JP2004159062A - 無線通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】USIMカ−ドの各種データの有効な切り替え利用。
【解決手段】無線通信端末において、複数のUSIMカードを収容するIF、このIFと無線BB制御部間の切り替え部、切り替え部を制御する制御部から構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】無線通信端末において、複数のUSIMカードを収容するIF、このIFと無線BB制御部間の切り替え部、切り替え部を制御する制御部から構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信回線の加入者データ等を格納したUSIMカードを端末に挿入して無線通信を行う無線通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、IMT−2000の無線通信端末には加入者データ等を格納したUSIMカードを端末に挿入して無線通信を行うものがあった。
【0003】
このUSIMカードを入れ替えることにより、1つの回線契約で複数の種類の無線通信端末を使い分けることができる。その一方で、1つの無線通信端末を複数のUSIMカードを持ったユーザーが共有使用することもできる。
【0004】
ところで、無線通信端末にカードを入れ替えて使用するものに、特許文献1があるが、無線通信部の実装された無線モジュールを入れ替えて使用するものである。
【0005】
また、カードに無線通信プロトコルを入れて、カードを入れ替えることにより、複数の無線通信サービスを利用するものである(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平08−079344号公報
【特許文献2】
特開平11−285066号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の無線通信端末では複数のUSIMカードに格納された各種データの有効な切り替え使用をする場合、ユーザーはUSIMカードを入れ替えて使用する必要があり、操作性が非常に悪かった。また、USIMカードはサイズが小さいため、カードを入れ替えるさいに、カードの紛失が危惧された。
【0008】
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、USIMカ−ドの各種データの有効な切り替え利用する無線通信端末を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1の発明では、
公衆無線基地局と無線通信回線を介して通信をする無線通信端末において、
無線通信回線の加入者データ等を格納するUSIM(Universal Subscriber Identity Module)カードを接続して無線通信を行う無線通信部を有し、
前記無線通信端末は前記USIMカードを複数接続するための複数のインターフェイス部と前記複数のインターフェイス部の1つと前記無線通信部の接続を切り替える切り替え部と前記切り替え部を制御する制御部を有するようにした。
【0010】
請求項2の発明は、請求項第1の無線通信端末において、
無線通信端末の電源投入を検出する検出部を有し、前記制御部は前記検出部が電源の投入を検出した時に、前記無線通信端末で所定の操作を行なった場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御するようにした。
【0011】
請求項3の発明は、請求項第1の無線通信端末において、
前記無線通信端末が待ち受け時に、前記制御部は前記無線通信端末で所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御するようにした。
【0012】
請求項4の発明は、請求項第1の無線通信端末において、
前記無線通信端末は複数のアプリケーションを実行する機能を有し、
前記制御部はアプリケーションの選択をするための所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御するようにした。
【0013】
請求項5の発明は、請求項第1の無線通信端末において、
前記USIMカードに電話帳データを格納、及び格納したデータを読み出して使用できる機能を有し、
前記制御部は前記無線通信端末で所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御して、前記USIMカードに格納している電話帳データを切り替えて使用するようにした。
【0014】
請求項6の発明は、請求項第1の無線通信端末において、
無線通信回線接続後に無線通信事業者の提供する各種サービスを要求する信号を送信後、
前記USIMカードに格納された加入者データでは前記各種サービスが利用できない場合は、前記無線通信端末の表示部に前記USIMカードの切り替えを促すメッセージを表示するようにした。
【0015】
請求項7の発明は、請求項第6の無線通信端末において、
前記無線通信端末の表示部に前記USIMカードの切り替えを促すメッセージを表示後、
前記制御部は前記無線通信端末で所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御するようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を実施した無線通信端末を使用した無線通信システムの構成図である。
【0017】
本発明の実施例として、公衆無線通信の無線媒体がIMT−2000の場合を例にして説明する。
【0018】
図1において、101は公衆網、102、103は公衆網に接続されている通信回線、104は通信回線102を収容し、無線通信端末と無線通信を行う無線基地局、105は無線通信端末、106,107は無線通信端末105に挿入して使用するUSIMカード、108は無線通信端末105で操作、閲覧、使用するコンテンツサービスを実行するコンテンツサーバーである。
【0019】
図2は無線通信端末105のブロック図である。
【0020】
図2において、201は無線通信端末本体部、202は送受信を行うRF部、203は電波を送受信するアンテナ、204は送信データの変調及び、受信データの復調を行う変復調部、205はIMT−2000のレイヤ1からレイヤ3までの送信信号処理を行う送信処理部、206はIMT−2000のレイヤ1からレイヤ3までの受信信号処理を行う受信処理部、207はデータ通信を行うさいのデータの誤り検出、訂正処理を行うデータ通信処理部、208は各種の制御処理を行う制御部、209、210はUSIMカードを接続するUSIMカードIF部、211は前記USIMカードIF209,210と前記制御部208の接続を切り替える切り替え部、212は前記切り替え部211の切り替えの制御を行う切り替え制御部、213は無線通信端末の操作部、214は無線通信端末の表示部、215は各部に電源を供給する電源部、216は電源の投入を検出する電源投入検出部である。
【0021】
次に本発明の実施例の動作について説明する。
【0022】
(1)USIMカードが1枚のみ接続されている場合
図3は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0023】
まず、無線通信端末の電源が投入される時を例にして説明する。
【0024】
電源部215がONになり(ST301)、各部に電源が供給されると、電源投入検出部216は電源が投入された事を切り替え制御部212に通知する(ST302)。切り替え制御部212は切り替え部211を最初にUSIMカードIF部209と制御部208の間が接続されるように制御する。次にUSIMカードIF部210と制御部208の間が接続されるように制御する(ST303)。制御部208はUSIMカードIF209かUSIMカードIF210のどちらかに接続されたUSIMカードと通信を行い、USIMカードが接続されている事を検知すると(ST304)、制御部208は接続されているUSIMカードから、電話番号や加入者情報等の無線通信に必要な情報を読み出す(ST305)。
【0025】
必要な情報を読み出し、無線通信の待ち受け状態になると、表示部214を待ち受け画面表示にする(ST306)。
【0026】
次にUSIMカードが2枚とも接続されている場合の各動作について説明する。
【0027】
(2)無線通信端末の電源投入時
図4は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0028】
電源部215がONになり(ST401)、各部に電源が供給されると、電源投入検出部216は電源が投入された事を切り替え制御部212に通知する(ST402)。
【0029】
この時、操作部213において所定の操作を行うと(ST403)、制御部208はこの情報を切り替え制御部212に通知する。
【0030】
切り替え制御部212は切り替え部211を所定の操作によりあらかじめ決められている接続、すなわちUSIMカードIF部209、もしくはUSIMカードIF部210のどちらかと制御部208の間が接続されるように制御する(ST404)。制御部208はUSIMカードIFに接続されているUSIMカードから、電話番号や加入者情報等の無線通信に必要な情報を読み出す(ST405)。
【0031】
必要な情報を読み出し、無線通信の待ち受け状態になると、表示部214を待ち受け画面表示にする(ST406)。
【0032】
(3)無線通信端末の待ち受け時
図5は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0033】
無線通信端末の待ち受け時(ST501)、操作部213において所定の操作を行うと(ST502)、制御部208はこの情報を切り替え制御部212に通知する。
【0034】
切り替え制御部212は切り替え部211を所定の操作によりあらかじめ決められている接続、すなわちUSIMカードIF部209、もしくはUSIMカードIF部210のどちらかと制御部208の間が接続されるように制御する(ST503)。制御部208はUSIMカードIFに接続されているUSIMカードから、電話番号や加入者情報等の無線通信に必要な情報を読み出す(ST504)。必要な情報を読み出し、無線通信の待ち受け状態になると、表示部214を待ち受け画面表示にする(ST505)。
【0035】
(4)アプリケーションの選択操作
図6は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0036】
操作部213において無線通信端末の持つアプリケーション選択のための所定の操作を行うと(ST601)、制御部208は選択されたアプリケーションに必要な各種パラメータ等が現在、接続経路が設定されているUSIMカードに格納されているか調べるために、必要な情報を読み出す(ST602)。
【0037】
必要な各種パラメータ等が格納されていれば(ST603)、選択されたアプリケーションを実行する(ST604)。
【0038】
必要な各種パラメータ等が格納されていなければ、切り替え制御部212は切り替え部211を制御部208間と別のUSIMカードの接続経路が設定されるように制御する(ST605)。
【0039】
そして、USIMカードに格納されている必要な情報を読み出し(ST606)、選択されたアプリケーションを実行する(ST604)。
【0040】
(5)電話帳データの切り替え
図7は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0041】
操作部213において電話帳データの切り替えのための所定の操作を行うと(ST701)、制御部208はこの情報を切り替え制御部212に通知する。
【0042】
切り替え制御部212は切り替え部211を所定の操作によりあらかじめ決められている接続、すなわちUSIMカードIF部209、もしくはUSIMカードIF部210のどちらかと制御部208の間が接続されるように制御する(ST702)。そして、表示部214を電話帳メニュー画面の表示にする(ST703)。
【0043】
(6)コンテンツサービスの利用
図8は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0044】
無線通信事業者の提供するコンテンツサービス、例えば各種情報提供サービス等があるが、これらは別途利用のための契約が必要で、有料のものが多い。これらサービスの契約情報は加入者情報と一緒に通信事業者のデータベースに格納されている。
【0045】
次に、このコンテンツサービスを利用する場合の動作ついて説明する。
【0046】
操作部213によりコンテンツサービスの開始操作を行うと(ST801)、まず、無線通信回線を接続する(ST802)。そして、公衆網101に接続されている無線通信事業者のデータベース(図示せず)により、ユーザーがコンテンツサービスの利用契約をしている加入者か調べられる。ここで、利用契約をしていれば(ST803)、コンテンツサーバー108に接続されてサービスが開始される(ST804)。
【0047】
利用契約がされていなければ、サービス要求の拒否信号が送られてくる(ST805)。そして、無線回線が切断される(ST806)。制御部208はこの拒否信号が送られてきたことを検出すると(ST807)、表示部214に、例えば「サービスの契約をしていません。USIMカードを切り替えてください。」とUSIMカードの切り替えメッセージを表示する。(ST808)の切り替えメッセージを表示する。
【0048】
ユーザーは操作部213において所定の操作を行うと(ST809)、制御部208はこの情報を切り替え制御部212に通知する。
【0049】
切り替え制御部212は切り替え部211を所定の操作によりあらかじめ決められている接続、すなわちUSIMカードIF部209、もしくはUSIMカードIF部210のどちらかと制御部208の間が接続されるように制御する(ST810)。制御部208はUSIMカードIFに接続されているUSIMカードから、電話番号や加入者情報等の無線通信に必要な情報を読み出す(ST811)。必要な情報を読み出し、無線通信の待ち受け状態になると、表示部214を待ち受け画面表示にする(ST812)。
【0050】
そして、再度、操作部213によりコンテンツサービスの開始操作を行い、サービスを利用する(ST804)。
【0051】
【他の実施例】
上記実施例では、USIMカードIFが2つの場合を例にしたが、2つ以上であっても全く同様な動作ができ、同様な効果がある。
【0052】
上記実施例では、無線通信の媒体としてIMT−2000を用いたが、他の無線通信の媒体でも全く同様な動作ができ、同様な効果がある。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると
公衆無線基地局と無線通信回線を介して通信をする無線通信端末において、
無線通信回線の加入者データ等を格納するUSIMカードを接続して無線通信を行う無線通信部を有し、
前記無線通信端末は前記USIMカードを複数接続するための複数のインターフェイス部と前記複数のインターフェイス部の1つと前記無線通信部の接続を切り替える切り替え部と前記切り替え部を制御する制御部を有するようにしたので、
複数のUSIMカードに格納された各種データの有効な切り替え使用をする場合、ユーザーはUSIMカードを入れ替えて使用する必要が無い。また、USIMカードを入れ替えるさいのカード紛失の心配も無い。
【0054】
以上のような極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したシステムの構成図
【図2】無線通信端末のブロック図
【図3】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【図4】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【図5】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【図6】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【図7】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【図8】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【符号の説明】
101 公衆網
102、103 通信回線
104 無線基地局
105 無線通信端末
106、107 USIMカード
108 コンテンツサーバー
201 無線通信端末本体部
202 RF部
203 アンテナ
204 変復調部
205 送信処理部
206 受信処理部
207 データ通信処理部
208 制御部
209、210 USIMカードIF部
211 切り替え部
212 切り替え制御部
213 操作部
214 表示部
215 電源部
216 電源投入検出部
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信回線の加入者データ等を格納したUSIMカードを端末に挿入して無線通信を行う無線通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、IMT−2000の無線通信端末には加入者データ等を格納したUSIMカードを端末に挿入して無線通信を行うものがあった。
【0003】
このUSIMカードを入れ替えることにより、1つの回線契約で複数の種類の無線通信端末を使い分けることができる。その一方で、1つの無線通信端末を複数のUSIMカードを持ったユーザーが共有使用することもできる。
【0004】
ところで、無線通信端末にカードを入れ替えて使用するものに、特許文献1があるが、無線通信部の実装された無線モジュールを入れ替えて使用するものである。
【0005】
また、カードに無線通信プロトコルを入れて、カードを入れ替えることにより、複数の無線通信サービスを利用するものである(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平08−079344号公報
【特許文献2】
特開平11−285066号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の無線通信端末では複数のUSIMカードに格納された各種データの有効な切り替え使用をする場合、ユーザーはUSIMカードを入れ替えて使用する必要があり、操作性が非常に悪かった。また、USIMカードはサイズが小さいため、カードを入れ替えるさいに、カードの紛失が危惧された。
【0008】
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、USIMカ−ドの各種データの有効な切り替え利用する無線通信端末を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1の発明では、
公衆無線基地局と無線通信回線を介して通信をする無線通信端末において、
無線通信回線の加入者データ等を格納するUSIM(Universal Subscriber Identity Module)カードを接続して無線通信を行う無線通信部を有し、
前記無線通信端末は前記USIMカードを複数接続するための複数のインターフェイス部と前記複数のインターフェイス部の1つと前記無線通信部の接続を切り替える切り替え部と前記切り替え部を制御する制御部を有するようにした。
【0010】
請求項2の発明は、請求項第1の無線通信端末において、
無線通信端末の電源投入を検出する検出部を有し、前記制御部は前記検出部が電源の投入を検出した時に、前記無線通信端末で所定の操作を行なった場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御するようにした。
【0011】
請求項3の発明は、請求項第1の無線通信端末において、
前記無線通信端末が待ち受け時に、前記制御部は前記無線通信端末で所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御するようにした。
【0012】
請求項4の発明は、請求項第1の無線通信端末において、
前記無線通信端末は複数のアプリケーションを実行する機能を有し、
前記制御部はアプリケーションの選択をするための所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御するようにした。
【0013】
請求項5の発明は、請求項第1の無線通信端末において、
前記USIMカードに電話帳データを格納、及び格納したデータを読み出して使用できる機能を有し、
前記制御部は前記無線通信端末で所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御して、前記USIMカードに格納している電話帳データを切り替えて使用するようにした。
【0014】
請求項6の発明は、請求項第1の無線通信端末において、
無線通信回線接続後に無線通信事業者の提供する各種サービスを要求する信号を送信後、
前記USIMカードに格納された加入者データでは前記各種サービスが利用できない場合は、前記無線通信端末の表示部に前記USIMカードの切り替えを促すメッセージを表示するようにした。
【0015】
請求項7の発明は、請求項第6の無線通信端末において、
前記無線通信端末の表示部に前記USIMカードの切り替えを促すメッセージを表示後、
前記制御部は前記無線通信端末で所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御するようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を実施した無線通信端末を使用した無線通信システムの構成図である。
【0017】
本発明の実施例として、公衆無線通信の無線媒体がIMT−2000の場合を例にして説明する。
【0018】
図1において、101は公衆網、102、103は公衆網に接続されている通信回線、104は通信回線102を収容し、無線通信端末と無線通信を行う無線基地局、105は無線通信端末、106,107は無線通信端末105に挿入して使用するUSIMカード、108は無線通信端末105で操作、閲覧、使用するコンテンツサービスを実行するコンテンツサーバーである。
【0019】
図2は無線通信端末105のブロック図である。
【0020】
図2において、201は無線通信端末本体部、202は送受信を行うRF部、203は電波を送受信するアンテナ、204は送信データの変調及び、受信データの復調を行う変復調部、205はIMT−2000のレイヤ1からレイヤ3までの送信信号処理を行う送信処理部、206はIMT−2000のレイヤ1からレイヤ3までの受信信号処理を行う受信処理部、207はデータ通信を行うさいのデータの誤り検出、訂正処理を行うデータ通信処理部、208は各種の制御処理を行う制御部、209、210はUSIMカードを接続するUSIMカードIF部、211は前記USIMカードIF209,210と前記制御部208の接続を切り替える切り替え部、212は前記切り替え部211の切り替えの制御を行う切り替え制御部、213は無線通信端末の操作部、214は無線通信端末の表示部、215は各部に電源を供給する電源部、216は電源の投入を検出する電源投入検出部である。
【0021】
次に本発明の実施例の動作について説明する。
【0022】
(1)USIMカードが1枚のみ接続されている場合
図3は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0023】
まず、無線通信端末の電源が投入される時を例にして説明する。
【0024】
電源部215がONになり(ST301)、各部に電源が供給されると、電源投入検出部216は電源が投入された事を切り替え制御部212に通知する(ST302)。切り替え制御部212は切り替え部211を最初にUSIMカードIF部209と制御部208の間が接続されるように制御する。次にUSIMカードIF部210と制御部208の間が接続されるように制御する(ST303)。制御部208はUSIMカードIF209かUSIMカードIF210のどちらかに接続されたUSIMカードと通信を行い、USIMカードが接続されている事を検知すると(ST304)、制御部208は接続されているUSIMカードから、電話番号や加入者情報等の無線通信に必要な情報を読み出す(ST305)。
【0025】
必要な情報を読み出し、無線通信の待ち受け状態になると、表示部214を待ち受け画面表示にする(ST306)。
【0026】
次にUSIMカードが2枚とも接続されている場合の各動作について説明する。
【0027】
(2)無線通信端末の電源投入時
図4は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0028】
電源部215がONになり(ST401)、各部に電源が供給されると、電源投入検出部216は電源が投入された事を切り替え制御部212に通知する(ST402)。
【0029】
この時、操作部213において所定の操作を行うと(ST403)、制御部208はこの情報を切り替え制御部212に通知する。
【0030】
切り替え制御部212は切り替え部211を所定の操作によりあらかじめ決められている接続、すなわちUSIMカードIF部209、もしくはUSIMカードIF部210のどちらかと制御部208の間が接続されるように制御する(ST404)。制御部208はUSIMカードIFに接続されているUSIMカードから、電話番号や加入者情報等の無線通信に必要な情報を読み出す(ST405)。
【0031】
必要な情報を読み出し、無線通信の待ち受け状態になると、表示部214を待ち受け画面表示にする(ST406)。
【0032】
(3)無線通信端末の待ち受け時
図5は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0033】
無線通信端末の待ち受け時(ST501)、操作部213において所定の操作を行うと(ST502)、制御部208はこの情報を切り替え制御部212に通知する。
【0034】
切り替え制御部212は切り替え部211を所定の操作によりあらかじめ決められている接続、すなわちUSIMカードIF部209、もしくはUSIMカードIF部210のどちらかと制御部208の間が接続されるように制御する(ST503)。制御部208はUSIMカードIFに接続されているUSIMカードから、電話番号や加入者情報等の無線通信に必要な情報を読み出す(ST504)。必要な情報を読み出し、無線通信の待ち受け状態になると、表示部214を待ち受け画面表示にする(ST505)。
【0035】
(4)アプリケーションの選択操作
図6は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0036】
操作部213において無線通信端末の持つアプリケーション選択のための所定の操作を行うと(ST601)、制御部208は選択されたアプリケーションに必要な各種パラメータ等が現在、接続経路が設定されているUSIMカードに格納されているか調べるために、必要な情報を読み出す(ST602)。
【0037】
必要な各種パラメータ等が格納されていれば(ST603)、選択されたアプリケーションを実行する(ST604)。
【0038】
必要な各種パラメータ等が格納されていなければ、切り替え制御部212は切り替え部211を制御部208間と別のUSIMカードの接続経路が設定されるように制御する(ST605)。
【0039】
そして、USIMカードに格納されている必要な情報を読み出し(ST606)、選択されたアプリケーションを実行する(ST604)。
【0040】
(5)電話帳データの切り替え
図7は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0041】
操作部213において電話帳データの切り替えのための所定の操作を行うと(ST701)、制御部208はこの情報を切り替え制御部212に通知する。
【0042】
切り替え制御部212は切り替え部211を所定の操作によりあらかじめ決められている接続、すなわちUSIMカードIF部209、もしくはUSIMカードIF部210のどちらかと制御部208の間が接続されるように制御する(ST702)。そして、表示部214を電話帳メニュー画面の表示にする(ST703)。
【0043】
(6)コンテンツサービスの利用
図8は、本発明の実施例を説明するための動作フロー図である。
【0044】
無線通信事業者の提供するコンテンツサービス、例えば各種情報提供サービス等があるが、これらは別途利用のための契約が必要で、有料のものが多い。これらサービスの契約情報は加入者情報と一緒に通信事業者のデータベースに格納されている。
【0045】
次に、このコンテンツサービスを利用する場合の動作ついて説明する。
【0046】
操作部213によりコンテンツサービスの開始操作を行うと(ST801)、まず、無線通信回線を接続する(ST802)。そして、公衆網101に接続されている無線通信事業者のデータベース(図示せず)により、ユーザーがコンテンツサービスの利用契約をしている加入者か調べられる。ここで、利用契約をしていれば(ST803)、コンテンツサーバー108に接続されてサービスが開始される(ST804)。
【0047】
利用契約がされていなければ、サービス要求の拒否信号が送られてくる(ST805)。そして、無線回線が切断される(ST806)。制御部208はこの拒否信号が送られてきたことを検出すると(ST807)、表示部214に、例えば「サービスの契約をしていません。USIMカードを切り替えてください。」とUSIMカードの切り替えメッセージを表示する。(ST808)の切り替えメッセージを表示する。
【0048】
ユーザーは操作部213において所定の操作を行うと(ST809)、制御部208はこの情報を切り替え制御部212に通知する。
【0049】
切り替え制御部212は切り替え部211を所定の操作によりあらかじめ決められている接続、すなわちUSIMカードIF部209、もしくはUSIMカードIF部210のどちらかと制御部208の間が接続されるように制御する(ST810)。制御部208はUSIMカードIFに接続されているUSIMカードから、電話番号や加入者情報等の無線通信に必要な情報を読み出す(ST811)。必要な情報を読み出し、無線通信の待ち受け状態になると、表示部214を待ち受け画面表示にする(ST812)。
【0050】
そして、再度、操作部213によりコンテンツサービスの開始操作を行い、サービスを利用する(ST804)。
【0051】
【他の実施例】
上記実施例では、USIMカードIFが2つの場合を例にしたが、2つ以上であっても全く同様な動作ができ、同様な効果がある。
【0052】
上記実施例では、無線通信の媒体としてIMT−2000を用いたが、他の無線通信の媒体でも全く同様な動作ができ、同様な効果がある。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると
公衆無線基地局と無線通信回線を介して通信をする無線通信端末において、
無線通信回線の加入者データ等を格納するUSIMカードを接続して無線通信を行う無線通信部を有し、
前記無線通信端末は前記USIMカードを複数接続するための複数のインターフェイス部と前記複数のインターフェイス部の1つと前記無線通信部の接続を切り替える切り替え部と前記切り替え部を制御する制御部を有するようにしたので、
複数のUSIMカードに格納された各種データの有効な切り替え使用をする場合、ユーザーはUSIMカードを入れ替えて使用する必要が無い。また、USIMカードを入れ替えるさいのカード紛失の心配も無い。
【0054】
以上のような極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したシステムの構成図
【図2】無線通信端末のブロック図
【図3】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【図4】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【図5】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【図6】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【図7】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【図8】本発明の実施例を説明するための動作フロー図
【符号の説明】
101 公衆網
102、103 通信回線
104 無線基地局
105 無線通信端末
106、107 USIMカード
108 コンテンツサーバー
201 無線通信端末本体部
202 RF部
203 アンテナ
204 変復調部
205 送信処理部
206 受信処理部
207 データ通信処理部
208 制御部
209、210 USIMカードIF部
211 切り替え部
212 切り替え制御部
213 操作部
214 表示部
215 電源部
216 電源投入検出部
Claims (7)
- 公衆無線基地局と無線通信回線を介して通信をする無線通信端末において、
無線通信回線の加入者データ等を格納するUSIM(Universal Subscriber Identity Module)カードを接続して無線通信を行う無線通信部を有し、
前記無線通信端末は前記USIMカードを複数接続するための複数のインターフェイス部と前記複数のインターフェイス部の1つと前記無線通信部の接続を切り替える切り替え部と前記切り替え部を制御する制御部を有することを特徴とする無線通信端末。 - 請求項1記載の無線通信端末において、
無線通信端末の電源投入を検出する検出部を有し、前記制御部は前記検出部が電源の投入を検出した時に、前記無線通信端末で所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御することを特徴とする無線通信端末。 - 請求項1記載の無線通信端末において、
前記無線通信端末が待ち受け時に、前記制御部は前記無線通信端末で所定の操作を行なった場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御することを特徴とする無線通信端末。 - 請求項1記載の無線通信端末において、
前記無線通信端末は複数のアプリケーションを実行する機能を有し、
前記制御部はアプリケーションの選択をするための所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御することを特徴とする無線通信端末。 - 請求項1記載の無線通信端末において、
前記USIMカードに電話帳データを格納、及び格納したデータを読み出して使用できる機能を有し、
前記制御部は前記無線通信端末で所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御して、前記USIMカードに格納している電話帳データを切り替えて使用することを特徴とする無線通信端末。 - 請求項1記載の無線通信端末において、
無線通信回線接続後に無線通信事業者の提供する各種サービスを要求する信号を送信後、
前記USIMカードに格納された加入者データでは前記各種サービスが利用できない場合は、
前記無線通信端末の表示部に前記USIMカードの切り替えを促すメッセージを表示することを特徴とする無線通信端末。 - 請求項6記載の無線通信端末において、
前記無線通信端末の表示部に前記USIMカードの切り替えを促すメッセージを表示後、
前記制御部は前記無線通信端末で所定の操作を行った場合に、前記切り替え部を所定の接続になるように制御することを特徴とする無線通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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JP2002322460A Withdrawn JP2004159062A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 無線通信端末 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004159062A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8604902B2 (en) | 2007-11-19 | 2013-12-10 | Felica Networks, Inc. | Communication system, information processing method, and program product |
JP2020102781A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | Kddi株式会社 | 複数のsimを用いて省エネモードを実現する端末及びその通信設備装置 |
-
2002
- 2002-11-06 JP JP2002322460A patent/JP2004159062A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8604902B2 (en) | 2007-11-19 | 2013-12-10 | Felica Networks, Inc. | Communication system, information processing method, and program product |
JP2020102781A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | Kddi株式会社 | 複数のsimを用いて省エネモードを実現する端末及びその通信設備装置 |
JP7175745B2 (ja) | 2018-12-21 | 2022-11-21 | Kddi株式会社 | 複数のsimを搭載した端末と通信設備装置とを有するシステム |
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