JP2004159641A

JP2004159641A - Bottled tea drink

Info

Publication number: JP2004159641A
Application number: JP2003159515A
Authority: JP
Inventors: Wataru Mizuno; 渉水野; Yoshikazu Ogura; 義和小倉; Masanori Komikado; 雅典小御門
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 2003-06-04
Filing date: 2003-06-04
Publication date: 2004-06-10
Anticipated expiration: 2023-06-04
Also published as: JP3597839B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide flavorful bottled tea drink containing non-polymer catechins at high concentration, suppressed in production of sediment to be produced at the time of long preservation. <P>SOLUTION: The bottled tea drink is subjected to sterilization treatment and contains 0.01-2.9 wt.% of cluster dextrin and 0.03-0.5 wt.% of the non-polymer catechins. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は非重合体カテキン類を高濃度に含有し、かつ長期保存時の澱生成を抑制した風味の良好な容器詰茶飲料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
カテキン類の効果としては、コレステロール上昇抑制作用やαアミラーゼ活性阻害作用などが報告されている（例えば、特許文献１、２参照）。このような生理効果を発現させるためには、成人一日あたり４〜５杯のお茶を飲むことが必要であることから、より簡便に大量のカテキン類を摂取するために、飲料にカテキン類を高濃度配合する技術が望まれていた。この方法の一つとして、緑茶抽出物の濃縮物（例えば、特許文献３参照）などを利用して、カテキン類を飲料に溶解状態で添加する方法がある。
【０００３】
一方、茶の容器詰飲料には長期保存中にペクチンやヘミセルロース等の高分子成分を原因とする澱の発生の課題があり、これに対するいろいろな解決方法が報告されている（例えば、特許文献４、５参照）。
しかしながら、茶抽出液を限外濾過膜で濾過して高分子成分を除去する方法では、茶の滋味成分が濾過剤に吸着してしまい、澱の発生は防止されるものの、茶特有の風味が乏しくなるという欠点がある。また、茶を酸性域に調整した後、急冷して濁りを促進させ、遠心分離によってこの濁りを除去し、上澄液にケイソウ土を添加して濾過した後、pHを中性域に再調整する方法では、ケイソウ土濾過時に茶の香気成分が同時に除去されてしまい、得られる茶の香りが弱くなる。
【０００４】
【特許文献１】
特開昭６０−１５６６１４号公報
【特許文献２】
特開平３−１３３９２８号公報
【特許文献３】
特開昭５９−２１９３８４号公報
【特許文献４】
特開平４−４５７４４号公報
【特許文献５】
特開平４−３１１３４８号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はカテキン類を高濃度に含有し、かつ長期保存時の澱生成を抑制した風味の良好な容器詰茶飲料を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、高濃度のカテキン類を含有する容器詰茶飲料の長期保存時の澱生成を抑制すべく検討した結果、一定量のクラスターデキストリンを配合することによって、長期保存時の澱生成を抑制でき、かつ風味の良好な容器詰茶飲料が得られることを見出した。
【０００７】
すなわち、本発明は、クラスターデキストリンを０．０１〜２．９重量％及び非重合体カテキン類を０．０３〜０．５重量％含有する容器詰茶飲料を提供するものである。
また本発明は、クラスターデキストリンを０．０１〜２．９重量％配合する、保存時の澱が抑制された容器詰茶飲料の製造法を提供するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明においてクラスターデキストリンとは枝作り酵素をアミロペクチンに作用させて生産した環状構造をもつデキストリン、すなわち、α−１，４−グルコシド結合及びα−１，６−グルコシド結合を有する糖類に作用して、糖転移酵素を作用させ生成させた環状構造を有するグルカンをいう。より具体的には、特開平８−１３４１０４号明細書に記載の内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有する重合度５０以上のグルカンであり、このうち、内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有する重合度が５０から５０００の範囲にあるグルカンが好ましい。ここで内分岐環状構造部分とはα−１，４−グルコシド結合とα−１，６−グルコシド結合とで形成される環状構造部分であり、そして外分岐構造部とは該内分岐環状構造部分に結合した非環状構造部である。当該クラスターデキストリンにおける内分岐環状構造部分の重合度は１０から１００の範囲が好ましい。また、外分岐構造部分の重合度は４０以上が好ましく、当該外分岐構造部分の各単位鎖の重合度は平均で１０から２０が好ましい。このようなクラスターデキストリンとしては、日本食品化工（株）から販売されているものを使用することができる。
【０００９】
本発明で使用するクラスターデキストリンは０．０１〜２．９重量％が好ましく、０．０５〜２．５重量％がより好ましく、更に好ましくは０．０５〜２．０重量％、特に好ましくは０．１〜１．０重量％である。クラスターデキストリンを配合しない系及び０．０１重量％未満の配合系では保存時の澱生成期間が短くなり、また２．９重量％を超えると茶飲料の持つ清涼感が損われてしまい好ましくない。
【００１０】
本発明で非重合体カテキン類とは、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレートなどの非エピ体カテキン類及びエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどのエピ体カテキン類をあわせての総称である。
【００１１】
本発明の容器詰茶飲料中には、非重合体であって水に溶解状態にある非重合体カテキン類を、０．０３〜０．５重量％、好ましくは０．０４〜０．５、より好ましくは０．０５〜０．５、更に好ましくは０．０９２〜０．４重量％、特に好ましくは０．１１〜０．３重量％、もっとも好ましくは０．１２〜０．３重量％含有する。非重合体カテキン類含量が０．０３重量％未満では一度に多量の非重合体カテキン類を容易に取り難い。一方、０．５重量％を超える濃度では苦渋味の改善が不可能である。
【００１２】
本発明の非重合体カテキン類の濃度は、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレートの合計８種の合計量に基づいて定義される。
【００１３】
本発明の容器詰茶飲料の（Ａ）非エピ体カテキン類と（Ｂ）エピ体カテキン類の重量比率〔（Ａ）／（Ｂ）〕は、保存時の色相変化を抑制する点から、好ましくは０．５４〜９．０、より好ましくは０．５５〜９．０、更に好ましくは０．６７〜９．０、特に好ましくは１．０〜９．０である。
【００１４】
また、本発明で用いる非重合体カテキン類中のカテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレート、及びエピガロカテキンガレートからなるガレート体の全非重合体カテキン類中での割合が４５重量％〜１００重量％が、非重合体カテキン類の生理効果の有効性上好ましい。
【００１５】
本発明に使用する茶葉としては、Camellia属、例えばC. sinensis、C. assamica及びやぶきた種、又はそれらの雑種から得られる茶葉から製茶されたものが挙げられる。当該製茶された茶葉としては煎茶などのいわゆる緑茶葉が特に好ましい。またクラスターデキストリンの効果は、特に容器詰緑茶飲料において顕著に発現される。また、烏龍茶などの半発酵茶葉や紅茶などの発酵茶葉由来の茶抽出液に対しても使用できる。
【００１６】
本発明の容器詰茶飲料は、前記茶抽出液に緑茶抽出物を添加することにより製造するのが好ましい。ここで添加する緑茶抽出物は、緑茶葉からの抽出液でもよいが、緑茶抽出物の濃縮物を水に溶解して用いても、緑茶葉からの抽出液と緑茶抽出物の濃縮物とを併用しても良い。ここでいう緑茶抽出物の濃縮物とは、茶葉を熱水もしくは水溶性有機溶媒により抽出された抽出物を濃縮したものであって、特開昭５９−２１９３８４号公報、特開平４−２０５８９号公報、特開平５−２６０９０７号公報、特開平５−３０６２７９号公報、特願２００２−１１４３５５、特願２００２−０２０４１５などに詳細に例示されている方法で調製したものをいう。市販品としては、三井農林（株）「ポリフェノン」、伊藤園（株）「テアフラン」、太陽化学（株）「サンフェノン」などが挙げられる。そのほか、カラム精製品及び化学合成品でも使用できる。ここでいう緑茶抽出物の濃縮物の形態としては、固体、水溶液、スラリー状など種々のものが挙げられる。
【００１７】
本発明の容器詰茶飲料は、苦味抑制剤を配合すると、服用しやすくなり、好ましい。苦味抑制剤は、水溶性高分子、サイクロデキストリンが好ましい。水溶性高分子としては、ペクチン、デキストリン等が挙げられる。サイクロデキストリンとしては、α−、β−、γ−サイクロデキストリン及び分岐α−、β−、γ−サイクロデキストリンが使用できる。
【００１８】
本発明飲料のpHは、２５℃で２〜７、好ましくは３〜７、より好ましくは５〜７とするのが非重合体カテキン類の化学的安定性の点で好ましい。
【００１９】
本発明の容器詰茶飲料には、茶由来の成分にあわせて、酸化防止剤、香料、各種エステル類、有機酸類、有機酸塩類、無機酸類、無機酸塩類、無機塩類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、pH調整剤、品質安定剤などの添加剤を単独、あるいは併用して配合しても良い。
【００２０】
無機酸類、無機酸塩類としてはリン酸、リン酸二ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウムなどが挙げられる。本発明飲料中に０．０１〜０．５重量％、特に０．０１〜０．３重量％含有するのが好ましい。
【００２１】
本発明の容器詰茶飲料に使用される容器は、一般の飲料と同様にポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器（いわゆるＰＥＴボトル）、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶などの通常の形態のものが使用できる。ここでいう容器詰飲料とは希釈せずに飲用できるものをいう。
【００２２】
また本発明の容器詰茶飲料は、例えば、金属缶のように容器に充填後、加熱殺菌できる場合にあっては食品衛生法に定められた殺菌条件で製造される。ＰＥＴボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、あらかじめ上記と同等の殺菌条件、例えばプレート式熱交換器などで高温短時間殺菌後、一定の温度迄冷却して容器に充填する等の方法が採用される。また無菌下で、充填された容器に別の成分を配合して充填してもよい。また非エピ体カテキン類とエピ体カテキン類の比率を調整する為に、これらの殺菌工程の前に加熱処理を施しても良く、また添加する緑茶抽出物を加熱処理して使用しても構わない。
【００２３】
【実施例】
カテキン類の測定
飲料をフィルター（０．８μｍ）でろ過し、島津製作所製、高速液体クロマトグラフ（型式ＳＣＬ−１０ＡＶＰ）を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラムＬ−カラムＴＭＯＤＳ（４．６mmφ×２５０mm：財団法人化学物質評価研究機構製）を装着し、カラム温度３５℃でグラジエント法により行った。移動相Ａ液は酢酸を０．１mol／Ｌ含有の蒸留水溶液、Ｂ液は酢酸を０．１mol／Ｌ含有のアセトニトリル溶液とし、試料注入量は１０μＬ、ＵＶ検出器波長は２８０nmの条件で行った。
【００２４】
澱の目視評価
５０mLバイアル瓶に入っている評価サンプルをイルミネーター上で内容物の状態を観察し、澱の観察された時点を澱発生日とした。
評価基準：
○：澱発生日１５日以上
△：澱発生日１５〜１０日以上
×：澱発生日１０日未満
【００２５】
風味の評価
保存後の容器詰茶飲料についてパネラー３名による飲用試験を実施した。本発明の飲料（実施例１、２、３）および比較の飲料（比較例１、２、３、４、５、６）の評価を行った。評価項目は飲用後に残る渋みの強さ及び緑茶感の有無であり、個々の評価結果を協議の上まとめた。結果を表１に示す。
評価基準：
○：茶飲料として飲用上問題ない
○〜△：茶飲料としてやや劣るが飲用できる
△：茶飲料として飲用上不適
【００２６】
実施例１〜３及び比較例１〜６
国産煎茶を茶葉濃度３．３重量％、抽出温度７５℃、５分間の条件で抽出して抽出液を得た。次にこの抽出液に緑茶抽出物の濃縮物（非重合体カテキン類含有量２３重量％）を添加して茶飲料中の非重合体カテキン類濃度を調節した。次にアスコルビン酸ナトリウムを０．１重量％濃度で配合しこの緑茶抽出液を重曹で調合ｐＨ６．６に合わせ、香料が０．０２重量％となるように配合した。最後に無添加及び各種デキストリンを配合した実施例及び比較例の調合液を得た。これらのサンプルをＵＨＴ殺菌処理（殺菌温度１３８℃、３０秒）を行った。得られた容器詰緑茶飲料の組成、長期保存時の澱発生日及び風味の評価結果を表１に示す。
【００２７】
【表１】

【００２８】
表１から明らかなように、長期保存を想定した加速試験として５５℃雰囲気下で澱の発生を目視で観察した。その結果、β、γ両シクロデキストリンにおいては澱発生までの日数が無添加系よりも短かくなる一方、クラスターデキストリンではシクロデキストリン添加系に比べても保存性が良くなることが判った。
また、得られた本発明容器詰緑茶飲料は風味も良好であった。
【００２９】
【発明の効果】
本発明によれば、クラスターデキストリンを配合することによって、長期保存時の澱生成が抑制され、かつ風味の良好な容器詰茶飲料が得られる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a packaged tea beverage having a high flavor containing a non-polymer catechin at a high concentration and suppressing the formation of lees during long-term storage.
[0002]
[Prior art]
As the effects of catechins, a cholesterol increase inhibitory action and an α-amylase activity inhibitory action have been reported (for example, see Patent Documents 1 and 2). In order to express such physiological effects, it is necessary to drink 4 to 5 cups of tea per day for an adult. Therefore, in order to more easily ingest a large amount of catechins, catechins are added to the beverage. There has been a demand for a technique of blending at a high concentration. As one of the methods, there is a method in which a catechin is added to a beverage in a dissolved state using a green tea extract concentrate (for example, see Patent Document 3).
[0003]
On the other hand, packaged tea beverages have a problem of formation of lees due to high-molecular components such as pectin and hemicellulose during long-term storage, and various solutions to this problem have been reported (for example, Patent Document 4). 5).
However, in the method of removing the high molecular component by filtering the tea extract with an ultrafiltration membrane, the nourishing components of the tea are adsorbed to the filtering agent, and although the generation of the lees is prevented, the tea-specific flavor is reduced. It has the disadvantage of becoming scarce. Also, after adjusting the tea to an acidic range, quenching is promoted by rapid cooling, this turbidity is removed by centrifugation, diatomaceous earth is added to the supernatant, filtered, and the pH is readjusted to a neutral range. In this method, the fragrance component of tea is simultaneously removed during diatomaceous earth filtration, and the resulting tea fragrance is weakened.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-60-156614 [Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-13928 [Patent Document 3]
JP-A-59-219384 [Patent Document 4]
JP-A-4-45744 [Patent Document 5]
Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 4-31348
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a packaged tea beverage having a high flavor, which contains catechins at a high concentration and suppresses the formation of lees during long-term storage and has a good flavor.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have studied to suppress the formation of lees during long-term storage of packaged tea beverages containing a high concentration of catechins.As a result, by adding a certain amount of cluster dextrin, the formation of lees during long-term storage is reduced. It has been found that a packaged tea beverage which can be suppressed and has a good flavor can be obtained.
[0007]
That is, the present invention provides a packaged tea beverage containing 0.01 to 2.9% by weight of cluster dextrin and 0.03 to 0.5% by weight of non-polymer catechins.
The present invention also provides a method for producing a packaged tea beverage containing cluster dextrin in an amount of 0.01 to 2.9% by weight and having reduced lees during storage.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the present invention, the cluster dextrin is a dextrin having a cyclic structure produced by allowing a branching enzyme to act on amylopectin, that is, a dextrin acting on a saccharide having an α-1,4-glucoside bond and an α-1,6-glucoside bond. A glucan having a cyclic structure formed by the action of a glycosyltransferase. More specifically, it is a glucan having a degree of polymerization of 50 or more and having an inner branched cyclic structure portion and an outer branched structure portion described in JP-A-8-134104. A glucan having a structural part and a degree of polymerization in the range of 50 to 5,000 is preferred. Here, the inner branched cyclic structure portion is a cyclic structure portion formed by α-1,4-glucosidic bonds and α-1,6-glucosidic bonds, and the outer branched structural portion is the inner branched cyclic structural portion. Is a non-cyclic structure portion bonded to The degree of polymerization of the inner branched cyclic structure in the cluster dextrin is preferably in the range of 10 to 100. The degree of polymerization of the outer branch structure is preferably 40 or more, and the degree of polymerization of each unit chain of the outer branch structure is preferably 10 to 20 on average. As such a cluster dextrin, those sold by Nippon Shokuhin Kako Co., Ltd. can be used.
[0009]
The amount of the cluster dextrin used in the present invention is preferably 0.01 to 2.9% by weight, more preferably 0.05 to 2.5% by weight, still more preferably 0.05 to 2.0% by weight, and particularly preferably 0 to 2.0% by weight. 0.1 to 1.0% by weight. In a system containing no cluster dextrin or a system containing less than 0.01% by weight, the period of sedimentation during storage is short, and if it exceeds 2.9% by weight, the refreshing sensation of the tea beverage is impaired, which is not preferable.
[0010]
In the present invention, the non-polymer catechins are catechin, gallocatechin, catechin gallate, non-epitopic catechins such as gallocatechin gallate and epicatechin, epigallocatechin, epicatechin gallate, and epi-catechins such as epigallocatechin gallate. Is a collective term for
[0011]
In the packaged tea beverage of the present invention, a non-polymer catechin that is a non-polymer and is dissolved in water is contained in an amount of 0.03 to 0.5% by weight, preferably 0.04 to 0.5, More preferably, the content is 0.05 to 0.5, further preferably 0.092 to 0.4% by weight, particularly preferably 0.11 to 0.3% by weight, most preferably 0.12 to 0.3% by weight. I do. When the content of non-polymer catechins is less than 0.03% by weight, it is difficult to easily obtain a large amount of non-polymer catechins at one time. On the other hand, if the concentration exceeds 0.5% by weight, it is impossible to improve bitterness.
[0012]
The concentration of the non-polymer catechins of the present invention is defined based on the total amount of eight kinds of catechin, gallocatechin, catechin gallate, gallocatechin gallate, epicatechin, epigallocatechin, epicatechin gallate and epigallocatechin gallate. You.
[0013]
The weight ratio [(A) / (B)] of the (A) non-epi catechins and (B) epi catechins of the packaged tea beverage of the present invention is preferable from the viewpoint of suppressing a change in hue during storage. Is 0.54 to 9.0, more preferably 0.55 to 9.0, still more preferably 0.67 to 9.0, and particularly preferably 1.0 to 9.0.
[0014]
In the non-polymer catechins used in the present invention, the proportion of catechin gallate, epicatechin gallate, gallocatechin gallate, and a gallate composed of epigallocatechin gallate in the total non-polymer catechins is 45% by weight to 100%. % By weight is preferable in terms of the effectiveness of the physiological effect of the non-polymer catechins.
[0015]
Examples of the tea leaves used in the present invention include those produced from tea leaves obtained from the genus Camellia, for example, C. sinensis, C. assamica, and Yabutaki, or hybrids thereof. As the tea leaves thus produced, so-called green tea leaves such as sencha are particularly preferred. In addition, the effect of cluster dextrin is particularly remarkable in a packaged green tea beverage. It can also be used for semi-fermented tea leaves such as oolong tea and tea extracts derived from fermented tea leaves such as black tea.
[0016]
The packaged tea beverage of the present invention is preferably produced by adding a green tea extract to the tea extract. The green tea extract to be added here may be an extract from green tea leaves.Even if a green tea extract concentrate is dissolved in water and used, the extract from green tea leaves and the green tea extract concentrate may be used. You may use together. The concentrate of the green tea extract as referred to herein refers to a concentrate obtained by extracting tea leaves with hot water or a water-soluble organic solvent, and is disclosed in JP-A-59-219384 and JP-A-4-20589. JP-A-5-260907, JP-A-5-306279, Japanese Patent Application No. 2002-114355, and Japanese Patent Application No. 2002-020415. Examples of commercially available products include "Polyphenon", Mitsui Norin Co., Ltd., "Theafuran", ITO EN Co., Ltd., and "Sanphenon", Taiyo Chemical Co., Ltd. In addition, it can be used for purified column products and chemically synthesized products. Examples of the form of the green tea extract concentrate include various forms such as a solid, an aqueous solution, and a slurry.
[0017]
The packaged tea beverage of the present invention is preferably blended with a bitterness suppressor because it becomes easy to take. The bitterness suppressor is preferably a water-soluble polymer or cyclodextrin. Examples of the water-soluble polymer include pectin and dextrin. As cyclodextrin, α-, β-, γ-cyclodextrin and branched α-, β-, γ-cyclodextrin can be used.
[0018]
The pH of the beverage of the present invention is preferably 2 to 7, preferably 3 to 7, and more preferably 5 to 7 at 25 ° C. in view of the chemical stability of the non-polymer catechins.
[0019]
In the packaged tea beverage of the present invention, according to the tea-derived components, antioxidants, flavors, various esters, organic acids, organic acid salts, inorganic acids, inorganic acid salts, inorganic salts, pigments, emulsifiers, Additives such as preservatives, seasonings, pH adjusters, and quality stabilizers may be used alone or in combination.
[0020]
Examples of inorganic acids and inorganic acid salts include phosphoric acid, disodium phosphate, sodium metaphosphate, sodium polyphosphate and the like. The beverage of the present invention preferably contains 0.01 to 0.5% by weight, particularly 0.01 to 0.3% by weight.
[0021]
Containers used for the packaged tea beverage of the present invention include molded containers (so-called PET bottles) containing polyethylene terephthalate as a main component, metal cans, paper containers composited with metal foils and plastic films, like ordinary beverages, A normal form such as a bottle can be used. Here, the packaged beverage means a beverage that can be drunk without dilution.
[0022]
Further, the packaged tea beverage of the present invention can be manufactured under the sterilization conditions specified in the Food Sanitation Law, for example, when it can be heated and sterilized after being filled in a container such as a metal can. For PET bottles and paper containers that cannot be retort sterilized, sterilization conditions equivalent to those described above in advance, for example, after sterilizing at a high temperature for a short time with a plate heat exchanger, etc., cool to a certain temperature and fill the container. The method is adopted. Further, another component may be blended and filled in the filled container under aseptic conditions. Further, in order to adjust the ratio of non-epi catechins and epi catechins, a heat treatment may be performed before these sterilization steps, or a green tea extract to be added may be heat-treated and used. Absent.
[0023]
【Example】
Measurement of catechins The beverage was filtered with a filter (0.8 μm), and a packed column for octadecyl group-introduced liquid chromatograph L-Column TM using a high performance liquid chromatograph (model SCL-10AVP) manufactured by Shimadzu Corporation. ODS (4.6 mmφ × 250 mm: manufactured by Chemicals Evaluation and Research Institute) was installed, and the column method was performed at a column temperature of 35 ° C. by a gradient method. The mobile phase A liquid was a distilled aqueous solution containing 0.1 mol / L of acetic acid, and the liquid B was an acetonitrile solution containing 0.1 mol / L of acetic acid. The injection amount of the sample was 10 μL and the wavelength of the UV detector was 280 nm. .
[0024]
Visual Evaluation of Starch The state of the contents of the evaluation sample contained in a 50 mL vial bottle was observed on an illuminator, and the point at which the star was observed was defined as the date of generation of the star.
Evaluation criteria:
：: 15 days or more of the occurrence of sediment Δ: 15 to 10 days or more of the date of sediment X: less than 10 days of the occurrence of sediment
Evaluation of flavor A drinking test was conducted by three panelists on the packaged tea beverage after storage. The beverages of the present invention (Examples 1, 2, 3) and comparative beverages (Comparative Examples 1, 2, 3, 4, 5, 6) were evaluated. The evaluation items were the intensity of astringency remaining after drinking and the presence or absence of a green tea sensation. Table 1 shows the results.
Evaluation criteria:
○: no problem for drinking as a tea beverage ○ to △: slightly inferior as a tea beverage but drinkable △: unsuitable for drinking as a tea beverage
Examples 1-3 and Comparative Examples 1-6
Japanese sencha was extracted at a tea leaf concentration of 3.3% by weight at an extraction temperature of 75 ° C. for 5 minutes to obtain an extract. Next, a green tea extract concentrate (non-polymer catechins content: 23% by weight) was added to the extract to control the concentration of non-polymer catechins in the tea beverage. Next, sodium ascorbate was blended at a concentration of 0.1% by weight, and the green tea extract was adjusted to a preparation pH of 6.6 with sodium bicarbonate, and blended so that the flavor was 0.02% by weight. Finally, preparations of Examples and Comparative Examples containing no additives and various dextrins were obtained. These samples were subjected to a UHT sterilization treatment (sterilization temperature: 138 ° C., 30 seconds). Table 1 shows the composition of the resulting packaged green tea beverage, the date of generation of sediment during long-term storage, and the evaluation results of flavor.
[0027]
[Table 1]

[0028]
As is clear from Table 1, the generation of lees was visually observed in a 55 ° C. atmosphere as an accelerated test assuming long-term storage. As a result, it was found that both the β and γ cyclodextrins required a shorter period of time until the formation of lees than the non-added system, while the cluster dextrins had better storage stability than the cyclodextrin-added system.
In addition, the obtained packaged green tea beverage of the present invention had a good flavor.
[0029]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, by mix | blending a cluster dextrin, the generation | occurrence | production of the sediment at the time of long-term storage is suppressed, and the packaged tea drink with favorable flavor is obtained.

Claims

A packaged tea beverage containing 0.01 to 2.9% by weight of cluster dextrin and 0.03 to 0.5% by weight of non-polymer catechins.

The packaged tea beverage according to claim 1, wherein the packaged tea beverage is a packaged green tea beverage.

A method for producing a packaged tea beverage in which sediment during storage is suppressed, comprising 0.01 to 2.9% by weight of cluster dextrin.