JP2004146070A - 情報書き込み装置 - Google Patents

情報書き込み装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004146070A
JP2004146070A JP2002306036A JP2002306036A JP2004146070A JP 2004146070 A JP2004146070 A JP 2004146070A JP 2002306036 A JP2002306036 A JP 2002306036A JP 2002306036 A JP2002306036 A JP 2002306036A JP 2004146070 A JP2004146070 A JP 2004146070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
information
storage element
writing device
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002306036A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Oi
大井 裕司
Hiroshi Sase
佐瀬 弘
Yoshiaki Nakao
中尾 由明
Hirotetsu Nakayama
中山 弘哲
Toshikazu Matsuura
松浦 敏和
Toshiaki Ozawa
小澤 俊明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Fujikura Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Fujikura Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2002306036A priority Critical patent/JP2004146070A/ja
Publication of JP2004146070A publication Critical patent/JP2004146070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

【課題】ケーブルに内挿された記憶素子部に容易且つ正確に識別情報を書き込むことができる情報書き込み装置を提供する。
【解決手段】ドラム3に巻回されたケーブル1を繰り出した際に、ケーブル1に内挿された情報記憶素子部41にケーブル1を識別するための識別情報を書き込む情報書き込み装置であって、情報記憶素子部41に識別情報を送信するためのアンテナを、ケーブル1の周方向に沿って3個(La,Lb,Lc)配置したことを特徴とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速鉄道等の鉄道沿線や高電圧電線に沿って布設されるケーブルに設けられた情報記憶素子部に、当該ケーブルを識別するための識別情報を書き込む情報書き込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にケーブルを識別する方法として、ケーブルの終端部では、銘盤を取り付けたり、ラベルを貼り付けたりしてケーブルを識別表示している。
【0003】
また、ケーブルの中間部では、表面印刷、エンボス、シースの色(ストライプ押し出しを含む。)によって、ある程度、ケーブルを識別することができる。例えば、特許文献1に記載された線心の識別法では、図8に示すように、サプライボビン112a〜112cから引き出した線心113a〜113cを撚合機11に引き込む前に、各線心にインクジェットプリンタ114a〜114cによって色別識別手段を付着させ、各々の線心を識別できるトリプレックス型ケーブルを形成している。
【0004】
しかし、上述した従来のケーブルの識別方法にあっては、ケーブルの終端部では、識別表示が長期間の間に汚れ等で読めなくなる。また、ケーブルの中間部では、同様のケーブルが多条布設されていると、ケーブルの識別が困難となる。このため、ケーブルの端末から目視で追っていくか、あるいは、電気信号をケーブルに入力してケーブルを識別しなければならなかった。
【0005】
特に、鉄道では、線路傍のトラフ内には、数十本のケーブルが布設されており、撤去ケーブルの特定が難しく、ケーブルを誤切断することがあった。
【0006】
一方、無線を利用して非接触でタグ(非接触カード)の情報を読み書きする無線タグシステムが知られている。例えば特許文献2に記載された無線タグでは、図9に示すように、電子回路部212が、外部とのデータ通信を制御し、電磁誘導コイル211は、電子回路部212が動作する上で必要な電力を無線により外部から得るとともに、電子回路部212に予め記録されたデータを無線により外部へ出力している。
【0007】
このような無線タグの技術を用いて、従来より前述したケーブルの一箇所、例えば終端部又は中間部の一箇所に記憶素子部を設け、この記憶素子部に外部からケーブルを識別する識別情報を書き込み、外部から非接触で記憶素子部に書き込まれた識別情報を読み出すことが行なわれている。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−60750号公報(第2頁〜第3頁、第1図)
【0009】
【特許文献2】
特開平10−162262号公報(第4頁〜第6頁、第1図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、記憶素子部に識別情報を書き込む際に、記憶素子部がケーブルの周方向に一箇所しか設けられていないため、ケーブルを挟んで記憶素子部と書き込み装置とが対向して配置された場合等には、記憶素子部に識別情報を容易に書き込むことができない。
【0011】
本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、ケーブルに内挿された記憶素子部に容易且つ正確に識別情報を書き込むことができる情報書き込み装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、回転体に巻回されたケーブルを繰り出した際に、前記ケーブルに内挿された情報記憶素子部に前記ケーブルを識別するための識別情報を書き込む情報書き込み装置であって、前記情報記憶素子部に前記識別情報を送信するためのアンテナを、前記ケーブルの周方向に沿って複数個配置したことを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明は、回転体に巻回されたケーブルを繰り出した際に、前記ケーブルに内挿された情報記憶素子部に前記ケーブルを識別するための識別情報を書き込む情報書き込み装置であって、前記情報記憶素子部に前記識別情報を送信するためのアンテナを、前記ケーブルを取り囲む如く閉ループ状に形成したことを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明では、請求項1又は請求項2記載の情報書き込み装置において、前記ケーブルには、前記情報記憶素子部を連続して配設したテープ又は紐がケーブル長手方向に沿って配設されてなることを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明では、請求項2記載の情報書き込み装置において、前記アンテナは、円環状又は矩形状に形成されてなることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の情報書き込み装置の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態に係る情報書き込み装置を示す構成図である。図1において、ドラム(本発明の回転体に対応)3は、支持装置5により支持され、回転軸3aを中心として回転可能であり、このドラム3にはケーブル1が巻回されている。このケーブル1は、ドラム3から情報書き込み装置11に繰り出されるようになっていて、情報記憶素子部を内挿している。ケーブルの詳細な構成については、後述する。
情報書き込み装置11は、ドラム3に巻回されたケーブル1を繰り出した際に、ケーブル1に内挿された情報記憶素子部にケーブル1を識別するための識別情報を書き込むものである。情報書き込み装置11は、固定台7に立設した支柱8に支持され、底面アンテナLbとこの底面アンテナLbに略直交して底面アンテナLbの両側面に配置された側面アンテナLa,Lcを有している。即ち、ケーブル1に内挿された情報記憶素子部に識別情報を送信するためのアンテナを、ケーブル1の周方向に沿って3個配置している。底面アンテナLb及び側面アンテナLa,Lcの各アンテナは、矩形状の複数の窓部13を有している。
【0018】
図2は情報書き込み装置及び情報記憶素子部の回路構成を示す図である。図2に示す情報書き込み装置11は、識別情報入力部15、変調器17、交流電源Vaと、スイッチS1と、アンテナコイルLと、アンテナコイルLに並列に接続された共振用コンデンサCrと、抵抗Riとで構成されている。アンテナコイルLは、底面アンテナLbと側面アンテナLa,Lcとを合成したものである。
【0019】
識別情報入力部15は、ケーブル1を識別するための識別情報を入力する。変調器17は、識別情報入力部15で入力された識別情報をキャリア信号により例えば振幅変調(AM)し、得られた変調キャリア信号をスイッチS1に出力する。アンテナコイルLは、スイッチS1をオンすると、交流電源Vaからの電力を受けて、強い高周波信号(例えば125kHz又は13.56MHz)の電磁界を発生するとともに、高周波信号に変調器17からの変調キャリア信号を付加してケーブル1に向けて放射する。
【0020】
図3は第1の実施の形態に係るケーブルの構造を示す図である。図3(a)は概略構成図、図3(b)は断面図、図3(c)はケーブル内における情報記憶素子部を複数個配置したテープの位置を示す断面図、図3(d)はケーブル内における情報記憶素子部を複数個配置したテープを示す斜視図である。
【0021】
図3に示すケーブルは、信号ケーブルであり、この信号ケーブルにおいて、絶縁心線21は、複数の軟銅線を撚り合わせて導体とし、この導体上にポリエチレンなどからなる絶縁体22を被覆したものである。絶縁体22が被覆された絶縁心線1の2本を1対とし、3対ないし20対の絶縁心線がポリプロピレンヤーンなどの介在物23を介して集合されている。この集合体内には2条の警報線31が同時に集合されている。この警報線31は、導体上にポリエチレンなどからなる絶縁体を被覆し、この絶縁体に穴開け加工を施したもので、ケーブル内に万一水が浸入した時にこれを検知して警報を発するものである。
【0022】
この集合体上には、1枚以上、好ましくは2枚以上の耐電圧特性の良い耐雷補強テープ(ポリエステルテープ)が重ね巻きで巻回されてなる耐雷補強層24が設けられている。この耐雷補強層24上には1本の接地線25が縦添え状に設けられている。この接地線25は、すずめっき平編銅線からなり、内部シース26と電気的に導通しており、内部シース26に流れる誘導電流等を逃がし、且つ内部シース26の接地処理を簡便に行なうものである。
【0023】
耐雷補強層24上には、接地線25をも包囲するように内部シース26が被覆されており、この内部シース26は、アルミニウムからなるアルミテープやポリエチレンを縦添えしたものである。この内部シース26上には、ナイロンテープなどの押え巻27が巻回され、この押え巻27上には、厚み0.1mm程度の軟質ステンレス鋼帯(ステンレステープ)を鋼帯の幅の約1/3の隙間を保って2層に巻回してなるがい装28が設けられている。このがい装28は、ケーブルコアの機械的な保護や防鼠を目的としたものである。がい装28上には、ナイロンテープなどからなる押え巻29が設けられ、この押え巻29上には、可塑化ポリ塩化ビニルなどからなる外部シース30が設けられている。
【0024】
また、図3(c)及び図3(d)に示すように、がい装28上には、ケーブルの長手方向に沿ってテープ40が設けられており、このテープ40には、略一定間隔毎に、情報記憶素子部41(41a〜41n、図では41a〜41fまでを示した。)が設けられている。即ち、情報記憶素子部41を複数個配置した1本のテープ40をステンレステープからなるがい装28の直上に縦添えしたものである。情報記憶素子部41には、ケーブル自身の識別情報(品名、サイズ、布設年、回線名等)が格納されるようになっており、情報記憶素子部41毎に同一又は異なった識別情報が格納されるようになっている。なお、情報記憶素子部に格納される情報は、非接触で外部の情報書き込み装置から無線で伝達される情報である。
【0025】
前記テープ40は、厚み50μmのポリプロピレンテープからなり、図2(a)に示すように、幅dが約30mmであり、厚みtが300μmである。情報記憶素子部41は、図5(a)に示すように、前記識別情報を記憶したメモリ(図示せず)を有する集積回路チップ(以下、ICチップと称する。)43と、このICチップ43を取り囲むように配置された円環状のアンテナコイル42と、このアンテナコイル42とICチップ43とを接続した電極パターン42aと有し、これらの素子は、図5(c)に示すように、ポリエステルからなる保護層44で被覆されている。ICチップ43は、例えば縦1mmで横1mmの正方形をなし、アンテナコイル42は、銅線からなり、内径D1が約10mmであり、外径D2が約15mmである。保護層44は、厚みが約100μmであり、幅D3が約20mmである。
【0026】
また、情報記憶素子部41は、図2に示すように、アンテナコイル42と、アンテナコイル42に並列に接続された共振用コンデンサC1と、整流用ダイオードD1と、平滑用コンデンサC2と、図示しないメモリを有するICチップ43とで構成されている。
【0027】
次に、このように構成された第1の実施の形態に係る情報書き込み装置による情報記憶素子部41への情報の書き込み処理を図1及び図2を参照しながら説明する。
【0028】
まず、ドラム3が回転して、ドラム3からケーブル1が繰り出されてくると、ケーブル1が情報書き込み装置11を通過する。このとき、ケーブル1は、底面アンテナLbと側面アンテナLa,Lcとで形成される領域内を通過する。
【0029】
一方、書き込み装置11において、識別情報入力部15がケーブル1を識別するための識別情報を入力し、変調器17が識別情報をキャリア信号により振幅変調し、得られた変調キャリア信号をスイッチS1に出力する。底面アンテナLbと側面アンテナLaと側面アンテナLcの各アンテナは、スイッチS1をオンすると、交流電源Vaからの電力を受けて、高周波信号の電磁界を発生するとともに、高周波信号に変調器17からの変調キャリア信号を付加してケーブル1に向けて放射する。
【0030】
このため、底面アンテナLbから放射された磁界Hbと側面アンテナLaから放射された磁界Haと側面アンテナLcから放射された磁界Hcとの合成磁界が、情報記憶素子部41のアンテナコイル42を突き抜ける。このため、情報書き込み装置11のアンテナLa〜Lcと情報記憶素子部41のアンテナコイル42との相互インダクタンスによって、情報記憶素子部41のアンテナコイル42に電圧が発生する。
【0031】
このとき、情報記憶素子部41のアンテナコイル42とコンデンサC1との並列共振回路は、情報書き込み装置11の送信周波数に共振するように調整されているので、並列共振回路の電圧は大きくなる。この電圧は、変調キャリア信号を付加した高周波信号による電圧である。この電圧の内の高周波信号による電圧は、整流用ダイオードD1及び平滑用コンデンサC2で整流平滑されて、ICチップ43の電力として供給される。即ち、ICチップ43が動作する。また、前記電圧の内の変調キャリア信号による電圧は、整流用ダイオードD1及び平滑用コンデンサC2で整流平滑されることによりキャリア信号が除去されて、識別情報のみとなり、この識別情報は、ICチップ43内のメモリに書き込まれる。
【0032】
この場合、前記合成磁界は、1つのアンテナ(例えば底面アンテナLb)から放射される磁界よりも大きいので、情報記憶素子部41がケーブル1の周方向のいずれの位置に配置されていても、情報記憶素子部41のアンテナコイル42に、より大きな電圧が発生する。このため、ICチップ43が動作して、識別情報をICチップ43内のメモリに容易且つ正確に書き込むことができる。
【0033】
また、ケーブル1には、情報記憶素子部41を複数個配置した1本のテープ40をがい装28の直上に縦添えしているので、ケーブル1が繰り出されていくに従って、情報書き込み装置11により、情報記憶素子部41毎に同一又は異なった識別情報を書き込むことができる。
【0034】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態に係る情報書き込み装置について説明する。図6は第2の実施の形態に係る情報書き込み装置を示す構成図である。図6に示す情報書き込み装置11aは、図1に示す情報書き込み装置11に対して、底面アンテナLbと側面アンテナLa,Lcと上面アンテナLdとからなる4面タイプのアンテナがケーブル1を取り囲む如く配置されている点が異なる。即ち、情報記憶素子部41に識別情報を送信するためのアンテナが、ケーブル1を取り囲む如く矩形状で閉ループ状に形成されている。
【0035】
なお、図6に示すその他の構成は、図1に示す構成と同一構成であるので、その説明は省略する。
【0036】
このように構成された情報書き込み装置11aによれば、各アンテナLa,Lb,Lc,Ldから放射された各磁界Ha,Hb,Hc,Hdを合成した合成磁界Htは、1つのアンテナ(例えば底面アンテナLb)から放射される磁界よりも大きいので、情報記憶素子部41がケーブル1の周方向のいずれの位置に配置されていても、情報記憶素子部41のアンテナコイル42に、より大きな電圧が発生する。このため、ICチップ43が動作して、識別情報をICチップ43内のメモリに容易且つ正確に書き込むことができる。また、4面タイプのアンテナを用いているので、図1に示す3面タイプのアンテナよりも、情報記憶素子部41の受信感度が良くなる。
【0037】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態に係る情報書き込み装置について説明する。図7は第3の実施の形態に係る情報書き込み装置を示す構成図である。図7に示す情報書き込み装置11bは、図1に示す情報書き込み装置11に対して、同心円上に配置された環状アンテナLaと環状アンテナLaより大径の環状アンテナLbと環状アンテナLbより大径の環状アンテナLcとが穴部19を貫通したケーブル1を取り囲む如く配置されている点が異なる。即ち、情報記憶素子部41に識別情報を送信するためのアンテナが、ケーブル1を取り囲む如く円環状で閉ループ状に形成されている。
【0038】
なお、図7に示すその他の構成は、図1に示す構成と同一構成であるので、その説明は省略する。
【0039】
このように構成された情報書き込み装置11bによれば、各アンテナLa,Lb,Lcが環状に形成され且つ各アンテナLa,Lb,Lcから放射された各磁界Ha,Hb,Hcを合成した合成磁界Htは、かなり大きくなるので、情報記憶素子部41がケーブル1の周方向のいずれの位置に配置されていても、情報記憶素子部41のアンテナコイル42に、より大きな電圧が発生する。このため、ICチップ43が動作して、識別情報をICチップ43内のメモリに容易且つ正確に書き込むことができる。また、環状アンテナを用いているので、図1に示す3面タイプのアンテナよりも、情報記憶素子部41の受信感度が良くなる。
【0040】
なお、本発明は前述した第1乃至第3の実施の形態に係る情報書き込み装置に限定されるものではない。第1の実施の形態に係る情報書き込み装置では、3面タイプのアンテナを例示したが、例えば、2面タイプのアンテナ、例えば略直交して配置された側面アンテナLa及び底面アンテナLbの2面タイプのアンテナ、あるいは、例えば略対向して配置された側面アンテナLa及び側面アンテナLcの2面タイプのアンテナでも、前記合成磁界が得られるので、情報記憶素子部41がケーブル1の周方向のいずれの位置に配置されていても、識別情報をICチップ43内のメモリに容易且つ正確に書き込むことができる。
【0041】
また、第3の実施の形態では、3つの環状アンテナLa,Lb,Lcを設けたが、例えば1つの環状アンテナLaのみを設けても良い。環状アンテナはケーブル1の周方向の全ての方向に対して磁界を発生するので、情報記憶素子部41がケーブル1の周方向のいずれの位置に配置されていても、識別情報をICチップ43内のメモリに容易且つ正確に書き込むことができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、情報記憶素子部に識別情報を送信するためのアンテナをケーブルの周方向に沿って複数個配置したり、あるいは、アンテナをケーブルを取り囲む如く閉ループ状に形成したので、記憶素子部に容易且つ正確に識別情報を書き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る情報書き込み装置を示す構成図である。
【図2】書き込む情報書き込み装置及び情報記憶素子部の回路構成を示す図である。
【図3】第1の実施の形態に係るケーブルの構造を示す図である。
【図4】ケーブル内の情報記憶素子部を複数個配置したテープを示す図である。
【図5】ケーブル内の情報記憶素子部の詳細な構成を示す図である。
【図6】第2の実施の形態に係る情報書き込み装置を示す構成図である。
【図7】第3の実施の形態に係る情報書き込み装置を示す構成図である。
【図8】従来のケーブルの識別方法の一例を示す構成図である。
【図9】従来の無線タグの一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ケーブル
3 ドラム
5 支持装置
7 固定台
8 支柱
11 ライタ
La〜Lc アンテナコイル
13 窓部
15 識別情報部
17 変調器
19 穴部
21 絶縁心線
22 絶縁体
23 介在物
24 耐雷補強層
25 接地線
26 内部シース
27 押え巻
28 がい装
29 押え巻
30 外部シース
31 警報線
40 テープ
41a〜41i 情報記憶素子部
42 アンテナコイル
43 ICチップ
44 保護層

Claims (4)

  1. 回転体に巻回されたケーブルを繰り出した際に、前記ケーブルに内挿された情報記憶素子部に前記ケーブルを識別するための識別情報を書き込む情報書き込み装置であって、前記情報記憶素子部に前記識別情報を送信するためのアンテナを、前記ケーブルの周方向に沿って複数個配置したことを特徴とする情報書き込み装置。
  2. 回転体に巻回されたケーブルを繰り出した際に、前記ケーブルに内挿された情報記憶素子部に前記ケーブルを識別するための識別情報を書き込む情報書き込み装置であって、前記情報記憶素子部に前記識別情報を送信するためのアンテナを、前記ケーブルを取り囲む如く閉ループ状に形成したことを特徴とする情報書き込み装置。
  3. 前記ケーブルには、前記情報記憶素子部を連続して配設したテープ又は紐がケーブル長手方向に沿って配設されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報書き込み装置。
  4. 前記アンテナは、円環状又は矩形状に形成されてなることを特徴とする請求項2記載の情報書き込み装置。
JP2002306036A 2002-10-21 2002-10-21 情報書き込み装置 Pending JP2004146070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002306036A JP2004146070A (ja) 2002-10-21 2002-10-21 情報書き込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002306036A JP2004146070A (ja) 2002-10-21 2002-10-21 情報書き込み装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004146070A true JP2004146070A (ja) 2004-05-20

Family

ID=32452948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002306036A Pending JP2004146070A (ja) 2002-10-21 2002-10-21 情報書き込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004146070A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005006318A1 (de) * 2005-02-11 2006-08-17 Deutsche Telekom Ag Eindeutige Markierung von Glasfasern
JP2007265667A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電線管理システムおよび電線管理方法
JP2012049610A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Hitachi Cable Ltd Rfid読み取り装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005006318A1 (de) * 2005-02-11 2006-08-17 Deutsche Telekom Ag Eindeutige Markierung von Glasfasern
JP2007265667A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電線管理システムおよび電線管理方法
JP2012049610A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Hitachi Cable Ltd Rfid読み取り装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5592150A (en) Air coil and method of making the same
US9038670B2 (en) Polymer tube comprising an identification sensor, as its manufacturing process
US20040244865A1 (en) Smart label
JP2004146068A (ja) 情報記憶素子を備えた連長体及びケーブル
CA2581186A1 (en) Cable, method for producing a cable and method for locating a cable
JP2002319009A (ja) Rfidタグ構造及びrfidタグの電磁結合器
US8023786B2 (en) Cable
US20180196971A1 (en) Card reader
KR20030044842A (ko) 루프 안테나와 루프 안테나 시스템 및 무선 통신 시스템
JP5195143B2 (ja) アンテナ
US8487181B2 (en) Cable with embedded information carrier unit
JP5687154B2 (ja) Rfidタグ及びrfidシステム
JP3607217B2 (ja) データキャリア構造及びその製造方法
JP2004146070A (ja) 情報書き込み装置
CN104021404B (zh) 一种近场使用的射频识别系统
JP2016127603A (ja) フレキシブルrfidアンテナ
JP2011010382A (ja) Icタグケーブル用芯線、icタグケーブル、icタグケーブルの位置検出システム及び検出方法
JP2000293655A (ja) 物品の識別用タグ及びこれを用いた物品の識別装置
JP2010122753A (ja) 金属対応センサ及び管理システム
AU5436500A (en) A tag for electronic article identification, a method for encoding an identity code into such a tag, and an apparatus for the identification thereof
CN108921270A (zh) 一种电子标识器和地下管线
JP4698148B2 (ja) ケーブル及びrfid連長体
JP7508314B2 (ja) 通信システム
JP2004362342A (ja) 非接触式電子タグ
KR20180028284A (ko) 복수의 와이어 패턴을 이용한 nfc 안테나 모듈

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090106