JP2004152352A - 磁気テープのノイズ検査装置 - Google Patents
磁気テープのノイズ検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004152352A JP2004152352A JP2002314416A JP2002314416A JP2004152352A JP 2004152352 A JP2004152352 A JP 2004152352A JP 2002314416 A JP2002314416 A JP 2002314416A JP 2002314416 A JP2002314416 A JP 2002314416A JP 2004152352 A JP2004152352 A JP 2004152352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic tape
- noise
- servo
- magnetic
- written
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Abstract
【課題】煩雑な工程を経なくとも、ノイズ検査を自動化することができるノイズ検査装置を提供する。
【解決手段】磁気テープMTにサーボバンドSBを形成する際に同時にデータバンドDBに書き込まれるノイズNを検査する磁気テープMTのノイズ検査装置Mであって、前記磁気テープMTを走行させる磁気テープ駆動装置1と、前記磁気テープMTに書き込まれた磁気を検出する再生ヘッド3と、この再生ヘッド3を前記磁気テープMTの幅方向に予め設定された一定の振り幅及び周期で往復動させるヘッドアクチュエータ2とで構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】磁気テープMTにサーボバンドSBを形成する際に同時にデータバンドDBに書き込まれるノイズNを検査する磁気テープMTのノイズ検査装置Mであって、前記磁気テープMTを走行させる磁気テープ駆動装置1と、前記磁気テープMTに書き込まれた磁気を検出する再生ヘッド3と、この再生ヘッド3を前記磁気テープMTの幅方向に予め設定された一定の振り幅及び周期で往復動させるヘッドアクチュエータ2とで構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープにサーボバンドを形成する際に同時にデータバンドに書き込まれるノイズを検査する磁気テープのノイズ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気テープに形成されるデータトラックの高密度化を図るために、磁気テープの長手方向に沿って形成したサーボトラックに磁気ヘッドを追従させながらデータトラックに対して磁気情報の記録・再生を行うトラッキングサーボ技術が導入されている。
【0003】
このようなサーボトラックを形成する、いわゆるサーボライタには、例えば、下記特許文献1に記載されているように、磁気テープの長手方向に沿ってサーボパターンを書き込むための書込ヘッドが搭載されている。この書込ヘッドは、例えば、図5(a)に示すように、断面略U字状の形状を有する下側コア7aと、この下側コア7aのU字の開放側上端でこの下側コア7aに接続された薄膜からなる上側コア7bと、この上側コア7b(薄膜)を貫通する、平面形状が線条の複数のギャップ7cとを備えている。
【0004】
この書込ヘッドによれば、図5(b)に示すように、下側コア7aに磁束流MFが生起すると、上側コア7bでも磁束流MFが生起するとともに、ギャップ7cでは磁束流MFが上側に迂回する、いわゆる漏れ磁束LMが生起する。このような書込ヘッドの上側コア7aの上面に磁気テープを摺動させながら一定の周期で漏れ磁束LMを生起させれば、例えば、図3に示すように、磁気テープMTには、ギャップ7cの平面形状を写し取った磁化部分がその長手方向に連なったサーボパターンSPがギャップ7cの数に応じて複数本形成される。そして、このサーボパターンSPが形成されるサーボバンドSB間には、後にデータトラックが形成されるデータバンドDBが設定される。
【0005】
その一方で、書込ヘッドを構成する上側コア7bには、図5(c)に示すように、これを形成する下地の粗さによって、厚みの薄い部分7dが形成される。そして、このような書込ヘッドでは、厚みの薄い部分7dでもギャップ7cと同様に漏れ磁束LMが生起するので、例えばこのような厚みの薄い部分7dがギャップ7c間に形成されると、データバンドDBには、サーボパターンSPと同じ周期でノイズNが書き込まれてしまう(図3参照)。
【0006】
そして、このノイズNの出力が、サーボパターンSPからのサーボ信号出力の20%を超えると、後にこのノイズNに磁気情報がオーバーライトされた場合に、その磁気情報を正確に読み出すことができない場合がある。
そこで、従来、このようなノイズNが書き込まれた磁気テープMTを生産ロットから排除するために、磁気テープMTにサーボパターンSPを形成した後、磁気現像法によってノイズNの有無を検査していた。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−170204号公報(図3等)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、磁気現像法を使用したノイズの検査方法は、検査の対象となる磁気テープをそのパンケーキから切り取ってサンプルとした後、このサンプルに磁性流体を塗布することによって磁気テープの着磁部分を顕在化し、そして検鏡するといった煩雑な工程を経なければならなかった。
そこで、本発明の課題は、煩雑な工程を経なくとも、ノイズ検査を自動化することができる磁気テープのノイズ検査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した請求項1に記載の発明は、磁気テープにサーボバンドを形成する際に同時にデータバンドに書き込まれるノイズを検査する磁気テープのノイズ検査装置であって、前記磁気テープを走行させる磁気テープ駆動装置と、前記磁気テープに書き込まれた磁気を検出する再生ヘッドと、この再生ヘッドを前記磁気テープの幅方向に予め設定された一定の振り幅及び周期で往復動させるヘッドアクチュエータとを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明では、ノイズ検査装置を作動させると、磁気テープ駆動装置により磁気テープが一方向に走行するとともに、ヘッドアクチュエータにより再生ヘッドが磁気テープの幅方向に往復動する。このように再生ヘッドが磁気テープ上を往復動すると、再生ヘッドはサーボバンドを横切るたびにサーボ信号を検出する。そしてこの再生ヘッドは所定の振り幅及び周期で往復動するので、サーボ信号は一定の規則性をもって検出されていく。その一方で、各サーボバンド間に設定されるデータバンドにノイズが書き込まれていると、ノイズは、サーボ信号とは、ずれたタイミングで検出される。したがって、このノイズ検査装置よれば、サーボ信号の周期とずれたところで磁気が検出されたか否かによって磁気テープにノイズが書き込まれているか否かを判断することができる。
【0011】
このようなノイズ検査装置において、サーボバンドから検出されるサーボ信号の出力と検出されたノイズの出力とを比較する磁気信号解析装置を備えていてもよい。
【0012】
このノイズ検査装置では、検出したサーボ信号の出力とノイズの出力を磁気信号解析装置で比較することによって、例えば、そのノイズの出力がサーボ信号の出力の20%を超えている場合にのみ、磁気テープにノイズが書き込まれていると判定するようにノイズ検査装置を設定することができる。その結果、このようなノイズ検査装置では、磁気信号をノイズにオーバーライトしたとしても実質的にその磁気信号の読み出しに影響を与えることがないノイズの出力がサーボ信号の出力の20%未満の磁気テープは、ノイズが書き込まれていなかったものとして取り扱われる。したがって、このようなノイズ検査装置によれば、実質的にその磁気信号の読み出しに影響を与えることがない磁気テープを廃棄する必要がないので、磁気テープの歩留まりを向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係るノイズ検査装置の詳細について説明する。参照する図面において、図1は本発明に係るノイズ検査装置を示す構成図、図2は、図1のヘッドアクチュエータに組み付けられた再生ヘッドを示す平面図、図3は、検査対象となる磁気テープに書き込まれたサーボパターンとノイズの分布とを示す概念図、図4は、図2の再生ヘッドに搭載された読出素子と磁気テープとの相対的な動きを示す要部拡大平面図、図5(a)は、従来のサーボライタの書込ヘッドを示す斜視図、図5(b)及び図5(c)は、図5(a)の書込ヘッドにおける漏れ磁束の様子を示す概念図である。
【0014】
図1に示すように、ノイズ検査装置Mは、磁気テープMTのデータバンドに書き込まれたノイズを検査するものであって、磁気テープ駆動装置1、ヘッドアクチュエータ2、再生ヘッド3、駆動部制御装置4及び磁気信号解析装置5を備えている。そして、再生ヘッド3には、ヘッドアクチュエータ2と磁気信号解析装置5とが接続され、駆動部制御装置4には、磁気テープ駆動装置1とヘッドアクチュエータ2とが接続されている。
【0015】
磁気テープ駆動装置1は、第1リール12、第2リール13、キャップスタンローラ14a,14a及びピンチローラ14bを備え、この第1リール12と第2リール13を同一方向に回転させることで磁気テープMTを走行させ、この回転方向を切り替えることで磁気テープMTを第1リール12及び第2リール13間で往復動させている。
【0016】
ヘッドアクチュエータ2は、図2に示すように、案内レール21と、この案内レール21に摺動可能に取り付けられた可動部材22と、案内レール21が延びる方向に沿った2方向に可動部材22を往復動させるためのボイスコイルモータやステッピングモータといった駆動源(図示せず)とで構成されている。ヘッドアクチュエータ2は、磁気テープMTの走行経路に案内レール21が跨るように配置されており、可動部材22が磁気テープMTの幅方向に往復動するようになっている。
【0017】
再生ヘッド3は、前記ヘッドアクチュエータ2の可動部材22に固定接続されており、この可動部材22とともに往復動可能になっている。この再生ヘッド3には、例えばスピンバルブ膜を備える巨大磁気抵抗効果素子(GMR)といった、一対の読出素子31が搭載されている。そして、この読出素子31は、再生ヘッド3の磁気テープMTに対する接触面(以下、「媒体接触面」という)に露出しているとともに、一方を磁気テープMTのサーボバンドSB上に位置決めすると、他方がこのサーボバンドSBに隣接する他のサーボバンドSB上に位置するようにそれぞれ配置されている。
【0018】
ここで再び図1を参照すると、駆動部制御装置4は、磁気テープ駆動装置1及びヘッドアクチュエータ2の動作を制御するためのものである。具体的には、この駆動部制御装置4は、磁気テープ駆動装置1の第1及び第2リール12,13の回転速度を制御することによって、再生ヘッド3の媒体接触面で摺動する磁気テープMTの走行速度を予め設定された速度に維持するように構成されるとともに、ヘッドアクチュエータ2の駆動源への電力供給条件を制御することによって、再生ヘッド3(読出素子31)を磁気テープMT上で予め設定した一定の振り幅及び周期で往復動させるように構成されている。
【0019】
磁気信号解析装置5は、再生ヘッド3の読出素子31が磁気テープMTから読み取った信号に基づいて、後記するサーボパターンSPから読み出されるサーボ信号の出力の20%を超える出力のノイズNが、データバンドDBに書き込まれているかどうかを解析する装置である。この磁気信号解析装置5は、再生ヘッド3の読出素子31が後記するようにサーボ信号及びノイズNをそれぞれずれたタイミングで検出することによって、検出した磁気信号をサーボ信号及びノイズNのいずれかであるかを判別するとともに、サーボ信号及びノイズNの出力を相互に比較することによって、ノイズNの出力がサーボ信号の出力の20%を超えているかどうかを判断するように構成されている。
【0020】
次に、このノイズ検査装置Mの動作について説明する。
ここで、まず検査対象の磁気テープMTについて説明すると、磁気テープMTには、サーボ信号が書き込まれた例えば5本のサーボバンドSBが磁気テープMTの走行方向Rに沿って相互に等間隔で配列されている(図2参照)。そして、各サーボバンドSB間には4つのデータバンドDBが設定されている。
【0021】
サーボバンドSBは、サーボライタに搭載される書込ヘッドのギャップ(図5(a)参照)の平面形状に対応して、例えば図3に示すように、互いに線対称で向き合う複数の傾斜線条の集合体8a,8bが横一列に並ぶサーボパターンSPで構成されている。具体的には、4列の傾斜線条が向き合う集合体8aと、5列の傾斜線条が向き合う集合体8bとが交互に配置されてサーボパターンSPが構成されている。このサーボパターンSPは、「従来の技術」の欄で説明した書込ヘッド(図5(a)参照)を使用するとともに、一定の周期で下側コア7aに磁束流MFを生起させることによって磁気テープMTに形成されたものである。そして、書込ヘッドのギャップ7c間に漏れ磁束LMが形成されるような欠陥(上側コア7bの薄い部分7dや上側コア7bに形成されたピンホール等)があると、データバンドDBには、その欠陥に対応する箇所にノイズNが書き込まれてしまう。そして、このノイズNは、サーボパターンSPを構成する集合体8a,8bと同じ周期で現れるとともに、ノイズNの数は、その集合体8a,8bを構成する傾斜線条の数に一致している。また各ノイズNの出力は相互に等しい一定値を示す。
【0022】
このようなノイズが書き込まれた磁気テープMTをノイズ検査装置Mに取り付けるとともに、このノイズ検査装置Mを作動させると、磁気テープ駆動装置1により磁気テープMTが一方向に走行するとともに、再生ヘッド3が磁気テープMT上を往復動する。なお、この実施の形態では、図4に示すように、走行する磁気テープMT上を読出素子31が辿る軌跡がサインカーブを描くように、再生ヘッドの振り幅及び周期がヘッドアクチュエータ2及び駆動部制御装置4によって予め一定になるように設定されている。
【0023】
このように磁気テープMT上で読出素子31を往復動させるにあたって、読出素子31の初期位置は、磁気テープMTの第1〜第5サーボバンド(SB1〜SB5)のうち、その読出素子31の一方が最も外側の第1サーボバンドSB1上に配置されるように、そして他方の読出素子31が、そのサーボバンドSB1の内側に隣接する第2サーボバンドSB2上に配置されるように設定される。各読出素子31の振り幅は第1サーボバンドSB1から第3サーボバンドSB3までの距離(または第2サーボバンドSB2から第5サーボバンドSB5までの距離)に等しい長さに設定されている。また、磁気テープMTの走行速度は、例えば4m/秒程度に設定されればよく、読出素子31が磁気テープMT上を往復動する際の周期は、400回/秒以下、好ましくは1回/秒に設定されていればよい。
【0024】
このように磁気テープMT上で読出素子31をゆっくりと蛇行させれば、読出素子31は、サーボバンドSBに書き込まれたサーボ信号とデータバンドDBに書き込まれたノイズNとを検出していくことになる。この際、サーボ信号は、読出素子31が一定の周期で磁気テープMT上を往復動しているので、各サーボバンド(SB1〜SB5)を横切るたびに一定の規則性をもって検出されていく。これに対し、ノイズNは、データバンドDBに書き込まれているので、サーボ信号とは、ずれたタイミングで検出される。なお、前記したように磁気テープMTには、ノイズNが一定の周期で書き込まれているとともに、各ノイズNの出力は相互に等しい一定値を示すので、このノイズ検査装置Mを使用したノイズNの検査方法では、検査対象となる磁気テープMTに書き込まれた複数のノイズNのうち少なくとも1つが検出されればよい。したがって、前記再生ヘッド3の往復動の周期が遅ければおそいほど、より多くのノイズNをより確実に検出していくことができる。
【0025】
このようにして再生ヘッド3(読出素子31)で検出されたノイズNの出力は、磁気信号解析装置5で、同じく再生ヘッド3で読み出されたサーボ信号の出力と比較されるとともに、そのノイズNの出力がサーボ信号の出力の20%を超えている場合には、その検査結果が図示しない表示装置に表示されてこのノイズ検査が終了する。
【0026】
以上によれば、本実施形態において、次のような効果を得ることができる。
(1)このノイズ検出装置では、再生ヘッド3(読出素子31)が一定の振り幅及び周期で往復動することによって、ノイズNをサーボ信号とずれたタイミングで検出することができる。したがって、このノイズ検査装置よれば、サーボ信号の周期とずれたところで磁気が検出されたか否かによって磁気テープMTにノイズNが書き込まれているか否かを判断することができる。
【0027】
(2)このノイズ検査装置Mでは、サーボバンドSBから検出されるサーボ信号の出力と検出されたノイズNの出力とを比較する磁気信号解析装置5を備えているので、検出されたノイズ出力が予め設定した閾値を超える場合にのみ、磁気信号解析装置5が磁気テープMTにノイズNが書き込まれていると判断するように設定することができる。したがって、このようなノイズ検査装置Mによれば、その閾値をサーボ信号の出力の20%に設定することによって、実質的にその磁気信号の読出しに影響を与えることがない磁気テープMTを廃棄する必要がないので、磁気テープMTの歩留まりを向上させることができる。
【0028】
以上、本発明は、前記実施の形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
本実施の形態では、ノイズ検査装置Mを単体で説明したが、本発明はこれに限定されず、このようなノイズ検査装置Mの構成部品をサーボライタや磁気テープドライブに組み込んで、磁気テープにサーボパターンを形成した後や磁気テープMTのデータバンドに磁気情報を記録する前にノイズNの検査を行うようにしてもよい。
【0029】
本実施の形態では、再生ヘッド3に一対の読出素子31を搭載したが、本発明はこれに限定されず、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。なお、複数の読出素子31が搭載された再生ヘッド3を備えたノイズ検査装置は、読出素子31が1つのものと比較してより確実にノイズNを検出することができる。
【0030】
本実施の形態では、磁気信号解析装置5において、サーボ信号とノイズNとをそれぞれが検出されるタイミングのずれで判別したが、本発明はこれに限定されず、例えば読出素子31の磁気テープ幅方向の位置を検出することによって、検出された磁気信号がサーボバンドで検出されたもの(サーボ信号)か、あるいはデータバンドで検出されたもの(ノイズ)かを磁気信号解析装置5で判別してもよい。
【0031】
本実施の形態では、磁気テープMTの走行速度を4m/秒程度に、そして読出素子31が磁気テープMT上を往復動する際の周期を400回/秒以下に設定したが、本発明はこれに限定されず、磁気テープMTの走行速度は、適宜に変更してよく、また、周期は、目安として走行速度1m/秒あたり100回/秒以下となるように程度磁気テープMTの走行速度に応じて適宜に調節すればよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明のノイズ検査装置によれば、煩雑な工程を経なくとも、ノイズ検査を自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノイズ検査装置を示す構成図である。
【図2】図1のヘッドアクチュエータに組み付けられた再生ヘッドを示す平面図である。
【図3】検査対象となる磁気テープに書き込まれたサーボパターンとノイズの分布とを示す概念図である。
【図4】図2の再生ヘッドに搭載された読出素子と磁気テープとの相対的な動きを示す要部拡大平面図である。
【図5】図5(a)は、従来のサーボライタの書込ヘッドを示す斜視図、図5(b)及び図5(c)は、図5(a)の書込ヘッドにおける漏れ磁束の様子を示す概念図である。
【符号の説明】
MT 磁気テープ
SB サーボバンド
DB データバンド
N ノイズ
M ノイズ検査装置
1 磁気テープ駆動装置
2 ヘッドアクチュエータ
3 再生ヘッド
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープにサーボバンドを形成する際に同時にデータバンドに書き込まれるノイズを検査する磁気テープのノイズ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気テープに形成されるデータトラックの高密度化を図るために、磁気テープの長手方向に沿って形成したサーボトラックに磁気ヘッドを追従させながらデータトラックに対して磁気情報の記録・再生を行うトラッキングサーボ技術が導入されている。
【0003】
このようなサーボトラックを形成する、いわゆるサーボライタには、例えば、下記特許文献1に記載されているように、磁気テープの長手方向に沿ってサーボパターンを書き込むための書込ヘッドが搭載されている。この書込ヘッドは、例えば、図5(a)に示すように、断面略U字状の形状を有する下側コア7aと、この下側コア7aのU字の開放側上端でこの下側コア7aに接続された薄膜からなる上側コア7bと、この上側コア7b(薄膜)を貫通する、平面形状が線条の複数のギャップ7cとを備えている。
【0004】
この書込ヘッドによれば、図5(b)に示すように、下側コア7aに磁束流MFが生起すると、上側コア7bでも磁束流MFが生起するとともに、ギャップ7cでは磁束流MFが上側に迂回する、いわゆる漏れ磁束LMが生起する。このような書込ヘッドの上側コア7aの上面に磁気テープを摺動させながら一定の周期で漏れ磁束LMを生起させれば、例えば、図3に示すように、磁気テープMTには、ギャップ7cの平面形状を写し取った磁化部分がその長手方向に連なったサーボパターンSPがギャップ7cの数に応じて複数本形成される。そして、このサーボパターンSPが形成されるサーボバンドSB間には、後にデータトラックが形成されるデータバンドDBが設定される。
【0005】
その一方で、書込ヘッドを構成する上側コア7bには、図5(c)に示すように、これを形成する下地の粗さによって、厚みの薄い部分7dが形成される。そして、このような書込ヘッドでは、厚みの薄い部分7dでもギャップ7cと同様に漏れ磁束LMが生起するので、例えばこのような厚みの薄い部分7dがギャップ7c間に形成されると、データバンドDBには、サーボパターンSPと同じ周期でノイズNが書き込まれてしまう(図3参照)。
【0006】
そして、このノイズNの出力が、サーボパターンSPからのサーボ信号出力の20%を超えると、後にこのノイズNに磁気情報がオーバーライトされた場合に、その磁気情報を正確に読み出すことができない場合がある。
そこで、従来、このようなノイズNが書き込まれた磁気テープMTを生産ロットから排除するために、磁気テープMTにサーボパターンSPを形成した後、磁気現像法によってノイズNの有無を検査していた。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−170204号公報(図3等)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、磁気現像法を使用したノイズの検査方法は、検査の対象となる磁気テープをそのパンケーキから切り取ってサンプルとした後、このサンプルに磁性流体を塗布することによって磁気テープの着磁部分を顕在化し、そして検鏡するといった煩雑な工程を経なければならなかった。
そこで、本発明の課題は、煩雑な工程を経なくとも、ノイズ検査を自動化することができる磁気テープのノイズ検査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した請求項1に記載の発明は、磁気テープにサーボバンドを形成する際に同時にデータバンドに書き込まれるノイズを検査する磁気テープのノイズ検査装置であって、前記磁気テープを走行させる磁気テープ駆動装置と、前記磁気テープに書き込まれた磁気を検出する再生ヘッドと、この再生ヘッドを前記磁気テープの幅方向に予め設定された一定の振り幅及び周期で往復動させるヘッドアクチュエータとを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明では、ノイズ検査装置を作動させると、磁気テープ駆動装置により磁気テープが一方向に走行するとともに、ヘッドアクチュエータにより再生ヘッドが磁気テープの幅方向に往復動する。このように再生ヘッドが磁気テープ上を往復動すると、再生ヘッドはサーボバンドを横切るたびにサーボ信号を検出する。そしてこの再生ヘッドは所定の振り幅及び周期で往復動するので、サーボ信号は一定の規則性をもって検出されていく。その一方で、各サーボバンド間に設定されるデータバンドにノイズが書き込まれていると、ノイズは、サーボ信号とは、ずれたタイミングで検出される。したがって、このノイズ検査装置よれば、サーボ信号の周期とずれたところで磁気が検出されたか否かによって磁気テープにノイズが書き込まれているか否かを判断することができる。
【0011】
このようなノイズ検査装置において、サーボバンドから検出されるサーボ信号の出力と検出されたノイズの出力とを比較する磁気信号解析装置を備えていてもよい。
【0012】
このノイズ検査装置では、検出したサーボ信号の出力とノイズの出力を磁気信号解析装置で比較することによって、例えば、そのノイズの出力がサーボ信号の出力の20%を超えている場合にのみ、磁気テープにノイズが書き込まれていると判定するようにノイズ検査装置を設定することができる。その結果、このようなノイズ検査装置では、磁気信号をノイズにオーバーライトしたとしても実質的にその磁気信号の読み出しに影響を与えることがないノイズの出力がサーボ信号の出力の20%未満の磁気テープは、ノイズが書き込まれていなかったものとして取り扱われる。したがって、このようなノイズ検査装置によれば、実質的にその磁気信号の読み出しに影響を与えることがない磁気テープを廃棄する必要がないので、磁気テープの歩留まりを向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係るノイズ検査装置の詳細について説明する。参照する図面において、図1は本発明に係るノイズ検査装置を示す構成図、図2は、図1のヘッドアクチュエータに組み付けられた再生ヘッドを示す平面図、図3は、検査対象となる磁気テープに書き込まれたサーボパターンとノイズの分布とを示す概念図、図4は、図2の再生ヘッドに搭載された読出素子と磁気テープとの相対的な動きを示す要部拡大平面図、図5(a)は、従来のサーボライタの書込ヘッドを示す斜視図、図5(b)及び図5(c)は、図5(a)の書込ヘッドにおける漏れ磁束の様子を示す概念図である。
【0014】
図1に示すように、ノイズ検査装置Mは、磁気テープMTのデータバンドに書き込まれたノイズを検査するものであって、磁気テープ駆動装置1、ヘッドアクチュエータ2、再生ヘッド3、駆動部制御装置4及び磁気信号解析装置5を備えている。そして、再生ヘッド3には、ヘッドアクチュエータ2と磁気信号解析装置5とが接続され、駆動部制御装置4には、磁気テープ駆動装置1とヘッドアクチュエータ2とが接続されている。
【0015】
磁気テープ駆動装置1は、第1リール12、第2リール13、キャップスタンローラ14a,14a及びピンチローラ14bを備え、この第1リール12と第2リール13を同一方向に回転させることで磁気テープMTを走行させ、この回転方向を切り替えることで磁気テープMTを第1リール12及び第2リール13間で往復動させている。
【0016】
ヘッドアクチュエータ2は、図2に示すように、案内レール21と、この案内レール21に摺動可能に取り付けられた可動部材22と、案内レール21が延びる方向に沿った2方向に可動部材22を往復動させるためのボイスコイルモータやステッピングモータといった駆動源(図示せず)とで構成されている。ヘッドアクチュエータ2は、磁気テープMTの走行経路に案内レール21が跨るように配置されており、可動部材22が磁気テープMTの幅方向に往復動するようになっている。
【0017】
再生ヘッド3は、前記ヘッドアクチュエータ2の可動部材22に固定接続されており、この可動部材22とともに往復動可能になっている。この再生ヘッド3には、例えばスピンバルブ膜を備える巨大磁気抵抗効果素子(GMR)といった、一対の読出素子31が搭載されている。そして、この読出素子31は、再生ヘッド3の磁気テープMTに対する接触面(以下、「媒体接触面」という)に露出しているとともに、一方を磁気テープMTのサーボバンドSB上に位置決めすると、他方がこのサーボバンドSBに隣接する他のサーボバンドSB上に位置するようにそれぞれ配置されている。
【0018】
ここで再び図1を参照すると、駆動部制御装置4は、磁気テープ駆動装置1及びヘッドアクチュエータ2の動作を制御するためのものである。具体的には、この駆動部制御装置4は、磁気テープ駆動装置1の第1及び第2リール12,13の回転速度を制御することによって、再生ヘッド3の媒体接触面で摺動する磁気テープMTの走行速度を予め設定された速度に維持するように構成されるとともに、ヘッドアクチュエータ2の駆動源への電力供給条件を制御することによって、再生ヘッド3(読出素子31)を磁気テープMT上で予め設定した一定の振り幅及び周期で往復動させるように構成されている。
【0019】
磁気信号解析装置5は、再生ヘッド3の読出素子31が磁気テープMTから読み取った信号に基づいて、後記するサーボパターンSPから読み出されるサーボ信号の出力の20%を超える出力のノイズNが、データバンドDBに書き込まれているかどうかを解析する装置である。この磁気信号解析装置5は、再生ヘッド3の読出素子31が後記するようにサーボ信号及びノイズNをそれぞれずれたタイミングで検出することによって、検出した磁気信号をサーボ信号及びノイズNのいずれかであるかを判別するとともに、サーボ信号及びノイズNの出力を相互に比較することによって、ノイズNの出力がサーボ信号の出力の20%を超えているかどうかを判断するように構成されている。
【0020】
次に、このノイズ検査装置Mの動作について説明する。
ここで、まず検査対象の磁気テープMTについて説明すると、磁気テープMTには、サーボ信号が書き込まれた例えば5本のサーボバンドSBが磁気テープMTの走行方向Rに沿って相互に等間隔で配列されている(図2参照)。そして、各サーボバンドSB間には4つのデータバンドDBが設定されている。
【0021】
サーボバンドSBは、サーボライタに搭載される書込ヘッドのギャップ(図5(a)参照)の平面形状に対応して、例えば図3に示すように、互いに線対称で向き合う複数の傾斜線条の集合体8a,8bが横一列に並ぶサーボパターンSPで構成されている。具体的には、4列の傾斜線条が向き合う集合体8aと、5列の傾斜線条が向き合う集合体8bとが交互に配置されてサーボパターンSPが構成されている。このサーボパターンSPは、「従来の技術」の欄で説明した書込ヘッド(図5(a)参照)を使用するとともに、一定の周期で下側コア7aに磁束流MFを生起させることによって磁気テープMTに形成されたものである。そして、書込ヘッドのギャップ7c間に漏れ磁束LMが形成されるような欠陥(上側コア7bの薄い部分7dや上側コア7bに形成されたピンホール等)があると、データバンドDBには、その欠陥に対応する箇所にノイズNが書き込まれてしまう。そして、このノイズNは、サーボパターンSPを構成する集合体8a,8bと同じ周期で現れるとともに、ノイズNの数は、その集合体8a,8bを構成する傾斜線条の数に一致している。また各ノイズNの出力は相互に等しい一定値を示す。
【0022】
このようなノイズが書き込まれた磁気テープMTをノイズ検査装置Mに取り付けるとともに、このノイズ検査装置Mを作動させると、磁気テープ駆動装置1により磁気テープMTが一方向に走行するとともに、再生ヘッド3が磁気テープMT上を往復動する。なお、この実施の形態では、図4に示すように、走行する磁気テープMT上を読出素子31が辿る軌跡がサインカーブを描くように、再生ヘッドの振り幅及び周期がヘッドアクチュエータ2及び駆動部制御装置4によって予め一定になるように設定されている。
【0023】
このように磁気テープMT上で読出素子31を往復動させるにあたって、読出素子31の初期位置は、磁気テープMTの第1〜第5サーボバンド(SB1〜SB5)のうち、その読出素子31の一方が最も外側の第1サーボバンドSB1上に配置されるように、そして他方の読出素子31が、そのサーボバンドSB1の内側に隣接する第2サーボバンドSB2上に配置されるように設定される。各読出素子31の振り幅は第1サーボバンドSB1から第3サーボバンドSB3までの距離(または第2サーボバンドSB2から第5サーボバンドSB5までの距離)に等しい長さに設定されている。また、磁気テープMTの走行速度は、例えば4m/秒程度に設定されればよく、読出素子31が磁気テープMT上を往復動する際の周期は、400回/秒以下、好ましくは1回/秒に設定されていればよい。
【0024】
このように磁気テープMT上で読出素子31をゆっくりと蛇行させれば、読出素子31は、サーボバンドSBに書き込まれたサーボ信号とデータバンドDBに書き込まれたノイズNとを検出していくことになる。この際、サーボ信号は、読出素子31が一定の周期で磁気テープMT上を往復動しているので、各サーボバンド(SB1〜SB5)を横切るたびに一定の規則性をもって検出されていく。これに対し、ノイズNは、データバンドDBに書き込まれているので、サーボ信号とは、ずれたタイミングで検出される。なお、前記したように磁気テープMTには、ノイズNが一定の周期で書き込まれているとともに、各ノイズNの出力は相互に等しい一定値を示すので、このノイズ検査装置Mを使用したノイズNの検査方法では、検査対象となる磁気テープMTに書き込まれた複数のノイズNのうち少なくとも1つが検出されればよい。したがって、前記再生ヘッド3の往復動の周期が遅ければおそいほど、より多くのノイズNをより確実に検出していくことができる。
【0025】
このようにして再生ヘッド3(読出素子31)で検出されたノイズNの出力は、磁気信号解析装置5で、同じく再生ヘッド3で読み出されたサーボ信号の出力と比較されるとともに、そのノイズNの出力がサーボ信号の出力の20%を超えている場合には、その検査結果が図示しない表示装置に表示されてこのノイズ検査が終了する。
【0026】
以上によれば、本実施形態において、次のような効果を得ることができる。
(1)このノイズ検出装置では、再生ヘッド3(読出素子31)が一定の振り幅及び周期で往復動することによって、ノイズNをサーボ信号とずれたタイミングで検出することができる。したがって、このノイズ検査装置よれば、サーボ信号の周期とずれたところで磁気が検出されたか否かによって磁気テープMTにノイズNが書き込まれているか否かを判断することができる。
【0027】
(2)このノイズ検査装置Mでは、サーボバンドSBから検出されるサーボ信号の出力と検出されたノイズNの出力とを比較する磁気信号解析装置5を備えているので、検出されたノイズ出力が予め設定した閾値を超える場合にのみ、磁気信号解析装置5が磁気テープMTにノイズNが書き込まれていると判断するように設定することができる。したがって、このようなノイズ検査装置Mによれば、その閾値をサーボ信号の出力の20%に設定することによって、実質的にその磁気信号の読出しに影響を与えることがない磁気テープMTを廃棄する必要がないので、磁気テープMTの歩留まりを向上させることができる。
【0028】
以上、本発明は、前記実施の形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
本実施の形態では、ノイズ検査装置Mを単体で説明したが、本発明はこれに限定されず、このようなノイズ検査装置Mの構成部品をサーボライタや磁気テープドライブに組み込んで、磁気テープにサーボパターンを形成した後や磁気テープMTのデータバンドに磁気情報を記録する前にノイズNの検査を行うようにしてもよい。
【0029】
本実施の形態では、再生ヘッド3に一対の読出素子31を搭載したが、本発明はこれに限定されず、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。なお、複数の読出素子31が搭載された再生ヘッド3を備えたノイズ検査装置は、読出素子31が1つのものと比較してより確実にノイズNを検出することができる。
【0030】
本実施の形態では、磁気信号解析装置5において、サーボ信号とノイズNとをそれぞれが検出されるタイミングのずれで判別したが、本発明はこれに限定されず、例えば読出素子31の磁気テープ幅方向の位置を検出することによって、検出された磁気信号がサーボバンドで検出されたもの(サーボ信号)か、あるいはデータバンドで検出されたもの(ノイズ)かを磁気信号解析装置5で判別してもよい。
【0031】
本実施の形態では、磁気テープMTの走行速度を4m/秒程度に、そして読出素子31が磁気テープMT上を往復動する際の周期を400回/秒以下に設定したが、本発明はこれに限定されず、磁気テープMTの走行速度は、適宜に変更してよく、また、周期は、目安として走行速度1m/秒あたり100回/秒以下となるように程度磁気テープMTの走行速度に応じて適宜に調節すればよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明のノイズ検査装置によれば、煩雑な工程を経なくとも、ノイズ検査を自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノイズ検査装置を示す構成図である。
【図2】図1のヘッドアクチュエータに組み付けられた再生ヘッドを示す平面図である。
【図3】検査対象となる磁気テープに書き込まれたサーボパターンとノイズの分布とを示す概念図である。
【図4】図2の再生ヘッドに搭載された読出素子と磁気テープとの相対的な動きを示す要部拡大平面図である。
【図5】図5(a)は、従来のサーボライタの書込ヘッドを示す斜視図、図5(b)及び図5(c)は、図5(a)の書込ヘッドにおける漏れ磁束の様子を示す概念図である。
【符号の説明】
MT 磁気テープ
SB サーボバンド
DB データバンド
N ノイズ
M ノイズ検査装置
1 磁気テープ駆動装置
2 ヘッドアクチュエータ
3 再生ヘッド
Claims (1)
- 磁気テープにサーボバンドを形成する際に同時にデータバンドに書き込まれるノイズを検査する磁気テープのノイズ検査装置であって、
前記磁気テープを走行させる磁気テープ駆動装置と、
前記磁気テープに書き込まれた磁気を検出する再生ヘッドと、
この再生ヘッドを前記磁気テープの幅方向に予め設定された一定の振り幅及び周期で往復動させるヘッドアクチュエータとを備えることを特徴とする磁気テープのノイズ検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002314416A JP2004152352A (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 磁気テープのノイズ検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002314416A JP2004152352A (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 磁気テープのノイズ検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004152352A true JP2004152352A (ja) | 2004-05-27 |
Family
ID=32458731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002314416A Pending JP2004152352A (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 磁気テープのノイズ検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004152352A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11393504B2 (en) | 2017-02-03 | 2022-07-19 | Nec Platforms, Ltd. | Magnetic tape device, magnetic recording device, and tape lifting method for magnetic tape device |
-
2002
- 2002-10-29 JP JP2002314416A patent/JP2004152352A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11393504B2 (en) | 2017-02-03 | 2022-07-19 | Nec Platforms, Ltd. | Magnetic tape device, magnetic recording device, and tape lifting method for magnetic tape device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9865289B2 (en) | Magnetic tape media having servo patterns | |
JP5587103B2 (ja) | 磁気ヘッドのトラッキング制御方法、サーボ信号検査方法、磁気テープドライブおよびサーボライタ | |
JP2007242152A (ja) | 磁気記録媒体、磁気記録装置及びサーボ復調回路 | |
US10115430B2 (en) | Detecting media defects | |
JP7435466B2 (ja) | サーボライトヘッド、サーボパターン記録装置及び磁気テープの製造方法 | |
US7920356B2 (en) | Method and system for providing a longitudinally shifted servo pattern for increased sampling rate | |
US6104556A (en) | Wide write disc certification process, apparatus and article of manufacture | |
JP2005085421A (ja) | 磁気テープおよびその製造方法、ならびにサーボライタおよびサーボ信号の書込み方法 | |
US11120832B2 (en) | Recording and reproducing device, recording and reproducing method, and magnetic tape cartridge | |
JP2004152352A (ja) | 磁気テープのノイズ検査装置 | |
JP3439693B2 (ja) | 磁気ヘッドのトラックピッチの測定方法と検査方法および測定装置と検査装置 | |
US20060187569A1 (en) | Servo track verification apparatus and servo writer | |
US20100177437A1 (en) | Method for Bipolar Trailing Edge Timing-Based Servo Track Recording and Magnetic Tape Made Therewith | |
JP2004185765A (ja) | 磁気テープドライブの検査方法及びその検査方法に用いられる検査用テープの製造方法 | |
JP2004145949A (ja) | サーボ信号検査装置 | |
JP2003323705A (ja) | サーボライタ | |
JP5201332B2 (ja) | 薄膜磁気ヘッド素子の特性検査方法及び装置 | |
JP2001176001A (ja) | 磁気ディスク試験方法 | |
US8023214B2 (en) | Rework method and apparatus of magnetic record medium, information | |
JP2006092586A (ja) | サーボ信号検査装置およびサーボ信号検査方法 | |
US7027252B2 (en) | Servo track writer calibration | |
JP2003006826A (ja) | サーボ信号検査装置 | |
SU1704164A1 (ru) | Способ контрол магнитных дефектов носителей информации | |
JP5201328B2 (ja) | 薄膜磁気ヘッド素子の特性検査方法及び装置 | |
JP2022157935A (ja) | 磁気ヘッド、サーボパターン記録装置、テープドライブ装置、磁気テープの製造方法および記録方法 |