板51は加熱された後、矢印S5の方向に移動しながら融液に浸漬される。したがって、基板51が融液に浸漬されていく方向は矢印S5の向きと逆方向になる。ここで、基板51の浸漬方向である矢印S5の方向に沿って、前後2つの加熱機構54、55が設置されている。この基板51の前方側に設置された加熱機構54の加熱温度を、後方側に設置された加熱機構55の加熱温度よりも高くすることによって、前方側の基板底面52内の温度を後方側よりも高くすることができる。
【0037】
したがって、基板51の前方側が融液に浸漬されたことによって基板51の前方側から後方側へ熱伝導した場合であっても、基板51の後方側は前方側よりも低温で加熱されていることから、基板51の融液への浸漬時における基板51の前方側と後方側の基板底面52内の温度を均一に制御することができる。それゆえ、基板51の板厚がほぼ一定であっても、基板底面52上に板厚にバラツキの少ない高品質の薄板を歩留まり良く作製することができるようになるのである。
【0038】
なお、上記においては、2つの加熱機構で基板を加熱する場合について説明したが、3つ以上の加熱機構を用いて基板を加熱してもよい。また、1つの加熱機構のみを用いて基板を加熱する場合であっても、基板の前方側のみを加熱し、基板の後方側を加熱しないことによって、基板の融液への浸漬時における前方側と後方側の基板底面内の温度を均一に制御することもできる。また、一定の板厚を有する基板だけでなく、板厚差を有する基板を用いてもよい。
【0039】
(製造装置)
図6に、本発明に用いられる薄板の製造装置の好ましい一例の模式的断面図を示す。図6において、薄板の製造装置は、基板11を保持するための支持軸61と、融液64で満たされた坩堝63と、坩堝63を加熱するために坩堝63の周囲に設置された加熱用ヒータ65と、坩堝63を保持するための坩堝台66と、坩堝63を昇降させるための坩堝昇降用台68と、断熱材67と、基板11を加熱するための加熱機構69とを備えている。なお、図示はしていないが、この薄板の製造装置は、基板11を移動させる手段、坩堝台66を昇降させる手段、加熱用ヒータ65の温度を制御する手段、原料を融液64に追加投入する手段および真空排気ができるチャンバ等の装置も備えている。
【0040】
図6に図示されている上記部材は、密閉性の良好なチャンバ内に設置されており、このチャンバは真空排気後に不活性ガス等でガス置換を行なうことができる構造を有している。
【0041】
このような構成の薄板の製造装置においては、支持軸61に保持された基板11は加熱機構69によって加熱された後に、矢印S1の方向に進行して、坩堝63内に保持された融液64に浸漬される。融液64は加熱用ヒータ65によって融点以上の温度に保持されている。そして、基板11の基板底面上に薄板62が形成される。なお、基板11の加熱機構69は、高周波誘導加熱方式または抵抗加熱方式のいずれであってもよい。
【0042】
ここで、基板11を支持軸61に固定させる方法としては、たとえば図7(A)の模式的側面図および図7(B)の模式的正面図に示すように、調整ネジ71を用いて支持軸61にフック72を取り付け、このフック72を基板11側面にある溝73に引っ掛けて固定する方法、または図8の模式的側面図に示すように、固定基板81に設けられた凹部81aと、基板11の上面側に設けられた凸部82とを相互に嵌合させて固定する方法等がある。
【0043】
ここで、図8に示すように、凸部82は基板11の板厚が厚い部分に設けることが好ましい。この場合には、嵌合された凹凸部の熱容量の影響を小さくすることができる。また、基板41(図4参照)のように浸漬方向と直交する方向に板厚差を設けた基板を用いる場合には、図7に示したようなフック72を用いて基板41の側面を固定することが望ましい。
【0044】
その後、薄板62が形成された基板11は融液64から搬出される。そして、基板11が冷却機構(図示せず)により冷却されて薄板62が取り出され、薄板62が取り出された基板11は循環されて加熱機構69によって加熱された後に融液64に再度浸漬される。ここで、一度融液64から搬出された基板11は冷却機構で冷却され、その後融液64に浸漬される前に、加熱機構69で加熱されることにより、基板11の温度制御が行なわれることが好ましい。このように冷却機構と加熱機構を併用することで、得られる薄板62の板厚のバラツキをより少なくすることができるためである。
【0045】
なお、基板11を冷却する冷却機構の冷却手段としては、基板11を直接的に冷却する手段または基板11を間接的に冷却する手段等がある。基板11を直接的に冷却する手段としては、たとえば基板11に直接ガスを吹きつけて冷却する手段がある。また、基板11を間接的に冷却する手段としては、たとえば基板11を熱交換器を介して間接的にガスまたは液体により冷却する手段がある。
【0046】
また、基板11としては、耐久性に優れ、かつ成長する薄板を汚染しないもの、たとえばカーボン、炭化ケイ素、高融点を有する金属またはこれらの材質を他の材質で被覆したもの等を用いることが好ましい。また、薄板62を形成する基板底面を平面状にすることもできるが、基板底面は完全に平滑な場合に限らず、特定の形状を有していてもよい。
【0047】
また、上記においては、シリコン薄板62を得るための基板として、図1に示した基板11を用いたが、図2〜4に示した基板21、基板31または基板41を用いることもできる。また、図5に示したように加熱機構を用いて一定の板厚を有する基板を加熱して薄板を形成する基板底面に温度差を設けてから融液に浸漬させることもできる。
【0048】
(製造方法)
次に、本発明に係る薄板の製造方法の好ましい一例について、図6に示した薄板の製造装置を用いてシリコン薄板を得る場合を例としてより詳細に説明する。
【0049】
まず、含有されるホウ素の濃度を調整し、得られるシリコン薄板62の比抵抗が所定の値となるようにした原料のシリコン塊を、高純度黒鉛製の坩堝63に一杯になるまで充填する。次に、チャンバ(図示せず)内の真空引きを行ない、チャンバ内を所定の圧力まで減圧する。その後、チャンバ内にアルゴンガスを導入し、10L/minの流量でチャンバ上部よりアルゴンガスを流し続ける。このようにアルゴンガスを流し続けるのは、不純物のない清浄なシリコン融液64の湯面を得るためである。
【0050】
次に、加熱用ヒータ65の温度を1500℃に設定し、坩堝63内のシリコン塊を溶融してシリコン融液64を作製する。ここで、加熱用ヒータ65の温度は一度に1500℃まで上げるのではなく、10〜50℃/minの昇温速度で徐々に上げていくことが好ましい。これは、加熱用ヒータ65の温度を急激に上げると、坩堝63の角部などに熱応力が集中的にかかり、坩堝63が破損しやすくなる傾向にあるためである。
【0051】
その後、シリコン融液64の温度を1410℃に設定し、30分間そのまま保持し、シリコン融液64の温度を安定化させる。そして、坩堝昇降用台68を用いて、坩堝63を所定の位置に移動させる。このときシリコン融液64の温度は、1400℃以上、1500℃以下であることが好ましい。1400℃未満に設定した場合には、坩堝63の壁面から徐々にシリコン融液64の湯面が固まってくる。また、1500℃よりも高い温度に設定した場合には、シリコン薄板62の成長速度が遅くなる傾向にある。
【0052】
次に、たとえば図1に示す基板11を、基板11の基板底面12がシリコン融液64に接触するように、図6中の矢印S1の方向に移動させてシリコン薄板62を成長させる。このとき、基板底面12がシリコン融液64に接することで、基板底面上にシリコン薄板62が成長する。基板底面上にシリコン薄板62を作製するための基板11の軌道は、円軌道または楕円軌道であっても構わない。特に、基板11が任意の軌道をとることができるようにしておくことが好ましい。
【0053】
なお、シリコン融液64への浸漬時における基板11の基板底面の温度は、200〜1100℃の範囲内にあることが好ましい。これは、チャンバ内でシリコン融液64へ浸漬されるのを待っている基板11は、シリコン融液64からの輻射熱を受けることから、基板底面の温度を200℃未満に維持することが困難となるためである。また、シリコン融液64への浸漬時における基板底面12の温度が1100℃を超える場合には、シリコン薄板62の成長速度が遅くなる傾向にあるためである。
【0054】
また、上記においては、シリコン薄板62を製造する場合について説明したが、シリコン以外に、ゲルマニウム、ガリウム、ひ素、インジウム、リン、硼素、アンチモン、亜鉛またはすず等を含む半導体材料の薄板も製造することができ、また、アルミニウム、ニッケルまたは鉄等の金属材料の薄板を製造することもできる。
【0055】
(太陽電池)
図9に、本発明によって得られた薄板を用いて太陽電池を作製する方法の好ましい一例のフローチャートを示す。以下、図9を参照して説明すると、まず、得られた薄板を洗浄する(ステップS501)。次に、薄板をエッチングする(ステップS502)。次に、薄板のテクスチャエッチングをする(ステップS503)。薄板にn+層を形成する(ステップS504)。薄板の表面に反射防止膜を形成する(ステップS505)。薄板の裏面をエッチングする(ステップS506)。薄板の裏面にアルミニウム裏面電極を印刷し、焼成する(ステップS507)。受光面に銀受光面電極を印刷し、焼成する(ステップS508)。このようにして、本発明に係る太陽電池を得ることができる。
【0056】
【実施例】
図6に示した薄板の製造装置を用いて実施例1〜5および比較例1における薄板をそれぞれ3枚作製し、得られた薄板の板厚を測定し、その板厚の分布を算出して薄板の板厚のバラツキを評価した。また、得られた薄板を用いて太陽電池セルを作製し、得られた太陽電池セルの光電変換効率を算出して太陽電池セルの評価をした。
【0057】
(実施例1)
まず、比抵抗が1.5Ω・cmになるように含有されるホウ素濃度が調整されたシリコン原料を、高純度カーボン製坩堝に保護された石英製坩堝63内に入れ、チャンバ内に固定した。
【0058】
そして、チャンバ内の圧力を10−5torr程度にまで減圧した後、チャンバ内にアルゴンガスを導入して常圧にまで戻した。その後は、アルゴンガスを2L/minの割合で常時チャンバ上部より流し続けた。次に、加熱用ヒータを10℃/minの昇温速度で1500℃まで昇温させ、シリコン原料が完全に溶解したことを確認した後、坩堝63の温度を1425℃で保持し、シリコン融液64の温度を安定化させた。
【0059】
次に、図1に示した形状の基板11の基板底面12から基板上面13側に10mmの部分をシリコン融液64中に浸漬させ、シリコン薄板62を成長させた。基板11としては、シリコン融液64への前方側の最端部F1における板厚Fh1を30mmとし、後方側の最端部R1における板厚Rh1をそれぞれ50mm(基板11A)、60mm(基板11B)および70mm(基板11C)とした3種類の基板を用いた。なお、基板11のシリコン融液64への浸漬時における基板底面12の温度が500℃となるように、基板11はその基板底面12および基板の浸漬方向における両側面が加熱機構69によって加熱された。また、基板11には、カーボン製の基板を用いた。このようにして得られたシリコン薄板62は50mm角の正方形状であった。
【0060】
このシリコン薄板62のシリコン融液64への浸漬方向における板厚の分布は、それぞれ354±69μm(基板1A)、367±56μm(基板1B)および359±61μm(基板1C)であった。
【0061】
さらに、これらのシリコン薄板62を用いて、図9に示すフローチャートに従って、太陽電池セルを作製した。この太陽電池セルの寸法は縦×横が2cm×2cmの正方形状とした。このようにして得られた太陽電池セルの光電変換効率を算出したところ、11.2〜12.3%であった。
【0062】
なお、太陽電池セルの光電変換効率は、「結晶系太陽電池セル出力測定方法(JIS C 8913(1988))」に従い、AM1.5のスペクトル分布を有するソーラシミュレータを用いて100mW/cm2のエネルギ密度の光を太陽電池セルに照射することによって算出した。
【0063】
(実施例2)
図2に示した基板21を用いたこと以外は実施例1と同一の条件で、シリコン薄板62を作製した。基板21としては、シリコン融液64への前方側の最端部F2における板厚Fh2を30mmとし、後方側の最端部R2における板厚Rh2をそれぞれ40mm(基板21A)、50mm(基板21B)および60mm(基板21C)とした3種類の基板を用いた。
【0064】
得られたシリコン薄板62のシリコン融液64への浸漬方向における板厚の分布は、それぞれ350±25μm(基板21A)、354±21μm(基板21B)および344±29μm(基板21C)であった。
【0065】
また、これらのシリコン薄板62を用いて、図9に示すフローチャートに従って、太陽電池セルを作製した。この太陽電池セルの寸法は縦×横が2cm×2cmの正方形状とした。この太陽電池セルの光電変換効率を実施例1と同様の方法で測定したところ12.2〜12.8%であった。
【0066】
(実施例3)
図3に示した基板31を用いたこと以外は実施例1と同一の条件で、シリコン薄板62を作製した。基板31としては、前方側の最端部F3における板厚Fh3を30mm、中央部C3の手前部分における板厚Ch3’を40mm、中央部C3における板厚Ch3を50mmおよび後方側の最端部R3における板厚Rh3を60mmとした基板(基板31A)、板厚Fh3を30mm、板厚Ch3’を45mm、板厚Ch3を55mmおよび板厚Rh3を70mmとした基板(基板31B)、および板厚Fh3を30mm、板厚Ch3’を50mm、板厚Ch3を60mmおよび板厚Rh3を80mmとした基板(基板31C)の3種類の基板を用いた。
【0067】
得られたシリコン薄板62のシリコン融液64への浸漬方向における板厚の分布は、それぞれ353±19μm(基板31A)、342±12μm(基板31B)および339±17μm(基板31C)であった。
【0068】
また、これらのシリコン薄板を用いて、図9に示すフローチャートに従って、太陽電池セルを作製した。この太陽電池セルの寸法は縦×横が2cm×2cmの正方形状とした。この太陽電池セルの光電変換効率を実施例1と同様の方法で測定したところ12.5〜13.1%であった。
【0069】
(実施例4)
図4に示した基板41を用いたこと以外は実施例1と同一の条件で、シリコン薄板62を作製した。基板41としては、中心部M4における板厚Mh4を30mmとし、外周部F4およびW4における板厚Fh4およびWh4を50mmとした基板(基板41A)、板厚Mh4を30mmとし、板厚Fh4およびWh4を60mmとした基板(基板41B)および板厚Mh4を30mmとし、板厚Fh4およびWh4を70mmとした基板(基板41C)の3種類の基板を用いた。
【0070】
得られたシリコン薄板62のシリコン融液64への浸漬方向と直交する方向における板厚の分布は、それぞれ354±25μm(基板41A)、351±19μm(基板41B)および343±22μm(基板41C)であった。
【0071】
また、これらのシリコン薄板62を用いて、図9に示すフローチャートに従って、太陽電池セルを作製した。この太陽電池セルの寸法は縦×横が2cm×2cmの正方形状とした。この太陽電池セルの光電変換効率を実施例1と同様の方法で測定したところ11.8〜12.4%であった。
【0072】
(実施例5)
まず、一定の板厚を有する基板(板厚30mm)を用意し、次に図5に示したような基板51の浸漬方向に沿って設置された前後2個の加熱ヒータ54、55を用いて、シリコン融液64への浸漬前に基板51の加熱を行なった。基板51の加熱は、シリコン融液64への浸漬方向における前方側の加熱ヒータ54の温度を500℃に設定し、後方側の加熱ヒータ55の加熱が無いパターン(加熱パターン51A)、前方側の加熱ヒータ54を500℃、後方側の加熱ヒータ55を200℃に設定したパターン(加熱パターン51B)および前方側の加熱ヒータ54を500℃、後方側の加熱ヒータ55を400℃に設定したパターン(加熱パターン51C)の3パターン行なった。それ以外については、実施例1と同一の条件で、シリコン薄板62を作製した。
【0073】
得られたシリコン薄板62のシリコン融液64への浸漬方向における板厚の分布は、それぞれ330±20μm(加熱パターン51A)、323±13μm(加熱パターン51B)および313±18μm(加熱パターン51C)であった。
【0074】
また、これらのシリコン薄板62を用いて、図9に示すフローチャートに従って、太陽電池セルを作製した。この太陽電池セルの寸法は縦×横が2cm×2cmの正方形状とした。この太陽電池セルの光電変換効率を実施例1と同様の方法で測定したところ11.5〜12.5%であった。
【0075】
(比較例1)
一定の板厚を有する基板(板厚30mm)を用い、実施例1と同一の条件で、シリコン薄板62を作製した。このシリコン薄板62のシリコン融液64への浸漬方向における板厚の分布は、385±128μmであった。また、このシリコン薄板の融液への浸漬方向に直交する方向おける板厚の分布は、337±38μmであった。
【0076】
また、得られたシリコン薄板62を用いて、図9に示すフローチャートに従って、太陽電池セルを作製した。この太陽電池セルの寸法は縦×横が2cm×2cmの正方形状とした。この太陽電池セルの光電変換効率を実施例1と同様の方法で測定したところ10.5%であった。
【0077】
(評価結果)
表1に実施例1〜5および比較例1における薄板の板厚の最もバラツキの少なかったものの板厚の分布、および太陽電池の光電変換効率を示す。
【0078】
【表1】
【0079】
また、図10に、実施例1〜3および実施例5と比較例1における薄板の融液への浸漬方向における板厚の最もバラツキの少なかったものの板厚の分布を示す。また、図11に、実施例4と比較例1における薄板の融液への浸漬方向と直交する方向における板厚の最もバラツキの少なかったものの板厚の分布を示す。
【0080】
表1および図10からもわかるように、基板の前方側よりも後方側の板厚を大きくした基板を用いて作製した実施例1〜3における薄板は、一定の板厚を有する基板を用いて作製した比較例1における薄板と比べて板厚のバラツキがかなり少なかった。これは、基板の前方側よりも後方側の板厚を大きくすることによって、融液への浸漬時における基板底面内の温度を均一に制御できたためと考えられる。
【0081】
また、板厚が一定であっても、浸漬方向に沿って温度差をつけて加熱された基板を用いて作製された実施例5における薄板は、基板底面を一様に同温度で加熱された基板を用いて作製された比較例1における薄板と比べて板厚のバラツキがかなり少なかった。これは、基板の前方側よりも基板の後方側を低温で加熱することによって、融液への浸漬時における基板底面内の温度を均一に制御できたためと考えられる。
【0082】
また、表1および図11からもわかるように、融液への浸漬方向と直交する方向における板厚を基板の中心部よりも外周部の方を大きくした基板を用いて作製した実施例4における薄板は、一定の板厚を有する基板を用いて作製した比較例1における薄板と比べて板厚のバラツキがかなり少なかった。これは、基板の外周部近傍にある加熱ヒータにより基板が加熱された場合であっても、融液への浸漬方向と直交する方向における基板の板厚を基板の中心部から外周部へ大きくすることによって、融液への浸漬時における基板底面内の温度を均一に制御できたためと考えられる。
【0083】
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0084】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、高品質の薄板を歩留まり良く連続的に安定して作製することができる薄板の製造方法とこの製造方法により得られた薄板を用いて作製した太陽電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる基板の好ましい一例の模式的な斜視図である。
【図2】本発明に用いられる基板の好ましい他の例の模式的な斜視図である。
【図3】本発明に用いられる基板の好ましいさらに他の例の模式的な斜視図である。
【図4】本発明に用いられる基板の好ましいさらに他の例の模式的な斜視図である。
【図5】本発明に用いられる基板を加熱する場合の好ましい一例の模式的な断面図である。
【図6】本発明に用いられる薄板の製造装置の模式的な断面図である。
【図7】本発明に用いられる基板を支持軸に固定させる好ましい一例の模式的な側面図と模式的な正面図である。
【図8】本発明に用いられる基板を支持軸に固定させる好ましい他の例の模式的な側面図である。
【図9】本発明によって得られた薄板を用いて太陽電池を作製するときの好ましい一例のフローチャートを示した図である。
【図10】実施例1〜3および実施例5と比較例1における薄板の融液への浸漬方向における板厚の分布を示した図である。
【図11】実施例4と比較例1における薄板の融液への浸漬方向と直交する方向における板厚の分布を示した図である。
【図12】従来の薄板の製造方法に用いられる製造装置の模式的な断面図である。
【図13】従来の薄板の製造方法に用いられる製造装置の可動部材に固定されている複数の基板を示した模式的な斜視図である。
【符号の説明】
11,21,31,41,51,103 基板、12,22,32,42,52 基板底面、13,23,33,43,53 基板上面、54,55,69 加熱機構、61 支持軸、62 薄板、63,109 坩堝、64,108 融液、65 加熱用ヒータ、66,105 坩堝台、67,107 断熱材、68坩堝昇降用台、71 調整ネジ、72 フック、73 溝、81 固定基板、100 軸、101 本体チャンバ、102 可動部材、104 ヒータ、106 原料投入ポート。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a thin plate and a solar cell manufactured using the thin plate obtained by the manufacturing method.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a method of manufacturing a thin plate used for manufacturing a solar cell, for example, there is a method of slicing an ingot manufactured by a Czochralski method or a casting method with a wire saw or the like. However, in this method, there is a problem that the slicing process is costly, and the production yield of the thin plate is deteriorated because the cutting margin by slicing results in loss of raw material.
[0003]
There is also a ribbon method in which a slicing step is not required by directly drawing a thin plate from a melt. As the ribbon method, for example, using a die having a slit-shaped opening, a melt is raised by capillary action, and a seed crystal at the upper end of the die is brought into contact with the melt, and then solidified to draw an ribbon. (Edge-defined Film-fed Growth) method, or a plate-like seed crystal is brought into contact with the surface of a melt, and a cooling gas is sprayed on a boundary between a solid and a liquid to draw a ribbon in a horizontal direction while solidification is progressing. There is a drawing method.
[0004]
However, in the EFG method, the pulling speed of octagonal tube-shaped silicon is slow, and a step of cutting the obtained silicon into wafers is required in order to flow the product through a product production line. For this reason, there were problems in terms of productivity and cost. Further, in the horizontal drawing method, since no die is used, it has been difficult to produce a thin plate having a small variation in plate thickness.
[0005]
[0006]
Here, the plurality of
[0007]
In the crystal sheet manufacturing apparatus having such a configuration, the
[0008]
However, even with the method disclosed in
[0009]
Further, when a solar cell is manufactured using a crystal sheet having a large variation in plate thickness, characteristics such as photoelectric conversion efficiency of the solar cell may be deteriorated.
[0010]
[Patent Document 1]
JP 2001-247396 A
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above circumstances, the present invention provides a method for manufacturing a thin plate capable of manufacturing a high-quality thin plate with a small thickness variation with a high yield, and a solar cell manufactured using the thin plate obtained by this manufacturing method. The purpose is to:
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a method for manufacturing a thin plate in which a thin plate is formed on a substrate surface by immersing the substrate in a melt, and the temperature in the substrate surface for forming the thin plate when the substrate is immersed in the melt is made uniform. This is a method of manufacturing a thin plate to be controlled.
[0013]
Here, in the method for manufacturing a thin plate according to the present invention, a difference in plate thickness can be provided on the substrate.
[0014]
In this case, at least one of the surfaces facing the substrate surface forming the thin plate may be inclined with respect to the substrate surface forming the thin plate.
[0015]
According to another embodiment of the method for manufacturing a thin plate according to the present invention, at least a part of the substrate can be heated and then immersed in the melt.
[0016]
In the method for manufacturing a thin plate according to the present invention, the melt may contain silicon.
[0017]
Furthermore, the present invention relates to a solar cell manufactured using the thin plate obtained by the above-described thin plate manufacturing method.
[0018]
Note that the “thin plate” in this specification may include a single crystal structure and / or a polycrystalline structure, and may include an amorphous structure.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(Substrate with thickness difference)
FIG. 1 is a schematic perspective view of an example of a substrate suitably used in the present invention. In FIG. 1, a
[0020]
As a result of intensive studies, the present inventors have found that the temperature non-uniformity of the substrate surface on which the thin plate is formed (hereinafter referred to as “substrate bottom surface”) when the substrate is immersed in the melt has an adverse effect on the thickness of the thin plate. Was found. That is, generally, a flat substrate having a constant thickness is used as the substrate, and this substrate is immersed in the melt from the front side to the rear side. When the flat substrate is immersed in the melt, the temperature of the entire substrate increases from the front side of the substrate to the rear side due to heat conduction. The side will be immersed in the melt in a more heated state. Therefore, when the substrate is immersed in the melt, a temperature difference occurs in the substrate bottom surface between the front side and the rear side of the substrate, and thus a thin plate formed between the front side and the rear side of the substrate. The thickness was uneven.
[0021]
Therefore, as shown in FIG. 1, in the
[0022]
Therefore, even when heat is conducted from the front side to the rear side of the
[0023]
Here, in the present specification, "to uniformly control the temperature in the surface of the substrate on which the thin plate is formed" means that the maximum and minimum surface temperatures of the surface of the substrate on which the thin plate is formed when the substrate is immersed in the melt. This means that the temperature is controlled so that the temperature difference from the temperature is within 10 ° C.
[0024]
FIG. 2 is a schematic perspective view of another example of a substrate suitably used in the present invention. In FIG. 2, the
[0025]
Therefore, as shown in FIG. 2, in the
[0026]
Therefore, even when heat is conducted from the front side to the rear side of the
[0027]
FIG. 3 is a schematic perspective view of still another example of the substrate suitably used in the present invention. In FIG. 3, the
[0028]
Therefore, as shown in FIG. 3, in the
[0029]
Due to the difference in the thickness of the
[0030]
In the
[0031]
FIG. 4 is a schematic perspective view of still another example of the substrate suitably used in the present invention. In FIG. 4, the
[0032]
Therefore, as shown in FIG. 4, the thickness of the
[0033]
The melt in which the substrate is immersed is usually heated by a heater for heating installed on the outer periphery of the crucible holding the melt, but the melt temperature is lower at the center of the melt than at the outer periphery of the melt. Cheap. When a conventional flat substrate having a certain plate thickness is immersed in such a melt, the temperature difference in the bottom surface of the substrate between the central portion and the outer peripheral portion of the substrate becomes large, so that the plate thickness varies. In many cases, it was not possible to obtain a thin plate with less noise.
[0034]
Therefore, by using the
[0035]
In the
[0036]
(Substrate heating)
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of a preferred example of the case where the substrate is heated. In FIG. 5, a
[0037]
Therefore, even when heat is conducted from the front side of the
[0038]
In the above description, the case where the substrate is heated by two heating mechanisms has been described, but the substrate may be heated by using three or more heating mechanisms. Further, even when heating the substrate using only one heating mechanism, only the front side of the substrate is heated, and the rear side of the substrate is not heated, so that the front side when the substrate is immersed in the melt is heated. Also, the temperature in the substrate bottom surface on the rear side can be controlled uniformly. Further, not only a substrate having a certain plate thickness but also a substrate having a plate thickness difference may be used.
[0039]
(manufacturing device)
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view of a preferred example of a thin plate manufacturing apparatus used in the present invention. 6, a thin plate manufacturing apparatus includes a
[0040]
The member shown in FIG. 6 is installed in a chamber having good hermeticity, and this chamber has a structure capable of performing gas replacement with an inert gas or the like after evacuation.
[0041]
In the apparatus for manufacturing a thin plate having such a configuration, the
[0042]
Here, as a method of fixing the
[0043]
Here, as shown in FIG. 8, it is preferable that the convex portion 82 is provided in a portion of the
[0044]
Thereafter, the
[0045]
As a cooling unit of the cooling mechanism for cooling the
[0046]
Further, as the
[0047]
In the above description, the
[0048]
(Production method)
Next, a preferred example of the method for manufacturing a thin plate according to the present invention will be described in more detail by taking, as an example, a case where a silicon thin plate is obtained using the thin plate manufacturing apparatus shown in FIG.
[0049]
First, a silicon lump as a raw material, in which the concentration of boron contained is adjusted so that the specific resistance of the obtained silicon
[0050]
Next, the temperature of the
[0051]
Thereafter, the temperature of the
[0052]
Next, for example, the
[0053]
The temperature of the bottom surface of the
[0054]
In the above, the case of manufacturing the silicon
[0055]
(Solar cells)
FIG. 9 shows a flowchart of a preferred example of a method for manufacturing a solar cell using the thin plate obtained according to the present invention. Hereinafter, with reference to FIG. 9, first, the obtained thin plate is washed (step S501). Next, the thin plate is etched (step S502). Next, the thin plate is subjected to texture etching (step S503). N on thin plate + A layer is formed (Step S504). An anti-reflection film is formed on the surface of the thin plate (Step S505). The back surface of the thin plate is etched (Step S506). An aluminum back electrode is printed on the back surface of the thin plate and baked (step S507). A silver light receiving surface electrode is printed on the light receiving surface and baked (step S508). Thus, the solar cell according to the present invention can be obtained.
[0056]
【Example】
Using the apparatus for manufacturing a thin plate shown in FIG. 6, three thin plates in each of Examples 1 to 5 and Comparative Example 1 were produced, the thickness of the obtained thin plate was measured, and the distribution of the thickness was calculated. The thickness variation of the thin plate was evaluated. In addition, a solar cell was manufactured using the obtained thin plate, and the photoelectric conversion efficiency of the obtained solar cell was calculated to evaluate the solar cell.
[0057]
(Example 1)
First, a silicon raw material having a boron concentration adjusted so as to have a specific resistance of 1.5 Ω · cm was placed in a
[0058]
Then, the pressure in the chamber is increased to 10 -5 After reducing the pressure to about torr, argon gas was introduced into the chamber to return to normal pressure. Thereafter, the argon gas was continuously supplied from the upper portion of the chamber at a rate of 2 L / min. Next, the temperature of the heating heater was raised to 1500 ° C. at a rate of 10 ° C./min to confirm that the silicon raw material was completely dissolved. Then, the temperature of the
[0059]
Next, a 10 mm portion of the
[0060]
The thickness distribution of the silicon
[0061]
Further, using these silicon
[0062]
The photovoltaic conversion efficiency of the photovoltaic cell was determined to be 100 mW / cm using a solar simulator having a spectrum distribution of AM1.5 in accordance with “Crystalline photovoltaic cell output measurement method (JIS C 8913 (1988))”. 2 Calculated by irradiating the solar cell with light having an energy density of
[0063]
(Example 2)
A silicon
[0064]
The thickness distribution of the obtained silicon
[0065]
Using these silicon
[0066]
(Example 3)
A silicon
[0067]
The thickness distribution of the obtained silicon
[0068]
Using these silicon thin plates, solar cells were manufactured according to the flowchart shown in FIG. The dimensions of this solar cell were a square shape measuring 2 cm × 2 cm in length × width. When the photoelectric conversion efficiency of this solar cell was measured by the same method as in Example 1, it was 12.5 to 13.1%.
[0069]
(Example 4)
A silicon
[0070]
The thickness distribution of the obtained silicon
[0071]
Using these silicon
[0072]
(Example 5)
First, a substrate (plate thickness 30 mm) having a certain plate thickness is prepared, and then two front and
[0073]
The thickness distribution of the obtained silicon
[0074]
Using these silicon
[0075]
(Comparative Example 1)
Using a substrate having a constant plate thickness (plate thickness 30 mm), a silicon
[0076]
Further, using the obtained silicon
[0077]
(Evaluation results)
Table 1 shows the distribution of the thickness of the thin plates in Examples 1 to 5 and Comparative Example 1 with the least variation, and the photoelectric conversion efficiency of the solar cell.
[0078]
[Table 1]
[0079]
FIG. 10 shows the thickness distribution of the thinnest plates in Examples 1 to 3 and 5 and Comparative Example 1 in the direction in which the thin plates were immersed in the melt with the least variation. FIG. 11 shows the distribution of the thickness of the thin plate in Example 4 and Comparative Example 1 in the direction perpendicular to the direction of immersion in the melt, with the smallest variation in the thickness.
[0080]
As can be seen from Table 1 and FIG. 10, the thin plates in Examples 1 to 3 manufactured using a substrate having a larger thickness on the rear side than on the front side of the substrate use a substrate having a constant thickness. The thickness variation was considerably smaller than the thin plate of Comparative Example 1 produced. This is considered to be because the temperature in the bottom surface of the substrate at the time of immersion in the melt could be controlled uniformly by increasing the thickness of the rear side of the substrate from the front side.
[0081]
In addition, even when the plate thickness was constant, the thin plate in Example 5 manufactured using a substrate heated with a temperature difference along the immersion direction was uniformly heated on the bottom surface of the substrate at the same temperature. Compared with the thin plate of Comparative Example 1 manufactured using the substrate, the thickness variation was considerably smaller. This is considered to be because the temperature in the bottom surface of the substrate during immersion in the melt could be controlled uniformly by heating the rear side of the substrate at a lower temperature than the front side of the substrate.
[0082]
In addition, as can be seen from Table 1 and FIG. 11, in Example 4 manufactured using a substrate in which the plate thickness in the direction perpendicular to the direction of immersion in the melt was larger at the outer peripheral portion than at the central portion of the substrate. The thickness of the thin plate was considerably smaller than that of the thin plate of Comparative Example 1 manufactured using a substrate having a certain thickness. This increases the thickness of the substrate in the direction perpendicular to the direction of immersion in the melt from the center to the outer periphery of the substrate, even when the substrate is heated by a heater near the outer periphery of the substrate. This is considered to be because the temperature in the bottom surface of the substrate during the immersion in the melt could be controlled uniformly.
[0083]
The embodiments and examples disclosed this time are to be considered in all respects as illustrative and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
[0084]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a method of manufacturing a thin plate capable of continuously and stably manufacturing a high-quality thin plate with good yield and a solar cell manufactured by using the thin plate obtained by this manufacturing method are provided. can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view of a preferred example of a substrate used in the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view of another preferred example of a substrate used in the present invention.
FIG. 3 is a schematic perspective view of still another preferred example of the substrate used in the present invention.
FIG. 4 is a schematic perspective view of still another preferred example of the substrate used in the present invention.
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of a preferred example when a substrate used in the present invention is heated.
FIG. 6 is a schematic sectional view of an apparatus for manufacturing a thin plate used in the present invention.
7A and 7B are a schematic side view and a schematic front view of a preferred example of fixing a substrate used in the present invention to a support shaft.
FIG. 8 is a schematic side view of another preferred example of fixing a substrate used in the present invention to a support shaft.
FIG. 9 is a flowchart showing a preferred example of a process for producing a solar cell using the thin plate obtained according to the present invention.
FIG. 10 is a view showing the distribution of the plate thickness in the direction of immersion of the thin plate in the melt in Examples 1 to 3, and Example 5 and Comparative Example 1.
FIG. 11 is a view showing the distribution of the plate thickness in a direction perpendicular to the direction of immersion of the thin plate in the melt in Example 4 and Comparative Example 1.
FIG. 12 is a schematic sectional view of a manufacturing apparatus used in a conventional thin plate manufacturing method.
FIG. 13 is a schematic perspective view showing a plurality of substrates fixed to a movable member of a manufacturing apparatus used in a conventional thin plate manufacturing method.
[Explanation of symbols]
11, 21, 31, 41, 51, 103 substrate, 12, 22, 32, 42, 52 substrate bottom surface, 13, 23, 33, 43, 53 substrate upper surface, 54, 55, 69 heating mechanism, 61 support shaft, 62 Thin plate, 63,109 crucible, 64,108 melt, 65 heater, 66,105 crucible stand, 67,107 heat insulating material, 68 crucible elevating stand, 71 adjusting screw, 72 hook, 73 groove, 81 fixed substrate, 100 axis, 101 body chamber, 102 movable member, 104 heater, 106 material input port.
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