JP2004153512A - デジタル監視レコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタル監視レコーダにおいて、電子メールを用いて外出先等の遠隔した場所から監視カメラの動作を制御できる。
【解決手段】デジタル監視レコーダは、電子メールを受信すると(#12でYES)、その電子メールが許可されたメールアドレスからの電子メールであり(#13でYES)、その電子メールのタイトルが予め定められたタイトルである場合に(#14でYES)、その電子メールはシステムを制御するために送信されてきたものであると判断する。そして、デジタル監視レコーダは、その電子メールの本文に記載されているパスワードが予め許可されたパスワードと一致する場合に(#15でYES)、その電子メールの本文に記載の内容から制御命令を解読し(#16)、解読した制御命令に従ってカメラの動作制御を行う(#17)。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視カメラによる撮影画像データを公衆通信回線上に配信し、監視カメラで撮影した画像を公衆通信回線に接続されるアクセス端末により閲覧可能とするデジタル監視レコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、監視カメラにて所定の監視エリアを撮影し、その撮影画像を録画する監視レコーダがある。また、このような監視レコーダにより撮影した画像のデータを監視レコーダからインターネット網を介してWebサーバにアップロードし、インターネット網に接続可能なアクセス端末により、Webサーバにアップロードされている画像データをダウンロードしてその画像データによる画像を表示することで、監視区域から遠隔の場所にて監視カメラによる撮影画像を見ることができるようにした監視システムがある。このような、監視レコーダ及び監視システムでは、一般に、監視レコーダに備え付けの操作部により、監視カメラの選択や監視カメラの向き、監視カメラの撮影動作のオン/オフ等、監視カメラの各種動作を制御できるようになっている。
【0003】
また、ビデオカメラで撮影した画像をインターネットを介して携帯通信機のディスプレイに表示する自動監視システムに関し、携帯通信機のディスプレイに、ビデオカメラの選択やビデオカメラの向き等の調整機能と携帯通信機上のファンクションキーとの対応関係を表示させ、ファンクションキーの操作により、ビデオカメラの動作を制御できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、テレビ番組を録画し再生する記録再生装置を遠隔操作するシステムに関し、録画予約に必要な曜日、録画開始時間、録画終了時間、チャンネル等の情報を遠隔操作装置としての電子メール送受信装置から電子メールにて記録再生装置に送信し、記録再生装置では、受信した電子メールに記述された情報を解釈して録画動作を制御するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。このシステムでは、録画予約を行うための電子メールのデータ構造は録画予約専用の独自のものとなっており、電子メール送受信装置にて、録画予約専用のデータ構造に従って録画予約に必要な曜日、録画開始時間、録画終了時間、チャンネル等を入力して電子メールを作成し、記録再生装置では、受信した電子メールに記載された情報を録画予約専用のデータ構造に従って解釈するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−355762号公報
【特許文献2】
特開平10−247345号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の監視レコーダにおいては、監視レコーダに備え付けの操作部により監視カメラの各種動作を制御できるようになっているものの、外出先等の監視レコーダから遠隔した場所にて監視カメラの各種動作を制御できるようにはなっておらず、使い勝手が悪い面があった。また、上述した特許文献1に記載の自動監視システムでは、ビデオカメラの選択やビデオカメラの向き等の調整機能を携帯通信機上のファンクションキーと関連付けて携帯通信機のディスプレイに表示させると共にファンクションキーの操作信号によりカメラの動作を制御し得るシステムの構築が必要となるため、実用的コストでシステムを実現することが困難である。
【0007】
また、上述した特許文献2に記載のシステムでは、録画予約を行うための電子メールのデータ構造は録画予約専用の独自のものとなっており、電子メール送受信装置及び記録再生装置で録画予約専用のデータ構造の電子メールを扱うシステムを構築する必要となるため、実用的コストでシステムを実現することが困難である。なお、この特許文献2に記載のものは、テレビ番組を録画し再生する記録再生装置を遠隔操作するシステムに関するものであり、監視カメラにより所定の監視エリアを撮影する監視レコーダに関するものではなく、監視カメラの動作制御については何等記載されていない。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、公衆通信回線を経由して送受信される電子メールを用いて外出先等の遠隔した場所から監視カメラの動作を制御できるデジタル監視レコーダを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、所定の監視エリアを撮影するカメラと、カメラによる撮影画像データが記録される記録手段と、カメラによる撮影画像データをインターネット網を介して接続されたサーバ装置へアップロードするための情報に加工する画像データ加工手段と、インターネット網に接続される公衆通信回線に通信接続可能な通信手段と、画像データ加工手段により加工された情報を通信手段を介してサーバ装置へアップロードするアップロード手段とを備え、アクセス端末からのブラウザ表示要求に応じてサーバ装置にアップロードされている情報を該アクセス端末に転送することを可能とするデジタル監視レコーダにおいて、カメラの動作を制御するカメラ動作制御手段と、通信手段を介して電子メールを送受信する電子メール送受信手段と、電子メール送受信手段により電子メールを受信したか否かを所定時間周期で確認し、受信した電子メールが予め許可したメールアドレスからの電子メールであると共に受信した電子メールのタイトルが予め定められたタイトルである場合に、その受信した電子メールはシステムを制御するためのものであると判断する電子メール確認手段と、電子メール確認手段によりシステムを制御するためのものであると判断された電子メールに対して、その電子メールの本文に予め許可したパスワードが記載されている場合に、その電子メールの本文に記載の内容からシステムを制御するための制御命令を解読する制御命令解読手段とを備え、カメラ動作制御手段は、制御命令解読手段により解読された制御命令に従ってカメラの動作を制御するものである。
【0010】
この構成においては、デジタル監視レコーダは、電子メールを受信すると、その電子メールが許可されたメールアドレスからの電子メールであり、そのタイトルが予め定められたタイトルである場合に、その電子メールはシステムを制御するためのものであると判断する。そして、デジタル監視レコーダは、その電子メールの本文に予め許可したパスワードが記載されている場合に、その電子メールの本文に記載の内容から制御命令を解読し、解読した制御命令に従ってカメラの動作制御を行う。従って、予め許可されたメールアドレスを有する携帯電話等の通信端末機器により、タイトル欄に予め定められたタイトル名を記載し本文欄に予め許可されたパスワードと制御命令を記載した電子メールを作成し、その電子メールをデジタル監視レコーダに送信することで、デジタル監視レコーダのカメラの動作を制御できる。
【0011】
請求項2の発明は、所定の監視エリアを撮影するカメラと、カメラによる撮影画像データが記録される記録手段と、カメラによる撮影画像データを公衆回線網を介して接続されたサーバ装置へアップロードするための情報に加工する画像データ加工手段と、公衆通信回線に通信接続可能な通信手段と、画像データ加工手段により加工された情報を通信手段を介してサーバ装置へアップロードするアップロード手段とを備え、アクセス端末からの要求に応じてサーバ装置にアップロードされている情報を該アクセス端末に転送することを可能とするデジタル監視レコーダにおいて、カメラの動作を制御するカメラ動作制御手段と、通信手段を介して電子メールを送受信する電子メール送受信手段と、電子メール送受信手段により受信した電子メールに対して、その電子メールに記載の内容からシステムを制御するための制御命令を解読する制御命令解読手段とを備え、カメラ動作制御手段は、制御命令解読手段により解読された制御命令に従ってカメラの動作を制御するものである。
【0012】
この構成においては、デジタル監視レコーダは、電子メールを受信すると、その電子メールに記載の内容から制御命令を解読し、解読した制御命令に従ってカメラの動作制御を行う。従って、制御命令を記載した電子メールをデジタル監視レコーダに送信することにより、デジタル監視レコーダのカメラの動作を制御できる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項2に記載のデジタル監視レコーダにおいて、電子メール送受信手段により受信した電子メールが予め許可したメールアドレスからの電子メールであり、その電子メールのタイトルが予め定められたタイトルである場合に、その受信した電子メールはシステムを制御するためのものであると判断する電子メール確認手段をさらに備え、制御命令解読手段は、電子メール確認手段によりシステムを制御するためのものであると判断された電子メールに対して、制御命令の解読を行うものである。
【0014】
この構成においては、デジタル監視レコーダは、電子メールを受信すると、その電子メールが予め許可したメールアドレスからの電子メールであり、そのタイトルが予め定められたタイトルである場合に、その電子メールに記載の内容から制御命令を解読し、解読した制御命令に従ってカメラの動作制御を行う。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。図1において、デジタル監視レコーダ10は、複数台の監視カメラ11a〜11dにより所定の監視エリアを撮影するものである。このデジタル監視レコーダ10は、電話回線等の公衆回線を介して、インターネット網(公衆通信回線網)50に接続するためのISP(Internet Service Provider)41と接続されており、複数台の監視カメラ11a〜11dによる撮影画像を所定の情報に加工処理したうえ、Webサーバ60へアップロードする機能を有している。また、デジタル監視レコーダ10は、メールサーバ65を通じて電子メールを送受信する機能を有している。アクセス端末70は、電話回線等の公衆回線を介してまたは無線通信によりISP42に接続可能なパーソナルコンピュータや携帯電話やPHS等の通信端末機器であり、Webサーバ60にアップロードされている情報をダウンロードし、その情報による画像をディスプレイ71に表示する機能、及びメールサーバ65を通じて電子メールを送受信する機能を有している。これらデジタル監視レコーダ10、Webサーバ60、メールサーバ65、及びアクセス端末70により遠隔監視システムが構成されている。
【0016】
デジタル監視レコーダ10について説明する。デジタル監視レコーダ10は、4台の監視カメラ11a〜11dと、キャプチャ処理部12と、フレーム画像処理部13と、動き検出部14と、MotionJPEG(Joint Photographic ExpertsGroup)作成部15と、仮想ドライブ(画像データ加工手段)16と、補助記憶装置(記録手段)17と、通信部18と、これら各部の動作を制御する制御部(アップロード手段、カメラ動作制御手段、電子メール送受信手段、電子メール確認手段、制御命令解読手段)19とを備えている。
【0017】
監視カメラ11a〜11dは、所定のエリアを撮影するものであり、例えば一般の家屋においては、玄関、勝手口、リビング、ベランダ等の各所に設置され、それらの監視エリアを撮影する。監視カメラ11a〜11dには、各々を識別すると共に各監視エリアを示すカメラコードが付与されている。キャプチャ処理部12は、監視カメラ11a〜11dによる撮影画像をフレーム画像(静止画像)データとして取り込む。キャプチャ処理部12によるフレーム画像データの取り込みタイミングは、制御部19により制御され、所定時間(例えば5秒)毎にフレーム画像データを取り込むように制御される。フレーム画像処理部13は、キャプチャ処理部12で取り込んだフレーム画像データを仮想ドライブ16で扱う形式のデータに変換処理する。MotionJPEG作成部15は、キャプチャ処理部12で取り込んだフレーム画像データをMotionJPEG方式で圧縮処理し、圧縮画像データから成るMotionJPEGファイルを作成する。
【0018】
動き検出部14は、キャプチャ処理部12で取り込んだフレーム画像データを基に、監視エリア内の物体の動き(例えば人の動きやドア、窓の開閉等)を検出しアラーム情報を出力する。物体の動きの検出は、今回取り込んだフレーム画像データを前回取り込んだフレーム画像データと比較することにより行われ、画像データに変化がある場合には、人の動きやドア、窓の開閉等の何らかの物体の動きがある(異常がある)と判断され、画像データに変化がない場合には、物体の動きがない(異常がない)と判断される。そして、異常がある場合には、カメラコード、「異常あり」を示すコード、及び異常検出時刻から成るアラーム情報が出力され、異常がない場合には、カメラコード、及び「異常なし」を示すコードから成るアラーム情報が出力される。これら動き検出部14による監視エリア内の物体の動きの検出とアラーム情報の出力は、キャプチャ処理部12によりフレーム画像データが取り込まれる毎に、各監視エリアに対して行われる。
【0019】
仮想ドライブ16は、RAMドライブで構成されており、制御部19による制御のもと、監視カメラ11a〜11dを識別するカメラコードと動き検出部14から出力されたアラーム情報を含むカメラ情報ファイル(監視情報ファイル)を生成する。また、仮想ドライブ16は、制御部19による制御のもと、監視カメラ11a〜11dから取り込んだフレーム画像データとカメラ情報ファイルを、Webサーバ60へホームページとしてアップロードするためのHTML言語で記述された情報に加工処理する。
【0020】
Webサーバ60にホームページとしてアップロードされた情報は、アクセス端末70によりダウンロードされ、アクセス端末70のブラウザ表示ソフトウェア72での解読に基づいた画像としてアクセス端末70のディスプレイ71に表示される情報である。すなわち、Webサーバ60にアップロードする情報は、アクセス端末70に所望の表示形態で画面表示させるための情報である。仮想ドライブ16は、アクセス端末70でブラウザ表示ソフトウェアの解読によりディスプレイ71に表示させたとき、例えば図2に示すように、カメラコード21a〜21d、撮影画像22a〜22d、及びアラーム情報23a〜23dを対応付けて1画面に表示されるようにフレーム画像データとカメラ情報をアップロード用の情報に加工処理する。これらカメラ情報ファイルの生成、及び画像データとカメラ情報ファイルのアップロード用の情報への加工処理は、制御部19による制御のもと、キャプチャ処理部12によりフレーム画像データが取り込まれる毎に行われる。
【0021】
また、仮想ドライブ16は、制御部19による制御のもと、MotionJPEG作成部15により作成されたMotionJPEGファイルを所定メモリ領域に記憶する。仮想ドライブに16には、所定フレーム(例えば120フレーム)分のMotionJPEGファイルが蓄積記憶される。
【0022】
補助記憶装置17は、HDDで構成されており、制御部19による制御のもと、仮想ドライブ16に所定フレーム(例えば120フレーム)分のMotionJPEGファイルが蓄積される毎に、それら仮想ドライブ16に記憶されている所定フレーム分のMotionJPEGファイルを記憶する。補助記憶装置17には、例えば5秒毎にフレーム画像が取り込まれるとした場合、約1週間分のMotionJPEGファイルが蓄積される。通信部18は、電話回線等の公衆回線を介して、インターネット網50に接続するためのISP41と接続されており、制御部19による制御のもと、この通信部18を通じてアップロード用の情報や電子メール等の各種情報が送受信される。
【0023】
制御部19は、上記各部を制御し、フレーム画像データとカメラ情報ファイルから成る情報をWebサーバ60へアップロードするアップロード処理を行う。このアップロード処理では、制御部19は、所定時間(例えば5秒)経過毎に、監視カメラ11a〜11dによる撮影画像をキャプチャ処理部12によりフレーム画像データを取り込ませ、カメラ情報ファイルを作成させ、それらをアップロード用の情報に加工処理させ、その情報を通信部18から送信する。
【0024】
また、制御部19は、電子メールを送受信する機能を有しており、受信した電子メールに記載の内容からシステムを制御するための制御命令を解読し、その解読した制御命令に従ってシステム(デジタル監視レコーダ10の各部)の動作を制御する電子メール制御処理を行う。システムの動作の制御としては、例えば、各監視カメラ11a〜11dの撮影動作のオン/オフ、各監視カメラ11a〜11dの向きやズームの調整、各監視カメラ11a〜11dの撮影画像の録画の開始/停止、動き検出部14によるアラーム出力のオン/オフ、キャプチャ処理部12による各監視カメラ11a〜11dからの静止画像の取込み周期すなわちWebサーバ60へアップロードするための情報の送信周期の変更、及びこれら動作制御の設定状況(ステータス)の確認等がある。なお、制御部19は、操作部(不図示)からユーザの操作により入力される制御命令によっても、これらの動作を制御を行う。
【0025】
次に、上記電子メール制御処理について説明する。インターネット網50上で利用される電子メールは、ヘッダ部とメール本文の2つの部分から構成されており、ヘッダ部には、発信者のメールアドレス、メールのタイトル等が記載される。電子メール制御処理では、まず、制御部19は、所定時間(例えば30秒)経過毎に、メールサーバ65に対して電子メールを受信したか確認し、電子メールを受信していた場合には、そのヘッダ部に記載されている発信者のメールアドレスが予め許可されたメールアドレスであり、また、ヘッダ部に記載されているタイトルが予め定められたタイトルである場合に、その電子メールはシステムを制御するために送信されてきたものであると判断する。次に、制御部19は、システムを制御するために送信されてきたものであると判断した電子メールに対して、その電子メールの本文に許可されたパスワードが記載されている場合に、その電子メールの本文に記載の内容からシステムを制御するための制御命令を解読する。そして、制御部19は、その解読した制御命令に従ってシステム(デジタル監視レコーダ10の各部)の動作を制御し、発信者のメールアドレス宛に動作制御の結果を示す内容の電子メールを返信する。
【0026】
ここで、許可されたメールアドレスとは、例えば、デジタル監視レコーダ10の利用者の所持する携帯電話やPHS等の通信端末機器の電子メールアドレスである。また、予め定められたタイトルとは、デジタル監視レコーダ10の利用者が任意に決めたタイトル(例えば、「監視制御」等)である。これらのメールアドレス及びタイトルは、デジタル監視レコーダ10の操作部を操作することにより、予めデジタル監視レコーダ10に設定される。制御部19は、受信した電子メールのヘッダ部に記載されている発信者のメールアドレス及びタイトルを、これらデジタル監視レコーダ10に設定されているメールアドレス及びタイトルと比較して、発信者のメールアドレスが許可されたメールアドレスであるか、また、タイトルが予め定められたタイトルであるかを判断する。
【0027】
また、許可されたパスワードとは、デジタル監視レコーダ10の利用者が任意に決めたパスワード(例えば、「ABC123」等)であり、デジタル監視レコーダ10の操作部を操作することにより、予めデジタル監視レコーダ10に設定される。また、制御部19は、電子メールの本文中に記号「<<」及び「>>」で括られている文字・英数字・記号があれば、それらをパスワードとして判断する。例えば、受信した電子メールの本文中に「<<ABC123>>」と記載されていれば、「ABC123」をパスワードと判断する。制御部19は、このようなパスワード抽出規則に従って電子メールの本文の中からパスワードを抽出し、そのパスワードをデジタル監視レコーダ10に設定されているパスワードと比較し、一致するか判断する。
【0028】
また、制御命令の解読は、以下の規則に従って行われる。▲1▼制御部19は、電子メールの本文中に「<X/Y>」の形式の記載があれば、その記載を制御命令と判断し、Xを制御対象、Yを制御内容と判断する。▲2▼制御部19は、Xに「カメラ1」「カメラ2」「カメラ3」「カメラ4」と記載されていれば、各々、制御対象が監視カメラ11a〜11dであると判断し、Yに「オン」「オフ」「録画開始」「録画停止」「アラームオン」「アラームオフ」と記載されていれば、各々、制御内容が撮影開始、撮影停止、録画開始、録画停止、アラーム出力開始、アラーム出力停止であると判断する。すなわち、制御部19は、例えば電子メールの本文に「<カメラ2/オン>」と記載されていれば、「カメラ11bによる撮影を開始せよ」という制御命令であると判断し、例えば「<カメラ4/アラームオフ>」と記載されていれば、「カメラ11dによる撮影画像のアラーム出力(監視エリア内の動き検出)を停止せよ」という制御命令であると判断する。▲3▼制御部19は、電子メールの本文中に「<画像/s(数字)>」という記載があれば、「キャプチャ処理部12による画像の取込み周期をs秒に設定せよ」という制御命令であると判断する。▲4▼制御部19は、電子メールの本文中に「<?/?>」と記載されていれば、「各部の動作の設定状況(ステータス)を返信せよ」という制御命令であると判断する。制御部19は、このような解読規則に従って電子メールの本文に記載の内容から制御命令を解読し、その解読した制御命令に従ってシステムの動作を制御する。
【0029】
また、システムの動作を制御した結果を示す内容の返信メールは、例えば、タイトルを「監視制御→結果」とし、本文に「<X/Y>→完了」の形式の記載をする。Xは制御対象、Yは制御内容である。すなわち、制御部19は、カメラ11bによる撮影を開始した場合には、本文に「<カメラ2/オン>→完了」と記載した電子メールを返信し、画像の取込み周期をs秒に設定した場合には、本文に「<画像/s秒>→完了」と記載した電子メールを返信する。また、各部の動作の設定状況(ステータス)を返信する場合には、本文に「<カメラ1/オン、録画中、アラームオン><カメラ2/オフ、録画停止、アラームオフ>・・・」のように、各部の動作の設定状況を列挙記載した電子メールを返信する。また、パスワードが一致しなかった場合や制御命令が解読できなかった場合等、受信した電子メールによる制御が実行できなかった場合には、本文にエラーメッセージを記載した電子メールを返信する。
【0030】
次に、上記デジタル監視レコーダ10の動作について、図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。デジタル監視レコーダ10は、制御部19による制御のもと動作し、まず、制御部19内のタイマT1が5秒経過したか否かを判断し(#1)、タイマT1が5秒経過していなければ(#1でNO)、制御部19内のタイマT2が30秒経過したか否かを判断する(#11)。
【0031】
上記#1においてタイマT1が5秒経過すると、デジタル監視レコーダ10は、キャプチャ処理部12にて監視カメラ11a〜11dからフレーム画像データを取り込む(#2)。そして、取り込んだフレーム画像データを基に、動き検出部14にて監視エリア内の物体の動きを検出する(#3)。また、取り込んだフレーム画像データを基に、MotionJPEG作成部15にてMotionJPEGファイルを作成し(#4)、そのMotionJPEGファイルを仮想ドライブ16に記憶する(#5)。
【0032】
次に、デジタル監視レコーダ10は、監視カメラ11a〜11dに付与されているカメラコードと#3における動き検出の結果、出力されるアラーム情報とを基に、仮想ドライブ16にてカメラ情報ファイルを作成する(#6)。そして、#2において取り込んだフレーム画像データと#6において生成したカメラ情報ファイルを、仮想ドライブ16にてWebサーバ60へのアップロード用の情報に加工処理し、アップロード用に加工処理したフレーム画像データとカメラ情報を通信部18を通じてWebサーバ60へ転送する(#7)。
【0033】
また、デジタル監視レコーダ10は、仮想ドライブ16に記憶されているMotionJPEGファイルが所定フレーム分に達した場合には(#8でYES)、それら所定フレーム分のMotionJPEGファイルを補助記憶装置17に記憶する(#9)。このとき、仮想ドライブ16に記憶されていたMotionJPEGファイルを全て消去する。
【0034】
その後、デジタル監視レコーダ10は、タイマT1をリセットし(#10)、以降、上記#1からの処理を繰り返す。これにより、デジタル監視レコーダ10は、5秒経過毎に、上記#2〜#10の処理を繰り返し、アップロード用に加工処理したフレーム画像データとカメラ情報をWebサーバ60へ転送する。また、フレーム画像を圧縮したMotionJPEGファイルを補助記憶装置17に蓄積記憶してゆく。
【0035】
また、上記#11においてタイマT2の値が30秒経過すると、デジタル監視レコーダ10は、電子メールを受信したか否かを確認する(#12)。そして、電子メールを受信していた場合には(#12でYES)、受信した電子メールが予め許可されたメールアドレスからの電子メールであるか否かを判断し(#13)、許可されたメールアドレスからの電子メールであれば(#13でYES)、その電子メールのタイトルが予め定められたタイトルであるか否かを判断する(#14)。
【0036】
次に、デジタル監視レコーダ10は、受信した電子メールのタイトルが予め定められたタイトルであれば(#14でYES)、その電子メールの本文に記載されているパスワードが予め許可されたパスワードと一致するか否かを判断し(#15)、パスワードが一致すれば(#15でYES)、受信した電子メールの本文に記載の内容から制御命令を解読する(#16)。そして、デジタル監視レコーダ10は、その解読した制御命令に従ってシステムを制御し(#17)、システム制御の結果を示す内容の電子メールを返信する(#18)。
【0037】
その後、デジタル監視レコーダ10は、タイマT2をリセットし(#19)、以降、#1からの処理を繰り返す。また、上記#12において電子メールを受信していなかった場合、#13において許可されたメールアドレスからの電子メールでなかった場合、#14において予め定められたタイトルでなかった場合、#15においてパスワードが一致しなかった場合にも、タイマT2をリセットし(#19)、以降、上記#1からの処理を繰り返す。これにより、デジタル監視レコーダ10は、30秒経過毎に、上記#12〜#19の処理を繰り返し、受信した電子メールの内容に基づいてシステムの動作を制御する。
【0038】
次に、Webサーバ60について説明する。Webサーバ60は、デジタル監視レコーダ10から送信されてきたフレーム画像データとアラーム情報をホームページとしてアップロードするものであり、通信部61と、記憶装置62と、これら各部の動作を制御する制御部63とを備えている。通信部61は、インターネット網50への接続を行うものであり、制御部63による制御のもと、この通信部61を通じて各種情報がインターネット網50との間で送受信される。
【0039】
記憶装置62は、制御部63による制御のもと、デジタル監視レコーダ10から送られてきたフレーム画像データとカメラ情報ファイルをURL(Uniform Resource Locator)アドレスで指定されるメモリ領域内(ホームページ領域内)に記憶(アップロード)する。これにより、デジタル監視レコーダ10から送信されてきたフレーム画像データとカメラ情報ファイルは、Webサーバ60にホームページとして掲載される。また、記憶装置62は、パスワード入力画面をアクセス端末70に表示させるための画像データを記憶している。
【0040】
制御部63は、上記各部を制御し、デジタル監視レコーダ10からフレーム画像データとカメラ情報ファイルを通信部61を通じて受信すると、記憶装置62のホームページ領域内に記憶している情報を更新する。この更新処理は、フレーム画像データについては、受信の都度、受信した最新のフレーム画像データに更新する。また、カメラ情報ファイルについては、受信したカメラ情報ファイルに含まれるアラーム情報が「異常なし」を示していれば更新せず、受信したカメラ情報ファイルに含まれるアラーム情報が「異常あり」を示していれば、受信したカメラ情報ファイルに更新する。これにより、記憶装置62のホームページ領域には、フレーム画像データについては最新のデータが記憶されると共に、カメラ情報については「異常あり」を示す最新の情報が保持される(異常がなかった場合には、「異常なし」を示す情報が保持される)。また、制御部63は、アクセス端末70からのURLアドレスの指定に基づく接続要求を通信部61を通じて受信すると、記憶装置62のホームページ領域内に記憶しているフレーム画像データとカメラ情報ファイルを通信部61を通じてアクセス端末70へ送信する。
【0041】
上記Webサーバ60の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。Webサーバ60は、制御部63による制御のもとに動作し、まず、通信部61を通じてアクセス端末70から接続要求を受信したか否かを判断する(#21)。
【0042】
そして、Webサーバ60は、アクセス端末70から接続要求を受信しなければ(#21でNO)、通信部61を通じてデジタル監視レコーダ10からフレーム画像データとカメラ情報ファイルを受信したか否かを判断する(#22)。フレーム画像データとカメラ情報ファイルを受信した場合には(#22でYES)、記憶装置62のホームページ領域に記憶されている情報を更新する(#23)。また、フレーム画像データとカメラ情報ファイルを受信しなかった場合には(#22でNO)、#21及び#22における判断を繰り返す。
【0043】
また、Webサーバ60は、アクセス端末70から接続要求を受信すれば(#21でYES)、アクセス端末70との接続を開始し(#24)、パスワードの入力画面の画像データをアクセス端末70へ転送し(#25)、アクセス端末70からのパスワードが合致するか否かを判断する(#26)。なお、このパスワードは、上述のデジタル監視レコーダ10に設定したパスワードと同じでよい。そして、パスワードが合致すれば(#26でYES)、記憶装置62のホームページ領域に記憶されている情報を読出し、通信部61を通じてアクセス端末70へ転送する(#27)。
【0044】
その後、Webサーバ60は、アクセス端末70から接続遮断要求を受信したか否かを判断し(#28)、接続遮断要求を受信しなければ(#28でNO)、デジタル監視レコーダ10からフレーム画像データとカメラ情報ファイルを受信したか否かを判断する(#29)。
【0045】
そして、Webサーバ60は、デジタル監視レコーダ10からフレーム画像データとカメラ情報ファイルを受信すると(#29でYES)、記憶装置62のホームページ領域に記憶されている情報を更新し(#30)、記憶装置62のホームページ領域に記憶されている情報(更新された情報)を読出し、アクセス端末70へ転送する(#27)。以降、#28からの処理を繰り返すことにより、Webサーバ60は、アクセス端末70との接続状態においてデジタル監視レコーダ10からフレーム画像データとカメラ情報ファイルを受信すると、その都度、最新の情報をアクセス端末70へ転送する。
【0046】
Webサーバ60は、上記#28においてアクセス端末70から接続遮断要求を受信した場合、及び上記#26においてパスワードが合致しなかった場合に、アクセス端末70との接続を遮断し(#31)、#21からの処理を繰り返す。
【0047】
次に、アクセス端末70について説明する。アクセス端末70は、Webサーバ60にホームページとしてアップロードされた情報をダウンロードして、その情報を表示するものであり、画像を表示するディスプレイ71を備え、Webサーバ60からダウンロードした情報を解読してディスプレイに71に表示させるブラウザ表示ソフトウェア72がインストールされている。また、アクセス端末70は、メールサーバ65を通じて電子メールを送受信する機能を有している。このようなアクセス端末としては、携帯電話やPHS、パーソナルコンピュータ等の通信端末機器があり、電話回線等の公衆回線または無線通信によりISP42に接続可能とされ、ISP42を通じてインターネット網50に接続可能になっている。
【0048】
このようなアクセス端末70で最寄りのISP42を介してインターネット網50に接続し、URLアドレスを指定してWebサーバ60へのアクセス要求を行うと、Webサーバ60にホームページとしてアップロードされている情報がアクセス端末70にダウンロードされる。そして、アクセス端末70では、ダウンロードされた情報がブラウザ表示ソフトウェアにより解読されて、図2に示したような表示形態で、ディスプレイ71にデジタル監視レコーダ10の各監視エリアのカメラコード21a〜21d、撮影画像22a〜22d、及びアラーム情報23a〜23dが表示される。
【0049】
このとき、デジタル監視レコーダ10は、上述したように、5秒毎に、監視カメラ11a〜11dからフレーム画像データを取り込み、そのフレーム画像データとカメラ情報ファイルを、逐次、Webサーバ60へ転送する。また、Webサーバ60は、上述したように、アクセス端末70との接続状態においてデジタル監視レコーダ10からフレーム画像データとカメラ情報ファイルを受信すると、その都度、ホームページとしてアップロードする情報を更新し、更新後の情報をアクセス端末70へ転送する。
【0050】
これにより、アクセス端末70には、5秒毎に最新の情報がダウンロードされ、アクセス端末70のディスプレイ70では、5秒毎にデジタル監視レコーダ10の最新の撮影画像22a〜22dとアラーム情報23a〜23dが表示される。すなわち、アクセス端末70には、デジタル監視レコーダ10による5秒毎の撮影画像22a〜22dがリアルタイムに表示され、その画像は擬似ライブ映像となる。また、アラーム情報もリアルタイムに表示される。
【0051】
また、許可されたメールアドレスを有するアクセス端末(例えばデジタル監視レコーダ10の利用者の所持する携帯電話等)70により、予め定められたタイトル名(「監視制御」)で、その本文にパスワード(「<<ABC123>>」)と制御命令(例えば「<カメラ2/オン>」)とを記載した電子メールをデジタル監視レコーダ10のアドレス宛に送信すると、その電子メールは、メールサーバ65を通じて、デジタル監視レコーダ10に受信される。
【0052】
そして、デジタル監視レコーダ10は、受信した電子メールに対して、上述したように、発信者のメールアドレス、電子メールのタイトル、及び本文に記載のパスワードを確認した上で、本文の記載されている内容から制御命令を解読し、その制御命令に従ってシステムの動作を制御する。今の場合、デジタル監視レコーダ10は、受信した電子メールの本文の「<カメラ2/オン>→完了」という記載から「カメラ11bによる撮影を開始せよ」という制御命令を解読し、この制御命令に従って監視カメラ11bによる撮影を開始する。また、デジタル監視レコーダ10は、本文に「<カメラ2/オン>→完了」という記載をした電子メール返信し、その返信メールは、メールサーバ65を通じて許可されたメールアドレスを有するアクセス端末70に受信される。
【0053】
このように、許可されたメールアドレスを有するアクセス端末70により、予め定められたタイトル名で、その本文に予め許可されたパスワードと制御命令を記載した電子メールを作成し、その電子メールをデジタル監視レコーダ10のアドレス宛に送信することで、デジタル監視レコーダ10の動作を制御することができる。また、許可されたメールアドレスを有するアクセス端末70により、デジタル監視レコーダ10からの制御結果を示す内容が記載された電子メールが受信されることで、デジタル監視レコーダ10の動作を確認できる。
【0054】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、許可されたメールアドレス以外のメールアドレスからの電子メールに対しても、その電子メールに記載の内容から制御命令を解読し、その制御命令に従ってデジタル監視レコーダ10の動作を制御するようにしてもよい。これによれば、デジタル監視レコーダ10の利用者の所持する携帯電話等に限らず、どの通信端末機器からでもデジタル監視レコーダ10の動作を制御できる。また、電子メールの本文に記載の内容からのパスワードの抽出規則、及び制御命令の解読規則は、上記実施形態で説明したものに限られず、上記実施形態で説明した以外の規則でパスワードを抽出し、また、制御命令を解読してもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、デジタル監視レコーダは、インターネット網を経由して送信されてくる電子メールを受信し、その電子メールの内容から制御命令を解読してカメラの動作制御を行うため、携帯電話等の通信端末機器を用いてデジタル監視レコーダに電子メールを送信することで、外出先等の遠隔した場所から監視カメラの動作を制御できる。また、デジタル監視レコーダは、受信した電子メールの送信元のメールアドレス、タイトル、及びパスワードを確認して、その電子メールの内容から制御命令を解読するため、誤った電子メールの受信によりカメラの動作制御を行うことがない。
【0056】
請求項2の発明によれば、デジタル監視レコーダは、公衆通信回線網を経由して送信されてくる電子メールを受信し、その電子メールの内容から制御命令を解読してカメラの動作を制御するため、携帯電話等の通信端末機器を用いてデジタル監視レコーダに電子メールを送信することで、外出先等の遠隔した場所からデジタル監視レコーダの監視カメラの動作を制御することできる。
【0057】
請求項3の発明によれば、デジタル監視レコーダは、受信した電子メールの送信元のメールアドレス、タイトル、及びパスワードを確認して、その電子メールの内容から制御命令を解読するため、誤った電子メールの受信によりカメラの動作制御を行うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタル監視レコーダとこれに接続されるWebサーバ及びアクセス端末の概略構成を示す電気的ブロック構成図。
【図2】同デジタル監視レコーダからWebサーバへアップロードするフレーム画像データとカメラ情報ファイルによるアクセス端末での表示形態を示す図。
【図3】同デジタル監視レコーダの動作の流れを示すフローチャート。
【図4】同デジタル監視レコーダの動作の流れを示すフローチャート。
【図5】同デジタル監視レコーダに接続されるWebサーバの動作の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
10 デジタル監視レコーダ
11a、11b、11c、11d 監視カメラ
12 キャプチャ処理部
14 動き検出部
16 仮想ドライブ(監視情報ファイル生成手段)
19 制御部
50 インターネット網(通信回線網)
60 Webサーバ(サーバ装置)
70 アクセス端末

Claims (3)

  1. 所定の監視エリアを撮影するカメラと、前記カメラによる撮影画像データが記録される記録手段と、前記カメラによる撮影画像データをインターネット網を介して接続されたサーバ装置へアップロードするための情報に加工する画像データ加工手段と、前記インターネット網に接続される公衆通信回線に通信接続可能な通信手段と、前記画像データ加工手段により加工された情報を前記通信手段を介して前記サーバ装置へアップロードするアップロード手段とを備え、アクセス端末からのブラウザ表示要求に応じて前記サーバ装置にアップロードされている情報を該アクセス端末に転送することを可能とするデジタル監視レコーダにおいて、
    前記カメラの動作を制御するカメラ動作制御手段と、
    前記通信手段を介して電子メールを送受信する電子メール送受信手段と、
    前記電子メール送受信手段により電子メールを受信したか否かを所定時間周期で確認し、受信した電子メールが予め許可したメールアドレスからの電子メールであると共に受信した電子メールのタイトルが予め定められたタイトルである場合に、その受信した電子メールはシステムを制御するためのものであると判断する電子メール確認手段と、
    前記電子メール確認手段によりシステムを制御するためのものであると判断された電子メールに対して、その電子メールの本文に予め許可したパスワードが記載されている場合に、その電子メールの本文に記載の内容からシステムを制御するための制御命令を解読する制御命令解読手段とを備え、
    前記カメラ動作制御手段は、前記制御命令解読手段により解読された制御命令に従って前記カメラの動作を制御することを特徴とするデジタル監視レコーダ。
  2. 所定の監視エリアを撮影するカメラと、前記カメラによる撮影画像データが記録される記録手段と、前記カメラによる撮影画像データを公衆回線網を介して接続されたサーバ装置へアップロードするための情報に加工する画像データ加工手段と、前記公衆通信回線に通信接続可能な通信手段と、前記画像データ加工手段により加工された情報を前記通信手段を介して前記サーバ装置へアップロードするアップロード手段とを備え、アクセス端末からの要求に応じて前記サーバ装置にアップロードされている情報を該アクセス端末に転送することを可能とするデジタル監視レコーダにおいて、
    前記カメラの動作を制御するカメラ動作制御手段と、
    前記通信手段を介して電子メールを送受信する電子メール送受信手段と、
    前記電子メール送受信手段により受信した電子メールに対して、その電子メールに記載の内容からシステムを制御するための制御命令を解読する制御命令解読手段とを備え、
    前記カメラ動作制御手段は、前記制御命令解読手段により解読された制御命令に従って前記カメラの動作を制御することを特徴とするデジタル監視レコーダ。
  3. 前記電子メール送受信手段により受信した電子メールが予め許可したメールアドレスからの電子メールであり、その電子メールのタイトルが予め定められたタイトルである場合に、その受信した電子メールはシステムを制御するためのものであると判断する電子メール確認手段をさらに備え、
    前記制御命令解読手段は、前記電子メール確認手段によりシステムを制御するためのものであると判断された電子メールに対して、前記制御命令の解読を行うことを特徴とする請求項2に記載のデジタル監視レコーダ。
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EP1617639A1 (en) * 2004-07-12 2006-01-18 OmniVision Technologies, Inc. Remotely triggering multi-media data delivery in mobile communications devices
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JP2020188425A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 株式会社クリエイティブ・デザイン 工事現場の録画装置

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