JP2004160445A - 撹拌混合装置及び撹拌混合方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部に流体が流通される流通路が設けられたケーシング12と、ケーシング12内に配置され、モータ18に接続された軸部14と該軸部14の周囲に取り付けられた撹拌羽根16とからなる撹拌体と、ケーシング12の内部に粉体34を導入するためにケーシング12に設けられた粉体導入口52と、ケーシング12の内部に液体24を挿入するために粉体導入口52と近接してケーシング12に設けられた液体導入口50と、粉体導入口52に装着される粉体導入管30と、粉体導入管30内に配置され、モータ32に接続された導入体36と、を含む粉体と液体との撹拌混合装置である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撹拌混合装置及び撹拌混合方法、特に汎用性の高い粉体と液体との撹拌混合装置及び撹拌混合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、粉体に液体を添加して混合する場合、液体に粉体を添加して混合する場合、及び粉体と液体とを単に同時に添加し混合した場合には、液体中で粉体の二次凝集粒(いわゆる、ダマ)が生じてしまい、また一旦発生した二次凝集を再度液体中に分散させることは極めて難しいことが知られている。特に、この現象は、粉体を高粘度の液体に混合した場合に顕著に発生する。
【0003】
そこで、近年、粉体と液体との混合時に二次凝集を生じさせないようにして均一に混合する装置及び方法が提案されてきている。
【0004】
従来、上部に液体と粉体とを投入する供給口を設け、下部に排出口を設けたケーシング内部に回転円盤を設け、該回転円盤によりケーシング内部を上部混練室と下部混練室に区分けし、また回転円盤の上部にスクレーパを取り付け、また回転円盤の下位置に回転円盤とは非接触状態で独立して回転する回転スクレーパを取り付け、供給口から投入された粉体と液体とを回転円盤を回転させ混合し、下部混練室に移動した混合物を回転円盤より低速回転する回転スクレーパにより混合掻き取りして排出口から外部に連続的に移動させる液体と粉体との連続混合装置が提案されている(例えば、特許文献1乃至特許文献3)。
【0005】
また、回転混合盤を介して粉体と液体を混合する連続混合装置において、液体を噴霧供給し粉体と液体との均一混合を行う装置も提案されている(例えば、特許文献4乃至特許文献5)。
【0006】
また、石炭粉等の粉体と水等の液体値を混合してスラリとする方法において、スクリューポンプ内に粉体を送り、更にそのスクリューポンプの途中から液体を供給して粉体と液体とを混合して昇圧し、スクリューポンプの吐出口で圧力を下げてスラリ化する方法も提案されている(例えば、特許文献6)。
【0007】
更に、本願出願人も、2種類以上の物質を内部に収納するケーシングと、ケーシング内に配置された擂り子とを有し、前記ケーシング内側面又は擂り子の外側面の少なくとも一方側に凹凸を形成し、更に前記ケーシングと擂り子を相対的に往復移動させて、ケーシング内側面と擂り子の外側面との隙間に生じる狭圧力によって、前記2種類以上の物質のうち、少なくとも1種以上を分散する分散装置が提案されている(特許文献7)。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−19495号公報
【特許文献2】
特開2001−62273号公報
【特許文献3】
特開2002−166154号公報
【特許文献4】
特開2002−248330号公報
【特許文献5】
特開2001−198447号公報
【特許文献6】
特開2001−65850号公報
【特許文献7】
特開2000−246131号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のいずれの混合装置及び混合方法においても、未だその均一混合が不十分であったり、また混合可能な粉体と液体との組み合わせが限定されていたりと今一歩であった。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、特に、混合する粉体と液体との組み合わせがほとんど限定されずに汎用性に富む、また粉体と液体との均一混合に優れた粉体と液体との撹拌混合装置及び撹拌混合方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の撹拌混合装置及び撹拌混合方法は、以下に示す特徴を有する。
【0012】
(1)内部に流体が流通される流通路が設けられたケーシングと、前記ケーシング内に配置され振動源に接続された軸部と該軸部の周囲に取り付けられた攪拌羽根とからなる攪拌体と、前記ケーシングの内部に液体又は粉体を導入する2つ以上の導入口と、を有し、前記ケーシングの内部には、前記流通路を仕切り板によって仕切った1つ以上の攪拌室が設けられ、前記仕切り板には、1つ以上の孔が設けられている攪拌混合装置である。
【0013】
仕切り板に1つ以上の孔を設けることによって、該仕切り板間に形成される攪拌室内の攪拌度合いを他の攪拌室と異ならせることができる。
【0014】
(2)上記(1)に記載の攪拌混合装置において、さらに、攪拌羽根には1つ以上の孔が設けられている攪拌混合装置である。
【0015】
攪拌羽根に1つ以上の孔を設けることによって、該攪拌羽根において孔の形成された部分の振動可能範囲に位置する攪拌室内の攪拌度合いを他の攪拌室と異ならせることができる。
【0016】
(3)上記(1)または(2)に記載の攪拌混合装置において、前記孔の数及び/または前記孔の大きさを変化させて、前記ケーシング内部の攪拌度合いを変える攪拌混合装置である。
【0017】
前記孔の数や孔の大きさを変えることにより、仕切り板や攪拌羽根における攪拌面積を変化させることができる。この攪拌面積を変えることによって、各攪拌内の攪拌度合いを所望の粗や密に変化させることができる。
【0018】
(4)上記(1)または(2)に記載の攪拌混合装置において、さらに、攪拌羽根は、攪拌面積の異なる形状の羽根から1つ以上選択されて形成されている攪拌混合装置である。
【0019】
攪拌面積の異なる形状の羽根を組み合わせることによって、ケーシング内の流通路における攪拌度合いを変えることができる。
【0020】
(5)内部に流体が流通される流通路が設けられたケーシングと、前記ケーシング内に配置され、振動源に接続された軸部と該軸部の周囲に取り付けられた撹拌羽根とからなる撹拌体と、前記ケーシングの内部に粉体を導入するために前記ケーシングに設けられた粉体導入口と、前記ケーシングの内部に液体を挿入するために前記粉体導入口と近接して前記ケーシングに設けられた液体導入口と、を含むことを特徴とする粉体と液体との撹拌混合装置である。
【0021】
ケーシング内の撹拌体を振動させることによって、粉体導入管から導入される粉体が滞留することなくケーシング内に供給される。このため、目詰まりすることなく、かつ、ほぼ常に一定量の粉体を供給することができるため、連続で均一な粉体と液体との混合を行うことができる。また、螺旋羽根を有する導入体又は一軸偏心ポンプは、粉体導入管から粉体を比較的早い速度でケーシング内に導入することができるため、粉体と液体とのスラリー状混合物や粘度の高い混合物を製造することも可能となる。更に、ケーシング内で撹拌体を振動させて粉体と液体とを混合することによって、例えばスラリーや粘度の高い混合物の製造であっても、二次凝集を生じさせることなく、均一な混合を行うことができる。
【0022】
(6)上記(5)に記載の粉体と液体との撹拌混合装置において、前記粉体導入口と前記液体導入口は、前記ケーシングの上部又は下部のいずれかに設けられている粉体と液体との撹拌混合装置である。
【0023】
供給される粉体と液体とを早期に接触させることによって、より二次凝集の発生を生じにくくすることができる。
【0024】
(7)上記(5)又は(6)に記載の粉体と液体との撹拌混合装置において、更に、前記ケーシングの上部又は下部には、前記ケーシングの他の部分と連通可能な予備撹拌混合室が設けられ、前記粉体導入口と前記液体導入口は、前記ケーシング上部又は下部であって前記予備撹拌混合室内に設けられている粉体と液体との撹拌混合装置である。
【0025】
予備撹拌混合室を設けることにより、本振動撹拌の前に、粉体と液体とを予備的に振動撹拌してほぼ均一に混合しておくことにより、更なる二次凝集の発生を防止することができる。
【0026】
(8)上記(7)に記載の粉体と液体との撹拌混合装置において、前記撹拌体の軸部周囲には、複数の形状の撹拌羽根からなる群から少なくとも1種以上の形状の撹拌羽根を選択して取り付けられている粉体と液体との撹拌混合装置である。
【0027】
撹拌体の軸周囲に、複数の形状の撹拌羽根からなる群から、撹拌混合する粉体と液体と性質等に応じて適宜選択された少なくとも1種以上の撹拌羽根を取り付けることによって、撹拌の均一性や撹拌効率の向上を図ることができる。例えば、粉体を上部から導入する場合、互いに重ならないように配置された撹拌羽根を上部に取り付けることによって、供給された粉体が撹拌羽根に堆積しにくくなり、予備振動撹拌時に粉体と液体とをほぼ均一に混合することができる。更に、かかる場合に、撹拌体の軸中央部及び下部周囲に螺旋羽根を取り付けることによって、この撹拌体を振動させた際に、粉体と液体との混合物に大きな乱流を発生させることができるため、撹拌混合効率が向上する。
【0028】
(9)上記(5)に記載の粉体と液体との撹拌混合装置において、更に、前記振動源への流体の侵入を防止しつつ前記振動源側からの液体流出を許容する前記ケーシング内に配設された少なくとも2つのパッキングを有し、前記液体導入口は、前記粉体導入口より上方又は下方に位置し、前記2つのパッキングの間に形成された空間内に前記液体導入可能に設けられている粉体と液体との混合装置である。
【0029】
上述の2つのパッキング内に設けられた空間内から液体を導入することによって、液体導入口より下方又は上方の粉体導入口から供給された粉体を、上方又は下方から流れてくる液体と速やかに接触されることができるため、粉体がケーシング内で上方に舞い上がって、ケーシング上部内壁に付着したり、また撹拌体上部に固着することを防止することができる。これにより、粉体と液体との配合比通りに速やかに撹拌混合することができる。
【0030】
(10)振動撹拌羽根を有するケーシング内に、粉体と液体とを同時又は間欠に導入して振動撹拌する粉体と液体との撹拌混合方法である。
【0031】
大きな剪断力をかけることなく、粉体と液体とを振動撹拌によって均一に混合することができる。
【0032】
(11)予め2種以上の粉体を混合して混合粉体を形成する混合粉体形成工程と、前記ケーシング内に前記混合粉体と前記液体とを同時又は間欠に導入して振動撹拌する工程と、を有する粉体と液体との撹拌混合方法である。
【0033】
振動撹拌により、例えば特性の異なる2種類以上の粉体と液体とを同時又は間欠に均一混合させることができる。
【0034】
(12)流体が流通する同一流通路内において、攪拌度合いを随時変化させる攪拌混合方法である。
【0035】
前記同一流通路内において、混合物の攪拌混合特性に応じて、粗攪拌と密攪拌とを適宜組み合わせて均一攪拌混合を行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の撹拌混合装置及び撹拌混合方法について、図面に基づいて説明する。
【0037】
実施の形態1.
図1に示すように、本実施の形態の粉体と液体との攪拌混合装置10(以下「撹拌混合装置10」という)は、内部に流体が流通される流通路が設けられたケーシング12を有し、ケーシング12の内部には、振動源であるモータ18に接続された軸部14と、軸部14の周囲に取り付けられた撹拌羽根16とからなる撹拌体が設けられている。
【0038】
また、ケーシング12の上部には、粉体34をケーシング12内部に導入するための粉体導入口52と、この粉体導入口52の近傍であって液体24をケーシング内部に導入するための液体導入口50とが設けられている。これにより、供給される粉体と液体とが接触して二次凝集の発生が更に抑制される。
【0039】
そして、液体導入口50は、バルブ40とポンプ22とを介して液体貯留槽20と接続され、液体貯留槽20には混合用の液体24が貯留されている。一方、粉体導入口52は、バルブ42を介して粉体導入管30が接続されており、粉体導入管30の上部は、漏斗状の形状になっていることが好ましい。更に粉体導入管30には、粉体を比較的速い速度で導入可能なように、回転駆動源であるモータ32に接続された導入軸部と導入軸部の周囲に取り付けられた螺旋羽根を有する導入体(図示せず、例えばスクリューフィーダ)や、一軸偏心ポンプ(例えば、モーノポンプ(兵神装備株式会社製))が設けられている。また、粉体導入管30は、ケーシング12に対して、斜め方向に取り付けることが好ましい。これにより、より円滑に粉体が導入できると共に、粉体導入管30とケーシング12とを接続するパイプ内に粉体34の滞留を防止することができる。
【0040】
また、ケーシング12の下部には、供給口54,56が設けられ、更に供給口54,56は、それぞれバルブ44,46を介して外部と接続可能となっている。更に、図示しないが、図1に示すケーシング12に更に第2の液体を導入する供給口を設けてもよい。
【0041】
次に、本実施の形態の撹拌混合装置10の動作について以下に説明する。
【0042】
まず、バルブ44,46を閉じ、バルブ40,42を開ける。次いで、ほぼ同時にポンプ22とモータ32とを駆動させて、液体24と粉体34とをケーシング12に導入する。一方、モータ18を駆動させて、ケーシング12内の撹拌体を振動させる。なお、このケーシング内の撹拌体の振動によって、粉体34は、よりスムーズにケーシング12内に導入される。そして、一定量で一定比率の粉体34と液体24を導入後、バルブ40,42を閉じて、供給を停止させ、一定時間振動撹拌後、ケーシング12内にて均一混合された粉体34と液体24と混合物を、供給口56を排出口としてバルブ46を開けて、外部に搬送する。
【0043】
上述では、撹拌混合装置10をバッチ方式で撹拌混合する方法について述べたが、これに限るものではなく、例えば、バルブ40,42を常時開状態にしておき、一定比率で粉体34と液体24とをケーシング12内に導入し、一方、供給口56を排出口とし、バルブ46を常時開状態としておき、連続して粉体と液体との混合を行う連続方式として上述の撹拌混合装置10を用いてもよい。
【0044】
実施の形態2.
本実施の形態では、図1の撹拌混合装置において、実施の形態1の液体導入口50の代わりに、供給口56を用い、バルブ46を介してポンプ22及び液体貯留槽20と接続すると共に、実施の形態1の粉体導入口52の代わりに、供給口54を用い、バルブ44を介して粉体導入管30と接続し、更に、実施の形態1の液体導入口50を排出口として用い、液体と粉体との混合物を外部に搬送させる構成とした以外は、実施の形態1と同様の構成であるため、同一の構成には同一の符号を付しその構成の説明を省略する。
【0045】
本実施の形態のように、下から、粉体34と液体24とをケーシング12内に導入することによって、重力に逆らって、振動撹拌されるために、ケーシング12内での乱流量がより大きくなり、例えばスラリーや高粘度の混合物の均一撹拌には適している。
【0046】
実施の形態3.
本実施の形態では、実施の形態1の図1に示す液体導入口50の代わりに、図2に示す供給口58を用いることとした以外は、実施の形態1と同様の構成であるため、同一の構成には同一の符号を付しその構成の説明を省略する。
【0047】
ケーシング12は、その内部の撹拌混合部分から撹拌体を振動させる振動源であるモータへの流体の侵入を防止するために、二重のパッキング構造になっている。すなわち、図2に示すように、撹拌混合部分近傍に逆U字パッキング60がパッキング止め64により取り付けられ、一方、モータ近傍のコイル近傍には、逆U字パッキング62がパッキング止め66により取り付けられ、二重パッキング構造を形成している。この逆U字パッキング60,62は、一端が上述のパッキング止め64,66によって固定され、一方他端は自由端として軸部14に接するように配設されている。従って、逆U字パッキング60,62は、上方からの液体や流体の下方への流入を許容するものの、下方からの液体や流体の侵入を阻止することができる構造になっている。この逆U字パッキング60,62の間の空間に供給口58を形成し、実施の形態1の液体導入口50の代わりに、この供給口58に図1に示すバルブ40及びポンプ22を介して液体貯留槽20を接続してもよい。
【0048】
上述のように、二重パッキング構造の空間内に液体24を導入することによって、粉体導入口52から供給した粉体34が、速やかに上方から流れてくる液体24と接触し、粉体34がケーシング12の上部に舞い上がり、ケーシング12の上部内壁へ付着したり、また撹拌体上部に固着することを防止できる。これにより、常時、粉体と液体との混合比を維持することができ、混合精度をより向上させることができる。なお、本実施の形態では、図1に示す撹拌混合装置10のモータ18を上方に配置した場合について説明したが、これに限るものではなく、モータ18を下方に配置し撹拌混合装置10を上下反転させた構成にして、撹拌混合を行ってもよい。
【0049】
実施の形態4.
本実施の形態において、実施の形態1,2,3のいずれかに記載の構成と同一の構成には同一の符号を付し、その構成の説明を省略する。
【0050】
本実施の形態では、図3に示すように、ケーシング12の上部にケーシング12の他の部分と連通可能に設けられた予備撹拌混合室100が設けられている。そして、ケーシング12内の撹拌体14は、予備撹拌混合室100内に相当する部分では、棒状又は上面に丸みを有する板状の羽根16aが互いに重ならないように、例えば30〜90°ずつずらして取り付けられ、一方、ケーシング12の中央部及び下部に相当する部分には、それぞれ螺旋羽根16bが取り付けられている。
【0051】
従って、粉体を粉体導入口52から、また液体を液体導入口50からケーシング12内に導入した場合、導入された粉体は、上面に丸みを有する撹拌羽根16a上に堆積することなく、更に撹拌体14を振動させることによって、導入された液体と予備撹拌混合室100内でほぼ均一に混ぜ合わせることができ、その混合比の精度を維持できると共に、堆積を防止しているため、撹拌体14の運転に支障をきたすおそれもなく、連続混合運転が可能となる。
【0052】
一方、予備撹拌混合室100内でほぼ均一に混ぜ合わされた粉体と液体との混合物は、撹拌体を振動させることによって、螺旋羽根16bによりケーシング12内により大きな乱流が形成され、これによって、十分に均一に混合させることができる。
【0053】
なお、十分に混合された混合物は、供給口56を排出口として用いることによって、外部に搬送させることができる。
【0054】
本実施の形態では、仕切り板80によって予備撹拌混合室100と他のケーシング内部とを連通可能に仕切り、また予備撹拌混合室100以外のケーシング内をも仕切り板80により仕切ることによって、乱流効果を高めている。但し、これに限るものでなく、粉体と液体との性質などにより容易に撹拌混合可能である場合には仕切り板80がなくてもよい。また、本実施の形態では、図3に示すような、撹拌羽根16a,16bを用いたがこれに限るものではなく、例えば図4の(a)から(d)に示すものを、適宜上下を選択して用いてもよい。更に、上記撹拌羽根16aの代わりに、板状の羽根に2つ以上の孔を設けた撹拌羽根を用いてもよい。また、撹拌羽根16bは、軸方向に同相で螺旋羽根が設けられているが、これに限るものではなく、一定間隔で、軸方向に対して異相に螺旋羽根を取り付けてもよい。なお、上述の撹拌体は、実施の形態1,2,3のいずれの構成にも適用してよい。なお、図4の(d)に示す螺旋羽根にエッジを設けたものを用いることによって、撹拌羽根の振動時に渦流が発生し、より撹拌効率が向上する。
【0055】
また、図3に示す撹拌混合装置は、上部に予備撹拌混合室100が設けられた構成が示されているが、これに限るものではなく、ケーシング下方より、粉体と液体とをケーシング内に導入する場合には、ケーシング底部と図3に示す下方の仕切り板80と間に形成された空間が、予備撹拌混合室となり、同様に、予備撹拌することができる。
【0056】
実施の形態5.
図5では、粉体導入管31の一端は、ボールバルブ92を介して粉体導入口52に接続され、また粉体導入管31の他端は、2方向に分岐し、一方端には粉体34を供給する漏斗が一体に接続され、他方端には粉体34を押圧可能なピストン90が進退可能に挿入されている。従って、ボールバルブ92を図5のように開状態にして、ピストン90を進出させ粉体34を押圧することによって、粉体34をケーシング12内に導入することができる。一方、ボールバルブ92を図5の状態から90°回転させて閉状態にしてピストンを退行させることによって、粉体34のケーシング12への導入を停止させることができる。これにより、間欠的に粉体34をケーシング12内に導入することができる。更に、ボールバルブ92を閉状態にすれば、液体により、粉体導入管31内が湿潤することがなく、安定的に粉体34を導入することができる。
【0057】
実施の形態6.
図6には、本実施の形態の攪拌混合装置200の内部構成の概略が示されている。なお、本実施の形態において、実施の形態1,2,3のいずれかに記載の構成と同一の構成には同一の符号を付し、その構成の説明を省略する。
【0058】
本実施の形態では、図6に示すように、ケーシング12の内部は、仕切り板80a,80bによって複数の攪拌室110a,110b,110cに連通可能に仕切られている。そして、ケーシング12内の撹拌体14は、撹拌室110aに相当する部分では、棒状又は上面に丸みを有する板状の羽根16aが互いに重ならないように、例えば30〜90°ずつずらして取り付けられ、一方、ケーシング12の中央部の攪拌室110bに相当する部分では、孔90aが設けられた螺旋羽根16bが取り付けられ、さらにケーシング12の下部の攪拌室110cに相当する部分には、孔90bが設けられた螺旋羽根16cが取り付けられている。
【0059】
また、図7には、図6のA−A’線に沿った断面図が示されており、仕切り板80aには、径の小さい孔82aが設けられている。一方、図8には、図6のB−B’線に沿った断面図が示されており、仕切り板80bには径の大きな孔82bが設けられている。
【0060】
さらに、詳細に説明すると、本実施の形態では、ケーシング12内で、粗−密−粗の順に混合攪拌を行うために、以下のように構成されている。すなわち、攪拌室110aでは、粗攪拌を行うために、この攪拌室110aに相当する部分の攪拌羽根は、攪拌面積の小さい棒状または上面丸みを有する板状の羽根16aである。一方、攪拌室110bでは、密攪拌を行うため、この攪拌室110bに相当する部分の攪拌羽根は、攪拌面積を大きくするために、螺旋羽根16bに形成された孔90aの径は小さく、また形成される孔90aの数も少なく、さらに、仕切り板80aに形成された孔82aの径も小さく、また孔82aの数も少ない。また、攪拌室110cでは、粗攪拌を行うため、攪拌室110cに相当する部分の攪拌羽根は、攪拌羽根16bより攪拌面積を小さくするために、螺旋羽根16cに形成された孔90bの径は大きく、また形成される孔90bの数も多い、さらに、仕切り板80bに形成された孔82bの径も大きく、また孔82bの数も多い。
【0061】
従って、粉体を粉体導入口52から、また液体を液体導入口50からケーシング12内に導入した場合、導入された粉体は、上面に丸みを有する撹拌羽根16a上に堆積することなく、更に撹拌体14を振動させることによって、導入された液体と撹拌室110a内で、粗攪拌することができ、さらに攪拌羽根上に被混合物の堆積を防止することができるため、撹拌体14の運転に支障をきたすおそれもなく、連続混合運転が可能となる。
【0062】
一方、攪拌室110aにおいて混合された粉体と液体との混合物は、仕切り板80aを介して少量ずつ攪拌室110bに導入され、さらに撹拌体14を振動させることにより、攪拌面積の大きい螺旋羽根16bによって大きな乱流が形成され、これにより、十分に密に攪拌混合される。
【0063】
攪拌室110bにおいて密に攪拌された混合物は、仕切り板80bを介して攪拌室110cに多量に導入され、さらに攪拌体14の振動により、攪拌面積の小さい螺旋羽根16cによって小さな乱流が形成され、粗く攪拌され、十分に攪拌して混合状態が整えられた混合物は、供給口56を排出口として用いることによって、外部に搬送させることができる。
【0064】
上述したように、本発明の攪拌混合装置200によれば、攪拌室内における仕切り板及び/又は攪拌羽根に形成された孔の径を小さくしたり、その孔の数を少なくしたりすることによって、該攪拌室内を密に攪拌することができ、一方、攪拌室内における仕切り板及び/又は攪拌羽根に形成された孔の径を大きくしたり、その孔の数を多くしたりすることによって、該攪拌室内を粗く攪拌することができる。
【0065】
また、上述の実施の形態では、粗−密−粗の攪拌を行っているが、これに限るものではなく、粗−密、密−粗、密−粗−密に攪拌するために、ケーシング12内の攪拌羽根の孔の数と径、仕切り板の孔の数と径を適宜選択して構成してもよい。また、上記実施の形態では、粗又は密攪拌を1つの攪拌室にて完結させているが、これに限るものではなく、攪拌室を多段にして複数の攪拌室を連結させて粗又は密攪拌を行ってもよい。さらに、本実施の形態では、攪拌羽根として棒状又は板状の羽根や螺旋状の羽根を用いたがこれに限るものではなく、図4に示した(a)から(d)の羽根を適宜選択し、さらにこれらの羽根に攪拌度合いに応じて、径及び数を考慮して孔を形成してもよい。
【0066】
なお、上述の実施の形態1から実施の形態5において、粉体と液体との混合を例に挙げて説明したが、本発明の攪拌混合装置はこれに限るものではなく、液体導入口50に粉体を導入して、粉体と粉体との混合を行うこともでき、また粉体導入口52から液体を導入することによって、液体と液体との混合を行うことができる。さらに、供給口54から液体を導入することによって、少なくとも3成分の粉体−粉体−液体、粉体−液体−液体を混合することができる。
【0067】
次に、本実施の形態の撹拌混合方法について説明する。
【0068】
本実施の形態の撹拌混合方法は、例えば図1に示すような撹拌混合装置10を用いて、振動撹拌羽根を有するケーシング内に、粉体と液体とを同時に導入して振動撹拌する粉体と液体との撹拌混合方法である。
【0069】
更に、本実施の形態の他の撹拌混合方法では、予め2種以上の粉体を混合して混合粉体を形成する混合粉体形成工程と、前記ケーシング内に前記混合粉体と前記液体とを同時に導入して振動撹拌する工程と、を有する撹拌混合方法である。
【0070】
例えば、ペースト剤と溶媒とを混合して第1の混合物を製造した後、更に第1の混合物に硬化剤等を添加して第2の混合物を製造する場合には、第1の混合物が高粘度である場合、硬化剤を更に均一に混合することは困難であった。しかし、本実施の形態の撹拌混合方法を用いることによって、2種以上の粉体を予め混合しておき、これらの粉体との混合体を液体に混合すれば、上述の方法に比べ著しく容易になる。
【0071】
また、本実施の形態の他の攪拌混合方法は、同一流通路において、随時攪拌混合度合いを変化させている。これにより、攪拌しにくいものを粗く攪拌し、粗く攪拌された混合物を次に密に攪拌することによって、均一に混合することができる。さらに、密攪拌後、粗攪拌することによって、攪拌混合物の状態を整える、たとえば泡が混入した混合物から脱泡することができる。
【0072】
本実施の形態の撹拌混合装置及び撹拌混合方法は、例えば、シリコーン油の製造、シリコーンゴムなどのシリコーン系製品、塗料、化粧品、食品の製造、セメント等のスラリーの製造にも用いることができる。特に、市販のニーダなどの撹拌機と同様の高粘度の混合物を製造することができる。更に、粉体と液体の重量比が1対1程度のものであっても、均一に混合することが可能であることが実験により分かっている。
【0073】
【実施例】
本発明の撹拌混装置を用いた粉体と液体との撹拌混合の例を以下に示す。なお、以下の実施例は一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。
【0074】
実施例1.
化粧用ファンデーションの製造:
【表1】
【0075】
上記表1の粉体原料を予め粉砕混合した後、上記油剤を添加混合してファンデーション用のバルク100重量部とした。その後、本発明の図1に示す混合装置の液体導入口50から1,3−ブチレングリコールと精製水とからなる液体5重量部を、また粉体導入口52からバルク100重量部を、それぞれケーシング12内に供給し、均一になるように振動撹拌により混合した。次いで、得られた混合物を円型中皿に充填し、プレス成形を行い、50℃で9時間乾燥させた。得られたプレス品の落下試験強度(中皿に充填された固形粉体化粧料をコンパクト容器内に装着し、このコンパクト容器を高さ50cmのところから厚さ2cmの合板上に落下させ、はがれが発生するまでの落下回数を測定する)を評価した。その結果、50回と良好であった。
【0076】
実施例2.
ケイ素系高分子被覆粉体の製造:
粉体として球状シリカUS−10(三菱レイヨン(株)製、平均粒子径10μm)100gを図1に示す本発明の撹拌混合装置の粉体導入口から供給し、一方、液体としてフェニルポリシラン5gをトルエン65gに溶解させ、本発明の撹拌混合装置の液体導入口から供給し、1分間振動撹拌を行いスラリーを得た。このスラリーを温度80℃、6kPaの圧力でトルエンを30g留去させ、トルエン中に均一に分散し流動性を有するフェニルポリシラン処理球状シリカを得た。次に、このフェニルポリシラン処理球状シリカ含有トルエン相と、水35gとを本発明の撹拌混合装置にそれぞれ添加して、振動撹拌を行うと、水がフェニルポリシラン処理球状シリカ含有トルエン相と混ざり流動性が低下した。その後、トルエン35gと水30gとを同時に留去させると、フェニルポリシラン処理球状シリカはほとんど凝集することなく、球状の形状であることが確認された。
【0077】
実施例3.
液状シリコーンゴム組成物の製造:
分子鎖両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度10,000cSt)45部と、1,1,1,3,5,7,7,7−オクタメチル−3,5−ジヒドロキシテトラシロキサン3部とを混合し、更にシリコン粉末(NIPSIL LP(登録商標)、日本シリカ社製)55部を混合して予備混合粉体を製造した。更に、この予備混合粉体を、本発明の撹拌混合装置の粉体導入口から供給し、一方、上記ジメチルポリシロキサン116部を本発明の撹拌混合装置の液体導入口から供給し、導入口から下流にしたがって、10℃から280℃に徐々に昇温してゆき、排出口より得られた液状シリコーンゴムベースを得た。更に、得られた液状シリコーンゴムベース100部に対して、直鎖ジメチルポリシロキサン25部、架橋剤としてメチルハイドロジェンポリシロキサン3部、白金触媒として塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液0.3部、反応抑制剤としてエチニルシクロへキサノール0.3重量部を加えて混合し、120℃10分間硬化させてシートを製造した。JIS−K−6301に準じて300回/粉の速度で100%伸張の往復運動(0〜100%の間で繰り返し伸張)をさせてシートの試験片が破壊されるまで往復回数を測定したところ、耐久疲労性は1250万回と良好であった。
【0078】
以上、例示した用途に本発明の撹拌混合装置を用いることによって、粉体と液体との均一混合を行うことができる。その結果、上述のいずれの製品も良好な性能を有することが判明した。なお、上述の用途以外において、本発明の撹拌混合装置及び撹拌混合装置を用いることにより、あらゆる粉体と液体との組み合わせ、あらゆる粉体と液体との混合比、及びあらゆる粘度における、均一撹拌混合された混合物及び均一反応された反応物をも製造することができる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、たとえば、あらゆる種類の粉体と液体とを振動撹拌により容易に均一混合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1,2の撹拌混合装置の構成を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態3の撹拌混合装置の二重パッキング構造を説明する図であって、図1のA部分の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態4の撹拌混合装置のケーシング部分構成を示す概略図である。
【図4】本発明の実施の形態4の撹拌混合装置に用いる撹拌体の例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態5の撹拌混合装置における粉体導入側の拡大概略図である。
【図6】本発明の実施の形態5の攪拌混合装置のケーシング内部の構成を示す概略図である。
【図7】図6のA−A’線に沿った断面図である。
【図8】図6のB−B’線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10 撹拌混合装置、12 ケーシング、14 軸部、16 撹拌羽根、18,32 モータ、20 液体貯留槽、22 ポンプ、24 液体、30 粉体導入管、34 粉体、36 導入体、40,42,44,46 バルブ、50 液体導入口、52 粉体導入口、 54,56 供給口。
Claims (12)
- 内部に流体が流通される流通路が設けられたケーシングと、
前記ケーシング内に配置され、振動源に接続された軸部と該軸部の周囲に取り付けられた撹拌羽根とからなる撹拌体と、
前記ケーシングの内部に液体または粉体を導入する2つ以上の導入口と、を有し、
前記ケーシングの内部には、前記流通路を仕切り板によって仕切った1つ以上の攪拌室が設けられ、
前記仕切り板には、1つ以上の孔が設けられていることを特徴とする撹拌混合装置。 - 請求項1に記載の攪拌混合装置において、
さらに、前記攪拌羽根には、1つ以上の孔が設けられていることを特徴とする攪拌混合装置。 - 請求項1または請求項2に記載の攪拌混合装置において、
前記孔の数及び/又は前記孔の大きさを変化させて、前記ケーシング内部の攪拌度合いを変えることを特徴とする攪拌混合装置。 - 請求項1または請求項2に記載の攪拌混合装置において、
さらに、前記攪拌羽根は、攪拌面積の異なる形状の羽根から1つ以上選択されて形成されていることを特徴とする攪拌混合装置。 - 内部に流体が流通される流通路が設けられたケーシングと、
前記ケーシング内に配置され、振動源に接続された軸部と該軸部の周囲に取り付けられた撹拌羽根とからなる撹拌体と、
前記ケーシングの内部に粉体を導入するために前記ケーシングに設けられた粉体導入口と、
前記ケーシングの内部に液体を挿入するために前記粉体導入口と近接して前記ケーシングに設けられた液体導入口と、
前記粉体導入口に装着される粉体導入管と、
を含むことを特徴とする粉体と液体との撹拌混合装置。 - 請求項5に記載の粉体と液体との撹拌混合装置において、
前記粉体導入口と前記液体導入口は、前記ケーシングの上部又は下部のいずれかに設けられていることを特徴とする粉体と液体との撹拌混合装置。 - 請求項5又は請求項6に記載の粉体と液体との撹拌混合装置において、
更に、前記ケーシングの上部又は下部には、前記ケーシングの他の部分と連通可能な予備撹拌混合室が設けられ、
前記粉体導入口と前記液体導入口は、前記ケーシング上部又は下部であって前記予備撹拌混合室内に設けられていることを特徴とする粉体と液体との撹拌混合装置。 - 請求項7に記載の粉体と液体との撹拌混合装置において、
前記撹拌体の軸部周囲には、複数の形状の撹拌羽根からなる群から少なくとも1種以上の形状の撹拌羽根を選択して取り付けられていることを特徴とする粉体と液体との撹拌混合装置。 - 請求項5に記載の粉体と液体との撹拌混合装置において、
更に、前記振動源への流体の侵入を防止しつつ前記振動源側からの液体流出を許容する前記ケーシング内に配設された少なくとも2つのパッキングを有し、
前記液体導入口は、前記粉体導入口より上方又は下方に位置し、前記2つのパッキングの間に形成された空間内に前記液体導入可能に設けられていることを特徴とする粉体と液体との撹拌混合装置。 - 振動撹拌羽根を有するケーシング内に、粉体と液体とを同時又は間欠に導入して振動撹拌することを特徴とする粉体と液体との撹拌混合方法。
- 予め2種以上の粉体を混合して混合粉体を形成する混合粉体形成工程と、
前記ケーシング内に前記混合粉体と前記液体とを同時又は間欠に導入して振動撹拌する工程と、
を有することを特徴とする粉体と液体との撹拌混合方法。 - 流体が流通する同一流通路内において、攪拌度合いを随時変化させることを特徴とする攪拌混合方法。
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