JP2004159060A - オンデマンド・システム - Google Patents
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Abstract
【目的】システム規模の増大やシステム構成の変更に柔軟且つ容易に対応できるオンデマンド・システムを提供すること。
【構成】オンデマンド・サービスサーバと、コネクション設定管理サーバを備え、オンデマンドでサービスを行うメディアデータの伝送に固定接続型コネクション機能のみを持つコネクション指向型のネットワーク装置を用い、制御データの伝送にはコネクションレス型のネットワークを用い、コネクション指向型のネットワーク装置は、コネクションレス型ネットワークを介してコネクション設定及び解除を行うインタフェースを備え、オンデマンド・サービスの要求の発生時に、オンデマンド・サービスサーバにコネクション設定を指示されたコネクション設定管理サーバがコネクションレス型のネットワークを介してコネクション指向型のネットワーク装置にコネクションの設定を行うよう構成する。
【選択図】 図1
【構成】オンデマンド・サービスサーバと、コネクション設定管理サーバを備え、オンデマンドでサービスを行うメディアデータの伝送に固定接続型コネクション機能のみを持つコネクション指向型のネットワーク装置を用い、制御データの伝送にはコネクションレス型のネットワークを用い、コネクション指向型のネットワーク装置は、コネクションレス型ネットワークを介してコネクション設定及び解除を行うインタフェースを備え、オンデマンド・サービスの要求の発生時に、オンデマンド・サービスサーバにコネクション設定を指示されたコネクション設定管理サーバがコネクションレス型のネットワークを介してコネクション指向型のネットワーク装置にコネクションの設定を行うよう構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上において、情報やサービスが要求された場合に直ちに利用が可能なオンデマンド・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
オンデマンド・システムの代表的な例としてVOD(Video On Demand )システムが挙げられる。VODシステムでは、本来、SVC(Switched Virtual Connection:交換型VC)機能を持ったATMスイッチ装置を伝送路に用いて、サービスの要求があった場合にダイナミックにコネクションを設定・解除する必要がある。但し、ATMスイッチ装置は非常に高価であるため、システムの構築費用が高くなるという問題があった。
【0003】
そこで、特開平10−65693号ではPVC(Permanent Virtual Connection: 固定接続型VC)機能のみを持つ安価なATM−HUB装置を用いて、VODのためのダイナミック・ルーティング機能を実現する手法が提案されている。図10に示すように、メディア・サーバ(VODならば映像サーバ)とクライアント端末の他に、メディア・サーバとクライアント端末間のコネクションを設定するためのコネクション設定管理サーバを設置し、ATM−HUB装置にはコネクション設定管理サーバとクライアント端末との間をオンデマンドのチャネル指定のために予めコネクションをPVCとして設定する。
【0004】
コネクション設定管理サーバとATM−HUB装置のコントローラ間はATMコネクション→コマンド・インタフェース・アダプタ→コマンドインタフェースを介して接続する。
【0005】
クライアント端末でサービス要求が発生すると、クライアント端末から送信要求するメディアのチャネル選択要求をコネクション設定管理サーバへ通知する。コネクション設定管理サーバは、コマンド・インタフェース・アダプタ→コマンドインタフェースを介してATM−HUB装置コントローラと接続されているので、コマンドベースでATM−HUB装置にクライアント端末と該当メディア・サーバとの間にコネクションの設定を要求する。
【0006】
コネクションが設定されると、クライアント端末はこのコネクションを利用してメディア・サーバにメディア送信要求を出し、メディア・サーバはこのコネクションを利用して該当するメディアデータを送信する。
【0007】
メディア送信サービス終了後は、クライアント端末からコネクション設定管理サーバに切断要求を出し、コネクション設定管理サーバはこれを受けて、コマンド・インタフェース・アダプタ→コマンドインタフェースを介して、ATM−HUB装置に該当コネクションの切断を要求する。
【0008】
このようにして、SVC機能を持たないATM−HUB装置とメディア・サーバ、クライアント端末の構成で、ダイナミック・ルーティング機能を持つオンデマンド・システムを実現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方式では、システムの規模が大きくなり、クライアント端末の数が増加した場合、クライアント端末からコネクション設定管理サーバへのチャネル指定のために予め設定するPVCの数がそれだけ増加する。更に、ATM−HUB装置を複数台用いる場合は、クライアント端末からコネクション設定管理サーバへのコネクション設定は複雑になる。従って、大規模なシステムでは、チャネル指定用のPVCの設定を人手で行うには非常に面倒になる。
【0010】
又、クライアント端末を接続するATM−HUB装置のポートを変更する場合には、コネクション設定管理サーバ内の端末接続情報の変更だけでなく、チャネル指定のためのPVCの設定し直しも行う必要があり、システム構成の変更が容易でないという問題もある。
【0011】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、SVC機能を持たないATM−HUB装置を用いたオンデマンド・システムにおいて、システム規模の増大やシステム構成の変更に柔軟且つ容易に対応できるオンデマンド・システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、メディア・サーバ及びクライアント端末にイーサネットインタフェースを備え、ATM−HUB装置にはイーサネットを介してPVCの設定・解除が可能なI/Fを設ける。
【0013】
メディア・サーバ、クライアント端末及びATM−HUB装置は前記イーサネットインタフェースを介してイーサネットに接続される。
【0014】
前記イーサネットは制御信号の伝送に用い、ATM−HUB装置のATMネットワークはメディアデータのみを伝送するネットワークとして利用する。
【0015】
前記イーサネット上には、クライアント端末からのサービス要求の受付、メディア・サーバへのメディア送信指示及び後述するコネクション設定管理サーバに対してコネクションの設定・解除の要求等の機能を持つ、オンデマンド・サービスサーバを設ける。
【0016】
更に、前記イーサネット上には、前記オンデマンド・サービスサーバからの要求に従ってATM−HUB装置にコネクションの設定・解除を指示するコネクション設定管理サーバを設ける。このオンデマンド・サービスサーバには各端末やサーバがATM−HUB装置のどこに接続されているかATM−HUB装置間がどのように接続されているかといったシステムの接続情報を管理する接続情報管理テーブルを持つ。
【0017】
このような構成にすることによって、制御信号をコネクションレス型の通信であるイーサネット上で行うことができ、システム規模が大きい場合やシステム運用後の構成変更にも容易に対応することができるようになる。又、メディア・サーバのATM I/Fは送信専用、クライアント端末のATM I/Fは受信専用として構成することができ、ハード実装の簡易化も期待できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
<実施の形態1>
本実施の形態では、オンデマンドのサービスとして映像の配信を行うVODシステムを例に挙げる。
【0020】
図1は本実施の形態の構成を示す図である。101はPVC設定機能のみを持ったATM−HUB装置であり、イーサネットを介してコネクションを設定・解除を行うコネクション設定I/Fを持つ。
【0021】
102は映像サーバであり、配信要求に従ってATM I/Fで映像データを配信する機能を持つ。
【0022】
103はクライアント端末であり、一般的なPC(Personal Computer )にATM I/Fと映像のデコード機能を持たせたものやVODシステムの専用STB(Set Top Box )等が考えられる。クライアント端末は、映像データを受信するATM I/Fと制御信号の送受を行うためのイーサネットI/Fを持つ。
【0023】
104はイーサネットであり、一般に普及しているハブ装置やスイッチ装置で実現される。
【0024】
105はオンデマンド・サービスサーバであり、クライアント端末103からの映像配信要求を受け付けて、映像サーバ102に対して映像データの配信を指示する機能、後述のコネクション設定管理サーバ106に対してATM−HUB装置101へのコネクション設定・解除の要求を行う機能を有する。
【0025】
106はコネクション設定管理サーバであり、オンデマンド・サービスサーバ105からの要求に従ってATM−HUB装置101へのコネクション設定・解除を行う機能を有する。
【0026】
ここで、説明を簡単化するために、図2に示すようなATM−HUB装置2台(101−1,101−2)、映像サーバ2台(102−1,102−2)、クライアント端末2台(103−1,103−2)のシステム構成を考える。
【0027】
映像サーバ102−1はATM−HUB装置101−1のポート1に、映像サーバ102−2はATM−HUB装置101−2のポート1にそれぞれ接続されており、クライアント端末103−1はATM−HUB装置101−1のポート2に、クライアント端末103−2はATM−HUB装置101−2のポート2にそれぞれ接続されている。
【0028】
又、ATM−HUB装置101−1のポート3とATM−HUB装置101−2のポート3同士が接続されている。
【0029】
コネクション設定管理サーバ106には、各クライアント端末やサーバがATM−HUB装置のどこに接続されているかやATM−HUB装置間がどのように接続されているかといったシステムの接続情報を管理する接続情報管理テーブルを持つが、本実施の形態の場合は図3のようになる。又、現在設定しているコネクションを管理するコネクション管理テーブルも持つ。これは図4のような形を採る。
【0030】
オンデマンド・サービスサーバ105には、各映像サーバがサービス可能なコンテンツ(映像データ)を管理するテーブルを持つ。本実施の形態では、図5に示す内容であるとする。この他にもコンテンツの題名や再生時間等の付加情報も持たせ、クライアント端末においてユーザ再生コンテンツ選択時に提供する等の機能が考えられるが、ここでは簡単化のため省略する。
【0031】
次に、コンテンツ再生時の動作について説明する。
【0032】
クライアント端末103−1がコンテンツAの再生要求する場合、
(1)クライアント端末103−1からイーサネット104を介してオンデマンド・サービスサーバ105にコンテンツAの再生要求が送られる。
【0033】
(2)再生要求を受け取ったオンデマンド・サービスサーバ105は、図5のコンテンツ管理テーブルを検索し、コンテンツAが映像サーバ102−1に記憶されていることを知る。
【0034】
(3)オンデマンド・サービスサーバ105は、イーサネット104を介してコネクション設定管理サーバ106に対して、映像サーバ102−1からクライアント端末103−1へのコネクションの設定要求を送信する。
【0035】
(4)コネクション設定要求を受け取ったコネクション設定管理サーバ106は、図4の接続情報管理テーブルを検索し、映像サーバ102−1はATM−HUB装置101−1のポート1に接続され、クライアント端末103−1はATM−HUB装置101−1のポート2に接続されていることを知る。
【0036】
(5)コネクション設定管理サーバ106は、ATM−HUB装置101−1に対してポート1からポート2へのコネクションを設定するように、イーサネット104とコネクション設定I/Fを介して要求する。このとき、割り当てたVPI/VCIの値をポート1ではVPI1/VCI1、ポート2ではVOI2/VCI2とすると、コネクション管理テーブルには図6の項目が登録される。
【0037】
(6)ATM−HUB装置101−1は、コネクション設定要求に従ってポート1からポート2へのATMコネクション507を設定する(図7)。
【0038】
(7)コネクションの設定終了が確認されると、コネクション設定管理サーバ106は、オンデマンド・サービスサーバ105に対して、イーサネット104を介して設定したコネクションの情報(映像サーバ側ポートのVPI/VCI値及びクライアント端末側ポートのVPI/VCI値)を通知する。
【0039】
(8)オンデマンド・サービスサーバ105は、コネクション設定終了の通知を受け取ると、そのコネクション情報を基にクライアント端末103−1にはイーサネット104を介して受信VPI/VCI値(VPI2/VCI2)を通知し、映像サーバ102−1にはコンテンツAを送信VPI/VCI値(VPI1/VCI1)で送信するようにイーサネット104を介して指示する。
【0040】
(9)コンテンツAの再生指示を受け取った映像サーバ102−1は、指示されたVPI/VCI値(VPI1/VCI1)でコンテンツAの映像データをATM I/Fから送信を開始する。
【0041】
(10)送信された映像データは、ATM−HUB装置101−1内に設定されているコネクション507によってクライアント端末103−1のATM I/Fに届けられる。
【0042】
(11)映像データの送信の終了若しくはクライアント端末からの再生終了要求が行われると、クライアント端末からその旨がイーサネット104を介してオンデマンド・サービスサーバ105に通知される。
【0043】
(12)オンデマンド・サービスサーバ105は、コネクション設定管理サーバ106に対して、該当コネクションの解除の要求をイーサネット104を介して送信する。又、映像サーバ102−1に対しても、イーサネット104を介して映像データの送信の終了を指示する。
【0044】
(13)コネクション設定管理サーバ106は、該当コネクションをコネクション管理テーブルから検索し、その結果からATM−HUB装置101−1に対して、イーサネット104とコネクション設定I/Fを介してコネクションの解除指示を行う。同時にコネクション管理テーブルから解除したコネクションを抹消する。
【0045】
こうして、クライアント端末からの再生要求に対してダイナミックなコネクションの設定・解除が実現される。
【0046】
次に、2台のATM−HUB装置を介したコネクションを設定する場合についても説明する。
【0047】
クライアント端末103−2がコンテンツBの再生を要求した場合、
(1)クライアント端末103−2からイーサネット104を介してオンデマンド・サービスサーバ105にコンテンツBの再生要求が送られる。
【0048】
(2)再生要求を受け取ったオンデマンド・サービスサーバ105は、図5のコンテンツ管理テーブルを検索し、コンテンツBが映像サーバ102−1に記憶されていることを知る。
【0049】
(3)オンデマンド・サービスサーバ105は、イーサネット104を介してコネクション設定管理サーバ106に対して映像サーバ102−1からクライアント端末103−2へのコネクションの設定要求を送信する。
【0050】
(4)コネクション設定要求を受け取ったコネクション設定管理サーバ106は、図4の接続情報管理テーブルを検索し、映像サーバ102−1はATM−HUB装置101−1のポート1に接続され、クライアント端末103−2はATM−HUB装置101−2のポート2に接続されていることを知る。
【0051】
(5)この場合、映像サーバとクライアント端末の接続されているATM−HUB装置が異なるため、更にATM−HUB装置間の接続情報を検索して、ATM−HUB装置101−1のポート3とATM−HUB装置101−2のポート3が接続されていることを知る。
【0052】
(6)コネクション設定管理サーバ106は、ATM−HUB装置101−1に対してポート1からポート2へのコネクションの設定をするように、イーサネット104とコネクション設定I/Fを介して要求し、ATM−HUB装置101−2に対してポート3からポート2へのコネクションを設定するように、イーサネット104とコネクション設定I/Fを介して要求する。このとき、ATM−HUB装置間を接続する部分のVPI/VCIは共通の値を割り当てる必要がある。ここで、ATM−HUB装置101−1のポート1に割り当てた値をVPI3/VCI3、ATM−HUB装置101−1のポート3及びATM−HUB装置101−2のポート3に割り当てた値をVPI4/VCI4、ATM−HUB装置101−2のポート2に割り当てた値をVPI5/VCI5とすると、コネクション管理テーブルには図8の項目が登録される。
【0053】
(7)ATM−HUB装置101−1は、コネクション設定要求に従ってポート1からポート3へのATMコネクション908を設定し、ATM−HUB装置101−2は、コネクション設定要求に従ってポート3からポート2へのATMコネクション909を設定する(図9)。
【0054】
(8)コネクションの設定終了が確認されると、コネクション設定管理サーバ106はオンデマンド・サービスサーバ105に対して、イーサネット104を介して、設定したコネクションの情報を通知する。
【0055】
(9)オンデマンド・サービスサーバ105は、コネクション設定終了の通知を受け取ると、そのコネクション情報を基にクライアント端末103−2にはイーサネット104を介して受信VPI/VCI値(VPI5/VCI5)を通知し、映像サーバ102−1にはコンテンツBを送信VPI/VCI値(VPI3/VCI3)で送信するようにイーサネット104を介して指示する。
【0056】
(10)コンテンツBの再生指示を受け取った映像サーバ102−1は、指示されたVPI/VCI値(VPI3/VCI3)でコンテンツBの映像データをATM I/Fから送信を開始する。
【0057】
(11)送信された映像データは、ATM−HUB装置101−1内に設定されているコネクション908によってATM−HUB装置101−2のポート3に到着し、更にATM−HUB装置101−2内に設定されているコネクション909によってクライアント端末103−2のATM I/Fに届けられる。
【0058】
(12)映像データの送信の終了若しくはクライアント端末からの再生終了要求が行われると、クライアント端末から、その旨がイーサネット104を介してオンデマンド・サービスサーバ105に通知される。
【0059】
(13)オンデマンド・サービスサーバ105は、コネクション設定管理サーバ106に対して、該当コネクションの解除の要求をイーサネット104を介して送信する。又、映像サーバ102−1に対しても、イーサネット104を介して映像データの送信の終了を指示する。
【0060】
(14)コネクション設定管理サーバ106は、該当コネクションをコネクション管理テーブルから検索し、その結果からATM−HUB装置101−1及びATM−HUB装置101−2に対して、イーサネット104とコネクション設定I/Fを介してコネクションの解除指示を行う。同時にコネクション管理テーブルから解除したコネクションを抹消する。
【0061】
このように、複数のATM−HUB装置に跨ったコネクションもダイナミックに設定・解除することが可能になる。
【0062】
従って、システムの運用開始時の人手による準備作業としては、システム構成に従ってコネクション設定管理サーバ上の接続情報管理テーブルを入力するだけで良く、システム構成の変更時も、この接続情報管理テーブルの該当部分を変更するだけで良い。
【0063】
又、本実施の形態では、オンデマンド・サービスサーバとコネクション設定管理サーバを異なる装置として説明しているが、実際の運用時には同一装置内にその機能を実現することも十分考えられる。
【0064】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
【0065】
オンデマンドのサービスとして、リアルタイムに撮影されているカメラの動画像を配信するというサービスも考えられる。
【0066】
図11は本実施の形態の構成を表す図である。ATM−HUB装置1台(111)、カメラサーバ1台(112)、クライアント端末2台(113−1,113−2)、他にイーサネット114、オンデマンド・サービスサーバ115、コネクション設定管理サーバ116のシステム構成である。
【0067】
カメラサーバ112は、配信要求に従って接続されたカメラで撮影中の動画像をエンコードし、ATM I/Fで映像データを配信する機能を有する。
【0068】
オンデマンド・サービスサーバ115は、クライアント端末からの映像観測要求を受け付けて、カメラサーバ112に対して配信開始等を指示する機能、コネクション設定管理サーバ116に対してATM−HUB装置へのコネクション設定・解除の要求を行う機能を有する。
【0069】
コネクション設定管理サーバ116は、オンデマンド・サービスサーバ115からの要求に従ってATM−HUB装置へのコネクション設定・解除を行う機能を有する。
【0070】
カメラサーバ112は、ATM−HUB装置111のポート1に接続されており、クライアント端末113−1はATM−HUB装置111のポート2に、クライアント端末113−2はATM−HUB装置111のポート3にそれぞれ接続されている。
【0071】
コネクション設定管理サーバ116には、各クライアントやサーバがATM−HUB装置のどこに接続されているかやATM−HUB装置間がどのように接続されているかといったシステムの接続情報を管理する接続情報管理テーブルを持つが、本実施の形態の場合は図12のようになる。又、現在設定しているコネクションを管理するコネクション管理テーブルも持つが、実施の形態1と同様で図4のような形を採る。
【0072】
オンデマンド・サービスサーバ115には、カメラサーバがどのクライアント端末から観測されているかを管理する観測状態管理テーブルを持つ。この他にも、カメラサーバがサービス可能な時間帯やサービス許可情報等を管理して、クライアント端末からのカメラ観測要求に制限を加えるといった機能を付加することも考えられるが、ここでは簡単化のために省略する。
【0073】
次に、カメラの観測時の動作について説明する。
【0074】
クライアント端末113−1がカメラサーバ112の観測を要求する場合、
(1)クライアント端末113−1からイーサネット114を介してオンデマンド・サービスサーバ115にカメラサーバ112の観測要求が送られる。
【0075】
(2)観測要求を受け取ったオンデマンド・サービスサーバ115は、観測状態管理テーブルを検索し、カメラサーバ112は未だどのクライアント端末も観測していないことを知る。そこで、イーサネット114を介してコネクション設定管理サーバ116に対して、カメラサーバ112からクライアント端末113−1へのコネクションの設定要求を送信する。
【0076】
(3)コネクション設定要求を受け取ったコネクション設定管理サーバ116は、図12の接続管理情報を検索し、カメラサーバ112は、ATM−HUB装置111のポート1に接続され、クライアント端末113−1はATM−HUB装置111のポート2に接続されていることを知る。
【0077】
(4)コネクション設定管理サーバ116は、−1はATM−装置111に対してポート1からポート2へのコネクションを設定するように、イーサネット114とコネクション設定I/Fを介して要求する。このとき設定するコネクションはマルチキャスト対応のコネクションとして設定しておく。又、このとき割り当てたVPI/VCIの値をポート1ではVPI6/VCI6、ポート2ではVPI7/VCI7とすると、コネクション管理テーブルには図13の項目が登録される。
【0078】
(5)ATM−HUB装置111は、コネクション設定要求に従って、ポート1からポート2へのATMコネクション147を設定する(図14)。
【0079】
(6)コネクションの設定が確認されると、コネクション設定管理サーバ116は、オンデマンド・サービスサーバ115に対して、イーサネット114を介して設定したコネクションの情報を通知する。
【0080】
(7)オンデマンド・サービスサーバ115は、コネクション設定終了の通知を受け取ると、そのコネクション情報を基にクライアント端末113−1にはイーサネット114を介して受信VPI/VCI値(VPI7/VCI7)を通知し、カメラサーバ112には映像データを送信VPI/VCI値(VPI6/VCI6)で送信するようにイーサネット114を介して指示する。
【0081】
(8)映像データの送信指示を受け取ったカメラサーバ112は、指示されたVPI/VCI値(VPI6/VCI6)でエンコードした動画像データをATM I/Fから送信開始する。
【0082】
(9)送信された映像データは、ATM−HUB装置111内に設定されているコネクション147によってクライアント端末113−1のATM I/Fに届けられる。
【0083】
次に、この状態からクライアント端末113−2がカメラサーバ112の観測を要求した場合について説明する。
【0084】
(1)クライアント端末113−2からイーサネット114を介してオンデマンド・サービスサーバ115にカメラサーバ112の観測要求が送られる。
【0085】
(2)観測要求を受け取ったオンデマンド・サービスサーバ115は、観測状態管理テーブルを検索し、カメラサーバ112が既にクライアント端末113−1に観測されていることを知る。そこで、イーサネット114を介してコネクション設定管理サーバ116に対して、既に設定されているカメラサーバ112からクライアント端末113−1へのコネクションに、クライアント端末113−2へのコネクションを追加する設定要求を送信する。
【0086】
(3)コネクション設定要求を受け取ったコネクション設定管理サーバ116は、図12の接続情報を検索し、カメラサーバ112はATM−HUB装置111のポート1に接続され、クライアント端末113−2はATM−HUB装置111のポート3に接続されていることを知る。又、コネクション管理テーブルからカメラサーバ112からクライアント端末113−1へのコネクションに割り当てられているVPI/VCI値を知る。
【0087】
(4)コネクション設定管理サーバ116は、ATM−HUB装置111に対して既存のポート1のVPI6/VCI6からポート2のVPI7/VCI7のコネクションに対してポート3にマルチキャストコネクションのリーフを追加するように、イーサネット114とコネクション設定I/Fを介して要求する。又、このときポート3で割り当てたVPI/VCIの値をVPI8/VCI8とすると、コネクション管理テーブルには、図13で示した既存のコネクションの部分が図15に示すように変更される。
【0088】
(5)ATM−HUB装置111は、コネクション設定要求に従って、図14に示される既存のコネクション147にポート3へのリーフを追加したATMコネクション168を設定する(図16)。
【0089】
(6)コネクションの設定が確認されると、コネクション設定管理サーバ116は、オンデマンド・サービスサーバ115に対して、イーサネット114を介して設定したコネクションの情報を通知する。
【0090】
(7)オンデマンド・サービスサーバ115は、コネクション設定終了の通知を受け取ると、そのコネクション情報を基にクライアント端末113−2にイーサネット114を介して受信VPI/VCI値(VPI8/VCI8)を通知する。
【0091】
(8)このとき、カメラサーバから既にVPI6/VCI6で送信されている映像データは、ATM−HUB装置内で変更されたコネクション168によって、クライアント113−1のATM I/Fとクライアント113−2のATMI/Fの両方に届けられるようになっている。
【0092】
次に、この状態からクライアント端末113−1からカメラサーバ112の観測停止の要求があった場合について説明する。
【0093】
(1)クライアント端末113−1からイーサネット114を介してオンデマンド・サービスサーバ115にカメラサーバ112の観測停止要求が送られる。
【0094】
(2)オンデマンド・サービスサーバ115は、観測状態管理テーブルを検索し、クライアント113−1以外にもカメラサーバ112の観測を行っているクライアント端末が存在することを知る。そこで、コネクション設定管理サーバ116に対して、クライアント端末113−1に対応するマルチキャストコネクションのリーフを削除の要求をイーサネット114を介して送信する。
【0095】
(3)コネクション設定管理サーバ116は、該当コネクションをコネクション管理テーブルから検索し、その結果からATM−HUB装置111に対して、該当するコネクションの該当するリーフを削除するように、イーサネット114とコネクション設定I/Fを介して指示する。同時にコネクション管理テーブル上のリーフを削除したコネクションに対する変更も行う。この場合は図17に示すように変更される。
【0096】
(4)このときのコネクションの状態は図18に示すようになっており、クライアント113−2のみがカメラサーバ112の映像を観測していることになる。
【0097】
更に、この状態からクライアント端末113−2からカメラサーバ112の観測停止の要求があった場合について説明する。
【0098】
(1)クライアント端末113−2からイーサネット114を介してオンデマンド・サービスサーバ115にカメラサーバ112の観測停止要求が送られる。
【0099】
(2)オンデマンド・サービスサーバ115は、観測状態管理テーブルを検索し、クライアント113−2のみがカメラサーバ112の観測を行っていることを知る。そこで、コネクション設定管理サーバに対して、該当するコネクションの削除する要求をイーサネット114を介して送信する。又、カメラサーバ112に対しては、イーサネット114を介して映像データの送信停止を指示する。
【0100】
(4)コネクション設定管理サーバ116は、該当コネクションをコネクション管理テーブルから検索し、その結果からATM−HUB装置111に対して、該当するコネクションを削除するように、イーサネット114とコネクション設定I/Fを介して指示する。同時にコネクション管理テーブルから削除したコネクションを抹消する。
【0101】
このように、カメラ画像のオンデマンドによる配信に不可欠のマルチキャストコネクションのダイナミックな設定及び解除にも対応が可能である。
【0102】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、PVC機能しか持たないATM−HUB装置を用いたオンデマンド・システムにおいて、制御信号の伝送にコネクションレス型通信であるイーサネットを用いることでコネクション設定管理サーバへのPVC設定が不要になり、システム規模の大きい場合や運用開始後のシステム構成の変更にも柔軟且つ容易に対応できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1においてシステム全体の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1においてコネクション設定管理サーバの持つシステム接続情報を示すす図である。
【図4】本発明の実施の形態においてコネクション設定管理サーバの持つコネクション管理情報を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1においてオンデマンド・サービスサーバの持つ映像コンテンツ管理情報を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1においてコネクション設定管理サーバが登録するコネクション管理情報を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1において再生要求時に設定されたATM コネクションの一例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1においてコネクション設定管理サーバが登録するコネクション管理情報を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態1において再生要求時に設定されたATMコネクションの一例を示す図である。
【図10】従来のシステム構成を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態2においてシステム全体の構成を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態2においてコネクション設定管理サーバの持つシステム接続情報を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態2においてコネクション設定管理サーバが登録するコネクション管理情報をを示図である。
【図14】本発明の実施の形態2において設定されたATMコネクションの一例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態2においてコネクション設定管理サーバが登録するコネクション管理情報を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態2において設定されたATM コネクションの一例を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態2においてコネクション設定管理サーバが登録するコネクション管理情報を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態2において設定されたATM コネクションの一例を示す図である。
【符号の説明】
101,101−1,101−2,111 ATM−HUB装置
102−102−1,102−2 映像サーバ
112 カメラサーバ
103,103−1,103−2 クライアント端末
104,114 イーサネット
105,115 オンデマンド・サービスサーバ
106,116 コネクション設定管理サーバ
507,908,999,147,168,189 ATMコネクション
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上において、情報やサービスが要求された場合に直ちに利用が可能なオンデマンド・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
オンデマンド・システムの代表的な例としてVOD(Video On Demand )システムが挙げられる。VODシステムでは、本来、SVC(Switched Virtual Connection:交換型VC)機能を持ったATMスイッチ装置を伝送路に用いて、サービスの要求があった場合にダイナミックにコネクションを設定・解除する必要がある。但し、ATMスイッチ装置は非常に高価であるため、システムの構築費用が高くなるという問題があった。
【0003】
そこで、特開平10−65693号ではPVC(Permanent Virtual Connection: 固定接続型VC)機能のみを持つ安価なATM−HUB装置を用いて、VODのためのダイナミック・ルーティング機能を実現する手法が提案されている。図10に示すように、メディア・サーバ(VODならば映像サーバ)とクライアント端末の他に、メディア・サーバとクライアント端末間のコネクションを設定するためのコネクション設定管理サーバを設置し、ATM−HUB装置にはコネクション設定管理サーバとクライアント端末との間をオンデマンドのチャネル指定のために予めコネクションをPVCとして設定する。
【0004】
コネクション設定管理サーバとATM−HUB装置のコントローラ間はATMコネクション→コマンド・インタフェース・アダプタ→コマンドインタフェースを介して接続する。
【0005】
クライアント端末でサービス要求が発生すると、クライアント端末から送信要求するメディアのチャネル選択要求をコネクション設定管理サーバへ通知する。コネクション設定管理サーバは、コマンド・インタフェース・アダプタ→コマンドインタフェースを介してATM−HUB装置コントローラと接続されているので、コマンドベースでATM−HUB装置にクライアント端末と該当メディア・サーバとの間にコネクションの設定を要求する。
【0006】
コネクションが設定されると、クライアント端末はこのコネクションを利用してメディア・サーバにメディア送信要求を出し、メディア・サーバはこのコネクションを利用して該当するメディアデータを送信する。
【0007】
メディア送信サービス終了後は、クライアント端末からコネクション設定管理サーバに切断要求を出し、コネクション設定管理サーバはこれを受けて、コマンド・インタフェース・アダプタ→コマンドインタフェースを介して、ATM−HUB装置に該当コネクションの切断を要求する。
【0008】
このようにして、SVC機能を持たないATM−HUB装置とメディア・サーバ、クライアント端末の構成で、ダイナミック・ルーティング機能を持つオンデマンド・システムを実現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方式では、システムの規模が大きくなり、クライアント端末の数が増加した場合、クライアント端末からコネクション設定管理サーバへのチャネル指定のために予め設定するPVCの数がそれだけ増加する。更に、ATM−HUB装置を複数台用いる場合は、クライアント端末からコネクション設定管理サーバへのコネクション設定は複雑になる。従って、大規模なシステムでは、チャネル指定用のPVCの設定を人手で行うには非常に面倒になる。
【0010】
又、クライアント端末を接続するATM−HUB装置のポートを変更する場合には、コネクション設定管理サーバ内の端末接続情報の変更だけでなく、チャネル指定のためのPVCの設定し直しも行う必要があり、システム構成の変更が容易でないという問題もある。
【0011】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、SVC機能を持たないATM−HUB装置を用いたオンデマンド・システムにおいて、システム規模の増大やシステム構成の変更に柔軟且つ容易に対応できるオンデマンド・システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、メディア・サーバ及びクライアント端末にイーサネットインタフェースを備え、ATM−HUB装置にはイーサネットを介してPVCの設定・解除が可能なI/Fを設ける。
【0013】
メディア・サーバ、クライアント端末及びATM−HUB装置は前記イーサネットインタフェースを介してイーサネットに接続される。
【0014】
前記イーサネットは制御信号の伝送に用い、ATM−HUB装置のATMネットワークはメディアデータのみを伝送するネットワークとして利用する。
【0015】
前記イーサネット上には、クライアント端末からのサービス要求の受付、メディア・サーバへのメディア送信指示及び後述するコネクション設定管理サーバに対してコネクションの設定・解除の要求等の機能を持つ、オンデマンド・サービスサーバを設ける。
【0016】
更に、前記イーサネット上には、前記オンデマンド・サービスサーバからの要求に従ってATM−HUB装置にコネクションの設定・解除を指示するコネクション設定管理サーバを設ける。このオンデマンド・サービスサーバには各端末やサーバがATM−HUB装置のどこに接続されているかATM−HUB装置間がどのように接続されているかといったシステムの接続情報を管理する接続情報管理テーブルを持つ。
【0017】
このような構成にすることによって、制御信号をコネクションレス型の通信であるイーサネット上で行うことができ、システム規模が大きい場合やシステム運用後の構成変更にも容易に対応することができるようになる。又、メディア・サーバのATM I/Fは送信専用、クライアント端末のATM I/Fは受信専用として構成することができ、ハード実装の簡易化も期待できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
<実施の形態1>
本実施の形態では、オンデマンドのサービスとして映像の配信を行うVODシステムを例に挙げる。
【0020】
図1は本実施の形態の構成を示す図である。101はPVC設定機能のみを持ったATM−HUB装置であり、イーサネットを介してコネクションを設定・解除を行うコネクション設定I/Fを持つ。
【0021】
102は映像サーバであり、配信要求に従ってATM I/Fで映像データを配信する機能を持つ。
【0022】
103はクライアント端末であり、一般的なPC(Personal Computer )にATM I/Fと映像のデコード機能を持たせたものやVODシステムの専用STB(Set Top Box )等が考えられる。クライアント端末は、映像データを受信するATM I/Fと制御信号の送受を行うためのイーサネットI/Fを持つ。
【0023】
104はイーサネットであり、一般に普及しているハブ装置やスイッチ装置で実現される。
【0024】
105はオンデマンド・サービスサーバであり、クライアント端末103からの映像配信要求を受け付けて、映像サーバ102に対して映像データの配信を指示する機能、後述のコネクション設定管理サーバ106に対してATM−HUB装置101へのコネクション設定・解除の要求を行う機能を有する。
【0025】
106はコネクション設定管理サーバであり、オンデマンド・サービスサーバ105からの要求に従ってATM−HUB装置101へのコネクション設定・解除を行う機能を有する。
【0026】
ここで、説明を簡単化するために、図2に示すようなATM−HUB装置2台(101−1,101−2)、映像サーバ2台(102−1,102−2)、クライアント端末2台(103−1,103−2)のシステム構成を考える。
【0027】
映像サーバ102−1はATM−HUB装置101−1のポート1に、映像サーバ102−2はATM−HUB装置101−2のポート1にそれぞれ接続されており、クライアント端末103−1はATM−HUB装置101−1のポート2に、クライアント端末103−2はATM−HUB装置101−2のポート2にそれぞれ接続されている。
【0028】
又、ATM−HUB装置101−1のポート3とATM−HUB装置101−2のポート3同士が接続されている。
【0029】
コネクション設定管理サーバ106には、各クライアント端末やサーバがATM−HUB装置のどこに接続されているかやATM−HUB装置間がどのように接続されているかといったシステムの接続情報を管理する接続情報管理テーブルを持つが、本実施の形態の場合は図3のようになる。又、現在設定しているコネクションを管理するコネクション管理テーブルも持つ。これは図4のような形を採る。
【0030】
オンデマンド・サービスサーバ105には、各映像サーバがサービス可能なコンテンツ(映像データ)を管理するテーブルを持つ。本実施の形態では、図5に示す内容であるとする。この他にもコンテンツの題名や再生時間等の付加情報も持たせ、クライアント端末においてユーザ再生コンテンツ選択時に提供する等の機能が考えられるが、ここでは簡単化のため省略する。
【0031】
次に、コンテンツ再生時の動作について説明する。
【0032】
クライアント端末103−1がコンテンツAの再生要求する場合、
(1)クライアント端末103−1からイーサネット104を介してオンデマンド・サービスサーバ105にコンテンツAの再生要求が送られる。
【0033】
(2)再生要求を受け取ったオンデマンド・サービスサーバ105は、図5のコンテンツ管理テーブルを検索し、コンテンツAが映像サーバ102−1に記憶されていることを知る。
【0034】
(3)オンデマンド・サービスサーバ105は、イーサネット104を介してコネクション設定管理サーバ106に対して、映像サーバ102−1からクライアント端末103−1へのコネクションの設定要求を送信する。
【0035】
(4)コネクション設定要求を受け取ったコネクション設定管理サーバ106は、図4の接続情報管理テーブルを検索し、映像サーバ102−1はATM−HUB装置101−1のポート1に接続され、クライアント端末103−1はATM−HUB装置101−1のポート2に接続されていることを知る。
【0036】
(5)コネクション設定管理サーバ106は、ATM−HUB装置101−1に対してポート1からポート2へのコネクションを設定するように、イーサネット104とコネクション設定I/Fを介して要求する。このとき、割り当てたVPI/VCIの値をポート1ではVPI1/VCI1、ポート2ではVOI2/VCI2とすると、コネクション管理テーブルには図6の項目が登録される。
【0037】
(6)ATM−HUB装置101−1は、コネクション設定要求に従ってポート1からポート2へのATMコネクション507を設定する(図7)。
【0038】
(7)コネクションの設定終了が確認されると、コネクション設定管理サーバ106は、オンデマンド・サービスサーバ105に対して、イーサネット104を介して設定したコネクションの情報(映像サーバ側ポートのVPI/VCI値及びクライアント端末側ポートのVPI/VCI値)を通知する。
【0039】
(8)オンデマンド・サービスサーバ105は、コネクション設定終了の通知を受け取ると、そのコネクション情報を基にクライアント端末103−1にはイーサネット104を介して受信VPI/VCI値(VPI2/VCI2)を通知し、映像サーバ102−1にはコンテンツAを送信VPI/VCI値(VPI1/VCI1)で送信するようにイーサネット104を介して指示する。
【0040】
(9)コンテンツAの再生指示を受け取った映像サーバ102−1は、指示されたVPI/VCI値(VPI1/VCI1)でコンテンツAの映像データをATM I/Fから送信を開始する。
【0041】
(10)送信された映像データは、ATM−HUB装置101−1内に設定されているコネクション507によってクライアント端末103−1のATM I/Fに届けられる。
【0042】
(11)映像データの送信の終了若しくはクライアント端末からの再生終了要求が行われると、クライアント端末からその旨がイーサネット104を介してオンデマンド・サービスサーバ105に通知される。
【0043】
(12)オンデマンド・サービスサーバ105は、コネクション設定管理サーバ106に対して、該当コネクションの解除の要求をイーサネット104を介して送信する。又、映像サーバ102−1に対しても、イーサネット104を介して映像データの送信の終了を指示する。
【0044】
(13)コネクション設定管理サーバ106は、該当コネクションをコネクション管理テーブルから検索し、その結果からATM−HUB装置101−1に対して、イーサネット104とコネクション設定I/Fを介してコネクションの解除指示を行う。同時にコネクション管理テーブルから解除したコネクションを抹消する。
【0045】
こうして、クライアント端末からの再生要求に対してダイナミックなコネクションの設定・解除が実現される。
【0046】
次に、2台のATM−HUB装置を介したコネクションを設定する場合についても説明する。
【0047】
クライアント端末103−2がコンテンツBの再生を要求した場合、
(1)クライアント端末103−2からイーサネット104を介してオンデマンド・サービスサーバ105にコンテンツBの再生要求が送られる。
【0048】
(2)再生要求を受け取ったオンデマンド・サービスサーバ105は、図5のコンテンツ管理テーブルを検索し、コンテンツBが映像サーバ102−1に記憶されていることを知る。
【0049】
(3)オンデマンド・サービスサーバ105は、イーサネット104を介してコネクション設定管理サーバ106に対して映像サーバ102−1からクライアント端末103−2へのコネクションの設定要求を送信する。
【0050】
(4)コネクション設定要求を受け取ったコネクション設定管理サーバ106は、図4の接続情報管理テーブルを検索し、映像サーバ102−1はATM−HUB装置101−1のポート1に接続され、クライアント端末103−2はATM−HUB装置101−2のポート2に接続されていることを知る。
【0051】
(5)この場合、映像サーバとクライアント端末の接続されているATM−HUB装置が異なるため、更にATM−HUB装置間の接続情報を検索して、ATM−HUB装置101−1のポート3とATM−HUB装置101−2のポート3が接続されていることを知る。
【0052】
(6)コネクション設定管理サーバ106は、ATM−HUB装置101−1に対してポート1からポート2へのコネクションの設定をするように、イーサネット104とコネクション設定I/Fを介して要求し、ATM−HUB装置101−2に対してポート3からポート2へのコネクションを設定するように、イーサネット104とコネクション設定I/Fを介して要求する。このとき、ATM−HUB装置間を接続する部分のVPI/VCIは共通の値を割り当てる必要がある。ここで、ATM−HUB装置101−1のポート1に割り当てた値をVPI3/VCI3、ATM−HUB装置101−1のポート3及びATM−HUB装置101−2のポート3に割り当てた値をVPI4/VCI4、ATM−HUB装置101−2のポート2に割り当てた値をVPI5/VCI5とすると、コネクション管理テーブルには図8の項目が登録される。
【0053】
(7)ATM−HUB装置101−1は、コネクション設定要求に従ってポート1からポート3へのATMコネクション908を設定し、ATM−HUB装置101−2は、コネクション設定要求に従ってポート3からポート2へのATMコネクション909を設定する(図9)。
【0054】
(8)コネクションの設定終了が確認されると、コネクション設定管理サーバ106はオンデマンド・サービスサーバ105に対して、イーサネット104を介して、設定したコネクションの情報を通知する。
【0055】
(9)オンデマンド・サービスサーバ105は、コネクション設定終了の通知を受け取ると、そのコネクション情報を基にクライアント端末103−2にはイーサネット104を介して受信VPI/VCI値(VPI5/VCI5)を通知し、映像サーバ102−1にはコンテンツBを送信VPI/VCI値(VPI3/VCI3)で送信するようにイーサネット104を介して指示する。
【0056】
(10)コンテンツBの再生指示を受け取った映像サーバ102−1は、指示されたVPI/VCI値(VPI3/VCI3)でコンテンツBの映像データをATM I/Fから送信を開始する。
【0057】
(11)送信された映像データは、ATM−HUB装置101−1内に設定されているコネクション908によってATM−HUB装置101−2のポート3に到着し、更にATM−HUB装置101−2内に設定されているコネクション909によってクライアント端末103−2のATM I/Fに届けられる。
【0058】
(12)映像データの送信の終了若しくはクライアント端末からの再生終了要求が行われると、クライアント端末から、その旨がイーサネット104を介してオンデマンド・サービスサーバ105に通知される。
【0059】
(13)オンデマンド・サービスサーバ105は、コネクション設定管理サーバ106に対して、該当コネクションの解除の要求をイーサネット104を介して送信する。又、映像サーバ102−1に対しても、イーサネット104を介して映像データの送信の終了を指示する。
【0060】
(14)コネクション設定管理サーバ106は、該当コネクションをコネクション管理テーブルから検索し、その結果からATM−HUB装置101−1及びATM−HUB装置101−2に対して、イーサネット104とコネクション設定I/Fを介してコネクションの解除指示を行う。同時にコネクション管理テーブルから解除したコネクションを抹消する。
【0061】
このように、複数のATM−HUB装置に跨ったコネクションもダイナミックに設定・解除することが可能になる。
【0062】
従って、システムの運用開始時の人手による準備作業としては、システム構成に従ってコネクション設定管理サーバ上の接続情報管理テーブルを入力するだけで良く、システム構成の変更時も、この接続情報管理テーブルの該当部分を変更するだけで良い。
【0063】
又、本実施の形態では、オンデマンド・サービスサーバとコネクション設定管理サーバを異なる装置として説明しているが、実際の運用時には同一装置内にその機能を実現することも十分考えられる。
【0064】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
【0065】
オンデマンドのサービスとして、リアルタイムに撮影されているカメラの動画像を配信するというサービスも考えられる。
【0066】
図11は本実施の形態の構成を表す図である。ATM−HUB装置1台(111)、カメラサーバ1台(112)、クライアント端末2台(113−1,113−2)、他にイーサネット114、オンデマンド・サービスサーバ115、コネクション設定管理サーバ116のシステム構成である。
【0067】
カメラサーバ112は、配信要求に従って接続されたカメラで撮影中の動画像をエンコードし、ATM I/Fで映像データを配信する機能を有する。
【0068】
オンデマンド・サービスサーバ115は、クライアント端末からの映像観測要求を受け付けて、カメラサーバ112に対して配信開始等を指示する機能、コネクション設定管理サーバ116に対してATM−HUB装置へのコネクション設定・解除の要求を行う機能を有する。
【0069】
コネクション設定管理サーバ116は、オンデマンド・サービスサーバ115からの要求に従ってATM−HUB装置へのコネクション設定・解除を行う機能を有する。
【0070】
カメラサーバ112は、ATM−HUB装置111のポート1に接続されており、クライアント端末113−1はATM−HUB装置111のポート2に、クライアント端末113−2はATM−HUB装置111のポート3にそれぞれ接続されている。
【0071】
コネクション設定管理サーバ116には、各クライアントやサーバがATM−HUB装置のどこに接続されているかやATM−HUB装置間がどのように接続されているかといったシステムの接続情報を管理する接続情報管理テーブルを持つが、本実施の形態の場合は図12のようになる。又、現在設定しているコネクションを管理するコネクション管理テーブルも持つが、実施の形態1と同様で図4のような形を採る。
【0072】
オンデマンド・サービスサーバ115には、カメラサーバがどのクライアント端末から観測されているかを管理する観測状態管理テーブルを持つ。この他にも、カメラサーバがサービス可能な時間帯やサービス許可情報等を管理して、クライアント端末からのカメラ観測要求に制限を加えるといった機能を付加することも考えられるが、ここでは簡単化のために省略する。
【0073】
次に、カメラの観測時の動作について説明する。
【0074】
クライアント端末113−1がカメラサーバ112の観測を要求する場合、
(1)クライアント端末113−1からイーサネット114を介してオンデマンド・サービスサーバ115にカメラサーバ112の観測要求が送られる。
【0075】
(2)観測要求を受け取ったオンデマンド・サービスサーバ115は、観測状態管理テーブルを検索し、カメラサーバ112は未だどのクライアント端末も観測していないことを知る。そこで、イーサネット114を介してコネクション設定管理サーバ116に対して、カメラサーバ112からクライアント端末113−1へのコネクションの設定要求を送信する。
【0076】
(3)コネクション設定要求を受け取ったコネクション設定管理サーバ116は、図12の接続管理情報を検索し、カメラサーバ112は、ATM−HUB装置111のポート1に接続され、クライアント端末113−1はATM−HUB装置111のポート2に接続されていることを知る。
【0077】
(4)コネクション設定管理サーバ116は、−1はATM−装置111に対してポート1からポート2へのコネクションを設定するように、イーサネット114とコネクション設定I/Fを介して要求する。このとき設定するコネクションはマルチキャスト対応のコネクションとして設定しておく。又、このとき割り当てたVPI/VCIの値をポート1ではVPI6/VCI6、ポート2ではVPI7/VCI7とすると、コネクション管理テーブルには図13の項目が登録される。
【0078】
(5)ATM−HUB装置111は、コネクション設定要求に従って、ポート1からポート2へのATMコネクション147を設定する(図14)。
【0079】
(6)コネクションの設定が確認されると、コネクション設定管理サーバ116は、オンデマンド・サービスサーバ115に対して、イーサネット114を介して設定したコネクションの情報を通知する。
【0080】
(7)オンデマンド・サービスサーバ115は、コネクション設定終了の通知を受け取ると、そのコネクション情報を基にクライアント端末113−1にはイーサネット114を介して受信VPI/VCI値(VPI7/VCI7)を通知し、カメラサーバ112には映像データを送信VPI/VCI値(VPI6/VCI6)で送信するようにイーサネット114を介して指示する。
【0081】
(8)映像データの送信指示を受け取ったカメラサーバ112は、指示されたVPI/VCI値(VPI6/VCI6)でエンコードした動画像データをATM I/Fから送信開始する。
【0082】
(9)送信された映像データは、ATM−HUB装置111内に設定されているコネクション147によってクライアント端末113−1のATM I/Fに届けられる。
【0083】
次に、この状態からクライアント端末113−2がカメラサーバ112の観測を要求した場合について説明する。
【0084】
(1)クライアント端末113−2からイーサネット114を介してオンデマンド・サービスサーバ115にカメラサーバ112の観測要求が送られる。
【0085】
(2)観測要求を受け取ったオンデマンド・サービスサーバ115は、観測状態管理テーブルを検索し、カメラサーバ112が既にクライアント端末113−1に観測されていることを知る。そこで、イーサネット114を介してコネクション設定管理サーバ116に対して、既に設定されているカメラサーバ112からクライアント端末113−1へのコネクションに、クライアント端末113−2へのコネクションを追加する設定要求を送信する。
【0086】
(3)コネクション設定要求を受け取ったコネクション設定管理サーバ116は、図12の接続情報を検索し、カメラサーバ112はATM−HUB装置111のポート1に接続され、クライアント端末113−2はATM−HUB装置111のポート3に接続されていることを知る。又、コネクション管理テーブルからカメラサーバ112からクライアント端末113−1へのコネクションに割り当てられているVPI/VCI値を知る。
【0087】
(4)コネクション設定管理サーバ116は、ATM−HUB装置111に対して既存のポート1のVPI6/VCI6からポート2のVPI7/VCI7のコネクションに対してポート3にマルチキャストコネクションのリーフを追加するように、イーサネット114とコネクション設定I/Fを介して要求する。又、このときポート3で割り当てたVPI/VCIの値をVPI8/VCI8とすると、コネクション管理テーブルには、図13で示した既存のコネクションの部分が図15に示すように変更される。
【0088】
(5)ATM−HUB装置111は、コネクション設定要求に従って、図14に示される既存のコネクション147にポート3へのリーフを追加したATMコネクション168を設定する(図16)。
【0089】
(6)コネクションの設定が確認されると、コネクション設定管理サーバ116は、オンデマンド・サービスサーバ115に対して、イーサネット114を介して設定したコネクションの情報を通知する。
【0090】
(7)オンデマンド・サービスサーバ115は、コネクション設定終了の通知を受け取ると、そのコネクション情報を基にクライアント端末113−2にイーサネット114を介して受信VPI/VCI値(VPI8/VCI8)を通知する。
【0091】
(8)このとき、カメラサーバから既にVPI6/VCI6で送信されている映像データは、ATM−HUB装置内で変更されたコネクション168によって、クライアント113−1のATM I/Fとクライアント113−2のATMI/Fの両方に届けられるようになっている。
【0092】
次に、この状態からクライアント端末113−1からカメラサーバ112の観測停止の要求があった場合について説明する。
【0093】
(1)クライアント端末113−1からイーサネット114を介してオンデマンド・サービスサーバ115にカメラサーバ112の観測停止要求が送られる。
【0094】
(2)オンデマンド・サービスサーバ115は、観測状態管理テーブルを検索し、クライアント113−1以外にもカメラサーバ112の観測を行っているクライアント端末が存在することを知る。そこで、コネクション設定管理サーバ116に対して、クライアント端末113−1に対応するマルチキャストコネクションのリーフを削除の要求をイーサネット114を介して送信する。
【0095】
(3)コネクション設定管理サーバ116は、該当コネクションをコネクション管理テーブルから検索し、その結果からATM−HUB装置111に対して、該当するコネクションの該当するリーフを削除するように、イーサネット114とコネクション設定I/Fを介して指示する。同時にコネクション管理テーブル上のリーフを削除したコネクションに対する変更も行う。この場合は図17に示すように変更される。
【0096】
(4)このときのコネクションの状態は図18に示すようになっており、クライアント113−2のみがカメラサーバ112の映像を観測していることになる。
【0097】
更に、この状態からクライアント端末113−2からカメラサーバ112の観測停止の要求があった場合について説明する。
【0098】
(1)クライアント端末113−2からイーサネット114を介してオンデマンド・サービスサーバ115にカメラサーバ112の観測停止要求が送られる。
【0099】
(2)オンデマンド・サービスサーバ115は、観測状態管理テーブルを検索し、クライアント113−2のみがカメラサーバ112の観測を行っていることを知る。そこで、コネクション設定管理サーバに対して、該当するコネクションの削除する要求をイーサネット114を介して送信する。又、カメラサーバ112に対しては、イーサネット114を介して映像データの送信停止を指示する。
【0100】
(4)コネクション設定管理サーバ116は、該当コネクションをコネクション管理テーブルから検索し、その結果からATM−HUB装置111に対して、該当するコネクションを削除するように、イーサネット114とコネクション設定I/Fを介して指示する。同時にコネクション管理テーブルから削除したコネクションを抹消する。
【0101】
このように、カメラ画像のオンデマンドによる配信に不可欠のマルチキャストコネクションのダイナミックな設定及び解除にも対応が可能である。
【0102】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、PVC機能しか持たないATM−HUB装置を用いたオンデマンド・システムにおいて、制御信号の伝送にコネクションレス型通信であるイーサネットを用いることでコネクション設定管理サーバへのPVC設定が不要になり、システム規模の大きい場合や運用開始後のシステム構成の変更にも柔軟且つ容易に対応できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1においてシステム全体の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1においてコネクション設定管理サーバの持つシステム接続情報を示すす図である。
【図4】本発明の実施の形態においてコネクション設定管理サーバの持つコネクション管理情報を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1においてオンデマンド・サービスサーバの持つ映像コンテンツ管理情報を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1においてコネクション設定管理サーバが登録するコネクション管理情報を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1において再生要求時に設定されたATM コネクションの一例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1においてコネクション設定管理サーバが登録するコネクション管理情報を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態1において再生要求時に設定されたATMコネクションの一例を示す図である。
【図10】従来のシステム構成を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態2においてシステム全体の構成を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態2においてコネクション設定管理サーバの持つシステム接続情報を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態2においてコネクション設定管理サーバが登録するコネクション管理情報をを示図である。
【図14】本発明の実施の形態2において設定されたATMコネクションの一例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態2においてコネクション設定管理サーバが登録するコネクション管理情報を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態2において設定されたATM コネクションの一例を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態2においてコネクション設定管理サーバが登録するコネクション管理情報を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態2において設定されたATM コネクションの一例を示す図である。
【符号の説明】
101,101−1,101−2,111 ATM−HUB装置
102−102−1,102−2 映像サーバ
112 カメラサーバ
103,103−1,103−2 クライアント端末
104,114 イーサネット
105,115 オンデマンド・サービスサーバ
106,116 コネクション設定管理サーバ
507,908,999,147,168,189 ATMコネクション
Claims (3)
- メディア・サーバとクライアント端末間でオンデマンド・サービスを提供するオンデマンド・システムであって、
クライアント端末からのオンデマンド・サービスの受付及び管理を行うオンデマンド・サービスサーバと、サービスに必要なコネクション設定及び解除を行うコネクション設定管理サーバを備え、オンデマンドでサービスを行うメディアデータの伝送に固定接続型コネクション機能のみを持つコネクション指向型のネットワーク装置を用い、制御データの伝送にはコネクションレス型のネットワークを用い、前記コネクション指向型のネットワーク装置は、前記コネクションレス型ネットワークを介してコネクション設定及び解除を行うインタフェースを備え、オンデマンド・サービスの要求の発生時に、前記オンデマンド・サービスサーバにコネクション設定を指示された前記コネクション設定管理サーバがコネクションレス型のネットワークを介して前記コネクション指向型のネットワーク装置にコネクションの設定を行うよう構成したことを特徴とするオンデマンド・システム。 - 前記コネクション指向型のネットワーク装置として、ATM−HUB装置を用いたことを特徴とする請求項1記載のオンデマンド・システム。
- 前記コネクションレス型のネットワークとして、イーサネットを用いたことを特徴とする請求項1記載のオンデマンド・システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002322403A JP2004159060A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | オンデマンド・システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002322403A JP2004159060A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | オンデマンド・システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004159060A true JP2004159060A (ja) | 2004-06-03 |
Family
ID=32802599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002322403A Pending JP2004159060A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | オンデマンド・システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004159060A (ja) |
-
2002
- 2002-11-06 JP JP2002322403A patent/JP2004159060A/ja active Pending
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