JP2004151864A - Icカードおよびicカードにおけるアプリケーションプログラム選択方法 - Google Patents

Icカードおよびicカードにおけるアプリケーションプログラム選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のアプリケーションを切り替えて使用可能なICカードにおいて、TCP/IPとISO7816のどちらのプロトコルでも複数アプリケーションを選択できる機能を提供することを目的とする。
【解決手段】アプリケーションプログラムを実行する以前に通信手順とアプリケーションプログラムを関連付けて記憶する対応テーブルと、前記端末装置から受信したコマンド中に含まれる通信手順毎に異なる選択経路を経て実行するアプリケーションプログラムを選択するアプリケーション選択手段とを設けたことを特徴とするICカード、および通信手順に基づいて対応テーブルを参照することによりアプリケーションプログラムを選択する機能を提供する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションという)を実行可能なICカードに関し、特に、複数のアプリケーションの切り替えに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、JavaCard(Sun Microsystems社の登録商標)やMultosのような複数のアプリケーションプログラムを実行可能なICカードは、ISO7816−4に従い、アプリケーション毎にAIDという5〜16バイトの固有の識別子を付け、そのAIDによりアプリケーションを選択してから、続く処理を指示するという手順を取っている。
【0003】
例えば、クレジットの支払い処理を行うには、まず「SELECT FILExxxx」(xxxxは、クレジットアプリケーションのAID)として、クレジットアプリケーションを選択し、次に認証コマンドや支払いコマンドを端末からカードに送信すると、それらのコマンドが選択済みのクレジットアプリケーションに渡される
【0004】
AIDは、国内および世界中で重複がないように登録制により付与される5〜16バイトの識別子で、AIDによりアプリケーションを一意に特定することができる。
【0005】
ICカードは、携帯電話、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、情報家電などの様々な機器を介してネットワーク、特にインターネットに接続し、インターネットの標準的なプロトコルであるTCP/IPによる通信を行うことにより、その適用範囲を広げることが可能になる。
【0006】
しかしながら、複数のアプリケーションを実行可能なICカードが、TCP/IPによる通信を行うためには、TCP/IPで用いられているIPアドレスおよびポート番号によりアプリケーションの指定を行う必要がある。
【0007】
TCP/IPにおいては、IPアドレスによりコンピュータや携帯電話などの機器を特定し、ポート番号により該機器の上で動作するアプリケーションを特定している。一つのアプリケーションで複数のポートを使用することもある。
【0008】
従来のICカードは、ICカードリーダ/ライタなどの端末装置との通信をISO7816に従って行うため、TCP/IPによる通信を行うことはできないから、端末装置にTCP/IPを解釈し、ICカード専用のコマンドに変換するソフトウェアを追加しなければならない。
【0009】
このため、ISO7816の下位層であるISO7816−3上にTCP/IPを載せる提案が、IETF(Internet Engineering Task Force)に対して為されている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0010】
しかしながら、上述の提案においては、通信プロトコルの実装が主体であるため、ISO7816の上位層であるISO7816−4により規定されているAIDによる複数アプリケーションの切り替えが考慮されていないという問題がある。
【0011】
また、ISO7816上にTCP/IPを簡易化し、更にアプリケーション切り替えを考慮したSmartTPと呼ぶ実験用プロトコルもIETFに対して提案されている(例えば、非特許文献2参照。)。
【0012】
しかしながら、SmartTPにおいては、各々のアプリケーションはエージェントと呼ばれ、2バイトのエージェント番号を付けて区別されているが、5〜16バイトのAIDで区別可能なISO7816−4とは異なり、互換性がないという問題がある。
【0013】
【非特許文献1】
Mobile−Mind社、“IP and ARP over ISO 7816”、[online]、2001年1月、[平成14年10月12日検索]、インターネット<URL http://www.scdk.com/draft−guthery−ip7816−01.txt>
【非特許文献2】
Schlumberger CP8、“SmartTP Smart Transfer Protocol”、[online]、2001年6月、[平成14年10月12日検索]、インターネット<URL: http://www.satersprings.org/pub/id/draft−urien−smarttp−00.txt>
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、複数のアプリケーションを切り替えて使用可能なICカードにおいて、TCP/IPとISO7816−4のどちらのプロトコルでも複数アプリケーションを選択できる機能を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、端末装置とデータの受け渡しを行い複数のアプリケーションプログラムの各々を内部に備えるCPUにおいて実行可能なICカードにおいて、アプリケーションプログラムを実行する以前に通信手順とアプリケーションプログラムを関連付けて記憶する対応テーブルと、前記端末装置から受信したコマンド中に含まれる通信手順判定情報に応じて異なる選択経路を経て実行するアプリケーションプログラムを選択するアプリケーション選択手段とを設けたことを特徴とするICカード。
【0016】
本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係るICカードにおいて、前記アプリケーション選択手段に、前記端末装置から受信したコマンドの中のクラスバイトにより通信手順を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記対応テーブルを経由してアプリケーションプログラムを選択する、または直接アプリケーションプログラムを選択するのどちらかの手順においてアプリケーションプログラムを選択する選択手段とを設けたものである。
【0017】
本発明の第3の態様は、上述の第1または2の態様に係るICカードにおいて、前記対応テーブルを、TCP/IPプロトコルのポート番号と、ISOにより規定されたICカード内のアプリケーションプログラムに付与したアプリケーションIDとを関係付けて記憶するように構成したものである。
【0018】
本発明の第4の態様は、上述の第1から3の態様に係るICカードにおいて、前記判定手段が、前記端末装置から受信したコマンドの中のクラスバイトによりTCP/IPおよびISOのどちらの通信手順か判定し、前記選択手段が、前記判定手段の判定結果がTCP/IPの場合、TCP/IPのデータの中からポート番号を取得し前記ポート番号に基づいて前記通信手順記憶領域に記憶した対応するアプリケーションプログラムを選択し、前記判定手段の判定結果がISOの場合、直接ICカード内のアプリケーションプログラムを選択するように構成したものである。
【0019】
本発明の第5の態様は、端末装置とデータの受け渡しを行い内部に備えるCPUにより複数のアプリケーションプログラムの各々を実行するICカードにおける実行するアプリケーションプログラムの選択方法であって、アプリケーションプログラムを実行する以前に通信手順とアプリケーションプログラムを関連付けて、ICカードの対応テーブルに記憶する段階と、端末装置から受信したコマンド中に含まれる通信手順判定情報に応じて異なる選択経路を経て実行するアプリケーションプログラムを選択する段階とを行うようにしたものである。
【0020】
本発明の第6の態様は、上述の第5の態様に係るICカードにおけるアプリケーション選択方法において、アプリケーションを選択する際に端末装置がICカードに対して発行するコマンドの中のクラスバイトに対してTCP/IPおよびISOのどちらの通信手順か記述する段階と、端末装置から受信した前記コマンドの中のクラスバイトにより通信手順がTCP/IPおよびISOのどちらであるか判定する段階と、前記判定結果がTCP/IPの場合TCP/IPのデータの中からポート番号を取得し前記ポート番号に基づいて前記通信手順記憶領域に記憶した対応するアプリケーションプログラムを選択する段階と、前記判定手段の判定結果がISOの場合直接ICカード内のアプリケーションプログラムを選択する段階とを行うようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明のICカード内部の概要構成図である。ICカード1は、I/O制御部2、CPU3、記憶手段4、プログラム格納部5、作業用メモリ6を備えている。
【0022】
I/O制御部2は、ICカード1がICカード用リーダ/ライタ7と通信を行うためのインタフェースである。
【0023】
CPU3は、プログラム格納部5内に記録している様々な処理プログラムを実行するものである。処理プログラムを実行する際に、必要に応じて記憶手段4や作業用メモリ6を使用する。
【0024】
記憶手段4は、実際には不揮発メモリであるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)であり、様々なデータを記憶し、保持するのに使用する。記憶手段4は、その一部に対応テーブル8を記憶する領域を備えている。
【0025】
図2に、対応テーブル8の一実施形態を示す。図2は、TCP/IPのポート番号一つ一つに対して、対応するアプリケーションを記憶したものである。一つのアプリケーションが複数のポートを使用する場合は、ポート番号の「10」と「30」のように、同じAIDを記憶する。
【0026】
また、対応テーブル8は、図3のように構成することも可能である。図3の対応テーブル8においては、一つのAIDに対して、使用するTCP/IPポートを記憶している。アプリケーションが複数のポートを使用する場合は、AIDが「0x00 01 02 03 01(「0x」は16進数表記であることを示す。以下、同様)のように、複数のポート番号を記憶する。
【0027】
対応テーブル8の形式は、AIDとアプリケーションが使用する全てのポート番号との関連付けが可能であれば、図2および図3に示す形式に限定されるものではない。
【0028】
対応テーブル8における通信手順とAIDの対応付けは、カード製造時、ICカードへのアプリケーションのダウンロード時、ダウンロード後のインストール(初期化)時など、アプリケーションを選択および実行する以前であれば、いつでもよい。
【0029】
また、実行時にアプリケーションがICカード1のOSに対して、登録や削除を指示するなど、動的に登録および削除してもよい。
【0030】
プログラム格納部5は、CPU3が実行可能な処理プログラムを記憶するものである。カード製造時に記録するROM(Read Only Memory)か、処理プログラムをロードして使用することが可能なEEPROMがある。
【0031】
プログラム格納部5には、複数のアプリケーションの他に、アプリケーション選択手段9も記憶している。
【0032】
アプリケーション選択手段9は、判定手段10と、選択手段11とを備えており、ISO7816−4により規定されている端末装置からICカード1へ送られるAPDU(Application Protocol Data Unit)コマンド中に含まれる通信手順判定情報に応じて、異なる選択経路を経て実行するアプリケーションプログラムを選択するものである。
【0033】
次に、図4のフローチャートに従い、クレジット処理および入退室管理の2つのアプリケーションを実行可能で、IPアドレスを備えるICカード1がアプリケーションを選択する手順を例に説明する。
【0034】
図5に、TCP/IPによる通信と、ISO7816−4によるコマンドの両方を処理可能な、クレジット処理、および入退室管理の2つのアプリケーションの対応テーブル8を示す。
【0035】
クレジット処理(AIDが「0x01 02 03 04 05 01」)は、クレジットカードとしての決済機能と、ポイント管理機能を備え、TCP/IPのポート番号10番と11番を使用するものとする。
【0036】
入退室管理(AIDが「0x01 02 03 04 05 02」)は、いくつかあるドアゲートを開閉する認証処理と、どのドアをいつ開閉したかの記録を保存する機能を備え、TCP/IPのポート番号20を使用するものとする。
【0037】
以下の説明においては、TCP/IPまたはAPDUコマンドがICカードに届く過程は、端末装置やルータなどのネットワーク機器の処理であるから、説明を省略する。
【0038】
図6は、ISO7816−4により規定されている端末装置からICカード1へ送られるAPDUコマンドの構造を示すものである。
【0039】
APDUコマンドの先頭のCLAは、クラスバイトと呼ばれるものであり、該コマンドの内容がどの程度ISO7816−4に従っているかを示す。例えば、CLAが「0x00」の場合は、コマンドとレスポンスのコーディング方法および構造がISO7816−4に準拠し、「0x90」の場合は、コマンドとレスポンスの構造はISO7816−4に準拠するが、一部のコーディングはベンダーの実装に依存し、任意であることを示す。CLAが「0xD0」の場合は、コマンドとレスポンスのコーディング方法および構造が任意であることを示し、これをTCP/IPなどと定義することで、通信手順を区別する。
【0040】
INSは、コマンドの種類を表し、P1およびP2がコマンドに与えるパラメータを示し、Lcはデータの長さである。
【0041】
APDUコマンドは、図6の形式の他に、Lc以下を省略する、データ部の後ろにLeと呼ばれるICカードからの返信の長さを付ける、付けない、という複数の構造を用いることが可能である。
【0042】
ICカード1は、端末装置から電源の供給を受け、OS部を起動し、APDUコマンドの受信まで待機する。
【0043】
ISO7816−4に準拠するクレジット処理を選択する場合は、図7(a)に示す、INSに選択コマンド(SELECT FILE:「0xA4」)を、P1およびP2にAIDを用いて選択する対象を指定することを示す「0x0400」を、データ部にAID「0x01 02 03 04 05 01」を、Lcにデータ部の長さ、すなわちAIDの長さ「6バイト」を格納したAPDUコマンドを発行する。
【0044】
ICカード1が図7(a)に示すAPDUコマンドを受信すると、判定手段10は、端末装置から受信したAPDUコマンドのCLAを参照し、CLAが「0x00」であるから、該APDUコマンドがISO7816−4に準拠したものであると判定する。
【0045】
次に、選択手段11は、INSが選択コマンドであるから、P1、P2、およびLcによりデータ部に格納されているAID「0x01 02 03 04 05 01」を参照し、クレジット処理がプログラム格納部5に存在するか否かを確認する。
【0046】
クレジット処理がプログラム格納部5に存在する場合、選択手段11は、クレジット処理を選択し、選択済みのマークを付ける。
【0047】
次に、選択手段11は、選択済みのクレジット処理にコマンドを渡し、制御を移す。
【0048】
クレジット処理の処理結果(例えば、「選択OK」を示すコード)を端末装置に送信し、コマンド受信待ち状態に戻る。
【0049】
次に、選択したクレジット処理における支払いコマンド(例えば、0x90 01...とする)を受信した場合、判定手段10は、CLAが「0x90」なので、TCP/IPではなく、ISO7816−4に準拠するコマンドであると判定する。
【0050】
INSは、支払いコマンド(「0x01」)であるから、選択手段11は、アプリケーションを選択することなく、選択済みのクレジット処理に支払いコマンドを渡し、制御を移す。
【0051】
クレジット処理は、支払いの処理を行い、例えば残高を端末装置に送信し、コマンド受信状態に戻る。
【0052】
TCP/IPに準拠する入退出管理における最新ログの参照を行う場合は、図7(b)に示す、CLAに「0xD0」を、INSにアプリケーション選択手段9を実行するコマンド(例えば、「0x00」)を、P1およびP2にプロトコル番号(例えば、「0x00 21」がIPプロトコルであると定義したもの)を、データ部にTCP/IP形式の通信データであるIPデータグラムを、Lcにデータ部の長さ、すなわちIPデータグラムの長さを格納したAPDUコマンドを発行する。
【0053】
ここで、IPデータグラムとは、図8に示すようにIPヘッダー、TCPヘッダー、アプリケーションデータから構成されており、TCP/IPに規定されているデータ形式そのものである。
【0054】
TCPヘッダーとアプリケーションデータを合わせて、TCPセグメントと呼ぶが、図9に示すように、TCPセグメントには、TCP宛先のポート番号を記述することになっているので、最新ログ参照処理が使用するポート番号「20」を格納する。
【0055】
ICカード1が図7(b)に示すAPDUコマンドを受信すると、判定手段10は、端末装置から受信したAPDUコマンドのCLAを参照し、CLAが「0xD0」であるから、該APDUコマンドがTCP/IPに準拠したものであると判定する。
【0056】
次に、選択手段11は、P1、P2、およびLcによりデータ部に格納されているIPデータグラムを参照し、TCPセグメントのヘッダーにあるTCP宛先ポート番号からポート番号「20」を取得する。
【0057】
選択手段11は、取得したポート番号「20」を用いて、対応テーブルを参照し、ポート番号「20」を使用するアプリケーション、すなわち入退室管理のAID「0x01 02 03 04 05 02」を取得し、入退室管理がプログラム格納部5に存在するか否かを確認する。
【0058】
入退室管理がプログラム格納部5に存在する場合、選択手段11は、入退室管理を選択し、選択済みのマークを付ける。
【0059】
次に、選択手段11は、選択済みの入退室管理にTCPセグメントのアプリケーションデータを渡し、制御を移す。
【0060】
入退室管理は、最新ログの参照要求に従い、処理結果として最新のログを端末装置に送信し、コマンド受信待ち状態に戻る。
【0061】
また、支払い処理をISO7816−4の通信で行ったクレジット処理が、TCP/IPのポート番号「10」を用いて、例えば、Web画面上からICカード1に累計ポイントを問い合わせるなどの機能を持つことができる。
【0062】
この場合、入退室管理のアプリケーションの選択と同様に、APDUコマンドのCLAにより、TCP/IPによる通信であることを判定し、ポート番号「10」により対応テーブルを参照して、クレジット処理を選択し、クレジット処理に累計ポイントの問い合わせを行うことが可能である。
【0063】
以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明してきたが、本発明によるICカードおよびICカードにおけるアプリケーションプログラム選択方法は、上述の実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能なことは当然のことである。
【0064】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明に係るICカードおよびICカードにおけるアプリケーションプログラム選択方法によれば、通信手順を判定し、対応テーブルを参照することで、インターネットの標準プロトコルであるTCP/IPと、ICカードの標準プロトコルであるISO7816−4の両方のアプリケーションの選択方法をとることができる。
【0065】
また、TCP/IPおよびISO7816の両方のプロトコルでアクセス可能なアプリケーションを搭載可能なICカードを用いたシステムを提供できるため、様々な用途に使えるICカードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカード内部の概要構造図である。
【図2】本発明の対応テーブルの構成の例である。
【図3】本発明の対応テーブルの異なる構成の例である。
【図4】本発明のICカードにおけるアプリケーションプログラムの選択のフローチャートである。
【図5】本発明の対応テーブルにおいて、2つのアプリケーションを記憶した例である。
【図6】ISO7816−4におけるAPDUコマンドの構成を示す説明図である。
【図7】本発明のAPDUコマンドの実施例である。
【図8】ISO7816上を伝送されるTCPセグメント、IPデータグラムの構成を示す説明図である。
【図9】TCPセグメントの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ICカード
2 I/O制御部
3 CPU
4 記憶手段
5 プログラム格納部
6 作業用メモリ
7 ICカード用リーダ/ライタ
8 対応テーブル
9 アプリケーション選択手段
10 判定手段
11 選択手段

Claims (6)

  1. 端末装置とデータの受け渡しを行い、複数のアプリケーションプログラムの各々を内部に備えるCPUにおいて実行可能なICカードであって、
    アプリケーションプログラムを実行する以前に、通信手順とアプリケーションプログラムを関連付けて記憶する対応テーブルと、
    前記端末装置から受信したコマンド中に含まれる通信手順判定情報に応じて、異なる選択経路を経て実行するアプリケーションプログラムを選択するアプリケーション選択手段と、
    を備えることを特徴とするICカード。
  2. 請求項1記載のICカードであって、
    前記アプリケーション選択手段が、
    前記端末装置から受信したコマンドの中のクラスバイトにより通信手順を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記対応テーブルを経由してアプリケーションプログラムを選択する、または直接アプリケーションプログラムを選択するのどちらかの手順においてアプリケーションプログラムを選択する選択手段と、を備えることを特徴とするICカード。
  3. 請求項1または2記載のICカードであって、
    前記対応テーブルが、
    TCP/IPプロトコルのポート番号と、
    ISOにより規定されたICカード内のアプリケーションプログラムに付与したアプリケーションIDと、
    を関係付けて記憶することを特徴とするICカード。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のICカードであって、
    前記判定手段が、
    前記端末装置から受信したコマンドの中のクラスバイトにより、TCP/IPおよびISOのどちらの通信手順か判定し、
    前記選択手段が、
    前記判定手段の判定結果がTCP/IPの場合、TCP/IPのデータの中からポート番号を取得し、前記ポート番号に基づいて前記対応テーブルに記憶している対応するアプリケーションプログラムを選択し、
    前記判定手段の判定結果がISOの場合、直接ICカード内のアプリケーションプログラムを選択する、
    ことを特徴とするICカード。
  5. 端末装置とデータの受け渡しを行い、内部に備えるCPUにより複数のアプリケーションプログラムの各々を実行するICカードにおける実行するアプリケーションプログラムの選択方法であって、
    アプリケーションプログラムを実行する以前に、通信手順とアプリケーションプログラムを関連付けて、ICカードの対応テーブルに記憶する段階と、
    端末装置から受信したコマンド中に含まれる通信手順判定情報に応じて、異なる選択経路を経て実行するアプリケーションプログラムを選択する段階と、
    を設けたことを特徴とするICカードにおけるアプリケーションプログラム選択方法。
  6. 請求項5記載のICカードにおけるアプリケーションプログラム選択方法であって、
    アプリケーションを選択する際に、端末装置がICカードに対して発行するコマンドの中のクラスバイトに対して、TCP/IPおよびISOのどちらの通信手順か記述する段階と、
    端末装置から受信した前記コマンドの中のクラスバイトにより、通信手順がTCP/IPおよびISOのどちらであるか判定する段階と、
    前記判定結果がTCP/IPの場合、TCP/IPのデータの中からポート番号を取得し、前記ポート番号に基づいて前記通信手順記憶領域に記憶した対応するアプリケーションプログラムを選択する段階と、
    前記判定手段の判定結果がISOの場合、直接ICカード内のアプリケーションプログラムを選択する段階と、
    を設けたことを特徴とするICカードにおけるアプリケーションプログラム選択方法。
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