JP2004159186A - 監視用車載撮像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのレンズ群で車体周囲の広い範囲を撮像し、これらに基づいて運転者に正確で十分な情報を簡易に提供できる監視用車載撮像システムを提供すること。
【解決手段】結像面に結像された像を電気信号に変換する撮像素子と、結像面に1群で車体面の両端部の近傍を含む所定領域を撮像し結像すると共に、光軸が車体面の方向に直交するように形成されているレンズ群とを具備することとしたので、例えば車の側方の前バンパーの1m先から後バンパーの1m後まで1台のカメラで撮像でき、複雑な画面合成技術によらなくとも、容易に正確で十分な情報をモニターに映し出すことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に搭載する監視用車載撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車の運転席から見にくい路面状態や障害物を撮像するカメラを複数台自動車に設置し、それらの合成情報を車内のモニターに映し出すことにより運転の安全を確保することが行われていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−55100号公報(段落番号[0008]から[0023]、第3図)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば自動車の側方を前のバンパーの1m先から後のバンパーの1m後までモニターに映し出そうとすると、2台以上のカメラで撮像領域を分割し撮像し、これを後で合成しモニター画面に表示しなければならず、2台以上のカメラの連携や合成技術で複雑になり、必ずしも正確で十分な情報を運転手に提供できないと共に製造コストも高くなるという問題がある。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、1つのレンズ群で車体周囲の広い範囲を撮像し、これらに基づいて運転者に正確で十分な情報を簡易に提供できる監視用車載撮像システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る監視用車載撮像システムは、結像面に結像された像を電気信号に変換する撮像素子と、前記結像面に1群で車体面の両端部の近傍を含む所定領域を撮像し結像すると共に、光軸が前記車体面の方向に直交するように形成されているレンズ群とを具備することを特徴とする。
【0007】
本発明では、結像された像を電気信号に変換する撮像素子と1群で車体面の両端部の近傍を含む所定領域を撮像し結像すると共に、光軸が前記車体面の方向に直交するように形成されているレンズ群とを具備することとしたので、例えば車の側方の前バンパーの1m先から後バンパーの1m後まで1台のカメラで撮像でき、複雑な映像(画像)合成技術によらなくとも、容易に正確で十分な情報をモニターに映し出すことができる。
【0008】
本発明の一の形態によれば、前記レンズ群は、その光軸に沿ってその光軸の周囲360度を撮像できるものであることを特徴とする。これにより、例えば車の側面にレンズ群等備えたカメラを設置すると、カメラの下方の地面は勿論のこと車の側面前方から後方まで、更に車の上方まで1台のカメラで連続して撮像でき、運転の安全確保が容易となる。
【0009】
本発明の一の形態によれば、前記レンズ群は、前記光軸方向に反射領域を形成するパルレンズを有することを特徴とする。これにより、1群のレンズ群で例えば車の左側面に直交する光軸周囲360度の鮮明な環状画像を得ることができ、構造が比較的簡単で安価なレンズ群のカメラ1台で、前バンパー前方から後バンパー後方まで複雑な映像(画像)合成技術によらなくとも、正確で十分な情報をモニターに映し出すことができる。
【0010】
ここでパルレンズとは、Panoramic Annular Lensでありそれ自体で周囲360度のパノラマ環状画像を映し出すレンズをいう。
【0011】
本発明の一の形態によれば、前記レンズ群は、前記撮像素子の結像面にそのレンズ群による結像円の全ての領域を結像すると共に前記結像円の半径を最大とするものであることを特徴とする。これにより、パルレンズを使った場合の撮像素子結像面の結像円で、最も情報量の多くなる外周縁により近い領域を全部撮像素子上に結像させることができ、しかも最大の大きさで結像させるのでパルレンズにより得られた撮像情報を有効に活用できる。
【0012】
本発明の一の形態によれば、前記レンズ群は、前記光軸の周囲360度のうち下方側を撮像するものであることを特徴とする。これにより、例えば車の側面にレンズ群等を設置する場合に最も必要な情報のみ運転者に提供でき、効率的な撮像システムとできる。また、例えば該レンズ群をサイドウィンカーランプ内に収容しサイドウィンカーランプの上方部分を本来のランプ表示とし、下方部分を該レンズ群として構成できるので、自動車の車体上に無用な突起物をなくすことができる。
【0013】
本発明の一の形態によれば、前記レンズ群は、前記撮像素子の結像面にそのレンズ群による結像円の一部の領域を結像すると共に前記撮像素子の表面中心点と異なる位置に前記結像円の中心点を結像するものであることを特徴とする。これにより、例えば車の側面にレンズ群等を設置する場合に、最も必要な撮像情報を拡大して撮像素子に結像し解像度を上げることができ、効率的な運転情報を提供できる。
【0014】
本発明の一の形態によれば、前記撮像素子により変換された電気信号の歪を補正する補正手段を更に具備することを特徴とする。これにより、例えば帯状の歪のない平面的映像情報にすることができ、そのままモニター画面に表示しても容易に運転者が正確な運転情報を得ることができる。
【0015】
本発明の一の形態によれば、前記補正手段により得られた映像情報を含め運転情報を画面に表示する表示手段を更に具備し、前記車の両側面の映像情報を合成し前記表示手段により表示することを特徴とする。これにより、例えば車の両側面に設置したレンズ群等により得られた映像情報の他に、運転上有益な情報をモニター画面に表示でき、容易に運転者が正確な運転情報を得ることができる。
【0016】
本発明の他の観点に係る監視用車載撮像システムは、結像面に結像された像を電気信号に変換する撮像素子と、前記結像面に1群で車体角部の一方の角面近傍から他方の角面近傍を含む所定領域を撮像し結像すると共に、光軸が前記車体下方の地平面方向に直交するように形成されているレンズ群とを具備することを特徴とする。
【0017】
本発明では、結像面に結像された像を電気信号に変換する撮像素子と、前記結像面に1群で車体角部の一方の角面近傍から他方の角面近傍を含む所定領域を撮像し結像すると共に、光軸が前記車体下方の地平面方向に直交するように形成されているレンズ群とを具備することとしたので、例えば車の前バンパーの左角にレンズ群等備えたカメラを設置すると、左折する時に車の左側面側から前バンパー側まで1台のカメラで撮像でき、複雑な映像(画像)合成技術によらなくとも、容易に正確で十分な情報をモニター画面に映し出すことができる。
【0018】
本発明の一の形態によれば、前記レンズ群は、その光軸に沿ってその光軸の周囲360度を撮像できるものであることを特徴とする。これにより、例えば車の角にレンズ群等備えたカメラを設置すると、車の角を含めその周りまで連続して撮像でき、運転の安全確保が容易となる。
【0019】
本発明の一の形態によれば、前記レンズ群は、前記光軸方向に反射領域を形成するパルレンズを有することを特徴とする。これにより、1群のレンズ群で例えば車体下方の地平面方向に直交する光軸周囲360度の鮮明な環状画像を得ることができ、構造が比較的簡単で安価なレンズ群のカメラ1台で、車の角を含め車の左側面側から前バンパー側まで複雑な映像(画像)合成技術によらなくとも、正確で十分な情報をモニターに映し出すことができる。
【0020】
本発明の一の形態によれば、前記レンズ群は、前記撮像素子の結像面にそのレンズ群による結像円の全ての領域を結像すると共に前記結像円の半径を最大とするものであることを特徴とする。これにより、パルレンズを使った場合の結像円で最も情報量の多くなる外周縁により近い領域を全部撮像素子結像面に結像させることができ、しかも最大の大きさで結像させるので例えば車の角にそのパルレンズ等備えたカメラを設置する場合も、パルレンズにより得られた撮像情報を有効に活用できる。
【0021】
本発明の一の形態によれば、前記撮像素子により変換された電気信号の歪を補正する補正手段を更に具備することを特徴とする。これにより、例えば帯状の歪のない映像情報にすることができ、そのままモニター画面に表示しても容易に運転者が正確な運転情報を得ることができる。
【0022】
本発明の一の形態によれば、前記補正手段により得られた映像情報を含め運転情報を画面に表示する表示手段を更に具備し、前記車の車体角部の映像情報を他の映像情報と合成し前記表示手段により表示することを特徴とする。これにより、例えば車の角に設置したレンズ群等により得られた映像情報の他に、運転上有益な情報をモニター画面に表示でき、容易に運転者が正確な運転情報を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。尚、以下に実施形態を説明するにあたっては、レンズ群としてパルレンズを有する場合について説明するが、これに限られるものではない。
【0024】
図1は本発明の第1の実施形態に係る監視用車載撮像システムの車載カメラの設置概略図、図2は監視用車載撮像システムの構成図、図3は監視用車載撮像システムの車載カメラの概略図、図4は撮像素子に結像される結像円の説明図、図5は車を前から見た撮像領域の説明図、図6は撮像素子に結像される映像の説明図、図7は車を上方から見たときの撮像領域の説明図、図8は車を側面から見たときの撮像領域の説明図、図9は歪補正をかけてモニターに表示したときの説明図及び図10は歪補正をかけないでモニターに表示したときの説明図である。
【0025】
図2の示すように、監視用車載撮像システム1は例えば車の周辺を撮像する第1撮像部20、第2撮像部40とその第1撮像部20及び第2撮像部40により得られた電気信号を合成し映像情報等から運転情報とする画像合成部60、車の動きや周囲の障害物を感知するセンサー部65及びその映像情報等を表示するモニター部70等から構成される。
【0026】
ここで、第1撮像部20、第2撮像部40はそれぞれ例えば車の運転席から見たときに、左側方を撮像する第1カメラ21及びその第1カメラ21により得られた電気信号の歪を補正する第1歪補正部22、同じく運転席から見たときに右側方を撮像する第2カメラ41及びその第2カメラ41により得られた電気信号の歪を補正する第2歪補正部42を有する。
【0027】
また、第1カメラ21及び第2カメラ41は例えば図3に示すようにそれぞれパルレンズ23及び結像用レンズ等からなるレンズ群24とそのレンズ群24により結像された像を電気信号に変える撮像素子25とを具備し、そのレンズ群24による光軸がパルレンズ23の反射面26に対し直交する方向に形成されている。
【0028】
更に図1、図3及び図5に示すように、第1カメラ21及び第2カメラ41はそのレンズ群24の光軸がそれぞれ左側面2及び右側面3の車体表面方向に対し直交するように形成されており、パルレンズ23によりその光軸の周囲360度の視野角を有し、例えば1台の第1カメラ21により車の左側面2の前方から後方等で広い撮像領域を形成できる。
【0029】
このように光軸を左側面2及び右側面3の車体表面方向に対し直交するように(例えば図5のX軸方向)形成することにより、パルレンズの特徴である光軸方向の反射面26である反射領域で入力されない撮像情報が、丁度側方周辺監視の場合に車の真横方向の撮像情報となり、運転席からも視認できる情報で必要性がほとんどない不用データとなるので、反射領域で死角となっても問題は生じない。
【0030】
また、第1カメラ21及び第2カメラ41を車の左側面2及び右側面3の車体に設置したので、ドアミラーに設置する場合に比べ配線の問題やドアミラーを収納した場合に視野角が狭まる等の問題が生ぜず、低コストで正確な撮像システムとすることができる。
【0031】
また、パルレンズ23は例えば図3に示すように、前面中央の反射面26と撮像領域である所定領域からの光が入射する前面周縁部の透光面27とパルレンズ23から出射するための後面中央の後透光面28を有し、前面周縁部の透光面27に光軸の周囲360度の撮像領域からの光線が入射する。
【0032】
更にパルレンズ23は、例えば図5に示すように仰角が90度未満で俯角が0度以上、例えば25度の俯角を有し真下の地面のみならず自分の車のタイヤも映し出すことができ、障害物との位置関係を明確に視認できることとなる。
【0033】
また、撮像素子25は、例えばCCD(Charge Coupled Device)であり多数の受光素子により構成され、その有効領域の縦と横の比が3:4となっている。
【0034】
更に撮像素子25には例えばレンズ群24からの入射光の結像円29が、図4に示すようにその円周を撮像素子25の有効領域の外周縦方向(図4のY軸方向)である両短辺に接し、且つ撮像素子25の有効領域の外周横方向(図4のX軸方向)である下側長辺に接するように、撮像素子25の有効領域の表面中心点30より結像円29の中心点31の方が上方(図4のY軸方向)に位置するように結像することができる。
【0035】
これによって、パルレンズ23の特徴である結像円29で最も情報量の多い外周領域を確実に撮像素子25の有効領域の受光素子に結像させることができ、更に撮像素子25の有効領域から外れる結像円29の部分を車の側面監視としては不要なデータである図5に示す光軸より上方(図5のY軸方向)の結像円部分とすることにより、図4に示すように、必要な結像円29の中心点31より下側(図4のY軸方向と反対側方向)の結像をより大きくすることができ、最も必要な撮像情報の解析度を上げることができる。
【0036】
また、第1歪補正部22及び第2歪補正部42は撮像素子25により変換された電気信号のままモニターで画像表示すると、例えば図5に示す第1カメラ21であれば図6に示すような映像情報となり、必ずしも直ちには正確な情報を得られないおそれもあるので、図9に示すように湾曲する歪等を補正し運転者が即座に遠近感や対象物の大きさ等を判断できるように、補正するものである。
【0037】
更に第1歪補正部22及び第2歪補正部42は、必ずしもそれぞれ第1撮像部20、第2撮像部40に具備しなくても良く、画像合成部60内に設けても良い。また、第1カメラ21及び第2カメラ41から得られた電気信号の歪を補正せずにそのまま、画像合成部60によりモニター部70に表示しても良い。これにより、コストを抑えることができる。
【0038】
また、後述する画像合成部60によらず第1歪補正部22及び第2歪補正部42で、図4に示すように撮像素子25に結像された結像円29による撮像情報のうち、例えば車の左側面2の周辺情報である図9の左側画像を得るには不要な部分をカットし、必要な情報を切り出し処理することを兼ねても良い。このような切り出し処理と歪補正を同じデバイスで画像処理すればコンパクトな撮像部とできる。
【0039】
次に、画像合成部60は例えば図9に示すように第1撮像部20と第2撮像部40との映像情報をモニター部70に、車の左側面2と右側面3とを並べて表示する場合に、映像(画像)を合成するものであるが、この場合、第1カメラ21と第2カメラ41とは車に対し左右対象に設置されているので、複雑な映像(画像)合成技術を用いることなく図9のような画像が得られる。
【0040】
また、画像合成部60には監視用車載撮像システム1全体を制御する制御部61と監視用車載撮像システム1の操作情報等の外部入出力部62が備えられている。外部入出力部62は例えば操作パネルの操作スイッチ等である。
【0041】
更にセンサー部65は、例えば車の左側面2周辺の歩行者や自転車等の障害物を感知するセンサーや車のギヤがバックに入ったことを感知するセンサー等で、その情報を画像合成部60の制御部61に入力し、制御部61はそれらの情報に基づいて必要なカメラの撮像を開始することもできる。
【0042】
また、モニター部70は画像合成部60により作成された運転情報を表示するものであり、例えば図9に示すように画面の右側に車の右側面3周辺の画像を表示し、画面の左側に車の左側面2周辺の画像を表示し、一目で車の両側面の状況を認識できるようにするものである。
【0043】
更にモニター部70にスーパーインポーズ機能を持たせ、画面に距離を表示させれば簡単に障害物との距離が判断でき、運転の安全がより図れる。
【0044】
次に、このように構成された監視用車載撮像システム1の動作について説明する。
【0045】
まず、例えば画像合成部60の外部入出力部62に設けられた操作スイッチにより、制御部61の制御の下図5に示す左側撮像領域から像の光線が車の左側面2の第1カメラ21に備えられたパルレンズ23の透光面27から光軸の周囲360度の環状情報として入射し、パルレンズ23の中で反射を繰り返し後透光面28から出射する。
【0046】
次に、パルレンズ23から出射した光線は複数枚のレンズを通り撮像素子25に例えば図6に示すように結像円29を結像するが、その結像円29は図4に示すようにその円周を撮像素子25の有効領域外周の縦方向(図4のY軸方向)である両短辺に接し、且つ撮像素子25の有効領域外周の横方向(図4のX軸方向)である下側長辺に接するように、撮像素子25の有効領域の表面中心点30より結像円29の中心点31の方が上方(図4のY軸方向)に位置することとなる。
【0047】
これによって、パルレンズ23の特徴である結像円29で最も情報量の多い外周領域を確実に撮像素子25の有効領域の受光素子に結像させることができ、有効領域の受光素子を効率的に使用し解析度を上げることが可能となる。
【0048】
また、撮像素子25により撮像情報が電気信号に変換され更に第1歪補正部22により図6に見られるような湾曲したような歪が、制御部61の制御の下例えば図9の左側画面に示すように平坦的な見やすい映像情報と補正される。
【0049】
更に補正された映像情報は、制御部61の制御の下、画像合成部60により車の側方周辺の監視に必要な映像情報として切り出される。例えば車長を4.5mとして第1カメラ21の取付位置を地上から略60cm、前から1.5mの所とし、図7及び図8に示すように撮像領域を車の前バンパーの1m先から後バンパーの1m後までとすると、第1カメラ21の光軸周囲360度の視野角の内略160度の視野角で足りるので、その必要な映像情報が切り出されることとなる。
【0050】
また、右側撮像領域から像の光線が車の右側面3の第2カメラ41に備えられたパルレンズ23の透光面27から光軸の周囲360度の環状情報として入射し、パルレンズ23の中で反射を繰り返し後透光面28から出射する場合も同様に、撮像素子25に結像円29が結像され第2歪補正部42により、歪が補正され画像合成部60により必要な映像情報が切り出されることとなる。
【0051】
次に、必要な映像情報が切り出された後制御部61の制御の下、画像合成部60により、例えば図9に示すように左側面2の映像情報と右側面3の映像情報とを左右に並べる簡単な合成がされ、車の両側面周辺の運転情報がモニター部70に出力される。
【0052】
また、車の両側面周辺の運転情報がモニター部70に入力されると、制御部61の制御の下例えば図9のような画面が表示されることとなる。
【0053】
このように本実施形態によれば、結像面に結像された像を電気信号に変換する撮像素子と、結像面に1群で車体面の両端部の近傍を含む所定領域を撮像し結像すると共に、光軸が車体面の方向に直交するように形成されているレンズ群とを具備することとしたので、例えば車の側方の前バンパーの1m先から後バンパーの1m後まで1台のカメラで撮像でき、複雑な画面合成技術によらなくとも、容易に正確で十分な情報をモニターに映し出すことができる。
【0054】
具体的にはレンズ群24に光軸方向に反射領域である反射面26を形成するパルレンズ23を有し、その光軸の周囲360度を撮像できる1つの第1カメラ21を車の左側面2にその光軸が車体面と直交する方向となるように設けたので、車体左側面の前バンパー前方から後バンパー後方までの広い領域を1台のカメラで撮像でき、しかも構造が比較的簡単で安価に監視用車載撮像システムを製造できる。
【0055】
また、撮像素子25の結像面の有効領域にレンズ群24による結像円29の一部の領域を結像すると共に、撮像素子25の有効領域の表面中心点30と異なる位置に結像円29の中心点31を結像することとしたので、例えば1台の第1カメラ21で車の側方の前方から後方までの広い範囲を撮像できると共に、最も必要な撮像情報を拡大して撮像素子25に結像し解像度を上げることができ、効率的な運転情報を提供できる。
【0056】
更に撮像素子25により変換された電気信号の歪を補正する補正手段例えば第1歪補正部22を備えたので、帯状の歪のない映像情報にすることができ、そのままモニター画面に表示しても、運転者は容易に正確な運転情報を得ることができる。
【0057】
また、歪補正後の映像情報を含め運転情報を表示するモニター部70を更に具備し、例えば車の左側面2、右側面3にそれぞれ設置した第1カメラ21、第2カメラ41により得られた側面の映像情報を画像合成部60により合成し、モニター部70により表示することとしたので、例えばセンサー部65により得られた障害物との距離情報等、更には画像合成部60の外部入出力部62により入力された外部情報を含めた運転情報を画面に合成することができ、容易に運転者が正確な運転情報を得ることができる。
【0058】
更に車の横を監視する車載撮像システムとして、視野角の広いレンズを使ったカメラをドアミラーの内部に収納する方法も考えられるが、車の前バンパーの前から後バンパーの後ろまでを撮像するとなると180度ぐらいの視野角となり、レンズが魚眼レンズに近いものとなる。このため、視野角を確保するためにレンズのトップをドアミラーから飛び出させるかドアミラーの筐体をかなりの逃げ構造にする必要が生じデザイン的にマイナスとなるが、パルレンズ23を使った第1カメラ21をその光軸が車の側面に対し直交するように形成したので、そのパルレンズ23の透光面27のみを車体表面より出せば良く、しかもパルレンズ23自体が小さいので車のスタイリングの妨げとなることも極めて少ないものとなる。
【0059】
また、カメラをドアミラーの内部に収納する方法ではそのドアミラーが電動収納機能や電動ミラー角度調節機能を備えている場合は、車の本体とドアミラーの間には10本以上の線材で接続されているが、監視カメラのために新たに線材を増やすことは構造的に難しいと考えられる。この点、車体の側面に光軸を車体表面に対し直交するように設置する第1カメラ21等では、このような問題はない。
【0060】
更に第1カメラ21にパルレンズ23を使用したので最大360度の視野角が得られ、切り出す映像(画像)データの範囲を変えることにより容易に、必要な情報の撮像領域を拡大させることができる。例えば従来の広角レンズを使ったカメラより広い範囲を撮像領域として設定できる。
【0061】
尚、レンズ群24をその光軸の周囲360度のうち下方側を撮像するものとすれば、例えば1台の第1カメラ21で車の側方の前方から後方までの広い範囲を撮像できると共に、車の左側面2に第1カメラ21を設置する場合に最も必要な情報のみ運転者に提供でき、効率的な撮像システムとできる。また、例えばその第1カメラ21をサイドウィンカーランプ内に収容しサイドウィンカーランプの上方部分を本来のランプ表示とし、下方部分を第1カメラとして構成できるので、自動車の車体上に無用な突起物をなくすことができる。更に地面方向の180度の視野角の映像情報を表示すれば良いので、左側面2と右側面3との合成も左右並べて表示するだけで運転者に容易に周囲の状況を認識させることができ、複雑な合成手段を講じる必要がなく低コストにできる。
【0062】
次に、本発明の第2の実施形態にかかる監視用車載撮像システムについて説明する。
【0063】
図11は本発明の第2の実施形態に係る監視用車載撮像システムの車載カメラの設置概略図、図12は監視用車載撮像システムの構成図、図13は撮像素子に結像される結像円の説明図、図14は車の前から見たときの監視用車載撮像システムの説明図、図15は撮像素子に結像される映像の説明図、図16は視野角の説明図、図17は歪補正をかけてモニターに表示したときの説明図及び図18は歪補正をかけないでモニターに表示したときの説明図である。
【0064】
尚、第2の実施形態に係る監視用車載撮像システム101の構成は、光軸の向き及びカメラの設置場所の相違を除けば基本的に第1の実施形態に係る監視用車載撮像システム1と同様であり、以下の説明で第1の実施形態で示した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付すものとし、その説明を省略する。
【0065】
すなわち、図12の示すように、監視用車載撮像システム101は例えば車の周辺を撮像する第3撮像部120とその第3撮像部120により得られた電気信号等を合成し運転情報とする画像合成部60、車の動きや周囲の障害物を感知するセンサー部65及びその運転情報を表示するモニター部70等から構成される。
【0066】
ここで、第3撮像部120は例えば車の運転席から見たときに、左角部周辺を撮像する第3カメラ121及びその第3カメラ121により得られた電気信号の歪を補正する第3歪補正部122を有する。
【0067】
また、第3カメラ121は例えば図3に示すようにパルレンズ23及び結像用レンズ等からなるレンズ群24とそのレンズ群24により結像された像を電気信号に変える撮像素子25とを具備し、そのレンズ群24による光軸がパルレンズ23の反射面26に対し直交する方向に形成されている。
【0068】
更に図3、図11及び図14に示すように、第3カメラ121はそのレンズ群24の光軸が車体下方の地平面方向に対し直交するように形成されており、パルレンズ23により図16に示すように、その光軸の周囲360度の視野角を有し、例えば1台の第3カメラ121を車の前左角部に設置すると、その前左角部を含め車の左側面2の後方から前バンパーの右方向まで広い撮像領域を形成できる。
【0069】
このように光軸を車体下方の地平面方向に対し直交するように(例えば図14のY軸方向)形成することにより、パルレンズ23の特徴である光軸方向の反射面26である反射領域で入力されない撮像情報が、丁度角部周辺監視の場合に車の真上方向の撮像情報となり必要性がほとんどない不用データとなるので、反射領域で死角となっても問題は生じない。
【0070】
また、パルレンズ23は、例えば図14に示すように仰角が90度未満で俯角が0度以上、例えば25度の俯角を有するよう形成されており、十分角部周辺の状況を視認できることとなる。
【0071】
更に撮像素子25の結像面にはレンズ群24からの入射光結像円29の全ての領域が結像されており、例えば図13に示すように結像円29の円周を撮像素子25の有効領域外周の横方向(図13のX軸方向)である両長辺に接するように結像されている。
【0072】
これによって、パルレンズ23の特徴である結像円29で最も情報量の多い外周領域を確実に撮像素子25の有効領域の受光素子に結像させることができると共に、その結像円29をより大きくすることができ、最も必要な車の直近撮像情報の解析度を上げることができる。
【0073】
また、第3歪補正部122は撮像素子25により変換された電気信号のままモニターで画像表示すると、例えば図15に示すような映像情報となり、必ずしも直ちには正確な情報を得られないおそれもあるので、図17に示すように湾曲する歪等を補正し運転者が即座に遠近感や対象物の大きさ等を判断できるように、補正するものである。
【0074】
更に第3歪補正部122は、必ずしも第3撮像部120に具備しなくても良く、画像合成部60内に設けても良い。また、第3カメラ121から得られた電気信号の歪を補正せずにそのまま、画像合成部60によりモニター部70に表示しても良い。これにより、コストを抑えることができる。
【0075】
また、後述する画像合成部60によらずに第3歪補正部122で図15に示すように撮像素子25に結像された結像円29による撮像情報のうち、車の前左角部周辺情報である図17の画像を得るべく不要な部分をカットし、必要な情報を切り出し処理することを兼ねても良い。このような切り出し処理と歪補正を同じデバイスで画像処理すればコンパクトな撮像部とできる。
【0076】
次に、画像合成部60は例えば図17に示すように運転者が見やすいようにいくつかの画面に分割し並べて合成し直したり、左折するときに車の左側面2の後方から自転車等が接近している等の情報を後述するセンサー部65より得、前左角部の第3カメラ121による映像情報と合成してモニター部70に出力等するものである。
【0077】
また、画像合成部60には監視用車載撮像システム101全体を制御する制御部61と監視用車載撮像システム101の操作情報等の外部入出力部62が備えられている。外部入出力部62は例えば操作パネルの操作スイッチ等である。
【0078】
更にセンサー部65は、例えば車の左側面2周辺の歩行者や自転車等の障害物を感知するセンサーや車のギヤがバックに入ったことを感知するセンサー等で、その情報を画像合成部60の制御部61に入力し、制御部61はそれらの情報に基づいて必要なカメラの撮像を開始することもできる。
【0079】
また、モニター部70は画像合成部60により作成された運転情報を表示するものである。
【0080】
更にモニター部70にスーパーインポーズ機能を持たせ、画面に距離を表示させれば簡単に障害物との距離が判断でき、運転の安全がより図れる。
【0081】
次に、このように構成された監視用車載撮像システム101の動作について説明する。
【0082】
まず、例えば画像合成部60の外部入出力部62に設けられた操作スイッチにより、制御部61の制御の下図14及び図16に示す視野角360度の撮像領域から像の光線が車の前左角部の第3カメラ121に備えられたパルレンズ23の透光面27から光軸の周囲360度の環状情報として入射し、パルレンズ23の中で反射を繰り返し後透光面28から出射する。
【0083】
次に、パルレンズ23から出射した光線は複数枚のレンズを通り撮像素子25に例えば図15に示すように結像円29を結像するが、その結像円29は図13に示すようにその円周が撮像素子25の結像面の有効領域外周の横方向(図13のX軸方向)である両長辺に接し、その結像円29の全ての領域が有効領域内に結像されることとなる。
【0084】
これによって、パルレンズ23の特徴である結像円29で最も情報量の多い外周領域を確実に撮像素子25の有効領域の受光素子に結像させることができると共に、その結像円29をより大きくすることができ、最も必要な車の直近撮像情報の解析度を上げることができる。
【0085】
また、撮像素子25により撮像情報が電気信号に変換され更に第3歪補正部122により図15に見られるような湾曲したような歪が、制御部61の制御の下例えば図17の画面に示すように平坦的な見やすい映像情報と補正される。
【0086】
更に補正された映像情報は制御部61の制御の下、画像合成部60により車の前左角部周辺の監視に必要な映像情報として切り出されると共に、例えば図17に示すように運転者が見やすいようにいくつかの画面に分割し、並べて合成し直したり、必要な他の情報、例えばセンサー部65からの左折するときに車の左側面2に自転車等の障害物が接近している等の情報が合成され、その合成された運転情報がモニター部70に出力される。
【0087】
また、車の角部周辺の運転情報がモニター部70に入力されると、制御部61の制御の下例えば図17のような画面が表示されることとなる。この場合に図15に示すような歪の補正前の映像情報をそのままモニター部70に表示させることもできる。これによって、監視用車載撮像システムの製造コストを抑えることができる。
【0088】
このように本実施形態によれば、結像面に結像された像を電気信号に変換する撮像素子と、その結像面に1群で車体角部の一方の角面近傍から他方の角面近傍を含む所定領域を撮像し結像すると共に、光軸がその車体下方の地平面方向に直交するように形成されているレンズ群とを具備することとしたので、例えば車の前バンパーの左角にレンズ群等備えたカメラを設置すると、左折する時に車の左側面側から前バンパー側右方向まで1台のカメラで撮像でき、複雑な映像(画像)合成技術によらなくとも、容易に正確で十分な情報をモニター画面に映し出すことができる。
【0089】
具体的にはレンズ群24に光軸方向に反射領域である反射面26を形成するパルレンズ23を有し、その光軸の周囲360度を撮像できる1つの第3カメラ121を例えば車の前左角部に、その光軸が車体下方の地平面方向と直交するように設けたので、車の左側面側から前バンパー側右方向までの広い領域を1台のカメラで撮像でき、しかも構造が比較的簡単で安価に監視用車載撮像システムを製造できる。
【0090】
また、撮像素子25の結像面の有効領域にレンズ群24による結像円29の全ての領域を結像すると共にその結像円29の半径を最大とするものとしたので、例えば1台の第3カメラ121で車の左側面側から前バンパー側右方向までの広い範囲を低コストで撮像できると共に、パルレンズ23を使った場合の結像円29で最も情報量の多くなる外周縁により近い領域を全部その撮像素子25の有効領域上に結像させることができ、しかも最大の大きさで結像させるのでパルレンズ23により得られた撮像情報を有効に活用でき、正確な運転情報をモニターに表示できる。
【0091】
更に撮像素子25により変換された電気信号の歪を補正する補正手段例えば第3歪補正部122を備えたので、帯状の歪のない映像情報を得ることができ、そのままモニター画面に表示しても、運転者は容易に正確な運転情報を得ることができる。
【0092】
また、歪補正後の映像情報を含め運転情報を表示するモニター部70を更に具備し、例えば車の映像情報を画像合成部60により合成し、そのモニター部70により表示することとしたので、例えばいくつかの画面に分割し並べて合成したり、センサー部65により得られた障害物との距離情報等、更には画像合成部60の外部入出力部62により入力された外部情報を含めた運転情報を画面に合成することができ、容易に運転者が正確な運転情報を得ることができる。
【0093】
更に第3カメラ121にパルレンズ23を使用したので最大360度の視野角が得られ、切り出す映像(画像)データの範囲を変えることにより容易に、必要な情報の撮像領域を拡大させることができる。例えば従来の広角レンズを使ったカメラより広い範囲を撮像領域として設定できる。
【0094】
なお、本発明は上述したいずれの実施形態にも限定されず、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更して実施できる。
【0095】
例えば、監視用車載撮像システムの例として車の側面や角部にパルレンズ23を有するカメラを設けた場合について説明したがこれに限られるものではなく、例えば車の前後にパルレンズ23を有するカメラを取り付ければ前方カメラ1台で右折或いは左折のときの監視に、又後方カメラ1台でバックするときの左右の監視が確実にできることとなる。また、その場合のモニター部70にその画面上部に前方の映像情報を、画面下部には後方の映像情報を並べて合成し表示すれば運転者に簡単に危険を認識させることができる。
【0096】
更に上述した実施形態では車の速度については特に言及しなかったが、速度が一定の速度以下になったときにその速度をセンサー部65が感知し、制御部61にその情報を出力し、その情報に基づいて制御部61がモニター部70に所定の映像を表示させることもできる。これによって、運転の安全をより確保できることとなる。
【0097】
また、上述した実施形態では車の側方監視として車の左側面2と右側面3にそれぞれ1台づつカメラを設けたがこれに限られるものではなく、どちらか一方例えば左側面2にのみパルレンズ23を有するカメラを設けても良い。車の右側面3の情報は運転席が右側にある場合は、運転手が比較的容易に確認できるためで、これによりコストを抑えることができる。
【0098】
更に上述した実施形態では一台の車に1つ又は2つのカメラを備えた場合を説明したがこれに限られるものではなく、3つ以上のカメラを備え車のあらゆる運転に備えることもできる。この場合もパルレンズ23を使用した監視用車載撮像システムによれば、より軽量低コストにできる。
【0099】
また、上述した監視用車載撮像システム101の実施形態では第3カメラ121のパルレンズ23の反射面26が形成された前方部分が、地平面に対し上方を向くように即ち光軸が地平面に対し直交するように形成したがこれに限られるものではなく、逆に下を向くように形成することもできる。この場合はパルレンズ23として情報量の多い外周領域が上方を向くこととなるが、角度の広い仰角の方が地平面を向くので、より真下の情報を得ることができる。この点は、車の前後に取り付ける場合も同様である。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では1つのレンズ群で車体周囲の広い範囲を撮像し、これらに基づいて運転手に正確で十分な情報を簡易に提供できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る監視用車載撮像システムの車載カメラの設置概略図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る監視用車載撮像システムの構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る監視用車載撮像システムの車載カメラの概略図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る撮像素子に結像される結像円の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る車を前から見た撮像領域の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る撮像素子に結像される映像の説明図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る車を上方から見たときの撮像領域の説明図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る車を側面から見たときの撮像領域の説明図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る歪補正をかけてモニターに表示したときの説明図である。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る歪補正をかけないでモニターに表示したときの説明図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る監視用車載撮像システムの車載カメラの設置概略図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る監視用車載撮像システムの構成図である。
【図13】本発明の第2の実施形態に係る撮像素子に結像される結像円の説明図である。
【図14】本発明の第2の実施形態に係る車の前から見たときの監視用車載撮像システムの説明図である。
【図15】本発明の第2の実施形態に係る撮像素子に結像される映像の説明図である。
【図16】本発明の第2の実施形態に係る視野角の説明図である。
【図17】本発明の第2の実施形態に係る歪補正をかけてモニターに表示したときの説明図である。
【図18】本発明の第2の実施形態に係る歪補正をかけないでモニターに表示したときの説明図である。
【符号の説明】
1、101 監視用車載撮像システム
2 左側面
3 右側面
20 第1撮像部
21 第1カメラ
22 第1歪補正部
23 パルレンズ
24 レンズ群
25 撮像素子
26 反射面
27 透光面
28 後透光面
29 結像円
30 表面中心点
31 中心点
40 第2撮像部
41 第2カメラ
42 第2歪補正部
60 画像合成部
61 制御部
65 センサー部
70 モニター部
120 第3撮像部
121 第3カメラ
122 第3歪補正部

Claims (14)

  1. 結像面に結像された像を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記結像面に1群で車体面の両端部の近傍を含む所定領域を撮像し結像すると共に、光軸が前記車体面の方向に直交するように形成されているレンズ群と
    を具備することを特徴とする監視用車載撮像システム。
  2. 請求項1に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記レンズ群は、その光軸に沿ってその光軸の周囲360度を撮像できるものであることを特徴とする監視用車載撮像システム。
  3. 請求項2に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記レンズ群は、前記光軸方向に反射領域を形成するパルレンズを有することを特徴とする監視用車載撮像システム。
  4. 請求項3に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記レンズ群は、前記撮像素子の結像面にそのレンズ群による結像円の全ての領域を結像すると共に前記結像円の半径を最大とするものであることを特徴とする監視用車載撮像システム。
  5. 請求項3に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記レンズ群は、前記光軸の周囲360度のうち下方側を撮像するものであることを特徴とする監視用車載撮像システム。
  6. 請求項3に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記レンズ群は、前記撮像素子の結像面にそのレンズ群による結像円の一部の領域を結像すると共に前記撮像素子の表面中心点と異なる位置に前記結像円の中心点を結像するものであることを特徴とする監視用車載撮像システム。
  7. 請求項6に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記撮像素子により変換された電気信号の歪を補正する補正手段を更に具備することを特徴とする監視用車載撮像システム。
  8. 請求項7に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記補正手段により得られた映像情報を含め運転情報を画面に表示する表示手段を更に具備し、
    前記車の両側面の映像情報を合成し前記表示手段により表示することを特徴とする監視用車載撮像システム。
  9. 結像面に結像された像を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記結像面に1群で車体角部の一方の角面近傍から他方の角面近傍を含む所定領域を撮像し結像すると共に、光軸が前記車体下方の地平面方向に直交するように形成されているレンズ群と
    を具備することを特徴とする監視用車載撮像システム。
  10. 請求項9に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記レンズ群は、その光軸に沿ってその光軸の周囲360度を撮像できるものであることを特徴とする監視用車載撮像システム。
  11. 請求項10に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記レンズ群は、前記光軸方向に反射領域を形成するパルレンズを有することを特徴とする監視用車載撮像システム。
  12. 請求項11に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記レンズ群は、前記撮像素子の結像面にそのレンズ群による結像円の全ての領域を結像すると共に前記結像円の半径を最大とするものであることを特徴とする監視用車載撮像システム。
  13. 請求項12に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記撮像素子により変換された電気信号の歪を補正する補正手段を更に具備することを特徴とする監視用車載撮像システム。
  14. 請求項13に記載の監視用車載撮像システムにおいて、
    前記補正手段により得られた映像情報を含め運転情報を画面に表示する表示手段を更に具備し、
    前記車の車体角部の映像情報を他の映像情報と合成し前記表示手段により表示することを特徴とする監視用車載撮像システム。
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