JP2004153980A - フライホイール磁石回転子 - Google Patents

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flywheel
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Yoshihiro Ide
芳弘 井出
Masamitsu Kimura
政光 木村
Yoshimasa Serizawa
芳正 芹澤
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

【課題】把持片がフライホイールの筒部の先端面からその先方に突出することがなく、またフライホイールを形成する素材の使用量を減らすことができ、且つ磁束の漏洩を防止できるフライホイール磁石回転子を得る。
【解決手段】表面をマグネットケース2で覆った永久磁石3をフライホイール1の筒部1aの内周に配置し、フライホイール1の筒部1aの一部を加工して設けた把持片4で永久磁石3をマグネットケース2を介して筒部1aに固定する。把持片4は筒部1aの開口側の先端面より先に出ない位置で筒部1aに設ける。マグネットケース2の延長部2aを把持片4で筒部1aに固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁石発電機に用いられるフライホイール磁石回転子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のフライホイール磁石回転子は、図4及び図5に示すように、筒部1aと、該筒部1aの一端を閉塞している底部1bと、該底部1bの中心から筒部1a内に突設されているボス部1cとを備えたフライホイール1と、表面がマグネットケース2で覆われてフライホイール1の筒部1aの内周に配置された永久磁石3と、フライホイール1の筒部1aの一部を加工して設けられてマグネットケース2を把持することにより永久磁石3を筒部1aに固定している把持片4とを備えた構造になっていた。この場合、把持片4は、筒部1aの先端面にその先方に突出するように連接されていて、筒部1aの内側に曲がるように屈曲されていて、その先端でマグネットケース2を介して永久磁石3を把持する構造であった(例えば、特許文献1,特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実公昭56−34538号(第2図)
【0004】
【特許文献2】
特開平10−145995号(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなフライホイール磁石回転子では、把持片4がフライホイール1の筒部1aの先端面にその先方に突出するように連接されていて、該筒部1aの内側に曲がるように屈曲された構造なので、該フライホイール磁石回転子の軸方向寸法が長くなり、またフライホイール1を形成する素材の使用量が増える問題点があった。また、把持片4の先端で永久磁石3上のマグネットケース2を直接押さえ付けているので、その影響により磁束の漏洩が起き、発電出力の低下をまねく問題点があった。
【0006】
本発明の目的は、把持片がフライホイールの筒部の先端面からその先方に突出することがなく、またフライホイールを形成する素材の使用量を減らすことができ、且つ磁束の漏洩を防止できるフライホイール磁石回転子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筒部と、該筒部の一端を閉塞している底部と、該底部の中心から筒部内に突設されているボス部とを備えたフライホイールと、表面がマグネットケースで覆われてフライホイールの筒部の内周に配置された永久磁石と、フライホイールの筒部の一部を加工して設けられてマグネットケースを把持することにより永久磁石を前記筒部に固定している把持片とを備えたフライホイール磁石回転子を対象とする。
【0008】
本発明に係るフライホイール磁石回転子では、
把持片は筒部の開口側の先端面より先に出ない位置で筒部に設けられ、
マグネットケースはその延長部が把持片で筒部に固定されていることを特徴とする。
【0009】
このように把持片が筒部の開口側の先端面より先に出ない位置で筒部に設けられていると、フライホイール磁石回転子の軸方向寸法を短くすることができ、またフライホイールを形成する素材の使用量を減らすことができる。また、マグネットケースはその延長部が把持片で筒部に固定されていると、磁束の漏洩が起きず、発電出力の低下をまねかない利点がある。
【0010】
この場合、把持片は筒部の開口側の先端面の外周寄りの位置にV溝を設けて形成されていることが好ましい。このようにすると、把持片を筒部の開口側の先端面より先に出ない位置で筒部に設けることを容易に行うことができる。
【0011】
また、V溝は筒部の内径寄りの面が湾曲されていることが好ましい。このようにすると、この湾曲した面と把持片とでマグネットケースの延長部を把持できて、マグネットケースの延長部が抜けないような把持力を上げることができる。
【0012】
また、把持片は筒部の開口側の先端面の外周寄りの位置にU溝を設けて形成され、マグネットケースの延長部の先端の屈曲部がU溝の底部に添わされて把持片で筒部に把持されていること好ましい。このようにすると、U溝の底部と把持片とでマグネットケースの延長部の先端の屈曲部を把持できて、マグネットケースの延長部が抜けないように把持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るフライホイール磁石回転子の実施の形態の第1例の要部縦断面図である。なお、前述した図4及び図5と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0014】
本例のフライホイール磁石回転子では、把持片4は筒部1aの開口側の先端面より先に出ない位置で筒部1aに設けられている。即ち、本例では、筒部1aの開口側の先端面の外周寄りの位置で、該筒部1aの開口側の先端面にV溝5aを設けて、該筒部1aの外周寄りの位置に、該筒部1aの開口側の先端面より先に出ないようにして把持片4を形成している。
【0015】
マグネットケース2は、その延長部2aが該把持片4を形成したV溝5aに入れられ、V溝5aをつぶすように該把持片4を筒部1a側に倒して押圧することにより、延長部2aの先端が把持されて筒部1aに固定されている。
【0016】
このように把持片4が筒部1aの開口側の先端面より先に出ない位置で筒部1aに設けられていると、フライホイール磁石回転子の軸方向寸法を短くすることができ、またフライホイール1を形成する素材の使用量を減らすことができる。さらに、マグネットケース2はその延長部2aが把持片4で筒部1aに固定されていると、磁束の漏洩が起きず、発電出力の低下をまねかない利点がある。
【0017】
図2は本発明に係るフライホイール磁石回転子の実施の形態の第2例の要部縦断面図である。なお、前述した図1と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0018】
本例のフライホイール磁石回転子では、筒部1aの開口側の先端面の外周寄りの位置で、該筒部1aの開口側の先端面にV溝5aを、その片側で筒部1aの内径側の面を湾曲面6として設けて、該筒部1aの外周寄りの位置に、該筒部1aの開口側の先端面より先に出ないようにして把持片4を形成している。本例では、溝5aの片側で筒部1aの内径側の湾曲面6にマグネットケース2の延長部2aの先端部を添わせて、把持片4で押さえ付けて把持している。その他の構成は、第1例と同様になっている。
【0019】
このような構成でも、第1例と同様な効果を得ることができる。特に本例では、溝5aの片側で筒部1aの内径側の湾曲面6にマグネットケース2の延長部2aの先端部を添わせて、把持片4で押さえ付けて把持しているので、マグネットケース2の延長部2aが抜けないような把持力を上げることができる。
【0020】
図3は本発明に係るフライホイール磁石回転子の実施の形態の第3例の要部縦断面図である。なお、前述した図1と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0021】
本例のフライホイール磁石回転子では、筒部1aの開口側の先端面の外周寄りの位置で、該筒部1aの開口側の先端面にU溝5bを設けて、該筒部1aの外周寄りの位置に、該筒部1aの開口側の先端面より先に出ないようにして把持片4を形成している。本例では、マグネットケース2の延長部2aの先端の屈曲部2aaをU溝5bの底部に添わせ、この底部に添った屈曲部2aaを把持片4で押さえ付けて把持している。その他の構成は、第1例と同様になっている。
【0022】
このような構成でも、第1例と同様な効果を得ることができる。特に本例では、マグネットケース2の延長部2aの先端の屈曲部2aaをU溝5bの底部に添わせて、この底部に添わせた屈曲部2aaを把持片4で押さえて把持しているので、マグネットケース2の延長部2aが抜けないような把持力を上げることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明に係るフライホイール磁石回転子では、把持片が筒部の開口側の先端面より先に出ない位置で筒部に設けられているので、フライホイール磁石回転子の軸方向寸法を短くすることができ、またフライホイールを形成する素材の使用量を減らすことができる。さらに、マグネットケースはその延長部が把持片で筒部に固定されているので、磁束の漏洩が起きず、発電出力の低下をまねかない利点がある。
【0024】
この場合、把持片が筒部の開口側の先端面の外周寄りの位置にV溝を設けて形成されていると、把持片を筒部の開口側の先端面より先に出ない位置で筒部に設けることを容易に行うことができる。
【0025】
また、V溝は筒部の内径寄りの面が湾曲されていると、この湾曲した面と把持片とでマグネットケースの延長部を把持できて、マグネットケースの延長部が抜けないような把持力を上げることができる。
【0026】
また、把持片は筒部の開口側の先端面の外周寄りの位置にU溝を設けて形成され、マグネットケースの延長部の先端の屈曲部がU溝の底部に添わされて把持片で筒部に把持されていること好ましい。このように、マグネットケースの延長部の先端の屈曲部をU溝の底部に添わせて把持片で筒部に把持させると、マグネットケースの延長部が抜けないような把持力を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフライホイール磁石回転子の実施の形態の第1例の要部縦断面図である。
【図2】本発明に係るフライホイール磁石回転子の実施の形態の第2例の要部縦断面図である。
【図3】本発明に係るフライホイール磁石回転子の実施の形態の第3例の要部縦断面図である。
【図4】従来のフライホイール磁石回転子の縦断面図である。
【図5】図4に示すフライホイール磁石回転子のA部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 フライホイール
1a 筒部
1b 底部
1c ボス部
2 マグネットケース
2a 延長部
2aa 屈曲部
3 永久磁石
4 把持片
5a V溝
5b U溝
6 湾曲面

Claims (4)

  1. 筒部と、該筒部の一端を閉塞している底部と、該底部の中心から前記筒部内に突設されているボス部とを備えたフライホイールと、表面がマグネットケースで覆われて前記フライホイールの前記筒部の内周に配置された永久磁石と、前記フライホイールの前記筒部の一部を加工して設けられて前記マグネットケースを把持することにより前記永久磁石を前記筒部に固定している把持片とを備えたフライホイール磁石回転子において、
    前記把持片は前記筒部の開口側の先端面より先に出ない位置で前記筒部に設けられ、
    前記マグネットケースはその延長部が前記把持片で前記筒部に固定されていることを特徴とするフライホイール磁石回転子。
  2. 前記把持片は前記筒部の開口側の先端面の外周寄りの位置にV溝を設けて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフライホイール磁石回転子。
  3. 前記V溝は前記筒部の内径寄りの面が湾曲されていることを特徴とする請求項2に記載のフライホイール磁石回転子。
  4. 前記把持片は前記筒部の開口側の先端面の外周寄りの位置にU溝を設けて形成され、前記マグネットケースの前記延長部の先端の屈曲部が前記U溝の底部に添わされて前記把持片で前記筒部に把持されていることを特徴とする請求項1に記載のフライホイール磁石回転子。
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