JP2004155495A - 内容物を容易に搾出できるチューブ容器 - Google Patents

Abstract

【課題】チューブ容器の内容物を搾出し易くするとともに、成型技術の観点から複雑な形状を避ける事に加え、密閉性も確保する。
【解決手段】チューブ容器１を、なだらかな線で構成する。蓋部４に設置した溝５に沿って、突起３を押しまわし結合させるとともに、搾出口２に凸部６を嵌める事で密閉する。
【選択図】 図２

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チューブ本体の構造をシンプルにする事で、生産性を考慮した上で利便性の向上を図るものである。また、本発明では密閉性を確保する為に蓋部に工夫する事で、密閉できる構造になっている。
【０００２】
【従来の技術】
従来のチューブ容器では、蓋部との接合の為、搾出口付近に肩とも呼べる傾斜の急な部位を設けたり、蓋部との接合方法として螺旋式を採用したものが、主流である為に、肩及び、螺旋部分の強度が高く、押潰が困難で内容物の残存が、多く見受けられていた。
【０００３】
【発明が解決しょうとする課題】
これら内容物の残存の解消、成型技術の観点からの、チューブ容器の複雑化の防止、又、それらに併せて保存に不可欠な密閉性の確保等の、問題点を有していた。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】
前項で掲げた目的を達成する為に、チューブ容器本体をなだらかな線で構成し、密閉の為には、チューブ容器本体への細工として、チューブ本体の搾出口付近に突起を数個設けて、蓋部内側にも突起に適合する溝を設置する事で、チューブ本体の突起を蓋部の溝に沿って押しまわす事と、蓋部内側にてチューブ本体の搾出口に接触する部分に、搾出口の内径に適合する凸部を設置することで、密閉できる様にした。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明は、利便性、生産性、密閉性を兼備したチューブ容器で、それを図面について説明すると、チューブ容器１を、なだらかな線で構成し、押潰を容易にできる構造にする事に加え、チューブ容器１の搾出口２付近に突起３を設けて、突起３を蓋部４の内側に設置した溝５に沿って押しまわす事と、蓋部４の内側にて搾出口２と接触する部分に、搾出口２の内径に適合する凸部６を設ける事で、密閉性を確保したものである。又、上記の機能は、従来の成型技術での生産に対応したものである。
【０００６】
【発明の効果】
このようにすれば、保存に不可欠な密閉性を考慮した上で、チューブ容器内の内容物を、容易に搾出する事が可能であり、チューブ容器本体の構造がシンプルである為、従来の成型技術での生産も併せて可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】チューブ容器と蓋部の斜視図である。
【図２】チューブ容器と蓋部の断面図である。
【符号の説明】
１ チューブ容器
２ 搾出口
３ 突起
４ 蓋部
５ 溝
６ 凸部

Claims (3)

1. チューブ本体をなだらかな線で構成し、内容物が残りにくい構造のチューブ容器。
2. チューブ本体の細工を最小限に止める為、従来の成型技術での生産が可能なチューブ容器。
3. チューブ本体はシンプルな構造であるが、蓋部の構造を工夫する事で密閉性を確保するチューブ容器。

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