JP2004159615A - Grain tank having pneumatic grain discharging apparatus - Google Patents
Grain tank having pneumatic grain discharging apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004159615A JP2004159615A JP2002332282A JP2002332282A JP2004159615A JP 2004159615 A JP2004159615 A JP 2004159615A JP 2002332282 A JP2002332282 A JP 2002332282A JP 2002332282 A JP2002332282 A JP 2002332282A JP 2004159615 A JP2004159615 A JP 2004159615A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grain
- tank
- glen tank
- grains
- elevator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Combines (AREA)
- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エア−式穀粒排出装置を有するグレンタンクに関するもので、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来からコンバインは、刈取脱穀作業を長時間、連続的に行うために、車体上にグレンタンクを搭載して脱穀穀粒を貯留する構成としている。そして、グレンタンクは、脱穀後の穀粒を貯留しながら作業を続けるが、タンク内に穀粒が満杯に達すると、警報装置によって知らされ、穀粒排出オ−ガを利用して機外に搬出する構成としている。
【0003】
そして、従来の排出オ−ガは、稲麦の場合、搬送螺旋を利用した構成がほとんどであるが、大豆等の比較的損傷を受け易い穀粒の場合には、搬送螺旋に代えてブロワ−が起風した圧風を利用して空気搬送する搬送筒を利用して、貯溜穀粒を待機中のトラックのタンク等に搬出する構成が利用されている。
【0004】
そして、この種エア−式穀粒排出装置を使用するグレンタンクは、上側のバケットを有する昇降式の一番揚穀装置と、下側の傾斜流穀板、ロ−タリ−バルブ、圧風の風路等の関係でタンク容積が狭くなる問題点があった。そこで、従来の公知技術として、これを補うためにグレンタンクにサブタンクを併設した構成のコンバインがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−176845号公報(第3、及び5頁、第1、3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したエア−式穀粒排出装置を装備したグレンタンクは、貯留する穀粒が機械的衝撃に弱く損傷を受け易い大豆等であるから、上部に接続する一番揚穀装置を衝撃の少ないバケットが昇降する揚穀装置を使用し、下部には、安息角を大きくとるための傾斜流穀板とそれに連なり穀粒を定量ずつ繰り出すロ−タリ−バルブと、更にその下側に圧風の風路となる搬送筒を設けて構成している。したがって、グレンタンクは、図3に示すように、昇降式揚穀装置の穀粒送出部の下部を起点に内側に仮想の水平線sを描くと、これより上方に高く穀粒を貯留することはできない特性があり、貯留量の上限で仮想の水平線sを基準として下側に貯留され、上方に空間Aができる。そして、グレンタンクは、穀粒を下側のロ−タリ−バルブbに流下、供給するために比較的長い傾斜流穀板cを必要とするから、必然的に穀粒の貯留容積Vが制限される課題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。まず、請求項1の発明は、ブロワ−1の起風した圧風によって穀粒を機外に搬出する構成としたグレンタンク2において、該グレンタンク2は、上部に、揚穀装置3の穀粒送出部4を接続し、下部に、貯留穀粒を下側の風路5に繰り出すロ−タリ−バルブ6へ案内するための傾斜流穀板7を設け、前記グレンタンク2は、前記揚穀装置3の穀粒送出部4に接続する部分にタンク容量を増量するために揚穀装置3側に膨張した増量部8を構成したエア−式穀粒排出装置を有するグレンタンクとし、図2(本案の構成)を図3(従来の構成)に比較して解るように、穀粒送出部の下部(仮想の水平線s)がHだけ高くなって貯留容量を増加することができるものとなった。
【0008】
つぎに、請求項2の発明は、グレンタンク2は合成樹脂材を素材として成形加工するにあたり、揚穀装置3の穀粒送出部4に接続す増量部8を、平面視において、外側にR形状に膨出した形状に構成した請求項1記載のエア−式穀粒排出装置を有するグレンタンクとし、軽量である樹脂素材の使用によって軽いグレンタンクを成形し、例えば、グレンタンクオ−プン等で回動支持機構の安全を図り、成形の容易なR形状に膨出した増量部にして貯留容量の増加を図ったものである。
【0009】
【発明の効果】
本件出願に係る請求項1の発明は、グレンタンクの増量部を揚穀装置側に膨張して穀粒送出部の下部(増量部との接合部)を高くし、その部分から側方に延長した仮想の水平線s(図2参照)を、従来型の仮想の水平線s(図3参照)に比較すると、Hだけ高くすることができるから、それに伴って貯留穀粒の上面が高くなり、タンク上部の穀粒充填率を大幅に増加することができる効果がある。
【0010】
従来の構成(例えば特開2002−176845号公報参照)は、前述したように、サブタンクを設けて貯留穀粒の増量を図る構成としているが、この構成例は、排出時に再度一番揚穀装置に還元してグレンタンクに循環する排出経路を取る必要があるから、バケット式の揚穀装置で2回揚穀(循環)するため、損傷を受ける欠陥がある。
【0011】
このように、請求項1の発明は、増量部を揚穀装置側に膨張して穀粒排出部に接続した構成であるから、増量部に溜る穀粒と、更に、グレンタンクの上部の大部分を使って貯留容積を増大し、充填率を高めた特徴がある。
そして、請求項2の発明は、上記請求項1の発明と同様の効果を奏するものでありながら、その上に加えて、軽量グレンタンクを提供できてグレンタンクオ−プン時の回動支持機構の安全が図られ、増量部をR形状に膨出するから成形に適する形状であって、製作が容易になる特徴がある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
まず、コンバイン10は、図1、図4、及び図6に示すように、クロ−ラ11を有する車体12上に、全稈投入式の脱穀装置13を搭載し、その前側に刈取前処理装置14(図9の伝動機構図に示すように、刈取装置15、掻込みリ−ル16、掻込みオ−ガ17、搬送コンベヤ18から構成している。)を連結して、刈取り、脱穀作業ができる構成としている。尚、図面のコンバイン10は、大豆を収穫するコンバインを実施例として説明する。
【0013】
そして、グレンタンク2は、図1、及び図2に示すように、上記車体12上に、前記脱穀装置13の側方に併設して搭載し、その脱穀装置13と揚穀装置(一番揚穀装置)3を介して接続し、揚穀された脱穀・選別後の穀粒を貯溜できる構成としている。そして、揚穀装置3は、具体的な図面は省略したが、大豆に損傷を与えないために、従来から公知技術のバケットを昇降する構成を採用している。この場合、グレンタンク2は、図2に示すように、タンク容量を増量するために、昇降式揚穀装置3側に膨張した増量部8を設け、この増量部8を穀粒送出部4に接続して昇降式揚穀装置3に連通した構成としている。そして、実施例の場合、上記穀粒送出部4は、特に強制搬送機能を持たず、バケットから放出された穀粒が自然に流下してタンク側に送り込まれる構成としている。
【0014】
そして、上記増量部8は、図2に示すように、増量部8を有しない従来型(図3参照)に比較すると、穀粒送出部4の下部を上方に「H」だけ上げた構成となっている。
すなわち、この種のグレンタンク2は、図2(本案構成)、及び図3(従来構成)に示すように、昇降式揚穀装置3から穀粒がタンク内に流下するとき、及び流下した後の貯留状態において、穀粒送出部4の下部を起点としてタンク内に描いた仮想の水平線sを基準にして、下側に穀粒が貯留され、それより上方に空間Aができる特性がある。したがって、本案のグレンタンク2は、図2に示すように、穀粒送出部4の下部に接続して設けた増量部8のために、従来型(図3参照)の増量部8を有しない構成に比較すると、基準となる仮想の水平線sが「H」だけ上がって高くなった構成となっている。
【0015】
そして、グレンタンク2は、実施例の図面に示すように、前後の両側板と、左右の両側板とによって平面視で方形状に形成し、下部には四辺から中央に向けて傾斜流穀板7を設け、貯留した穀粒を中央に集めながら下側に流下する構成としている。そして、ロ−タリ−バルブ6は、図6に示すように、上部(傾斜流穀板7側)と下部(フィ−ダ側)とを開口した円筒内に、上側から落下供給される穀粒を定量づつ繰り出す羽根車を軸架して構成している。
【0016】
実施例のロ−タリ−バルブ6は、図9に示す伝動機構図で解るように、隣接したモ−タ19からチエン20を介して伝動される構成としている。
そして、フィ−ダは、具体的には示さないが、ロ−タリ−バルブ6の下方に、ロ−タリバルブ6の縦方向(軸方向)と略同等の長さに渡って設け、横断面を樋状にして上側から落下した穀粒を圧風に中に供給する構成としている。すなわち、フィ−ダは、図面には示さないが、穀粒の搬送方向に対して、上手側に後述するブロワ−1の圧風の吹出口21を連通し、下手側に穀粒搬送筒5(風路5に相当する)の始端部を連通して穀粒を空気搬送する構成としている。
【0017】
つぎに、ブロワ−1は、通常知られている椀状の羽根を放射状に配列して構成した起風翼車を、吸気口と吹出口とを形成したケ−シング22に内装、軸架して構成し、図6に示すように、グレンタンク2の傾斜流穀板7の外側空間部に装備している。そして、ブロワ−1は、図6に示すように、グレンタンク2の前側板の内側(平面視において)の範囲内に装置されている。そして、ブロワ−1は、図6で解るように、前記起風翼車の回転軸が前後方向に向くように軸架しており、車体12に搭載しているエンジン23から伝動される構成としている。
【0018】
そして、穀粒搬送筒5は、図6に示すように、柔軟で折り曲げ自由な素材によって構成した筒であって、搬送始端部を前述したフィ−ダの穀粒搬送下手側に連結して設け、中間部分を上方に延長し、更に、コンバイン10の上方を前方側に延長して設け、先端を穀粒排出口24に連通して構成している。そして、揚穀支持筒25は、上記穀粒搬送筒5を内側に通して支持する機能を有し、下部を車体12上に固定して、略直立状に上方に延長して支持し、上部に連結部材26を介して排出支持筒27を連結して構成している。そして、排出支持筒27は、図6に示すように、後部を前記連結部材26の上部に枢着し、前部に油圧シリンダ28を設けて上下昇降自由に前記揚穀支持筒25に連結しており、先端側を昇降できる構成としている。
【0019】
このように、前記穀粒搬送筒5は、図6に示すように、前記揚穀支持筒25から連結部材26に、そして、排出支持筒27の順に内部を通して先端部分を前記穀粒排出口24に開口して設け、柔軟な特性を利用して旋回(平面視)と昇降(側面視)とができる構成としている。尚、排出支持筒27は、図示省略したが、先端部の穀粒排出口24の上方に排風孔を開口して搬送風を逃がすことができる構成としている。
【0020】
そして、グレンタンク2は、詳細な図示は省略しているが、後部で車体12の外側部に設けた回動支持部によって回動自由に支持して構成し、従来公知のグレンタンクオ−プンが可能な構成としている。そして、ブロ−ワ−1、及び付属装置は、図面に示すように、グレンタンク2側に装着され、タンクと共に一体的にグレンタンクオ−プンができる構成としている。
【0021】
つぎに、実施例に係るコンバイン10の伝動機構の概略を説明する。
まず、エンジン23は、図9に示すように、走行ミッション装置30と脱穀装置13側に回転動力を分配して伝動する構成としている。そして、刈取前処理装置14は、前述した構成の説明で簡単に述べたように、刈取装置15と、掻込みリ−ル16と、掻込みオ−ガ17と、搬送コンベヤ18とからなり、前記走行ミッション装置30を経由した回転動力と、脱穀装置13側への伝動経路の途中から取り出して伝動する構成とし、いずれか高速側の回転動力を受けて駆動される構成としている。
【0022】
そして、ブロワ−1は、図9に示すように、脱穀装置13に伝動する経路の途中から、クラッチを装備したベルト31、増速ベベルボックス32、伝動軸33、伝動プ−リ34、ブロワ−プ−リ35を経由して伝動する構成としている。
36は拡散羽根であって、グレンタンク2に内装している。
【0023】
つぎに、グレンタンク2は、図5に示す実施例の場合、合成樹脂材を素材として成形加工したものであるが、この場合、増量部8を平面視において、角形ではなく外側をR形状にして膨出した構成としている。
そして、前述した穀粒排出口24は、従来から公知のように、詰まりセンサ40を装備して、排出時における穀粒の詰まりを検出してオペレ−タに警報する構成としている。この場合、詰まりセンサ40は、図7、及び図8に示すように、穀粒排出口24の上部内側(排出中に下側から穀粒が詰まって集積してくると押圧力を受ける部位)に設けられ、その外側に取り付けるカバ−41に操作スイッチユニット42を設けて構成している。すなわち、操作スイッチユニット42は、図8に示すように、上記カバ−41に装着し、外側には上スイッチ43a、下スイッチ43bと左スイッチ43c、右スイッチ43dとの4個の各操作スイッチが配置され、これらの各スイッチの押圧操作によって穀粒排出口24を四方に移動調節可能に構成している。そして、操作スイッチユニット42は、その下側に、排出スイッチ43eと停止スイッチ43fとを設けて構成している。したがって、操作スイッチユニット42は、キャビン室内からの操作とともに、穀粒が排出される場所のすぐ近くからも、上記各スイッチ操作によって、穀粒搬送筒5の先端部、穀粒排出口24を移動調節制御ができる構成となっている。そして、実施例の場合、操作スイッチユニット42は、穀粒排出口24の上部に内装した状態で外側に凸出していないから、穀粒搬送筒5の旋回回動中や排出操作時に予想外の衝突、障害となることはなく安全で、しかも外観上も美観を損なうことはない特徴がある。
【0024】
そして、実施例の場合、操作スイッチユニット42は、詰まりセンサ40のカバ−41を利用して取り付けているから、コスト低減を図ることができる効果もある。
つぎにその作用について説明する。
【0025】
まず、コンバイン10は、エンジン23を始動すると図9に示す伝動機構にしたがって伝動され、回転各部が駆動されて圃場を前進しながら刈取脱穀作業を開始する。そのとき、ブロワ−1は、ベルト31のクラッチが切りの状態で停止しているから動力は伝わらず駆動されていない。勿論、グレンタンク2の下部に装備しているロ−タリ−バルブ6もモ−タ19を停止し、駆動しない。
【0026】
このようにして、コンバイン10は、刈取脱穀作業が開始されると、脱穀装置13で処理された大豆が内部の一番移送螺旋から、昇降式揚穀装置3に供給され、上昇回転しているバケットによって上部の穀粒送出部4に達し、グレンタンク2に供給される。この場合、グレンタンク2は、図2に示すように、穀粒排出部4に接続した増量部8のために、穀粒送出部4とタンクとの接続部位が「H]だけ従来構成(図3参照)に比較して高くなり、その分だけタンクの穀粒充填率が高くなっている。
【0027】
そして、コンバイン10は、連続的に刈取脱穀作業を続けて大豆が充填されると、満杯センサの検出情報に基づいて警報され、オペレ−タは、穀粒の排出作業に切り替える。そして、オペレ−タは、コンバイン10を穀粒排出場所に移動して排出準備に移る。
【0028】
まず、ブロワ−1は、図9に示すように、ベルト31のテンションクラッチを操作して伝動状態にして、エンジン23側の回転動力を、増速ベベルボックス32、伝動軸33、伝動プ−リ34、ブロワ−プ−リ35の順に伝動して駆動する。すると、ブロワ−1は、回転駆動される起風翼車が起風し、吸気側から吸引した空気を圧風として、吹出側から樋状のフィ−ダ内に吹き込み、風路5内部を通過して穀粒搬送筒5の始端部に吹き出す。このようにして、穀粒搬送筒5に吹き込まれた圧風は、筒内を通過して上方から先端部に吹き出し、穀粒排出口24の上部に達して外部に吹き出される。
【0029】
以上のような状態において、グレンタンク2に貯留されている穀粒は、オペレ−タのON操作によってモ−タ19を始動すると、チエン20を介してロ−タリ−バルブ6が回転を始め、上側の傾斜流穀板7から流下した大豆が所定量づつ下側の風路5内に繰り出される。そして、大豆は、穀粒搬送筒5を流れている圧風によって、空気搬送され、筒内を通り穀粒排出口24に達して機外に排出される。
【0030】
以上の穀粒排出作業において、穀粒は、圧風を利用した一連の搬送作用を受けることにより、従来の螺旋による搬送に比較して損傷が少なく、目的の場所に搬出される。
そして、実施例の発明は、過去においてほとんど利用できなかったグレンタンク2の下方空間を有効に活用してブロワ−1、及びこれに関連する付属装置を搭載し、しかも、平面視でグレンタンク2の投影面内にブロワ−1を装置する構成にしている。そのため、実施例のコンバイン10は、搭載したブロワ−1によって、周囲の構成部材へ影響したり、制限を与えず、デットスぺ−スを有効に利用した特徴がある。
【0031】
更に、本件発明に係る実施例は、グレンタンク2の増量部8を揚穀装置3側に膨張して穀粒送出部4の下部(増量部8との接合部)を高くし、その部分から側方に延長した仮想の水平線s(図2参照)を、従来型の仮想の水平線s(図3参照)に比較すると、Hだけ高くすることができるから、それに伴って貯留穀粒の上面が全体として高くなり、タンク上部の穀粒充填率を、従来に比べて大幅に増加することができる効果がある。
【0032】
そして、従来の技術の項で説明した特開2002−176845号公報のサブタンクも、貯留穀粒の増量を図る構成としているが、この構成例は、排出時に再度一番揚穀装置に還元してグレンタンクに循環する排出経路を取る必要があるから、バケット式の揚穀装置で2回揚穀(循環)するため、大豆が損傷を受ける欠陥がある。
【0033】
そして、本件発明の実施例は、図5で説明しように、樹脂製にすると、軽量グレンタンク2を提供できてグレンタンクオ−プン時の回動支持機構の安全が図られ、増量部8をR形状に膨出するから成形に適する形状であって、製作が容易になる特徴がある。
【0034】
別実施例1
つぎに、図10、乃至図14に基づいて別実施例1を説明する。
別実施例1は、図10、乃至図11に示すように、コンバイン10の車体12上に搭載している脱穀装置13の一番昇降機3と二番昇降機50とを連結支持し、更に、グレンタンクオ−プンをするグレンタンク2の回動支点51を設けてグレンタンク2を支持する支持フレ−ム52に関するものである。
【0035】
そして、上記支持フレ−ム52は、図13、及び図14に示すように、グレンタンク2の後方位置には燃料タンク53を載置できる燃料タンク支持フレ−ム54を連結して設け、その燃料タンク53を後側から保護するように囲むフレ−ム構成としている。
【0036】
まず、支持フレ−ム52は、図面に示すように、車体12の上方で脱穀装置13とグレンタンク2との間を前後方向に通し、平面視で後部を側方(外側)に折り曲げてL型状に形成してグレンタンク2の背後を通し、車体12に連結支持した構成としている。実施例に係る支持フレ−ム52は、上下の中間に位置する中メインフレ−ム52bをL型状に屈曲して先端部を、オ−ガ−支持フレ−ム55に連結し、中間部分をそれぞれ一番昇降機(バケットを昇降する揚穀装置)3と二番昇降機(バケットを昇降する揚穀装置)50とに連結し、更に後方に延長して外側に屈曲して前述した平面視でL型状に構成している。
【0037】
そして、上メインフレ−ム52aは、図面に示すように、上記中メインフレ−ム52bの上方にあって、先端部分を前記オ−ガ−支持フレ−ム55の下部に連結し、中間部分を前記中メインフレ−ム50bよりそれぞれ上方位置で一番昇降機3と二番昇降機50とに連結し、後方に延長して前記中メインフレ−ム50bの平面視でL型状にした中間部に連結して一体に枠組みした構成としている。
【0038】
そして、支持フレ−ム52は、図面に示すように、車体12の後部で外側に位置する部位に、グレンタンク2の回動支点51を設けて、グレンタンク2を支持し、グレンタンクオ−プンを可能に構成している。この場合、グレンタンク2は、前部にあるブロワ−1、及び関連する付属装置をタンクに連結して支持し、一体となってオ−プン回動する構成となっている。
【0039】
つぎに、燃料タンク支持フレ−ム54は、図13、及び図14に示すように、上記支持フレ−ム52と車体12とに連結支持した構成とし、内側に燃料タンク53を収納して周囲を囲んだ状態に構成している。そして、燃料タンク支持フレ−ム54は、実施例の場合、図13で解るように、タンクの後側で上下に設けた左右両側のフレ−ム54a、54bに数段の横桟56を渡して連結し、梯子を構成している。
【0040】
別実施例1は、以上のように、支持フレ−ム52を構成している上メインフレ−ム52aと中メインフレ−ム52bとによって脱穀装置13側の一番3と二番50の二つの昇降機の上部と中間部との上下2か所を連結して一体に支持して全体の剛性を高めている。更に、別実施例1は、支持フレ−ム52が、グレンタンク2を回動支点を介してして安定よく支持し、限られた車体12のスペ−ス内で最大の容積のタンクが搭載できるものとしている。そして、実施例の場合、燃料タンク支持フレ−ム54は、図面から解るように、燃料タンク53を安定よく支持して周囲から保護するものでありながら、両側のフレ−ム54a、54bに数段の横桟56を渡して連結し梯子を構成している。そのため、この梯子を利用して、従来では簡単に手の届かない部分のメンテナンスやコンバインへのシ−トカバ−の取付け、取外しが楽にできる構成とした特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、コンバインの背面図である。
【図2】本発明の実施例であって、作用説明用の概略線図である。
【図3】従来型の作用を説明するための概略線図である。
【図4】本発明の実施例であって、コンバインの平面図である。
【図5】本発明の実施例であって、コンバインの平面図である。
【図6】本発明の実施例であって、コンバインの側面図である。
【図7】本発明の実施例であって、搬送筒先端部の穀粒排出口を示す側面図である。
【図8】本発明の実施例であって、センサ取付板の正面図である。
【図9】本発明の実施例であって、伝動機構図である。
【図10】本発明の別実施例1であって、コンバインの平面図である。
【図11】本発明の別実施例1であって、コンバインの側面図である。
【図12】本発明の別実施例1であって、コンバインの背面図である。
【図13】本発明の別実施例1であって、フレ−ムの背面図である。
【図14】本発明の別実施例1であって、フレ−ムの側面図である。
【符号の説明】
1 ブロワ− 2 グレンタンク 3 昇降式揚穀装置
4 穀粒送出部 5 風路 6 ロ−タリ−バルブ
7 傾斜流穀板 8 増量部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a Glen tank having an air-type grain discharging device, and belongs to the technical field of agricultural machinery.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a combine has a configuration in which a grain tank is mounted on a vehicle body to store threshing grains in order to continuously perform cutting and threshing work for a long time. The grain tank continues to work while storing the grain after threshing, but when the grain is full in the tank, it is notified by an alarm device, and the grain discharge auger is used outside the machine. It is designed to be carried out.
[0003]
Most of conventional discharge augers use a transport spiral in the case of rice and wheat, but in the case of grains which are relatively easily damaged such as soybeans, a blower is used instead of the transport spiral. A configuration is used in which stored kernels are carried out to a tank of a waiting truck or the like by using a transport cylinder that transports air by using a pressurized wind generated by the vehicle.
[0004]
A grain tank using this kind of air-type grain discharging device is composed of an up-and-down type first graining device having an upper bucket, a lower inclined flow grain plate, a rotary valve, and a compressed air. There was a problem that the tank volume was reduced due to the air path and the like. Therefore, as a conventionally known technique, there is a combine having a configuration in which a sub-tank is provided in addition to a Glen tank to compensate for this (for example, see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-176845 (
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described Glen tank equipped with the air-type grain discharge device is a soybean or the like in which the stored grains are easily damaged by mechanical shock. In the lower part, there is an inclined flow grain plate for increasing the angle of repose, a rotary valve connected to it, and a fixed quantity of grain is fed out, and further under the wind of compressed air It is configured by providing a transport cylinder that serves as a path. Therefore, as shown in FIG. 3, the Glen tank draws an imaginary horizontal line s on the inside starting from the lower part of the grain delivery unit of the lifting / lowering type grain-lifting apparatus. There is a characteristic that cannot be stored, and is stored below the virtual horizontal line s at the upper limit of the storage amount, and a space A is created above. Since the Glen tank needs a relatively long inclined flow plate c to flow and supply the grains to the lower rotary valve b, the storage volume V of the grains is necessarily limited. There are issues to be addressed.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention takes the following technical means in order to solve the above-mentioned problems. First, the invention of
[0008]
Next, in the invention of
[0009]
【The invention's effect】
The invention of
[0010]
As described above, the conventional configuration (for example, see Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-176845) has a configuration in which a sub-tank is provided to increase the amount of stored grains. It is necessary to take a discharge path for circulating and returning to the Glen tank, and there is a defect that the bucket is fried twice (circulated) by a bucket-type frying apparatus, so that it is damaged.
[0011]
As described above, the invention of
According to the second aspect of the present invention, the same effect as the first aspect of the invention can be obtained. In addition to the above, a lightweight Glen tank can be provided, and the safety of the rotation support mechanism when the Glen tank is opened can be provided. Since the increased portion bulges into an R-shape, the shape is suitable for molding, and has a feature of facilitating manufacture.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
First, as shown in FIG. 1, FIG. 4, and FIG. 6, the
[0013]
As shown in FIGS. 1 and 2, the Glen
[0014]
As shown in FIG. 2, the increasing
That is, as shown in FIG. 2 (constitution of the present invention) and FIG. 3 (conventional constitution), this kind of
[0015]
Then, as shown in the drawings of the embodiment, the
[0016]
The
Although not specifically shown, the feeder is provided below the
[0017]
Next, the
[0018]
As shown in FIG. 6, the
[0019]
In this manner, as shown in FIG. 6, the
[0020]
Although not shown in detail in the drawings, the
[0021]
Next, an outline of a transmission mechanism of the
First, as shown in FIG. 9, the
[0022]
Then, as shown in FIG. 9, the blower-1 is provided with a clutch-equipped
[0023]
Next, in the case of the embodiment shown in FIG. 5, the
As described above, the above-described
[0024]
In the case of the embodiment, since the
Next, the operation will be described.
[0025]
First, when the
[0026]
In this manner, when the harvesting and threshing operation is started, the soybeans processed by the threshing
[0027]
When the soybean is filled by continuously performing the cutting and threshing operation, the
[0028]
First, as shown in FIG. 9, the blower-1 operates the tension clutch of the
[0029]
In the above state, when the motor 19 is started by turning on the operator of the grain stored in the
[0030]
In the above-described kernel discharging operation, the kernel is subjected to a series of transporting operations using compressed air, so that the kernel is transported to a target place with less damage as compared with the conventional spiral transport.
And the invention of the embodiment mounts the blower-1 and the related auxiliary device by effectively utilizing the space below the
[0031]
Further, in the embodiment according to the present invention, the expanding
[0032]
The sub-tank of JP-A-2002-176845 described in the section of the related art is also configured to increase the amount of stored grains. Since it is necessary to take a discharge route that circulates to the Glen tank, there is a defect that soybeans are damaged because they are fried (circulated) twice by a bucket-type fryer.
[0033]
In the embodiment of the present invention, as shown in FIG. 5, when made of resin, the
[0034]
Another Example 1
Next, another
In another
[0035]
As shown in FIGS. 13 and 14, the
[0036]
First, as shown in the drawing, the
[0037]
As shown in the drawing, the upper
[0038]
Further, as shown in the drawing, the
[0039]
Next, as shown in FIG. 13 and FIG. 14, the fuel
[0040]
In the first embodiment, as described above, the upper and lower
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a rear view of a combine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram for explaining the operation of the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic diagram for explaining an operation of a conventional type.
FIG. 4 is a plan view of a combine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a plan view of a combine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a side view of the combine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a side view showing an embodiment of the present invention, which is a grain discharge port at a leading end portion of a transport cylinder.
FIG. 8 is a front view of a sensor mounting plate according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram of a transmission mechanism according to an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a plan view of a combine according to another
FIG. 11 is another
FIG. 12 is a rear view of the combine according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a rear view of the frame, which is another
FIG. 14 is another
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002332282A JP4051461B2 (en) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | Combine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002332282A JP4051461B2 (en) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | Combine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004159615A true JP2004159615A (en) | 2004-06-10 |
JP4051461B2 JP4051461B2 (en) | 2008-02-27 |
Family
ID=32809400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002332282A Expired - Fee Related JP4051461B2 (en) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | Combine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4051461B2 (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007000071A (en) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Iseki & Co Ltd | All-purpose combine harvester |
US20210127588A1 (en) * | 2018-04-30 | 2021-05-06 | Casey Heim | Method and System for Conveying Material in a Combine Harvester |
-
2002
- 2002-11-15 JP JP2002332282A patent/JP4051461B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007000071A (en) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Iseki & Co Ltd | All-purpose combine harvester |
JP4715332B2 (en) * | 2005-06-23 | 2011-07-06 | 井関農機株式会社 | General purpose combine |
US20210127588A1 (en) * | 2018-04-30 | 2021-05-06 | Casey Heim | Method and System for Conveying Material in a Combine Harvester |
US11771009B2 (en) * | 2018-04-30 | 2023-10-03 | Casey Heim | Method and system for conveying material in a combine harvester |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4051461B2 (en) | 2008-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008212007A (en) | Combine harvester | |
JP5139927B2 (en) | Combine | |
JP5022163B2 (en) | Combine | |
JP2013183714A (en) | Grain conveyance and storage structure of combine | |
JP2004159615A (en) | Grain tank having pneumatic grain discharging apparatus | |
JP5617180B2 (en) | Combine | |
JP4257454B2 (en) | Combine | |
JP2009082011A (en) | Grain-unloading device | |
JP3858620B2 (en) | Kernel transport device | |
JP4121214B2 (en) | Combine | |
JP4051455B2 (en) | Combine discharging device | |
JP2010227062A (en) | Combine | |
JP4009691B2 (en) | Combine | |
JP2006081455A (en) | Housing apparatus for lifter of combine harvester | |
JP6472348B2 (en) | Combine | |
JP3918756B2 (en) | Pneumatic grain conveyor | |
JP4126480B2 (en) | Combine discharging device | |
JP2014014326A (en) | Combine harvester | |
JP5569684B2 (en) | Combine | |
JP5054479B2 (en) | Combine harvester drive structure | |
JP4069095B2 (en) | Combine | |
JP2002119128A (en) | Grain-discharging device of grain tank | |
JP2002345320A (en) | Dust removing apparatus in combine harvester | |
JP2006180888A (en) | Combine harvester | |
JP4420160B2 (en) | Combine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051115 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070612 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070810 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071030 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071112 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |