JP2004157871A - ファームウェア更新方法、装置およびプログラム - Google Patents
ファームウェア更新方法、装置およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ユーザの利便性を損なうことなく、効率的かつ確実にファームウェアの更新を行い得るファームウェア更新方法、装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】現在実装しているファームウェアを更新するための新しいファームウェアをダウンロードし(ステップS11)、このダウンロードした新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し(ステップS13)、このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合(ステップS15)、通信端末のリブートを行い(ステップS19)、リブートの必要性の明示に対して所定時間経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合(ステップS15のNoとステップS17)、通信端末のリブートを自動的に行う(ステップS19)。
【選択図】 図2
【解決手段】現在実装しているファームウェアを更新するための新しいファームウェアをダウンロードし(ステップS11)、このダウンロードした新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し(ステップS13)、このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合(ステップS15)、通信端末のリブートを行い(ステップS19)、リブートの必要性の明示に対して所定時間経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合(ステップS15のNoとステップS17)、通信端末のリブートを自動的に行う(ステップS19)。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された通信端末において現在実装されているファームウェアを新しいファームウェアで更新するファームウェア更新方法、装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザがファームウェアを更新する場合、ユーザは端末からIP網側のサーバにアクセスし、新しいファームウェアをダウンロードしてから、ユーザ自身の電源オフ/オン操作によるリブートを行うことで新しいファームウェアを運用ファームウェアとして機能させている。
【0003】
また、このようなユーザ操作でなく、自動的に更新する場合には、サーバから新しいファームウェアをダウンロードした後、端末が使用であるか否かに関わらず、即座にリブートを行っている。
【0004】
上述した従来のファームウェア更新方法について図3および図4を参照して具体的に説明する。
【0005】
まず、図3に示す従来のファームウェア更新方法では、新しいファームウェアを端末にダウンロードして取得する(ステップS31)。なお、このダウンロードした新しいファームウェアはリブート後、運用ファームウェアとして機能するものである。
【0006】
それから、ダウンロードした新しいファームウェアに対するリブートの必要性を例えばLEDによりユーザに明示する(ステップS33)。このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認したか否かを判定する(ステップS35)。ユーザの確認がない場合には、ステップS33に戻って同じ動作を繰り返し行うが、ユーザがリブートの必要性を確認した場合には、ユーザ操作により端末をリブートする(ステップS37)。この結果、新しいファームウェアは運用ファームウェアとして機能開始する。
【0007】
また、図4に示す従来のファームウェア更新方法では、新しいファームウェアを端末にダウンロードすると(ステップS41)、端末が使用中であるか否かに関わらず、端末をリブートし(ステップS43)、これにより新しいファームウェアは運用ファームウェアとして機能開始するようになっている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−244874号公報
【0009】
【特許文献2】
特開2001−022572号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のファームウェア更新方法のうち、図3に示す従来の方法では、リブート処理がユーザ自身の手動によるリブート操作に限られているため、リブート操作をユーザに要求する必要があり、ファームウェア提供者もユーザ操作を待たざるを得ず、ユーザおよびファームウェア提供者双方の利便性を低減させてしまうという問題がある。
【0011】
一方、図4に示す従来の方法では、新しいファームウェアをダウンロードすると、IP通信中であるか否かに関わらず、すなわち端末が使用中であるか否かに関わらず、ユーザの確認無しに端末をリブートしてしまうため、例えばIP通信中のユーザに対して著しくサービス性および利便性を低減させてしまうという問題がある。
【0012】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ユーザの利便性を損なうことなく、効率的かつ確実にファームウェアの更新を行い得るファームウェア更新方法、装置およびプログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、ネットワークに接続された通信端末におけるファームウェアを更新するファームウェア更新方法であって、現在実装しているファームウェアを更新するための新しいファームウェアを取得し、この取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し、このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合、通信端末のリブートを行い、前記リブートの必要性の明示に対して所定時間経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うことを要旨とする。
【0014】
請求項1記載の本発明にあっては、取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し、ユーザが必要性を確認した場合、リブートを行い、所定時間経過してもユーザの確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うため、ユーザの視認性およびファームウェア更新の確実性を持たせることが可能となり、ユーザの利便性を損なうことなく、効率的かつ確実にファームウェアの更新を行うことができる。
【0015】
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記所定時間が、ユーザによって予め設定された任意の時間またはユーザによって指定される任意の時刻であることを要旨とする。
【0016】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項1または2記載の発明において、前記新しいファームウェアの取得が、ネットワークを介して行うことを要旨とする。
【0017】
請求項4記載の本発明は、請求項3記載の発明において、前記新しいファームウェアの取得が、インターネットを介しサーバから新しいファームウェアをダウンロードして行うことを要旨とする。
【0018】
また、請求項5記載の本発明は、ネットワークに接続された通信端末におけるファームウェアを更新するファームウェア更新装置であって、現在実装しているファームウェアを更新するための新しいファームウェアを取得するファームウェア取得手段と、この取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示するリブート必要性明示手段と、このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合、通信端末のリブートを行う確認後リブート手段と、前記リブートの必要性の明示に対して所定時間経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行う自動リブート手段とを有することを要旨とする。
【0019】
請求項5記載の本発明にあっては、取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し、ユーザが必要性を確認した場合、リブートを行い、所定時間経過してもユーザの確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うため、ユーザの視認性およびファームウェア更新の確実性を持たせることが可能となり、ユーザの利便性を損なうことなく、効率的かつ確実にファームウェアの更新を行うことができる。
【0020】
更に、請求項6記載の本発明は、請求項5記載の発明において、前記所定時間が、ユーザによって予め設定された任意の時間またはユーザによって指定される任意の時刻であることを要旨とする。
【0021】
請求項7記載の本発明は、請求項5または6記載の発明において、前記ファームウェア取得手段が、ネットワークを介して行う手段を有することを要旨とする。
【0022】
また、請求項8記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記ファームウェア取得手段が、インターネットを介しサーバから新しいファームウェアをダウンロードして行う手段を有することを要旨とする。
【0023】
更に、請求項9記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のファームウェア更新方法を実行するファームウェア更新プログラムであることを要旨とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るファームウェア更新方法を実施するファームウェア更新装置を有する通信端末の構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示す通信端末1は、WAN(Wide Area Network)側インタフェースとして例えばADSL/FTTHなどのIP網インタフェース11を有し、このIP網インタフェース11からインターネット3を介してサーバ5に接続されるとともに、またLAN(Local Area Network)側インタフェースとしてパソコンなどのデータ通信用端末と接続するイーサネット(登録商標)などのデータ用インタフェース13を有し、このデータ用インタフェース13からLAN7に接続されている。
【0026】
インターネット3に接続されたIP網インタフェース11およびLAN7に接続されたデータ用インタフェース13は、それぞれIP網側データ通信手段15およびLAN側データ通信手段17を介してCPU19に接続されている。そして、通信端末1は、IP網インタフェース11、データ用インタフェース13、IP網側データ通信手段15、LAN側データ通信手段17などを含むハードウェア、CPU19、DSP(Digital Signal Processor)上で動作するファームウェアにより動作するようになっている。
【0027】
また、通信端末1は、CPU19に接続されてファームウェアダウンロード手段21、リブート必要性明示手段23、確認後リブート手段25、タイマ27および自動リブート手段29を有する。
【0028】
ファームウェアダウンロード手段21は、CPU19の制御によりIP網側データ通信手段15、IP網インタフェース11を介してインターネット3にアクセスし、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP、PFTPなど(以下、単にFTPなど)を用いて現在通信端末1に実装しているファームウェアを更新するための新しいファームウェアをサーバ5からインターネット3を介してダウンロードする。
【0029】
リブート必要性明示手段23は、ダウンロードした新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示する。なお、この明示は、例えば発光ダイオード(LED)を用いて行われるが、このようなLEDに限定されるものでなく、例えば音などにより行ってもよいものである。
【0030】
確認後リブート手段25は、リブート必要性明示手段23によるリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合、通信端末1の電源オフ/オン動作によるリブートを行う。また自動リブート手段29は、リブート必要性明示手段23によるリブートの必要性の明示に対して所定時間経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うものである。タイマ27は、この自動リブート手段29における所定の時間を計測するものである。
【0031】
次に、図2に示すフローチャートを参照して、本実施形態のファームウェア更新装置の作用について説明する。
【0032】
図2では、まず通信端末1はインターネット3を介してサーバ5にアクセスし、ファームウェアダウンロード手段21によりFTPなどのファイル転送プロトコルを用いてサーバ5から新しいファームウェアをダウンロードする(ステップS11)。なお、このダウンロードした新しいファームウェアはリブート後に運用ファームウェアとして機能開始するものである。
【0033】
通信端末1は、ダウンロードした新しいファームウェアに対するリブートの必要性をリブート必要性明示手段23のLEDなどによりユーザに明示する(ステップS13)。そして、このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認したか否かを判定する(ステップS15)。
【0034】
このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合には、確認後リブート手段25により通信端末1のリブートを行うが(ステップS19)、リブートの必要性の確認が得られない場合には、タイマ27で経過時間の計測を行い、この計測結果に基づきリブートまでの閾時間(to)を経過したか否かの判定、すなわち所定時間経過したか否かの判定を行い(ステップS17)、所定時間が経過していない場合には、ステップS13に戻って同じ動作を繰り返してユーザの確認を待機するも、所定時間が経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合、自動リブート手段29により通信端末1のリブートを自動的に行う(ステップS15,S19)。
【0035】
上述したように、本実施形態では、リブートの必要性をユーザに対して明示的に行い、ユーザ判断によりリブートの実行時間を決定すると同時に所定時間経過後に自動的にリブートを行うことで、ファームウェア更新時にユーザの視認性とファームウェア更新の確実性を持たせることが可能になる。
【0036】
なお、上記実施形態では、所定時間経過した場合には、自動的にリブートを行うようになっているが、この所定時間はユーザによって予め任意の時間に設定し得るものであるが、またこの所定時間の代わりにユーザによって任意の時刻を指定してもよいものである。
【0037】
また、上記実施形態では、更新用の新しいファームウェアをインターネット3を介してサーバ5からダウンロードで取得しているが、本発明はこれに限定されるものでない。なお、前記ファームウェアダウンロード手段21は本発明のファームウェア取得手段を構成しているものである。
【0038】
なお、上記実施形態のファームウェア更新方法の処理手順をプログラムとして例えばCDやFDなどの記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータシステムに組み込んだり、または記録媒体に記録されたプログラムを通信回線を介してコンピュータシステムにダウンロードしたり、または記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータシステムを作動させることにより、ファームウェア更新方法を実施するファームウェア更新装置として機能させることができることは勿論であり、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることができるものである。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し、ユーザが必要性を確認した場合、リブートを行い、所定時間経過してもユーザの確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うので、ユーザの視認性およびファームウェア更新の確実性を持たせることが可能となり、ユーザの利便性を損なうことなく、効率的かつ確実にファームウェアの更新を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るファームウェア更新方法を実施するファームウェア更新装置を有する通信端末の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態のファームウェア更新装置の作用を示すフローチャートである。
【図3】従来のファームウェア更新方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】従来のファームウェア更新方法の別の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信端末
3 インターネット
5 サーバ
7 LAN
11 IP網インタフェース
13 データ用インタフェース
19 CPU
21 ファームウェアダウンロード手段
23 リブート必要性明示手段
25 確認後リブート手段
27 タイマ
29 自動リブート手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された通信端末において現在実装されているファームウェアを新しいファームウェアで更新するファームウェア更新方法、装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザがファームウェアを更新する場合、ユーザは端末からIP網側のサーバにアクセスし、新しいファームウェアをダウンロードしてから、ユーザ自身の電源オフ/オン操作によるリブートを行うことで新しいファームウェアを運用ファームウェアとして機能させている。
【0003】
また、このようなユーザ操作でなく、自動的に更新する場合には、サーバから新しいファームウェアをダウンロードした後、端末が使用であるか否かに関わらず、即座にリブートを行っている。
【0004】
上述した従来のファームウェア更新方法について図3および図4を参照して具体的に説明する。
【0005】
まず、図3に示す従来のファームウェア更新方法では、新しいファームウェアを端末にダウンロードして取得する(ステップS31)。なお、このダウンロードした新しいファームウェアはリブート後、運用ファームウェアとして機能するものである。
【0006】
それから、ダウンロードした新しいファームウェアに対するリブートの必要性を例えばLEDによりユーザに明示する(ステップS33)。このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認したか否かを判定する(ステップS35)。ユーザの確認がない場合には、ステップS33に戻って同じ動作を繰り返し行うが、ユーザがリブートの必要性を確認した場合には、ユーザ操作により端末をリブートする(ステップS37)。この結果、新しいファームウェアは運用ファームウェアとして機能開始する。
【0007】
また、図4に示す従来のファームウェア更新方法では、新しいファームウェアを端末にダウンロードすると(ステップS41)、端末が使用中であるか否かに関わらず、端末をリブートし(ステップS43)、これにより新しいファームウェアは運用ファームウェアとして機能開始するようになっている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−244874号公報
【0009】
【特許文献2】
特開2001−022572号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のファームウェア更新方法のうち、図3に示す従来の方法では、リブート処理がユーザ自身の手動によるリブート操作に限られているため、リブート操作をユーザに要求する必要があり、ファームウェア提供者もユーザ操作を待たざるを得ず、ユーザおよびファームウェア提供者双方の利便性を低減させてしまうという問題がある。
【0011】
一方、図4に示す従来の方法では、新しいファームウェアをダウンロードすると、IP通信中であるか否かに関わらず、すなわち端末が使用中であるか否かに関わらず、ユーザの確認無しに端末をリブートしてしまうため、例えばIP通信中のユーザに対して著しくサービス性および利便性を低減させてしまうという問題がある。
【0012】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ユーザの利便性を損なうことなく、効率的かつ確実にファームウェアの更新を行い得るファームウェア更新方法、装置およびプログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、ネットワークに接続された通信端末におけるファームウェアを更新するファームウェア更新方法であって、現在実装しているファームウェアを更新するための新しいファームウェアを取得し、この取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し、このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合、通信端末のリブートを行い、前記リブートの必要性の明示に対して所定時間経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うことを要旨とする。
【0014】
請求項1記載の本発明にあっては、取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し、ユーザが必要性を確認した場合、リブートを行い、所定時間経過してもユーザの確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うため、ユーザの視認性およびファームウェア更新の確実性を持たせることが可能となり、ユーザの利便性を損なうことなく、効率的かつ確実にファームウェアの更新を行うことができる。
【0015】
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記所定時間が、ユーザによって予め設定された任意の時間またはユーザによって指定される任意の時刻であることを要旨とする。
【0016】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項1または2記載の発明において、前記新しいファームウェアの取得が、ネットワークを介して行うことを要旨とする。
【0017】
請求項4記載の本発明は、請求項3記載の発明において、前記新しいファームウェアの取得が、インターネットを介しサーバから新しいファームウェアをダウンロードして行うことを要旨とする。
【0018】
また、請求項5記載の本発明は、ネットワークに接続された通信端末におけるファームウェアを更新するファームウェア更新装置であって、現在実装しているファームウェアを更新するための新しいファームウェアを取得するファームウェア取得手段と、この取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示するリブート必要性明示手段と、このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合、通信端末のリブートを行う確認後リブート手段と、前記リブートの必要性の明示に対して所定時間経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行う自動リブート手段とを有することを要旨とする。
【0019】
請求項5記載の本発明にあっては、取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し、ユーザが必要性を確認した場合、リブートを行い、所定時間経過してもユーザの確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うため、ユーザの視認性およびファームウェア更新の確実性を持たせることが可能となり、ユーザの利便性を損なうことなく、効率的かつ確実にファームウェアの更新を行うことができる。
【0020】
更に、請求項6記載の本発明は、請求項5記載の発明において、前記所定時間が、ユーザによって予め設定された任意の時間またはユーザによって指定される任意の時刻であることを要旨とする。
【0021】
請求項7記載の本発明は、請求項5または6記載の発明において、前記ファームウェア取得手段が、ネットワークを介して行う手段を有することを要旨とする。
【0022】
また、請求項8記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記ファームウェア取得手段が、インターネットを介しサーバから新しいファームウェアをダウンロードして行う手段を有することを要旨とする。
【0023】
更に、請求項9記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のファームウェア更新方法を実行するファームウェア更新プログラムであることを要旨とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るファームウェア更新方法を実施するファームウェア更新装置を有する通信端末の構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示す通信端末1は、WAN(Wide Area Network)側インタフェースとして例えばADSL/FTTHなどのIP網インタフェース11を有し、このIP網インタフェース11からインターネット3を介してサーバ5に接続されるとともに、またLAN(Local Area Network)側インタフェースとしてパソコンなどのデータ通信用端末と接続するイーサネット(登録商標)などのデータ用インタフェース13を有し、このデータ用インタフェース13からLAN7に接続されている。
【0026】
インターネット3に接続されたIP網インタフェース11およびLAN7に接続されたデータ用インタフェース13は、それぞれIP網側データ通信手段15およびLAN側データ通信手段17を介してCPU19に接続されている。そして、通信端末1は、IP網インタフェース11、データ用インタフェース13、IP網側データ通信手段15、LAN側データ通信手段17などを含むハードウェア、CPU19、DSP(Digital Signal Processor)上で動作するファームウェアにより動作するようになっている。
【0027】
また、通信端末1は、CPU19に接続されてファームウェアダウンロード手段21、リブート必要性明示手段23、確認後リブート手段25、タイマ27および自動リブート手段29を有する。
【0028】
ファームウェアダウンロード手段21は、CPU19の制御によりIP網側データ通信手段15、IP網インタフェース11を介してインターネット3にアクセスし、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP、PFTPなど(以下、単にFTPなど)を用いて現在通信端末1に実装しているファームウェアを更新するための新しいファームウェアをサーバ5からインターネット3を介してダウンロードする。
【0029】
リブート必要性明示手段23は、ダウンロードした新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示する。なお、この明示は、例えば発光ダイオード(LED)を用いて行われるが、このようなLEDに限定されるものでなく、例えば音などにより行ってもよいものである。
【0030】
確認後リブート手段25は、リブート必要性明示手段23によるリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合、通信端末1の電源オフ/オン動作によるリブートを行う。また自動リブート手段29は、リブート必要性明示手段23によるリブートの必要性の明示に対して所定時間経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うものである。タイマ27は、この自動リブート手段29における所定の時間を計測するものである。
【0031】
次に、図2に示すフローチャートを参照して、本実施形態のファームウェア更新装置の作用について説明する。
【0032】
図2では、まず通信端末1はインターネット3を介してサーバ5にアクセスし、ファームウェアダウンロード手段21によりFTPなどのファイル転送プロトコルを用いてサーバ5から新しいファームウェアをダウンロードする(ステップS11)。なお、このダウンロードした新しいファームウェアはリブート後に運用ファームウェアとして機能開始するものである。
【0033】
通信端末1は、ダウンロードした新しいファームウェアに対するリブートの必要性をリブート必要性明示手段23のLEDなどによりユーザに明示する(ステップS13)。そして、このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認したか否かを判定する(ステップS15)。
【0034】
このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合には、確認後リブート手段25により通信端末1のリブートを行うが(ステップS19)、リブートの必要性の確認が得られない場合には、タイマ27で経過時間の計測を行い、この計測結果に基づきリブートまでの閾時間(to)を経過したか否かの判定、すなわち所定時間経過したか否かの判定を行い(ステップS17)、所定時間が経過していない場合には、ステップS13に戻って同じ動作を繰り返してユーザの確認を待機するも、所定時間が経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合、自動リブート手段29により通信端末1のリブートを自動的に行う(ステップS15,S19)。
【0035】
上述したように、本実施形態では、リブートの必要性をユーザに対して明示的に行い、ユーザ判断によりリブートの実行時間を決定すると同時に所定時間経過後に自動的にリブートを行うことで、ファームウェア更新時にユーザの視認性とファームウェア更新の確実性を持たせることが可能になる。
【0036】
なお、上記実施形態では、所定時間経過した場合には、自動的にリブートを行うようになっているが、この所定時間はユーザによって予め任意の時間に設定し得るものであるが、またこの所定時間の代わりにユーザによって任意の時刻を指定してもよいものである。
【0037】
また、上記実施形態では、更新用の新しいファームウェアをインターネット3を介してサーバ5からダウンロードで取得しているが、本発明はこれに限定されるものでない。なお、前記ファームウェアダウンロード手段21は本発明のファームウェア取得手段を構成しているものである。
【0038】
なお、上記実施形態のファームウェア更新方法の処理手順をプログラムとして例えばCDやFDなどの記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータシステムに組み込んだり、または記録媒体に記録されたプログラムを通信回線を介してコンピュータシステムにダウンロードしたり、または記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータシステムを作動させることにより、ファームウェア更新方法を実施するファームウェア更新装置として機能させることができることは勿論であり、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることができるものである。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し、ユーザが必要性を確認した場合、リブートを行い、所定時間経過してもユーザの確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うので、ユーザの視認性およびファームウェア更新の確実性を持たせることが可能となり、ユーザの利便性を損なうことなく、効率的かつ確実にファームウェアの更新を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るファームウェア更新方法を実施するファームウェア更新装置を有する通信端末の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態のファームウェア更新装置の作用を示すフローチャートである。
【図3】従来のファームウェア更新方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】従来のファームウェア更新方法の別の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信端末
3 インターネット
5 サーバ
7 LAN
11 IP網インタフェース
13 データ用インタフェース
19 CPU
21 ファームウェアダウンロード手段
23 リブート必要性明示手段
25 確認後リブート手段
27 タイマ
29 自動リブート手段
Claims (9)
- ネットワークに接続された通信端末におけるファームウェアを更新するファームウェア更新方法であって、
現在実装しているファームウェアを更新するための新しいファームウェアを取得し、
この取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示し、
このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合、通信端末のリブートを行い、
前記リブートの必要性の明示に対して所定時間経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行うこと
を特徴とするファームウェア更新方法。 - 前記所定時間は、ユーザによって予め設定された任意の時間またはユーザによって指定される任意の時刻であることを特徴とする請求項1記載のファームウェア更新方法。
- 前記新しいファームウェアの取得は、ネットワークを介して行うことを特徴とする請求項1または2記載のファームウェア更新方法。
- 前記新しいファームウェアの取得は、インターネットを介しサーバから新しいファームウェアをダウンロードして行うことを特徴とする請求項3記載のファームウェア更新方法。
- ネットワークに接続された通信端末におけるファームウェアを更新するファームウェア更新装置であって、
現在実装しているファームウェアを更新するための新しいファームウェアを取得するファームウェア取得手段と、
この取得した新しいファームウェアに対するリブートの必要性をユーザに明示するリブート必要性明示手段と、
このリブートの必要性の明示に対してユーザがリブートの必要性を確認した場合、通信端末のリブートを行う確認後リブート手段と、
前記リブートの必要性の明示に対して所定時間経過してもユーザからリブートの必要性の確認を得られない場合、通信端末のリブートを自動的に行う自動リブート手段と
を有することを特徴とするファームウェア更新装置。 - 前記所定時間は、ユーザによって予め設定された任意の時間またはユーザによって指定される任意の時刻であることを特徴とする請求項5記載のファームウェア更新装置。
- 前記ファームウェア取得手段は、ネットワークを介して行う手段を有することを特徴とする請求項5または6記載のファームウェア更新装置。
- 前記ファームウェア取得手段は、インターネットを介しサーバから新しいファームウェアをダウンロードして行う手段を有することを特徴とする請求項7記載のファームウェア更新装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のファームウェア更新方法を実行するファームウェア更新プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002324320A JP2004157871A (ja) | 2002-11-07 | 2002-11-07 | ファームウェア更新方法、装置およびプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010186220A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Nisca Corp | マイクロプロセッサの監視装置及びマイクロプロセッサの監視方法 |
JP2015231201A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | Necプラットフォームズ株式会社 | 電子機器 |
CN105323091A (zh) * | 2014-07-23 | 2016-02-10 | 中兴通讯股份有限公司 | 设备升级处理方法、装置及网关设备 |
WO2020015415A1 (zh) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | 华为技术有限公司 | 一种终端重启方法及装置 |
EP4195024A1 (en) * | 2021-12-13 | 2023-06-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, and storage medium |
-
2002
- 2002-11-07 JP JP2002324320A patent/JP2004157871A/ja active Pending
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