JP2004153912A - 電源回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、電源回路に関し、例えば親子電話の子機に適用して、機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができるようにする。
【解決手段】本発明は、複数の二次電池3A、3Bのうちの一部の二次電池3A(3B)により負荷4に電力を供給するようにして、所定のタイミングで電力を供給していない二次電池3B(3A)の電力を強制的に放電させた後(9)、充電する(8)。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、複数の二次電池3A、3Bのうちの一部の二次電池3A(3B)により負荷4に電力を供給するようにして、所定のタイミングで電力を供給していない二次電池3B(3A)の電力を強制的に放電させた後(9)、充電する(8)。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源回路に関し、例えば親子電話の子機に適用することができる。本発明は、複数の二次電池のうちの一部の二次電池により負荷に電力を供給するようにして、所定のタイミングで電力を供給していない二次電池の電力を強制的に放電させた後、充電することにより、機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、電話器においては、本体装置とハンドセットとの間でワイヤレスで音声を送受することにより、ハンドセットを種々の場所に持ち運んで通話を楽しめるものが提供されるようになされている。またいわゆる親子電話の子機にあっても、同様に、種々の場所に持ち運んで通話を楽しめるようになされている。
【0003】
このハンドセット、子機においては、ニッケル水素等による二次電池により動作するようになされ、通話を終了して本体装置、載置台に載置すると、この本体装置、載置台から供給される電源により二次電池を充電するようになされている。
【0004】
このような二次電池においては、充放電を繰り返すといわゆるメモリ効果により容量が徐々に低下する欠点がある。このため従来、残った電力を強制的に放電させて充電することにより、この容量の低下を防止する方法が提案されるようになされている。例えば特許第2707163号においては、このような強制的な放電を自動的に実行することにより、メモリ効果による容量の低下を防止するようになされている。
【0005】
【特許文献1】
特許第2707163号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのように強制的に放電させて充電する場合、メモリ効果による容量の低下については防止し得るものの、一時的に機器を使用することが困難になる問題がある。特に、電話器においては、いつ何どき電話がかかるか判らないことにより、実際上、このように一時的にでも使用することが困難な事態は、回避することが必要とされる。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる電源回路を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、所定のタイミングで、複数個の二次電池のうちの少なくとも1個の二次電池を強制放電モードに設定し、負荷に電力を供給する一部の二次電池をこの強制放電モードに設定した以外の二次電池に設定し、強制放電モードに設定した二次電池の電力を放電手段により放電させた後、充電手段により充電する。
【0009】
請求項1の構成によれば、所定のタイミングで、複数個の二次電池のうちの少なくとも1個の二次電池を強制放電モードに設定し、負荷に電力を供給する一部の二次電池をこの強制放電モードに設定した以外の二次電池に設定し、強制放電モードに設定した二次電池の電力を放電手段により放電させた後、充電手段により充電することにより、この強制放電モードに設定した以外の二次電池により負荷に電力を供給しながら、強制放電モードに設定した二次電池について、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる。これにより機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0011】
(1)実施の形態の構成
図1は、本発明の実施の形態に係る親子電話の子機の構成を示すブロック図である。この子機1においては、載置台に載置されると、この載置台に設けられた電源2より電源が供給され、内蔵の二次電池3が充電される。また子機1は、この載置台より取り外して操作子を操作することにより、二次電池3の電源により動作を立ち上げ、図示しない本体装置を介して所望の通話対象と通話できるようになされている。
【0012】
この子機1において、負荷4は、これら通話に係る各種の処理を実行する本体部である。具体的に、負荷4は、本体装置との間でワイヤレスで各種データ、音声を送受することにより、本体装置を介して、通話対象との間で回線を接続し、また通話対象との間で音声を送受する。この子機1は、電源回路5よりこの負荷4の動作に必要な電源を供給するようになされている。
【0013】
すなわちこの電源回路5において、二次電池3は、ほぼ容量が同一である2つの二次電池セル3A、3Bにより構成され、各二次電池セル3A、3Bは、それぞれ端子電圧、発熱等がコントローラ7により監視され、これにより過充電、過放電、異常発熱等を有効に回避できるようになされている。
【0014】
トリクル充電回路6は、コントローラ7の制御により動作を開始し、電源2から供給される電源によりこの2つの二次電池セル3A及び3Bをトリクル充電する。急速充電回路8は、コントローラ7の制御により動作を開始し、電源2から供給される電源により二次電池セル3A及び3Bを急速充電する。これらの構成によりこの電源回路5では、コントローラ7によるトリクル充電回路6、急速充電回路8の制御により、載置台に設けられた電源2により二次電池セル3A及び3Bをそれぞれ充電できるようになされている。なおここで電源2は、載置台に設けられたACアダプター等による電源である。
【0015】
完全放電回路9は、例えば抵抗により構成され、選択回路10を介して二次電池セル3A及び3Bに接続され、二次電池セル3A及び3Bの電力を放電させる。ここで選択回路10は、コントローラ7の制御により、二次電池セル3A、3Bを完全放電回路9に接続するようになされている。これによりこの電源回路5では、コントローラ7による選択回路10の設定により二次電池セル3A又は3Bの電力を強制的に放電させるようになされている。
【0016】
選択回路11は、コントローラ7の制御により二次電池セル3A又は3Bの電力を負荷4に供給する。
【0017】
コントローラ7は、この電源回路5の動作を制御するコンピュータにより構成され、この子機1が載置台に載置されて電源2より電源が供給されている場合には、この電源2の電源により、また例えばこの子機1が載置台より取り外されてこの電源2からの電源の供給が途絶えた場合には、二次電池3の電源により動作する。
【0018】
コントローラ7は、二次電池セル3A、3Bの端子電圧により二次電池セル3A、3Bに保持された電力を監視する。またコントローラ7は、この監視結果より二次電池セル3A又は3Bの電力が満充電時の電力以下の場合、この子機1が載置台に載置されて電源2より電源が供給されると、急速充電回路8に動作の開始を指示し、二次電池セル3A又は3Bを満充電まで充電する。また二次電池セル3A、3Bが満充電の場合、子機1が載置台に載置されて電源2より電源が供給されると、又は急速充電により二次電池セル3A又は3Bが満充電になると、トリクル充電回路6に動作の開始を指示し、満充電に係る二次電池セル3A、3Bをトリクル充電する。
【0019】
またコントローラ7は、選択回路11の制御により、このようにして充電してなる二次電池セル3A、3Bの一方の電力を選択的に負荷4に供給し、この一方の二次電池セル3A又は3Bの電力が過放電直前の電力となると、他方の二次電池セル3B又は3Aに接続を切り換えて負荷4に電力を供給する。
【0020】
またコントローラ7は、急速充電時に係る過去の記録より、所定のタイミングで選択回路10の設定を切り換え、二次電池セル3A又は3Bを完全放電回路9に接続し、これによりこの二次電池セル3A又は3Bを強制的に放電させる。
【0021】
これによりこの電源回路5では、電源2により充電して二次電池セル3A、3Bを充電し、この充電した電力により負荷4に電力を供給するようにして、所定のタイミングで二次電池3A又は3Bを強制的に放電させ、これによりメモリ効果による容量の低下を回避する。またこのように強制的に放電させて困難となった負荷4への電力供給を他方の二次電池セル3B又は3Aにより実行するようになされ、これにより機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避するようになされている。
【0022】
この実施の形態では、急速充電の回数が所定回数となると、この所定回数となった二次電池セル3A又は3Bについて、このような強制的な放電の処理を実行した後、所定回数だけ急速充電、強制的な放電を繰り返すようになされている。
【0023】
なおコントローラ7は、これらの処理において、二次電池セル3A、3Bの端子電圧、発熱の監視により、急速充電回路8、選択回路10を制御し、これにより二次電池セル3A、3Bの過充電、過放電を防止するようになされている。またコントローラ7は、上述した電源2、負荷4による充放電、完全放電回路9による強制的な放電を実行して、充電した電力の不足により二次電池セル3A及び3Bの双方で負荷4への電力供給が困難になると、充電を指示する表示の点灯を負荷4に指示する。
【0024】
すなわち図2は、このコントローラ7における電源供給時の処理手順を示すフローチャートである。コントローラ7は、負荷4における操作子の操作により二次電池3の電力により動作を立ち上げ、メモリの記録に従って、最も最近、後述する強制放電モードに設定した側とは逆側の二次電池セル3A又は3Bより電力を供給するように、選択回路11を設定する。このようにして電力の供給を開始して、コントローラ7は、一定の時間間隔によりこの処理手順を実行する。これによりこの実施の形態では、後述するように、2つの二次電池セル3A又は3Bを順次に強制放電モードに設定するようになされている。
【0025】
すなわちコントローラ7は、ステップSP1からステップSP2に移り、現在電力供給中の二次電池セル3A又は3Bについて、電力が充分にあるか否か、すなわちこの二次電池セル3A又は3Bが過放電の直前の状態まで使用されていないことを確認する。ここで肯定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP2からステップSP3に移り、この処理手順を終了する。
【0026】
これに対してステップSP2で否定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP2からステップSP4に移る。ここでコントローラ7は、他方の二次電池セル3B又は3Aが使用可能か否か判断する。ここで二次電池セル3B又は3Aが過放電直前まで放電している場合、又は後述する強制充電モードに設定されている場合、コントローラ7は、ステップSP4からステップSP5に移り、充電を指示する表示の点灯を負荷4に指示した後、ステップSP3に移ってこの処理手順を終了する。
【0027】
これに対してステップSP4で肯定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP4からステップSP6に移り、ここで選択回路11の設定を切り換え、負荷4に電力を供給する二次電池セル3A、3Bを切り換えた後、ステップSP3に移ってこの処理手順を終了する。
【0028】
なおコントローラ7は、ステップSP5において一旦、充電を指示する表示の点灯を負荷4に指示した後、継続して電力を供給し続けている場合、一定時間の経過により、又は使用中の二次電池セル3A又は3Bにおける端子電圧の変化により、電源の供給を停止するように全体の動作を制御し、またコントローラ自体も電源を立ち下げ、これにより過放電を防止するようになされている。
【0029】
これらによりこの電源回路5では、2つの二次電池セル3A、3Bの一方より負荷4に電力を供給し、この一方の二次電池セル3A又は3Bで電力を消費し尽くすと、他方の二次電池セル3B又は3Aより負荷4に電力を供給するようになされている。
【0030】
図3は、このコントローラ7における電源2からの電源供給時における処理手順を示すフローチャートである。コントローラ7は、電源2からの電源供給により動作を立ち上げ、この処理手順を実行する。なおコントローラ7は、強制放電モードに設定されていない各二次電池セル3A、3Bについて、それぞれこの処理手順を実行する。従って2つの二次電池セル3A、3Bが共に、強制放電モードに設定されている場合、この処理手順の実行を中止する。
【0031】
すなわちコントローラ7は、ステップSP11からステップSP12に移り、二次電池セル3A(3B)について、端子電圧より満充電か否か判断する。ここで二次電池セル3A(3B)が満充電の場合、コントローラ7は、ステップSP12からステップSP13に移り、トリクル充電回路6の制御により、この二次電池セル3A(3B)のトリクル充電を開始した後、ステップSP14に移ってこの処理手順を終了する。
【0032】
これに対してステップSP12で否定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP12からステップSP15に移り、急速充電の回数が所定回数となったか否か判断する。ここで肯定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP15からステップSP16に移り、この二次電池セル3A(3B)を強制放電モードに設定した後、ステップSP14に移ってこの処理手順を終了する。
【0033】
これに対してステップSP15で否定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP17に移り、急速充電回路8の制御によりこの二次電池セル3A(3B)の急速充電を開始する。続いてコントローラ7は、ステップSP18に移り、急速充電を完了したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP18を繰り返す。これに対して二次電池セル3A(3B)が満充電となると、コントローラ7は、ステップSP13に移り、この二次電池セル3A(3B)をトリクル充電に切り換えた後、ステップSP14に移ってこの処理手順を終了する。
【0034】
なおコントローラ7は、このようにしてトリクル充電を開始して、二次電池セル3A、3Bの端子電圧の監視により、過充電を防止するようになされている。
【0035】
これらにより電源回路5は、2つの二次電池セル3A、3Bの一方より負荷4に電力を供給し、この一方の二次電池セル3A又は3Bで電力を消費し尽くすと、他方の二次電池セル3B又は3Aより負荷4に電力を供給し、これらにより二次電池セル3A、3Bの双方、一方の電力が消費されると、この電力を消費した二次電池セル3A、3Bを急速充電するようになされ、またその後、トリクル充電するようになされている。またこのようにして急速充電する場合に、急速充電の回数が所定回数となった場合、充電することなく、強制放電モードに設定するようになされている。
【0036】
図4は、このようにして強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bに係るコントローラ7の処理手順を示すフローチャートである。ここで強制放電モードは、完全放電回路9を用いて強制的に放電させた後、充電する処理を所定回数だけ繰り返すモードである。なおこの処理手順において、以下に説明する急速充電の処理は、この子機1が載置台に載置されて電源2の供給を受けている場合に実行される。これによりコントローラ7においては、この強制放電モードに係る処理手順については、上述した放電に係る処理手順、充電に係る処理手順と、適宜、同時並列的に実行するようになされ、また処理の途中で載置台より子機1が取り外された場合には、該当する急速充電のステップの直前で処理を一時中止し、載置台に子機1が載置された時点で処理を再開するようになされている。
【0037】
すなわちコントローラ7は、二次電池セル3A又は3Bを強制放電モードに設定すると、この処理手順を開始し、ステップSP21からステップSP22に移る。ここでコントローラ7は、選択回路10の設定によりこの強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bを完全放電回路9に接続し、残存する電力を放電させる。続いてコントローラ7は、ステップSP23に移り、ここでこの二次電池セル3A又は3Bが過放電の直前が否か、すなわち放電を完了しているか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP23を繰り返す。これによりコントローラ7は、この強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bの電力を放電させる。
【0038】
続いてコントローラ7は、ステップSP24に移り、ここでこの強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bと完全放電回路9との接続を切り離した後、急速充電回路8によりこの二次電池セル3A又は3Bの急速充電を開始する。また続くステップSP25において、急速充電を完了したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP25を繰り返す。これによりコントローラ7は、二次電池セル3A又は3Bの電力を完全に放電させた後、充電し、続くステップSP26において、この強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bについて、急速充電の回数が所定回数となったか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP22に戻る。
【0039】
これによりコントローラ7は、この強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bの電力の完全放電、急速充電を所定回数だけ繰り返して、メモリ効果による容量の低下を回復させ、続くステップSP27において、強制放電モードを解除した後、ステップSP28に移ってこの処理手順を終了する。
【0040】
これらによりこの実施の形態において、二次電池セル3A及び3Bは、複数個の二次電池を構成し、急速充電回路8は、この二次電池を充電する充電手段を構成するようになされている。また完全放電回路9は、二次電池の電力を放電させる放電手段を構成し、選択回路11は、複数個の二次電池のうちの一部の二次電池より負荷4に電力を供給するように、この複数個の二次電池と負荷4との間の接続を切り換える切り換え手段を構成するようになされている。またコントローラ7は、これら充電手段、放電手段、切り換え手段を制御する制御手段を構成し、所定のタイミングで、これら複数個の二次電池のうちの少なくとも1個の二次電池を強制放電モードに設定し、負荷4に電力を供給する一部の二次電池を強制放電モードに設定した以外の二次電池に設定し、強制放電モードに設定した二次電池の電力を放電手段により放電させた後、充電手段により充電するようになされている。
【0041】
(1−2)第1の実施の形態の動作
以上の構成において、この子機1では、載置台に載置されると、電源2により二次電池3が充電され、載置台より取り外されて操作子が操作されると、この二次電池3に充電された電力が電源回路5から負荷4である各種回路ブロックに供給され、これにより本体装置を介して所望の通話対象との間で通話することができるようになされている。
【0042】
このように構成される子機1において、電源回路5は、二次電池3を構成する2つの二次電池セル3A、3Bのうち、一方の二次電池セル3A又は3Bより負荷4に電力を供給して、この二次電池セル3A又は3Bの電力が消費し尽くされない場合、通話を終了して載置台に載置することにより、この電力を消費した二次電池セル3A又は3Bが、急速充電回路8によって電源2の電源により充電される。また電力の消費が軽微な場合、急速充電回路8に代えて、トリクル充電回路6によって電源2の電源により充電される。
【0043】
これにより例えば短い時間の通話を繰り返す場合には、一方の二次電池セル3A又は3Bの放電、充電が繰り返されて、この一方の二次電池セル3A又は3Bに充電された電力が負荷4に供給される。
【0044】
これに対して例えば長時間の通話によりこの一方の二次電池セル3A又は3Bにおける電力消費が著しくなると、電源回路5では、他方の二次電池セル3B又は3Aより電力を供給するように、選択回路11の接点が切り換えられる。またこのようにして2つの二次電池セル3A及び3Bの双方の電力を消費した場合、載置台への載置により、これら2つの二次電池セル3A及び3Bが急速充電回路8によって電源2の電源により充電される。なおこのとき後から使用を開始した他方の二次電池セル3B又は3Aにおける電力の消費が軽微な場合、この他方の二次電池セル3B又は3Aについては、急速充電回路8に代えて、トリクル充電回路6によって電源2の電源により充電される。
【0045】
またこのようにして他方の二次電池セル3B、3Aに負荷への電力供給を切り換えて、再び載置台より取り外されて操作子が操作されると、始めの側である一方の二次電池セル3A又は3Bより負荷4への電力供給が開始される。
【0046】
これによりこの電源回路5では、2つの二次電池3A、3Bを交互に使用して負荷4に電力供給するようになされている。
【0047】
このようにして放電と充電とを繰り返すと、始めに電力を供給する側である一方の二次電池セル3A又は3Bにおいては、他方の二次電池セル3B又は3Aに比して、急速充電の回数が多くなることにより、早期にメモリ効果による容量の低下が現れる。
【0048】
これによりこの電源回路5では、急速充電の回数が所定回数となると、この所定回数となった二次電池セル3A又は3Bを強制放電モードに設定し、完全放電回路9に接続してこの二次電池セル3A又は3Bの電力を放電させた後、電源2により充電可能となった時点で、この二次電池セル3A又は3Bが急速充電される。電源回路5では、このような完全放電回路9による放電、急速充電が所定回数繰り返され、これによりメモリ効果による容量の低下が修復され、この二次電池セル3A又は3Bの強制放電モードが解除される。
【0049】
電源回路5では、このように二次電池セル3A又は3Bを強制放電モードに設定している場合、負荷4への電力供給、この電力供給により消費した電力の充電については、強制放電モードに設定されていない二次電池セル3B又は3Aにより実行され、これによりこのように強制放電モードに設定している期間の間、一時的に、二次電池3全体としての容量は低下するものの、必要に応じて通話等の処理を実行し得、これにより機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる。
【0050】
かくするにつき、電源回路5では、このようにして一方の二次電池セル3A又は3Bを強制放電モードに設定した場合にあって、この強制放電モードを解除した場合、始めに負荷4に電力の供給する二次電池セルが他方の二次電池セル3B又は3Aに切り換えられる。これによりこの電源回路5では、使用を継続して、次はこの他方の二次電池セル3B又は3Aが強制放電モードに設定され、この二次電池セル3B又は3Aのメモリ効果による容量の低下が修復される。
【0051】
これによりこの電源回路5では、2つの二次電池セル3A、3Bを交互に使用して、また2つの二次電池セル3A、3Bを交互に強制放電モードに設定して、これら2つの二次電池セル3A、3Bをほぼ同一の条件により使用し、一方の二次電池セル3A又は3Bだけ寿命となるような一部の二次電池の特性劣化を有効に回避することができるようになされている。
【0052】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、複数の二次電池のうちの一部の二次電池により負荷に電力を供給するようにして、所定のタイミングで電力を供給していない二次電池の電力を強制的に放電させた後、充電することにより、機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる。
【0053】
またこのとき2個の二次電池セルを交互に強制放電モードに設定することにより、複数の二次電池を順次循環的に強制放電モードに設定し、これら複数の二次電池のうちの一部の二次電池の特性劣化を防止することができる。
【0054】
またこのとき2個の二次電池セルより交互に負荷に電力供給することにより、負荷に電力を供給しない二次電池を順次循環的に設定し、これによってもこれら複数の二次電池のうちの一部の二次電池の特性劣化を防止することができる。
【0055】
(2)第2の実施の形態
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るコンピュータを示すブロック図である。このコンピュータ21は、いわゆるノートパソコンであり、ACアダプターによる電源12を接続できるように構成され、このACアダプターによる電源12の電力により、又はこの電源12の電力で充電された二次電池13の電力により動作するようになされている。なおこの図5に示す構成において、第1の実施の形態について上述した子機1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0056】
このためこのコンピュータ21の電源回路25は、コンピュータ本体である負荷14に対して、選択回路31を介して、電源12の電力、二次電池13による電力を選択的に供給できるようになされ、この選択回路31の設定を電源12の接続の有無によりコントローラ27で切り換えるようになされている。
【0057】
また第1の実施の形態と同様に、この電源回路25において、二次電池13は、2つの二次電池セル13A及び13Bにより構成され、これら2つの二次電池セル13A及び13Bより負荷14に交互に電力を供給し、また所定回数の急速充電により強制放電モードに設定して処理するようになされている。
【0058】
図5に示す構成によれば、コンピュータの電源に適用して、ACアダプターによる電源12の電力、この電源12の電力で充電された二次電池13の電力を選択的に負荷に供給する場合でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】
(3)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、一定回数の急速充電により強制放電モードに設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一定時間の使用により強制放電モードに設定する場合、さらには充電時における端子電圧の変化で検出される二次電池の劣化の程度により強制放電モードに設定する場合等、強制放電モードへの設定においては、種々の管理方法を適用することができる。
【0060】
また上述の実施の形態においては、強制放電モードに設定した後においては、他方の二次電池セルより使用を開始するように設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、このような使用開始の設定にあっては、交互に設定する場合等、種々に設定することができる。
【0061】
また上述の実施の形態においては、それぞれ二次電池セルによる2つの二次電池を交互に使用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば3個の二次電池セルより2つの二次電池セルを選択し、この2つの二次電池セルを直列に接続して電力を供給する場合等、要は、複数個の二次電池を使用するようにして、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0062】
また上述の実施の形態においては、本発明を電話器の子機、コンピュータの電源に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、二次電池により動作する各種機器の電源に広く適用することができる。
【0063】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、複数の二次電池のうちの一部の二次電池により負荷に電力を供給するようにして、所定のタイミングで電力を供給していない二次電池の電力を強制的に放電させた後、充電することにより、機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電話器の子機を示すブロック図である。
【図2】図1の電源回路におけるコントローラの放電時における処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図1の電源回路におけるコントローラの充電時における処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1の電源回路におけるコントローラの強制放電モードにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るコンピュータを示すブロック図である。
【符号の説明】
1……子機、2、12……電源、3、13……二次電池、3A、3B、13A、13B……二次電池セル、4、14……負荷、5、25……電源回路、6……トリクル充電回路、7、27……コントローラ、8……急速充電回路、9……完全放電回路、10、11、31……選択回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源回路に関し、例えば親子電話の子機に適用することができる。本発明は、複数の二次電池のうちの一部の二次電池により負荷に電力を供給するようにして、所定のタイミングで電力を供給していない二次電池の電力を強制的に放電させた後、充電することにより、機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、電話器においては、本体装置とハンドセットとの間でワイヤレスで音声を送受することにより、ハンドセットを種々の場所に持ち運んで通話を楽しめるものが提供されるようになされている。またいわゆる親子電話の子機にあっても、同様に、種々の場所に持ち運んで通話を楽しめるようになされている。
【0003】
このハンドセット、子機においては、ニッケル水素等による二次電池により動作するようになされ、通話を終了して本体装置、載置台に載置すると、この本体装置、載置台から供給される電源により二次電池を充電するようになされている。
【0004】
このような二次電池においては、充放電を繰り返すといわゆるメモリ効果により容量が徐々に低下する欠点がある。このため従来、残った電力を強制的に放電させて充電することにより、この容量の低下を防止する方法が提案されるようになされている。例えば特許第2707163号においては、このような強制的な放電を自動的に実行することにより、メモリ効果による容量の低下を防止するようになされている。
【0005】
【特許文献1】
特許第2707163号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのように強制的に放電させて充電する場合、メモリ効果による容量の低下については防止し得るものの、一時的に機器を使用することが困難になる問題がある。特に、電話器においては、いつ何どき電話がかかるか判らないことにより、実際上、このように一時的にでも使用することが困難な事態は、回避することが必要とされる。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる電源回路を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、所定のタイミングで、複数個の二次電池のうちの少なくとも1個の二次電池を強制放電モードに設定し、負荷に電力を供給する一部の二次電池をこの強制放電モードに設定した以外の二次電池に設定し、強制放電モードに設定した二次電池の電力を放電手段により放電させた後、充電手段により充電する。
【0009】
請求項1の構成によれば、所定のタイミングで、複数個の二次電池のうちの少なくとも1個の二次電池を強制放電モードに設定し、負荷に電力を供給する一部の二次電池をこの強制放電モードに設定した以外の二次電池に設定し、強制放電モードに設定した二次電池の電力を放電手段により放電させた後、充電手段により充電することにより、この強制放電モードに設定した以外の二次電池により負荷に電力を供給しながら、強制放電モードに設定した二次電池について、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる。これにより機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0011】
(1)実施の形態の構成
図1は、本発明の実施の形態に係る親子電話の子機の構成を示すブロック図である。この子機1においては、載置台に載置されると、この載置台に設けられた電源2より電源が供給され、内蔵の二次電池3が充電される。また子機1は、この載置台より取り外して操作子を操作することにより、二次電池3の電源により動作を立ち上げ、図示しない本体装置を介して所望の通話対象と通話できるようになされている。
【0012】
この子機1において、負荷4は、これら通話に係る各種の処理を実行する本体部である。具体的に、負荷4は、本体装置との間でワイヤレスで各種データ、音声を送受することにより、本体装置を介して、通話対象との間で回線を接続し、また通話対象との間で音声を送受する。この子機1は、電源回路5よりこの負荷4の動作に必要な電源を供給するようになされている。
【0013】
すなわちこの電源回路5において、二次電池3は、ほぼ容量が同一である2つの二次電池セル3A、3Bにより構成され、各二次電池セル3A、3Bは、それぞれ端子電圧、発熱等がコントローラ7により監視され、これにより過充電、過放電、異常発熱等を有効に回避できるようになされている。
【0014】
トリクル充電回路6は、コントローラ7の制御により動作を開始し、電源2から供給される電源によりこの2つの二次電池セル3A及び3Bをトリクル充電する。急速充電回路8は、コントローラ7の制御により動作を開始し、電源2から供給される電源により二次電池セル3A及び3Bを急速充電する。これらの構成によりこの電源回路5では、コントローラ7によるトリクル充電回路6、急速充電回路8の制御により、載置台に設けられた電源2により二次電池セル3A及び3Bをそれぞれ充電できるようになされている。なおここで電源2は、載置台に設けられたACアダプター等による電源である。
【0015】
完全放電回路9は、例えば抵抗により構成され、選択回路10を介して二次電池セル3A及び3Bに接続され、二次電池セル3A及び3Bの電力を放電させる。ここで選択回路10は、コントローラ7の制御により、二次電池セル3A、3Bを完全放電回路9に接続するようになされている。これによりこの電源回路5では、コントローラ7による選択回路10の設定により二次電池セル3A又は3Bの電力を強制的に放電させるようになされている。
【0016】
選択回路11は、コントローラ7の制御により二次電池セル3A又は3Bの電力を負荷4に供給する。
【0017】
コントローラ7は、この電源回路5の動作を制御するコンピュータにより構成され、この子機1が載置台に載置されて電源2より電源が供給されている場合には、この電源2の電源により、また例えばこの子機1が載置台より取り外されてこの電源2からの電源の供給が途絶えた場合には、二次電池3の電源により動作する。
【0018】
コントローラ7は、二次電池セル3A、3Bの端子電圧により二次電池セル3A、3Bに保持された電力を監視する。またコントローラ7は、この監視結果より二次電池セル3A又は3Bの電力が満充電時の電力以下の場合、この子機1が載置台に載置されて電源2より電源が供給されると、急速充電回路8に動作の開始を指示し、二次電池セル3A又は3Bを満充電まで充電する。また二次電池セル3A、3Bが満充電の場合、子機1が載置台に載置されて電源2より電源が供給されると、又は急速充電により二次電池セル3A又は3Bが満充電になると、トリクル充電回路6に動作の開始を指示し、満充電に係る二次電池セル3A、3Bをトリクル充電する。
【0019】
またコントローラ7は、選択回路11の制御により、このようにして充電してなる二次電池セル3A、3Bの一方の電力を選択的に負荷4に供給し、この一方の二次電池セル3A又は3Bの電力が過放電直前の電力となると、他方の二次電池セル3B又は3Aに接続を切り換えて負荷4に電力を供給する。
【0020】
またコントローラ7は、急速充電時に係る過去の記録より、所定のタイミングで選択回路10の設定を切り換え、二次電池セル3A又は3Bを完全放電回路9に接続し、これによりこの二次電池セル3A又は3Bを強制的に放電させる。
【0021】
これによりこの電源回路5では、電源2により充電して二次電池セル3A、3Bを充電し、この充電した電力により負荷4に電力を供給するようにして、所定のタイミングで二次電池3A又は3Bを強制的に放電させ、これによりメモリ効果による容量の低下を回避する。またこのように強制的に放電させて困難となった負荷4への電力供給を他方の二次電池セル3B又は3Aにより実行するようになされ、これにより機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避するようになされている。
【0022】
この実施の形態では、急速充電の回数が所定回数となると、この所定回数となった二次電池セル3A又は3Bについて、このような強制的な放電の処理を実行した後、所定回数だけ急速充電、強制的な放電を繰り返すようになされている。
【0023】
なおコントローラ7は、これらの処理において、二次電池セル3A、3Bの端子電圧、発熱の監視により、急速充電回路8、選択回路10を制御し、これにより二次電池セル3A、3Bの過充電、過放電を防止するようになされている。またコントローラ7は、上述した電源2、負荷4による充放電、完全放電回路9による強制的な放電を実行して、充電した電力の不足により二次電池セル3A及び3Bの双方で負荷4への電力供給が困難になると、充電を指示する表示の点灯を負荷4に指示する。
【0024】
すなわち図2は、このコントローラ7における電源供給時の処理手順を示すフローチャートである。コントローラ7は、負荷4における操作子の操作により二次電池3の電力により動作を立ち上げ、メモリの記録に従って、最も最近、後述する強制放電モードに設定した側とは逆側の二次電池セル3A又は3Bより電力を供給するように、選択回路11を設定する。このようにして電力の供給を開始して、コントローラ7は、一定の時間間隔によりこの処理手順を実行する。これによりこの実施の形態では、後述するように、2つの二次電池セル3A又は3Bを順次に強制放電モードに設定するようになされている。
【0025】
すなわちコントローラ7は、ステップSP1からステップSP2に移り、現在電力供給中の二次電池セル3A又は3Bについて、電力が充分にあるか否か、すなわちこの二次電池セル3A又は3Bが過放電の直前の状態まで使用されていないことを確認する。ここで肯定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP2からステップSP3に移り、この処理手順を終了する。
【0026】
これに対してステップSP2で否定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP2からステップSP4に移る。ここでコントローラ7は、他方の二次電池セル3B又は3Aが使用可能か否か判断する。ここで二次電池セル3B又は3Aが過放電直前まで放電している場合、又は後述する強制充電モードに設定されている場合、コントローラ7は、ステップSP4からステップSP5に移り、充電を指示する表示の点灯を負荷4に指示した後、ステップSP3に移ってこの処理手順を終了する。
【0027】
これに対してステップSP4で肯定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP4からステップSP6に移り、ここで選択回路11の設定を切り換え、負荷4に電力を供給する二次電池セル3A、3Bを切り換えた後、ステップSP3に移ってこの処理手順を終了する。
【0028】
なおコントローラ7は、ステップSP5において一旦、充電を指示する表示の点灯を負荷4に指示した後、継続して電力を供給し続けている場合、一定時間の経過により、又は使用中の二次電池セル3A又は3Bにおける端子電圧の変化により、電源の供給を停止するように全体の動作を制御し、またコントローラ自体も電源を立ち下げ、これにより過放電を防止するようになされている。
【0029】
これらによりこの電源回路5では、2つの二次電池セル3A、3Bの一方より負荷4に電力を供給し、この一方の二次電池セル3A又は3Bで電力を消費し尽くすと、他方の二次電池セル3B又は3Aより負荷4に電力を供給するようになされている。
【0030】
図3は、このコントローラ7における電源2からの電源供給時における処理手順を示すフローチャートである。コントローラ7は、電源2からの電源供給により動作を立ち上げ、この処理手順を実行する。なおコントローラ7は、強制放電モードに設定されていない各二次電池セル3A、3Bについて、それぞれこの処理手順を実行する。従って2つの二次電池セル3A、3Bが共に、強制放電モードに設定されている場合、この処理手順の実行を中止する。
【0031】
すなわちコントローラ7は、ステップSP11からステップSP12に移り、二次電池セル3A(3B)について、端子電圧より満充電か否か判断する。ここで二次電池セル3A(3B)が満充電の場合、コントローラ7は、ステップSP12からステップSP13に移り、トリクル充電回路6の制御により、この二次電池セル3A(3B)のトリクル充電を開始した後、ステップSP14に移ってこの処理手順を終了する。
【0032】
これに対してステップSP12で否定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP12からステップSP15に移り、急速充電の回数が所定回数となったか否か判断する。ここで肯定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP15からステップSP16に移り、この二次電池セル3A(3B)を強制放電モードに設定した後、ステップSP14に移ってこの処理手順を終了する。
【0033】
これに対してステップSP15で否定結果が得られると、コントローラ7は、ステップSP17に移り、急速充電回路8の制御によりこの二次電池セル3A(3B)の急速充電を開始する。続いてコントローラ7は、ステップSP18に移り、急速充電を完了したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP18を繰り返す。これに対して二次電池セル3A(3B)が満充電となると、コントローラ7は、ステップSP13に移り、この二次電池セル3A(3B)をトリクル充電に切り換えた後、ステップSP14に移ってこの処理手順を終了する。
【0034】
なおコントローラ7は、このようにしてトリクル充電を開始して、二次電池セル3A、3Bの端子電圧の監視により、過充電を防止するようになされている。
【0035】
これらにより電源回路5は、2つの二次電池セル3A、3Bの一方より負荷4に電力を供給し、この一方の二次電池セル3A又は3Bで電力を消費し尽くすと、他方の二次電池セル3B又は3Aより負荷4に電力を供給し、これらにより二次電池セル3A、3Bの双方、一方の電力が消費されると、この電力を消費した二次電池セル3A、3Bを急速充電するようになされ、またその後、トリクル充電するようになされている。またこのようにして急速充電する場合に、急速充電の回数が所定回数となった場合、充電することなく、強制放電モードに設定するようになされている。
【0036】
図4は、このようにして強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bに係るコントローラ7の処理手順を示すフローチャートである。ここで強制放電モードは、完全放電回路9を用いて強制的に放電させた後、充電する処理を所定回数だけ繰り返すモードである。なおこの処理手順において、以下に説明する急速充電の処理は、この子機1が載置台に載置されて電源2の供給を受けている場合に実行される。これによりコントローラ7においては、この強制放電モードに係る処理手順については、上述した放電に係る処理手順、充電に係る処理手順と、適宜、同時並列的に実行するようになされ、また処理の途中で載置台より子機1が取り外された場合には、該当する急速充電のステップの直前で処理を一時中止し、載置台に子機1が載置された時点で処理を再開するようになされている。
【0037】
すなわちコントローラ7は、二次電池セル3A又は3Bを強制放電モードに設定すると、この処理手順を開始し、ステップSP21からステップSP22に移る。ここでコントローラ7は、選択回路10の設定によりこの強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bを完全放電回路9に接続し、残存する電力を放電させる。続いてコントローラ7は、ステップSP23に移り、ここでこの二次電池セル3A又は3Bが過放電の直前が否か、すなわち放電を完了しているか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP23を繰り返す。これによりコントローラ7は、この強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bの電力を放電させる。
【0038】
続いてコントローラ7は、ステップSP24に移り、ここでこの強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bと完全放電回路9との接続を切り離した後、急速充電回路8によりこの二次電池セル3A又は3Bの急速充電を開始する。また続くステップSP25において、急速充電を完了したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP25を繰り返す。これによりコントローラ7は、二次電池セル3A又は3Bの電力を完全に放電させた後、充電し、続くステップSP26において、この強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bについて、急速充電の回数が所定回数となったか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP22に戻る。
【0039】
これによりコントローラ7は、この強制放電モードに設定した二次電池セル3A又は3Bの電力の完全放電、急速充電を所定回数だけ繰り返して、メモリ効果による容量の低下を回復させ、続くステップSP27において、強制放電モードを解除した後、ステップSP28に移ってこの処理手順を終了する。
【0040】
これらによりこの実施の形態において、二次電池セル3A及び3Bは、複数個の二次電池を構成し、急速充電回路8は、この二次電池を充電する充電手段を構成するようになされている。また完全放電回路9は、二次電池の電力を放電させる放電手段を構成し、選択回路11は、複数個の二次電池のうちの一部の二次電池より負荷4に電力を供給するように、この複数個の二次電池と負荷4との間の接続を切り換える切り換え手段を構成するようになされている。またコントローラ7は、これら充電手段、放電手段、切り換え手段を制御する制御手段を構成し、所定のタイミングで、これら複数個の二次電池のうちの少なくとも1個の二次電池を強制放電モードに設定し、負荷4に電力を供給する一部の二次電池を強制放電モードに設定した以外の二次電池に設定し、強制放電モードに設定した二次電池の電力を放電手段により放電させた後、充電手段により充電するようになされている。
【0041】
(1−2)第1の実施の形態の動作
以上の構成において、この子機1では、載置台に載置されると、電源2により二次電池3が充電され、載置台より取り外されて操作子が操作されると、この二次電池3に充電された電力が電源回路5から負荷4である各種回路ブロックに供給され、これにより本体装置を介して所望の通話対象との間で通話することができるようになされている。
【0042】
このように構成される子機1において、電源回路5は、二次電池3を構成する2つの二次電池セル3A、3Bのうち、一方の二次電池セル3A又は3Bより負荷4に電力を供給して、この二次電池セル3A又は3Bの電力が消費し尽くされない場合、通話を終了して載置台に載置することにより、この電力を消費した二次電池セル3A又は3Bが、急速充電回路8によって電源2の電源により充電される。また電力の消費が軽微な場合、急速充電回路8に代えて、トリクル充電回路6によって電源2の電源により充電される。
【0043】
これにより例えば短い時間の通話を繰り返す場合には、一方の二次電池セル3A又は3Bの放電、充電が繰り返されて、この一方の二次電池セル3A又は3Bに充電された電力が負荷4に供給される。
【0044】
これに対して例えば長時間の通話によりこの一方の二次電池セル3A又は3Bにおける電力消費が著しくなると、電源回路5では、他方の二次電池セル3B又は3Aより電力を供給するように、選択回路11の接点が切り換えられる。またこのようにして2つの二次電池セル3A及び3Bの双方の電力を消費した場合、載置台への載置により、これら2つの二次電池セル3A及び3Bが急速充電回路8によって電源2の電源により充電される。なおこのとき後から使用を開始した他方の二次電池セル3B又は3Aにおける電力の消費が軽微な場合、この他方の二次電池セル3B又は3Aについては、急速充電回路8に代えて、トリクル充電回路6によって電源2の電源により充電される。
【0045】
またこのようにして他方の二次電池セル3B、3Aに負荷への電力供給を切り換えて、再び載置台より取り外されて操作子が操作されると、始めの側である一方の二次電池セル3A又は3Bより負荷4への電力供給が開始される。
【0046】
これによりこの電源回路5では、2つの二次電池3A、3Bを交互に使用して負荷4に電力供給するようになされている。
【0047】
このようにして放電と充電とを繰り返すと、始めに電力を供給する側である一方の二次電池セル3A又は3Bにおいては、他方の二次電池セル3B又は3Aに比して、急速充電の回数が多くなることにより、早期にメモリ効果による容量の低下が現れる。
【0048】
これによりこの電源回路5では、急速充電の回数が所定回数となると、この所定回数となった二次電池セル3A又は3Bを強制放電モードに設定し、完全放電回路9に接続してこの二次電池セル3A又は3Bの電力を放電させた後、電源2により充電可能となった時点で、この二次電池セル3A又は3Bが急速充電される。電源回路5では、このような完全放電回路9による放電、急速充電が所定回数繰り返され、これによりメモリ効果による容量の低下が修復され、この二次電池セル3A又は3Bの強制放電モードが解除される。
【0049】
電源回路5では、このように二次電池セル3A又は3Bを強制放電モードに設定している場合、負荷4への電力供給、この電力供給により消費した電力の充電については、強制放電モードに設定されていない二次電池セル3B又は3Aにより実行され、これによりこのように強制放電モードに設定している期間の間、一時的に、二次電池3全体としての容量は低下するものの、必要に応じて通話等の処理を実行し得、これにより機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる。
【0050】
かくするにつき、電源回路5では、このようにして一方の二次電池セル3A又は3Bを強制放電モードに設定した場合にあって、この強制放電モードを解除した場合、始めに負荷4に電力の供給する二次電池セルが他方の二次電池セル3B又は3Aに切り換えられる。これによりこの電源回路5では、使用を継続して、次はこの他方の二次電池セル3B又は3Aが強制放電モードに設定され、この二次電池セル3B又は3Aのメモリ効果による容量の低下が修復される。
【0051】
これによりこの電源回路5では、2つの二次電池セル3A、3Bを交互に使用して、また2つの二次電池セル3A、3Bを交互に強制放電モードに設定して、これら2つの二次電池セル3A、3Bをほぼ同一の条件により使用し、一方の二次電池セル3A又は3Bだけ寿命となるような一部の二次電池の特性劣化を有効に回避することができるようになされている。
【0052】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、複数の二次電池のうちの一部の二次電池により負荷に電力を供給するようにして、所定のタイミングで電力を供給していない二次電池の電力を強制的に放電させた後、充電することにより、機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる。
【0053】
またこのとき2個の二次電池セルを交互に強制放電モードに設定することにより、複数の二次電池を順次循環的に強制放電モードに設定し、これら複数の二次電池のうちの一部の二次電池の特性劣化を防止することができる。
【0054】
またこのとき2個の二次電池セルより交互に負荷に電力供給することにより、負荷に電力を供給しない二次電池を順次循環的に設定し、これによってもこれら複数の二次電池のうちの一部の二次電池の特性劣化を防止することができる。
【0055】
(2)第2の実施の形態
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るコンピュータを示すブロック図である。このコンピュータ21は、いわゆるノートパソコンであり、ACアダプターによる電源12を接続できるように構成され、このACアダプターによる電源12の電力により、又はこの電源12の電力で充電された二次電池13の電力により動作するようになされている。なおこの図5に示す構成において、第1の実施の形態について上述した子機1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0056】
このためこのコンピュータ21の電源回路25は、コンピュータ本体である負荷14に対して、選択回路31を介して、電源12の電力、二次電池13による電力を選択的に供給できるようになされ、この選択回路31の設定を電源12の接続の有無によりコントローラ27で切り換えるようになされている。
【0057】
また第1の実施の形態と同様に、この電源回路25において、二次電池13は、2つの二次電池セル13A及び13Bにより構成され、これら2つの二次電池セル13A及び13Bより負荷14に交互に電力を供給し、また所定回数の急速充電により強制放電モードに設定して処理するようになされている。
【0058】
図5に示す構成によれば、コンピュータの電源に適用して、ACアダプターによる電源12の電力、この電源12の電力で充電された二次電池13の電力を選択的に負荷に供給する場合でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】
(3)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、一定回数の急速充電により強制放電モードに設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一定時間の使用により強制放電モードに設定する場合、さらには充電時における端子電圧の変化で検出される二次電池の劣化の程度により強制放電モードに設定する場合等、強制放電モードへの設定においては、種々の管理方法を適用することができる。
【0060】
また上述の実施の形態においては、強制放電モードに設定した後においては、他方の二次電池セルより使用を開始するように設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、このような使用開始の設定にあっては、交互に設定する場合等、種々に設定することができる。
【0061】
また上述の実施の形態においては、それぞれ二次電池セルによる2つの二次電池を交互に使用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば3個の二次電池セルより2つの二次電池セルを選択し、この2つの二次電池セルを直列に接続して電力を供給する場合等、要は、複数個の二次電池を使用するようにして、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0062】
また上述の実施の形態においては、本発明を電話器の子機、コンピュータの電源に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、二次電池により動作する各種機器の電源に広く適用することができる。
【0063】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、複数の二次電池のうちの一部の二次電池により負荷に電力を供給するようにして、所定のタイミングで電力を供給していない二次電池の電力を強制的に放電させた後、充電することにより、機器の使用を停止することなく、メモリ効果による容量の低下を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電話器の子機を示すブロック図である。
【図2】図1の電源回路におけるコントローラの放電時における処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図1の電源回路におけるコントローラの充電時における処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1の電源回路におけるコントローラの強制放電モードにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るコンピュータを示すブロック図である。
【符号の説明】
1……子機、2、12……電源、3、13……二次電池、3A、3B、13A、13B……二次電池セル、4、14……負荷、5、25……電源回路、6……トリクル充電回路、7、27……コントローラ、8……急速充電回路、9……完全放電回路、10、11、31……選択回路
Claims (3)
- 複数個の二次電池と、
前記二次電池を充電する充電手段と、
前記二次電池の電力を放電させる放電手段と、
前記複数個の二次電池のうちの一部の二次電池より負荷に電力を供給するように、前記複数個の二次電池と前記負荷との間の接続を切り換える切り換え手段と、
前記充電手段、放電手段、切り換え手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段の制御により、
所定のタイミングで、前記複数個の二次電池のうちの少なくとも1個の二次電池を強制放電モードに設定し、
前記一部の二次電池を前記強制放電モードに設定した以外の前記二次電池に設定し、
前記強制放電モードに設定した二次電池の電力を前記放電手段により放電させた後、前記充電手段により充電する
ことを特徴とする電源回路。 - 前記複数の二次電池を順次循環的に前記強制放電モードに設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の電源回路。 - 前記切り換え手段による接続により、
前記負荷に電力を供給しない二次電池を順次循環的に設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
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