JP2004154303A - 理容用梳き鋏 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造が煩雑な同心円状の櫛歯間隙を備えた梳き鋏と同様の使用感を有し、且つ製造容易な鋏を提供する。
【解決手段】一端側に指孔部を設け、他方側に切り刃体を設けた二本の鋏部材で構成し、両鋏部材を交叉させると共に交叉部を枢結し、一方の鋏部材の切り刃体を櫛歯形状とした理容用梳き鋏において、櫛歯間隙22を刃線aに対して直角bより刃元側に後退傾斜させた直線溝に形成してなる
【選択図】 図2
【解決手段】一端側に指孔部を設け、他方側に切り刃体を設けた二本の鋏部材で構成し、両鋏部材を交叉させると共に交叉部を枢結し、一方の鋏部材の切り刃体を櫛歯形状とした理容用梳き鋏において、櫛歯間隙22を刃線aに対して直角bより刃元側に後退傾斜させた直線溝に形成してなる
【選択図】 図2
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は理容用梳き鋏に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
理容用梳き鋏は、毛髪を間引くように切断するためのもので、基本的には二本の鋏部材の一方の切り刃体を櫛歯状に形成すると共に、各櫛歯体の先端に切り刃部を形成し、毛髪切断時に毛髪の一部が櫛歯間隙に逃げ、一部の櫛歯体の切り刃部と対抗刃体で挟まれる毛髪が、切断されるものである。
【0003】
ところで梳き鋏での毛髪切断に際しては、櫛歯間隙に毛髪が順次侵入することになり、櫛歯間隙が刃縁に対して直交して形成されていると、櫛歯間隙に侵入した毛髪は、毛髪切断動作した手元側から順次鋏を刃先側に引っ張る作用が働くので、鋏の使用感を悪くさせる。このためこの毛髪の櫛歯間隙への侵入並びに間隙内の移動をスムーズに行うために、従前から櫛歯間隙を枢結軸と同心円状に形成している(実開昭53−110088号公報、実開平6−26768号公報)。
【0004】
しかし同心円状に櫛歯間隙を形成することは、製造上の煩雑さがある。即ち櫛歯間隙を切削加工で形成しようとした場合には、通常はワイヤ放電加工による間隙形成を行っている。特に砥石による切削加工を行おうとした場合には特殊形状(切削進行に間隙側壁に当接しない形状)の砥石が必要である。
【0005】
そこで本発明は、製造が容易で且つ毛髪の櫛歯間隙内移動がスムーズになされ、使用感に優れた理容用梳き鋏を提案したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る理容用梳き鋏は、一端側に指孔部を設け、他方側に切り刃体を設けた二本の鋏部材で構成し、両鋏部材を交叉させると共に交叉部を枢結し、一方の鋏部材の切り刃体を櫛歯形状とした理容用梳き鋏において、櫛歯間隙を刃線に対して直角より刃元側に後退傾斜させた直線溝に形成してなることを特徴とするものである。
【0007】
従って指孔部に指を装着し、開閉動作を行うことで毛髪の切断がなされるが、櫛歯体の切り刃部と対抗刃体とで挟まれた毛髪のみが切断され、櫛歯体より外れた毛髪は、櫛歯間隙に入り込み切断されないもので、特に切断箇所近傍の間隙内の毛髪は、鋏を刃先側に移動させる力が作用するが、切断後は何ら鋏に影響を与えないので、毛髪切断の力が加わる際に当該近傍において間隙侵入毛髪の影響が働くにすぎないので、充分同心円形状の櫛歯間隙の鋏と同様の使用感が得られる。
【0008】
【実施の形態】
次に本発明の実施の形態について説明する。実施形態に示した理容用梳き鋏は、通常の梳き鋏と同様に一端側に指孔部1,1aを設けると共に、他方側に切り刃体2,2aを設けてなる二本の鋏部材A,Bで構成され、両鋏部材A,Bを中央部分で交叉させ、交叉部を枢結Cしたもので、一方の切り刃体2aを先部まで櫛歯状にしたものである。
【0009】
特に切り刃体2aの櫛歯体21と櫛歯間隙22を形成するに際して、櫛歯間隙を刃線に対して直角より刃元側に後退傾斜させた直線溝に形成してなる。
【0010】
前記の傾斜角度は、刃線aに対して直交する角度bより角度c(5〜20度:8〜10度が最適)だけ後退させたものである。
【0011】
而して一般の理容用鋏と同様に指孔部1,1aに指を装着して調髪を行うと、切り刃体2と、相対向する櫛歯体21の切り刃部23で挟まれた毛髪のみが切断され、櫛歯体21より外れた毛髪は、櫛歯間隙22に入り込み切断されないものである。
【0012】
前記の櫛歯間隙22は傾斜後退すると共に、直線溝としているので、同心円形状の櫛歯間隙と近似的形状となり、且つ櫛歯形成は砥石による切削加工で良く、鋏製造が容易になる。
【0013】
【発明の効果】
以上のように本発明は理容用梳き鋏に於いて、櫛歯の櫛歯間隙を刃線に対して直角より刃元側に後退傾斜させた直線溝に形成してなるもので、円盤砥石手による切削加工で容易に製出できると共に、櫛歯間隙を同心円状に形成した鋏同様の使用感を得ることができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体図。
【図2】同櫛歯形状の拡大説明図。
【符号の説明】
A,B 鋏部材
C 枢結
1,1a 指孔部
2,2a 切り刃体
21 櫛歯体
22 櫛歯間隙
23 切り刃部
【産業上の利用分野】
本発明は理容用梳き鋏に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
理容用梳き鋏は、毛髪を間引くように切断するためのもので、基本的には二本の鋏部材の一方の切り刃体を櫛歯状に形成すると共に、各櫛歯体の先端に切り刃部を形成し、毛髪切断時に毛髪の一部が櫛歯間隙に逃げ、一部の櫛歯体の切り刃部と対抗刃体で挟まれる毛髪が、切断されるものである。
【0003】
ところで梳き鋏での毛髪切断に際しては、櫛歯間隙に毛髪が順次侵入することになり、櫛歯間隙が刃縁に対して直交して形成されていると、櫛歯間隙に侵入した毛髪は、毛髪切断動作した手元側から順次鋏を刃先側に引っ張る作用が働くので、鋏の使用感を悪くさせる。このためこの毛髪の櫛歯間隙への侵入並びに間隙内の移動をスムーズに行うために、従前から櫛歯間隙を枢結軸と同心円状に形成している(実開昭53−110088号公報、実開平6−26768号公報)。
【0004】
しかし同心円状に櫛歯間隙を形成することは、製造上の煩雑さがある。即ち櫛歯間隙を切削加工で形成しようとした場合には、通常はワイヤ放電加工による間隙形成を行っている。特に砥石による切削加工を行おうとした場合には特殊形状(切削進行に間隙側壁に当接しない形状)の砥石が必要である。
【0005】
そこで本発明は、製造が容易で且つ毛髪の櫛歯間隙内移動がスムーズになされ、使用感に優れた理容用梳き鋏を提案したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る理容用梳き鋏は、一端側に指孔部を設け、他方側に切り刃体を設けた二本の鋏部材で構成し、両鋏部材を交叉させると共に交叉部を枢結し、一方の鋏部材の切り刃体を櫛歯形状とした理容用梳き鋏において、櫛歯間隙を刃線に対して直角より刃元側に後退傾斜させた直線溝に形成してなることを特徴とするものである。
【0007】
従って指孔部に指を装着し、開閉動作を行うことで毛髪の切断がなされるが、櫛歯体の切り刃部と対抗刃体とで挟まれた毛髪のみが切断され、櫛歯体より外れた毛髪は、櫛歯間隙に入り込み切断されないもので、特に切断箇所近傍の間隙内の毛髪は、鋏を刃先側に移動させる力が作用するが、切断後は何ら鋏に影響を与えないので、毛髪切断の力が加わる際に当該近傍において間隙侵入毛髪の影響が働くにすぎないので、充分同心円形状の櫛歯間隙の鋏と同様の使用感が得られる。
【0008】
【実施の形態】
次に本発明の実施の形態について説明する。実施形態に示した理容用梳き鋏は、通常の梳き鋏と同様に一端側に指孔部1,1aを設けると共に、他方側に切り刃体2,2aを設けてなる二本の鋏部材A,Bで構成され、両鋏部材A,Bを中央部分で交叉させ、交叉部を枢結Cしたもので、一方の切り刃体2aを先部まで櫛歯状にしたものである。
【0009】
特に切り刃体2aの櫛歯体21と櫛歯間隙22を形成するに際して、櫛歯間隙を刃線に対して直角より刃元側に後退傾斜させた直線溝に形成してなる。
【0010】
前記の傾斜角度は、刃線aに対して直交する角度bより角度c(5〜20度:8〜10度が最適)だけ後退させたものである。
【0011】
而して一般の理容用鋏と同様に指孔部1,1aに指を装着して調髪を行うと、切り刃体2と、相対向する櫛歯体21の切り刃部23で挟まれた毛髪のみが切断され、櫛歯体21より外れた毛髪は、櫛歯間隙22に入り込み切断されないものである。
【0012】
前記の櫛歯間隙22は傾斜後退すると共に、直線溝としているので、同心円形状の櫛歯間隙と近似的形状となり、且つ櫛歯形成は砥石による切削加工で良く、鋏製造が容易になる。
【0013】
【発明の効果】
以上のように本発明は理容用梳き鋏に於いて、櫛歯の櫛歯間隙を刃線に対して直角より刃元側に後退傾斜させた直線溝に形成してなるもので、円盤砥石手による切削加工で容易に製出できると共に、櫛歯間隙を同心円状に形成した鋏同様の使用感を得ることができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体図。
【図2】同櫛歯形状の拡大説明図。
【符号の説明】
A,B 鋏部材
C 枢結
1,1a 指孔部
2,2a 切り刃体
21 櫛歯体
22 櫛歯間隙
23 切り刃部
Claims (2)
- 一端側に指孔部を設け、他方側に切り刃体を設けた二本の鋏部材で構成し、両鋏部材を交叉させると共に交叉部を枢結し、一方の鋏部材の切り刃体を櫛歯形状とした理容用梳き鋏において、櫛歯間隙を刃線に対して直角より刃元側に後退傾斜させた直線溝に形成してなることを特徴とする理容用梳き鋏。
- 後退傾斜角を5〜20度としてなる請求項1記載の理容用梳き鋏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002322267A JP2004154303A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 理容用梳き鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002322267A JP2004154303A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 理容用梳き鋏 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004154303A true JP2004154303A (ja) | 2004-06-03 |
Family
ID=32802506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002322267A Pending JP2004154303A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 理容用梳き鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004154303A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100861874B1 (ko) * | 2007-04-20 | 2008-10-06 | 서정래 | 즐인(櫛刃)과 봉인(捧刃)의 구분이 없는 이,미용 틴닝가위 |
-
2002
- 2002-11-06 JP JP2002322267A patent/JP2004154303A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100861874B1 (ko) * | 2007-04-20 | 2008-10-06 | 서정래 | 즐인(櫛刃)과 봉인(捧刃)의 구분이 없는 이,미용 틴닝가위 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050711 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081021 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090324 |