JP2004146895A - サーバ・クライアント間通信システムおよび制御サーバ - Google Patents

サーバ・クライアント間通信システムおよび制御サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】ベストエフォート型のネットワークであっても、その通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを実施できるようにする。
【解決手段】ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバ10から配信されたコンテンツを、クライアント端末20でネットワーク50を介して受信して再生する際、制御サーバ30では、クライアント端末20でコンテンツの再生時に取得されたコンテンツ再生状況を、クライアント端末20からネットワーク50を介して受信し、そのコンテンツ再生状況に基づいてクライアント端末20でのコンテンツの正常再生可否を判定し、その判定結果に基づきクライアント端末20やAPサーバ10へ適切な指示を出し、あるいはAPサーバ10およびコンテンツを検査する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバ・クライアント間通信システムおよび制御サーバに関し、特にベストエフォート型ネットワークを介してサーバからクライアント端末へコンテンツを配信し、そのコンテンツをクライアント端末のアプリケーションで再生する場合に用いられるサーバ・クライアント間通信システムおよび制御サーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
動画や音楽などのアナログ信号に対する符号化技術や圧縮技術の発展、さらにはインターネットのブロードバンド化に伴い、インターネットを介してこれらデジタルコンテンツを配信するウェブキャスティング・サービス(Webcasting Service)が広く普及しつつある。
このようなサービスを実現するサーバ・クライアント間通信システムでは、インターネットを介して、アプリケーションサーバからクライアント端末へ、動画や音楽などの実時間で再生されるストリーミング系のコンテンツを配信し、そのコンテンツをクライアント端末のプレイヤーと呼ばれるアプリケーションで再生する、Windows Media(登録商標:非特許文献1など参照)や RealNetworks(登録商標:非特許文献2など参照)などの技術が用いられている。
【0003】
従来、このようなサーバ・クライアント間通信システムでは、利用者がクライアント端末でストリーミング系のコンテンツを再生したい場合、まず、クライアント端末からインターネットを介して所定のWebページへアクセスし、所望のコンテンツを選択する。
これにより、アプリケーションサーバからインターネットを介してクライアント端末へコンテンツの配信が開始される。クライアント端末では、予め登録されているプレイヤーでそのコンテンツを順次受信しながら、そのコンテンツをリアルタイムで再生するものとなっていた。
【0004】
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【非特許文献1】
マイクロソフト、「Windows Media の概要」、[online]、[平成14年10月11日検索]、インターネット<URL http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/overview/default.asp>
【非特許文献2】
リアルネットワークス、「ストリーミングメディア入門」、[online]、[平成14年10月11日検索]、インターネット<URL http://www.jp.realnetworks.com/solutions/getstarted/index.html>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のサーバ・クライアント間通信システムでは、ネットワークやクライアント端末の通信環境に対応した適切なサービスを提供できないという問題点があった。
インターネットに代表されるベストエフォート型のネットワークでは、ネットワーク上での通信環境は保証されていない。したがって、このようなネットワークを介してサーバからクライアント端末へコンテンツを配信し、そのコンテンツをクライアント端末のプレイヤーで再生する場合、そのコンテンツの転送がネットワークやクライアント端末の通信環境に影響されるため、クライアント端末でコンテンツを正常に再生できない場合もある。
【0006】
前述した、従来のウェブキャスティング・サービスでは、コンテンツがクライアント端末で正常に再生できるかどうかは、利用者がどのようなコンテンツを選択するかに依存しており、選択されたコンテンツは、一方的にサーバからクライアント端末へ順次配信される。
したがって、利用者が選択したコンテンツがクライアント端末へ配信される際に、その通信環境に起因してクライアント端末でコンテンツの受信異常や再生異常などの障害が発生しうる場合、あるいは障害が発生した場合、その状況に対して適切なサービスを実施できない。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ベストエフォート型のネットワークであっても、その通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを実施できるサーバ・クライアント間通信システムおよび制御サーバを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかるサーバ・クライアント間通信システムは、ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバと、ネットワークを介してアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを受信して再生するクライアント端末と、このクライアント端末でコンテンツを再生する際の通信環境に基づきクライアント端末を制御する制御サーバとを備え、クライアント端末で、アプリケーションサーバから受信したコンテンツの再生時に取得したコンテンツ再生状況を制御サーバへ通知し、制御サーバで、ネットワークを介してクライアント端末から通知されたコンテンツ再生状況に基づき、クライアント端末でのコンテンツの正常再生可否を判定することにより、クライアント端末でコンテンツを再生する際の通信環境を検証し、利用者に対するその通信環境に応じたコンテンツの提示をクライアント端末へ指示するようにしたものである。
【0008】
コンテンツの正常再生可否については、クライアント端末で、利用者の購入希望コンテンツに対応して予め登録されている試験用コンテンツをアプリケーションサーバから受信して再生し、その試験用コンテンツのコンテンツ再生状況を制御サーバへ通知し、制御サーバで、試験用コンテンツのコンテンツ再生状況に基づきクライアント端末での試験用コンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生可と判定された場合にのみクライアント端末に対して購入希望コンテンツの購入を指示するようにしてもよい。
さらに、判定で正常再生不可と判定された場合には、利用者に対するその通信環境下で正常再生可能なコンテンツの提示をクライアント端末へ指示するようにしてもよい。
【0009】
また、本発明にかかる他のサーバ・クライアント間通信システムは、ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバと、ネットワークを介してアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを受信して再生するクライアント端末と、このクライアント端末でコンテンツを再生する際の通信環境に基づきアプリケーションサーバの管理を行う制御サーバとを備え、クライアント端末で、アプリケーションサーバから受信したコンテンツの再生時に取得したコンテンツ再生状況を制御サーバへ通知し、制御サーバで、ネットワークを介してクライアント端末から通知されたコンテンツ再生状況に基づき、クライアント端末でのコンテンツの正常再生可否を判定することにより、アプリケーションサーバからのコンテンツの配信に対する障害有無を検査するようにしたものである。
【0010】
また、本発明にかかる他のサーバ・クライアント間通信システムは、ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバと、ネットワークを介してアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを受信して再生するクライアント端末と、このクライアント端末でコンテンツを再生する際の通信環境に基づきクライアント端末を制御する制御サーバとを備え、クライアント端末で、アプリケーションサーバから受信したコンテンツの再生時に取得したコンテンツ再生状況を制御サーバへ通知し、制御サーバで、ネットワークを介してクライアント端末から通知されたコンテンツ再生状況に基づき、クライアント端末でのコンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生不可と判定された場合には、クライアント端末に対してコンテンツの転送に用いるアプリケーションサーバとの通信経路の変更を指示するようにしたものである。
【0011】
また、本発明にかかる他のサーバ・クライアント間通信システムは、ストリーミング系のコンテンツを管理するとともに複数のアクセスポイントを用いてコンテンツを配信するアプリケーションサーバと、ネットワークを介してアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを受信して再生するクライアント端末と、このクライアント端末でコンテンツを再生する際の通信環境に基づきアプリケーションサーバを制御する制御サーバとを備え、クライアント端末で、アプリケーションサーバから受信したコンテンツの再生時に取得したコンテンツ再生状況を制御サーバへ通知し、制御サーバで、ネットワークを介してクライアント端末から通知されたコンテンツ再生状況に基づき、クライアント端末でのコンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生不可と判定された場合には、アプリケーションサーバに対してコンテンツの転送に用いるアクセスポイントの切り替えを指示するようにしたものである。
【0012】
また、本発明にかかる制御サーバは、ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを、クライアント端末でネットワークを介して受信して再生する際、そのクライアント端末での通信環境に基づきクライアント端末を制御する制御サーバであって、クライアント端末でコンテンツの再生時に取得されたコンテンツ再生状況をネットワークを介してクライアント端末から受信し、そのコンテンツ再生状況に基づいてクライアント端末でのコンテンツの正常再生可否を判定することによりクライアント端末でコンテンツを再生する際の通信環境を検証し、利用者に対するその通信環境に応じたコンテンツの提示をクライアント端末へ指示するようにしたものである。
【0013】
コンテンツの正常再生可否については、クライアント端末で利用者の購入希望コンテンツに対応して予め登録されている試験用コンテンツをアプリケーションサーバから受信して再生した際に取得された試験用コンテンツのコンテンツ再生状況をネットワークを介してクライアント端末から受信し、その試験用コンテンツのコンテンツ再生状況に基づきクライアント端末での試験用コンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生可と判定された場合にのみクライアント端末に対して購入希望コンテンツの購入を指示するようにしてもよい。
さらに、判定で正常再生不可と判定された場合には、利用者に対するその通信環境下で正常再生可能なコンテンツの提示をクライアント端末へ指示するようにしてもよい。
【0014】
また、本発明にかかる他の制御サーバは、ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを、クライアント端末でネットワークを介して受信して再生する際、そのクライアント端末での通信環境に基づきアプリケーションサーバの管理を行う制御サーバであって、クライアント端末でコンテンツの再生時に取得されたコンテンツ再生状況をネットワークを介してクライアント端末から受信し、そのコンテンツ再生状況に基づいてクライアント端末でのコンテンツの正常再生可否を判定することにより、アプリケーションサーバからのコンテンツの配信に対する障害有無を検査するようにしてもよい。
【0015】
また、本発明にかかる他の制御サーバは、ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを、クライアント端末でネットワークを介して受信して再生する際、そのクライアント端末での通信環境に基づきクライアント端末を制御する制御サーバであって、クライアント端末でコンテンツの再生時に取得されたコンテンツ再生状況をネットワークを介してクライアント端末から受信し、そのコンテンツ再生状況に基づいてクライアント端末でのコンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生不可と判定された場合には、クライアント端末に対してコンテンツの転送に用いるアプリケーションサーバとの通信経路の変更を指示するようにしてもよい。
【0016】
また、本発明にかかる他の制御サーバは、ストリーミング系のコンテンツを管理するとともに複数のアクセスポイントを用いてコンテンツを配信するアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを、クライアント端末でネットワークを介して受信して再生する際、そのクライアント端末での通信環境に基づきアプリケーションサーバを制御する制御サーバであって、クライアント端末でコンテンツの再生時に取得されたコンテンツ再生状況をネットワークを介してクライアント端末から受信し、そのコンテンツ再生状況に基づいてクライアント端末でのコンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生不可と判定された場合には、アプリケーションサーバに対してコンテンツの転送に用いるアクセスポイントの切り替えを指示するようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの構成を示すブロック図である。
このサーバ・クライアント間通信システムは、アプリケーションサーバ10(以下、APサーバという:Application)、クライアント端末20、制御サーバ30、およびこれら装置間を相互に接続するネットワーク50から構成されている。
このネットワーク50としては、インターネットに代表されるベストエフォート型のネットワークが用いられる。
【0018】
APサーバ10は、ネットワーク50を介してクライアント端末20へコンテンツを配信するコンピュータである。クライアント端末20は、利用者の操作に応じて、APサーバ10から配信されたコンテンツをネットワーク50を介して受信し再生するコンピュータである。制御サーバ30は、ネットワーク50を介してクライアント端末20でのコンテンツ再生状況を取得し、そのコンテンツ再生状況に応じて当該クライアント端末20やAPサーバ10を制御するコンピュータである。
本発明では、説明を容易とするため、APサーバ10、クライアント端末20および制御サーバ30がそれぞれ1つずつ設けられている場合を例として説明するが、これら装置の数については1つに限定されるものではなく、必要に応じてそれぞれの装置を増やすことができる。特に、制御サーバ30を複数のAPサーバ10やクライアント端末20で共用することにより、効率よくシステムを構築できる。
【0019】
APサーバ10では、その内部のマイクロプロセッサで所定のプログラムが実行されることにより、そのプログラムと各種ハードウェアとが協働して、データ配信部11および配信制御部12という機能部が実現される。
データ配信部11は、APサーバ10が管理する動画や音楽などのストリーミング系のコンテンツを、ネットワーク50を介してクライアント端末20へ順次配信する。
配信制御部12は、ネットワーク50を介してクライアント端末20や制御サーバ30からの要求に応じて、データ配信部11での配信処理を制御する。
【0020】
クライアント端末20では、その内部のマイクロプロセッサで所定のプログラムが実行されることにより、そのプログラムと各種ハードウェアとが協働して、アプリケーション処理部(以下、AP処理部という)21、状態情報取得部22およびクライアント制御部23という機能部が実現される。
AP処理部21は、プレイヤーと呼ばれるアプリケーション・プログラムを実行することにより、APサーバ10へネットワーク50を介して所望のコンテンツの配信を要求するとともに、ネットワーク50を介してAPサーバ10から配信されたコンテンツを順次受信しながら、そのコンテンツをリアルタイムで再生する。
【0021】
状態情報取得部22は、AP処理部21でのコンテンツ再生状態を示す各種の状態情報を取得する。
クライアント制御部23は、状態情報取得部22で取得された各種の状態情報に基づきAP処理部21でのコンテンツ再生状態を判断し、その判断結果やその状態情報そのもので示されるコンテンツ再生状況をネットワーク50を介して制御サーバ30へ通知する。また、制御サーバ30からネットワーク50を介して通知された指示や上記判断結果に基づき、AP処理部21を制御する。
なお、一般に、AP処理部21のプレイヤーは、Webページにプラグイン形式で組み込まれたモジュールにより実現される。また、状態情報取得部22やクライアント制御部23は、上記Webページ内に記述されたJavascript(登録商標)などのプログラムからなり、ブラウザによりこれらプログラムが実行されて実現される。
【0022】
制御サーバ30では、その内部のマイクロプロセッサで所定のプログラムが実行されることにより、そのプログラムと各種ハードウェアとが協働して、アプリケーション制御部(以下、AP制御部という)31という機能部が実現される。
AP制御部31では、ネットワーク50を介してクライアント端末20から通知されたコンテンツ再生状況に基づき、クライアント端末20におけるコンテンツ再生状態を把握し、そのコンテンツ再生状態に応じた対応をクライアント端末20やAPサーバ10に対しネットワーク50を介して指示し、あるいはAPサーバ10およびそのコンテンツを検査する。
なお、一般に、AP制御部31は、PerlなどのCGI(Common Gateway Interface)プログラムからなり、クライアント端末20からのアクセスに応じて実行されて実現される。
【0023】
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの概略動作について説明する。図2は、本実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの概略動作を示すシーケンス図である。
APサーバ10から所望のコンテンツをダウンロードしてクライアント端末20で再生する場合、クライアント制御部23では、利用者の操作で選択された所望のコンテンツの再生要求をAP処理部21へ通知する(ステップ100)。
AP処理部21では、この再生要求で指定されたコンテンツの配信を要求する配信要求をAPサーバ10へ送信する(ステップ101)。
【0024】
APサーバ10の配信制御部12は、クライアント端末20からの配信要求を受信し、その配信要求で指定されたコンテンツをその要求元のクライアント端末20へ配信するようデータ配信部11へ指示する(ステップ102)。データ配信部11では、これに応じて要求されたコンテンツの配信を開始する(ステップ103)。
クライアント端末20のAP処理部21では、このようにして配信が開始されたコンテンツを順次受信するとともに、その再生を開始する(ステップ104)。
【0025】
状態情報取得部22では、AP処理部21からコンテンツ再生動作の状態を示す各種状態情報を逐次取得し(ステップ105)、クライアント制御部23へ通知する(ステップ106)。
クライアント制御部23では、必要に応じて状態情報取得部22から通知された状態情報に基づきAP処理部21でのコンテンツ再生の状態判定を行う(ステップ107)。そして、これら状態情報および判定結果をコンテンツ再生状況として、ネットワーク50を介して制御サーバ30へ通知する(ステップ108)。このとき、クライアント制御部23では、判定結果に基づき必要に応じてAP処理部21の制御や利用者に対する通知などのクライアント処理を行う(ステップ109)。
【0026】
制御サーバ30のAP制御部31では、クライアント端末20から通知されたコンテンツ再生状況を保存するとともに(ステップ110)、そのコンテンツ再生状況を解析し(ステップ111)、必要に応じてAPサーバ10へネットワーク50を介して配信制御指示を行い(ステップ112)、またクライアント端末20へネットワーク50を介してクライアント制御指示を行い(ステップ113)、あるいはAPサーバ10およびコンテンツの検査を行う(ステップ114)。
APサーバ10の配信制御部12では、制御サーバ30からの配信制御指示に応じて、データ配信部11に対する配信制御を行う。またクライアント端末20のクライアント制御部23では、制御サーバ30からのクライアント制御指示に応じて、AP処理部21の制御や利用者に対する通知などのクライアント制御を行う。また、検査結果に応じて障害通知を保守管理者へ通知する。
【0027】
次に、図3を参照して、コンテンツ再生時におけるクライアント端末20の状態判定処理動作について説明する。図3はクライアント端末20のクライアント制御部23での状態判定処理動作を示すフローチャートである。
クライアント端末20では、APサーバ10からのコンテンツを再生する場合、まずクライアント制御部23では、予めクライアント端末20に登録されているプレイヤーの起動をAP処理部21へ指示し(ステップ200)、コンテンツの再生エラーを計数するためのエラーカウンタ値をゼロリセットし、この監視処理の実行時間の経時を開始する(ステップ201)。
【0028】
そして、AP処理部21のプレイヤーに対して所望のコンテンツを示すURLを指定した再生要求を通知する(ステップ202)。
これに応じて、AP処理部21では、ネットワーク50を介してAPサーバ10へアクセスしてコンテンツの配信を要求し、これに応じて配信開始されたコンテンツの一部または全部をファイルとしてバッファリングする。バッファリング終了後、AP処理部21のプレイヤーで、そのファイルをオープンして読み込み、再生が開始される(ステップ203)。
【0029】
クライアント制御部23では、状態情報取得部22を介してプレイヤーでのコンテンツ再生開始の成否を示す状態情報を取得し、その状態情報に基づき再生開始の成否を判断する(ステップ210)。ここで、指定したコンテンツがそのプレイヤーで再生不可能な場合などの理由によりコンテンツの再生開始に失敗した場合(ステップ210:NO)、エラーカウンタ値を1つ加算し(ステップ211)、そのエラーカウンタ値が規定値以下の場合には(ステップ212:NO)、ステップ210へ戻って再度再生の開始を試みる。
また、エラーカウンタが規定値を上回った場合には(ステップ212:YES)、通信異常と判定する(ステップ213)。そして、コンテンツのファイルをクローズして読み込みを終了し(ステップ219)、一連の状態判定処理を終了する。
【0030】
なお、コンテンツの再生失敗は、配信サーバが故障や停止している場合、指定されたコンテンツのファイル名が異なる場合やファイルが存在しない場合、プレイヤーでそのコンテンツを再生できない場合、コンテンツURLの入力ミスや存在しない場合、APサーバ10側でのコンテンツURLの設定ミス、ネットワーク50上で通信異常があった場合、あるいはネットワーク50上での負荷増加により通信が切断された場合、などの理由で発生する。
ステップ210において、コンテンツ再生開始に成功した場合(ステップ210:YES)、クライアント制御部23では、状態情報取得部22を介してプレイヤーでの再生動作を示す状態情報の取得を試みる(ステップ215)。
ここで、その状態情報の取得に失敗した場合には(ステップ215:NO)、プレイヤーの異常と判定し(ステップ216)、新規にプレイヤーを再起動するためステップ200へ戻る。
【0031】
また、ステップ215において、状態情報の取得に成功した場合(ステップ215:YES)、この状態判定処理の実行時間と規定値とを比較し(ステップ217)、実行時間が規定値以下の場合には(ステップ217:NO)、ステップ215へ戻って新たな状態情報の取得を行う。
また、ステップ217において、実行時間が規定を上回った場合には(ステップ217:YES)、再生正常と判定し(ステップ218)、コンテンツのファイルをクローズして読み込みを終了し(ステップ219)、一連の状態判定処理を終了する。
【0032】
この後、制御サーバ30では、前述の図2で説明したように、このようなクライアント端末20での状態判定結果、およびAP処理部21で起動したプレイヤーから取得した状態情報からなるコンテンツ再生状況をクライアント端末20から受け取り、クライアント端末20でのコンテンツ再生状況を解析する。そして、必要に応じて、その解析結果に基づきAPサーバ10やクライアント端末20を制御するための指示を送信し、あるいはAPサーバ10およびコンテンツを検査する。
【0033】
このように、クライアント端末20の状態情報取得部22で、コンテンツを再生するAP処理部21から状態情報を取得し、必要に応じてその状態情報を判定し、これら状態情報や判定結果をコンテンツ再生状況として制御サーバ30へ通知し、制御サーバ30でその再生状況に基づき、APサーバ10やクライアント端末20を制御するようにしたので、APサーバ10からインターネットに代表されるベストエフォート型のネットワークを介してAPサーバ10からクライアント端末20へ配信されるコンテンツの転送が、ネットワークやクライアント端末の通信環境に影響される場合であっても、クライアント端末でのコンテンツ再生状況に応じて、その通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを実施できる。
【0034】
より具体的には、例えばコンテンツ購入に先立つ試聴再生の際、状態情報として、コンテンツ再生時のコンテンツ転送速度の平均値からなる帯域情報や、コンテンツ転送が再生より遅いために再生を中断してコンテンツをある程度保存するバッファリング動作の回数などをそれぞれの規定値と比較することにより、当該クライアント端末20における購入予定コンテンツの正常再生可否を判定でき、制御サーバ30からクライアント端末20に対してそのコンテンツの購入可否、さらにはデータ量の少ない他のコンテンツの提案などを指示して利用者に通知することができ、通信環境の不適による購入コンテンツの再生不能などの状態を回避できる。
これにより、APサーバ、ネットワークおよびクライアント端末に依存する通信環境や、コンテンツの再生に必要とされる通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを利用者に提供できる。
【0035】
また、例えばクライアント端末20として任意の通信環境(性能)を有する保守用の端末をネットワーク50の任意の地点に接続し、そのクライアント端末で、各APサーバ10の各コンテンツを再生し、それぞれのコンテンツの再生時に取得したコンテンツ再生状況から通信異常の有無を検査することにより、各APサーバ10や各コンテンツを巡回してその異常を把握でき、システムの保守管理者へ電子メールなどで通知できる。
これにより、通信異常のあったAPサーバの再起動や遮断、当該コンテンツの配信停止、迂回路の設定などを実施でき、通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを利用者に提供できる。
【0036】
また、例えば状態情報として、上記帯域情報や、APサーバ10とクライアント端末20のネットワークアドレス情報を取得し、その帯域情報に基づき当該通信環境が所望コンテンツの再生に不十分と判断された場合には、アクセスポイントを変更するようAPサーバへ指示したり、APサーバ10とクライアント端末20との間のネットワーク経路を変更するようクライアント端末20へ指示することができる。
これにより、所望コンテンツの再生に必要な通信環境へクライアント端末を導くことができ、通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを利用者に提供できる。
【0037】
クライアント制御部23での状態判定処理については、前述した帯域情報やバッファリング動作回数のほか、受信したコンテンツデータの正常再生を示すプレイヤー動作状態、コンテンツデータを構成するパケットのうちの喪失パケット数や回復パケット数、1秒当たりに再生できたフレーム数を示す秒間フレーム数、コンテンツの再生に必要なアプリケーションを示すソフトウェア識別固有ID、音声データの属性を示す音声情報、画像データの属性を示す画像サイズや解像度などの状態情報のうち、必要に応じて任意の状態情報を状態情報取得部22で取得して、これら状態情報を判定し解析することにより、所望コンテンツに対する通信環境、さらにはコンテンツの正常再生可否を判定できる。
なお、変動する状態情報や間欠的に取得した状態情報については、その平均値や偏差などの統計値を用いればよく、判定に用いる規定値については、予め用意したコンテンツの種別に固有の値や経験値を採用すればよい。
【0038】
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムについて説明する。図4は第2の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの動作を示すシーケンス図である。
前述した第1の実施の形態では、本発明にかかるサーバ・クライアント間通信システムの基本的な動作について説明したが、本実施の形態では、その具体例として、利用者がクライアント端末20からネットワーク50を介してAPサーバ10へアクセスし、所望の有料コンテンツを購入する場合について説明する。
なお、本実施の形態の構成については、前述した第1の実施の形態(図1参照)の構成と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
【0039】
利用者は、クライアント端末20からAPサーバ10あるいは他サーバのWebページへアクセスし、有料コンテンツのリストを確認して購入希望のコンテンツを選択する。そして、そのコンテンツに対応付けられた試聴用コンテンツの配信要求を操作する。これに応じて、クライアント端末20のクライアント制御部23は、AP処理部21に対して試聴要求を通知する(ステップ120)。
このとき、試聴用コンテンツとしては、その再生に要する通信帯域が購入希望コンテンツと同様の通信帯域を要するものであれば、そのコンテンツの内容は任意でよく、例えばコマーシャルコンテンツや購入希望コンテンツの一部でもよい。また、試聴については利用者が意図して試聴要求を操作するようにしてもよく、購入希望コンテンツの選択に応じて自動的に試聴要求をAP処理部21へ通知してもよい。
【0040】
AP処理部21では、クライアント制御部23からの試聴要求に応じて、APサーバ10へ試聴用コンテンツの配信要求を送信する(ステップ121)。
APサーバ10の配信制御部12は、この配信要求で指定された試聴用コンテンツの配信をデータ配信部11に指示する(ステップ122)。データ配信部11は、これに応じてクライアント端末20へ試聴用コンテンツの配信を開始する(ステップ123)。
AP処理部21では、APサーバ10からの試聴用コンテンツを順次受信してその再生を開始する(ステップ124)。状態情報取得部22では、AP処理部21から試聴用コンテンツの再生に関する状態情報を取得し(ステップ125)、クライアント制御部23へ通知する(ステップ126)。
【0041】
クライアント制御部23では、前述した状態判定処理を実行し、試聴用コンテンツの転送に用いた帯域幅を示す帯域情報の平均値や、バッファリング動作回数などの状態情報と規定値とをそれぞれ比較し、クライアント端末20における試聴用コンテンツの再生状態を判定する(ステップ127)。そして、その状態情報と判定結果とをコンテンツ再生状況として制御サーバ30へ通知する(ステップ128)。
【0042】
制御サーバ30のAP制御部31は、クライアント端末20からのコンテンツ再生状況を受信して保存するとともに(ステップ130)、それに含まれる判定結果に基づきクライアント端末20における試聴用コンテンツの正常再生可否を判定する(ステップ131)。ここで、正常再生可と判定された場合には(ステップ131:YES)、購入希望コンテンツの購入可と判断し、購入希望コンテンツの購入をクライアント制御部23へ指示する(ステップ132)。
これにより、クライアント端末20のクライアント制御部23では、利用者に対して購入可を画面表示するとともに、利用者からの購入希望を受け付けて実際にコンテンツを購入するための購入処理を開始する(ステップ133)。
【0043】
また、制御サーバ30のAP制御部31で、クライアント端末20からのコンテンツ再生状況に含まれる判定結果に基づき、クライアント端末20における試聴用コンテンツの視聴不可とされた場合(ステップ130:NO)、購入希望コンテンツの購入不可と判断し、コンテンツ再選択処理の実行をクライアント制御部23へ指示する(ステップ135)。
これにより、クライアント端末20のクライアント制御部23では、利用者に対して購入不可を画面表示するとともに、購入希望コンテンツ以外の他のコンテンツ、例えば試聴用(購入希望)コンテンツがその再生に必要な通信帯域より小さい帯域で再生可能なコンテンツを提示するコンテンツ提示処理を開始する(ステップ136)。
【0044】
このように、購入希望コンテンツに先だって、再生に要する通信帯域としてその購入希望希望コンテンツと同様の帯域を要する試聴コンテンツをクライアント端末20へ配信し、その再生時に取得した帯域情報やバッファリング動作回数などをそれぞれの規定値と比較することにより、当該クライアント端末20における購入予定コンテンツの正常再生可否を判定し、制御サーバ30からクライアント端末20に対してそのコンテンツの購入可否、さらには他コンテンツの提案などを指示して利用者に通知するようにしたので、通信環境の不適による購入コンテンツの再生不能などの状態を回避できる。
これにより、APサーバ、ネットワークおよびクライアント端末に依存する通信環境や、コンテンツが必要とする通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを利用者に提供できる。
【0045】
次に、図5を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムについて説明する。図5は第3の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの動作を示す説明図である。
前述した第2の実施の形態では、本発明にかかるサーバ・クライアント間通信システムの具体例として、試聴用コンテンツを用いた購入可否判定およびその判定に基づくクライアント端末の制御について説明した。本実施の形態では、他の具体例として、ネットワーク50の任意の地点に接続された保守用クライアント端末20を用いて各APサーバ10の各コンテンツの再生可否をチェックする監視処理を行う場合について説明する。
なお、本実施の形態の構成については、前述した第1の実施の形態(図1参照)の構成と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
【0046】
まず、クライアント端末20のクライアント制御部23では、当該端末に設定されている監視リストに監視対象として予め登録されているコンテンツを選択し、そのコンテンツに対する再生要求をAP処理部21へ通知する(ステップ140)。
AP処理部21では、クライアント制御部23からの再生要求に応じて、APサーバ10へ監視対象コンテンツの配信要求を送信する(ステップ141)。
APサーバ10の配信制御部12は、この配信要求で指定された監視対象コンテンツの配信をデータ配信部11に指示する(ステップ142)。データ配信部11は、これに応じてクライアント端末20へ監視対象コンテンツの配信を開始する(ステップ143)。
【0047】
AP処理部21では、APサーバ10からの監視対象コンテンツを順次受信してその再生を開始する(ステップ144)。状態情報取得部22では、AP処理部21から監視対象コンテンツの再生に関する状態情報を取得し(ステップ145)、クライアント制御部23へ通知する(ステップ146)。
クライアント制御部23では、前述した状態判定処理を実行し、監視対象コンテンツの再生開始の成否に基づく通信異常の有無を確認するとともに、監視対象コンテンツの転送に用いた帯域幅を示す帯域情報の平均値や、バッファリング動作回数などの状態情報と規定値とをそれぞれ比較し、クライアント端末20における監視対象コンテンツの状態を判定する(ステップ147)。そして、その状態情報と判定結果とをコンテンツ再生状況として制御サーバ30へ通知する(ステップ148)。
【0048】
このとき、状態判定処理の後、その判定結果に基づき監視対象コンテンツの正常再生可否を判断し(ステップ150)、正常再生可と判断された場合には(ステップ150:YES)、監視リストから未処理の監視対象コンテンツを選択して監視対象を切り替え、一連の監視処理を繰り返し実行する(ステップ153)。
なお、監視対象コンテンツが正常再生と判断された場合には(ステップ150:NO)、その監視対象コンテンツを再度選択し(ステップ152)、一連の監視処理を繰り返し実行する(ステップ153)。これにより、ベストエフォート型のネットワーク50のため、一時的に監視対象コンテンツの再生に失敗した場合にも対応できる。なお、繰り返し回数に上限を設け、その上限を上回った時点で他の呼処理の監視対象コンテンツの監視処理へ移行してもよい。
【0049】
一方、制御サーバ30のAP制御部31は、クライアント端末20からのコンテンツ再生状況を受信して保存するとともに(ステップ155)、それに含まれる判定結果に基づきクライアント端末20における監視対象コンテンツの正常再生可否を判定する(ステップ156)。ここで、正常再生不可と判定された場合には(ステップ156:NO)、監視対象コンテンツの正常再生不可と判断し、電子メールなどを用いて保守端末40のシステム保守管理者へ当該監視対象コンテンツが視聴不可である旨の障害通知を行う(ステップ157)。
【0050】
このように、クライアント端末20として任意の通信環境(性能)を有する保守用の端末をネットワーク50の任意の地点に接続し、そのクライアント端末で、各APサーバ10の各コンテンツを再生し、それぞれのコンテンツの再生時に取得したコンテンツ再生状況から通信異常の有無を検査するようにしたので、各APサーバ10や各コンテンツを巡回してその異常を把握でき、システムの保守管理者へ電子メールなどで通知できる。
これにより、通信異常のあったAPサーバの再起動や遮断、当該コンテンツの配信停止、迂回路の設定などを実施でき、通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを利用者に提供できる。
【0051】
次に、図6を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムについて説明する。図6は第4の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの動作を示す説明図である。
前述した第2の実施の形態では、本発明にかかるサーバ・クライアント間通信システムの具体例として、試聴用コンテンツを用いた購入可否判定およびその判定に基づくクライアント端末の制御について説明し、第3の実施の形態では、保守用クライアント端末を用いて各APサーバの各コンテンツの再生可否をチェックする監視処理を行う例について説明した。本実施の形態では、他の具体例として、コンテンツ再生中の通信環境に基づきクライアント端末に対して経路変更を指示し、あるいはAPサーバへアクセスポイントの切り替えを指示する場合について説明する。
なお、本実施の形態の構成については、前述した第1の実施の形態(図1参照)の構成と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
【0052】
まず、クライアント端末20のクライアント制御部23では、利用者の操作に応じて所望のコンテンツを選択し、そのコンテンツに対する再生要求をAP処理部21へ通知する(ステップ160)。
AP処理部21では、クライアント制御部23からの再生要求に応じて、APサーバ10へコンテンツの配信要求を送信する(ステップ161)。
APサーバ10の配信制御部12は、この配信要求で指定されたコンテンツの配信をデータ配信部11に指示する(ステップ162)。データ配信部11は、これに応じてクライアント端末20へコンテンツの配信を開始する(ステップ163)。
【0053】
AP処理部21では、APサーバ10からのコンテンツを順次受信してその再生を開始する(ステップ164)。状態情報取得部22では、AP処理部21からコンテンツの再生に関する状態情報を取得し(ステップ165)、クライアント制御部23へ通知する(ステップ166)。
クライアント制御部23では、前述した状態判定処理を実行し、コンテンツの再生開始の成否に基づく通信異常の有無を確認するとともに、そのコンテンツの転送に用いた帯域幅を示す帯域情報の平均値や喪失パケット数などの状態情報と規定値とをそれぞれ比較し、クライアント端末20におけるコンテンツの再生状態を判定する(ステップ167)。そして、その状態情報と判定結果とをコンテンツ再生状況として制御サーバ30へ通知する(ステップ168)。
【0054】
制御サーバ30のAP制御部31は、クライアント端末20からのコンテンツ再生状況を受信して保存するとともに(ステップ170)、それに含まれる判定結果に基づきクライアント端末20における所望コンテンツ再生に必要な通信品質の有無を検証する(ステップ171)。ここで、通信品質が所望コンテンツ再生に不十分と判定された場合には(ステップ172:NO)、例えば、APサーバ10に対してアクセスポイントの変更を指示し(ステップ173)、あるいはクライアント端末20に対してAPサーバ10との通信経路の変更を指示する(ステップ174)。
【0055】
コンテンツを配信する際、APサーバ10へのアクセスを緩和し負荷を分散させるため、APサーバ10と同じコンテンツを配信可能なミラーサーバなどの複数のサーバを同一URLに割り当てる分散システムがある。このような分散システムをAPサーバ10で用いている場合には、APサーバ10へアクセスポイントの変更を指示することにより、その分散システムの他のサーバから所望のコンテンツを配信することができ、APサーバ10の負荷増大に起因する通信品質の低下を改善して、所望コンテンツの再生に十分な通信環境を提供できる。
したがって、通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを利用者に提供できる。
【0056】
また、クライアント端末20からのコンテンツ再生状況には、APサーバ10から所望コンテンツを受信した際の通信経路情報(IPアドレス)が含まれている。したがって、その通信経路情報に基づき、コンテンツ転送に用いる通信経路上の中継ノード、例えば特定のプロキシサーバで負荷が増大して通信品質が低下している場合には、クライアント端末20に対して通信経路の変更を指示することにより、他の通信経路を経由して所望コンテンツを配信することができ、ネットワーク負荷に起因する通信品質の低下を改善して、所望コンテンツの再生に十分な通信環境を提供できる。
したがって、通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを利用者に提供できる。
【0057】
なお、APサーバ10でのアクセスポイント切替の際、APサーバ10での負荷状態を制御サーバ30で取得し、実際にAPサーバ10が通信品質低下のボトルネックとなっていることを確認した後、アクセスポイント切替を指示すればよい。アクセスポイント切替の動作については、制御サーバ30からの切替指示をAPサーバ10が備える機能により解析して切替処理すればよい。
また、通信経路の変更の際、ネットワーク50から通信経路上の各中継ノードから通信状態情報を収集して、ボトルネックとなる中継ノードを確認した後、所望コンテンツの再生に十分な通信品質が得られる他の通信経路への変更を指示すればよい。
なお、本実施の形態については、利用者が再生中のコンテンツを処理の対象としてもよく、前述の第2の実施の形態で説明した試聴用コンテンツや、第3の実施の形態で説明した監視対象コンテンツを処理の対象としてもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを、クライアント端末でネットワークを介して受信して再生する際、制御サーバで、クライアント端末でコンテンツの再生時に取得されたコンテンツ再生状況をネットワークを介してクライアント端末から受信し、そのコンテンツ再生状況に基づいてクライアント端末でのコンテンツの正常再生可否を判定し、その判定結果に基づき、クライアント端末やアプリケーションサーバへ適切な指示を出し、あるいはアプリケーションサーバおよびコンテンツを検査するようにしたので、アプリケーションサーバとクライアント端末との間の通信に、インターネットに代表されるベストエフォート型のネットワークを用いる場合であっても、その通信環境に応じた適切なウェブキャスティング・サービスを実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの概略動作を示すシーケンス図である。
【図3】クライアント端末での状態判定処理動作を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの動作を示すシーケンス図である。
【図5】第3の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの動作を示すシーケンス図である。
【図6】第4の実施の形態にかかるサーバ・クライアント間通信システムの動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
10…アプリケーションサーバ(APサーバ)、11…データ配信部、12…配信制御部、20…クライアント端末、21…アプリケーション処理部(AP処理部)、22…状態情報取得部、23…クライアント制御部、30…制御サーバ、31…アプリケーション制御部(AP制御部)、50…ネットワーク。

Claims (12)

  1. ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバと、ネットワークを介して前記アプリケーションサーバから配信されたコンテンツを受信して再生するクライアント端末と、このクライアント端末で前記コンテンツを再生する際の通信環境に基づき前記クライアント端末を制御する制御サーバとを備え、
    前記クライアント端末は、前記アプリケーションサーバから受信したコンテンツの再生時に取得したコンテンツ再生状況を前記制御サーバへ通知し、
    前記制御サーバは、ネットワークを介して前記クライアント端末から通知された前記コンテンツ再生状況に基づき、前記クライアント端末での前記コンテンツの正常再生可否を判定することにより、前記クライアント端末で前記コンテンツを再生する際の通信環境を検証し、前記利用者に対するその通信環境に応じたコンテンツの提示を前記クライアント端末へ指示することを特徴とするサーバ・クライアント間通信システム。
  2. 請求項1記載のサーバ・クライアント間通信システムにおいて、
    前記クライアント端末は、利用者の購入希望コンテンツに対応して予め登録されている試験用コンテンツを前記アプリケーションサーバから受信して再生し、その試験用コンテンツのコンテンツ再生状況を前記制御サーバへ通知し、
    前記制御サーバは、前記試験用コンテンツのコンテンツ再生状況に基づき前記クライアント端末での前記試験用コンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生可と判定された場合にのみ前記クライアント端末に対して前記購入希望コンテンツの購入を指示することを特徴とするサーバ・クライアント間通信システム。
  3. 請求項2記載のサーバ・クライアント間通信システムにおいて、
    前記制御サーバは、前記判定で正常再生不可と判定された場合には、前記利用者に対するその通信環境下で正常再生可能なコンテンツの提示を前記クライアント端末へ指示することを特徴とするサーバ・クライアント間通信システム。
  4. ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバと、ネットワークを介して前記アプリケーションサーバから配信されたコンテンツを受信して再生するクライアント端末と、このクライアント端末で前記コンテンツを再生する際の通信環境に基づき前記アプリケーションサーバの管理を行う制御サーバとを備え、
    前記クライアント端末は、前記アプリケーションサーバから受信したコンテンツの再生時に取得したコンテンツ再生状況を前記制御サーバへ通知し、
    前記制御サーバは、ネットワークを介して前記クライアント端末から通知された前記コンテンツ再生状況に基づき、前記クライアント端末での前記コンテンツの正常再生可否を判定することにより、前記アプリケーションサーバからの前記コンテンツの配信に対する障害有無を検査することを特徴とするサーバ・クライアント間通信システム。
  5. ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバと、ネットワークを介して前記アプリケーションサーバから配信されたコンテンツを受信して再生するクライアント端末と、このクライアント端末で前記コンテンツを再生する際の通信環境に基づき前記クライアント端末を制御する制御サーバとを備え、
    前記クライアント端末は、前記アプリケーションサーバから受信したコンテンツの再生時に取得したコンテンツ再生状況を前記制御サーバへ通知し、
    前記制御サーバは、ネットワークを介して前記クライアント端末から通知された前記コンテンツ再生状況に基づき、前記クライアント端末での前記コンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生不可と判定された場合には、前記クライアント端末に対して前記コンテンツの転送に用いる前記アプリケーションサーバとの通信経路の変更を指示することを特徴とするサーバ・クライアント間通信システム。
  6. ストリーミング系のコンテンツを管理するとともに複数のアクセスポイントを用いて前記コンテンツを配信するアプリケーションサーバと、ネットワークを介して前記アプリケーションサーバから配信されたコンテンツを受信して再生するクライアント端末と、このクライアント端末で前記コンテンツを再生する際の通信環境に基づき前記アプリケーションサーバを制御する制御サーバとを備え、
    前記クライアント端末は、前記アプリケーションサーバから受信したコンテンツの再生時に取得したコンテンツ再生状況を前記制御サーバへ通知し、
    前記制御サーバは、ネットワークを介して前記クライアント端末から通知された前記コンテンツ再生状況に基づき、前記クライアント端末での前記コンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生不可と判定された場合には、前記アプリケーションサーバに対して前記コンテンツの転送に用いるアクセスポイントの切り替えを指示することを特徴とするサーバ・クライアント間通信システム。
  7. ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを、クライアント端末でネットワークを介して受信して再生する際、そのクライアント端末での通信環境に基づき前記クライアント端末を制御する制御サーバであって、
    前記クライアント端末で前記コンテンツの再生時に取得されたコンテンツ再生状況をネットワークを介して前記クライアント端末から受信し、
    そのコンテンツ再生状況に基づいて前記クライアント端末での前記コンテンツの正常再生可否を判定することにより前記クライアント端末で前記コンテンツを再生する際の通信環境を検証し、前記利用者に対するその通信環境に応じたコンテンツの提示を前記クライアント端末へ指示することを特徴とする制御サーバ。
  8. 請求項7記載の制御サーバにおいて、
    前記クライアント端末で利用者の購入希望コンテンツに対応して予め登録されている試験用コンテンツを前記アプリケーションサーバから受信して再生した際に取得された前記試験用コンテンツのコンテンツ再生状況をネットワークを介して前記クライアント端末から受信し、
    その試験用コンテンツのコンテンツ再生状況に基づき前記クライアント端末での前記試験用コンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生可と判定された場合にのみ前記クライアント端末に対して前記購入希望コンテンツの購入を指示することを特徴とする制御サーバ。
  9. 請求項8記載の制御サーバにおいて、
    前記判定で正常再生不可と判定された場合には、前記利用者に対するその通信環境下で正常再生可能なコンテンツの提示を前記クライアント端末へ指示することを特徴とする制御サーバ。
  10. ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを、クライアント端末でネットワークを介して受信して再生する際、そのクライアント端末での通信環境に基づき前記アプリケーションサーバの管理を行う制御サーバであって、
    前記クライアント端末で前記コンテンツの再生時に取得されたコンテンツ再生状況をネットワークを介して前記クライアント端末から受信し、
    そのコンテンツ再生状況に基づいて前記クライアント端末での前記コンテンツの正常再生可否を判定することにより、前記アプリケーションサーバからの前記コンテンツの配信に対する障害有無を検査することを特徴とする制御サーバ。
  11. ストリーミング系のコンテンツを管理するアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを、クライアント端末でネットワークを介して受信して再生する際、そのクライアント端末での通信環境に基づき前記クライアント端末を制御する制御サーバであって、
    前記クライアント端末で前記コンテンツの再生時に取得されたコンテンツ再生状況をネットワークを介して前記クライアント端末から受信し、
    そのコンテンツ再生状況に基づいて前記クライアント端末での前記コンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生不可と判定された場合には、前記クライアント端末に対して前記コンテンツの転送に用いる前記アプリケーションサーバとの通信経路の変更を指示することを特徴とする制御サーバ。
  12. ストリーミング系のコンテンツを管理するとともに複数のアクセスポイントを用いて前記コンテンツを配信するアプリケーションサーバから配信されたコンテンツを、クライアント端末でネットワークを介して受信して再生する際、そのクライアント端末での通信環境に基づき前記アプリケーションサーバを制御する制御サーバであって、
    前記クライアント端末で前記コンテンツの再生時に取得されたコンテンツ再生状況をネットワークを介して前記クライアント端末から受信し、
    そのコンテンツ再生状況に基づいて前記クライアント端末での前記コンテンツの正常再生可否を判定し、その判定で正常再生不可と判定された場合には、前記アプリケーションサーバに対して前記コンテンツの転送に用いるアクセスポイントの切り替えを指示することを特徴とする制御サーバ。
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