JP2004159054A - 家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器および家庭内電気機器用無線アダプタ - Google Patents
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Abstract
【課題】低速データ通信から高速データ通信が必要な電気機器までを親機と子機で家庭内外において制御可能とした家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器を提供することを目的とする。
【解決手段】親機２と子機１を有し、親機２および子機１は、小電力無線機回路１１、ＰＨＳ無線回路１２およびブルートゥース無線回路２８を内蔵し、親子機１、２間の通信は、前記いずれかの無線回路により行うものであり、家庭内のすべての電気製品、および電力メータ、ガスメータ、水道メータとの通信制御が親機と子機で家庭内外において可能となる。
【選択図】 図２
【解決手段】親機２と子機１を有し、親機２および子機１は、小電力無線機回路１１、ＰＨＳ無線回路１２およびブルートゥース無線回路２８を内蔵し、親子機１、２間の通信は、前記いずれかの無線回路により行うものであり、家庭内のすべての電気製品、および電力メータ、ガスメータ、水道メータとの通信制御が親機と子機で家庭内外において可能となる。
【選択図】 図２
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は家庭内の電気製品、および電力メータ、ガスメータ、水道メータを無線で接続する家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器および家庭内電気機器用無線アダプタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、家庭内電気機器ネットワークの制御情報端末機器として、電灯線通信や小電力無線通信を用いて家庭内電気機器をネットワーク形成し、各電気機器等の制御を行なうものが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−１８６０５８号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の家庭内電気機器ネットワークの制御情報端末機器では、家庭外で家庭内の電気機器を制御する場合は、制御情報端末機器とは別の公共で利用可能なＰＨＳや携帯電話機等の無線機を使用する必要があるという課題があった。
【０００５】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、家庭内の白物電気機器、および電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の低速データ通信で制御可能なものから、ＡＶ機器等の高速データ通信が必要な電気機器までを親機と子機の制御情報端末機器で家庭内外において制御可能とした家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器および家庭内電気機器用無線アダプタを提供することを目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器は、制御情報端末機器として親機と家庭外へ持ち出し可能な子機を有し、親機および子機は、それぞれＰＨＳ無線回路、ブルートゥース無線回路、および小電力無線回路を内蔵し、親機と子機間の通信は、前記いずれかの無線回路で行うようにしたものである。
【０００７】
これによって、家庭内の白物電気機器、および電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の低速データ通信で制御可能なものから、ＡＶ機器等の高速データ通信が必要な電気機器までを親機と子機の制御情報端末機器で家庭内外において制御可能となる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
請求項１に記載の発明は、制御情報端末機器として親機と家庭外へ持ち出し可能な子機を有し、親機および子機は、それぞれＰＨＳ無線回路、ブルートゥース無線回路、および小電力無線回路を内蔵し、親機と子機間の通信は、前記いずれかの無線回路で行うようにした家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、家庭内の白物電気機器、および電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の低速データ通信で制御可能なものから、ＡＶ機器等の高速データ通信が必要な電気機器までを親機と子機の制御情報端末機器で家庭内外において制御可能となる。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、低速データで制御する電気機器およびメータは小電力無線回路で制御し、高速データで制御する電気機器およびメータはＰＨＳ無線回路あるいはブルートゥース無線回路で制御する請求項１に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、家庭内の白物家電、および電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の低速データ通信で制御可能なものから、ＡＶ機器等の高速データ通信が必要なものまで一つの子機で制御行うことができるものである。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、親機は、子機からの送信電波の強度が弱くなったことから子機の家庭外へ持ち出しを判断する請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、親機が子機の送信電波の強度で、子機が家庭外に持ち出されたことを自動的に判断するものである。
【００１１】
請求項４に記載の発明は、子機は、親機からの電波の強度が弱くなったことから子機の家庭外へ持ち出しを判断し、内蔵の小電力無線回路およびブルートゥース無線回路を省電力モードに切り替える請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、子機の省電力モード切り替えにより省電力化がはかれる。
【００１２】
請求項５に記載の発明は、子機が家庭外へ持ち出された場合、親機に内蔵の小電力無線回路およびブルートゥース無線回路を動作モードにする請求項３に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、親機が通常省電力モードの場合、子機の家庭外へ持ち出しにより、親機は内蔵された小電力無線回路およびブルートゥース無線回路が自動的に動作モードになるものである。
【００１３】
請求項６に記載の発明は、子機は、個人の認証データを有する請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、コンビニエンスストア等の外部店舗に設置された機器と有線または無線で通信し、料金支払いが可能である。
【００１４】
請求項７に記載の発明は、子機を家庭外へ持ち出した場合、子機に内蔵されたＰＨＳ無線回路を公共ＰＨＳ基地局と接続し、親機のＰＨＳ無線回路を通して家庭内電気機器を制御可能とした請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、子機を家庭外へ持ち出した場合でも家庭内電気機器が制御可能である。
【００１５】
請求項８に記載の発明は、親機は家庭内の電話機の機能を有し、外部ネットワークと有線電話ネットワークで接続した請求項１〜７のいずれか１項に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、外部ネットワークから家庭内電気機器が制御可能であるとともに、これまでの電話機と親機と兼ねることができ、省スペース、および省電力に貢献できる。
【００１６】
請求項９に記載の発明は、子機は、電話機子機の機能を有する請求項８に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、これまでの電話機と子機とを兼ねることができ、省スペース、省電力に貢献できる。
【００１７】
請求項１０に記載の発明は、子機との通信を行なうブルートゥース無線回路あるいは小電力無線回路を内蔵するとともに画像信号入力端子を持ち、子機からのブルートゥース無線電波が強く通信可能な場合はこの画像入力信号を動画のままブルートゥース無線回路を通して子機と通信し、ブルートゥース無線電波が弱く通信不可能な場合はこの画像入力信号を静止画として小電力無線回路を通して子機と通信する家庭内電気機器用無線アダプタとしたことにより、使用可能な無線回路により、動画を送信するか、静止画を送信するかを自動的に選択でき、画像が途切れることを防ぐことができる。
【００１８】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【００１９】
（実施例１）
図１、図２は本発明の実施例１における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器を示している。
【００２０】
図１において、１は制御情報端末機器としての子機で、家庭外へ持ち出し可能である。２は子機１との間で通信する親機である。３、４、５はそれぞれ家庭内の白物電気機器であるエアコン、冷蔵庫、電子レンジを示す。６、７、８はそれぞれ家庭外に設置された電力メータ、ガスメータ、水道メータを示す。前記各機器３〜８は低速データ通信で制御可能なものである。９、１０はそれぞれＡＶ機器であるテレビ、ビデオデッキを示し、これらは、高速データ通信が必要なものである。１０１は家屋、１０２はカメラである。
【００２１】
次に動作を説明すると、操作者は持ち運び自由な子機１、あるいは家屋内で固定されている親機２を用い、エアコン３のオンオフ等の制御、冷蔵庫４の中身の検索、電子レンジ５の制御、テレビ９のオンオフ等の制御、および画像の受信、ビデオデッキ１０のオンオフ、録画等の制御、および画像の受信、カメラ１０２のオンオフ、画像の受信を行う。
【００２２】
また、電力メータ６、ガスメータ７、水道メータ８の検針値および各種情報は、子機１および親機２に蓄積される。また、緊急信号等は子機１および親機２に伝送され、これらの機器を通して、外部ネットワークを通じて、電力会社、ガス会社、水道局等に伝送される。
【００２３】
なお、子機１および親機２は、４２９ＭＨｚ帯の特定小電力無線テレメータ・テレコントロール用の周波数帯および１．９ＧＨｚ帯のＰＨＳ無線用周波数帯を使用している。
【００２４】
次に、図２により子機および親機について説明する。子機１は、小電力無線回路１１、小電力無線用アンテナ１４、ＰＨＳ無線回路１２、ＰＨＳ無線用アンテナ１５、ブルートゥース無線回路２８、ブルートゥース用アンテナ２９、制御回路１３、データ入力部１６、データ表示部１７、外部ネットワーク接続端子１８から構成され、小電力無線回路１１から出力された電波およびブルートゥース無線回路２８から出力された電波は、それぞれ小電力無線用アンテナ１４およびブルートゥース用アンテナ２９を通して出力され、エアコン３、冷蔵庫４、電子レンジ５等の家庭内の電気機器との通信や、電力メータ６、ガスメータ７、水道メータ８との通信に使用される。ＰＨＳ無線回路１２から出力された電波はＰＨＳ無線用アンテナ１５を通して出力され、親機２との通信に使用される。
【００２５】
また、親機２も子機１と同一構成であるが、小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８はスリープモードであり、子機１が、家庭外に持ち出された場合で、小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８の出力が家庭内に届かなくなった場合に、小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８は自動的に動作モードに切り替わるものである。
【００２６】
また、外部ネットワークとの通信は、子機１の場合は、ＰＨＳ無線回路１２から出力された電波をＰＨＳ無線用アンテナ１５から出力して行う。親機２の場合は、ＰＨＳ無線回路１２から出力された電波をＰＨＳ無線用アンテナ１５から出力して行う方法と、外部ネットワークの接続線を外部ネットワーク接続端子１８に接続して行う方法の２通りがある。
【００２７】
これらの構成により、子機１を家庭内のどこに持ち込んでも、家庭内の電気機器および各種メータとの直接の通信が可能であり、子機１を家庭外に持ち出しても、親機２との通信を通して家庭内の電気機器および各種メータとの直接の通信が可能である。
【００２８】
（実施例２）
図３は本発明の実施例２における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機および親機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００２９】
図において、１９は小電力無線回路１１とブルートゥース無線回路２８およびＰＨＳ無線回路１２の回路切替え装置で、低速データで制御する電気機器およびメータは小電力無線回路で制御し、高速データで制御する電気機器およびメータはＰＨＳ無線回路あるいはブルートゥース無線回路で制御するように回路切替えを行なう。
【００３０】
次に構成および作用について説明すると、データ入力部１６から入力されたデータにより、通信する電気機器がエアコン３、冷蔵庫４、電子レンジ５や、電力メータ６、ガスメータ７、水道メータ８の場合で、低速データの場合は、回路切替え装置１９により、小電力無線回路１１を選択し通信を実施する。また、データ入力部１６から入力されたデータにより、通信する電気機器が、テレビ９や、ビデオデッキ１０の場合で、高速データの場合は、回路切替え装置１９により、ＰＨＳ無線回路１２あるいはブルートゥース無線回路２８を選択し通信を実施するものである。
【００３１】
これにより、通信データが低速であるか高速であるかを自動的に選択することで、消費電力の小さい小電力無線回路１１と、ＰＨＳ無線回路１２あるいはブルートゥース無線回路２８を使い分けることにより、省電力が可能になり、かつ電気機器や各種メータに搭載された無線回路を意識することなく操作が可能になる。
【００３２】
（実施例３）
図４は本発明の実施例３における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００３３】
図において、２０はＰＨＳ電波強度測定回路、２１は小電力無線電波強度測定回路、３０はブルートゥース無線電波強度測定回路である。これにより、親機２は、子機１からの送信電波の強度を測定し、送信電波の強度が一定値より弱くなった場合には子機１の家庭外へ持ち出しであると判断するものである。
【００３４】
すなわち、本実施例における親機２は、子機１から出力されるＰＨＳ無線回路１２の電波、小電力無線回路１１の電波、あるいはブルートゥース無線回路２８の電波の強度を、それぞれＰＨＳ電波強度測定回路２０、小電力無線電波強度測定回路２１、ブルートゥース無線電波強度測定回路３０で受信測定し、受信電波の強度が一定値より弱くなると、子機１の家庭外に持ち出されたと判断し、親機２が、家庭内電気機器および各種メータの通信を実施するものである。
【００３５】
（実施例４）
図５は本発明の実施例４における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００３６】
図において、２２は小電力無線回路動作モード切り替え回路、３１はブルートゥース無線回路動作モード切り替え回路である。これにより、子機１は、親機２からの電波の強度が一定値より弱くなった場合、子機１の家庭外へ持ち出しを判断し、内蔵の小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８を省電力モードに切り替えるものである。
【００３７】
すなわち、本実施例の子機１は、子機１が家庭外に持ち出された場合に親機２から出力されるＰＨＳ無線回路１２の電波、小電力無線回路１１の電波あるいはブルートゥース無線回路２８の電波強度を、それぞれＰＨＳ電波強度測定回路２０、小電力無線電波強度測定回路２１、ブルートゥース無線電波強度測定回路３０で受信測定し、受信電波の強度が一定値より弱くなると、子機１が家庭外に持ちだされたと判断し、小電力無線回路動作モード切り替え回路２２およびブルートゥース回路動作モード切替え回路３１により、小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８を自動的にスリープモードに変換することができ、電力消費を削減できるものである。
【００３８】
（実施例５）
図６は本発明の実施例５における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機を示している。実施例１、５と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００３９】
図において、２３はＰＨＳ公衆基地局接続設定回路である。これにより、子機１が家庭外へ持ち出された場合、親機２に内蔵の小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８をスリープモードから動作モードにするものである。
【００４０】
本実施例の親機２は、ＰＨＳ公衆基地局接続設定回路２３を持ち、子機１から出力されるＰＨＳ無線回路１２の電波、小電力無線回路１１あるいはブルートゥース無線回路２８の電波の強度を、それぞれＰＨＳ電波強度測定回路２０、小電力無線電波強度測定回路２１、ブルートゥース電波強度測定回路３０で受信測定し、受信電波の強度が一定値より弱くなると、子機１が家庭外に持ち出されたと判断し、小電力無線回路動作モード切り替え回路２２およびブルートゥース無線回路動作モード切替え回路３１により、小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８を自動的にスリープモードから動作モードに変換する。また、子機１が家庭外に持ち出されたと判断した場合、ＰＨＳ電波強度測定回路２０、小電力無線電波強度測定回路２１あるいはブルートゥース無線電波強度測定回路３０からの制御信号が受信測定ＰＨＳ公衆基地局接続設定回路２３に送信され、ＰＨＳ無線通信を行う場合は自動的にＰＨＳ無線回路１２から、公衆ＰＨＳ基地局にのみ接続のための無線信号が送信されるものである。
【００４１】
（実施例６）
図７は本発明の実施例６における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００４２】
図において、２４は個人認証データ保存用記憶回路である。これにより、子機１は、個人の認証データを有するものである。
【００４３】
すなわち、本実施例の子機１は、個人の認証データを有するものであるから、家庭外に持ち出した場合、子機１をコンビニエンスストア等の公共料金の支払い可能な場所に持っていき、コンビニエンスストア等に設置してある機器と有線あるいは無線通信を実施することで、電気料金、ガス料金、水道料金等の公共料金の支払いが可能になる 。
【００４４】
（実施例７）
図８は本発明の実施例７における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００４５】
図において、２５はネットワーク制御許可用識別データ保存用記憶回路である。これにより、子機１を家庭外へ持ち出した場合、子機１に内蔵されたＰＨＳ無線回路１２を公共ＰＨＳ基地局と接続し、親機２のＰＨＳ無線回路１２を通して家庭内電気機器を制御可能としたものである。
【００４６】
すなわち、本実施例の親機２は、ネットワーク制御許可用識別データ保存用記憶回路２５を持っており、子機１を家庭外に持ち出した場合、子機１を公衆ＰＨＳ基地局を通して親機２に接続し、ネットワーク制御許可用識別データを送信し、この送信されたデータと、ネットワーク制御許可用識別データ保存用記憶回路２５に保存されているデータとが一致しているか確認された後、親機２を通して家庭内の電気機器が制御可能にできる。したがって、家庭外に子機１を持ち出しても、家庭内にいるときと同じように、家庭内電気機器の制御および各種メータとの通信が可能になる。
【００４７】
（実施例８）
図９は本発明の実施例８における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００４８】
図において、２６は音声通信用電話機である。これにより、親機２は家庭内の電話機の機能を有し、外部ネットワークと有線電話ネットワークで接続したものである。
【００４９】
すなわち、本実施例の親機２は、音声通信用電話機２６を有しているので、通常の音声通話も可能である。したがって、電話機としても使用可能であるので、これまでの電話機と親機２と兼ねることができ、省スペース、および省電力に貢献できる。
【００５０】
（実施例９）
図１０は本発明の実施例９における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００５１】
図において、２７は音声通信用電話機子機である。これにより、子機１は、電話機子機の機能を有するものである。
【００５２】
すなわち、本実施例の子機１は、音声通信用電話機子機２７を有しているので、通常の音声通話も可能である。したがって、電話機としても使用可能であるので、これまでの電話機と子機１とを兼ねることができ、省スペース、省電力に貢献できる。また、家庭外に持ち出した場合にも、通常のＰＨＳ子機として使用可能であり、ＰＨＳ電話機と子機１の両方を持ち歩く必要が無い。
【００５３】
（実施例１０）
図１１は本発明の実施例１０における家庭内電気機器用無線アダプタをを示している。各実施例と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００５４】
図において、３２は画像データ入力端子、３３は静止画動画変換回路、３４は家庭内電気機器用無線アダプタで、小電力無線電波強度測定回路２１、ブルートゥース無線電波強度測定回路３１を有する。
【００５５】
本実施例の家庭内電気機器用無線アダプタ３４は、静止画動画変換回路３３を有しているので、子機１が、家庭内電気機器用無線アダプタ３４を取付けた家庭内電気機器から離れた場合で、子機１からのブルートゥース無線電波が強く通信可能な場合はこの画像入力信号を動画のままブルートゥース無線回路２８を通して子機と通信し、ブルートゥース無線電波が弱く通信不可能な場合はこの画像入力信号を静止画として小電力無線回路１１を通して子機と通信するように伝送データを静止画に変更し、画像が途切れることを防ぐことができる。
【００５６】
【発明の効果】
以上のように、本発明の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器は、家庭内の白物電気機器、および電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の低速データ通信で制御可能なものから、ＡＶ機器等の高速データ通信が必要な電気機器までを親機と子機の制御情報端末機器で家庭内外において制御可能となるものである。また、本発明の家庭内電気機器用無線アダプタは、使用可能な無線回路により、動画を送信するか、静止画を送信するかを自動的に選択でき、画像が途切れることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器を備えた家庭内電気機器ネットワークシステムのシステム構成図
【図２】同家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機および親機の構成図
【図３】本発明の実施例２における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機および親機の構成図
【図４】本発明の実施例３における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機の構成図
【図５】本発明の実施例４における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機の構成図
【図６】本発明の実施例５における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機の構成図
【図７】本発明の実施例６における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機の構成図
【図８】本発明の実施例７における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機の構成図
【図９】本発明の実施例８における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機の構成図
【図１０】本発明の実施例９における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機の構成図
【図１１】本発明の実施例１０における家庭内電気機器用無線アダプタの構成図
【符号の説明】
１ 子機
２ 親機
３ エアコン
４ 冷蔵庫
５ 電子レンジ
６ 電力メータ
７ ガスメータ
８ 水道メータ
９ テレビ
１０ ビデオデッキ
１１ 小電力無線回路
１２ ＰＨＳ無線回路
１９ 回路切替え装置
２０ ＰＨＳ電波強度測定回路
２１ 小電力無線電波強度測定回路
２２ 小電力無線回路動作モード切り替え回路
２３ ＰＨＳ公衆基地局接続設定回路
２４ 個人認証データ保存用記憶回路
２５ ネットワーク制御許可用識別データ保存用記憶回路
２６ 音声通信用電話機
２７ 音声通信用電話機子機
２８ ブルートゥース無線回路
３０ ブルートゥース電波強度測定回路
３１ ブルートゥース回路動作モード切り替え回路
３３ 静止画動画変換回路
３４ 家庭内電気機器用無線アダプタ
【発明の属する技術分野】
本発明は家庭内の電気製品、および電力メータ、ガスメータ、水道メータを無線で接続する家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器および家庭内電気機器用無線アダプタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、家庭内電気機器ネットワークの制御情報端末機器として、電灯線通信や小電力無線通信を用いて家庭内電気機器をネットワーク形成し、各電気機器等の制御を行なうものが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−１８６０５８号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の家庭内電気機器ネットワークの制御情報端末機器では、家庭外で家庭内の電気機器を制御する場合は、制御情報端末機器とは別の公共で利用可能なＰＨＳや携帯電話機等の無線機を使用する必要があるという課題があった。
【０００５】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、家庭内の白物電気機器、および電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の低速データ通信で制御可能なものから、ＡＶ機器等の高速データ通信が必要な電気機器までを親機と子機の制御情報端末機器で家庭内外において制御可能とした家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器および家庭内電気機器用無線アダプタを提供することを目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器は、制御情報端末機器として親機と家庭外へ持ち出し可能な子機を有し、親機および子機は、それぞれＰＨＳ無線回路、ブルートゥース無線回路、および小電力無線回路を内蔵し、親機と子機間の通信は、前記いずれかの無線回路で行うようにしたものである。
【０００７】
これによって、家庭内の白物電気機器、および電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の低速データ通信で制御可能なものから、ＡＶ機器等の高速データ通信が必要な電気機器までを親機と子機の制御情報端末機器で家庭内外において制御可能となる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
請求項１に記載の発明は、制御情報端末機器として親機と家庭外へ持ち出し可能な子機を有し、親機および子機は、それぞれＰＨＳ無線回路、ブルートゥース無線回路、および小電力無線回路を内蔵し、親機と子機間の通信は、前記いずれかの無線回路で行うようにした家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、家庭内の白物電気機器、および電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の低速データ通信で制御可能なものから、ＡＶ機器等の高速データ通信が必要な電気機器までを親機と子機の制御情報端末機器で家庭内外において制御可能となる。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、低速データで制御する電気機器およびメータは小電力無線回路で制御し、高速データで制御する電気機器およびメータはＰＨＳ無線回路あるいはブルートゥース無線回路で制御する請求項１に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、家庭内の白物家電、および電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の低速データ通信で制御可能なものから、ＡＶ機器等の高速データ通信が必要なものまで一つの子機で制御行うことができるものである。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、親機は、子機からの送信電波の強度が弱くなったことから子機の家庭外へ持ち出しを判断する請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、親機が子機の送信電波の強度で、子機が家庭外に持ち出されたことを自動的に判断するものである。
【００１１】
請求項４に記載の発明は、子機は、親機からの電波の強度が弱くなったことから子機の家庭外へ持ち出しを判断し、内蔵の小電力無線回路およびブルートゥース無線回路を省電力モードに切り替える請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、子機の省電力モード切り替えにより省電力化がはかれる。
【００１２】
請求項５に記載の発明は、子機が家庭外へ持ち出された場合、親機に内蔵の小電力無線回路およびブルートゥース無線回路を動作モードにする請求項３に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、親機が通常省電力モードの場合、子機の家庭外へ持ち出しにより、親機は内蔵された小電力無線回路およびブルートゥース無線回路が自動的に動作モードになるものである。
【００１３】
請求項６に記載の発明は、子機は、個人の認証データを有する請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、コンビニエンスストア等の外部店舗に設置された機器と有線または無線で通信し、料金支払いが可能である。
【００１４】
請求項７に記載の発明は、子機を家庭外へ持ち出した場合、子機に内蔵されたＰＨＳ無線回路を公共ＰＨＳ基地局と接続し、親機のＰＨＳ無線回路を通して家庭内電気機器を制御可能とした請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、子機を家庭外へ持ち出した場合でも家庭内電気機器が制御可能である。
【００１５】
請求項８に記載の発明は、親機は家庭内の電話機の機能を有し、外部ネットワークと有線電話ネットワークで接続した請求項１〜７のいずれか１項に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、外部ネットワークから家庭内電気機器が制御可能であるとともに、これまでの電話機と親機と兼ねることができ、省スペース、および省電力に貢献できる。
【００１６】
請求項９に記載の発明は、子機は、電話機子機の機能を有する請求項８に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器としたことにより、これまでの電話機と子機とを兼ねることができ、省スペース、省電力に貢献できる。
【００１７】
請求項１０に記載の発明は、子機との通信を行なうブルートゥース無線回路あるいは小電力無線回路を内蔵するとともに画像信号入力端子を持ち、子機からのブルートゥース無線電波が強く通信可能な場合はこの画像入力信号を動画のままブルートゥース無線回路を通して子機と通信し、ブルートゥース無線電波が弱く通信不可能な場合はこの画像入力信号を静止画として小電力無線回路を通して子機と通信する家庭内電気機器用無線アダプタとしたことにより、使用可能な無線回路により、動画を送信するか、静止画を送信するかを自動的に選択でき、画像が途切れることを防ぐことができる。
【００１８】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【００１９】
（実施例１）
図１、図２は本発明の実施例１における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器を示している。
【００２０】
図１において、１は制御情報端末機器としての子機で、家庭外へ持ち出し可能である。２は子機１との間で通信する親機である。３、４、５はそれぞれ家庭内の白物電気機器であるエアコン、冷蔵庫、電子レンジを示す。６、７、８はそれぞれ家庭外に設置された電力メータ、ガスメータ、水道メータを示す。前記各機器３〜８は低速データ通信で制御可能なものである。９、１０はそれぞれＡＶ機器であるテレビ、ビデオデッキを示し、これらは、高速データ通信が必要なものである。１０１は家屋、１０２はカメラである。
【００２１】
次に動作を説明すると、操作者は持ち運び自由な子機１、あるいは家屋内で固定されている親機２を用い、エアコン３のオンオフ等の制御、冷蔵庫４の中身の検索、電子レンジ５の制御、テレビ９のオンオフ等の制御、および画像の受信、ビデオデッキ１０のオンオフ、録画等の制御、および画像の受信、カメラ１０２のオンオフ、画像の受信を行う。
【００２２】
また、電力メータ６、ガスメータ７、水道メータ８の検針値および各種情報は、子機１および親機２に蓄積される。また、緊急信号等は子機１および親機２に伝送され、これらの機器を通して、外部ネットワークを通じて、電力会社、ガス会社、水道局等に伝送される。
【００２３】
なお、子機１および親機２は、４２９ＭＨｚ帯の特定小電力無線テレメータ・テレコントロール用の周波数帯および１．９ＧＨｚ帯のＰＨＳ無線用周波数帯を使用している。
【００２４】
次に、図２により子機および親機について説明する。子機１は、小電力無線回路１１、小電力無線用アンテナ１４、ＰＨＳ無線回路１２、ＰＨＳ無線用アンテナ１５、ブルートゥース無線回路２８、ブルートゥース用アンテナ２９、制御回路１３、データ入力部１６、データ表示部１７、外部ネットワーク接続端子１８から構成され、小電力無線回路１１から出力された電波およびブルートゥース無線回路２８から出力された電波は、それぞれ小電力無線用アンテナ１４およびブルートゥース用アンテナ２９を通して出力され、エアコン３、冷蔵庫４、電子レンジ５等の家庭内の電気機器との通信や、電力メータ６、ガスメータ７、水道メータ８との通信に使用される。ＰＨＳ無線回路１２から出力された電波はＰＨＳ無線用アンテナ１５を通して出力され、親機２との通信に使用される。
【００２５】
また、親機２も子機１と同一構成であるが、小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８はスリープモードであり、子機１が、家庭外に持ち出された場合で、小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８の出力が家庭内に届かなくなった場合に、小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８は自動的に動作モードに切り替わるものである。
【００２６】
また、外部ネットワークとの通信は、子機１の場合は、ＰＨＳ無線回路１２から出力された電波をＰＨＳ無線用アンテナ１５から出力して行う。親機２の場合は、ＰＨＳ無線回路１２から出力された電波をＰＨＳ無線用アンテナ１５から出力して行う方法と、外部ネットワークの接続線を外部ネットワーク接続端子１８に接続して行う方法の２通りがある。
【００２７】
これらの構成により、子機１を家庭内のどこに持ち込んでも、家庭内の電気機器および各種メータとの直接の通信が可能であり、子機１を家庭外に持ち出しても、親機２との通信を通して家庭内の電気機器および各種メータとの直接の通信が可能である。
【００２８】
（実施例２）
図３は本発明の実施例２における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機および親機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００２９】
図において、１９は小電力無線回路１１とブルートゥース無線回路２８およびＰＨＳ無線回路１２の回路切替え装置で、低速データで制御する電気機器およびメータは小電力無線回路で制御し、高速データで制御する電気機器およびメータはＰＨＳ無線回路あるいはブルートゥース無線回路で制御するように回路切替えを行なう。
【００３０】
次に構成および作用について説明すると、データ入力部１６から入力されたデータにより、通信する電気機器がエアコン３、冷蔵庫４、電子レンジ５や、電力メータ６、ガスメータ７、水道メータ８の場合で、低速データの場合は、回路切替え装置１９により、小電力無線回路１１を選択し通信を実施する。また、データ入力部１６から入力されたデータにより、通信する電気機器が、テレビ９や、ビデオデッキ１０の場合で、高速データの場合は、回路切替え装置１９により、ＰＨＳ無線回路１２あるいはブルートゥース無線回路２８を選択し通信を実施するものである。
【００３１】
これにより、通信データが低速であるか高速であるかを自動的に選択することで、消費電力の小さい小電力無線回路１１と、ＰＨＳ無線回路１２あるいはブルートゥース無線回路２８を使い分けることにより、省電力が可能になり、かつ電気機器や各種メータに搭載された無線回路を意識することなく操作が可能になる。
【００３２】
（実施例３）
図４は本発明の実施例３における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００３３】
図において、２０はＰＨＳ電波強度測定回路、２１は小電力無線電波強度測定回路、３０はブルートゥース無線電波強度測定回路である。これにより、親機２は、子機１からの送信電波の強度を測定し、送信電波の強度が一定値より弱くなった場合には子機１の家庭外へ持ち出しであると判断するものである。
【００３４】
すなわち、本実施例における親機２は、子機１から出力されるＰＨＳ無線回路１２の電波、小電力無線回路１１の電波、あるいはブルートゥース無線回路２８の電波の強度を、それぞれＰＨＳ電波強度測定回路２０、小電力無線電波強度測定回路２１、ブルートゥース無線電波強度測定回路３０で受信測定し、受信電波の強度が一定値より弱くなると、子機１の家庭外に持ち出されたと判断し、親機２が、家庭内電気機器および各種メータの通信を実施するものである。
【００３５】
（実施例４）
図５は本発明の実施例４における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００３６】
図において、２２は小電力無線回路動作モード切り替え回路、３１はブルートゥース無線回路動作モード切り替え回路である。これにより、子機１は、親機２からの電波の強度が一定値より弱くなった場合、子機１の家庭外へ持ち出しを判断し、内蔵の小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８を省電力モードに切り替えるものである。
【００３７】
すなわち、本実施例の子機１は、子機１が家庭外に持ち出された場合に親機２から出力されるＰＨＳ無線回路１２の電波、小電力無線回路１１の電波あるいはブルートゥース無線回路２８の電波強度を、それぞれＰＨＳ電波強度測定回路２０、小電力無線電波強度測定回路２１、ブルートゥース無線電波強度測定回路３０で受信測定し、受信電波の強度が一定値より弱くなると、子機１が家庭外に持ちだされたと判断し、小電力無線回路動作モード切り替え回路２２およびブルートゥース回路動作モード切替え回路３１により、小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８を自動的にスリープモードに変換することができ、電力消費を削減できるものである。
【００３８】
（実施例５）
図６は本発明の実施例５における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機を示している。実施例１、５と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００３９】
図において、２３はＰＨＳ公衆基地局接続設定回路である。これにより、子機１が家庭外へ持ち出された場合、親機２に内蔵の小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８をスリープモードから動作モードにするものである。
【００４０】
本実施例の親機２は、ＰＨＳ公衆基地局接続設定回路２３を持ち、子機１から出力されるＰＨＳ無線回路１２の電波、小電力無線回路１１あるいはブルートゥース無線回路２８の電波の強度を、それぞれＰＨＳ電波強度測定回路２０、小電力無線電波強度測定回路２１、ブルートゥース電波強度測定回路３０で受信測定し、受信電波の強度が一定値より弱くなると、子機１が家庭外に持ち出されたと判断し、小電力無線回路動作モード切り替え回路２２およびブルートゥース無線回路動作モード切替え回路３１により、小電力無線回路１１およびブルートゥース無線回路２８を自動的にスリープモードから動作モードに変換する。また、子機１が家庭外に持ち出されたと判断した場合、ＰＨＳ電波強度測定回路２０、小電力無線電波強度測定回路２１あるいはブルートゥース無線電波強度測定回路３０からの制御信号が受信測定ＰＨＳ公衆基地局接続設定回路２３に送信され、ＰＨＳ無線通信を行う場合は自動的にＰＨＳ無線回路１２から、公衆ＰＨＳ基地局にのみ接続のための無線信号が送信されるものである。
【００４１】
（実施例６）
図７は本発明の実施例６における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００４２】
図において、２４は個人認証データ保存用記憶回路である。これにより、子機１は、個人の認証データを有するものである。
【００４３】
すなわち、本実施例の子機１は、個人の認証データを有するものであるから、家庭外に持ち出した場合、子機１をコンビニエンスストア等の公共料金の支払い可能な場所に持っていき、コンビニエンスストア等に設置してある機器と有線あるいは無線通信を実施することで、電気料金、ガス料金、水道料金等の公共料金の支払いが可能になる 。
【００４４】
（実施例７）
図８は本発明の実施例７における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００４５】
図において、２５はネットワーク制御許可用識別データ保存用記憶回路である。これにより、子機１を家庭外へ持ち出した場合、子機１に内蔵されたＰＨＳ無線回路１２を公共ＰＨＳ基地局と接続し、親機２のＰＨＳ無線回路１２を通して家庭内電気機器を制御可能としたものである。
【００４６】
すなわち、本実施例の親機２は、ネットワーク制御許可用識別データ保存用記憶回路２５を持っており、子機１を家庭外に持ち出した場合、子機１を公衆ＰＨＳ基地局を通して親機２に接続し、ネットワーク制御許可用識別データを送信し、この送信されたデータと、ネットワーク制御許可用識別データ保存用記憶回路２５に保存されているデータとが一致しているか確認された後、親機２を通して家庭内の電気機器が制御可能にできる。したがって、家庭外に子機１を持ち出しても、家庭内にいるときと同じように、家庭内電気機器の制御および各種メータとの通信が可能になる。
【００４７】
（実施例８）
図９は本発明の実施例８における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００４８】
図において、２６は音声通信用電話機である。これにより、親機２は家庭内の電話機の機能を有し、外部ネットワークと有線電話ネットワークで接続したものである。
【００４９】
すなわち、本実施例の親機２は、音声通信用電話機２６を有しているので、通常の音声通話も可能である。したがって、電話機としても使用可能であるので、これまでの電話機と親機２と兼ねることができ、省スペース、および省電力に貢献できる。
【００５０】
（実施例９）
図１０は本発明の実施例９における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機を示している。実施例１と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００５１】
図において、２７は音声通信用電話機子機である。これにより、子機１は、電話機子機の機能を有するものである。
【００５２】
すなわち、本実施例の子機１は、音声通信用電話機子機２７を有しているので、通常の音声通話も可能である。したがって、電話機としても使用可能であるので、これまでの電話機と子機１とを兼ねることができ、省スペース、省電力に貢献できる。また、家庭外に持ち出した場合にも、通常のＰＨＳ子機として使用可能であり、ＰＨＳ電話機と子機１の両方を持ち歩く必要が無い。
【００５３】
（実施例１０）
図１１は本発明の実施例１０における家庭内電気機器用無線アダプタをを示している。各実施例と同様の構成要素については同一番号を付しているので説明は省略する。
【００５４】
図において、３２は画像データ入力端子、３３は静止画動画変換回路、３４は家庭内電気機器用無線アダプタで、小電力無線電波強度測定回路２１、ブルートゥース無線電波強度測定回路３１を有する。
【００５５】
本実施例の家庭内電気機器用無線アダプタ３４は、静止画動画変換回路３３を有しているので、子機１が、家庭内電気機器用無線アダプタ３４を取付けた家庭内電気機器から離れた場合で、子機１からのブルートゥース無線電波が強く通信可能な場合はこの画像入力信号を動画のままブルートゥース無線回路２８を通して子機と通信し、ブルートゥース無線電波が弱く通信不可能な場合はこの画像入力信号を静止画として小電力無線回路１１を通して子機と通信するように伝送データを静止画に変更し、画像が途切れることを防ぐことができる。
【００５６】
【発明の効果】
以上のように、本発明の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器は、家庭内の白物電気機器、および電力メータ、ガスメータ、水道メータ等の低速データ通信で制御可能なものから、ＡＶ機器等の高速データ通信が必要な電気機器までを親機と子機の制御情報端末機器で家庭内外において制御可能となるものである。また、本発明の家庭内電気機器用無線アダプタは、使用可能な無線回路により、動画を送信するか、静止画を送信するかを自動的に選択でき、画像が途切れることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器を備えた家庭内電気機器ネットワークシステムのシステム構成図
【図２】同家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機および親機の構成図
【図３】本発明の実施例２における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機および親機の構成図
【図４】本発明の実施例３における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機の構成図
【図５】本発明の実施例４における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機の構成図
【図６】本発明の実施例５における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機の構成図
【図７】本発明の実施例６における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機の構成図
【図８】本発明の実施例７における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機の構成図
【図９】本発明の実施例８における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の親機の構成図
【図１０】本発明の実施例９における家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器の子機の構成図
【図１１】本発明の実施例１０における家庭内電気機器用無線アダプタの構成図
【符号の説明】
１ 子機
２ 親機
３ エアコン
４ 冷蔵庫
５ 電子レンジ
６ 電力メータ
７ ガスメータ
８ 水道メータ
９ テレビ
１０ ビデオデッキ
１１ 小電力無線回路
１２ ＰＨＳ無線回路
１９ 回路切替え装置
２０ ＰＨＳ電波強度測定回路
２１ 小電力無線電波強度測定回路
２２ 小電力無線回路動作モード切り替え回路
２３ ＰＨＳ公衆基地局接続設定回路
２４ 個人認証データ保存用記憶回路
２５ ネットワーク制御許可用識別データ保存用記憶回路
２６ 音声通信用電話機
２７ 音声通信用電話機子機
２８ ブルートゥース無線回路
３０ ブルートゥース電波強度測定回路
３１ ブルートゥース回路動作モード切り替え回路
３３ 静止画動画変換回路
３４ 家庭内電気機器用無線アダプタ
Claims (10)
- 制御情報端末機器として親機と家庭外へ持ち出し可能な子機を有し、親機および子機は、それぞれＰＨＳ無線回路、ブルートゥース無線回路、および小電力無線回路を内蔵し、親機と子機間の通信は、前記いずれかの無線回路で行うようにした家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器。
- 低速データで制御する電気機器およびメータは小電力無線回路で制御し、高速データで制御する電気機器およびメータはＰＨＳ無線回路あるいはブルートゥース無線回路で制御する請求項１に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器。
- 親機は、子機からの送信電波の強度が弱くなったことから子機の家庭外へ持ち出しを判断する請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器
- 子機は、親機からの電波の強度が弱くなったことから子機の家庭外へ持ち出しを判断し、内蔵の小電力無線回路およびブルートゥース無線回路を省電力モードに切り替える請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器。
- 子機が家庭外へ持ち出された場合、親機に内蔵の小電力無線回路およびブルートゥース無線回路を動作モードにする請求項３に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器。
- 子機は、個人の認証データを有する請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器。
- 子機を家庭外へ持ち出した場合、子機に内蔵されたＰＨＳ無線回路を公共ＰＨＳ基地局と接続し、親機のＰＨＳ無線回路を通して家庭内電気機器を制御可能とした請求項１または２に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器。
- 親機は家庭内の電話機の機能を有し、外部ネットワークと有線電話ネットワークで接続した請求項１〜７のいずれか１項に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器。
- 子機は、電話機子機の機能を有する請求項８に記載の家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器。
- 子機との通信を行なうブルートゥース無線回路あるいは小電力無線回路を内蔵するとともに画像信号入力端子を持ち、子機からのブルートゥース無線電波が強く通信可能な場合はこの画像入力信号を動画のままブルートゥース無線回路を通して子機と通信し、ブルートゥース無線電波が弱く通信不可能な場合はこの画像入力信号を静止画として小電力無線回路を通して子機と通信する家庭内電気機器用無線アダプタ。
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| JP2002322259A JP2004159054A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 家庭内電気機器ネットワーク制御情報端末機器および家庭内電気機器用無線アダプタ |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007266958A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Funai Electric Co Ltd | リモコン装置およびリモコンシステム |
| WO2016117241A1 (ja) * | 2015-01-20 | 2016-07-28 | アプリックスＩｐホールディングス株式会社 | 電子機器制御装置、電子機器制御システム、電子機器、および、その制御方法 |
-
2002
- 2002-11-06 JP JP2002322259A patent/JP2004159054A/ja active Pending
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| WO2016117241A1 (ja) * | 2015-01-20 | 2016-07-28 | アプリックスＩｐホールディングス株式会社 | 電子機器制御装置、電子機器制御システム、電子機器、および、その制御方法 |
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