JP2004160367A - 集塵機用の除塵機構およびその構成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数個のカートリッジフィルタF1は、それぞれ外筒1と内筒2とから成る2重構造であり、1個のフィルタケース6の中に収納されるとともに、相互に隔壁8で仕切られている。上記フィルタケース6はサイクロンケース11の中に設置されており、かつ、該フィルタケース6の円筒状部6aの下方に漏斗状の円錐状部6bが設けられていて、この円錐状部がサイクロン円錐11bと同心をなしている。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば粉塵の多い工場内などに設置されて労働衛生環境を改善する集塵機に係り、該集塵機を構成している除塵機構をコンパクト化するように改良したものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、工場用集塵機の構成を示す概要的な模式図である。
集塵機を大別すると、ブロワB1を備えたフィルタ除塵部B(本図5の左半部)と、比較的大きい塵埃を予め除去するサイクロン除塵部A(図5の右半部)とから成っている。
ブロアB1は、空気を吸入して矢印aのように吐出する。吸入空気は接線吸入ダクトA3から、矢印bのようにサイクロン除塵部の円筒状ケースA1の中へ、接線方向に吸入されて、矢印cのように円形軌跡を描いて渦を巻く。
空気に比して比重が大きく、比較的大きい粒子は、円錐状ケースA2の内周面に接触し、摩擦のために運動エネルギーを失って塵受函A5の中に落下する。
上記のようにして、大きく重い粒子を除去された空気は、矢印dのように送出ダクトA4から流出し、矢印eのようにフィルタ除塵部Bに向かう。
【0003】
このフィルタ除塵部は、ケースB2の中に、厚内円筒状のカートリッジフィルタB3が収納されている。このカートリッジフィルタの中には、折り畳まれた濾紙14が入っている。
前記ケースBの中は導風板B4で仕切られていて、吸入空気流はカートリッジフィルタB3を流通する。
上記吸入空気流は矢印fのように、外周壁から流入して内周壁から流出する。以上のようにして微細な粒子を濾別すると、カートリッジフィルタB3の外周壁に塵埃が推積する。
そこで定期的に、ビート管B5から圧力空気を噴出させて矢印gのように、通常の濾過空気流(矢印f)と反対方向に流通させて「逆洗操作」を行なう。逆洗操作で吹き払われた推積物は矢印hのように落下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
サイクロン除塵部で予め粗大粒子を取り除いてからカートリッジフィルタによって微細粒子を除去するという従来例(図5)の基本的構造は合理的である。
しかし、全体の構成が大形となり、設備所要空間が大きい。
本発明の目的とするところは、上記の基本的構造は変えないで、これらを構成している機器類の機構や配置を改良して、その除塵性能を低下させることなく、除塵機の除塵機構部分をコンパクトならしめるにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために創作した本発明の基本的な構成について、従来技術を描いた図5を参照しつつ略述すると、
a.カートリッジフィルタB3そのものをコンパクト化する。すなわち、一定の体積の中に、なるべく広い面積の濾紙14を収納できるようにし、
b.上記カートリッジフィルタB3を、遊休空間に移すことにより、除塵機構全体の占有空間を縮小させ、
c.一つのケースB2の中に複数のカートリッジフィルタB3を収納し、かつ、これら複数のカートリッジフィルタを効率良く逆洗できるようにした。これらa,b,cの構成を併用すると完全なコンパクト化を達成できるが、上記a,b,cの構成の何れか一つを実施しても、それなりにコンパクト化することができる。
【0006】
上述の原理に基づいて請求項1に係る発明方法の構成は、(図1参照)集塵機用の除塵機構であって、ブロワに吸入される空気流の上流側にサイクロン除塵部を設けるとともに、下流側にフィルタ除塵部を設けたものを構成する方法において、
外筒(1)と内筒(2)とから成るカートリッジフィルタを構成し、
前記空気流の内の1部分を、前記外筒の外周壁から流入させ、この外筒内を流通させて、その内周壁から流出させるとともに、
前記空気流の他の部分を、前記内筒の内周壁から流入させ、この内筒内を流通させて、その外周壁から流出させ、
前記外筒内を通過した空気流と、内筒内を通過した空気流とを合流させて前記ブロワの吸入口に流入せしめるように通風を導く手段を形成することを特徴とする。
【0007】
以上に説明した請求項1の発明方法によると、一定の設置空間の中に多くの濾材を配置することができる。
この場合、濾材は濾紙に限定されないが、濾紙の場合について濾紙面積は、約1.5倍となる。
これを反対側から見れば、一定の濾紙面積を確保しつつカートリッジフィルタの所要設置空間(体積)を2/3にすることができる。
さらに具体的に換言すると、今までの集塵機に収納して配列していた10個のカートリッジフィルタを、同じ大きさの7個のカートリッジフィルタで代替して、なお濾過性能が若干(約5%)上昇することになる。
【0008】
請求項2に係る発明方法の構成は、前記請求項1の発明方法の構成要件に加えて、(図1参照)、前記の外筒(1)と内筒(2)とから成るカートリッジフィルタの上方に、下向きに空気を噴出する逆洗用のエアノズル(5)を設け、
上記逆洗エアノズルから噴出した空気流を「前記外筒と内筒との間隙空間」に導く手段を形成して、
前記逆洗エアノズルから噴出した空気流の1部分を、前記外筒の内周壁から流入させ、該外筒内を流通させて、その外周壁から流出させることによって、該外周壁に推積していた塵埃を吹き払うとともに、
前記噴出空気流の他の部分を、前記内筒の外周壁から流入させ、該内筒内を流通させて、その内周壁から流出させることによって、該内周壁に推積していた塵埃を吹き払うように通風案内手段(導風円錐4)を設けることを特徴とする。
【0009】
以上に説明した請求項2の発明方法を前記請求項1の発明方法と併せて実施すると、逆洗操作を効率良く実施することができる。
すなわち、請求項1の発明方法を実施するために設けた円筒と外筒とを、1個の逆洗用エアノズルによって同時に逆洗して、外筒の外周壁に推積した塵埃も、内筒の内周壁に推積した塵埃も吹き払って、その濾過機能を復元せしめることができる。
【0010】
請求項3に係る発明方法の構成は、前記請求項2の発明の構成要件に加えて、(図3参照)前記フィルタ除塵部に、ブロワの吸入空気流を通過せしめるフィルタケース(6)を設けるとともに、
該フィルタケースの中に複数個のカートリッジフィルタ(F1)を平行に配列して、隣接するカートリッジフィルタ相互の間に隔壁(8)を設け、
かつ、それぞれのカートリッジフィルタごとに逆洗エアノズル(5)と、「ブロワの吸入空気流の通過を阻止するバルブ(9)」とを設け、
前記複数のカートリッジフィルタ中の任意のカートリッジフィルタについて、ブロワ吸入空気流さ遮断した状態で、逆洗エアノズルの噴出空気流を吹きつけ得るようにすることを特徴とする。
【0011】
以上に説明した請求項3の発明方法によると、1個のフィルタケースの中に配列されている複数個のカートリッジフィルタについて、それぞれのカートリッジフィルタごとに、その他のカートリッジフィルタの濾過(空気清浄)作用に影響を及ぼすことなく、かつ、その他のカートリッジフィルタを塵埃で汚損せしめる虞れなく逆洗操作を施して、濾別して推積させた塵埃を除去して濾過機能を回復,維持させることができる。
【0012】
請求項4に係る発明方法の構成は、(図4参照)集塵機用の除塵機構であって、ブロワに吸入される空気流の上流側にサイクロン除塵部を設けるとともに、下流側にフィルタ除塵部を設けたものを構成する方法において、
サイクロン円筒(11a)とサイクロン円錐(11b)とを連設して成るサイクロンケース(11)の中に「カートリッジフィルタ(F1)を収納したフィルタケース(6)」を設置することを特徴とする。
【0013】
以上に説明した請求項4の発明方法によると、サイクロンケースの中にフィルタケースを設置することによって、該フィルタケース設置所要空間を捻出することができ、装置全体がコンパクトになる。
すなわち、サイクロンケースは比較的大きい部材であるが、機能的に働いているのは外周部であって、その中央部は遊休していることを利用し、この中央の遊休部の中へフィルタケースを収納することにより、大幅な設置所要スペースの削減を可能ならしめた。
【0014】
請求項5に係る発明方法の構成は、前記請求項4の発明方法の構成要件に加えて、(図4参照)前記サイクロンケース(11)を、サイクロン円筒(11a)の下方にサイクロン円錐(11b)を連設した形状となし、
前記フィルタケース(6)の本体部をサイクロン円筒(11a)の中に同心状に設置するとともに、該フィルタケース(6)の本体部の下方に円錐状部(6b)を形成し、
上記フィルタケース円錐状部(6b)を、上方に向けて拡開する漏斗状に形成するとともに、ほぼサイクロン円錐(11b)に対応して位置せしめるとともに、
該フィルタケース円錐部(6b)の下端部をサイクロン円錐(11b)の内部に開口せしめることを特徴とする。
【0015】
以上に説明した請求項5の発明方法によると、サイクロンケースの中に渦巻流を生じつつ粗大な塵埃粒子を予め除去された空気流を、サイクロンケースの内壁面から分離させて、フィルタケースの中に導き入れることができる。
すなわち、サイクロンケース内の流動空気はサイクロン円錐に沿って流れ、旋回半径を縮小して旋回速度を上げている。これに対応して、上記旋回流をフィルタケースの円錐状部に導き入れ、旋回速度を拡大させてその流速を下げてカートリッジフィルタに導くことにより、安定した濾過作用を行わせる。
【0016】
請求項6に係る除塵機構の構成は、(図1参照)ブロワに吸入される空気流の上流側にサイクロン除塵部を配置するとともに、下流側にフィルタ除塵部を配置して成る集塵機用の除塵機構において、
外筒(1)と円筒(2)とが同心に配置され、該外筒の内周壁(1b)と内筒の外周壁(2b)との間に、空気の流路となる間隙空間(s)を有するカートリッジフィルタが構成されており、
かつ、前記の吸入空気流を分流させて前記外筒の外周壁(1a)と内筒の内周壁(2a)とに導く通風路、
および、前記の間隙空間(s)をブロワの吸入口に導く通風路が設けられていることを特徴とする。
【0017】
以上に説明した請求項6の除塵機構によると、従来は単一の厚肉筒状であったカートリッジフィルタを2重筒状に構成することにより、同一の設置所要スペースの中に多くの濾過機能を持たせることができる。
例えば濾紙を収納した方式のカートリッジフィルタの場合、濾紙面積を1.5倍ならしめることができる。これを反対側の面から考察すると、同じ濾過能力を持たせる場合のカートリッジフィルタ容積が2/3に縮小し、装置全体のコンパクト化に有効である。
また、カートリッジフィルタ1個を構成単位として見た場合、従来は3個を設けなければならなかった所に2個を設ければ足りるようになり、スペースも、製造コストも、メンティナンス所要工数も著しく軽減される。
【0018】
請求項7に係る除塵機構の構成は、前記請求項6に係る発明の構成要件に加えて、(図1参照)前記内筒(2)の上方に、下向きに空気流を噴射する逆洗エアノズル(5)が設けられるとともに、
噴射された空気流を前記の間隙空間(s)に導く円錐状の導風部材(4)が設けられていることを特徴とする。
【0019】
以上に説明した請求項7の除塵機構によると、請求項6の発明機構の構成として設けられた内筒および外筒の両方を、1個の逆洗エアノズルによって同時に逆洗して、外筒の外周壁に推積した塵埃と、内筒の内周壁に推積した塵埃とを迅速に吹き払って、その濾過機能を復元,維持させることができる。
吹き払われた塵埃は、推積して大きい塊となっているので空気中に浮遊することなく、フィルタケースの内を落下するので容易に取り除くことができる。
【0020】
請求項8に係る除塵機構の構成は、(図3参照)ブロワに吸入される空気流の上流間にサイクロン除塵部を配置するとともに、下流側にフィルタ除塵部を配置して成る集塵機用の除塵機構において、
前記フィルタ除塵部に、吸入空気を流通させるフィルタケース(6)が設けられるとともに、該フィルタケースの中に複数個のカートリッジフィルタ(F1)が相互に平行に配列されており、
かつ、隣接するカートリッジフィルタ相互の間に隔壁(8)が設置されていることを特徴とする。
【0021】
以上に説明した請求項8の発明によると、フィルタケースの中に設けられている複数個のカートリッジフィルタが、相互に隔壁によって仕切られているので、該複数のカートリッジフィルタ中の任意の1個ごとに、他のカートリッジフィルタの濾過作用を妨害することなく、かつ、該他のカートリッジフィルタを汚染させる虞れ無く、個別に逆洗して清浄な原状に復元し、この操作を繰り返すことによって清浄な状態を維持することができる。
【0022】
請求項9に係る除塵機構の構成は、前記請求項8に係る発明機構の構成要件に加えて、(図3参照)前記の隔壁で仕切られた複数個のカートリッジフィルタ(F1)のそれぞれについて、吸入空気の流通を阻止するバルブ(9)が設けられるとともに、
上記カートリッジフィルタ(F1)のそれぞれに対して、逆洗用のエアノズル(5)が設けられていることを特徴とする。
【0023】
以上に説明した請求項9の発明によると、複数個のカートリッジフィルタの中の任意の1個について、その他のカートリッジフィルタの濾過作用を継続させながら、該任意の1個のみを逆洗して清浄にすることができる。
すなわち、当該1個のカートリッジフィルタのみを、ブロワの吸入空気流から遮断して、他のカートリッジフィルタによって集塵機を稼動せしめつつ、当該カートリッジフィルタのみを逆洗することができる。
【0024】
請求項10に係る除塵機構の構成は、(図4参照)ブロワに吸入される空気の流路の上流側にサイクロン除塵部を配置するとともに、下流側にフィルタ除塵部を配置して成る集塵機用の除塵機構において、
サイクロンケース(11)の中に「カートリッジフィルタ(F1)を収納したフィルタケース(6)」が設置されていることを特徴とする。
【0025】
以上に説明した請求項10の発明によると、カートリッジフィルタを収納しているフィルタケースが、サイクロンケースの中に設置されるので、従来技術においてフィルタケースが占めていた設置所要スペースは不要となる。
すなわち、サイクロンケース内の空気流は、その内周壁に沿って流動し、該サイクロンケースの中央部は台風の目のような無風地帯をなっている(文字通りの無風ではないが、サイクロンとしての作動については遊休している)ので、この中央部を利用してフィルタケースを設置することによりスペース利用率を向上させ、装置全体をコンパクトにすることができる。
【0026】
請求項11に係る除塵機構の構成は、前記請求項10に係る発明機構の構成要件に加えて、(図4参照)前記サイクロンケース(11)は、その上半部がサイクロン円筒(11a)から成り、下半部がサイクロン円錐(11b)から成っていて、上記サイクロン円筒(11a)の中に、ほぼ同心状にフィルタケース(6)の円筒状部(6a)が設置されるとともに、該円筒状部の中にカートリッジフィルタ(F1)が収納されており、
かつ、上記フィルタケース円筒状部(6a)から下方にフィルタケース円錐状部(6b)が延出していて、
上記円錐状部は漏斗状であって、上方に向けて拡開するとともに、円錐の頂点に相当する下端部が切り取られた形状をなしており、
前記フィルタケース円錐状部(6b)が、ほぼサイクロン円錐(11b)に対応して位置し、該サイクロン円錐の中に開口していることを特徴とする。
【0027】
以上に説明した請求項11の発明を適用すると、サイクロンケースの中を高速で旋回していた空気流が、流速を減じてカートリッジフィルタに導かれる。
すなわち、サイクロンケースに流入して渦を巻いている空気流はサイクロン円錐に案内されて旋回半径を縮めるにつれて旋回流速を増し、粗大粒子を分離される。このようにして、小半径高流速で旋回している空気流の旋回成分は、フィルタケースの円錐部に導かれて旋回半径を増し、旋回方向の流速を減じてカートリッジフィルタに導かれ、安定した状態で濾過される。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の1実施形態におけるカートリッジフィルタを示し、(A)は1部を切断して描いた平面図、(B)は模式的な断面側面図である。
本実施形態のカートリッジフィルタは、外筒1と内筒2とから成り、両者が同心に配置され、かつ、両者の間に通風路を形成し得る程度の間隔空間sが設けられている。
図外のブロワが作動して空気が吸収されると、導風板3に案内された空気流が実線矢印i,jのように流動する。
すなわち、外筒1の外周壁1aから矢印iのように流入し、該外筒1内を流通して、外筒内周壁1bから間隔空間sに流出するとともに
これと同時に円筒2の内周壁2aから矢印jのように流入し、該内筒2内を流通して、内筒外周壁2bから間隙空間sに流出する。
【0029】
図5(B)と図1(A)とを対比して参照。従来例のカートリッジフィルタB3も、実施例のカートリッジフィルタ(図1)も、筒状カートリッジ中に折り畳んだ濾紙14が収納されている。
等しい紙質の濾紙が適正に折り畳んで収納されていると、濾過能力は濾紙の面積にほぼ比例する。
従来例(図5)に比べて、本実施形態(図1)のように2重筒状構造をとると、同一のスペース内に、面積比1.5倍の濾紙を収納することができる。その試算の1例を次に示す。
カートリッジフィルタの外径を340mm、長さを800mmとしたとき、
従来例(単一筒状)のカートリッジフィルタ内には約6.4m2の濾紙を収納することができる。
これに比して本例(2重筒状)のカートリッジフィルタ内には約9.6m2の濾紙を収納することができる。
【0030】
先に述べたように矢印i,矢印j方向に空気が流動すると、外筒の外周面1aと、内筒の内周面2aとに塵埃が推積する。
このため、内筒2の上方に、下向きに設置された逆洗エアノズル5から圧縮空気を噴出させ、円錐状の導風部材4によって矢印kのように、前記の間隙空間sに導く、
間隔空間sに導かれた噴射空気流は、鎖線矢印m,nのように流通する。すなわち、濾過作動時の空気流(矢印i,j)と反対方向に、外筒1および内筒2を流通して、外筒外周面1aに推積していた塵埃と、内筒内周面2aに推積していた塵埃とを同時に吹き払う(逆洗作動)。
なお、本図1に示した実施形態のカートリッジフィルタは、今後、図2,図3,図4の実施形態においても用いられる。説明の便宜上、これに符号F1を付して示すこととする。
【0031】
図2は、1個のフィルタケース6の中に2個のカートリッジフィルタF1を平行に設置した実施形態を示し、(A)は模式的な断面平面図、(B)は部分的に破断して描いた側面図である。
ブロワ7が作動して矢印aのように空気を吐出すると、吸入空気は矢印pのようにフィルタケー6内に流入する。
前記2個のカートリッジフィルタF1は隔壁8によって仕切られている。ただし、この隔壁は該2個のカートリッジフィルタF1相互を連通を完全に遮断することを要せず、図2(B)に見られるように該隔壁8の下方を迂回して連通していても良い。
前記の流入空気流pは、バルブ9を通って矢印g,矢印rのようにカートリッジフィルタF1に導かれる。符号10を付して示したのは、バルブ9を開閉駆動するエアシリンダである。同じく5は逆洗エアノズルである。
【0032】
図5(B)は、図5(A)矢印y方向に見て描いてあるが、この方向から見ると、2個のカートリッジフィルタF1が重なって1個に見え、2個のバルブ9が重なって1個に見えるので、全体的な構造を理解しにくい。
ところが、図5(A)の矢印x方向に見ると、バルブ9がカートリッジフィルタF1で隠されるので構造を表すに不適当である。
そこで、2個のバルブ9および2個のカートリッジフィルタF1を通る折曲平面を想定し、この面で切断したところを展開して模式的に描くと図3のとおりである。この図3は写実的な投影図ではない。
本図3に描かれた2個のカートリッジフィルタF1の内、図の右側に描かれた方は通常の濾過作用をしている状態であり、図の左側に描かれた方は逆洗している状態である。
【0033】
図3の右半部に描かれているバルブ9は開かれている。このため、矢印p,g,rの吸入空気流は、先に図1を参照して述べた矢印i,jのようにカートリッジフィルタF1の外筒,内筒を並列に流通して濾過される。濾過された空気流tは矢印uのようにブロワ7に吸入される。
図の左半部に描かれているバルブ9は閉じられている。このため、ブロワ7の吸入空気流は左側のカートリッジフィルタF1を流通しない。
このように左側のバルブ9を閉じることによって濾過空気流を阻止した状態で、矢印kのように噴射された逆洗用の空気流は矢印m,nのようにカートリッジフィルタF1を流通して逆洗する。この矢印m,n方向の逆洗空気流については、先に図1を参照して説明したとおりである。
【0034】
本図3から容易に理解できるように、2個のカートリッジフィルタF1の間が隔壁8で仕切られているので、逆洗された左側のカートリッジフィルタF1から離脱した推積物(塵埃が固まった小片)が、濾過動作中の右側のカートリッジフィルタF1に付着する虞れは無い。
左側のカートリッジフィルタF1の推積物は、元来は微細な塵埃粒子であるが、推積して風圧を受けたため粒子相互が軽く結合して小塊となっているので、逆洗されて離脱した後、空気中に浮遊する性状は失っており、矢印vのように落下する。一方、逆洗作用を済ませた空気は矢印wのように迂回して、ブロワ7の流入空気流に合流する。
隔壁8を、鎖線で描いた仕切板8´のように下方へ延伸させた方が、逆洗で発生した塵埃を小塊を右側のカートリッジフィルタF1に付着させないので、より好ましい。上記の仕切板8´を設けても、左右のカートリッジフィルタF1を収納したフィルタケース6の内部は、その上部で連通しているから、逆洗を終えた空気が行き詰まる虞れは無い。
【0035】
図4は本発明の1実施形態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
サイクロンケース11は、サイクロン円筒11aの下方のサイクロン円錐11bが連設されて成り、その中にフィルタケース6が設置され、その中にカートリッジフィルタF1が収納されている。
前記フィルタケース6は、カートリッジフィルタF1を収納した円筒状部6aの下方に、漏斗状の円錐状部6bが連設されている。ここに漏斗状とは、上開き方向の円錐形であって、その下端が開口していることを意味している。
概要的に、フィルタケースの円筒状部6aが、サイクロン円筒11aに対応し、フィルタケースの円錐状部6bがサイクロン円錐11bに対応して位置している。ただし、フィルタケース円錐状部6bの円錐面の頂角は、サイクロン円錐11bの円錐面の頂角よりも大きく設定されている。
符号5を付して示したのは先に述べた逆洗エアノズル、8は同じく隔壁である。
【0036】
ブロワ7の吸入空気流は矢印bのように、サイクロン円筒11aに対して接線方向に流入し、矢印cのように渦巻き流動する。
この渦巻流動はサイクロン円錐11bの内周面に案内されて、次第に旋回半径を縮めてゆき、旋回半径の減小に伴って流速が増大する。
矢印cのように流動してフィルタケース6内に入った直後の空気流は旋回方向の分速を有しているが、該フィルタケースの円錐状部6bに案内されて、次第に旋回半径を増す。旋回半径が大きくなると流速は低下する。
このようにして渦巻き性を弱めた空気流がカートリッジフィルタF1を流通するので、該カートリッジフィルタF1はサイクロンケースの中心に位置しておりながら、旋回流の影響を受けずに濾過機能を果たす。
この図4を前掲の図5(従来例)と比較して明らかなように「カートリッジフィルタを収納したフィルタケース」をサイクロンケースの中に設置することによって、集塵機全体として設置所要空間が著しく縮小された。
【0037】
本願の発明は総べて、集塵機の除塵機構をコンパクト化するという共通の目的のために為されたものである。図4の実施形態には上記目的を達成するために創作した技術的思想が集約されている。すなわち、
イ.カートリッジフィルタF1を、外筒1と内筒2とから成る2重筒状とし、
ロ.複数のカートリッジフィルタF1相互の間を隔壁8で仕切り、
ハ.カートリッジフィルタF1を収納したフィルタケース6をサイクロンケース11の中に設置した。
上述のように、イ,ロ,ハ各項の構想総べてを併せて実施するとコンパクト化効果が最大限に発揮される。
しかし、前記イ、ロ、またはハの構成の内、いずれか一つまたは二つを実施しても、それなりのコンパクト化効果が果たされる。
【0038】
【発明の効果】
以上に本発明の実施形態を挙げてその構成,作用を明らかならしめたように、請求項1の発明方法によると、一定の設置空間の中に多くの濾材を配置することができる。
請求項2の発明方法を前記請求項1の発明方法と併せて実施すると、逆洗操作を効率良く実施することができる。
【0039】
請求項3の発明方法によると、1個のフィルタケースの中に配列されている複数個のカートリッジフィルタについて、それぞれのカートリッジフィルタごとに、その他のカートリッジフィルタの濾過(空気清浄)作用に影響を及ぼすことなく、かつ、その他のカートリッジフィルタを塵埃で汚損せしめる虞れなく逆洗操作を施して、濾別して推積させた塵埃を除去して濾過機能を回復,維持することができる。
【0040】
請求項4の発明方法によると、サイクロンケースの中にフィルタケースを設置することによって、該フィルタケース設置所要空間を捻出することができ、装置全体がコンパクトになる。
請求項5の発明方法によると、サイクロンケースの中に渦巻流を生じつつ粗大な塵埃粒子を予め除去された空気流を、サイクロンケースの内壁面から分離させて、フィルタケースの中に導き入れることができる。
【0041】
請求項6の除塵機構によると、従来は単一の厚肉筒状であったカートリッジフィルタを2重筒状に構成することにより、同一の設置所要スペースの中に多くの濾過機能を持たせることができる。
請求項7の除塵機構によると、請求項6の発明機構の構成として設けられた内筒および外筒の両方を、1個の逆洗エアノズルによって同時に逆洗して、外筒の外周壁に推積した塵埃と、内筒の内周壁に推積した塵埃とを迅速に吹き払って、その濾過機能を復元,維持させることができる。
【0042】
請求項8の発明によると、フィルタケースの中に設けられている複数個のカートリッジフィルタが、相互に隔壁によって仕切られているので、該複数のカートリッジフィルタ中の任意の1個ごとに、他のカートリッジフィルタの濾過作用を妨害することなく、かつ、該他のカートリッジフィルタを汚染させない。
【0043】
請求項9の発明によると、複数個のカートリッジフィルタの中の任意の1個について、その他のカートリッジフィルタの濾過作用を継続させながら、該任意の1個のみを逆洗して清浄にすることができる。
請求項10の発明によると、カートリッジフィルタを収納しているフィルタケースが、サイクロンケースの中に設置されるので、従来技術においてフィルタケースが占めていた設置所要スペースは不要となる。
【0044】
請求項11の発明を適用すると、サイクロンケースの中を高速で旋回していた空気流が、流速を減じてカートリッジフィルタに導かれる。
すなわち、サイクロンケースに流入して渦を巻いている空気流はサイクロン円錐に案内されて旋回半径を縮めるにつれて旋回流速を増し、粗大粒子を分離される。このようにして、小半径高流速で旋回している空気流の旋回成分は、フィルタケースの円錐部に導かれて旋回半径を増し、旋回方向の流速を減じてカートリッジフィルタに導かれ、安定した状態で濾過される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカートリッジフィルタの2面図である。
【図2】本発明に係る2個のカートリッジフィルタを1個のフィルタケース内に収納した状態の2面図である。
【図3】上掲の図2に示した構成部分の構造機能を理解し易いように描いた模式的な展開図である。
【図4】本発明の1実施形態の2面図である。
【図5】従来例の集塵機の模式図である。
【符号の説明】
1・・・外筒、2・・・内筒、3・・・導風板、4・・・導風円錐、5・・・逆洗エアノズル、6・・・フィルタケース、7・・・ブロア、8・・・隔壁、9・・・バルブ、11・・・サイクロンケース、11a・・・サイクロン円筒、11b・・・サイクロン円錐、14・・・折畳んだ濾紙。
Claims (11)
- 集塵機用の除塵機構であって、ブロワに吸入される空気流の上流側にサイクロン除塵部を設けるとともに、下流側にフィルタ除塵部を設けたものを構成する方法において、
外筒(1)と内筒(2)とから成るカートリッジフィルタを構成し、
前記空気流の内の1部分を、前記外筒の外周壁から流入させ、この外筒内を流通させて、その内周壁から流出させるとともに、
前記空気流の他の部分を、前記内筒の内周壁から流入させ、この内筒内を流通させて、その外周壁から流出させ、
前記外筒内を通過した空気流と、内筒内を通過した空気流とを合流させて前記ブロアの吸入口に流入せしめるように通風を導く手段を形成することを特徴とする、集塵機用の除塵機構を構成する方法。 - 前記の外筒(1)と内筒(2)とから成るカートリッジフィルタの上方に、下向きに空気を噴出する逆洗用のエアノズル(5)を設け、
上記逆洗エアノズルから噴出した空気流を「前記外筒と内筒との間隙空間」に導く手段を形成して、
前記逆洗エアノズルから噴出した空気流の1部分を、前記外筒の内周壁から流入させ、該外筒内を流通させて、その外周壁から流出させることによって、該外周壁に推積していた塵埃を吹き払うとともに、
前記噴出空気流の他の部分を、前記内筒の外周壁から流入させ、該内筒内を流通させて、その内周壁から流出させることによって、該内周壁に推積していた塵埃を吹き払うように通風案内手段(導風円錐4)を設けることを特徴とする、請求項1に記載した集塵機用の除塵機構を構成する方法。 - 前記フィルタ除塵部に、ブロワの吸入空気流を流通せしめるフィルタケース(6)を設けるとともに、
該フィルタケースの中に複数個のカートリッジフィルタ(F1)を平行に配列して、隣接するカートリッジフィルタ相互の間に隔壁(8)を設け、
かつ、それぞれのカートリッジフィルタごとに逆洗エアノズル(5)と、「ブロワの吸入空気流の通過を阻止するバルブ(9)」とを設け、
前記複数のカートリッジフィルタ中の任意のカートリッジフィルタについて、ブロワ吸入空気流を遮断した状態で、逆洗エアノズルの噴出空気流を吹きつけ得るようにすることを特徴とする、請求項2に記載した集塵機用の除塵機構を構成する方法。 - 集塵機用の除塵機構であって、ブロワに吸入される空気流の上流側にサイクロン除塵部を設けるとともに、下流側にフィルタ除塵部を設けたものを構成する方法において、
サイクロン円筒(11a)とサイクロン円錐(11b)とを連設して成るサイクロンケース(11)の中に「カートリッジフィルタ(F1)を収納したフィルタケース(6)」を設置することを特徴とする、集塵機用の除塵機構を構成する方法。 - 前記サイクロンケース(11)を、サイクロン円筒(11a)の下方にサイクロン円錐(11b)を連設した形状となし、
前記フィルタケース(6)の本体部をサイクロン円筒(11a)の中に同心状に設置するとともに、該フィルタケース(6)の本体部の下方に円錐状部(6b)を形成し、
上記フィルタケース円錐状部(6b)を、上方に向けて拡開する漏斗状に形成するとともに、ほぼサイクロン円錐(11b)に対応して位置せしめるとともに、
該フィルタケース円錐部(6b)の下端部をサイクロン円錐(11b)の内部に開口せしめることを特徴とする、請求項4に記載した集塵機用の除塵機構を構成する方法。 - ブロワに吸入される空気流の上流側にサイクロン除塵部を配置するとともに、下流側にフィルタ除塵部を配置して成る集塵機用の除塵機構において、
外筒(1)と円筒(2)とが同心に配置され、該外筒の内周壁(1b)と内筒の外周壁(2b)との間に、空気の流路となる間隙空間(s)を有するカートリッジフィルタが構成されており、
かつ、前記の吸入空気流を分流させて前記外筒の外周壁(1a)と内筒の内周壁(2a)とに導く通風路、
および、前記の間隙空間(s)をブロワの吸入口に導く通風路が設けられていることを特徴とする、集塵機用の除塵機構。 - 前記内筒(2)の上方に、下向きに空気流を噴射する逆洗エアノズル(5)が設けられるとともに、
噴射された空気流を前記の間隙空間(s)に導く円錐状の導風部材(4)が設けられていることを特徴とする、請求項6に記載した集塵機用の除塵機構。 - ブロワに吸入される空気流の上流間にサイクロン除塵部を配置するとともに、下流側にフィルタ除塵部を配置して成る集塵機用の除塵機構において、
前記フィルタ除塵部に、吸入空気を流通させるフィルタケース(6)が設けられるとともに、該フィルタケースの中に複数個のカートリッジフィルタ(F1)が相互に平行に配列されており、
かつ、隣接するカートリッジフィルタ相互の間に隔壁(8)が設置されていることを特徴とする、集塵機用の除塵機構。 - 前記の隔壁で仕切られた複数個のカートリッジフィルタ(F1)のそれぞれについて、吸入空気の流通を阻止するバルブ(9)が設けられるとともに、
上記カートリッジフィルタ(F1)のそれぞれに対して、逆洗用のエアノズル(5)が設けられていることを特徴とする、請求項8に記載した集塵機用の除塵機構。 - ブロワに吸入される空気の流路の上流側にサイクロン除塵部を配置するとともに、下流側にフィルタ除塵部を配置して成る集塵機用の除塵機構において、
サイクロンケース(11)の中に「カートリッジフィルタ(F1)を収納したフィルタケース(6)」が設置されていることを特徴とする、集塵機用の除塵機構。 - 前記サイクロンケース(11)は、その上半部がサイクロン円筒(11a)から成り、下半部がサイクロン円錐(11b)から成っていて、上記サイクロン円筒(11a)の中に、ほぼ同心状にフィルタケース(6)の円筒状部(6a)が設置されるとともに、該円筒状部の中にカートリッジフィルタ(F1)が収納されており、
かつ、上記フィルタケース円筒状部(6a)から下方にフィルタケース円錐状部(6b)が延出していて、
上記円錐状部は漏斗状であって、上方に向けて拡開するとともに、円錐の頂点に相当する下端部が切り取られた形状をなしており、
前記フィルタケース円錐状部(6b)が、ほぼサイクロン円錐(11b)に対応して位置し、該サイクロン円錐の中に開口していることを特徴とする、請求項10に記載した集塵機用の除塵機構。
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2002
- 2002-11-13 JP JP2002329793A patent/JP2004160367A/ja active Pending
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